JPH05268141A - 無線機の送信出力自動調整装置及びその方法 - Google Patents
無線機の送信出力自動調整装置及びその方法Info
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- JPH05268141A JPH05268141A JP4090105A JP9010592A JPH05268141A JP H05268141 A JPH05268141 A JP H05268141A JP 4090105 A JP4090105 A JP 4090105A JP 9010592 A JP9010592 A JP 9010592A JP H05268141 A JPH05268141 A JP H05268141A
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- signal
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- transmission
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 通信距離に応じて送信信号の出力を調整する
無線機の送信信号の出力自動調整装置及びその方法を提
供する。 【構成】 受信手段3、4からの受信信号のレベルが所
定範囲内にあるか否かを比較するレベル検出手段7、
8、9と、前記受信信号のレベルが前記所定範囲を超え
たときは第1データ信号、満たないときは第2データ信
号の、2種類の制御信号を生成する制御信号生成手段1
0と、音声信号又は前記制御信号を担う送信信号を送信
する送信手段13と、前記相手局で生成された制御信号
を前記受信信号から検出する制御信号検出手段15と、
検出された制御信号が前記第1又は第2データ信号であ
るときは、前記送信手段13から出力される送信信号の
レベルを所定レベルだけ低下又は上昇させる制御を行う
出力制御手段16とを備えている。
無線機の送信信号の出力自動調整装置及びその方法を提
供する。 【構成】 受信手段3、4からの受信信号のレベルが所
定範囲内にあるか否かを比較するレベル検出手段7、
8、9と、前記受信信号のレベルが前記所定範囲を超え
たときは第1データ信号、満たないときは第2データ信
号の、2種類の制御信号を生成する制御信号生成手段1
0と、音声信号又は前記制御信号を担う送信信号を送信
する送信手段13と、前記相手局で生成された制御信号
を前記受信信号から検出する制御信号検出手段15と、
検出された制御信号が前記第1又は第2データ信号であ
るときは、前記送信手段13から出力される送信信号の
レベルを所定レベルだけ低下又は上昇させる制御を行う
出力制御手段16とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信を行う無線機
間において、送信信号の出力を調整する送信信号の出力
自動調整装置及びその方法に関する。
間において、送信信号の出力を調整する送信信号の出力
自動調整装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来例のシステム構成を示す。図
8において、無線通信を行っている2つの無線局20A
及び20Bは、通常、送信信号の出力がともに最大出力
に設定されている。したがって、一方の無線局20Aは
広いエリア21Aを構成し、他方の無線局20Bも同じ
く広いエリア21Bを構成する。このため、近距離での
無線通信はもちろんのこと、通信距離が長くなった場合
でも通信が可能であった。
8において、無線通信を行っている2つの無線局20A
及び20Bは、通常、送信信号の出力がともに最大出力
に設定されている。したがって、一方の無線局20Aは
広いエリア21Aを構成し、他方の無線局20Bも同じ
く広いエリア21Bを構成する。このため、近距離での
無線通信はもちろんのこと、通信距離が長くなった場合
でも通信が可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例においては、無線局20A及び20Bで構成する無線
ゾーンのエリア21A及び21Bの広い範囲が占有され
て、この範囲では他の無線局が同一周波数の電波を利用
することができず、通信の運用効率を低下させるという
問題があった。
例においては、無線局20A及び20Bで構成する無線
ゾーンのエリア21A及び21Bの広い範囲が占有され
て、この範囲では他の無線局が同一周波数の電波を利用
することができず、通信の運用効率を低下させるという
問題があった。
【0004】また、特に携帯電話等の無線局では、常に
最大出力に設定して使用していると、電池が急激に消耗
するという問題も生じていた。例えば、送信効率が約4
0%でUHF帯の携帯電話機の場合には、0.1Wで通
信可能な距離であるにもかかわらず5Wの出力で送信す
ると、0.1W送信時の消費電力は0.25Wで、5W
送信時の消費電力は12.5Wとなる。したがって、電
池電圧を7.2Vとすると、0.1W送信時の消費電流
が約40mAで、5W送信時の消費電流が1.75Aと
なり、電池寿命に約40倍の差が生じることになる。
最大出力に設定して使用していると、電池が急激に消耗
するという問題も生じていた。例えば、送信効率が約4
0%でUHF帯の携帯電話機の場合には、0.1Wで通
信可能な距離であるにもかかわらず5Wの出力で送信す
ると、0.1W送信時の消費電力は0.25Wで、5W
送信時の消費電力は12.5Wとなる。したがって、電
池電圧を7.2Vとすると、0.1W送信時の消費電流
が約40mAで、5W送信時の消費電流が1.75Aと
なり、電池寿命に約40倍の差が生じることになる。
【0005】一方、図9(a)に示すように、送信信号
の出力を低く設定して、構成するエリア22A及び22
Bと狭くすると、通信の運用効率及び電池寿命の改善は
なされるものの、図9(b)に示すように、無線局20
A又は20B間の通信距離が長くなると、送信する電波
が弱すぎて通信ができないという問題が発生する。
の出力を低く設定して、構成するエリア22A及び22
Bと狭くすると、通信の運用効率及び電池寿命の改善は
なされるものの、図9(b)に示すように、無線局20
A又は20B間の通信距離が長くなると、送信する電波
が弱すぎて通信ができないという問題が発生する。
【0006】上記問題の対策としては、互いに相手局の
扱い者の音声により受信状況を得ながら送信信号の出力
を調整する方法があるが、頻繁に調整することは扱い者
に大きな負担を強いることになり、これも問題がある。
扱い者の音声により受信状況を得ながら送信信号の出力
を調整する方法があるが、頻繁に調整することは扱い者
に大きな負担を強いることになり、これも問題がある。
【0007】本発明は上記種々の問題を解決するもので
あり、扱い者が頻繁に送信信号の出力を調整することな
く、通信距離に応じて自動的に送信信号の出力を調整す
る無線機の送信信号の出力自動調整装置及びその方法を
提供することを目的とする。
あり、扱い者が頻繁に送信信号の出力を調整することな
く、通信距離に応じて自動的に送信信号の出力を調整す
る無線機の送信信号の出力自動調整装置及びその方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記送信信号の
出力自動調整装置を実現するために、相手局から送信さ
れた送信信号を受信する受信手段と、この受信手段から
得られる受信信号のレベルが所定範囲内にあるか否かを
比較するレベル検出手段と、このレベル検出手段の比較
結果から前記受信信号のレベルが前記所定範囲を超えた
ときは前記相手局の送信信号のレベルを低下させる第1
データ信号、前記所定範囲に満たないときは前記相手局
の送信信号のレベルを上昇させる第2データ信号の、少
なくとも2種類の制御信号を生成する制御信号生成手段
と、音声信号等の情報信号又は前記制御信号を担う送信
信号を前記相手局に送信する送信手段と、前記相手局で
生成された制御信号を前記受信信号から検出する制御信
号検出手段と、前記制御信号検出手段で検出された制御
信号が前記第1又は第2データ信号であるときは、前記
送信手段から出力される送信信号のレベルを所定レベル
だけ低下又は上昇させる制御を行う出力制御手段とを備
えた構成となっている。
出力自動調整装置を実現するために、相手局から送信さ
れた送信信号を受信する受信手段と、この受信手段から
得られる受信信号のレベルが所定範囲内にあるか否かを
比較するレベル検出手段と、このレベル検出手段の比較
結果から前記受信信号のレベルが前記所定範囲を超えた
ときは前記相手局の送信信号のレベルを低下させる第1
データ信号、前記所定範囲に満たないときは前記相手局
の送信信号のレベルを上昇させる第2データ信号の、少
なくとも2種類の制御信号を生成する制御信号生成手段
と、音声信号等の情報信号又は前記制御信号を担う送信
信号を前記相手局に送信する送信手段と、前記相手局で
生成された制御信号を前記受信信号から検出する制御信
号検出手段と、前記制御信号検出手段で検出された制御
信号が前記第1又は第2データ信号であるときは、前記
送信手段から出力される送信信号のレベルを所定レベル
だけ低下又は上昇させる制御を行う出力制御手段とを備
えた構成となっている。
【0009】また、上記送信信号の出力自動調整方法を
実現するために、相手局からの送信信号を受信する受信
モードと自局から相手局に送信信号を送出する送信モー
ドとを判定する第1のステップと、前記受信モードの時
に、得られる受信信号のレベルが所定範囲内にあるか否
かを比較する第2のステップと、前記第2のステップの
比較結果から前記受信信号のレベルが前記所定範囲を超
えたときは前記相手局の送信信号のレベルを低下させる
第1データ信号を送信する第3のステップと、前記第2
のステップの比較結果から前記受信信号のレベルが前記
所定範囲に満たないときは前記相手局の送信信号のレベ
ルを上昇させる第1データ信号を送信する第4のステッ
プと、前記相手局から前記第1データ信号を受信したと
きは、前記送信モードの時に送信信号レベルを所定レベ
ルだけ低下させて送信する第5のステップと、前記相手
局から前記第2データ信号を受信したときは、前記送信
モードの時に送信信号レベルを所定レベルだけ上昇させ
て送信する第6のステップとを有する。
実現するために、相手局からの送信信号を受信する受信
モードと自局から相手局に送信信号を送出する送信モー
ドとを判定する第1のステップと、前記受信モードの時
に、得られる受信信号のレベルが所定範囲内にあるか否
かを比較する第2のステップと、前記第2のステップの
比較結果から前記受信信号のレベルが前記所定範囲を超
えたときは前記相手局の送信信号のレベルを低下させる
第1データ信号を送信する第3のステップと、前記第2
のステップの比較結果から前記受信信号のレベルが前記
所定範囲に満たないときは前記相手局の送信信号のレベ
ルを上昇させる第1データ信号を送信する第4のステッ
プと、前記相手局から前記第1データ信号を受信したと
きは、前記送信モードの時に送信信号レベルを所定レベ
ルだけ低下させて送信する第5のステップと、前記相手
局から前記第2データ信号を受信したときは、前記送信
モードの時に送信信号レベルを所定レベルだけ上昇させ
て送信する第6のステップとを有する。
【0010】
【作用】したがって本発明は、相手局からの送信信号を
受信して、その受信信号が所定範囲内にあるか否かを判
別して、受信信号のレベルが前記所定範囲を超えたとき
は前記相手局の送信信号のレベルを低下させる第1デー
タ信号を、前記所定範囲に満たないときは前記相手局の
送信信号のレベルを上昇させる第2データ信号を送信し
て、自動的に前記相手局の送信信号の出力を調整して、
前記受信信号のレベルが前記所定範囲内に入るように制
御することができる。
受信して、その受信信号が所定範囲内にあるか否かを判
別して、受信信号のレベルが前記所定範囲を超えたとき
は前記相手局の送信信号のレベルを低下させる第1デー
タ信号を、前記所定範囲に満たないときは前記相手局の
送信信号のレベルを上昇させる第2データ信号を送信し
て、自動的に前記相手局の送信信号の出力を調整して、
前記受信信号のレベルが前記所定範囲内に入るように制
御することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【0012】図1は本発明による送信信号の出力自動調
整装置を備えた無線機の、第1の実施例の概略ブロック
図である。図1において、アンテナ1は電波を受信又は
送信する。アンテナ切替器2は、受信モードのときには
アンテナ1からの受信信号を受信側に供給し、送信モー
ドのときには送信側から出力される送信信号をアンテナ
1に供給する。高周波回路3は、受信信号を増幅して中
間周波信号に変換する。中間周波増幅・検波回路4は、
高周波回路3から得られる中間周波信号を増幅及び検波
する。低周波回路5は、検波されてローパスフィルタ
(図示せず)等を経て得られる低周波信号を増幅する。
スピーカー6は、低周波回路5で増幅された低周波信号
である音声信号により音声を出力する。
整装置を備えた無線機の、第1の実施例の概略ブロック
図である。図1において、アンテナ1は電波を受信又は
送信する。アンテナ切替器2は、受信モードのときには
アンテナ1からの受信信号を受信側に供給し、送信モー
ドのときには送信側から出力される送信信号をアンテナ
1に供給する。高周波回路3は、受信信号を増幅して中
間周波信号に変換する。中間周波増幅・検波回路4は、
高周波回路3から得られる中間周波信号を増幅及び検波
する。低周波回路5は、検波されてローパスフィルタ
(図示せず)等を経て得られる低周波信号を増幅する。
スピーカー6は、低周波回路5で増幅された低周波信号
である音声信号により音声を出力する。
【0013】基準値発生回路7は所定範囲の基準信号を
生成し、コンパレータ8は中間周波増幅・検波回路4か
ら得られる受信信号のレベルと基準値発生回路7から得
られる基準信号のレベルとを比較する。ラッチ回路9
は、コンパレータ8から得られる比較結果を保持する回
路である。発振回路10は、ラッチ回路9からの信号に
応じて、異なる周波数の2種類の信号として、第1デー
タ信号であるTONE1又は第2データ信号であるTO
NE2を発生する。マイクロフォン11は音声を音声信
号に変換する。低周波増幅・ミキシング回路12は、発
信回路10からのTONE1又はTONE2、又はマイ
クロフォン11からの音声信号を増幅及び変調する回路
である。送信出力回路13は、低周波増幅・ミキシング
回路12から得られる変調搬送波信号を増幅した送信信
号を生成する。
生成し、コンパレータ8は中間周波増幅・検波回路4か
ら得られる受信信号のレベルと基準値発生回路7から得
られる基準信号のレベルとを比較する。ラッチ回路9
は、コンパレータ8から得られる比較結果を保持する回
路である。発振回路10は、ラッチ回路9からの信号に
応じて、異なる周波数の2種類の信号として、第1デー
タ信号であるTONE1又は第2データ信号であるTO
NE2を発生する。マイクロフォン11は音声を音声信
号に変換する。低周波増幅・ミキシング回路12は、発
信回路10からのTONE1又はTONE2、又はマイ
クロフォン11からの音声信号を増幅及び変調する回路
である。送信出力回路13は、低周波増幅・ミキシング
回路12から得られる変調搬送波信号を増幅した送信信
号を生成する。
【0014】なお、PTT(push to tal
k)スイッチ14は、オン(短絡)時に発振回路10、
低周波増幅・ミキシング回路12、送信信号の出力回路
13をアクティブにすると共に、アンテナ切替器2を送
信モードにするスイッチである。
k)スイッチ14は、オン(短絡)時に発振回路10、
低周波増幅・ミキシング回路12、送信信号の出力回路
13をアクティブにすると共に、アンテナ切替器2を送
信モードにするスイッチである。
【0015】TONEフィルタ15は、低周波回路5又
は中間周波増幅・検波回路4から得られる受信信号に含
まれる、相手局からのTONE1又はTONE2を検出
するフィルタである。出力制御回路16は、TONEフ
ィルタ15からの信号に応じて、送信出力回路13から
出力される送信信号のレベルを制御する回路である。
は中間周波増幅・検波回路4から得られる受信信号に含
まれる、相手局からのTONE1又はTONE2を検出
するフィルタである。出力制御回路16は、TONEフ
ィルタ15からの信号に応じて、送信出力回路13から
出力される送信信号のレベルを制御する回路である。
【0016】次に、図1の構成の動作について説明す
る。
る。
【0017】まず、受信モードにおいて、相手局から送
信された送信信号を担う電波すなわち変調搬送波信号
は、アンテナ1、アンテナ切替器2を経て高周波回路3
で選択される。この選択された相手局の受信信号は、中
間周波増幅・検波回路4において、検波及び増幅された
後スピーカー6で音声に変換される。すなわち、高周波
回路3及び中間周波増幅・検波回路4で受信手段を構成
する。コンパレータ8において、中間周波増幅・検波回
路4からの受信信号のレベルと、基準値発生回路7から
の基準信号のレベルとが比較される。ここで受信信号の
レベルが基準信号の上限レベルより大きい場合にはDN
信号を出力し、受信信号のレベルが基準信号の下限レベ
ルより小さい場合にはUP信号を出力する。このDN
(DOWN)信号及びUP信号は、ラッチ回路9に保持
される。すなわち、基準値発生回路7、コンパレータ8
及びラッチ回路9で、受信信号のレベルを検出するレベ
ル検出手段を構成する。
信された送信信号を担う電波すなわち変調搬送波信号
は、アンテナ1、アンテナ切替器2を経て高周波回路3
で選択される。この選択された相手局の受信信号は、中
間周波増幅・検波回路4において、検波及び増幅された
後スピーカー6で音声に変換される。すなわち、高周波
回路3及び中間周波増幅・検波回路4で受信手段を構成
する。コンパレータ8において、中間周波増幅・検波回
路4からの受信信号のレベルと、基準値発生回路7から
の基準信号のレベルとが比較される。ここで受信信号の
レベルが基準信号の上限レベルより大きい場合にはDN
信号を出力し、受信信号のレベルが基準信号の下限レベ
ルより小さい場合にはUP信号を出力する。このDN
(DOWN)信号及びUP信号は、ラッチ回路9に保持
される。すなわち、基準値発生回路7、コンパレータ8
及びラッチ回路9で、受信信号のレベルを検出するレベ
ル検出手段を構成する。
【0018】その後、PTTスイッチ14がオンとなり
送信モードになると、発振回路10がアクティブとな
り、ラッチ回路9に保持されている信号がDN信号であ
る場合には、相手局の送信信号のレベルを低下させる制
御信号であるTONE1が生成される。ラッチ回路9に
保持されている信号がUP信号である場合には、相手局
の送信信号のレベルを低下させる制御信号であるTON
E2が生成される。すなわち、発振回路10は上記制御
信号を生成する制御信号生成手段を構成する。
送信モードになると、発振回路10がアクティブとな
り、ラッチ回路9に保持されている信号がDN信号であ
る場合には、相手局の送信信号のレベルを低下させる制
御信号であるTONE1が生成される。ラッチ回路9に
保持されている信号がUP信号である場合には、相手局
の送信信号のレベルを低下させる制御信号であるTON
E2が生成される。すなわち、発振回路10は上記制御
信号を生成する制御信号生成手段を構成する。
【0019】これら制御信号としてのTONE1又はT
ONE2は、音声信号に先だって、あるいは音声信号の
送信とともに、送信手段としての送信出力回路13、ア
ンテナ切替器2、アンテナ1を経て相手局に送信され
る。
ONE2は、音声信号に先だって、あるいは音声信号の
送信とともに、送信手段としての送信出力回路13、ア
ンテナ切替器2、アンテナ1を経て相手局に送信され
る。
【0020】図示せぬ相手局においては、自局からの受
信信号にTONE1が含まれている場合には、送信信号
の出力レベルを下げて再び送信信号を出力し、受信信号
にTONE2が含まれている場合には、送信信号の出力
レベルを上げて再び送信信号を出力する。これを受信し
た自局は、再びその受信信号のレベルを基準信号のレベ
ルと比較して、所定範囲内でなければ同様に、TONE
1又はTONE2を送信する。このように、受信信号の
レベルが所定範囲内になるまでTONE1又はTONE
2を送信して、適切なレベルの受信信号を得ることがで
きる。
信信号にTONE1が含まれている場合には、送信信号
の出力レベルを下げて再び送信信号を出力し、受信信号
にTONE2が含まれている場合には、送信信号の出力
レベルを上げて再び送信信号を出力する。これを受信し
た自局は、再びその受信信号のレベルを基準信号のレベ
ルと比較して、所定範囲内でなければ同様に、TONE
1又はTONE2を送信する。このように、受信信号の
レベルが所定範囲内になるまでTONE1又はTONE
2を送信して、適切なレベルの受信信号を得ることがで
きる。
【0021】一方、相手局からの受信信号に制御信号
(TONE1又はTONE2)が含まれている場合に
は、制御信号検出手段であるTONEフィルタ15から
の制御信号が、出力制御手段である出力制御回路13に
与えられて、TONE1である場合には送信信号のレベ
ルを下げ、TONE2である場合には送信信号のレベル
を上げて送信する。
(TONE1又はTONE2)が含まれている場合に
は、制御信号検出手段であるTONEフィルタ15から
の制御信号が、出力制御手段である出力制御回路13に
与えられて、TONE1である場合には送信信号のレベ
ルを下げ、TONE2である場合には送信信号のレベル
を上げて送信する。
【0022】図2は、図1の構成の具体的な回路を示す
もので、図1に示す符号と同じ符号のものは同一の構成
を示している。
もので、図1に示す符号と同じ符号のものは同一の構成
を示している。
【0023】次に、図2の構成をその動作とともに説明
する。受信回路17において、相手局から得られる受信
信号は、選択、増幅、検波されて、MUTE回路18に
供給され、適切な周波数帯域及びレベルの音声信号が増
幅回路19を経てスピーカー6に供給れる。受信回路1
7からの受信信号は、CD検出回路20でそのレベルが
検出されるとともに、モノマルチ21及び22、オア回
路23に供給され、ミュート信号が生成されてMUTE
回路18に与えられる。
する。受信回路17において、相手局から得られる受信
信号は、選択、増幅、検波されて、MUTE回路18に
供給され、適切な周波数帯域及びレベルの音声信号が増
幅回路19を経てスピーカー6に供給れる。受信回路1
7からの受信信号は、CD検出回路20でそのレベルが
検出されるとともに、モノマルチ21及び22、オア回
路23に供給され、ミュート信号が生成されてMUTE
回路18に与えられる。
【0024】CD検出回路20からのレベル検出信号
は、ウインドウコンパレータ24に供給されて、所定範
囲レベルの基準値と比較される。レベル検出信号が所定
範囲の上限レベルより大きい場合には、フリップフロッ
プ(以下、FFと称する)25をセット、FF26をリ
セットする信号が出力される。また、レベル検出信号が
所定範囲の下限レベルより小さい場合には、FF25を
リセット、FF26をセットする信号が出力される。な
お、受信信号のレベルが所定範囲内にあるときには、F
F25及びFF26の双方をリセットする信号が出力さ
れる。FF25及びFF26の出力は、それぞれ発振回
路27及び28に供給される。
は、ウインドウコンパレータ24に供給されて、所定範
囲レベルの基準値と比較される。レベル検出信号が所定
範囲の上限レベルより大きい場合には、フリップフロッ
プ(以下、FFと称する)25をセット、FF26をリ
セットする信号が出力される。また、レベル検出信号が
所定範囲の下限レベルより小さい場合には、FF25を
リセット、FF26をセットする信号が出力される。な
お、受信信号のレベルが所定範囲内にあるときには、F
F25及びFF26の双方をリセットする信号が出力さ
れる。FF25及びFF26の出力は、それぞれ発振回
路27及び28に供給される。
【0025】ここで、PTTスイッチ13がオンとなり
送信モードになると、発振回路27及び28を一定時間
アクティブにする信号がモノマルチ29から与えられ
る。発振回路27又は28は、FF25又はFF26か
らアクティブな信号が与えられている場合には、上記し
たTONE1又はTONE2がミキシング回路30に供
給される。そして、増幅回路31を経たマイクロフォン
12からの音声信号に先だって、変調増幅回路32で変
調されて、送信回路33からアンテナ切替器2及びアン
テナ1を介して相手局に送信される。
送信モードになると、発振回路27及び28を一定時間
アクティブにする信号がモノマルチ29から与えられ
る。発振回路27又は28は、FF25又はFF26か
らアクティブな信号が与えられている場合には、上記し
たTONE1又はTONE2がミキシング回路30に供
給される。そして、増幅回路31を経たマイクロフォン
12からの音声信号に先だって、変調増幅回路32で変
調されて、送信回路33からアンテナ切替器2及びアン
テナ1を介して相手局に送信される。
【0026】受信モードにおいて、受信回路17から得
られる受信信号は、信号検出回路34及び35に供給さ
れて、受信信号中にTONE1又はTONE2が含まれ
ているかどうかが検出される。TONE1又はTONE
2が含まれているときには、信号検出回路34又は35
からハイレベルの信号がアンド回路36又は37に与え
られる。このアンド回路36及び37から出力される信
号は、アップダウンカウンター(以下、単にカウンタと
称する)38に供給される。カウンター38には、プリ
セット回路39からのプリセットデータが与えられてい
て、所定のカウント値に予め設定されている。
られる受信信号は、信号検出回路34及び35に供給さ
れて、受信信号中にTONE1又はTONE2が含まれ
ているかどうかが検出される。TONE1又はTONE
2が含まれているときには、信号検出回路34又は35
からハイレベルの信号がアンド回路36又は37に与え
られる。このアンド回路36及び37から出力される信
号は、アップダウンカウンター(以下、単にカウンタと
称する)38に供給される。カウンター38には、プリ
セット回路39からのプリセットデータが与えられてい
て、所定のカウント値に予め設定されている。
【0027】カウンター38の出力であるディジタル信
号は、D/Aコンバータ40に供給されてアナログ信号
の電圧に変換され、差動増幅回路41の一方の入力端に
供給される。差動増幅回路41の他方の入力端には、送
信回路33から送信信号に比例した電圧が供給されてい
て、両入力端の電圧が等しくなるまで、差動増幅回路4
1からプラスあるいはマイナスの出力電流が送信回路3
3に供給される。したがって、受信回路17から得られ
る受信信号中にTONE1及びTONE2が含まれてお
らず、アンド回路36及び37からカウンター38に供
給される信号がともにローレベルである場合には、プリ
セット回路39で設定されたプリセットデータに応じた
レベルで、送信信号が相手局に出力される。
号は、D/Aコンバータ40に供給されてアナログ信号
の電圧に変換され、差動増幅回路41の一方の入力端に
供給される。差動増幅回路41の他方の入力端には、送
信回路33から送信信号に比例した電圧が供給されてい
て、両入力端の電圧が等しくなるまで、差動増幅回路4
1からプラスあるいはマイナスの出力電流が送信回路3
3に供給される。したがって、受信回路17から得られ
る受信信号中にTONE1及びTONE2が含まれてお
らず、アンド回路36及び37からカウンター38に供
給される信号がともにローレベルである場合には、プリ
セット回路39で設定されたプリセットデータに応じた
レベルで、送信信号が相手局に出力される。
【0028】今、自局と相手局との間の通信距離が近く
なり、相手局から自局の送信信号レベルを低くする指令
であるTONE1を含む受信信号を受けた場合には、ア
ンド回路36からハイレベルのDOWN信号がカウンタ
ー38のD端子に与えられる。カウンター38において
は、カウント値が減じられて、D/Aコンバータ40の
アナログ出力電圧が低下するので、その分、送信信号レ
ベルが低く調整される。逆に、通信距離が長くなり、相
手局からTONE2を受信した場合には、アンド回路3
7からハイレベルのUP信号がカウンター38のU端子
に与えられる。カウンター38においては、カウント値
が増加されて、D/Aコンバータ40のアナログ出力電
圧が上昇するので、送信信号レベルが高く調整される。
すなわち、出力プリセット回路39、カウンター38、
D/Aコンバータ40及び差動増幅回路41により、A
PC(auto power control)用の基
準値発生回路を構成する。
なり、相手局から自局の送信信号レベルを低くする指令
であるTONE1を含む受信信号を受けた場合には、ア
ンド回路36からハイレベルのDOWN信号がカウンタ
ー38のD端子に与えられる。カウンター38において
は、カウント値が減じられて、D/Aコンバータ40の
アナログ出力電圧が低下するので、その分、送信信号レ
ベルが低く調整される。逆に、通信距離が長くなり、相
手局からTONE2を受信した場合には、アンド回路3
7からハイレベルのUP信号がカウンター38のU端子
に与えられる。カウンター38においては、カウント値
が増加されて、D/Aコンバータ40のアナログ出力電
圧が上昇するので、送信信号レベルが高く調整される。
すなわち、出力プリセット回路39、カウンター38、
D/Aコンバータ40及び差動増幅回路41により、A
PC(auto power control)用の基
準値発生回路を構成する。
【0029】このように上記第1の実施例においては、
2つの無線局間の通信距離が変化しても、UP信号又は
DOWN信号の2種類の信号だけを用いて、最適な送信
信号のレベルを自動的に設定することができる。
2つの無線局間の通信距離が変化しても、UP信号又は
DOWN信号の2種類の信号だけを用いて、最適な送信
信号のレベルを自動的に設定することができる。
【0030】図3は、本発明による送信信号の出力自動
調整装置を備えた無線機の、第2の実施例を示す概略ブ
ロック図である。
調整装置を備えた無線機の、第2の実施例を示す概略ブ
ロック図である。
【0031】図3において、図1に示す符号と同じ符号
のものは同一の構成を示している。この実施例では、受
信信号のレベルを検出する回路としてA/Dコンバータ
42が用いられ、2つの種類の制御信号の検出回路及び
発振回路の代わりに、MODEM回路43を使用してい
る。したがって、相手局の送信信号を制御する制御信号
として、第1の実施例の制御信号すなわちアナログ信号
を用いずに、MODEM43で符号化及び復号化される
CODE信号すなわちディジタル信号を使用する。ま
た、送信信号レベルの調整を制御する出力制御回路16
に、調整のための指令信号を発する手段としてCPU4
4を用いている。
のものは同一の構成を示している。この実施例では、受
信信号のレベルを検出する回路としてA/Dコンバータ
42が用いられ、2つの種類の制御信号の検出回路及び
発振回路の代わりに、MODEM回路43を使用してい
る。したがって、相手局の送信信号を制御する制御信号
として、第1の実施例の制御信号すなわちアナログ信号
を用いずに、MODEM43で符号化及び復号化される
CODE信号すなわちディジタル信号を使用する。ま
た、送信信号レベルの調整を制御する出力制御回路16
に、調整のための指令信号を発する手段としてCPU4
4を用いている。
【0032】次に、図3の構成の動作について、CPU
44によって実行される動作フローチャートに基づいて
詳細に説明する。なお、この場合において、CPU44
の内部には第1の実施例における基準値発生回路7に相
当する手段として、メモリ(図示せず)が使用され、上
限レベルである基準レベルA及び下限レベルである基準
レベルBのデータが格納されている。また、相手局に送
信信号の低下を指示するためのフラグとしてFF(フリ
ップフロップ)Aが設けられ、送信信号の上昇を指示す
るためのフラグとしてFFB(いずれも図示せず)が設
けられている。
44によって実行される動作フローチャートに基づいて
詳細に説明する。なお、この場合において、CPU44
の内部には第1の実施例における基準値発生回路7に相
当する手段として、メモリ(図示せず)が使用され、上
限レベルである基準レベルA及び下限レベルである基準
レベルBのデータが格納されている。また、相手局に送
信信号の低下を指示するためのフラグとしてFF(フリ
ップフロップ)Aが設けられ、送信信号の上昇を指示す
るためのフラグとしてFFB(いずれも図示せず)が設
けられている。
【0033】図4は、受信モードのサブルーチンであ
り、受信を開始してから、最低レベルC以上であるとき
に、あるいは、タイマー(図示せず)を併用して、安定
して受信できるまでの一定時間(T1)経過後に、この
サブルーチンを実行する。まず、受信信号のレベル(X
とする)を測定し(ステップS1)、それが基準レベル
Aより上かどうかを判別し(ステップS2)、上でなけ
れば基準レベルBより下かどうかを判別する(ステップ
S3)。基準レベルBより下でなければ、A≧X≧Bで
あるとして、すなわち所定範囲の適切なレベルであると
して、FFA及びFFBをともにリセットする(ステッ
プS4)。そして、ステップS1に戻って、ステップS
1ないしステップS4の各ステップを実行する。
り、受信を開始してから、最低レベルC以上であるとき
に、あるいは、タイマー(図示せず)を併用して、安定
して受信できるまでの一定時間(T1)経過後に、この
サブルーチンを実行する。まず、受信信号のレベル(X
とする)を測定し(ステップS1)、それが基準レベル
Aより上かどうかを判別し(ステップS2)、上でなけ
れば基準レベルBより下かどうかを判別する(ステップ
S3)。基準レベルBより下でなければ、A≧X≧Bで
あるとして、すなわち所定範囲の適切なレベルであると
して、FFA及びFFBをともにリセットする(ステッ
プS4)。そして、ステップS1に戻って、ステップS
1ないしステップS4の各ステップを実行する。
【0034】ステップS2において、受信信号のレベル
が基準レベルAより上であれば、FFAをセットしFF
Bをリセットして(ステップS5)、送信モードに移行
する(ステップS6)。また、ステップS3において、
基準レベルBより下であれば、FFBをセットしFFA
をリセットして(ステップS7)、送信モードに移行す
る(ステップS6)。
が基準レベルAより上であれば、FFAをセットしFF
Bをリセットして(ステップS5)、送信モードに移行
する(ステップS6)。また、ステップS3において、
基準レベルBより下であれば、FFBをセットしFFA
をリセットして(ステップS7)、送信モードに移行す
る(ステップS6)。
【0035】図5は、送信モードのサブルーチンであ
り、PTTスイッチ13がオンであれば(ステップS1
1)、送信を開始する(ステップS12)。次にFFA
がアクティブかどうか、すなわちFFAがセットされて
いるかどうかを判別し(ステップS13)、アクティブ
でなければFFBがアクティブかどうかを判別する(ス
テップS14)。FFBもアクティブでなければ、マイ
クロフォン側すなわち音声回路に切り替える(ステップ
S15)。その後PTTスイッチ13がオフであるかど
うかを判別して(ステップS16)、オフであれば送信
を終了する(ステップS17)。
り、PTTスイッチ13がオンであれば(ステップS1
1)、送信を開始する(ステップS12)。次にFFA
がアクティブかどうか、すなわちFFAがセットされて
いるかどうかを判別し(ステップS13)、アクティブ
でなければFFBがアクティブかどうかを判別する(ス
テップS14)。FFBもアクティブでなければ、マイ
クロフォン側すなわち音声回路に切り替える(ステップ
S15)。その後PTTスイッチ13がオフであるかど
うかを判別して(ステップS16)、オフであれば送信
を終了する(ステップS17)。
【0036】ステップS13において、FFAがアクテ
ィブであれば、DOWN用信号をMODEM回路43に
送出して(ステップS18)、ステップS15に移行す
る。また、ステップS14において、FFBがアクティ
ブであれば、UPWN用信号をMODEM回路43に送
出して(ステップS19)、ステップS15に移行す
る。
ィブであれば、DOWN用信号をMODEM回路43に
送出して(ステップS18)、ステップS15に移行す
る。また、ステップS14において、FFBがアクティ
ブであれば、UPWN用信号をMODEM回路43に送
出して(ステップS19)、ステップS15に移行す
る。
【0037】制御信号であるDOWN信号又はUP信号
を送信する場合には、送信開始から一定時間(T1)は
相手局が安定して受信することができないので、T1経
過後に一定時間(T2)DOWN信号又はUP信号を送
信する。
を送信する場合には、送信開始から一定時間(T1)は
相手局が安定して受信することができないので、T1経
過後に一定時間(T2)DOWN信号又はUP信号を送
信する。
【0038】図6は、受信モードのサブルーチンであ
り、相手局からの受信信号に含まれる制御信号(DOW
N信号又はUP信号)に応じて、自局からの送信信号の
レベルを調整するためのルーチンである。受信開始(ス
テップS21)後、タイマーをスタートさせ(ステップ
S22)、安定して受信できるまでの一定時間(T1)
経過後に、MODEM回路43から得られる信号に制御
信号が有るかどうかを判別する(ステップS23)。
り、相手局からの受信信号に含まれる制御信号(DOW
N信号又はUP信号)に応じて、自局からの送信信号の
レベルを調整するためのルーチンである。受信開始(ス
テップS21)後、タイマーをスタートさせ(ステップ
S22)、安定して受信できるまでの一定時間(T1)
経過後に、MODEM回路43から得られる信号に制御
信号が有るかどうかを判別する(ステップS23)。
【0039】制御信号が有れば、それがUP信号である
かどうかを判別し(ステップS24)、UP信号でなけ
ればDOWN信号であるかどうかを判別する(ステップ
S25)。DOWN信号でなければ、タイマーをオフに
して(ステップS26)、マイクロフォン12からの音
声信号を出力する(ステップS27)。
かどうかを判別し(ステップS24)、UP信号でなけ
ればDOWN信号であるかどうかを判別する(ステップ
S25)。DOWN信号でなければ、タイマーをオフに
して(ステップS26)、マイクロフォン12からの音
声信号を出力する(ステップS27)。
【0040】ステップS24において、制御信号がUP
信号である場合には、出力制御回路16のAPC回路の
カウンター(図示せず)のカウント値を1だけアップし
て(ステップS28)、ステップS26、S27へと移
行する。ステップS25において、制御信号がDOWN
信号である場合には、APC回路のカウンターのカウン
ト値を1だけダウンして(ステップS29)、ステップ
S26、S27へと移行する。
信号である場合には、出力制御回路16のAPC回路の
カウンター(図示せず)のカウント値を1だけアップし
て(ステップS28)、ステップS26、S27へと移
行する。ステップS25において、制御信号がDOWN
信号である場合には、APC回路のカウンターのカウン
ト値を1だけダウンして(ステップS29)、ステップ
S26、S27へと移行する。
【0041】出力制御回路16では、上記CPU44か
らの指令信号に応じて、送信信号のレベルを調整する。
らの指令信号に応じて、送信信号のレベルを調整する。
【0042】このように、上記第2の実施例において
も、第1の実施例と同様の効果が得られる。
も、第1の実施例と同様の効果が得られる。
【0043】なお、上記第2の実施例において、UP信
号及びDOWN信号を送信しない場合、すなわち受信信
号のレベルXが、A≧X≧Bの場合には、適切な受信信
号レベルを示すOK信号を制御信号として送信しても良
い。
号及びDOWN信号を送信しない場合、すなわち受信信
号のレベルXが、A≧X≧Bの場合には、適切な受信信
号レベルを示すOK信号を制御信号として送信しても良
い。
【0044】また、制御信号がCODE信号であるの
で、UP信号又はDOWN信号のCODE信号の後に、
送信信号のレベルの上げ量又は下げ量を示すCODE信
号を付加して、一度の制御信号の送信で送信信号の調整
を行うようにしても良い。
で、UP信号又はDOWN信号のCODE信号の後に、
送信信号のレベルの上げ量又は下げ量を示すCODE信
号を付加して、一度の制御信号の送信で送信信号の調整
を行うようにしても良い。
【0045】図7は、本発明を用いたシステム構成を示
している。図7(a)において、2つの無線局10A及
び10Bが通信距離d1で通信を行っている場合には、
それぞれの局により構成されるエリアは、11A及び1
1Bの範囲となっている。今、無線局10Bが移動し
て、通信距離がd2と長くなった場合には、相互に制御
信号の授受を行って、図7(b)に示すようにそれぞれ
の無線局10A及び10Bで構成されるエリアは、長く
なった通信距離をカバーするために、自動的に12A及
び12Bと広い範囲のエリアとなる。さらに通信距離が
長くd3となった場合には、図7(c)に示すように、
無線局10A及び10Bで構成されるエリアは、13A
及び13Bとさらに広い範囲のエリアとなる。
している。図7(a)において、2つの無線局10A及
び10Bが通信距離d1で通信を行っている場合には、
それぞれの局により構成されるエリアは、11A及び1
1Bの範囲となっている。今、無線局10Bが移動し
て、通信距離がd2と長くなった場合には、相互に制御
信号の授受を行って、図7(b)に示すようにそれぞれ
の無線局10A及び10Bで構成されるエリアは、長く
なった通信距離をカバーするために、自動的に12A及
び12Bと広い範囲のエリアとなる。さらに通信距離が
長くd3となった場合には、図7(c)に示すように、
無線局10A及び10Bで構成されるエリアは、13A
及び13Bとさらに広い範囲のエリアとなる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、上記第1及び第2の実施例か
らも明らかなように、相手局の送信信号のレベルを調整
するために、2種類の制御信号を送信することにより、
扱い者が頻繁に送信信号の出力を調整することなく、通
信距離に応じて自動的に送信信号の出力を調整できると
いう効果が得られる。
らも明らかなように、相手局の送信信号のレベルを調整
するために、2種類の制御信号を送信することにより、
扱い者が頻繁に送信信号の出力を調整することなく、通
信距離に応じて自動的に送信信号の出力を調整できると
いう効果が得られる。
【図1】本発明による送信信号の出力自動調整装置を備
えた無線機の第1の実施例を示す概略ブロック図であ
る。
えた無線機の第1の実施例を示す概略ブロック図であ
る。
【図2】図1の構成の具体的な回路例を示す図である。
【図3】本発明による送信信号の出力自動調整装置を備
えた無線機の第2の実施例を示す概略ブロック図であ
る。
えた無線機の第2の実施例を示す概略ブロック図であ
る。
【図4】図3の構成のCPUによって実行される受信モ
ードのサブルーチンの動作フローチャートである。
ードのサブルーチンの動作フローチャートである。
【図5】図3の構成のCPUによって実行される送信モ
ードのサブルーチンの動作フローチャートである。
ードのサブルーチンの動作フローチャートである。
【図6】図3の構成のCPUによって実行される受信モ
ードのサブルーチンの動作フローチャートである。
ードのサブルーチンの動作フローチャートである。
【図7】(a)、(b)及び(c)は本発明を用いたシ
ステム構成及び通信距離に応じて変化する無線ゾーンの
エリアを示す図である。
ステム構成及び通信距離に応じて変化する無線ゾーンの
エリアを示す図である。
【図8】従来例のシステム構成及び送信信号が最大レベ
ルのときの無線ゾーンのエリアを示す図である。
ルのときの無線ゾーンのエリアを示す図である。
【図9】(a)及び(b)は従来例のシステム構成及び
送信信号レベルを下げたときの無線ゾーンのエリアを示
す図である。本発明による送信信号の出力自動調整装置
を備えた無線機の第2の実施例を示す概略ブロック図で
ある。
送信信号レベルを下げたときの無線ゾーンのエリアを示
す図である。本発明による送信信号の出力自動調整装置
を備えた無線機の第2の実施例を示す概略ブロック図で
ある。
1 アンテナ 2 アンテナ切替器 3 高周波回路 4 中間周波増幅・検波回路 5 低周波回路 6 スピーカー 7 基準値発生回路 8 コンパレータ 9 ラッチ回路 10 発振回路 11 マイクロフォン 12 低周波増幅・ミキシング回路 13 送信出力回路 14 PTTスイッチ 15 TONEフィルタ 16 出力制御回路 42 A/Dコンバータ 43 MODEM回路 44 CPU
Claims (2)
- 【請求項1】 相手局から送信された送信信号を受信す
る受信手段と、 この受信手段から得られる受信信号のレベルが所定範囲
内にあるか否かを比較するレベル検出手段と、 このレベル検出手段の比較結果から前記受信信号のレベ
ルが前記所定範囲を超えたときは前記相手局の送信信号
のレベルを低下させる第1データ信号、前記所定範囲に
満たないときは前記相手局の送信信号のレベルを上昇さ
せる第2データ信号の、少なくとも2種類の制御信号を
生成する制御信号生成手段と、 音声信号等の情報信号又は前記制御信号を担う送信信号
を前記相手局に送信する送信手段と、 前記相手局で生成された制御信号を前記受信信号から検
出する制御信号検出手段と、 前記制御信号検出手段で検出された制御信号が前記第1
又は第2データ信号であるときは、前記送信手段から出
力される送信信号のレベルを所定レベルだけ低下又は上
昇させる制御を行う出力制御手段とを備えた無線機の送
信出力自動調整装置。 - 【請求項2】 相手局からの送信信号を受信する受信モ
ードと自局から相手局に送信信号を送出する送信モード
とを判定する第1のステップと、 前記受信モードの時に、得られる受信信号のレベルが所
定範囲内にあるか否かを比較する第2のステップと、 前記第2のステップの比較結果から前記受信信号のレベ
ルが前記所定範囲を超えたときは前記相手局の送信信号
のレベルを低下させる第1データ信号を送信する第3の
ステップと、 前記第2のステップの比較結果から前記受信信号のレベ
ルが前記所定範囲に満たないときは前記相手局の送信信
号のレベルを上昇させる第1データ信号を送信する第4
のステップと、 前記相手局から前記第1データ信号を受信したときは、
前記送信モードの時に送信信号レベルを所定レベルだけ
低下させて送信する第5のステップと、 前記相手局から前記第2データ信号を受信したときは、
前記送信モードの時に送信信号レベルを所定レベルだけ
上昇させて送信する第6のステップとを有する無線機の
送信出力自動調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4090105A JPH05268141A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 無線機の送信出力自動調整装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4090105A JPH05268141A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 無線機の送信出力自動調整装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05268141A true JPH05268141A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13989244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4090105A Pending JPH05268141A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 無線機の送信出力自動調整装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05268141A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6476954B1 (en) | 1998-09-16 | 2002-11-05 | Fujitsu Limited | Optical communication device and receiving circuit thereof |
JP2006345581A (ja) * | 1995-12-29 | 2006-12-21 | At & T Corp | パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法 |
JP2010135887A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Kenwood Corp | 送信電力制御機能を備えた無線通信機 |
JP2013017229A (ja) * | 1999-06-23 | 2013-01-24 | Sony Internatl Europ Gmbh | ネットワーク装置及び送信電力制御方法 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4090105A patent/JPH05268141A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006345581A (ja) * | 1995-12-29 | 2006-12-21 | At & T Corp | パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法 |
JP4589287B2 (ja) * | 1995-12-29 | 2010-12-01 | エイ・ティ・アンド・ティ・コーポレーション | パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法 |
US6476954B1 (en) | 1998-09-16 | 2002-11-05 | Fujitsu Limited | Optical communication device and receiving circuit thereof |
JP2013017229A (ja) * | 1999-06-23 | 2013-01-24 | Sony Internatl Europ Gmbh | ネットワーク装置及び送信電力制御方法 |
JP2014171268A (ja) * | 1999-06-23 | 2014-09-18 | Interdigital Patent Holdings Inc | ネットワーク装置及び送信電力制御方法 |
JP2015084539A (ja) * | 1999-06-23 | 2015-04-30 | インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド | ネットワーク装置及び送信電力制御方法 |
JP2010135887A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Kenwood Corp | 送信電力制御機能を備えた無線通信機 |
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