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JPH05230496A - 調合香料及び該調合香料を含有する芳香性組成物 - Google Patents

調合香料及び該調合香料を含有する芳香性組成物

Info

Publication number
JPH05230496A
JPH05230496A JP3603392A JP3603392A JPH05230496A JP H05230496 A JPH05230496 A JP H05230496A JP 3603392 A JP3603392 A JP 3603392A JP 3603392 A JP3603392 A JP 3603392A JP H05230496 A JPH05230496 A JP H05230496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fragrance
acid
note
perfume
compounded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3603392A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Tanaka
光昭 田中
Kunihiko Kotsuna
国彦 忽那
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Fine Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Fine Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Fine Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Fine Chemical Co Ltd
Priority to JP3603392A priority Critical patent/JPH05230496A/ja
Publication of JPH05230496A publication Critical patent/JPH05230496A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製剤形態や用途に関係なく一定した香質及び
香気力価を長期に亘り持続できる調合香料及び該調合香
料を含有する芳香性組成物を提供することにある。 【構成】 トップノート、ミドルノート及びベースノー
トの夫々に属する一種又は二種以上の香料成分を配合し
た調合香料において、香料成分中の少なくとも一種の香
料成分の全部乃至一部を、酸の作用により分解して該香
料成分となる前駆体物質の形態で配合すると共に、該前
駆体物質を分解する酸を配合したことを特徴とする調合
香料及び該調合香料を含有する芳香性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トップノート、ミドル
ノート及びベースノートの夫々に属する揮発性の異なる
種々の香料成分を配合した調合香料の改良及び改良され
た該調合香料を含有する芳香性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】調合香料は、化粧品、石鹸、食品、芳香
剤、浴用剤、洗剤等のほか、文化が進むに従ってますま
す広範囲に使用され、医薬品、溶剤、殺虫剤、防臭剤、
塗料、印刷インクなどにその使用が及んでいる。
【0003】香料の原料を揮発度に従って分類すると、
次の三つに分類される。
【0004】(1)トップノート 蒸気圧が高く、におい紙につけておくと2時間以内に揮
散して、後に匂いが残らないもので、調合香料のにおい
の第一印象を良くするために必要なもの。
【0005】(2)ミドルノート 中程度の蒸気圧を有し、におい紙につけておくと2〜6
時間においが持続する程度のもので、調合香料のにおい
の骨格をなす部分。
【0006】(3)ベースノート 蒸気圧が低く保留性に富み、6時間以上におい紙に匂い
が残るもので、調合香料のにおいの特徴を示す部分。
【0007】調合香料は、上記トップノート、ミドルノ
ート及びベースノートと称される揮発性の異なる多数の
香料成分を調合して配合し、個々の調合香料に要求され
る所定の香質乃至香気を有せしめたものであるが、使用
中易揮発性成分が優先的に揮散し、経時的に調合された
香料成分の割合が変化し、その結果香質及び香気力価は
時間の経過と共に著しく変化してしまい、所定の芳香を
一定して長期間持続させることはできないという欠点が
ある。
【0008】このような問題を芳香剤において解決しよ
うとしたものとして、香料をマイクロカプセルに内蔵し
てゲル状基材中に分散させて成るゲル状芳香剤組成物が
開示されている(特開昭63−260567号公報)。
しかし上記方法は、ゲル状製剤に限り有効なもので、例
えば液体製剤に適用しようとしてもマイクロカプセルが
液体中で浮化又は沈降してしまい所期の効果を得ること
ができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製剤
形態や用途に関係なく一定した香質及び香気力価を長期
に亘り持続できる調合香料及び該調合香料を含有する芳
香性組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、トップ
ノート、ミドルノート及びベースノートの夫々に属する
一種又は二種以上の香料成分を配合した調合香料におい
て、香料成分中の少なくとも一種の香料成分の全部乃至
一部を、酸の作用により分解して該香料成分となる前駆
体物質の形態で配合すると共に、該前駆体物質を分解す
る酸を配合したことを特徴とする調合香料及び該調合香
料を含有する芳香性組成物に係るものである。
【0011】即ち、「本発明調合香料」とは、調合され
る香料成分中の少なくとも一種の香料成分の全部乃至一
部を、酸の作用により分解して該香料成分となる前駆体
物質の形態で香料成分として配合すると共に、該前駆体
物質を分解する酸とを配合されたことを特徴とする。
【0012】「酸を配合する」とは、該前駆体物質を含
む香料成分と、混合して存在すること、及び別々に存在
して使用時に両者が接触できる状態で組み合わすことを
含む。
【0013】本発明者の研究によれば、上記の通り調合
香料に含まれる香料成分の少なくとも一種の全部乃至一
部を前駆体物質の形態で配合し、これを酸と共に使用し
たときは、該前駆体物質と酸との緩やかな反応の進行に
伴って香料成分が徐々に揮散し、各香料成分は所定の配
合バランスを保って揮散し、一定の香質及び香気力価を
長期間持続させ得ることが見出された。特に前駆体物質
として易揮散性のトップノート成分を配合するのが好ま
しく、効果的に所望の目的を達成することができる。
【0014】本発明において、調合香料の基本配合は常
法に従いトップノート、ミドルノート及びベースノート
の夫々に属する一種又は二種以上の香料成分を配合して
行われる。
【0015】トップノート香料成分としては、例えばリ
ナロール、エチルアセテート、オクチルアルデヒド、ベ
ンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、青葉アル
コール、ギ酸フェニルエチル、樟脳、テルピノーレン、
d−リモネン、l−メントール(エル−メントール)、
3−オクテノール、テトラヒドロリナロール、ボルネオ
ール、イソブレゴール、ベンジルアルコール、ジメチル
ベンジルカルビノール、メチルフェニルカルビノール、
ジメチルフェニルカルビノール等が挙げられる。
【0016】またミドルノート香料成分としては、例え
ばテルピネオール、ゲラニオール、シトロネロール、シ
トロネラール、デシルアルデヒド、ベンジルアセテー
ト、シトラール、オイゲノール、フェニルエチルアセテ
ート、シトロネリルアセテート、ゲラニルアセテート、
テルピニルアセテート、アセトフェノン、チモール、イ
ソオイゲノール、ボルニルアセテート、ベンジルプロピ
オネート、9−デセノール、ネロール、ロジノール、ジ
メチルオクタノール、ラバンジュロール、ムゴール、ミ
ルセノール、テトラヒドロムゴール、β−フェニルエチ
ルジメチルカルビノール、β−フェニルエチルメチルエ
チルカルビノール、フェノキシエチルアルコール等が挙
げられる。
【0017】またベースノート香料成分としては、例え
ばγ−ウンデカラクトン、エチルメチルフェニルグリシ
デート、ヘキシルシンナミックアルデヒド、フェニルエ
チルアルコール、ムスコン、シベトン、メチルヨノン、
ヨノン、cis−ジャスモン、バニリン、シンナミック
アルコール、サイクラメンアルデヒド、ファルネソー
ル、ヒドロキシシトロネロール、ボルニルメトキシシク
ロヘキサノール、ノボール、ネロリドール、サンタロー
ル、サンダロール、セドロール、ベチペロール、パチュ
リアルコール、インドール、スカトール、アニスアルコ
ール、γ−フェニルプロピルアルコール、α−アミルシ
ンナミックアルコール、フェニルグリコール、第3級ブ
チルシクロヘキサノール、安息香酸、桂皮酸、ヒドロ桂
皮酸、フェニル酢酸、2−メチルテトラヒドロキノリ
ン、6−メチルキノリン等が挙げられる。
【0018】一般に調合香料は、常法に従い上記トップ
ノート、ミドルノート及びベースノートの夫々に属する
香料成分の一種又は二種以上を所定の香質乃至香気が得
られるように多数配合して調製される。
【0019】本発明においては、上記調合香料の基本配
合において用いられる香料成分、好ましくはトップノー
トに属する香料成分の少なくとも一種の全部乃至一部
を、酸により分解して香料成分を生成する前駆体の形態
として、酸と共に配合する。
【0020】本発明における前駆体物質としては、酸に
より分解し香料成分を生じるものであれば特に制限され
ず、公知の香料成分の配糖体、グリセライド、アミノ酸
若しくはペプチドの誘導体、環状アセタール化合物等を
広く使用することができる。
【0021】上記配糖体としては、例えばアルコール系
香料成分の配糖体等が使用でき、アルコール系香料成分
を式R−OHとすると一般式: G−O−R (1) (式中、Gはグリコシル残基を示す。)で表わすことが
できる。
【0022】上記一般式(1)中Gで示されるグリコシ
ル残基としては公知の各種の単糖類、オリゴ糖類、多糖
類等の糖類から得られるものを何れも使用できる。
【0023】上記単糖類としては、例えばグルコース、
ガラクトース、マンノース、グルコサミン、ガラクトサ
ミン、マンノサミン等の六炭糖類、アラビノース、キシ
ロース、リボース等の五炭糖類等を例示することができ
る。
【0024】オリゴ糖類としては、例えばシュークロー
ス、ラクトース、トレハロース、マルトース、セロビオ
ース、イソマルトース、ゲンチオビオース、ラミナリビ
オース、キトビオース、キシロビオース、マンノビオー
ス、ソホロース、マントトリオース、デンプン又はセル
ロース等の加水分解物等を例示することができる。
【0025】また、多糖類としては、例えばデンプン、
セルロース等を例示することができる。
【0026】これらの中でもグルコース、ガラクトー
ス、マンノース、グルコサミン、マルトース、ラクトー
スが特に好ましい。
【0027】アルコール系香料成分としては、例えば青
葉アルコール、3−オクテノール、9−デセノール、リ
ナロール、ゲラニオール、ネロール、シトロネロール、
ロジノール、ジメチルオクタノール、ヒドロキシシトロ
ネロール、テトラヒドロリナロール、ラバンジュロー
ル、ムゴール、ミルセノール、テルピネオール、l−メ
ントール(エル−メントール)、ボルネオール、イソブ
レゴール、テトラヒドロムゴール、ボルニルメトキシシ
クロヘキサノール、ノボール、ファルネソール、ネロリ
ドール、サンタロール、サンダロール、セドロール、ベ
チベロール、パチュリアルコール、ベンジルアルコー
ル、β−フェニルエチルアルコール、γ−フェニルプロ
ピルアルコール、シンナミックアルコール、アニスアル
コール、α−アミルシンナミックアルコール、ジメチル
ベンジルカルビノール、メチルフェニルカルビノール、
ジメチルフェニルカルビノール、β−フェニルエチルジ
メチルカルビノール、β−フェニルエチルメチルエチル
カルビノール、フェノキシエチルアルコール、フェニル
グリコール、第3級ブチルシクロヘキサノール等を例示
することができる。
【0028】上記グリセライドとしては、例えばグリセ
リンとカルボン酸系香料成分とのモノグリセライド、ジ
グリセライド又はトリグリセライド等を使用することが
できる。
【0029】上記カルボン酸系香料成分としては、例え
ば安息香酸、桂皮酸、フェニル酢酸、ヒドロ桂皮酸等を
例示することができる。
【0030】また、アミノ酸もしくはペプチドの誘導体
としては、例えばアルコール系、カルボン酸系、アミン
系香料成分等のアミノ酸もしくはペプチドの誘導体を使
用することができ、アミノ酸又はペプチドを式:
【0031】
【化1】
【0032】で表わし、アルコール系香料成分、カルボ
ン酸系香料成分及びアミン系香料成分をそれぞれ式:R
−OH、R−COOH及びR−NH2で表わすとする
と、次の一般式で表わすことができる。
【0033】
【化2】
【0034】、
【0035】
【化3】
【0036】及び
【0037】
【化4】
【0038】上記アミノ酸又はペプチドは公知のものを
何れも使用できる。アミノ酸としては、例えばグリシ
ン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリ
ン、トレオニン、システイン、シスチン、メチオニン、
アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニン、
チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジン、トリプトフ
ァン、プロリン、オキシプロリン等を例示することがで
きる。またこれらのアミノ酸が2個以上結合したペプチ
ドも使用できる。
【0039】アルコール系及びカルボン酸系香料成分と
しては、前記と同じものを例示でき、アミン系香料成分
としては、例えばインドール、スカトール、2−メチル
テトラヒドロキノリン、6−メチルキノリン等を例示す
ることができる。
【0040】上記環状アセタール化合物
【0041】
【化5】
【0042】は、例えばアルデヒド、ケトン等のカルボ
ニル化合物系香料成分
【0043】
【化6】
【0044】と分子中に近接する複数の水酸基を有する
ポリオール化合物
【0045】
【化7】
【0046】(nは2以上)とを反応させることによっ
て得られる。
【0047】上記アルデヒド系香料成分としては、n−
ヘプチルアルデヒド、n−オクチルアルデヒド、n−ノ
ニルアルデヒド、n−デシルアルデヒド、n−ウンデシ
ルアルデヒド、ウンデシレンアルデヒド、ドデシルアル
デヒド、メチルノニルアセトアルデヒド、n−トリデシ
ルアルデヒド、n−テトラデシルアルデヒド、n−ヘキ
サデシルアルデヒド、ノナジエナール、シトラール、シ
トロネラール、ヒドロキシシトロネラール、ペリラアル
デヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒ
ド、フェニルプロピルアルデヒド、シンナミックアルデ
ヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、α−ヘキシ
ルシンナミックアルデヒド、アニスアルデヒド、クミン
アルデヒド、ヘリオトロピン、ヘリオナール、サイクラ
メンアルデヒド、p−第3級ブチル−α−メチルヒドロ
シンナミックアルデヒド、サリチルアルデヒド、ヒドロ
トロパアルデヒド、バニリン、エチルバニリン、4−
(4−ヒドロキシ−4−メチルペンテル)−3−シクロ
ヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、マイラックアル
デヒド、シトロネニルオキシアセトアルデヒド等が挙げ
られる。
【0048】上記ケトン系香料成分としては、メチル−
n−アミルケトン、エチル−n−アミルケトン、メチル
−n−ヘキシルケトン、メチル−n−ノニルケトン、メ
チルヘプテノン、ジアセチル、l−カルボン(エル−カ
ルボン)、d−カルボン、メントン、d−プレゴン、ピ
ペリトン、樟脳、メチルセドリロン、アセトフェノン、
p−メチルアセトフェノン、p−メトキシアセトフェノ
ン、ベンゾフェノン、ベンジリデンアセトン、メチルナ
フチルケトン、ヨノン、ダマスコン、ダマセノン、イロ
ン、エチルマルトール、ヒドロキシフラノン、ネロン、
ヒドロキシフェニルブタノン、アニシルアセトン、ジャ
スモン、ジヒドロジャスモン、ヌートカトン等が挙げら
れる。
【0049】上記ポリオール化合物としては、公知の各
種の単糖類、オリゴ糖類、多糖類等の糖類、多価アルコ
ール類等を挙げることができる。
【0050】上記単糖類としては、例えばグルコース、
ガラクトース、マンノース、グルコサミン、ガラクトサ
ミン、マンノサミン等の六炭糖類、アラビノース、キシ
ロース、リボース等の五炭糖類等を例示することができ
る。
【0051】オリゴ糖類としては、例えばシュークロー
ス、ラクトース、トレハロース、マルトース、セロビオ
ース、イソマルトース、ゲンチオビオース、ラミナリビ
オース、キトビオース、キシロビオース、マンノビオー
ス、ソホロース、マントトリオース、デンプン又はセル
ロース等の加水分解物等を例示することができる。
【0052】また、多糖類としては、例えばデンプン、
セルロース等を挙げることができる。
【0053】多価アルコール類としては、グリセリン、
ソルビトール、ペンタエリスリトール、トリメチロール
プロパン等を挙げることができる。
【0054】本発明は、調合香料中の香料成分の少なく
とも一種の全部又は一部、或いは二種以上の香料成分の
全部又は一部を、前駆体物質の形態で配合することを必
須とする。前駆体物質として配合される上記香料成分と
しては、調合される他の香料成分との組み合わせにより
適宜選択することができ、必要に応じて複数の前駆体物
質を組み合わせて配合することもできる。特に好ましく
は、従来の調合香料において使用初期にその多くが揮散
し減少してしまうトップノート成分の不足分を補う目的
でその前駆体物質を配合することである。
【0055】上記前駆体物質は、香料成分として従来の
調合香料の処方と変わりなく種々の処方で用いられ得
る。
【0056】一方、本発明において上記前駆体物質を分
解するのに配合される酸としては、配合された前駆体物
質に作用し香料成分を生成させ得るものであれば特に限
定されることはなく、前駆体物質と組み合わせて用いら
れる。本発明における酸の代表的なものは、塩酸、硫
酸、硝酸、ピロ硫酸、リン酸、塩素酸、ケイ酸、チオシ
アン酸、ヨウ素酸等の無機酸、アジピン酸、サリチル
酸、安息香酸、リンゴ酸、酢酸、ギ酸、p−トルエンス
ルホン酸、イソ吉草酸、クエン酸、シュウ酸、トリクロ
ル酢酸、フルオロ酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、
ブロム酢酸、トリブロム酢酸、ベンゼンスルホン酸、マ
レイン酸、ヨード酢酸、フェニル酢酸、p−ニトロ安息
香酸、p−アミノ安息香酸、p−メトキシ安息香酸等の
有機酸を挙げることができる。
【0057】上記酸の使用量としては、酸との反応を生
起させる量以上であれば特に制限されないが、通常前駆
体物質に対して0.1〜200重量%程度、より好まし
くは1〜100重量%程度とするのがよい。
【0058】本発明において、前駆体物質と酸との組み
合わせ又は酸の前駆体物質に対する量によって、緩やか
に反応が進行し、香料成分を徐放させることができる。
【0059】本発明調合香料は、前駆体物質と酸とを分
離した状態とし使用時に接触させて用いる二剤型として
配合してもよいし、両者を一剤型として配合してもよ
い。
【0060】本発明は、上記の本発明調合香料を含有す
る芳香性組成物にも係るものである。本発明芳香性組成
物は、上記本発明調合香料が配合され該香料に基づく芳
香を発する各種の組成物を包含する。
【0061】具体的には、例えば香水、オーデコロン、
シャンプー、リンス、石鹸、整髪料、洗口液、制汗剤等
の化粧品、清涼飲料、菓子、冷菓、乳製品、酒類、肉、
歯磨粉、タバコ等の食品、衣料用、台所用、住居用、風
呂用等の芳香剤、浴用剤、洗剤等を挙げることができ
る。
【0062】より具体的には、次のような適用例を例示
できる。
【0063】・本発明調合香料を構成する香料と前駆体
物質を含む液剤、粉剤、ゲル剤又は錠剤である主剤と、
酸を含む液剤、粉剤、ゲル剤又は錠剤である副剤との組
み合わせによる芳香剤、浴用剤、洗剤等。
【0064】・本発明調合香料を構成する香料と前駆体
物質を含む液剤を、酸を固定化した芯材又は酸を固定化
した揮散紙を通して揮発させる芳香剤。
【0065】本発明芳香性組成物において、本発明調合
香料に加えられる添加剤は、この種の芳香性組成物に通
常添加されるものであれば、特に限定されるものはな
い。
【0066】
【実施例】以下実施例及び比較例を示し、本発明の特徴
とするところをより一層明確なものとする。
【0067】尚、以下において「%」とあるのは、「重
量%」を意味する。
【0068】また、以下に調合香料と記載されているの
は、上記記載の通り、トップノート、ミドルノート、ベ
ースノートの夫々に属する香料成分を配合したものであ
る。
【0069】実施例1 シプレー系調合香料 3.00% ボルニルグルコシド 0.15% ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 3.00% エタノール 5.00% 水 88.85% 100.00% 上記組成の液剤を次のようにして調製した。
【0070】水を除く上記原料を室温で10分間攪拌混
合し、その後水を加えて更に10分間混合溶解させた。
【0071】得られた液剤100mlをボトルに入れ、
芯材を介して、予め塩酸0.1gを添加した揮散紙を通
して揮散させたときの香りを下記の基準で官能評価を行
なった。その結果を表1に示す。
【0072】比較例1 実施例1において、ボルニルグルコシドに代えてボルネ
オールを使用し、塩酸を添加しない以外は、実施例1と
同様にして一般的な液状芳香剤を調製した。
【0073】この芳香剤100mlをボトルに入れ芯材
を介して、揮散紙を通して揮散させたときの香りを下記
の基準で官能評価を行なった。その結果を表1に示す。
【0074】実施例2 ローズ系調合香料 0.500% β−フェネチルグルコシド 0.025% ポリエチレングリコール 8.000% リンゴ酸 20.000% ソーダ灰 71.475% 100.000% 上記組成の浴剤を次のようにして調製した。
【0075】ポリエチレングリコール、リンゴ酸及びソ
ーダ灰をヘンシェルミキサーにて10分間攪拌混合した
後、攪拌を続けながらローズ系調合香料及びβ−フェネ
チルグルコシドを噴霧付香した。
【0076】得られた浴剤50gと塩酸0.01gを別
々に浴槽の湯(約40℃)に入れて1分間攪拌した後、
香りを下記の基準で官能評価を行なった。その結果を表
1に示す。
【0077】比較例2 実施例2において、β−フェネチルグルコシドに代えて
β−フェニルエチルアルコールを使用した以外は同様に
して一般的な浴剤を調製した。
【0078】得られた浴剤50gを浴槽の湯(約40
℃)に入れて1分間攪拌した後、香りを下記の基準で官
能評価を行なった。その結果を表1に示す。
【0079】実施例3 フローラル系調合香料 3.0 % フェネチルグルコシド 0.15% 寒天 1.5 % グリセリン 1.0 % 硫酸 0.1 % ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 1.0 % 水 適 量 100 % 上記組成の芳香剤を次のようにして調製した。
【0080】水、寒天、グリセリンを混合し、97℃で
30分間攪拌溶解した。溶解後、60℃まで冷却し、フ
ローラル系調合香料、フェネチルグルコシド及びポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテルを加え、更に硫酸
を添加後水を適量加えて100gに調整し、10分間混
合した。混合後、ゲル状芳香剤用容器に充填し冷却固化
し、揮散させたときの香りを下記の基準で官能評価を行
なった。その結果を表1に示す。
【0081】比較例3 実施例3において、フェネチルグルコシドに代えてフェ
ニルエチルアルコールを使用し、硫酸を使用しない以外
は実施例3と同様にして、ゲル状芳香剤を調製し、揮散
させたときの香りを下記の基準で官能評価を行なった。
その結果を表1に示す。
【0082】実施例4 フローラル系調合香料 50 % フェネチルグルコシド 10 % 硫酸 0.5% イソパラフィン 39.5% 100.0% 上記原料を室温で10分間攪拌混合して調製した。
【0083】混合した液剤10gを、直径約10cm、
厚さ約0.5cmの不織布に含浸させ、芳香剤を調製し
た。
【0084】この芳香剤から揮散させたときの香りを下
記の基準で官能評価を行なった。その結果を表1に示
す。
【0085】比較例4 実施例4において、フェネチルグルコシドに代えてフェ
ニルエチルアルコールを使用し、硫酸を使用しない以外
は実施例4と同様にして、含浸された芳香剤を調製し、
揮散させたときの香りを下記の基準で官能評価を行なっ
た。その結果を表1に示す。
【0086】
【表1】
【0087】実施例5 ウッディー系調合香料 3.00% 桂皮酸モノグリセライド 0.15% ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 3.00% エタノール 5.00% 水 88.85% 100.00% 上記組成の液剤を実施例1と同様にして調製した。
【0088】即ち、水を除く上記原料を室温で10分間
攪拌混合し、その後水を加えて更に10分間混合溶解さ
せた。
【0089】上記液剤が、芯材を介して、予めクエン酸
0.1gを添加した揮散紙を通して揮散するようなボト
ルに、液剤100mlを入れて芳香剤を調製した。
【0090】実施例6 フローラル系調合香料 3.00% 1,2,5,6−ジ−O−メチルヘキシリデン −d−グルコフラノース 0.15% ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 3.00% エタノール 5.00% 水 88.85% 100.00% 上記組成の液剤を実施例1と同様にして調製した。
【0091】即ち、水を除く上記原料を室温で10分間
攪拌混合し、その後水を加えて更に10分間混合溶解さ
せた。
【0092】上記液剤が、芯材を介して、予め安息香酸
0.1gを添加した揮散紙を通して揮散するようなボト
ルに、液剤100mlを入れて芳香剤を調製した。
【0093】官能評価 〔方法〕得られた芳香剤を、室温25℃下、約2m3
無臭ボックス内におき、香質及び香気力価をパネラー6
名により評価した。但し、実施例2及び比較例2は、浴
室内における浴剤の香質及び香気力価を評価した。尚、
前記表1中には、上記6名の平均値として示してある。
【0094】〔評価基準〕 基 準 香 質 香気力価 5 良い 強い 4 やや良い やや強い 3 どちらでもない 2 やや悪い やや弱い 1 悪い 弱い
【0095】
【発明の効果】本願発明調合香料により、各香料成分は
所定の配合バランスを保って揮散し、一定の香質及び香
気力価を長期間持続させることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トップノート、ミドルノート及びベース
    ノートの夫々に属する一種又は二種以上の香料成分を配
    合した調合香料において、香料成分中の少なくとも一種
    の香料成分の全部乃至一部を、酸の作用により分解して
    該香料成分となる前駆体物質の形態で配合すると共に、
    該前駆体物質を分解する酸を配合したことを特徴とする
    調合香料。
  2. 【請求項2】 トップノート、ミドルノート及びベース
    ノートの夫々に属する一種又は二種以上の香料成分を配
    合した調合香料において、香料成分中のトップノートに
    属する少なくとも一種の香料成分の全部乃至一部を、酸
    の作用により分解して該香料成分となる前駆体物質の形
    態で配合すると共に、該前駆体物質を分解する酸を配合
    したことを特徴とする調合香料。
  3. 【請求項3】 トップノート、ミドルノート及びベース
    ノートの夫々に属する一種又は二種以上の香料成分を配
    合した調合香料において、香料成分中の少なくとも一種
    の香料成分の全部乃至一部を、酸の作用により分解して
    該香料成分となる前駆体物質の形態で配合すると共に、
    該前駆体物質を分解する酸を配合したことを特徴とする
    調合香料を含有する芳香性組成物。
  4. 【請求項4】 トップノート、ミドルノート及びベース
    ノートの夫々に属する一種又は二種以上の香料成分を配
    合した調合香料において、香料成分中のトップノートに
    属する少なくとも一種の香料成分の全部乃至一部を、酸
    の作用により分解して該香料成分となる前駆体物質の形
    態で配合すると共に、該前駆体物質を分解する酸を配合
    したことを特徴とする調合香料を含有する芳香性組成
    物。
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