JPH05242405A - 磁気センサ回路 - Google Patents
磁気センサ回路Info
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- JPH05242405A JPH05242405A JP4041004A JP4100492A JPH05242405A JP H05242405 A JPH05242405 A JP H05242405A JP 4041004 A JP4041004 A JP 4041004A JP 4100492 A JP4100492 A JP 4100492A JP H05242405 A JPH05242405 A JP H05242405A
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- Japan
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- magnetic sensor
- circuit
- inverter
- output
- capacitor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気センサ毎の調整を不要とし、部品点数が少
なく、しかも低価格の部品で磁気センサ出力に応じた矩
形波を正確に出力する磁気センサ回路を提供すること。 【構成】磁気記録媒体の移動によって生じる磁気センサ
出力を波形整形する回路であって、コンデンサが上記磁
気センサ出力の変化分のみを入出力を帰還抵抗で接続さ
れたインバータ回路に透過させると、シュミットトリガ
回路が上記インバータ回路の出力を少なくとも2つの閾
値によって矩形波に変換する。このとき上記インバータ
回路における補正回路は上記シュミットトリガ回路の2
つの閾値に応じてインバータの動作点を補正する。
なく、しかも低価格の部品で磁気センサ出力に応じた矩
形波を正確に出力する磁気センサ回路を提供すること。 【構成】磁気記録媒体の移動によって生じる磁気センサ
出力を波形整形する回路であって、コンデンサが上記磁
気センサ出力の変化分のみを入出力を帰還抵抗で接続さ
れたインバータ回路に透過させると、シュミットトリガ
回路が上記インバータ回路の出力を少なくとも2つの閾
値によって矩形波に変換する。このとき上記インバータ
回路における補正回路は上記シュミットトリガ回路の2
つの閾値に応じてインバータの動作点を補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気センサ出力に応じ
た矩形波を波形整形する磁気センサ回路に係り、特に低
価格化を実現した磁気センサ回路に関する。
た矩形波を波形整形する磁気センサ回路に係り、特に低
価格化を実現した磁気センサ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気センサ回路は、その構成を図
4に示すように電源と基準電圧間には磁気抵抗素子41
aと41bとが直列に接続されており、その中間には差
動増幅器43の一方の入力端子が接続されている。さら
に、電源と基準電圧間には抵抗42a,42bが直列に
接続されており、その中間には差動増幅器43の他方の
入力端子が接続されている。そして、上記差動増幅器4
3の出力端子はコンパレータ44に接続されている。
4に示すように電源と基準電圧間には磁気抵抗素子41
aと41bとが直列に接続されており、その中間には差
動増幅器43の一方の入力端子が接続されている。さら
に、電源と基準電圧間には抵抗42a,42bが直列に
接続されており、その中間には差動増幅器43の他方の
入力端子が接続されている。そして、上記差動増幅器4
3の出力端子はコンパレータ44に接続されている。
【0003】このような構成により、磁気抵抗素子41
a,41bで得られる出力と基準抵抗42a,42bで
得られる出力との差動抵抗増幅をとった後、ヒステリシ
ス特性をもったコンパレータ44からの出力を得る。
a,41bで得られる出力と基準抵抗42a,42bで
得られる出力との差動抵抗増幅をとった後、ヒステリシ
ス特性をもったコンパレータ44からの出力を得る。
【0004】一方、特開昭46−5759号公報では、
図5に示すような構成の磁気センサ回路に関する技術が
開示されている。即ち、本回路では磁気センサ素子51
の出力はキャパシタ52へ供給され、直流成分がカット
されて交流成分のみが次段差動増幅器53へ入力される
ことで矩形波が得られる。
図5に示すような構成の磁気センサ回路に関する技術が
開示されている。即ち、本回路では磁気センサ素子51
の出力はキャパシタ52へ供給され、直流成分がカット
されて交流成分のみが次段差動増幅器53へ入力される
ことで矩形波が得られる。
【0005】また、特開昭57−57219号公報で
は、図6に示すような構成の磁気センサ回路に関する技
術が開示されている。即ち、本回路では電源と基準電圧
との間に抵抗R0 と抵抗61が直列に接続されており、
その中間にはCMOSインバータ62a,62b,62
cがそれぞれ3段直列に接続され、さらに初段側インバ
ータ62aの入出力端間には抵抗65が接続されてお
り、閾値電圧近傍にセルフバイアスさせて増幅部をイン
バータ3段構成からなるインバータ回路が構成されてい
る。そして、インバータ回路の終段側インバータ62c
の出力端には集積回路保護の為のバッファの役目を有す
るディスクリートインバータ63が接続され、出力端6
4で出力が得られるように構成されている
は、図6に示すような構成の磁気センサ回路に関する技
術が開示されている。即ち、本回路では電源と基準電圧
との間に抵抗R0 と抵抗61が直列に接続されており、
その中間にはCMOSインバータ62a,62b,62
cがそれぞれ3段直列に接続され、さらに初段側インバ
ータ62aの入出力端間には抵抗65が接続されてお
り、閾値電圧近傍にセルフバイアスさせて増幅部をイン
バータ3段構成からなるインバータ回路が構成されてい
る。そして、インバータ回路の終段側インバータ62c
の出力端には集積回路保護の為のバッファの役目を有す
るディスクリートインバータ63が接続され、出力端6
4で出力が得られるように構成されている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示すよ
うな構成の磁気センサ回路は、コンパレータ44のヒス
テリシスによりチャタリングは出しにくいオペアンプや
コンパレータを使用している為、部品コストが大幅に高
くなるという問題や可変抵抗を用いて調整することによ
る煩わしさがあった。
うな構成の磁気センサ回路は、コンパレータ44のヒス
テリシスによりチャタリングは出しにくいオペアンプや
コンパレータを使用している為、部品コストが大幅に高
くなるという問題や可変抵抗を用いて調整することによ
る煩わしさがあった。
【0007】また、図5に示すような構成の磁気センサ
回路は、コンデンサ交流成分のみを取り出せるので直流
調整が不要であるが、上記図4の回路と同様にオペアン
プ使用によるコストアップ、またノイズによるチャタリ
ングが発生した場合、その防止回路が含まれていないと
いう問題がある。
回路は、コンデンサ交流成分のみを取り出せるので直流
調整が不要であるが、上記図4の回路と同様にオペアン
プ使用によるコストアップ、またノイズによるチャタリ
ングが発生した場合、その防止回路が含まれていないと
いう問題がある。
【0008】さらに、図6に示すような構成の磁気セン
サ回路は、安価なインバータを用いて構成されるが、上
記図5の回路と同様チャタリング防止回路がなく、また
部品点数が多い。そして、インバータ62aの入出力端
に帰還抵抗65を接続するとインバータ62aの動作点
がVcc/2にならない。よって、抵抗R0 と磁気抵抗素
子61にばらつきがある場合は、上記図4に示す回路と
同様に抵抗R0 もしくは磁気抵抗素子61のいずれかを
調整しなければならないといった問題がある。これら問
題に鑑みて、本出願人は図7に示すような構成の回路を
提供した。
サ回路は、安価なインバータを用いて構成されるが、上
記図5の回路と同様チャタリング防止回路がなく、また
部品点数が多い。そして、インバータ62aの入出力端
に帰還抵抗65を接続するとインバータ62aの動作点
がVcc/2にならない。よって、抵抗R0 と磁気抵抗素
子61にばらつきがある場合は、上記図4に示す回路と
同様に抵抗R0 もしくは磁気抵抗素子61のいずれかを
調整しなければならないといった問題がある。これら問
題に鑑みて、本出願人は図7に示すような構成の回路を
提供した。
【0009】即ち、本回路では電源と基準電圧間に磁気
抵抗素子71a,71bが直列に接続され、その中間に
はコンデンサ72,インバータ73,シュミットトリガ
74が直列に接続されている。そして、上記インバータ
73の入出力端間には帰還抵抗75が接続されている。
抵抗素子71a,71bが直列に接続され、その中間に
はコンデンサ72,インバータ73,シュミットトリガ
74が直列に接続されている。そして、上記インバータ
73の入出力端間には帰還抵抗75が接続されている。
【0010】このような構成により、磁気抵抗素子71
a,71bから得られる磁気センサ出力の交流成分のみ
がコンデンサ72により取り出され、帰還抵抗75を接
続して増幅作用をもたせたインバータ73により信号増
幅され、シュミットトリガ74によりチャタリングのな
い矩形波が得られる。
a,71bから得られる磁気センサ出力の交流成分のみ
がコンデンサ72により取り出され、帰還抵抗75を接
続して増幅作用をもたせたインバータ73により信号増
幅され、シュミットトリガ74によりチャタリングのな
い矩形波が得られる。
【0011】しかしながら、図8(a)に示すように帰
還抵抗を接続しない場合と比べて、図8(b)に示すよ
うに帰還抵抗を接続した場合には、その動作点がVcc/
2よりも高い点に移動する。そして、それに伴ってイン
バータ回路の出力もVcc/2より高い点を中心にして増
幅されるため、次段のシュミットトリガ回路の2つの閾
値とのマッチングが狂ってしまい、正確に矩形波が出力
されないという問題がある。
還抵抗を接続しない場合と比べて、図8(b)に示すよ
うに帰還抵抗を接続した場合には、その動作点がVcc/
2よりも高い点に移動する。そして、それに伴ってイン
バータ回路の出力もVcc/2より高い点を中心にして増
幅されるため、次段のシュミットトリガ回路の2つの閾
値とのマッチングが狂ってしまい、正確に矩形波が出力
されないという問題がある。
【0012】また、コンデンサにより交流成分のみを透
過しているため、例えば磁気媒体が停止状態から起動し
た場合に、図9(a)に示すような磁気センサ出力は、
図9(b)に示すように、シュミットトリガ回路に入力
されるとハイ側転移点とロウ側転移点とにかからないた
め、図9(c)に示すようにシュミットトリガ出力が得
られない正確に得られないことがある。
過しているため、例えば磁気媒体が停止状態から起動し
た場合に、図9(a)に示すような磁気センサ出力は、
図9(b)に示すように、シュミットトリガ回路に入力
されるとハイ側転移点とロウ側転移点とにかからないた
め、図9(c)に示すようにシュミットトリガ出力が得
られない正確に得られないことがある。
【0013】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、磁気センサ出力を波形整
形する磁気センサ回路において、磁気センサ毎の調整を
不要とし、部品点数が少なくしかも低価格の部品で、磁
気センサ出力に応じた矩形波を正確に出力する磁気セン
サ回路を提供することにある。
で、その目的とするところは、磁気センサ出力を波形整
形する磁気センサ回路において、磁気センサ毎の調整を
不要とし、部品点数が少なくしかも低価格の部品で、磁
気センサ出力に応じた矩形波を正確に出力する磁気セン
サ回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気センサ回路では、磁気センサを移動可
能な磁気記録媒体の近傍に設け、その磁気記録媒体の移
動によって生じる上記磁気センサ出力を波形整形する回
路において、上記磁気センサに接続され、磁気センサ出
力の変化分のみを次段回路に透過させるコンデンサと、
上記コンデンサに接続され、入力と出力を帰還抵抗で接
続されたインバータ回路と、上記インバータ回路の出力
を少なくとも2つの閾値によって矩形波に変換するシュ
ミットトリガ回路とを具備し、上記インバータ回路はさ
らに、上記シュミットトリガ回路の少なくとも2つの閾
値に応じて、インバータの動作点を補正するための補正
回路を有することを特徴とする。
に、本発明の磁気センサ回路では、磁気センサを移動可
能な磁気記録媒体の近傍に設け、その磁気記録媒体の移
動によって生じる上記磁気センサ出力を波形整形する回
路において、上記磁気センサに接続され、磁気センサ出
力の変化分のみを次段回路に透過させるコンデンサと、
上記コンデンサに接続され、入力と出力を帰還抵抗で接
続されたインバータ回路と、上記インバータ回路の出力
を少なくとも2つの閾値によって矩形波に変換するシュ
ミットトリガ回路とを具備し、上記インバータ回路はさ
らに、上記シュミットトリガ回路の少なくとも2つの閾
値に応じて、インバータの動作点を補正するための補正
回路を有することを特徴とする。
【0015】
【作用】即ち、本発明の磁気センサ回路は、磁気記録媒
体の移動によって生じる磁気センサ出力を波形整形する
回路において、コンデンサが上記磁気センサ出力の変化
分のみを入出力を帰還抵抗で接続されたインバータ回路
に透過させると、シュミットトリガ回路によりインバー
タ回路の出力が少なくとも2つの閾値によって矩形波に
変換される。尚、上記インバータ回路における補正回路
により、上記シュミットトリガ回路の2つの閾値に応じ
てインバータの動作点が補正される。
体の移動によって生じる磁気センサ出力を波形整形する
回路において、コンデンサが上記磁気センサ出力の変化
分のみを入出力を帰還抵抗で接続されたインバータ回路
に透過させると、シュミットトリガ回路によりインバー
タ回路の出力が少なくとも2つの閾値によって矩形波に
変換される。尚、上記インバータ回路における補正回路
により、上記シュミットトリガ回路の2つの閾値に応じ
てインバータの動作点が補正される。
【0016】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例に係る磁気セン
サ回路の構成を示す図である。
サ回路の構成を示す図である。
【0017】本実施例の磁気センサ回路では、電源と基
準電圧との間には磁気抵抗素子1a,1bが直列に接続
されており、その中間にはコンデンサ2a,インバータ
3a,シュミットトリガ4aが直列に接続されている。
さらに、上記インバータ3aの入出力端間には帰還抵抗
5aが接続されている。
準電圧との間には磁気抵抗素子1a,1bが直列に接続
されており、その中間にはコンデンサ2a,インバータ
3a,シュミットトリガ4aが直列に接続されている。
さらに、上記インバータ3aの入出力端間には帰還抵抗
5aが接続されている。
【0018】同様に、電源と基準電圧間には磁気抵抗素
子1c,1dが直列に接続されており、その中間にはコ
ンデンサ2b,インバータ3b,シュミットトリガ4b
が直列に接続されている。そして、上記インバータ3b
の入出力端間には帰還抵抗5bが接続されている。さら
に、上記インバータ3a,3bには抵抗6が接続されて
いる。
子1c,1dが直列に接続されており、その中間にはコ
ンデンサ2b,インバータ3b,シュミットトリガ4b
が直列に接続されている。そして、上記インバータ3b
の入出力端間には帰還抵抗5bが接続されている。さら
に、上記インバータ3a,3bには抵抗6が接続されて
いる。
【0019】このような構成において、磁気抵抗素子1
a,1b,1c,1dから得られる磁気センサ出力より
コンデンサ2a,2bを用いて交流成分のみが取り出さ
れ、帰還抵抗5a,5bを接続して増幅作用をもたせた
インバータ3a,3bにより信号増幅され、シュミット
トリガ4a,4bによりチャタリングのない矩形波が得
られる。
a,1b,1c,1dから得られる磁気センサ出力より
コンデンサ2a,2bを用いて交流成分のみが取り出さ
れ、帰還抵抗5a,5bを接続して増幅作用をもたせた
インバータ3a,3bにより信号増幅され、シュミット
トリガ4a,4bによりチャタリングのない矩形波が得
られる。
【0020】ここで、上記抵抗6はインバータ3a,3
bの駆動電圧を他の上記回路の電源電圧と異なるように
設定するためのもので、図2に示すようにインバータ3
a,3bの動作点がシュミットトリガ4a,4bのハイ
側移動点よりも低く、且つロウ側動作点よりも高くなる
ように設定する。
bの駆動電圧を他の上記回路の電源電圧と異なるように
設定するためのもので、図2に示すようにインバータ3
a,3bの動作点がシュミットトリガ4a,4bのハイ
側移動点よりも低く、且つロウ側動作点よりも高くなる
ように設定する。
【0021】また、帰還抵抗5a,5bはインバータ3
a,3bの動作点とシュミットトリガ4a,4bのハイ
側転移点との電圧差を第1電圧差21、ロウ側転移点と
の電圧差を第2電圧差22とする場合、第1電圧差21
と第2電圧差22の大きいほうの電圧差の2倍以上の振
幅23が獲られるように設定する。
a,3bの動作点とシュミットトリガ4a,4bのハイ
側転移点との電圧差を第1電圧差21、ロウ側転移点と
の電圧差を第2電圧差22とする場合、第1電圧差21
と第2電圧差22の大きいほうの電圧差の2倍以上の振
幅23が獲られるように設定する。
【0022】具体的には、電源電圧は5.5[V]と
し、インバータ3a,3bは市販のインバータ“406
9UB”を使用し、またシュミットトリガ4a,4bは
市販のシュミットトリガ“4584B”を使用したとす
ると、シュミットトリガ4a,4bのハイ側転移点とロ
ウ側転移点との中間に含まれるような動作点になるよう
にインバータ3aの駆動電圧を約4.7[V]に設定す
ればよい。この時、抵抗6は約2[KΩ]である。上記
抵抗5aは、第1電圧差と第2電圧差の大きい方の電圧
差の2倍以上の振幅が得られるようにするためには約1
00[KΩ]程度に設定すればよい。
し、インバータ3a,3bは市販のインバータ“406
9UB”を使用し、またシュミットトリガ4a,4bは
市販のシュミットトリガ“4584B”を使用したとす
ると、シュミットトリガ4a,4bのハイ側転移点とロ
ウ側転移点との中間に含まれるような動作点になるよう
にインバータ3aの駆動電圧を約4.7[V]に設定す
ればよい。この時、抵抗6は約2[KΩ]である。上記
抵抗5aは、第1電圧差と第2電圧差の大きい方の電圧
差の2倍以上の振幅が得られるようにするためには約1
00[KΩ]程度に設定すればよい。
【0023】尚、コンデンサ2aについては、静電容量
が小さいと磁気センサ出力の低周波数成分が除去された
しまうので、センサ出力の周波数帯域に影響のない静電
容量にする必要がある。次に、図3は本発明の第2の実
施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図である。尚、
図1と同一内容のものは、同一番号で示し、説明は省略
する。
が小さいと磁気センサ出力の低周波数成分が除去された
しまうので、センサ出力の周波数帯域に影響のない静電
容量にする必要がある。次に、図3は本発明の第2の実
施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図である。尚、
図1と同一内容のものは、同一番号で示し、説明は省略
する。
【0024】本実施例と上記第1の実施例との異なる点
は、インバータ3a,3bの駆動電圧を他の上記回路の
電源電圧と異なるように設定する抵抗6の代わりに、ダ
イオード7a,7bを2段用いてインバータ3a,3b
の動作点がシュミットトリガ4a,4bのハイ側転移点
よりも低く、且つ、ロウ側転移点よりも高くなるように
設定したことである。本実施例では、このような構成に
より極めて安定したインバータ3a,3bの動作点が得
られ、出力からはチャタリングのない矩形波を得ること
ができる。
は、インバータ3a,3bの駆動電圧を他の上記回路の
電源電圧と異なるように設定する抵抗6の代わりに、ダ
イオード7a,7bを2段用いてインバータ3a,3b
の動作点がシュミットトリガ4a,4bのハイ側転移点
よりも低く、且つ、ロウ側転移点よりも高くなるように
設定したことである。本実施例では、このような構成に
より極めて安定したインバータ3a,3bの動作点が得
られ、出力からはチャタリングのない矩形波を得ること
ができる。
【0025】以上詳述したように、本発明によれば抵抗
6あるいはダイオード7a,7bを設け、インバータ3
a,3bの駆動電圧を他の上記回路の電源電圧と異なる
ように設定することで、コンデンサにより交流成分のみ
を透過するような場合でも矩形波を正確に出力すること
ができる。そして、調整不要でチャタリングのない矩形
波を得ることができる低価格で部品点数の少ない磁気セ
ンサ回路を提供することができる。
6あるいはダイオード7a,7bを設け、インバータ3
a,3bの駆動電圧を他の上記回路の電源電圧と異なる
ように設定することで、コンデンサにより交流成分のみ
を透過するような場合でも矩形波を正確に出力すること
ができる。そして、調整不要でチャタリングのない矩形
波を得ることができる低価格で部品点数の少ない磁気セ
ンサ回路を提供することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、磁気センサ出力を波形
整形する磁気センサ回路において、磁気センサ毎の調整
を不要とし、部品点数が少なくしかも低価格の部品で、
磁気センサ出力に応じた矩形波を正確に出力する磁気セ
ンサ回路を提供することができる。
整形する磁気センサ回路において、磁気センサ毎の調整
を不要とし、部品点数が少なくしかも低価格の部品で、
磁気センサ出力に応じた矩形波を正確に出力する磁気セ
ンサ回路を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る磁気センサ回路の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】第1の実施例の磁気センサ回路の磁気センサ出
力波形を示す図である。
力波形を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る磁気センサ回路の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図4】従来の磁気センサ回路の構成を示す図である。
【図5】従来の磁気センサ回路の構成を示す図である。
【図6】従来の磁気センサ回路の構成を示す図である。
【図7】従来の磁気センサ回路の構成を示す図である。
【図8】(a)は帰還抵抗なし、(b)は帰還抵抗あり
の磁気センサ出力波形を示す図である。
の磁気センサ出力波形を示す図である。
【図9】(a)は磁気センサ出力波形、(b)はシュミ
ットトリガ回路入力波形、(c)はシュミットトリガ回
路出力波形をそれぞれ示す図である。
ットトリガ回路入力波形、(c)はシュミットトリガ回
路出力波形をそれぞれ示す図である。
1…磁気抵抗素子、2…コンデンサ、3…インバータ、
4…シュミットトリガ、5…帰還抵抗素子、6…抵抗、
7…ダイオード。
4…シュミットトリガ、5…帰還抵抗素子、6…抵抗、
7…ダイオード。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】しかし、図4に示すような構成の磁気セン
サ回路は、コンパレータ44のヒステリシスによりチャ
タリングは出にくいがオペアンプやコンパレータを使用
している為、部品コストが大幅に高くなるという問題や
可変抵抗を用いて調整することによる煩わしさがあっ
た。
サ回路は、コンパレータ44のヒステリシスによりチャ
タリングは出にくいがオペアンプやコンパレータを使用
している為、部品コストが大幅に高くなるという問題や
可変抵抗を用いて調整することによる煩わしさがあっ
た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】具体的には、電源電圧は5.5[V]と
し、インバータ3a,3bは市販のインバータ“406
9UB”を使用し、またシュミットトリガ4a,4bは
市販のシュミットトリガ“4584B”を使用したとす
ると、シュミットトリガ4a,4bのハイ側転移点とロ
ウ側転移点との中間に含まれるような動作点になるよう
にインバータ3a,3bの駆動電圧を約4.7[V]に
設定すればよい。この時、抵抗6は約2[KΩ]であ
る。上記抵抗5aは、第1電圧差と第2電圧差の大きい
方の電圧差の2倍以上の振幅が得られるようにするため
には約100[KΩ]程度に設定すればよい。
し、インバータ3a,3bは市販のインバータ“406
9UB”を使用し、またシュミットトリガ4a,4bは
市販のシュミットトリガ“4584B”を使用したとす
ると、シュミットトリガ4a,4bのハイ側転移点とロ
ウ側転移点との中間に含まれるような動作点になるよう
にインバータ3a,3bの駆動電圧を約4.7[V]に
設定すればよい。この時、抵抗6は約2[KΩ]であ
る。上記抵抗5aは、第1電圧差と第2電圧差の大きい
方の電圧差の2倍以上の振幅が得られるようにするため
には約100[KΩ]程度に設定すればよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】尚、コンデンサ2a,2bについては、静
電容量が小さいと磁気センサ出力の低周波数成分が除去
されたしまうので、センサ出力の周波数帯域に影響のな
い静電容量にする必要がある。次に、図3は本発明の第
2の実施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図であ
る。尚、図1と同一内容のものは、同一番号で示し、説
明は省略する。
電容量が小さいと磁気センサ出力の低周波数成分が除去
されたしまうので、センサ出力の周波数帯域に影響のな
い静電容量にする必要がある。次に、図3は本発明の第
2の実施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図であ
る。尚、図1と同一内容のものは、同一番号で示し、説
明は省略する。
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気センサを移動可能な磁気記録媒体の
近傍に設け、その磁気記録媒体の移動によって生じる上
記磁気センサ出力を波形整形する回路において、 上記磁気センサに接続され、磁気センサ出力の変化分の
みを次段回路に透過させるコンデンサと、 上記コンデンサに接続され、入力と出力を帰還抵抗で接
続されたインバータ回路と、 上記インバータ回路の出力を少なくとも2つの閾値によ
って矩形波に変換するシュミットトリガ回路と、を具備
し、 上記インバータ回路はさらに、上記シュミットトリガ回
路の少なくとも2つの閾値に応じて、インバータの動作
点を補正するための補正回路を有することを特徴とする
磁気センサ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041004A JPH05242405A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 磁気センサ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041004A JPH05242405A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 磁気センサ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242405A true JPH05242405A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12596259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4041004A Withdrawn JPH05242405A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 磁気センサ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05242405A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100487947B1 (ko) * | 2002-11-22 | 2005-05-06 | 삼성전자주식회사 | 클럭 스퀘어 회로 |
US6900671B2 (en) | 2002-06-21 | 2005-05-31 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Current-voltage conversion circuit |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4041004A patent/JPH05242405A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6900671B2 (en) | 2002-06-21 | 2005-05-31 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Current-voltage conversion circuit |
KR100487947B1 (ko) * | 2002-11-22 | 2005-05-06 | 삼성전자주식회사 | 클럭 스퀘어 회로 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |