JPH05253231A - 内視鏡的外科処置用器具 - Google Patents
内視鏡的外科処置用器具Info
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- JPH05253231A JPH05253231A JP5009046A JP904693A JPH05253231A JP H05253231 A JPH05253231 A JP H05253231A JP 5009046 A JP5009046 A JP 5009046A JP 904693 A JP904693 A JP 904693A JP H05253231 A JPH05253231 A JP H05253231A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods
- A61B17/32—Surgical cutting instruments
- A61B17/320016—Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes
- A61B17/320036—Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes adapted for use within the carpal tunnel
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- A61B17/3417—Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 患者の外傷を極力抑え、簡単に操作でき、体
内に挿入したらその位置からずれることのない、特に手
根管症候群の治療に適した内視鏡的外科処置用器具を提
供する。 【構成】 細長いカニューレ30を有する。その末端は
閉鎖し、基端36は開放しており、末端から基端36ま
での長手方向には開口部38によってスロットが形成さ
れている。その使用方法は、まず、カニューレ30を、
手根に設けた切り口から患者の体内に、その末端が屈筋
支帯の末端に達するまで挿入する。次に、関節鏡50を
基端36からスロットへ通した後、ナイフ54を開口部
38からスロットへ入れる。そして、関節鏡50で観察
しながらナイフ54を末端方向へ押し進めて屈筋支帯を
切断していくのである。スロットの断面形状はD字形を
なしており、そのリムを構成している各面は同一平面内
にある。従って、カニューレ30を、回転させてしまう
ことなどなく、一定の向きで保持できるようになってい
る。
内に挿入したらその位置からずれることのない、特に手
根管症候群の治療に適した内視鏡的外科処置用器具を提
供する。 【構成】 細長いカニューレ30を有する。その末端は
閉鎖し、基端36は開放しており、末端から基端36ま
での長手方向には開口部38によってスロットが形成さ
れている。その使用方法は、まず、カニューレ30を、
手根に設けた切り口から患者の体内に、その末端が屈筋
支帯の末端に達するまで挿入する。次に、関節鏡50を
基端36からスロットへ通した後、ナイフ54を開口部
38からスロットへ入れる。そして、関節鏡50で観察
しながらナイフ54を末端方向へ押し進めて屈筋支帯を
切断していくのである。スロットの断面形状はD字形を
なしており、そのリムを構成している各面は同一平面内
にある。従って、カニューレ30を、回転させてしまう
ことなどなく、一定の向きで保持できるようになってい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡を用いる外科処
置に適した方法と器具とに関し、特に、内視鏡を用いて
手根管を開放するための方法と器具とに関する。
置に適した方法と器具とに関し、特に、内視鏡を用いて
手根管を開放するための方法と器具とに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明の課題】切開手術を行なうと外傷
を避けることができないので、近年、あらゆる種類の切
開手術に対して内視鏡で代用させようとの努力が高まり
つつある。本発明は、屈筋支帯による正中神経の圧迫の
ために生じる手根管症候群を、切開手術をする代わりに
内視鏡を用いて治療する場合に関する。手根管症候群を
治療するには、通常、屈筋支帯を切断しなければならな
い。これまで、手根管症候群の内視鏡による治療は、効
果の程度に差はあるが、何度か試みられてきた。それで
も尚、この内視鏡による治療法をさらに発展させて、能
率の向上及び患者の外傷の軽減を図りたいとの要望は常
に存在している。
を避けることができないので、近年、あらゆる種類の切
開手術に対して内視鏡で代用させようとの努力が高まり
つつある。本発明は、屈筋支帯による正中神経の圧迫の
ために生じる手根管症候群を、切開手術をする代わりに
内視鏡を用いて治療する場合に関する。手根管症候群を
治療するには、通常、屈筋支帯を切断しなければならな
い。これまで、手根管症候群の内視鏡による治療は、効
果の程度に差はあるが、何度か試みられてきた。それで
も尚、この内視鏡による治療法をさらに発展させて、能
率の向上及び患者の外傷の軽減を図りたいとの要望は常
に存在している。
【0003】本発明の好ましい実施例は、屈筋支帯の開
放に関しているが、当該技術分野において通常の知識を
有する者であれば、ここに記載した方法及び器具を他の
外科処置へ適応させることは容易なことである。
放に関しているが、当該技術分野において通常の知識を
有する者であれば、ここに記載した方法及び器具を他の
外科処置へ適応させることは容易なことである。
【0004】手根管症候群の内視鏡による治療法として
最近開発されたあるシステムが、チャウ(Chow)氏によ
る米国特許第5,029,573号明細書に示されている。チャ
ウ氏は、内視鏡を使って手根管を開放する他の従来技術
を示した上で、自分の発明が、屈筋支帯を内視鏡で直接
観察しながら切断できるという点において従来技術より
も優れているとしている。尚、本明細書では、「内視
鏡」ということばには包括的な意味が込められており、
患者の内部を観察するための光学システムであればいか
なるタイプのものでもそこに含まれるようになってい
る。チャウ氏の方法では、まず、患者の手根と手掌とを
それぞれ1カ所ずつ切開し、両端が開口していて長手方
向にスロットを有する円筒形のシースを、手根の切り口
から屈筋支帯の下側に挿入し、手掌の切り口から抜き取
る。そして、カニューレの一端に内視鏡を、他端には切
断器具を挿入し、切断器具の切断刃を長手方向のスロッ
トから突出させて屈筋支帯を切断するようになってい
る。
最近開発されたあるシステムが、チャウ(Chow)氏によ
る米国特許第5,029,573号明細書に示されている。チャ
ウ氏は、内視鏡を使って手根管を開放する他の従来技術
を示した上で、自分の発明が、屈筋支帯を内視鏡で直接
観察しながら切断できるという点において従来技術より
も優れているとしている。尚、本明細書では、「内視
鏡」ということばには包括的な意味が込められており、
患者の内部を観察するための光学システムであればいか
なるタイプのものでもそこに含まれるようになってい
る。チャウ氏の方法では、まず、患者の手根と手掌とを
それぞれ1カ所ずつ切開し、両端が開口していて長手方
向にスロットを有する円筒形のシースを、手根の切り口
から屈筋支帯の下側に挿入し、手掌の切り口から抜き取
る。そして、カニューレの一端に内視鏡を、他端には切
断器具を挿入し、切断器具の切断刃を長手方向のスロッ
トから突出させて屈筋支帯を切断するようになってい
る。
【0005】チャウ氏の方法は、確かに、切開手術より
も優れていると言えるが、手掌とそれ以外にもう1カ所
の計2カ所において患者に切開口を設けなければならな
いところに難点があり、できれば避けたいものである。
アジー・インサイド・ジョブ・ティーエム・カーパル・
トンネル・リリース・システム(Agee Inside JobTMCar
pal Tunnel Release System)と呼ばれる従来のあるシ
ステムは、1カ所しか切開口を設けなくてもよい内視鏡
的手根管開放術を開発した点で、知られるところとなっ
た。このアジー・システムでは、チャウ氏の治療法及び
その器具に見られたいくつかの難点は解消されている
が、他の欠点が生じている。アジー・システムで使用さ
れるカニューレにはその基端部に小さな窓が設けられて
おり、この窓を通じて、ハンドピースのトリガーを操作
しながらナイフを突出させることができるようになって
いる。ナイフの切断エッジは後ろ向きになっており、ナ
イフを後退させると屈筋支帯は切断される。ナイフをこ
のように動かしながら適切にコントロールするのは難し
いことである。従って、本発明の目的として、切開口を
2カ所に設ける必要を排除した内視鏡的手根管症候群治
療方法及びその器具を提供すること、さらに、1カ所し
か切開しない従来の方法及び器具よりも簡単に使用でき
る、やはり1カ所しか切開しない治療法及び器具を提供
すること、が含まれている。
も優れていると言えるが、手掌とそれ以外にもう1カ所
の計2カ所において患者に切開口を設けなければならな
いところに難点があり、できれば避けたいものである。
アジー・インサイド・ジョブ・ティーエム・カーパル・
トンネル・リリース・システム(Agee Inside JobTMCar
pal Tunnel Release System)と呼ばれる従来のあるシ
ステムは、1カ所しか切開口を設けなくてもよい内視鏡
的手根管開放術を開発した点で、知られるところとなっ
た。このアジー・システムでは、チャウ氏の治療法及び
その器具に見られたいくつかの難点は解消されている
が、他の欠点が生じている。アジー・システムで使用さ
れるカニューレにはその基端部に小さな窓が設けられて
おり、この窓を通じて、ハンドピースのトリガーを操作
しながらナイフを突出させることができるようになって
いる。ナイフの切断エッジは後ろ向きになっており、ナ
イフを後退させると屈筋支帯は切断される。ナイフをこ
のように動かしながら適切にコントロールするのは難し
いことである。従って、本発明の目的として、切開口を
2カ所に設ける必要を排除した内視鏡的手根管症候群治
療方法及びその器具を提供すること、さらに、1カ所し
か切開しない従来の方法及び器具よりも簡単に使用でき
る、やはり1カ所しか切開しない治療法及び器具を提供
すること、が含まれている。
【0006】チャウ氏の例に見られる難点として、処置
中に比較的多数の切断器具を必要とすることも挙げられ
る。これは、器具に係る経費が嵩むだけでなく、処置を
完了するのに要する時間の浪費、ひいては、患者に与え
る外傷の増大にもつながる。一方、アジー・システムで
は、ブレードアセンブリは1体しか使用せず、しかもそ
れは使い捨てであるが、複雑で使い捨てではないハンド
ピースを必要としている。従って、内視鏡による手根管
開放術を最小限の道具で行なうための方法と器具とを提
供することによって、処置の単純化とその完了に要する
時間の可能な限りの短縮化とを図ることも本発明の目的
の一つである。
中に比較的多数の切断器具を必要とすることも挙げられ
る。これは、器具に係る経費が嵩むだけでなく、処置を
完了するのに要する時間の浪費、ひいては、患者に与え
る外傷の増大にもつながる。一方、アジー・システムで
は、ブレードアセンブリは1体しか使用せず、しかもそ
れは使い捨てであるが、複雑で使い捨てではないハンド
ピースを必要としている。従って、内視鏡による手根管
開放術を最小限の道具で行なうための方法と器具とを提
供することによって、処置の単純化とその完了に要する
時間の可能な限りの短縮化とを図ることも本発明の目的
の一つである。
【0007】従来の内視鏡的屈筋支帯開放システムに伴
う他の難点として、屈筋支帯の下側に挿入されるカニュ
ーレが円筒形であるために、長手方向のスロットや窓を
適切に位置決めすること、さらに、切断作業中、それら
をその位置にとどめておくことが困難となっていること
が挙げられる。スロットの形成された従来のカニューレ
は処置中に簡単に回転してしまう。内視鏡を動かしてい
る間でもカニューレのスロットを屈筋支帯に向けておく
ことは非常に大切なことである。そうすれば、外科医
は、スロットが正中神経などの重要な組織と対面してい
ないということを確信しつつ治療を進めることができる
のである。従って、カニューレを屈筋支帯の下側で容易
に位置決めできるような方法と器具とを提供することも
本発明の目的の一つである。
う他の難点として、屈筋支帯の下側に挿入されるカニュ
ーレが円筒形であるために、長手方向のスロットや窓を
適切に位置決めすること、さらに、切断作業中、それら
をその位置にとどめておくことが困難となっていること
が挙げられる。スロットの形成された従来のカニューレ
は処置中に簡単に回転してしまう。内視鏡を動かしてい
る間でもカニューレのスロットを屈筋支帯に向けておく
ことは非常に大切なことである。そうすれば、外科医
は、スロットが正中神経などの重要な組織と対面してい
ないということを確信しつつ治療を進めることができる
のである。従って、カニューレを屈筋支帯の下側で容易
に位置決めできるような方法と器具とを提供することも
本発明の目的の一つである。
【0008】さらに、屈筋支帯開放術以外の外科処置に
適した内視鏡的治療法及びその器具を提供することも本
発明の目的の一つである。
適した内視鏡的治療法及びその器具を提供することも本
発明の目的の一つである。
【0009】さらに、内視鏡による手根管開放術及びそ
の他の内視鏡的外科処置に適する使い捨ての器具を提供
することも本発明の目的の一つである。
の他の内視鏡的外科処置に適する使い捨ての器具を提供
することも本発明の目的の一つである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的
は、内視鏡的外科処置、特に屈筋支帯開放術、に適した
器具と方法とに係る好ましい実施例によって達成され
る。本発明の一部をなす器具は、内視鏡的外科処置に適
したものであり、細長いカニューレを有している。カニ
ューレは閉鎖した末端と開放した基端とを備えており、
閉鎖末端に隣接する点から開放基端に隣接する点にわた
って長手方向にスロットが形成されている。カニューレ
の内部の断面形状はD字形であり、そのD字形の平坦部
は長手方向のスロットのリムに沿っている。
は、内視鏡的外科処置、特に屈筋支帯開放術、に適した
器具と方法とに係る好ましい実施例によって達成され
る。本発明の一部をなす器具は、内視鏡的外科処置に適
したものであり、細長いカニューレを有している。カニ
ューレは閉鎖した末端と開放した基端とを備えており、
閉鎖末端に隣接する点から開放基端に隣接する点にわた
って長手方向にスロットが形成されている。カニューレ
の内部の断面形状はD字形であり、そのD字形の平坦部
は長手方向のスロットのリムに沿っている。
【0011】上記カニューレを使用して行う処置は、以
下のステップからなる、人体組織の一部の内視鏡的治療
法に関する。第1のステップは、スロットを有する細長
いカニューレを単一の切開口から患者の体内に挿入する
ことである。カニューレは、閉鎖末端と開放基端及び長
手方向のスロットを有している。カニューレの内部の断
面形状はD字形をなしており、そのD字形の平坦部は長
手方向のスロットのリムに沿っている。第2のステップ
は、長手方向のスロットを処置を施す部分に隣接させる
ことである。第3のステップは、内視鏡を、カニューレ
の開放基端から、長手方向のスロットに隣接した処置施
行部を観察できるような位置へ挿入することである。第
4のステップは、長手方向のスロットに隣接した処置施
行部を治療するために、ナイフなどの器具を、長手方向
のスロットから、カニューレの軸に対して斜め方向に、
内視鏡ののぞき窓の前方へ挿入することである。
下のステップからなる、人体組織の一部の内視鏡的治療
法に関する。第1のステップは、スロットを有する細長
いカニューレを単一の切開口から患者の体内に挿入する
ことである。カニューレは、閉鎖末端と開放基端及び長
手方向のスロットを有している。カニューレの内部の断
面形状はD字形をなしており、そのD字形の平坦部は長
手方向のスロットのリムに沿っている。第2のステップ
は、長手方向のスロットを処置を施す部分に隣接させる
ことである。第3のステップは、内視鏡を、カニューレ
の開放基端から、長手方向のスロットに隣接した処置施
行部を観察できるような位置へ挿入することである。第
4のステップは、長手方向のスロットに隣接した処置施
行部を治療するために、ナイフなどの器具を、長手方向
のスロットから、カニューレの軸に対して斜め方向に、
内視鏡ののぞき窓の前方へ挿入することである。
【0012】
【実施例】以下に、添付図面に示した本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0013】図1〜7及び図15には、人体の手掌と手
根との様々な構造的特徴を表しつつ、本発明の一部をな
す種々のステップを示している。図8〜14には、こ
の、種々の方法ステップを実行するために使用するいく
つかの器具を示している。それらの器具の中にも、本発
明の一部をなすものが含まれている。ここに開示する方
法と器具との発明の特徴を説明するにあたっては、これ
らの図面と器具とを使いながら、方法ステップについて
述べていくことが最良だと言えよう。
根との様々な構造的特徴を表しつつ、本発明の一部をな
す種々のステップを示している。図8〜14には、こ
の、種々の方法ステップを実行するために使用するいく
つかの器具を示している。それらの器具の中にも、本発
明の一部をなすものが含まれている。ここに開示する方
法と器具との発明の特徴を説明するにあたっては、これ
らの図面と器具とを使いながら、方法ステップについて
述べていくことが最良だと言えよう。
【0014】まず、図1,2に示すように、様々な印を
付す。豆粒大の小骨100を触診し、手根の尺側に印を
付ける。母指と食指との指間の先端から手の尺側へ、手
掌の基端側のしわ104と平行に、そして、小骨100
の手前4〜5mmのところを通過するように、カプラン
(Kaplan)の第1ライン102を引く。薬指の尺側縁の
延長線として、手根へ向かって基端方向に第2ライン1
06を引く。この第2ライン106は、第1ライン10
2と、小骨100に対して橈側かつ末端側の点108で
交差する。第1,第2ラインが交差するこの点108
は、有鉤骨110のかぎ状突起、すなわち、屈筋支帯1
11の末端尺側連結部、に相応する。さらに、母指球の
しわ114と第1ライン102とが交差する箇所に点1
12を付す。正中神経116の筋枝は、屈筋支帯111
の下方から出ており、この点112で反回している。屈
筋支帯111の末端縁は、2点108,112間に位置
することになる。
付す。豆粒大の小骨100を触診し、手根の尺側に印を
付ける。母指と食指との指間の先端から手の尺側へ、手
掌の基端側のしわ104と平行に、そして、小骨100
の手前4〜5mmのところを通過するように、カプラン
(Kaplan)の第1ライン102を引く。薬指の尺側縁の
延長線として、手根へ向かって基端方向に第2ライン1
06を引く。この第2ライン106は、第1ライン10
2と、小骨100に対して橈側かつ末端側の点108で
交差する。第1,第2ラインが交差するこの点108
は、有鉤骨110のかぎ状突起、すなわち、屈筋支帯1
11の末端尺側連結部、に相応する。さらに、母指球の
しわ114と第1ライン102とが交差する箇所に点1
12を付す。正中神経116の筋枝は、屈筋支帯111
の下方から出ており、この点112で反回している。屈
筋支帯111の末端縁は、2点108,112間に位置
することになる。
【0015】次に、手根の末端側のしわと薬指の橈側縁
に沿って引いた線とが交差する箇所(図2)を起点とし
て、長掌腱120の尺側に、1cmの長さで斜めに切開1
18を施す。そして、前腕筋膜の横行線維を、下記の器
具または他の標準的な器具の鈍い刃や鋭い刃で切開しな
がら、手根管に到達するまで引き裂いていく。
に沿って引いた線とが交差する箇所(図2)を起点とし
て、長掌腱120の尺側に、1cmの長さで斜めに切開1
18を施す。そして、前腕筋膜の横行線維を、下記の器
具または他の標準的な器具の鈍い刃や鋭い刃で切開しな
がら、手根管に到達するまで引き裂いていく。
【0016】その後、手根をわずかに伸ばしながら、ピ
ンセット11などの任意の器具で屈筋支帯111の基端
エッジを持ち上げ、鈍いカニューレインサータすなわち
栓子10(図3,11)を手根管に差し込む。栓子10
は、基端ハンドル部16と鈍い末端14とを備えた円筒
形のシャフト12を有している。図11では、栓子10
の基端をなす母指当用のくぼみ17を表すために、ハン
ドル部16の一部を断面で示している。シャフト12の
基端とハンドル部16の末端との間にはテーパー状の肩
部18が設けられている。好ましい実施例では、栓子1
0は一体成形されており、シャフト12は、直径4mmの
円形の断面と100mmの長さを有している。
ンセット11などの任意の器具で屈筋支帯111の基端
エッジを持ち上げ、鈍いカニューレインサータすなわち
栓子10(図3,11)を手根管に差し込む。栓子10
は、基端ハンドル部16と鈍い末端14とを備えた円筒
形のシャフト12を有している。図11では、栓子10
の基端をなす母指当用のくぼみ17を表すために、ハン
ドル部16の一部を断面で示している。シャフト12の
基端とハンドル部16の末端との間にはテーパー状の肩
部18が設けられている。好ましい実施例では、栓子1
0は一体成形されており、シャフト12は、直径4mmの
円形の断面と100mmの長さを有している。
【0017】栓子10を手根管に差し込んだ後、それを
抜き取り、代わりに、拡張器20(図4,12)を入れ
る。拡張器20は、基端ハンドル部26と比較的鈍い末
端24とを備えた円筒形のシャフト22を有している。
好ましい実施例では、拡張器20も一体成形されてお
り、シャフト22の直径は5.5mm、その長さは75mm
となっている。外科医が処置中に器具を取り替えてもそ
の感触に違和感を持つことのないように、拡張器20
は、以下に記載するカニューレと等しい全長(約115
mm)を有している。
抜き取り、代わりに、拡張器20(図4,12)を入れ
る。拡張器20は、基端ハンドル部26と比較的鈍い末
端24とを備えた円筒形のシャフト22を有している。
好ましい実施例では、拡張器20も一体成形されてお
り、シャフト22の直径は5.5mm、その長さは75mm
となっている。外科医が処置中に器具を取り替えてもそ
の感触に違和感を持つことのないように、拡張器20
は、以下に記載するカニューレと等しい全長(約115
mm)を有している。
【0018】拡張器20を抜き取り、別の拡張器(図示
せず)を挿入して、手根管をさらに拡張し続ける。尚、
この「別の拡張器」は、拡張器20と同様の形状及び長
さを有しているが、シャフトの直径はそれよりも大きな
ものとなっている。好ましい実施例では、直径5.5mm
のシャフトを有する拡張器の後に直径7mmのシャフトを
有する拡張器を使用すると、満足のいく結果が得られ
た。
せず)を挿入して、手根管をさらに拡張し続ける。尚、
この「別の拡張器」は、拡張器20と同様の形状及び長
さを有しているが、シャフトの直径はそれよりも大きな
ものとなっている。好ましい実施例では、直径5.5mm
のシャフトを有する拡張器の後に直径7mmのシャフトを
有する拡張器を使用すると、満足のいく結果が得られ
た。
【0019】処置におけるこの時点で、カニューレ30
(図5〜10)を使用する。本発明の処置ステップを進
める前に、カニューレ30の特徴を説明した方がわかり
やすいであろう。カニューレ30は、末端34と基端ハ
ンドル部36と細長いシャフト32とを有している。好
ましい実施例では末端34は閉鎖している。ただし、カ
ニューレ30の射出成形のために必要あるいは望ましい
複数の穴を末端34に開けることがあるが、これは本発
明の範囲を逸脱するものではない。図9,10に示すよ
うに、シャフト32には、末端34からハンドル部36
のやや手前の位置まで上面開口部38が形成されてい
る。この開口部38によって、長手方向にスロットすな
わち溝40が形成されており、シャフト32の内部隅々
にまで確実にアクセスできるようになっている。さら
に、カニューレ30の軸に沿って形成された、ハンドル
部36を貫通している長手方向の内腔42からも、シャ
フト32の内部にアクセスすることができる。好ましい
実施例では、スロット40の内幅41は4.5mm、その
外幅43は7mmであり、シャフト32の高さ45は6mm
である。内腔42の直径は、内幅41と等しく、好まし
い実施例では、以下の理由によって、シースに通してい
ない状態の直径4mmの関節鏡を収容するように形成され
ている。内幅41は、選択した関節鏡を自由にスライド
させることのできる程度がよい。そうすれば、外科医
は、スロット40の通路をたどるだけでよいのである
が、内幅41があまりにも広ければ、関節鏡に照準を定
めるのに神経を使わなければならなくなるであろう。図
9に示すように開口部38の幅を内幅41と等しくする
と、必要に応じて関節鏡を上方に動かすことができるよ
うになる。内腔42の基端部は拡大しており、内腔44
が形成されている。この内腔44は、わずかにテーパー
状になっており、以降の処置ステップにおいて示すよう
に、栓子10の肩部18を収容できるように形成されて
いる。
(図5〜10)を使用する。本発明の処置ステップを進
める前に、カニューレ30の特徴を説明した方がわかり
やすいであろう。カニューレ30は、末端34と基端ハ
ンドル部36と細長いシャフト32とを有している。好
ましい実施例では末端34は閉鎖している。ただし、カ
ニューレ30の射出成形のために必要あるいは望ましい
複数の穴を末端34に開けることがあるが、これは本発
明の範囲を逸脱するものではない。図9,10に示すよ
うに、シャフト32には、末端34からハンドル部36
のやや手前の位置まで上面開口部38が形成されてい
る。この開口部38によって、長手方向にスロットすな
わち溝40が形成されており、シャフト32の内部隅々
にまで確実にアクセスできるようになっている。さら
に、カニューレ30の軸に沿って形成された、ハンドル
部36を貫通している長手方向の内腔42からも、シャ
フト32の内部にアクセスすることができる。好ましい
実施例では、スロット40の内幅41は4.5mm、その
外幅43は7mmであり、シャフト32の高さ45は6mm
である。内腔42の直径は、内幅41と等しく、好まし
い実施例では、以下の理由によって、シースに通してい
ない状態の直径4mmの関節鏡を収容するように形成され
ている。内幅41は、選択した関節鏡を自由にスライド
させることのできる程度がよい。そうすれば、外科医
は、スロット40の通路をたどるだけでよいのである
が、内幅41があまりにも広ければ、関節鏡に照準を定
めるのに神経を使わなければならなくなるであろう。図
9に示すように開口部38の幅を内幅41と等しくする
と、必要に応じて関節鏡を上方に動かすことができるよ
うになる。内腔42の基端部は拡大しており、内腔44
が形成されている。この内腔44は、わずかにテーパー
状になっており、以降の処置ステップにおいて示すよう
に、栓子10の肩部18を収容できるように形成されて
いる。
【0020】直径のより大きな拡張器を屈筋支帯の下側
に挿入してそれを抜き取った後、栓子10を、肩部18
が内腔44に入り込むまで、カューレ30の基端から挿
入する。栓子10とカューレ30とは適切な寸法で形成
されているので、肩部18をこのように入れ込むと、末
端14は、末端34の内側面に接するかもしくはその近
くに収まり、シャフト12はシャフト32の内部を実質
的に満たすことになる。次に、図5に示すように、この
カニューレと栓子との複合体を、開口部38を上方に向
けて屈筋支帯の底部と対面させながら、手根管に差し込
む。そして、末端34が屈筋支帯の末端縁にほぼ到達す
るまで、この複合体を挿入していく。この時点で、2,
3回折り畳んだタオルまたは他の支持体の上で手根を寝
かせ、カニューレ30の基端部を押し下げると、屈筋支
帯を開口部38の上で伸ばしやすくなる。そして、栓子
10を抜き取り、標準的な4mmの関節鏡50を、内腔4
2からカニューレ30の基端に挿入し、スロット40に
通す。この処置例では、「関節鏡」ということばを「内
視鏡」と置き換えることもできる。屈筋支帯を十分に観
察できるように、関節鏡50をカニューレ30内に位置
決めする。この処置例では、30°の視角を有する関節
鏡を使用すると、満足のいく視野が得られた。
に挿入してそれを抜き取った後、栓子10を、肩部18
が内腔44に入り込むまで、カューレ30の基端から挿
入する。栓子10とカューレ30とは適切な寸法で形成
されているので、肩部18をこのように入れ込むと、末
端14は、末端34の内側面に接するかもしくはその近
くに収まり、シャフト12はシャフト32の内部を実質
的に満たすことになる。次に、図5に示すように、この
カニューレと栓子との複合体を、開口部38を上方に向
けて屈筋支帯の底部と対面させながら、手根管に差し込
む。そして、末端34が屈筋支帯の末端縁にほぼ到達す
るまで、この複合体を挿入していく。この時点で、2,
3回折り畳んだタオルまたは他の支持体の上で手根を寝
かせ、カニューレ30の基端部を押し下げると、屈筋支
帯を開口部38の上で伸ばしやすくなる。そして、栓子
10を抜き取り、標準的な4mmの関節鏡50を、内腔4
2からカニューレ30の基端に挿入し、スロット40に
通す。この処置例では、「関節鏡」ということばを「内
視鏡」と置き換えることもできる。屈筋支帯を十分に観
察できるように、関節鏡50をカニューレ30内に位置
決めする。この処置例では、30°の視角を有する関節
鏡を使用すると、満足のいく視野が得られた。
【0021】その後、標準的な針52(25ゲージくら
いのものが好ましい)を、手掌の皮膚から屈筋支帯の末
端縁に挿入し、内視鏡に映す。外科医は、この針52を
目印として、不注意に手掌を深く切りすぎてしまうこと
を回避できるのである。
いのものが好ましい)を、手掌の皮膚から屈筋支帯の末
端縁に挿入し、内視鏡に映す。外科医は、この針52を
目印として、不注意に手掌を深く切りすぎてしまうこと
を回避できるのである。
【0022】次に、図6,7,13,15に示すように、
関節鏡50をスロット40内で後退させ、ナイフ54を
スロット40に挿入する。図7,15に示すように、ナ
イフ54をスロット40内の、関節鏡50の先端よりも
末端側に位置決めした後、非鋭端58,59の間に形成
された末端切断エッジ56を、関節鏡で観察しながら屈
筋支帯の基端エッジに係合させる。そして、ナイフ54
を関節鏡50によってコントロールしながら末端方向に
押し進め、屈筋支帯を切断する。屈筋支帯を切断すると
きにはじゃりじゃりとした独特の感触があり、一旦その
末端縁まで到達すると、ナイフ54に対する負荷がなく
なるので、それが分かる。屈筋支帯を完全に切断したか
どうかを確かめるために、切断部を端から端まで探針を
使って触診すべきである。カニューレを抜き取る前に半
径方向に動かすと、正中神経を観察することができる。
その後、皮膚を適当な覆いでふさぎ、手掌に添え木を1
週間当てる。
関節鏡50をスロット40内で後退させ、ナイフ54を
スロット40に挿入する。図7,15に示すように、ナ
イフ54をスロット40内の、関節鏡50の先端よりも
末端側に位置決めした後、非鋭端58,59の間に形成
された末端切断エッジ56を、関節鏡で観察しながら屈
筋支帯の基端エッジに係合させる。そして、ナイフ54
を関節鏡50によってコントロールしながら末端方向に
押し進め、屈筋支帯を切断する。屈筋支帯を切断すると
きにはじゃりじゃりとした独特の感触があり、一旦その
末端縁まで到達すると、ナイフ54に対する負荷がなく
なるので、それが分かる。屈筋支帯を完全に切断したか
どうかを確かめるために、切断部を端から端まで探針を
使って触診すべきである。カニューレを抜き取る前に半
径方向に動かすと、正中神経を観察することができる。
その後、皮膚を適当な覆いでふさぎ、手掌に添え木を1
週間当てる。
【0023】図9に示すように、スロット40の長手方
向の各面は2つの平行な壁部60,61によって形成さ
れており、それら壁部60,61の底端は、半円形の連
結部62によってつながっている。2つの平行な壁部6
0,61の各上面64,66と、スロット40の末端及び
基端の横方向の各上面とによって、リム68は形成され
ており、さらに、これらの上面は全て同一平面内にあ
る。開口部38を屈筋支帯の下側に挿入すると、リム6
8によって組織すなわち屈筋支帯に対する接触面は平坦
なものとなり、さらに、上面64,66によって、カニ
ューレ30は回転しないように安定し、開口部38を屈
筋支帯の下側で適当な方向に合わせておくのが容易にな
る。この自動方位確定特性によって、外科医は、一旦カ
ニューレ30を屈筋支帯の下側に適当に位置決めすれ
ば、開口部38を適切な方向に向けることに気を配る必
要などなく、外科治療を楽に進めることができる。屈筋
支帯本来の張力によって、開口部38は適切な方向に向
いたままの状態で保持されるのである。
向の各面は2つの平行な壁部60,61によって形成さ
れており、それら壁部60,61の底端は、半円形の連
結部62によってつながっている。2つの平行な壁部6
0,61の各上面64,66と、スロット40の末端及び
基端の横方向の各上面とによって、リム68は形成され
ており、さらに、これらの上面は全て同一平面内にあ
る。開口部38を屈筋支帯の下側に挿入すると、リム6
8によって組織すなわち屈筋支帯に対する接触面は平坦
なものとなり、さらに、上面64,66によって、カニ
ューレ30は回転しないように安定し、開口部38を屈
筋支帯の下側で適当な方向に合わせておくのが容易にな
る。この自動方位確定特性によって、外科医は、一旦カ
ニューレ30を屈筋支帯の下側に適当に位置決めすれ
ば、開口部38を適切な方向に向けることに気を配る必
要などなく、外科治療を楽に進めることができる。屈筋
支帯本来の張力によって、開口部38は適切な方向に向
いたままの状態で保持されるのである。
【0024】当該技術分野において通常の知識を有する
者であれば、ここに記載した好ましい実施例に、本発明
の範囲内で種々の変形及び改善を加えることも可能であ
る。
者であれば、ここに記載した好ましい実施例に、本発明
の範囲内で種々の変形及び改善を加えることも可能であ
る。
【図1】 人体の手掌と手根との概略図であり、種々の
構造的特徴を有する部位を示している。
構造的特徴を有する部位を示している。
【図2】 図1にいくつかの構造的特徴を追加した、人
体の手掌と手根との概略図であり、本発明の一実施例に
係る器具を用いた治療法において必要とされる印を示し
ている。
体の手掌と手根との概略図であり、本発明の一実施例に
係る器具を用いた治療法において必要とされる印を示し
ている。
【図3】 人体の手掌と手根との概略図であり、本発明
の一実施例に係る器具を用いた治療法におけるステップ
を示している。
の一実施例に係る器具を用いた治療法におけるステップ
を示している。
【図4】 人体の手掌と手根との概略図であり、図3か
らさらに進んだステップを示している。
らさらに進んだステップを示している。
【図5】 人体の手掌と手根との概略図であり、図4か
らさらに進んだステップを示している。
らさらに進んだステップを示している。
【図6】 人体の手掌と手根との概略図であり、図5か
らさらに進んだステップを示している。
らさらに進んだステップを示している。
【図7】 図6の部分拡大図であり、ナイフによる屈筋
支帯の切断の状態を示している。
支帯の切断の状態を示している。
【図8】 本発明の一実施例に係る器具の一部を構成す
るカニューレの側面図である。
るカニューレの側面図である。
【図9】 図8の9−9線拡大断面図である。
【図10】 図8のカニューレの平面図である。
【図11】 図8のカニューレと併用するのに適したカ
ニューレイントロデューサすなわち栓子の平面図であ
り、基端の一部を断面によって示している。
ニューレイントロデューサすなわち栓子の平面図であ
り、基端の一部を断面によって示している。
【図12】 本発明の一実施例に係る器具を用いた治療
法に適した拡張器の平面図である。
法に適した拡張器の平面図である。
【図13】 本発明の一実施例に係る器具を用いた治療
法に適したナイフの平面図である。
法に適したナイフの平面図である。
【図14】 図13のナイフの側面図である。
【図15】 本発明の一実施例に係る器具を用いた治療
法において、内視鏡を通じて観察した屈筋支帯の概略図
である。
法において、内視鏡を通じて観察した屈筋支帯の概略図
である。
10 栓子 11 ピン
セット 12,22,32 シャフト 14,24,
34 末端 16,26,36 ハンドル部分 17 くぼ
み 18 肩部 20 拡張
器 30 カニューレ 38 上面
開口部 40 スロット 41 内幅 42,44 内腔 43 外幅 45 高さ 50 関節
鏡 52 針 54 ナイ
フ 56 末端切断エッジ 58,59
非鋭端 60,61 壁部 62 連結
部 64,66 上面 68 リム 100 小骨 102 第
1ライン 104,114 しわ 106 第
2ライン 108,112 点 110 か
ぎ状突起 111 屈筋支帯 116 正
中神経 118 切開部 120 長
掌腱
セット 12,22,32 シャフト 14,24,
34 末端 16,26,36 ハンドル部分 17 くぼ
み 18 肩部 20 拡張
器 30 カニューレ 38 上面
開口部 40 スロット 41 内幅 42,44 内腔 43 外幅 45 高さ 50 関節
鏡 52 針 54 ナイ
フ 56 末端切断エッジ 58,59
非鋭端 60,61 壁部 62 連結
部 64,66 上面 68 リム 100 小骨 102 第
1ライン 104,114 しわ 106 第
2ライン 108,112 点 110 か
ぎ状突起 111 屈筋支帯 116 正
中神経 118 切開部 120 長
掌腱
Claims (8)
- 【請求項1】 閉鎖した一端(34)と、開放した他端
(36)と、上記閉鎖端(34)に隣接する点から上記
開放端に隣接する点まで長手方向に形成されたスロット
(40)とを備えたカニューレ(30)を有し、 上記スロット(40)は、実質的にその全長にわたって
D字形の断面形状を有し、 上記D字形の平坦部は、上記長手方向におけるスロット
(40)のリム(68)に沿っていることを特徴とする
内視鏡的外科処置用器具。 - 【請求項2】 上記スロット(40)の、長手方向にお
ける各内側面は、該各内側面の所定部において縦方向に
も横方向にも平行であることを特徴とする請求項1記載
の内視鏡的外科処置用器具。 - 【請求項3】 上記カニューレ(30)は、さらに、そ
の外面がD字形の断面形状であることを特徴とする請求
項1記載の内視鏡的外科処置用器具。 - 【請求項4】 使用の際には、上記スロット(40)
は、患者の体内の第1点から上記患者の体外の第2点ま
で、上記カニューレ(30)に沿って延在することを特
徴とする請求項1記載の内視鏡的外科処置用器具。 - 【請求項5】 上記カニューレ(30)は、その断面に
おいて、 第1直立壁部(60)と、 上記第1直立壁部(60)に対して、平行でありかつ間
隔のある第2直立壁部(61)と、 上記第1直立壁部(60)の一端と上記第2直立壁部
(61)の一端とを接続する実質半円形の第3壁部(6
2)とを有しており、 上記第3壁部(62)の湾曲部の半径は、上記第1壁部
(60)と上記第2壁部(61)間の距離の2分の1に
実質等しいことを特徴とする請求項1記載の内視鏡的外
科処置用器具。 - 【請求項6】 閉鎖した一端(34)と開放した他端
(36)とを有する細長いカニューレ(30)を有し、 上記カニューレ(30)の表面には、上記閉鎖端(3
4)に隣接する点から上記開放端(36)に隣接する点
まで、長手方向に溝(40)が形成されており、上記溝
(40)の各側面上にはそれぞれ、平坦な組織接触面が
設けられており、 上記それぞれの組織接触面によって、上記長手方向の溝
(40)のリム(68)の、選択された組織との接触状
態からのずれと、上記カニューレ(30)の、上記カニ
ューレ(30)の軸を中心とする回転とが阻止されてい
ることを特徴とする内視鏡的外科処置用器具。 - 【請求項7】 上記それぞれの平坦な組織接触面は、同
一平面内にあることを特徴とする請求項6記載の内視鏡
的外科処置用器具。 - 【請求項8】 上記リム(68)は、さらに、上記平坦
な組織接触面に隣接していて上記溝(40)の末端及び
基端それぞれの位置にある基端横断面と末端横断面とを
有することを特徴とする請求項7記載の内視鏡的外科処
置用器具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/823,792 US5273024A (en) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | Method and apparatus for performing endoscopic surgery |
US823792 | 1992-01-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253231A true JPH05253231A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=25239737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5009046A Pending JPH05253231A (ja) | 1992-01-22 | 1993-01-22 | 内視鏡的外科処置用器具 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5273024A (ja) |
EP (1) | EP0552980B1 (ja) |
JP (1) | JPH05253231A (ja) |
AT (1) | ATE151252T1 (ja) |
CA (1) | CA2087820A1 (ja) |
DE (1) | DE69309509T2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JP2011507618A (ja) * | 2007-12-21 | 2011-03-10 | スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド | カニューレ |
JP2012518488A (ja) * | 2009-02-23 | 2012-08-16 | マイクロエア サージカル インストゥルメンツ,インコーポレイティド | 手根管開放又は組織切開用のプローブ |
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