JPH05238576A - 給紙カセットのパッド圧調整装置 - Google Patents
給紙カセットのパッド圧調整装置Info
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- JPH05238576A JPH05238576A JP4042804A JP4280492A JPH05238576A JP H05238576 A JPH05238576 A JP H05238576A JP 4042804 A JP4042804 A JP 4042804A JP 4280492 A JP4280492 A JP 4280492A JP H05238576 A JPH05238576 A JP H05238576A
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- friction
- pad pressure
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 27
- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract description 10
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 30
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
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- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給紙カセットにおけるパッド圧の調整を容易
に行なえるようにする。 【構成】 機器本体に設けられた摩擦ローラ4に対して
接離する方向へ手動により移動される手動式移動部材8
と、給紙される用紙3を介して前記摩擦ローラ4の外周
面に当接されると共に少なくともこの摩擦ローラ4に対
して接離する方向へ移動自在に前記手動式移動部材8に
取付けられたフリクションパッド6と、前記フリクショ
ンパッド6と前記手動式移動部材8との間に設けられる
と共に前記フリクションパッド6を前記摩擦ローラ4に
当接させる方向へ付勢する付勢体12とを給紙カセット
5に設け、前記フリクションパッド6が前記用紙3を介
して前記摩擦ローラ4の外周面に当接した際のパッド圧
を検出するセンサ13を前記フリクションパッド6と前
記手動式移動部材8との間に設けた。
に行なえるようにする。 【構成】 機器本体に設けられた摩擦ローラ4に対して
接離する方向へ手動により移動される手動式移動部材8
と、給紙される用紙3を介して前記摩擦ローラ4の外周
面に当接されると共に少なくともこの摩擦ローラ4に対
して接離する方向へ移動自在に前記手動式移動部材8に
取付けられたフリクションパッド6と、前記フリクショ
ンパッド6と前記手動式移動部材8との間に設けられる
と共に前記フリクションパッド6を前記摩擦ローラ4に
当接させる方向へ付勢する付勢体12とを給紙カセット
5に設け、前記フリクションパッド6が前記用紙3を介
して前記摩擦ローラ4の外周面に当接した際のパッド圧
を検出するセンサ13を前記フリクションパッド6と前
記手動式移動部材8との間に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙を収納すると共に
この用紙を給紙するためのフリクションパッド備えた給
紙カセットのパッド圧調整装置に関する。
この用紙を給紙するためのフリクションパッド備えた給
紙カセットのパッド圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタにおいては、セ
ットされた給紙カセットから給紙される用紙が重送を起
こさないようにするために様々な方式が採用されてお
り、その代表的なものとしては摩擦ローラ分離方式やフ
リクションパッド分離方式がある。
ットされた給紙カセットから給紙される用紙が重送を起
こさないようにするために様々な方式が採用されてお
り、その代表的なものとしては摩擦ローラ分離方式やフ
リクションパッド分離方式がある。
【0003】まず、摩擦ローラ分離方式の原理について
図11に基づいて説明する。同図は、対向する一対の摩
擦ローラ1,2間に二枚の用紙3が挾み込まれると共に
これらの摩擦ローラ1,2が付勢力“P”で互いの外周
面同士を当接させる方向に付勢されている状態を示して
いる。図面上の右側に給紙カセット(図示せず)がセッ
トされており、図面上の左方向が給紙方向である。
図11に基づいて説明する。同図は、対向する一対の摩
擦ローラ1,2間に二枚の用紙3が挾み込まれると共に
これらの摩擦ローラ1,2が付勢力“P”で互いの外周
面同士を当接させる方向に付勢されている状態を示して
いる。図面上の右側に給紙カセット(図示せず)がセッ
トされており、図面上の左方向が給紙方向である。
【0004】ここで、一方の摩擦ローラ1と用紙3との
間の摩擦係数を“μA”、用紙3同士の間の摩擦係数を
“μP”、他方の摩擦ローラ2と用紙3との間の摩擦係
数を“μB”とした場合、摩擦ローラ1と用紙3との間
に作用する摩擦力“FA”、用紙3同士の間に作用する
摩擦力“FP”、摩擦ローラ2と用紙3との間に作用す
る摩擦力“FB”は、それぞれ、FA=μAP、FP=μP
P、FB=μBPとなる。
間の摩擦係数を“μA”、用紙3同士の間の摩擦係数を
“μP”、他方の摩擦ローラ2と用紙3との間の摩擦係
数を“μB”とした場合、摩擦ローラ1と用紙3との間
に作用する摩擦力“FA”、用紙3同士の間に作用する
摩擦力“FP”、摩擦ローラ2と用紙3との間に作用す
る摩擦力“FB”は、それぞれ、FA=μAP、FP=μP
P、FB=μBPとなる。
【0005】また、この状態での用紙送りにおいて、重
送を起こさないための条件式は、 │FA│>│FB│≫│FP│+α である。 なお、“α”は、用紙3の重さ“M”による摩擦力“F
M”(FM=MμP)であり、摩擦ローラ1,2間に挾み
込まれた用紙3の枚数により変化する。そして、上記の
条件式を満足させ、かつ、“α”による影響を完全に除
去するためには、“μA>μB≫μP”の関係が必要であ
る。しかし、摩擦係数“μ”はほとんどの場合、μ=0
〜1の範囲であり、上記条件式における各力の差(│F
A│−│FB│、│FB│−│FP│等)を大きくするため
には、付勢力“P”を増大させる必要がある。一方、こ
の付勢力“P”を大きくしすぎると、各部材間の摩擦状
態が変化するため、上記条件式の関係が成立しなくな
る。従って、付勢力“P”には、重送を起こさない重送
防止範囲というものがある。なお、図11に示した摩擦
ローラ分離方式においては、二つの摩擦ローラ1,2の
回転方向を同方向にする事で積極的に給紙方向への摩擦
力“FA”と戻し方向への摩擦力“FB”とを与えている
ため、付勢力“P”が多少変動しても重送が起こりにく
くなっている。しかし、二つの摩擦ローラ1,2に駆動
力を伝達するための動力伝達機構や、摩擦ローラ1に対
して摩擦ローラ2を接離する方向へ移動自在に保持する
ための保持機構等が必要であり、部品点数が増加すると
共に構造が複雑となり、コスト高となっている。
送を起こさないための条件式は、 │FA│>│FB│≫│FP│+α である。 なお、“α”は、用紙3の重さ“M”による摩擦力“F
M”(FM=MμP)であり、摩擦ローラ1,2間に挾み
込まれた用紙3の枚数により変化する。そして、上記の
条件式を満足させ、かつ、“α”による影響を完全に除
去するためには、“μA>μB≫μP”の関係が必要であ
る。しかし、摩擦係数“μ”はほとんどの場合、μ=0
〜1の範囲であり、上記条件式における各力の差(│F
A│−│FB│、│FB│−│FP│等)を大きくするため
には、付勢力“P”を増大させる必要がある。一方、こ
の付勢力“P”を大きくしすぎると、各部材間の摩擦状
態が変化するため、上記条件式の関係が成立しなくな
る。従って、付勢力“P”には、重送を起こさない重送
防止範囲というものがある。なお、図11に示した摩擦
ローラ分離方式においては、二つの摩擦ローラ1,2の
回転方向を同方向にする事で積極的に給紙方向への摩擦
力“FA”と戻し方向への摩擦力“FB”とを与えている
ため、付勢力“P”が多少変動しても重送が起こりにく
くなっている。しかし、二つの摩擦ローラ1,2に駆動
力を伝達するための動力伝達機構や、摩擦ローラ1に対
して摩擦ローラ2を接離する方向へ移動自在に保持する
ための保持機構等が必要であり、部品点数が増加すると
共に構造が複雑となり、コスト高となっている。
【0006】つぎに、フリクションパッド分離方式の原
理について図12に基づいて説明する。このフリクショ
ンパッド分離方式は、複写機等の機器本体(図示せず)
に設けられた一個の摩擦ローラ4と、用紙3を収納する
給紙カセット5に取付けられると共に摩擦ローラ4の外
周面に用紙3を介して弾性的に当接されるフリクション
パッド6とを主要な構成部品とするものである。ここ
で、給紙カセット5へのフリクションパッド6の取付構
造について詳述すると、給紙カセット5にはベース7が
固定されており、このベース7にはスクリュー8が螺合
されている。スクリュー8の中心部には孔9が形成さ
れ、フリクションパッド6を支持する支持部材10に固
定された脚部11がこの孔9にスライド自在に嵌合され
ている。さらに、スクリュー8の上端部と支持部材10
との間にはフリクションパッド6を支持部材10と共に
摩擦ローラ4に当接する方向へ付勢するバネ12が介装
されている。
理について図12に基づいて説明する。このフリクショ
ンパッド分離方式は、複写機等の機器本体(図示せず)
に設けられた一個の摩擦ローラ4と、用紙3を収納する
給紙カセット5に取付けられると共に摩擦ローラ4の外
周面に用紙3を介して弾性的に当接されるフリクション
パッド6とを主要な構成部品とするものである。ここ
で、給紙カセット5へのフリクションパッド6の取付構
造について詳述すると、給紙カセット5にはベース7が
固定されており、このベース7にはスクリュー8が螺合
されている。スクリュー8の中心部には孔9が形成さ
れ、フリクションパッド6を支持する支持部材10に固
定された脚部11がこの孔9にスライド自在に嵌合され
ている。さらに、スクリュー8の上端部と支持部材10
との間にはフリクションパッド6を支持部材10と共に
摩擦ローラ4に当接する方向へ付勢するバネ12が介装
されている。
【0007】ここで、フリクションパッド分離方式は、
図11に示した摩擦ローラ分離方式に比べて部品点数が
少なくなると共に構造が簡単なため、低コストなものと
なっている。しかし、フリクションパッド6と用紙3と
の間における戻し方向の摩擦力“FB”を積極的に与え
ないため、付勢力(パッド圧)“P”の変動に弱く、パ
ッド圧“P”の重送防止範囲は狭くなっている。通常こ
のフリクションパッド分離方式ではパッド圧“P”を得
るためにバネ12を用い、その公差内でパッド圧“P”
が重送防止範囲内に収まるようにしているが、フリクシ
ョンパッド6自体が給紙カセット5に取付けられてお
り、また、給紙カセット5の着脱に伴う位置ずれや、機
器本体に取付けられている摩擦ローラ4の公差による位
置ずれ等により、設計値のバネ12の変位量だけではパ
ッド圧“P”が重送防止範囲から外れてしまう場合があ
る。そして、パッド圧“P”が重送防止範囲を外れた場
合には、スクリュー8を手回ししてバネ12やフリクシ
ョンパッド6を上下動させることにより、パッド圧
“P”の値が重送防止範囲内となるように補正してい
る。
図11に示した摩擦ローラ分離方式に比べて部品点数が
少なくなると共に構造が簡単なため、低コストなものと
なっている。しかし、フリクションパッド6と用紙3と
の間における戻し方向の摩擦力“FB”を積極的に与え
ないため、付勢力(パッド圧)“P”の変動に弱く、パ
ッド圧“P”の重送防止範囲は狭くなっている。通常こ
のフリクションパッド分離方式ではパッド圧“P”を得
るためにバネ12を用い、その公差内でパッド圧“P”
が重送防止範囲内に収まるようにしているが、フリクシ
ョンパッド6自体が給紙カセット5に取付けられてお
り、また、給紙カセット5の着脱に伴う位置ずれや、機
器本体に取付けられている摩擦ローラ4の公差による位
置ずれ等により、設計値のバネ12の変位量だけではパ
ッド圧“P”が重送防止範囲から外れてしまう場合があ
る。そして、パッド圧“P”が重送防止範囲を外れた場
合には、スクリュー8を手回ししてバネ12やフリクシ
ョンパッド6を上下動させることにより、パッド圧
“P”の値が重送防止範囲内となるように補正してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】機器本体や給紙カセッ
ト5の使用期間が長くなることに伴い、摩擦ローラ4と
フリクションパッド6との間の位置ずれやフリクション
パッド6の摩耗等により、パッド圧“P”が重送防止範
囲から外れ、重送を起こし易くなる。このような場合に
は、スクリュー8を手回ししてパッド圧“P”が重送防
止範囲内となるように調整することが可能ではあるが、
パッド圧“P”の検出手段がないためにパッド圧がどの
程度重送防止範囲から外れているかを検出することがで
きず、出荷後パッド圧を調整することは困難である。
ト5の使用期間が長くなることに伴い、摩擦ローラ4と
フリクションパッド6との間の位置ずれやフリクション
パッド6の摩耗等により、パッド圧“P”が重送防止範
囲から外れ、重送を起こし易くなる。このような場合に
は、スクリュー8を手回ししてパッド圧“P”が重送防
止範囲内となるように調整することが可能ではあるが、
パッド圧“P”の検出手段がないためにパッド圧がどの
程度重送防止範囲から外れているかを検出することがで
きず、出荷後パッド圧を調整することは困難である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
機器本体に設けられた摩擦ローラに対して接離する方向
へ手動により移動される手動式移動部材と、給紙される
用紙を介して前記摩擦ローラの外周面に当接されると共
に少なくともこの摩擦ローラに対して接離する方向へ移
動自在に前記手動式移動部材に取付けられたフリクショ
ンパッドと、前記フリクションパッドと前記手動式移動
部材との間に設けられると共に前記フリクションパッド
を前記摩擦ローラに当接させる方向へ付勢する付勢体と
を給紙カセットに設けた給紙カセットのパッド圧調整装
置において、前記フリクションパッドが前記用紙を介し
て前記摩擦ローラの外周面に当接した際のパッド圧を検
出するセンサを前記フリクションパッドと前記手動式移
動部材との間に設けた。
機器本体に設けられた摩擦ローラに対して接離する方向
へ手動により移動される手動式移動部材と、給紙される
用紙を介して前記摩擦ローラの外周面に当接されると共
に少なくともこの摩擦ローラに対して接離する方向へ移
動自在に前記手動式移動部材に取付けられたフリクショ
ンパッドと、前記フリクションパッドと前記手動式移動
部材との間に設けられると共に前記フリクションパッド
を前記摩擦ローラに当接させる方向へ付勢する付勢体と
を給紙カセットに設けた給紙カセットのパッド圧調整装
置において、前記フリクションパッドが前記用紙を介し
て前記摩擦ローラの外周面に当接した際のパッド圧を検
出するセンサを前記フリクションパッドと前記手動式移
動部材との間に設けた。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、センサとしてパッド圧を電気的に検出する
電気的センサを設け、この電気的センサに接続された入
出力端子を給紙カセットの外周面に取付けた。
明において、センサとしてパッド圧を電気的に検出する
電気的センサを設け、この電気的センサに接続された入
出力端子を給紙カセットの外周面に取付けた。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、手動式移動部材に代えて電気的に動作する
電気的移動手段を設け、センサとしてパッド圧を電気的
に検出する電気的センサを設け、前記電気的センサと前
記電気的移動手段とに接続された入出力端子を給紙カセ
ットの外周面に設け、これらの入出力端子に接続される
と共に前記電気的センサからの検出結果に基づいて前記
電気的移動手段を動作させる制御手段を機器本体に設け
た。
明において、手動式移動部材に代えて電気的に動作する
電気的移動手段を設け、センサとしてパッド圧を電気的
に検出する電気的センサを設け、前記電気的センサと前
記電気的移動手段とに接続された入出力端子を給紙カセ
ットの外周面に設け、これらの入出力端子に接続される
と共に前記電気的センサからの検出結果に基づいて前記
電気的移動手段を動作させる制御手段を機器本体に設け
た。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、パッド圧がセンサに
よって検出されているため、経時的な摩耗等によってパ
ッド圧が重送防止範囲内から外れたことを簡単に検知す
ることができ、センサの検出結果に基づいて手動式移動
部材を操作し、フリクションパッドを摩擦ローラに対し
て接離する方向へ移動させることによりパッド圧の調整
を行ない、パッド圧を重送防止範囲内の適正値に簡単に
戻すことができる。
よって検出されているため、経時的な摩耗等によってパ
ッド圧が重送防止範囲内から外れたことを簡単に検知す
ることができ、センサの検出結果に基づいて手動式移動
部材を操作し、フリクションパッドを摩擦ローラに対し
て接離する方向へ移動させることによりパッド圧の調整
を行ない、パッド圧を重送防止範囲内の適正値に簡単に
戻すことができる。
【0013】請求項2記載の発明では、パッド圧が電気
的センサにより検出され、検出値を表示させる表示手段
を給紙カセットの外周面に設けた入出力端子に接続する
ことによってパッド圧を簡単に検知することができ、経
時的な摩耗等によってパッド圧が重送防止範囲内から外
れたことを検知した場合には手動式移動部材を操作して
フリクションパッドを摩擦ローラに対して接離する方向
へ移動させることによりパッド圧の調整を行なえ、パッ
ド圧を重送防止範囲内の適正値に簡単に戻すことができ
る。さらに、電気的センサからの出力を入出力端子を介
して機器本体に設けた設けた検出部で検出するように
し、その検出結果に基づいて摩擦ローラをフリクション
パッドに対して接離する方向へ移動させる摩擦ローラ移
動機構を設ければ、パッド圧の制御を自動的に常時行な
えるようになる。
的センサにより検出され、検出値を表示させる表示手段
を給紙カセットの外周面に設けた入出力端子に接続する
ことによってパッド圧を簡単に検知することができ、経
時的な摩耗等によってパッド圧が重送防止範囲内から外
れたことを検知した場合には手動式移動部材を操作して
フリクションパッドを摩擦ローラに対して接離する方向
へ移動させることによりパッド圧の調整を行なえ、パッ
ド圧を重送防止範囲内の適正値に簡単に戻すことができ
る。さらに、電気的センサからの出力を入出力端子を介
して機器本体に設けた設けた検出部で検出するように
し、その検出結果に基づいて摩擦ローラをフリクション
パッドに対して接離する方向へ移動させる摩擦ローラ移
動機構を設ければ、パッド圧の制御を自動的に常時行な
えるようになる。
【0014】請求項3記載の発明では、パッド圧が電気
的センサにより検出され、この電気的センサからの検出
結果に基づいて電気的移動手段が動作してフリクション
パッドを摩擦ローラに接離する方向へ移動させるため、
パッド圧の制御を自動的に常時行なえる。
的センサにより検出され、この電気的センサからの検出
結果に基づいて電気的移動手段が動作してフリクション
パッドを摩擦ローラに接離する方向へ移動させるため、
パッド圧の制御を自動的に常時行なえる。
【0015】
【実施例】請求項1記載の発明の第一の実施例を図1に
基づいて説明する。なお、図12において説明した部分
と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。複写機
等の機器本体(図示せず)には一個の摩擦ローラ4が設
けられており、この機器本体には用紙3を収納する給紙
カセット5が着脱自在に取付けられている。そして、こ
の給紙カセット5には、図12に示した従来例と同様
に、摩擦ローラ4に対して接離する方向へ手動により移
動される手動式移動部材であるスクリュー8、支持部材
10により支持されると共に前記スクリュー8に形成さ
れた孔9にスライド自在に嵌合されて前記摩擦ローラ4
に接離する方向へ移動自在なフリクションパッド6、前
記スクリュー8の上端部と前記支持部材10との間に介
装されると共に前記フリクションパッド6を前記摩擦ロ
ーラ4の外周面に当接させる方向へ付勢する付勢体であ
るバネ12が設けられている。
基づいて説明する。なお、図12において説明した部分
と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。複写機
等の機器本体(図示せず)には一個の摩擦ローラ4が設
けられており、この機器本体には用紙3を収納する給紙
カセット5が着脱自在に取付けられている。そして、こ
の給紙カセット5には、図12に示した従来例と同様
に、摩擦ローラ4に対して接離する方向へ手動により移
動される手動式移動部材であるスクリュー8、支持部材
10により支持されると共に前記スクリュー8に形成さ
れた孔9にスライド自在に嵌合されて前記摩擦ローラ4
に接離する方向へ移動自在なフリクションパッド6、前
記スクリュー8の上端部と前記支持部材10との間に介
装されると共に前記フリクションパッド6を前記摩擦ロ
ーラ4の外周面に当接させる方向へ付勢する付勢体であ
るバネ12が設けられている。
【0016】つぎに、前記摩擦ローラ4の外周面に用紙
3を介して当接された前記フリクションパッド6のパッ
ド圧を検出するためのセンサであるテンションゲージ1
3が、前記支持部材10と前記スクリュー8との間に取
付けられている。
3を介して当接された前記フリクションパッド6のパッ
ド圧を検出するためのセンサであるテンションゲージ1
3が、前記支持部材10と前記スクリュー8との間に取
付けられている。
【0017】このような構成において、フリクションパ
ッド6はバネ12により摩擦ローラ4側へ付勢されてお
り、用紙3を介して当接されたフリクションパッド6と
摩擦ローラ4との間にはこのバネ12の付勢力に基づい
たパッド圧が作用しており、このパッド圧は重送防止範
囲内の適正値に設定されている。また、支持部材10と
スクリュー8との間に取付けられたテンションゲージ1
3は、そのパッド圧に対応する値を指示している。
ッド6はバネ12により摩擦ローラ4側へ付勢されてお
り、用紙3を介して当接されたフリクションパッド6と
摩擦ローラ4との間にはこのバネ12の付勢力に基づい
たパッド圧が作用しており、このパッド圧は重送防止範
囲内の適正値に設定されている。また、支持部材10と
スクリュー8との間に取付けられたテンションゲージ1
3は、そのパッド圧に対応する値を指示している。
【0018】ここで、フリクションパッド6が摩耗した
場合には、その摩耗量に相当する分だけフリクションパ
ッド6と支持部材10とがバネ12の付勢力によって押
上げられて摩擦ローラ4側へ移動し、このとき、バネ1
2が伸びた状態となるためにパッド圧は低下する。一
方、フリクションパッド6と支持部材10とが摩擦ロー
ラ4側へ移動した場合には、支持部材10とスクリュー
8との間隔が広がるためにテンションゲージ13が指示
する値が変化し、テンションゲージ13が指示するこの
値を見ることによりパッド圧が低下したことを知ること
ができ、即ち、テンションゲージ13によるパッド圧の
検出が行なわれる。そして、パッド圧が低下して重送防
止範囲から外れた場合には、スクリュー8を手回しして
摩擦ローラ4側へ移動させることにより、バネ12が圧
縮されると共にパッド圧が上昇し、パッド圧を重送防止
範囲内の適正値に戻すことができる。
場合には、その摩耗量に相当する分だけフリクションパ
ッド6と支持部材10とがバネ12の付勢力によって押
上げられて摩擦ローラ4側へ移動し、このとき、バネ1
2が伸びた状態となるためにパッド圧は低下する。一
方、フリクションパッド6と支持部材10とが摩擦ロー
ラ4側へ移動した場合には、支持部材10とスクリュー
8との間隔が広がるためにテンションゲージ13が指示
する値が変化し、テンションゲージ13が指示するこの
値を見ることによりパッド圧が低下したことを知ること
ができ、即ち、テンションゲージ13によるパッド圧の
検出が行なわれる。そして、パッド圧が低下して重送防
止範囲から外れた場合には、スクリュー8を手回しして
摩擦ローラ4側へ移動させることにより、バネ12が圧
縮されると共にパッド圧が上昇し、パッド圧を重送防止
範囲内の適正値に戻すことができる。
【0019】このようにしてテンションゲージ13はパ
ッド圧を常時検出しており、このテンションゲージ13
が指示する値を見ることによってパッド圧が重送防止範
囲から外れたか否かを検知することができ、パッド圧が
重送防止範囲から外れた場合にはスクリュー8を手回し
することによりパッド圧の調整を容易に行なえる。
ッド圧を常時検出しており、このテンションゲージ13
が指示する値を見ることによってパッド圧が重送防止範
囲から外れたか否かを検知することができ、パッド圧が
重送防止範囲から外れた場合にはスクリュー8を手回し
することによりパッド圧の調整を容易に行なえる。
【0020】ついで、請求項1記載の発明の第二の実施
例を図2に基づいて説明する。なお、図1において説明
した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略す
る。本実施例は、支持部材10とスクリュー8との間に
センサであるテンションゲージ13を二個取付けたもの
である。
例を図2に基づいて説明する。なお、図1において説明
した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略す
る。本実施例は、支持部材10とスクリュー8との間に
センサであるテンションゲージ13を二個取付けたもの
である。
【0021】従って、フリクションパッド6の移動方向
が複数ある場合には、これらのテンションゲージ13が
指示する値の平均をとることによってパッド圧の平均値
を知ることができ、パッド圧が重送防止範囲内から外れ
た場合にはスクリュー8を手回しすることによりパッド
圧の調整を容易に行なえる。
が複数ある場合には、これらのテンションゲージ13が
指示する値の平均をとることによってパッド圧の平均値
を知ることができ、パッド圧が重送防止範囲内から外れ
た場合にはスクリュー8を手回しすることによりパッド
圧の調整を容易に行なえる。
【0022】ついで、請求項2記載の発明の第一の実施
例を図3及び図4に基づいて説明する。なお、図1にお
いて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も
省略する。スクリュー8の上端部にはパッド圧を検出す
るための電気的センサであるピエゾ抵抗素子14が貼付
けられており、このピエゾ抵抗素子14の上端面と支持
部材10との間にはバネ12が介装されている。そし
て、前記ピエゾ抵抗素子14に接続された入出力端子1
5が、給紙カセット5の外周面における機器本体と接し
ない側面部に取付けられている。
例を図3及び図4に基づいて説明する。なお、図1にお
いて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も
省略する。スクリュー8の上端部にはパッド圧を検出す
るための電気的センサであるピエゾ抵抗素子14が貼付
けられており、このピエゾ抵抗素子14の上端面と支持
部材10との間にはバネ12が介装されている。そし
て、前記ピエゾ抵抗素子14に接続された入出力端子1
5が、給紙カセット5の外周面における機器本体と接し
ない側面部に取付けられている。
【0023】このような構成において、パッド圧に応じ
た力がバネ12を介してピエゾ抵抗素子14に作用し、
ピエゾ抵抗素子14はその力を検出すると共にその力に
応じた出力を行なう。そして、ピエゾ抵抗素子14が検
出した検出値を表示させる表示手段(図示せず)を入出
力端子15に接続することにより、パッド圧の検出を行
なえる。
た力がバネ12を介してピエゾ抵抗素子14に作用し、
ピエゾ抵抗素子14はその力を検出すると共にその力に
応じた出力を行なう。そして、ピエゾ抵抗素子14が検
出した検出値を表示させる表示手段(図示せず)を入出
力端子15に接続することにより、パッド圧の検出を行
なえる。
【0024】ここで、フリクションパッド6が摩耗した
場合には、その摩耗量に相当する分だけフリクションパ
ッド6と支持部材10とがバネ12の付勢力により押上
げられて摩擦ローラ4側へ移動し、このとき、バネ12
が伸びた状態となるためにパッド圧が低下し、それに伴
ってピエゾ抵抗素子14に作用する力も低下する。従っ
て、ピエゾ抵抗素子14から出力された検出値が小さく
なり、この検出値を表示手段によって表示させることに
より、パッド圧が低下したことを検知することができ
る。そして、パッド圧が低下して重送防止範囲から外れ
た場合には、スクリュー8を手回しして摩擦ローラ4側
へ移動させることにより、バネ12が圧縮されると共に
パッド圧が上昇し、パッド圧を重送防止範囲内の適正値
に戻すことができる。
場合には、その摩耗量に相当する分だけフリクションパ
ッド6と支持部材10とがバネ12の付勢力により押上
げられて摩擦ローラ4側へ移動し、このとき、バネ12
が伸びた状態となるためにパッド圧が低下し、それに伴
ってピエゾ抵抗素子14に作用する力も低下する。従っ
て、ピエゾ抵抗素子14から出力された検出値が小さく
なり、この検出値を表示手段によって表示させることに
より、パッド圧が低下したことを検知することができ
る。そして、パッド圧が低下して重送防止範囲から外れ
た場合には、スクリュー8を手回しして摩擦ローラ4側
へ移動させることにより、バネ12が圧縮されると共に
パッド圧が上昇し、パッド圧を重送防止範囲内の適正値
に戻すことができる。
【0025】ついで、請求項2記載の発明の第二の実施
例を図5及び図6に基づいて説明する。なお、図1乃至
図4において説明した部分と同一部分は同一符号で示
し、説明も省略する。本実施例は、スクリュー8と支持
部材10との間にバネ12を介装すると共に、薄板を断
面形状略楕円形に丸めた起歪体16をスクリュー8と支
持部材10との間に介装し、さらに、前記起歪体16に
電気的センサである一対の歪ゲージ17を貼付けたもの
である。なお、歪ゲージ17に接続された入出力端子1
5は図4に示すように給紙カセット5の外周面における
機器本体と接しない側面部に取付けられており、また、
前記起歪体16の中央部には前記バネ12を貫通させる
ための穴18が形成されている。
例を図5及び図6に基づいて説明する。なお、図1乃至
図4において説明した部分と同一部分は同一符号で示
し、説明も省略する。本実施例は、スクリュー8と支持
部材10との間にバネ12を介装すると共に、薄板を断
面形状略楕円形に丸めた起歪体16をスクリュー8と支
持部材10との間に介装し、さらに、前記起歪体16に
電気的センサである一対の歪ゲージ17を貼付けたもの
である。なお、歪ゲージ17に接続された入出力端子1
5は図4に示すように給紙カセット5の外周面における
機器本体と接しない側面部に取付けられており、また、
前記起歪体16の中央部には前記バネ12を貫通させる
ための穴18が形成されている。
【0026】このような構成において、パッド圧に応じ
た力が起歪体16に作用しており、この力による起歪体
16の歪量が歪ゲージ17によって検出され、歪ゲージ
17から出力された検出値を表示させる表示手段を入出
力端子15に接続することによってパッド圧の検出を行
なえる。
た力が起歪体16に作用しており、この力による起歪体
16の歪量が歪ゲージ17によって検出され、歪ゲージ
17から出力された検出値を表示させる表示手段を入出
力端子15に接続することによってパッド圧の検出を行
なえる。
【0027】ここで、フリクションパッド6が摩耗した
場合には、その摩耗量に相当する分だけフリクションパ
ッド6と支持部材10とがバネ12の付勢力により押上
げられて摩擦ローラ4側へ移動し、このとき、バネ12
が伸びた状態になってパッド圧が低下すると共にスクリ
ュー8と支持部材10との間隔が広くなるため、起歪体
16の歪量が小さくなる。そして、起歪体16の歪量が
小さくなることに伴って歪ゲージ17から出力される検
出値も小さくなり、この検出値を表示手段によって表示
させることにより、パッド圧が低下したことを検知する
ことができる。そして、パッド圧が低下して重送防止範
囲から外れた場合には、スクリュー8を手回しして摩擦
ローラ4側へ移動させることにより、バネ12が圧縮さ
れてパッド圧が上昇し、パッド圧を重送防止範囲内の適
正値に戻すことができる。
場合には、その摩耗量に相当する分だけフリクションパ
ッド6と支持部材10とがバネ12の付勢力により押上
げられて摩擦ローラ4側へ移動し、このとき、バネ12
が伸びた状態になってパッド圧が低下すると共にスクリ
ュー8と支持部材10との間隔が広くなるため、起歪体
16の歪量が小さくなる。そして、起歪体16の歪量が
小さくなることに伴って歪ゲージ17から出力される検
出値も小さくなり、この検出値を表示手段によって表示
させることにより、パッド圧が低下したことを検知する
ことができる。そして、パッド圧が低下して重送防止範
囲から外れた場合には、スクリュー8を手回しして摩擦
ローラ4側へ移動させることにより、バネ12が圧縮さ
れてパッド圧が上昇し、パッド圧を重送防止範囲内の適
正値に戻すことができる。
【0028】なお、本実施例においては、薄板を断面形
状略楕円形に丸めることにより形成した起歪体16を例
示して説明したが、この起歪体16の形状はこれに限定
されるものではない。
状略楕円形に丸めることにより形成した起歪体16を例
示して説明したが、この起歪体16の形状はこれに限定
されるものではない。
【0029】また、本実施例及び図3及び図4において
説明した実施例においては、電気的センサとして歪ゲー
ジ17やピエゾ抵抗素子14を例に挙げて説明したがこ
れらに限定されるものではなく、パッド圧を電気的に検
出できるセンサであればよい。
説明した実施例においては、電気的センサとして歪ゲー
ジ17やピエゾ抵抗素子14を例に挙げて説明したがこ
れらに限定されるものではなく、パッド圧を電気的に検
出できるセンサであればよい。
【0030】さらに、本実施例及び図3及び図4におい
て説明した実施例においては、必要な時に表示手段を入
出力端子15に接続してパッド圧を検出するものを例に
挙げて説明したが、入出力端子15に常時接続される検
出部を機器本体に設け、その検出部からの検出結果に基
づいて摩擦ローラ4を移動させる摩擦ローラ移動機構を
機器本体に設け、電気的センサ14,17からの検出結
果に基づいて摩擦ローラ移動機構をクローズドループ制
御によって作動させることによりパッド圧の制御を自動
的に常時行なうようにしてもよい。
て説明した実施例においては、必要な時に表示手段を入
出力端子15に接続してパッド圧を検出するものを例に
挙げて説明したが、入出力端子15に常時接続される検
出部を機器本体に設け、その検出部からの検出結果に基
づいて摩擦ローラ4を移動させる摩擦ローラ移動機構を
機器本体に設け、電気的センサ14,17からの検出結
果に基づいて摩擦ローラ移動機構をクローズドループ制
御によって作動させることによりパッド圧の制御を自動
的に常時行なうようにしてもよい。
【0031】ついで、請求項3記載の発明の第一の実施
例を図7及び図8に基づいて説明する(以下、同様)。
なお、図1乃至図6において説明した部分と同一部分は
同一符号で示し、説明も省略する。給紙カセット5にベ
ース19が固定され、このベース19上にピエゾ抵抗素
子14と印加する電圧に応じて上下方向(摩擦ローラ4
に対して接離する方向)へ伸縮するように分極された電
気的移動手段である圧電素子20とが積層され、さら
に、ピエゾ抵抗素子14の上端面と支持部材10との間
にはバネ12が介装されている。また、前記ピエゾ抵抗
素子14と前記圧電素子20とに接続された入出力端子
21が、給紙カセット5の外周面における正面部に取付
けられている。そして、前記機器本体には、給紙カセッ
ト5のセット時において前記入出力端子21に接続され
ると共に前記ピエゾ抵抗素子14からの検出結果に基づ
いて前記圧電素子20に印加する電圧を制御するための
制御手段(図示せず)が設けられている。
例を図7及び図8に基づいて説明する(以下、同様)。
なお、図1乃至図6において説明した部分と同一部分は
同一符号で示し、説明も省略する。給紙カセット5にベ
ース19が固定され、このベース19上にピエゾ抵抗素
子14と印加する電圧に応じて上下方向(摩擦ローラ4
に対して接離する方向)へ伸縮するように分極された電
気的移動手段である圧電素子20とが積層され、さら
に、ピエゾ抵抗素子14の上端面と支持部材10との間
にはバネ12が介装されている。また、前記ピエゾ抵抗
素子14と前記圧電素子20とに接続された入出力端子
21が、給紙カセット5の外周面における正面部に取付
けられている。そして、前記機器本体には、給紙カセッ
ト5のセット時において前記入出力端子21に接続され
ると共に前記ピエゾ抵抗素子14からの検出結果に基づ
いて前記圧電素子20に印加する電圧を制御するための
制御手段(図示せず)が設けられている。
【0032】このような構成において、パッド圧に応じ
た力がバネ12を介してピエゾ抵抗素子14に作用し、
ピエゾ抵抗素子14はその力を検出すると共にその検出
値を出力する。そして、ピエゾ抵抗素子14から出力さ
れた検出値が入出力端子21を介して制御手段へ入力さ
れることによりパッド圧の検出が行なわれる。さらに、
検出したパッド圧に応じた電圧が制御手段から入出力端
子21を介して圧電素子20に印加され、印加された電
圧に応じて圧電素子20が伸縮し、圧電素子20の伸縮
によってフリクションパッド6を摩擦ローラ4に接離す
る方向へ移動させることによりパッド圧を重送防止範囲
内の適正値とするための調整が自動的に行なわれる。
た力がバネ12を介してピエゾ抵抗素子14に作用し、
ピエゾ抵抗素子14はその力を検出すると共にその検出
値を出力する。そして、ピエゾ抵抗素子14から出力さ
れた検出値が入出力端子21を介して制御手段へ入力さ
れることによりパッド圧の検出が行なわれる。さらに、
検出したパッド圧に応じた電圧が制御手段から入出力端
子21を介して圧電素子20に印加され、印加された電
圧に応じて圧電素子20が伸縮し、圧電素子20の伸縮
によってフリクションパッド6を摩擦ローラ4に接離す
る方向へ移動させることによりパッド圧を重送防止範囲
内の適正値とするための調整が自動的に行なわれる。
【0033】ここで、フリクションパッド6が摩耗した
場合には、図3において説明したようにその摩耗量に相
当する分だけフリクションパッド6と支持部材10とが
バネ12の付勢力により押上げられて摩擦ローラ4側へ
移動し、このとき、バネ12が伸びた状態となるために
パッド圧が低下し、そのパッド圧が低下したことがピエ
ゾ抵抗素子14により検出され、ピエゾ抵抗素子14か
ら出力された検出値が制御手段へ入力される。そして、
パッド圧が重送防止範囲以下に低下したと制御手段にお
いて判断された場合には、制御手段から圧電素子20へ
上記検出値に応じた電圧が印加され、この電圧印加によ
り圧電素子20が上方(摩擦ローラ4側)へ伸びる。そ
して、圧電素子20が上方へ伸びることによりバネ12
が圧縮されると共にパッド圧が上昇し、パッド圧を重送
防止範囲内の適正値に戻すことができる。
場合には、図3において説明したようにその摩耗量に相
当する分だけフリクションパッド6と支持部材10とが
バネ12の付勢力により押上げられて摩擦ローラ4側へ
移動し、このとき、バネ12が伸びた状態となるために
パッド圧が低下し、そのパッド圧が低下したことがピエ
ゾ抵抗素子14により検出され、ピエゾ抵抗素子14か
ら出力された検出値が制御手段へ入力される。そして、
パッド圧が重送防止範囲以下に低下したと制御手段にお
いて判断された場合には、制御手段から圧電素子20へ
上記検出値に応じた電圧が印加され、この電圧印加によ
り圧電素子20が上方(摩擦ローラ4側)へ伸びる。そ
して、圧電素子20が上方へ伸びることによりバネ12
が圧縮されると共にパッド圧が上昇し、パッド圧を重送
防止範囲内の適正値に戻すことができる。
【0034】なお、本実施例においては、圧電素子2
0、ピエゾ抵抗素子14、バネ12の順に下から積層し
たが、これらの積層順はこれに限定されるものではな
く、任意に変更することができる。
0、ピエゾ抵抗素子14、バネ12の順に下から積層し
たが、これらの積層順はこれに限定されるものではな
く、任意に変更することができる。
【0035】ついで、請求項3記載の発明の第二の実施
例を図9に基づいて説明する。給紙カセット5にベース
22が固定され、このベース22上には印加する電圧に
応じて矢印で示す3方向へ変位するように分極された圧
電素子23が取付けられ、この圧電素子23には薄板を
断面形状略半円形に形成した変位拡大部材24が固定さ
れ、これらの圧電素子23と変位拡大部材24とによっ
てフリクションパッド6を摩擦ローラ4に対して接離す
る方向へ移動させる電気的移動手段25が構成されてい
る。前記変位拡大部材24の頂点部にはピエゾ抵抗素子
14が貼付けられており、ピエゾ抵抗素子14の上端面
と支持部材10との間には付勢体であるエアーバルーン
26が介装されている。
例を図9に基づいて説明する。給紙カセット5にベース
22が固定され、このベース22上には印加する電圧に
応じて矢印で示す3方向へ変位するように分極された圧
電素子23が取付けられ、この圧電素子23には薄板を
断面形状略半円形に形成した変位拡大部材24が固定さ
れ、これらの圧電素子23と変位拡大部材24とによっ
てフリクションパッド6を摩擦ローラ4に対して接離す
る方向へ移動させる電気的移動手段25が構成されてい
る。前記変位拡大部材24の頂点部にはピエゾ抵抗素子
14が貼付けられており、ピエゾ抵抗素子14の上端面
と支持部材10との間には付勢体であるエアーバルーン
26が介装されている。
【0036】なお、前記ピエゾ抵抗素子14と前記圧電
素子23とに接続された入出力端子21が、図8に示し
たものと同様に給紙カセット5の外周面における正面部
に取付けられている。そして、機器本体には、給紙カセ
ット5のセット時において前記入出力端子21に接続さ
れると共に前記ピエゾ抵抗素子14からの検出結果に基
づいて前記圧電素子23に印加する電圧を制御するため
の制御手段(図示せず)が設けられている。
素子23とに接続された入出力端子21が、図8に示し
たものと同様に給紙カセット5の外周面における正面部
に取付けられている。そして、機器本体には、給紙カセ
ット5のセット時において前記入出力端子21に接続さ
れると共に前記ピエゾ抵抗素子14からの検出結果に基
づいて前記圧電素子23に印加する電圧を制御するため
の制御手段(図示せず)が設けられている。
【0037】このような構成において、パッド圧に応じ
た力がエアーバルーン26を介してピエゾ抵抗素子14
に作用し、ピエゾ抵抗素子14はその力を検出すると共
にその検出値を出力する。そして、ピエゾ抵抗素子14
から出力された検出値が入出力端子21を介して制御手
段へ入力されることによりパッド圧の検出が行なわれ
る。さらに、検出したパッド圧に応じた電圧が制御手段
から入出力端子21を介して圧電素子23に印加され、
印加された電圧値に応じて圧電素子23が伸縮変位する
と共にその変位量が変位拡大部材24により拡大され、
フリクションパッド6を摩擦ローラ4に接離する方向へ
移動させることによりパッド圧を重送防止範囲内の適正
値とするための調整が自動的に行なわれる。
た力がエアーバルーン26を介してピエゾ抵抗素子14
に作用し、ピエゾ抵抗素子14はその力を検出すると共
にその検出値を出力する。そして、ピエゾ抵抗素子14
から出力された検出値が入出力端子21を介して制御手
段へ入力されることによりパッド圧の検出が行なわれ
る。さらに、検出したパッド圧に応じた電圧が制御手段
から入出力端子21を介して圧電素子23に印加され、
印加された電圧値に応じて圧電素子23が伸縮変位する
と共にその変位量が変位拡大部材24により拡大され、
フリクションパッド6を摩擦ローラ4に接離する方向へ
移動させることによりパッド圧を重送防止範囲内の適正
値とするための調整が自動的に行なわれる。
【0038】なお、本実施例においては、電気的移動手
段25、ピエゾ抵抗素子14、エアーバルーン26の順
で下から積層したが、これらの積層順はこれに限定され
るものではなく、任意に変更することができる。
段25、ピエゾ抵抗素子14、エアーバルーン26の順
で下から積層したが、これらの積層順はこれに限定され
るものではなく、任意に変更することができる。
【0039】ついで、請求項3記載の発明の第三の実施
例を図9に基づいて説明する。給紙カセット5にベース
27と一対の固定台28とが固定され、固定台28には
印加する電圧に応じて矢印方向(図面中の左右方向)へ
伸縮するように分極された圧電素子29が薄板30を介
して固定され、これらの圧電素子29と薄板30とによ
ってフリクションパッド6を摩擦ローラ4に対して接離
する方向へ移動させる電気的移動手段31が構成されて
いる。ここで、前記薄板30は互いに対向する方向へ延
出した一端が自由端とされており、これらの自由端が支
持部材10に固定されている。また、前記ベース27に
はピエゾ抵抗素子14が貼付けられており、このピエゾ
抵抗素子14と前記支持部材10との間には付勢体であ
るエアーバルーン26が介装されている。
例を図9に基づいて説明する。給紙カセット5にベース
27と一対の固定台28とが固定され、固定台28には
印加する電圧に応じて矢印方向(図面中の左右方向)へ
伸縮するように分極された圧電素子29が薄板30を介
して固定され、これらの圧電素子29と薄板30とによ
ってフリクションパッド6を摩擦ローラ4に対して接離
する方向へ移動させる電気的移動手段31が構成されて
いる。ここで、前記薄板30は互いに対向する方向へ延
出した一端が自由端とされており、これらの自由端が支
持部材10に固定されている。また、前記ベース27に
はピエゾ抵抗素子14が貼付けられており、このピエゾ
抵抗素子14と前記支持部材10との間には付勢体であ
るエアーバルーン26が介装されている。
【0040】なお、前記ピエゾ抵抗素子14と前記圧電
素子29とに接続された入出力端子21が、図8に示し
たものと同様に給紙カセット5の外周面における正面部
に取付けられている。そして、機器本体には、給紙カセ
ット5のセット時において前記入出力端子21に接続さ
れると共に前記ピエゾ抵抗素子14からの検出結果に基
づいて前記圧電素子29に印加する電圧を制御するため
の制御手段(図示せず)が設けられている。
素子29とに接続された入出力端子21が、図8に示し
たものと同様に給紙カセット5の外周面における正面部
に取付けられている。そして、機器本体には、給紙カセ
ット5のセット時において前記入出力端子21に接続さ
れると共に前記ピエゾ抵抗素子14からの検出結果に基
づいて前記圧電素子29に印加する電圧を制御するため
の制御手段(図示せず)が設けられている。
【0041】このような構成において、パッド圧に応じ
た力がエアーバルーン26を介してピエゾ抵抗素子14
に作用し、ピエゾ抵抗素子14はその力を検出すると共
にその検出値を出力する。そして、ピエゾ抵抗素子14
から出力された検出値が入出力端子21を介して制御手
段へ入力されることによりパッド圧の検出が行なわれ
る。さらに、検出したパッド圧に応じた電圧が制御手段
から入出力端子21を介して圧電素子29に印加され、
印加された電圧に応じて圧電素子29が矢印方向(左右
方向)へ伸縮すると共にこの伸縮に伴って片持ちはりの
構成により薄板30が矢印方向(上下方向)に変位し、
薄板30の上下方向への変位によってフリクションパッ
ド6が支持部材10と共に摩擦ローラ4に接離する方向
へ移動し、パッド圧を重送防止範囲内の適正値とするた
めの調整が自動的に行なわれる。
た力がエアーバルーン26を介してピエゾ抵抗素子14
に作用し、ピエゾ抵抗素子14はその力を検出すると共
にその検出値を出力する。そして、ピエゾ抵抗素子14
から出力された検出値が入出力端子21を介して制御手
段へ入力されることによりパッド圧の検出が行なわれ
る。さらに、検出したパッド圧に応じた電圧が制御手段
から入出力端子21を介して圧電素子29に印加され、
印加された電圧に応じて圧電素子29が矢印方向(左右
方向)へ伸縮すると共にこの伸縮に伴って片持ちはりの
構成により薄板30が矢印方向(上下方向)に変位し、
薄板30の上下方向への変位によってフリクションパッ
ド6が支持部材10と共に摩擦ローラ4に接離する方向
へ移動し、パッド圧を重送防止範囲内の適正値とするた
めの調整が自動的に行なわれる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、機器本体に設け
られた摩擦ローラに対して接離する方向へ手動により移
動される手動式移動部材と、給紙される用紙を介して前
記摩擦ローラの外周面に当接されると共に少なくともこ
の摩擦ローラに対して接離する方向へ移動自在に前記手
動式移動部材に取付けられたフリクションパッドと、前
記フリクションパッドと前記手動式移動部材との間に設
けられると共に前記フリクションパッドを前記摩擦ロー
ラに当接させる方向へ付勢する付勢体とを給紙カセット
に設けた給紙カセットのパッド圧調整装置において、前
記フリクションパッドが前記用紙を介して前記摩擦ロー
ラの外周面に当接した際のパッド圧を検出するセンサを
前記フリクションパッドと前記手動式移動部材との間に
設けたことにより、センサによる検出によってパッド圧
が重送防止範囲から外れたことを簡単に検知することが
でき、さらに、センサからの検出結果に基づいて手動式
移動部材を操作してフリクションパッドを摩擦ローラに
対して接離する方向へ移動させることによってパッド圧
を重送防止範囲内の適正値に戻すパッド圧調整を容易に
行なうことができる等の効果を有する。
られた摩擦ローラに対して接離する方向へ手動により移
動される手動式移動部材と、給紙される用紙を介して前
記摩擦ローラの外周面に当接されると共に少なくともこ
の摩擦ローラに対して接離する方向へ移動自在に前記手
動式移動部材に取付けられたフリクションパッドと、前
記フリクションパッドと前記手動式移動部材との間に設
けられると共に前記フリクションパッドを前記摩擦ロー
ラに当接させる方向へ付勢する付勢体とを給紙カセット
に設けた給紙カセットのパッド圧調整装置において、前
記フリクションパッドが前記用紙を介して前記摩擦ロー
ラの外周面に当接した際のパッド圧を検出するセンサを
前記フリクションパッドと前記手動式移動部材との間に
設けたことにより、センサによる検出によってパッド圧
が重送防止範囲から外れたことを簡単に検知することが
でき、さらに、センサからの検出結果に基づいて手動式
移動部材を操作してフリクションパッドを摩擦ローラに
対して接離する方向へ移動させることによってパッド圧
を重送防止範囲内の適正値に戻すパッド圧調整を容易に
行なうことができる等の効果を有する。
【0043】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、センサとしてパッド圧を電気的に検出する
電気的センサを設け、この電気的センサに接続された入
出力端子を給紙カセットの外周面に取付けたことによ
り、入出力端子に表示手段を接続することによって電気
的センサが検出したパッド圧を表示手段に表示させるこ
とができ、これによってパッド圧の検出を簡単に行なう
ことができ、さらに、センサからの検出結果に基づいて
手動式移動部材を操作してフリクションパッドを摩擦ロ
ーラに対して接離する方向へ移動させることによってパ
ッド圧を重送防止範囲内の適正値に戻すパッド圧調整を
容易に行なうことができ、また、電気的センサからの検
出値を入出力端子を介して機器本体に設けた検出部で検
出するようにし、その検出結果に基づいて摩擦ローラを
フリクションパッドに対して接離する方向へ移動させる
摩擦ローラ移動機構を設ければ、パッド圧の制御を自動
的に常時行なうことができる等の効果を有する。
明において、センサとしてパッド圧を電気的に検出する
電気的センサを設け、この電気的センサに接続された入
出力端子を給紙カセットの外周面に取付けたことによ
り、入出力端子に表示手段を接続することによって電気
的センサが検出したパッド圧を表示手段に表示させるこ
とができ、これによってパッド圧の検出を簡単に行なう
ことができ、さらに、センサからの検出結果に基づいて
手動式移動部材を操作してフリクションパッドを摩擦ロ
ーラに対して接離する方向へ移動させることによってパ
ッド圧を重送防止範囲内の適正値に戻すパッド圧調整を
容易に行なうことができ、また、電気的センサからの検
出値を入出力端子を介して機器本体に設けた検出部で検
出するようにし、その検出結果に基づいて摩擦ローラを
フリクションパッドに対して接離する方向へ移動させる
摩擦ローラ移動機構を設ければ、パッド圧の制御を自動
的に常時行なうことができる等の効果を有する。
【0044】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、手動式移動部材に代えて電気的に動作する
電気的移動手段を設け、センサとしてパッド圧を電気的
に検出する電気的センサを設け、前記電気的センサと前
記電気的移動手段とに接続された入出力端子とを給紙カ
セットの外周面に設け、これらの入出力端子に接続され
ると共に前記電気的センサからの検出結果に基づいて前
記電気的移動手段を動作させる制御手段を機器本体に設
けたことにより、パッド圧を重送防止範囲内の適正値に
維持するためのパッド圧調整を自動的に常時行なうこと
ができ、従って、重送の発生を確実に防止することがで
き、さらに、制御手段により電気的移動手段を動作させ
る制御においては主として制御用ソフトウェアを追加す
るだけですむため、コストの低減を図ることができる等
の効果を有する。
明において、手動式移動部材に代えて電気的に動作する
電気的移動手段を設け、センサとしてパッド圧を電気的
に検出する電気的センサを設け、前記電気的センサと前
記電気的移動手段とに接続された入出力端子とを給紙カ
セットの外周面に設け、これらの入出力端子に接続され
ると共に前記電気的センサからの検出結果に基づいて前
記電気的移動手段を動作させる制御手段を機器本体に設
けたことにより、パッド圧を重送防止範囲内の適正値に
維持するためのパッド圧調整を自動的に常時行なうこと
ができ、従って、重送の発生を確実に防止することがで
き、さらに、制御手段により電気的移動手段を動作させ
る制御においては主として制御用ソフトウェアを追加す
るだけですむため、コストの低減を図ることができる等
の効果を有する。
【図1】請求項1記載の発明の第一の実施例を示す正面
図である。
図である。
【図2】請求項1記載の発明の第二の実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図3】請求項2記載の発明の第一の実施例を示す正面
図である。
図である。
【図4】給紙カセット全体を示す斜視図である。
【図5】請求項2記載の発明の第二の実施例を示す正面
図である。
図である。
【図6】起歪体に歪ゲージを貼付けた状態を示す斜視図
である。
である。
【図7】請求項3記載の発明の第一の実施例を示す正面
図である。
図である。
【図8】給紙カセット全体を示す斜視図である。
【図9】請求項3記載の発明の第二の実施例を示す正面
図である。
図である。
【図10】請求項3記載の発明の第三の実施例を示す正
面図である。
面図である。
【図11】従来例を示す正面図である。
【図12】他の従来例を示す正面図である。
3 用紙 4 摩擦ローラ 5 給紙カセット 6 フリクションパッド 8 手動式移動部材 12、26 付勢体 13 センサ 14 電気的センサ 15、21 入出力端子 17 電気的センサ 20、25、31 電気的移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀口 浩幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 淳一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 尾崎 元美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項1】 機器本体に設けられた摩擦ローラに対し
て接離する方向へ手動により移動される手動式移動部材
と、給紙される用紙を介して前記摩擦ローラの外周面に
当接されると共に少なくともこの摩擦ローラに対して接
離する方向へ移動自在に前記手動式移動部材に取付けら
れたフリクションパッドと、前記フリクションパッドと
前記手動式移動部材との間に設けられると共に前記フリ
クションパッドを前記摩擦ローラに当接させる方向へ付
勢する付勢体とを給紙カセットに設けた給紙カセットの
パッド圧調整装置において、前記フリクションパッドが
前記用紙を介して前記摩擦ローラの外周面に当接した際
のパッド圧を検出するセンサを前記フリクションパッド
と前記手動式移動部材との間に設けたことを特徴とする
給紙カセットのパッド圧調整装置。 - 【請求項2】 センサとしてパッド圧を電気的に検出す
る電気的センサを設け、この電気的センサに接続された
入出力端子を給紙カセットの外周面に取付けたことを特
徴とする請求項1記載の給紙カセットのパッド圧調整装
置。 - 【請求項3】 手動式移動部材に代えて電気的に動作す
る電気的移動手段を設け、センサとしてパッド圧を電気
的に検出する電気的センサを設け、前記電気的センサと
前記電気的移動手段とに接続された入出力端子を給紙カ
セットの外周面に設け、これらの入出力端子に接続され
ると共に前記電気的センサからの検出結果に基づいて前
記電気的移動手段を動作させる制御手段を機器本体に設
けたことを特徴とする請求項1記載の給紙カセットのパ
ッド圧調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4042804A JPH05238576A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 給紙カセットのパッド圧調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4042804A JPH05238576A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 給紙カセットのパッド圧調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05238576A true JPH05238576A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=12646153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4042804A Pending JPH05238576A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 給紙カセットのパッド圧調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05238576A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7798484B2 (en) | 2004-05-14 | 2010-09-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sheet feeder |
JP2013023332A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Maruyama Machinery Co Ltd | 給紙装置及びそれを備えたコレーター |
CN109292512A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-02-01 | 常州市第八纺织机械有限公司 | 一种大卷张设备的张力辊包角调节装置 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4042804A patent/JPH05238576A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7798484B2 (en) | 2004-05-14 | 2010-09-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sheet feeder |
JP2013023332A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Maruyama Machinery Co Ltd | 給紙装置及びそれを備えたコレーター |
CN109292512A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-02-01 | 常州市第八纺织机械有限公司 | 一种大卷张设备的张力辊包角调节装置 |
CN109292512B (zh) * | 2018-10-30 | 2023-11-07 | 常州市第八纺织机械有限公司 | 一种大卷张设备的张力辊包角调节装置 |
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