JPH05293381A - 亜酸化窒素分解用触媒 - Google Patents
亜酸化窒素分解用触媒Info
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- JPH05293381A JPH05293381A JP4099706A JP9970692A JPH05293381A JP H05293381 A JPH05293381 A JP H05293381A JP 4099706 A JP4099706 A JP 4099706A JP 9970692 A JP9970692 A JP 9970692A JP H05293381 A JPH05293381 A JP H05293381A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02C—CAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
- Y02C20/00—Capture or disposal of greenhouse gases
- Y02C20/10—Capture or disposal of greenhouse gases of nitrous oxide (N2O)
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 N2 Oを効率よく分解することを可能とす
る。 【構成】 Si/Alのモル比が10以上のモルデナイ
トに、イリジウム,ロジウム又はルテニウムを担持させ
たことを特徴としている。
る。 【構成】 Si/Alのモル比が10以上のモルデナイ
トに、イリジウム,ロジウム又はルテニウムを担持させ
たことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、亜酸化窒素を接触分解
する亜酸化窒素分解用触媒に関するものである。
する亜酸化窒素分解用触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、人工的に排出される二酸化炭素
(CO2 )などの温室効果による気候の温暖化や、フロ
ンなどの安定化合物によるオゾン層の破壊等、地球レベ
ルでの環境破壊が問題となっている。特にオゾン層の破
壊は、地表面に到達する紫外線を増加させ、皮膚ガンな
どを多発させ人類の健康に重大な影響を与えると言われ
ている。
(CO2 )などの温室効果による気候の温暖化や、フロ
ンなどの安定化合物によるオゾン層の破壊等、地球レベ
ルでの環境破壊が問題となっている。特にオゾン層の破
壊は、地表面に到達する紫外線を増加させ、皮膚ガンな
どを多発させ人類の健康に重大な影響を与えると言われ
ている。
【0003】オゾン層の破壊を引き起こす物質として、
従来は人工的に合成された各種フロンが主体であると考
えられており、ボイラなどの各種燃焼装置から排出され
るガスなどに含まれる亜酸化窒素(N2 O)はそれ程注
目されていなかった。だが、N2 Oの増加量が近年にな
って上昇傾向にあり、しかも、最近の調査では、N2 O
は成層圏へ拡散してオゾン層を破壊すると共に、温室効
果の寄与も大きいことが明らかになり、地球環境問題の
一つとしてクローズアップされつつある。
従来は人工的に合成された各種フロンが主体であると考
えられており、ボイラなどの各種燃焼装置から排出され
るガスなどに含まれる亜酸化窒素(N2 O)はそれ程注
目されていなかった。だが、N2 Oの増加量が近年にな
って上昇傾向にあり、しかも、最近の調査では、N2 O
は成層圏へ拡散してオゾン層を破壊すると共に、温室効
果の寄与も大きいことが明らかになり、地球環境問題の
一つとしてクローズアップされつつある。
【0004】特に、加圧流動層ボイラや低温燃焼により
排出されるガスには、他のボイラに比べN2 Oが多く含
まれる。ボイラなどから排出されるN2 Oの除去技術と
しては、燃焼方式の改良によるN2 O発生の低減、
プラズマ照射によるN2 Oの分解、触媒によるN2 O
の除去などが考えられる。しかし、及びは高温材
料、熱効率、コストなどの面で実用化に問題がある。
は触媒によるN2 Oの除去が可能になれば、比較的実用
性が高いと考えられるが、現在多くの発電プラントに適
用されている触媒ではN2 Oは除去できないことが確認
されている。
排出されるガスには、他のボイラに比べN2 Oが多く含
まれる。ボイラなどから排出されるN2 Oの除去技術と
しては、燃焼方式の改良によるN2 O発生の低減、
プラズマ照射によるN2 Oの分解、触媒によるN2 O
の除去などが考えられる。しかし、及びは高温材
料、熱効率、コストなどの面で実用化に問題がある。
は触媒によるN2 Oの除去が可能になれば、比較的実用
性が高いと考えられるが、現在多くの発電プラントに適
用されている触媒ではN2 Oは除去できないことが確認
されている。
【0005】このため、新触媒の開発が必要になり、例
えば、Si/Alのモル比が10以上のモルデナイト、
又は鉄置換型モルデナイトを触媒として使用しN2 Oを
還元除去することが提案されている(特開平 2-68120号
公報等)。
えば、Si/Alのモル比が10以上のモルデナイト、
又は鉄置換型モルデナイトを触媒として使用しN2 Oを
還元除去することが提案されている(特開平 2-68120号
公報等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
モルデナイトを触媒としてN2 Oを直接分解する場合に
は、例えばN2 O除去率を80%以上にしようとすると、
反応温度を 600℃以上にしなければならず効率が悪い。
モルデナイトを触媒としてN2 Oを直接分解する場合に
は、例えばN2 O除去率を80%以上にしようとすると、
反応温度を 600℃以上にしなければならず効率が悪い。
【0007】そこで、本発明は、このような事情を考慮
してなされたものであり、その目的は、N2 Oを効率よ
く直接分解することを可能にする亜酸化窒素分解用触媒
を提供することにある。
してなされたものであり、その目的は、N2 Oを効率よ
く直接分解することを可能にする亜酸化窒素分解用触媒
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、亜酸化窒
素(N2 O)を効率よく分解するための触媒を得るため
に種々の研究開発を行った結果、モルデナイト系の触媒
に着目し、本発明を完成するに至ったのであり、本発明
の亜酸化窒素分解用触媒は、Si/Alのモル比が10
以上のモルデナイトに、イリジウム,ロジウム又はルテ
ニウムを担持させたものである。
素(N2 O)を効率よく分解するための触媒を得るため
に種々の研究開発を行った結果、モルデナイト系の触媒
に着目し、本発明を完成するに至ったのであり、本発明
の亜酸化窒素分解用触媒は、Si/Alのモル比が10
以上のモルデナイトに、イリジウム,ロジウム又はルテ
ニウムを担持させたものである。
【0009】すなわち、種々の触媒(現在多くの発電プ
ラントに適用されているアンモニア還元触媒(SC
R),チタニア担持貴金属系触媒,モルデナイト系触媒
等)を用いてN2 Oを分解する実験を行った結果、モル
デナイト系触媒が有用であることが確かめられモルデナ
イト系の触媒に着目した。そして、モルデナイトにコバ
ルト(Co),銅(Cu)等の遷移元素をイオン交換等
によって調整し、これらの触媒のN2 O分解活性につい
て調べた結果、モルデナイトCo系触媒又はモルデナイ
トCu系触媒が従来のモルデナイト又はモルデナイト鉄
系触媒より低温度で活性があることが分り、さらに研究
開発を行った。その結果、イリジウム,ロジウム又はル
テニウムをイオン交換等によって調整することにより、
モルデナイトCo系触媒よりさらに低温度で活性がある
モルデナイト系触媒が得られることを知見したのであ
る。
ラントに適用されているアンモニア還元触媒(SC
R),チタニア担持貴金属系触媒,モルデナイト系触媒
等)を用いてN2 Oを分解する実験を行った結果、モル
デナイト系触媒が有用であることが確かめられモルデナ
イト系の触媒に着目した。そして、モルデナイトにコバ
ルト(Co),銅(Cu)等の遷移元素をイオン交換等
によって調整し、これらの触媒のN2 O分解活性につい
て調べた結果、モルデナイトCo系触媒又はモルデナイ
トCu系触媒が従来のモルデナイト又はモルデナイト鉄
系触媒より低温度で活性があることが分り、さらに研究
開発を行った。その結果、イリジウム,ロジウム又はル
テニウムをイオン交換等によって調整することにより、
モルデナイトCo系触媒よりさらに低温度で活性がある
モルデナイト系触媒が得られることを知見したのであ
る。
【0010】本発明においてモルデナイトとしては、化
学式Na8 Al8 Si40O96・24H2 Oのものなどが
あり、そのSi/Alのモル比は10以上にする必要が
あり、そのモル比が小さいと耐熱性に劣る。
学式Na8 Al8 Si40O96・24H2 Oのものなどが
あり、そのSi/Alのモル比は10以上にする必要が
あり、そのモル比が小さいと耐熱性に劣る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0012】モルデナイト(Si/Alモル比:15.2)
にイリジウム(Ir),ロジウム(Rh)又はルテニウ
ム(Ru)をイオン交換させて、モルデナイトIr触
媒,モルデナイトRh触媒又はモルデナイトRu触媒を
調整した。この調整は、金属酸化物10%水溶液を 100g
作成し、これにモルデナイトを30g 加え、80℃で保温し
ながら2日間撹拌する。撹拌後、水洗、ろ過し、これを
110℃で 1hr乾燥した後、 350℃で 1hrの焼成を行っ
た。
にイリジウム(Ir),ロジウム(Rh)又はルテニウ
ム(Ru)をイオン交換させて、モルデナイトIr触
媒,モルデナイトRh触媒又はモルデナイトRu触媒を
調整した。この調整は、金属酸化物10%水溶液を 100g
作成し、これにモルデナイトを30g 加え、80℃で保温し
ながら2日間撹拌する。撹拌後、水洗、ろ過し、これを
110℃で 1hr乾燥した後、 350℃で 1hrの焼成を行っ
た。
【0013】このように調整した触媒のN2 O分解活性
について調べ、その結果を図1に示す。なお、比較のた
めに上述とほぼ同様にCo,Fe,Cuをイオン交換さ
せたモルデナイトCo触媒,モルデナイトFe触媒又は
モルデナイトCu触媒についてもそのN2 O分解活性を
調べた。
について調べ、その結果を図1に示す。なお、比較のた
めに上述とほぼ同様にCo,Fe,Cuをイオン交換さ
せたモルデナイトCo触媒,モルデナイトFe触媒又は
モルデナイトCu触媒についてもそのN2 O分解活性を
調べた。
【0014】N2 O分解活性は次のようにして調べた。
【0015】電気炉により温度調節可能な内径 4mmの石
英ガラス製反応管に、秤量した触媒を充填して触媒層を
形成した。そして、N2 O 1%−Heバランスのガスを
オートサンプラーより反応管にキャリアーガスと共に30
ml/minで流し、その反応温度を 200〜800 ℃に維持し
た。このときの反応管にガスを導入させるバイパスライ
ンのN2 Oピーク面積、すなわち触媒層入口N2 O濃度
と、触媒層接触後のガスをガスクロマトグラフィーで分
析してこのN2 Oピーク面積の比とによりN2 Oの除去
率を求めた。図中、AはモルデナイトIr触媒、Bはモ
ルデナイトRh触媒、CはモルデナイトRu触媒、Dは
モルデナイトCo触媒、EはモルデナイトFe触媒、F
はモルデナイトCu触媒をそれぞれ示す。
英ガラス製反応管に、秤量した触媒を充填して触媒層を
形成した。そして、N2 O 1%−Heバランスのガスを
オートサンプラーより反応管にキャリアーガスと共に30
ml/minで流し、その反応温度を 200〜800 ℃に維持し
た。このときの反応管にガスを導入させるバイパスライ
ンのN2 Oピーク面積、すなわち触媒層入口N2 O濃度
と、触媒層接触後のガスをガスクロマトグラフィーで分
析してこのN2 Oピーク面積の比とによりN2 Oの除去
率を求めた。図中、AはモルデナイトIr触媒、Bはモ
ルデナイトRh触媒、CはモルデナイトRu触媒、Dは
モルデナイトCo触媒、EはモルデナイトFe触媒、F
はモルデナイトCu触媒をそれぞれ示す。
【0016】図1に示される結果からも明らかな通り、
本発明のモルデナイトIr触媒,モルデナイトRh触媒
及びモルデナイトRu触媒は、モルデナイトCo触媒,
モルデナイトFe触媒及びモルデナイトCu触媒よりも
低温度でN2 Oを直接分解することができ、特にモルデ
ナイトRu触媒は、先に着目したモルデナイトCo触媒
より約 100℃も低温度でN2 O除去を行える。
本発明のモルデナイトIr触媒,モルデナイトRh触媒
及びモルデナイトRu触媒は、モルデナイトCo触媒,
モルデナイトFe触媒及びモルデナイトCu触媒よりも
低温度でN2 Oを直接分解することができ、特にモルデ
ナイトRu触媒は、先に着目したモルデナイトCo触媒
より約 100℃も低温度でN2 O除去を行える。
【0017】したがって、Si/Alのモル比が10以
上のモルデナイトに、イリジウム,ロジウム又はルテニ
ウムを担持させることにより、N2 Oを従来より効率よ
く直接分解することができる亜酸化窒素分解用触媒が得
られることになる。
上のモルデナイトに、イリジウム,ロジウム又はルテニ
ウムを担持させることにより、N2 Oを従来より効率よ
く直接分解することができる亜酸化窒素分解用触媒が得
られることになる。
【0018】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、Si/A
lのモル比が10以上のモルデナイトに、イリジウム,
ロジウム又はルテニウムを担持させたので、N2 Oを効
率よく直接分解することができるという優れた効果を発
揮する。
lのモル比が10以上のモルデナイトに、イリジウム,
ロジウム又はルテニウムを担持させたので、N2 Oを効
率よく直接分解することができるという優れた効果を発
揮する。
【図1】ガス温度とN2 O除去率との関係を示す図であ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星 久美子 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 Si/Alのモル比が10以上のモルデ
ナイトにイリジウムを担持させたことを特徴とする亜酸
化窒素分解用触媒。 - 【請求項2】 Si/Alのモル比が10以上のモルデ
ナイトにロジウムを担持させたことを特徴とする亜酸化
窒素分解用触媒。 - 【請求項3】 Si/Alのモル比が10以上のモルデ
ナイトにルテニウムを担持させたことを特徴とする亜酸
化窒素分解用触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4099706A JPH05293381A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 亜酸化窒素分解用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4099706A JPH05293381A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 亜酸化窒素分解用触媒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293381A true JPH05293381A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14254512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4099706A Pending JPH05293381A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 亜酸化窒素分解用触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05293381A (ja) |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP4099706A patent/JPH05293381A/ja active Pending
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