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JPH0526193Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0526193Y2
JPH0526193Y2 JP6967887U JP6967887U JPH0526193Y2 JP H0526193 Y2 JPH0526193 Y2 JP H0526193Y2 JP 6967887 U JP6967887 U JP 6967887U JP 6967887 U JP6967887 U JP 6967887U JP H0526193 Y2 JPH0526193 Y2 JP H0526193Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
plastic foam
foam board
network structure
dimensional network
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6967887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6429436U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6967887U priority Critical patent/JPH0526193Y2/ja
Publication of JPS6429436U publication Critical patent/JPS6429436U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0526193Y2 publication Critical patent/JPH0526193Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はコンクリート集合住宅、木造アパー
ト、戸建住宅などの居室等の床衝撃音の低減、特
に軽量衝撃音及び重量衝撃音の低減を図つた新規
な床下地材に関するものである。
<従来の技術> 従来、集合住宅、アパート、戸建住宅の床に
は、洋間ならばコンクリートスラブ又は木製根太
に下層下地板を施した上に40mm〜90mm程度のプラ
スチツク製発泡板を敷き並べ、これに上層下地板
(ステ張り板)を貼着又は釘打ち積層し、最上層
仕上げ材として化粧合板、寄木合板、カーペツト
或いはCFシートなどを施す方法や、上記プラス
チツク製発泡板の一部に合成樹脂製ピース、木枠
などを埋設して釘打ちや貼着の足掛かりを作り、
この発泡板の上に直接に上記仕上げ材(木質系フ
ローリングやカーペツト)を施していることが多
い。また和室の場合には、上記プラスチツク製発
泡板の上に直接畳を敷くことによつて、その目的
を達成していた。この発泡板を用いた床下地材の
使用目的は、間接的には踏み心地、断熱、幾ばく
かの遮音性の向上であるが、直接的な主効果は上
床方式によつて配管、ピツト等のユーテイリテイ
ーの部分を床下に埋設することによつて配管の露
出を防ぐことにあつた。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら近来集合住宅の上・下階間の防音
対策が強く要望されるにつれて戸建建築において
も階上床の防音対策が住環境の改善指向に伴つて
要求されるようになつた。
このプラスチツク製発泡板は既述のように若干
の床遮音効果を有するものの未だ不充分である。
例えばスラブ厚150mmのコンクリート床において、
このプラスチツク製発泡板を施し、積層フローリ
ングを貼着した場合、フローリングの厚みにもよ
るが軽量衝撃音(タツピング)試験(JIS A−
1418)の床衝撃音レベルはL−60以上であつて満
足すべき効果ではなかつた。
一般的に集合住宅において住環境から許容され
る軽量床衝撃音はL−55以下が望ましいとされ、
戸建住宅の階上音についてもL−60以下であるこ
とが好ましいと言われている。この施工システム
は施工の簡易さ、収まりの信頼性という点では極
めて優秀なシステムであるが、本考案が解決しよ
うとする床衝撃音対策に関する限りプラスチツク
製発泡板の厚みを増加させてもL−60以下の値を
得ることは困難であつた。
<問題点を解決するための手段> 考案者は、現在馴染み使用されている市販のプ
ラスチツク製発泡板を使用し、これの持つ軽量
性、施工性などを損なわずに、これと組み合わせ
て、より衝撃音レベルを低下させる(遮音性を向
上させる)材料を見出すべく多くの実験を重ね、
下記の組み合わせが有効であることを見出し、本
考案を完成するに至つた。即ち、このプラスチツ
ク製発泡板に合成樹脂フイランメト、金属フイラ
メント又は剛性天然繊維を交絡してなる立体網状
構造体を面方向に重ねて(積層して)使用するだ
けで床衝撃音レベルを大幅に低下させるというも
のであつて、この効果はプラスチツク製発泡板の
厚みが小さくなつても、なお充分に認められるも
のであつた。
プラスチツク製発泡板と立体網状構造体を面方
向に重ねて配設する方式としては、基礎床側に立
体網状構造体を敷設し、その上にプラスチツク製
発泡板を積層する方式、または逆に基礎床側にプ
ラスチツク製発泡板を敷設し、その上に立体網状
構造体を積層する方式、或いは立体網状構造体の
上下両側にプラスチツク製発泡板を積層する方式
が挙げられる。
本考案に使用されるプラスチツク製発泡板は既
述のように市販にて容易に入手される発泡板が基
本になるものであるが、特に厚いものや薄いもの
を作製してその効果を確認する場合には、市販品
の20mm〜90mm厚の厚板を合成ゴム系接着剤やラテ
ツスクを用いて接着積層したり、連続式ベルト状
鋸刃を以て薄板にスライスして使用した。
本考案に使用されるプラスチツク製発泡板の種
類はポリウレタン、ポリスチレン、ハイインパク
トポリスチレン、ABS樹脂、高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)、ポリ塩
化ビニル、およびこれらの樹脂に炭酸カルシウ
ム、クレイ、タルク、シラスバルーン、ガラス繊
維、硫酸バリウム、鉄粉などの無機粉末が混合さ
れたものでも良い。発泡倍率は板の成形方法によ
つて異なり、1.5倍から80倍程度のものが作られ、
また本考案で効果が認められるが、低倍率のもの
は運搬性、断熱性、価格の点から、又、あまりに
高倍率のものは圧縮強度、突き裂き強度等の点か
ら問題があるので、望ましくは3〜60倍の範囲で
ある。厚みは、立体網状構造体を組み合わせるこ
とによつて3mm程度の薄いものでも軽量衝撃音対
策として有効であるが、厚いほど上層化粧用フロ
ーリングの厚みを薄くすることができること及び
配管、ピツトを床下に埋設する場合もあるので、
120mm位の厚さまで可能であり、かつ本考案によ
る効果が認められる。また表層材の取り付けに便
ならしめるために発泡体に木枠、木桟、樹脂板な
どを埋設しても良い。
他方、これに配する立体網状構造体は、剛性の
天然繊維フイラメント、金属フイラメトまたは合
成樹脂フイラメントを3次元方向に交絡し、粗い
マツト状に成形したもので、空隙率が大で、適切
な弾性を有し、振動エネルギーの吸収効果が大で
ある。天然素材の椰子科のヤシ、シユロ繊維をマ
ツト状に成形したパームマツトや、鉄、ステンレ
ス鋼、銅線等の金属線を交絡したもの、合成繊維
例えばナイロン、ポリエステル、ポリアセター
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン等のフイラメ
ント径が0.2〜2.0mmのものを交絡して立体網状構
造体としたものが用いられる。この立体網状構造
体シートとしては厚さ3〜25mmの範囲が好ましく
3mm以下では軽量衝撃音の低減効果が乏しく25mm
以上としても低減効果はあまり増大せず、コスト
アツプとなり好ましくないからである。
次に本考案のプラスチツク製発泡板1と立体網
状構造体2からなる床下地材の適用例を第1図な
いし第7図に示す。基礎床3上に本考案床下地材
を敷設し、その上に表面材4が積層される。基礎
床3としてはコンクリートスラブ(第1図)、発
泡コンクリート(第2図)、木造大引・根太床
(第3図)、浮き床式パーテイクルボード(第4
図)、置き床(第5図)の何れであつても良く、
また表面材4としては、木質系フローリング(第
1図、第2図)、化粧合板(第3図)、合板および
CFシート(第4図)、畳(第5図)、その他、寄
木板、木毛セメント、化粧タイル、珪カル板の何
れであつても良く、本考案の目的である軽量衝撃
音の顕著な低下が認めらる。
次にプラスチツク製発泡板1と立体網状構造体
2の積層順序は、第1図〜第5図のように立体網
状構造体2上にプラスチツク製発泡板1を積層
し、又は第6図のように積層順序を逆にしても、
(符号9は不陸調整材(モルタル材)を示す)、或
いは第7図のように立体網状構造体の上下両側に
プラスチツク製発泡板を積層してもよく、何れの
場合でも、その効果が失われるものではない。
また、本下地材と床各部材は接着剤(粘着テー
プ第2図7)によつて積層しても、釘打ち固定
(第1図8)してもよい。なお、第4図では支柱
5、給排水管6が図示されている。
本考案を第1図の床構造の場合に適用した実験
例を挙げると、例えば、厚さ150mmのコンクリー
トスラブを有する集合住宅において、厚さ25mm、
発泡倍率40倍のポリスチレン製発泡板と、太さ
0.6mmのナイロンフイラメントよりなる厚さ12mm
の立体網状構造体(空隙率85%)を合成ゴム系接
着剤で点接させて、下地材を形成させ、これに厚
さ5mmの合板を同じく合成ゴム系接着剤を用いて
貼着させた床の軽量衝撃音レベルはL−53であつ
て、階下においてこの音を聞いても全く気になら
ず,また住居者が床を歩いた際の踏み心地を支配
する床面の沈みも1mm程度であつて、快適な住環
境が得られた。
<考案の効果> 本考案は、上述のような構造を有し、プラスチ
ツク製発泡板と立体網状構造体とを組み合わせる
ことによる相乗効果によつて、表面化粧材に例え
ば木質系フローリングのような硬い材料を使用す
るにも拘らず、優れた軽量衝撃音の低減効果を有
し、快適な居住環境を作り出すものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は、それぞれ本考案に係る
床下地材の適用例の床構造の断面図である。 1……プラスチツク製発泡板、2……立体網状
構造体、3……基礎床、4……表面材、6……給
排水管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 厚さ3mm〜120mmのプラスチツク製発泡板を、
    合成樹脂フイラメント、金属フイラメント又は剛
    性天然繊維を交絡してなる立体網状構造体の少な
    くとも片面に積層してなることを特徴とする住宅
    用床下地材。
JP6967887U 1987-03-31 1987-05-12 Expired - Lifetime JPH0526193Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6967887U JPH0526193Y2 (ja) 1987-03-31 1987-05-12

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4676587 1987-03-31
JP6967887U JPH0526193Y2 (ja) 1987-03-31 1987-05-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6429436U JPS6429436U (ja) 1989-02-22
JPH0526193Y2 true JPH0526193Y2 (ja) 1993-07-01

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JP6967887U Expired - Lifetime JPH0526193Y2 (ja) 1987-03-31 1987-05-12

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JP2021014711A (ja) * 2019-07-11 2021-02-12 凸版印刷株式会社 センサ付き床材

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JPS6429436U (ja) 1989-02-22

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