JPH05219784A - ブラシレス直流モータの駆動装置 - Google Patents
ブラシレス直流モータの駆動装置Info
- Publication number
- JPH05219784A JPH05219784A JP4022452A JP2245292A JPH05219784A JP H05219784 A JPH05219784 A JP H05219784A JP 4022452 A JP4022452 A JP 4022452A JP 2245292 A JP2245292 A JP 2245292A JP H05219784 A JPH05219784 A JP H05219784A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mode
- signal
- output
- position detection
- inverter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 同期信号に基づく起動から位置検出信号に基
づく運転に切り換える場合に、切り換え失敗がなく、イ
ンバータのスイッチング手段に損傷を与えないようにす
る。 【構成】 モード判別手段63が位置検出手段7の出力
信号のモードが駆動信号あるいは同期信号のモードに対
して所定の関係にあるか否かを判別する。駆動信号生成
手段64が、同期信号発生手段62が出力した同期信号
に基づいてインバータ2の駆動信号を出力する一方、モ
ード判別手段63の判別結果をうけ、位置検出手段7の
出力信号のモードが駆動信号あるいは同期信号のモード
に対して所定の関係にある状態が所定期間続いた後は位
置検出手段7の出力信号に基づいてインバータ2の駆動
信号を生成する。 【効果】 同期信号に基づく起動から位置検出信号に基
づく運転への切り換えを負荷トルクが大きいときのよう
な異常運転時に行うことがないため、切り換え失敗がな
く、また、スイッチング手段に損傷を与えない。
づく運転に切り換える場合に、切り換え失敗がなく、イ
ンバータのスイッチング手段に損傷を与えないようにす
る。 【構成】 モード判別手段63が位置検出手段7の出力
信号のモードが駆動信号あるいは同期信号のモードに対
して所定の関係にあるか否かを判別する。駆動信号生成
手段64が、同期信号発生手段62が出力した同期信号
に基づいてインバータ2の駆動信号を出力する一方、モ
ード判別手段63の判別結果をうけ、位置検出手段7の
出力信号のモードが駆動信号あるいは同期信号のモード
に対して所定の関係にある状態が所定期間続いた後は位
置検出手段7の出力信号に基づいてインバータ2の駆動
信号を生成する。 【効果】 同期信号に基づく起動から位置検出信号に基
づく運転への切り換えを負荷トルクが大きいときのよう
な異常運転時に行うことがないため、切り換え失敗がな
く、また、スイッチング手段に損傷を与えない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブラシレス直流モー
タの電機子巻線に誘起された誘起電圧に基づいて磁石回
転子と電機子巻線との相対的位置を検出し、検出した相
対的位置に基づいてブラシレス直流モータを駆動するよ
うにしたブラシレス直流モータの駆動装置に関する。
タの電機子巻線に誘起された誘起電圧に基づいて磁石回
転子と電機子巻線との相対的位置を検出し、検出した相
対的位置に基づいてブラシレス直流モータを駆動するよ
うにしたブラシレス直流モータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシレス直流モータは通常、回転子の
磁極位置を検出するための検出器が設けられているが、
高温高圧下で使用される空気調和機の圧縮機等において
は、信頼性が悪い等のために、最近では、電機子巻線に
誘起される誘起電圧によって磁石回転子と電機子巻線と
の相対的位置を検出し、検出した相対的位置に基づいて
インバータの転流信号を生成することにより、上記検出
器をなくしたものが種々提案されている。
磁極位置を検出するための検出器が設けられているが、
高温高圧下で使用される空気調和機の圧縮機等において
は、信頼性が悪い等のために、最近では、電機子巻線に
誘起される誘起電圧によって磁石回転子と電機子巻線と
の相対的位置を検出し、検出した相対的位置に基づいて
インバータの転流信号を生成することにより、上記検出
器をなくしたものが種々提案されている。
【0003】この種のブラシレス直流モータとしては、
従来、図6に示すようなものがある(特開昭52−69
19号公報)。この図6において、31はブラシレス直
流モータの3相電機子巻線、32はインバータ、33は
電源部、34は回転位置検出回路、35はスイッチ回
路、36はリングカウンタ、37は制御発信器、38は
速度検出回路、39はコントロール回路である。図7は
回路波形図である。ブラシレス直流モータを起動すると
きは、コントロール回路39に一定周波数のパルス信号
である駆動指令信号40が与えられる。そうすると、コ
ントロール回路39は、スイッチ回路35をリングカウ
ンタ36側に切り換えると共に、パルス信号40をカウ
ントして一定周期の信号41を発生し、そして、この信
号41の周期に対応した周期でレベルが漸減する信号4
2を制御発信器37に出力する。これにより制御発信器
37は低周波数から高周波数に変化する同期パルス43
を繰り返し発生し、リングカウンタ36に出力する。こ
のリングカウンタ36の出力信号はスイッチ回路35を
介してサイクリックにインバータ32のトランジスタの
ベースに印加され、ブラシレス直流モータが回転を始
め、回転速度が漸増し、速度検出回路38の出力信号4
4が漸増する。モータの回転速度が一定値に達すると、
コントロール回路39は信号45をスイッチ回路35に
出力してスイッチ回路35を回転位置検出回路34側に
切り換える。以後、モータは誘起電圧を利用した定常運
転状態に入る。この運転の切り換えを図8に示す。この
図8はインバータ32に印加される駆動信号の周波数の
時間的な変化を示している。モータの負荷条件や何等か
の外乱によりモータの起動が失敗して信号45が出力さ
れない場合には、再度、同期パルス43が出力される。
この起動動作の繰り返しにより負荷が低下したタイミン
グをとらえて起動させることができ、確実な起動ができ
る。
従来、図6に示すようなものがある(特開昭52−69
19号公報)。この図6において、31はブラシレス直
流モータの3相電機子巻線、32はインバータ、33は
電源部、34は回転位置検出回路、35はスイッチ回
路、36はリングカウンタ、37は制御発信器、38は
速度検出回路、39はコントロール回路である。図7は
回路波形図である。ブラシレス直流モータを起動すると
きは、コントロール回路39に一定周波数のパルス信号
である駆動指令信号40が与えられる。そうすると、コ
ントロール回路39は、スイッチ回路35をリングカウ
ンタ36側に切り換えると共に、パルス信号40をカウ
ントして一定周期の信号41を発生し、そして、この信
号41の周期に対応した周期でレベルが漸減する信号4
2を制御発信器37に出力する。これにより制御発信器
37は低周波数から高周波数に変化する同期パルス43
を繰り返し発生し、リングカウンタ36に出力する。こ
のリングカウンタ36の出力信号はスイッチ回路35を
介してサイクリックにインバータ32のトランジスタの
ベースに印加され、ブラシレス直流モータが回転を始
め、回転速度が漸増し、速度検出回路38の出力信号4
4が漸増する。モータの回転速度が一定値に達すると、
コントロール回路39は信号45をスイッチ回路35に
出力してスイッチ回路35を回転位置検出回路34側に
切り換える。以後、モータは誘起電圧を利用した定常運
転状態に入る。この運転の切り換えを図8に示す。この
図8はインバータ32に印加される駆動信号の周波数の
時間的な変化を示している。モータの負荷条件や何等か
の外乱によりモータの起動が失敗して信号45が出力さ
れない場合には、再度、同期パルス43が出力される。
この起動動作の繰り返しにより負荷が低下したタイミン
グをとらえて起動させることができ、確実な起動ができ
る。
【0004】上記同期運転においては、外部から加える
電圧が大きければ十分なトルクで安定した運転ができる
が、負荷トルクが大きくなって、モータ発生トルクが不
足すると、速度変動の大きい非常に不安定な運転とな
る。もしこの状態で位置検出運転に切り換えると、切り
換えに失敗して正常な運転が不可能となる。負荷がコン
プレッサー等では、吐出-吸入の圧力差があると負荷ト
ルクが大きくなり、上記のような不安定な運転による同
期始動となり、切り換えに失敗する恐れがある。そのた
め、あらかじめ想定した最大の負荷トルクでも安定に起
動できるだけの十分な電圧を印加して駆動するようにし
ている。
電圧が大きければ十分なトルクで安定した運転ができる
が、負荷トルクが大きくなって、モータ発生トルクが不
足すると、速度変動の大きい非常に不安定な運転とな
る。もしこの状態で位置検出運転に切り換えると、切り
換えに失敗して正常な運転が不可能となる。負荷がコン
プレッサー等では、吐出-吸入の圧力差があると負荷ト
ルクが大きくなり、上記のような不安定な運転による同
期始動となり、切り換えに失敗する恐れがある。そのた
め、あらかじめ想定した最大の負荷トルクでも安定に起
動できるだけの十分な電圧を印加して駆動するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この駆
動方法では、想定された負荷トルク以上のトルクが加え
られた場合、平均速度は一定であるが、速度変動が大き
く、位置検出運転に切り換えるタイミングによっては切
り換え失敗になり、インバータ32のトランジスタに過
大な電流が流れ、トランジスタの破損に至る恐れがあ
る。そこで、この発明の目的は、簡単な方法で同期運転
から位置検出運転への切り換え失敗の可能性を未然に発
見し、再起動することにより、切り換え失敗によってト
ランジスタを破損するようことのないブラシレス直流モ
ータの駆動装置を提供することにある。
動方法では、想定された負荷トルク以上のトルクが加え
られた場合、平均速度は一定であるが、速度変動が大き
く、位置検出運転に切り換えるタイミングによっては切
り換え失敗になり、インバータ32のトランジスタに過
大な電流が流れ、トランジスタの破損に至る恐れがあ
る。そこで、この発明の目的は、簡単な方法で同期運転
から位置検出運転への切り換え失敗の可能性を未然に発
見し、再起動することにより、切り換え失敗によってト
ランジスタを破損するようことのないブラシレス直流モ
ータの駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のブラシレス直流モータの駆動装置は、ブ
ラシレス直流モータ3の3相電機子巻線4への電流を通
電、遮断するインバータ2と、起動指令手段61と、上
記起動指令手段61の起動指令により同期信号を出力す
る同期信号発生手段62と、上記電機子巻線2に誘起さ
れた誘起電圧に基づいて磁石回転子5と上記電機子巻線
4との相対的位置を検出する位置検出手段7と、上記位
置検出手段7の出力信号のモードが同期信号のモードに
対して所定の関係にあるか否かを判別するモード判別手
段63と、上記同期信号発生手段62が出力した同期信
号に基づいて上記インバータ2の駆動信号を生成する一
方、上記モード判別手段63の判別結果をうけ、上記位
置検出手段7の出力信号のモードが同期信号のモードに
対して所定の関係にある状態が所定期間続いた後は上記
位置検出手段7の出力信号に基づいて上記インバータ2
の駆動信号を生成する駆動信号生成手段64とを備えた
ことを特徴としている。上記モード判別手段(63)は、
同期信号のモードの開始タイミングで上記位置検出手段
(7)の出力信号のモードを読み込んで、その同期信号の
モードと上記位置検出手段(7)の出力信号のモードを比
較するようにすることができ、また、上記位置検出手段
(7)の出力信号のモードの開始タイミングで同期信号の
モードを読み込んで、その同期信号のモードと上記位置
検出手段(7)の出力信号のモードを比較するようにする
こともできる。
め、この発明のブラシレス直流モータの駆動装置は、ブ
ラシレス直流モータ3の3相電機子巻線4への電流を通
電、遮断するインバータ2と、起動指令手段61と、上
記起動指令手段61の起動指令により同期信号を出力す
る同期信号発生手段62と、上記電機子巻線2に誘起さ
れた誘起電圧に基づいて磁石回転子5と上記電機子巻線
4との相対的位置を検出する位置検出手段7と、上記位
置検出手段7の出力信号のモードが同期信号のモードに
対して所定の関係にあるか否かを判別するモード判別手
段63と、上記同期信号発生手段62が出力した同期信
号に基づいて上記インバータ2の駆動信号を生成する一
方、上記モード判別手段63の判別結果をうけ、上記位
置検出手段7の出力信号のモードが同期信号のモードに
対して所定の関係にある状態が所定期間続いた後は上記
位置検出手段7の出力信号に基づいて上記インバータ2
の駆動信号を生成する駆動信号生成手段64とを備えた
ことを特徴としている。上記モード判別手段(63)は、
同期信号のモードの開始タイミングで上記位置検出手段
(7)の出力信号のモードを読み込んで、その同期信号の
モードと上記位置検出手段(7)の出力信号のモードを比
較するようにすることができ、また、上記位置検出手段
(7)の出力信号のモードの開始タイミングで同期信号の
モードを読み込んで、その同期信号のモードと上記位置
検出手段(7)の出力信号のモードを比較するようにする
こともできる。
【0007】
【作用】起動指令手段61が起動を指令すると、同期信
号発生手段62が同期信号を出力し、駆動信号生成手段
64がその同期信号に基づいてインバータ2の駆動信号
を生成する。この駆動信号によりブラシレス直流モータ
3が回転し、電機子巻線4に誘起電圧が誘起され、この
誘起電圧に基づいて位置検出手段7が磁石回転子5と電
機子巻線4との相対的位置を検出する。そして、モード
判別手段63が、上記位置検出手段7の出力信号のモー
ドが同期信号のモードに対して所定の関係にあるか否か
を判別する。上記駆動信号生成手段64は、上記モード
判別手段63の判別結果をうけ、位置検出手段7の出力
信号のモードが同期信号のモードに対して所定の関係に
ある状態が所定期間続いた後は位置検出手段7の出力信
号に基づいて上記インバータ2の駆動信号を生成する。
このように、位置検出手段7の出力信号のモードが同期
信号のモードに対して所定の関係になったときに同期運
転から位置検出運転に切り換えるようになっているの
で、切り換え失敗がなく、また、切り換え時に過電流が流
れることがないためインバータ2のスイッチング素子を
破損することがない。
号発生手段62が同期信号を出力し、駆動信号生成手段
64がその同期信号に基づいてインバータ2の駆動信号
を生成する。この駆動信号によりブラシレス直流モータ
3が回転し、電機子巻線4に誘起電圧が誘起され、この
誘起電圧に基づいて位置検出手段7が磁石回転子5と電
機子巻線4との相対的位置を検出する。そして、モード
判別手段63が、上記位置検出手段7の出力信号のモー
ドが同期信号のモードに対して所定の関係にあるか否か
を判別する。上記駆動信号生成手段64は、上記モード
判別手段63の判別結果をうけ、位置検出手段7の出力
信号のモードが同期信号のモードに対して所定の関係に
ある状態が所定期間続いた後は位置検出手段7の出力信
号に基づいて上記インバータ2の駆動信号を生成する。
このように、位置検出手段7の出力信号のモードが同期
信号のモードに対して所定の関係になったときに同期運
転から位置検出運転に切り換えるようになっているの
で、切り換え失敗がなく、また、切り換え時に過電流が流
れることがないためインバータ2のスイッチング素子を
破損することがない。
【0008】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1はこの発明の一実施例の回路図である。
この図1において、1は直流電源、2はインバータ、3
はブラシレス直流モータ、4は電機子巻線、5は磁石回
転子、6は制御手段、7は位置検出手段である。インバ
ータ2は、Tr1〜Tr6の6個のトランジスタとそれぞれ
に逆並列接続された6個のダイオードを備えている。位
置検出手段7は、電機子巻線4の誘起電圧8U,8V,8
Wをうけて位置検出信号9U,9V,9Wを出力するもの
であり、図2(a)に示すように3つのフィルタ10U,
10V,10Wと、3つの比較器20U,20V,20W
から構成されている。上記各フィルタ10U,10V,1
0Wは、図2(b)に示すように、抵抗12とコンデンサ
13からなるローパスフィルタにコンデンサ14と抵抗
15からなる直流分除去回路を接続したものか、あるい
は、図2(c)に示すように、コンデンサ16と抵抗17
からなる直流分除去回路に抵抗18とコンデンサ19か
らなるローパスフィルタを接続したものである。また、
上記比較器20U,20V,20Wは、それぞれ他の2相
のフィルタの出力を比較して図3あるいは図4に示す位
置検出信号9U,9V,9Wを出力する。
説明する。図1はこの発明の一実施例の回路図である。
この図1において、1は直流電源、2はインバータ、3
はブラシレス直流モータ、4は電機子巻線、5は磁石回
転子、6は制御手段、7は位置検出手段である。インバ
ータ2は、Tr1〜Tr6の6個のトランジスタとそれぞれ
に逆並列接続された6個のダイオードを備えている。位
置検出手段7は、電機子巻線4の誘起電圧8U,8V,8
Wをうけて位置検出信号9U,9V,9Wを出力するもの
であり、図2(a)に示すように3つのフィルタ10U,
10V,10Wと、3つの比較器20U,20V,20W
から構成されている。上記各フィルタ10U,10V,1
0Wは、図2(b)に示すように、抵抗12とコンデンサ
13からなるローパスフィルタにコンデンサ14と抵抗
15からなる直流分除去回路を接続したものか、あるい
は、図2(c)に示すように、コンデンサ16と抵抗17
からなる直流分除去回路に抵抗18とコンデンサ19か
らなるローパスフィルタを接続したものである。また、
上記比較器20U,20V,20Wは、それぞれ他の2相
のフィルタの出力を比較して図3あるいは図4に示す位
置検出信号9U,9V,9Wを出力する。
【0009】制御手段6は、起動指令手段61と、同期
信号発生手段62と、モード判別手段63と、駆動信号
生成手段64を備えている。同期信号発生手段62は起
動指令手段61からの起動指令信号をうけて同期信号を
出力する。駆動信号生成手段64はこの同期信号に基づ
いて図3あるいは図4に示すような駆動信号Tr1〜Tr6
を生成し、出力する。この駆動信号によりインバータ2
のトランジスタがスイッチング動作を行い、モータ3が
回転する。モータ3が回転すると電機子巻線4に誘起電
圧8U,8V,8Wが発生し、この誘起電圧をうけて位置
検出手段7が位置検出信号9U,9V,9Wを出力する。
モード判別手段63は、位置検出信号が安定するまで一
定期間を置いた後の上記駆動信号のモードと位置検出信
号のモードを比較して、位置検出信号のモードが駆動信
号のモードに対して所定の関係にあるかどうかを判別す
る。ここで、信号のモードとはある時点における信号の
ハイ、ローの組み合わせパターンをいい、駆動信号Tr1
〜Tr6および位置検出信号9U,9V,9W共、その組み
合わせパターンは6通りあり、それを0から5までのモ
ードで表してある。
信号発生手段62と、モード判別手段63と、駆動信号
生成手段64を備えている。同期信号発生手段62は起
動指令手段61からの起動指令信号をうけて同期信号を
出力する。駆動信号生成手段64はこの同期信号に基づ
いて図3あるいは図4に示すような駆動信号Tr1〜Tr6
を生成し、出力する。この駆動信号によりインバータ2
のトランジスタがスイッチング動作を行い、モータ3が
回転する。モータ3が回転すると電機子巻線4に誘起電
圧8U,8V,8Wが発生し、この誘起電圧をうけて位置
検出手段7が位置検出信号9U,9V,9Wを出力する。
モード判別手段63は、位置検出信号が安定するまで一
定期間を置いた後の上記駆動信号のモードと位置検出信
号のモードを比較して、位置検出信号のモードが駆動信
号のモードに対して所定の関係にあるかどうかを判別す
る。ここで、信号のモードとはある時点における信号の
ハイ、ローの組み合わせパターンをいい、駆動信号Tr1
〜Tr6および位置検出信号9U,9V,9W共、その組み
合わせパターンは6通りあり、それを0から5までのモ
ードで表してある。
【0010】正常運転状態においては、位置検出信号の
モードが駆動信号のモードに対して一定の関係にある状
態が続き、負荷トルクの増加により電圧不足の状態にあ
るような異常状態においては、そのような一定の関係に
ある状態は続かない。本実施例では、一例として、図3
に示すように、駆動信号Tr1〜Tr6のパルスの立ち上が
りの時点で駆動信号のモードと位置検出信号のモードを
比較した場合、位置検出信号のモードが駆動信号のモー
ドに対して1だけ大きい状態が一定時間以上続いた場合
を正常運転状態と判断し、図4に示すように、そのよう
なモード状態は続かない場合、例えば一定時間以内に位
置検出信号のモードが同期信号のモードと同じ状態(図
3の状態より位相が進んだ状態)が出現したりした場合
を異常運転状態と判断する。そして、上記1だけ大きい
状態が一定時間以上続いた後は位置検出信号に基づいて
駆動信号を生成し、出力する。
モードが駆動信号のモードに対して一定の関係にある状
態が続き、負荷トルクの増加により電圧不足の状態にあ
るような異常状態においては、そのような一定の関係に
ある状態は続かない。本実施例では、一例として、図3
に示すように、駆動信号Tr1〜Tr6のパルスの立ち上が
りの時点で駆動信号のモードと位置検出信号のモードを
比較した場合、位置検出信号のモードが駆動信号のモー
ドに対して1だけ大きい状態が一定時間以上続いた場合
を正常運転状態と判断し、図4に示すように、そのよう
なモード状態は続かない場合、例えば一定時間以内に位
置検出信号のモードが同期信号のモードと同じ状態(図
3の状態より位相が進んだ状態)が出現したりした場合
を異常運転状態と判断する。そして、上記1だけ大きい
状態が一定時間以上続いた後は位置検出信号に基づいて
駆動信号を生成し、出力する。
【0011】図5は本実施例の動作を示すフローチャー
トである。本フローは同期信号ごとに処理される。モー
ド判別手段6がステップS1で、位置検出手段7が出力
した位置検出信号9U,9V,9Wのモードを読み込み、
ステップS2でその位置検出信号のモードと駆動信号の
モードを比較して、位置検出信号のモードが駆動信号の
モードよりも1大きい状態かどうかを判別し、1大きい
状態にあればステップS3に進み、1大きい状態が一定
時間続いているかを判別する。そして、一定時間続いて
いなければステップS9に進んで正常処理、すなわち、
同期信号に基づいて駆動信号を生成し、インバータ2に
出力する処理を行い、1大きい状態が一定時間続いたと
きはステップS8に進んで位置検出運転に切り換える。
上記ステップS2において位置検出信号のモードが駆動
信号のモードよりも1大きい状態でなければステップS
4に進んで同期運転を停止する。そして、同期運転の停
止後ステップS5に進んで停止タイマ(図示せず)をスタ
ートさせ、停止タイマが所定の停止時間をカウントする
とステップS6からステップS7に進んで、同期信号に
基づく再起動処理で起動の準備を行い再び本フローの最
初から処理される。
トである。本フローは同期信号ごとに処理される。モー
ド判別手段6がステップS1で、位置検出手段7が出力
した位置検出信号9U,9V,9Wのモードを読み込み、
ステップS2でその位置検出信号のモードと駆動信号の
モードを比較して、位置検出信号のモードが駆動信号の
モードよりも1大きい状態かどうかを判別し、1大きい
状態にあればステップS3に進み、1大きい状態が一定
時間続いているかを判別する。そして、一定時間続いて
いなければステップS9に進んで正常処理、すなわち、
同期信号に基づいて駆動信号を生成し、インバータ2に
出力する処理を行い、1大きい状態が一定時間続いたと
きはステップS8に進んで位置検出運転に切り換える。
上記ステップS2において位置検出信号のモードが駆動
信号のモードよりも1大きい状態でなければステップS
4に進んで同期運転を停止する。そして、同期運転の停
止後ステップS5に進んで停止タイマ(図示せず)をスタ
ートさせ、停止タイマが所定の停止時間をカウントする
とステップS6からステップS7に進んで、同期信号に
基づく再起動処理で起動の準備を行い再び本フローの最
初から処理される。
【0012】このように、位置検出信号のモードと駆動
信号のモードを比較して、位置検出信号のモードが駆動
信号のモードに対して1だけ大きい状態が一定期間続い
たときに、同期信号に基づく運転から位置検出信号に基
づく運転に切り換えるようにしているので、位置検出信
号に基づく運転への切り換えを異常運転時に行うことが
なく、従って、切り換え失敗がなく、インバータ2のト
ランジスタに損傷を与えることもない。
信号のモードを比較して、位置検出信号のモードが駆動
信号のモードに対して1だけ大きい状態が一定期間続い
たときに、同期信号に基づく運転から位置検出信号に基
づく運転に切り換えるようにしているので、位置検出信
号に基づく運転への切り換えを異常運転時に行うことが
なく、従って、切り換え失敗がなく、インバータ2のト
ランジスタに損傷を与えることもない。
【0013】上記実施例では、位置検出信号のモードが
駆動信号のモードに対して1だけ大きい状態が一定期間
続いたときに、同期信号に基づく運転から位置検出信号
に基づく運転に切り換えるようにしたが、位置検出手段
7の回路構成や位置検出信号のモードの決め方によって
は、位置検出信号のモードが駆動信号のモードに対して
他の関係、例えば同一モードにある場合が正常運転状態
であるものもあり、その場合はそのような関係にある状
態が一定期間続いたときに、同期信号に基づく運転から
位置検出信号に基づく運転に切り換えるようにするのが
よい。また、上記実施例では、位置検出信号のモード
を、同期信号のモードと1対1の対応関係にある駆動信
号のモードと比較するようにしたが、同期信号のモード
そのものと比較するようにしてもよい。また、上記実施
例では、同期信号のモードの開始タイミングで位置検出
信号のモードを読み込んで両者を比較したが、位置検出
信号のモードの開始タイミングで同期信号のモードを読
み込んで両者を比較するようにしてもよい。
駆動信号のモードに対して1だけ大きい状態が一定期間
続いたときに、同期信号に基づく運転から位置検出信号
に基づく運転に切り換えるようにしたが、位置検出手段
7の回路構成や位置検出信号のモードの決め方によって
は、位置検出信号のモードが駆動信号のモードに対して
他の関係、例えば同一モードにある場合が正常運転状態
であるものもあり、その場合はそのような関係にある状
態が一定期間続いたときに、同期信号に基づく運転から
位置検出信号に基づく運転に切り換えるようにするのが
よい。また、上記実施例では、位置検出信号のモード
を、同期信号のモードと1対1の対応関係にある駆動信
号のモードと比較するようにしたが、同期信号のモード
そのものと比較するようにしてもよい。また、上記実施
例では、同期信号のモードの開始タイミングで位置検出
信号のモードを読み込んで両者を比較したが、位置検出
信号のモードの開始タイミングで同期信号のモードを読
み込んで両者を比較するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明のブ
ラシレス直流モータの駆動装置は、位置検出手段の出力
信号のモードが同期信号のモードに対して所定の関係に
あるか否かを判別するモード判別手段を備えると共に、
ブラシレス直流モータの3相電機子巻線への電流を通
電、遮断するインバータの駆動信号を生成する駆動信号
生成手段が、同期信号発生手段が出力した同期信号に基
づいて上記インバータの駆動信号を生成する一方、上記
モード判別手段の判別結果をうけ、上記位置検出手段の
出力信号のモードが同期信号のモードに対して所定の関
係にある状態が所定期間続いた後は上記位置検出手段の
出力信号に基づいて上記インバータの駆動信号を生成す
るようになっているので、同期信号に基づく運転から位
置検出手段の出力信号に基づく運転への切り換えを、負
荷トルクが大きいときのような異常運転時に行うことは
なく、従って、切り換え失敗がなく、また、インバータ
のスイッチング手段を損傷することもない。
ラシレス直流モータの駆動装置は、位置検出手段の出力
信号のモードが同期信号のモードに対して所定の関係に
あるか否かを判別するモード判別手段を備えると共に、
ブラシレス直流モータの3相電機子巻線への電流を通
電、遮断するインバータの駆動信号を生成する駆動信号
生成手段が、同期信号発生手段が出力した同期信号に基
づいて上記インバータの駆動信号を生成する一方、上記
モード判別手段の判別結果をうけ、上記位置検出手段の
出力信号のモードが同期信号のモードに対して所定の関
係にある状態が所定期間続いた後は上記位置検出手段の
出力信号に基づいて上記インバータの駆動信号を生成す
るようになっているので、同期信号に基づく運転から位
置検出手段の出力信号に基づく運転への切り換えを、負
荷トルクが大きいときのような異常運転時に行うことは
なく、従って、切り換え失敗がなく、また、インバータ
のスイッチング手段を損傷することもない。
【図1】 この発明の一実施例のブロック図である。
【図2】 上記実施例の位置検出手段のブロック図(a)
とフィルタの回路図(b,c)である。
とフィルタの回路図(b,c)である。
【図3】 上記実施例における正常運転時における駆動
信号と位置検出信号の関係を示す図である。
信号と位置検出信号の関係を示す図である。
【図4】 上記実施例における異常運転時における駆動
信号と位置検出信号の関係を示す図である。
信号と位置検出信号の関係を示す図である。
【図5】 上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図6】 従来例のブロック図である。
【図7】 上記従来例の回路波形図である。
【図8】 同期始動から位置検出運転への切り換えの説
明図である。
明図である。
1…直流電源、2…インバータ、3…ブラシレス直流モ
ータ、4…電機子巻線、5…磁石回転子、6…制御手
段、7…誘起電圧検出手段、61…起動指令手段、62
…同期信号発生手段、63…モード判別手段、64…駆
動信号生成手段。
ータ、4…電機子巻線、5…磁石回転子、6…制御手
段、7…誘起電圧検出手段、61…起動指令手段、62
…同期信号発生手段、63…モード判別手段、64…駆
動信号生成手段。
Claims (3)
- 【請求項1】 ブラシレス直流モータ(3)の3相電機子
巻線(4)への電流を通電、遮断するインバータ(2)と、
起動指令手段(61)と、上記起動指令手段(61)の起動
指令により同期信号を出力する同期信号発生手段(62)
と、上記電機子巻線(2)に誘起された誘起電圧に基づい
て磁石回転子(5)と上記電機子巻線(4)との相対的位置
を検出する位置検出手段(7)と、上記位置検出手段(7)
の出力信号のモードが同期信号のモードに対して所定の
関係にあるか否かを判別するモード判別手段(63)と、
上記同期信号発生手段(62)が出力した同期信号に基づ
いて上記インバータ(2)の駆動信号を生成する一方、上
記モード判別手段(63)の判別結果をうけ、上記位置検
出手段(7)の出力信号のモードが同期信号のモードに対
して所定の関係にある状態が所定期間続いた後は上記位
置検出手段(7)の出力信号に基づいて上記インバータ
(2)の駆動信号を生成する駆動信号生成手段(64)とを
備えたことを特徴とするブラシレス直流モータの駆動装
置。 - 【請求項2】 上記モード判別手段(63)は、同期信号
のモードの開始タイミングで上記位置検出手段(7)の出
力信号のモードを読み込んで、上記同期信号のモードと
上記位置検出手段(7)の出力信号のモードを比較するよ
うになっている請求項1に記載のブラシレス直流モータ
の駆動装置。 - 【請求項3】 上記モード判別手段(63)は、上記位置
検出手段(7)の出力信号のモードの開始タイミングで同
期信号のモードを読み込んで、上記同期信号のモードと
上記位置検出手段(7)の出力信号のモードを比較するよ
うになっている請求項1に記載のブラシレス直流モータ
の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4022452A JP2940281B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | ブラシレス直流モータの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4022452A JP2940281B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | ブラシレス直流モータの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05219784A true JPH05219784A (ja) | 1993-08-27 |
JP2940281B2 JP2940281B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=12083108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4022452A Expired - Fee Related JP2940281B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | ブラシレス直流モータの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2940281B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996009689A1 (fr) * | 1994-09-20 | 1996-03-28 | Daikin Industries, Ltd. | Moteur a courant continu sans balais et a demarrage stable |
WO2013027527A1 (ja) * | 2011-08-22 | 2013-02-28 | 日立アプライアンス株式会社 | モータ制御装置 |
JP2013215089A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Minebea Co Ltd | センサーレス転流ブラシレス電気モータの動作方法およびブラシレス電気モータ |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP4022452A patent/JP2940281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996009689A1 (fr) * | 1994-09-20 | 1996-03-28 | Daikin Industries, Ltd. | Moteur a courant continu sans balais et a demarrage stable |
US5834911A (en) * | 1994-09-20 | 1998-11-10 | Daikin Industries, Ltd. | Brushless DC motor capable of being started stably |
AU707423B2 (en) * | 1994-09-20 | 1999-07-08 | Daikin Industries, Ltd. | Brushless DC motor capable of being started stably |
WO2013027527A1 (ja) * | 2011-08-22 | 2013-02-28 | 日立アプライアンス株式会社 | モータ制御装置 |
JP2013046424A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Hitachi Appliances Inc | モータ制御装置 |
JP2013215089A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Minebea Co Ltd | センサーレス転流ブラシレス電気モータの動作方法およびブラシレス電気モータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2940281B2 (ja) | 1999-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5783917A (en) | Method and device for driving DC brushless motor | |
US20040041530A1 (en) | Methods and apparatus for maintaining synchronization of a polyphase motor during power interruptions | |
JP2940281B2 (ja) | ブラシレス直流モータの駆動装置 | |
JP3248248B2 (ja) | ブラシレス直流モータの駆動装置 | |
JP3577245B2 (ja) | モータ起動制御装置 | |
JPH1023783A (ja) | 直流ブラシレスモータ駆動方法及び装置 | |
JPH06133584A (ja) | 位置センサレスブラシレスdcモータ制御装置 | |
JPH05227785A (ja) | ブラシレスモータの駆動装置 | |
KR940009209B1 (ko) | 무브러시모우터의 구동방법 및 구동장치 | |
JPH0552151B2 (ja) | ||
KR970013622A (ko) | 텔레그래프 스타트 회로와 그 제어 방법 | |
KR100282366B1 (ko) | 센서리스 비엘디씨(bldc) 모터의 구동방법 | |
JPS61244291A (ja) | ブラシレスモ−タ駆動装置 | |
KR101244843B1 (ko) | 센서리스 bldc 모터의 역기전력 검출 회로 및 그 방법 | |
JP3243028B2 (ja) | ブラシレスモータの制御装置及びブラシレスモータ | |
JP2660113B2 (ja) | センサレス・スピンドルモータ制御回路 | |
JPH0650957B2 (ja) | 無整流子電動機 | |
JPS63194587A (ja) | 無整流子電動機 | |
JP3102520B2 (ja) | ブラシレスモータの駆動装置 | |
JP3237173B2 (ja) | ブラシレス直流モータの駆動装置 | |
JPS61135387A (ja) | ブラシレスモ−タ駆動装置 | |
JPH0984387A (ja) | 圧縮機用電動機制御装置 | |
JPH07123775A (ja) | センサレスブラシレスモータの回転子位置信号発生回路及びセンサレスブラシレスモータの駆動回路 | |
JP3283758B2 (ja) | ブラシレスdcモータの駆動方法 | |
JPH04261388A (ja) | ブラシレスモータの起動方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |