JPH05245097A - 芝状マット - Google Patents
芝状マットInfo
- Publication number
- JPH05245097A JPH05245097A JP8167192A JP8167192A JPH05245097A JP H05245097 A JPH05245097 A JP H05245097A JP 8167192 A JP8167192 A JP 8167192A JP 8167192 A JP8167192 A JP 8167192A JP H05245097 A JPH05245097 A JP H05245097A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mat
- linear
- cut
- shaped
- monofilaments
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】軟質合成樹脂の単繊維を素材としてブラシ状の
表面をもち靴底の泥を掻き落とす除泥機能と、あわせて
水切り性とクッション性をもつことを特徴とするマット
を得る。 【構成】1ないし5本の軟質合成樹脂の単繊維からなる
波状あるいは螺旋状の単繊維からなる線状成形物1,2
を一定の幅で積層し、単繊維の互いに接触する部分3を
溶着あるいは接着して形成される平板状成形物4の上方
の面5に近い部分に存在する円弧状の単繊維を、円弧の
頂点に近い部分6で切断し、上方の面をほぼ一定の高さ
で切断し、または上方の面のみをほぼ一定の高さで切断
して得る線状の突起7の集合体からなるブラシ状の表面
を持った芝状マット。
表面をもち靴底の泥を掻き落とす除泥機能と、あわせて
水切り性とクッション性をもつことを特徴とするマット
を得る。 【構成】1ないし5本の軟質合成樹脂の単繊維からなる
波状あるいは螺旋状の単繊維からなる線状成形物1,2
を一定の幅で積層し、単繊維の互いに接触する部分3を
溶着あるいは接着して形成される平板状成形物4の上方
の面5に近い部分に存在する円弧状の単繊維を、円弧の
頂点に近い部分6で切断し、上方の面をほぼ一定の高さ
で切断し、または上方の面のみをほぼ一定の高さで切断
して得る線状の突起7の集合体からなるブラシ状の表面
を持った芝状マット。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は靴底に付着した泥を掻き
取る除泥の機能を有する玄関マットのごとき床敷き物用
マット、あるいは水切りと疲労防止の機能を有する歩行
感の良好なクッションマットとして使用される芝状マッ
トに関するものである。
取る除泥の機能を有する玄関マットのごとき床敷き物用
マット、あるいは水切りと疲労防止の機能を有する歩行
感の良好なクッションマットとして使用される芝状マッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】靴底の除泥、水切りおよび疲労防止の3
つの目的を達成させることを意図した芝状マットとし
て、従来より知られる物には、波状繊維の集合体を裏地
で固定したタフテッドカーペットの表面を一定の高さで
切断した物、螺旋状の針金を組み合わせた金網、あるい
はさらに繊維を該金網に固定した物、芝状の軟質合成樹
脂の成形品などが知られ使用に供されている。
つの目的を達成させることを意図した芝状マットとし
て、従来より知られる物には、波状繊維の集合体を裏地
で固定したタフテッドカーペットの表面を一定の高さで
切断した物、螺旋状の針金を組み合わせた金網、あるい
はさらに繊維を該金網に固定した物、芝状の軟質合成樹
脂の成形品などが知られ使用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】靴底の除泥、水切り、
疲労防止の3つの目的を意図する従来のマットに内在す
る問題点は次の通りである。 一般にタフテッドカーペットタイプは、土砂による
目詰まりが起こり易くクッション性が劣り、しかも水切
りが十分できない。 前記金網タイプはクッション性が少なく歩行時に違
和感を生じる。 前記軟質合成樹脂成形品はクッション性がやや少な
く、多くは水切り、除泥性が少ない。 本発明は、従来品の持つ欠点を克服し靴底の除泥性能と
あわせて水切り性とクッション性を持たせることを目的
としている。
疲労防止の3つの目的を意図する従来のマットに内在す
る問題点は次の通りである。 一般にタフテッドカーペットタイプは、土砂による
目詰まりが起こり易くクッション性が劣り、しかも水切
りが十分できない。 前記金網タイプはクッション性が少なく歩行時に違
和感を生じる。 前記軟質合成樹脂成形品はクッション性がやや少な
く、多くは水切り、除泥性が少ない。 本発明は、従来品の持つ欠点を克服し靴底の除泥性能と
あわせて水切り性とクッション性を持たせることを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る芝状マットは、断面の形状が直径0.
5mmないし2mmのほぼ円形で1ないし5本の軟質合
成樹脂の単繊維からなる波状または螺旋状の線状成形物
であって、それらを一定の幅で縦方向あるいは横方向に
ほぼ平行に積層し、あるいは縦方向と横方向とを交互に
積層し、前記複数の単繊維の互いに接触する部分を溶着
または接着して形成される厚さが、5mmないし30m
mの平板状成形物の上方の面に近い部分に存在する円弧
状の単繊維を、円弧の頂点に近い部分で切断し、しかも
その切断に際して上方の面をほぼ一定の高さで切断し、
または上方の面のみをほぼ一定の高さで切断してできる
線状の突起の集合体からなるブラシ状の表面となしたも
のである。
に、本発明に係る芝状マットは、断面の形状が直径0.
5mmないし2mmのほぼ円形で1ないし5本の軟質合
成樹脂の単繊維からなる波状または螺旋状の線状成形物
であって、それらを一定の幅で縦方向あるいは横方向に
ほぼ平行に積層し、あるいは縦方向と横方向とを交互に
積層し、前記複数の単繊維の互いに接触する部分を溶着
または接着して形成される厚さが、5mmないし30m
mの平板状成形物の上方の面に近い部分に存在する円弧
状の単繊維を、円弧の頂点に近い部分で切断し、しかも
その切断に際して上方の面をほぼ一定の高さで切断し、
または上方の面のみをほぼ一定の高さで切断してできる
線状の突起の集合体からなるブラシ状の表面となしたも
のである。
【0005】
【作用】以上のように構成されているので、マット表面
の線状の突起が靴の裏面をブラシがけし、該裏面の凹所
に詰まった泥までを掻き落とすものである。溶着あるい
は接着されている部分は繊維の接触する部分に限られる
ので、マットの表面に溜った水あるいは土砂は金網マッ
トと同様直ちに下方に排水されあるいは落下する。短い
距離で相互に固定された弾力性を持った合成樹脂の線状
成形物は、踏みつけ圧縮されても坐屈することなく優れ
た復元力を発揮し好ましいクッション性を示す。単繊維
の太さあるいは線状成形物を構成する単繊維の本数を選
ぶことによって、マットの表面は特に素足で歩行した場
合における足裏に接触する場合の感触を変化させること
ができる。
の線状の突起が靴の裏面をブラシがけし、該裏面の凹所
に詰まった泥までを掻き落とすものである。溶着あるい
は接着されている部分は繊維の接触する部分に限られる
ので、マットの表面に溜った水あるいは土砂は金網マッ
トと同様直ちに下方に排水されあるいは落下する。短い
距離で相互に固定された弾力性を持った合成樹脂の線状
成形物は、踏みつけ圧縮されても坐屈することなく優れ
た復元力を発揮し好ましいクッション性を示す。単繊維
の太さあるいは線状成形物を構成する単繊維の本数を選
ぶことによって、マットの表面は特に素足で歩行した場
合における足裏に接触する場合の感触を変化させること
ができる。
【0006】
【実施例】実施例について図面に従い具体的に説明する
と、図1は線状成形物の形状の1例を示すものであっ
て、1は2本の単繊維からなる波状の線状成形物を示す
ものである。波の形状は左右に蛇行しつつ上下に波形を
描かせてもよい。また図2において、2は他の例とし
て、2本の単繊維からなる螺旋状の線状成形物を示すも
のである。これらの単繊維は軟質塩化ビニール樹脂を原
料とし複数の細孔から押し出して成形される。原料とし
ては軟質のポリウレタン樹脂を使用してもよい。波形の
形状は押し出しと同時に単繊維を受ける台などの形状と
これの動作により立体的に変化させる。直線状の単繊維
を加熱成形してもよい。
と、図1は線状成形物の形状の1例を示すものであっ
て、1は2本の単繊維からなる波状の線状成形物を示す
ものである。波の形状は左右に蛇行しつつ上下に波形を
描かせてもよい。また図2において、2は他の例とし
て、2本の単繊維からなる螺旋状の線状成形物を示すも
のである。これらの単繊維は軟質塩化ビニール樹脂を原
料とし複数の細孔から押し出して成形される。原料とし
ては軟質のポリウレタン樹脂を使用してもよい。波形の
形状は押し出しと同時に単繊維を受ける台などの形状と
これの動作により立体的に変化させる。直線状の単繊維
を加熱成形してもよい。
【0007】図3と図4に示される各実施例では、軟質
塩化ビニールを素材とする図1に示した2本の単繊維か
らなる複数の波状の線状成形物1を一定の幅で積層し、
単繊維が互いに接触する部分を塩化ビニール樹脂で接着
して図3の平板状成形物4としたものである。図4では
前記図2に示す平板状成形物4の上方の面5に近い部分
に存在する円弧状の単繊維を円弧の頂点に近い部分6で
切断し、かつ上方の面をほぼ一定の高さで切断して、線
状の突起7を形成したブラシ状の表面としている。上方
の面での単繊維の切断は単繊維の接着に先だって行うこ
ともできる。上記図3および図4に例示した各平板状成
形物4は、適宜の大きさとし、必要により更に敷設に適
合する大きさのもとに接合(溶着または接着)し、既知
の枠材を付設しマットとして提供される。
塩化ビニールを素材とする図1に示した2本の単繊維か
らなる複数の波状の線状成形物1を一定の幅で積層し、
単繊維が互いに接触する部分を塩化ビニール樹脂で接着
して図3の平板状成形物4としたものである。図4では
前記図2に示す平板状成形物4の上方の面5に近い部分
に存在する円弧状の単繊維を円弧の頂点に近い部分6で
切断し、かつ上方の面をほぼ一定の高さで切断して、線
状の突起7を形成したブラシ状の表面としている。上方
の面での単繊維の切断は単繊維の接着に先だって行うこ
ともできる。上記図3および図4に例示した各平板状成
形物4は、適宜の大きさとし、必要により更に敷設に適
合する大きさのもとに接合(溶着または接着)し、既知
の枠材を付設しマットとして提供される。
【0008】図5に示される実施例では、螺旋状の線状
成形物2を一定の幅で積層して単繊維の接触する部分3
を接着し、上方の面をほぼ一定の高さで切断して芝状の
表面としている。
成形物2を一定の幅で積層して単繊維の接触する部分3
を接着し、上方の面をほぼ一定の高さで切断して芝状の
表面としている。
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載されるような効果を奏する。線状
の突起の集合体からなる表面により靴底をブラシがけし
付着した泥を凹所にいたるまで掻き取るマットが得られ
る。表面が線状の突起の集合体からなっているので、マ
ットとしては靴底の擦過に際しての方向性には拘束され
ず、靴底の泥を掻き取る効果の差がほとんどないもので
ある。線状成形物の互いに接触する部分だけを溶着ある
いは接着するので水切り性と泥の落下性に関し優れたマ
ットが得られる。坐屈強度に優れた合成樹脂を選択する
ことにより、クッション性に優れたマットを得ることが
でき、歩行感に優れ疲労防止に役立つマットが得られ
る。単繊維の太さあるいは線状成形物を構成する単繊維
の本数を選ぶことによって、マットの表面が特に素足の
場合に足裏に接触する場合の感触を変化させることがで
きる。
ているので以下に記載されるような効果を奏する。線状
の突起の集合体からなる表面により靴底をブラシがけし
付着した泥を凹所にいたるまで掻き取るマットが得られ
る。表面が線状の突起の集合体からなっているので、マ
ットとしては靴底の擦過に際しての方向性には拘束され
ず、靴底の泥を掻き取る効果の差がほとんどないもので
ある。線状成形物の互いに接触する部分だけを溶着ある
いは接着するので水切り性と泥の落下性に関し優れたマ
ットが得られる。坐屈強度に優れた合成樹脂を選択する
ことにより、クッション性に優れたマットを得ることが
でき、歩行感に優れ疲労防止に役立つマットが得られ
る。単繊維の太さあるいは線状成形物を構成する単繊維
の本数を選ぶことによって、マットの表面が特に素足の
場合に足裏に接触する場合の感触を変化させることがで
きる。
【図1】軟質合成樹脂を素材とする波状の線状成形物を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図2】軟質合成樹脂を素材とする螺旋状の線状成形物
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図3】複数本の波状の線状形成物が接触する部分を接
着してなる平板状成形物の部分断面説明図である。
着してなる平板状成形物の部分断面説明図である。
【図4】上方の面に近い部分に存在する円弧状の単繊維
について、その円弧の頂点に近い部分で切断しかつ上方
の面をほぼ一定の高さで切断することによって線状の突
起を形成せるブラシ状の表面を有する平板状成形物の部
分断面説明図である。
について、その円弧の頂点に近い部分で切断しかつ上方
の面をほぼ一定の高さで切断することによって線状の突
起を形成せるブラシ状の表面を有する平板状成形物の部
分断面説明図である。
【図5】複数本の螺旋状成形物からなる単繊維の互いに
接触する部分を接着し、上方の面を一定の高さで切断す
ることによって得たブラシ状の表面を有する平板状成形
物の部分断面説明図である。
接触する部分を接着し、上方の面を一定の高さで切断す
ることによって得たブラシ状の表面を有する平板状成形
物の部分断面説明図である。
1 波状の線状成形物 2 螺旋状の線状成形物 3 単繊維の接触する部分 4 平板状成形物 5 上方の面 6 円弧の頂点に近い部分 7 線状の突起
Claims (1)
- 【請求項1】 断面の形状が直径0.5mmないし2m
mのほぼ円形で1ないし5本の軟質合成樹脂の単繊維か
らなる波状(1)または螺旋状の線状成形物(2)であ
って、それらを一定の幅で縦方向あるいは横方向にほぼ
平行に積層し、あるいは縦方向と横方向とを交互に積層
し、前記複数の単繊維の互いに接触する部分(3)を溶
着または接着して形成される厚さが、5mmないし30
mmの平板状成形物(4)の上方の面(5)に近い部分
に存在する円弧状の単繊維を、円弧の頂点に近い部分
(6)で切断し、しかもその切断に際して上方の面をほ
ぼ一定の高さで切断し、または上方の面のみをほぼ一定
の高さで切断してできる線状の突起(7)の集合体から
なるブラシ状の表面となしたことを特徴とする芝状マッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8167192A JPH05245097A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 芝状マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8167192A JPH05245097A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 芝状マット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05245097A true JPH05245097A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=13752810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8167192A Pending JPH05245097A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 芝状マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05245097A (ja) |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP8167192A patent/JPH05245097A/ja active Pending
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