JPH0524099A - 二軸延伸ブロー成形方法及びそのブロー金型 - Google Patents
二軸延伸ブロー成形方法及びそのブロー金型Info
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- JPH0524099A JPH0524099A JP3202307A JP20230791A JPH0524099A JP H0524099 A JPH0524099 A JP H0524099A JP 3202307 A JP3202307 A JP 3202307A JP 20230791 A JP20230791 A JP 20230791A JP H0524099 A JPH0524099 A JP H0524099A
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- rod
- molded product
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- stretching
- stretch
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/08—Biaxial stretching during blow-moulding
- B29C49/10—Biaxial stretching during blow-moulding using mechanical means for prestretching
- B29C49/122—Drive means therefor
- B29C49/1229—Drive means therefor being a cam mechanism
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C49/08—Biaxial stretching during blow-moulding
- B29C49/10—Biaxial stretching during blow-moulding using mechanical means for prestretching
- B29C49/12—Stretching rods
- B29C49/121—Stretching rod configuration, e.g. geometry; Stretching rod material
- B29C49/1215—Geometry of the stretching rod, e.g. specific stretching rod end shape
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2949/00—Indexing scheme relating to blow-moulding
- B29C2949/07—Preforms or parisons characterised by their configuration
- B29C2949/0715—Preforms or parisons characterised by their configuration the preform having one end closed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/06—Injection blow-moulding
-
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- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/08—Biaxial stretching during blow-moulding
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- B29C49/12—Stretching rods
- B29C49/1208—Stretching rods using additional means to clamp the preform bottom while stretching the preform
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 延伸ロッド3による一次成形品の軸方向への
延伸に際し、ゲート部5と底部2aの中心とのずれを防
止し、もって良好な延伸状態を得る。 【構成】 延伸ロッド3と、これに向き合わせて設けた
受けロッド4との間に底部2aを挟み付けた状態で延伸
ロッド3による軸方向への延伸を行う。 【効果】 挟み付けによってゲート部5のずれが防止さ
れ、良好な延伸状態が得られる。
延伸に際し、ゲート部5と底部2aの中心とのずれを防
止し、もって良好な延伸状態を得る。 【構成】 延伸ロッド3と、これに向き合わせて設けた
受けロッド4との間に底部2aを挟み付けた状態で延伸
ロッド3による軸方向への延伸を行う。 【効果】 挟み付けによってゲート部5のずれが防止さ
れ、良好な延伸状態が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば炭酸飲料やその
他の清涼飲料等の容器の成形に利用される二軸延伸ブロ
ー成形方法及びその金型に関する。
他の清涼飲料等の容器の成形に利用される二軸延伸ブロ
ー成形方法及びその金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、炭酸飲料やその他の清涼飲料の容
器として、二軸延伸ブロー成形した合成樹脂製のボトル
が広く使用されている。この二軸延伸ブロー成形は、加
熱した合成樹脂製の一次成形品を金型内にセットし、一
次成形品の口部側に軸方向にスライド可能に設けられた
延伸ロッドを前進させて、一次成形品の内側から底部を
押圧して一次成形品を軸方向に延伸した後、その内部に
流体を吹き込むことで行われている。
器として、二軸延伸ブロー成形した合成樹脂製のボトル
が広く使用されている。この二軸延伸ブロー成形は、加
熱した合成樹脂製の一次成形品を金型内にセットし、一
次成形品の口部側に軸方向にスライド可能に設けられた
延伸ロッドを前進させて、一次成形品の内側から底部を
押圧して一次成形品を軸方向に延伸した後、その内部に
流体を吹き込むことで行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の二軸延伸ブロー成形においては、延伸ロッドの押圧
時に、延伸ロッドと一次成形品の底部間で滑りを生じ
て、ゲート部(延伸ロッドが当接する部分)と底部の中
心がずれやすい問題がある。このゲート部と底部の中心
とのずれは、一次成形品の軸方向の延伸状態に偏りを発
生させる結果、その後の流体の吹き込みによる延伸成形
性を悪化させ、全体の延伸状態を不均一にして、配向度
や肉厚分布にむらを発生させる。
来の二軸延伸ブロー成形においては、延伸ロッドの押圧
時に、延伸ロッドと一次成形品の底部間で滑りを生じ
て、ゲート部(延伸ロッドが当接する部分)と底部の中
心がずれやすい問題がある。このゲート部と底部の中心
とのずれは、一次成形品の軸方向の延伸状態に偏りを発
生させる結果、その後の流体の吹き込みによる延伸成形
性を悪化させ、全体の延伸状態を不均一にして、配向度
や肉厚分布にむらを発生させる。
【0004】特にこのむらは、得られるボトルに自立性
を持たせるため、縁部に平坦な下面を有する脚部を膨出
させた底部形状としたときに、この底部に顕著に発生し
やすく、底部の落下衝撃強度や耐圧強度を大幅に低下さ
せる原因となる。
を持たせるため、縁部に平坦な下面を有する脚部を膨出
させた底部形状としたときに、この底部に顕著に発生し
やすく、底部の落下衝撃強度や耐圧強度を大幅に低下さ
せる原因となる。
【0005】また、上記のような脚部を有する底部とせ
ずに、ボトルの底部自体は半球状に膨出させた形状と
し、この底部に別体のカップを組み付けて自立性を持た
せたボトルもある。この場合の底部は、上記脚部を有す
る底部ほどむらの影響を強く受けにくいが、やはり全体
の延伸状態が不均一になりやすいのは同じで、ボトルの
ガスバリヤー性等の物性が低下しやすい。
ずに、ボトルの底部自体は半球状に膨出させた形状と
し、この底部に別体のカップを組み付けて自立性を持た
せたボトルもある。この場合の底部は、上記脚部を有す
る底部ほどむらの影響を強く受けにくいが、やはり全体
の延伸状態が不均一になりやすいのは同じで、ボトルの
ガスバリヤー性等の物性が低下しやすい。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、延伸ロッドによる一次成形品の軸方向への
延伸に際し、ゲート部と底部の中心とのずれを防止し、
もって良好な延伸状態が確実に得られるようにすること
を目的とする。
れたもので、延伸ロッドによる一次成形品の軸方向への
延伸に際し、ゲート部と底部の中心とのずれを防止し、
もって良好な延伸状態が確実に得られるようにすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1ないし図3に示され
るように、請求項1の発明では、ブロー金型1内で、加
熱した一次成形品2の内側から底部2aを延伸ロッド3
で押圧して一次成形品2を軸方向に延伸した後、この一
次成形品2内に流体を吹き込む二軸延伸ブロー成形にお
いて、延伸ロッド3の先端と向き合う位置に設けた受け
ロッド4と延伸ロッド3との間に一次成形品2の底部2
aを挟んだ状態で、受けロッド4を後退させながら一次
成形品2の底部2aを延伸ロッド3で押圧することとし
ているものである。
るように、請求項1の発明では、ブロー金型1内で、加
熱した一次成形品2の内側から底部2aを延伸ロッド3
で押圧して一次成形品2を軸方向に延伸した後、この一
次成形品2内に流体を吹き込む二軸延伸ブロー成形にお
いて、延伸ロッド3の先端と向き合う位置に設けた受け
ロッド4と延伸ロッド3との間に一次成形品2の底部2
aを挟んだ状態で、受けロッド4を後退させながら一次
成形品2の底部2aを延伸ロッド3で押圧することとし
ているものである。
【0008】また、請求項2の発明では、セットされた
一次成形品2の口部2b側に軸方向にスライド可能に設
けられ、前進して一次成形品2の内側から底部2aを押
圧する延伸ロッド3と、セットされた一次成形品2の底
部2a側に延伸ロッド3の先端と向き合わされて軸方向
にスライド可能に設けられ、延伸ロッド3の前進時に、
延伸ロッド3との間に一次成形品2の底部2aを挟んで
延伸ロッド3の前進と共に後退する受けロッド4とを設
けたブロー金型1としているものである。
一次成形品2の口部2b側に軸方向にスライド可能に設
けられ、前進して一次成形品2の内側から底部2aを押
圧する延伸ロッド3と、セットされた一次成形品2の底
部2a側に延伸ロッド3の先端と向き合わされて軸方向
にスライド可能に設けられ、延伸ロッド3の前進時に、
延伸ロッド3との間に一次成形品2の底部2aを挟んで
延伸ロッド3の前進と共に後退する受けロッド4とを設
けたブロー金型1としているものである。
【0009】
【作用】本発明においては、一次成形品2の底部2aを
延伸ロッド3で押圧するに際し、底部2aが延伸ロッド
3と受けロッド4の間に挟まれて、一定位置に固定され
た状態で押圧が行われるので、延伸ロッド3と一次成形
品2の底部2aとの間で滑りを生じることがなく、延伸
ロッド3が当接するゲート部5と底部2aの位置関係を
確実に維持することができる。
延伸ロッド3で押圧するに際し、底部2aが延伸ロッド
3と受けロッド4の間に挟まれて、一定位置に固定され
た状態で押圧が行われるので、延伸ロッド3と一次成形
品2の底部2aとの間で滑りを生じることがなく、延伸
ロッド3が当接するゲート部5と底部2aの位置関係を
確実に維持することができる。
【0010】
【実施例】まず、図1によって本ブロー金型1の一実施
例を説明する。
例を説明する。
【0011】図示されるように、本ブロー金型1は、延
伸ロッド3を有すると共に、受けロッド4をも有するも
のとなっている。
伸ロッド3を有すると共に、受けロッド4をも有するも
のとなっている。
【0012】延伸ロッド3は、ブロー金型1内にセット
される一次成形品1の口部2b側に軸方向にスライド可
能に設けられている。また、受けロッド4は、その先端
が延伸ロッド3の先端と向き合わされて、一次成形品2
の底部2a側に軸方向にスライド可能に設けられてい
る。
される一次成形品1の口部2b側に軸方向にスライド可
能に設けられている。また、受けロッド4は、その先端
が延伸ロッド3の先端と向き合わされて、一次成形品2
の底部2a側に軸方向にスライド可能に設けられてい
る。
【0013】延伸ロッド3と受けロッド4をスライドさ
せる機構は、エアシリンダー式、カム式又はこの両者の
併用のいずれでもよい。
せる機構は、エアシリンダー式、カム式又はこの両者の
併用のいずれでもよい。
【0014】延伸ロッド3は、一次成形品2内を前進し
て、内側から一次成形品2の底部2aを押圧して軸方向
へ延伸するものである。受けロッド4は、延伸ロッド3
が一次成形品2の底部2aを押圧するときに、延伸ロッ
ド3との間に底部2aを挟み付け、その状態で延伸ロッ
ド3の前進と共に後退するものである。
て、内側から一次成形品2の底部2aを押圧して軸方向
へ延伸するものである。受けロッド4は、延伸ロッド3
が一次成形品2の底部2aを押圧するときに、延伸ロッ
ド3との間に底部2aを挟み付け、その状態で延伸ロッ
ド3の前進と共に後退するものである。
【0015】延伸ロッド3の押圧力Aは1〜6kg/c
m2 が好ましく、更に好ましくは2〜5kg/cm2 で
ある。受けロッド4の延伸ロッド3側への押圧力B(底
部2aを挟み付ける力)は、延伸ロッド3の前進を損な
わないよう、延伸ロッド3の押圧力より小さいことが必
要である。延伸ロッド3の押圧力Aと受けロッド4の押
圧力Bの差は、0.2〜5.5kg/cm2 であること
が好ましく、更に好ましくは0.5〜3.0kg/cm
2 である。この圧力差が大き過ぎると、一次成形品2の
底部2aを挟み付ける力が十分得にくく、ゲート部5が
底部2aの中心からずれやすくなる。逆に小さ過ぎると
挟み付けられた底部2a部分が過剰につぶれ、ピンホー
ル等を生じやすくなる。
m2 が好ましく、更に好ましくは2〜5kg/cm2 で
ある。受けロッド4の延伸ロッド3側への押圧力B(底
部2aを挟み付ける力)は、延伸ロッド3の前進を損な
わないよう、延伸ロッド3の押圧力より小さいことが必
要である。延伸ロッド3の押圧力Aと受けロッド4の押
圧力Bの差は、0.2〜5.5kg/cm2 であること
が好ましく、更に好ましくは0.5〜3.0kg/cm
2 である。この圧力差が大き過ぎると、一次成形品2の
底部2aを挟み付ける力が十分得にくく、ゲート部5が
底部2aの中心からずれやすくなる。逆に小さ過ぎると
挟み付けられた底部2a部分が過剰につぶれ、ピンホー
ル等を生じやすくなる。
【0016】特に受けロッド4のスライド機構がエアシ
リンダー方式の場合、上記受けロッド4の押圧力Bはエ
アシリンダーからのエア抜け流量によって調整されるの
で、これを適切に定める必要がある。このエア抜け流量
はエアシリンダーの大きさ等にもよるが、通常10〜1
00cm3 /secが好ましく、更に好ましくは30〜
70cm3 /secである。
リンダー方式の場合、上記受けロッド4の押圧力Bはエ
アシリンダーからのエア抜け流量によって調整されるの
で、これを適切に定める必要がある。このエア抜け流量
はエアシリンダーの大きさ等にもよるが、通常10〜1
00cm3 /secが好ましく、更に好ましくは30〜
70cm3 /secである。
【0017】ゲート部5と底部2aの中心とのずれは、
一次成形品2セット時の受けロッド4と有底一次成形品
2との距離Cによっても影響される。この距離Cは−5
〜20mmが好ましく、更に好ましくは0〜10mmで
ある。
一次成形品2セット時の受けロッド4と有底一次成形品
2との距離Cによっても影響される。この距離Cは−5
〜20mmが好ましく、更に好ましくは0〜10mmで
ある。
【0018】本二軸延伸ブロー成形は、上述のような受
けロッド4を備えたブロー金型1を用い、次のようにし
て行われるものである。
けロッド4を備えたブロー金型1を用い、次のようにし
て行われるものである。
【0019】まず、図1に示されるように、成形に適し
た温度に加熱された合成樹脂製の一次成形品2をブロー
金型1にセットする。
た温度に加熱された合成樹脂製の一次成形品2をブロー
金型1にセットする。
【0020】次いで図2に示されるように延伸ロッド3
を前進させ、一次成形品2の底部2aを受けロッド4と
の間に挟み付けると共に、底部2aを内側から押圧す
る。底部2aを受けロッドとの間に挟み付けたまま更に
延伸ロッド3を前進させ、これに伴って受けロッド4を
後退させて、一次成形品2を軸方向に延伸する。
を前進させ、一次成形品2の底部2aを受けロッド4と
の間に挟み付けると共に、底部2aを内側から押圧す
る。底部2aを受けロッドとの間に挟み付けたまま更に
延伸ロッド3を前進させ、これに伴って受けロッド4を
後退させて、一次成形品2を軸方向に延伸する。
【0021】一次成形品2の軸方向への延伸完了後、図
3に示されるように一次成形品2中にブローエアー等の
流体を吹き込んで周方向への延伸を行い、二次成形品6
とする。この周方向への延伸完了後、延伸ロッド3を後
退させると共に、受けロッド4の延伸ロッド3方向への
押圧を解除し、ブロー金型1から二次成形品6を取り出
して1サイクルの成形を終了する。
3に示されるように一次成形品2中にブローエアー等の
流体を吹き込んで周方向への延伸を行い、二次成形品6
とする。この周方向への延伸完了後、延伸ロッド3を後
退させると共に、受けロッド4の延伸ロッド3方向への
押圧を解除し、ブロー金型1から二次成形品6を取り出
して1サイクルの成形を終了する。
【0022】更に成形を続ける場合、ブロー金型1を閉
じ、図1に示される位置に受けロッド4を戻すと共に一
次成形品2をセットして同様の操作を行えばよい。
じ、図1に示される位置に受けロッド4を戻すと共に一
次成形品2をセットして同様の操作を行えばよい。
【0023】尚、軸方向長さが異なる一次成形体2を成
形する場合には、受けロッド4の前進位置を調整するこ
とで容易に対応することができる。
形する場合には、受けロッド4の前進位置を調整するこ
とで容易に対応することができる。
【0024】次に、受けロッド4回りの調整項目が与え
る影響を調べた結果を示す。表1は受けロッド4と一次
成形品2間の間隔Cがゲート部5のずれに与える影響を
調べた結果であり、表2は受けロッド4の押圧力がゲー
ト部5のずれとゲート部5の肉厚に与える影響を調べた
結果である。
る影響を調べた結果を示す。表1は受けロッド4と一次
成形品2間の間隔Cがゲート部5のずれに与える影響を
調べた結果であり、表2は受けロッド4の押圧力がゲー
ト部5のずれとゲート部5の肉厚に与える影響を調べた
結果である。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
更に、本発明の方法で成形したボトルと、従来の方法
によるボトルについて、底部2の肉厚分布、落下衝撃強
度、成形性を調べた結果を示す。但し、本発明の方法
は、受けロッド4と一次成形品2の間隔C=0mm、受
けロッド4の押圧力=2kg/cm2 、受けロッド4の
スライド機構はエアシリンダー方式で、そのエア抜け流
量=50cm3 /sec、延伸ロッド3の押圧力=2.
5kg/cm2 で行った。また、各調査項目は次のよう
にして調べた。
によるボトルについて、底部2の肉厚分布、落下衝撃強
度、成形性を調べた結果を示す。但し、本発明の方法
は、受けロッド4と一次成形品2の間隔C=0mm、受
けロッド4の押圧力=2kg/cm2 、受けロッド4の
スライド機構はエアシリンダー方式で、そのエア抜け流
量=50cm3 /sec、延伸ロッド3の押圧力=2.
5kg/cm2 で行った。また、各調査項目は次のよう
にして調べた。
【0027】(1)底部2の肉厚分布
底部2における谷線部7の肉厚を図4に示されるような
部位で測定することで行った。結果を表3に示す。尚、
図4における8は脚部である。
部位で測定することで行った。結果を表3に示す。尚、
図4における8は脚部である。
【0028】(2)落下衝撃強度
4.0volの疑似炭酸水を充填後、38℃の恒温槽に
て保管し、2週間目と4週間目に2.0mの高さより1
回垂直落下させ、その破損率を調べることで行った。結
果を表4に示す。
て保管し、2週間目と4週間目に2.0mの高さより1
回垂直落下させ、その破損率を調べることで行った。結
果を表4に示す。
【0029】(3)成形性
完全成形率及び収率を調べることで行った。結果を表5
に示す。
に示す。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、ゲート部5を底部2aの中心と一致させて成形する
ことができるので、配向度や肉厚分布にむらのない良好
な延伸状態が得られるものである。
り、ゲート部5を底部2aの中心と一致させて成形する
ことができるので、配向度や肉厚分布にむらのない良好
な延伸状態が得られるものである。
【図1】本ブロー金型に一次成形品をセットした状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】延伸ロッドを前進させて一次成形品を軸方向に
延伸している状態を示す断面図である。
延伸している状態を示す断面図である。
【図3】一次成形品内に流体を吹き込んで二次成形品へ
成形した状態を示す断面図である。
成形した状態を示す断面図である。
【図4】肉厚の測定部位の説明図である。
1 ブロー金型
2 一次成形品
2a 底部
2b 首部
3 延伸ロッド
4 受けロッド
5 ゲート部
6 二次成形品
7 谷線部
8 脚部
フロントページの続き
(72)発明者 杉浦 輝彦
東京都町田市旭町3丁目5番1号 電気化
学工業株式会社総合研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 ブロー金型内で、加熱した一次成形品の
内側から底部を延伸ロッドで押圧して一次成形品を軸方
向に延伸した後、この一次成形品内に流体を吹き込む二
軸延伸ブロー成形において、延伸ロッドの先端と向き合
う位置に設けた受けロッドと延伸ロッドとの間に一次成
形品の底部を挟んだ状態で、受けロッドを後退させなが
ら一次成形品の底部を延伸ロッドで押圧することを特徴
とする二軸延伸ブロー成形方法。 - 【請求項2】 セットされた一次成形品の口部側に軸方
向にスライド可能に設けられ、前進して一次成形品の内
側から底部を押圧する延伸ロッドと、セットされた一次
成形品の底部側に延伸ロッドの先端と向き合わされて軸
方向にスライド可能に設けられ、延伸ロッドの前進時
に、延伸ロッドとの間に一次成形品の底部を挟んで延伸
ロッドの前進と共に後退する受けロッドとを有すること
を特徴とするブロー金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3202307A JPH0524099A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 二軸延伸ブロー成形方法及びそのブロー金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3202307A JPH0524099A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 二軸延伸ブロー成形方法及びそのブロー金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524099A true JPH0524099A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16455382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3202307A Withdrawn JPH0524099A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 二軸延伸ブロー成形方法及びそのブロー金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524099A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002062549A3 (en) * | 2001-02-07 | 2002-11-21 | Sipa Spa | Method and apparatus for conditioning pet preforms and method and apparatus for manufacturing pet containers with out-of-center mouth |
US6703575B1 (en) | 1997-12-26 | 2004-03-09 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Arc-extinguishing system for a contact switching apparatus |
EP1779993A1 (fr) * | 2005-10-26 | 2007-05-02 | Aisapack Holding SA | Dispositif et procédé de fabrication d'un récipient thermoplastique par soufflage |
WO2008044793A1 (en) * | 2006-10-12 | 2008-04-17 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Biaxially stretched thin-walled polyester bottle |
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