JPH05231574A - 管接続部の密封装置 - Google Patents
管接続部の密封装置Info
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- JPH05231574A JPH05231574A JP4069834A JP6983492A JPH05231574A JP H05231574 A JPH05231574 A JP H05231574A JP 4069834 A JP4069834 A JP 4069834A JP 6983492 A JP6983492 A JP 6983492A JP H05231574 A JPH05231574 A JP H05231574A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、高温で熱負荷の大きい使用条件下
において高いシール性能と耐久性能を維持する管接続部
の密封装置を提供する。 【構成】 この管接続部の密封装置におけるシールリン
グ10は、耐熱性の複数の皿ばね11,12を外径部同
士で突き合わせて溶接することにより皿ばね組立体13
を製作する。皿ばね組立体13を複数個重ねて積層状に
接合することによって、各皿ばね11,12の変形量は
小さくても、複数重ね合わせた皿ばね11,12から成
るシールリング10としての変形量は大きくなる。従っ
て、高温で大きな熱負荷がかかる条件下で使用しても、
シールリング10は、シール面が常に密着状態になり、
高いシール性を維持することができると共に、一枚一枚
の皿ばねに無理な力がかかることなく、耐久性も良好で
ある。
において高いシール性能と耐久性能を維持する管接続部
の密封装置を提供する。 【構成】 この管接続部の密封装置におけるシールリン
グ10は、耐熱性の複数の皿ばね11,12を外径部同
士で突き合わせて溶接することにより皿ばね組立体13
を製作する。皿ばね組立体13を複数個重ねて積層状に
接合することによって、各皿ばね11,12の変形量は
小さくても、複数重ね合わせた皿ばね11,12から成
るシールリング10としての変形量は大きくなる。従っ
て、高温で大きな熱負荷がかかる条件下で使用しても、
シールリング10は、シール面が常に密着状態になり、
高いシール性を維持することができると共に、一枚一枚
の皿ばねに無理な力がかかることなく、耐久性も良好で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、排気マニホルド、タ
ーボチャージャ、排気管等の流体を流す管体を互いに接
続する管接続部の密封装置に関する。
ーボチャージャ、排気管等の流体を流す管体を互いに接
続する管接続部の密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自動車用エンジンでは、該エ
ンジンから排出される排気ガスは、排気管を通じて大気
中に放出されるが、排気系の途中には、排気マニホル
ド、排気管、排気エネルギーで駆動されるタービンを備
えたターボチャージャ、排気ガス中に含まれる一酸化炭
素、窒素酸化物等の有害物質を無害化処理するための触
媒コンバータ、ハイドロカーボンを燃焼させるアフタバ
ーナ、排気ガスによって発生する騒音を減衰させる消音
器等が設けられている。そして、これら排気マニホル
ド、排気管等の流体を流す管体を互いに接続する管接続
部にはシールリングが設けられ、管接続部における気密
保持が図られている。
ンジンから排出される排気ガスは、排気管を通じて大気
中に放出されるが、排気系の途中には、排気マニホル
ド、排気管、排気エネルギーで駆動されるタービンを備
えたターボチャージャ、排気ガス中に含まれる一酸化炭
素、窒素酸化物等の有害物質を無害化処理するための触
媒コンバータ、ハイドロカーボンを燃焼させるアフタバ
ーナ、排気ガスによって発生する騒音を減衰させる消音
器等が設けられている。そして、これら排気マニホル
ド、排気管等の流体を流す管体を互いに接続する管接続
部にはシールリングが設けられ、管接続部における気密
保持が図られている。
【0003】従来、このような管接続部に適用されるシ
ールリングとして、実開平2−9374号公報に開示さ
れてものがある。このシールリング36は、図11に示
すように、円輪状の金属薄板を丸めて円形断面を有する
環状に形成した中空環37と、この中空環37内に充填
した非耐熱性物質を含むガスケット材38とから構成さ
れている。
ールリングとして、実開平2−9374号公報に開示さ
れてものがある。このシールリング36は、図11に示
すように、円輪状の金属薄板を丸めて円形断面を有する
環状に形成した中空環37と、この中空環37内に充填
した非耐熱性物質を含むガスケット材38とから構成さ
れている。
【0004】そして、図9及び図10に示すように、一
方の管32のフランジ34面を平面に形成し、他方の管
31のフランジ33面に環状溝35を形成し、該環状溝
35からシールリング36の一部が環状溝35から突出
する状態に嵌入し、この状態で両者の管31,32のフ
ランジ33,34を互いに整合させてボルトとナットを
用いて緊締することによって両管31,32は気密が保
持された状態で互いに連結される。この時、両フランジ
間でシールリングは弾性的に圧縮されて環状溝に押し込
まれ、両フランジ面は殆ど密着した状態になり、この状
態で両フランジの気密性は、フランジに形成した環状溝
から突出しようとするシールリングのばね作用によって
シールリングがフランジ面に強く押し付けることで維持
されている。
方の管32のフランジ34面を平面に形成し、他方の管
31のフランジ33面に環状溝35を形成し、該環状溝
35からシールリング36の一部が環状溝35から突出
する状態に嵌入し、この状態で両者の管31,32のフ
ランジ33,34を互いに整合させてボルトとナットを
用いて緊締することによって両管31,32は気密が保
持された状態で互いに連結される。この時、両フランジ
間でシールリングは弾性的に圧縮されて環状溝に押し込
まれ、両フランジ面は殆ど密着した状態になり、この状
態で両フランジの気密性は、フランジに形成した環状溝
から突出しようとするシールリングのばね作用によって
シールリングがフランジ面に強く押し付けることで維持
されている。
【0005】しかしながら、排気マニホルドの出口管と
ターボチャージャの入口管とを連結する管接続部は、使
用状態において高温度(例えば、750℃以上)にな
り、その高温部位の管接続部に使用されるシールリング
は、高温度に晒されることになる。従って、従来のシー
ルリングを使用した場合には、金属製のシールリングの
内部に充填されたガスケット材は、該ガスケット材中に
含まれている結合材の有機成分が熱分解し、或いは熱分
解で飛散し、それに伴ってガスケット材の体積が減少す
る現象が発生する。上記のようなガスケット材を充填し
たシールリングを、両管のフランジ面に挟んでボルトと
ナットで連結した場合には、上記のように、ガスケット
材が熱負荷を受けてガスケット材の体積が減少すると、
シールリングの弾性圧縮力が小さくなり、管接続部の当
接面のシール性が低下する。
ターボチャージャの入口管とを連結する管接続部は、使
用状態において高温度(例えば、750℃以上)にな
り、その高温部位の管接続部に使用されるシールリング
は、高温度に晒されることになる。従って、従来のシー
ルリングを使用した場合には、金属製のシールリングの
内部に充填されたガスケット材は、該ガスケット材中に
含まれている結合材の有機成分が熱分解し、或いは熱分
解で飛散し、それに伴ってガスケット材の体積が減少す
る現象が発生する。上記のようなガスケット材を充填し
たシールリングを、両管のフランジ面に挟んでボルトと
ナットで連結した場合には、上記のように、ガスケット
材が熱負荷を受けてガスケット材の体積が減少すると、
シールリングの弾性圧縮力が小さくなり、管接続部の当
接面のシール性が低下する。
【0006】また、ガスケット材を充填したシールリン
グを両管のフランジ面に挟んでボルトとナットで連結し
た管接続部について、該管接続部のフランジ面が使用温
度の高温度と常温との繰り返しの熱負荷を受けた場合
に、両フランジ面には歪みが発生し、フランジ面が変形
し、シールリングが良好に当接することができず管接続
部のシール性は更に低下することになる。
グを両管のフランジ面に挟んでボルトとナットで連結し
た管接続部について、該管接続部のフランジ面が使用温
度の高温度と常温との繰り返しの熱負荷を受けた場合
に、両フランジ面には歪みが発生し、フランジ面が変形
し、シールリングが良好に当接することができず管接続
部のシール性は更に低下することになる。
【0007】また、特公昭62−2188号公報には、
排気ターボチャージャフランジの接合に使用されるシー
ル部材が開示されている。該シール部材は、充填材と該
充填材を包む中空リング状で且つリング周方向に沿って
両端合わせ目を有する金属ジャケットとを有し、金属ジ
ャケットを二重又は三重にし、各ジャケットの両端合わ
せ目を互いにずらしたものである。そして、このシール
部材は、金属ジャケットの合わせ目を互いにずらすこと
によって、シールすべき媒体や空気が金属ジャケットの
間隙から侵入してくるのをかなり防止することができる
が、大きな熱負荷を受ける部位で使用するシール部材と
しては、これも完全なものとはいえず、結局、充填材が
酸化等によって変質し、シール性が低下するという問題
を完全に解決するものではない。
排気ターボチャージャフランジの接合に使用されるシー
ル部材が開示されている。該シール部材は、充填材と該
充填材を包む中空リング状で且つリング周方向に沿って
両端合わせ目を有する金属ジャケットとを有し、金属ジ
ャケットを二重又は三重にし、各ジャケットの両端合わ
せ目を互いにずらしたものである。そして、このシール
部材は、金属ジャケットの合わせ目を互いにずらすこと
によって、シールすべき媒体や空気が金属ジャケットの
間隙から侵入してくるのをかなり防止することができる
が、大きな熱負荷を受ける部位で使用するシール部材と
しては、これも完全なものとはいえず、結局、充填材が
酸化等によって変質し、シール性が低下するという問題
を完全に解決するものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、前掲実
開平2−9374号公報或いは前掲特公昭62−218
8号公報に開示された従来のシールリングは、どちらも
高温と大きな熱負荷を受けて変質する可能性のある材料
を使用している点で根本的に問題がある。
開平2−9374号公報或いは前掲特公昭62−218
8号公報に開示された従来のシールリングは、どちらも
高温と大きな熱負荷を受けて変質する可能性のある材料
を使用している点で根本的に問題がある。
【0009】そこで、従来のように有機成分を含む熱影
響を受け易いガスケット材を一切使用しないで、熱影響
を受けない耐熱材料、例えばセラミックを使用してシー
ルリングを作ることが考えられる。しかし、その際、ど
のようにして耐熱材料製のシールリングにばねとしての
機能を持たせるかが課題となる。単にシールリングを一
枚の皿ばねで構成するだけでは、一対の管体を緊締した
時の皿ばねの変形量が大き過ぎて、皿ばねに無理な力が
かかり、皿ばねを損傷するおそれがあるので、大きな熱
負荷がかかる使用条件の下では、耐久性の点で問題が残
る。従って、いくつかの皿ばねを適当に組み合わせるこ
とによって、皿ばね自体の変形量は小さいが、シールリ
ングとしては十分な変形量が得られるようにして、十分
なばね力を発揮することができるシールリングを得る必
要がある。
響を受け易いガスケット材を一切使用しないで、熱影響
を受けない耐熱材料、例えばセラミックを使用してシー
ルリングを作ることが考えられる。しかし、その際、ど
のようにして耐熱材料製のシールリングにばねとしての
機能を持たせるかが課題となる。単にシールリングを一
枚の皿ばねで構成するだけでは、一対の管体を緊締した
時の皿ばねの変形量が大き過ぎて、皿ばねに無理な力が
かかり、皿ばねを損傷するおそれがあるので、大きな熱
負荷がかかる使用条件の下では、耐久性の点で問題が残
る。従って、いくつかの皿ばねを適当に組み合わせるこ
とによって、皿ばね自体の変形量は小さいが、シールリ
ングとしては十分な変形量が得られるようにして、十分
なばね力を発揮することができるシールリングを得る必
要がある。
【0010】この発明の目的は、上記の課題を解決し、
管体間に配置するシールリングを外側部と内側部とが軸
方向に偏倚した薄板リングで構成し、該シールリングの
製造が簡単であり、高温で熱負荷の大きい使用条件下に
おいても高いシール性を維持することができる管接続部
の密封装置を提供することである。
管体間に配置するシールリングを外側部と内側部とが軸
方向に偏倚した薄板リングで構成し、該シールリングの
製造が簡単であり、高温で熱負荷の大きい使用条件下に
おいても高いシール性を維持することができる管接続部
の密封装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、互いに対向する面を備え且つ互いに緊締さ
れる一対の管体、及び該管体の互いに対向する前記面に
配置したシールリングを有する管接続部の密封装置にお
いて、前記シールリングを耐熱性で且つ弾性を有する薄
板リングから製作し、該薄板リングの内側部と外側部と
をリング軸方向に偏倚させて中間部を裁頭錐形状即ち皿
ばね形状に構成したことを特徴とする管接続部の密封装
置に関する。
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、互いに対向する面を備え且つ互いに緊締さ
れる一対の管体、及び該管体の互いに対向する前記面に
配置したシールリングを有する管接続部の密封装置にお
いて、前記シールリングを耐熱性で且つ弾性を有する薄
板リングから製作し、該薄板リングの内側部と外側部と
をリング軸方向に偏倚させて中間部を裁頭錐形状即ち皿
ばね形状に構成したことを特徴とする管接続部の密封装
置に関する。
【0012】また、この管接続部の密封装置において、
前記シールリングは前記薄板リングを複数重ね合わせて
接合した組立体である。
前記シールリングは前記薄板リングを複数重ね合わせて
接合した組立体である。
【0013】また、この管接続部の密封装置において、
前記薄板リングをセラミックス又は金属で製作したもの
である。
前記薄板リングをセラミックス又は金属で製作したもの
である。
【0014】また、この管接続部の密封装置において、
前記シールリングは複数重ね合わせて接合した前記薄板
リングの管体接触側面に比較的に軟質の平坦状薄板リン
グを配置した組立体である。
前記シールリングは複数重ね合わせて接合した前記薄板
リングの管体接触側面に比較的に軟質の平坦状薄板リン
グを配置した組立体である。
【0015】
【作用】この発明による管接続部の密封装置は、以上の
ように構成されており、次のように作用する。即ち、こ
の管接続部の密封装置は、シールリングを耐熱性で且つ
弾性を有する複数の裁頭錐形状の薄板リング、言い換え
れば、耐熱性の複数の皿ばねを外径部同士で突き合わせ
て接合するか、あるいは内径部同士を突き合わせて接合
した組立体に構成しているので、1枚の皿ばねの変形量
が小さくても、皿ばね組立体としても変形量は大きくな
る。特に、この皿ばね組立体を複数個重ねて積層状に構
成すれば、個々の皿ばねの変形量はもっと小さいもので
あっても、シールリングとしての変形量は大きくなる。
従って、一枚一枚の皿ばねに無理な力がかからないの
で、このシールリングの耐久性能は高くなる。また、こ
のシールリングを一部が環状溝から突出する状態で環状
溝に嵌入して、一対の管体を緊締した時に、シールリン
グは自らのばね力でシール面に押し付けられ、たとえ高
温で大きな熱負荷がかかる条件下で使用しても、シール
面は常に密着した状態になり、高いシール性を維持する
ことができる。
ように構成されており、次のように作用する。即ち、こ
の管接続部の密封装置は、シールリングを耐熱性で且つ
弾性を有する複数の裁頭錐形状の薄板リング、言い換え
れば、耐熱性の複数の皿ばねを外径部同士で突き合わせ
て接合するか、あるいは内径部同士を突き合わせて接合
した組立体に構成しているので、1枚の皿ばねの変形量
が小さくても、皿ばね組立体としても変形量は大きくな
る。特に、この皿ばね組立体を複数個重ねて積層状に構
成すれば、個々の皿ばねの変形量はもっと小さいもので
あっても、シールリングとしての変形量は大きくなる。
従って、一枚一枚の皿ばねに無理な力がかからないの
で、このシールリングの耐久性能は高くなる。また、こ
のシールリングを一部が環状溝から突出する状態で環状
溝に嵌入して、一対の管体を緊締した時に、シールリン
グは自らのばね力でシール面に押し付けられ、たとえ高
温で大きな熱負荷がかかる条件下で使用しても、シール
面は常に密着した状態になり、高いシール性を維持する
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による管接
続部の密封装置の実施例について説明する。図1はこの
発明による管接続部の密封装置の一実施例を示す概略
図、及び図2は図1の線A−A側から見た側面図であ
る。
続部の密封装置の実施例について説明する。図1はこの
発明による管接続部の密封装置の一実施例を示す概略
図、及び図2は図1の線A−A側から見た側面図であ
る。
【0017】図1及び図2に示すように、排気マニホル
ド1は、直列6気筒エンジンのシリンダヘッドに取り付
けられるものである。排気マニホルド1はシリンダヘッ
ドに取り付ける取付フランジ部2A,2Bを備えてい
る。排気マニホルド1は、3気筒に対応する3つの取付
フランジ部2A,2Bをそれぞれ有する排気マニホルド
1Aと排気マニホルド1Bから構成されている。排気マ
ニホルド1Aと排気マニホルド1Bは、ベローズから成
る可撓継手4で連結されている。更に、排気マニホルド
1Aと排気マニホルド1Bは、それぞれ集合管である出
口管3A,3Bを有している。これらの出口管3A,3
Bは、エンジンの下流に設けられたターボチャージャの
入口5A,5Bにボルト及びナットを緊締することでそ
れぞれ連結されている。このような構成において、エン
ジンから排出される排気ガスは、各気筒の排気ポートを
経て各取付フランジ部2A,2Bの中央部に形成された
各分岐通路を通じて出口管3A,3Bにそれぞれ集めら
れ、次いでターボチャージャの入口5A,5Bを通じて
ターボチャージャへ送り込まれる。
ド1は、直列6気筒エンジンのシリンダヘッドに取り付
けられるものである。排気マニホルド1はシリンダヘッ
ドに取り付ける取付フランジ部2A,2Bを備えてい
る。排気マニホルド1は、3気筒に対応する3つの取付
フランジ部2A,2Bをそれぞれ有する排気マニホルド
1Aと排気マニホルド1Bから構成されている。排気マ
ニホルド1Aと排気マニホルド1Bは、ベローズから成
る可撓継手4で連結されている。更に、排気マニホルド
1Aと排気マニホルド1Bは、それぞれ集合管である出
口管3A,3Bを有している。これらの出口管3A,3
Bは、エンジンの下流に設けられたターボチャージャの
入口5A,5Bにボルト及びナットを緊締することでそ
れぞれ連結されている。このような構成において、エン
ジンから排出される排気ガスは、各気筒の排気ポートを
経て各取付フランジ部2A,2Bの中央部に形成された
各分岐通路を通じて出口管3A,3Bにそれぞれ集めら
れ、次いでターボチャージャの入口5A,5Bを通じて
ターボチャージャへ送り込まれる。
【0018】この発明による管接続部の密封装置は、排
気マニホルド1の集合管即ち出口管3A,3Bとターボ
チャージャの入口管5A,5Bとの管接続部に組み込ま
れている。排気マニホルド1の出口管3A,3Bの端部
には端面9が平らなフランジを備えた管体7がそれぞれ
設けられ、また、ターボチャージャの入口管5A,5B
の端部には端面17が平らなフランジを備えた管体8が
それぞれ設けられている。排気マニホルド1の出口管3
A,3Bの端部に設けた各管体7には、ターボチャージ
ャの入口管5A,5Bの管体8に対向する対向面には環
状溝6がそれぞれ形成されている。各環状溝6にはシー
ルリング10が組み込まれている。
気マニホルド1の集合管即ち出口管3A,3Bとターボ
チャージャの入口管5A,5Bとの管接続部に組み込ま
れている。排気マニホルド1の出口管3A,3Bの端部
には端面9が平らなフランジを備えた管体7がそれぞれ
設けられ、また、ターボチャージャの入口管5A,5B
の端部には端面17が平らなフランジを備えた管体8が
それぞれ設けられている。排気マニホルド1の出口管3
A,3Bの端部に設けた各管体7には、ターボチャージ
ャの入口管5A,5Bの管体8に対向する対向面には環
状溝6がそれぞれ形成されている。各環状溝6にはシー
ルリング10が組み込まれている。
【0019】次に、この発明による管接続部の密封装置
に組み込まれるシールリングについて、図3及び図4を
参照して説明する。図3はこの発明による管接続部の密
封装置に組み込んだシールリングの一実施例を示す説明
図、及び図4は図3の符号C部分の一枚の薄板リングの
詳細な拡大断面図である。この管接続部の密封装置にお
いて、シールリング10は、耐熱性で且つ弾性を有する
薄板リングから製作し、該薄板リングの内側部と外側部
とをリング軸方向に偏倚させて中間部を裁頭錐形状に構
成した皿ばね11,12で製作されている。皿ばね1
1,12の外側部同士を突き合わせて、その外側部同士
を溶接することによって皿ばね組立体13を製作し、三
個の皿ばね組立体13を積層状に重ねて内側部同士を溶
接したものである。
に組み込まれるシールリングについて、図3及び図4を
参照して説明する。図3はこの発明による管接続部の密
封装置に組み込んだシールリングの一実施例を示す説明
図、及び図4は図3の符号C部分の一枚の薄板リングの
詳細な拡大断面図である。この管接続部の密封装置にお
いて、シールリング10は、耐熱性で且つ弾性を有する
薄板リングから製作し、該薄板リングの内側部と外側部
とをリング軸方向に偏倚させて中間部を裁頭錐形状に構
成した皿ばね11,12で製作されている。皿ばね1
1,12の外側部同士を突き合わせて、その外側部同士
を溶接することによって皿ばね組立体13を製作し、三
個の皿ばね組立体13を積層状に重ねて内側部同士を溶
接したものである。
【0020】皿ばね11の断面形状は、図4に示すよう
に、傾斜している中間径部11Aに対して内径部11B
及び外径部11Cが曲折しており、内径部11B及び外
径部11Cにはそれぞれ平坦面が形成されている。この
皿ばね11は、例えば、一例として、外径53mm、内
径44mm、内径部11Bの幅1mm、中間径部11A
の水平長さ2.5mm、外径部11Cの幅1mm、高さ
1mmである。中間径部11Aと内径部11Bの曲折
部、中間径部11Aと外径部11Cの曲折部は、例え
ば、半径0.5mmのアールRが形成されている。ま
た、図5に示すように、二枚の皿ばね11,12を同じ
向きに重ね合わせ、内径部同士及び外径部同士を溶接し
て二枚重ねの積層皿ばね14を製作し、この積層皿ばね
14を一単位とする皿ばねを使用して、皿ばね組立体1
3を製作してもよい。二枚の皿ばね11,12を同じ向
きに重ね合わせた積層皿ばね14は、ばね定数が2倍に
なり、二枚の皿ばね11,12を逆向きに重ね合わせた
皿ばね組立体13は、ばね定数が1/2倍になるので、
皿ばね11,12の重ね合わせ方を適宜選択することに
よって、シール面における最適な面圧を得ることができ
る。
に、傾斜している中間径部11Aに対して内径部11B
及び外径部11Cが曲折しており、内径部11B及び外
径部11Cにはそれぞれ平坦面が形成されている。この
皿ばね11は、例えば、一例として、外径53mm、内
径44mm、内径部11Bの幅1mm、中間径部11A
の水平長さ2.5mm、外径部11Cの幅1mm、高さ
1mmである。中間径部11Aと内径部11Bの曲折
部、中間径部11Aと外径部11Cの曲折部は、例え
ば、半径0.5mmのアールRが形成されている。ま
た、図5に示すように、二枚の皿ばね11,12を同じ
向きに重ね合わせ、内径部同士及び外径部同士を溶接し
て二枚重ねの積層皿ばね14を製作し、この積層皿ばね
14を一単位とする皿ばねを使用して、皿ばね組立体1
3を製作してもよい。二枚の皿ばね11,12を同じ向
きに重ね合わせた積層皿ばね14は、ばね定数が2倍に
なり、二枚の皿ばね11,12を逆向きに重ね合わせた
皿ばね組立体13は、ばね定数が1/2倍になるので、
皿ばね11,12の重ね合わせ方を適宜選択することに
よって、シール面における最適な面圧を得ることができ
る。
【0021】皿ばね11,12の材質は、耐熱性に優れ
且つ弾性を有するセラミックス、耐熱合金鋼(SUH6
60、HV:250以上)、SUS301(HV:35
0以上)、インコネル625(HV:300以上)、ヘ
ロンズアロイHA214(HV:300以上)等が好適
である。
且つ弾性を有するセラミックス、耐熱合金鋼(SUH6
60、HV:250以上)、SUS301(HV:35
0以上)、インコネル625(HV:300以上)、ヘ
ロンズアロイHA214(HV:300以上)等が好適
である。
【0022】このシールリング10は、図6に示すよう
に、環状溝6からシールリング10の一部が突出する状
態でシールリング10を環状溝6に嵌入し、出口管3
A,3Bの端部に設けられたフランジを有する管体7と
入口管5A,5Bの端部に設けられたフランジを有する
管体8とをボルト及びナットで緊締することによって、
管接続部に組み付けられる。その際、シールリング10
は、内径部において上側の平坦面が管体8の端面8Aと
接触し、内径部12Bの下側の平坦面が環状溝6の底面
6Aと接触して、皿ばねのばね力で接触面は密着した状
態になり、この状態で両管体7,8の気密性は、管体8
に形成した環状溝6から突出しようとするシールリング
10のばね作用によってシールリング10が管体面に強
く押し付けられることで維持される。そして、たとえ管
体7,8の対向する端面に歪みが生じても、シールリン
グ10のばね力によって良好なシール面を維持すること
ができる。
に、環状溝6からシールリング10の一部が突出する状
態でシールリング10を環状溝6に嵌入し、出口管3
A,3Bの端部に設けられたフランジを有する管体7と
入口管5A,5Bの端部に設けられたフランジを有する
管体8とをボルト及びナットで緊締することによって、
管接続部に組み付けられる。その際、シールリング10
は、内径部において上側の平坦面が管体8の端面8Aと
接触し、内径部12Bの下側の平坦面が環状溝6の底面
6Aと接触して、皿ばねのばね力で接触面は密着した状
態になり、この状態で両管体7,8の気密性は、管体8
に形成した環状溝6から突出しようとするシールリング
10のばね作用によってシールリング10が管体面に強
く押し付けられることで維持される。そして、たとえ管
体7,8の対向する端面に歪みが生じても、シールリン
グ10のばね力によって良好なシール面を維持すること
ができる。
【0023】図7はこの発明による管接続部の密封装置
の第二実施例を示す断面図である。このシールリング1
0は、図3のシールリング10の両端面にそれぞれ比較
的に軟質の平坦状薄板リング即ち柔らかい平坦なリング
状金属板15,16を溶接したものである。リング状金
属板15,16の材質は、例えば、SPC材(HV:2
00以下)、SUS304(HV:200以下)等が好
適である。
の第二実施例を示す断面図である。このシールリング1
0は、図3のシールリング10の両端面にそれぞれ比較
的に軟質の平坦状薄板リング即ち柔らかい平坦なリング
状金属板15,16を溶接したものである。リング状金
属板15,16の材質は、例えば、SPC材(HV:2
00以下)、SUS304(HV:200以下)等が好
適である。
【0024】このリング状金属板15,16は次のよう
な場合に必要となる。例えば、皿ばね11,12がセラ
ミック、HV:350以上の耐熱合金鋼のように非常に
硬い材料で製作されている場合である。また、別の場合
としては、図8に示すように、皿ばね11の断面形状が
矩形の場合があげられる。図4に示す皿ばね11は、内
径部11B及び外径部11Cが中間径部11Aに対して
曲折した形状を有しているので、精度よく加工するのは
困難を伴う。このような製作上の都合から、図8に示す
形状の皿ばねが好適であるが、符号Dで囲んだ部分に角
が存在するので、管体8の端面8A及び環状溝6の底面
6Aに損傷を与える可能性がある。そこで、リング状金
属板15,16、この場合には、符号Dで囲まれた部分
を面取り等を施して線接触でなくて面接触になるように
構成してもよい。
な場合に必要となる。例えば、皿ばね11,12がセラ
ミック、HV:350以上の耐熱合金鋼のように非常に
硬い材料で製作されている場合である。また、別の場合
としては、図8に示すように、皿ばね11の断面形状が
矩形の場合があげられる。図4に示す皿ばね11は、内
径部11B及び外径部11Cが中間径部11Aに対して
曲折した形状を有しているので、精度よく加工するのは
困難を伴う。このような製作上の都合から、図8に示す
形状の皿ばねが好適であるが、符号Dで囲んだ部分に角
が存在するので、管体8の端面8A及び環状溝6の底面
6Aに損傷を与える可能性がある。そこで、リング状金
属板15,16、この場合には、符号Dで囲まれた部分
を面取り等を施して線接触でなくて面接触になるように
構成してもよい。
【0025】このシールリング10は、図示は省略する
が、環状溝6からシールリング10の一部が突出する状
態でシールリング10を環状溝に嵌入し、出口管3A,
3Bの端部を構成する管体7と入口管5A,5Bの端部
を構成する管体8とをボルト及びナットで緊締すること
によって、管接続部に組み付けられる。その際、シール
リング10の上端面に溶接した柔らかい平坦なリング状
金属板15が管体8の端面8Aと接触し、下端面に溶接
した柔らかい平坦なリング状金属板16が環状溝6の底
面6Aと接触して、皿ばねのばね力で接触面は密着した
状態になり、この状態で両管体7,8の気密性は、管体
7に形成した環状溝6から突出しようとするシールリン
グ10のばね作用によってシールリング10が管体対向
面で強く押し付けられることで維持される。そして、た
とえ管体7,8の対向する端面に歪みが生じても、シー
ルリング10のばね力によって良好なシール面を維持す
ることができる。
が、環状溝6からシールリング10の一部が突出する状
態でシールリング10を環状溝に嵌入し、出口管3A,
3Bの端部を構成する管体7と入口管5A,5Bの端部
を構成する管体8とをボルト及びナットで緊締すること
によって、管接続部に組み付けられる。その際、シール
リング10の上端面に溶接した柔らかい平坦なリング状
金属板15が管体8の端面8Aと接触し、下端面に溶接
した柔らかい平坦なリング状金属板16が環状溝6の底
面6Aと接触して、皿ばねのばね力で接触面は密着した
状態になり、この状態で両管体7,8の気密性は、管体
7に形成した環状溝6から突出しようとするシールリン
グ10のばね作用によってシールリング10が管体対向
面で強く押し付けられることで維持される。そして、た
とえ管体7,8の対向する端面に歪みが生じても、シー
ルリング10のばね力によって良好なシール面を維持す
ることができる。
【0026】図3の実施例では、皿ばね組立体は、二枚
の皿ばねの外径部同士を突き合わせて接合することによ
って、内径部がシール面に当接するように構成している
が、内径部同士を突き合わせて接合することによって、
外径部がシール面に当接するように構成してもよい。同
様に、図7の実施例において、リング状金属板は、皿ば
ね組立体の内径部の平坦面に接合しているが、内径部同
士を突き合わせて接合することによって製作した皿ばね
組立体の外径部の平坦面に接合するようにしてもよい。
の皿ばねの外径部同士を突き合わせて接合することによ
って、内径部がシール面に当接するように構成している
が、内径部同士を突き合わせて接合することによって、
外径部がシール面に当接するように構成してもよい。同
様に、図7の実施例において、リング状金属板は、皿ば
ね組立体の内径部の平坦面に接合しているが、内径部同
士を突き合わせて接合することによって製作した皿ばね
組立体の外径部の平坦面に接合するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】この発明による管接続部の密封装置は、
以上のように構成されているので、次のような効果を有
する。即ち、この管接続部の密封装置は、従来のシール
リングのように、有機成分を含んだガスケット材を一切
使用せずに、シールリングを金属材またはセラミック材
だけで薄板リングに製作しているので、高温度に晒され
ても体積の減少や変質の問題が生じることはなく、管体
間で常に良好なシール性能を発揮することができる。
以上のように構成されているので、次のような効果を有
する。即ち、この管接続部の密封装置は、従来のシール
リングのように、有機成分を含んだガスケット材を一切
使用せずに、シールリングを金属材またはセラミック材
だけで薄板リングに製作しているので、高温度に晒され
ても体積の減少や変質の問題が生じることはなく、管体
間で常に良好なシール性能を発揮することができる。
【0028】また、管体の使用温度が非常に高温である
ため、熱負荷によって管体の対向面に大きな歪みが発生
しても、薄板リングは弾性を有する裁頭錐形状即ち皿ば
ねのばね力で常に管体のシール面は圧着状態になり、管
接続部に良好なシール面を維持することができる。
ため、熱負荷によって管体の対向面に大きな歪みが発生
しても、薄板リングは弾性を有する裁頭錐形状即ち皿ば
ねのばね力で常に管体のシール面は圧着状態になり、管
接続部に良好なシール面を維持することができる。
【0029】更に、この密封装置は、皿ばねを組み合わ
せただけの簡単な構造であり、皿ばねの枚数や組合せを
適宜選択することによってばね力を適正に変えることが
でき、管体間に最適なシール性能を任意に選定すること
ができる。
せただけの簡単な構造であり、皿ばねの枚数や組合せを
適宜選択することによってばね力を適正に変えることが
でき、管体間に最適なシール性能を任意に選定すること
ができる。
【図1】この発明による管接続部の密封装置を組み込ん
だ排気マニホルドの一例を示す概略図である。
だ排気マニホルドの一例を示す概略図である。
【図2】図1の線A−A側から見た側面図である。
【図3】この発明による管接続部の密封装置の一実施例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図4】図3の領域Cの部分のシールリングの一例を示
す拡大断面図である。
す拡大断面図である。
【図5】シールリングとして二枚重ねの皿ばねを使用し
た場合の図3の領域Cの部分の拡大断面図である。
た場合の図3の領域Cの部分の拡大断面図である。
【図6】図1の領域Bの部分の拡大断面図であって、図
3のシールリングを環状溝に嵌入して管接続部を緊締し
た時の状態を示す断面図である。
3のシールリングを環状溝に嵌入して管接続部を緊締し
た時の状態を示す断面図である。
【図7】この発明による管接続部の密封装置の別の実施
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図8】図3の領域Cの部分のシールリングの別の例を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図9】従来の管接続部の密封装置の一例を示す断面図
である。
である。
【図10】図9の管接続部の密封装置におけるフランジ
の一例を示す斜視図である。
の一例を示す斜視図である。
【図11】図9の管接続部の密封装置におけるシールリ
ングの一例を示す断面図である。
ングの一例を示す断面図である。
6 環状溝 7 管体 8 管体 10 シールリング 11 皿ばね(薄板リング) 12 皿ばね(薄板リング) 13 皿ばね組立体 14 積層皿ばね 15 リング状金属板(平坦状薄板リング) 16 リング状金属板(平坦状薄板リング)
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに対向する面を備え且つ互いに緊締
される一対の管体、及び該管体の互いに対向する前記面
に配置したシールリングを有する管接続部の密封装置に
おいて、前記シールリングを耐熱性で且つ弾性を有する
薄板リングから製作し、該薄板リングの内側部と外側部
とをリング軸方向に偏倚させて中間部を裁頭錐形状に構
成したことを特徴とする管接続部の密封装置。 - 【請求項2】 前記シールリングは前記薄板リングを複
数重ね合わせて接合した組立体であることを特徴とする
請求項1に記載の管接続部の密封装置。 - 【請求項3】 前記薄板リングをセラミックス又は金属
で製作したことを特徴とする請求項1に記載の管接続部
の密封装置。 - 【請求項4】 前記シールリングは複数重ね合わせて接
合した前記薄板リングの管体接触側面に比較的に軟質の
平坦状薄板リングを配置した組立体であることを特徴と
する請求項1に記載の管接続部の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04069834A JP3074057B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 管接続部の密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04069834A JP3074057B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 管接続部の密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231574A true JPH05231574A (ja) | 1993-09-07 |
JP3074057B2 JP3074057B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=13414218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04069834A Expired - Fee Related JP3074057B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 管接続部の密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074057B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006515049A (ja) * | 2003-01-16 | 2006-05-18 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 非常に高い温度で使用するための板状内部構造を備えたシール継手 |
JP2008139115A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Nippon Petroleum Refining Co Ltd | 多層体の非破壊検査方法 |
US8985638B2 (en) | 2011-04-07 | 2015-03-24 | Dana Automotive Systems Group, Llc | Stacked washer slip joint seal |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP04069834A patent/JP3074057B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006515049A (ja) * | 2003-01-16 | 2006-05-18 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 非常に高い温度で使用するための板状内部構造を備えたシール継手 |
JP2008139115A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Nippon Petroleum Refining Co Ltd | 多層体の非破壊検査方法 |
US8985638B2 (en) | 2011-04-07 | 2015-03-24 | Dana Automotive Systems Group, Llc | Stacked washer slip joint seal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3074057B2 (ja) | 2000-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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