JPH05223031A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JPH05223031A JPH05223031A JP4025082A JP2508292A JPH05223031A JP H05223031 A JPH05223031 A JP H05223031A JP 4025082 A JP4025082 A JP 4025082A JP 2508292 A JP2508292 A JP 2508292A JP H05223031 A JPH05223031 A JP H05223031A
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- valve
- hole
- needle
- fuel injection
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/06—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
- F02M51/061—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
- F02M51/0625—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures
- F02M51/0664—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02M51/0671—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto
-
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M2200/00—Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ニードル弁の開閉弁バウンスを抑制し、かつ
耐久性が向上した燃料噴射弁を提供する。 【構成】 電磁式燃料噴射弁1には、所定長さLの穴1
0を備えたニードル弁4が、案内穴9を移動可能に設け
られている。そして、ニードル弁4の開弁、閉弁位置を
規定するストッパープレート13、弁座部6が設けられ
ている。さらに、穴10内を移動可能に、所定質量mの
磁性粉体11が封入されている。ニードル弁4がストッ
パープレート13あるいは弁座部6へ衝突するとき、磁
性粉体11の慣性力により、磁性粉体11は移動する。
そして、所定時間遅れてボルト12あるいは底部27へ
衝突することで、ニードル弁4の衝突で生ずる反発力は
打ち消される。このため、ニードル弁4のバウンスが抑
制でき、磁性粉体4に働く慣性力を利用するため、従来
より耐久性が向上される。
耐久性が向上した燃料噴射弁を提供する。 【構成】 電磁式燃料噴射弁1には、所定長さLの穴1
0を備えたニードル弁4が、案内穴9を移動可能に設け
られている。そして、ニードル弁4の開弁、閉弁位置を
規定するストッパープレート13、弁座部6が設けられ
ている。さらに、穴10内を移動可能に、所定質量mの
磁性粉体11が封入されている。ニードル弁4がストッ
パープレート13あるいは弁座部6へ衝突するとき、磁
性粉体11の慣性力により、磁性粉体11は移動する。
そして、所定時間遅れてボルト12あるいは底部27へ
衝突することで、ニードル弁4の衝突で生ずる反発力は
打ち消される。このため、ニードル弁4のバウンスが抑
制でき、磁性粉体4に働く慣性力を利用するため、従来
より耐久性が向上される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の燃料噴射弁
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている燃料噴射弁は、ニー
ドル弁が電磁コイルの電磁力によって吸引され開弁し、
このニードル弁を弁閉方向へ付勢するバネによって閉弁
される。ニードル弁が開閉するとき、ニードル弁は、そ
の開閉弁位置を規定させる部材と衝突してバウンスを起
こすことがある。ここで、図5は、ニードル弁を駆動さ
せるための駆動パルスと、この駆動パルスにより電磁コ
イルに流れる電流波形と、この電流で励磁される電磁コ
イルの電磁力によるニードル弁のニードルリフトを示す
特性図である。そして図5の、A部は開弁バウンスを、
B部は閉弁バウンスを示している。ニードル弁が、その
開閉弁位置でバウンスを起こすと、二次噴射等が発生
し、燃料計量の線形性が損なわれるといった不具合が生
じてしまう。
ドル弁が電磁コイルの電磁力によって吸引され開弁し、
このニードル弁を弁閉方向へ付勢するバネによって閉弁
される。ニードル弁が開閉するとき、ニードル弁は、そ
の開閉弁位置を規定させる部材と衝突してバウンスを起
こすことがある。ここで、図5は、ニードル弁を駆動さ
せるための駆動パルスと、この駆動パルスにより電磁コ
イルに流れる電流波形と、この電流で励磁される電磁コ
イルの電磁力によるニードル弁のニードルリフトを示す
特性図である。そして図5の、A部は開弁バウンスを、
B部は閉弁バウンスを示している。ニードル弁が、その
開閉弁位置でバウンスを起こすと、二次噴射等が発生
し、燃料計量の線形性が損なわれるといった不具合が生
じてしまう。
【0003】この不具合を解決するための従来技術とし
て特公昭58─54266号公報がある。この公報で
は、ニードル弁背後に燃料圧力より高い圧力を強制的に
付加することで、閉弁バウンスを抑制している。一方、
特開昭53─59131号公報では、ニードル弁上部に
おもり部材を設けることで、開弁速度を低下させ、開弁
バウンスを抑制している。
て特公昭58─54266号公報がある。この公報で
は、ニードル弁背後に燃料圧力より高い圧力を強制的に
付加することで、閉弁バウンスを抑制している。一方、
特開昭53─59131号公報では、ニードル弁上部に
おもり部材を設けることで、開弁速度を低下させ、開弁
バウンスを抑制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特公昭58─54
266号公報における燃料噴射弁では、背圧用油圧発生
制御部が大がかりで複雑になるため、装置自体が大型化
してしまう。また、この制御部からの背圧が加わるた
め、ニードル弁の着座部に過大な衝撃力が加わり、着座
部の耐久性を低下させる恐れがある。一方、特開昭53
─59131号公報における燃料噴射弁でも、おもり部
材を設けることで、装置の大型化を招いてしまう。ま
た、ニードル弁着座時には、おもり部材の重量増加分の
衝撃力が同時に加わるため上記公報と同様、着座部の強
度を低下させ、耐久性を低下させる恐れがある。
266号公報における燃料噴射弁では、背圧用油圧発生
制御部が大がかりで複雑になるため、装置自体が大型化
してしまう。また、この制御部からの背圧が加わるた
め、ニードル弁の着座部に過大な衝撃力が加わり、着座
部の耐久性を低下させる恐れがある。一方、特開昭53
─59131号公報における燃料噴射弁でも、おもり部
材を設けることで、装置の大型化を招いてしまう。ま
た、ニードル弁着座時には、おもり部材の重量増加分の
衝撃力が同時に加わるため上記公報と同様、着座部の強
度を低下させ、耐久性を低下させる恐れがある。
【0005】本発明は、上記問題に鑑み、耐久性が向上
し、かつニードル弁の開閉弁バウンスの少なくともどち
らか一方を抑制する燃料噴射弁を提供することを目的と
する。
し、かつニードル弁の開閉弁バウンスの少なくともどち
らか一方を抑制する燃料噴射弁を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、軸方向に移動可能なニードル弁と、前記
ニードル弁の軸方向移動量を規定する規定部材と、を備
え前記ニードル弁が移動する間に燃料が噴射される燃料
噴射弁において、前記ニードル弁に対して、その軸方向
に所定距離移動可能に設けられ、前記ニードル弁が前記
規定部材へ衝突してから、所定時間遅れて前記ニードル
弁へ衝突して前記ニードル弁に慣性力を作用させる慣性
衝突体とを備えたことを特徴とする燃料噴射弁、という
技術的手段を採用する。
成するために、軸方向に移動可能なニードル弁と、前記
ニードル弁の軸方向移動量を規定する規定部材と、を備
え前記ニードル弁が移動する間に燃料が噴射される燃料
噴射弁において、前記ニードル弁に対して、その軸方向
に所定距離移動可能に設けられ、前記ニードル弁が前記
規定部材へ衝突してから、所定時間遅れて前記ニードル
弁へ衝突して前記ニードル弁に慣性力を作用させる慣性
衝突体とを備えたことを特徴とする燃料噴射弁、という
技術的手段を採用する。
【0007】
【作用】本発明の燃料噴射弁には、軸方向に移動可能な
ニードル弁が設けられている。そして、このニードル弁
の軸方向移動量を規定する規定部材が設けられている。
さらにニードル弁は、その軸方向に所定距離移動可能な
慣性衝突体が設けられている。
ニードル弁が設けられている。そして、このニードル弁
の軸方向移動量を規定する規定部材が設けられている。
さらにニードル弁は、その軸方向に所定距離移動可能な
慣性衝突体が設けられている。
【0008】ここで、ニードル弁は、規定部材へ衝突す
るときに生ずる反発力によって、バウンスしようとす
る。一方、慣性衝突体は、ニードル弁とは別体となって
所定距離移動し、ニードル弁の規定部材への衝突から所
定時間遅れてニードル弁へ衝突する。これによりニード
ル弁には、慣性衝突体の慣性力が作用する。この慣性衝
突体の衝突によって生ずる力は、ニードル弁と規定部材
との間に発生する反発力とは反対方向に作用する。この
ため、ニードル弁が、規定部材に対して反発することが
防止され、ニードル弁のバウンスは抑制される。
るときに生ずる反発力によって、バウンスしようとす
る。一方、慣性衝突体は、ニードル弁とは別体となって
所定距離移動し、ニードル弁の規定部材への衝突から所
定時間遅れてニードル弁へ衝突する。これによりニード
ル弁には、慣性衝突体の慣性力が作用する。この慣性衝
突体の衝突によって生ずる力は、ニードル弁と規定部材
との間に発生する反発力とは反対方向に作用する。この
ため、ニードル弁が、規定部材に対して反発することが
防止され、ニードル弁のバウンスは抑制される。
【0009】
【実施例】本発明の第1実施例の構成を説明をする。図
1は、本発明を適用した電磁式燃料噴射弁の縦断面図で
ある。図2は、この燃料噴射弁の先端部分の縦部分断面
図である。ここで、図2の穴10の所定長さLは、本発
明の構成を容易に把握できるよう、ニードル弁4の大半
を占めて描かれているが、この長さLは実際には微小な
寸法であり、ニードル弁4に占める割合は極めて小さ
い。
1は、本発明を適用した電磁式燃料噴射弁の縦断面図で
ある。図2は、この燃料噴射弁の先端部分の縦部分断面
図である。ここで、図2の穴10の所定長さLは、本発
明の構成を容易に把握できるよう、ニードル弁4の大半
を占めて描かれているが、この長さLは実際には微小な
寸法であり、ニードル弁4に占める割合は極めて小さ
い。
【0010】図1の電磁式燃料噴射弁1は、車両に搭載
される火花点火式内燃機関の吸気管に設けられていて、
この吸気管へ燃料を供給する。この燃料噴射弁1の主要
外郭をなすハウジング2は、略筒状に形成されている。
そして、このハウジング2の内周は、図中上から大径部
2a、小径部2c、中径部2bとから成っている。
される火花点火式内燃機関の吸気管に設けられていて、
この吸気管へ燃料を供給する。この燃料噴射弁1の主要
外郭をなすハウジング2は、略筒状に形成されている。
そして、このハウジング2の内周は、図中上から大径部
2a、小径部2c、中径部2bとから成っている。
【0011】ハウジング2の中径部2b内には、ストッ
パープレート13が設けられ、さらに、弁本体3の一部
が嵌入されている。そして、中径部2bの開口端を折り
曲げ、弁本体3の外周に押し付けることによって、ハウ
ジング2と弁本体3とは一体に連結される。
パープレート13が設けられ、さらに、弁本体3の一部
が嵌入されている。そして、中径部2bの開口端を折り
曲げ、弁本体3の外周に押し付けることによって、ハウ
ジング2と弁本体3とは一体に連結される。
【0012】図2により、燃料噴射弁1の先端部分の構
成を説明する。上記弁本体3内部には、案内穴9が形成
されている。この案内穴9の底部には、略円錐状の弁座
部6が形成され、この弁座部6中央に噴射孔8が開設さ
れている。また、弁本体3の外周先端部には、有底筒状
のキャップ7が圧入されている。このキャップ7の有底
部分の中央には、孔が形成され、ここを噴射孔8から噴
射される燃料が通過する。
成を説明する。上記弁本体3内部には、案内穴9が形成
されている。この案内穴9の底部には、略円錐状の弁座
部6が形成され、この弁座部6中央に噴射孔8が開設さ
れている。また、弁本体3の外周先端部には、有底筒状
のキャップ7が圧入されている。このキャップ7の有底
部分の中央には、孔が形成され、ここを噴射孔8から噴
射される燃料が通過する。
【0013】案内穴9内には、図中上下方向を摺動可能
に、ニードル弁4が収容されている。このニードル弁4
の先端部5は、略円錐状に形成され、上記弁座部6と当
接可能となっている。これにより、弁座部6はニードル
弁4の全閉位置を規定するとともに、ニードル弁4の先
端部5と当接するとき燃料を遮断する。また、ニードル
弁4内には、穴10がニードル弁4の軸方向に設けられ
ている。この穴10へ、磁性粉体11が移動可能に収納
される。この磁性粉体11は、鉄、コバルトといった所
定質量を持つ磁性体である。そして、磁性粉体11を穴
10に収納した後、ボルト12で、穴10を封止する。
ここで、穴10の底部27からボルト12までの長さ
は、所定長さLに設定される。
に、ニードル弁4が収容されている。このニードル弁4
の先端部5は、略円錐状に形成され、上記弁座部6と当
接可能となっている。これにより、弁座部6はニードル
弁4の全閉位置を規定するとともに、ニードル弁4の先
端部5と当接するとき燃料を遮断する。また、ニードル
弁4内には、穴10がニードル弁4の軸方向に設けられ
ている。この穴10へ、磁性粉体11が移動可能に収納
される。この磁性粉体11は、鉄、コバルトといった所
定質量を持つ磁性体である。そして、磁性粉体11を穴
10に収納した後、ボルト12で、穴10を封止する。
ここで、穴10の底部27からボルト12までの長さ
は、所定長さLに設定される。
【0014】さらに、ニードル弁4の上部には、フラン
ジ14が形成されている。このフランジ14は、ニード
ル弁4が上昇するとき、ストッパープレート13と当接
する。これにより、ストッパープレート13はニードル
弁4の全開位置を規定する。
ジ14が形成されている。このフランジ14は、ニード
ル弁4が上昇するとき、ストッパープレート13と当接
する。これにより、ストッパープレート13はニードル
弁4の全開位置を規定する。
【0015】また、ニードル弁4の上端は、ストッパー
プレート13を貫通し、アーマチャ15の段付孔16に
圧入される。このアーマチャ15は、磁性材料で形成さ
れた円筒部材であり、ハウジング2の小径部2cに移動
可能に嵌入され、ニードル弁4とともに移動する。
プレート13を貫通し、アーマチャ15の段付孔16に
圧入される。このアーマチャ15は、磁性材料で形成さ
れた円筒部材であり、ハウジング2の小径部2cに移動
可能に嵌入され、ニードル弁4とともに移動する。
【0016】図1に示すように、アーマチャ15の上方
には、筒状の固定鉄心20が設けられている。この固定
鉄心20は、その筒壁から突出して形成されるフランジ
25により、ハウジング2の大径部2aの開口端で、か
しめ固定されている。また、固定鉄心20の筒内には、
燃料流通路をなすアジャスティングパイプ23が固定さ
れている。そして、アジャスティングパイプ23とアー
マチャ15との間に、バネ24が設けられている。アジ
ャスティングパイプ23は、その固定位置によってバネ
24の付勢力を調整し、バネ24は、アーマチャ15を
噴射孔8方向へ付勢する。すなわち、アジャスティング
パイプ23の固定位置によって、ニードル弁4の開弁圧
が調整される。さらに、固定鉄心20の上端部は、図示
しない燃料配管と接続されている。この接続部分には、
フィルタ22が設けられている。
には、筒状の固定鉄心20が設けられている。この固定
鉄心20は、その筒壁から突出して形成されるフランジ
25により、ハウジング2の大径部2aの開口端で、か
しめ固定されている。また、固定鉄心20の筒内には、
燃料流通路をなすアジャスティングパイプ23が固定さ
れている。そして、アジャスティングパイプ23とアー
マチャ15との間に、バネ24が設けられている。アジ
ャスティングパイプ23は、その固定位置によってバネ
24の付勢力を調整し、バネ24は、アーマチャ15を
噴射孔8方向へ付勢する。すなわち、アジャスティング
パイプ23の固定位置によって、ニードル弁4の開弁圧
が調整される。さらに、固定鉄心20の上端部は、図示
しない燃料配管と接続されている。この接続部分には、
フィルタ22が設けられている。
【0017】ハウジング2の大径部2aと固定鉄心20
との間には、ドーナツ状のボビン17が設けられてい
る。このボビン17は合成樹脂製であり、外周に電磁コ
イル19が巻かれている。さらに、ボビン17の上下に
は、固定鉄心20と、ハウジング2との間にそれぞれO
リング18、21が設けられている。このOリング1
8、21によって、燃料が電磁コイル19へ漏れること
を防止する。
との間には、ドーナツ状のボビン17が設けられてい
る。このボビン17は合成樹脂製であり、外周に電磁コ
イル19が巻かれている。さらに、ボビン17の上下に
は、固定鉄心20と、ハウジング2との間にそれぞれO
リング18、21が設けられている。このOリング1
8、21によって、燃料が電磁コイル19へ漏れること
を防止する。
【0018】また、フランジ25の上面には、給電用の
コネクタ26が、樹脂で一体成形される。このコネクタ
26の端子は、電磁コイル19に接続されている。次
に、第1実施例の作動を説明する 上記構成において、燃料は固定鉄心20の上端部から供
給され、フィルタ22、アジャスティングパイプ23、
アーマチャ15を経てニードル弁4の外周に至ってい
る。そして、機関の回転数、負荷に応じて、ECUから
の制御信号により、電流がコネクタ26を介して、電磁
コイル19へ供給される。この電流によって、電磁力が
発生し、アーマチャ15はバネ24の付勢力に抗して固
定鉄心20へ吸引される。アーマチャ15が固定鉄心2
0に吸引されるとき、同時にニードル弁4も上昇する。
そして、ニードル弁4の全開位置を規定するストッパー
プレート13にフランジ14が当接すると、ニードル弁
4の上昇は停止し、ニードル弁4は全開位置へ到達す
る。
コネクタ26が、樹脂で一体成形される。このコネクタ
26の端子は、電磁コイル19に接続されている。次
に、第1実施例の作動を説明する 上記構成において、燃料は固定鉄心20の上端部から供
給され、フィルタ22、アジャスティングパイプ23、
アーマチャ15を経てニードル弁4の外周に至ってい
る。そして、機関の回転数、負荷に応じて、ECUから
の制御信号により、電流がコネクタ26を介して、電磁
コイル19へ供給される。この電流によって、電磁力が
発生し、アーマチャ15はバネ24の付勢力に抗して固
定鉄心20へ吸引される。アーマチャ15が固定鉄心2
0に吸引されるとき、同時にニードル弁4も上昇する。
そして、ニードル弁4の全開位置を規定するストッパー
プレート13にフランジ14が当接すると、ニードル弁
4の上昇は停止し、ニードル弁4は全開位置へ到達す
る。
【0019】このとき、ニードル弁4の先端部5と弁座
部6との間にできる間隙から燃料が、噴射孔8、キャッ
プ7に形成された孔を通過して吸気管内に噴射される。
そして、電磁コイル19へ、電流が供給されなくなる
と、バネ24の付勢力により、固定鉄心20からアーマ
チャ15が離れ、ニードル弁4は下降する。そして、ニ
ードル弁4の先端部5が、ニードル弁4の全閉位置を規
定する弁座部6と当接して、ニードル弁4は閉じ、燃料
噴射は終了する。
部6との間にできる間隙から燃料が、噴射孔8、キャッ
プ7に形成された孔を通過して吸気管内に噴射される。
そして、電磁コイル19へ、電流が供給されなくなる
と、バネ24の付勢力により、固定鉄心20からアーマ
チャ15が離れ、ニードル弁4は下降する。そして、ニ
ードル弁4の先端部5が、ニードル弁4の全閉位置を規
定する弁座部6と当接して、ニードル弁4は閉じ、燃料
噴射は終了する。
【0020】ここで、ニードル弁4が吸引上昇し、フラ
ンジ14がストッパープレート13に当接するとき、ニ
ードル弁4の運動エネルギーは、ニードル弁4およびス
トッパープレート13に弾性エネルギーとして吸収され
る。しかしながら、ニードル弁4に吸収された弾性エネ
ルギーは、再び放出され、ニードル弁4はストッパープ
レート13に反発しようとする。この反発力が電磁コイ
ル19による吸引力より大きいと、ニードル弁4は、図
5に示す如く、開弁バウンスしようとする。
ンジ14がストッパープレート13に当接するとき、ニ
ードル弁4の運動エネルギーは、ニードル弁4およびス
トッパープレート13に弾性エネルギーとして吸収され
る。しかしながら、ニードル弁4に吸収された弾性エネ
ルギーは、再び放出され、ニードル弁4はストッパープ
レート13に反発しようとする。この反発力が電磁コイ
ル19による吸引力より大きいと、ニードル弁4は、図
5に示す如く、開弁バウンスしようとする。
【0021】ニードル弁4がストッパープレート13に
当接した瞬間、磁性粉体11はニードル弁4とは別体と
なって穴10を上昇し、ニードル弁4のストッパープレ
ート13への衝突から所定時間遅れてボルト12へ衝突
する。これによりニードル弁4には磁性粉体11の慣性
力が作用する。そして、ボルト12へ衝突した磁性粉体
11は、電磁コイル19の磁力によりボルト12で吸引
されて停止する。この磁性粉体11の衝突による力は、
ニードル弁4とストッパープレート13との間に発生す
る反発力とは反対方向に作用する。このため、ニードル
弁4が、ストッパープレート13に対して反発すること
が防止され、開弁バウンスは抑制される。
当接した瞬間、磁性粉体11はニードル弁4とは別体と
なって穴10を上昇し、ニードル弁4のストッパープレ
ート13への衝突から所定時間遅れてボルト12へ衝突
する。これによりニードル弁4には磁性粉体11の慣性
力が作用する。そして、ボルト12へ衝突した磁性粉体
11は、電磁コイル19の磁力によりボルト12で吸引
されて停止する。この磁性粉体11の衝突による力は、
ニードル弁4とストッパープレート13との間に発生す
る反発力とは反対方向に作用する。このため、ニードル
弁4が、ストッパープレート13に対して反発すること
が防止され、開弁バウンスは抑制される。
【0022】一方、電磁コイル19への通電を遮断する
と、ニードル弁4の先端部5は、バネ24によって下方
へ押し戻され、弁座部6へ衝突する。このとき、開弁時
と同様に、ニードル弁4の運動エネルギーが、ニードル
弁4と弁座部6との弾性エネルギーとして吸収される。
しかしながら、ニードル弁4に吸収された弾性エネルギ
ーが再び放出され、ニードル弁4は弁座部6から反発し
ようとする。この反発力がバネ24の付勢力よりも大き
いと、ニードル弁4は、図5に示す如く、閉弁バウンス
しようとする。
と、ニードル弁4の先端部5は、バネ24によって下方
へ押し戻され、弁座部6へ衝突する。このとき、開弁時
と同様に、ニードル弁4の運動エネルギーが、ニードル
弁4と弁座部6との弾性エネルギーとして吸収される。
しかしながら、ニードル弁4に吸収された弾性エネルギ
ーが再び放出され、ニードル弁4は弁座部6から反発し
ようとする。この反発力がバネ24の付勢力よりも大き
いと、ニードル弁4は、図5に示す如く、閉弁バウンス
しようとする。
【0023】ニードル弁4の先端部5が弁座部6に着座
した瞬間、磁性粉体11はニードル弁4とは別体となっ
て穴10を下降し、ニードル弁4の着座部6への衝突か
ら所定時間遅れて底部27へ衝突する。これによりニー
ドル弁4には磁性粉体11の慣性力が作用する。この磁
性粉体11の衝突による力は、ニードル弁4と弁座部6
との間に発生する反発力とは反対方向に作用する。この
ため、ニードル弁4が、着座部6に対して反発すること
が防止され、閉弁バウンスは抑制される。
した瞬間、磁性粉体11はニードル弁4とは別体となっ
て穴10を下降し、ニードル弁4の着座部6への衝突か
ら所定時間遅れて底部27へ衝突する。これによりニー
ドル弁4には磁性粉体11の慣性力が作用する。この磁
性粉体11の衝突による力は、ニードル弁4と弁座部6
との間に発生する反発力とは反対方向に作用する。この
ため、ニードル弁4が、着座部6に対して反発すること
が防止され、閉弁バウンスは抑制される。
【0024】上記のニードル弁4の反発力を効果的に打
ち消すため、図2に示されている磁性粉体11の所定質
量mと穴10の所定長さLは、次のように設定される。
ニードル弁4の質量をMとし、開弁時のニードル弁4の
衝突速度をv1 、開弁側のニードル弁4とストッパープ
レート13との合成弾性係数をk1 、同様に閉弁時のニ
ードル弁4の衝突速度をv2 、ニードル弁4と弁座部6
との合成弾性係数をk2 、さらに衝突を完全弾性衝突と
すると、開弁時、閉弁時のエネルギー保存式は、それぞ
れ以下の数式1、数式2に示される。
ち消すため、図2に示されている磁性粉体11の所定質
量mと穴10の所定長さLは、次のように設定される。
ニードル弁4の質量をMとし、開弁時のニードル弁4の
衝突速度をv1 、開弁側のニードル弁4とストッパープ
レート13との合成弾性係数をk1 、同様に閉弁時のニ
ードル弁4の衝突速度をv2 、ニードル弁4と弁座部6
との合成弾性係数をk2 、さらに衝突を完全弾性衝突と
すると、開弁時、閉弁時のエネルギー保存式は、それぞ
れ以下の数式1、数式2に示される。
【0025】
【数1】1/2Mv1 2=1/2k1 x1 2
【0026】
【数2】1/2Mv2 2=1/2k2 x2 2 ここで、x1 は、開弁時のニードル弁4とストッパープ
レート13との衝突による、ニードル弁4の縮み量と、
ストッパープレート13のたわみ量との和であり、x2
は、閉弁時のニードル弁4と弁座部6との衝突による、
ニードル弁4の縮み量と、弁本体3の延び量との和であ
る。そして、開弁、閉弁バウンスする条件は、それぞれ
以下の数式3、数式4に示される。
レート13との衝突による、ニードル弁4の縮み量と、
ストッパープレート13のたわみ量との和であり、x2
は、閉弁時のニードル弁4と弁座部6との衝突による、
ニードル弁4の縮み量と、弁本体3の延び量との和であ
る。そして、開弁、閉弁バウンスする条件は、それぞれ
以下の数式3、数式4に示される。
【0027】
【数3】k1 x1 >FMag −Fs1
【0028】
【数4】k2 x2 >Fs2 ここで、FMag は電磁コイル19の吸引力、Fs1は開弁
状態でのバネ24のセット荷重、Fs2は閉弁状態でのバ
ネ24のセット荷重である。さらに、燃料油の圧力、粘
性および摺動抵抗は無視してある。
状態でのバネ24のセット荷重、Fs2は閉弁状態でのバ
ネ24のセット荷重である。さらに、燃料油の圧力、粘
性および摺動抵抗は無視してある。
【0029】また、一般に閉弁速度v2 の方が開弁速度
v1 より大きいため、閉弁時におけるニードル弁4の運
動エネルギーから生じる反発力は、開弁時のそれよりも
大きくなる。このため、閉弁バウンスを抑制することを
考えれば、開弁バウンスも副次的に抑制される。したが
って、閉弁バウンスを抑制する仕様について説明する。
v1 より大きいため、閉弁時におけるニードル弁4の運
動エネルギーから生じる反発力は、開弁時のそれよりも
大きくなる。このため、閉弁バウンスを抑制することを
考えれば、開弁バウンスも副次的に抑制される。したが
って、閉弁バウンスを抑制する仕様について説明する。
【0030】閉弁バウンスに要するニードル弁4の反発
エネルギーを、磁性粉体11の運動エネルギーと閉弁時
のバネ24の弾性エネルギーとの和が上回れば、閉弁バ
ウンスは抑制できると考えられる。したがって、以下の
数式5が示される。
エネルギーを、磁性粉体11の運動エネルギーと閉弁時
のバネ24の弾性エネルギーとの和が上回れば、閉弁バ
ウンスは抑制できると考えられる。したがって、以下の
数式5が示される。
【0031】
【数5】 1/2k2 x2 2(=1/2Mv2 2)=1/2KX2 2+1/2mv2 2 ここで、Kはバネ24のバネ定数であり、X2 は閉弁時
のバネ24の、自然長からのたわみ量である。
のバネ24の、自然長からのたわみ量である。
【0032】この数式5により、磁性粉体11の質量m
を求めることができる。次に、ニードル弁4と弁座部6
との振動周波数fは、以下の数式6に示される。
を求めることができる。次に、ニードル弁4と弁座部6
との振動周波数fは、以下の数式6に示される。
【0033】
【数6】f=2π√(k2 /M) そして、ニードル弁4が着座してから変位量x2 を生じ
再び変位量が0にまでもどるのは、図5にあるように1
/2周期後であるから、その時間tは、以下の数式7で
示される。
再び変位量が0にまでもどるのは、図5にあるように1
/2周期後であるから、その時間tは、以下の数式7で
示される。
【0034】
【数7】 t=T/2=1/(2f)=1/(4π√(k2 /M)) ここで、Tは振動周期である。この数式7より求めたt
を用いて、穴10の所定長さLは、以下の数式8を変形
した以下の数式9で示される。
を用いて、穴10の所定長さLは、以下の数式8を変形
した以下の数式9で示される。
【0035】
【数8】t=L/v2
【0036】
【数9】L=v2 t 上記によって、磁性粉体11の所定質量mと穴10の所
定長さLとを設定することができる。ここで、例えば、
M=3g、閉弁速度v2 =1m/sとし、バネ24のバ
ネ定数K=200gf/mm、セット力を700gfと
すると、磁性粉体11の所定質量mは、m≒0.5gと
なる。また、ニードル弁4の振動周期をT=1msとす
ると、穴10の所定長さLは、磁性粉体11の占める長
さを加えて、0.5mm程度であればよい。なお、上述
の如く、穴10の長さLを、図2ではニードル弁4の大
半を占めるように描かれているが、実際には、非常に微
小な隙間である。
定長さLとを設定することができる。ここで、例えば、
M=3g、閉弁速度v2 =1m/sとし、バネ24のバ
ネ定数K=200gf/mm、セット力を700gfと
すると、磁性粉体11の所定質量mは、m≒0.5gと
なる。また、ニードル弁4の振動周期をT=1msとす
ると、穴10の所定長さLは、磁性粉体11の占める長
さを加えて、0.5mm程度であればよい。なお、上述
の如く、穴10の長さLを、図2ではニードル弁4の大
半を占めるように描かれているが、実際には、非常に微
小な隙間である。
【0037】上述のように設定された所定質量mの磁性
粉体11と、ニードル弁4内の所定長さLの穴10とに
よって、ニードル弁4が反発するタイミングに合わせ
て、磁性粉体11がボルト12あるいは底部27へ衝突
する。これによって、ニードル弁4の開閉弁バウンスを
効果的に抑制できる。
粉体11と、ニードル弁4内の所定長さLの穴10とに
よって、ニードル弁4が反発するタイミングに合わせ
て、磁性粉体11がボルト12あるいは底部27へ衝突
する。これによって、ニードル弁4の開閉弁バウンスを
効果的に抑制できる。
【0038】したがって、二次噴射等による燃料噴射量
制御特性の直線性の悪化を防止でき、所望の燃料噴射量
を高精度に供給できるため、排出ガス中の炭化水素等の
排出量を低減できる。そして、この磁性粉体11に働く
慣性力を利用してバウンスを抑制できるため、上記従来
技術のような、着座部へ過大な衝撃力が加わるような構
成としなくてもよい。このため、ニードル弁の着座部へ
の過大な衝撃が緩和され、着座部やニードル弁の耐久性
が向上する。
制御特性の直線性の悪化を防止でき、所望の燃料噴射量
を高精度に供給できるため、排出ガス中の炭化水素等の
排出量を低減できる。そして、この磁性粉体11に働く
慣性力を利用してバウンスを抑制できるため、上記従来
技術のような、着座部へ過大な衝撃力が加わるような構
成としなくてもよい。このため、ニードル弁の着座部へ
の過大な衝撃が緩和され、着座部やニードル弁の耐久性
が向上する。
【0039】さらに、上記第1実施例のニードル弁4
は、軽量化も図れるため、ニードル弁4の衝撃力そのも
のを減らすと同時に応答性も改善できるという効果も得
られる。
は、軽量化も図れるため、ニードル弁4の衝撃力そのも
のを減らすと同時に応答性も改善できるという効果も得
られる。
【0040】また、上記第1実施例の慣性衝突体である
磁性粉体11を、磁性材料で形成された環状部材として
もよい。そして、この環状部材を、ニードル弁4あるい
はアーマチャ15の外周面に軸方向所定距離を移動可能
に嵌入する。このような構成とすれば、ニードル弁4が
弁座部6あるいはストッパープレート13に衝突してか
ら、ニードル弁4の移動によって発生する慣性力で環状
部材は移動する。そして、所定時間遅れて底部27ある
いはボルト12へ衝突するため、ニードル弁4の衝突で
生ずる反発力を打ち消すことができる。これによって、
環状部材は磁性粉体11と同様の作用を得ることができ
る。
磁性粉体11を、磁性材料で形成された環状部材として
もよい。そして、この環状部材を、ニードル弁4あるい
はアーマチャ15の外周面に軸方向所定距離を移動可能
に嵌入する。このような構成とすれば、ニードル弁4が
弁座部6あるいはストッパープレート13に衝突してか
ら、ニードル弁4の移動によって発生する慣性力で環状
部材は移動する。そして、所定時間遅れて底部27ある
いはボルト12へ衝突するため、ニードル弁4の衝突で
生ずる反発力を打ち消すことができる。これによって、
環状部材は磁性粉体11と同様の作用を得ることができ
る。
【0041】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
3は、第2実施例のディーゼル機関用の燃料噴射弁の先
端部分の縦断面図である。
3は、第2実施例のディーゼル機関用の燃料噴射弁の先
端部分の縦断面図である。
【0042】この燃料噴射弁には、上記第1実施例とは
異なり、燃料を供給する燃料通路28が、弁本体3に設
けられている。そして、ニードル弁4の穴10には、流
体が封入されている。この流体は、例えば、空気を吸収
する溶剤を含んでいる。これによって、流体が穴10内
を移動可能にする。あるいは、穴10内の流体を除いた
空間を真空としてもよい。さらに、穴10の途中に絞り
29が設けられる。
異なり、燃料を供給する燃料通路28が、弁本体3に設
けられている。そして、ニードル弁4の穴10には、流
体が封入されている。この流体は、例えば、空気を吸収
する溶剤を含んでいる。これによって、流体が穴10内
を移動可能にする。あるいは、穴10内の流体を除いた
空間を真空としてもよい。さらに、穴10の途中に絞り
29が設けられる。
【0043】このような構成のもと、図示しない燃料噴
射ポンプからの高圧燃料は、燃料通路28を通過し、案
内穴9へ到達する。この燃料自身の圧力により、ニード
ル弁4は上昇し、図示しないストッパープレートに衝突
する。このニードル弁4の上昇により燃料が噴射され
る。そして、燃料噴射後、燃料噴射ポンプから供給され
る燃料の圧力が低下するとニードル弁4は図示しないス
プリングにより押し下げられ、弁座部6に当接して燃料
噴射を終了させる。
射ポンプからの高圧燃料は、燃料通路28を通過し、案
内穴9へ到達する。この燃料自身の圧力により、ニード
ル弁4は上昇し、図示しないストッパープレートに衝突
する。このニードル弁4の上昇により燃料が噴射され
る。そして、燃料噴射後、燃料噴射ポンプから供給され
る燃料の圧力が低下するとニードル弁4は図示しないス
プリングにより押し下げられ、弁座部6に当接して燃料
噴射を終了させる。
【0044】ニードル弁4が燃料圧力の上昇により上昇
するとき、絞り29の上下にある流体は、ニードル弁4
とともに上昇する。やがてニードル弁4は、ストッパー
プレートに衝突する。このとき、絞り29の上部の流体
が絞り29の上部から離れて穴10内を上昇し、ニード
ル弁4のストッパープレートへの衝突から所定時間遅れ
てボルト12へ衝突する。これにより、ニードル弁4に
は流体の慣性力が作用する。
するとき、絞り29の上下にある流体は、ニードル弁4
とともに上昇する。やがてニードル弁4は、ストッパー
プレートに衝突する。このとき、絞り29の上部の流体
が絞り29の上部から離れて穴10内を上昇し、ニード
ル弁4のストッパープレートへの衝突から所定時間遅れ
てボルト12へ衝突する。これにより、ニードル弁4に
は流体の慣性力が作用する。
【0045】ニードル弁4がストッパープレートに衝突
するとき、ニードル弁4はストッパープレートへの衝突
で生ずる衝突力によって開弁バウンスしようとするが、
絞り29の上部の流体がボルト12へ衝突して作用する
慣性力が開弁バウンスの方向とは反対方向に作用するた
め、開弁バウンスが抑制される。
するとき、ニードル弁4はストッパープレートへの衝突
で生ずる衝突力によって開弁バウンスしようとするが、
絞り29の上部の流体がボルト12へ衝突して作用する
慣性力が開弁バウンスの方向とは反対方向に作用するた
め、開弁バウンスが抑制される。
【0046】一方、絞り29下部に充満している流体も
ニードル弁4が上昇するとき、このニードル弁4ととも
に上昇する。そして、ニードル弁4がストッパープレー
トへ衝突すると、一部の流体は自らの慣性力により上昇
し絞り29を通過するため、この流体の容積に相当する
空間が、絞り29下部に残留した流体と底部27との間
に生ずる。そして、絞り29を通過した流体は、絞り2
9上部の流体より遅れてボルト12へ衝突する。これに
よって、ニードル弁4が再びバウンスをしようとして
も、これを抑制することができる。
ニードル弁4が上昇するとき、このニードル弁4ととも
に上昇する。そして、ニードル弁4がストッパープレー
トへ衝突すると、一部の流体は自らの慣性力により上昇
し絞り29を通過するため、この流体の容積に相当する
空間が、絞り29下部に残留した流体と底部27との間
に生ずる。そして、絞り29を通過した流体は、絞り2
9上部の流体より遅れてボルト12へ衝突する。これに
よって、ニードル弁4が再びバウンスをしようとして
も、これを抑制することができる。
【0047】このようにしてニードル弁4が上昇し、燃
料が噴射される。そして、所定の噴射時間の後、燃料噴
射ポンプから供給される燃料圧力が低下されると、ニー
ドル弁4は下降する。このとき、噴射時間が短いため、
穴10内の流体は、開弁時の慣性力により、穴10の上
方へ向けて移動している。このため、流体の一部はボル
ト12に接触し、残りの流体は絞り29の下面に接触し
ている。
料が噴射される。そして、所定の噴射時間の後、燃料噴
射ポンプから供給される燃料圧力が低下されると、ニー
ドル弁4は下降する。このとき、噴射時間が短いため、
穴10内の流体は、開弁時の慣性力により、穴10の上
方へ向けて移動している。このため、流体の一部はボル
ト12に接触し、残りの流体は絞り29の下面に接触し
ている。
【0048】この状態でニードル弁4が下降し、やがて
弁座部6へ衝突すると、ニードル弁4は衝突力によって
閉弁バウンスしようとする。一方、穴10内の流体は、
ニードル弁4が弁座部6へ衝突したときに、ニードル弁
4とは独立して穴10内を下降し、ニードル弁4が弁座
部6へ衝突してから所定時間遅れて、絞り29上部の流
体は絞り29上面、絞り29下部の流体は底部27へ衝
突する。これにより、流体の慣性力がニードル弁4に作
用する。この慣性力は閉弁バウンスの方向とは反対方向
に作用するため、閉弁バウンスは抑制される。さらに、
絞り29上部の流体の一部が、絞り29を通過し、絞り
29下部の流体より遅れて底部27へ衝突する。これに
よって、ニードル弁4が再びバウンスしようとしても、
これを抑制することができる。
弁座部6へ衝突すると、ニードル弁4は衝突力によって
閉弁バウンスしようとする。一方、穴10内の流体は、
ニードル弁4が弁座部6へ衝突したときに、ニードル弁
4とは独立して穴10内を下降し、ニードル弁4が弁座
部6へ衝突してから所定時間遅れて、絞り29上部の流
体は絞り29上面、絞り29下部の流体は底部27へ衝
突する。これにより、流体の慣性力がニードル弁4に作
用する。この慣性力は閉弁バウンスの方向とは反対方向
に作用するため、閉弁バウンスは抑制される。さらに、
絞り29上部の流体の一部が、絞り29を通過し、絞り
29下部の流体より遅れて底部27へ衝突する。これに
よって、ニードル弁4が再びバウンスしようとしても、
これを抑制することができる。
【0049】そして、ニードル弁4が弁座部6に当接し
ている間に流体は再び図示の状態に戻り、次回のニード
ル弁4の上昇のために待機する。これによって、ニード
ル弁4の開閉弁バウンスが効果的に抑制される。
ている間に流体は再び図示の状態に戻り、次回のニード
ル弁4の上昇のために待機する。これによって、ニード
ル弁4の開閉弁バウンスが効果的に抑制される。
【0050】なお、この第2実施例では非磁性の流体を
用いているが、磁性の流体を用い、第1実施例のような
電磁式燃料噴射弁にこの第2実施例の構成を適用しても
よい。例えば、磁性粉体と水と、両者を混合させるため
の界面活性剤を加えた磁性流体を用いることで、上記第
1実施例と同様に、電磁コイルの磁力によっても慣性衝
突体である流体を移動させることができるため、上記第
1実施例と同様の作用効果が得られる。
用いているが、磁性の流体を用い、第1実施例のような
電磁式燃料噴射弁にこの第2実施例の構成を適用しても
よい。例えば、磁性粉体と水と、両者を混合させるため
の界面活性剤を加えた磁性流体を用いることで、上記第
1実施例と同様に、電磁コイルの磁力によっても慣性衝
突体である流体を移動させることができるため、上記第
1実施例と同様の作用効果が得られる。
【0051】さらに、本発明の第3実施例を説明する。
図4は、第3実施例のニードル弁の縦断面図である。第
3実施例では、慣性衝突体として、絞り29が設けられ
たピストン30を使用する。このピストン30を粘性流
体で満たされた穴10に挿入し、バネ31で上方に付勢
する。また、衝突棒32を穴10の下端に設ける。こ
の、衝突棒32は、ピストン30の移動行程長さを規定
する。
図4は、第3実施例のニードル弁の縦断面図である。第
3実施例では、慣性衝突体として、絞り29が設けられ
たピストン30を使用する。このピストン30を粘性流
体で満たされた穴10に挿入し、バネ31で上方に付勢
する。また、衝突棒32を穴10の下端に設ける。こ
の、衝突棒32は、ピストン30の移動行程長さを規定
する。
【0052】この絞り29の開孔面積Aと粘性流体の粘
度ηとにより、ピストン30の移動速度を、また衝突棒
32の長さにより、ピストン30の移動距離を自由に調
整設定できる。これにより、個々の噴射弁の特性に適合
させることができる。さらに、衝突棒32からバネ31
を所定量突出させることにより、ピストン30からボル
ト12までの距離を調整でき、ボルト12へ衝突する衝
突力をコントロールすることができる。また、ピストン
30が衝突棒32へ衝突するときに、バネ31の弾性力
により、衝突棒32への衝突力をコントロールすること
ができる。これにより、開弁、閉弁バウンス各々に適合
した衝突力を得ることが可能となる。
度ηとにより、ピストン30の移動速度を、また衝突棒
32の長さにより、ピストン30の移動距離を自由に調
整設定できる。これにより、個々の噴射弁の特性に適合
させることができる。さらに、衝突棒32からバネ31
を所定量突出させることにより、ピストン30からボル
ト12までの距離を調整でき、ボルト12へ衝突する衝
突力をコントロールすることができる。また、ピストン
30が衝突棒32へ衝突するときに、バネ31の弾性力
により、衝突棒32への衝突力をコントロールすること
ができる。これにより、開弁、閉弁バウンス各々に適合
した衝突力を得ることが可能となる。
【0053】この第3実施例のニードル弁は、ガソリン
用、ディーゼル用の燃料噴射弁に適用することができ
る。また、電磁用に使用するときには、ピストン30を
磁性体で構成してもよい。
用、ディーゼル用の燃料噴射弁に適用することができ
る。また、電磁用に使用するときには、ピストン30を
磁性体で構成してもよい。
【0054】また、場合によって、衝突棒32とバネ3
1とはピストン30の上側に設けてもよい。さらに、ピ
ストン30の位置をより確実に設定できるよう、穴10
の上下にバネを設置してもよい。
1とはピストン30の上側に設けてもよい。さらに、ピ
ストン30の位置をより確実に設定できるよう、穴10
の上下にバネを設置してもよい。
【0055】上述のように、本発明を適用した第1、第
2、第3実施例は、従来の燃料噴射弁の外形を変えるこ
となく実施できるため、装置自体を大型化させることな
く低コストで実施できる。
2、第3実施例は、従来の燃料噴射弁の外形を変えるこ
となく実施できるため、装置自体を大型化させることな
く低コストで実施できる。
【0056】なお、上記第1、第2、第3実施例のいず
れにおいても、開弁、閉弁バウンスを共に抑制するもの
を説明したが、場合によっては、開弁、閉弁どちらか一
方のバウンスを抑制するのみであってもよい。
れにおいても、開弁、閉弁バウンスを共に抑制するもの
を説明したが、場合によっては、開弁、閉弁どちらか一
方のバウンスを抑制するのみであってもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃料噴射
弁によれば、ニードル弁に慣性衝突体を設け、ニードル
弁のバウンスのタイミングに合わせてこの慣性衝突体に
働く慣性力をニードル弁に作用させている。このため、
ニードル弁および規定部材への衝撃を抑制することがで
き、燃料噴射弁の耐久性を損なうことなく、ニードル弁
のバウンスを抑制することができるという効果がある。
弁によれば、ニードル弁に慣性衝突体を設け、ニードル
弁のバウンスのタイミングに合わせてこの慣性衝突体に
働く慣性力をニードル弁に作用させている。このため、
ニードル弁および規定部材への衝撃を抑制することがで
き、燃料噴射弁の耐久性を損なうことなく、ニードル弁
のバウンスを抑制することができるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例の電磁式燃料噴射弁の縦断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の第1実施例の燃料噴射弁の先端部分の
縦部分断面図である。
縦部分断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の燃料噴射弁の先端部分の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】本発明の第3実施例のニードル弁の縦断面図で
ある。
ある。
【図5】ニードルリフト等を示す特性図である。
1 電磁式燃料噴射弁 2 ハウジング 3 弁本体 4 ニードル弁 5 先端部 6 弁座部 8 噴射孔 9 案内穴 10 穴 11 磁性粉体 12 ボルト 13 ストッパープレート 14 フランジ 15 アーマチャ 19 電磁コイル 20 固定鉄心 24 バネ 27 底部
Claims (1)
- 【請求項1】 軸方向に移動可能なニードル弁と、 前記ニードル弁の軸方向移動量を規定する規定部材と、 を備え前記ニードル弁が移動する間に燃料が噴射される
燃料噴射弁において、 前記ニードル弁に対して、その軸方向に所定距離移動可
能に設けられ、前記ニードル弁が前記規定部材へ衝突し
てから、所定時間遅れて前記ニードル弁へ衝突して前記
ニードル弁に慣性力を作用させる慣性衝突体とを備えた
ことを特徴とする燃料噴射弁。
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JP4025082A JPH05223031A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 燃料噴射弁 |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |