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JPH05276756A - 電源装置、放電灯点灯装置および照明装置 - Google Patents

電源装置、放電灯点灯装置および照明装置

Info

Publication number
JPH05276756A
JPH05276756A JP4068690A JP6869092A JPH05276756A JP H05276756 A JPH05276756 A JP H05276756A JP 4068690 A JP4068690 A JP 4068690A JP 6869092 A JP6869092 A JP 6869092A JP H05276756 A JPH05276756 A JP H05276756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
pair
voltage
inverter
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4068690A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Kakiya
勉 垣谷
Keiichi Shimizu
恵一 清水
Minaki Aoike
南城 青池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP4068690A priority Critical patent/JPH05276756A/ja
Publication of JPH05276756A publication Critical patent/JPH05276756A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】平滑化直流電圧をインバ−タに供給できなが
ら、入力力率が高くかつ入力電流波形の歪が小さく高調
波成分が少ない電源装置を提供すること。 【構成】インバ−タ110の入力側に中間に一対の充電用
ダイオ−ド2、3を介して互いに直列な第1および第2の
コンデンサ1、4および一対の放電用のダイオ−ド5、6を
設けるとともに、前記インバ−タ110の一対のスイッチ
ング装置111、112のオン時にオンしているスイッチング
装置を介して電力を蓄積され蓄積した電力にて前記第1
または第2のコンデンサを充電するインダクタ10を設け
た。 【効果】整流電圧の谷部を埋めた疑似平滑電圧をインバ
−タに供給でき、しかも、前記インダクタには整流電圧
の1サイクルの略全期間にわたって電流を流すことがで
きることによって、入力電流を連続的にして高調波成分
を低減できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源電圧を整流し
た直流電圧から高周波電圧を発生するようにした電源装
置、放電灯点灯装置およびこの放電灯点灯装置を用いた
照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流電圧から高周波電圧を発生す
るようにした電源装置として、第7図に示すものが提案
されている。このものにおいて、eは交流電源、100は整
流装置であり、110は前記整流装置100の出力電圧を高周
波電圧に変換するインバ−タである。第7図におけるイ
ンバ−タ110は、スイッチング装置111、112としての電
界効果トランジスタ、分圧用の一対のコンデンサ113、1
14および負荷回路115を有してなるものである。前記負
荷回路115は、インダクタ116、けい光ランプ117および
コンデンサ118を有してなるものである。前記インダク
タ116、けい光ランプ117およびコンデンサ118はスイッ
チング装置111、112の高周波のスイッチングに応じて直
列共振し、けい光ランプ117を始動、点灯するものであ
る。200は補助直流電源であって、前記整流装置100から
の出力電圧の瞬時値が所定値より低い谷部の期間に、前
記整流装置100に代わって前記インバ−タ110に直流電圧
を供給するものである。第7図のものは、コンデンサ20
1、ダイオ−ド202およびコンデンサ203の直列回路を前
記整流装置100の出力端間に設けるとともに、前記コン
デンサ201の放電回路を形成するダイオ−ド204を前記コ
ンデンサ201と直列に、また、前記コンデンサ203の放電
回路を形成するダイオ−ド205を前記コンデンサ203と直
列に、それぞれ設けたものである。なお、Fは高周波阻
止用のフィルタである。
【0003】この従来装置の作用を説明する。交流電源
eの出力電圧波形は第8図(a)に示すとおりであり、
整流装置100の出力電圧波形は同図(b)となる。イン
バ−タ110は、基本的にはこのような整流装置100の出力
電圧を供給されて作動し、たとえば20KHz以上の高周
波電圧を発生するのであるが、整流装置100からの出力
電圧の瞬時値が所定値より高い山部の期間には、整流装
置100からインバ−タ110に給電するとともに、整流装置
100の正側出力端−コンデンサ201−ダイオ−ド202−コ
ンデンサ203−整流装置100の負側出力端の経路で電流が
流れて前記コンデンサ201、203を充電する。そして、前
記整流装置100からの出力電圧の瞬時値が所定値より低
い谷部の期間になると、すなわち、補助直流電源200の
コンデンサ201およびダイオ−ド204の直列回路の両端電
圧、または、コンデンサ203およびダイオ−ド205の直列
回路の両端電圧が前記整流装置100からの出力電圧の瞬
時値より高い期間になると、前記インバ−タ110には前
記補助直流電源200からコンデンサ201の電荷がダイオ−
ド204を介して、また、コンデンサ203の電荷がダイオ−
ド205を介して供給される。したがって、前記インバ−
タ110への供給電圧波形は、第8図(c)のようにな
る。また、整流装置100への入力電流波形は第8図
(d)のようになる。
【0004】このように、インバ−タ110への入力電圧
が整流波形の谷部を埋めた疑似的に平滑した電圧となる
ため、インバ−タ110の高周波出力は整流しただけの脈
流電圧を供給された場合のように包絡線に一旦零電圧ま
で低下する部分を持たないことになる。したがって、負
荷がけい光ランプのような放電灯の場合、脈流電圧の1
サイクル毎に消弧して次のサイクルで再点弧するといっ
たことがなく、発光効率を高めることができるものであ
る。しかも、整流装置の出力端間に単に平滑コンデンサ
を設けただけのものに比し、入力力率を格段に向上でき
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のものは、上述の
ように、入力力率をそれほど低下させることなく、ある
程度平滑された直流電圧をインバ−タに供給できるもの
である。
【0006】しかしながら、入力電流波形は第8図
(d)に示すように、歪波形であって、正弦波と異なり
かなり高調波成分を含んだものであった。これは、補助
直流電源からインバ−タに給電している期間は交流電源
からの入力電流が停止されること、脈流電圧の波高値近
傍では補助直流電源への充電電流が増え入力電流にピ−
クがあらわれることよる。このため、近時特に要求が高
まってきた低歪入力電流波形に適合し得ないものであ
る。なお、入力電流を歪ませる(高調波成分を含む)
と、交流電源に接続された他の機器に対する供給電圧を
歪ませるといった問題を呈する。
【0007】本発明は、このような従来装置の課題を解
決するためになされたもので、平滑化直流電圧を得られ
ながら、入力力率が高くかつ入力電流波形の歪も小さい
電源装置を提供することを目的とするものである。
【0008】また、本発明は、上記のように平滑化直流
電圧を入力でき、もって、零電位まで低下しない包絡線
を持った高周波電圧で放電灯を点灯できながら、入力力
率が高くかつ入力電流波形の歪も小さい放電灯点灯装置
を提供することを目的とするものである。
【0009】さらに、本発明は、放電灯を効率よく点灯
でき、かつ、入力力率が高くかつ入力電流波形の歪も小
さい照明装置を提供することを目的とするものである。
【0010】[発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、交流電源電圧を整流する整流装置の出力端間に分圧
回路を設けるとともに、この分圧回路の両端部に前記整
流装置の出力電圧と同極性な一対の逆流阻止手段を設
け、また、この逆流阻止手段を介して前記整流装置の出
力端間に互いに直列的に設けられるとともに交互にオン
・オフして前記整流装置の出力電圧を高周波でスイッチ
ングする逆電流通流可能なスイッチング装置を少なくと
も一対有してなるインバ−タを設け、さらに、一対の充
電用ダイオ−ドを中間にして互いに直列された第1およ
び第2のコンデンサを前記インバ−タの入力側に前記整
流装置と並列的に設けるとともに、前記一対のスイッチ
ング装置の中間および前記一対の充電用ダイオ−ドの中
間の間に前記充電用ダイオ−ドの中間部側端部を前記分
圧回路の中間に接続してインダクタを設け、前記一対の
スイッチング装置のうちのいずれかがオンしている期間
にこのオンしているスイッチング装置を介して前記イン
ダクタに電力を蓄積し、この蓄積電力にて前記第1また
は第2のコンデンサを充電するようにし、前記第1のコ
ンデンサおよび前記第2のコンデンサそれぞれに対応し
て前記第1のコンデンサおよび前記第2のコンデンサの
電荷を前記インバ−タに対して並列的に放電させる一対
の放電用ダイオ−ドを具備したものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
電源装置に加えて、インバ−タが互いに直列的に設けら
れた逆電流通流可能な少なくとも一対のスイッチング装
置およびこのスイッチング装置を交互にオン・オフ制御
する制御手段を有するものであるとともに、さらに、第
1のコンデンサおよび第2のコンデンサのうちの少なく
とも一方の両端電圧に応じた信号を検出し、検出信号が
所定値を越えたとき前記インバ−タの制御手段を制御し
て、スイッチング装置をオフまたはスイッチング周波数
を高くする保護手段を具備したものである。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の電源装置と、放電灯とを具備し、前記電源装置
のインバ−タの出力にて前記放電灯を点灯するようにし
たものである。
【0014】請求項4に記載の発明は、照明器具本体
と、この照明器具本体に装着した放電灯と、この放電灯
を点灯する請求項3に記載の放電灯点灯装置とを具備し
たものである。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明は、一対のスイッチング
装置のオン・オフに応じてインバ−タが高周波電圧を発
生する一方、オンしているスイッチング装置を介して分
圧回路あるいは整流装置からインダクタに電力を蓄積し
そのスイッチング装置がオフしたとき他方の逆電流通流
可能なスイッチング装置および充電用ダイオ−ドを介し
て第1または第2のコンデンサを充電する。これによっ
て、前記第1または第2のコンデンサには電荷が蓄積さ
れる。そして、今度はつぎにオンしたスイッチング装置
を介して分圧回路あるいは整流装置からインダクタに電
力を蓄積しそのスイッチング装置がオフしたとき他方の
逆電流通流可能なスイッチング装置および充電用ダイオ
−ドを介して第2または第1のコンデンサを充電する。
これによって、前記第2または第1のコンデンサには電
荷が蓄積される。このような動作により、一対のコンデ
ンサにはそれぞれ電圧が充電され、整流装置の出力電圧
の瞬時値が低下した谷部の期間になると、前記各コンデ
ンサの電荷が放電用ダイオ−ドを介して、インバ−タに
供給される。この谷部の期間も、逆流阻止手段によっ
て、前記インダクタに対する電力蓄積、それに伴う第2
または第1のコンデンサの充電は継続される。したがっ
て、負荷回路には整流電圧の谷部を埋めた電圧を高周波
変換した電圧を供給でき、交流電源からの入力電流は前
記第1および第2のコンデンサの電圧によって停止され
ることがないため、休止区間がない正弦波に近似したも
のとなる。また、一対のコンデンサを用いることによ
り、コンデンサ個々の電圧容量を小さくできるととも
に、必要な充電電圧を得るために各スイッチング装置に
流す電流も少なくできるから、各スイッチング装置の電
流容量も小さくでき、安価に提供できる。
【0016】請求項2に記載の発明は、第1または第2
のコンデンサの少なくとも一方の両端電圧に対応する信
号が所定値を越えると、保護手段が制御手段を制御して
スイッチング装置をオフまたはスイッチング装置のスイ
ッチング周波数を高くする。したがって、インダクタに
蓄積される電力は無くなるか、スイッチング周波数が高
くなるにしたがって、反比例的に小さくなり、第1また
は第2のコンデンサの充電電圧も小さくなる。このた
め、第1または第2のコンデンサの両端電圧が過度に上
昇してスイッチング装置を破壊したりする不都合を防止
できる。
【0017】請求項3に記載の発明は、発光効率および
入力力率が高く、入力電流の高調波成分が少ない放電灯
点灯装置を提供できる。
【0018】請求項4に記載の発明は、発光効率および
入力力率が高く、入力電流の高調波成分が少ない照明装
置を提供できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を第1図を参照して
説明する。なお、第7図と同じ部分には同じ符号を付し
てある。インバ−タ110は第7図のものと同様な直列形
のハ−フブリッジインバ−タであり、互いに直列的に設
けられた逆電流通流可能なスイッチング装置111、112は
交互にたとえば20KHz以上の高周波数でオフ・オフする
ものである。本実施例では、内部に等価的に逆並列のダ
イオ−ドを有している電界効果形トランジスタである。
しかしながら、バイポ−ラ形トランジスタにダイオ−ド
を並列接続したようなものであってもよい。121は整流
装置100の出力端間に設けられた分圧回路であり、本実
施例では一対のコンデンサ122、123からなる。この分圧
回路121の両端部には前記インバ−タ110の入力端部との
間に設けられた逆流阻止手段として、たとえば2個のダ
イオ−ド124、125が設けられている。
【0020】前記インバ−タ110の入力側には、第1の
コンデンサ1、第1の充電用ダイオ−ド2、第2の充電用
ダイオ−ド3および第2のコンデンサ4の直列回路が前記
一対のダイオ−ド124、125を介して前記整流装置100と
並列的に設けられている。なお、本発明において、直列
的あるいは並列的とは、中間に他の部品が介在していて
もよいことを意味するものである。前記第1および第2
のコンデンサ1、4それぞれに対応して放電用のダイオ−
ド5、8が設けられていて前記第1および第2のコンテン
サ1、4の電荷を互いに並列的に前記インバ−タ110に供
給可能にしている。
【0021】10はインダクタで前記スイッチング装置11
1、112の中間と前記第1および第2の充電ダイオ−ド
2、3の中間との間に設けられている。そして、前記第1
および第2の充電ダイオ−ド2、3の中間部は上記分圧回
路121の中間に接続されている。
【0022】負荷回路115の前記インダクタ116およびコ
ンデンサ118(必要に応じてけい光ランプ117も含めて)
は、前記スイッチング装置111、112のスイッチング周波
数に対して直列共振可能に設定されている。また、本実
施例において、前記スイッチング装置111、112はいわゆ
る他励駆動されるものであっても、自励駆動するもので
あってもよく、いずれの場合のスイッチング制御手段も
当業者であれば適宜構成し得るものである。
【0023】つぎに、本実施例の作用を第2図および第
3図を参照して説明する。第2図は、(a)に交流電圧
波形、(b)にインバ−タの入力電圧波形、(c)に交
流電源eからの入力電流波形を示すものである。第3図
は、(a)にスイッチング装置111のソ−ス・ドレイン
間電圧波形、(b)にスイッチング装置112のソ−ス・
ドレイン間電圧波形、(c)にインダクタ10を流れる電
流波形、(d)にインダクタ10の両端電圧波形を示すも
ので、第3図は第2図に対し横軸の時間幅を拡大して示
している。
【0024】いま、スイッチング装置111がオンでスイ
ッチング装置112がオフであると、分圧回路121のコンデ
ンサ122の電荷がダイオ−ド124−スイッチング装置111
−インダクタ10−コンデンサ122の経路で放出される。
また、コンデンサ122の電圧低下にしたがって、整流装
置100の正側からダイオ−ド124−スイッチング装置111
−インダクタ10−コンデンサ123−整流装置100の負側の
経路で電流が流れる。さらに、整流装置100から分圧回
路121のコンデンサ122−コンデンサ123に充電電流が流
れる。この期間における、第1図の矢印方向に見たイン
ダクタ10の電流波形は、第3図(c)に示したように、
徐々に低下して逆向きに流れるようになる。
【0025】ついで、スイッチング装置111がオフして
スイッチング装置112がオンすると、インダクタ10の蓄
積電力が第2の充電用ダイオ−ド3−第2のコンデンサ4
−スイッチング装置112の経路で放出されて第2のコン
デンサ4を充電する。この後、コンデンサ123の電荷がイ
ンダクタ10−スイッチング装置112−ダイオ−ド125−コ
ンデンサ123の経路で放出される。また、コンデンサ123
の電圧低下にしたがって、整流装置100の正側からコン
デンサ122−インダクタ10−スイッチング装置112−ダイ
オ−ド125−整流装置100の負側の経路で電流が流れる。
さらに、整流装置100から分圧用のコンデンサ122−コン
デンサ123に充電電流が流れる。この期間における、第
1図の矢印方向に見たインダクタ10の電流波形は、第3
図(c)に示したように、最初逆向きであったものが徐
々に上昇して順方向に流れるようになる。このスイッチ
ング装置112がオフして、スイッチング装置111がオンす
ると、インダクタ10の蓄積電力がスイッチング装置111
−第1のコンデンサ1−第1の充電用ダイオ−ド2の経路
で放出されて第1のコンデンサ1を充電する。以下、上
述した作用をスイッチング装置111、112で交互に繰返
す。しかも、前記インダクタ10に電力を蓄積するための
電流は、逆流阻止手段としてのダイオ−ド124、125によ
り第1および第2のコンデンサ1、4の電圧値にかかわら
ず整流装置100から流し得るから、整流装置100の整流出
力電圧の略全期間繰返す。インダクタ10の両端電圧波形
は、第3図(d)に示したように、通流電流に応じて交
互に正負の値となる。
【0026】上記のように充電された第1および第2の
コンデンサ1、4の電荷は、整流装置100の出力電圧の瞬
時値が低下した谷部の期間に各放電用ダイオ−ド5、6を
介してインバ−タ110に供給される。この結果、インバ
−タ110への入力電圧は第2図(b)に示したように、
整流電圧の谷部を埋めた疑似的に平滑した電圧となる。
したがって、けい光ランプ117は第2図(b)の電圧を
高周波変換した高周波電圧にて点灯されることになり、
整流電圧の1サイクル毎に消弧、点弧を繰返すことがな
く発光効率が高いものとなる。また、上述の説明から明
らかなように、交流電源eからの入力電流には休止区間
がなく、第2図(c)に示すように正弦波に近似したも
のとなる。なお、入力電流に若干含まれる高周波のリッ
プル成分はフィルタFにて除去される。
【0027】本発明においては、コンデンサ1、4の電圧
値をどのように設定するかは、インダクタ10の容量、ス
イッチング周波数等の設計にて変更可能である。また、
第1および第2のコンデンサの充電回路または放電回路
に適宜限流インピ−ダンス素子を介挿するようにしても
よい。
【0028】つぎに、本発明の第2の実施例を第4図を
参照して説明する。第1図と同じあるいは対応する部分
には同じ符号を付してある。本実施例においては、イン
バ−タ150が二対のスイッチング装置151、152、153、15
4を有してなるフルブリッジインバ−タである。すなわ
ち、制御手段(図示しない。)によりスイッチング装置
151と154とを同時にオンするとともにスイッチング装置
152と153とを同時にオフし、スイッチング装置151と154
とを同時にオフするとともにスイッチング装置152と153
とを同時にオンするものである。このような制御手段
も、当業者であれば適宜実施し得るものである。また、
本実施例において、負荷回路155は、インダクタ156およ
びコンデンサ157の直列共振回路と、前記コンデンサ157
に並列接続されたトランス158と、このトランス158の出
力にて付勢される放電灯159とからなるものである。前
記放電灯159はけい光ランプ、高輝度放電灯等どのよう
なものであってもよい。
【0029】本実施例の作用は、基本的には第1図のも
のと同様であって、容易に理解できるので、説明を省略
する。
【0030】第5図を参照して第3の実施例を説明す
る。本実施例においても第1図のものと同じあるいは対
応する部分には同じ符号を付してある。本実施例は、イ
ンバ−タ110'として、他励形の制御手段119を有するも
のである。そして、コンデンサ4の両端電圧値が上昇し
て所定値を越えると、制御手段119を制御してスイッチ
ング装置111、112を強制的にオフないしはスイッチング
周波数を高くする保護手段20を設けたものである。この
ような保護手段20は、電圧検出部21、比較部22等にて構
成し得るもので、当業者であれば適宜実施し得るもので
ある。
【0031】本実施例は、たとえばけい光ランプ117が
装着されていないような場合(軽負荷時)でチョッパ作
用によりコンデンサ1、4の電圧値が上昇すると、保護手
段20がスイッチング装置111、112を強制的にオフする。
これによって、本実施例のものは、コンデンサ1、4の電
圧値が過度に上昇してスイッチング装置111、112を破壊
したり、スイッチング装置111、112として高耐圧のもの
が必要になったりすることがない。これに対して、保護
手段20がないと、軽負荷にもかかわらず、通常負荷時と
同じ周波数でスイッチング装置111、112をオン・オフす
ることになり、負荷で消費されない分コンデンサ1、4の
電圧が過度に上昇してしまうものである。
【0032】また、保護手段20がスイッチング装置11
1、112のオンデュ−ティを低減させるようにしてもよ
い。この場合は、第3図(c)からも明らかなように、
インダクタ10への電力蓄積用電流の通流期間が短くな
り、その分、インダクタ10の蓄積電力ひいてはコンデン
サ1、4の充電電荷を少なくできるものである。
【0033】なお、保護手段はたとえば第1および第2
の両方のコンデンサの両端電圧を検出するようにしても
よい。あるいは、第1および第2の少なくとも一方のコ
ンデンサの放電電流値に応動するようにしてもよい。こ
の場合は、変流器等により放電電流値を検出するように
すればよい。また、保護手段は要はスイッチング装置を
オフないしスイッチング周波数を高く変化可能であれば
よいものである。
【0034】第6図は、本発明にかかる照明装置の一実
施例を示すものである。70は器具本体であり、この器具
本体70内に本発明による放電灯点灯装置71が設けられて
いる。72、72は放電灯で、前記放電灯点灯装置71にて点
灯されるものである。なお、第6図のものは、一例を示
すに過ぎず器具の形状、灯数等各種変更可能なことは言
うまでもないことである。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲にて変形
可能なものである。たとえば、負荷回路は放電灯を含む
ものの他、どのようなものであってもよい。そして、上
述した各種の実施例も相互に適宜組合せあるいは置換可
能である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明は、インバ−タの一対のスイッチング装置のうちの
いずれかがオンしているときに、オンしているスイッチ
ング装置を介してインダクタに電力を蓄積し、この蓄積
電力にて第1または第2のコンデンサを充電するように
したものであるから、前記第1および第2のコンデンサ
にて整流電圧の谷部を埋めた平滑化直流電圧をインバ−
タに供給でき、しかも、前記インダクタには整流電圧の
1サイクルの略全期間にわたって電流を流すことができ
ることによって、入力電流を連続的にして高調波成分を
低減できるものである。さらに、インダクタに電力を蓄
積するための電流を一対のスイッチング装置で分担する
ためスイッチング装置の電流容量を小さくでき、また、
第1および第2のコンデンサについても必要な直流電圧
を分担して充電するため1個当りの電圧容量を小さくで
き、それだけ安価にできる。
【0037】請求項2に記載の発明は、軽負荷時の電圧
上昇を防止して、スイッチング装置、第1および第2の
コンデンサ等の保護を図ることができる。
【0038】請求項3に記載の発明は、放電灯を脈流電
圧の1サイクル毎に消灯、再点弧を繰返すことなく連続
的に点灯して、発光効率を高めることができるものであ
る。
【0039】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明と同様に発光効率が高い照明器具を提供できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図
【図2】図1の作用を示す電圧および電流波形図
【図3】図1の作用を時間幅を拡大して示す電圧および
電流波形図
【図4】本発明の第2の実施例を示す回路図
【図5】本発明の第3の実施例を示す回路図
【図6】本発明にかかる照明器具の一例を簡略化して示
す平面図
【図7】従来技術を示す回路図
【図8】図7の作用を示す電圧および電流波形図
【符号の説明】
1、4…第1および第2のコンデンサ、2、3…充電用ダイ
オ−ド、5、6…放電用ダイオ−ド、10…インダクタ、20
…保護手段、70…器具本体、71、117、219…放電灯、10
0…整流装置、110、110'、150…インバ−タ、111,112、
151、152、153、154…スイッチング装置、e…交流電
源、F…高周波阻止フィルタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源電圧を整流する整流装置と;この
    整流装置の出力端間に設けられた分圧回路と;この分圧
    回路の両端部に前記整流装置の出力電圧と同極性に設け
    られた一対の逆流阻止手段と;この逆流阻止手段を介し
    て前記整流装置の出力端間に互いに直列的に設けられる
    とともに、交互にオン・オフして前記整流装置の出力電
    圧を高周波でスイッチングする逆電流通流可能なスイッ
    チング装置を少なくとも一対有してなるインバ−タと;
    中間に一対の充電用ダイオ−ドを直列に介して互いに直
    列的に設けられ、前記逆流阻止手段を介して前記インバ
    −タの入力側に前記整流装置と並列的に設けられた第1
    および第2のコンデンサと;前記一対のスイッチング装
    置の中間および前記一対の充電用ダイオ−ドの中間の間
    に設けられるとともに、充電用ダイオ−ドの中間部側端
    部を前記分圧回路の中間に接続され、前記一対のスイッ
    チング装置のうちのいずれかがオンしている期間にこの
    オンしているスイッチング装置を介して電力を蓄積し、
    蓄積電力にていずれかの充電用ダイオ−ドを介して前記
    第1または第2のコンデンサを充電するインダクタと;
    前記第1のコンデンサおよび前記第2のコンデンサそれ
    ぞれに対応して設けられ前記第1のコンデンサおよび前
    記第2のコンデンサの電荷を前記インバ−タに対して並
    列的に放電させる一対の放電用ダイオ−ドと;を具備し
    たことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】交流電源電圧を整流する整流装置と;この
    整流装置の出力端間に設けられた分圧回路と;この分圧
    回路の両端部に前記整流装置の出力電圧と同極性に設け
    られた一対の逆流阻止手段と;この逆流阻止手段を介し
    て前記整流装置の出力端間に互いに直列的に設けられた
    逆電流通流可能な少なくとも一対のスイッチング装置お
    よびこの一対のスイッチング装置を交互にオン・オフ制
    御する制御手段を有してなるインバ−タと;中間に一対
    の充電用ダイオ−ドを直列に介して互いに直列的に設け
    られ、前記逆流阻止手段を介して前記インバ−タの入力
    側に前記整流装置と並列的に設けられた第1および第2
    のコンデンサと;前記一対のスイッチング装置の中間お
    よび前記一対の充電用ダイオ−ドの中間の間に設けられ
    るとともに、充電用ダイオ−ドの中間部側端部を前記分
    圧回路の中間に接続され、前記一対のスイッチング装置
    のうちのいずれかがオンしている期間にこのオンしてい
    るスイッチング装置を介して電力を蓄積し、蓄積電力に
    ていずれかの充電用ダイオ−ドを介して前記第1または
    第2のコンデンサを充電するインダクタと;前記第1の
    コンデンサおよび前記第2のコンデンサそれぞれに対応
    して設けられ前記第1のコンデンサおよび前記第2のコ
    ンデンサの電荷を前記インバ−タに対して並列的に放電
    させる一対の放電用ダイオ−ドと;前記第1のコンデン
    サおよび前記第2のコンデンサのうちの少なくとも一方
    の両端電圧に応じた信号を検出し、検出信号が所定値を
    越えたとき前記インバ−タの制御手段を制御してスイッ
    チング装置をオフまたはスイッチング周波数を高くする
    保護手段と;を具備したことを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の電源装置の前記イ
    ンバ−タにて放電灯を点灯することを特徴とする放電灯
    点灯装置。
  4. 【請求項4】照明器具本体と;この器具本体に設けられ
    た放電灯と;この放電灯を点灯する請求項3に記載の放
    電灯点灯装置と;を具備したことを特徴とする照明装
    置。
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