JPH05221748A - 無機材料を含浸するための、有機ケイ素化合物含有水性エマルション、有機ケイ素化合物の製造方法、該有機ケイ素化合物および建築材料の含浸方法 - Google Patents
無機材料を含浸するための、有機ケイ素化合物含有水性エマルション、有機ケイ素化合物の製造方法、該有機ケイ素化合物および建築材料の含浸方法Info
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- JPH05221748A JPH05221748A JP4175308A JP17530892A JPH05221748A JP H05221748 A JPH05221748 A JP H05221748A JP 4175308 A JP4175308 A JP 4175308A JP 17530892 A JP17530892 A JP 17530892A JP H05221748 A JPH05221748 A JP H05221748A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】無機材料、殊に建築材料の含浸剤に適した有機
ケイ素化合物含有エマルジョンの提供。 【構成】次式(I) のアルコキシシラン1〜80重量%及び、次式(II) の有機ケイ素化合物1〜20重量%及び水を含有するエ
マルジョン。(式中、R1はC1〜3アルキル基;
R2、R3はC1〜20アルキル基、フェニル基;R4
はC1〜3アルコキシ基等;R5はH、C1〜20アル
キル基等;XはH、Cl、NH2、CN等;aは0、
1;bは1、2;cは1〜6;m、nは0〜2;pは0
〜3;rは0〜50)並びに式(II)の化合物、その製
造方法。
ケイ素化合物含有エマルジョンの提供。 【構成】次式(I) のアルコキシシラン1〜80重量%及び、次式(II) の有機ケイ素化合物1〜20重量%及び水を含有するエ
マルジョン。(式中、R1はC1〜3アルキル基;
R2、R3はC1〜20アルキル基、フェニル基;R4
はC1〜3アルコキシ基等;R5はH、C1〜20アル
キル基等;XはH、Cl、NH2、CN等;aは0、
1;bは1、2;cは1〜6;m、nは0〜2;pは0
〜3;rは0〜50)並びに式(II)の化合物、その製
造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機材料、殊に建築材
料を含浸するのに適当な、有機ケイ素化合物含有水性エ
マルション、特定の有機ケイ素化合物の製造および該有
機ケイ素化合物、ならびに建築材料を含浸する方法に関
する。
料を含浸するのに適当な、有機ケイ素化合物含有水性エ
マルション、特定の有機ケイ素化合物の製造および該有
機ケイ素化合物、ならびに建築材料を含浸する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】過去においてれんが積、コンクリートな
どの含浸剤はしばしば有機溶剤を含有していた(ドイツ
連邦共和国特許第2029446号)が、これは最近の
発達では次第に回避される。ドイツ連邦共和国特許第2
751714号明細書は、水または水・アルコール混合
物中のアルコキシシランのエマルションからなりかつ乳
化剤として界面活性剤を含有する、多孔質材料用含浸剤
に関する。しかし、この含浸剤の欠点はしばしば、界面
活性剤の添加がアルコキシシランの疎水性化効果を低下
しかつこの含浸剤の浸透深さが不十分であることであ
る。米国特許第4661551号明細書によるポリシロ
キサン(“いわゆるシリコーン界面活性剤”)中への水
溶性基の導入は実際に任意に希釈可能なマイクロエマル
ションを生じるが、しかし該エマルションは12〜24
時間後に適用しなければならない。
どの含浸剤はしばしば有機溶剤を含有していた(ドイツ
連邦共和国特許第2029446号)が、これは最近の
発達では次第に回避される。ドイツ連邦共和国特許第2
751714号明細書は、水または水・アルコール混合
物中のアルコキシシランのエマルションからなりかつ乳
化剤として界面活性剤を含有する、多孔質材料用含浸剤
に関する。しかし、この含浸剤の欠点はしばしば、界面
活性剤の添加がアルコキシシランの疎水性化効果を低下
しかつこの含浸剤の浸透深さが不十分であることであ
る。米国特許第4661551号明細書によるポリシロ
キサン(“いわゆるシリコーン界面活性剤”)中への水
溶性基の導入は実際に任意に希釈可能なマイクロエマル
ションを生じるが、しかし該エマルションは12〜24
時間後に適用しなければならない。
【0003】ヨーロッパ特許出願(EP−A)第234
024号および(EP−A)第340816号には、特
定の界面活性剤を使用して製造することのできるシラン
含有水性エマルションが記載されている。
024号および(EP−A)第340816号には、特
定の界面活性剤を使用して製造することのできるシラン
含有水性エマルションが記載されている。
【0004】ヨーロッパ特許出願(EP−A)第340
816号によるエマルションは、貯蔵安定性を高めるた
めに、付加的にpH値緩衝物質を含有している。
816号によるエマルションは、貯蔵安定性を高めるた
めに、付加的にpH値緩衝物質を含有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、先行
技術から公知の含浸剤に比べて改善された作用を示す、
無機材料、殊に建築材料の含浸剤としてのエマルション
を提供することである。
技術から公知の含浸剤に比べて改善された作用を示す、
無機材料、殊に建築材料の含浸剤としてのエマルション
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、場合に
より陰イオン界面活性剤およびpH値緩衝物質を含有す
る、建築材料を含浸するための、有機ケイ素化合物含有
水性エマルションであって、一般式
より陰イオン界面活性剤およびpH値緩衝物質を含有す
る、建築材料を含浸するための、有機ケイ素化合物含有
水性エマルションであって、一般式
【0007】
【化16】
【0008】[式中R1:C1〜C3−アルキル、 R3:C1〜C20−アルキル(直鎖または枝分れ)、殊に
C1〜C10−アルキル、フェニル、 X:H,Cl,Br,J,NH2,SCN,CN,N3,
NHR,NR2,+NH3,−Sx,アリール,アルケニ
ル,殊にH,Cl a:0,1 b:1,2,ここでa+bは望ましくは1または2に等
しい、 x,c:1〜6の整数]で示される少なくとも1種のア
ルコキシシラン 1〜80重量%、殊に1〜60重
量%、一般式
C1〜C10−アルキル、フェニル、 X:H,Cl,Br,J,NH2,SCN,CN,N3,
NHR,NR2,+NH3,−Sx,アリール,アルケニ
ル,殊にH,Cl a:0,1 b:1,2,ここでa+bは望ましくは1または2に等
しい、 x,c:1〜6の整数]で示される少なくとも1種のア
ルコキシシラン 1〜80重量%、殊に1〜60重
量%、一般式
【0009】
【化17】
【0010】[式中R2,R3:同じかまたは異なり、C
1〜C20−アルキル(直鎖または枝分れ)、殊にC1〜C
10−アルキル、フェニル、 R4:C1〜C3−アルコキシ、
1〜C20−アルキル(直鎖または枝分れ)、殊にC1〜C
10−アルキル、フェニル、 R4:C1〜C3−アルコキシ、
【0011】
【化18】
【0012】R5:H,C1〜C20−アルキル、C2〜C
36−アルケニル、C5〜C8−シクロアルキル、C7〜C
36−アラルキル、殊にアルキル基により置換されたベン
ジル基およびフェニル基(この場合アルキル基は場合に
より枝分れしている)、 p=0およびr=0の場合、
36−アルケニル、C5〜C8−シクロアルキル、C7〜C
36−アラルキル、殊にアルキル基により置換されたベン
ジル基およびフェニル基(この場合アルキル基は場合に
より枝分れしている)、 p=0およびr=0の場合、
【0013】
【化19】
【0014】ここでs=3〜50、t=3〜25 m:0,1,2、 n:0,1,2、ただしp=0の場合(m+n)=1ま
たは2、 p≠0の場合(m+n)=0,1または2、 p:0,1,2,3 r:0〜50の整数]で示される有機ケイ素化合物
1〜20重量%、とくに1〜5重量%(それぞれ全量に
対して)および水 1〜95重量%、望ましくは1〜7
5重量%を含有する(この場合重量はもちろん合計が1
00%である)ことを特徴とする。
たは2、 p≠0の場合(m+n)=0,1または2、 p:0,1,2,3 r:0〜50の整数]で示される有機ケイ素化合物
1〜20重量%、とくに1〜5重量%(それぞれ全量に
対して)および水 1〜95重量%、望ましくは1〜7
5重量%を含有する(この場合重量はもちろん合計が1
00%である)ことを特徴とする。
【0015】エマルションは、式(I)で示される化合
物のほかに、縮合付加生成物、たとえば二量体、三量体
または専門家に一般に周知の他のオリゴマーを含有しう
る。
物のほかに、縮合付加生成物、たとえば二量体、三量体
または専門家に一般に周知の他のオリゴマーを含有しう
る。
【0016】エマルションのpH値は、望ましくは約
7.5に調節される。
7.5に調節される。
【0017】特別な実施形においては、エマルションに
緩衝剤が0.1〜5重量%(エマルションの全重量に対
して)の量で添加される。
緩衝剤が0.1〜5重量%(エマルションの全重量に対
して)の量で添加される。
【0018】緩衝剤は、たとえば炭酸水素ナトリウム、
炭酸ナトリウムまたはリン酸三ナトリウムである。
炭酸ナトリウムまたはリン酸三ナトリウムである。
【0019】望ましい実施形においては、エマルション
に、1種または数種の公知陰イオン界面活性剤0.2〜
8.0重量%(エマルションの全重量に対して)が添加
される。
に、1種または数種の公知陰イオン界面活性剤0.2〜
8.0重量%(エマルションの全重量に対して)が添加
される。
【0020】場合により、本発明によるエマルション
は、たとえばセルロースまたはデンプン誘導体の部類か
らの公知増粘剤0.1〜1.0重量%(同様にエマルシ
ョンの全量に対して)を含有する。
は、たとえばセルロースまたはデンプン誘導体の部類か
らの公知増粘剤0.1〜1.0重量%(同様にエマルシ
ョンの全量に対して)を含有する。
【0021】含浸剤としてとくに適当なのは、一般式I
I[式中p≠0:(m+n)=0または1、p=0:
(m+n)=1]で示される化合物を含有するエマルシ
ョンである。これらの化合物は新規であり、本発明の対
象である。p=0および(m+n)=2であるこのタイ
プの化合物はヨーロッパ特許出願(EP−A)第416
402号に記載されている。該化合物は、このヨーロッ
パ特許出願によれば塩基の存在で有機溶剤中で製造され
る。
I[式中p≠0:(m+n)=0または1、p=0:
(m+n)=1]で示される化合物を含有するエマルシ
ョンである。これらの化合物は新規であり、本発明の対
象である。p=0および(m+n)=2であるこのタイ
プの化合物はヨーロッパ特許出願(EP−A)第416
402号に記載されている。該化合物は、このヨーロッ
パ特許出願によれば塩基の存在で有機溶剤中で製造され
る。
【0022】本発明の対象は,p=0である一般式(I
I)で示される有機ケイ素化合物の新規製造方法であ
り、該方法は一般式
I)で示される有機ケイ素化合物の新規製造方法であ
り、該方法は一般式
【0023】
【化20】
【0024】[式中R6:C1〜C3−アルコキシであ
り、R2,R3,mおよびnは上記のものを表わす]で示
される化合物と一般式 R5−O{CH2−CH2O}rH (IV) [式中R5およびrは上記のものを表わす]で示される
反応性水素含有化合物とを、反応混合物の還流温度およ
び3.5〜5.5、殊に〜5のpH値で反応させること
を特徴とする。
り、R2,R3,mおよびnは上記のものを表わす]で示
される化合物と一般式 R5−O{CH2−CH2O}rH (IV) [式中R5およびrは上記のものを表わす]で示される
反応性水素含有化合物とを、反応混合物の還流温度およ
び3.5〜5.5、殊に〜5のpH値で反応させること
を特徴とする。
【0025】有機溶剤は必要としない。この場合一般
に、オルガノシランおよび界面活性剤を少量の酸、たと
えばHClで上記pH値に調節し、次いで還流温度に達
するまで加熱するようにして行われる。
に、オルガノシランおよび界面活性剤を少量の酸、たと
えばHClで上記pH値に調節し、次いで還流温度に達
するまで加熱するようにして行われる。
【0026】反応は低い温度でも進行するが、緩慢であ
る。
る。
【0027】反応の終わった後、遊離したアルコール
(多くの場合メタノールまたはエタノール)を蒸留す
る。
(多くの場合メタノールまたはエタノール)を蒸留す
る。
【0028】界面活性剤は一般に等モル量、望ましくは
0.1〜5モル%の過剰量で使用され、この場合1個ま
たは2個のアルコキシ基を界面活性剤により置換するこ
とができる。
0.1〜5モル%の過剰量で使用され、この場合1個ま
たは2個のアルコキシ基を界面活性剤により置換するこ
とができる。
【0029】しかし、p=0である一般式(II)で示
される化合物は、ヨーロッパ特許出願(EP−A)第4
16402号から公知の方法により製造することもでき
る。
される化合物は、ヨーロッパ特許出願(EP−A)第4
16402号から公知の方法により製造することもでき
る。
【0030】本発明のもう1つの対象は、p=1,2ま
たは3である一般式(II)で示される有機ケイ素化合
物の製造方法であり、該方法は、一般式
たは3である一般式(II)で示される有機ケイ素化合
物の製造方法であり、該方法は、一般式
【0031】
【化21】
【0032】[式中R2,R3,R6,m,nおよびp
(p=0を除く)は上記のものを表わし、XはClであ
る]で示される化合物を、不活性有機溶剤中で一般式 R5−O{CH2−CH2O}rNa (VI) [式中R5およびrは上記のものを表わす]で示される
ナトリウムアルコラートと、20〜100℃、とくに還
流温度で反応させ、引き続き沈殿したNaClを濾過
し、溶剤を蒸留することを特徴とする。この方法の別法
では、界面活性剤を、不活性有機溶剤、たとえば脂肪
族、脂環式または芳香族炭化水素中に装入し、引き続き
ナトリウムを望ましくは等モル量添加し、90℃にまで
加熱することによって水素発生下にアルコラート生成を
開始するようにして行われる。ナトリウムが完全に反応
した後、再び望ましくは室温に冷却し、式(V)による
有機ケイ素化合物を、望ましくは等モル量滴加する。5
0〜60℃に加熱した後、NaClが析出する。次いで
塩を濾過し、溶剤を分離した後に、所望の化合物が得ら
れる。
(p=0を除く)は上記のものを表わし、XはClであ
る]で示される化合物を、不活性有機溶剤中で一般式 R5−O{CH2−CH2O}rNa (VI) [式中R5およびrは上記のものを表わす]で示される
ナトリウムアルコラートと、20〜100℃、とくに還
流温度で反応させ、引き続き沈殿したNaClを濾過
し、溶剤を蒸留することを特徴とする。この方法の別法
では、界面活性剤を、不活性有機溶剤、たとえば脂肪
族、脂環式または芳香族炭化水素中に装入し、引き続き
ナトリウムを望ましくは等モル量添加し、90℃にまで
加熱することによって水素発生下にアルコラート生成を
開始するようにして行われる。ナトリウムが完全に反応
した後、再び望ましくは室温に冷却し、式(V)による
有機ケイ素化合物を、望ましくは等モル量滴加する。5
0〜60℃に加熱した後、NaClが析出する。次いで
塩を濾過し、溶剤を分離した後に、所望の化合物が得ら
れる。
【0033】これに続き、該化合物を上述した方法によ
り、最初に置換したものと同一であってはならない別の
界面活性剤と反応させることができる。これらの化合物
は新規であって、同様に本発明の対象である。
り、最初に置換したものと同一であってはならない別の
界面活性剤と反応させることができる。これらの化合物
は新規であって、同様に本発明の対象である。
【0034】界面活性剤をナトリウムメチラートと反応
させ、こうして式(VI)による化合物を製造すること
も可能である。
させ、こうして式(VI)による化合物を製造すること
も可能である。
【0035】請求の範囲に記載した機能性ケイ素界面活
性剤は、殊に6〜8のpH範囲内で顕著な乳化剤作用に
よってすぐれている。該界面活性剤を使用して製造した
エマルションは、このpH範囲内で数週間にわたって安
定であることを示す。特定の適用領域においては、これ
らの本発明による界面活性剤を、オルガノシランエマル
ションがその目的を果した直後に、界面不活性の部分に
分割することが必要である。エマルションの安定性はそ
の適用目的に適合させねばならない。できるだけ安定な
エマルションを製造することは必ずしも有利ではない。
一連の適用分野に対しては、エマルションは実際に特定
の条件下で安定であるが、目的を達成した後は再びその
成分に分解(切断)すべきである。請求の範囲に記載さ
れたエマルションは、多孔質の無機材料、たとえば天然
の充填材(ケイ灰石、タルク等)、粉末状ケイ酸または
ケイ酸塩の表面特性を、ゴム、瀝青およびポリマー範囲
における特殊な適用領域に対し適切な充填剤として使用
することができるように変えるのに使用される。アルキ
ルアルコキシシランを使用する場合、殊に建築材料、れ
んが積、コンクリートおよびファサードをはつ水性に加
工することができる。
性剤は、殊に6〜8のpH範囲内で顕著な乳化剤作用に
よってすぐれている。該界面活性剤を使用して製造した
エマルションは、このpH範囲内で数週間にわたって安
定であることを示す。特定の適用領域においては、これ
らの本発明による界面活性剤を、オルガノシランエマル
ションがその目的を果した直後に、界面不活性の部分に
分割することが必要である。エマルションの安定性はそ
の適用目的に適合させねばならない。できるだけ安定な
エマルションを製造することは必ずしも有利ではない。
一連の適用分野に対しては、エマルションは実際に特定
の条件下で安定であるが、目的を達成した後は再びその
成分に分解(切断)すべきである。請求の範囲に記載さ
れたエマルションは、多孔質の無機材料、たとえば天然
の充填材(ケイ灰石、タルク等)、粉末状ケイ酸または
ケイ酸塩の表面特性を、ゴム、瀝青およびポリマー範囲
における特殊な適用領域に対し適切な充填剤として使用
することができるように変えるのに使用される。アルキ
ルアルコキシシランを使用する場合、殊に建築材料、れ
んが積、コンクリートおよびファサードをはつ水性に加
工することができる。
【0036】望ましい実施形において、殊に短鎖、たと
えばC3−およびC4−アルキレン基を有するシランを含
有するエマルションの場合でも、適用直前に、請求の範
囲に記載されたアルコキシシラン中のSi−Oの結合
(Si−C結合ではない)を切断し、これにより中性、
弱酸性またはアルカリ性の、殊に問題のある基体に対す
るシランの効力を高めることのできる酸性触媒が添加さ
れる。
えばC3−およびC4−アルキレン基を有するシランを含
有するエマルションの場合でも、適用直前に、請求の範
囲に記載されたアルコキシシラン中のSi−Oの結合
(Si−C結合ではない)を切断し、これにより中性、
弱酸性またはアルカリ性の、殊に問題のある基体に対す
るシランの効力を高めることのできる酸性触媒が添加さ
れる。
【0037】特殊な実施形において、一般式
【0038】
【化22】
【0039】[上記式中R2,R3およびpは上記のもの
を表わし、Ts: (CH2CH2O)n−R5 n=3〜15
を表わし、Ts: (CH2CH2O)n−R5 n=3〜15
【0040】
【化23】
【0041】で示されるケイ素機能性界面活性剤を使用
する場合、粘度増加剤の添加を不要にし、かつ希釈した
形で適用する場合に要求プロフィルに不利な影響を与え
ない構造粘性液をつくることができる。これらエマルシ
ョンの安定性(物理的化学的)ならびに適用技術的性質
は、使用される機能性ケイ素界面活性剤、使用されるイ
オン界面活性剤の巧妙な選択および十分に疎水性分子部
分対親水性分子部分の量比ならびにpH値に依存する。
する場合、粘度増加剤の添加を不要にし、かつ希釈した
形で適用する場合に要求プロフィルに不利な影響を与え
ない構造粘性液をつくることができる。これらエマルシ
ョンの安定性(物理的化学的)ならびに適用技術的性質
は、使用される機能性ケイ素界面活性剤、使用されるイ
オン界面活性剤の巧妙な選択および十分に疎水性分子部
分対親水性分子部分の量比ならびにpH値に依存する。
【0042】殊にコンクリート中に、アルカリに敏感な
ケイ酸含有骨材が水酸化アルカと反応する場合、アルカ
リ・ケイ酸の反応が起きることは専門家には公知であ
る。しばしば、融雪剤(たとえばNaCl)によりアル
カリが外部からコンクリート中へ取込まれる。アルカリ
・ケイ酸の反応により生じるケイ酸アルカリ・水和物の
ゲルは不利な状況下で亀裂および破裂を生じ、コンクリ
ート組織が崩壊するに到る。殊に、本発明によるオルガ
ノシラン化合物を含有するヒドロエマルション(それに
アルカリ緩衝性添加剤として3−スルホプロピルシラン
トリオール(Si285)が、望ましくは建築材料に塗
布する前に添加される)によって、殊にコンクリートを
アルカリ・ケイ酸の反応に対して予防的に保護すること
ができる。
ケイ酸含有骨材が水酸化アルカと反応する場合、アルカ
リ・ケイ酸の反応が起きることは専門家には公知であ
る。しばしば、融雪剤(たとえばNaCl)によりアル
カリが外部からコンクリート中へ取込まれる。アルカリ
・ケイ酸の反応により生じるケイ酸アルカリ・水和物の
ゲルは不利な状況下で亀裂および破裂を生じ、コンクリ
ート組織が崩壊するに到る。殊に、本発明によるオルガ
ノシラン化合物を含有するヒドロエマルション(それに
アルカリ緩衝性添加剤として3−スルホプロピルシラン
トリオール(Si285)が、望ましくは建築材料に塗
布する前に添加される)によって、殊にコンクリートを
アルカリ・ケイ酸の反応に対して予防的に保護すること
ができる。
【0043】
例1 本発明方法による式(II)による有機ケイ素化合物の
製造 一般的作業法:アルコキシシランおよび界面活性剤ない
しは界面活性剤混合物を等モル量または0.1〜5モル
%の界面活性剤過剰量で混合し、酸、殊に塩酸でpH約
5に調節する。還流温度に加熱して反応を進行させ、そ
の際温度は連続的に低下する。反応終了後、生成したア
ルコールを真空下に蒸留する。一般に収率≧97%が得
られる。しかし、技術水準から公知の方法によっても、
これらの化合物を相応するクロルシラン化合物から製造
することは可能である。
製造 一般的作業法:アルコキシシランおよび界面活性剤ない
しは界面活性剤混合物を等モル量または0.1〜5モル
%の界面活性剤過剰量で混合し、酸、殊に塩酸でpH約
5に調節する。還流温度に加熱して反応を進行させ、そ
の際温度は連続的に低下する。反応終了後、生成したア
ルコールを真空下に蒸留する。一般に収率≧97%が得
られる。しかし、技術水準から公知の方法によっても、
これらの化合物を相応するクロルシラン化合物から製造
することは可能である。
【0044】どの塩素原子を界面活性剤分子ないしはア
ルコキシ基と交換すべきかにより、1種または数種の界
面活性剤またはアルコールの相当するモル量ないしはと
くに0.1〜5モル%過剰量が使用される。塩素原子の
数に対して、有機塩基(たとえばトリエチルアミン)の
等モル量添加が反応に対して役立つが、強制的に必要で
はない。次いで、沈殿する塩酸塩を、不活性溶剤(たと
えばトルオール)の蒸留のために濾過する。
ルコキシ基と交換すべきかにより、1種または数種の界
面活性剤またはアルコールの相当するモル量ないしはと
くに0.1〜5モル%過剰量が使用される。塩素原子の
数に対して、有機塩基(たとえばトリエチルアミン)の
等モル量添加が反応に対して役立つが、強制的に必要で
はない。次いで、沈殿する塩酸塩を、不活性溶剤(たと
えばトルオール)の蒸留のために濾過する。
【0045】第1表および第2表は、本発明方法により
製造される、次にケイ素界面活性剤と記載する化合物を
示す。
製造される、次にケイ素界面活性剤と記載する化合物を
示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】例2
【0049】
【化24】
【0050】のタイプの化合物と同様に2個の界面活性
剤分子で置換されたシランを、相応するジクロルシラン
またはジアルコキシシランから先行例に記載したように
して製造できる。
剤分子で置換されたシランを、相応するジクロルシラン
またはジアルコキシシランから先行例に記載したように
して製造できる。
【0051】第3表は、製造されたタイプ
【0052】
【化25】
【0053】の化合物を含有する。
【0054】
【表3】
【0055】例3 この例には、タイプ
【0056】
【化26】
【0057】のケイ素界面活性剤の製造を示す。
【0058】エタノール中で操作する場合、まずナトリ
ウムエタノラートを生成するためナトリウムを溶かし、
引き続きアルカリ金属に対して等モル量の界面活性剤を
加え、次いで望ましくは還流温度に加熱する。
ウムエタノラートを生成するためナトリウムを溶かし、
引き続きアルカリ金属に対して等モル量の界面活性剤を
加え、次いで望ましくは還流温度に加熱する。
【0059】約2時間後に反応は終了し、冷却し、澄明
な溶液に3−クロルプロピルトリエトキシシランを滴加
する。引き続き、50〜60℃に加熱する。この温度で
1〜2時間後に、反応は終了した。冷却した後、沈殿し
たNaClを濾過し、アルコールを蒸留により分離す
る。反応は完全である。他の方法は、界面活性剤を不活
性有機溶剤、たとえばトルオールに装入し、引き続き界
面活性剤−O−Na化合物を直接に製造するため、ナト
リウムをほぼ等モル量添加する。この反応は70〜80
℃で1〜2時間後に終了した。室温に冷却し、澄明な溶
液にクロルプロピルトリエトキシシランを滴加する。引
き続き、50〜65℃に加熱する。反応はこの温度で約
1時間後に終了した。冷却した後、沈殿したNaClを
濾過し、トルオールを真空下に蒸留する。
な溶液に3−クロルプロピルトリエトキシシランを滴加
する。引き続き、50〜60℃に加熱する。この温度で
1〜2時間後に、反応は終了した。冷却した後、沈殿し
たNaClを濾過し、アルコールを蒸留により分離す
る。反応は完全である。他の方法は、界面活性剤を不活
性有機溶剤、たとえばトルオールに装入し、引き続き界
面活性剤−O−Na化合物を直接に製造するため、ナト
リウムをほぼ等モル量添加する。この反応は70〜80
℃で1〜2時間後に終了した。室温に冷却し、澄明な溶
液にクロルプロピルトリエトキシシランを滴加する。引
き続き、50〜65℃に加熱する。反応はこの温度で約
1時間後に終了した。冷却した後、沈殿したNaClを
濾過し、トルオールを真空下に蒸留する。
【0060】
【表4】
【0061】エマルションの製造 製造のためには、専門家に公知の分散装置(回転子・固
定子系、高圧ホモジナイザー)を使用する。
定子系、高圧ホモジナイザー)を使用する。
【0062】例4 工場でのエマルションの製造 使用物質:オルガノシラン(またはオルガノシラン系) 40.00% (=式I) 完全脱塩水 58.40% ケイ素界面活性剤 (=式I) 1.25% 陰イオン界面活性剤 0.35% (アルキルスルホネート、たとえばオクチルスルホン酸ナトリウム) エマルションの製造には次の装置を使用する。
【0063】−撹拌機を有するバッチ容器 −2段の膨脹ユニットを備える高圧中モジナイザーに装
入するための給水ポンプ −エマルションを10〜20℃に冷却するための熱交換
器。
入するための給水ポンプ −エマルションを10〜20℃に冷却するための熱交換
器。
【0064】バッチ容器中に、完全脱塩水および乳化剤
(ないしは乳化剤の組)の全量を撹拌下に装入する。
(ないしは乳化剤の組)の全量を撹拌下に装入する。
【0065】オルガノシランの添加後、pH値を炭酸水
素ナトリウムの添加によりpH7.5に調節する。
素ナトリウムの添加によりpH7.5に調節する。
【0066】例5 実験室でのエマルションの製造 秤取量 水 50g NaHCO3(エマルションのpH値〜7.5) 0.12g ケイ素界面活性剤(式I) 1.37g オルガノシラン(式II) 33.3g 列記の順序で、成分を順次に50mlの反応フラスコ中
へ秤取し、次に3分間ウルトラツラックス(Ultraturra
x;回転子・固定子系)を用い18000rpmで均質
化する。引き続き、エマルションはなお1分間、超音波
浴中で撹拌(500rpm)しながら後処理することが
できる。
へ秤取し、次に3分間ウルトラツラックス(Ultraturra
x;回転子・固定子系)を用い18000rpmで均質
化する。引き続き、エマルションはなお1分間、超音波
浴中で撹拌(500rpm)しながら後処理することが
できる。
【0067】エマルションの外観:乳状 性質:任意に希釈可能 こうして製造したエマルションは数週間にわたって安定
である、つまり相分離(“Rahmenschichtbildung”)は
起きない。
である、つまり相分離(“Rahmenschichtbildung”)は
起きない。
【0068】これが何時か出現した場合には、簡単なか
き混ぜによって使用しうるエマルションが製造され、該
エマルションは決して作用が失われていなかった。
き混ぜによって使用しうるエマルションが製造され、該
エマルションは決して作用が失われていなかった。
【0069】粗製エマルションを、給水ポンプを用い高
圧ホモジナイザーに圧送し、ここで80〜500バール
で均質化する。エマルションを10〜20℃に冷却した
後、もう一度100〜700バールで均質化する。第2
圧力段における圧力減少は20%である。
圧ホモジナイザーに圧送し、ここで80〜500バール
で均質化する。エマルションを10〜20℃に冷却した
後、もう一度100〜700バールで均質化する。第2
圧力段における圧力減少は20%である。
【0070】改めて室温に冷却した後にエマルションを
容器に移す。
容器に移す。
【0071】エマルションの外観:乳状 性質:任意に希釈可能 こうして製造したエマルションは数週間にわたって安定
である、つまり相分離(“Rahmenschichtbildung”)は
起きない。これが出現した場合には、簡単なかき混ぜに
よって使用できるエマルションが製造され、該エマルシ
ョンは決して作用が失われていなかった。
である、つまり相分離(“Rahmenschichtbildung”)は
起きない。これが出現した場合には、簡単なかき混ぜに
よって使用できるエマルションが製造され、該エマルシ
ョンは決して作用が失われていなかった。
【0072】望ましい形式のエマルション製造において
は、自体公知のイオン界面活性剤が添加される。この場
合、熱力学的に安定な分散液を製造するためには、著し
く僅かなエネルギーを必要とするにすぎない。特別な実
施形においては、オルガノシラン相中にイオン、望まし
くは陰イオン界面活性剤が添加され、水相中にケイ素機
能性界面活性剤が添加される。
は、自体公知のイオン界面活性剤が添加される。この場
合、熱力学的に安定な分散液を製造するためには、著し
く僅かなエネルギーを必要とするにすぎない。特別な実
施形においては、オルガノシラン相中にイオン、望まし
くは陰イオン界面活性剤が添加され、水相中にケイ素機
能性界面活性剤が添加される。
【0073】建築材料の多孔性および実地でのこれらエ
マルションの適用が行われる。注意と共に、粒度も材料
の高い浸透特性に対し重要である。Si機能性界面活性
剤とイオン界面活性剤の組合せによって、粒子<1μm
が得られる。粗製エマルション製造の間のガス(一般に
空気)の混入が有効寿命挙動に不利な影響を与え、むし
ろ事情によっては分散装置の破壊を惹起しうることは専
門家に公知である。
マルションの適用が行われる。注意と共に、粒度も材料
の高い浸透特性に対し重要である。Si機能性界面活性
剤とイオン界面活性剤の組合せによって、粒子<1μm
が得られる。粗製エマルション製造の間のガス(一般に
空気)の混入が有効寿命挙動に不利な影響を与え、むし
ろ事情によっては分散装置の破壊を惹起しうることは専
門家に公知である。
【0074】従って、エダクト流(オルガノシラン、S
i機能性界面活性剤/水、イオン界面活性剤)を直接に
ホモジナイザー中へ配量する可能性も存在する。
i機能性界面活性剤/水、イオン界面活性剤)を直接に
ホモジナイザー中へ配量する可能性も存在する。
【0075】適用技術的判断 大きさ5×5×5cmの石材試験片を、まず数週間標準
気候(23℃、空気の相対温度50%)で状態調節し、
引き続き秤量する。製造したオルガノシランエマルショ
ンを400mlのビーカーに装入し、それぞれ3つの秤
量した試験片を30分間隔で2回1分間完全に浸漬す
る。シラン処理を行った後、石材試験片を室温で14日
貯蔵する。水吸収を確かめるために、DIN12103
にならってそれぞれ2個の試験片を水浴中へ入れて試験
片上に5cmの水柱があるようにし、10分、30分、
60分、2時間、4時間、8時間および24時間後に重
量をチェックする。浸透深さを測定するために、立方体
試験片をハンマーおよびたがねで割り、インキで着色し
た水を吹付ける。防水効果は視覚的試験で、通例水に浸
漬することによるが、水平の接触面にピペットで水滴を
載せることによって調べることができる。15分後に水
滴を振り落し、接触面を判断する。この場合、数字は次
のものを表わす: 1.基材面におけるぬれなし 2.基材面上の水滴分布50%、暗色着色なし 3.平面的分布、つまり水滴の完全な流れ、基材表面は
軽度に暗色に着色 4.水は部分的に滲込み、接触面は強く暗色に着色 水吸収は、疎水性化の効力を示す。水の吸収が少ないほ
ど、疎水性化はますます良好である。浸透深さは、石材
中で含浸剤が有効である深さの情報である。本発明によ
るエマルションの有利な性質を判断するために、技術水
準による製品を用いる比較実験を行った。実験1では、
シロキサン(オリゴマーのアルコキシシロキサン)を主
体とする、構造
気候(23℃、空気の相対温度50%)で状態調節し、
引き続き秤量する。製造したオルガノシランエマルショ
ンを400mlのビーカーに装入し、それぞれ3つの秤
量した試験片を30分間隔で2回1分間完全に浸漬す
る。シラン処理を行った後、石材試験片を室温で14日
貯蔵する。水吸収を確かめるために、DIN12103
にならってそれぞれ2個の試験片を水浴中へ入れて試験
片上に5cmの水柱があるようにし、10分、30分、
60分、2時間、4時間、8時間および24時間後に重
量をチェックする。浸透深さを測定するために、立方体
試験片をハンマーおよびたがねで割り、インキで着色し
た水を吹付ける。防水効果は視覚的試験で、通例水に浸
漬することによるが、水平の接触面にピペットで水滴を
載せることによって調べることができる。15分後に水
滴を振り落し、接触面を判断する。この場合、数字は次
のものを表わす: 1.基材面におけるぬれなし 2.基材面上の水滴分布50%、暗色着色なし 3.平面的分布、つまり水滴の完全な流れ、基材表面は
軽度に暗色に着色 4.水は部分的に滲込み、接触面は強く暗色に着色 水吸収は、疎水性化の効力を示す。水の吸収が少ないほ
ど、疎水性化はますます良好である。浸透深さは、石材
中で含浸剤が有効である深さの情報である。本発明によ
るエマルションの有利な性質を判断するために、技術水
準による製品を用いる比較実験を行った。実験1では、
シロキサン(オリゴマーのアルコキシシロキサン)を主
体とする、構造
【0076】
【化27】
【0077】のケイ素機能性界面活性剤(シリコーン界
面活性剤)を含有する市販のミクロエマルションを使用
した。
面活性剤)を含有する市販のミクロエマルションを使用
した。
【0078】これは一般に、1個または数個のポリグリ
コールエーテル鎖を有するポリシロキサンの共重合体で
ある。実験2では、オルガノシロキサンからなる市販の
エマルションおよびヨーロッパ特許出願(EP−A)第
340816号による界面活性剤の混合物
コールエーテル鎖を有するポリシロキサンの共重合体で
ある。実験2では、オルガノシロキサンからなる市販の
エマルションおよびヨーロッパ特許出願(EP−A)第
340816号による界面活性剤の混合物
【0079】
【化28】
【0080】を使用した。
【0081】実験は2つの濃度段階で実施し、本発明に
よるエマルションは、低い作用物質濃度(5%)でさえ
も、水吸収および浸透深さに関して、40%の作用物質
濃度を有する先行技術によるエマルションよりも明らか
に良好な結果を示すことを示す。
よるエマルションは、低い作用物質濃度(5%)でさえ
も、水吸収および浸透深さに関して、40%の作用物質
濃度を有する先行技術によるエマルションよりも明らか
に良好な結果を示すことを示す。
【0082】例4
【0083】
【表5】
【0084】例5
【0085】
【表6】
【0086】実験8および9は、たとえばヘクスター
(Hoecter)の砂岩のような中性の材料に対してさえ
も、殊に短鎖アルキル基と長鎖アルキル基からなるシラ
ンの組合せに帰することのできる改善された効力を達成
することができることを示す。
(Hoecter)の砂岩のような中性の材料に対してさえ
も、殊に短鎖アルキル基と長鎖アルキル基からなるシラ
ンの組合せに帰することのできる改善された効力を達成
することができることを示す。
【0087】例6 セメントモルタル エマルションで含浸する前に、モルタル立方体を重量が
一定になるまで乾燥する。通例、乾燥時間は105℃で
72時間である。不変重量は、重量が24時間以内に
0.1%以上変化しないときに達成されたとする。室温
で2時間の冷却時間後に石材を秤量する。その後、適用
は含浸液150ml入りの400mlのピーカー中で1
分間行う。室温で30分保存した後に処理を繰返す。水
吸収は上記のように測定し、浸透深さおよびはつ水効果
も同様に測定する。
一定になるまで乾燥する。通例、乾燥時間は105℃で
72時間である。不変重量は、重量が24時間以内に
0.1%以上変化しないときに達成されたとする。室温
で2時間の冷却時間後に石材を秤量する。その後、適用
は含浸液150ml入りの400mlのピーカー中で1
分間行う。室温で30分保存した後に処理を繰返す。水
吸収は上記のように測定し、浸透深さおよびはつ水効果
も同様に測定する。
【0088】
【表7】
【0089】例7
【0090】
【表8】
【0091】ガスコンクリートのような極めて粗孔性建
築材料に対してさえ、水吸収および浸透深さは市販のエ
マルションに比して改善することができた。
築材料に対してさえ、水吸収および浸透深さは市販のエ
マルションに比して改善することができた。
【0092】例8 塩基性または酸性触媒の添加下に疎水性は明瞭に改善さ
れる。3−スルホプロピルトリヒドロキシシラン(Si
285) (HO)3Si−CH2CH2CH2−SO3H の添加は、とくに有利であることが判明した。適用直前
にエマルション中へ軽く混入することにより、pH値を
〜4に調節する。
れる。3−スルホプロピルトリヒドロキシシラン(Si
285) (HO)3Si−CH2CH2CH2−SO3H の添加は、とくに有利であることが判明した。適用直前
にエマルション中へ軽く混入することにより、pH値を
〜4に調節する。
【0093】 実験 作用物質 濃 度 界面活性剤 24時間後の水吸収 (重量%) (%) 1 C3H7Si(OC2H5)3 40 (SL51-0-15) 1.79 20 5.03 10 7.20 2 C3H7Si(OC2H5)3 40 (SL51-0-15) 0.72 (+Si 285) 20 0.73 10 0.75 n−プロピルトリエトキシシランにおけるような短鎖ア
ルキル基の場合でさえ、触媒を有する本発明による系を
用いて比較可能な良好ないし極めて良好な結果を得るこ
とができた。
ルキル基の場合でさえ、触媒を有する本発明による系を
用いて比較可能な良好ないし極めて良好な結果を得るこ
とができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 83/04 LRM 8319−4J (72)発明者 ハラルト アルフ ドイツ連邦共和国 カール アム マイン バーンホフシュトラーセ 6 アー (72)発明者 ヨーゼフ カール ドイツ連邦共和国 アルツェナウ−ヘール シュタイン ガルテンシュトラーセ 11
Claims (5)
- 【請求項1】 無機材料を含浸するための、場合により
陰イオン界面活性剤およびpH値緩衝物質を含有する、
有機ケイ素化合物含有水性エマルションにおいて、一般
式 【化1】 [式中R1:C1〜C3−アルキル、 R3:C1〜C20−アルキル(直鎖または枝分れ)、フェ
ニル、 X:H,Cl,Br,J,NH2,SCN,CN,N3,
NHR,NR2,+NR3,−Sx−,アリール,アルケ
ニル、 a:0,1 b:1,2 x,c:1〜6の整数]で示される少なくとも1種のア
ルコキシシラン 1〜80重量%および一般式 【化2】 [式中R2,R3:同じかまたは異なり、C1〜C20−ア
ルキル(直鎖または枝分れ)、フェニル、 R4:C1〜C3−アルコキシ、 【化3】 R5:H,C1〜C20−アルキル、C2〜C36−アルケニ
ル、C5〜C8−シクロアルキル、C7〜C36−アラルキ
ル、 p=0およびr=0の場合に 【化4】 ここでs=3〜50、t=3〜25 m:0,1,2 n:0,1,2、ただしp=0の場合(m+n)=1ま
たは2、 p≠0の場合(m+n)=0,1または2、 p:0,1,2,3 r:0〜50の整数]で示される有機ケイ素化合物1〜
20重量%および水を含有することを特徴とする無機材
料を含浸するための、有機ケイ素化合物含有エマルショ
ン。 - 【請求項2】 一般式(II) 【化5】 [式中R2,R3:同じかまたは異なり、C1〜C20−ア
ルキル(直鎖または枝分れ)、フェニル、 R4:C1〜C3−アルコキシ、 【化6】 R5:H,C1〜C20−アルキル、C2〜C36−アルケニ
ル、C5〜C8−シクロアルキル、C7〜C36−アラルキ
ルおよびフェニル基(この場合アルキル基は場合により
枝分れしている)、 p=0およびr=0の場合に 【化7】 ここでs=3〜50、t=3〜25 m:0,1,2 n:0,1,2、ただしp=0の場合(m+n)=1ま
たは2、 p:0 r:0〜50の整数]で示される有機ケイ素化合物の製
造方法において、一般式 【化8】 [式中R6:C1〜C3−アルコキシであり、R2,R3,
mおよびnは上記のものを表わす]で示される化合物と
一般式 R5−O{CH2−CH2O}rH (IV) [式中R5およびrは上記のものを表わす]で示される
反応性水素を含有する化合物とを、反応混合物の還流温
度および3.5〜5.5のpH値で反応させることを特
徴とする有機ケイ素化合物の製造方法。 - 【請求項3】 一般式(II) 【化9】 [式中R2,R3:同じかまたは異なり、C1〜C20−ア
ルキル(直鎖または枝分れ)、フェニル、 R4:C1〜C3−アルコキシ、 【化10】 R5:H,C1〜C20−アルキル、C2〜C36−アルケニ
ル、C5〜C8−シクロアルキル、C7〜C36−アラルキ
ルおよびフェニル基(この場合アルキル基は場合により
枝分れしている)、 r=0の場合に 【化11】 ここでs=3〜50、t=3〜25 m:0,1,2 n:0,1,2、ただしp≠0の場合(m+n)=0,
1または2、 p:1,2または3 r:0〜50の整数]で示される有機ケイ素化合物の製
造方法において、一般式 【化12】 [式中R2,R3,R6,m,nおよびpは上記のものを
表わし、xはClである]で示される化合物を、不活性
有機溶剤中で一般式 R5−O{CH2−CH2O}rNa (VI) [式中R5およびrは上記のものを表わす]で示される
ナトリウムアルコラートと、20〜100℃で反応さ
せ、引き続き沈殿したNaClを濾過し、溶剤を蒸留す
ることを特徴とする有機ケイ素化合物の製造方法。 - 【請求項4】 一般式 【化13】 [式中R2,R3:同じかまたは異なり、C1〜C20−ア
ルキル(直鎖または枝分れ)、フェニル、 R5:H,C1〜C20−アルキル、C2〜C36−アルケニ
ル、C5〜C8−シクロアルキル、C7〜C36−アラルキ
ル p=0およびr=0の場合に OR5:−[OCH2−CH2]s−[CH2−CHO]t−[C
H2−CH2O]sH ここでs=3〜50、t=3〜25 m:0,1,2 n:0,1,2、 p:0,1,2,3 r:0〜50の整数 p=0の場合:(m+n)=1 R4:C1〜C3−アルコキシまたは{OCH2−CH2}r
OR5 p≠0の場合:(m+n)=0,1または2 R4:C1〜C3−アルコキシおよび/または{OCH2−
CH2}rOR5]で示される化合物。 - 【請求項5】 一般式 【化14】 [式中R1,R3,x,a,b,cは請求項1に記載した
ものを表わす]で示される少なくとも1つのアルコキシ
シラン 1〜80重量%および一般式 【化15】 [式中R2,R3,R4,R5,m,n,pおよびrは請求
項1に記載したものを表わす]で示される有機ケイ素化
合物 1〜20重量%および水を含有する水性
エマルションを、建築部材に適用する直前に、3〜5.
5のpH値に調節し、この混合物で含浸すべき建築材料
を処理することを特徴とする建築材料の含浸方法。
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