JPH05285571A - パンチング加工機のワークテーブル装置 - Google Patents
パンチング加工機のワークテーブル装置Info
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- JPH05285571A JPH05285571A JP9505192A JP9505192A JPH05285571A JP H05285571 A JPH05285571 A JP H05285571A JP 9505192 A JP9505192 A JP 9505192A JP 9505192 A JP9505192 A JP 9505192A JP H05285571 A JPH05285571 A JP H05285571A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】クランプによる傷をなくすと共に加工時におけ
るデッドゾーンをなくし、且つ、移動時にすり傷をつけ
たり騒音を発することないパンチング加工機のワークテ
ーブル装置を提供する。 【構成】加工板材Wはワーク支持ベルト35上に設けら
れているワーククランプ95,97により保持されてお
り、加工板材Wとワーク支持ベルト35は一体で往復動
する。このため、移動時にフリーベアリング等に接触す
ることがないため、加工板材Wに擦り傷等が付くことが
ないし、摩擦によって騒音を発生することがない。ワー
ククランプ95,97は前後から加工板材Wを挟んで保
持するため、加工板材Wのクランプ位置に傷を付けるこ
とがない。また、ワーククランプ95,97が下部金型
加工ヘッド19と干渉する領域に進入すると、ワーク支
持ベルト35はワーククランプ95,97と共に下方へ
迂回する。
るデッドゾーンをなくし、且つ、移動時にすり傷をつけ
たり騒音を発することないパンチング加工機のワークテ
ーブル装置を提供する。 【構成】加工板材Wはワーク支持ベルト35上に設けら
れているワーククランプ95,97により保持されてお
り、加工板材Wとワーク支持ベルト35は一体で往復動
する。このため、移動時にフリーベアリング等に接触す
ることがないため、加工板材Wに擦り傷等が付くことが
ないし、摩擦によって騒音を発生することがない。ワー
ククランプ95,97は前後から加工板材Wを挟んで保
持するため、加工板材Wのクランプ位置に傷を付けるこ
とがない。また、ワーククランプ95,97が下部金型
加工ヘッド19と干渉する領域に進入すると、ワーク支
持ベルト35はワーククランプ95,97と共に下方へ
迂回する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパンチング加工機のワ
ークテーブル装置に係り、特に加工板材を一つの座標軸
方向に移動可能に支持するパンチング加工機のワークテ
ーブル装置に関するものである。
ークテーブル装置に係り、特に加工板材を一つの座標軸
方向に移動可能に支持するパンチング加工機のワークテ
ーブル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチング加工機には、上部金型
と下部金型とによるプレス加工部の如き板材加工部に対
して、ワークキャリッジ等に装備されたワーククランプ
によって保持された加工板材をワークパスラインに沿っ
てワーク搬入方向へ移動位置決めすることにより、加工
板材の所定位置に加工を施すよう構成された被加工物移
動式のものが一般によく知られている。
と下部金型とによるプレス加工部の如き板材加工部に対
して、ワークキャリッジ等に装備されたワーククランプ
によって保持された加工板材をワークパスラインに沿っ
てワーク搬入方向へ移動位置決めすることにより、加工
板材の所定位置に加工を施すよう構成された被加工物移
動式のものが一般によく知られている。
【0003】この種のパンチング加工機においては、ワ
ークテーブル装置は加工板材をワークパスライン高さ位
置にてワーク搬入方向に移動可能に支持するよう構成さ
れ、このワークテーブル装置は、多くの場合、テーブル
部材と板材加工部との干渉防止のために、全部或いはタ
レットパンチプレスにおけるセンタテーブルの如く、一
部が固定テーブルとして構成され、固定テーブルにおい
ては、ワークパスラインに沿って延在するワークテーブ
ル面にて加工板材をフリーベアリング等により滑動可能
に支持するように構成されている。
ークテーブル装置は加工板材をワークパスライン高さ位
置にてワーク搬入方向に移動可能に支持するよう構成さ
れ、このワークテーブル装置は、多くの場合、テーブル
部材と板材加工部との干渉防止のために、全部或いはタ
レットパンチプレスにおけるセンタテーブルの如く、一
部が固定テーブルとして構成され、固定テーブルにおい
ては、ワークパスラインに沿って延在するワークテーブ
ル面にて加工板材をフリーベアリング等により滑動可能
に支持するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、加工板材はワークキャリッ
ジのワーククランプによってクランプされて移動するた
め、ワークキャリッジやクランプ等の装置のコストがか
かる。そして、全体が重くなって移動速度が遅くなり追
従が悪くなる。また、ワーククランプによってクランプ
されているため、クランプ箇所において傷がついたり、
加工時に加工できない、いわゆるデッドゾーンが発生す
る。
うな従来の技術にあっては、加工板材はワークキャリッ
ジのワーククランプによってクランプされて移動するた
め、ワークキャリッジやクランプ等の装置のコストがか
かる。そして、全体が重くなって移動速度が遅くなり追
従が悪くなる。また、ワーククランプによってクランプ
されているため、クランプ箇所において傷がついたり、
加工時に加工できない、いわゆるデッドゾーンが発生す
る。
【0005】さらに、加工板材の支持がフリーベアリン
グ等によるポイントサポートにより行われることにな
り、フリーベアリング上を加工板材が滑動する際に、加
工板材にすり傷が生じたり、また、滑動時に騒音を生じ
るという問題がある。
グ等によるポイントサポートにより行われることにな
り、フリーベアリング上を加工板材が滑動する際に、加
工板材にすり傷が生じたり、また、滑動時に騒音を生じ
るという問題がある。
【0006】この発明の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、クランプによる傷をな
くすと共に加工時におけるデッドゾーンをなくし、且
つ、移動時にすり傷をつけたり騒音を発することないパ
ンチング加工機のワークテーブル装置を提供することに
ある。
に着目してなされたものであり、クランプによる傷をな
くすと共に加工時におけるデッドゾーンをなくし、且
つ、移動時にすり傷をつけたり騒音を発することないパ
ンチング加工機のワークテーブル装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパンチン
グ加工機のワークテーブル装置は、上述した目的を達成
するために、ワークパスラインの上下に設けられている
加工ヘッドをワーク搬入方向に対して直角方向へ移動位
置決めし、水平状態に保持された加工板材をワーク搬入
方向へ移動位置決めして加工を行うパンチング加工機で
あって、ワーク搬入方向に対して直角方向へ所定幅を有
する複数のワーク支持ベルトを往復動自在に設け、この
ワーク支持ベルトには加工板材を保持するためのワーク
クランプを設けたものである。
グ加工機のワークテーブル装置は、上述した目的を達成
するために、ワークパスラインの上下に設けられている
加工ヘッドをワーク搬入方向に対して直角方向へ移動位
置決めし、水平状態に保持された加工板材をワーク搬入
方向へ移動位置決めして加工を行うパンチング加工機で
あって、ワーク搬入方向に対して直角方向へ所定幅を有
する複数のワーク支持ベルトを往復動自在に設け、この
ワーク支持ベルトには加工板材を保持するためのワーク
クランプを設けたものである。
【0008】そして、各ワーク支持ベルトが、加工ヘッ
ドと干渉する部分において加工ヘッドを回避すべく各々
別個に下方へ迂回自在に設けられていることが望まし
い。
ドと干渉する部分において加工ヘッドを回避すべく各々
別個に下方へ迂回自在に設けられていることが望まし
い。
【0009】
【作用】この発明に係るパンチング加工機のワークテー
ブル装置によれば、加工板材はワーク支持ベルト上に設
けられているワーククランプにより保持されており、加
工板材とワーク支持ベルトは一体で往復動する。このた
め、従来のように移動時にフリーベアリング等に接触す
ることがないため、加工板材に擦り傷等が付くことがな
いし、摩擦によって騒音を発生することがない。そし
て、ワーククランプは例えば前後から加工板材を挟んで
保持するため、加工板材のクランプ位置に傷を付けるこ
とがない。
ブル装置によれば、加工板材はワーク支持ベルト上に設
けられているワーククランプにより保持されており、加
工板材とワーク支持ベルトは一体で往復動する。このた
め、従来のように移動時にフリーベアリング等に接触す
ることがないため、加工板材に擦り傷等が付くことがな
いし、摩擦によって騒音を発生することがない。そし
て、ワーククランプは例えば前後から加工板材を挟んで
保持するため、加工板材のクランプ位置に傷を付けるこ
とがない。
【0010】また、ワーククランプが加工ヘッドと干渉
する領域に進入すると、ワーク支持ベルトはワーククラ
ンプと共に下方へ迂回するため、加工できないいわゆる
デッドゾーンがなくなる。
する領域に進入すると、ワーク支持ベルトはワーククラ
ンプと共に下方へ迂回するため、加工できないいわゆる
デッドゾーンがなくなる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0012】図6は本発明によるワークテーブル装置を
パンチング加工機に適用した例を示している。パンチン
グ加工機1は、箱形状のベッド部材3を備えており、し
かもこのベッド部材3を跨ぐようにして門型フレーム5
がY軸座標方向へ取付けられている。また、ベッド部材
3内には、門型フレーム5と同一位置にてベッド部材3
をY軸座標方向に横切って延びる下部フレーム7(図2
参照)が設けられている。
パンチング加工機に適用した例を示している。パンチン
グ加工機1は、箱形状のベッド部材3を備えており、し
かもこのベッド部材3を跨ぐようにして門型フレーム5
がY軸座標方向へ取付けられている。また、ベッド部材
3内には、門型フレーム5と同一位置にてベッド部材3
をY軸座標方向に横切って延びる下部フレーム7(図2
参照)が設けられている。
【0013】門型フレーム5の図中手前側にはY軸サー
ボモータ9が取付けられている。Y軸サーボモータ9
は、ベルト式同期駆動装置11により上部ボールネジ1
3と下部ボールネジ15とに同期駆動連結され、上部金
型加工ヘッド17と下部金型加工ヘッド19とをY軸座
標方向へ互いに同期往復駆動するようになっている。す
なわち、上部金型加工ヘッド17は門型フレーム5に設
けられている上リニアガイド21(図2参照)にガイド
されて、また下部金型加工ヘッド19は下部フレーム7
に設けられている下リニアガイド23にガイドされて、
各々Y軸座標方向に同期して往復動する。
ボモータ9が取付けられている。Y軸サーボモータ9
は、ベルト式同期駆動装置11により上部ボールネジ1
3と下部ボールネジ15とに同期駆動連結され、上部金
型加工ヘッド17と下部金型加工ヘッド19とをY軸座
標方向へ互いに同期往復駆動するようになっている。す
なわち、上部金型加工ヘッド17は門型フレーム5に設
けられている上リニアガイド21(図2参照)にガイド
されて、また下部金型加工ヘッド19は下部フレーム7
に設けられている下リニアガイド23にガイドされて、
各々Y軸座標方向に同期して往復動する。
【0014】上部金型加工ヘッド17と下部金型加工ヘ
ッド19は、小型化して他の成形箇所との干渉を回避す
るためシングルステーションとなっており、ワークパス
ラインPLを挟んで上下に対向して設けられて、上部金
型加工ヘッド17は上部金型25を交換可能に支持し、
下部金型加工ヘッド19は下部金型27を交換可能に支
持している。
ッド19は、小型化して他の成形箇所との干渉を回避す
るためシングルステーションとなっており、ワークパス
ラインPLを挟んで上下に対向して設けられて、上部金
型加工ヘッド17は上部金型25を交換可能に支持し、
下部金型加工ヘッド19は下部金型27を交換可能に支
持している。
【0015】上部金型加工ヘッド17及び下部金型加工
ヘッド19には、図示されていないが、加工用の油圧シ
リンダが各々内蔵されている。
ヘッド19には、図示されていないが、加工用の油圧シ
リンダが各々内蔵されている。
【0016】また、ベッド部材3の図中奥にはATCマ
ガジン29が設けられており、門型フレーム5のATC
マガジン29側端部にはインデックスモータ31が設け
られている。従って、ATCマガジン29に貯蔵されて
いる上部金型25と下部金型27は、図示されていない
金型自動交換装置により上部金型加工ヘッド17と下部
金型加工ヘッド19とに交換可能に自動装着されるよう
になっている。
ガジン29が設けられており、門型フレーム5のATC
マガジン29側端部にはインデックスモータ31が設け
られている。従って、ATCマガジン29に貯蔵されて
いる上部金型25と下部金型27は、図示されていない
金型自動交換装置により上部金型加工ヘッド17と下部
金型加工ヘッド19とに交換可能に自動装着されるよう
になっている。
【0017】一方、ベッド部材3の上面は四辺を縁33
によって囲まれた凹部が形成されており、この内部に
は、Y軸座標方向に細分化されて一定幅の多数のワーク
支持ベルト35を有している。また、ベッド部材3の前
側面(図中左側面)にはX軸サーボモータ37が設けら
れている。
によって囲まれた凹部が形成されており、この内部に
は、Y軸座標方向に細分化されて一定幅の多数のワーク
支持ベルト35を有している。また、ベッド部材3の前
側面(図中左側面)にはX軸サーボモータ37が設けら
れている。
【0018】図1および図2を併せて参照するに、ベッ
ド部材3の上面には、加工板材WのY軸座標方向の位置
決めのためのY方向位置決めピン39a,39bが全部
で6個取付けられている。このY方向位置決めピン39
a,39bは、図3に示すように、ベッド部材3に取付
けられている台座41の上端付近で加工板材Wの側端面
に対応する高さ位置にローラ43を軸45により回転自
在に設けたものである。
ド部材3の上面には、加工板材WのY軸座標方向の位置
決めのためのY方向位置決めピン39a,39bが全部
で6個取付けられている。このY方向位置決めピン39
a,39bは、図3に示すように、ベッド部材3に取付
けられている台座41の上端付近で加工板材Wの側端面
に対応する高さ位置にローラ43を軸45により回転自
在に設けたものである。
【0019】すなわち、Y方向位置決めピン39aは、
ワーク支持ベルト35の手前側(図1中下側)で、上部
金型加工ヘッド17等を挟んだ前後(図中左右側)両側
の固定位置に各々2個づつ設けてあり、さらに、ワーク
支持ベルト35の向こう側(図中上側)で、手前側の2
個のY方向位置決めピン39a間の中央位置に対向する
位置にも、Y方向位置決めピン39bが1個づつ設けら
れている。向こう側のY方向位置決めピン39bは、ス
プリングバネ47等により加工板材W側に付勢されるよ
うになっている。これにより、加工板材Wをセットする
時には、常に手前側のY方向位置決めピン39aに当接
するため、Y軸座標方向の位置決めができるし、加工板
材W移動時には、Y方向位置決めピン39aのローラ4
3を回転させながら移動することになる。
ワーク支持ベルト35の手前側(図1中下側)で、上部
金型加工ヘッド17等を挟んだ前後(図中左右側)両側
の固定位置に各々2個づつ設けてあり、さらに、ワーク
支持ベルト35の向こう側(図中上側)で、手前側の2
個のY方向位置決めピン39a間の中央位置に対向する
位置にも、Y方向位置決めピン39bが1個づつ設けら
れている。向こう側のY方向位置決めピン39bは、ス
プリングバネ47等により加工板材W側に付勢されるよ
うになっている。これにより、加工板材Wをセットする
時には、常に手前側のY方向位置決めピン39aに当接
するため、Y軸座標方向の位置決めができるし、加工板
材W移動時には、Y方向位置決めピン39aのローラ4
3を回転させながら移動することになる。
【0020】図2に示すように、ワーク支持ベルト35
は、各々、所定の幅を有する例えばゴム等の可撓性の帯
体によりエンドレス状に構成されている。すなわち、各
ワーク支持ベルト35は、互いに独立して各々8個のプ
ーリ49,51,53,55,57,59,61,63
の間に巡回走行自在に巻回されていて、図示しない伝達
装置を介してX軸サーボモータ37により巡回移動せし
められる。
は、各々、所定の幅を有する例えばゴム等の可撓性の帯
体によりエンドレス状に構成されている。すなわち、各
ワーク支持ベルト35は、互いに独立して各々8個のプ
ーリ49,51,53,55,57,59,61,63
の間に巡回走行自在に巻回されていて、図示しない伝達
装置を介してX軸サーボモータ37により巡回移動せし
められる。
【0021】8個のプーリ49,51,53,55,5
7,59,61,63の内、プーリ55はベッド部材3
の後側(図中右側)下部付近の固定位置に回転自在に取
付けられ、プーリ51,57は、ベッド部材3の前側
(図中左側)及び後側(図中右側)上部において、上下
動流体圧シリンダ装置65へ回転自在に設けられてお
り、プーリ53はベルトテンション維持用流体圧シリン
ダ装置67に回転自在に取付けられている。このベルト
テンション維持用流体圧シリンダ装置67がプーリ53
をX軸座標方向へ移動させることにより、常にワーク支
持ベルト35に所定のテンションを与えるようになって
いる。
7,59,61,63の内、プーリ55はベッド部材3
の後側(図中右側)下部付近の固定位置に回転自在に取
付けられ、プーリ51,57は、ベッド部材3の前側
(図中左側)及び後側(図中右側)上部において、上下
動流体圧シリンダ装置65へ回転自在に設けられてお
り、プーリ53はベルトテンション維持用流体圧シリン
ダ装置67に回転自在に取付けられている。このベルト
テンション維持用流体圧シリンダ装置67がプーリ53
をX軸座標方向へ移動させることにより、常にワーク支
持ベルト35に所定のテンションを与えるようになって
いる。
【0022】また、プーリ49,63、及びプーリ5
9,61は、下部フレーム7の前後両側に、各々ガイド
部材69,71によりX軸座標方向に個別に移動可能に
配置された可動プーリ支持部材73,75により回転自
在に支持されている。
9,61は、下部フレーム7の前後両側に、各々ガイド
部材69,71によりX軸座標方向に個別に移動可能に
配置された可動プーリ支持部材73,75により回転自
在に支持されている。
【0023】各ワーク支持ベルト35は、プーリ49,
51間、及びプーリ57,59間においてはパスライン
PLに沿ってX軸座標方向に水平に延びており、この領
域において加工板材Wを支持することになる。ここで、
ワーク支持ベルト35のプーリ49,51間の領域をフ
ロント側ワーク支持部77と、また、プーリ57,59
間の領域をリヤ側ワーク支持部79ということにする。
51間、及びプーリ57,59間においてはパスライン
PLに沿ってX軸座標方向に水平に延びており、この領
域において加工板材Wを支持することになる。ここで、
ワーク支持ベルト35のプーリ49,51間の領域をフ
ロント側ワーク支持部77と、また、プーリ57,59
間の領域をリヤ側ワーク支持部79ということにする。
【0024】可動プーリ支持部材73,75は、上述の
プーリと同様に各ワーク支持ベルト35毎に個別に設け
られており、各々スプリングバネ81,83によりワー
ク支持ベルト35のフロント側ワーク支持部77のプー
リ49とリヤ側ワーク支持部79のプーリ59が互いに
近づく方向へ付勢されている。すなわち、スプリングバ
ネ81,83は各々ガイド部材69,71に図示しない
棒部材によって連結されている蓋材85,87と可動プ
ーリ支持部材73,75との間に設けられている。
プーリと同様に各ワーク支持ベルト35毎に個別に設け
られており、各々スプリングバネ81,83によりワー
ク支持ベルト35のフロント側ワーク支持部77のプー
リ49とリヤ側ワーク支持部79のプーリ59が互いに
近づく方向へ付勢されている。すなわち、スプリングバ
ネ81,83は各々ガイド部材69,71に図示しない
棒部材によって連結されている蓋材85,87と可動プ
ーリ支持部材73,75との間に設けられている。
【0025】可動プーリ支持部材73,75の各々プー
リ49,59側先端には各々カムフォロアローラ89,
91が回転自在に取付けられている。下部金型加工ヘッ
ド19のY軸座標方向の両側に先細の二等辺三角形状の
カム部材93が固定装着されており、カム部材93の二
等辺部にカムフォロアローラ89,91が各々スプリン
グバネ81,83の反発力により当接している。
リ49,59側先端には各々カムフォロアローラ89,
91が回転自在に取付けられている。下部金型加工ヘッ
ド19のY軸座標方向の両側に先細の二等辺三角形状の
カム部材93が固定装着されており、カム部材93の二
等辺部にカムフォロアローラ89,91が各々スプリン
グバネ81,83の反発力により当接している。
【0026】従って、下部金型加工ヘッド19と対応し
ていない位置にあるワーク支持ベルト35のカムフォロ
アローラ89,91は直接当接し、そのワーク支持ベル
ト35のフロント側ワーク支持部77のプーリ49と、
リヤ側ワーク支持部79のプーリ59との間は小さなギ
ャップGに保たれる。
ていない位置にあるワーク支持ベルト35のカムフォロ
アローラ89,91は直接当接し、そのワーク支持ベル
ト35のフロント側ワーク支持部77のプーリ49と、
リヤ側ワーク支持部79のプーリ59との間は小さなギ
ャップGに保たれる。
【0027】これに対し、下部金型加工ヘッド19と対
応している位置にあるワーク支持ベルト35のカムフォ
ロアローラ89,91は、下部金型加工ヘッド19の側
周壁部、あるいはカム部材93の二等辺部に各々スプリ
ングバネ81,83のバネ力により当接し、ワーク支持
ベルト35のフロント側ワーク支持部77のプーリ49
側と、リヤ側ワーク支持部79のプーリ59との間に下
部金型加工ヘッド19が位置する(図2の状態)。
応している位置にあるワーク支持ベルト35のカムフォ
ロアローラ89,91は、下部金型加工ヘッド19の側
周壁部、あるいはカム部材93の二等辺部に各々スプリ
ングバネ81,83のバネ力により当接し、ワーク支持
ベルト35のフロント側ワーク支持部77のプーリ49
側と、リヤ側ワーク支持部79のプーリ59との間に下
部金型加工ヘッド19が位置する(図2の状態)。
【0028】Y軸サーボモータ9による上部金型加工ヘ
ッド17と下部金型加工ヘッド19のY軸座標方向移動
時には、このY軸座標方向移動に伴い可動プーリ支持部
材73のカムフォロアローラ89と可動プーリ支持部材
75のカムフォロアローラ91との間にカム部材93が
進入し、可動プーリ支持部材73がスプリングバネ81
のバネ力に抗して左側へ、可動プーリ支持部材75がス
プリングバネ83のバネ力に抗して右側へ移動する。
ッド17と下部金型加工ヘッド19のY軸座標方向移動
時には、このY軸座標方向移動に伴い可動プーリ支持部
材73のカムフォロアローラ89と可動プーリ支持部材
75のカムフォロアローラ91との間にカム部材93が
進入し、可動プーリ支持部材73がスプリングバネ81
のバネ力に抗して左側へ、可動プーリ支持部材75がス
プリングバネ83のバネ力に抗して右側へ移動する。
【0029】これにより、ワーク支持ベルト35のフロ
ント側ワーク支持部77のプーリ49とリヤ側ワーク支
持部79のプーリ59との間隔が広がり、下部金型加工
ヘッド19のY軸座標方向の移動がワーク支持ベルト3
5のフロント側ワーク支持部77及びリヤ側ワーク支持
部79より阻害されることなく行われるようになる。
ント側ワーク支持部77のプーリ49とリヤ側ワーク支
持部79のプーリ59との間隔が広がり、下部金型加工
ヘッド19のY軸座標方向の移動がワーク支持ベルト3
5のフロント側ワーク支持部77及びリヤ側ワーク支持
部79より阻害されることなく行われるようになる。
【0030】下部金型加工ヘッド19のY軸座標方向の
移動により、上述の如くフロント側ワーク支持部77の
プーリ49とリヤ側ワーク支持部79のプーリ59との
間隔を広げられたワーク支持ベルト35の可動プーリ支
持部材73,75は、下部金型加工ヘッド19の通過
後、スプリングバネ81,83のバネ力により元の位置
に戻り、フロント側ワーク支持部77のプーリ49とリ
ヤ側ワーク支持部79のプーリ59との間隔は元のギャ
ップGの大きさに戻る。
移動により、上述の如くフロント側ワーク支持部77の
プーリ49とリヤ側ワーク支持部79のプーリ59との
間隔を広げられたワーク支持ベルト35の可動プーリ支
持部材73,75は、下部金型加工ヘッド19の通過
後、スプリングバネ81,83のバネ力により元の位置
に戻り、フロント側ワーク支持部77のプーリ49とリ
ヤ側ワーク支持部79のプーリ59との間隔は元のギャ
ップGの大きさに戻る。
【0031】一方、各ワーク支持ベルト35には、加工
板材Wを前後(図中左右側)から挟んで支持するため
に、突当てブロック形式のワーククランプ95,97が
取付けられている。すなわち、各ワーク支持ベルト35
のフロント側ワーク支持部77にはレバー99を有する
可動式クランプ95が、またリヤ側ワーク支持部79に
は固定式クランプ97が設けられている。従って、加工
板材Wの大きさが変化すると、レバー99をゆるめて手
動によりフロント側ワーク支持部77の可動式クランプ
95の位置を調整してリヤ側ワーク支持部79の固定式
クランプ97との間に加工板材Wを保持する。
板材Wを前後(図中左右側)から挟んで支持するため
に、突当てブロック形式のワーククランプ95,97が
取付けられている。すなわち、各ワーク支持ベルト35
のフロント側ワーク支持部77にはレバー99を有する
可動式クランプ95が、またリヤ側ワーク支持部79に
は固定式クランプ97が設けられている。従って、加工
板材Wの大きさが変化すると、レバー99をゆるめて手
動によりフロント側ワーク支持部77の可動式クランプ
95の位置を調整してリヤ側ワーク支持部79の固定式
クランプ97との間に加工板材Wを保持する。
【0032】ワーク支持ベルト35のフロント側ワーク
支持部77とリヤ側ワーク支持部79は同じ方向へ同じ
速度で往復動するため、加工板材Wは保持された状態で
往復動することになる。
支持部77とリヤ側ワーク支持部79は同じ方向へ同じ
速度で往復動するため、加工板材Wは保持された状態で
往復動することになる。
【0033】上述の如き可動プーリ支持部材73,75
の移動によるプーリ49,59のX軸座標方向移動によ
りワーク支持ベルト35は、プーリ49,63,61,
59間にて下部金型加工ヘッド19の下方を迂回するこ
とになる。
の移動によるプーリ49,59のX軸座標方向移動によ
りワーク支持ベルト35は、プーリ49,63,61,
59間にて下部金型加工ヘッド19の下方を迂回するこ
とになる。
【0034】ガイド部材69,71の下側には各々流体
シリンダ101が下部フレーム7に固定された状態で設
けられている。このため、ガイド部材69,71はX軸
座標方向には固定された状態で上下方向に移動可能であ
る。また、プーリ51,57も各々上下動流体圧シリン
ダ装置65と連結され、これら流体圧シリンダ装置によ
り上下駆動されるようになっている。このガイド部材6
9,71とプーリ51,57の上下駆動により、各ワー
ク支持ベルト35のフロント側ワーク支持部77とリヤ
側ワーク支持部79は、各々個別に、パスラインPLに
整合する上昇位置とこれより例えば30mm程度下方の
降下位置との間に水平状態を保って上下動することにな
る。
シリンダ101が下部フレーム7に固定された状態で設
けられている。このため、ガイド部材69,71はX軸
座標方向には固定された状態で上下方向に移動可能であ
る。また、プーリ51,57も各々上下動流体圧シリン
ダ装置65と連結され、これら流体圧シリンダ装置によ
り上下駆動されるようになっている。このガイド部材6
9,71とプーリ51,57の上下駆動により、各ワー
ク支持ベルト35のフロント側ワーク支持部77とリヤ
側ワーク支持部79は、各々個別に、パスラインPLに
整合する上昇位置とこれより例えば30mm程度下方の
降下位置との間に水平状態を保って上下動することにな
る。
【0035】次に、以上のような構成のワークテーブル
装置を備えたパンチング加工機の動作について説明す
る。
装置を備えたパンチング加工機の動作について説明す
る。
【0036】まず、加工板材Wをワーク支持ベルト35
の手前側に設けられている4個のY方向位置決めピン3
9aのローラ43に加工板材Wの左側端面(図中下側端
面)を当接させて位置決めし、加工板材Wの後側端面
(図中右側端面)をリヤ側ワーク支持部79の固定クラ
ンプ95,97に当接させて位置決めする。そして、レ
バー99を操作してフロント側ワーク支持部77の可動
式クランプ95を手動で移動させて加工板材Wの前側端
面(図中左側端面)に当接させ、加工板材Wを保持す
る。
の手前側に設けられている4個のY方向位置決めピン3
9aのローラ43に加工板材Wの左側端面(図中下側端
面)を当接させて位置決めし、加工板材Wの後側端面
(図中右側端面)をリヤ側ワーク支持部79の固定クラ
ンプ95,97に当接させて位置決めする。そして、レ
バー99を操作してフロント側ワーク支持部77の可動
式クランプ95を手動で移動させて加工板材Wの前側端
面(図中左側端面)に当接させ、加工板材Wを保持す
る。
【0037】X軸サーボモータ37により各ワーク支持
ベルト35を駆動して加工板材WのX軸方向位置決めを
し、Y軸サーボモータ9によって上部金型加工ヘッド1
7及び下部金型加工ヘッド19をY軸座標方向に位置決
めする。このようにして得られた所定箇所にパンチング
加工が施される。なお、下向きの成形加工を行なう場合
には、通常のパンチング加工を行なった後に行なわれ
る。
ベルト35を駆動して加工板材WのX軸方向位置決めを
し、Y軸サーボモータ9によって上部金型加工ヘッド1
7及び下部金型加工ヘッド19をY軸座標方向に位置決
めする。このようにして得られた所定箇所にパンチング
加工が施される。なお、下向きの成形加工を行なう場合
には、通常のパンチング加工を行なった後に行なわれ
る。
【0038】このように、ワーク支持ベルト35上面に
加工板材Wを保持しており、X軸座標方向へ往復動する
ので、加工板材WをワークパスラインPLに沿って移動
位置決めすることができる。また、上部金型加工ヘッド
17及び下部金型加工ヘッド19がY軸座標方向へ移動
位置決めされるので、加工板材Wの所定の箇所にパンチ
ング加工を施すことができる。
加工板材Wを保持しており、X軸座標方向へ往復動する
ので、加工板材WをワークパスラインPLに沿って移動
位置決めすることができる。また、上部金型加工ヘッド
17及び下部金型加工ヘッド19がY軸座標方向へ移動
位置決めされるので、加工板材Wの所定の箇所にパンチ
ング加工を施すことができる。
【0039】そして、加工板材Wはワーク支持ベルト3
5と一体で移動するので、従来のように、フリーローラ
等との摩擦により加工板材Wにすり傷がついたり騒音を
発生することがない。また、ワーククランプ95,97
として突当てブロック形式のものを使用しているため、
上下から挟んで加工板材Wを把持する場合と違って加工
板材Wに傷を付けることがない。
5と一体で移動するので、従来のように、フリーローラ
等との摩擦により加工板材Wにすり傷がついたり騒音を
発生することがない。また、ワーククランプ95,97
として突当てブロック形式のものを使用しているため、
上下から挟んで加工板材Wを把持する場合と違って加工
板材Wに傷を付けることがない。
【0040】さらに、加工板材Wを保持するためのワー
クキャリッジ等がないため重量が低減できる。従って、
加工板材WをX軸座標方向への移動が迅速に行われるよ
うになる。
クキャリッジ等がないため重量が低減できる。従って、
加工板材WをX軸座標方向への移動が迅速に行われるよ
うになる。
【0041】また、ワーククランプ95,97は、加工
領域に近づくとワーク支持ベルト35とともに下方へ退
避するため、加工時に上部金型加工ヘッド17等と干渉
することがなく、加工できない領域、いわゆるデッドス
ペースを無くすことができる。
領域に近づくとワーク支持ベルト35とともに下方へ退
避するため、加工時に上部金型加工ヘッド17等と干渉
することがなく、加工できない領域、いわゆるデッドス
ペースを無くすことができる。
【0042】図4及び図5に別の実施例が示してある。
この実施例においては、上述の実施例における可動プー
リ支持部材73,75の移動を行っていたスプリングバ
ネ81,83の代わりに、サーボモータ103,105
を用いた例を示している。その他の構造は同一なので上
述の実施例と同じ符号を用いるとともに説明を省略す
る。
この実施例においては、上述の実施例における可動プー
リ支持部材73,75の移動を行っていたスプリングバ
ネ81,83の代わりに、サーボモータ103,105
を用いた例を示している。その他の構造は同一なので上
述の実施例と同じ符号を用いるとともに説明を省略す
る。
【0043】すなわち、サーボモータ103,105
は、各可動プーリ支持部材73,75毎に設けられてお
り、X軸座標方向に設けられているボールネジ107,
109が連結されている。ボールネジ107,109は
各々ガイド部材69,71に取付けられているナット部
材111,113と螺合している。
は、各可動プーリ支持部材73,75毎に設けられてお
り、X軸座標方向に設けられているボールネジ107,
109が連結されている。ボールネジ107,109は
各々ガイド部材69,71に取付けられているナット部
材111,113と螺合している。
【0044】従って、可動プーリ支持部材73,75は
各々個別にX軸座標方向に移動することができ、プーリ
49,59のX軸座標方向位置を変更することができ
る。このプーリ49,59のX軸座標方向位置の変更に
より、フロント側ワーク支持部77とリヤ側ワーク支持
部79の各々のX軸座標方向長さが変化することにな
る。
各々個別にX軸座標方向に移動することができ、プーリ
49,59のX軸座標方向位置を変更することができ
る。このプーリ49,59のX軸座標方向位置の変更に
より、フロント側ワーク支持部77とリヤ側ワーク支持
部79の各々のX軸座標方向長さが変化することにな
る。
【0045】また、この実施例においては、フロント側
ワーク支持部77には可動式のワーククランプ95を一
本おきにワーク支持ベルト35に取付け、この間のリヤ
側ワーク支持部79に固定式のワーククランプ97を設
けてある。つまり、各ワーク支持ベルト35には、可動
式又は固定式のいずれか一個のワーククランプ95,9
7が取付けられている。このようにワーククランプ9
5,97を設けても、ワーク支持ベルト35全体が一体
でX軸座標方向へ往復動するため、加工板材WはX軸座
標方向へ移動位置決めされる。尚、図4において、いず
れのワーククランプ95,97も取付けられていない状
態のワーク支持ベルト35は、下部金型加工ヘッド19
を回避するために、ワーク支持ベルト35が下方へ迂回
しているためである。
ワーク支持部77には可動式のワーククランプ95を一
本おきにワーク支持ベルト35に取付け、この間のリヤ
側ワーク支持部79に固定式のワーククランプ97を設
けてある。つまり、各ワーク支持ベルト35には、可動
式又は固定式のいずれか一個のワーククランプ95,9
7が取付けられている。このようにワーククランプ9
5,97を設けても、ワーク支持ベルト35全体が一体
でX軸座標方向へ往復動するため、加工板材WはX軸座
標方向へ移動位置決めされる。尚、図4において、いず
れのワーククランプ95,97も取付けられていない状
態のワーク支持ベルト35は、下部金型加工ヘッド19
を回避するために、ワーク支持ベルト35が下方へ迂回
しているためである。
【0046】サーボモータ103,105による可動プ
ーリ支持部材73,75のX軸座標方向移動は、下部金
型加工ヘッド19のY軸座標方向の移動に応じて下部金
型加工ヘッド19との干渉を避けるように行われ、これ
により下部金型加工ヘッド19に対応する位置にあるワ
ーク支持ベルト35のプーリ49,59は、下部金型加
工ヘッド19をX軸座標方向に挟んで、その両側近傍に
位置し(図5の状態)、これに対し下部金型加工ヘッド
19と対応しない位置にあるワーク支持ベルト35のプ
ーリ49,59は、下部金型加工ヘッド19を挟むこと
なく互いに近接した位置に位置することになる。
ーリ支持部材73,75のX軸座標方向移動は、下部金
型加工ヘッド19のY軸座標方向の移動に応じて下部金
型加工ヘッド19との干渉を避けるように行われ、これ
により下部金型加工ヘッド19に対応する位置にあるワ
ーク支持ベルト35のプーリ49,59は、下部金型加
工ヘッド19をX軸座標方向に挟んで、その両側近傍に
位置し(図5の状態)、これに対し下部金型加工ヘッド
19と対応しない位置にあるワーク支持ベルト35のプ
ーリ49,59は、下部金型加工ヘッド19を挟むこと
なく互いに近接した位置に位置することになる。
【0047】尚、プーリ49,59間には、ワーク支持
ベルト35が存在しないギャップGが存在することにな
る。このギャップGは、当該ギャップGに対する加工板
材Wの落ち込み防止のために、図4に示されている如
く、隣合うワーク支持ベルト35において交互にX軸座
標方向に異なる位置にジグザグ状に生じ、各ワーク支持
ベルト35のギャップGがY軸座標方向に一直線に連続
しないように考慮されている。
ベルト35が存在しないギャップGが存在することにな
る。このギャップGは、当該ギャップGに対する加工板
材Wの落ち込み防止のために、図4に示されている如
く、隣合うワーク支持ベルト35において交互にX軸座
標方向に異なる位置にジグザグ状に生じ、各ワーク支持
ベルト35のギャップGがY軸座標方向に一直線に連続
しないように考慮されている。
【0048】このように、サーボモータ103,105
によって可動プーリ支持部材73,75をX軸座標方向
へ移動させる場合でも、前述と同様の作用効果を得るこ
とができる。
によって可動プーリ支持部材73,75をX軸座標方向
へ移動させる場合でも、前述と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0049】なお、この発明は前述した実施例に限定さ
れることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。ワーククランプ95,
97を上下から挟む形式としてもよく、この場合には位
置決めピン39a,39bがいらなくなる。
れることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。ワーククランプ95,
97を上下から挟む形式としてもよく、この場合には位
置決めピン39a,39bがいらなくなる。
【0050】
【発明の効果】この発明に係るパンチング加工機のワー
クテーブル装置は以上説明したような構成のものであ
り、加工板材はワーク支持ベルト上に設けられているワ
ーククランプにより保持されていて、加工板材とワーク
支持ベルトは一体で往復動する。このため、従来のよう
に移動時にフリーベアリング等に接触することがなく、
加工板材に擦り傷等が付くことがないし、摩擦によって
騒音を発生することがない。そして、ワーク支持ベルト
上に設けられたワーククランプで加工板材を保持するた
め、加工板材のクランプ位置に傷を付けることがない。
クテーブル装置は以上説明したような構成のものであ
り、加工板材はワーク支持ベルト上に設けられているワ
ーククランプにより保持されていて、加工板材とワーク
支持ベルトは一体で往復動する。このため、従来のよう
に移動時にフリーベアリング等に接触することがなく、
加工板材に擦り傷等が付くことがないし、摩擦によって
騒音を発生することがない。そして、ワーク支持ベルト
上に設けられたワーククランプで加工板材を保持するた
め、加工板材のクランプ位置に傷を付けることがない。
【0051】また、ワーククランプが加工ヘッドと干渉
する領域に進入すると、ワーク支持ベルトはワーククラ
ンプと共に下方へ迂回するため、加工板材の加工できな
い領域、いわゆるデッドゾーンがなくなる。
する領域に進入すると、ワーク支持ベルトはワーククラ
ンプと共に下方へ迂回するため、加工板材の加工できな
い領域、いわゆるデッドゾーンがなくなる。
【図1】本発明に係るパンチング加工機のワークテーブ
ル装置の一実施例を示す平面図である。
ル装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1中II−II線に沿った断面図である。
【図3】Y方向位置決めピンの詳細を示す拡大図であ
る。
る。
【図4】本発明に係るパンチング加工機のワークテーブ
ル装置の別の実施例を示す平面図である。
ル装置の別の実施例を示す平面図である。
【図5】図4中V−V線に沿った断面図である。
【図6】本発明に係るワークテーブル装置を装備したパ
ンチング加工機の一例を示す斜視図である。
ンチング加工機の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 パンチング加工機 17 上部金型加工ヘッド(加工ヘッド) 19 下部金型加工ヘッド(加工ヘッド) 35 ワーク支持ベルト 95,97 ワーククランプ W 加工板材 PL ワークパスライン
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークパスラインの上下に設けられてい
る加工ヘッドをワーク搬入方向に対して直角方向へ移動
位置決めし、水平状態に保持された加工板材をワーク搬
入方向へ移動位置決めして加工を行うパンチング加工機
であって、ワーク搬入方向に対して直角方向へ所定幅を
有する複数のワーク支持ベルトを往復動自在に設け、こ
のワーク支持ベルトには加工板材を保持するためのワー
ククランプを設けたことを特徴とするパンチング加工機
のワークテーブル装置。 - 【請求項2】 各ワーク支持ベルトが、加工ヘッドと干
渉する部分において加工ヘッドを回避すべく各々別個に
下方へ迂回自在に設けられていることを特徴とする、請
求項1記載のパンチング加工機のワークテーブル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9505192A JPH05285571A (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | パンチング加工機のワークテーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9505192A JPH05285571A (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | パンチング加工機のワークテーブル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05285571A true JPH05285571A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14127261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9505192A Pending JPH05285571A (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | パンチング加工機のワークテーブル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05285571A (ja) |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP9505192A patent/JPH05285571A/ja active Pending
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