JPH05274768A - 光学式ディスクのローディング装置 - Google Patents
光学式ディスクのローディング装置Info
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- JPH05274768A JPH05274768A JP4066787A JP6678792A JPH05274768A JP H05274768 A JPH05274768 A JP H05274768A JP 4066787 A JP4066787 A JP 4066787A JP 6678792 A JP6678792 A JP 6678792A JP H05274768 A JPH05274768 A JP H05274768A
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- optical
- gear
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の光学式ディスクを順次再生する機器に
おいて、1枚の光学式ディスクを再生中にその他の光学
式ディスクを交換するために再生中のローディングが可
能なメカニズムの構造を駆動用のモーターの数量を削減
して、簡単な構成にて実現し、コストダウンを図ると共
に、メカニズムの小型化、省スペース化を図る。 【構成】 光学式ディスク2の信号を読み取る光デッキ
部9と、複数の光学式ディスクを光デッキ部9まで搬送
するローディング部7と、1つの駆動用モーター10
と、その駆動用モーター10に伝達用部材11を介して
連結され、前記光デッキ部9の一部に係合して光デッキ
部9を昇降させる昇降カム12と、上下2段の欠け歯形
状を備えた制御歯車14と、2つの駆動歯車15、16
により、昇降カム12の両方向の回転を、昇降カム12
に連動して1方向の運動に切り替え、前記ローディング
部7を直進往復運動させる。
おいて、1枚の光学式ディスクを再生中にその他の光学
式ディスクを交換するために再生中のローディングが可
能なメカニズムの構造を駆動用のモーターの数量を削減
して、簡単な構成にて実現し、コストダウンを図ると共
に、メカニズムの小型化、省スペース化を図る。 【構成】 光学式ディスク2の信号を読み取る光デッキ
部9と、複数の光学式ディスクを光デッキ部9まで搬送
するローディング部7と、1つの駆動用モーター10
と、その駆動用モーター10に伝達用部材11を介して
連結され、前記光デッキ部9の一部に係合して光デッキ
部9を昇降させる昇降カム12と、上下2段の欠け歯形
状を備えた制御歯車14と、2つの駆動歯車15、16
により、昇降カム12の両方向の回転を、昇降カム12
に連動して1方向の運動に切り替え、前記ローディング
部7を直進往復運動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の光学式ディスク
を順次選択して再生するディスクプレーヤにおいて、光
学式ディスクを再生位置へ搬送して再生を行わせるため
の光学式ディスクのローディング装置に関するものであ
る。
を順次選択して再生するディスクプレーヤにおいて、光
学式ディスクを再生位置へ搬送して再生を行わせるため
の光学式ディスクのローディング装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の光学式ディスクを順次再生
する機器の光学式ディスクのローディング装置は、1枚
の光学式ディスクが再生されている時にも、その他の光
学式ディスクが交換できるように、再生中のローディン
グが可能な構造になっている。
する機器の光学式ディスクのローディング装置は、1枚
の光学式ディスクが再生されている時にも、その他の光
学式ディスクが交換できるように、再生中のローディン
グが可能な構造になっている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
光学式ディスクのローディング装置の一例について説明
する。
光学式ディスクのローディング装置の一例について説明
する。
【0004】図6は従来の光学式ディスクのローディン
グ装置の構成を示すものである。図6において、23は
複数枚の光学式ディスク24を載置するトレイで、載置
するための凹部23aと切り欠き23bを光学式ディス
クの載置可能枚数分備えている。25はトレイ駆動用モ
ーター、26は駆動力伝達用のベルトで、トレイ駆動用
モーター25の回転部とトレイ駆動歯車27に掛けられ
ている。また、トレイ駆動歯車27はトレイ23に設け
られた円周状の歯車23cに噛み合っている。28はロ
ーディングベースで、中央部に設けられた回転軸28a
にトレイ23中央部の穴23dが嵌合している。トレイ
23、トレイ駆動用モーター25、駆動力伝達用のベル
ト26、トレイ駆動歯車27はすべてローディングベー
ス28に組み込まれ、ローディング部29を構成し、一
体となって筺体から突出した光学式ディスク着脱位置と
筺体内へ収納した収納位置の間を直進往復運動を行う。
グ装置の構成を示すものである。図6において、23は
複数枚の光学式ディスク24を載置するトレイで、載置
するための凹部23aと切り欠き23bを光学式ディス
クの載置可能枚数分備えている。25はトレイ駆動用モ
ーター、26は駆動力伝達用のベルトで、トレイ駆動用
モーター25の回転部とトレイ駆動歯車27に掛けられ
ている。また、トレイ駆動歯車27はトレイ23に設け
られた円周状の歯車23cに噛み合っている。28はロ
ーディングベースで、中央部に設けられた回転軸28a
にトレイ23中央部の穴23dが嵌合している。トレイ
23、トレイ駆動用モーター25、駆動力伝達用のベル
ト26、トレイ駆動歯車27はすべてローディングベー
ス28に組み込まれ、ローディング部29を構成し、一
体となって筺体から突出した光学式ディスク着脱位置と
筺体内へ収納した収納位置の間を直進往復運動を行う。
【0005】また、30は固定ベースで、前記ローディ
ング部29の直進往復運動のガイド部30a、30bが
設けられている。31は光学式ディスク24の信号を読
みとる光ピックアップ31aと、光学式ディスク24を
支持して回転させるターンテーブル31bを備えた光デ
ッキ部で、固定ベース30に設けられた回転軸受け部3
0c、30dに回転軸31c、31dが嵌合している。
ング部29の直進往復運動のガイド部30a、30bが
設けられている。31は光学式ディスク24の信号を読
みとる光ピックアップ31aと、光学式ディスク24を
支持して回転させるターンテーブル31bを備えた光デ
ッキ部で、固定ベース30に設けられた回転軸受け部3
0c、30dに回転軸31c、31dが嵌合している。
【0006】32は光デッキ昇降用のモーター、33は
駆動力伝達用のベルトで、昇降用モーター32の回転部
と昇降カム34に掛けられている。昇降カム34には、
34aに示すような一部に傾斜部を備えた摺動面が設け
られており、この摺動面34aに光デッキ部31に設け
られた摺動ピン31eが載置されている。また35は昇
降位置検出用のスイッチで、昇降カム34に位置検出用
の突起34bが設けられている。
駆動力伝達用のベルトで、昇降用モーター32の回転部
と昇降カム34に掛けられている。昇降カム34には、
34aに示すような一部に傾斜部を備えた摺動面が設け
られており、この摺動面34aに光デッキ部31に設け
られた摺動ピン31eが載置されている。また35は昇
降位置検出用のスイッチで、昇降カム34に位置検出用
の突起34bが設けられている。
【0007】36はローディング用のモーター、37は
駆動力伝達用のベルトで、ローディング用のモーター3
6の回転部と駆動歯車38に掛けられている。そして、
駆動歯車38はローディングベース28に設けられたラ
ック28bに噛み合っている。39はローディング部の
位置検出スイッチで、固定ベース30上に取り付けられ
ており、28cはその位置検出スイッチ39を作動させ
るローディングベース28に設けられた突起である。
駆動力伝達用のベルトで、ローディング用のモーター3
6の回転部と駆動歯車38に掛けられている。そして、
駆動歯車38はローディングベース28に設けられたラ
ック28bに噛み合っている。39はローディング部の
位置検出スイッチで、固定ベース30上に取り付けられ
ており、28cはその位置検出スイッチ39を作動させ
るローディングベース28に設けられた突起である。
【0008】上記のような構成において、光学式ディス
ク24を再生する時には、昇降用のモーター32が回転
し、ベルト33によって昇降カム34に回転力が伝達さ
れる。昇降カム34が矢印A方向に回転すると、光デッ
キ部31に設けられた摺動ピン31eが摺動面34aを
摺動し、摺動面34aに設けられた傾斜部によって、光
デッキ部31は回転軸31c、31dを中心とした、図
6に示す矢印E方向の下降位置から上昇位置への回動運
動を行い、ターンテーブル31bが光学式ディスク24
をトレイ23に載置された状態から持ち上げて回転し、
再生が行われる。回動運動の終了は、摺動ピン31eが
摺動面34aの傾斜部を上りきった状態で、昇降カム3
4に設けられた位置検出用の突起34bが昇降位置検出
用のスイッチ35を矢印C方向に倒し、その信号によっ
て昇降用のモーター32が停止する。
ク24を再生する時には、昇降用のモーター32が回転
し、ベルト33によって昇降カム34に回転力が伝達さ
れる。昇降カム34が矢印A方向に回転すると、光デッ
キ部31に設けられた摺動ピン31eが摺動面34aを
摺動し、摺動面34aに設けられた傾斜部によって、光
デッキ部31は回転軸31c、31dを中心とした、図
6に示す矢印E方向の下降位置から上昇位置への回動運
動を行い、ターンテーブル31bが光学式ディスク24
をトレイ23に載置された状態から持ち上げて回転し、
再生が行われる。回動運動の終了は、摺動ピン31eが
摺動面34aの傾斜部を上りきった状態で、昇降カム3
4に設けられた位置検出用の突起34bが昇降位置検出
用のスイッチ35を矢印C方向に倒し、その信号によっ
て昇降用のモーター32が停止する。
【0009】また、別の光学式ディスクを再生する時
は、昇降用のモーター32が逆回転し、昇降カム34が
矢印B方向に回転することにより、光デッキ部31は矢
印F方向の上昇位置から下降位置への回動運動を行う。
その運動の過程で、光学式ディスク24は再度トレイ2
3の凹部23aに載置され、摺動ピン31eが摺動面3
4aの傾斜部を下がりきった状態で、昇降カム34に設
けられた位置検出用の突起34bが、昇降位置検出用の
スイッチ35を矢印D方向に倒し、その信号によって昇
降用のモーター32が停止して、回動運動が終了する。
その後、トレイ駆動用モーター25が回転し、ベルト2
6によってトレイ駆動歯車27に回転力が伝達され、円
周状の歯車23cとの噛み合いによりトレイ23が光学
式ディスク24を載せた状態で回転する。トレイ23は
再生される光学式ディスクが光デッキ部31の有る位置
に来た時に回転を終了する。そしてその状態で、再度、
昇降用のモーター32が回転し、光デッキ部31が矢印
E方向に回動運動を行い、上昇位置に至り、別の光学式
ディスクが再生される。
は、昇降用のモーター32が逆回転し、昇降カム34が
矢印B方向に回転することにより、光デッキ部31は矢
印F方向の上昇位置から下降位置への回動運動を行う。
その運動の過程で、光学式ディスク24は再度トレイ2
3の凹部23aに載置され、摺動ピン31eが摺動面3
4aの傾斜部を下がりきった状態で、昇降カム34に設
けられた位置検出用の突起34bが、昇降位置検出用の
スイッチ35を矢印D方向に倒し、その信号によって昇
降用のモーター32が停止して、回動運動が終了する。
その後、トレイ駆動用モーター25が回転し、ベルト2
6によってトレイ駆動歯車27に回転力が伝達され、円
周状の歯車23cとの噛み合いによりトレイ23が光学
式ディスク24を載せた状態で回転する。トレイ23は
再生される光学式ディスクが光デッキ部31の有る位置
に来た時に回転を終了する。そしてその状態で、再度、
昇降用のモーター32が回転し、光デッキ部31が矢印
E方向に回動運動を行い、上昇位置に至り、別の光学式
ディスクが再生される。
【0010】次に、トレイ23に載置されている光学式
ディスク24を交換するために、ローディング部29を
直進往復運動させる機構について説明する。
ディスク24を交換するために、ローディング部29を
直進往復運動させる機構について説明する。
【0011】ローディングは前述した光デッキ部31の
上昇位置、下降位置のどちらの状態でも行うことが可能
で、ローディング用のモーター36が回転し、ベルト3
7によって駆動歯車38に回転力が伝達され、ラック2
8bとの噛み合いにより、ローディングベース28に直
進する力が伝達され、ローディング部29が直進運動を
開始する。この時、光デッキ部31が上昇位置にある場
合には、トレイ23に設けられた切り欠き23bにより
トレイ23が光デッキ部31に干渉すること無くローデ
ィングすることができる。直進運動の終了は、ローディ
ング部の位置検出スイッチ39がローディングベース2
8に設けられた突起28cによって作動し、その信号で
ローディング用のモーター36が停止し、終了する。
上昇位置、下降位置のどちらの状態でも行うことが可能
で、ローディング用のモーター36が回転し、ベルト3
7によって駆動歯車38に回転力が伝達され、ラック2
8bとの噛み合いにより、ローディングベース28に直
進する力が伝達され、ローディング部29が直進運動を
開始する。この時、光デッキ部31が上昇位置にある場
合には、トレイ23に設けられた切り欠き23bにより
トレイ23が光デッキ部31に干渉すること無くローデ
ィングすることができる。直進運動の終了は、ローディ
ング部の位置検出スイッチ39がローディングベース2
8に設けられた突起28cによって作動し、その信号で
ローディング用のモーター36が停止し、終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の光学式ディスクのローディング装置は、光デ
ッキ部の昇降、トレイの回転、ローディング運動の3つ
の動作のそれぞれに駆動用のモーターや、駆動力伝達用
のベルト等が必要であり、材料コストがかかるばかりで
はなく、メカニズムの小型化、省スペース化に大きな支
障となり、加えて、電気回路においても、3つのモータ
ーのタイミングを制御しながら駆動させる必要があり、
複雑な制御回路が必要になる等の問題点を有していた。
うな従来の光学式ディスクのローディング装置は、光デ
ッキ部の昇降、トレイの回転、ローディング運動の3つ
の動作のそれぞれに駆動用のモーターや、駆動力伝達用
のベルト等が必要であり、材料コストがかかるばかりで
はなく、メカニズムの小型化、省スペース化に大きな支
障となり、加えて、電気回路においても、3つのモータ
ーのタイミングを制御しながら駆動させる必要があり、
複雑な制御回路が必要になる等の問題点を有していた。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、複数
の光学式ディスクを順次再生する機器において、駆動用
のモーターの数量を減少させ、複雑な制御回路を構成す
ることなく、1枚の光学式ディスクが再生されている時
にも、その他の光学式ディスクが交換できるような光学
式ディスクのローディング装置を提供することを目的と
してなされたものである。
の光学式ディスクを順次再生する機器において、駆動用
のモーターの数量を減少させ、複雑な制御回路を構成す
ることなく、1枚の光学式ディスクが再生されている時
にも、その他の光学式ディスクが交換できるような光学
式ディスクのローディング装置を提供することを目的と
してなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の光学式ディスクのローディング装置は、複数
の光学式ディスクを載置して筺体から突出した光学式デ
ィスク着脱位置と筺体内へ収納した収納位置の間を往復
運動し、かつ筺体内へ収納した収納位置で選択的に一枚
の光学式ディスクを再生位置まで搬送するローディング
部と、前記再生位置と非再生位置の間で昇降し、前記再
生位置で光学式ディスクの信号を読み取る光デッキ部
と、1つの駆動用モーターと、前記駆動用モーターの駆
動力によって回転すると共に回転運動に伴って前記光デ
ッキ部の一部に係合して前記光デッキ部を前記再生位置
と非再生位置の間で昇降させる昇降カムと、前記昇降カ
ムにより前記光デッキ部を前記再生位置か非再生位置に
移動を完了した状態で前記昇降カムの両方向の回転を、
前記昇降カムに連動して前記ローディング部の前記往復
運動に切り換える動力切り替え伝達手段を設けたことを
特徴とするものである。
に本発明の光学式ディスクのローディング装置は、複数
の光学式ディスクを載置して筺体から突出した光学式デ
ィスク着脱位置と筺体内へ収納した収納位置の間を往復
運動し、かつ筺体内へ収納した収納位置で選択的に一枚
の光学式ディスクを再生位置まで搬送するローディング
部と、前記再生位置と非再生位置の間で昇降し、前記再
生位置で光学式ディスクの信号を読み取る光デッキ部
と、1つの駆動用モーターと、前記駆動用モーターの駆
動力によって回転すると共に回転運動に伴って前記光デ
ッキ部の一部に係合して前記光デッキ部を前記再生位置
と非再生位置の間で昇降させる昇降カムと、前記昇降カ
ムにより前記光デッキ部を前記再生位置か非再生位置に
移動を完了した状態で前記昇降カムの両方向の回転を、
前記昇降カムに連動して前記ローディング部の前記往復
運動に切り換える動力切り替え伝達手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成によって、前記昇降カム
により前記光デッキ部を前記再生位置か非再生位置に移
動を完了した状態で前記昇降カムの両方向の回転を、前
記昇降カムに連動して前記ローディング部の前記往復運
動に切り換える動力切り替え伝達手段を設けたことによ
り駆動用のモーターや、駆動力伝達用の部材の数量を減
少させ、材料コストを低減できるだけでなく、メカニズ
ムの小型化を実現でき、更に、電気回路においても、多
数のモーターのタイミングを制御しながら駆動させる必
要が無くなって、制御回路を簡素化できるようになる。
により前記光デッキ部を前記再生位置か非再生位置に移
動を完了した状態で前記昇降カムの両方向の回転を、前
記昇降カムに連動して前記ローディング部の前記往復運
動に切り換える動力切り替え伝達手段を設けたことによ
り駆動用のモーターや、駆動力伝達用の部材の数量を減
少させ、材料コストを低減できるだけでなく、メカニズ
ムの小型化を実現でき、更に、電気回路においても、多
数のモーターのタイミングを制御しながら駆動させる必
要が無くなって、制御回路を簡素化できるようになる。
【0016】
【実施例】以下本発明光学式ディスクのローディング装
置の実施例について、図1〜図5を参照しながら詳細に
説明する。
置の実施例について、図1〜図5を参照しながら詳細に
説明する。
【0017】図1〜図3は本発明の第1の実施例におけ
る光学式ディスクのローディング装置の構成を示すもの
である。
る光学式ディスクのローディング装置の構成を示すもの
である。
【0018】図1〜図3において、1は複数枚の光学式
ディスク2を載置するトレイで、載置するための凹部1
aと、切り欠き1bとを、光学式ディスクの載置可能枚
数分備えている。3はトレイ駆動用モーター、4は駆動
力伝達用のベルトで、トレイ駆動用モーター3の回転部
と、トレイ駆動歯車5に掛けられている。また、トレイ
駆動歯車5はトレイ1に設けられた円周状の歯車1cに
噛み合っている。6はローディングベースで、中央部に
設けられた回転軸6aにトレイ1中央部の1dの穴が嵌
合している。トレイ1、トレイ駆動用モーター3、駆動
力伝達用のベルト4、トレイ駆動歯車5はすべて、ロー
ディングベース6に組み込まれ、ローディング部7を構
成し、一体となって筺体から突出した光学式ディスク着
脱位置と筺体内へ収納した収納位置の間を直進往復運動
を行う。
ディスク2を載置するトレイで、載置するための凹部1
aと、切り欠き1bとを、光学式ディスクの載置可能枚
数分備えている。3はトレイ駆動用モーター、4は駆動
力伝達用のベルトで、トレイ駆動用モーター3の回転部
と、トレイ駆動歯車5に掛けられている。また、トレイ
駆動歯車5はトレイ1に設けられた円周状の歯車1cに
噛み合っている。6はローディングベースで、中央部に
設けられた回転軸6aにトレイ1中央部の1dの穴が嵌
合している。トレイ1、トレイ駆動用モーター3、駆動
力伝達用のベルト4、トレイ駆動歯車5はすべて、ロー
ディングベース6に組み込まれ、ローディング部7を構
成し、一体となって筺体から突出した光学式ディスク着
脱位置と筺体内へ収納した収納位置の間を直進往復運動
を行う。
【0019】また、8は固定ベースで、前記ローディン
グ部7の直線往復運動のガイド部8a、8bが設けられ
ている。9は光学式ディスク2の信号を読みとる光ピッ
クアップ9aと光学式ディスク2を支持して、回転させ
るターンテーブル9bを備えた光デッキ部で、固定ベー
ス8に設けられた回転軸受け部8c、8dに回転軸9
c、9dが嵌合している。
グ部7の直線往復運動のガイド部8a、8bが設けられ
ている。9は光学式ディスク2の信号を読みとる光ピッ
クアップ9aと光学式ディスク2を支持して、回転させ
るターンテーブル9bを備えた光デッキ部で、固定ベー
ス8に設けられた回転軸受け部8c、8dに回転軸9
c、9dが嵌合している。
【0020】10は光デッキ昇降とローディング用のモ
ーター、11は駆動力伝達用のベルトで、昇降、ローデ
ィング用モーター10の回転部と昇降カム12に掛けら
れている。昇降カム12には12aに示すような一部に
傾斜部を備えた摺動面が設けられており、この摺動面1
2aに光デッキ部9に設けられた摺動ピン9eが載置さ
れている。また、光デッキ部9に設けられた摺動ピン9
eは、光デッキ部9が回転軸9c、9dを中心に回動す
るため摺動ピン9eの先端と昇降カム12の回転中心と
の距離が変化し、昇降カム12の摺動面12aの上昇し
た位置と下降した位置は径の異なる位置に設けてあり、
支障なく摺動できる。また13は昇降位置検出用のスイ
ッチで、昇降カム12に位置検出用の突起12bが設け
られている。
ーター、11は駆動力伝達用のベルトで、昇降、ローデ
ィング用モーター10の回転部と昇降カム12に掛けら
れている。昇降カム12には12aに示すような一部に
傾斜部を備えた摺動面が設けられており、この摺動面1
2aに光デッキ部9に設けられた摺動ピン9eが載置さ
れている。また、光デッキ部9に設けられた摺動ピン9
eは、光デッキ部9が回転軸9c、9dを中心に回動す
るため摺動ピン9eの先端と昇降カム12の回転中心と
の距離が変化し、昇降カム12の摺動面12aの上昇し
た位置と下降した位置は径の異なる位置に設けてあり、
支障なく摺動できる。また13は昇降位置検出用のスイ
ッチで、昇降カム12に位置検出用の突起12bが設け
られている。
【0021】14は昇降カム12にかみ合った制御歯車
で、これには図2の14a、14bに示すようなある範
囲で歯車を欠落させた欠け歯形状の欠歯歯車が上下2段
設けられている。そしてこの欠歯歯車14a、14bに
噛み合う位置関係に、それぞれ従動歯車15と、従動歯
車16が配置されている。また、従動歯車15と従動歯
車16はお互いに噛み合う位置関係にある。
で、これには図2の14a、14bに示すようなある範
囲で歯車を欠落させた欠け歯形状の欠歯歯車が上下2段
設けられている。そしてこの欠歯歯車14a、14bに
噛み合う位置関係に、それぞれ従動歯車15と、従動歯
車16が配置されている。また、従動歯車15と従動歯
車16はお互いに噛み合う位置関係にある。
【0022】従動歯車15はローディングベース6に設
けられたラック6bに噛み合っている。17はローディ
ング部の位置検出スイッチで、固定ベース8上に取り付
けられており、6cはその位置検出スイッチ17を作動
させるローディングベース6に設けられた突起である。
けられたラック6bに噛み合っている。17はローディ
ング部の位置検出スイッチで、固定ベース8上に取り付
けられており、6cはその位置検出スイッチ17を作動
させるローディングベース6に設けられた突起である。
【0023】以上のように構成された光学式ディスクの
ローディング装置について、以下その動作について説明
する。
ローディング装置について、以下その動作について説明
する。
【0024】まず光学式ディスク2を再生する時には、
昇降、ローディング用のモーター10が回転し、ベルト
11によって昇降カム12に回転力が伝達される。昇降
カム12が矢印A方向に回転すると、光デッキ部9に設
けられた摺動ピン9eが摺動面12aを摺動し、摺動面
12aに設けられた傾斜部によって光デッキ部9は回転
軸9c、9dを中心とした、図1に示す矢印E方向の下
降位置から上昇位置への回動運動を行い、ターンテーブ
ル9bが光学式ディスク2をトレイ1に載置された状態
から持ち上げて回転し、再生が行われる。回動運動の終
了は、摺動ピン9eが摺動面12aの傾斜部を上りきっ
た状態で、昇降カム12に設けられた位置検出用の突起
12bが昇降位置検出用のスイッチ13を矢印C方向に
倒し、その信号によって昇降、ローディング用のモータ
ー10が停止する。
昇降、ローディング用のモーター10が回転し、ベルト
11によって昇降カム12に回転力が伝達される。昇降
カム12が矢印A方向に回転すると、光デッキ部9に設
けられた摺動ピン9eが摺動面12aを摺動し、摺動面
12aに設けられた傾斜部によって光デッキ部9は回転
軸9c、9dを中心とした、図1に示す矢印E方向の下
降位置から上昇位置への回動運動を行い、ターンテーブ
ル9bが光学式ディスク2をトレイ1に載置された状態
から持ち上げて回転し、再生が行われる。回動運動の終
了は、摺動ピン9eが摺動面12aの傾斜部を上りきっ
た状態で、昇降カム12に設けられた位置検出用の突起
12bが昇降位置検出用のスイッチ13を矢印C方向に
倒し、その信号によって昇降、ローディング用のモータ
ー10が停止する。
【0025】また、別の光学式ディスクを再生する時
は、昇降、ローディング用のモーター10が逆回転し、
昇降カム12が矢印B方向に回転することにより光デッ
キ部9は上昇位置から下降位置へ矢印F方向の回動運動
を行う。その運動の過程で、光学式ディスク2は、再度
トレイ1の凹部1aに載置され、摺動ピン9eが摺動面
12aの傾斜部を下がりきった状態で、昇降カム12に
設けられた位置検出用の突起12bが昇降位置検出用の
スイッチ13を矢印D方向に倒し、その信号によって昇
降、ローディング用のモーター10が停止して、回動運
動が終了する。その後、トレイ駆動用モーター3が回転
し、ベルト4によってトレイ駆動歯車5に回転力が伝達
され、円周状の歯車1cとの噛み合いによりトレイ1が
光学式ディスク2を載せた状態で回転する。トレイ1
は、再生される光学式ディスクが、光デッキ部9の有る
位置にきた時に回転を終了する。そしてその状態で、再
度、昇降、ローディング用のモーター10が回転し、光
デッキ部9が矢印E方向に回動運動を行い、上昇位置に
至り、別の光学式ディスクが再生される。
は、昇降、ローディング用のモーター10が逆回転し、
昇降カム12が矢印B方向に回転することにより光デッ
キ部9は上昇位置から下降位置へ矢印F方向の回動運動
を行う。その運動の過程で、光学式ディスク2は、再度
トレイ1の凹部1aに載置され、摺動ピン9eが摺動面
12aの傾斜部を下がりきった状態で、昇降カム12に
設けられた位置検出用の突起12bが昇降位置検出用の
スイッチ13を矢印D方向に倒し、その信号によって昇
降、ローディング用のモーター10が停止して、回動運
動が終了する。その後、トレイ駆動用モーター3が回転
し、ベルト4によってトレイ駆動歯車5に回転力が伝達
され、円周状の歯車1cとの噛み合いによりトレイ1が
光学式ディスク2を載せた状態で回転する。トレイ1
は、再生される光学式ディスクが、光デッキ部9の有る
位置にきた時に回転を終了する。そしてその状態で、再
度、昇降、ローディング用のモーター10が回転し、光
デッキ部9が矢印E方向に回動運動を行い、上昇位置に
至り、別の光学式ディスクが再生される。
【0026】光デッキ部9の摺動ピン9eが、昇降カム
12に設けられた摺動面12aの傾斜部を摺動し、光デ
ッキ部9が回動運動する範囲、すなわち、昇降位置検出
用のスイッチ13によって、昇降カム12が回転停止す
る範囲では、制御歯車14に設けられた上下2段の欠歯
歯車14a、14bは従動歯車15と、従動歯車16に
噛み合っていないため、光デッキ部9の昇降運動中は、
ローディング部7の直進往復運動が行われない。
12に設けられた摺動面12aの傾斜部を摺動し、光デ
ッキ部9が回動運動する範囲、すなわち、昇降位置検出
用のスイッチ13によって、昇降カム12が回転停止す
る範囲では、制御歯車14に設けられた上下2段の欠歯
歯車14a、14bは従動歯車15と、従動歯車16に
噛み合っていないため、光デッキ部9の昇降運動中は、
ローディング部7の直進往復運動が行われない。
【0027】次に、トレイ1に載置されている光学式デ
ィスク2を交換するために、ローディング部7を直進往
復運動させる機構について説明する。
ィスク2を交換するために、ローディング部7を直進往
復運動させる機構について説明する。
【0028】まず、光学式ディスク2が再生されていな
い時のローディングは、光デッキ部9が下降位置への回
動運動を終了した状態から、昇降カム12が更に矢印B
方向に回転する。この時、光デッキ部9に設けられた摺
動ピン9eは、昇降カム12に設けられた摺動面12a
の下降位置の平坦部を摺動するため、昇降カム12が回
転しても、光デッキ部9は下降位置で定位したままであ
る。
い時のローディングは、光デッキ部9が下降位置への回
動運動を終了した状態から、昇降カム12が更に矢印B
方向に回転する。この時、光デッキ部9に設けられた摺
動ピン9eは、昇降カム12に設けられた摺動面12a
の下降位置の平坦部を摺動するため、昇降カム12が回
転しても、光デッキ部9は下降位置で定位したままであ
る。
【0029】昇降カム12の矢印B方向の回転により制
御歯車14は矢印H方向に回転し、欠歯歯車14aの歯
14Cが、従動歯車15に噛み合った時に、従動歯車1
5は反時計方向の駆動力を与えられ、ローディング部7
が固定ベース8から突出する方向へ直進運動を開始す
る。
御歯車14は矢印H方向に回転し、欠歯歯車14aの歯
14Cが、従動歯車15に噛み合った時に、従動歯車1
5は反時計方向の駆動力を与えられ、ローディング部7
が固定ベース8から突出する方向へ直進運動を開始す
る。
【0030】次に、光学式ディスク2が再生されている
時のローディングは、光デッキ部9が上昇位置への回動
運動を終了した状態から昇降カム12が更に矢印A方向
に回転する。この時、光デッキ部9に設けられた摺動ピ
ン9eは昇降カム12に設けられた摺動面12aの上昇
位置の平坦部を摺動するため、昇降カム12が回転して
も光デッキ部9は上昇位置で定位したままである。
時のローディングは、光デッキ部9が上昇位置への回動
運動を終了した状態から昇降カム12が更に矢印A方向
に回転する。この時、光デッキ部9に設けられた摺動ピ
ン9eは昇降カム12に設けられた摺動面12aの上昇
位置の平坦部を摺動するため、昇降カム12が回転して
も光デッキ部9は上昇位置で定位したままである。
【0031】昇降カム12の矢印A方向の回転により、
制御歯車14は矢印G方向に回転し、欠歯歯車14bの
歯14Dが、従動歯車16に噛み合った時に、従動歯車
16は時計方向の駆動力を与えられ、従動歯車16に噛
み合っている従動歯車15に反時計方向の駆動力が発生
して、ローディング部7が固定ベース8から突出する方
向へ直進運動を開始する。またこの時、トレイ1に設け
られた切り欠き1bによりトレイ1が光デッキ部9に干
渉すること無くローディングすることができる。また、
ローディング部7を固定ベース8内へ収納する方向へ直
進運動させる時は昇降、ローディング用のモータ10を
逆転させることにより行われる。
制御歯車14は矢印G方向に回転し、欠歯歯車14bの
歯14Dが、従動歯車16に噛み合った時に、従動歯車
16は時計方向の駆動力を与えられ、従動歯車16に噛
み合っている従動歯車15に反時計方向の駆動力が発生
して、ローディング部7が固定ベース8から突出する方
向へ直進運動を開始する。またこの時、トレイ1に設け
られた切り欠き1bによりトレイ1が光デッキ部9に干
渉すること無くローディングすることができる。また、
ローディング部7を固定ベース8内へ収納する方向へ直
進運動させる時は昇降、ローディング用のモータ10を
逆転させることにより行われる。
【0032】直進運動の終了は、両モード共に、ローデ
ィング部の位置検出スイッチ17がローディングベース
6に設けられた突起6cによって作動し、その信号で昇
降、ローディング用のモーター10が停止し、終了す
る。
ィング部の位置検出スイッチ17がローディングベース
6に設けられた突起6cによって作動し、その信号で昇
降、ローディング用のモーター10が停止し、終了す
る。
【0033】以上のように本実施例によれば、昇降カム
に噛み合った制御歯車に上下2段の欠け歯形状を持つ欠
歯歯車を設け、これに2つの従動歯車を噛み合わせるこ
とにより、昇降カムの異なった2方向の回転を、光デッ
キ部の昇降運動のタイミングに合わせて、1方向に切り
替え、光デッキ部の昇降とローディング部の直進往復運
動を1つのモーターで行うことができる。
に噛み合った制御歯車に上下2段の欠け歯形状を持つ欠
歯歯車を設け、これに2つの従動歯車を噛み合わせるこ
とにより、昇降カムの異なった2方向の回転を、光デッ
キ部の昇降運動のタイミングに合わせて、1方向に切り
替え、光デッキ部の昇降とローディング部の直進往復運
動を1つのモーターで行うことができる。
【0034】次に、第2の実施例について説明する。図
4〜図5は本発明の第2の実施例における光学式ディス
クのローディング装置の構成を示すものである。図4〜
図5において、第1の実施例と同一の働きをするものに
ついては、同じ番号を付与し、機能の説明を省略する。
4〜図5は本発明の第2の実施例における光学式ディス
クのローディング装置の構成を示すものである。図4〜
図5において、第1の実施例と同一の働きをするものに
ついては、同じ番号を付与し、機能の説明を省略する。
【0035】18は昇降カムで、昇降カム18には、1
8aに示すような一部に傾斜部を備えた摺動面が設けら
れており、この摺動面18aに光デッキ部9に設けられ
た摺動ピン9eが載置されている。18bは、昇降位置
検出用のスイッチ13を作動させる位置検出用の突起で
ある。また、図5に示すように昇降カム18の裏面に
は、18cに示すような、それぞれ半径の異なる同心状
の溝3本(I、J、K)と、その溝を連続的につなぐ溝
で形成される、切り替え用の溝が設けられており、これ
に切り替えレバー19に設けられた切り替えピン19a
が嵌合している。20は駆動力伝達用の歯車で、昇降カ
ム18に噛み合っている。切り替えレバー19の回転中
心19bと、駆動力伝達用の歯車20の回転中心20a
は一致しており、更に、切り替えレバー19の多端に
は、軸19cが設けられ、これに、遊星歯車21が挿入
されている。遊星歯車21は、切り替えレバー19の回
転に合わせて回転中心19bの周りに回転を行うが、回
転中心の一致している駆動力伝達用の歯車20とは、常
に噛み合った関係を保ち、一方、L、Nに示す回転静止
位置で、それぞれローディングベース6に設けられたラ
ック6bと、駆動歯車22にかみ合う位置関係にある。
また、駆動歯車22も、ローディングベース6に設けら
れたラック6bに噛み合っている。
8aに示すような一部に傾斜部を備えた摺動面が設けら
れており、この摺動面18aに光デッキ部9に設けられ
た摺動ピン9eが載置されている。18bは、昇降位置
検出用のスイッチ13を作動させる位置検出用の突起で
ある。また、図5に示すように昇降カム18の裏面に
は、18cに示すような、それぞれ半径の異なる同心状
の溝3本(I、J、K)と、その溝を連続的につなぐ溝
で形成される、切り替え用の溝が設けられており、これ
に切り替えレバー19に設けられた切り替えピン19a
が嵌合している。20は駆動力伝達用の歯車で、昇降カ
ム18に噛み合っている。切り替えレバー19の回転中
心19bと、駆動力伝達用の歯車20の回転中心20a
は一致しており、更に、切り替えレバー19の多端に
は、軸19cが設けられ、これに、遊星歯車21が挿入
されている。遊星歯車21は、切り替えレバー19の回
転に合わせて回転中心19bの周りに回転を行うが、回
転中心の一致している駆動力伝達用の歯車20とは、常
に噛み合った関係を保ち、一方、L、Nに示す回転静止
位置で、それぞれローディングベース6に設けられたラ
ック6bと、駆動歯車22にかみ合う位置関係にある。
また、駆動歯車22も、ローディングベース6に設けら
れたラック6bに噛み合っている。
【0036】以上のように構成された光学式ディスクの
ローディング装置について、以下その動作について説明
する。
ローディング装置について、以下その動作について説明
する。
【0037】光学式ディスク2を再生する時の光デッキ
部9の回動運動や、別の光学式ディスクを再生する時の
光デッキ部9の回動運動と、トレイ1の回転運動は実施
例1と全く同じように行われる。
部9の回動運動や、別の光学式ディスクを再生する時の
光デッキ部9の回動運動と、トレイ1の回転運動は実施
例1と全く同じように行われる。
【0038】ただし、光デッキ部9の摺動ピン9eが昇
降カム18に設けられた摺動面18aの傾斜部を摺動
し、光デッキ部9が回動運動する範囲、すなわち、昇降
位置検出用のスイッチ13によって昇降カム18が回転
停止する範囲では、切り替えレバー19に設けられた切
り替えピン19aが昇降カム18の裏面の切り替え用の
溝18cの同心状溝Iの部分を摺動するため、切り替え
レバー19には回転力が発生せず、遊星歯車21はMの
位置に定位して、ローディングベース6に設けられたラ
ック6bにも、駆動歯車22にも噛み合わないので、光
デッキ部9の昇降運動中は、ローディング部7の直進往
復運動が行われない。
降カム18に設けられた摺動面18aの傾斜部を摺動
し、光デッキ部9が回動運動する範囲、すなわち、昇降
位置検出用のスイッチ13によって昇降カム18が回転
停止する範囲では、切り替えレバー19に設けられた切
り替えピン19aが昇降カム18の裏面の切り替え用の
溝18cの同心状溝Iの部分を摺動するため、切り替え
レバー19には回転力が発生せず、遊星歯車21はMの
位置に定位して、ローディングベース6に設けられたラ
ック6bにも、駆動歯車22にも噛み合わないので、光
デッキ部9の昇降運動中は、ローディング部7の直進往
復運動が行われない。
【0039】次に、トレイ1に載置されている光学式デ
ィスク2を交換するために、ローディング部7を直進往
復運動させる機構について説明する。
ィスク2を交換するために、ローディング部7を直進往
復運動させる機構について説明する。
【0040】まず、光学式ディスク2が再生されていな
い時のローディングは、光デッキ部9が下降位置への回
動運動を終了した状態から、昇降カム18が更に矢印B
方向に回転する。この時、光デッキ部9に設けられた摺
動ピン9eは、昇降カム18に設けられた摺動面18a
の下降位置の平坦部を摺動するため、昇降カム18が回
転しても、光デッキ部9は下降位置で定位したままであ
る。
い時のローディングは、光デッキ部9が下降位置への回
動運動を終了した状態から、昇降カム18が更に矢印B
方向に回転する。この時、光デッキ部9に設けられた摺
動ピン9eは、昇降カム18に設けられた摺動面18a
の下降位置の平坦部を摺動するため、昇降カム18が回
転しても、光デッキ部9は下降位置で定位したままであ
る。
【0041】昇降カム18のB方向の回転により、切り
替えレバー19に設けられた切り替えピン19aは、昇
降カム18裏面の切り替え用の溝18cの同心状溝Iか
らKの部分に連続的に乗り移って摺動するため、切り替
えレバー19には、回転中心19bの周りに矢印O方向
の回転力が発生し、切り替えレバー19と共に、遊星歯
車21がMからLの位置まで移動して、定位する。そし
てこの位置で、ローディングベース6に設けられたラッ
ク6bにかみ合うため、遊星歯車21の反時計方向の回
転力により、ローディング部7が直進運動を行う。
替えレバー19に設けられた切り替えピン19aは、昇
降カム18裏面の切り替え用の溝18cの同心状溝Iか
らKの部分に連続的に乗り移って摺動するため、切り替
えレバー19には、回転中心19bの周りに矢印O方向
の回転力が発生し、切り替えレバー19と共に、遊星歯
車21がMからLの位置まで移動して、定位する。そし
てこの位置で、ローディングベース6に設けられたラッ
ク6bにかみ合うため、遊星歯車21の反時計方向の回
転力により、ローディング部7が直進運動を行う。
【0042】次に、光学式ディスク2が再生されている
時のローディングは、光デッキ部9が上昇位置への回動
運動を終了した状態から、昇降カム18が更に矢印A方
向に回転する。この時、光デッキ部9に設けられた摺動
ピン9eは、昇降カム18に設けられた摺動面18aの
上昇位置の平坦部を摺動するため、昇降カム18が回転
しても、光デッキ部9は上昇位置で定位したままであ
る。
時のローディングは、光デッキ部9が上昇位置への回動
運動を終了した状態から、昇降カム18が更に矢印A方
向に回転する。この時、光デッキ部9に設けられた摺動
ピン9eは、昇降カム18に設けられた摺動面18aの
上昇位置の平坦部を摺動するため、昇降カム18が回転
しても、光デッキ部9は上昇位置で定位したままであ
る。
【0043】昇降カム18の矢印A方向の回転により、
切り替えレバー19に設けられた切り替えピン19a
は、昇降カム18の裏面の切り替え用の溝18cの同心
状溝IからJの部分に連続的に乗り移って摺動するた
め、切り替えレバー19には回転中心19bの周りに矢
印P方向の回転力が発生し、切り替えレバー19と共
に、遊星歯車21がMからNの位置まで移動して、定位
する。そしてこの位置で、駆動歯車22と噛み合い、駆
動歯車22には、反時計方向の回転力が与えられ、駆動
歯車22と、ローディングベース6に設けられたラック
6bとの噛み合いにより、ローディング部7が直進運動
を行う。
切り替えレバー19に設けられた切り替えピン19a
は、昇降カム18の裏面の切り替え用の溝18cの同心
状溝IからJの部分に連続的に乗り移って摺動するた
め、切り替えレバー19には回転中心19bの周りに矢
印P方向の回転力が発生し、切り替えレバー19と共
に、遊星歯車21がMからNの位置まで移動して、定位
する。そしてこの位置で、駆動歯車22と噛み合い、駆
動歯車22には、反時計方向の回転力が与えられ、駆動
歯車22と、ローディングベース6に設けられたラック
6bとの噛み合いにより、ローディング部7が直進運動
を行う。
【0044】直進運動の終了は、両モード共に、ローデ
ィング部の位置検出スイッチ17が、ローディングベー
ス6に設けられた突起6cによって作動し、その信号で
昇降、ローディング用のモーター10が停止し、終了す
る。
ィング部の位置検出スイッチ17が、ローディングベー
ス6に設けられた突起6cによって作動し、その信号で
昇降、ローディング用のモーター10が停止し、終了す
る。
【0045】以上のように本実施例によれば、遊星歯車
を備えた切り替えレバーを設け、それを昇降カム裏面に
設けた切り替え用の溝によって回転させることにより、
昇降カムの異なった2方向の回転を、光デッキ部の昇降
運動のタイミングに合わせて、1方向に切り替え、光デ
ッキ部の昇降と、ローディング部の直進往復運動を1つ
のモーターで行うことができる。
を備えた切り替えレバーを設け、それを昇降カム裏面に
設けた切り替え用の溝によって回転させることにより、
昇降カムの異なった2方向の回転を、光デッキ部の昇降
運動のタイミングに合わせて、1方向に切り替え、光デ
ッキ部の昇降と、ローディング部の直進往復運動を1つ
のモーターで行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明の光学式ディスクの
ローディング装置は、複数の光学式ディスクを載置して
筺体から突出した光学式ディスク着脱位置と筺体内へ収
納した収納位置の間を往復運動し、かつ筺体内へ収納し
た収納位置で選択的に一枚の光学式ディスクを再生位置
まで搬送するローディング部と、前記再生位置と非再生
位置の間で昇降し、前記再生位置で光学式ディスクの信
号を読み取る光デッキ部と、1つの駆動用モーターと、
前記駆動用モーターの駆動力によって回転すると共に回
転運動に伴って前記光デッキ部の一部に係合して前記光
デッキ部を前記再生位置と非再生位置の間で昇降させる
昇降カムと、前記昇降カムにより前記光デッキ部を前記
再生位置か非再生位置に移動を完了した状態で前記昇降
カムの両方向の回転を、前記昇降カムに連動して前記ロ
ーディング部の前記往復運動に切り換える動力切り替え
伝達手段を設けたことにより光デッキ部の昇降と、ロー
ディング部の往復運動を1つのモーターで行うことがで
き、駆動用のモーターや、駆動力伝達用の部材の数量を
減少させ、材料コストを低減できるだけでなく、メカニ
ズムの小型化を実現でき、更に、電気回路においても、
多数のモーターのタイミングを制御しながら駆動させる
必要が無くなって、制御回路を簡素化できるようにな
る。
ローディング装置は、複数の光学式ディスクを載置して
筺体から突出した光学式ディスク着脱位置と筺体内へ収
納した収納位置の間を往復運動し、かつ筺体内へ収納し
た収納位置で選択的に一枚の光学式ディスクを再生位置
まで搬送するローディング部と、前記再生位置と非再生
位置の間で昇降し、前記再生位置で光学式ディスクの信
号を読み取る光デッキ部と、1つの駆動用モーターと、
前記駆動用モーターの駆動力によって回転すると共に回
転運動に伴って前記光デッキ部の一部に係合して前記光
デッキ部を前記再生位置と非再生位置の間で昇降させる
昇降カムと、前記昇降カムにより前記光デッキ部を前記
再生位置か非再生位置に移動を完了した状態で前記昇降
カムの両方向の回転を、前記昇降カムに連動して前記ロ
ーディング部の前記往復運動に切り換える動力切り替え
伝達手段を設けたことにより光デッキ部の昇降と、ロー
ディング部の往復運動を1つのモーターで行うことがで
き、駆動用のモーターや、駆動力伝達用の部材の数量を
減少させ、材料コストを低減できるだけでなく、メカニ
ズムの小型化を実現でき、更に、電気回路においても、
多数のモーターのタイミングを制御しながら駆動させる
必要が無くなって、制御回路を簡素化できるようにな
る。
【図1】本発明の第1の実施例における光学式ディスク
のローディング装置の構成を示す分解斜視図
のローディング装置の構成を示す分解斜視図
【図2】本発明の第1の実施例における光学式ディスク
のローディング装置の要部構成を示す斜視図
のローディング装置の要部構成を示す斜視図
【図3】本発明の第1の実施例における光学式ディスク
のローディング装置の要部構成を示す平面図
のローディング装置の要部構成を示す平面図
【図4】本発明の第2の実施例における光学式ディスク
のローディング装置の構成を示す分解斜視図
のローディング装置の構成を示す分解斜視図
【図5】本発明の第2の実施例における光学式ディスク
のローディング装置の要部構成を示す平面図
のローディング装置の要部構成を示す平面図
【図6】従来の光学式ディスクのローディング装置の構
成を示す分解斜視図
成を示す分解斜視図
1 トレイ 2 光学式ディスク 3 トレイ駆動用モーター 4 駆動力伝達用のベルト 5 トレイ駆動歯車 6 ローディングベース 7 ローディング部 8 固定ベース 9 光デッキ部 10 光デッキ昇降とローディング用のモーター 11 駆動力伝達用のベルト 12 昇降カム(実施例1) 13 昇降位置検出用のスイッチ 14 制御歯車 15 従動歯車 16 従動歯車 17 ローディング部の位置検出スイッチ 18 昇降カム(実施例2) 19 切り替えレバー 20 駆動力伝達用の歯車 21 遊星歯車 22 駆動歯車
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の光学式ディスクを載置して筺体か
ら突出した光学式ディスク着脱位置と筺体内へ収納した
収納位置の間を往復運動し、かつ筺体内へ収納した収納
位置で選択的に一枚の光学式ディスクを再生位置まで搬
送するローディング部と、前記再生位置と非再生位置の
間で昇降し、前記再生位置で光学式ディスクの信号を読
み取る光デッキ部と、1つの駆動用モーターと、前記駆
動用モーターの駆動力によって回転すると共に回転運動
に伴って前記光デッキ部の一部に係合して前記光デッキ
部を前記再生位置と非再生位置の間で昇降させる昇降カ
ムと、前記昇降カムにより前記光デッキ部を前記再生位
置か非再生位置に移動を完了した状態で前記昇降カムの
両方向の回転を、前記昇降カムに連動して前記ローディ
ング部の前記往復運動に切り換える動力切り替え伝達手
段を設けたことを特徴とする光学式ディスクのローディ
ング装置。 - 【請求項2】 請求項1の動力切り替え伝達手段とし
て、前記昇降カムと一体の回転歯車と、前記回転歯車に
常時噛み合う制御歯車と、前記制御歯車と同軸で一体に
回転し、ある範囲で歯車を欠落させた欠け歯形状を有す
る第一、第二の欠歯歯車と、前記昇降カムにより前記光
デッキ部を前記再生位置にした状態の時に前記第一の欠
歯歯車の歯部に噛み合い前記昇降カムの回転を前記制御
歯車と前記第一の欠歯歯車の歯部を介して伝達される第
一の従動歯車と、前記第一の従動歯車と常時噛み合い、
かつ前記昇降カムにより前記光デッキ部を前記非再生位
置にした状態の時に前記第二の欠歯歯車の歯部に噛み合
い前記昇降カムの回転を前記制御歯車と前記第二の欠歯
歯車の歯部を介して伝達される第二の従動歯車とから構
成し、前記第二の従動歯車の回転を前記ローディング部
に伝達したことを特徴とする請求項1記載の光学式ディ
スクのローディング装置 - 【請求項3】 請求項1の動力切り替え伝達手段とし
て、前記昇降カムと一体の回転歯車と、前記回転歯車と
常時噛み合う第一の回転歯車と、前記第一の回転歯車の
回転軸と同軸に回動支点を持ち、一端に前記昇降カムに
設けられた同心状のカム溝に嵌合する係合部、他端に前
記第一の歯車に噛み合う遊星歯車を持ち前記昇降カムの
回転に応じて前記係合部が前記カム溝に従って回動する
切り替えレバーと、前記切り替えレバーの第一の回動位
置で前記遊星歯車と噛み合う前記ローディング部に設け
たラックと、前記切り替えレバーの第二の回動位置で前
記遊星歯車と噛み合い、かつ常時前記ラックに噛み合う
第二の回転歯車とから構成したことを特徴とする請求項
1記載の光学式ディスクのローディング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4066787A JPH05274768A (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 光学式ディスクのローディング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4066787A JPH05274768A (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 光学式ディスクのローディング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05274768A true JPH05274768A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13325925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4066787A Pending JPH05274768A (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 光学式ディスクのローディング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05274768A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994020959A1 (en) * | 1993-03-05 | 1994-09-15 | Sony Corporation | Disk recording and/or reproduction apparatus |
KR100425303B1 (ko) * | 2001-08-28 | 2004-03-30 | 삼성전자주식회사 | 광디스크 체인저 |
CN112772180A (zh) * | 2021-01-16 | 2021-05-11 | 重庆市德安园林工程有限公司 | 一种植物修剪装置 |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP4066787A patent/JPH05274768A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994020959A1 (en) * | 1993-03-05 | 1994-09-15 | Sony Corporation | Disk recording and/or reproduction apparatus |
KR100425303B1 (ko) * | 2001-08-28 | 2004-03-30 | 삼성전자주식회사 | 광디스크 체인저 |
CN112772180A (zh) * | 2021-01-16 | 2021-05-11 | 重庆市德安园林工程有限公司 | 一种植物修剪装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |