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JPH0521950Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0521950Y2
JPH0521950Y2 JP1987118739U JP11873987U JPH0521950Y2 JP H0521950 Y2 JPH0521950 Y2 JP H0521950Y2 JP 1987118739 U JP1987118739 U JP 1987118739U JP 11873987 U JP11873987 U JP 11873987U JP H0521950 Y2 JPH0521950 Y2 JP H0521950Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
stator
teeth
stator core
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987118739U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6425852U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987118739U priority Critical patent/JPH0521950Y2/ja
Publication of JPS6425852U publication Critical patent/JPS6425852U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0521950Y2 publication Critical patent/JPH0521950Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はステータコアに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、ブラシレスモータ等に使用するステー
タのステータコアは、鋼板等をプレス加工にて所
定形状に打抜き、これを重合積層したものが使用
される。そして、このステータコアのテイースに
巻線を巻設してステータが形成される。
しかして、このステータコアに、巻線を巻設す
る場合、第10図に示す様に、一つのテイースa
に巻線bを巻設し、その後、他のテイースcに該
巻線bを巻設してゆくものであるが、この場合、
該巻線bわたり部dが該巻線bの張力により、図
例の如く、このステータコアeの中心孔f内に入
つたり、該テイースa,c間のスロツトg内に入
つたりする場合があり、わたり部dが中心孔f内
に入つた場合、ロータと干渉する虞があり、ま
た、わたり部dがスロツトg内に入つた場合、上
記両テイースa,c間の別のテイースhに巻線を
巻設するときに、このわたり部dが邪魔になり自
動巻きができない等の問題点が生じた。従つて、
このわたり部が邪魔にならないように、従来か
ら、ステータコアを絶縁するために使用される合
成樹脂製のインシユレータに凸部を設けてこれを
利用していた。つまり、この凸部にわたり部dを
係止させて、該わたり部dが中心孔f内に入り込
まず、かつ、テイースh…に巻線を巻設する場合
に邪魔とならないようにしていた。しかし、この
場合、インシユレータを必要として、部品点数が
増加し、コスト高となり、インシユレータを付設
することによつて、モータを小型・薄型化するう
えで障害となつていた。
なお、第10図のステータコアは、インナーロ
ータ型のモータに使用されるものであるが、アウ
ターロータ型のモータに使用されるステータコア
として、従来、実開昭56−96866号のものが公知
であつた。このステータコアにおいては、片側の
最外層に相当するステータラミネーシヨンの一部
を、切り起こすことによつて切起し片を形成し、
巻線わたり部を該切起し片の外面に添わせて、ス
テータコアの中心孔内へ入り込まないようにして
いた。ところが、このような切起し片では、ステ
ータラミネーシヨンの有効磁路面の一部を切り起
こすことになるため、磁気抵抗が大きくなつてし
まう問題があつた。
そこで、本考案では、コスト高とならず、従来
と同等の有効磁路面を確保した上で、巻線わたり
部が邪魔にならないように自動巻きが可能なステ
ータコアを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のステータコアは、複数枚のステータラ
ミネーシヨンが重合積層されてなるステータコア
であつて、両側又は片側の最外層に相当するステ
ータラミネーシヨンの各スロツト形成用凹所の内
縁奥部に突出形成した突出片を、該スロツト形成
用凹所の内周端縁に沿つた線を折り目として起立
させて、テイース間の巻線わたり部が係止する起
立片部を、上記内周端縁に沿つて起立状に突設し
たものである。
〔作用〕
上述の如く構成すれば、巻線をスロツト間のテ
イースに巻設する場合、各テイース間の巻線わた
り部を起立片部の外面側に係止させれば、該わた
り部は、最外層のどちらか一方のステータラミネ
ーシヨンの外周面と起立片部との間に介在される
ことになり、該わたり部は、ステータコアの中心
孔には入り込まないのは勿論のこと、巻設される
テイース間のスロツト内に入り込まない。
また、両側又は片側の最外層に相当するステー
タラミネーシヨンの各スロツト形成用凹所の内縁
奥部に突出形成した突出片を、該スロツト形成用
凹所の内周端縁に沿つた線を折り目として起立さ
せて、起立片部を突設しているので、ステータラ
ミネーシヨンの有効磁路面が、従来と同等に確保
される。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳
説する。
第1図と第2図と第3図は本考案に係るステー
タコアを示し、このコアは、インナーロータ型の
モータに使用されるものであつて、複数枚のステ
ータラミネーシヨン1…が重合積層されてなり、
全体が略円環状とされている。そして、このステ
ータラミネーシヨン1は、ケイ素鋼等の磁性材か
らなる薄板をプレス加工にて所定形状に打抜いて
形成するものである。即ち、中心孔2aの周縁部
に、重合積層されたときにスロツト3となるスロ
ツト形成用凹所3aが形成されるように打抜かれ
る。従つて、このステータラミネーシヨン1が重
合積層されれば、ステータコア軸心孔2の周縁部
にスロツト3が形成されて、第2図に示す様に、
巻線4が巻設されるテイース5…が形成されるこ
とになる。
しかして、両最外層に相当するステータラミネ
ーシヨン1,1のスロツト形成用凹所3a,3a
の内縁奥部に、夫々、テイース5,5間の巻線4
わたり部10が係止する起立片部7,7が、突設
されている。具体的には、両側又は片側の最外層
に相当するステータラミネーシヨン1の各スロツ
ト形成用凹所3aの内縁奥部に突出形成した(起
立片部7用の)突出片を、該スロツト形成用凹所
3aの内周端縁に沿つた線を折り目として起立さ
せて、起立片部7を上記内周端縁に沿つて起立状
に突設する。また、このコアはエポキシコーテイ
ング等の絶縁コーテイングがなされ、表面に絶縁
層が形成されている。
そして、このように構成されたステータコア
に、巻線4を巻設するには、巻線4が繰出される
ニードル8(第6図と第7図参照)を、スロツト
3内に入れ、該ニードル8を、相隣位するスロツ
ト3,3間において回転させて、第4図に示す様
に該スロツト3,3間のテイース5に巻線4を巻
設する。そして、このテイース5への巻線4の巻
設が終了すれば、コアの外方からのフツク部材9
にて巻線4を係止し、該巻線4を外方へ引張りな
がら、このコアを矢印Aの如く軸心廻りに回転さ
せて、ニードル8を次に巻設するテイースに対応
させる。この場合、第5図に示す様に、巻線4の
わたり部10を、起立片部7,7の外面に添わせ
て張設する。次に、巻線4に係止しているフツク
部材9を外し、上述の如く、ニードル8をこのテ
イース5を形成しているスロツト3,3間におい
て回転させて、このテイース5に巻線4を巻設す
る。このようにして、順次、コアを回転させなが
ら、巻設すべきテイース5に巻線4を巻設してゆ
けば、このコアの全テイース5…に巻線4を巻設
することができるものであつて、自動巻きが可能
となる。
従つて、上述の如く、巻線4が巻設されれば、
第2図の仮想線で示す様に、最外層のどちらか一
方のステータラミネーシヨン1の外周面11と起
立片部7との間に介在されることになり、巻線4
わたり部10はコアの中心孔2には入り込まない
のは勿論のことスロツト3内にも入り込まない。
つまり、スロツト3内に形成された補極用等の小
テイース12に巻線4を巻設する場合、邪魔にな
らない。
次に、第8図は他の実施例を示し、この場合の
コアは、アウターロータ型のモータに使用される
ものであつて、外周面11にスロツト形成用凹所
3a…が形成されたステータラミネーシヨン1…
を重合積層してなり、この場合も、両最外層に相
当するステータラミネーシヨン1,1のスロツト
形成用凹所3aの内縁奥部に、夫々、起立片部
7,7が突設されている。なお、この起立片部7
は次のようにして形成する。即ち、両側又は片側
の最外層に相当するステータラミネーシヨン1の
各スロツト形成用凹所3aの内縁奥部に突出形成
した(起立片部7用の)突出片を、該スロツト形
成用凹所3aの内周端縁に沿つた線を折り目とし
て起立させて、起立片部7を上記内周端縁に沿つ
て起立状に形成する。また、このコアも、エポキ
シコーテイング等がなされ、表面に絶縁層が形成
される。
従つて、このコアに、巻線4を巻設する場合、
上述の如く、わたり部10を起立片部7の外面に
添わせて張設すれば、該わたり部10は中心孔2
に入り込まない。
なお、本考案は図示の実施例に限定されず、本
考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、最外層に相当するステータラミネー
シヨンの一方のみに起立片部7…を形成するも自
由であり、また、テイース5の数(つまり、スロ
ツト3の数)は、増減自由である。
〔考案の効果〕
本考案のステータコアは、巻線4を巻設した場
合、最外層のどちらか一方のステータラミネーシ
ヨン1の外周面11と起立片部7との間に介在さ
れることになり、該わたり部10は、このステー
タコアの中心孔2には入り込まないのは勿論のこ
と、巻設されるテイース5,5間のスロツト3内
にも入り込まなくなり、両テイース5,5間のテ
イース12に巻線4を巻設する場合、該わたり部
10は邪魔にならず、さらに、コアの中心孔2に
ロータを内挿し、又は、モータブラケツトを嵌合
する場合にわたり部10が邪魔にならない。従つ
て、インシユレータを用いることなく巻線4の自
動巻が実現出来る。
また、モータを小型・薄型化する場合、ステー
タコアを可能な限り小型・薄型化する必要がある
が、本考案に係るコアに、エポキシコーテイング
等の絶縁コーテイングを行えば、このコアは大き
くならずに絶縁されてインシユレータを使用する
必要がなくなり、小型・薄型化を図り得る。
さらに、両側又は片側の最外層に相当するステ
ータラミネーシヨン1の各スロツト形成用凹所3
aの内縁奥部に突出形成した(起立片部7用の)
突出片を、該スロツト形成用凹所3aの内周端縁
に沿つた線を折り目として起立させて、起立片部
7を上記内周端縁に沿つて起立状に突設している
ので、ステータラミネーシヨン1に、従来と同等
の有効磁路面を確保した上で、巻線4わたり部1
0の処理が行えて、磁気抵抗が大きくならない。
しかも、ステータラミネーシヨン1及び起立片部
7の製造は、容易かつ高能率に行うことが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は平面図、第3図は第2図のX−O−X線拡大
断面図、第4図と第5図は夫々巻線の巻設方法を
説明する要部平面図、第6図は同要部断面図、第
7図は同要部側面図、第8図は他の実施例を示す
斜視図、第9図は第8図のY−Y線拡大断面図で
ある。第10図は従来例を示す平面図である。 1……ステータラミネーシヨン、3a……スロ
ツト形成用凹所、4……巻線、5……テイース、
7……起立片部、10……わたり部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数枚のステータラミネーシヨン1…が重合積
    層されてなるステータコアであつて、 両側又は片側の最外層に相当するステータラミ
    ネーシヨン1の各スロツト形成用凹所3aの内縁
    奥部に突出形成した突出片を、該スロツト形成用
    凹所3aの内周端縁に沿つた線を折り目として起
    立させて、テイース5,5間の巻線4わたり部1
    0が係止する起立片部7を、上記内周端縁に沿つ
    て起立状に突設したことを特徴とするステータコ
    ア。
JP1987118739U 1987-07-31 1987-07-31 Expired - Lifetime JPH0521950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987118739U JPH0521950Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987118739U JPH0521950Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6425852U JPS6425852U (ja) 1989-02-14
JPH0521950Y2 true JPH0521950Y2 (ja) 1993-06-04

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ID=31363347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987118739U Expired - Lifetime JPH0521950Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

Country Status (1)

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JP (1) JPH0521950Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

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JP4742418B2 (ja) * 2000-12-15 2011-08-10 パナソニック株式会社 電機子およびその電機子を用いたモータ
JP4615910B2 (ja) * 2004-06-29 2011-01-19 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. ステータコア、モータおよび記録媒体駆動装置
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JPS5553157A (en) * 1978-10-12 1980-04-18 Kokusan Denki Co Ltd Method of manufacturing stator for rotary electric machine

Family Cites Families (1)

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JPS6425852U (ja) 1989-02-14

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