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JPH0522522U - 増毛用かつら - Google Patents

増毛用かつら

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Publication number
JPH0522522U
JPH0522522U JP7754191U JP7754191U JPH0522522U JP H0522522 U JPH0522522 U JP H0522522U JP 7754191 U JP7754191 U JP 7754191U JP 7754191 U JP7754191 U JP 7754191U JP H0522522 U JPH0522522 U JP H0522522U
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JP
Japan
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hair
wig
fastening base
chain
base
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Application number
JP7754191U
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JPH0745532Y2 (ja
Inventor
広介 望月
竜二 寺床
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Aderans Co Ltd
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Aderans Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着が容易であると共に、止着基部の内周縁
のラインが露見しにくく且つ植設した毛髪の回転や反り
返りも生じない、増毛用かつらを提供する。 【構成】 略環状に連設した止着基部13と、フィラメ
ントにて伸縮性を有するように編成したチェーン状細糸
部材14a,14bを止着基部の内周縁に沿って取り付
けると共に、該チェーン状細糸部材を止着基部の内側に
所定の間隔をもって縦横に配置することにより形成した
植毛フレーム14とでかつらベース11を構成し、外方
へ突出するようにかつらベースに多数の毛髪12を植設
してなり、頭部への装着の際、植毛フレーム14の各格
子の間から使用者の自毛を外方へ引き出して該植毛フレ
ームに植設されている毛髪12と混合させるようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、脱毛の初期段階である薄毛の状態で、或いはファッション効果を意 図して使用される増毛用かつら、特に頭部の所望の部分のみを覆うようにした増 毛用の部分かつらに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本考案者らは、脱毛の初期段階である薄毛の状態で簡単に着脱が可能であるよ うにした増毛用かつらを、特願平1−341344号において提案している。 この増毛用かつらは、例えば図5に示したように、全頭を覆うサイズのいわゆ るオールかつらとして構成されており、これは使用者の頭部全体にわたって薄毛 状態を呈している場合にとくに有用である。 即ち、この増毛用かつら6は、略長楕円形をなす周縁枠1の内側でフィラメン トを編成して、このフィラメントに伸縮性を付与したチェーン状細糸部材2を任 意の比較的広い間隔をもって縦横に結合することにより、使用者の頭部形状を呈 する格子状の植毛フレーム3を形成し、この植毛フレーム3の一側に外方へ突出 するように図示しない多数の毛髪を植設してなり、使用者が装着するときに、上 記植毛フレーム3の各格子の間から使用者の自毛を外方へ引き出し、この自毛と 植毛フレーム3に固着されている毛髪とを混合させることにより、頭部4へ装着 するようにしたものである。
【0003】 そして、この増毛用かつら6を使用者の頭部に装着する場合、先ず植毛フレー ム3の中心付近を頭頂部に押し当てて、周縁枠1の左右端部に掛けた紐5を装着 者の顎の下で結ぶことにより、該周縁枠1を下方へ引き下げるようにする。 ここで、増毛用かつら6を構成する植毛フレーム3が適当な伸縮性を付与され たチェーン状の細糸部材2で形成されているから、かつら6は弛みを生じること なく、装着されるべき頭部4全体に伸張状態で密着される。
【0004】 上述の状態で、植毛フレーム3の各格子の間から使用者の自毛をブラシ等にて 外方へ引き出し、この植毛フレーム3に植設されている毛髪と混合しセットした 後、上記紐5を取り除く。これにより、自毛とかつらの毛髪とが互いに絡み合う と共に、植毛フレーム3を構成している各チェーン状の細糸部材2は収縮しよう とし、これらの細糸部材2のうち装着者の自毛の毛流方向に対して、長手方向を 直交させて配されている一部の細糸部材2は、各格子の目から外方へ引き出され ている自毛の毛根部近傍に圧接する。こうして、かつら6全体が頭部4から浮き 上がることを防止しつつ固定されることとなる。従って、頭部全体を覆うように 形成されたこの種の増毛用かつら6は、これを頭部に固定するための止着手段を 講じることは特に必要とされない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記かつら6は前述の如く頭部にスッポリと被るように帽状を 呈する、いわゆるオールかつらとして形成されているため、例えば頭頂部など、 薄毛状態が頭部の一部のみである場合においては、頭頂部を除く周辺部位ではか つらに植設した毛髪と多くの自毛とで全体的な毛量が極めて多量となって、却っ て自然さが失われてしまう。
【0006】 そこで、本考案者らは薄毛部分のみを増毛するために、オールかつらに代えて いわゆる部分かつらとした場合について種々検討を加え、かつらベースを図5に 示す帽状のものから、頭頂部のみを覆うように面積を小さくすると共に、この部 分かつらを頭部へ被せたときにこれが容易に離脱しないようにするため、該部分 かつらの周縁枠に複数個の止着基部を設けたものを作製した。そして、この止着 基部の下面に止着部材を固着することにより、該止着部材で自毛を挟持してかつ ら6を装着できるようにすることが考えられた。 しかし、単に止着基部を設けただけだと、部分かつらを装着した場合、毛髪の 隙間を通してこの止着基部の内周縁のラインが露見し易いという欠点があること が判った。
【0007】 そこで更に検討を加え、止着基部の内周縁のラインを隠蔽または迷彩するため に、該内周縁に沿って僅かに突出させてネットを周設することも考えられたが、 ネットに植設された毛髪がかつら6を外す時に自毛に引っ張られて下方に巻き込 まれてしまったり、或いはこのネットが柔らかいために、該ネットが下方へ反り 返ってしまうという欠点が見つかった。
【0008】 本考案は、かかる実情に鑑み、装着が容易であると共に、止着基部の内周縁の ラインが露見しにくく且つ植設した毛髪の巻き込み,反り返りが生じない、増毛 用かつらを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案による増毛用かつらは、 略環状に連設した止着基部と、フィラメントにて伸縮性を有するように編成し たチェーン状細糸部材を該環状の止着基部の内周縁に沿って取り付けると共に、 該チェーン状細糸部材を該環状の止着基部の内側に所定の間隔をもって縦横に配 置することにより形成した植毛フレームと、によりかつらベース、好ましくは使 用者の薄毛状態に沿った形状及びサイズのかつらベースを構成し、上記環状止着 基部及び植毛フレームを含む上記かつらベースに外方へ突出するように多数の毛 髪を植設してなり、頭部への装着の際、上記植毛フレームの各格子の間から使用 者の自毛を外方へ引き出して該植毛フレームに植設されている毛髪と混合させる ようにしたことを特徴としている。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、かつらベースの外周に沿って略環状の止着基部を形成して いるので、この止着基部の下面に止着部材を固着し、この止着部材を用いて薄毛 部分周辺の自毛に止着することにより、かつらの装着作業が極めて容易になると 共に、フィラメントにて伸縮性を有するように編成したチェーン状細糸部材を、 該止着基部の内周縁に沿って取り付け、該チェーン状細糸部材にも毛髪を植設し ているので、毛髪の存在により止着基部の内周縁のラインが露見しにくく、且つ チェーン状細糸部材の働きにより毛髪のかつら内方への巻き込みや反り返りなど も生じない。
【0011】
【実施例】
以下、図1乃至図4に示した一実施例に基づき、本考案を詳細に説明する。 以下に述べる実施例は、本考案を好適に実施するための具体例であるから種々 の好ましい技術的限定が付されているが、本考案の範囲は、特にこれを限定する 記載がないかぎり、これらの限定された態様のみに制限されるものではない。 図1は本考案に係る増毛用かつら10の全体を示す平面図であり、この増毛用 かつら10は、全体が使用者の薄毛部分のみを覆う形状,サイズとしたかつらベ ース11と、該かつらベース11の一側に外方へ突出するように植設した多数の 毛髪12とから構成されている。図1では、かつらベース11を明瞭に表すため 毛髪12を極く一部しか示していないが、実際はかつらベース11全体に渡って 所定の毛量及び毛流となるよう緻密に植設される。
【0012】 かつらベース11は、周縁に沿って略環状に連設した止着基部13と、この環 状の止着基部13の内側で粗い格子状に組んで張り渡した植毛フレーム14とで 基本的に構成されている。
【0013】 上記止着基部13は、前後左右の4か所で、例えば自毛を挟着し得るストッパ ーを下面に取り付け得るよう幅広の取付基台13a,13b,13c及び13d として形成連設されており、本実施例では頭皮と同色或いは乳白色に着色した軟 質合成樹脂製の人工皮膚にて中央部分をほぼ蝶型にくり抜くことにより形成され ている。 なお、この止着基部13は広いくり抜き部分を有するため、強度を補強して保 形性を保つように、好ましくは人工皮膚の厚みを若干厚くするか、または図1に 示すように止着基部13の全周囲に沿って縁取り用テープ15を添着する。或い は必要により、上記人工皮膚の上面又は下面に、例えば2.54cm当たり15 乃至50メッシュの小径の網目のネット(このネットはネット製かつらベースを 作製するのに従来から用いられている。)を重合してもよい。この場合、さらに 強度を保持したいときは、人工皮膚の間に該ネットを埋め込んで三重構造として もよい。
【0014】 さらに、植毛フレーム14は、前記止着基部13の内周縁16に沿って取り付 けた細糸部材14a及びこの止着基部13の内側で粗い格子を形成するように所 定の間隔をもって縦横に張り渡した細糸部材14bの2つで構成されており、こ れらの細糸部材14a及び14bは、共にフィラメントにて伸縮性を有するよう にチェーン状に編成されている。
【0015】 具体的には図3に拡大して示されているように、一本のナイロンフィラメント をチェーン状に編み込んで或る程度の伸縮性を有するように形成されている。こ のフィラメントの太さは、人毛が通常約0.07mm乃至0.1mmの直径を有 しているので、使用するフィラメントがこれより極端に大径となって視認され易 くなるのを避けるため、約0.05mm乃至0.2mmの断面直径のフィラメン トを用いるのが好適である。ただし、図面ではフィラメントの編成状態が良く分 かるように毛髪に対して誇張して大径に描かれている。 このフィラメントの編成方法はゴム編み、チェーン編み等の方法が選択でき、 例えば図示のように編成することにより、フィラメント自体が伸縮性を備えてい なくても、チェーン状細糸部材14は図3において左右方向への伸縮性が付与さ れている。
【0016】 植毛フレーム14を構成する一方のチェーン状細糸部材14aは、本実施例で は前記止着基部13の内周縁16に沿って配置されていて、図2に拡大して示す ように該内周縁16に細糸17にて適宜個所で縫着されている。
【0017】 ここで、かつらを頭部に密着させるために、かつら装着の際かつらベースが外 周方向に引っ張られるので、止着基部13の内周縁16も外方へ引っ張られるこ とになる。そのため、該内周縁16の縫着個所で切断等しないよう、前記縁取り テープ15の位置で縫合するようにすれば強固な縫着ができる。また、止着基部 13は適度の伸縮性があるので、その内周縁に沿って配置する細糸部材14aを 同様に適度の伸縮性を有するようチェーン状に編成することにより、かつらベー スに追従して伸縮し得ることとなる。
【0018】 また、他方のチェーン状細糸部材14bは、止着基部13の内側で、例えば頭 頂部を中心として縦横に複数本(本実施例では合計4本)配置し、これら縦横に 配されたチェーン状細糸部材14bの交差部分を必要により結合すると共に、各 端部を止着基部13の縁取りテープ15の位置でこれと結着することにより、格 子状の植毛フレーム14を形成している。このようにして形成した植毛フレーム 14は、使用者の頭部の凸彎曲形状に沿うように全体として外側に僅かに膨出し ている。
【0019】 尚、チェーン状の細糸部材14bの配置により形成される格子形状は上記のパ ターンに限られるものではない。例えば止着基部13の内側で、単に比較的大き な菱目を形成するように各チェーン状の細糸状部材12を縦横に配置することも でき、所望により、三角形,五角形等の種々の格子パターンとすることもでき、 且つ使用するチェーン状の細糸部材14bの数も、隠蔽すべき薄毛部の脱毛状態 に応じて、適宜増減することができる。
【0020】 以上のようにして、止着基部13とそれの内側で格子状に組み付けた植毛フレ ーム14とでかつらベース11が構成され、この止着基部13及び植毛フレーム 14の全体に、かつらベース11の一側に外方へ突出するように多数の毛髪12 を植設することにより、本実施例の増毛用かつら10が構成される。
【0021】 ここで、植毛フレーム14を構成するチェーン状細糸部材14a,14bに毛 髪12を植設する場合、チェーン状細糸部材14a,14bの長手方向に直交す る断面が、図4に示すように略逆三角形となる各頂点にそれぞれ1本づつフィラ メントが位置する部位において、これらのうち下方に位置する1本のフィラメン トf1 に毛髪12をその両方がフィラメントf2 ,f3 の間を通って上方へ突出 するように結着する。 このようにすれば、2本のフィラメントf2 ,f3 は上記フィラメントf1 を 挟んでその上方に位置することになるから、該2本のフィラメントf2 ,f3 が 上方へ延びた毛髪12の外側からそれぞれ当接して該毛髪12をほぼ垂直方向に 支持する状態となる(図4参照)。これにより、毛髪12を略直立状態で保持す ることができるから、植毛フレーム14の例えば頭頂部に位置する部分の植毛に 適している。
【0022】 なお、図示を省略するが、チェーン状細糸部材14a,14bの長手方向と直 交する断面において、上方に一本のフィラメントf1 が、下方に二本のフィラメ ントf2 ,f3 が隣接して位置する部位においては、下方に位置する2本のフィ ラメントf2 ,f3 の周囲を巻くように毛髪12を結着し、該毛髪12の先端が 上方へ突出するようにする。これにより、毛髪12はフィラメントf1 に当接し てほぼ垂直方向に支持されると共に、唯一本のフィラメントに結着する場合に較 べて、植毛後に毛髪12の結着部がフィラメントの周囲方向に回転して、植毛フ レーム14の下側に回り込むようなことが少なくなるから、かつらのヘアースタ イルを損なうことを防止できる。
【0023】 本増毛用かつら10に植設される毛髪12は、人毛または人工毛若しくは人毛 と人工毛とをミックスしたものが植毛部位やかつらの用途等により適宜選択して 用いられる。
【0024】 本実施例の増毛用かつら10は以上のように構成されており、このかつら10 を頭部へ装着する場合、植毛フレーム14の中心付近を薄毛部分、例えば頭頂部 に押し当てて、整髪用ブラシ等を利用して植毛フレーム14の比較的大きく形成 された各格子の間から自毛(図示せず)を引き出し、植毛フレーム14に植設さ れた毛髪12と混合させる。
【0025】 この際、止着基部13の下面に適当な止着部材(図示せず)を設けて、かつら ベース11を載置した周辺の自毛に止着することにより、増毛用かつら10が使 用者の頭部に確実に固定されることになる。止着基部13下面に設ける止着部材 としては、両面テープや瞬間接着剤等でもよいが、本出願人による特公昭54− 16785号公報記載の反転性能を利用した挟着具を用いれば、本増毛用かつら 10と自毛との挟持固定が簡便に行えて便宜である。
【0026】 以上のようにして、かつら着用者の自毛とかつら10に植設した毛髪12が混 じって増毛され、当該薄毛部位の増毛が実質的に達成される。 ここで、止着基部13の内周縁16及び内側に縦横に張架した植毛フレーム1 4がチェーン状の細糸部材14a,14bで構成されているため、適度の伸縮性 を有しており、かつらを頭部へ載置する際にかつらベース11を外方へ引っ張り ながら固定していくと、このチェーン状細糸部材14a,14bのリング径が縮 小することにより、かつらベースの伸びに追随して伸張することになる。このた め、装着状態においてチェーン状細糸部材14a,14bは伸張状態で保持され ることにより、かつらベース11に皺や弛みが生じないから、かつら10は使用 者の頭部にピッタリとフィットすることになる。
【0027】 また、一方のチェーン状細糸部材14aが存在しない場合は、止着基部13の 内周縁16のラインが毛髪の隙間を通して直線状に露見し易いが、本考案によれ ば、該止着基部13の内周縁16に沿って該細糸部材14aが配置されており、 しかもこの細糸部材14aに多数の毛髪が植設されているので、上記内周縁16 のラインもこれにより隠蔽されて不自然感を与えることがなくなる。
【0028】 さらに、この細糸部材14aはチェーン状に編成されているので、毛髪12を 上述の如くかつらの外方向に突出するように該細糸部材14aに植設すれば、該 毛髪12はかつらの下側に回り込むことがないから、特にかつらを頭部から取り 外すときに自毛に引っ張られて植設した毛髪12が下側に回転するようなことが 防止される。そのため、細糸部材14aの代わりに単にネットを配設した場合に 発生する該ネットの下面への巻き込み乃至反り返りも生じない。 加えて、止着基部13の内周縁16沿いに該チェーン状細糸部材14aが配設 されていると、かつら全体が補強され、耐久性が向上する。
【0029】 なお、図1に示す実施例では、止着基部13のさらに外周を取り囲んで、細か い網目のネット18が配設されると共に、該ネット18にも緻密に毛髪12が植 設されている。これにより、止着基部13の外周縁のラインが隠蔽され、視認さ れるようなことがない。
【0030】 かつら10を取り外す場合は、止着部材を自毛から離脱させて、例えば前額部 付近の止着基部13をつまんで、上方へ引き剥がすようにすることにより、極め て簡単に取り外すことができる。
【0031】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、止着基部の内周縁のラインが露見しにく く且つ植設した毛髪の内方への巻き込みや反り返りも生じないと共に、使用者の 頭部にフィットして容易に装着固定できるので、使用者の残毛を損なうことなく 薄毛の部分をきわめて自然な感じに増毛し得るかつらを提供することができると 共に、ファッション用としても装飾性豊かなかつらを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による増毛用かつらの一例を示す概略平
面図である。
【図2】図1におけるチェーン状細糸部材の止着基部へ
の取付け状態を示す部分拡大斜視図である。
【図3】図1におけるチェーン状細糸部材への毛髪の植
設状態を示す部分拡大斜視図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】従来の増毛用かつらを示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 増毛用かつら 11 かつらベース 12 毛髪 13 止着基部 14 植毛フレーム 14a,14b チェーン状細糸部材 15 縁取りテープ 16 止着基部の内周縁

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略環状に連設した止着基部と、フィラメ
    ントにて伸縮性を有するように編成したチェーン状細糸
    部材を該環状の止着基部の内周縁に沿って取り付けると
    共に、該チェーン状細糸部材を該止着基部の内側に所定
    の間隔をもって縦横に配置することにより形成した植毛
    フレームとでかつらベースを構成し、上記環状止着基部
    及び植毛フレームを含む上記かつらベースに外方へ突出
    するように多数の毛髪を植設してなり、頭部への装着の
    際、上記植毛フレームの各格子の間から使用者の自毛を
    外方へ引き出して該植毛フレームに植設されている毛髪
    と混合させるようにしたことを特徴とする、増毛用かつ
    ら。
  2. 【請求項2】 前記環状の止着基部が合成樹脂製の人工
    皮膚から成り、前記チェーン状細糸部材が該人工皮膚の
    内周縁に沿って適宜の間隔にて該内周縁に縫着されされ
    ていることを特徴とする、請求項1に記載の増毛用かつ
    ら。
  3. 【請求項3】 前記環状の止着基部が、合成樹脂製の人
    工皮膚と網体とを重合して比較的剛性にすることによ
    り、保形性に富むように形成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の増毛用かつら。
  4. 【請求項4】 前記止着基部の下面にバネ性を有する止
    着部材が設けられ、該止着部材にてかつらベース周辺に
    位置する自毛を挟持するようにしたことを特徴とする、
    請求項1に記載の増毛用かつら。
  5. 【請求項5】 前記かつらベースの環状止着基部の周囲
    に外周方向に突出するように、折り返して二重構造とし
    たネット部材が固着されていて、該ネット部材の上下両
    側に毛髪が植設されてかつらベース外方へ突出している
    ことを特徴とする、請求項1に記載の増毛用かつら。
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