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JPH05245372A - 窒素酸化物接触還元用触媒 - Google Patents

窒素酸化物接触還元用触媒

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Publication number
JPH05245372A
JPH05245372A JP4020304A JP2030492A JPH05245372A JP H05245372 A JPH05245372 A JP H05245372A JP 4020304 A JP4020304 A JP 4020304A JP 2030492 A JP2030492 A JP 2030492A JP H05245372 A JPH05245372 A JP H05245372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
perovskite compound
water
honeycomb
mixture
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Granted
Application number
JP4020304A
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English (en)
Other versions
JP2838336B2 (ja
Inventor
Tadao Nakatsuji
忠夫 仲辻
Hiromasu Shimizu
宏益 清水
Ritsu Yasukawa
律 安川
Fujio Suganuma
藤夫 菅沼
Akihiro Kitatsume
章博 北爪
Hiroshi Tsuchida
裕志 土田
Tatsuhiko Ito
建彦 伊藤
Hideaki Hamada
秀昭 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Oil Co Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Sakai Chemical Industry Co Ltd
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Cosmo Oil Co Ltd
Petroleum Energy Center PEC
Sakai Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology, Cosmo Oil Co Ltd, Petroleum Energy Center PEC, Sakai Chemical Industry Co Ltd filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
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Priority to US07/944,106 priority patent/US5380692A/en
Priority to EP92115572A priority patent/EP0532024B1/en
Publication of JPH05245372A publication Critical patent/JPH05245372A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工場、自動車等から排出される排ガスに含まれ
る有害な窒素酸化物を酸素の存在下において効率よく接
触還元することができる触媒を提供するにある。 【構成】一般式 【化1】 (式中、AはLa、Y、Ce、Pr、Nd、Pm、S
m、Eu及びGdよりなる群から選ばれる少なくとも1
種の元素を示し、BはNa、K、Bi、Th、Ba、S
r、Ca、Mg、Pb、Zn及びAgよりなる群から選
ばれる少なくとも1種の元素を示し、CはMn、Co、
Fe、Ni、Cr、Cu、V、Mo、W、Ta、Li、
Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、Ru及びPtよりなる
群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、0≦X≦
1である。)で表わされるペロブスカイト型複合酸化物
が固体酸担体に担持されてなり、炭化水素及び/又は含
酸素化合物を還元剤として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は窒素酸化物接触還元用触
媒に関し、詳しくは、工場、自動車等から排出される排
ガスの中に含まれる有害な窒素酸化物を還元除去する際
に用いて好適な炭化水素及び/又は含酸素化合物を還元
剤として使用する窒素酸化接触還元用触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排ガス中に含まれる窒素酸化物
は、窒素酸化物を酸化した後、アルカリに吸収させる方
法や、アンモニア、水素、一酸化炭素、炭化水素等の還
元剤を用いて、窒素に変換する方法等によつて除去され
ている。しかしながら、前者の方法によれば、生成する
アルカリ廃液を処理して、公害の発生を防止する方策が
必要である。他方、後者の方法によれば、還元剤として
アンモニアを用いるときは、これが排ガス中のイオウ酸
化物と反応して塩類を生成し、その結果、触媒の還元活
性が低下する問題がある。また、水素、一酸化炭素、炭
化水素等を還元剤として用いる場合でも、これらが低濃
度に存在する窒素酸化物よりも高濃度に存在する酸素と
反応するため、窒素酸化物を低減するためには多量の還
元剤を必要とするという問題がある。
【0003】このため、最近では、還元剤の不存在下に
窒素酸化物を触媒にて直接分解する方法も提案されてい
るが、しかし、従来知られているそのような触媒は、窒
素酸化物分解活性が低いために実用に供し得ないという
問題がある。また、炭化水素や含酸素化合物を還元剤と
して用いる新たな窒素酸化物接触還元用触媒として、H
型ゼオライトやCuイオン交換ZSM−5等が提案され
ている。特に、H型ZSM−5(SiO2 /Al2 3
モル比=30〜40)が最適であるとされている。しか
しながら、このようなH型ZSM−5でも、未だ十分な
還元活性を有するものとはいい難く、より高い還元活性
を有する窒素酸化物接触還元用触媒が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな事情に鑑みてなされたものであつて、その目的とす
るところは、炭化水素や含酸素化合物を還元剤として用
いる場合に、酸素の共存下において窒素酸化物が炭化水
素や含酸素化合物と選択的に反応するため、多量の還元
剤を用いることなく、排ガス中の窒素酸化物を効率よく
還元することができる窒素酸化物接触還元用触媒を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る炭化水素及び/又は含酸素化合物を還元剤として用い
る窒素酸化物接触還元用触媒は、一般式
【0006】
【化4】
【0007】(式中、AはLa、Y、Ce、Pr、N
d、Pm、Sm、Eu及びGdよりなる群から選ばれる
少なくとも1種の元素を示し、BはNa、K、Bi、T
h、Ba、Sr、Ca、Mg、Pb、Zn及びAgより
なる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Cは
Mn、Co、Fe、Ni、Cr、Cu、V、Mo、W、
Ta、Li、Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、Ru及び
Ptよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示
し、0≦X≦1である。)で表わされるペロブスカイト
型複合酸化物がゼオライト、メタロシリケート、結晶性
ケイ酸リン酸アルミニウム(SAPO)、結晶性リン酸
アルミニウム(ALPO)、結晶性リン酸金属アルミニ
ウム(MAPO)、アルミナ、チタニア、ジルコニア、
シリカ−アルミナ等の固体酸担体に担持されてなること
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明による炭化水素及び/
又は含酸素化合物を還元剤として用いる窒素酸化物接触
還元用触媒は、一般式
【0009】
【化5】
【0010】(式中、AはLa、Y及びCeよりなる群
から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、BはNa、
K、Bi、Th、Ba、Sr、Ca、Mg、Pb、Zn
及びAgよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素
を示し、CはMn、Co、Fe、Ni、Cr、Cu、
V、Mo、W、Ta、Li、Ti、Zr、Nb、Pd、
Rh、Ru及びPtよりなる群から選ばれる少なくとも
1種の元素を示し、0≦X≦1である。)で表わされる
ペロブスカイト型複合酸化物がゼオライト、メタロシリ
ケート、結晶性ケイ酸リン酸アルミニウム(SAP
O)、結晶性リン酸アルミニウム(ALPO)、結晶性
リン酸金属アルミニウム(MAPO)、アルミナ、チタ
ニア、ジルコニア、シリカ−アルミナ等の固体酸担体に
担持されてなることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明による炭化水素及び/
又は含酸素化合物を還元剤として用いる窒素酸化物接触
還元用触媒は、一般式
【0012】
【化6】
【0013】(式中、AはLa又はCeを示し、BはB
a、Sr、Ca、Mg、Pb、Zn又はAgを示し、C
はMn又はCoを示し、C’はFe、Ni、Cr、C
u、V、Mo、W、Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、R
u又はPtを示し、0≦X≦1、0≦Y≦1である。)
で表わされるペロブスカイト型複合酸化物がゼオライ
ト、メタロシリケート、結晶性ケイ酸リン酸アルミニウ
ム(SAPO)、結晶性リン酸アルミニウム(ALP
O)、結晶性リン酸金属アルミニウム(MAPO)、ア
ルミナ、チタニア、ジルコニア、シリカ−アルミナ等の
固体酸担体に担持されてなることを特徴とする。
【0014】本発明における固体酸担体とは、触媒が使
用される温度領域において固体酸性を示す担体をいう。
固体酸性の確認は、アンモニアを用いた昇温脱離法や、
アンモニア又はピリジンを用いる in situ FTIR
(フーリエ変換赤外線吸収スペクトル)法によりなされ
る。固体酸担体としては、次に示すゼオライト系固体酸
担体や酸化物系固体酸担体等がある。
【0015】ゼオライト系固体酸担体は、Na−モルデ
ナイト、Na−ZSM−5、Na−USY(USY:ウ
ルトラステイブル又は超安定Y型ゼオライト)、ゼオラ
イト中のアルミニウムの一部又は全部を他の金属元素、
特に、鉄、ガリウム、亜鉛、ランタン、銅、モリブデ
ン、クロム、ゲルマニウム、チタン、ホウ素等にて置換
されたメタロシリケート等、耐熱性にすぐれるゼオライ
トを硫酸アンモニウム等のアンモニウム塩の水溶液又は
硫酸等の酸で処理して、ゼオライト中のアルカリ金属の
一部又は全部をアンモニウムイオン又は水素イオンにて
イオン交換することによつて得ることができる。アンモ
ニウムイオンでイオン交換する方法による場合は、最後
に焼成処理を必要とする。
【0016】ゼオライト系固体酸担体の一例として、例
えば、次式
【0017】
【化7】
【0018】で表わされるモルデナイト型ゼオライトを
酸処理して得られる酸型モルデナイトであつて、SiO
2 /Al2 3 モル比が13〜20であり、且つ、Si
2 /H2 Oモル比が25〜200である酸型モルデナ
イトを挙げることができる。但し、上式中、Mはアルカ
リ金属イオンを示し、rはゼオライトの合成条件により
変動する値である。
【0019】また、ゼオライト系固体酸担体の他の一例
として、例えば、次式
【0020】
【化8】
【0021】で表わされるゼオライト中のイオンMの一
部又は全部をチタンイオン(Ti4+)、ジルコニウムイ
オン(Zr4+)又はスズイオン(Sn4+)にて交換して
得られるゼオライトを挙げることができる。但し、上式
中、M’はアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオ
ン又は水素イオンを示し、nA=p(nはイオンMの価
数である。)、q/p≧5である。
【0022】酸化物系固体酸担体としては、Al
2 3 、TiO2 、TiO2 /SO4 --、ZrO2 、Z
rO2 /SO4 --等の単一金属酸化物や、SiO2 /A
2 3 、TiO2 /Al2 3 、TiO2 /ZrO2
等の複合酸化物等が挙げられる。これらの中では、耐熱
性の点から、Al2 3 、ZrO2 、SiO2 /Al2
3が好ましい。
【0023】固体酸担体の他の例としては、ゼオライト
類似の多孔構造又は層状構造を有する一種の結晶性リン
酸アルミニウム(ALPO)や、その近縁物質である結
晶性ケイ酸リン酸アルミニウム(SAPO)、ALPO
のリン又はリン−アルミニウムの一部をチタン、鉄、マ
グネシウム、亜鉛、マンガン、コバルト等の金属で置換
した結晶性リン酸金属アルミニウム(MAPO)等を挙
げることができる。
【0024】ALPO型のリン酸塩は、上記のリン酸源
及び金属源と、シリカ、シリカゾル、ケイ酸ナトリウム
等のなかから選ばれた所望の組合せに、アミン、第四級
アンモニウム等の所謂テンプレートを混合した原料か
ら、ゼオライトを合成する場合と類似した条件下で、水
熱合成法によつて調製することができる。ゼオライトを
合成する場合との主な相違点は、一般に、より高温(概
ね150℃以上)でpH酸性領域で合成されることであ
る。
【0025】ALPOタイプのリン酸塩の組成は、一般
に、Al2 3 ・(0.8〜1.2)・P2 5 ・nH2
で表わされる。また、SAPO又はMAPOの場合にお
いては、置換するシリカ及び金属の最大量は、アルミニ
ウム及びリンの総量の約1/10程度であるが、本発明
においては、必ずしもこの組成範囲に入つていないも
の、即ち、非晶質を含んでいるものを使用してもよい。
【0026】水熱合成法により得られるALPO型のリ
ン酸塩を担体として使用する場合は、一般に、水洗、乾
燥した後、空気中で焼成して、残存しているテンプレー
トを焼却除去したものが使用される。本発明による触媒
は、例えば、次に示す(1)、(2)又は(3)の方法
によつて調製することができる。 (1)固体酸担体を分散させたスリラー中に、La、C
e、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Na、
K、Bi、Th、Ba、Sr、Ca、Mg、Pb、Z
n、Ag、Mn、Co、Fe、Ni、Cr、Cu、V、
Mo、W、Ta、Li、Ti、Zr、Nb、Pd、R
h、Ru又はPtの硝酸塩等の水溶性塩や、これらのア
ルコキシドのアルコール溶液を投入し、これらを中和或
いは加水分解させるか、又はスプレードライ法やフリー
ズドドライ法等によつて、固体酸担体にこれらの複合金
属種の水酸化物等のペロブスカイト化合物の前駆体を担
持させ、次いで、濾過、水洗、リパルプを繰り返し行な
つた後、乾燥し、焼成する。 (2)固体酸担体と別途調製したペロブスカイト化合物
とを遊星ミル等によつて十分に湿式粉砕混合する。 (3)固体酸担体の水溶性塩又は水酸化物等の前駆体
と、La、Ce、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、
Gd、Na、K、Bi、Th、Ba、Sr、Ca、M
g、Pb、Zn、Ag、Mn、Co、Fe、Ni、C
r、Cu、V、Mo、W、Ta、Li、Ti、Zr、N
b、Pd、Rh、Ru又はPtの硝酸塩等の水溶性塩や
アルコキシドのアルコール溶液とを均質に混合した溶液
を中和又は加水分解させる方法等によつて沈殿物を生成
させ、次いで、この沈澱物を濾過、水洗、リパルプを繰
り返し行なつた後、乾燥し、焼成する。
【0027】以上の方法において、ペロブスカイト化合
物の生成温度は低い方が好ましい。その理由は、その生
成温度が低い程、大きな比表面積を有するペロブスカイ
ト化合物が得られ、固体酸担体とペロブスカイト化合物
を構成する元素との反応により固体酸担体の固体酸性が
変質したり、ペロブスカイト化合物の生成量の低下によ
り触媒の活性が低下したりすることを回避することがで
きるからである。
【0028】従つて、Al2 3 、TiO2 等のように
ペロブスカイト化合物を構成する元素との反応性が高い
固体酸担体を用いる場合にあつては、固体酸担体を構成
する元素とペロブスカイト化合物を構成する元素との均
質性を高める(3)の方法は好ましくない。一般的に
は、(1)の方法が好ましいが、(2)の方法によつて
もかなりに高い活性を示す触媒を得ることができる。
【0029】ペロブスカイト化合物の好適な担持量は、
このペロブスカイト化合物と固体酸担体との総重量に対
して、0.1〜60重量%であり、より好適な担持量は、
5〜50重量%である。ペロブスカイト化合物の担持量
が60重量%を越えても、そのような増量に応じた添加
効果が得られないばかりでなく、酸素が共存する反応系
においては、酸素による炭化水素や含酸素化合物の消耗
が多くなる。一方、担持量が0.1重量%よりも少ないと
きは、触媒の還元活性を十分に向上させることができな
い。
【0030】本発明による触媒は、従来、知られている
成形方法によつて、ハニカム状、球状等の種々の形状に
成形することができる。この成形の際に、成形助剤、成
形体補強体、無機繊維、有機バインダー等を適宜配合し
てもよい。また、予め成形された基材上にウオツシユコ
ート法等によつて被覆担持させることもできる。更に、
従来、知られているその他の触媒の調製法によることも
できる。
【0031】本発明の実施において、還元剤として使用
する炭化水素の具体例としては、気体状のものとして、
メタン、エタン、ブチレン等の炭化水素ガスが、液体状
のものとして、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ヘプタ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の単一成分系の炭
化水素や、ガソリン、灯油、軽油、重油等の鉱油系炭化
水素等が挙げられる。特に好適な炭化水素としては、ア
セチレン、メチルアセチレン、1−ブチン等の低級アル
キン、エチレン、プロピレン、イソブチレン、1−ブテ
ン、2−ブテン等の低級アルケン、ブタジエン、イソプ
レン等の低級ジエン、プロパン、ブタン等の低級アルカ
ン等が挙げられる。
【0032】炭化水素の好適な添加量は、その種類によ
つて異なるが、窒素酸化物に対するモル比にて0.1〜2
程度である。0.1未満であるときは、十分な還元活性を
得ることができず、他方、モル比が2を越えるときは、
未反応の炭化水素の排出量が多くなるために、これを回
収するための後処理が必要となる。また、本発明の実施
において還元剤として使用する含酸素化合物とは、酸素
元素を分子内に有する有機化合物のことである。その具
体例としては、メチルアルコール、エチルアルコール、
プロピルアルコール、オクチルアルコール等のアルコー
ル類、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジプロピ
ルエーテル等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、
油脂類等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン類等が挙げられる。好適な含酸素化合物とし
ては、メチルアルコール、エチルアルコール等の低級ア
ルコールが挙げられる。
【0033】上記炭化水素及び含酸素化合物は、それぞ
れ一種を単独で用いてもよく、必要に応じて二種以上併
用してもよい。また、炭化水素と含酸素化合物とを一種
又は二種以上併用するようにしてもよい。尚、排ガス中
に存在する燃料等の未燃焼物乃至不完全燃焼生成物、即
ち、炭化水素類やパテイキユレート類等も還元剤として
有効であり、これらも本発明における炭化水素に含まれ
る。このことから、見方を変えれば、本発明による触媒
は、排ガス中の炭化水素類やパテイキユレート類等の減
少或いは除去触媒としても有用であるということができ
る。
【0034】上記還元剤が窒素酸化物に対して選択的還
元反応を示す温度は、含酸素化合物<アルキン<アルケ
ン<芳香族系炭化水素<アルカンの順に高くなる。ま
た、同系の炭化水素においては、炭素数が大きくなるに
従つて、その温度は低くなる。本発明による触媒が窒素
酸化物に対して還元活性を示す最適な温度は、使用する
還元剤や触媒種により異なるが、通常、100〜800
℃である。この温度領域においては、空間速度(SV)
500〜100000程度で排ガスを流通させることが
好ましい。本発明において特に好適な温度領域は200
〜600℃である。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 (1)触媒の調製 実施例1 硝酸ランタン6水和物(La(NO3 2 ・6H2 O)
101.05g、酢酸マンガン4水和物(Mn(Ac)2
4H2 O(Ac=CH3 COO、以下、同じ。))28.
60g、硝酸ストロンチウム(Sr(NO3 2 )74.
08g及び硝酸コバルト6水和物(Co(NO3 2
6H2 O)135.83gを水500mlに溶解させて、水
溶液を調製した。
【0036】この水溶液に十分に攪拌しながら、濃度1
21g/1の水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10
とした。沈殿反応終了後、18時間攪拌を続けて、熟成
を行なつた。その後、濾過、水洗、リパルプを濾液の導
電率がリパルプ用水とほぼ同じになるまで繰り返した。
得られた濾過ケーキを120℃で18時間乾燥し、次い
で、700℃で3時間焼成した。
【0037】得られた焼成物のX線回折の結果、ペロブ
スカイト結晶相が生成していることが確認された。ま
た、この焼成物のBET法による比表面積(以下の比表
面積の測定も同法による。)は23.7m2/gであつた
(La0.4 Sr0.6 Co0.8 Mn 0.2 3 )。このよう
にして得たペロブスカイト化合物30gと、硫酸法酸化
チタン工程から得たメタチタン酸(TiO2 ・H2 O)
を600℃で3時間焼成して得た活性酸化チタン(比表
面積104.2m2/g)100gとの混合物に水100g
を加え、遊星ミルにて30分間粉砕混合し、更に、水で
粘度調整して、ウオツシユコート用スラリーを得た。こ
のスラリーを1.25mmピツチのコージユライト社製のハ
ニカム(以下、このハニカムを単にハニカムと称す
る。)に塗布して触媒を担持させ、試作サンプル(A−
1)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc
当たり0.116gであつた。 実施例2 硝酸ランタン6水和物89.5gと酢酸マンガン4水和物
50.66gを用いて、実施例1と同様にして、ペロブス
カイト化合物(LaMnO3 )を得た。このペロブスカ
イト化合物の比表面積は29.1m2/gであつた。
【0038】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製のγ−アルミナ(A−11)10
0gとの混合物に水を100g加えてスラリーを得、こ
れをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプ
ル(A−2)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニ
カム1cc当たり0.094gであつた。 実施例3 硝酸ランタン6水和物71.60g、硝酸鉛(Pb(NO
3 2 )13.69g及び酢酸マンガン4水和物50.66
gを混合し、800℃で3時間焼成した以外は、実施例
1と同様の方法にて、ペロブスカイト化合物(La0.8
Pb0.2 MnO 3 )を得た。このペロブスカイト化合物
の比表面積は23.7m2/gであつた。
【0039】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製のγ−アルミナ(A−11)10
0gとの混合物に水100g加えてスラリーを得、これ
をハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル
(A−3)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニカ
ム1cc当たり0.117gであつた。 実施例4 硝酸ランタン6水和物88.07g及び硝酸コバルト6水
和物(Co(NO3 2 ・6H2 O)59.19gを混合
し、800℃で3時間焼成した以外は、実施例1と同様
の方法にて、ペロブスカイト化合物(LaCoO3 )を
得た。このペロブスカイト化合物の比表面積は17.4m2
/gであつた。
【0040】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−23)
100gとの混合物に水100gを加えてスラリーを
得、これをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作
サンプル(A−4)を得た。このときの触媒の担持量
は、ハニカム1cc当たり0.113gであつた。 実施例5 硝酸セリウム6水和物(Ce(NO3 2 ・6H2 O)
70.65g、硝酸バリウム(Ba(NO3)2 )10.63
g及び硝酸コバルト6水和物59.19gを用い、実施例
1と同様の方法にて、ペロブスカイト化合物(Ce0.8
Ba0.2 CoO 3 )を得た。このペロブスカイト化合物
の比表面積は23.0m2/gであつた。
【0041】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−23)
との混合物に水100gを加えてスラリーを得、これを
ハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル
(A−5)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニカ
ム1cc当たり0.130gであつた。 実施例6 硝酸ランタン6水和物90.84g、酢酸マンガン4水和
物25.71g及び四塩化チタン水溶液(Tiとして14.
82g/100ml濃度の水溶液)339.0mlを用い、実
施例1と同様の方法により、ペロブスカイト化合物(L
aMn0.5 Ti 0.5 3 )を得た。このペロブスカイト
化合物の比表面積は25.3m2/gであつた。
【0042】このようにして得たペロブスカイト化合物
10gと日本アロジル社製シリカ−アルミナ(COK−
84)100gとの混合物に水100gを加えてスラリ
ーを得、これをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、
試作サンプル(A−5)を得た。このときの触媒の担持
量は、ハニカム1cc当たり0.098gであつた。 実施例7 (ペロブスカイト化合物の調製)白水化学工業社製のL
aエトキシドのエタノール溶液(La2 3 として73
g/l濃度の溶液)100.0ml、同社製のBaエトキシ
ドのエタノール溶液(BaOとして79g/l濃度の溶
液)21.74ml、同社製のNiエトキシドのエタノール
溶液(NiOとして67g/l濃度の溶液)49.95ml
及びCoエトキシドのエタノール溶液(CoOとして9
1g/l濃度の溶液)9.22mlを混合し、十分に攪拌し
ながら、これに1重量%のアンモニア水溶液を徐々に滴
下し、加水分解させた。
【0043】次いで、これを均一に混合しながら蒸発乾
固させ、600℃で3時間焼成して、ペロブスカイト化
合物(La0.8 Ba0.2 Co0.8 Ni0.2 3 )を得
た。このペロブスカイト化合物の比表面積は36.9m2
gであつた。 (SAPO−34の調製)水129.6gに攪拌しながら
細かく砕いたアルミニウムイソプロポキシド90.7gを
少量ずつ加え、均一になるまで攪拌混合した。この混合
液に85%リン酸水溶液51.3gを滴下し、均一になる
まで攪拌混合した後、更に50%シリカゾル16.0gを
加え、均一になるまで十分に攪拌混合した。
【0044】次いで、水酸化テトラエチルアンモニウム
81.6gを加え、十分に攪拌混合した。この混合物をオ
ートクレーブに仕込み、200℃で24時間反応させた
後、生成物を濾過分離し、更に水洗、乾燥した後、50
0℃で3時間、空気中で焼成して、SAPO−34を得
た。このSAPO−34は、Si、Al及びPをそれぞ
れ9.5重量%、18.0重量%及び19.0重量%含有する
ものであつた。
【0045】このようにして得たペロブスカイト化合物
25gと上記SAPO−34の100gとの混合物に水
100gを加えてスラリーを得、これをハニカムに塗布
し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−7)を得
た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.
138gであつた。 実施例8 硝酸ランタン6水和物101.05g、硝酸ストロンチウ
ム(Sr(NO3 2)74.08g、硝酸コバルト6水
和物135.83g及び硝酸第一鉄6水和物(Fe(NO
3 2 ・6H2 O)33.60gを混合し、実施例1と同
様の方法にて、ペロブスカイト化合物(La0.4 Sr
0.6 Co0.8 Fe0.2 3 )を得た。このペロブスカイ
ト化合物の比表面積は21.6m2/gであつた。
【0046】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製のγ−アルミナ(A−11)10
0gとの混合物に水100gを加えてスラリーを得、こ
れをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプ
ル(A−8)を得た。このときのスラリーの塗布量は、
ハニカム1cc当たり0.098gであつた。 実施例9 硝酸ランタン6水和物202.10g、硝酸亜鉛6水和物
(Zn(NO3 2 ・6H2 O)28.41g、硝酸コバ
ルト6水和物135.83g及び硝酸第二銅3水和物(C
u(NO3 2 ・3H2 O)28.19gを混合し、実施
例1と同様の方法にて、ペロブスカイト化合物(La
0.8 Zn0.2 Co0.8 Cu0.2 3 )を得た。このペロ
ブスカイト化合物の比表面積は、17.3m2/gであつ
た。
【0047】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水を100g加えてスラリーを得、これ
をハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル
(A−9)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニカ
ム1cc当たり0.083gであつた。 実施例10 硝酸ランタン6水和物202.10g、硝酸銀(AgNO
3 )19.82g、硝酸コバルト6水和物135.83g及
び硝酸ジルコニウム5水和物(Zr(NO3 4 ・5H
2 O)69.87gを混合し、実施例1と同様の方法に
て、ペロブスカイト化合物(La0.8 Ag0.2 Co0.8
Zn0.2 3 )を得た。このペロブスカイト化合物の比
表面積は、17.3m2/gであつた。
【0048】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水100gを加えてスラリーを得、これ
をハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル
(A−10)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニ
カム1cc当たり0.097gであつた。 実施例11 (ペロブスカイト化合物の調製)硝酸ランタン6水和物
101.05g、硝酸ストロンチウム74.08g、硝酸コ
バルト6水和物135.83g及び硝酸クロム(Cr(N
3 3 )27.79gを混合し、実施例1と同様の方法
にて、ペロブスカイト化合物(La0.4 Sr0.6Co
0.8 Cr0.2 3 )を得た。このペロブスカイト化合物
の比表面積は、20.3m2/gであつた。 (ALPO−5の調製)85%リン酸69.2gと水17
8gとの混合物に擬ベーマイト粉末(アルミナ67%及
び酢酸9.5%を含む。)45.8gを少量ずつ加え、均一
になるまで攪拌混合した。この液にトリプロピルアミン
43.8gを加え、均一になるまで攪拌混合した。この混
合物をオートクレーブに仕込み、150℃で70時間攪
拌反応させた後、生成物を濾過分離し、水洗、乾燥し
た。この後、500℃で3時間空気中で焼生して、AL
PO−5を得た。このALPO−5は、Al及びPをそ
れぞれ18.0重量%及び22.0重量%含有する組成のも
のであつた。
【0049】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと上記ALPO−5の100gのとの混合物に水
100gを加えてスラリーを得、これをハニカムに塗布
し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−11)を得
た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.
104gであつた。 実施例12 (ペロブスカイト化合物の調製)硝酸ランタン6水和物
101.05g、硝酸ストロンチウム74.08g、硝酸コ
バルト6水和物135.83g及び五塩化ニオブ塩酸水溶
液(Nbとして50g/l濃度の塩酸水溶液)216.8
1mlを混合し、実施例1と同様の方法にて、ペロブスカ
イト化合物(La0.4 Sr0.6 Co0.8 Nb0.2 3
を得た。このペロブスカイト化合物の比表面積は、18.
9m2/gであつた。 (MAPO−5の調製)酢酸第一マンガン4.9gと酢酸
第二銅4.1gとを水129gに溶解した液に、攪拌しな
がら細かく砕いたアルミニウムイソプロポキシド56.3
gを少量ずつ加え、均一になるまで攪拌混合した。
【0050】この液に、85%リン酸55.4g、ジエチ
ルエタノールアミン56.3g及び水55.5gからなる混
合物を攪拌しながら少量ずつ加え、均一になるまで攪拌
混合した。この液をオートクレープに仕込み、200℃
で25時間反応させた後、生成物を濾過分離し、水洗、
乾燥した。この後、500℃で3時間空気で焼成してM
APO−5を得た。このMAPO−5は、Al、P、M
n及びCuをそれぞれ19.0重量%、19.0重量%、2.
8重量%及び4.4重量%含有する組成のものであつた。
【0051】このようにして得たペロブスカイト化合物
25gと上記MAPO−5の100gとの混合物に水1
00gを加えてスラリーを得、これをハニカムに塗布
し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−12)を得
た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.
116gであつた。 実施例13 実施例1において、活性酸化チタンに代えて、水酸化ジ
ルコニウムを600℃で3時間焼成して得た酸化ジルコ
ニウム(ZrO2 、比表面積148.3m2/g)を用いた
以外は、実施例1と同様にして、試作サンプル(A−1
3)を得た。このときの触媒の担持量は1cc当たり0.1
39gであつた。 実施例14 (ペロブスカイト化合物の調製)硝酸ランタン6水和物
88.07g、硝酸ストロンチウム10.76g及び酢酸コ
バルト4水和物50.66gを500mlの水に溶解させて
水溶液を調製した。この水溶液に十分に攪拌しながら、
濃度121g/1の水酸化ナトリウム水溶液を滴下し
て、液のpHを10とした。沈殿反応終了後、18時間攪
拌を続け、熟成を行なつた。その後、濾過、水洗、リパ
ルプを濾液の導電率がリパルプ用水とほぼ同じになるま
で繰り返した後、得られた濾過ケーキを120℃で18
時間乾燥させた。
【0052】この乾燥物を粉砕し、これにシユウ酸バナ
ジル水溶液(Vとして100g/1濃度の水溶液)25.
90mlを加え、十分に混練した後、蒸発乾固させ、12
0℃で18時間乾燥させ、次いで、850℃で3時間焼
成して、ペロブスカイト化合物(La0.8 Sr0.2 Co
0.8 0.2 3 )を得た。このペロブスカイト化合物の
比表面積は、12.8m2/gであつた。 (シリカ−ジルコニアの調製)日産化学社製のシリカゾ
ルO型(SiO2 として20重量%濃度)100.0gと
塩化ジルコニウム(ZrCl4 )97.20gを攪拌しな
がら、十分に混合し、水にて総量を500mlとした。こ
の液に121g/1濃度の水酸化ナトリウム水溶液を滴
下し、pHを10とした。沈殿反応終了後、18時間攪拌
を続け、その後、濾過、水洗、リパルプを繰り返して、
濾過ケーキを得た。この濾過ケーキを120℃で18時
間乾燥し、3時間焼成した。得られたシリカ−ジルコニ
アの比表面積は297m2/gであつた。
【0053】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと上記シリカ−ジルコニア100gとの混合物に
水を100g加え、遊星ミルにて30分間粉砕混合し、
更に、水で粘度調整して、ウオツシユコート用スラリー
を得た。このスラリーをハニカムに塗布し、触媒を担持
させて、試作サンプル(A−14)を得た。このときの
触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.127gであつ
た。 実施例15 (ペロブスカイト化合物の調製)実施例14において、
シユウ酸バナジル水溶液に代えて、モリブデン酸アンモ
ニウムのアンモニア性水溶液(MoO2 として25g/
1濃度の水溶液)260.22mlを用いた以外は、実施例
14と同様にして、ペロブスカイト化合物(La 0.8
0.2 Co0.8 Mo0.2 3 )を得た。このペロブスカ
イト化合物の比表面積は、11.4m2/gであつた。 (Zr−モルデナイトの調製)日本化学社製のNaモル
デナイト(NM−100P)100gを硝酸ジルコニル
水溶液(ZrO2 として100g/1濃度の水溶液)に
浸漬し、攪拌しながら70℃に1時間保持し、NaをZ
rとイオン交換させた。濾過、水洗して得たゼオライト
ケーキを乾燥させた後、650℃で4時間焼成した。こ
のゼオライト(Zr−モルデナイト)のZr含有量は3.
3重量%であり、また、比表面積は391m2/gであつ
た。
【0054】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと上記Zr−モルデナイト100gとの混合物に
水を100gを加え、遊星ミルにて30分間粉砕混合
し、皿に、水で粘度調整して、ウオツシユコート用スラ
リーを得た。このスラリーをハニカムに塗布し、触媒を
担持させて、試作サンプル(A−15)を得た。このと
きの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.135gで
あつた。 実施例16 実施例14において、シユウ酸バナジル水溶液に代え
て、メタタングステン酸アンモニウム水溶液(WO3
して50重量%の水溶液)23.58gを用いた以外は、
実施例14と同様にして、ペロブスカイト化合物(La
0.8 Sr0.2 Co 0.8 0.2 3 )を得た。このペロブ
スカイト化合物の比表面積は、13.6m2/gであつた。
【0055】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水100gを加え、遊星ミルにて30分
間粉砕混合し、皿に、水で粘度調製して、ウオツシユコ
ート用スラリーを得た。このスラリーをハニカムに塗布
し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−16)を得
た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.
135gであつた。 実施例17 硝酸ランタン6水和物173.20g、硝酸ストロンチウ
ム126.98g、硝酸コバルト6水和物276.48g及
び塩化白金酸6水和物(H2 PtCl6 ・6H 2 O)2
5.90gを水1000mlに溶解させて水溶液を調製し
た。この水溶液に十分に攪拌しながら、濃度121g/
1の水酸化ナトリウム水溶液を滴下して、液のpHを10
とした。加水分解反応終了後、18時間攪拌を続けた。
この後、実施例1と同様にして、ペロブスカイト化合物
(La0.4 Sr0.6 Co0.95Pt0. 053 )を得た。こ
のペロブスカイト化合物の比表面積は、27.6m2/gで
あつた。
【0056】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水100gを加え、遊星ミルにて30分
間粉砕混合し、皿に、水で粘度調製して、ウオツシユコ
ート用スラリーを得た。このスラリーをハニカムに塗布
し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−17)を得
た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.
123gであつた。 実施例18 実施例17において、塩化白金酸6水和物に代えて、硝
酸ロジウム2水和物(Rh(NO3 3 ・2H2 O)1
6.25gを用いた以外は、実施例17と同様にして、ペ
ロブスカイト化合物(La0.4 Sr0.6 Co0.95Rh
0.053 )を得た。このペロブスカイト化合物の比表面
積は、29.6m2/gであつた。
【0057】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水を100g加え、遊星ミルにて30分
間粉砕混合し、更に、水で粘度調整してウオツシユコー
ト用スラリーを得た。このスラリーをハニカムに塗布
し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−18)を得
た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.
129gであつた。 実施例19 実施例17において、塩化白金酸6水和物に代えて、塩
化パラジウム(PdCl2 )8.67gを用いた以外は、
実施例17と同様にして、ペロブスカイト化合物(La
0.4 Sr0.6 Co0.95Pd0.053 )を得た。このペロ
ブスカイト化合物の比表面積は、28.5m2/gであつ
た。
【0058】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水を100g加え、遊星ミルにて30分
間粉砕混合し、更に、水で粘度調整してウオツシユコー
ト用スラリーを得た。このスラリーをハニカムに塗布
し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−19)を得
た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.
122gであつた。 実施例20 実施例17において、塩化白金酸6水和物に代えて、塩
化ルテニウム5水和物(RuCl4 ・5H2 O)16.1
5gを用いた以外は、実施例17と同様にしてペロブス
カイト化合物(La0.4 Sr0.6 Co0.95Ru
0.053 )を得た。このペロブスカイト化合物の比表面
積は、25.3m2/gであつた。
【0059】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水を100g加え、遊星ミルにて30分
間粉砕混合し、更に、水で粘度調整してウオツシユコー
ト用スラリーを得た。このスラリーをハニカムに塗布
し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−20)を得
た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.
129gであつた。 実施例21 実施例4において、ペロブスカイト化合物(LaCoO
3 )1gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−2
3)100gとを用いた以外は、実施例4と同様にし
て、試作サンプル(A−21)を得た。このときの触媒
の担持量は、ハニカム1cc当たり0.929gであつた。 実施例22 実施例4において、ペロブスカイト化合物(LaCoO
3 )10gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−2
3)100gとを用いた以外は、実施例4と同様にし
て、試作サンプル(A−22)を得た。このときの触媒
の担持量は、ハニカム1cc当たり0.948gであつた。 実施例23 実施例4において、ペロブスカイト化合物(LaCoO
3 )50gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−2
3)100gとを用いた以外は、実施例4と同様にし
て、試作サンプル(A−23)を得た。このときの触媒
の担持量は、ハニカム1cc当たり0.109gであつた。 実施例24 実施例4において、ペロブスカイト化合物(LaCoO
3 )50gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−2
3)50gとを用いた以外は、実施例4と同様にして、
試作サンプル(A−24)を得た。このときの触媒の担
持量は、ハニカム1cc当たり0.122gであつた。 実施例25 組成式Nax〔(AlO2 X ・(SiO2 Y 〕・Z
2 Oで表わされるナトリウム型ZSM−5(日本モー
ビル社製ZSM−5、Y/X=35)100gを0.02
5モル/1のTiOSO4 水溶液1リットル中に浸漬
し、十分に攪拌した。
【0060】これをオートクレーブ中にて攪拌しなが
ら、100℃/時の昇温速度で昇温し、125℃に1時
間保持し、TiOSO4 を加水分解させて、NaをTi
でイオン交換した後、濾別、水洗して、ゼオライトのケ
ーキを得た。次いで、このケーキを乾燥した後、650
℃で4時間焼成して、ゼオライトを得た。このゼオライ
ト中のTi含有量は、TiO2 として2.4重量%であつ
た。
【0061】このようにして得たTi−ZSM−5をH
型モルデナイトに代えて用いた以外は、実施例4と同様
にして、試作サンプル(A−25)を得た。このときの
触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.110gであつ
た。 実施例26 硝酸イツトリウム4水和物(Y(NO3 3 ・4H
2 O)173.49gと硝酸コバルト6水和物145.52
gを水500mlに溶解させて、水溶液を調製した。
【0062】この水溶液に十分に攪拌しながら、濃度1
21g/1の水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10
とした。沈殿反応終了後、18時間攪拌を続けて、熟成
を行なつた。その後、濾過、水洗、リパルプを濾液の導
電率がリパルプ用水とほぼ同じになるまで繰り返した。
得られた濾過ケーキを120℃で18時間乾燥し、次い
で、700℃で3時間焼成した。
【0063】得られた焼成物のX線回折の結果、ペロブ
スカイト結晶相が生成していることが確認された。ま
た、この焼成物の比表面積は18.5m2/gであつた(Y
CoO 3 )。このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと日本化学社製のH型モルデナイト(HM−2
3)100gとの混合物に水を100g加え、遊星ミル
にて30分間粉砕混合し、更に、水で粘度調整してウオ
ツシユコート用スラリーを得た。このスラリーをハニカ
ムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−2
6)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc
当たり0.102gであつた。 実施例27 硝酸ランタン6水和物89.5g、酢酸コバルト4水和物
41.19g及び酢酸マンガン4水和物10.13gを用い
て、実施例1と同様の方法にて、ペロブスカイト化合物
(LaCo0.8 Mn0.2 3 )を得た。このペロブスカ
イト化合物の比表面積は、24.8m2/gであつた。
【0064】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水を100g加えてスラリーを得、これ
をハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル
(A−27)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニ
カム1cc当たり0.106gであつた。 実施例28 硝酸ランタン6水和物135.80g、硝酸イツトリウム
4水和物(Y(NO33 ・4H2 O)108.82g、
硝酸ストロンチウム41.19g、酢酸コバルト4水和物
156.23g及び酢酸マンガン4水和物38.43gを用
いて、実施例26と同様の方法にて、ペロブスカイト化
合物(La0.4 0.4 Sr0.2 Co0.8Mn0.2 3
を得た。このペロブスカイト化合物の比表面積は、20.
4m2/gであつた。
【0065】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水を100g加えてスラリーを得、これ
をハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル
(A−28)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニ
カム1cc当たり0.111gであつた。 実施例29 硝酸ランタン6水和物17.90g、硝酸イツトリウム4
水和物28.69g、硝酸セリウム6水和物(Ce(NO
3 3 ・6H2 O)35.90g及び硝酸クロム49.22
gを混合し、次いで、800℃で3時間焼成した以外
は、実施例26と同様の方法にて、ペロブスカイト化合
物(La0.2 0.4 Ce0.4 CrO3 )を得た。このペ
ロブスカイト化合物の比表面積は、21.6m2/gであつ
た。
【0066】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−23)
100gとの混合物に水を100g加えてスラリーを
得、これをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作
サンプル(A−29)を得た。このときの触媒の担持量
は、ハニカム1cc当たり0.098gであつた。 実施例30 硝酸セリウム6水和物70.65g、硝酸バリウム(Ba
(NO3 2 )10.63g、硝酸第二銅3水和物(Cu
(NO3 2 ・3H2 O)24.57g及び硝酸クロム2
4.22gを用いて、実施例26と同様の方法にて、ペロ
ブスカイト化合物(Ce0.8 Ba0.2 Cu0.5 Cr0.5
3 )を得た。このペロブスカイト化合物の比表面積
は、19.3m2/gであつた。
【0067】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−23)
100gとの混合物に水を100g加えてスラリーを
得、これをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作
サンプル(A−30)を得た。このときの触媒の担持量
は、ハニカム1cc当たり0.126gであつた。 実施例31 硝酸ランタン6水和物72.67g、硝酸セリウム6水和
物18.22g、酢酸マンガン4水和物25.71g及び四
塩化チタン水溶液(Tiとして14.82g/100ml濃
度の水溶液)339.0mlを用いて、実施例26と同様の
方法にて、ペロブスカイト化合物(La0.8 Ce0.2
0.5 Ti0.5 3 )を得た。このペロブスカイト化合
物の比表面積は、23.1m2/gであつた。
【0068】このようにして得たペロブスカイト化合物
10gと日本アロジル社製シリカ−アルミナ(COK−
84)100gとの混合物に水を100g加えてスラリ
ーを得、これをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、
試作サンプル(A−31)を得た。このときの触媒の担
持量は、ハニカム1cc当たり0.095gであつた。 実施例32 硝酸ランタン6水和物101.05g、硝酸イツトリウム
4水和物80.97g、硝酸ストロンチウム24.69g、
硝酸ニツケル6水和物(Ni(NO3 2 ・6H2 O)
135.72g及び硝酸第一鉄6水和物33.60gを混合
し、実施例26と同様の方法にて、ペロブスカイト化合
物(La0.4 0.4 Sr0.2 Ni0.8 Fe0.2 3 )を
得た。このペロブスカイト化合物の比表面積は、24.0
m2/gであつた。
【0069】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと住友化学社製γ−アルミナ(A−11)100
gとの混合物に水を100g加えてスラリーを得、これ
をハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル
(A−32)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニ
カム1cc当たり0.099gであつた。 実施例33 硝酸ランタン6水和物151.58g、硝酸イツトリウム
4水和物40.49g、硝酸銀19.82g、硝酸第二銅3
水和物112.77g及び硝酸ジルコニウム5水和物(Z
r(NO3 4 ・5H2 O)69.87gを混合し、実施
例26と同様の方法にて、ペロブスカイト化合物(La
0.6 0.2 Ag0.2 Cu0.8 Zr0.2 3 )を得た。こ
のペロブスカイト化合物の比表面積は、17.8m2/gで
あつた。
【0070】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと、水酸化ジルコニウムを600℃で3時間焼成
して得た酸化ジルコニウム(ZrO2 、比表面積148.
3m2/g)100gとの混合物に水を100g加えてス
ラリーを得、これをハニカムに塗布し、触媒を担持させ
て、試作サンプル(A−33)を得た。このときの触媒
の担持量は、ハニカム1cc当たり0.094gであつた。 実施例34 (ペロブスカイト化合物の調製)硝酸セリウム6水和物
44.16g、硝酸イツトリウム4水和物35.29g、硝
酸ストロンチウム10.76g及び硝酸第一鉄6水和物5
8.57gを500mlの水に溶解させて水溶液を調製し
た。この水溶液に十分に攪拌しながら、濃度121g/
1の水酸化ナトリウム水溶液を滴下して、液のpHを10
とした。沈殿反応終了後、18時間攪拌を続け、熟成を
行なつた。その後、濾過、水洗、リパルプを濾液の導電
率がリパルプ用水とほぼ同じになるまで繰り返した後、
得られた濾過ケーキを120℃で18時間乾燥させた。
【0071】この乾燥物を粉砕し、これにシユウ酸バナ
ジル水溶液(Vとして100g/1濃度の水溶液)25.
90mlを加え、十分に混練した後、蒸発乾固させ、12
0℃で18時間乾燥させ、次いで、850℃で3時間焼
成して、ペロブスカイト化合物(Ce0.4 0.4 Sr
0.2 Fe0.8 0.2 3 )を得た。このペロブスカイト
化合物の比表面積は、13.7m2/gであつた。 (シリカ−ジルコニアの調製)日産化学社製のシリカゾ
ルO型(SiO2 として20重量%濃度)100.0gと
塩化ジルコニウム(ZrCl4 )97.20gを攪拌しな
がら、十分に混合し、水にて総量を500mlとした。こ
の液に121g/1濃度の水酸化ナトリウム水溶液を滴
下し、pHを10とした。沈殿反応終了後、18時間攪拌
を続け、その後、濾過、水洗、リパルプを繰り返して、
濾過ケーキを得た。この濾過ケーキを120℃で18時
間乾燥し、3時間焼成した。得られたシリカ−ジルコニ
アの比表面積は297m2/gであつた。
【0072】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと上記シリカ−ジルコニア100gとの混合物に
水を100g加え、遊星ミルにて30分間粉砕混合し、
更に、水で粘度調整して、ウオツシユコート用スラリー
を得た。このスラリーをハニカムに塗布し、触媒を担持
させて、試作サンプル(A−34)を得た。このときの
触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.124gであつ
た。 実施例35 硝酸ランタン6水和物173.20g、硝酸ストロンチウ
ム126.98g、硝酸第二銅3水和物276.48g及び
塩化白金酸6水和物25.90gを水1000mlの水に溶
解させて水溶液を調製した。この水溶液に十分に攪拌し
ながら、濃度121g/1の水酸化ナトリウム水溶液を
滴下して、液のpHを10とした。加水分解反応終了後、
18時間攪拌を続け、熟成を行なつた。この後、実施例
26と同様にして、ペロブスカイト化合物(La0.4
0.6 Cu0.95Pt0.053 )を得た。このペロブスカ
イト化合物の比表面積は、27.6m2/gであつた。
【0073】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと日本化学社製のH型モルデナイト(HM−2
3)100gとの混合物に水を100g加え、遊星ミル
にて30分間粉砕混合し、更に、水で粘度調整してウオ
ツシユコート用スラリーを得た。このスラリーをハニカ
ムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−3
5)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc
当たり0.123gであつた。 実施例36 組成式Nax〔(AlO2 X ・(SiO2 Y 〕・Z
2 Oで表わされるナトリウム型モルデナイトの市販品
(日本モービル社製ZSM−5、Y/X=35)100
gを0.025モル/1のTiOSO4 水溶液1リットル
中に浸漬し、十分に攪拌した。
【0074】これをオートクレーブ中にて攪拌しなが
ら、100℃/時の昇温速度で昇温し、125℃に1時
間保持し、TiOSO4 を加水分解させて、NaをTi
でイオン交換した後、濾別、水洗して、ゼオライトのケ
ーキを得た。次いで、このケーキを乾燥した後、650
℃で4時間焼成して、ゼオライトを得た。このゼオライ
ト中のTi含有量は、TiO2 として2.4重量%であつ
た。
【0075】このようにして得たTi−ZSM−5をH
型モルデナイトに代えて用いた以外は、実施例26と同
様にして、試作サンプル(A−36)を得た。このとき
の触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.116gであ
つた。 実施例37 (ペロブスカイト化合物の調製)硝酸ランタン6水和物
72.67g、硝酸カリウム(KNO3 )4.24g、酢酸
マンガン4水和物50.39g及び硝酸ロジウム2水和物
(Rh(NO3 3 ・2H2 O)1.36gを水250ml
に溶解させて水溶液を調製した。この水溶液をヤマト科
学社製のスプレードライヤー「パルビスGB22」にて
蒸発乾固させ、これを700℃で3時間焼成して、ペロ
ブスカイト化合物(La0.8 0.2 Mn0. 98Rh0.02
3 )を得た。このペロブスカイト化合物の比表面積は1
8.3m2/gであつた。 (H−Feシリケートの調製)攪拌しながら、50%シ
リカゾル162gと水500gとの混合物に、先ず、硝
酸第二鉄9.23g(Si/Fe原子比60)を水200
gに溶解させた水溶液を、次いで、水酸化カリウム22.
26gを水200gに溶解させた水溶液を、それぞれ約
30分かけて滴下混合した。
【0076】これに臭化テトラプロピルアンモニウム3
5.19gを溶解混合させた。この混合物をオートクレー
ブに仕込み、160℃で16時間攪拌混合した。反応生
成物を濾過分離後、水洗、乾燥し、更に、500℃で3
時間、空気中にて焼成して、ZSM−5型のFeシリケ
ート(K交換体)を得た。このFeシリケート30gを
濃度0.5モル/リットルの硝酸アンモニウム水溶液50
0mlに加え、60℃の油浴上で3時間攪拌した後、濾過
分離した。この操作を3回繰り返した後、濾過分離物を
水洗乾燥し、更に、500℃で3時間、空気中にて焼成
して、プロトン型Feシリケート(H−Feシリケー
ト)を得た。
【0077】このようにして得たペロブスカイト化合物
45gと上記H−Feシリケート55gとの混合物に水
を100g加え、遊星ミルにて30分間粉砕混合し、更
に、水で粘度調整してウオツシユコート用スラリーを得
た。このスラリーをハニカムに塗布し、触媒を担持させ
て、試作サンプル(A−37)を得た。このときの触媒
の担持量は、ハニカム1cc当たり0.179gであつた。 実施例38 硝酸ランタン6水和物72.67g、硝酸ナトリウム(N
aNO3 )1.58g及び硝酸コバルト6水和物54.27
gを水250mlに溶解させて水溶液を調製した。この
後、実施例37と同様にして、ペロブスカイト化合物
(La0.9 Na0.1CoO3 )を得た。このペロブスカ
イト化合物の比表面積は13.5m2/gであつた。
【0078】このようにして得たペロブスカイト化合物
40gと日本化学社製のH型モルデナイト(HM−2
3)60gとの混合物に水を100g加え、遊星ミルに
て30分間粉砕混合し、更に、水で粘度調整してウオツ
シユコート用スラリーを得た。このスラリーをハニカム
に塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル(A−3
8)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニカム1cc
当たり0.153gであつた。 実施例39 硝酸ランタン6水和物72.67g、硝酸ビスマス5水和
物(Bi(NO3 3・5H2 O)9.05g、硝酸リチ
ウム(LiNO3 )7.71g及び塩化白金酸6水和物3
8.63gを水500mlに溶解させて水溶液を調製した。
この後、実施例37と同様にして、ペロブスカイト化合
物(La0.9 Bi0.1 Li0.6 Pt0.43 )を得た。
このペロブスカイト化合物の比表面積は20.7m2/gで
あつた。 (La−シリケートの調製)実施例37のH−Feシリ
ケートの調製において、硝酸第二鉄に代えて、硝酸ラン
タン11.27g(Si/La原子比=30)を用いた以
外は、実施例37と同様にして、H−Laシリケートを
調製した。
【0079】このようにして得たペロブスカイト化合物
25gと上記H−Laシリケート75gとの混合物に水
を100g加え、遊星ミルにて30分間粉砕混合し、更
に、水で粘度調整してウオツシユコート用スラリーを得
た。このスラリーをハニカムに塗布し、触媒を担持させ
て、試作サンプル(A−39)を得た。このときの触媒
の担持量は、ハニカム1cc当たり0.174gであつた。 実施例40 硝酸ランタン6水和物72.67g、硝酸トリウム4水和
物(Th(NO3 4・4H2 O)10.30g、硝酸第
二銅3水和物4.50g、硝酸第二鉄6水和物48.33g
及び日本化学社製のH型モルデナイト(HM−23)6
6gからなる混合物に水300mlを加え、十分に攪拌混
合した。
【0080】得られたスラリーを実施例37と同じスプ
レードライヤーにて蒸発乾固させ、800℃で3時間焼
成した。得られた焼成物の比表面積は241.3m2/gで
あつた。この焼成物100gに水100gを加え、遊星
ミルにて30分間粉砕混合し、更に、水で粘度調整して
ウオツシユコート用スラリーを得た。このスラリーをハ
ニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル(A
−40)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニカム
1cc当たり0.135gであつた。 実施例41 硝酸ランタン6水和物72.67g、硝酸第二銅3水和物
32.44g及び酸化タンタル(Ta2 5 )7.42gか
らなる混合物に水250mlを加え、十分に攪拌混合し
た。
【0081】得られたスラリーを実施例37と同じスプ
レードライヤーにて蒸発乾固させ、800℃で3時間焼
成して、ペロブスカイト化合物(LaCu0.8 Ta0.2
3)を得た。このペロブスカイト化合物の比表面積は
9.2m2/gであつた。このようにして得たペロブスカイ
ト化合物40gと日本化学社製のH型モルデナイト(H
M−23)60gとの混合物に水を100g加え、遊星
ミルにて30分間粉砕混合し、更に、水で粘度調整して
ウオツシユコート用スラリーを得た。このスラリーをハ
ニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サンプル(A
−41)を得た。このときの触媒の担持量は、ハニカム
1cc当たり0.186gであつた。 実施例42 塩化プラセオジム7水和物(PrCl3 ・7H2 O)2
24.02g、硝酸鉛132.48g及び酢酸マンガン4水
和物245.09gを水500mlに溶解させて、水溶液を
調製した。
【0082】この水溶液に十分に攪拌しながら、濃度1
21g/1の水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10
とした。沈殿反応終了後、18時間攪拌を続けて、熟成
を行なつた。その後、濾過、水洗、リパルプを濾液の導
電率がリパルプ用水とほぼ同じになるまで繰り返した。
得られた濾過ケーキを120℃で18時間乾燥し、次い
で、700℃で3時間焼成した。
【0083】得られた焼成物のX線回折の結果、ペロブ
スカイト結晶相が生成していることが確認された。ま
た、この焼成物のBET法による比表面積は25.9m2
gであつた(Pr0.8 Pb0.4 MnO3 )。このように
して得たペロブスカイト化合物40gと日本化学社製H
型モルデナイト(HM−23)60gとの混合物に水を
100g加え、遊星ミルにて30分間粉砕混合し、更
に、水で粘度調整してウオツシユコート用スラリーを得
た。このスラリーをハニカムに塗布し、触媒を担持させ
て、試作サンプル(A−42)を得た。このときの触媒
の担持量は、ハニカム1cc当たり0.118gであつた。 実施例43 硝酸ネオジム6水和物(Nd(NO3 3 ・6H2 O)
263.01g、硝酸鉛132.48g及び酢酸マンガン4
水和物245.09gを用いて、実施例42と同様にし
て、ペロブスカイト化合物(Nd0.6 Pb0.4 Mn
3 )を得た。このペロブスカイト化合物の比表面積は
30.7m2/gであつた。
【0084】このようにして得たペロブスカイト化合物
40gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−23)
60gとの混合物に水を100g加えてスラリーを得、
これをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サン
プル(A−43)を得た。このときの触媒の担持量は、
ハニカム1cc当たり0.133gであつた。 実施例44 硝酸ガドリニウム6水和物(Gd(NO3 3 ・6H2
O)270.82g、硝酸鉛132.48g及び酢酸マンガ
ン4水和物245.09gを混合し、次いで、700℃で
3時間焼成した以外は、実施例42と同様にして、ペロ
ブスカイト化合物(Gd0.6 Pb0.4 MnO3 )を得
た。このペロブスカイト化合物の比表面積は24.2m2
gであつた。
【0085】このようにして得たペロブスカイト化合物
40gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−23)
60gとの混合物に水を100g加えてスラリーを得、
これをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サン
プル(A−44)を得た。このときの触媒の担持量は、
ハニカム1cc当たり0.127gであつた。 実施例45 硝酸サマリウム6水和物(Sm(NO3 3 ・6H
2 O)230.97g、硝酸コバルト6水和物291.03
gとを混合し、次いで、800℃で3時間焼成した以外
は、実施例42と同様にして、ペロブスカイト化合物
(SmCoO3 )を得た。このペロブスカイト化合物の
比表面積は16.4m2/gであつた。
【0086】このようにして得たペロブスカイト化合物
40gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−23)
60gとの混合物に水を100g加えてスラリーを得、
これをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作サン
プル(A−45)を得た。このときの触媒の担持量は、
ハニカム1cc当たり0.112gであつた。 実施例46 硝酸ユウロピウム6水和物(Eu(NO3 3 ・6H2
O)354.68g、硝酸バリウム52.27g及び硝酸コ
バルト6水和物291.03gを用い、実施例45と同様
にして、ペロブスカイト化合物(Eu0.8 Ba0.2 Co
3 )を得た。このペロブスカイト化合物の比表面積は
18.5m2/gであつた。
【0087】このようにして得たペロブスカイト化合物
30gと日本化学社製H型モルデナイト(HM−23)
100gとの混合物に水を100g加えてスラリーを
得、これをハニカムに塗布し、触媒を担持させて、試作
サンプル(A−46)を得た。このときの触媒の担持量
は、ハニカム1cc当たり0.119gであつた。 比較例1 実施例1において活性酸化チタンを使用せず、ペロブス
カイト化合物(La0. 4 Sr0.6 Co0.8 Mn
0.2 3 )のみを用いてウオツシユコート用スラリーを
得、その他は実施例1と同様にして、1.25mmピツチの
ハニカム形状の比較サンプル(B−1)を得た。このと
きの触媒の担持量は、ハニカム1cc当たり0.132gで
あつた。 比較例2 日本モービル社製のナトリウム型モルデナイト(SiO
2 /Al2 3 のモル比=34)を、実施例2と同様の
方法により処理して、比較サンプル(B−2)を得た
(H型ZSM−5)。このときの触媒の担持量は、ハニ
カム1cc当たり0.128gであつた。 (2)評価試験 上記サンプル(A−1)〜(A−46)並びに比較サン
プル(B−1)及び(B−2)について、下記の試験条
件により窒素酸化物含有ガスの窒素酸化物接触還元を行
い、窒素酸化物のN2 への転化率を、ガスクロマトグラ
フ法によりN2を定量して算出した。 (試験条件) (1)ガス組成 NO 1容量% O2 10容量% 還元剤 1容量% He 残部 (2)空間速度 20000(1/Hr) (3)反応温度 300℃、400℃、500℃又
は600℃ 結果を表1〜表4に示す。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
【0091】
【表4】
【0092】表1〜表4に示す結果から明らかなよう
に、本発明による触媒(試作サンプル(A−1)〜(A
−46))は、いずれも窒素酸化物の窒素への転化率が
高いのに対して、比較触媒(比較サンプル(B−1)及
び(B−2))は、総じて、その窒素への転化率が低
い。
【0093】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明に
よる炭化水素や含酸素化合物を還元剤として使用する窒
素酸化物接触還元用触媒は、酸素の共存下において、排
ガス中の窒素酸化物を効率よく接触還元することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/78 A 8017−4G 23/80 A 8017−4G 23/84 A 8017−4G 23/85 A 8017−4G 23/89 A 8017−4G 29/00 A 7038−4G 29/04 A 7038−4G 29/18 A 7038−4G 29/28 A 7038−4G (71)出願人 000174541 堺化学工業株式会社 大阪府堺市戎之町西1丁1番23号 (74)上記2名の代理人 弁理士 牧野 逸郎 (72)発明者 仲辻 忠夫 大阪府堺市戎島町5丁1番地 堺化学工業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 清水 宏益 大阪府堺市戎島町5丁1番地 堺化学工業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 安川 律 大阪府堺市戎島町5丁1番地 堺化学工業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 菅沼 藤夫 埼玉県北葛飾郡庄和町新宿新田228−16 (72)発明者 北爪 章博 埼玉県北葛飾郡杉戸町杉戸2−15−36 (72)発明者 土田 裕志 神奈川県川崎市川崎区京町2−24−6 (72)発明者 伊藤 建彦 茨城県つくば市東1−1 工業技術院化学 技術研究所内 (72)発明者 浜田 秀昭 茨城県つくば市東1−1 工業技術院化学 技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 (式中、AはLa、Y、Ce、Pr、Nd、Pm、S
    m、Eu及びGdよりなる群から選ばれる少なくとも1
    種の元素を示し、BはNa、K、Bi、Th、Ba、S
    r、Ca、Mg、Pb、Zn及びAgよりなる群から選
    ばれる少なくとも1種の元素を示し、CはMn、Co、
    Fe、Ni、Cr、Cu、V、Mo、W、Ta、Li、
    Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、Ru及びPtよりなる
    群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、0≦X≦
    1である。)で表わされるペロブスカイト型複合酸化物
    が固体酸担体に担持されてなることを特徴とする炭化水
    素及び/又は含酸素化合物を還元剤として用いる窒素酸
    化物接触還元用触媒。
  2. 【請求項2】一般式 【化2】 (式中、AはLa、Y及びCeよりなる群から選ばれる
    少なくとも1種の元素を示し、BはNa、K、Bi、T
    h、Ba、Sr、Ca、Mg、Pb、Zn及びAgより
    なる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Cは
    Mn、Co、Fe、Ni、Cr、Cu、V、Mo、W、
    Ta、Li、Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、Ru及び
    Ptよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示
    し、0≦X≦1である。)で表わされるペロブスカイト
    型複合酸化物が固体酸担体に担持されてなることを特徴
    とする炭化水素及び/又は含酸素化合物を還元剤として
    用いる窒素酸化物接触還元用触媒。
  3. 【請求項3】一般式 【化3】 (式中、AはLa又はCeを示し、BはBa、Sr、C
    a、Mg、Pb、Zn又はAgを示し、CはMn又はC
    oを示し、C’はFe、Ni、Cr、Cu、V、Mo、
    W、Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、Ru又はPtを示
    し、0≦X≦1、0≦Y≦1である。)で表わされるペ
    ロブスカイト型複合酸化物が固体酸担体に担持されてな
    ることを特徴とする炭化水素及び/又は含酸素化合物を
    還元剤として用いる窒素酸化物接触還元用触媒。
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