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JPH05212176A - 刺繍縫製装置 - Google Patents

刺繍縫製装置

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Publication number
JPH05212176A
JPH05212176A JP4056713A JP5671392A JPH05212176A JP H05212176 A JPH05212176 A JP H05212176A JP 4056713 A JP4056713 A JP 4056713A JP 5671392 A JP5671392 A JP 5671392A JP H05212176 A JPH05212176 A JP H05212176A
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JP
Japan
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embroidery
sewing machine
sewing
speed control
phase signal
Prior art date
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Granted
Application number
JP4056713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2923934B2 (ja
Inventor
Masayuki Hori
正幸 堀
Hideki Goto
秀規 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP4056713A priority Critical patent/JP2923934B2/ja
Priority to US07/997,217 priority patent/US5284104A/en
Priority to DE4302888A priority patent/DE4302888C2/de
Publication of JPH05212176A publication Critical patent/JPH05212176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2923934B2 publication Critical patent/JP2923934B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/12Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by control of operation of machine

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般的な電子ミシンに刺繍装置を装着して刺
繍縫いを行う刺繍縫製装置において、刺繍縫いの為の刺
繍枠の送り量に応じてミシンモータの回転速度を制御す
ることを目的とする。 【構成】 刺繍装置20の制御装置C2は、刺繍枠23
の送り量に関連する速度制御信号SCSを発生し、その
速度制御信号SCSを信号線L1及びフットコントロー
ラ用コネクタ14を介して電子ミシンMに供給し、電子
ミシンMの制御装置C1は、供給された速度制御信号S
CSに基いてミシンモータ61の速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺繍縫製装置に関し、
特にミシンに着脱可能に装着される刺繍装置の刺繍枠の
移動量に応じてミシンモータの回転速度を制御するよう
にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、市販されている一般的な機械駆動
式ミシンや電子制御式ミシンに刺繍装置を装着し、この
刺繍装置の刺繍枠に支持した加工布を前後左右に移動さ
せながらミシンの針棒の上下動と協働して刺繍縫いを可
能にした刺繍縫製装置が種々提案されている。
【0003】例えば、実公昭57─24305号公報に
は、押え棒の下端部に押え足取付け板を取付けるととも
に、この押え足取付け板に押え足を回動可能に支持する
一方、押え足から斜め上方に延びる押えレバーを針棒の
下端部に取り付けた針止めの横軸に係合可能に設け、ま
た押え足取付け板に設けたマグネットを押え足の上下揺
動と同期して揺動させ、更にこのマグネットの直ぐ上側
にリードスイッチを設け、針棒の上下動に連動して押え
レバーつまり押え足が揺動することにより、針棒が最上
位置から押え足が加工布を押圧するまでの期間に亙っ
て、リードスイッチから「H」レベルのスイッチ信号
(ON信号)を刺繍装置に出力し、このスイッチ信号が
「H」レベルの期間において刺繍枠の移動を許可するよ
うにした刺繍縫製装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記実公昭57─24
305号公報に記載の刺繍縫製装置においては、リード
スイッチから「H」レベルのスイッチ信号を出力してい
る期間に刺繍枠を移動するように構成されているだけ
で、ミシンモータの回転速度は刺繍縫目の布送り量とは
無関係にミシン側のスピードボリュームを介して設定す
るようになっている。更に、スイッチ信号が「H」レベ
ルである刺繍枠の移動可能な期間が非常に短いので、布
送り量が大きいときでも、前記刺繍枠可能期間に刺繍枠
を確実に移動させる必要上、ミシンモータの回転速度を
低速に設定しなければならないので、刺繍縫製の作業能
率が低下するという問題がある。
【0005】本発明の目的は、ミシンモータの回転速度
を布送り量に関連して制御し且つ刺繍枠の移動可能期間
を大幅に拡大して、刺繍縫製の作業能率を大幅に向上で
きるような刺繍縫製装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る刺繍縫製
装置は、下端に縫針を取付けた針棒と糸輪捕捉器とを含
む縫目形成手段と、押え足を支持する押え棒と、フット
コントローラを接続する為のコネクタと、このコネクタ
を介して外部から供給される速度制御信号に基いてミシ
ンモータを制御する速度制御手段とを有するミシンと、
このミシンに着脱可能に装着され、刺繍枠を前後左右に
移動駆動する駆動機構と、複数の刺繍模様の各々につい
て各縫目の布送り量を記憶したデータ記憶手段と、この
データ記憶手段から供給される布送り量に基いて駆動機
構を制御する制御手段とを有する刺繍装置とを備え、ミ
シンと刺繍装置との協働により刺繍縫製可能な刺繍縫製
装置において、制御手段をコネクタに接続する信号ライ
ンを設け、制御手段は、各布送り毎の布送り量に関連す
る速度制御信号を発生し、信号ラインを介して速度制御
手段へ出力するように構成されたものである。
【0007】請求項2に係る刺繍縫製装置は、請求項1
に係る刺繍縫製装置において、更に、縫針が加工布から
外れて加工布の移動が許可される所定期間であって針棒
最上位置の前後の所定期間を識別可能な位相信号を発生
する位相信号発生手段を、押え棒に設け、位相信号発生
手段から制御手段へ位相信号を供給する為の位相信号ラ
インを設けたものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る刺繍縫製装置においては、刺繍
装置の制御手段は、データ記憶手段から供給される布送
り量に基いて各布送り毎の布送り量に関連する速度制御
信号を発生するとともに、信号ライン及びコネクタを介
してミシンの速度制御手段へ出力するので、速度制御手
段はこの速度制御信号に基いてミシンモータを制御す
る。
【0009】このように、刺繍装置の制御手段で発生し
た速度制御信号を信号ラインを介してミシンの速度制御
手段へ出力し、この速度制御信号に基いてミシンモータ
が制御されるので、布送り量が小さくなる程ミシンモー
タの回転速度を速くするように制御され、刺繍縫製の作
業能率を大幅に向上できる。
【0010】請求項2に係る刺繍縫製装置においては、
請求項1と略同様に作用する上、加工布の移動が可能な
針棒最上位置の前後の所定期間を識別可能な位相信号を
発生する位相信号発生手段を押え棒に設け、この位相信
号を刺繍装置の制御手段に供給するので、この位相信号
による所定期間が大幅に拡大され、ミシンモータの回転
速度をより高速化でき、刺繍縫製の作業能率を大幅に向
上できる。
【0011】
【発明の効果】請求項1に係る刺繍縫製装置によれば、
〔作用〕の項で説明したように、刺繍装置の制御手段で
発生した速度制御信号を信号ラインを介してミシンの速
度制御手段へ出力し、この速度制御信号に基いてミシン
モータが制御されるので、布送り量が小さくなる程ミシ
ンモータの回転速度を速くするように制御され、刺繍縫
製の作業能率を大幅に向上することができる。
【0012】請求項2に係る刺繍縫製装置によれば、
〔作用〕の項で説明したように、位相信号発生手段と位
相信号ラインとを設け、位相信号による所定期間を大幅
に拡大するようにしたので、請求項1と同様に刺繍縫製
の作業能率を大幅に向上できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、フットコントローラで速度制御
が可能な一般的な電子制御式ジグザグミシンと、これに
着脱可能に装着された刺繍装置とからなる刺繍縫製装置
に本発明を適用した場合のものである。
【0014】先ず、刺繍縫製装置SMの電子制御式ジグ
ザグミシンMについて説明するが、このミシンMは一般
的なミシンと同様なので簡単に説明するものとする。こ
のミシンMは図1に示すように、ミシンベッド部1と、
そのベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、そ
の脚柱部2からベッド部1に対向するように左方へ延び
るアーム部3とから構成され、ベッド部1には、送り歯
を上下動させる送り歯上下動機構(図示略)及び前後動
させる送り歯前後動機構(図示略)、図示外の糸輪捕捉
器などが設けられ、アーム部3には、縫針5を下端に装
着可能な針棒4を上下動させる針棒駆動機構と針棒4を
布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構、
天秤を針棒4の上下動に調時して上下動させる天秤駆動
機構(図示略)などが設けられている。尚、符号6は針
棒4の後側の機枠7に上下動可能に支持された押え棒で
あり、送り歯上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構
とはミシンモータ61で駆動され、また送り歯前後動機
構は送り歯駆動用ステッピングモータ63で駆動され、
針棒揺動機構は針棒揺動用ステッピングモータ62で駆
動される。
【0015】前記脚柱部2の前面には、縫製作業の起動
・停止を指示する起動・停止スイッチ9、テンキーから
なり模様番号を選択する模様選択スイッチ10、選択さ
れた模様番号を2桁で表示する7セグメント発行素子
(LED)11が設けられている。尚、符号12は電源
スイッチ、符号13は縫製速度を制御する速度調節ツマ
ミである。また、脚柱部2の側面には、足踏み式のフッ
トコントローラ(図示略)を着脱可能に接続する為のフ
ットコントローラ用コネクタ14が設けられている。
【0016】次に、前記ベッド部1の直ぐ左側でミシン
Mに着脱可能に装着され、刺繍枠23に支持した加工布
Wを前後左右に移動させる刺繍縫製装置SMの刺繍装置
20について説明するが、この刺繍装置20は一般的な
ものと同様なので簡単に説明するものとする。刺繍装置
20の本体フレーム21上には、刺繍テーブル22が布
送り方向及び反布送り方向に平行なY方向とこのY方向
に直交するX方向とに移動可能に設けられ、この刺繍テ
ーブル22には、加工布Wを支持する為の刺繍枠23が
着脱可能に装着できるようになっている。
【0017】また、この本体フレーム21内には、刺繍
テーブル22をX方向に駆動する為の第1ステッピング
モータ75とY方向に駆動する為の第2ステッピングモ
ータ76とが配設され、これら両ステッピングモータ7
5・76は駆動信号を受けて夫々駆動されるので、刺繍
テーブル22を介して刺繍枠23がX方向及びY方向に
移動され、この刺繍枠23に取付けられた加工布W上に
は、針棒4の上下動と協働して刺繍模様が形成される。
更に、この本体フレーム21の前面には、刺繍縫製の開
始・停止を指示する起動・停止スイッチ24、刺繍模様
を番号で選択する為のテンキーからなる刺繍模様選択ス
イッチ25、選択された模様番号を表示する7セグメン
ト発行素子(LED)26、刺繍枠23を手動でX方向
及びY方向に移動させる為の移動キー27などが設けら
れている。
【0018】次に、前記押え棒6の下端部に取付けられ
た押え足ユニット30について、図1〜図5に基いて説
明する。この押え足ユニット30は、刺繍用押え足40
を押え棒6の下端部に支持する押え足取付け機構31と
位相信号発生装置32とから構成され、先ず押え足取付
け機構31について説明する。平面視略コ字状の押え足
支持部材35は、その取付け部35aにおいて押え棒6
の下端部にビス36で着脱可能に取付けられ、更にその
対向する1対の枢支壁部35b・35cには、左右方向
向きに配設された支軸37の両端部が夫々支持されてい
る。尚、符号38は支軸37の抜け止めの為の抜け止め
リング(Eリング)である。
【0019】正面視略コ字状の第1揺動レバー39は、
枢支壁部35bの左側に位置するその枢支部39aと、
前方斜め上方に延びるそのレバー部39bの下端部とに
おいてこの支軸37を挿通させることにより、支軸37
を介して押え足支持部材35に回動可能に枢支されてい
る。この第1揺動レバー39の下端部には略前後方向に
延びる刺繍用押え足40が一体的に形成され、この刺繍
用押え足40は第1揺動レバー39と一体的に揺動可能
に構成されている。尚、符号40aは縫針5が挿通する
針孔である。
【0020】更に、図2・図3に示すように、この支軸
37の左端近傍部にはコイルバネ41が外装され、この
コイルバネ41の一端が押え足支持部材35に係合し且
つ他端が刺繍用押え足40に係合され、第1揺動レバー
39と刺繍用押え足40とは図4にて時計回転方向に常
に弾性付勢され、刺繍用押え足40はこの弾性力を介し
て加工布Wを押圧するようになっている。尚、図4に示
すように、第1揺動レバー39と押え足支持部材35と
の当接により、第1揺動レバー39の時計回転方向への
揺動が規制されている。
【0021】次に、位相信号発生装置32について説明
すると、正面視略コ字状の第2揺動レバー45は、枢支
壁部35cの右側に位置するその枢支部45aと、前方
斜め上方に延びるそのレバー部45bの下端部とにおい
て前記支軸37を挿通させることにより、支軸37を介
して押え足支持部材35に回動可能に枢支されている。
前記押え足支持部材35の上方に延びる鉛直壁部35d
の上端部は前方に曲げられ、この上端部には、投光器と
受光器とからなるフォトインタラプタ46が下向きに取
付けられている。前記レバー部45bの後側には、その
下端からその高さ方向中段部に亙って、フォトインタラ
プタ46を検出作動させる略扇形の作動片45cが一体
に形成されている。
【0022】更に、図2・図3に示すように、この支軸
37の右端近傍部にはコイルバネ47が外装され、この
コイルバネ47の一端が押え足支持部材35に係合し且
つ他端が第2揺動レバー45に係合され、第2揺動レバ
ー45は図5にて反時計回転方向に常に弾性付勢されて
いる。尚、図5に示すように、第2揺動レバー45と押
え足支持部材35との当接により、第2揺動レバー45
の反時計回転方向への揺動が規制されている。
【0023】一方、前記針棒4の下端部には、針棒取付
け部材50が固着され、この針棒取付け部材50を介し
て縫針5の上端部を針棒4に取付ける為の取付け軸51
がこの針棒取付け部材50に螺着されるとともに、右方
へ延びている。そこで、図2に示すように、この取付け
軸51がこれら両レバー部39b・45bを横切るよう
に両レバー部39b・45bの下側に配設されている。
従って、図5に示すように、針棒4の上下動に応動し
て、これら両揺動レバー39・45が支軸37を回動中
心として上下に揺動する。ここで、図5において、針棒
4が最上位置のときの両揺動レバー39・45の揺動位
置を2点鎖線で示し、縫針5の先端が加工布Wに刺挿す
るときの両揺動レバー39・45の揺動位置を実線で示
す。
【0024】ここで、図7は、針棒4が最上位置のとき
(このときの位相角を0°とする)を示すもので、この
ときにはフォトインタラプタ46の投光器からの光線が
作動片45cにより遮断されている状態を示す。また、
図8は、針棒4が下降した位相角約75°のときを示す
もので、このときには投光器からの光線が作動片45c
により遮断される限界の状態を示す。更に、図9は、針
棒4が最下位置のときつまり位相角約180°のときを
示すもので、投光器からの光線が作動片45cにより遮
断されていない状態を示す。
【0025】即ち、図6〜図9に示すように、針棒4が
最上位置の位相角0°から位相角約75°に亙って、フ
ォトインタラプタ46は「L」レベルの位相信号PSを
出力し、位相角75°から縫針5が加工布Wの上方に外
れて加工布Wの移動が可能になる位相角約285°に亙
って、フォトインタラプタ46は「H」レベルの位相信
号PSを出力し、更に位相角約285°から位相角0°
に亙って、フォトインタラプタ46は「L」レベルの位
相信号PSを出力する。つまり、針棒4の最上位置の前
後を含み、加工布Wの移動が許可される位相角285°
から360°に亙る前半の刺繍枠移動可能範囲と、位相
角0°から75°に亙る後半の刺繍枠移動可能範囲とを
加えた期間に亙って、フォトインタラプタ46は識別可
能な「L」レベルの位相信号PSを出力する。
【0026】次に、ミシンMの制御系は、図10のブロ
ック図に示すように構成されている。起動・停止スイッ
チ9と、模様選択スイッチ10と、少なくとも針上位置
信号などのタイミング信号を発生するタイミング信号発
生器60と、コネクタ14とは制御装置C1の入出力イ
ンターフェース68に接続されている。また、この入出
力インターフェース68には、ミシンモータ61の為の
駆動回路64、針棒揺動用ステッピングモータ62の為
の駆動回路65、送り歯駆動用ステッピングモータ63
の為の駆動回路66、LED11を駆動する為のLED
コントローラ(LEDC)67が夫々接続されている。
【0027】制御装置C1は、CPU69と、このCP
U69にデータバスなどのバス72を介して接続された
入出力インターフェース68と、ROM70及びRAM
71とから構成されている。ROM70には、実用縫い
や模様縫いの各縫目模様の縫目データが模様の種類毎に
分類して模様コード番号と対応づけて格納され、このR
OM70には、選択設定された各縫目模様の縫目データ
を順次読出して縫製する模様縫い制御の制御プログラム
も格納されている。更に、ROM70には、モータ61
〜63を駆動する駆動制御プログラム、LED11に選
択された模様番号を表示する表示制御プログラム、コネ
クタ14に入力された速度制御信号SCSに基いてミシ
ンモータ61の回転速度を制御するモータ駆動制御プロ
グラム等が格納されている。
【0028】RAM71には、CPU69で演算した演
算結果を一時的に格納するメモリやフラグやカンウタや
ポインタなどの各種メモリが設けられている。尚、フォ
トインタラプタ46は針棒4の上下動に応動して「L」
レベル又は「H」レベルの位相信号PSを出力する。ま
た、コネクタ14には、信号線L1を介して刺繍装置2
0から速度制御信号SCSが入力される。
【0029】次に、刺繍装置20の制御系は、図11の
ブロック図に示すように構成されている。起動・停止ス
イッチ24と、刺繍模様選択スイッチ25と、移動キー
27とは制御装置C2の入出力インターフェース80に
接続されている。また、この入出力インターフェース8
0には、第1ステッピングモータ75の為の駆動回路7
7、第2ステッピングモータ76の為の駆動回路78、
LED26を駆動する為のLEDコントローラ(LED
C)79が夫々接続されている。
【0030】制御装置C2は、CPU81と、このCP
U81にデータバスなどのバス83を介して接続された
入出力インターフェース80と、ROM82及びRAM
90とから構成されている。尚、この入出力インターフ
ェース80には、信号線L1を介してフォトインタラプ
タ46から位相信号PSが入力されるとともに、信号線
L2を介して入出力インターフェース80から前記コネ
クタ14に速度制御信号SCSが出力される。ROM8
2には、複数の刺繍模様の各々について縫目データが刺
繍模様の種類毎に分類して刺繍模様コード番号と対応づ
けて格納され、このROM82には、選択設定された各
刺繍模様の縫目データを順次読出して縫製する刺繍縫い
制御の制御プログラム、後述する本願特有の刺繍縫い制
御の制御プログラムも格納されている。更に、ROM8
2には、モータ75・76を駆動する駆動制御プログラ
ム、LED26に選択された模様番号を表示する表示制
御プログラム、後述する速度制御信号SCSを出力する
制御プログラムなどが格納されている。
【0031】更に、このROM82には、縫目データの
X方向又はY方向における最大送り量Dに対応する速度
制御信号SCSを出力する為の速度信号テーブルが格納
されており、この速度信号テーブルを次の表1に示す。 (以下、余白)
【0032】
【表1】 但し、回転数はミシンモータ61の回転数(rpm)で
ある。また、速度制御信号SCSの内容V1〜V5は、
ミシンモータ61の回転数を設定する為の電圧値であ
り、V1>V2>V3>V4>V5=0である。
【0033】RAM90の番号メモリ91には、選択さ
れた刺繍模様の番号データが格納される。データメモリ
92には、読込まれた5針分の縫目データが格納され
る。ポインタメモリ93には、刺繍縫いを実行する縫目
データを指示する為のポインタ値PTが格納される。速
度信号メモリ94には、ミシンMに出力する速度制御信
号SCSのデータが格納される。更に、このRAM90
には、CPU81で演算した演算結果を一時的に格納す
るメモリやフラグやカンウタやポインタなどの各種メモ
リが設けられている。
【0034】次に、制御装置C2で行なわれる刺繍縫い
制御のルーチンについて、図12のフローチャートに基
いて説明する。尚、図中符号Si(i=10、11、1
2・・・・)は各ステップである。ここで、この制御を
開始する前段階として、移動キー27を操作して縫針5
が刺繍枠23の加工布W上の適当な刺繍縫い開始位置に
位置するように刺繍枠23が移動され、刺繍模様選択ス
イッチ25により選択された刺繍模様の番号が番号メモ
リ91に格納される。一方、ミシンMにおいては、直線
縫いが選択されて、縫針5が直線縫い位置に移動されて
いるものとする。
【0035】起動・停止スイッチ24が操作されるとこ
の制御が開始され、先ず選択された刺繍模様番号のデー
タが番号メモリ91から読出され(S10)、ポインタ
値PTに初期値「1」が格納される(S11)。次に、
この刺繍模様番号データに対応する縫目データのうち、
ポインタ値PTで指示する縫目データを含む5針分の縫
目データを読出してデータ目92に格納され(S1
2)、このデータメモリ92の縫目データに基いて最大
の送り量Dが検索される(S13)。ここで、各縫目デ
ータには、X方向送り量とY方向送り量とが対に格納さ
れているので、これら5針分のX方向送り量とY方向送
り量のうちから最大の送り量Dが検索される。
【0036】次に、速度信号テーブルに基いて、この最
大送り量Dに対応する速度制御信号SCSを読出し且つ
入出力インターフェース80から信号線L1を介して前
記コネクタ14に出力される(S14)。その結果、制
御装置C1においては、この速度制御信号SCSに基い
てミシンモータ61の回転速度を制御するので、刺繍縫
いが開始される。次に、入出力インターフェース80に
入力される位相信号PSが読込まれ、この位相信号PS
が「L」レベルのときには(S15:Yes)、刺繍枠
移動可能期間なので、ポインタ値PTで指示する縫目デ
ータに基いて両ステッピングモータ75・76が夫々駆
動され、刺繍枠23が次の縫い位置に移動される(S1
6)。
【0037】次に、起動・停止スイッチ24が操作され
ないで停止指令が入力されないときには(S17:N
o)、ポインタ値PTか1つインクリメントされ(S1
8)、このポインタ値PTで指示する縫目データが存在
するときには(S19:No)、S12以降が繰り返さ
れる。これにより、順次5針分先までの縫目データの最
大送り量Dに基づく速度制御信号SCSでミシンモータ
61の回転速度が制御さるので、何れの送り量であって
も刺繍枠移動可能期間内に刺繍枠23の移動が確実に完
了する。
【0038】次に、起動・停止スイッチ24が操作され
て停止指令が入力されたとき(S17:Yes)、或い
は縫目データが終了したときには(S19:Yes)、
「0」の速度制御信号SCSが出力され(S20)、こ
の制御を終了してリターンする。その結果、ミシンモー
タ61の駆動が停止され、刺繍縫いが終了する。
【0039】以上説明したように、刺繍装置20の制御
装置C2で発生した速度制御信号SCSを信号線L1を
介してミシンMの制御装置C1へ出力し、この速度制御
信号SCSに基いてミシンモータ61が制御されるの
で、最大布送り量Dが小さくなる程ミシンモータ61の
回転速度を速くするように制御され、刺繍縫製の作業能
率を大幅に向上することができる。
【0040】更に、位相信号発生装置32を設ける一
方、この位相信号発生装置32から出力される位相信号
PSを信号線L2を介して制御装置C2へ供給し、位相
信号PSによる刺繍枠移動可能期間を針棒最上位置の前
後に大幅に拡大するようにしたので、ミシンモータ61
の回転速度を高速化でき、作業能率を更に向上すること
ができる。
【0041】尚、前記最大布送り量Dは、各縫目データ
においてX方向送り量とY方向送り量とをベクトル的に
合成した合成送り量を求め、5針分の合成送り量のうち
から求めるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺繍縫製装置の概略斜視図である。
【図2】押え足ユニットの正面図である。
【図3】図2の3─3線断面図である。
【図4】押え足ユニットの左側面図である。
【図5】押え足ユニットの右側面図である。
【図6】針棒及び位相信号のタイムチャートである。
【図7】針棒が最上位置(約0°の位相角)のときの図
5相当図である。
【図8】約75°の位相角のときの図5相当図である。
【図9】針棒が最下位置(約180°の位相角)のとき
の図5相当図である。
【図10】電子制御式ジグザグミシンの制御系のブロッ
ク図である。
【図11】刺繍装置の制御系のブロック図である。
【図12】刺繍縫い制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【符号の説明】
SM 刺繍縫製装置 M 電子制御式ジグザグミシン 4 針棒 5 縫針 6 押え棒 14 フットコントローラ用コネクタ 20 刺繍装置 23 刺繍枠 30 押え足ユニット 32 位相信号発生装置 35 押え足支持部材 40 刺繍用押え足 45 第2揺動レバー 45b レバー部 45c 作動片 46 フォトインタラプタ 51 取付け軸 61 ミシンモータ 75 第1ステッピングモータ 76 第2ステッピングモータ 82 ROM C1 制御装置 C2 制御装置 L1 信号線 L2 信号線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に縫針を取付けた針棒と糸輪捕捉器
    とを含む縫目形成手段と、押え足を支持する押え棒と、
    フットコントローラを接続する為のコネクタと、このコ
    ネクタを介して外部から供給される速度制御信号に基い
    てミシンモータを制御する速度制御手段とを有するミシ
    ンと、 このミシンに着脱可能に装着され、刺繍枠を前後左右に
    移動駆動する駆動機構と、複数の刺繍模様の各々につい
    て各縫目の布送り量を記憶したデータ記憶手段と、この
    データ記憶手段から供給される布送り量に基いて駆動機
    構を制御する制御手段とを有する刺繍装置とを備え、前
    記ミシンと刺繍装置との協働により刺繍縫製可能な刺繍
    縫製装置において、 前記制御手段をコネクタに接続する信号ラインを設け、 前記制御手段は、各布送り毎の布送り量に関連する速度
    制御信号を発生し、前記信号ラインを介して前記速度制
    御手段へ出力するように構成されたことを特徴とする刺
    繍縫製装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記縫針が加工布から外れて加工
    布の移動が許可される所定期間であって針棒最上位置の
    前後の所定期間を識別可能な位相信号を発生する位相信
    号発生手段を、前記押え棒に設け、 前記位相信号発生手段から制御手段へ位相信号を供給す
    る為の位相信号ラインを設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の刺繍縫製装置。
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