JPH05273844A - 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置Info
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- JPH05273844A JPH05273844A JP5014857A JP1485793A JPH05273844A JP H05273844 A JPH05273844 A JP H05273844A JP 5014857 A JP5014857 A JP 5014857A JP 1485793 A JP1485793 A JP 1485793A JP H05273844 A JPH05273844 A JP H05273844A
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0208—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
- G03G15/0216—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯電音の発生を低減させ、帯電むらが生じず
高品位の画像を得ることができる。 【構成】 被帯電体に接触する帯電部2cと、帯電部を
支持する支持部2a、2bは接離可能であり、帯電部2
cの内径は支持部2bの外径よりも大きいことを特徴と
する帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画
像形成装置を提供する。
高品位の画像を得ることができる。 【構成】 被帯電体に接触する帯電部2cと、帯電部を
支持する支持部2a、2bは接離可能であり、帯電部2
cの内径は支持部2bの外径よりも大きいことを特徴と
する帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画
像形成装置を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置や静電記
録装置のような画像形成装置、この画像形成装置に用い
られる帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジに関
する。
録装置のような画像形成装置、この画像形成装置に用い
られる帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジに関
する。
【0002】[背景技術]便宜上、電子写真装置(複写
機・プリンタ等)・静電記録装置等の画像形成装置を例
にして説明する。
機・プリンタ等)・静電記録装置等の画像形成装置を例
にして説明する。
【0003】電子写真装置等の画像形成装置において、
電子写真感光体・静電記録誘電体等の像担持体の帯電
(除電も含む)手段としては従来より非接触帯電方式で
あるワイヤとシールドを備えたコロナ放電器が主として
用いられてきた。
電子写真感光体・静電記録誘電体等の像担持体の帯電
(除電も含む)手段としては従来より非接触帯電方式で
あるワイヤとシールドを備えたコロナ放電器が主として
用いられてきた。
【0004】コロナ放電器は均一帯電性に優れる利点が
あるが、高価な高圧電源を必要とする、それ自体や高圧
電源のシールド空間等のスペースを必要とする、オゾン
等のコロナ生成物の発生が比較的多くその対処のための
付加手段・機構を必要とし、それ等が装置を大型化・高
コスト化等する因子となっている等の問題点を有してい
る。
あるが、高価な高圧電源を必要とする、それ自体や高圧
電源のシールド空間等のスペースを必要とする、オゾン
等のコロナ生成物の発生が比較的多くその対処のための
付加手段・機構を必要とし、それ等が装置を大型化・高
コスト化等する因子となっている等の問題点を有してい
る。
【0005】そこで近時は問題点の多いコロナ放電器の
代わりに、接触帯電方式の帯電手段の採用が進められて
いる。接触帯電は電圧を印加した帯電部材(導電性部
材)を被帯電体に接触させることで被帯電体面を所定の
極性・電位に帯電させるもので、電源の低圧化ができ
る、オゾン等のコロナ生成物の発生が少ない、構造が簡
単で低コスト化が図れる等の利点がある。
代わりに、接触帯電方式の帯電手段の採用が進められて
いる。接触帯電は電圧を印加した帯電部材(導電性部
材)を被帯電体に接触させることで被帯電体面を所定の
極性・電位に帯電させるもので、電源の低圧化ができ
る、オゾン等のコロナ生成物の発生が少ない、構造が簡
単で低コスト化が図れる等の利点がある。
【0006】接触帯電部材としてローラ体を用いたロー
ラ帯電式(特開昭56−91253号公報)、ブレード
体を用いたブレード帯電式(特開昭56−104349
号公報)、帯電−クリーニング兼用式(特開昭56−1
65166号公報)等が考案されている。
ラ帯電式(特開昭56−91253号公報)、ブレード
体を用いたブレード帯電式(特開昭56−104349
号公報)、帯電−クリーニング兼用式(特開昭56−1
65166号公報)等が考案されている。
【0007】また本出願人が先に提案(特開昭63−1
49669号公報等)したように、直流電圧を接触帯電
部材に印加した時の被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上
のピーク間電圧(PEAK TO PEAK)を有する
振動電圧(時間とともに電圧値が周期的に変化する電
圧)を接触帯電部材と被帯電体との間に印加して被帯電
体面を帯電処理(除電処理も含む)する手法(以下、A
C印加方式と記す)は、均一な帯電処理をすることが可
能であり、有効である。
49669号公報等)したように、直流電圧を接触帯電
部材に印加した時の被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上
のピーク間電圧(PEAK TO PEAK)を有する
振動電圧(時間とともに電圧値が周期的に変化する電
圧)を接触帯電部材と被帯電体との間に印加して被帯電
体面を帯電処理(除電処理も含む)する手法(以下、A
C印加方式と記す)は、均一な帯電処理をすることが可
能であり、有効である。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、AC印
加方式の接触帯電手段の問題点として、接触帯電部材に
対する印加帯電バイアスのAC成分に起因する「帯電
音」と呼ばれる振動音の発生が挙げられる。
加方式の接触帯電手段の問題点として、接触帯電部材に
対する印加帯電バイアスのAC成分に起因する「帯電
音」と呼ばれる振動音の発生が挙げられる。
【0009】この帯電音発生のメカニズムを図12の模
型図を用いて説明する。
型図を用いて説明する。
【0010】1は被帯電体としての感光ドラムであり、
1bはアルミニウム製の接地された導電性基層(基
板)、1aはその基層外面に形成された感光層である。
20はこの感光ドラム1の面に圧接させた接触帯電部材
としての一体形の帯電ローラであり、21は支持部とし
てのステンレス芯金、22はこの芯金21に一体の帯電
部としての帯電層であり、例えばカーボン分散のEPD
M(エチレンプロピレンジエンの3元共重合体)等のソ
リッドの導電性ゴム材層である。芯金21にはAC電圧
とDC電圧を重畳した振動電圧が印加される。
1bはアルミニウム製の接地された導電性基層(基
板)、1aはその基層外面に形成された感光層である。
20はこの感光ドラム1の面に圧接させた接触帯電部材
としての一体形の帯電ローラであり、21は支持部とし
てのステンレス芯金、22はこの芯金21に一体の帯電
部としての帯電層であり、例えばカーボン分散のEPD
M(エチレンプロピレンジエンの3元共重合体)等のソ
リッドの導電性ゴム材層である。芯金21にはAC電圧
とDC電圧を重畳した振動電圧が印加される。
【0011】.帯電部材20には印加振動電圧(Vac
+Vdc)のAC成分により、ある瞬間には、(a)の太
い実線のように感光層1aを挟んで帯電層22側にプラ
ス、基層1b側にマイナスの電荷が誘起される。
+Vdc)のAC成分により、ある瞬間には、(a)の太
い実線のように感光層1aを挟んで帯電層22側にプラ
ス、基層1b側にマイナスの電荷が誘起される。
【0012】.これらのプラスとマイナスの電荷は互
いに引き合うので、帯電層22の表面は感光ドラム1側
に帯電層22の弾性に抗して引きつけられて太い実線の
位置から細い実線の位置((b)では太い実線の位置)
に移動する。
いに引き合うので、帯電層22の表面は感光ドラム1側
に帯電層22の弾性に抗して引きつけられて太い実線の
位置から細い実線の位置((b)では太い実線の位置)
に移動する。
【0013】これに伴い帯電層22と一体の芯金21も
感光ドラム1の表面から距離H1 の太い実線の位置か
ら、それよりも感光ドラム表面側へ引き寄せられた距離
H2 (<H1 )の細い実線の位置へ移動運動する。
感光ドラム1の表面から距離H1 の太い実線の位置か
ら、それよりも感光ドラム表面側へ引き寄せられた距離
H2 (<H1 )の細い実線の位置へ移動運動する。
【0014】.ついでAC電界が逆転を始めると、帯
電層22側のプラス電荷と、基層1b側のマイナス電荷
はそれぞれ誘起してきた逆極性の電荷によって打ち消さ
れ始める。
電層22側のプラス電荷と、基層1b側のマイナス電荷
はそれぞれ誘起してきた逆極性の電荷によって打ち消さ
れ始める。
【0015】そして交流電界がちょうどプラスからマイ
ナスに変わるときには、帯電層22側のプラス電荷と、
基層1b側のマイナス電荷は消滅する。(b)はこの消
滅時の状態を示している。
ナスに変わるときには、帯電層22側のプラス電荷と、
基層1b側のマイナス電荷は消滅する。(b)はこの消
滅時の状態を示している。
【0016】.その結果、帯電層22の表面は帯電層
22の弾性に抗しての感光ドラム表面側への引きつけ力
が解除されることで弾性戻り力で(b)の太い実線の位
置から細い実線の位置((a)の太い実線の位置)へ戻
ることになる。
22の弾性に抗しての感光ドラム表面側への引きつけ力
が解除されることで弾性戻り力で(b)の太い実線の位
置から細い実線の位置((a)の太い実線の位置)へ戻
ることになる。
【0017】これに伴い帯電層22と一体の芯金21も
感光ドラム表面側へ引き寄せられた距離H2 の太い実線
の位置から、それよりも感光ドラム表面から離れた元の
距離H1 の細い実線の位置へ戻り移動運動する。
感光ドラム表面側へ引き寄せられた距離H2 の太い実線
の位置から、それよりも感光ドラム表面から離れた元の
距離H1 の細い実線の位置へ戻り移動運動する。
【0018】.更にAC電界がマイナスのピークを向
かえるときには(c)に示されるように、帯電層22側
にはマイナス、基層1b側にはプラスの電荷が誘起され
る。
かえるときには(c)に示されるように、帯電層22側
にはマイナス、基層1b側にはプラスの電荷が誘起され
る。
【0019】このためそのマイナスとプラスの両電荷の
引き合い力で、帯電層22の表面は再び感光ドラム1側
に帯電層22の弾性に抗して引きつけられて太い実線の
位置から細い実線の位置に移動する。
引き合い力で、帯電層22の表面は再び感光ドラム1側
に帯電層22の弾性に抗して引きつけられて太い実線の
位置から細い実線の位置に移動する。
【0020】これに伴い帯電層22と一体の芯金21も
感光ドラム1の表面から距離H1 の太い実線の位置か
ら、それよりも感光ドラム表面側へ引き寄せられた距離
H2 の細い実線の位置へ再び移動運動する。
感光ドラム1の表面から距離H1 の太い実線の位置か
ら、それよりも感光ドラム表面側へ引き寄せられた距離
H2 の細い実線の位置へ再び移動運動する。
【0021】このようにAC電界のプラスとマイナスの
繰り返し反転に対応して、帯電層22の表面が帯電層2
2の弾性に抗して感光ドラム1側へ引きつけられて位置
移動する運動と、引きつけ力の解除による戻り移動運動
との繰り返し現象が生じること、及びそれとともに該帯
電層22と一体のステンレス製等の重量のある芯金21
も移動運動H1 ・H2 することから、芯金21・帯電層
22を含めた帯電部材20の全体が振動電圧の印加に伴
い振動を始めて感光ドラム1を叩き、その結果耳障りと
なる比較的大きな「帯電音」が発生するものと考えられ
る。
繰り返し反転に対応して、帯電層22の表面が帯電層2
2の弾性に抗して感光ドラム1側へ引きつけられて位置
移動する運動と、引きつけ力の解除による戻り移動運動
との繰り返し現象が生じること、及びそれとともに該帯
電層22と一体のステンレス製等の重量のある芯金21
も移動運動H1 ・H2 することから、芯金21・帯電層
22を含めた帯電部材20の全体が振動電圧の印加に伴
い振動を始めて感光ドラム1を叩き、その結果耳障りと
なる比較的大きな「帯電音」が発生するものと考えられ
る。
【0022】ACの周波数をf、帯電部材20の振動周
波数をFとすると、上記の説明で明らかなように、AC
電圧の1周期の間に帯電部材20は2回振動することに
なるので、両者fとFの間には次の関係がある。
波数をFとすると、上記の説明で明らかなように、AC
電圧の1周期の間に帯電部材20は2回振動することに
なるので、両者fとFの間には次の関係がある。
【0023】2f(HZ )=F(c/s) 帯電音は接触帯電部材が帯電ローラである場合に限ら
ず、帯電ブレードや帯電パッド等でも同様のメカニズム
で発生する。
ず、帯電ブレードや帯電パッド等でも同様のメカニズム
で発生する。
【0024】帯電音低減策として、接触帯電部材20に
対する印加帯電バイアスである振動電圧(Vac+Vdc)
のAC成分のピーク間電圧VPPを被帯電体の帯電開始電
圧の2倍の値より小さいものとすれば帯電音をかなり小
さいものに改善できる。
対する印加帯電バイアスである振動電圧(Vac+Vdc)
のAC成分のピーク間電圧VPPを被帯電体の帯電開始電
圧の2倍の値より小さいものとすれば帯電音をかなり小
さいものに改善できる。
【0025】しかしAC印加方式の接触帯電において、
AC成分のピーク間電圧VPPを下げるということは、A
C成分の印加で均一な帯電を行わせる所謂「均し効果」
が低下することになるから被帯電体上に均一な帯電を得
ることができなくなり、斑点状の帯電むらを生じさせる
ことになる。これは帯電部材20と被帯電体1との接触
面には微視的には凹凸があり、理想的な接触面が得られ
ないためである。
AC成分のピーク間電圧VPPを下げるということは、A
C成分の印加で均一な帯電を行わせる所謂「均し効果」
が低下することになるから被帯電体上に均一な帯電を得
ることができなくなり、斑点状の帯電むらを生じさせる
ことになる。これは帯電部材20と被帯電体1との接触
面には微視的には凹凸があり、理想的な接触面が得られ
ないためである。
【0026】電子写真画像形成プロセスにおいて被帯電
体である感光ドラム1の斑点状の帯電むら状態は出力画
像にこの斑点状帯電むらに対応した斑点状の黒点画像む
らを発生させることになり、高品位な画像を得ることが
できない。
体である感光ドラム1の斑点状の帯電むら状態は出力画
像にこの斑点状帯電むらに対応した斑点状の黒点画像む
らを発生させることになり、高品位な画像を得ることが
できない。
【0027】〔発明の目的〕本発明の目的は、帯電音の
発生を低減させる帯電部材、帯電装置、プロセスカート
リッジ及び画像形成装置を提供することである。
発生を低減させる帯電部材、帯電装置、プロセスカート
リッジ及び画像形成装置を提供することである。
【0028】本発明の他の目的は、帯電むらを生じない
帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形
成装置を提供することである。
帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形
成装置を提供することである。
【0029】本発明の他の目的は、均一帯電を行い、画
像品位の低下を防止したプロセスカートリッジ及び画像
形成装置を提供することである。
像品位の低下を防止したプロセスカートリッジ及び画像
形成装置を提供することである。
【0030】本発明の更なる目的及び特徴とするところ
は添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことに
より一層明らかになるだろう。
は添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことに
より一層明らかになるだろう。
【0031】〔発明の構成〕上記目的を達成するため
に、本発明によれば、被帯電体に接触する帯電部と、帯
電部を支持する支持部は接離可能であり、帯電部の内径
は支持部の外径よりも大きいことを特徴とする帯電部
材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
を提供することである。
に、本発明によれば、被帯電体に接触する帯電部と、帯
電部を支持する支持部は接離可能であり、帯電部の内径
は支持部の外径よりも大きいことを特徴とする帯電部
材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
を提供することである。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0033】図11に、像担持体の帯電手段として接触
帯電手段を採用した画像形成装置の一例の概略構成を示
した。本例の画像形成装置は電子写真プロセス利用のレ
ーザープリンタである。
帯電手段を採用した画像形成装置の一例の概略構成を示
した。本例の画像形成装置は電子写真プロセス利用のレ
ーザープリンタである。
【0034】1は像担持体としてのドラム型電子写真感
光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢示Aの時計
方向に所定の周速度(プロセススピード、例えば40m
m/sec)を持って回転駆動される。感光ドラム1は
負帯電極性の有機光導電層1aとこれを支持する接地さ
れた導電性基体1bと、を有する。
光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢示Aの時計
方向に所定の周速度(プロセススピード、例えば40m
m/sec)を持って回転駆動される。感光ドラム1は
負帯電極性の有機光導電層1aとこれを支持する接地さ
れた導電性基体1bと、を有する。
【0035】感光ドラム1には、帯電部材としての帯電
ローラ2が接触する。
ローラ2が接触する。
【0036】帯電ローラ2は感光ドラム1に略並行に配
列して芯金2aの両端部を軸受け部材(不図示)で保持
させ、かつ加圧バネ23で感光ドラム1方向へ押圧付勢
させて感光ドラム1面に所定の押圧力で圧接させてあ
り、本例の場合は感光ドラム1の回転に伴い従動回転す
る。
列して芯金2aの両端部を軸受け部材(不図示)で保持
させ、かつ加圧バネ23で感光ドラム1方向へ押圧付勢
させて感光ドラム1面に所定の押圧力で圧接させてあ
り、本例の場合は感光ドラム1の回転に伴い従動回転す
る。
【0037】この帯電ローラ2には電源4から、芯金2
aに接触させた摺動電極24を介して、交流電圧と直流
電圧との重畳電圧である振動電圧が印加される。直流電
圧は負極性であり、振動電圧のピーク間電圧は、帯電部
材に直流電圧のみを印加して感光ドラムの帯電が開始す
る時の印加電圧値(帯電開始電圧値)の2倍以上であ
る。このピーク間電圧を有する振動電圧により感光ドラ
ムの表面電位は均らされて一様に帯電される。なお振動
電圧は、電圧が周期的に変化する電圧であり、波形とし
ては正弦波、矩形波、三角波など用いられる。また振動
電圧は直流電源を周期的にオン・オンすることによって
形波される矩形波電圧でも良い。
aに接触させた摺動電極24を介して、交流電圧と直流
電圧との重畳電圧である振動電圧が印加される。直流電
圧は負極性であり、振動電圧のピーク間電圧は、帯電部
材に直流電圧のみを印加して感光ドラムの帯電が開始す
る時の印加電圧値(帯電開始電圧値)の2倍以上であ
る。このピーク間電圧を有する振動電圧により感光ドラ
ムの表面電位は均らされて一様に帯電される。なお振動
電圧は、電圧が周期的に変化する電圧であり、波形とし
ては正弦波、矩形波、三角波など用いられる。また振動
電圧は直流電源を周期的にオン・オンすることによって
形波される矩形波電圧でも良い。
【0038】次いでこの回転感光ドラム1の帯電処理面
に対して、不図示のレーザースキャナから、目的の印字
(画像)情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して
変調されて出力されるレーザー光5による走査露光がな
されることで印字情報の書き込みがなされて印字情報の
静電潜像が形成される。
に対して、不図示のレーザースキャナから、目的の印字
(画像)情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して
変調されて出力されるレーザー光5による走査露光がな
されることで印字情報の書き込みがなされて印字情報の
静電潜像が形成される。
【0039】その潜像が現像器の現像スリーブ6により
反転現像で負帯電極性のトナー像として可視化(現像)
され、そのトナー像が、不図示の給紙部から感光ドラム
1と転写ローラ8との圧接ニップ部(転写部位)に所定
のタイミングで給送された転写材7に順次に転写されて
いく。
反転現像で負帯電極性のトナー像として可視化(現像)
され、そのトナー像が、不図示の給紙部から感光ドラム
1と転写ローラ8との圧接ニップ部(転写部位)に所定
のタイミングで給送された転写材7に順次に転写されて
いく。
【0040】トナー像転写を受けた転写材7は感光ドラ
ム1面から分離されて不図示の定着手段へ搬送され、ト
ナー像定着を受けて画像形成物として出力される。
ム1面から分離されて不図示の定着手段へ搬送され、ト
ナー像定着を受けて画像形成物として出力される。
【0041】また転写材分離後の回転感光ドラム1面は
クリーニング器(クリーナ)のクリーニングブレード9
で転写残りトナー等の残留付着物の除去を受けて清掃さ
れ、繰り返して作像に供される。
クリーニング器(クリーナ)のクリーニングブレード9
で転写残りトナー等の残留付着物の除去を受けて清掃さ
れ、繰り返して作像に供される。
【0042】次に、帯電部材の第1の実施例を詳細に説
明する。
明する。
【0043】図1は本発明の接触帯電部材もしくは接触
帯電装置の一実施例の横断面模型図、図2は一端側の縦
断面模型図である。なお、各実施例の図は各構成部材の
寸法比率は正確なものではない。
帯電装置の一実施例の横断面模型図、図2は一端側の縦
断面模型図である。なお、各実施例の図は各構成部材の
寸法比率は正確なものではない。
【0044】帯電ローラ2は、ステンレス等でできた導
電性金属芯金2aと、この芯金2aの外周に同芯一体に
ローラ状に形成した導電性発泡層2bと、この発泡層2
bの外周面に接着せずにルーズに外嵌したチューブ状の
帯電層2cからなる。
電性金属芯金2aと、この芯金2aの外周に同芯一体に
ローラ状に形成した導電性発泡層2bと、この発泡層2
bの外周面に接着せずにルーズに外嵌したチューブ状の
帯電層2cからなる。
【0045】本実施例においては、発泡層2bの支持部
材である芯金2aとこれに一体のローラ状の導電性発泡
層2bが支持部であり、これに接着せずにルーズに外嵌
したチューブ状の帯電層2cが帯電部である。即ち、帯
電部の内径は、支持部の外径よりも大きい。
材である芯金2aとこれに一体のローラ状の導電性発泡
層2bが支持部であり、これに接着せずにルーズに外嵌
したチューブ状の帯電層2cが帯電部である。即ち、帯
電部の内径は、支持部の外径よりも大きい。
【0046】発泡層2bはポリスチレン・ポリオレフィ
ン・ポリエステル系等の発泡層、EPDMやウレタンに
カーボン・酸化錫などの導電性粉体を分散発泡させた柔
軟な部材である。2b′はこの発泡層2bの気泡部(空
気・窒素・アルゴンガスなどの封入気泡)である。な
お、発泡層2bは電圧を印加する導電性芯金2aと帯電
層2cが電気的に導通していれば、強いて導電性にする
必要はなく、絶縁性であってもよい。要するに帯電層2
cに対して外部からバイアスを印加できる構成であれば
よい。本実施例では気泡と気泡がつながっていない単泡
の場合で説明するが、これは単泡である必要はなく、気
泡同士が連なった連泡であっても良い。
ン・ポリエステル系等の発泡層、EPDMやウレタンに
カーボン・酸化錫などの導電性粉体を分散発泡させた柔
軟な部材である。2b′はこの発泡層2bの気泡部(空
気・窒素・アルゴンガスなどの封入気泡)である。な
お、発泡層2bは電圧を印加する導電性芯金2aと帯電
層2cが電気的に導通していれば、強いて導電性にする
必要はなく、絶縁性であってもよい。要するに帯電層2
cに対して外部からバイアスを印加できる構成であれば
よい。本実施例では気泡と気泡がつながっていない単泡
の場合で説明するが、これは単泡である必要はなく、気
泡同士が連なった連泡であっても良い。
【0047】帯電層2cは例えばカーボン分散のEPD
M等の導電性ゴム材層である。
M等の導電性ゴム材層である。
【0048】本実施例における帯電ローラ2の仕様は下
記の通りである。
記の通りである。
【0049】芯金2a;直径 9mm、長さ332mm
のステンレス丸棒 発泡層2b;導電性粉体を分散させたEPDM発泡体 層厚2.3mm、長さ310mm 帯電層2c;カーボンを混入分散したチューブ状EPD
M導電性ゴム材層 体積抵抗値105 Ωcm 層厚80μm
のステンレス丸棒 発泡層2b;導電性粉体を分散させたEPDM発泡体 層厚2.3mm、長さ310mm 帯電層2c;カーボンを混入分散したチューブ状EPD
M導電性ゴム材層 体積抵抗値105 Ωcm 層厚80μm
【0050】この帯電ローラ2は、芯金2aの両端部を
不図示の軸受け部材で保持させ、かつ加圧バネ23で感
光ドラム1方向へ押圧付勢させて感光ドラム1面に所定
の押圧力、本実施例では総圧1000gで圧接させてあ
る。
不図示の軸受け部材で保持させ、かつ加圧バネ23で感
光ドラム1方向へ押圧付勢させて感光ドラム1面に所定
の押圧力、本実施例では総圧1000gで圧接させてあ
る。
【0051】チューブ状帯電層2cは帯電ローラ2と感
光ドラム1との圧接ニップ部においては加圧バネ23に
よる押圧力で発泡層2bと感光ドラム1との間には挟ま
れて両者2b・1に対して密着した状態が保たれる。
光ドラム1との圧接ニップ部においては加圧バネ23に
よる押圧力で発泡層2bと感光ドラム1との間には挟ま
れて両者2b・1に対して密着した状態が保たれる。
【0052】帯電ローラ2は感光ドラム1の回転に伴い
チューブ状帯電層2cも含めて従動回転する(ローラ2
を積極的に正転又は逆転駆動させてもよい)。
チューブ状帯電層2cも含めて従動回転する(ローラ2
を積極的に正転又は逆転駆動させてもよい)。
【0053】この帯電ローラ2には電源4から、帯電ロ
ーラ芯金2aに接触させた摺動電極24を介して、 交流電圧Vac、本実施例では2.0KVPP、600H
Z 、 直流電圧Vdc、目標帯電電位に相当する直流電圧(−7
00V) との重畳振動電圧(Vac+Vdc)が印加され、芯金2a
・導電性発泡層2bを介して帯電層2cに電圧がかか
り、帯電ローラ2と感光体1との圧接ニップ部において
大部分の電荷のやり取りがおこなわれて、回転感光ドラ
ム1の周面が目標帯電電位に均一に接触帯電処理され
る。
ーラ芯金2aに接触させた摺動電極24を介して、 交流電圧Vac、本実施例では2.0KVPP、600H
Z 、 直流電圧Vdc、目標帯電電位に相当する直流電圧(−7
00V) との重畳振動電圧(Vac+Vdc)が印加され、芯金2a
・導電性発泡層2bを介して帯電層2cに電圧がかか
り、帯電ローラ2と感光体1との圧接ニップ部において
大部分の電荷のやり取りがおこなわれて、回転感光ドラ
ム1の周面が目標帯電電位に均一に接触帯電処理され
る。
【0054】(1)帯電部としての帯電層2cは印加振
動電圧のAC成分により既に述べたようなメカニズムに
より図1の実線示と2点鎖線示のように振動運動を生じ
るとしても、該帯電層2cは支持部である発泡層2bに
連なる部分と離接自在で接着されていないので帯電層2
cのみ振動し、支持部である芯金2aとこれと一体の発
泡層2bは実質的に振動せず、芯金2aと感光ドラム1
の表面との距離H1 は略一定に保たれる。
動電圧のAC成分により既に述べたようなメカニズムに
より図1の実線示と2点鎖線示のように振動運動を生じ
るとしても、該帯電層2cは支持部である発泡層2bに
連なる部分と離接自在で接着されていないので帯電層2
cのみ振動し、支持部である芯金2aとこれと一体の発
泡層2bは実質的に振動せず、芯金2aと感光ドラム1
の表面との距離H1 は略一定に保たれる。
【0055】つまり、重い芯金2aもしくは該芯金を含
む支持部2a・2bは実質的に振動運動せず、質量の軽
い帯電部である帯電層2cのみの振動運動となり、その
ため帯電部材としての帯電ローラ2が被帯電体としての
感光ドラム1を叩くエネルギー(質量)が小さくなり、
発生帯電音は問題のないレベルまで低減化される。
む支持部2a・2bは実質的に振動運動せず、質量の軽
い帯電部である帯電層2cのみの振動運動となり、その
ため帯電部材としての帯電ローラ2が被帯電体としての
感光ドラム1を叩くエネルギー(質量)が小さくなり、
発生帯電音は問題のないレベルまで低減化される。
【0056】本実施例の接触帯電装置を無響室にセット
し、発生帯電音の測定をした。測定はISO 7779
の6項に従い行った。その結果、発生帯電音は従来のソ
リッドの帯電ローラに比べて15〜20dBほど小さい
ものであった。また画像形成装置において、この接触帯
電装置により感光ドラム1面を帯電不良部なく均一に帯
電処理でき、良好な画像を形成し出力させることができ
た。
し、発生帯電音の測定をした。測定はISO 7779
の6項に従い行った。その結果、発生帯電音は従来のソ
リッドの帯電ローラに比べて15〜20dBほど小さい
ものであった。また画像形成装置において、この接触帯
電装置により感光ドラム1面を帯電不良部なく均一に帯
電処理でき、良好な画像を形成し出力させることができ
た。
【0057】なお、図12に示すような従来のソリッド
の一体形帯電ローラ20として、例えば 芯金21;直径 9mm、長さ332mmのステンレス
丸棒 帯電層22;カーボンを混入分散したソリッドのEPD
M導電性ゴム、 体積抵抗値105 Ωcm 層厚2.5mm、長さ310mm 帯電ローラ20の重量185g の帯電ローラで発生帯電音を測定した。
の一体形帯電ローラ20として、例えば 芯金21;直径 9mm、長さ332mmのステンレス
丸棒 帯電層22;カーボンを混入分散したソリッドのEPD
M導電性ゴム、 体積抵抗値105 Ωcm 層厚2.5mm、長さ310mm 帯電ローラ20の重量185g の帯電ローラで発生帯電音を測定した。
【0058】(2)発生帯電音を小さくできるというこ
とは、接触帯電部材に対する印加振動電圧のAC成分周
波数を大きくすることができることであり、低い周波数
のときに問題となっていた「モアレ」と呼ばれる、走査
レーザー光とAC成分周波数に起因する帯電むらとの干
渉による画像上のモアレ干渉縞の発生をなくすことが可
能となった。
とは、接触帯電部材に対する印加振動電圧のAC成分周
波数を大きくすることができることであり、低い周波数
のときに問題となっていた「モアレ」と呼ばれる、走査
レーザー光とAC成分周波数に起因する帯電むらとの干
渉による画像上のモアレ干渉縞の発生をなくすことが可
能となった。
【0059】(3)接触帯電部材としての帯電ローラ2
が感光ドラム1を叩く力が弱まるので、クリーニングし
きれなかったトナーがローラによりドラムに押しつけら
れて発生するドラムのトナー融着現象の発生も抑えるこ
とが可能となった。
が感光ドラム1を叩く力が弱まるので、クリーニングし
きれなかったトナーがローラによりドラムに押しつけら
れて発生するドラムのトナー融着現象の発生も抑えるこ
とが可能となった。
【0060】次に、帯電部材の第2の実施例を図3、図
4に示す。
4に示す。
【0061】本実施例の帯電ローラ2は、肉厚の筒状に
成形した導電性弾性層2dと、この導電性弾性層2dの
外周に一体に被覆した帯電層2cと、導電性弾性層2d
の内空にルーズに挿入貫通させた芯金2aとからなる。
成形した導電性弾性層2dと、この導電性弾性層2dの
外周に一体に被覆した帯電層2cと、導電性弾性層2d
の内空にルーズに挿入貫通させた芯金2aとからなる。
【0062】本実施例においては、芯金2aが支持部で
あり、これにルーズに外嵌した導電性弾性層2dとこれ
に一体の被覆した帯電層2cが帯電部である。即ち、帯
電部の内径は支持部の外径よりも大きい。
あり、これにルーズに外嵌した導電性弾性層2dとこれ
に一体の被覆した帯電層2cが帯電部である。即ち、帯
電部の内径は支持部の外径よりも大きい。
【0063】本実施例における帯電ローラ2の仕様は下
記の通りである。
記の通りである。
【0064】芯金2a;直径 9mm、長さ332mm
のステンレス丸棒 導電性弾性層2d;カーボンを混入分散させたソリッド
のシリコンゴム 内径9.5mm、外径16mm、長さ310mm 体積抵抗値105 Ωcm 帯電層2c;カーボン混入分散させたEPDM導電性ゴ
ム層 体積抵抗値105 Ωcm 層厚80μm
のステンレス丸棒 導電性弾性層2d;カーボンを混入分散させたソリッド
のシリコンゴム 内径9.5mm、外径16mm、長さ310mm 体積抵抗値105 Ωcm 帯電層2c;カーボン混入分散させたEPDM導電性ゴ
ム層 体積抵抗値105 Ωcm 層厚80μm
【0065】この帯電ローラ2も、前述図1の帯電ロー
ラと同様に、芯金2aの両端部を不図示の軸受け部材で
保持させ、かつ加圧バネ23で感光ドラム1方向へ押圧
付勢させて感光ドラム1面に所定の押圧力、本実施例で
は総圧1400gで圧接させてある。
ラと同様に、芯金2aの両端部を不図示の軸受け部材で
保持させ、かつ加圧バネ23で感光ドラム1方向へ押圧
付勢させて感光ドラム1面に所定の押圧力、本実施例で
は総圧1400gで圧接させてある。
【0066】帯電ローラ2と感光ドラム1との圧接ニッ
プ部においては加圧バネ23による押圧力で帯電層2c
が感光ドラム1面に密着し、芯金2aが導電性弾性層2
dの内空面に密着した状態が保たれる。
プ部においては加圧バネ23による押圧力で帯電層2c
が感光ドラム1面に密着し、芯金2aが導電性弾性層2
dの内空面に密着した状態が保たれる。
【0067】帯電ローラ2は感光ドラム1の回転に伴い
芯金2aにルーズに外嵌支持させたローラ状の導電性弾
性層2d・帯電層2cあるいは芯金2aも含めて従動回
転する。
芯金2aにルーズに外嵌支持させたローラ状の導電性弾
性層2d・帯電層2cあるいは芯金2aも含めて従動回
転する。
【0068】この帯電ローラ2には電源から、帯電ロー
ラ芯金2aに接触させた摺動電極24を介して、実施例
1と同様の重畳振動電圧(Vac +Vdc)が印加され、
芯金2a・導電性弾性層2dを介して帯電層2cに電圧
がかかり、回転感光ドラム1の周面がAC印加方式で目
標帯電電位に均一に接触帯電処理される。
ラ芯金2aに接触させた摺動電極24を介して、実施例
1と同様の重畳振動電圧(Vac +Vdc)が印加され、
芯金2a・導電性弾性層2dを介して帯電層2cに電圧
がかかり、回転感光ドラム1の周面がAC印加方式で目
標帯電電位に均一に接触帯電処理される。
【0069】帯電部としての導電性弾性層2d・帯電層
2cは印加振動電圧のAC成分により前述のメカニズム
により図3の実線示と2点鎖線示のように振動運動を生
じるとしても、帯電部2d・2cは支持部である芯金2
aに連なる部分と離接自在で接着されていないので帯電
部である導電性弾性層2d・帯電層2cのみ振動し、支
持部である芯金2aは実質的に振動せず、芯金2aと感
光ドラム1の表面との距離H1 は略一定に保たれる。
2cは印加振動電圧のAC成分により前述のメカニズム
により図3の実線示と2点鎖線示のように振動運動を生
じるとしても、帯電部2d・2cは支持部である芯金2
aに連なる部分と離接自在で接着されていないので帯電
部である導電性弾性層2d・帯電層2cのみ振動し、支
持部である芯金2aは実質的に振動せず、芯金2aと感
光ドラム1の表面との距離H1 は略一定に保たれる。
【0070】つまり、支持部である重い芯金2aは実質
的に振動運動せず、それよりも質量の軽い帯電部である
導電性弾性層2d・帯電層2cのみの振動運動となり、
そのため帯電部材としての帯電ローラ2が被帯電体とし
ての感光ドラム1を叩くエネルギー(質量)が小さくな
り、発生帯電音は問題のないレベルまで低減化される。
的に振動運動せず、それよりも質量の軽い帯電部である
導電性弾性層2d・帯電層2cのみの振動運動となり、
そのため帯電部材としての帯電ローラ2が被帯電体とし
ての感光ドラム1を叩くエネルギー(質量)が小さくな
り、発生帯電音は問題のないレベルまで低減化される。
【0071】本実施例の接触帯電装置を無響室にセット
し、発生帯電音の測定をした。測定はISO 7779
の6項に従い行った。その結果、発生帯電音は従来のソ
リッド帯電ローラに比べて15dB〜20dBほど小さ
いものであった。また画像形成装置において、この接触
帯電装置により感光ドラム1面を帯電不良部なく均一に
帯電処理でき、良好な画像を形成し出力させることがで
きた。
し、発生帯電音の測定をした。測定はISO 7779
の6項に従い行った。その結果、発生帯電音は従来のソ
リッド帯電ローラに比べて15dB〜20dBほど小さ
いものであった。また画像形成装置において、この接触
帯電装置により感光ドラム1面を帯電不良部なく均一に
帯電処理でき、良好な画像を形成し出力させることがで
きた。
【0072】なお、導電性弾性層2dは、電圧を印加す
る導電性芯金2aと帯電層2cが電気的に導通していれ
ば強いて導電性にする必要はなく、絶縁性であってもよ
い。要するに帯電層2cに対して外部からバイアスを印
加できる構成であればよい。
る導電性芯金2aと帯電層2cが電気的に導通していれ
ば強いて導電性にする必要はなく、絶縁性であってもよ
い。要するに帯電層2cに対して外部からバイアスを印
加できる構成であればよい。
【0073】帯電部材の第3の実施例を図5、図6に示
す。
す。
【0074】本実施例の帯電ローラ2は、ローラ状に形
成した導電性弾性層2dと、その両端面に一体成形で取
りつけた、軸部付きの金属フランジ2eと、この金属フ
ランジ2e付きの導電性弾性層ローラ2dの外周面に接
着せずにルーズに外嵌したチューブ状の帯電層2cから
なる。本実施例において導電性弾性層2dは発泡体であ
り、2d′はその発泡体の気泡である。
成した導電性弾性層2dと、その両端面に一体成形で取
りつけた、軸部付きの金属フランジ2eと、この金属フ
ランジ2e付きの導電性弾性層ローラ2dの外周面に接
着せずにルーズに外嵌したチューブ状の帯電層2cから
なる。本実施例において導電性弾性層2dは発泡体であ
り、2d′はその発泡体の気泡である。
【0075】本実施例においては、金属フランジ2e付
きの導電性弾性層ローラ2dが支持部であり、これにル
ーズに外嵌したチューブ状の帯電層2cが帯電部であ
る。即ち、帯電部の内径は支持部の外径より大きい。
きの導電性弾性層ローラ2dが支持部であり、これにル
ーズに外嵌したチューブ状の帯電層2cが帯電部であ
る。即ち、帯電部の内径は支持部の外径より大きい。
【0076】本実施例における帯電ローラ2の仕様は下
記の通りである。
記の通りである。
【0077】導電性弾性層2d;カーボンを混入分散さ
せた発泡スチロール 外径14mm、長さ310mm 体積抵抗値105 Ωcm 帯電層2c;カーボンを混入分散させたEPDM導電性
ゴム層 体積抵抗値105 Ωcm 層厚80μm
せた発泡スチロール 外径14mm、長さ310mm 体積抵抗値105 Ωcm 帯電層2c;カーボンを混入分散させたEPDM導電性
ゴム層 体積抵抗値105 Ωcm 層厚80μm
【0078】この帯電ローラ2は両端側のフランジ2e
の各軸部を不図示の軸受け部材で保持させ、かつ加圧バ
ネ23で感光ドラム1方向へ押圧付勢させて感光ドラム
1面に所定の押圧力、本実施例では総圧1400gで圧
接させてある。
の各軸部を不図示の軸受け部材で保持させ、かつ加圧バ
ネ23で感光ドラム1方向へ押圧付勢させて感光ドラム
1面に所定の押圧力、本実施例では総圧1400gで圧
接させてある。
【0079】チューブ状の帯電層2cは帯電ローラ2と
感光ドラム1との圧接ニップ部においては加圧バネ23
による押圧力で導電性弾性層2dと感光ドラム1との間
に挟まれて両者に対して密着した状態が保たれる。帯電
ローラ2は感光ドラム1の回転に伴いチューブ状帯電層
2cも含めて従動回転する。
感光ドラム1との圧接ニップ部においては加圧バネ23
による押圧力で導電性弾性層2dと感光ドラム1との間
に挟まれて両者に対して密着した状態が保たれる。帯電
ローラ2は感光ドラム1の回転に伴いチューブ状帯電層
2cも含めて従動回転する。
【0080】この帯電ローラ2には電源4から加圧バネ
23・金属フランジ2eを介して、実施例1と同様の振
動電圧(Vac+Vdc)が印加される。印加バイアスは導
電性弾性層2d・金属フランジ2eを介してこれに電気
的に導通している帯電層2cに導かれ、回転感光ドラム
1の周面がAC印加方式で目標帯電電位に均一に接触帯
電処理される。
23・金属フランジ2eを介して、実施例1と同様の振
動電圧(Vac+Vdc)が印加される。印加バイアスは導
電性弾性層2d・金属フランジ2eを介してこれに電気
的に導通している帯電層2cに導かれ、回転感光ドラム
1の周面がAC印加方式で目標帯電電位に均一に接触帯
電処理される。
【0081】本実施例の場合も前述の実施例1と同様
に、帯電部としての帯電層2cは印加振動電圧のAC成
分により前述のメカニズムにより図5の実線示と2点鎖
線示のように振動運動を生じるとしても、該帯電層2c
は支持部側である導電性弾性層2dに連なる部分と離接
自在で接着されていないので帯電層2cのみ振動し、支
持部であるフランジ2e付きの導電性弾性層2dは実質
的に振動せず、フランジ2eの軸部と感光ドラム1の表
面との距離H1 は略一定に保たれる。
に、帯電部としての帯電層2cは印加振動電圧のAC成
分により前述のメカニズムにより図5の実線示と2点鎖
線示のように振動運動を生じるとしても、該帯電層2c
は支持部側である導電性弾性層2dに連なる部分と離接
自在で接着されていないので帯電層2cのみ振動し、支
持部であるフランジ2e付きの導電性弾性層2dは実質
的に振動せず、フランジ2eの軸部と感光ドラム1の表
面との距離H1 は略一定に保たれる。
【0082】つまり、支持部としてのフランジ2e付き
の導電性弾性層2dは実質的に振動運動せず、質量の軽
い帯電部である帯電層2cのみの振動運動となり、その
ため帯電部材としての帯電ローラ2が被帯電体としての
感光ドラム1を叩くエネルギー(質量)が小さくなり、
発生帯電音は問題のないレベルまで低減化される。
の導電性弾性層2dは実質的に振動運動せず、質量の軽
い帯電部である帯電層2cのみの振動運動となり、その
ため帯電部材としての帯電ローラ2が被帯電体としての
感光ドラム1を叩くエネルギー(質量)が小さくなり、
発生帯電音は問題のないレベルまで低減化される。
【0083】本実施例の接触帯電装置を無響室にセット
し、実施例1と同様に発生帯電音の測定をした。その結
果、発生帯電音は従来のソリッド帯電ローラに比べて1
5〜20dBほど小さいものであった。
し、実施例1と同様に発生帯電音の測定をした。その結
果、発生帯電音は従来のソリッド帯電ローラに比べて1
5〜20dBほど小さいものであった。
【0084】また本実施例の帯電ローラ2は実施例1の
もののようなローラ全長を貫通する重い芯金2aがなく
帯電ローラ全体の重量がより軽いものとなるからコスト
も低減し、トナー融着現象もより軽減化される。
もののようなローラ全長を貫通する重い芯金2aがなく
帯電ローラ全体の重量がより軽いものとなるからコスト
も低減し、トナー融着現象もより軽減化される。
【0085】また画像形成装置において、この接触帯電
装置により感光ドラム1面を帯電不良部なく均一に帯電
処理でき、良好な画像を形成し出力させることができ
た。
装置により感光ドラム1面を帯電不良部なく均一に帯電
処理でき、良好な画像を形成し出力させることができ
た。
【0086】帯電部材の第4実施例を図7、図8に示
す。
す。
【0087】本実施例は前述実施例1の帯電ローラ2に
おいて、帯電層2cの外周面に更に帯電層2cよりも体
積抵抗率の高いエピクロルヒドリンゴムや紙等の高抵抗
層2fを設けたものである。
おいて、帯電層2cの外周面に更に帯電層2cよりも体
積抵抗率の高いエピクロルヒドリンゴムや紙等の高抵抗
層2fを設けたものである。
【0088】本実施例の該高抵抗層2fは、層厚80μ
m、体積抵抗値1010Ωcmのエピクロルヒドリンゴム
層である。
m、体積抵抗値1010Ωcmのエピクロルヒドリンゴム
層である。
【0089】高抵抗層2fは感光ドラム1上のピンホー
ル部等の低耐圧欠陥部に帯電ローラが対向したときに、
そのピンホール部等に集中的に電流がリークして異常放
電が発生するのを防ぐ働きをする。
ル部等の低耐圧欠陥部に帯電ローラが対向したときに、
そのピンホール部等に集中的に電流がリークして異常放
電が発生するのを防ぐ働きをする。
【0090】本実施例のものも実施例1と同様に発生帯
電音が小さくなるばかりでなく、感光ドラム1にピンホ
ール等の欠陥があっても、異常放電する事なく帯電が出
来ると言うメリットがある。
電音が小さくなるばかりでなく、感光ドラム1にピンホ
ール等の欠陥があっても、異常放電する事なく帯電が出
来ると言うメリットがある。
【0091】高抵抗層2fの外側に更に帯電ローラの内
部からの可塑剤等のしみだしを防止するためのナイロン
・トレジンなどのしみだし防止層を設けることもでき
る。なお、接離する場所は芯金2aと発泡層2bとの間
に限らず、発泡層2bと帯電層2cとの間、帯電層2c
と高抵抗層2fとの間でも良い。
部からの可塑剤等のしみだしを防止するためのナイロン
・トレジンなどのしみだし防止層を設けることもでき
る。なお、接離する場所は芯金2aと発泡層2bとの間
に限らず、発泡層2bと帯電層2cとの間、帯電層2c
と高抵抗層2fとの間でも良い。
【0092】帯電部材の第5実施例を図9に示す。
【0093】本実施例は接触帯電部材をブレード型(帯
電ブレード)としたものであり、図9は該帯電ブレード
2Aもしくは接触帯電装置の横断面模型図である。帯電
ブレード2Aを用いた接触帯電装置は帯電ローラを用い
たものよりも構成をより簡単なものとすることができ
る。
電ブレード)としたものであり、図9は該帯電ブレード
2Aもしくは接触帯電装置の横断面模型図である。帯電
ブレード2Aを用いた接触帯電装置は帯電ローラを用い
たものよりも構成をより簡単なものとすることができ
る。
【0094】帯電ブレード2Aは、ポリスチレン・ポリ
オレフィン・ポリエステル系等の発泡層、EPDM・ウ
レタン等にカーボン・酸化錫等の導電粉体を分散させた
ブレード状の弾性発泡層2bと、この弾性発泡層2bの
外面を縁部だけを接着して弾性発泡層面に離接自在にル
ーズに被覆させた帯電層2cと、これを導電性接着剤2
gを介して取付け支持させた電極板2hからなる。
オレフィン・ポリエステル系等の発泡層、EPDM・ウ
レタン等にカーボン・酸化錫等の導電粉体を分散させた
ブレード状の弾性発泡層2bと、この弾性発泡層2bの
外面を縁部だけを接着して弾性発泡層面に離接自在にル
ーズに被覆させた帯電層2cと、これを導電性接着剤2
gを介して取付け支持させた電極板2hからなる。
【0095】本実施例において、弾性発泡層2b・電極
板2hが支持部であり、帯電層2cが帯電部である。
板2hが支持部であり、帯電層2cが帯電部である。
【0096】帯電ブレード2Aの先端部をブレードの腰
に抗して感光ドラム1面に適度に圧接させた状態にして
電極板2gを不動部材30に取付け固定することで帯電
ブレード2Aを配設してある。
に抗して感光ドラム1面に適度に圧接させた状態にして
電極板2gを不動部材30に取付け固定することで帯電
ブレード2Aを配設してある。
【0097】帯電ブレード2Aには電源4から電極板2
gを介して振動電圧(Vac+Vdc)が印加されて、回転
感光ドラム1面がAC印加方式で均一に接触帯電処理さ
れる。
gを介して振動電圧(Vac+Vdc)が印加されて、回転
感光ドラム1面がAC印加方式で均一に接触帯電処理さ
れる。
【0098】本実施例の帯電ブレード2Aも帯電部とし
ての帯電層2cは印加振動電圧のAC成分により前述の
メカニズムにより振動運動を生じるとしても、該帯電層
2cは支持部側である弾性発泡層2bに連なる部分と離
接自在で接着されていないので帯電層2cのみ振動し、
支持部である弾性発泡層2b・電極板2hは実質的に振
動せず発生帯電音は小さい。
ての帯電層2cは印加振動電圧のAC成分により前述の
メカニズムにより振動運動を生じるとしても、該帯電層
2cは支持部側である弾性発泡層2bに連なる部分と離
接自在で接着されていないので帯電層2cのみ振動し、
支持部である弾性発泡層2b・電極板2hは実質的に振
動せず発生帯電音は小さい。
【0099】本実施例において、下記の仕様の帯電ブレ
ード2Aを用いた場合の発生帯電音は従来のソリッド帯
電ローラに比べて10〜15dBほど小さかった(印加
振動電圧は実施例1と同様)。
ード2Aを用いた場合の発生帯電音は従来のソリッド帯
電ローラに比べて10〜15dBほど小さかった(印加
振動電圧は実施例1と同様)。
【0100】弾性発泡層2b;導電性粉体を分散させた
EPDM発泡体 縦10mm、長さ310mm、厚さ 3mm 帯電層2c;カーボンを混入分散させたEPDM導電性
ゴム層 体積抵抗値1010Ωcm 層厚80μm 帯電ブレード2Aの自由長5mm 感光ドラム1への押し当て総圧700g
EPDM発泡体 縦10mm、長さ310mm、厚さ 3mm 帯電層2c;カーボンを混入分散させたEPDM導電性
ゴム層 体積抵抗値1010Ωcm 層厚80μm 帯電ブレード2Aの自由長5mm 感光ドラム1への押し当て総圧700g
【0101】従って、帯電ブレード2Aにおいても帯電
音の低減化ができ、また帯電ブレード2Aの感光ドラム
1への押し当て圧をブレードの腰を利用して制御できる
という利点がある。
音の低減化ができ、また帯電ブレード2Aの感光ドラム
1への押し当て圧をブレードの腰を利用して制御できる
という利点がある。
【0102】次に、上述したような帯電部材をプロセス
カートリッジに組み入れた例を図10に示す。
カートリッジに組み入れた例を図10に示す。
【0103】本実施例は接触帯電部材もしくは接触帯電
装置を像担持体の帯電手段として用いている画像形成装
置のプロセスカートリッジである。
装置を像担持体の帯電手段として用いている画像形成装
置のプロセスカートリッジである。
【0104】本実施例のプロセスカートリッジは、像担
持体としての回転ドラム型の電子写真感光体1、帯電部
材としての帯電ローラ2、現像器60、クリーニング器
90の4つのプロセス機器を包含させてなるものであ
る。本プロセスカートリッジは少なくとも像担持体と帯
電部材とを備えていれば良い。
持体としての回転ドラム型の電子写真感光体1、帯電部
材としての帯電ローラ2、現像器60、クリーニング器
90の4つのプロセス機器を包含させてなるものであ
る。本プロセスカートリッジは少なくとも像担持体と帯
電部材とを備えていれば良い。
【0105】帯電ローラ2は実施例1乃至実施例4と同
様の構成のものである。
様の構成のものである。
【0106】現像器60において、6は現像スリーブ、
61は現像剤(トナー)Tの収容容器、62は該容器6
1内のトナー撹拌棒であり、トナーTを撹拌すると共に
現像スリーブ方向へ送り出す役目をしている。63は現
像スリーブ6上にトナーTを均一な厚みにコートするた
めの現像ブレードである。
61は現像剤(トナー)Tの収容容器、62は該容器6
1内のトナー撹拌棒であり、トナーTを撹拌すると共に
現像スリーブ方向へ送り出す役目をしている。63は現
像スリーブ6上にトナーTを均一な厚みにコートするた
めの現像ブレードである。
【0107】クリーニング器90において、9はクリー
ニングブレード、91はクリーニングブレード9で回収
されたトナーを溜めるトナー溜である。
ニングブレード、91はクリーニングブレード9で回収
されたトナーを溜めるトナー溜である。
【0108】11はプロセスカートリッジのドラムシャ
ッターであり、実線示の閉じ状態から2点鎖線示のよう
に開き状態に開閉自在である。プロセスカートリッジを
画像形成装置本体(不図示)から取り出した状態におい
ては実線示の閉じ状態にあり、感光ドラム1の外部露出
部分面を隠して感光ドラム面を保護している。
ッターであり、実線示の閉じ状態から2点鎖線示のよう
に開き状態に開閉自在である。プロセスカートリッジを
画像形成装置本体(不図示)から取り出した状態におい
ては実線示の閉じ状態にあり、感光ドラム1の外部露出
部分面を隠して感光ドラム面を保護している。
【0109】プロセスカートリッジを画像形成装置本体
に装着するときはシャッター11を2点鎖線示のように
開き状態にする。或いはプロセスカートリッジの装着過
程でシャッター11が自動的に開き動作し、プロセスカ
ートリッジが正規に装着されると、感光ドラム1の外部
露出部分面が画像形成装置本体側の転写ローラ8に圧接
した状態になる。
に装着するときはシャッター11を2点鎖線示のように
開き状態にする。或いはプロセスカートリッジの装着過
程でシャッター11が自動的に開き動作し、プロセスカ
ートリッジが正規に装着されると、感光ドラム1の外部
露出部分面が画像形成装置本体側の転写ローラ8に圧接
した状態になる。
【0110】またプロセスカートリッジと画像形成装置
本体とが機械的・電気的にカップリングして、画像形成
装置本体側の駆動機構でプロセスカートリッジ側の感光
ドラム1・現像スリーブ6・撹拌棒62等の駆動が可能
となり、また画像形成装置本体側の電気回路によりプロ
セスカートリッジ側の帯電ローラ2への帯電バイアスの
印加、現像スリーブ6への現像バイアスの印加等が可能
となり、画像形成動作を実行できる状態になる。
本体とが機械的・電気的にカップリングして、画像形成
装置本体側の駆動機構でプロセスカートリッジ側の感光
ドラム1・現像スリーブ6・撹拌棒62等の駆動が可能
となり、また画像形成装置本体側の電気回路によりプロ
セスカートリッジ側の帯電ローラ2への帯電バイアスの
印加、現像スリーブ6への現像バイアスの印加等が可能
となり、画像形成動作を実行できる状態になる。
【0111】12はプロセスカートリッジのクリーニン
グ器90と現像器60との間に設けた露光用通路であ
り、画像形成装置本体側のレーザースキャナ(不図示)
からの出力レーザー光5がこの露光用通路12を通して
プロセスカートリッジ内に入光して回転感光ドラム1面
が走査露光される。
グ器90と現像器60との間に設けた露光用通路であ
り、画像形成装置本体側のレーザースキャナ(不図示)
からの出力レーザー光5がこの露光用通路12を通して
プロセスカートリッジ内に入光して回転感光ドラム1面
が走査露光される。
【0112】帯電ローラ2は前述したように振動電圧を
印加しても帯電音の発生がほとんどないので、帯電音の
実質的にない、非常にコンパクトなプロセスカートリッ
ジを構成することが可能である。
印加しても帯電音の発生がほとんどないので、帯電音の
実質的にない、非常にコンパクトなプロセスカートリッ
ジを構成することが可能である。
【0113】次に、図1、図2に示す帯電部材の第1実
施例において、帯電部材の帯電部の好ましい厚さについ
て検討する。
施例において、帯電部材の帯電部の好ましい厚さについ
て検討する。
【0114】図2に於て、感光ドラム1に当接する該帯
電部の厚みをtとし、芯金2aに連なる弾性層2bの表
面、即ち支持部の表面と帯電部材回転中心からの距離を
dとした時、厚み比d/tを変化させたときの帯電音
と、帯電不良の結果を図13に示す。図に於て、横軸は
厚み比d/tを示し、左の縦軸は帯電音、右の縦軸は帯
電不良の程度を示す。ランク1が一番良くて、ランク4
は帯電不良の程度が一番悪いことを示す。A4サイズの
画像を転写材上に形成した場合、直径0.5mm以下の
黒ポチが5個以内あった時ランク1とし、5個より多く
10個以内あった時ランク2、10個より多く15個以
内あった時ランク3、15個より多い時ランク4とす
る。
電部の厚みをtとし、芯金2aに連なる弾性層2bの表
面、即ち支持部の表面と帯電部材回転中心からの距離を
dとした時、厚み比d/tを変化させたときの帯電音
と、帯電不良の結果を図13に示す。図に於て、横軸は
厚み比d/tを示し、左の縦軸は帯電音、右の縦軸は帯
電不良の程度を示す。ランク1が一番良くて、ランク4
は帯電不良の程度が一番悪いことを示す。A4サイズの
画像を転写材上に形成した場合、直径0.5mm以下の
黒ポチが5個以内あった時ランク1とし、5個より多く
10個以内あった時ランク2、10個より多く15個以
内あった時ランク3、15個より多い時ランク4とす
る。
【0115】帯電音の測定は、ISO 7779の6項
に従い行った。その結果、dを5.3mm、tを0.0
80mmとした時に、d/tは66.3となり、その時
の帯電音は42dBになった。その他の条件は以下の通
りである。 一次帯電周波数f=400Hz 一次電圧のピークツピーク=2.0kV 帯電ローラのASKER−C硬度K=45° 空隙率VH/VT(後述)=0.42
に従い行った。その結果、dを5.3mm、tを0.0
80mmとした時に、d/tは66.3となり、その時
の帯電音は42dBになった。その他の条件は以下の通
りである。 一次帯電周波数f=400Hz 一次電圧のピークツピーク=2.0kV 帯電ローラのASKER−C硬度K=45° 空隙率VH/VT(後述)=0.42
【0116】上記の条件で厚み比d/tを更に変化させ
たとろこ、厚み比d/tが2以下になると帯電音は50
dBを越えてしまい、実用上は問題にならないが、かな
り気になるレベルになる。また厚み比d/tが10より
大きければ、帯電音は47dBより小さくなり、全く問
題にならないレベルになる。一方厚み比d/tが200
〜500の範囲では、帯電層2cは薄くなるため、交流
バイアスを印加したときに、あまりに容易に振動し、帯
電ローラと感光ドラム間の距離が一定に保たれず、帯電
レベルが不良気味になり、帯電不良のランクもレベル2
になる。このレベルでは実用上は問題無いが、厚み比d
/tが500以上になると、帯電不良のレベルもランク
3になってしまい問題になる。従って、厚み比d/tの
範囲は、帯電音と帯電不良の関係から 2<d/t<500が良く更に望ましくは 10<d/t<200が良い。
たとろこ、厚み比d/tが2以下になると帯電音は50
dBを越えてしまい、実用上は問題にならないが、かな
り気になるレベルになる。また厚み比d/tが10より
大きければ、帯電音は47dBより小さくなり、全く問
題にならないレベルになる。一方厚み比d/tが200
〜500の範囲では、帯電層2cは薄くなるため、交流
バイアスを印加したときに、あまりに容易に振動し、帯
電ローラと感光ドラム間の距離が一定に保たれず、帯電
レベルが不良気味になり、帯電不良のランクもレベル2
になる。このレベルでは実用上は問題無いが、厚み比d
/tが500以上になると、帯電不良のレベルもランク
3になってしまい問題になる。従って、厚み比d/tの
範囲は、帯電音と帯電不良の関係から 2<d/t<500が良く更に望ましくは 10<d/t<200が良い。
【0117】次に、帯電部材の空隙率について好ましい
範囲を検討する。
範囲を検討する。
【0118】図14(a)のVH1は発泡層2bと帯電
層2cの内面の間にある空隙の体積を示し、VH2は発
泡層2b内部の空隙の全体積を示す。従って帯電部材内
の全空隙は以下のようになる。 VH=VH1+VH2
層2cの内面の間にある空隙の体積を示し、VH2は発
泡層2b内部の空隙の全体積を示す。従って帯電部材内
の全空隙は以下のようになる。 VH=VH1+VH2
【0119】図14(b)に於て、Lは帯電ローラの帯
電部の長さ、Dは直径を示す。そして帯電ローラの帯電
部の体積をVTとすると、 VT=π(1/2×D)2 ×L と表すことが出来る。更に空隙率をVH/VTとすると
空隙率は以下のように表される。 VH/VT=(VH1+VH2)/{π(1/2×D)2 ×L}
電部の長さ、Dは直径を示す。そして帯電ローラの帯電
部の体積をVTとすると、 VT=π(1/2×D)2 ×L と表すことが出来る。更に空隙率をVH/VTとすると
空隙率は以下のように表される。 VH/VT=(VH1+VH2)/{π(1/2×D)2 ×L}
【0120】次に、空隙率VH/VTを変化させて帯電
音を測定したところ帯電音は図15に示す結果になっ
た。図に於て、縦軸は帯電音、横軸は空隙率VH/VT
を示す。測定はISO 7779の6項に従い行った。
その他の条件は以下の通りである。
音を測定したところ帯電音は図15に示す結果になっ
た。図に於て、縦軸は帯電音、横軸は空隙率VH/VT
を示す。測定はISO 7779の6項に従い行った。
その他の条件は以下の通りである。
【0121】一次帯電周波数f=400Hz 一次電圧のピークツピーク=2.0kV 帯電ローラのASKER−C硬度K=45° 厚み比d/t=66.3 その結果、空隙率VH/VTが0.3より以下だと帯電
音は50dBを越えてしまい、実用上は問題にならない
が、かなり気になるレベルになる。また空隙率VH/V
Tが0.4より大きければ、帯電音は47dBより小さ
くなり、全く問題にならないレベルになる。従って、空
隙率VH/VTの範囲は、帯電音の関係から 空隙率VH/VT>0.3が良く更に望ましくは 空隙率VH/VT>0.4が良い。
音は50dBを越えてしまい、実用上は問題にならない
が、かなり気になるレベルになる。また空隙率VH/V
Tが0.4より大きければ、帯電音は47dBより小さ
くなり、全く問題にならないレベルになる。従って、空
隙率VH/VTの範囲は、帯電音の関係から 空隙率VH/VT>0.3が良く更に望ましくは 空隙率VH/VT>0.4が良い。
【0122】次に、帯電部材に印加する振動電圧の周波
数の好ましい範囲について検討する。
数の好ましい範囲について検討する。
【0123】図16は一次電源周波数fを変化させたと
きの帯電音を、従来のソリッド帯電ローラと本発明の帯
電ローラで比較した結果を表すグラフである。測定はI
SO7779の6項に従い行った。その他の条件は以下
の通りである。
きの帯電音を、従来のソリッド帯電ローラと本発明の帯
電ローラで比較した結果を表すグラフである。測定はI
SO7779の6項に従い行った。その他の条件は以下
の通りである。
【0124】一次電圧のピークツピーク=2.0kV 帯電ローラのASKER−C硬度K=45° 厚み比d/t=66.3 空隙率VH/VT=0.42 上記の条件で一次電源周波数fを変化させたところ、一
次電源周波数fが1500Hz以上2000Hz以下だ
と帯電音は50dBを越えてしまい、実用上は問題にな
らないが、かなり気になるレベルになる。また一次電源
周波数fが100Hzより小さいか2500Hzよりも
大きいと、従来例では最悪60dBを越えていたもの
が、本実施例では、帯電音は47dBより小さくなり、
全く問題にならないレベルになる。従って、一次電源周
波数fの範囲は、帯電音の関係から f<1500Hzまたはf>2000Hzが良く更に望
ましくは f<1000Hzまたはf>2500Hzが良い。
次電源周波数fが1500Hz以上2000Hz以下だ
と帯電音は50dBを越えてしまい、実用上は問題にな
らないが、かなり気になるレベルになる。また一次電源
周波数fが100Hzより小さいか2500Hzよりも
大きいと、従来例では最悪60dBを越えていたもの
が、本実施例では、帯電音は47dBより小さくなり、
全く問題にならないレベルになる。従って、一次電源周
波数fの範囲は、帯電音の関係から f<1500Hzまたはf>2000Hzが良く更に望
ましくは f<1000Hzまたはf>2500Hzが良い。
【0125】次に、帯電ローラの硬度の好ましい範囲に
ついて検討する。
ついて検討する。
【0126】図17は帯電ローラ2の硬度を変化させた
ときの帯電音を表すグラフである。帯電音の測定はIS
O 7779の6項に従い行った。また帯電ローラ2の
硬度の測定方法を図18に示す。図に於て14は帯電ロ
ーラ2の芯金2−3を支えるための支持台であり、15
は硬度測定器である。これは図に示すように、常に30
0gの加重を印加して帯電ローラ2の硬度を測定するも
のである。その他の条件は以下の通りである。
ときの帯電音を表すグラフである。帯電音の測定はIS
O 7779の6項に従い行った。また帯電ローラ2の
硬度の測定方法を図18に示す。図に於て14は帯電ロ
ーラ2の芯金2−3を支えるための支持台であり、15
は硬度測定器である。これは図に示すように、常に30
0gの加重を印加して帯電ローラ2の硬度を測定するも
のである。その他の条件は以下の通りである。
【0127】一次電源周波数f=400Hz 一次電圧のピークツピーク=2.0kV 厚み比d/t=66.3 空隙率VH/VT=0.42 上記の条件で帯電ローラ2のASKER−C硬度Kを変
化させたところ、ASKER−C硬度Kが70°を越え
ると、帯電音は50dBを越えてしまい、実用上は問題
にならないが、かなり気になるレベルになる。またAS
KER−C硬度Kが3°よりも小さいと、帯電ローラ2
の表面にシワが発生し、実用上問題ならないが、若干の
帯電不良が起きる。またASKER−C硬度Kが60°
以下では、帯電音は47dBで全く問題無いレベルにな
る。更にASKER−C硬度Kが5°よりも大きいと、
帯電ローラ2の表面にシワは全く発生せず、帯電不良は
発生しない。従って、帯電ローラ2のASKER−C硬
度Kの範囲は、帯電音と帯電不良の関係からの関係から 3°<K70°が良く更に望ましくは 5°<K<60°が良い。
化させたところ、ASKER−C硬度Kが70°を越え
ると、帯電音は50dBを越えてしまい、実用上は問題
にならないが、かなり気になるレベルになる。またAS
KER−C硬度Kが3°よりも小さいと、帯電ローラ2
の表面にシワが発生し、実用上問題ならないが、若干の
帯電不良が起きる。またASKER−C硬度Kが60°
以下では、帯電音は47dBで全く問題無いレベルにな
る。更にASKER−C硬度Kが5°よりも大きいと、
帯電ローラ2の表面にシワは全く発生せず、帯電不良は
発生しない。従って、帯電ローラ2のASKER−C硬
度Kの範囲は、帯電音と帯電不良の関係からの関係から 3°<K70°が良く更に望ましくは 5°<K<60°が良い。
【0128】なお、上述したような、被帯電体に接触す
る帯電部の厚さ、帯電部材の空隙率、振動電圧の周波
数、帯電部材の硬度の好ましい範囲は、図3〜図9に示
す実施例についてもほぼ同様である。
る帯電部の厚さ、帯電部材の空隙率、振動電圧の周波
数、帯電部材の硬度の好ましい範囲は、図3〜図9に示
す実施例についてもほぼ同様である。
【0129】既に示した帯電ローラは例えば図1、図2
に示すように芯金2aの両端部を加圧バネ23で押圧し
ているが、このバネ23の圧力が弱いと帯電ローラ2と
感光ドラム1の間に異物が入りこんだ時両者間に隙間が
生じてしまう。その結果帯電ぬけが起きることがあっ
た。また、逆にバネ23の圧力が強いと帯電ローラ2の
両端が強く押されることにより帯電ローラ2の中央部が
感光ドラム1表面から離れてしまい、中央部で帯電ぬけ
が生じる問題があった。これらの帯電ぬけを防止するた
めには帯電ローラを感光ドラムへ強い圧力で押し当てる
と共にローラとドラムのニップをその長手方向で一様に
することが望ましい。そこで上記問題点を解決するため
に、帯電ローラの直径をその両端部からその中央部に向
かうにつれてしだいに大きくする、クラウン形状の帯電
ローラを用いるのが好ましい。
に示すように芯金2aの両端部を加圧バネ23で押圧し
ているが、このバネ23の圧力が弱いと帯電ローラ2と
感光ドラム1の間に異物が入りこんだ時両者間に隙間が
生じてしまう。その結果帯電ぬけが起きることがあっ
た。また、逆にバネ23の圧力が強いと帯電ローラ2の
両端が強く押されることにより帯電ローラ2の中央部が
感光ドラム1表面から離れてしまい、中央部で帯電ぬけ
が生じる問題があった。これらの帯電ぬけを防止するた
めには帯電ローラを感光ドラムへ強い圧力で押し当てる
と共にローラとドラムのニップをその長手方向で一様に
することが望ましい。そこで上記問題点を解決するため
に、帯電ローラの直径をその両端部からその中央部に向
かうにつれてしだいに大きくする、クラウン形状の帯電
ローラを用いるのが好ましい。
【0130】以下にこのクラウン形状の帯電ローラにつ
いて説明する。
いて説明する。
【0131】図19において、鉄、SUS等からなる芯
金2aはあらかじめクラウン形状に研磨してあり、チュ
ーブ状の発泡層2bに圧入する。その後チューブ状の帯
電層2cをかぶせてクラウン形状とする。
金2aはあらかじめクラウン形状に研磨してあり、チュ
ーブ状の発泡層2bに圧入する。その後チューブ状の帯
電層2cをかぶせてクラウン形状とする。
【0132】このように形成されるクラウン形状のロー
ラを用いることによりたとえローラ両端への加圧力を強
くしても、中央部での芯金のたわみによる中央部の浮き
がなくなり、またトナー・紙粉等がニップ部に入り込ん
でもローラが感光体表面から浮くことがなくなった。発
泡層2bの代わりにサーモプラスチックエラストマやゴ
ムを用いれば加硫、発泡の工程を省くことができる。
ラを用いることによりたとえローラ両端への加圧力を強
くしても、中央部での芯金のたわみによる中央部の浮き
がなくなり、またトナー・紙粉等がニップ部に入り込ん
でもローラが感光体表面から浮くことがなくなった。発
泡層2bの代わりにサーモプラスチックエラストマやゴ
ムを用いれば加硫、発泡の工程を省くことができる。
【0133】また、前記のように芯金2aをクラウン形
状とする代わりに、芯金2aをストレート(長手方向に
おいて直径が同じ)として芯金2aの上に発泡層2bを
かぶせた後、発泡層2bを研磨することによりクラウン
形状とすることも可能である。
状とする代わりに、芯金2aをストレート(長手方向に
おいて直径が同じ)として芯金2aの上に発泡層2bを
かぶせた後、発泡層2bを研磨することによりクラウン
形状とすることも可能である。
【0134】更に、図19において、支持部材である
鉄、SUSの芯金の代わりに導電性モールド軸を使うこ
ともできる。このように支持部材を導電性樹脂のモール
ド軸にすることによって、量産化が容易になり、また、
クラウン形状に研磨する工程を省略できる。さらに、金
属製の芯金に比べて軽量であるといった利点がある。
鉄、SUSの芯金の代わりに導電性モールド軸を使うこ
ともできる。このように支持部材を導電性樹脂のモール
ド軸にすることによって、量産化が容易になり、また、
クラウン形状に研磨する工程を省略できる。さらに、金
属製の芯金に比べて軽量であるといった利点がある。
【0135】また、図19の帯電層2cの上に帯電層2
cよりも体積抵抗率の大きい、N−メトキシメチル化ナ
イロン、ポリウレタン等の高抵抗樹脂層2fを設けても
良い。このように樹脂層でコートすることで表面が滑ら
かになり、帯電ローラ表面をクリーニングすることが容
易になる。クリーニング方法としてローラ表面に、スポ
ンジ部材を軽く加圧接触させたり、別のクリーニングロ
ーラを接触回転させることができる。本実施例において
も、ローラはクラウン形状であるが、スポンジ層に導電
性チューブを被覆した後で、樹脂液に浸し、乾燥させれ
ば、容易に表層に樹脂層をコートできる。また、熱収縮
性のチューブを使用してもクラウン形状のローラの表層
に樹脂層を設けることは容易にできる。
cよりも体積抵抗率の大きい、N−メトキシメチル化ナ
イロン、ポリウレタン等の高抵抗樹脂層2fを設けても
良い。このように樹脂層でコートすることで表面が滑ら
かになり、帯電ローラ表面をクリーニングすることが容
易になる。クリーニング方法としてローラ表面に、スポ
ンジ部材を軽く加圧接触させたり、別のクリーニングロ
ーラを接触回転させることができる。本実施例において
も、ローラはクラウン形状であるが、スポンジ層に導電
性チューブを被覆した後で、樹脂液に浸し、乾燥させれ
ば、容易に表層に樹脂層をコートできる。また、熱収縮
性のチューブを使用してもクラウン形状のローラの表層
に樹脂層を設けることは容易にできる。
【0136】更に、芯金や発泡層をストレート形状とし
てチューブ状帯電層をクラウン形状とすることもでき
る。
てチューブ状帯電層をクラウン形状とすることもでき
る。
【0137】もちろん図3〜図6に示す帯電部材をクラ
ウン形状としても良い。
ウン形状としても良い。
【0138】なお、クラウン形状としては帯電部材の端
部の外径に対して帯電部材の中央部の外径を2%以内で
増加させるのが良い。
部の外径に対して帯電部材の中央部の外径を2%以内で
増加させるのが良い。
【0139】なお、以上に示した帯電部材において、帯
電部と支持部は分離しているため帯電部材が、像担持体
の回転に縦動してゆくに連れて、表層部材のみが長手方
向において、最初の位置からずれて、画像領域外に移動
してゆき、帯電不良を起こすという問題があった。
電部と支持部は分離しているため帯電部材が、像担持体
の回転に縦動してゆくに連れて、表層部材のみが長手方
向において、最初の位置からずれて、画像領域外に移動
してゆき、帯電不良を起こすという問題があった。
【0140】従って、本実施例では帯電部材の支持部材
である芯金の端部に表層部材の長手位置ずれを防止する
部材を設ける。
である芯金の端部に表層部材の長手位置ずれを防止する
部材を設ける。
【0141】図20(a)は帯電部材周辺の略断面図で
あり、図20(b)、図21は帯電部材端部付近の正面
図である。芯金2aの端部は軸受25によって支持され
る。表層部材2cの長手位置ずれ防止部材26は、図2
0(b)に示すように、帯電部材2の長手両端部に芯金
2aと一体に設けられており、図20(a)中の、芯金
から表層部材2c内部までの最大距離L1 よりおおき
く、芯金から像担持体までの距離L2 より小さくなけれ
ばならない。また、L1 >L2 の場合は、図21に示す
ように、前記防止部材26の半径rは、r>L1 を満た
した上で、像担持体に前記防止部材26が当接する部分
での、像担持体の外径を小さくしてもよい。ここでは、
前記防止部材26は、表層部材2cとほぼ同じ速度で回
転するため、前記防止部材26と表面部材との間での摺
擦はなく、表面部材端部の損傷を避けられる。前記防止
部材26は、表層部材2cが、像担持体1の回転に縦動
して回転し、それにつれて、長手方向の左右のいずれか
に移動するのを阻止する。なお、帯電部材2の長手のず
れ方向が、一方向のみの場合は、前記防止部材26は、
帯電部材2の片端部のみに設けるだけでも良い。本実施
例により、表層部材2cの長手方向へのずれを防止する
ことができ、これにより、帯電不良のない画像を得るこ
とが可能になった。
あり、図20(b)、図21は帯電部材端部付近の正面
図である。芯金2aの端部は軸受25によって支持され
る。表層部材2cの長手位置ずれ防止部材26は、図2
0(b)に示すように、帯電部材2の長手両端部に芯金
2aと一体に設けられており、図20(a)中の、芯金
から表層部材2c内部までの最大距離L1 よりおおき
く、芯金から像担持体までの距離L2 より小さくなけれ
ばならない。また、L1 >L2 の場合は、図21に示す
ように、前記防止部材26の半径rは、r>L1 を満た
した上で、像担持体に前記防止部材26が当接する部分
での、像担持体の外径を小さくしてもよい。ここでは、
前記防止部材26は、表層部材2cとほぼ同じ速度で回
転するため、前記防止部材26と表面部材との間での摺
擦はなく、表面部材端部の損傷を避けられる。前記防止
部材26は、表層部材2cが、像担持体1の回転に縦動
して回転し、それにつれて、長手方向の左右のいずれか
に移動するのを阻止する。なお、帯電部材2の長手のず
れ方向が、一方向のみの場合は、前記防止部材26は、
帯電部材2の片端部のみに設けるだけでも良い。本実施
例により、表層部材2cの長手方向へのずれを防止する
ことができ、これにより、帯電不良のない画像を得るこ
とが可能になった。
【0142】帯電部材の他の実施例を示す。図22
(a)は帯電部材周辺の略断面図であり、図22(b)
は帯電部材端部付近の斜視図である。
(a)は帯電部材周辺の略断面図であり、図22(b)
は帯電部材端部付近の斜視図である。
【0143】本実施例によるところの表層部材2cの長
手位置ずれ防止部材26は、図22(b)に示すよう
に、帯電部材2の長手両端部に設けられており、帯電部
材2の芯金2aと一体化した段差を持った回転体であ
る。これに表層部材2cとほぼ同径の輪状の補助部材2
7を設けることにより、表層部材2cが、像担持体1の
回転に縦動して回転し、それにつれて、長手方向の左右
のいずれかに移動するのを阻止する。本実施例では、前
記補助部材27が、表面部材2cと同じ速度で回転する
ため、表面部材端部の損傷はなく、また、前記実施例の
図20中に示したL1 、L2 の大きさにかかわらず、像
担持体の径の一部を変えることもなく、表層部材2c
が、像担持体1の回転に縦動して回転し、それにつれ
て、長手方向の左右のいずれかに移動するのを阻止す
る。なお、帯電部材2の長手のずれ方向が、一方向のみ
の場合は、前記防止部材26は、帯電部材2の片端部の
みに設けるだけでも良い。本実施例により、表層部材2
cの長手方向へのずれを防止することができ、これによ
り、帯電不良のない画像を得ることが可能になった。
手位置ずれ防止部材26は、図22(b)に示すよう
に、帯電部材2の長手両端部に設けられており、帯電部
材2の芯金2aと一体化した段差を持った回転体であ
る。これに表層部材2cとほぼ同径の輪状の補助部材2
7を設けることにより、表層部材2cが、像担持体1の
回転に縦動して回転し、それにつれて、長手方向の左右
のいずれかに移動するのを阻止する。本実施例では、前
記補助部材27が、表面部材2cと同じ速度で回転する
ため、表面部材端部の損傷はなく、また、前記実施例の
図20中に示したL1 、L2 の大きさにかかわらず、像
担持体の径の一部を変えることもなく、表層部材2c
が、像担持体1の回転に縦動して回転し、それにつれ
て、長手方向の左右のいずれかに移動するのを阻止す
る。なお、帯電部材2の長手のずれ方向が、一方向のみ
の場合は、前記防止部材26は、帯電部材2の片端部の
みに設けるだけでも良い。本実施例により、表層部材2
cの長手方向へのずれを防止することができ、これによ
り、帯電不良のない画像を得ることが可能になった。
【0144】帯電部材の他の実施例を示す。図23
(a)は帯電部材周辺の略断面図であり、図23(b)
は帯電部材端部付近の正面図である。
(a)は帯電部材周辺の略断面図であり、図23(b)
は帯電部材端部付近の正面図である。
【0145】本実施例によるところの表層部材2cの長
手位置ずれ防止部材28は、図23(b)に示すよう
に、帯電部材2の長手両端部に芯金2aと一体に設けら
れており、図23(a)に示すように、羽根車になって
いる。この羽根車の羽根の長さは、表層部材2cの半径
より大きいため、表層部材2cが長手方向の左右のいず
れかに移動するのを阻止するが、像担持体との当接部で
も、弾性体でできているため無理なく回転できる。な
お、帯電部材2の長手のずれ方向が、一方向のみの場合
は、前記防止部材28は、帯電部材2の片端部のみに設
けるだけでも良い。本実施例により、表層部材2cの長
手方向へのずれを防止することができ、これにより、帯
電不良のない画像を得ることが可能になった。
手位置ずれ防止部材28は、図23(b)に示すよう
に、帯電部材2の長手両端部に芯金2aと一体に設けら
れており、図23(a)に示すように、羽根車になって
いる。この羽根車の羽根の長さは、表層部材2cの半径
より大きいため、表層部材2cが長手方向の左右のいず
れかに移動するのを阻止するが、像担持体との当接部で
も、弾性体でできているため無理なく回転できる。な
お、帯電部材2の長手のずれ方向が、一方向のみの場合
は、前記防止部材28は、帯電部材2の片端部のみに設
けるだけでも良い。本実施例により、表層部材2cの長
手方向へのずれを防止することができ、これにより、帯
電不良のない画像を得ることが可能になった。
【0146】図24(a)、図24(b)に帯電装置の
他の実施例を示す。
他の実施例を示す。
【0147】本実施例によるところの表層部材2cの長
手位置ずれ防止部材29は、図24(b)に示すよう
に、帯電部材2の長手両端部に設けられており、表層部
材2cが、像担持体1の回転に縦動して回転し、それに
つれて、長手方向の左右のいずれかに移動するのを阻止
する。なお、帯電部材2の長手のずれ方向が、一方向の
みの場合は、前記防止部材29は、帯電部材2の片端部
のみに設けるだけでも良い。図24(a)に示すよう
に、位置ずれ防止部材29の大きさは、表層部材2cの
断面を覆うが、像担持体1との当接部付近では覆わな
い。本実施例では、直径12mmの表層部材2cに対し
て、前記防止部材29として15×15×12mmの変
性ポリフェニレンオキサイドの樹脂の板を用いた。本実
施例により、表層部材2cの長手方向へのずれを防止す
ることができ、これにより、帯電不良のない画像を得る
ことが可能になった。
手位置ずれ防止部材29は、図24(b)に示すよう
に、帯電部材2の長手両端部に設けられており、表層部
材2cが、像担持体1の回転に縦動して回転し、それに
つれて、長手方向の左右のいずれかに移動するのを阻止
する。なお、帯電部材2の長手のずれ方向が、一方向の
みの場合は、前記防止部材29は、帯電部材2の片端部
のみに設けるだけでも良い。図24(a)に示すよう
に、位置ずれ防止部材29の大きさは、表層部材2cの
断面を覆うが、像担持体1との当接部付近では覆わな
い。本実施例では、直径12mmの表層部材2cに対し
て、前記防止部材29として15×15×12mmの変
性ポリフェニレンオキサイドの樹脂の板を用いた。本実
施例により、表層部材2cの長手方向へのずれを防止す
ることができ、これにより、帯電不良のない画像を得る
ことが可能になった。
【0148】図25(a)、図25(b)の帯電装置の
他の実施例を示す。
他の実施例を示す。
【0149】本実施例によるところの表層部材2cの長
手位置ずれ防止部材29は、図25(b)に示すよう
に、帯電部材2の長手両端部に設けられており、表層部
材2cが、像担持体1の回転に縦動して回転し、それに
つれて、長手方向の左右のいずれかに移動するのを阻止
する。本実施例では、前記防止部材29はその一部に曲
面を有しており、これにより、表層部材2cが、前記防
止部材29に接触しながら回転しても、前記防止部材2
9の当接端部Fではスムーズに当接できるため、表層部
材2c端部の破損を防止できる。なお、帯電部材2の長
手のずれ方向が、一方向のみの場合は、前記防止部材2
9は帯電部材2の片端部のみに設けるだけでも良い。本
実施例により、表層部材2cの長手方向へのずれを防止
することができ、かつ、表層部材2c端部の破損も防止
でき、これにより、帯電不良のない画像を得ることが可
能になった。
手位置ずれ防止部材29は、図25(b)に示すよう
に、帯電部材2の長手両端部に設けられており、表層部
材2cが、像担持体1の回転に縦動して回転し、それに
つれて、長手方向の左右のいずれかに移動するのを阻止
する。本実施例では、前記防止部材29はその一部に曲
面を有しており、これにより、表層部材2cが、前記防
止部材29に接触しながら回転しても、前記防止部材2
9の当接端部Fではスムーズに当接できるため、表層部
材2c端部の破損を防止できる。なお、帯電部材2の長
手のずれ方向が、一方向のみの場合は、前記防止部材2
9は帯電部材2の片端部のみに設けるだけでも良い。本
実施例により、表層部材2cの長手方向へのずれを防止
することができ、かつ、表層部材2c端部の破損も防止
でき、これにより、帯電不良のない画像を得ることが可
能になった。
【0150】図26(a)、図26(b)に帯電装置の
更に他の実施例を示す。
更に他の実施例を示す。
【0151】本実施例において、防止部材29は、帯電
部材2の長手両端部に設けられており、前記防止部材2
9の表層部材2cとの当接面は、多数の曲面を有してお
り、これにより、表層部材2cの回転による前記帯電部
材2との摺擦は、接触面積が少なく、かつ、スムーズで
あり、表層部材2cが、像担持体1の回転に縦動して回
転し、それにつれて、長手方向の左右のいずれかに移動
するのを阻止する。なお、帯電部材2の長手のずれ方向
が、一方向のみの場合は、前記防止部材29は帯電部材
2の片端部のみに設けるだけでも良い。本実施例によ
り、表層部材2cの長手方向へのずれを防止することが
でき、かつ、表層部材2c端部の破損も防止でき、これ
により、帯電不良のない画像を得ることが可能になっ
た。
部材2の長手両端部に設けられており、前記防止部材2
9の表層部材2cとの当接面は、多数の曲面を有してお
り、これにより、表層部材2cの回転による前記帯電部
材2との摺擦は、接触面積が少なく、かつ、スムーズで
あり、表層部材2cが、像担持体1の回転に縦動して回
転し、それにつれて、長手方向の左右のいずれかに移動
するのを阻止する。なお、帯電部材2の長手のずれ方向
が、一方向のみの場合は、前記防止部材29は帯電部材
2の片端部のみに設けるだけでも良い。本実施例によ
り、表層部材2cの長手方向へのずれを防止することが
でき、かつ、表層部材2c端部の破損も防止でき、これ
により、帯電不良のない画像を得ることが可能になっ
た。
【0152】以上に示した帯電部材において、帯電ロー
ラの長手方向の一方の端部ともう一方の端部とにおいて
バネ23の押圧力が均一に保たれていないような場合に
は、帯電部と支持部にねじれが入ることがあった。例え
ば図1においては発泡層2bとチューブ状帯電層2cと
の間にねじれが入ることがあった。従って、帯電部材と
感光ドラム表面との間の均一な接触が保たれなくなり、
図27に示すような帯電不良31が発生することがあっ
た。この問題点を解決するために帯電部と支持部とを一
部接着すれば良い。以下にこの例を示す。図28に帯電
部材の正面図を示す。ここで、2iは抵抗層と発泡層間
の隙間である。そして発泡層2bの付いた芯金2aを、
チューブ状の帯電層2cに押し込んだ後、その端部のみ
をつなぎ部材2jで両者を接着したものである。
ラの長手方向の一方の端部ともう一方の端部とにおいて
バネ23の押圧力が均一に保たれていないような場合に
は、帯電部と支持部にねじれが入ることがあった。例え
ば図1においては発泡層2bとチューブ状帯電層2cと
の間にねじれが入ることがあった。従って、帯電部材と
感光ドラム表面との間の均一な接触が保たれなくなり、
図27に示すような帯電不良31が発生することがあっ
た。この問題点を解決するために帯電部と支持部とを一
部接着すれば良い。以下にこの例を示す。図28に帯電
部材の正面図を示す。ここで、2iは抵抗層と発泡層間
の隙間である。そして発泡層2bの付いた芯金2aを、
チューブ状の帯電層2cに押し込んだ後、その端部のみ
をつなぎ部材2jで両者を接着したものである。
【0153】このような構成になっているため、帯電ロ
ーラが回転する際に、帯電層2cや発泡層2b′がスラ
スト方向にずれたり、捻れたりする事は無くなった。
ーラが回転する際に、帯電層2cや発泡層2b′がスラ
スト方向にずれたり、捻れたりする事は無くなった。
【0154】また、端部のごく一部しか接着しないため
に、実質的に芯金と抵抗層は分離しており、芯金は抵抗
層に引っ張られて振動することもなく、帯電音も目だた
ない。
に、実質的に芯金と抵抗層は分離しており、芯金は抵抗
層に引っ張られて振動することもなく、帯電音も目だた
ない。
【0155】更に図29で示すように、帯電層2cと柔
軟層(発泡層と同等に柔らかい層)2bが対向or接触
する全面積に対する非接着部分の面積比=非接着面積比
をwとすると、wは次のように表すことが出来る。
軟層(発泡層と同等に柔らかい層)2bが対向or接触
する全面積に対する非接着部分の面積比=非接着面積比
をwとすると、wは次のように表すことが出来る。
【0156】
【外1】 ここで
【0157】
【外2】 は、帯電層2cと柔軟層2bが接着している全面積を表
し、
し、
【0158】
【外3】 は、帯電層2cと柔軟層2bが接着していない全面積を
表す。また1は帯電ローラの直径を示す。
表す。また1は帯電ローラの直径を示す。
【0159】そして図30に、非接着面積比Wを変化さ
せたときの帯電音の測定結果を示す。図に於て、縦軸は
帯電音を表し、横軸は非接着面積比Wを表す。この図か
らも明らかなように、非接着面積比Wが0.2よりも大
きくなると、帯電音は妥当な許容レベルの50dBを切
ることが解る。従って非接着面積比Wは次の関係を満た
す必要がある。 W≧0.2
せたときの帯電音の測定結果を示す。図に於て、縦軸は
帯電音を表し、横軸は非接着面積比Wを表す。この図か
らも明らかなように、非接着面積比Wが0.2よりも大
きくなると、帯電音は妥当な許容レベルの50dBを切
ることが解る。従って非接着面積比Wは次の関係を満た
す必要がある。 W≧0.2
【0160】図31(a)から図31(c)に帯電部材
のその他の実施例を示す。図31(a)に於て、つなぎ
部材2jは帯電ローラの軸方向片側のみである。抵抗層
2kは帯電層2cより体積抵抗率の大きく、エピクロル
ヒドリンゴムから成る。この位置は、抵抗層2kがスラ
スト方向へ移動する上流側に設置してある。図に於て
は、抵抗層2kは向かって右側から左側へ移動しようと
している。図31(b)はつなぎ部材2jを帯電ローラ
軸方向中央に配置した場合を示す。この場合は帯電ロー
ラの向きは気にしなくても良い。また2mは、N−メト
キシメチル化ナイロンにカーボンを分散させた保護層
で、抵抗層2kからのオイル等の染みだしに依る、感光
ドラムの汚染を防止している。2cは導電層であり、発
泡層2b中の気泡2b′が余り大きくて抵抗層2kへの
電荷の移動がスムーズにいかなく成る場合でも均一帯電
を保証するための層である。
のその他の実施例を示す。図31(a)に於て、つなぎ
部材2jは帯電ローラの軸方向片側のみである。抵抗層
2kは帯電層2cより体積抵抗率の大きく、エピクロル
ヒドリンゴムから成る。この位置は、抵抗層2kがスラ
スト方向へ移動する上流側に設置してある。図に於て
は、抵抗層2kは向かって右側から左側へ移動しようと
している。図31(b)はつなぎ部材2jを帯電ローラ
軸方向中央に配置した場合を示す。この場合は帯電ロー
ラの向きは気にしなくても良い。また2mは、N−メト
キシメチル化ナイロンにカーボンを分散させた保護層
で、抵抗層2kからのオイル等の染みだしに依る、感光
ドラムの汚染を防止している。2cは導電層であり、発
泡層2b中の気泡2b′が余り大きくて抵抗層2kへの
電荷の移動がスムーズにいかなく成る場合でも均一帯電
を保証するための層である。
【0161】このような構成になっているため、抵抗層
2kのズレ、ネジレに依る帯電不良をばかりでなく、製
造行程の簡略化、更には、帯電ローラの感光ドラム汚染
も防止できるようになった。
2kのズレ、ネジレに依る帯電不良をばかりでなく、製
造行程の簡略化、更には、帯電ローラの感光ドラム汚染
も防止できるようになった。
【0162】発泡層2bは必ずしも導電体である必要は
なく、絶縁体であっても図31(c)のように、導電層
2cが、柔軟な導電性ゴム2n等で芯金2aと導通して
おればよい。
なく、絶縁体であっても図31(c)のように、導電層
2cが、柔軟な導電性ゴム2n等で芯金2aと導通して
おればよい。
【0163】図32は芯金2aと発泡層2bが分離して
いる場合を示す。つなぎ部材2jは芯金と発泡層を端部
にてつないでいる。このような構成になっているため、
帯電ローラが回転する際に、抵抗層2kや発泡層2bが
スラスト方向にずれたり、捻れたりする事は無くなっ
た。
いる場合を示す。つなぎ部材2jは芯金と発泡層を端部
にてつないでいる。このような構成になっているため、
帯電ローラが回転する際に、抵抗層2kや発泡層2bが
スラスト方向にずれたり、捻れたりする事は無くなっ
た。
【0164】また、端部のごく一部した接着しないため
に、実質的に芯金と抵抗層は分離しており、芯金は抵抗
層に引っ張られて振動することもなく、帯電音も目だた
ない。
に、実質的に芯金と抵抗層は分離しており、芯金は抵抗
層に引っ張られて振動することもなく、帯電音も目だた
ない。
【0165】更に、芯金は剛体なので後から、円筒状の
発泡層に挿入し易いと言う利点もある。
発泡層に挿入し易いと言う利点もある。
【0166】以上本発明は、上記実施例に限られるもの
ではなく、本発明の技術思想内においてあらゆる変形が
可能である。
ではなく、本発明の技術思想内においてあらゆる変形が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の接触帯電部材(帯電ローラ)も
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
【図2】該装置の一端側の縦断面模型図。
【図3】第2の実施例の接触帯電部材(帯電ローラ)も
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
【図4】該装置の一端側の縦断面模型図。
【図5】第3の実施例の接触帯電部材(帯電ローラ)も
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
【図6】該装置の一端側の縦断面模型図。
【図7】第4の実施例の接触帯電部材(帯電ローラ)も
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
【図8】該装置の一端側の縦断面模型図。
【図9】第5の実施例の接触帯電部材(帯電ローラ)も
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
しくは接触帯電装置の横断面模型図。
【図10】第6の実施例のプロセスカートリッジの横断
面模型図。
面模型図。
【図11】接触帯電装置を用いた画像形成装置の一例の
概略構成図。
概略構成図。
【図12】(a)・(b)・(c)は帯電音発生のメカ
ニズムの説明図。
ニズムの説明図。
【図13】d/tと帯電音もしくは帯電不良レベルの関
係を示すグラフ。
係を示すグラフ。
【図14】帯電部材の断面図及び正面図。
【図15】空隙率と帯電音の関係を示すグラフ。
【図16】帯電周波数と帯電音の関係を示すグラフ。
【図17】帯電部材の硬度と帯電音の関係を示すグラ
フ。
フ。
【図18】帯電部材の硬度の測定方法を示す説明図。
【図19】帯電部材の製造方法を示す正面図。
【図20】帯電部材の断面図及び端部付近正面図。
【図21】帯電部材の端部付近正面図。
【図22】帯電部材の断面図及び端部付近斜視図。
【図23】帯電部材の断面図及び正面図。
【図24】帯電部材の断面図及び正面図。
【図25】帯電部材の断面図及び端部正面図。
【図26】帯電部材の断面図及び端部正面図。
【図27】転写材上の帯電不良を示す平面図。
【図28】帯電部材の正面図。
【図29】帯電部材の正面図。
【図30】非接着面積比と帯電音の関係を示すグラフ。
【図31】帯電部材の正面図。
【図32】帯電部材の正面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 和重 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 大久保 正晴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 緒方 寛明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 清水 康史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (32)
- 【請求項1】 被帯電体に接触する帯電部と、 上記帯電部を支持する支持部であって、弾性層と、この
弾性層を支持する支持部材と、を備える支持部と、 を有し、被帯電体を帯電するために被帯電体に接触可能
な帯電部材において、 上記帯電部と上記支持部は接離可能であり、上記帯電部
の内径は上記支持部の外径よりも大きいことを特徴とす
る帯電部材。 - 【請求項2】 被帯電体と、 上記被帯電体に接触する帯電部と、上記帯電部を支持す
る支持部であって、弾性層と、この弾性層を支持する支
持部材と、を備える支持部と、を有し、上記被帯電体を
帯電するために上記被帯電体に接触可能な帯電部材と、 を有する帯電装置において、 上記帯電部と上記支持部は接離可能であり、上記帯電部
の内径は上記支持部の外径よりも大きいことを特徴とす
る帯電装置。 - 【請求項3】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカー
トリッジであって、 像担持体と、 上記像担持体に接触する帯電部と、上記帯電部を支持す
る支持部であって、弾性層と、この弾性層を支持する支
持部材と、を備える支持部と、を有し、上記像担持体を
帯電するために上記像担持体に接触可能な帯電部材と、 を有するプロセスカートリッジにおいて、 上記帯電部と上記支持部は接離可能であり、上記帯電部
の内径は上記支持部の外径よりも大きいことを特徴とす
るプロセスカートリッジ。 - 【請求項4】 上記プロセスカートリッジは、上記像担
持体に形成された潜像をトナーによって現像する現像手
段を有することを特徴とする請求項3のプロセスカート
リッジ。 - 【請求項5】 像担持体と、上記像担持体に接触する帯
電部と、上記帯電部を支持する支持部であって、弾性層
と、この弾性層を支持する支持部材と、を備える支持部
材と、を有し、上記像担持体を帯電するために上記像担
持体に接触可能な帯電部材と、 を有する画像形成装置において、 上記帯電部と上記支持部は接離可能であり、上記帯電部
の内径は上記支持部の外径よりも大きいことを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項6】 上記帯電部は、チューブ状であることを
特徴とする請求項5の画像形成装置。 - 【請求項7】 上記帯電部は、上記像担持体に近づくに
つれて導電層と、この導電層よりも体積抵抗率が大きい
抵抗層と、を有することを特徴とする請求項5又は6の
画像形成装置。 - 【請求項8】 上記帯電部の厚さをt、上記帯電部材の
回転中心から上記支持部の表面までの距離をdとすると
2<d/t<500を満たすことを特徴とする請求項5
乃至7の画像形成装置。 - 【請求項9】 上記帯電部材の体積をVT、上記帯電部
材内部の空隙の体積をVHとするとVH/VT>0.3
を満たすことを特徴とする請求項5乃至8の画像形成装
置。 - 【請求項10】 上記帯電部材は、振動電圧が印加され
ることを特徴とする請求項5乃至9の画像形成装置。 - 【請求項11】 上記振動電圧の周波数fはf<150
0Hz、またはf>2000Hzを満たすことを特徴と
する請求項10の画像形成装置。 - 【請求項12】 上記帯電部材のASKER−C硬度K
は3°<K<70°を満たすことを特徴とする請求項5
乃至11の画像形成装置。 - 【請求項13】 上記帯電部材の外径は、その長手方向
において端部から中央部に向かうにつれてしだいに大き
くなることを特徴とする請求項5乃至12の画像形成装
置。 - 【請求項14】 上記振動電圧は、上記像担持体の帯電
開始電圧値の2倍以上のピーク間電圧を有することを特
徴とする請求項10又は11の画像形成装置。 - 【請求項15】 上記装置は、上記帯電部材の長手方向
端部付近に、上記帯電部と上記支持部との間の上記長手
方向の相対移動を規制する規制部材を有することを特徴
とする請求項5乃至14の画像形成装置。 - 【請求項16】 上記帯電部と上記支持部が互いに対向
or接触する全面積に対する接着されていない部分の面
積の割合WはW≧0.2を満たすことを特徴とする請求
項5乃至15の画像形成装置。 - 【請求項17】 被帯電体に接触する帯電部であって、
帯電体に接触する表層と、この表層に対して被帯電体と
は逆側に設けられた弾性層と、を備える帯電部と、 上記帯電部を支持する支持部と、 を有し、被帯電体を帯電するために被帯電体に接触可能
な帯電部材において、 上記帯電部と上記支持部は接離可能であり、上記帯電部
の内径は上記支持部の外径よりも大きいことを特徴とす
る帯電部材。 - 【請求項18】 被帯電体と、 上記被帯電体に接触する表層とこの表層に対して上記被
帯電体とは逆側に設けられた弾性層とを備える帯電部
と、 上記帯電部を支持する支持部と、 を有し、上記被帯電体を帯電するために上記被帯電体に
接触可能な帯電部材と、 を有する帯電部材において、 上記帯電部と上記支持部は接離可能であり、上記帯電部
の内径は上記支持部の外径よりも大きいことを特徴とす
る帯電装置。 - 【請求項19】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカ
ートリッジであって、 像担持体と、 上記被帯電体に接触する表層とこの表層に対して上記被
帯電体とは逆側に設けられた弾性層とを備える帯電部
と、 上記帯電部を支持する支持部と、 を有し、上記像担持体を帯電するために上記像担持体に
接触可能な帯電部材と、 を有するプロセスカートリッジにおいて、 上記帯電部と上記支持部は接離可能であり、上記帯電部
の内径は上記支持部の外径よりも大きいことを特徴とす
るプロセスカートリッジ。 - 【請求項20】 上記プロセスカートリッジは、上記像
担持体に形成された潜像をトナーによって現像する現像
手段を有することを特徴とする請求項19のプロセスカ
ートリッジ。 - 【請求項21】 像担持体と、 上記被帯電体に接触する表層とこの表層に対して上記被
帯電体とは逆側に設けられた弾性層とを備える帯電部
と、 上記帯電部を支持する支持部と、 を有し、上記像担持体を帯電するために上記像担持体に
接触可能な帯電部材と、 を有する画像形成装置において、 上記帯電部と上記支持部は接離可能であり、上記帯電部
の内径は上記支持部の外径よりも大きいことを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項22】 上記帯電部は、チューブ状であること
を特徴とする請求項21の画像形成装置。 - 【請求項23】 上記帯電部は、上記像担持体に近づく
につれて導電層と、この導電層よりも体積抵抗率が大き
い抵抗層と、を有することを特徴とする請求項21又は
22の画像形成装置。 - 【請求項24】 上記帯電部の厚さをt、上記帯電部材
の回転中心から上記支持部の表面までの距離をdとする
と2<d/t<500を満たすことを特徴とする請求項
21乃至23の画像形成装置。 - 【請求項25】 上記帯電部材の体積をVT、上記帯電
部材内部の空隙の体積をVHとするとVH/VT>0.
3を満たすことを特徴とする請求項21乃至24の画像
形成装置。 - 【請求項26】 上記帯電部材は、振動電圧が印加され
ることを特徴とする請求項21乃至25の画像形成装
置。 - 【請求項27】 上記振動電圧の周波数fはf<150
0Hz、またはf>2000Hzを満たすことを特徴と
する請求項26の画像形成装置。 - 【請求項28】 上記帯電部材のASKER−C硬度K
は3°<K<70°を満たすことを特徴とする請求項2
1乃至27の画像形成装置。 - 【請求項29】 上記帯電部材の外径は、その長手方向
において端部から中央部に向かうにつれてしだいに大き
くなることを特徴とする請求項21乃至28の画像形成
装置。 - 【請求項30】 上記振動電圧は、上記像担持体の帯電
開始電圧値の2倍以上のピーク間電圧を有することを特
徴とする請求項26乃至27の画像形成装置。 - 【請求項31】 上記装置は、上記帯電部材の長手方向
端部付近に、上記帯電部と上記支持部との間の上記長手
方向の相対移動を規制する規制部材を有することを特徴
とする請求項21乃至30の画像形成装置。 - 【請求項32】 上記帯電部と上記支持部が互いに対向
or接触する全面積に対する接着されていない部分の面
積の割合WはW≧0.2を満たすことを特徴とする請求
項21乃至31の画像形成装置。
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