JP3481523B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents
ディスクプレーヤInfo
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- JP3481523B2 JP3481523B2 JP29188099A JP29188099A JP3481523B2 JP 3481523 B2 JP3481523 B2 JP 3481523B2 JP 29188099 A JP29188099 A JP 29188099A JP 29188099 A JP29188099 A JP 29188099A JP 3481523 B2 JP3481523 B2 JP 3481523B2
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- gear
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- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演奏用等のディスクを
再生するディスクプレーヤに関する。
再生するディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク等のディスク演奏を
行なう場合、ディスクを担持するトレイを移動させてデ
ィスクを再生位置に搬送するディスクプレーヤが周知で
ある。かかるディスクプレーヤでは、再生位置に搬送さ
れたディスクはクランパとターンテーブルとによってク
ランプされて回転しピックアップによって情報の再生が
行われる。
行なう場合、ディスクを担持するトレイを移動させてデ
ィスクを再生位置に搬送するディスクプレーヤが周知で
ある。かかるディスクプレーヤでは、再生位置に搬送さ
れたディスクはクランパとターンテーブルとによってク
ランプされて回転しピックアップによって情報の再生が
行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、再生中
にトレイの位置ずれがあると、再生終了の後にクランプ
の解除を行うときに、ターンテーブルとトレイが接触し
たり、ディスクがトレイの上の担持位置に正確に担持さ
れない、という問題があった。
にトレイの位置ずれがあると、再生終了の後にクランプ
の解除を行うときに、ターンテーブルとトレイが接触し
たり、ディスクがトレイの上の担持位置に正確に担持さ
れない、という問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題を解決し、クランプ
解除動作の確実性を高めたディスクプレーヤを得ること
を目的とする。
解除動作の確実性を高めたディスクプレーヤを得ること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクプ
レーヤは、ディスクが着脱されるトレイを移動させるこ
とでディスクを再生位置に搬送するディスク搬送手段
と、前記再生位置においてディスクを再生するディスク
再生手段とを有し、前記ディスク再生手段は、クランパ
と、該クランパとともにディスクをクランプするターン
テーブルと、ピックアップ部と、前記ターンテーブル及
び前記ピックアップ部を支持するベースと、前記ターン
テーブルをクランプ位置と非クランプ位置との間で移動
させるべく前記ベースを昇降させる昇降手段とを含み、
前記ベースには、前記ターンテーブルがクランプ位置に
移動したときに前記トレイに形成された孔に嵌入するト
レイ位置決め用の突出片が設けられることを特徴とす
る。
レーヤは、ディスクが着脱されるトレイを移動させるこ
とでディスクを再生位置に搬送するディスク搬送手段
と、前記再生位置においてディスクを再生するディスク
再生手段とを有し、前記ディスク再生手段は、クランパ
と、該クランパとともにディスクをクランプするターン
テーブルと、ピックアップ部と、前記ターンテーブル及
び前記ピックアップ部を支持するベースと、前記ターン
テーブルをクランプ位置と非クランプ位置との間で移動
させるべく前記ベースを昇降させる昇降手段とを含み、
前記ベースには、前記ターンテーブルがクランプ位置に
移動したときに前記トレイに形成された孔に嵌入するト
レイ位置決め用の突出片が設けられることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明においては、ディスクのクランプ動作と
同時に、ディスクを担持していたトレイとピックアップ
部及びターンテーブルを支持して昇降するベースとの位
置決めが行われる。よって、再生中にピックアップ部及
びターンテーブルとトレイとの相対位置がずれることが
ないので、再生後のクランプ解除動作を特に支障を来す
ことなく円滑に行うことができる。また、本発明におい
ては、ディスクのクランプ解除動作と同時にトレイの位
置決めの解除が行われる。よって、クランプ解除後は速
やかにディスクの搬送動作に移行することができ、ディ
スクプレーヤとしての動作を迅速に行うことができる。
同時に、ディスクを担持していたトレイとピックアップ
部及びターンテーブルを支持して昇降するベースとの位
置決めが行われる。よって、再生中にピックアップ部及
びターンテーブルとトレイとの相対位置がずれることが
ないので、再生後のクランプ解除動作を特に支障を来す
ことなく円滑に行うことができる。また、本発明におい
ては、ディスクのクランプ解除動作と同時にトレイの位
置決めの解除が行われる。よって、クランプ解除後は速
やかにディスクの搬送動作に移行することができ、ディ
スクプレーヤとしての動作を迅速に行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るディスクプレ
ーヤを図面を参照しながら説明する。図1乃至図5は本実
施例に係るディスクプレーヤの全体構造を示す図であ
り、図1、図2に示すように、プレーヤハウジング1の前
面部すなわちフロントパネル2には、左右方向に伸長す
る矩形のディスク供給口3が開口形成されている。
ーヤを図面を参照しながら説明する。図1乃至図5は本実
施例に係るディスクプレーヤの全体構造を示す図であ
り、図1、図2に示すように、プレーヤハウジング1の前
面部すなわちフロントパネル2には、左右方向に伸長す
る矩形のディスク供給口3が開口形成されている。
【0008】演奏等の再生をされるべき大径のディスク
4又は小径のディスク5の一方をそれぞれ着脱自在に担持
する上方トレイ6及び下方トレイ7が、デイスク供給口3
内を前後方向に移動してプレーヤハウジング1の外方の
イジェクト位置J(図4)にも突出し得るようになってい
る。
4又は小径のディスク5の一方をそれぞれ着脱自在に担持
する上方トレイ6及び下方トレイ7が、デイスク供給口3
内を前後方向に移動してプレーヤハウジング1の外方の
イジェクト位置J(図4)にも突出し得るようになってい
る。
【0009】なお、各図中矢印X,Y,Z方向は、前方、
右方、上方をそれぞれ示す。ディスク4は、例えば直径
が約12cmのコンパクトディスクであり、ディスク5は、
例えば直径が約8cmのコンパクトディスクであるが、こ
の直径は上記寸法には限られない。両トレイ6,7は、プ
レーヤハウジング1内の後述するターンテーブル506のデ
ィスク担持面とほぼ平行な面を有して並置されている。
右方、上方をそれぞれ示す。ディスク4は、例えば直径
が約12cmのコンパクトディスクであり、ディスク5は、
例えば直径が約8cmのコンパクトディスクであるが、こ
の直径は上記寸法には限られない。両トレイ6,7は、プ
レーヤハウジング1内の後述するターンテーブル506のデ
ィスク担持面とほぼ平行な面を有して並置されている。
【0010】また、各トレイ6,7には、大径のディスク
4を装着するための大径の円形凹部8,9がそれぞれ形成
され、また、小径のディスク5を装着するための小径の
円形凹部10,11が上記円形凹部8,9とそれぞれ同心的に
形成されている。
4を装着するための大径の円形凹部8,9がそれぞれ形成
され、また、小径のディスク5を装着するための小径の
円形凹部10,11が上記円形凹部8,9とそれぞれ同心的に
形成されている。
【0011】ディスク供給口3(図1)には、該ディスク
供給口3を閉塞するための上下一対のドア12,13が揺動
自在に設けられており、各トレイ6,7の突出収納動作に
同期して開閉する。
供給口3を閉塞するための上下一対のドア12,13が揺動
自在に設けられており、各トレイ6,7の突出収納動作に
同期して開閉する。
【0012】また、フロントパネル2上には、当該ディ
スクプレーヤの操作をなすためのスイッチ群14が設けら
れている。
スクプレーヤの操作をなすためのスイッチ群14が設けら
れている。
【0013】図2乃至図5において、円形ギア部20は、複
数(本実施例では2枚)のトレイ6,7の各々を、ディスク4
又は5を再生している再生位置P(図4)と、この再生位置P
より前方側(X方向側)で且つドア12,13の後側の位置即ち
待機位置Wと、ドア12,13より前方側に突出したイジェ
クト位置Jのいずれかの位置に順次移動させることがで
きるようになっている。
数(本実施例では2枚)のトレイ6,7の各々を、ディスク4
又は5を再生している再生位置P(図4)と、この再生位置P
より前方側(X方向側)で且つドア12,13の後側の位置即ち
待機位置Wと、ドア12,13より前方側に突出したイジェ
クト位置Jのいずれかの位置に順次移動させることがで
きるようになっている。
【0014】符号30は、モータ31を駆動源として、円形
ギア部20を回動駆動するための駆動部である。
ギア部20を回動駆動するための駆動部である。
【0015】上記円形ギア部20には円形カム機構40が噛
合して回動されるようになっており、この円形カム機構
40には、再生位置Pにあるディスク4又は5の上下方向の
位置に応じて、フロートベース42に取付けられたピック
アップ部404(図4、図5)を昇降させるカム部が形成され
ている。
合して回動されるようになっており、この円形カム機構
40には、再生位置Pにあるディスク4又は5の上下方向の
位置に応じて、フロートベース42に取付けられたピック
アップ部404(図4、図5)を昇降させるカム部が形成され
ている。
【0016】円形カム機構40のカム部により、ディスク
4又は5をクランプするクランパ部50を昇降させるように
しており、本実施例のクランパ昇降機構601は、クラン
パ部50を支持するとともに円形カム機構40のカム部に係
合して、円形カム機構40の円形カム41が回動すると揺動
してクランパ部50を昇降させるクランパアーム部61を備
えている。
4又は5をクランプするクランパ部50を昇降させるように
しており、本実施例のクランパ昇降機構601は、クラン
パ部50を支持するとともに円形カム機構40のカム部に係
合して、円形カム機構40の円形カム41が回動すると揺動
してクランパ部50を昇降させるクランパアーム部61を備
えている。
【0017】上方トレイ6は上方サブトレイ15上に、下
方トレイ7は下方サブトレイ16上に、それぞれ前後方向
に相対移動可能に載置されており、円形ギア部20の円形
ギア23により回動される第1、第2ピニオンギア21,22
を、それぞれ上方サブトレイ15及び上方トレイ6と、下
方サブトレイ16及び下方トレイ7とに噛合させて、円形
ギア23の回動により、上方サブトレイ15及び上方トレイ
6を前後方向に、下方サブトレイ16及び下方トレイ7を前
後方向にそれぞれ移動させている。
方トレイ7は下方サブトレイ16上に、それぞれ前後方向
に相対移動可能に載置されており、円形ギア部20の円形
ギア23により回動される第1、第2ピニオンギア21,22
を、それぞれ上方サブトレイ15及び上方トレイ6と、下
方サブトレイ16及び下方トレイ7とに噛合させて、円形
ギア23の回動により、上方サブトレイ15及び上方トレイ
6を前後方向に、下方サブトレイ16及び下方トレイ7を前
後方向にそれぞれ移動させている。
【0018】プレーヤハウジング1内に固定されたロー
ディングベース70には、各サブトレイ15,16と、円形ギ
ア部20と、駆動部30と、円形カム機構40と、クランパ部
50と、クランパ昇降機構60とが取付けられている。上記
ローディングベース70の構造を、図6乃至図8に示す。
ディングベース70には、各サブトレイ15,16と、円形ギ
ア部20と、駆動部30と、円形カム機構40と、クランパ部
50と、クランパ昇降機構60とが取付けられている。上記
ローディングベース70の構造を、図6乃至図8に示す。
【0019】次に、円形ギア部20と、この円形ギア部20
を駆動する駆動部30について説明する。図2乃至図5に示
すように、上記円形ギア23は、ローディングベース70の
円形凹部701(図2、図6)内に軸702まわりに回動自在に支
持されている。
を駆動する駆動部30について説明する。図2乃至図5に示
すように、上記円形ギア23は、ローディングベース70の
円形凹部701(図2、図6)内に軸702まわりに回動自在に支
持されている。
【0020】この円形ギア23の下面内側全周には連続し
た内歯歯車201(図2、図21(a))が形成されており、ロ
ーディングベース70の凹部703内の軸704に回動自在に支
持されたアイドラギア202(図9)の小歯車203が上記内歯
歯車201と噛合している。
た内歯歯車201(図2、図21(a))が形成されており、ロ
ーディングベース70の凹部703内の軸704に回動自在に支
持されたアイドラギア202(図9)の小歯車203が上記内歯
歯車201と噛合している。
【0021】ローディングベース70の凹部730(図2、図
6)の下面には、駆動源であるモータ31が出力軸301を上
方に向けて固定されており、このモータ31の出力軸301
に固定されたプーリ302と、ローディングベース70の凹
部705の軸705a(図6)に回動自在に軸支されたギアブーリ
303(図10)との間にはゴム製のベルト304が巻き掛けられ
ている。このギアブーリ303の歯車305と、アイドラギア
202の大歯車204とが噛合している。
6)の下面には、駆動源であるモータ31が出力軸301を上
方に向けて固定されており、このモータ31の出力軸301
に固定されたプーリ302と、ローディングベース70の凹
部705の軸705a(図6)に回動自在に軸支されたギアブーリ
303(図10)との間にはゴム製のベルト304が巻き掛けられ
ている。このギアブーリ303の歯車305と、アイドラギア
202の大歯車204とが噛合している。
【0022】したがって、モータ31が回転すると、プー
リ302、ベルト304を介してギアブーリ303が回転し、次
いで、このギアブーリ303の歯車305、及びアイドラギア
202の大歯車204、小歯車203を介して円形ギア23の内歯
歯車201に回転力が伝えられて円形ギア23が回転する。
リ302、ベルト304を介してギアブーリ303が回転し、次
いで、このギアブーリ303の歯車305、及びアイドラギア
202の大歯車204、小歯車203を介して円形ギア23の内歯
歯車201に回転力が伝えられて円形ギア23が回転する。
【0023】図11(a)乃至(c)に示す第1ピニオン
ギア21と、図12(a)乃至(c)に示す第2ピニオンギ
ア22とは、ローディングベース70に突出形成された軸70
7,708にそれぞれ回動自在に支持されている。
ギア21と、図12(a)乃至(c)に示す第2ピニオンギ
ア22とは、ローディングベース70に突出形成された軸70
7,708にそれぞれ回動自在に支持されている。
【0024】円形ギア23と第1、第2ピニオンギア21,22
との間には、図13(a)及び(b)に示すフォローギア
205,206がそれぞれ介装されている。即ち、各フォロー
ギア205,206は、ローディングベース70に設けられた一
対の軸706(図6)にそれぞれ回動自在に支持されている。
との間には、図13(a)及び(b)に示すフォローギア
205,206がそれぞれ介装されている。即ち、各フォロー
ギア205,206は、ローディングベース70に設けられた一
対の軸706(図6)にそれぞれ回動自在に支持されている。
【0025】一方のフォローギア205の小歯車207は、円
形ギア23の非連続の外歯歯車208と間欠的に噛合し、大
歯車209は第1ピニオンギア21の下部歯車210と噛合して
いる。
形ギア23の非連続の外歯歯車208と間欠的に噛合し、大
歯車209は第1ピニオンギア21の下部歯車210と噛合して
いる。
【0026】他方のフォローギア206の小歯車211は、円
形ギア23の上記外歯歯車208と間欠的に噛合し、大歯車2
12は第2ピニオンギア22の下部歯車213と噛合している。
なお、本実施例では両フォローギア205,206は同一形状
のものを使用している。
形ギア23の上記外歯歯車208と間欠的に噛合し、大歯車2
12は第2ピニオンギア22の下部歯車213と噛合している。
なお、本実施例では両フォローギア205,206は同一形状
のものを使用している。
【0027】上面を上方トレイ6(図14乃至図16)が前後
方向にスライドする上方サブトレイ15(図17及び図18)
は、ローディングベース70の左右側壁709,710より内方
上部にそれぞれ突出形成され前後方向に列設された複数
(例えば3組)の支持片711a,711bと、複数(例えば3組)の
支持片712a,712bとにより上下の動きを規制されながら
案内されて前後方向に摺動自在になっている(図7)。
方向にスライドする上方サブトレイ15(図17及び図18)
は、ローディングベース70の左右側壁709,710より内方
上部にそれぞれ突出形成され前後方向に列設された複数
(例えば3組)の支持片711a,711bと、複数(例えば3組)の
支持片712a,712bとにより上下の動きを規制されながら
案内されて前後方向に摺動自在になっている(図7)。
【0028】上方トレイ6と上方サブトレイ15の左側面
には、それぞれラック101,102が形成され、このラック
101,102は、第1ピニオンギア21の上部歯車214と噛合又
は非噛合可能になっている。この上部歯車214は、両ラ
ック101,102に噛合できるような幅を有している。
には、それぞれラック101,102が形成され、このラック
101,102は、第1ピニオンギア21の上部歯車214と噛合又
は非噛合可能になっている。この上部歯車214は、両ラ
ック101,102に噛合できるような幅を有している。
【0029】上面を下方トレイ7(図19及び図20)が前後
方向にスライドする下方サブトレイ16(図17及び図18)
は、ローディングベース70の左右側壁709,710より内方
下部にそれぞれ突出形成され前後方向に列設された複数
(例えば3個)の支持片713と複数の(例えば3個)の支持片7
14とにより上下の動きを規制されながら案内されて前後
方向に摺動自在になっている(図7)。
方向にスライドする下方サブトレイ16(図17及び図18)
は、ローディングベース70の左右側壁709,710より内方
下部にそれぞれ突出形成され前後方向に列設された複数
(例えば3個)の支持片713と複数の(例えば3個)の支持片7
14とにより上下の動きを規制されながら案内されて前後
方向に摺動自在になっている(図7)。
【0030】下方トレイ7と下方サブトレイ16の右側面
には、それぞれラック103,104が形成され、このラック
103,104は、第2ピニオンギア22の上部歯車215に噛合又
は非噛合可能になっている。この上部歯車215は、両ラ
ック103,104に噛合できるような幅を有している。な
お、本実施例では、上方サブトレイ15と下方サブトレイ
16とは、図17(a)及び(b)に示す如く同一形状のも
のを兼用しているが、別々のものにしてもよい。円形ギ
ア23を、図21により説明すると、アイドラギア202の小
歯車203と噛合してこの円形ギア23を回動駆動させるた
めの内歯歯車201が、この円形ギア23の下面内方全周に
亘って連続して形成されている。
には、それぞれラック103,104が形成され、このラック
103,104は、第2ピニオンギア22の上部歯車215に噛合又
は非噛合可能になっている。この上部歯車215は、両ラ
ック103,104に噛合できるような幅を有している。な
お、本実施例では、上方サブトレイ15と下方サブトレイ
16とは、図17(a)及び(b)に示す如く同一形状のも
のを兼用しているが、別々のものにしてもよい。円形ギ
ア23を、図21により説明すると、アイドラギア202の小
歯車203と噛合してこの円形ギア23を回動駆動させるた
めの内歯歯車201が、この円形ギア23の下面内方全周に
亘って連続して形成されている。
【0031】また、一対のフォローギア205,206の各小
歯車207,211と間欠的に噛合させるため、上述の外歯歯
車208は、所定位置にそれぞれ分離形成された歯部208
a,208b,208cとからなっており、各サブトレイ15,16
及び各トレイ6,7を順次前後方向へ移動させ得るように
している。
歯車207,211と間欠的に噛合させるため、上述の外歯歯
車208は、所定位置にそれぞれ分離形成された歯部208
a,208b,208cとからなっており、各サブトレイ15,16
及び各トレイ6,7を順次前後方向へ移動させ得るように
している。
【0032】さらに、この円形ギア23には、円形カム41
を間欠的に所定角度回動させるための歯部216,217(図21
(b))が形成されている。即ち、上記歯部216は、円形
カム41の歯部401(図22)と一時的に噛合し、歯部217は円
形カム41の歯部402(図22)と一時的に噛合するように、
所定位置にそれぞれ分離形成されている。
を間欠的に所定角度回動させるための歯部216,217(図21
(b))が形成されている。即ち、上記歯部216は、円形
カム41の歯部401(図22)と一時的に噛合し、歯部217は円
形カム41の歯部402(図22)と一時的に噛合するように、
所定位置にそれぞれ分離形成されている。
【0033】次に、円形カム41と、この円形カム41の回
動により昇降するフロートベース42とについて、図22乃
至図27により説明する。円形カム41は、ローディングベ
ース70に形成された円形凹部733(図6)内に、この円形凹
部733の中心734まわりに回動自在に嵌合している。
動により昇降するフロートベース42とについて、図22乃
至図27により説明する。円形カム41は、ローディングベ
ース70に形成された円形凹部733(図6)内に、この円形凹
部733の中心734まわりに回動自在に嵌合している。
【0034】この円形カム41に形成された上述の歯部40
1,402が円形ギア23の歯部216,217とそれぞれ一時的に
噛合することにより、この円形カム41は、中心734まわ
りに間欠的に回動動作することとなる。また、この円形
カム41の内方周面部403(図22)には、フロートベース42
上に固定されたピックアップ部404及びターンテーブル5
06(図4、図5)を昇降させるカム部を構成する確動カムと
してのV形の3つのカム溝405(図26)が形成されている。
1,402が円形ギア23の歯部216,217とそれぞれ一時的に
噛合することにより、この円形カム41は、中心734まわ
りに間欠的に回動動作することとなる。また、この円形
カム41の内方周面部403(図22)には、フロートベース42
上に固定されたピックアップ部404及びターンテーブル5
06(図4、図5)を昇降させるカム部を構成する確動カムと
してのV形の3つのカム溝405(図26)が形成されている。
【0035】フロートベース42には、ピックアップ部40
4及び夕一ンテーブル506を取付けるための4本の支柱406
が上方に向けて突出形成されており、また、外方向に案
内片407,408,409がそれぞれ突出形成されている。
4及び夕一ンテーブル506を取付けるための4本の支柱406
が上方に向けて突出形成されており、また、外方向に案
内片407,408,409がそれぞれ突出形成されている。
【0036】この案内片407乃至409は、それぞれ円形カ
ム41の3つのカム溝405内に摺動自在に係合し、さらに、
左右一対の上記案内片407,408は、ローディングベース
70に上下方向に形成された長溝715,716内に昇降自在に
係合してフロートベース42が非回転で昇降動作のみをで
きるようにしている。
ム41の3つのカム溝405内に摺動自在に係合し、さらに、
左右一対の上記案内片407,408は、ローディングベース
70に上下方向に形成された長溝715,716内に昇降自在に
係合してフロートベース42が非回転で昇降動作のみをで
きるようにしている。
【0037】また、フロートベース42の前方には、上方
に向けて突出片410が形成されており、この突出片40
は、このフロートベース42が上昇位置にあるとき再生位
置にある上方トレイ6又は下方トレイ7の各位置決め孔10
5(図14)又は106(図19(a))内に嵌入して、再生中にピ
ックアップ部404及びターンテーブル506と、各トレイ
6,7との相対位置がずれないようにしている。
に向けて突出片410が形成されており、この突出片40
は、このフロートベース42が上昇位置にあるとき再生位
置にある上方トレイ6又は下方トレイ7の各位置決め孔10
5(図14)又は106(図19(a))内に嵌入して、再生中にピ
ックアップ部404及びターンテーブル506と、各トレイ
6,7との相対位置がずれないようにしている。
【0038】さらに、円形カム41の右方上面部には、ク
ランパ部50を昇降させるクランパ昇降機構60に係合して
上記昇降動作をさせるためのカム部として、確動カムを
構成するカム溝411が形成されている。このカム溝411
は、小径溝部411aと、この小径溝部411aと連続し、小径
溝部411aより外方に位置する大径溝部411bとを有してい
る。
ランパ部50を昇降させるクランパ昇降機構60に係合して
上記昇降動作をさせるためのカム部として、確動カムを
構成するカム溝411が形成されている。このカム溝411
は、小径溝部411aと、この小径溝部411aと連続し、小径
溝部411aより外方に位置する大径溝部411bとを有してい
る。
【0039】次に、クランパ部50を昇降させるクランパ
昇降機構60について、図28乃至図32により説明する。図
示するように、クランパ昇降機構60に設けられたクラン
パアーム部61は、第1クランパアーム601と、第2クラン
パアーム602とを有している。第1クランパアーム601に
おいては、前後一対の支軸603がローディングベース70
の凹状軸支部717,718(図6)内に嵌合して、支軸603まわ
りに揺動自在になっている(図28(b))。
昇降機構60について、図28乃至図32により説明する。図
示するように、クランパ昇降機構60に設けられたクラン
パアーム部61は、第1クランパアーム601と、第2クラン
パアーム602とを有している。第1クランパアーム601に
おいては、前後一対の支軸603がローディングベース70
の凹状軸支部717,718(図6)内に嵌合して、支軸603まわ
りに揺動自在になっている(図28(b))。
【0040】また、クランパ部50のクランパホルダ501
を支持するために、前後に一対の支持片604が互いに内
向きに突出形成され、この支持片604は、円形開口部605
内に収納されたクランパホルダ501の前後一対の溝502
(図32(a))内に着脱可能に且つ揺動自在に係合してク
ランパホルダ501を支持している。
を支持するために、前後に一対の支持片604が互いに内
向きに突出形成され、この支持片604は、円形開口部605
内に収納されたクランパホルダ501の前後一対の溝502
(図32(a))内に着脱可能に且つ揺動自在に係合してク
ランパホルダ501を支持している。
【0041】さらに、上記第1クランパアーム601の下部
には、円形カム41のカム溝411内に摺動自在に係合する
係合片606が下方に向けて突出形成されている。これに
より、円形カム41が回動して、係合片606がカム溝411の
小径溝部411aと大径溝部411bとの間を往復動することに
より、この第1クランパアーム601が支軸603まわりに揺
動することとなる。
には、円形カム41のカム溝411内に摺動自在に係合する
係合片606が下方に向けて突出形成されている。これに
より、円形カム41が回動して、係合片606がカム溝411の
小径溝部411aと大径溝部411bとの間を往復動することに
より、この第1クランパアーム601が支軸603まわりに揺
動することとなる。
【0042】図29乃至図31に示すように、第2クランパ
アーム602においては、左右一対の支軸607がローディン
グベース70の一対の凹状軸支部719(図6)内に嵌合して支
軸607まわりに揺動自在になっている(図30)。
アーム602においては、左右一対の支軸607がローディン
グベース70の一対の凹状軸支部719(図6)内に嵌合して支
軸607まわりに揺動自在になっている(図30)。
【0043】また、第1クランパアーム601と協働してク
ランパホルダ501を支持するために、左右に一対の支持
片608が互いに内向きに突出形成され、この支持片608
は、開口部609内に収納されたクランパホルダ501の左右
一対の溝503(図32)内に着脱可能に且つ揺動自在に係合
してクランパホルダ501を支持している。
ランパホルダ501を支持するために、左右に一対の支持
片608が互いに内向きに突出形成され、この支持片608
は、開口部609内に収納されたクランパホルダ501の左右
一対の溝503(図32)内に着脱可能に且つ揺動自在に係合
してクランパホルダ501を支持している。
【0044】したがって、第1クランパアーム601が揺動
してクランパホルダ501が昇降すれば、これに伴なって
第2クランパアーム602もクランパホルダ501を常に水平
状態に支持しながら支軸607まわりに揺動することとな
る。
してクランパホルダ501が昇降すれば、これに伴なって
第2クランパアーム602もクランパホルダ501を常に水平
状態に支持しながら支軸607まわりに揺動することとな
る。
【0045】なお、この第2クランパアーム602は、一端
を係上片610(図29)に係止され、他端をローディングベ
ース70に支持された引張りばね611(図2)により、常に下
方に付勢されている。
を係上片610(図29)に係止され、他端をローディングベ
ース70に支持された引張りばね611(図2)により、常に下
方に付勢されている。
【0046】また、図2に示すように、上記クランパホ
ルダ501には、ディスク部材504により環状のクランパ50
5が固定されている。永久磁石を内蔵し、フロートベー
ス42上に取付けられたターンテーブル506が、このクラ
ンパ505に対して接離することより、上方トレイ6又は下
方トレイ7土に載置されたディスク4又は5を、クランパ5
05とターンテーブル506との間に挾持して回転させるこ
とができるようになっている。
ルダ501には、ディスク部材504により環状のクランパ50
5が固定されている。永久磁石を内蔵し、フロートベー
ス42上に取付けられたターンテーブル506が、このクラ
ンパ505に対して接離することより、上方トレイ6又は下
方トレイ7土に載置されたディスク4又は5を、クランパ5
05とターンテーブル506との間に挾持して回転させるこ
とができるようになっている。
【0047】次に、本実施例装置の動作を図33、図2乃
至図5により説明する。なお、各サブトレイ15,16の各
前方端部15a,16aの位置を符号R1(再生又は待機状
態)、R2(イジェクト状態)で示す(図4)。
至図5により説明する。なお、各サブトレイ15,16の各
前方端部15a,16aの位置を符号R1(再生又は待機状
態)、R2(イジェクト状態)で示す(図4)。
【0048】また、円形ギア23は、図33に示すように、
反時計回りに回転して、当初下方トレイ7のディスク4又
は5が再生位置Pにセットされて再生状態(PLAY)にあり、
上方トレイ6のディスク4又は5がイジェクト(EJECT)位置
Jに位置する状態から、順次各部材が動作する場合
((a)段階から(e)段階に変化する場合)を説明す
る。図33中の符号(f)に示すものは動作チャートであ
る。また、同図(f)中、線D1,D2は、それぞれ下方ト
レイ7と上方トレイ6の位置変化を示している。
反時計回りに回転して、当初下方トレイ7のディスク4又
は5が再生位置Pにセットされて再生状態(PLAY)にあり、
上方トレイ6のディスク4又は5がイジェクト(EJECT)位置
Jに位置する状態から、順次各部材が動作する場合
((a)段階から(e)段階に変化する場合)を説明す
る。図33中の符号(f)に示すものは動作チャートであ
る。また、同図(f)中、線D1,D2は、それぞれ下方ト
レイ7と上方トレイ6の位置変化を示している。
【0049】「(a)段階」
上記当初の(a)段階(図33)においては、円形ギア23は
時計回り方向終端位置に、円形カム41は反時計回り方向
終端位置に、上方サブトレイ15の前方端部15aは位置R2
に、上方トレイ6はイジェクト位置Jに、それぞれ位置し
ている。
時計回り方向終端位置に、円形カム41は反時計回り方向
終端位置に、上方サブトレイ15の前方端部15aは位置R2
に、上方トレイ6はイジェクト位置Jに、それぞれ位置し
ている。
【0050】また、下方サブトレイ16の前方端部16aは
位置R1に、下方トレイ7は再生位置Pに位置している。こ
の時、第1クランパアーム601の係合片606は、円形カム4
1のカム溝411のうち大径溝部411bに係合しているので、
第1クランパアーム601は傾斜しており、したがって、ク
ランパ部50のクランパホルダ501は下方に位置してい
る。
位置R1に、下方トレイ7は再生位置Pに位置している。こ
の時、第1クランパアーム601の係合片606は、円形カム4
1のカム溝411のうち大径溝部411bに係合しているので、
第1クランパアーム601は傾斜しており、したがって、ク
ランパ部50のクランパホルダ501は下方に位置してい
る。
【0051】なお、第1クランパアーム601に従動する第
2クランパアーム602も第1クランパアーム601と同様に傾
斜している。
2クランパアーム602も第1クランパアーム601と同様に傾
斜している。
【0052】一方、フロートベース42の各案内片407,4
08,409は、円形カム41の各V形カム港405の位置v1に位
置しており(図26)、この高さでは、下方トレイ7上にあ
ってターンテーブル506とクランパ505とに挾持されたデ
ィスク4又は5は、下方トレイ7の上面より浮き上がって
いる。これは、ディスク4又は5を夕一ンテーブル506に
より滑らかに回転させて再生するためである。したがっ
て、この(a)段階では下方トレイ7のディスク4又は5
が再生状態になっている。
08,409は、円形カム41の各V形カム港405の位置v1に位
置しており(図26)、この高さでは、下方トレイ7上にあ
ってターンテーブル506とクランパ505とに挾持されたデ
ィスク4又は5は、下方トレイ7の上面より浮き上がって
いる。これは、ディスク4又は5を夕一ンテーブル506に
より滑らかに回転させて再生するためである。したがっ
て、この(a)段階では下方トレイ7のディスク4又は5
が再生状態になっている。
【0053】「(a)→(b)段階」スイッチ群14(図
1)を操作することによりモータ31を連続的に回転させ
て、この回転力をプーリ302、ベルト304、ギアブーリ30
3、アイドラギア202を介して円形ギア23に伝達して、こ
の円形ギア23を反時計方向に連続回転させる。この時、
円形ギア23の外歯歯車208の歯部208aとフォローギア205
とが噛合を開始するので、このフォローギア205と噛合
している第1ピニオンギア21を介して上方サブトレイ15
が後方に移動し、この上方サブトレイ5の前方端部15aが
位置R2からR1(図4)に位置した後、上記歯部208aとフォ
ローギア205とは非噛合となる。
1)を操作することによりモータ31を連続的に回転させ
て、この回転力をプーリ302、ベルト304、ギアブーリ30
3、アイドラギア202を介して円形ギア23に伝達して、こ
の円形ギア23を反時計方向に連続回転させる。この時、
円形ギア23の外歯歯車208の歯部208aとフォローギア205
とが噛合を開始するので、このフォローギア205と噛合
している第1ピニオンギア21を介して上方サブトレイ15
が後方に移動し、この上方サブトレイ5の前方端部15aが
位置R2からR1(図4)に位置した後、上記歯部208aとフォ
ローギア205とは非噛合となる。
【0054】この時、上方サブトレイ15上の上方トレイ
6は待機位置Wに位置する。この状態が(b)段階である
(図33)。 「(b)→(c)段階」さらに、円形ギア23が回転する
と、円形ギア23の歯部217と円形カム41の歯部402とが噛
合を開始して、円形カム41が所定の小角度だけ時計方向
に回転する。
6は待機位置Wに位置する。この状態が(b)段階である
(図33)。 「(b)→(c)段階」さらに、円形ギア23が回転する
と、円形ギア23の歯部217と円形カム41の歯部402とが噛
合を開始して、円形カム41が所定の小角度だけ時計方向
に回転する。
【0055】これにより、この円形カム41のカム溝405
に係合するフロートベース42の案内片407乃至409が下方
に移動して位置v2に移る(図26)。これにより、フロート
ベース42上に取付けられたターンテーブル506及びピッ
クアップ部404がディスク4又は5から下方に離れる。
に係合するフロートベース42の案内片407乃至409が下方
に移動して位置v2に移る(図26)。これにより、フロート
ベース42上に取付けられたターンテーブル506及びピッ
クアップ部404がディスク4又は5から下方に離れる。
【0056】一方、上記円形カム41の回転により、第1
クランパアーム601の下部に設けられて円形カム41のカ
ム溝411に係合する係合片606が大径溝部411bから小径溝
部411aに相対的に移動する。
クランパアーム601の下部に設けられて円形カム41のカ
ム溝411に係合する係合片606が大径溝部411bから小径溝
部411aに相対的に移動する。
【0057】これにより、第1クランパアーム601は時計
方向(前方からみて時計方向)に揺動し、これに伴なって
第2クランパアーム602もばね611の弾発力に抗して反時
計方向(右方からみて反時計方向)に揺動してクランパホ
ルダ501を上昇させる。続けて円形ギア23が回転する
と、この円形ギア23の歯部208bが左方のフォローギア20
5を回転させて、第1ピニオンギア21を介して上方トレイ
6を待機位置Wから再生位置Pに移動させる。
方向(前方からみて時計方向)に揺動し、これに伴なって
第2クランパアーム602もばね611の弾発力に抗して反時
計方向(右方からみて反時計方向)に揺動してクランパホ
ルダ501を上昇させる。続けて円形ギア23が回転する
と、この円形ギア23の歯部208bが左方のフォローギア20
5を回転させて、第1ピニオンギア21を介して上方トレイ
6を待機位置Wから再生位置Pに移動させる。
【0058】また、この時上記円形ギア23の歯部208cが
右方のフォローギア206を回転させて、第2ピニオンギア
22を介して下方トレイ7を再生位置Pから待機位置Wに移
動させる。
右方のフォローギア206を回転させて、第2ピニオンギア
22を介して下方トレイ7を再生位置Pから待機位置Wに移
動させる。
【0059】下方サブトレイ16は、この時は移動せずそ
の前方端部16aは位置R1のままである。この状態が
(c)段階である。
の前方端部16aは位置R1のままである。この状態が
(c)段階である。
【0060】「(c)→(d)段階」上方トレイ6、下
方トレイ7がそれぞれ再生位置P、待機位置Wに位置決め
されると、歯部208b,208cとフォローギア205,206との
噛合状態が外れる。この直後に、円形ギア23の歯部216
と円形カム41の歯部401とが噛合して円形カム41が時計
回り方向に所定角度回転するため、この円形カム41のV
形カム溝405に係合するフロートベース42の案内片407乃
至409が上方に移動して位置v3に移る(図26)。これによ
り、このフロートベース42に取付けられているピックア
ップ部404(図4、図5)及びターンテーブル506も上昇し
て、上方トレイ6上に載置されているディスク4又は5
を、上方トレイ6より浮かせた状態でクランパ505と夕一
ンテーブル506間に挾持して再生状態に移行する。
方トレイ7がそれぞれ再生位置P、待機位置Wに位置決め
されると、歯部208b,208cとフォローギア205,206との
噛合状態が外れる。この直後に、円形ギア23の歯部216
と円形カム41の歯部401とが噛合して円形カム41が時計
回り方向に所定角度回転するため、この円形カム41のV
形カム溝405に係合するフロートベース42の案内片407乃
至409が上方に移動して位置v3に移る(図26)。これによ
り、このフロートベース42に取付けられているピックア
ップ部404(図4、図5)及びターンテーブル506も上昇し
て、上方トレイ6上に載置されているディスク4又は5
を、上方トレイ6より浮かせた状態でクランパ505と夕一
ンテーブル506間に挾持して再生状態に移行する。
【0061】なお、この時、フロートベース42に取付け
られた突出片410が上方トレイ6の位置決め孔105内に嵌
入して上方トレイ6を静止させている。この状態が(d)段
階である。
られた突出片410が上方トレイ6の位置決め孔105内に嵌
入して上方トレイ6を静止させている。この状態が(d)段
階である。
【0062】「(d)→(e)段階」さらに円形ギア23
が回転すると、この円形ギア23の歯部208aがフォローギ
ア206と噛合を開始して第2ピニオンギア22を介して下方
サブトレイ16を前方に移動させる。
が回転すると、この円形ギア23の歯部208aがフォローギ
ア206と噛合を開始して第2ピニオンギア22を介して下方
サブトレイ16を前方に移動させる。
【0063】この下方サブトレイ16は下方トレイ7を載
置したままで移動してその前方端部16aは、位置R1から
位置R2に移るから、上記下方トレイ7も待機位置Wからイ
ジェクト位置Jに移動する。しかし、上方トレイ6のディ
スク4又は5が再生状態にあり、下方トレイ7がイジェク
ト位置Jに位置するこの状態が(e)段階であり、上記
当初の(a)段階と比べると、上下のディスク4又は5が
入れ替ったことになる。
置したままで移動してその前方端部16aは、位置R1から
位置R2に移るから、上記下方トレイ7も待機位置Wからイ
ジェクト位置Jに移動する。しかし、上方トレイ6のディ
スク4又は5が再生状態にあり、下方トレイ7がイジェク
ト位置Jに位置するこの状態が(e)段階であり、上記
当初の(a)段階と比べると、上下のディスク4又は5が
入れ替ったことになる。
【0064】なお、上記手順とは逆に(e)段階から
(a)段階に移行するには、モータ31を逆回転させる信
号をスイッチ群14(図1)を操作して入力すればよい。
(a)段階に移行するには、モータ31を逆回転させる信
号をスイッチ群14(図1)を操作して入力すればよい。
【0065】なお、上記実施例では、ディスクを載置す
るトレイが上下2段の場合を示したが、本発明は3段以上
の複数段のトレイを有して連続演奏することができるデ
ィスクプレーヤにも適用できる。
るトレイが上下2段の場合を示したが、本発明は3段以上
の複数段のトレイを有して連続演奏することができるデ
ィスクプレーヤにも適用できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ディス
クが着脱されるトレイを移動させることでディスクを再
生位置に搬送するディスク搬送手段と、前記再生位置に
おいてディスクを再生するディスク再生手段とを有する
ディスクプレーヤであって、前記ディスク再生手段は、
クランパと、該クランパとともにディスクをクランプす
るターンテーブルと、ピックアップ部と、前記ターンテ
ーブル及び前記ピックアップ部を支持するベースと、前
記ターンテーブルをクランプ位置と非クランプ位置との
間で移動させるべく前記ベースを昇降させる昇降手段と
を含み、前記ベースには、前記ターンテーブルがクラン
プ位置に移動したときに前記トレイに形成された孔に嵌
入するトレイ位置決め用の突出片が設けられることを特
徴としている。
クが着脱されるトレイを移動させることでディスクを再
生位置に搬送するディスク搬送手段と、前記再生位置に
おいてディスクを再生するディスク再生手段とを有する
ディスクプレーヤであって、前記ディスク再生手段は、
クランパと、該クランパとともにディスクをクランプす
るターンテーブルと、ピックアップ部と、前記ターンテ
ーブル及び前記ピックアップ部を支持するベースと、前
記ターンテーブルをクランプ位置と非クランプ位置との
間で移動させるべく前記ベースを昇降させる昇降手段と
を含み、前記ベースには、前記ターンテーブルがクラン
プ位置に移動したときに前記トレイに形成された孔に嵌
入するトレイ位置決め用の突出片が設けられることを特
徴としている。
【0067】従って、再生終了後のクランプ解除動作を
円滑に行うことができるとともに、クランプ解除後は速
やかにディスクの搬送動作に移行することができるの
で、動作の迅速なディスクプレーヤを提供することがで
きる。
円滑に行うことができるとともに、クランプ解除後は速
やかにディスクの搬送動作に移行することができるの
で、動作の迅速なディスクプレーヤを提供することがで
きる。
【図1】ディスクプレーヤの外観を示す斜視図である。
【図2】ディスクプレーヤの分解斜視図である。
【図3】ディスクプレーヤの平面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】図3の正面図である。
【図6】ローディングベースの平面図である。
【図7】ローディングベースの正面図である。
【図8】ローディングベースの底面図である。
【図9】アイドラギアの片側断面図である。
【図10】ギアブーリの片側断面図である。
【図11】第1ピニオンギアの(a)平面図、(b)片
側断面図、(c)底面図である。
側断面図、(c)底面図である。
【図12】第2ピニオンギアの(a)平面図、(b)片
側断面図、(c)底面図である。
側断面図、(c)底面図である。
【図13】フォローギアの(a)平面図、(b)正面断
面図である。
面図である。
【図14】上方トレイの平面図である。
【図15】図14中の(a)XII−XII線断面図、(b)
正面図である。
正面図である。
【図16】上方トレイの底面図である。
【図17】上方サブトレイ(下方サブトレイも同一形状)
の(a)平面図、(b)XIII−XIII線断面図である。
の(a)平面図、(b)XIII−XIII線断面図である。
【図18】上方サブトレイ(下方サブトレイも同一形状)
の底面図である。
の底面図である。
【図19】下方トレイの(a)平面図、(b)XIV−XIV
断面図、(c)正面図である。
断面図、(c)正面図である。
【図20】下方トレイの底面図である。
【図21】円形ギアの(a)正面図、(b)底面図であ
る。
る。
【図22】円形カムの平面図である。
【図23】円形カムの底面図である。
【図24】図22中の(a)C−C線断面図、(b)D−D
線断面図、(c)E−E線断面図である。
線断面図、(c)E−E線断面図である。
【図25】図22中の(a)F−F線断面図、(b)G−G
線断面図である。
線断面図である。
【図26】円形カムの中心点734まわりの角度展開図で
ある。
ある。
【図27】フロートベースの(a)平面図、(b)正面
図、(c)XVII-XVII線断面図、(d)側面図である。
図、(c)XVII-XVII線断面図、(d)側面図である。
【図28】第1クランパアームの(a)平面図、(b)
正面図、(c)側面図である。
正面図、(c)側面図である。
【図29】第2クランパアームの(a)平面図、(b)
正面図である。
正面図である。
【図30】第2クランパアームの(a)右側面図、
(b)図29(a)中のXIX-XIX線断面図である。
(b)図29(a)中のXIX-XIX線断面図である。
【図31】第2クランパアームの左側面図である。
【図32】クランパホルダの(a)平面図、(b)正面
断面図である。
断面図である。
【図33】本実施例装置の動作を示す説明図である。
1…プレーヤハウジング
4,5…ディスク
6…上方トレイ(トレイ)
7…下方トレイ(トレイ)
15…上方サブトレイ(サブトレイ)
16…下方サブトレイ(サブトレイ)
20…円形ギア部
21…第1ピニオンギア(ピニオンギア)
22…第2ピニオンギア(ピニオンギア)
23…円形ギア
30…駆動部
40…円形カム機構
50…クランパ部
60…クランパ昇降機構
61…クランパアーム部
404…ピックアップ部
405…カム溝(カム部)
411…カム溝(カム部)
506…ターンテーブル
P…再生位置
W…待機位置
J…イジェクト位置
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 25/04 101
G11B 17/04 315
Claims (3)
- 【請求項1】 ディスクが着脱されるトレイを移動させ
ることでディスクを再生位置に搬送するディスク搬送手
段と、前記再生位置においてディスクを再生するディス
ク再生手段とを有するディスクプレーヤであって、前記
ディスク再生手段は、クランパと、該クランパとともに
ディスクをクランプするターンテーブルと、ピックアッ
プ部と、前記ターンテーブル及び前記ピックアップ部を
支持するベースと、前記ターンテーブルをクランプ位置
と非クランプ位置との間で移動させるべく前記ベースを
昇降させる昇降手段とを含み、前記ベースには、前記タ
ーンテーブルがクランプ位置に移動したときに前記トレ
イに形成された孔に嵌入するトレイ位置決め用の突出片
が設けられることを特徴とするディスクプレーヤ。 - 【請求項2】 プレーヤハウジング外部でディスクの着
脱を可能にする着脱位置とプレーヤハウジング内部の再
生待機位置及び再生位置との間でディスクを移動させる
ディスク搬送手段と、前記再生位置においてディスクを
再生するディスク再生手段とを有するディスクプレーヤ
であって、前記ディスク搬送手段は、ディスクが着脱さ
れるトレイと、前記トレイを支持するサブトレイと、前
記サブトレイ上でトレイを駆動するトレイ駆動手段と、
前記サブトレイを駆動するサブトレイ駆動手段とを含
み、前記ディスク再生手段は、クランパと、該クランパ
とともにディスクをクランプするターンテーブルと、ピ
ックアップ部と、前記ターンテーブル及び前記ピックア
ップ部を支持するベースと、前記ターンテーブルをクラ
ンプ位置と非クランプ位置との間で移動させるべく前記
ベースを昇降させる昇降手段とを含み、前記ベースに
は、前記ターンテーブルがクランプ位置に移動したとき
に前記トレイに形成された孔に嵌入するトレイ位置決め
用の突出片が設けられることを特徴とするディスクプレ
ーヤ。 - 【請求項3】 前記トレイには、再生時に前記ターンテ
ーブルが進入する孔が形成されていることを特徴とする
請求項1または2に記載のディスクプレーヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29188099A JP3481523B2 (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | ディスクプレーヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29188099A JP3481523B2 (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | ディスクプレーヤ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11273369A Division JP3116041B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | ディスクプレーヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000105985A JP2000105985A (ja) | 2000-04-11 |
JP3481523B2 true JP3481523B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=17774646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29188099A Expired - Lifetime JP3481523B2 (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | ディスクプレーヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3481523B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE602004000447T2 (de) | 2003-05-30 | 2006-08-10 | Orion Electric Co. Ltd., Echizen | Platten-Abspielgerät mit Plattenwechsler |
-
1999
- 1999-10-14 JP JP29188099A patent/JP3481523B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000105985A (ja) | 2000-04-11 |
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Legal Events
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