JPH05268910A - 鶏肉利用食品の製造方法 - Google Patents
鶏肉利用食品の製造方法Info
- Publication number
- JPH05268910A JPH05268910A JP4068979A JP6897992A JPH05268910A JP H05268910 A JPH05268910 A JP H05268910A JP 4068979 A JP4068979 A JP 4068979A JP 6897992 A JP6897992 A JP 6897992A JP H05268910 A JPH05268910 A JP H05268910A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chicken
- meat
- food
- seasoning
- cut
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- Pending
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- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来は廃棄されることも多かった鶏卵生産目
的終了後の鶏肉を、人間の嗜好に合うような加工食品と
して利用可能とする、鶏肉利用食品の製造方法を提供す
ること。 【構成】 鶏肉の食用適の部分を適度の大きさの薄片に
切断し、調味料および各種スパイス等を用いて味付けし
た後、加熱して半加工状態とし、更に、狭幅の間隙を有
するローラ間を通すことにより鶏肉の繊維を切りながら
圧延し、その後、高温の油で短時間揚げた後、別途用意
しておいた調合調味料中に浸漬させた形で包装すること
を特徴とする鶏肉利用食品の製造方法。
的終了後の鶏肉を、人間の嗜好に合うような加工食品と
して利用可能とする、鶏肉利用食品の製造方法を提供す
ること。 【構成】 鶏肉の食用適の部分を適度の大きさの薄片に
切断し、調味料および各種スパイス等を用いて味付けし
た後、加熱して半加工状態とし、更に、狭幅の間隙を有
するローラ間を通すことにより鶏肉の繊維を切りながら
圧延し、その後、高温の油で短時間揚げた後、別途用意
しておいた調合調味料中に浸漬させた形で包装すること
を特徴とする鶏肉利用食品の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鶏肉利用食品の製造方法
に関し、特に鶏卵採取用の鶏を、鶏卵生産目的終了後、
つまり、鶏卵生産の効率が低下した時点で鶏肉として利
用することを特徴とする、鶏肉利用食品の製造方法に関
する。
に関し、特に鶏卵採取用の鶏を、鶏卵生産目的終了後、
つまり、鶏卵生産の効率が低下した時点で鶏肉として利
用することを特徴とする、鶏肉利用食品の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】鶏卵採取用の鶏は、食肉用の鶏(いわゆ
る、ブロイラ)とは異なり、その肉は固く、食用には適
さないものである。このため、従来は、この種の鶏卵採
取用の鶏肉は、鶏卵生産目的終了後には、各種家畜用の
餌料とされる以外、あまり大規模には利用されていなか
った。
る、ブロイラ)とは異なり、その肉は固く、食用には適
さないものである。このため、従来は、この種の鶏卵採
取用の鶏肉は、鶏卵生産目的終了後には、各種家畜用の
餌料とされる以外、あまり大規模には利用されていなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、家畜用の餌料
としての需要はそれほど多くはなく、一部は廃棄される
こともあるという状態である。これは、資源の有効利用
という面から見ると、貴重な蛋白源を廃棄するという点
で、非常に無駄なことであり、これに対する良好な対応
策が切望されていた。本発明は上記事情に鑑みてなされ
たもので、従来は廃棄されることも多かった鶏卵生産目
的終了後の鶏肉を、人間の嗜好に合うような加工食品と
して利用可能とする、鶏肉利用食品の製造方法を提供す
ることをその目的とする。
としての需要はそれほど多くはなく、一部は廃棄される
こともあるという状態である。これは、資源の有効利用
という面から見ると、貴重な蛋白源を廃棄するという点
で、非常に無駄なことであり、これに対する良好な対応
策が切望されていた。本発明は上記事情に鑑みてなされ
たもので、従来は廃棄されることも多かった鶏卵生産目
的終了後の鶏肉を、人間の嗜好に合うような加工食品と
して利用可能とする、鶏肉利用食品の製造方法を提供す
ることをその目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的は、
鶏肉の食用適の部分を適度の大きさの薄片に切断し、調
味料および各種スパイス等を用いて味付けした後、加熱
して半加工状態とし、更に、狭幅の間隙を有するローラ
間を通すことにより鶏肉の繊維を切りながら圧延し、そ
の後、高温の油で短時間揚げた後、別途用意しておいた
調合調味料中に浸漬させた形で包装することを特徴とす
る鶏肉利用食品の製造方法によって達成される。
鶏肉の食用適の部分を適度の大きさの薄片に切断し、調
味料および各種スパイス等を用いて味付けした後、加熱
して半加工状態とし、更に、狭幅の間隙を有するローラ
間を通すことにより鶏肉の繊維を切りながら圧延し、そ
の後、高温の油で短時間揚げた後、別途用意しておいた
調合調味料中に浸漬させた形で包装することを特徴とす
る鶏肉利用食品の製造方法によって達成される。
【0005】
【作用】本発明に係る鶏肉利用食品の製造方法において
は、調味料中に浸漬させた鶏卵生産目的終了後の鶏肉
を、加工工程で繊維をほぐしながら薄層化するので、従
来は敬遠されていた鶏卵生産目的終了後の鶏肉を、適度
の質感を有しながら人間の嗜好に合うような加工食品と
して、付加価値を高めた形で有効に利用することが可能
になる。
は、調味料中に浸漬させた鶏卵生産目的終了後の鶏肉
を、加工工程で繊維をほぐしながら薄層化するので、従
来は敬遠されていた鶏卵生産目的終了後の鶏肉を、適度
の質感を有しながら人間の嗜好に合うような加工食品と
して、付加価値を高めた形で有効に利用することが可能
になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明に係る鶏肉利用食品の製造
方法の手順を示す図である。以下、これに基づいて、製
造方法の要点を説明する。まず、鶏卵生産目的終了後の
鶏(以下、単に「鶏」という)を解体して、不要部分を取り
除き、皮を含む肉の部分を、所定の大きさに整形する。
この際、厚さの大きな部分については、適宜、包丁を入
れて整形する。次に、醤油を主体とし、生姜汁,味醂
(または清酒),砂糖,化学調味料,香辛料,スパイス等
を加えた第1の調合調味料中に、24時間程度浸漬する。
味付けの完了した鶏肉を調味料から取り出して、比較的
低温のオーブン中で、半乾燥状態にする。この後、形状
を確認し、厚さの大きなものは、ハンマ状の調理具で叩
くことにより、均一化する。
に説明する。図1は、本発明に係る鶏肉利用食品の製造
方法の手順を示す図である。以下、これに基づいて、製
造方法の要点を説明する。まず、鶏卵生産目的終了後の
鶏(以下、単に「鶏」という)を解体して、不要部分を取り
除き、皮を含む肉の部分を、所定の大きさに整形する。
この際、厚さの大きな部分については、適宜、包丁を入
れて整形する。次に、醤油を主体とし、生姜汁,味醂
(または清酒),砂糖,化学調味料,香辛料,スパイス等
を加えた第1の調合調味料中に、24時間程度浸漬する。
味付けの完了した鶏肉を調味料から取り出して、比較的
低温のオーブン中で、半乾燥状態にする。この後、形状
を確認し、厚さの大きなものは、ハンマ状の調理具で叩
くことにより、均一化する。
【0007】次に、上述の処理を終了した鶏肉を、間隙
が所定の値に調整された、回転する1対のステンレスロ
ーラ間に通す。これは、鶏肉に剪断力を作用させて、繊
維をほぐすためである。更に、上述の処理で薄層状にな
った鶏肉を、高温の食用油で、短時間揚げる。これによ
り、最終的な加熱処理が終了し、食用可能になる。冷却
後、加熱処理が終了した鶏肉を、醤油を主体とし、蜂密
等を加えた第2の調合調味料とともに、プラスチックフ
ィルム製の袋に封入する。以上が、本発明に係る鶏肉利
用食品の製造方法の要点である。実際の製造工程として
は、各工程を適宜、自動化し、また、連続工程として連
続的に自動操作するようにすることが可能である。例え
ば、自動フライヤー(揚物機),自動包装機等の使用が可
能であり、これらを適宜組み合せた自動製造ラインとす
ることも可能である。
が所定の値に調整された、回転する1対のステンレスロ
ーラ間に通す。これは、鶏肉に剪断力を作用させて、繊
維をほぐすためである。更に、上述の処理で薄層状にな
った鶏肉を、高温の食用油で、短時間揚げる。これによ
り、最終的な加熱処理が終了し、食用可能になる。冷却
後、加熱処理が終了した鶏肉を、醤油を主体とし、蜂密
等を加えた第2の調合調味料とともに、プラスチックフ
ィルム製の袋に封入する。以上が、本発明に係る鶏肉利
用食品の製造方法の要点である。実際の製造工程として
は、各工程を適宜、自動化し、また、連続工程として連
続的に自動操作するようにすることが可能である。例え
ば、自動フライヤー(揚物機),自動包装機等の使用が可
能であり、これらを適宜組み合せた自動製造ラインとす
ることも可能である。
【0008】なお、第5工程の圧延工程においては、ス
テンレスローラに模様を付けることにより、スリップの
防止と、商品価値の向上を図ることができる。上述の実
施例は本発明の一例を示したものであり、本発明はこれ
に限定されるべきものではないことは言うまでもないこ
とである。例えば、第1および第2の調合調味料とし
て、複数種類のものを用意しておき、それらの組み合せ
により、消費者の好みに合せて何種類かの製品群を並行
して販売できるよう、製品ラインを準備することも可能
である。また、本発明に係る鶏肉利用食品の製造方法に
よって製造された食品は、個人の嗜好用の加工食品とし
てばかりでなく、業務用,給食用等、他の用途にも広く
供せられるものである。
テンレスローラに模様を付けることにより、スリップの
防止と、商品価値の向上を図ることができる。上述の実
施例は本発明の一例を示したものであり、本発明はこれ
に限定されるべきものではないことは言うまでもないこ
とである。例えば、第1および第2の調合調味料とし
て、複数種類のものを用意しておき、それらの組み合せ
により、消費者の好みに合せて何種類かの製品群を並行
して販売できるよう、製品ラインを準備することも可能
である。また、本発明に係る鶏肉利用食品の製造方法に
よって製造された食品は、個人の嗜好用の加工食品とし
てばかりでなく、業務用,給食用等、他の用途にも広く
供せられるものである。
【0009】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、従来は廃棄されることも多かった鶏卵生産目的終
了後の鶏肉を、人間の嗜好に合うような加工食品として
利用可能とする、鶏肉利用食品の製造方法を実現できる
という顕著な効果を奏するものである。
れば、従来は廃棄されることも多かった鶏卵生産目的終
了後の鶏肉を、人間の嗜好に合うような加工食品として
利用可能とする、鶏肉利用食品の製造方法を実現できる
という顕著な効果を奏するものである。
【0010】
【図1】本発明に係る鶏肉利用食品の製造方法の手順を
示す図である。
示す図である。
【符号の説明】 1:解体・整形工程、2:調味料浸漬工程、3:乾燥工
程、4:再整形工程、5:圧延工程、6:油揚工程、
7:仕上げ・包装工程。
程、4:再整形工程、5:圧延工程、6:油揚工程、
7:仕上げ・包装工程。
Claims (1)
- 【請求項1】 鶏肉の食用適の部分を適度の大きさの薄
片に切断し、調味料および各種スパイス等を用いて味付
けした後、加熱して半加工状態とし、更に、狭幅の間隙
を有するローラ間を通すことにより鶏肉の繊維を切りな
がら圧延し、その後、高温の油で短時間揚げた後、別途
用意しておいた調合調味料中に浸漬させた形で包装する
ことを特徴とする鶏肉利用食品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4068979A JPH05268910A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 鶏肉利用食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4068979A JPH05268910A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 鶏肉利用食品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05268910A true JPH05268910A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=13389299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4068979A Pending JPH05268910A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 鶏肉利用食品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05268910A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020021945A (ko) * | 2000-09-18 | 2002-03-23 | 김영구 | 닭고깃살 전골의 제조 방법 |
FR2820615A1 (fr) * | 2001-02-13 | 2002-08-16 | Soparvol Ind Le Bignon | Nouveau produit alimentaire a base de viande de volaille, par exemple de poulet, et son procede de preparation |
KR100370499B1 (ko) * | 2000-08-22 | 2003-01-30 | 김연기 | 포장 양념 계육 제조 방법 |
KR101468803B1 (ko) * | 2013-04-29 | 2015-02-23 | 주식회사 동원에프앤비 | 닭가슴살 가공식품 및 제조공정 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP4068979A patent/JPH05268910A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100370499B1 (ko) * | 2000-08-22 | 2003-01-30 | 김연기 | 포장 양념 계육 제조 방법 |
KR20020021945A (ko) * | 2000-09-18 | 2002-03-23 | 김영구 | 닭고깃살 전골의 제조 방법 |
FR2820615A1 (fr) * | 2001-02-13 | 2002-08-16 | Soparvol Ind Le Bignon | Nouveau produit alimentaire a base de viande de volaille, par exemple de poulet, et son procede de preparation |
KR101468803B1 (ko) * | 2013-04-29 | 2015-02-23 | 주식회사 동원에프앤비 | 닭가슴살 가공식품 및 제조공정 |
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