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JPH05230416A - 水で稀釈できる風乾バインダー、その製造方法およびその使用 - Google Patents

水で稀釈できる風乾バインダー、その製造方法およびその使用

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Publication number
JPH05230416A
JPH05230416A JP4256377A JP25637792A JPH05230416A JP H05230416 A JPH05230416 A JP H05230416A JP 4256377 A JP4256377 A JP 4256377A JP 25637792 A JP25637792 A JP 25637792A JP H05230416 A JPH05230416 A JP H05230416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
several
ethylenically unsaturated
binder
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4256377A
Other languages
English (en)
Inventor
Franz-Josef Rankl
フランツ−ヨーゼフ・ランクル
Aurel Blaga
アウレール・ブラーガ
Heinrich Stolzenbach
ハインリヒ・シユトルツエンバハ
Hans-Peter Patzschke
ハンス−ペーター・パツシユケ
Siegfried Kowalzick
ジークフリート・コヴアルツイク
Franjo Gol
フランホ・ゴル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Axalta Coating Systems Germany GmbH and Co KG
Original Assignee
Herberts GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Herberts GmbH filed Critical Herberts GmbH
Publication of JPH05230416A publication Critical patent/JPH05230416A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • C08C19/28Reaction with compounds containing carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F291/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • C08C19/22Incorporating nitrogen atoms into the molecule
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風乾下塗り剤、増量剤、及び一回塗りラッカ
ーを製造するのに適した、中和され、水で稀釈でき、酸
化的に乾燥性であるバインダーとその製法に関する。 【構成】 本バインダーは、 A.300から5000の重量平均分子量を有する、一
種又は数種のポリジエン油40から80重量%、 B.一種又は数種のα,β−エチレン性不飽和カルボン
酸5から25重量%、 C.一種又は数種のビス(2−オキサゾリン)1から1
0重量%、及び D.一種又は数種の物理的に硬化する樹脂及び/又はエ
チレン性不飽和モノマー0から20重量%、の無水条件
での反応と、水性媒体へ移して、 E.油溶性で遊離ラジカル生成性の重合開始剤と一種又
は数種のエチレン性不飽和モノマー1から40重量% との反応によって得られる。ここに重量パーセントはい
ずれも成分A、B、C、D及びEの合計値に対するもの
である。このバインダーの作製方法及び水性塗布剤にお
けるバインダーの使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は特に効果的な風乾下塗り剤、増量
剤及び一回塗りラッカーを製造するのに適した、中和さ
れた、水で稀釈でき、酸化的に乾燥性であるバインダー
に関すると共に、このものを製造するための方法及びそ
れらの使用に関する。
【0002】水性塗布剤は加工用の有機溶剤を僅かしか
必要としないか又は全く必要としないから、環境保護の
理由でますます重要になりつつある。このようなことか
ら、米国特許3 511 816には比較的低分子量のポ
リブタジエンとマレイン酸無水物とからなっており、金
属に対して接着する塗料を形成する重合体が記載されて
いる。これらの製品はアミンによる部分中和によって水
稀釈性にされ、そして水稀釈性の塗布組織に対するバイ
ンダーとして役立っている。有用な膜形成性の特性を得
るためには、バインダーの高粘度のせいで加工の困難を
起し、溶剤添加によってこれを補償せねばならない程、
バインダーの分子量を上げなければならない。
【0003】DE−A−22 33 274、DE−A−
26 33 362及びDE−A−27 54 733で
は、不飽和モノマーがポリブタジエン油−マレイン酸無
水物アダクトにグラフト化され、これによって無水物基
は部分的にエステル化、アミド化又はイミド化し得るこ
とが記載されている。これらのポリブタジエン油バイン
ダーは改良された乾燥を示すが、速乾性下塗り剤におい
て完全に満足すべき耐水性及び耐腐蝕性は有していな
い。このようなバインダーの物理的及び化学的特性を改
良すべくこれまで行われた試みは、それ程完全に満足す
べきものではなかった。
【0004】本発明の問題は、優れた架橋反応性と共に
良好な耐水性及び良好な耐腐蝕性を有する速乾性塗料を
得るのに役に立つ風乾性バインダーを造ることである。
【0005】この問題は、数多くの1,4−二重結合を
有するポリオレフィンにカルボキシル基を導入しそして
ビス(オキサゾリン)と反応させることによって解決可
能であることが判った。残留カルボキシル基を中和した
後、グラフト重合が好ましくは水性エマルジョン中でビ
ニールモノマーを用いて行われる。本発明によるこれら
低粘度、低溶剤グラフト重合体を用いて塗膜は金属性ド
ライヤーの添加が無くても、種々の温度で、好ましくは
室温度で非常に短い時間で乾燥させることができる。得
られた塗膜は耐水性及び光沢に関して優れた特性を有し
ている。金属含有ドライヤーの添加によって、より高い
硬度の塗膜が得られる。従って本発明による不飽和エマ
ルジョンは乾燥、耐水性及び化学抵抗性に関して殊に有
益な特性を有することになる。
【0006】それ故に本発明の主題は、 A.300から5000の重量平均分子量を有する、一
種又は数種のポリジエン油40から80重量%、 B.一種又は数種のα,β−エチレン性不飽和カルボン
酸5から25重量%、 C.一種又は数種のビス(2−オキサゾリン)1から1
0重量%、及び D.一種又は数種の物理的に硬化する樹脂及び/又はエ
チレン性不飽和モノマー0から20重量%、の無水条件
での反応と、水性媒体へ移して、 E.油溶性で、遊離ラジカル生成性の重合開始剤及び場
合により重合調整剤の存在下における一種又は数種のエ
チレン性不飽和モノマー1から40重量%、 との反応によって得られる、塩基により中和し得るビス
(2−オキサゾリン)で部分的に架橋されたポリジエン
樹脂をベースとし、50から100の酸価を有する乾燥
剤処理された(siccativated)水性塗料製造用のバイン
ダーについてのものである。ここに上記重量%はいずれ
も成分A、B、C、D及びEの合計値に対するものであ
る。
【0007】本発明によるバインダーの製造における手
順として水の添加なしに好ましくは先ず成分AからDを
順次に反応させることである。次のモノマーEとの反応
は水及び中和剤の添加後、更に場合により分散前に添加
剤を加えた後に水性相で行なわれる。
【0008】成分Aとして好ましくは40重量%を超
え、特に50重量%を超えてポリジエン油が加えられ
る。上限は好ましくは80重量%未満、特に70重量%
未満である。
【0009】好適なポリジエン油は数平均分子量300
から5000、好ましくは1000から3000、粘度
500〜5000mPa.s(20℃において)、及びWijs
の沃素価200〜500gヨード/100gを有するポ
リジエン(A)でありそして好ましくは1,4−cis又は
1,4−trans結合をもっている。これらは専門家に馴染
みのある普通の商業製品である。その具体例は種々の分
子形態のポリブタジエン油又はポリペンタジエン油であ
る。異った分子量又は異った分子形態のポリブタジエン
油の混合物、あるいは又ポリペンタジエン油を使用する
こともできる。60%を超える1,4−cis成分及び可能
最低含有量の1,2−ビニール基(好ましくは5%未
満)を有するポリブタジエン油が好適である。尚、上記
のパーセントはいずれも二重結合の数に対するものであ
る。
【0010】25重量パーセントまでの他コモノマー、
例えばスチレン、メチルスチレン、ビニールトルエン、
(メタ)アクリル酸、ビニール酢酸、マレイン酸、およ
び誘導体、例えば前述の酸及びそれらの混合物のエステ
ルとブタジエンとの共重合体もまた使用することができ
る。
【0011】成分Bとしては好ましくは5重量%を上廻
る、特に8重量%を上廻るα,β−不飽和カルボン酸が
使用される。上限は好ましくは25重量%を下廻り、特
に23重量%を下廻る。
【0012】α,β−エチレン性不飽和モノ又はジカル
ボン酸(B)は、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸、フマール酸及びそれらの混合物
又は無水物である。好適には、マレイン酸無水物又はイ
タコン酸無水物が使用される。
【0013】ポリジエン(A)とα,β−不飽和カルボン
酸、例えばマレイン酸無水物(B)とのアダクトは既知の
方法で調製することができる。一般に、成分の混合物は
150から250℃の温度で1から4時間、場合により
少量の芳香族系溶剤、例えばキシレンを添加して加熱す
る。一方窒素のような不活性ガスが同時にこの混合物を
通じて又は覆って導入されると共に、一種又は数種の重
合禁止剤をAとBの合計に対して0.01から0.5重量
%添加することは有用である。好適な禁止剤は例えば、
ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、2,
5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン及びベンゾキノン、
更にまたジフェニルアミン、スチン化ジフェニルアミ
ン、p−フェニレンジアミン誘導体、ナフチルアミン又
はチオ化合物、例えばメルカプトベンズイミダゾール又
はジラウリル−3,3′−チオジプロピオネート、同じ
くα−二量化メチルスチレン及びそれらの混合物であ
る。
【0014】環状無水物は水、モノアルコール又はモノ
アミンとの反応によって分解されて、カルボキシル基含
有化合物となり得る。モノアルコール類として、飽和又
は不飽和直鎖状、分岐鎖状又は環状のC1からC18モノ
アルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノール、ブタノール、シクロヘキサ
ノール、ベンジルアルコール、エチルヘキシルアルコー
ル、ラウリルアルコール、イソデカノール又はブトキシ
エタノールのようなアルコキシグリコール、エトキシプ
ロパノールのようなアルコキシプロパノール又はプロピ
ルグリコールを用いることができる。イソプロパノー
ル、sec−ブタノール、シクロヘキサノール、2−エチ
ル−1−ヘキサノール又は2,2−ジメチル−1−ブタ
ノールを用いて得られるケン化安定性エステルは好適で
ある。
【0015】α,β−不飽和ジカルボン酸又はその無水
物と成分Aとから生ずるアダクトは、次いでアミノ基を
有する化合物によって好ましくは部分アミド化すること
ができる。この部分アミド化は慣用の方法によって実行
される。例えば、重合禁止剤及び場合により触媒、例え
ば鉱酸又は有機酸の存在下30から150℃で、アダク
トは適正な溶剤中で又は溶剤なしでアミノ基をもった化
合物と反応する。好ましく用いられるアミンは、二級及
び/又は一級アミンであるが、好ましくは二級モノアミ
ン、特にアルキルアミン、例えばジメチルアミン、ジエ
チルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルア
ミン及びそれらの混合物である、即ちジエタノールアミ
ンのような官能性アミンもまた使用することができる。
【0016】α,β−不飽和ジカルボン酸(B)と反応
したポリジエン油(A)、例えばマレイン化ポリブタジ
エン油の部分アミド化は、生成物中に存在する無水物基
の好ましくは10から90モル%で行われた開環反応を
意味する。
【0017】アミド化の前に、上記に説明したように、
例えば3から10重量%の一級又は二級モノアミンが用
いられるが、ここで重量%は成分A、B、C、D、E及
びバインダー製造のために使われるアミンの合計値に対
するものである。
【0018】部分アミド化は次の二段階で進行する。す
なわち (a) 第一段階では2−オキサゾリン反応のために必
要なパーセント、例えばアミド基の1から10%を開環
する。そして (b) 第二段階はこの反応のあとでビス(2−オキサ
ゾリン)成分を用いて続けられる。
【0019】成分Cとして、好ましくは1重量%を上廻
りかつ10重量%を下廻り、特に5重量%を下廻るビス
(2−オキサゾリン)が適用される。
【0020】ビス(2−オキサゾリン)誘導体は次式:
【化1】 によって特徴付けされる。但し上式中、Rは2価の直鎖
又は分岐鎖のアルキル、シクロアルキル又は場合により
置換アリール基、特にフェニル基である。
【0021】好ましいビス(2−オキサゾリン)誘導体
(C)は、例えば1,3−フェニレンビス(2−オキサ
ゾリン)、1,4−フェニレンビス(2−オキサゾリ
ン)及び1,4−シクロヘキシルビス(2−オキサゾリ
ン)である。
【0022】ポリジエン油とα,β−不飽和カルボン
酸、例えばブタジエンマレエート油からなるアダクトの
部分アミド化物とビス(2−オキサゾリン)の間の反応
は、有機溶剤の存在下、しかし好ましくは不存在下で9
0から120℃の温度で場合により窒素雰囲気下で実施
することができる。
【0023】この反応は下記の反応機構に従って生ず
る:
【化2】
【0024】この反応を通じてカルボキシル基の助けに
より分子の拡大が開始されるが、これによってビス(2
−オキサゾリン)成分の量の増大に伴って、分子量は明
確に増大しそして樹脂粘度が上昇する。更に本発明によ
れば、アミド化反応は所望のアミド化度まで継続され
る。
【0025】成分Dとして、好ましくは20重量%未
満、特に15重量%未満の物理的に硬化する樹脂が適用
される。
【0026】物理的に硬化する樹脂(硬化性バインダー
成分)(D)として、例えばAlresatKM 313及びAlresat
KM 224のような既知のマレエート樹脂、Albertol KP 62
6 (Hoechst)のようなコロホニー変成フェノール系樹
脂、Synthetic Resin SK (Huels)又はKetone Resin N
(BASF)のようなケトン−ホルムアルデヒド樹脂の中で
操作することができ、これらの樹脂は塗膜の迅速な物理
的乾燥を保証し、また例えば20から150℃の温度で
操作する。これらの樹脂は施用時の水性形態で良好な貯
蔵安定性を保持し、また仕上げ塗膜においては高い光沢
を与える。
【0027】水性ポリジエンバインダー、例えばポリブ
タジエンバインダー中に、成分Dの物理的に硬化する樹
脂の均一な分配を達成するために、樹脂を水中に溶解す
る前にこの樹脂は樹脂溶融物又は樹脂溶液中へ有利に混
入することができる。
【0028】アミド化の後、物理的に硬化する樹脂混入
の代りに又は樹脂混入と同時に、一種又は数種のα,β
−エチレン性不飽和モノマー、例えば直鎖、分岐鎖又は
環状のC1からC12のモノアルコールでエステル化され
たアクリル酸又はメタクリル酸を添加することができ
る。
【0029】前記モノマーは単独で又は硬化性樹脂と共
に使用することができる。モノマーは成分A、B、C、
D及びEの合計値に対して0.1から10重量%、特に
0.5から3重量%の量で好適に使用される。
【0030】前述した出発原料から造られたアダクトは
水中に分散しない。このアダクトを水で稀釈できるよう
にするために、アダクトの酸基は少くとも部分的に中和
される。このような中和はカルボキシル基の15から1
00%の間、好ましくは20から80%の間をカバーす
べきである。中和剤の例としてアミン及び下記に列記し
た他の中和剤がある。
【0031】安定なエマルジョンを造るには、存在する
無水物基は水で、場合によってはメチルアミン、エチル
アミン、プロピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルア
ミン、ジプロピルアミン、トリメチルアミン、トリエチ
ルアミン及びトリエタノールアミンのような三級、二級
又は一級アミン類、並びに中和された遊離カルボキシル
基の存在下で加水分解される。また、上記のアミンとは
異り、このような中和用に使用できる塩基性化合物とし
て、アンモニヤ及びアルカリ金属の水酸化物、酸化物、
炭酸塩又は水素炭酸塩、例えばリチウム、ナトリウム及
びカリウムの相当する塩がある。
【0032】中和された半アミドの水性分散液のpH値
(20℃)は好ましくは6.0から10.0の範囲、特に
7.0から9.0の範囲にある。もしpH値が余りに低い
と、分散液中に相分離が起り得る。
【0033】本発明によれば、重合体のように既に変成
されたポリブタジエン油への、重合可能なビニールモノ
マーのグラフト反応は重合可能なビニールモノマーの乳
化重合における常法と同じ方法で実行される。すなわ
ち、水性エマルジョン中10から20℃の温度におい
て、ラジカルタイプの重合開始剤の存在下、場合によっ
ては加圧下における、ラジカル機構によって重合し得る
エチレン性不飽和モノマー(E)と前述の中和生成物と
の反応によってグラフト反応は実行される。重合開始剤
として、例えば2,2′−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)のようなアゾ化合物、tert−ブチルパーオキシベン
ゾエート又はブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエー
トのようなパーオキサイド、もしくはハイドロパーオキ
サイドを使用することができる。
【0034】好適なモノマー(E)はラジカル機構によ
り重合し得るエチレン性二重結合を少くとも一つ有する
モノマーである。例としては、ビニール、ビニリデン、
アクリル及びメタクリル化合物があり、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニールトルエン、直鎖状、
分岐鎖状又は環状であり得るC1〜C12アルコールのア
クリル酸及びメタクリル酸のエステル、アクリル酸アリ
ル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸、メタクリルア
ミド、及びこれらモノマーの混合物がある。更に官能基
をもたない、すなわちそのモノマーから造られる単一重
合体が25から200℃のガラス転移温度をもつ硬いモ
ノマーが好適である。スチレンとの反応が特に好まし
い。
【0035】本発明によれば、モノマー(E)の選択量
はモノマーの種類と最終製品の用途の如何によるが、グ
ラフト化されるべき、場合により部分的アミド化及びエ
ステル−アミド化されるべき生成物の量に関して好まし
くは1から40重量%であり、特に10重量%を上廻り
かつ35重量%を下廻る。
【0036】もし必要ならば、ドデシルメルカプタン、
tert−ドデシルメルカプタン、2−メルカプトエタノー
ル及び3−メルカプトピロピオン酸等のような、慣用の
重合禁止剤又は重合調節剤(分子量調節剤)が更に用い
られる。
【0037】いろいろな適用に対して、これらの樹脂状
製品は10から60重量%、好ましくは15から45重
量%の固形樹脂含量を有する非常に微細に分散された水
性分散体として存在する。本書で用いられる術語「水性
分散体」は二相の水性樹脂組織、特に組織内で水性相が
連続相を形成する水性樹脂組織を包含し、そしてまたヒ
ドロゾル及びコロイド溶液をも包含する。視覚的に透明
に見える水性分散体は好ましくは、500nm未満の平均
粒子径を有する不連続分散相を有している。
【0038】本発明による水性エマルジョンは塗料用の
有効なバインダーであり、そしてまた通常の構成成分、
例えばナフテン酸コバルト及びナフテン酸マンガンなど
のドライヤー(driers)、DIN 55944に準ず
る、チタンホワイト、炭酸カルシウム及び珪酸などの顔
料、湿潤剤、可塑剤及び/又はシックナー及び水と混合
される。それらは優れた乾燥特性をもった水稀釈性のラ
ジカルを形成し、良好な耐水性を有するフィルムをつく
る。更にまた通常の添加剤、例えば酸化防止剤、湿潤
剤、消泡剤、面均し剤等を添加することができる。
【0039】本発明によるバインダーから造られたラッ
カーを、金属、プラスチック表面又は木質のような基板
に塗布した後に、仕上げ剤で再度塗布すると良好なラッ
カー技術の特性をもった効果的な下塗り塗膜及び明らか
に改良された中間塗膜接着が得られる。この水性樹脂は
透明塗料製造用のラッカーとして、更に添加剤を加える
ことなく、直接塗布することもできる。
【0040】腐蝕防止用水性ラッカーを造るためには、
増量剤及び顔料、例えば酸化鉄、酸化鉛、クロム酸スト
ロンチウム、カーボンブラック、酸化チタン、タルク又
は硫酸バリウム及びこれらの混合物並びに他の従来の微
粉砕した無機物質が適する。
【0041】顔料を添加したバインダー分散体は更に従
来の分散剤又は従来の表面活性剤を含有することがで
き、これらのうち後者は非イオン系又は陰イオン系でな
くてはならないか、もしくはこれら従来の適したタイプ
の組合せでなくてはならない。
【0042】通常、顔料及び表面活性剤(もし使われる
ならば)は基質樹脂の一部と共にペーストに移される。
塗料配合物に添加することができる他の適した従来の添
加物の例としては、従来のドライヤー、適した湿潤剤、
適した消泡剤及び適した乳化剤がある。
【0043】基質樹脂の取扱い及び加工を容易にするた
めに、例えばジオキサン及びグリコールエーテルのよう
な水混和性の有機溶剤を少量添加することはしばしば望
ましいことである。
【0044】一般に、顔料含有の分散体は顔料と基質樹
脂を1.5対1以下、好ましくは1対1以下の比率で含
有することが望ましい。本発明によれば、顔料は粉砕し
て直接バインダー中に加えるか、又は従来のペースト樹
脂の助けによって混ぜ合せることができる。
【0045】これらのバインダーから造られるラッカー
は実際に使われている方法、例えば噴霧、浸漬、注入、
ロール掛けによって施用される。多官能性カルボジイミ
ド又はポリイソシアネートをバインダーに1から5重量
パーセント添加することにより乾燥時間が更に向上す
る。
【0046】下記の実施例において本発明を説明する。
部及び%についてのデータはすべて重量基準で示す。
【0047】〔比較試験〕3分の1部分アミド化マレイン化油 a.ベースポリマー 窒素導入管、撹拌器、クーラー及びヒーターを備えた4
リットルのガラスフラスコ中へ、分子量(Mn)150
0、粘度約800mPa.s(20℃)であり、1,4−cis
約75%、1,4−trans約24%及びビニール二重結合
1%を有するポリブタジエン油1707g、並びに分子
量(Mn)3000、粘度約3000mPa.s(20℃)で
あり、1,4−cis約80%、1,4−trans約19%及び
ビニール二重結合1%を有するポリブタジエン油570
gを秤量し、そしてマレイン酸無水物424g、フェニ
ル−α−ナフチルアミン1.2g、アセチルアセトン0.
3g、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアン0.
3g及びキシレン190gを添加した後に、緩徐な窒素
流を通しながらこの混合物を190から210℃に加熱
してこの温度に8時間保持した。水で無水物環を開環し
た後の酸価150を有する粘稠油を得た。100℃に冷
却後、ジエチルアミン105gを還流冷却しながら2時
間に亘って添加し、酸価が100に達するまで、混合物
をこの温度で2時間撹拌した。
【0048】b.ビニール化 窒素導入管、撹拌器、クーラー及びヒーターを備えた4
リットルガラスフラスコ中で、マレイン化ポリブタジエ
ン油(312g)を皮膜防止剤Additol XL 297(Hoechs
t)4.5gと、緩徐な窒素流を流しながら混合し、80
℃に加熱した。そしてトリエチルアミン37g及び脱イ
オン水900gを撹拌しながら加えた。得られた分散体
に、2,2′−アゾビス(2−メチルブタンニトリル)
5g及び二量化α−メチルスチレン0.5gの存在下で
スチレン160gを加えた。この混合物を窒素雰囲気下
90℃で6時間撹拌して、均質な重合体エマルジョンを
得た。その特性は150℃で1時間乾燥後に、pH8.
7、固形分含量31重量パーセント、酸価71、粘度1
811mPa.s(20℃)であった。
【0049】〔実施例1〕3分の1部分アミド化しかつビス(2−オキサゾリン)
と反応させたマレイン化油 a.ベースポリマー 窒素導入管、撹拌器、クーラー及びヒーターを備えた4
リットルのガラスフラスコ中へ、分子量(Mn)150
0、粘度約800mPa.s(20℃)であり、1,4−cis
75%、1,4−trans約24%及びビニール二重結合1
%を有するポリブタジエン油2208gを秤量し、そし
てマレイン酸無水物424g、フェニル−α−ナフチル
アミン1.2g、アセチルアセトン0.2g、N,N′−
ジフェニル−p−フェニレンジアミン0.2g及びキシ
レン190gを添加した後に緩徐な窒素流を通しなが
ら、この混合物を190から210℃に加熱してこの温
度に8時間保持した。水で無水物環を開環した後の酸価
165を有する粘稠油を得た。100℃に冷却後、ジエ
チルアミン18gを還流冷却しながら2時間に亘って添
加し、混合物をこの温度で撹拌した。引続いて生成物を
70℃に冷却して、1,4−フェニレンビス(2−オキ
サゾリン)27gをこの温度で加えた。110℃に加熱
後、この温度を3時間保持した。ジエチルアミン69g
を添加後、混合物を100℃で更に2時間撹拌した結
果、酸価約95を有する樹脂を得た。
【0050】b.ビニール化 このマレイン化しかつ部分アミド化したポリブタジエン
油(312g)を、皮膜防止剤Additol XL 297 (Hoechs
t)4.5gと共に、窒素導入管、撹拌器、クーラー及び
ヒーターを備えた4リットルガラスフラスコへ投入し、
緩徐な窒素流を通しながら80℃に加熱した。そして撹
拌しながらトリエチルアミン37g及び脱イオン水90
0gと混合した。得られたエマルジョンに、2,2′−
アゾビス(2−メチルブタンニトリル)5g及び二量化
α−メチルスチレン0.5gの存在下でスチレン160
gを加えた。この混合物を窒素雰囲気下90℃で3時間
撹拌して、均質な重合体エマルジョンを得た。その特性
はpH8.5、150℃で1時間乾燥後の固形分含量33
重量パーセント、酸価70、粘度2100mPa.sであっ
た。
【0051】〔実施例2〕半アミド化しかつビス(2−オキサゾリン)及び第2の
バインダー成分と反応させたマレイン化油 a.ベースポリマー 窒素導入管、撹拌器、クーラー及びヒーターを備えた2
リットルの平底反応フラスコ中で、ビス(2−オキサゾ
リン)(実施例1の場合に同じ)を反応させた半アミド
化ポリブタジエンマレエート油328gをAlresat KM 2
24 24gと共に130℃に加熱し、透明な均質溶融物
が生成するまで130℃に保持した。次いでこの混合物
を90℃に冷却して、トリエチルアミン38.8g及び
脱イオン水116.7gを15分かけて注入した。生成
物は均質になるまで撹拌して、脱イオン水831gと2
0分かけて混合した。非常に微細に分散したエマルジョ
ンを得た。
【0052】b.ビニール化 このポリブタジエン油分散体へ、スチレン114g、二
量化α−メチルスチレン6.9g及び2,2′−アゾビス
(2−メチルブタンニトリル)3.15gの混合物を撹
拌しながら4時間かけて均一に加え、そして生成物を窒
素雰囲気下90℃で更に4時間撹拌した。次記の値を有
する重合体エマルジョンを得た:150℃で1時間乾燥
した後の固形分含量33.8重量パーセント、pH値8.
7、酸価83.8。
【0053】下塗り剤の作製 亜鉛顔料を含有する腐蝕防止性下塗り剤を常法により作
製した。本実施例によるバインダー分散体を混合槽に投
入した。急速に撹拌しながら顔料及び添加剤を徐々に加
えて撹拌混入した。次いでこの事前分散された粉砕材料
をビートミル中に約3000rpm42℃で分散させた。
24時間粉砕後、仕上ったラッカーを水で以て、DIN
53 211による4mmノズルの流動カップで測定した
30秒間の流出時間に相当する噴霧粘度に調整した。ラ
ッカーはすべて同時にpH値9に調整した。
【0054】
【表1】
【0055】本発明によるバインダーから造られたラッ
カーを、脱脂された自動車車体シート上へ噴霧し、仕上
げをせずに試験して、次記の結果を得た。
【0056】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アウレール・ブラーガ ドイツ連邦共和国デー−5600ヴツパーター ル2.フエルンブリク15 (72)発明者 ハインリヒ・シユトルツエンバハ ドイツ連邦共和国デー−5600ヴツパーター ル−ロンスドルフ.コツトジーペン73 (72)発明者 ハンス−ペーター・パツシユケ ドイツ連邦共和国デー−5600ヴツパーター ル2.アム・ヘケンドルン71 (72)発明者 ジークフリート・コヴアルツイク ドイツ連邦共和国デー−5600ヴツパーター ル2.マルクラント−シユトラーセ14 (72)発明者 フランホ・ゴル ドイツ連邦共和国デー−5090レーヴアーク ーゼン.ハインリヒクラエス−シユトラー セ67

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.300から5000の重量平均分子
    量を有する、一種又は数種のポリジエン油40から80
    重量%、 B.一種又は数種のα,β−エチレン性不飽和カルボン
    酸5から25重量%、 C.一種又は数種のビス(2−オキサゾリン)1から1
    0重量%、及び D.一種又は数種の物理的に硬化する樹脂及び/又はエ
    チレン性不飽和モノマー0から20重量%、の無水条件
    での反応と、水性媒体へ移して、 E.油溶性で、遊離ラジカル生成性の重合開始剤及び場
    合により重合調整剤の存在下における一種又は数種のエ
    チレン性不飽和モノマー1から40重量%、 との反応によって得られる、塩基により中和し得る、ビ
    ス(2−オキサゾリン)で部分的に架橋されたポリジエ
    ン樹脂をベースとし、50から100の酸価を有する、
    乾燥剤処理された水性塗料製造用のバインダー(ここで
    上記重量%はいずれも成分A、B、C、D及びEの合計
    値に対するものである)。
  2. 【請求項2】 前記α,β−エチレン性不飽和カルボン
    酸成分Bがα,β−不飽和モノカルボン酸又はα,β−エ
    チレン性不飽和ジカルボン酸の半アミド又は半エステル
    であることを特徴とする、請求項1記載のバインダー。
  3. 【請求項3】 前記半アミドがα,β−エチレン性不飽
    和ジカルボン酸の無水物と一級又は二級モノアミンとの
    反応によって得られたものであることを特徴とする、請
    求項2記載のバインダー。
  4. 【請求項4】 カルボキシル基の15から100%が塩
    基によって中和されることを特徴とする、請求項1から
    3のうちのいずれかに記載のバインダー。
  5. 【請求項5】 A.300から5000の重量平均分子
    量を有する、一種又は数種のポリジエン油40から80
    重量%、 B.一種又は数種のα,β−エチレン性不飽和カルボン
    酸5から25重量%、 C.一種又は数種のビス(2−オキサゾリン)1から1
    0重量%、及び D.一種又は数種の物理的に硬化する樹脂及び/又はエ
    チレン性不飽和モノマー、を水を添加せずに反応させ、
    そして反応生成物を水性媒体へ移し、そして E.油溶性の遊離ラジカル生成性の重合開始剤及び場合
    により重合調整剤の存在下における、一種又は数種のエ
    チレン性不飽和モノマー1から40重量%、 と反応させることを特徴とする、請求項1〜4のいずれ
    かに記載の塩基により中和し得るバインダーの製造方法
    (ここで重量%はいずれも成分A、B、C、D及びEの
    合計に対するものである)。
  6. 【請求項6】 成分Bのカルボン酸として一種又は数種
    のα,β−エチレン性不飽和モノカルボン酸が用いられ
    るか、又はα,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸の無
    水物が用いられそして一級又は二級モノアミンで対応す
    る半アミドに転化されることを特徴とする、請求項5記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 バインダーの製造が段階的に実施される
    方法であって、先ず初めの工程で成分AとBとが反応さ
    せられ、もしジカルボン酸無水物が用いられるならば、
    次に一級及び/又は二級モノアミンとの反応が行なわれ
    その後で成分Cのビス(2−オキサゾリン)との反応が
    行なわれ、次いで場合によって成分Dの物理的に硬化す
    る樹脂が加えられ及び/又は成分Dの不飽和モノマーと
    の反応がこれに続き、その後に生成物を水性相に移しそ
    して更に成分Eが添加されることを特徴とする、請求項
    5又は6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 水性塗料への請求項1から4のうちいず
    れかに記載のバインダーの使用。
  9. 【請求項9】水性ラッカー、水性下塗り剤又は水性ペー
    スト充填剤への、請求項8記載のバインダーの使用。
  10. 【請求項10】 一回塗り又は多数回塗りの作製のため
    の水性塗料への請求項1から4までのうちいずれかに記
    載のバインダーの使用。
JP4256377A 1991-09-26 1992-09-25 水で稀釈できる風乾バインダー、その製造方法およびその使用 Pending JPH05230416A (ja)

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EP0534322A1 (de) 1993-03-31
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EP0534322B1 (de) 1996-03-27
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