JPH05192131A - 環境サンプリング用器具として使用するのに適した微生物培地 - Google Patents
環境サンプリング用器具として使用するのに適した微生物培地Info
- Publication number
- JPH05192131A JPH05192131A JP4063333A JP6333392A JPH05192131A JP H05192131 A JPH05192131 A JP H05192131A JP 4063333 A JP4063333 A JP 4063333A JP 6333392 A JP6333392 A JP 6333392A JP H05192131 A JPH05192131 A JP H05192131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agar
- medium
- microbial
- medium according
- microbial medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N1/00—Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
- C12N1/20—Bacteria; Culture media therefor
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Virology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 環境サンプリング用器具として使用するのに
適した,電離放射線によって滅菌処理することのできる
培地を提供する。 【構成】 本発明の培地は大豆カゼイン消化物寒天を含
み,消毒薬を中和するための薬剤を含有し,寒天と酵母
抽出物を加えることによって変性されている。こうして
得られた培地は,電離放射線によって滅菌処理を施すこ
とができ,有害な影響を受けることはない。
適した,電離放射線によって滅菌処理することのできる
培地を提供する。 【構成】 本発明の培地は大豆カゼイン消化物寒天を含
み,消毒薬を中和するための薬剤を含有し,寒天と酵母
抽出物を加えることによって変性されている。こうして
得られた培地は,電離放射線によって滅菌処理を施すこ
とができ,有害な影響を受けることはない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,環境サンプリング用器
具として使用するのに適した,電離放射線による滅菌が
可能な培地に関する。
具として使用するのに適した,電離放射線による滅菌が
可能な培地に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物を培養するのに培地を使用するこ
とは,当業界ではよく知られている通りである。培地と
しては多種多様なものが知られており,ある微生物があ
る特定の環境において成長できるか否かを決定づけるよ
う,使用する培地を調製することができる。培地は通
常,微生物が成長時に利用する栄養物の全てを供給する
よう設計され,液体(一般にはブイヨンと呼ばれてい
る)の形態であっても,あるいは固体(一般にはゲルと
呼ばれている)の形態であってもよい。特に有用なのは
固体培地である。なぜなら,微生物の混合物を分離する
のに使用できるからである。
とは,当業界ではよく知られている通りである。培地と
しては多種多様なものが知られており,ある微生物があ
る特定の環境において成長できるか否かを決定づけるよ
う,使用する培地を調製することができる。培地は通
常,微生物が成長時に利用する栄養物の全てを供給する
よう設計され,液体(一般にはブイヨンと呼ばれてい
る)の形態であっても,あるいは固体(一般にはゲルと
呼ばれている)の形態であってもよい。特に有用なのは
固体培地である。なぜなら,微生物の混合物を分離する
のに使用できるからである。
【0003】通常の使い方においては,培地が滅菌処理
され(微生物による汚染をなくすために),無菌のプレ
ート又は容器中に置かれ,次いでこれを無菌の環境中に
保管して,引き続き微生物汚染が起こらないようにす
る。滅菌処理は極めて重要な操作である。なぜなら,観
察されるいかなる微生物の成長も,培地表面に意図的に
置かれた微生物だけの成長となるように,培地から全て
の競合微生物を除去することが本質的に必要だからであ
る。
され(微生物による汚染をなくすために),無菌のプレ
ート又は容器中に置かれ,次いでこれを無菌の環境中に
保管して,引き続き微生物汚染が起こらないようにす
る。滅菌処理は極めて重要な操作である。なぜなら,観
察されるいかなる微生物の成長も,培地表面に意図的に
置かれた微生物だけの成長となるように,培地から全て
の競合微生物を除去することが本質的に必要だからであ
る。
【0004】使用する滅菌方法のタイプは,主として好
みの問題であり,そしてさらには供給源により決まる問
題である。多くの場合において熱による滅菌処理(オー
トクレーブ処理)が使用されるが,全ての培地に対して
直接こうした処理が施せるわけではない。具体的に言え
ば,高温で処理されると,培地中に存在する蛋白質や他
の化合物の多くがしばしば変性を起こし,従って微生物
の成長に役立たなくなってしまう。
みの問題であり,そしてさらには供給源により決まる問
題である。多くの場合において熱による滅菌処理(オー
トクレーブ処理)が使用されるが,全ての培地に対して
直接こうした処理が施せるわけではない。具体的に言え
ば,高温で処理されると,培地中に存在する蛋白質や他
の化合物の多くがしばしば変性を起こし,従って微生物
の成長に役立たなくなってしまう。
【0005】当業界で使用されている他の滅菌法は,培
地を電離放射線に暴露して,存在しているかも知れない
汚染微生物を死滅させる,という方法である。この方法
は,先ず培地を調製し,この培地を適当な容器(例えば
プレート)中に分配し,そしてこの充填された培地を,
適切な強度の電離放射線に,無菌の培地パッケージが得
られるだけの時間暴露することによって行われる。この
ように滅菌処理して得られたパッケージは,有害な影響
を受けることなく長期間保存することができる。
地を電離放射線に暴露して,存在しているかも知れない
汚染微生物を死滅させる,という方法である。この方法
は,先ず培地を調製し,この培地を適当な容器(例えば
プレート)中に分配し,そしてこの充填された培地を,
適切な強度の電離放射線に,無菌の培地パッケージが得
られるだけの時間暴露することによって行われる。この
ように滅菌処理して得られたパッケージは,有害な影響
を受けることなく長期間保存することができる。
【0006】このような滅菌法は,医療用機器の滅菌も
含めて,多くの器具に対して使用されているが,培地の
滅菌にはあまり使用されていない。これは主として,電
離放射線が,微生物の成長に有害な分解生成物の培地中
における形成を促進する,という事実によるものであ
る。さらに,多くの場合,電離放射線に暴露すると,固
体培地の寒天成分が劣化し,従って意図する用途に対し
て培地が軟化しすぎる。このため,こうした培地に対し
てはオートクレーブ処理による滅菌法が選択されてい
る。
含めて,多くの器具に対して使用されているが,培地の
滅菌にはあまり使用されていない。これは主として,電
離放射線が,微生物の成長に有害な分解生成物の培地中
における形成を促進する,という事実によるものであ
る。さらに,多くの場合,電離放射線に暴露すると,固
体培地の寒天成分が劣化し,従って意図する用途に対し
て培地が軟化しすぎる。このため,こうした培地に対し
てはオートクレーブ処理による滅菌法が選択されてい
る。
【0007】アイゼンベルク(Eisenberg)ら
による米国特許第4,071,412号は,放射線によ
る滅菌処理を施しやすい培地を製造する方法について説
明している。該特許によれば,“放射線プロテクター
(radio protector)”と呼ばれる組成
物を挿入して,生成物の劣化で有害な物質が形成される
のを防止している。こうした放射線プロテクターの特定
の例としては,インジケーター,ビタミン,及び酵素等
があり,これらはいずれも,放射線照射時における有害
物質の形成を防止している。該特許権者は,前記放射線
プロテクターの導入によって多くの特定培地の安定性が
大幅に増大したことを報告している。
による米国特許第4,071,412号は,放射線によ
る滅菌処理を施しやすい培地を製造する方法について説
明している。該特許によれば,“放射線プロテクター
(radio protector)”と呼ばれる組成
物を挿入して,生成物の劣化で有害な物質が形成される
のを防止している。こうした放射線プロテクターの特定
の例としては,インジケーター,ビタミン,及び酵素等
があり,これらはいずれも,放射線照射時における有害
物質の形成を防止している。該特許権者は,前記放射線
プロテクターの導入によって多くの特定培地の安定性が
大幅に増大したことを報告している。
【0008】しかしながら,こうした放射線プロテクタ
ーを使用することが,全ての培地にとって適切であると
は限らない。例えば,接触プレート(contact
plate)〔例えば,RODAC(登録商標)プレー
ト〕のような環境サンプリング用器具に使用される培地
は,その意図する仕方で機能するよう,固体状態を保持
しつつ弾性を有していなければならない。接触プレート
は,室内,プロセスライン,又は他の環境内での種々の
箇所における微生物汚染のサンプルを得るのに使用され
る。使用する際には,接触プレートのカバーを取り除
き,サンプリングされる表面に当てて培地の表面を押し
つける。次いでプレートを表面から取り除き,再びカバ
ーをかぶせ,適当な時間インキュベートを施した後,コ
ロニーの外観(微生物による汚染を示す)について目視
検査を行った。引き続き,コロニーを調べ,カウント
し,そして識別した。接触プレートはさらに,こうした
用途向けに設計された特殊な器具を使用して,微生物汚
染に対する空気をサンプリングするのに使用することが
できる。
ーを使用することが,全ての培地にとって適切であると
は限らない。例えば,接触プレート(contact
plate)〔例えば,RODAC(登録商標)プレー
ト〕のような環境サンプリング用器具に使用される培地
は,その意図する仕方で機能するよう,固体状態を保持
しつつ弾性を有していなければならない。接触プレート
は,室内,プロセスライン,又は他の環境内での種々の
箇所における微生物汚染のサンプルを得るのに使用され
る。使用する際には,接触プレートのカバーを取り除
き,サンプリングされる表面に当てて培地の表面を押し
つける。次いでプレートを表面から取り除き,再びカバ
ーをかぶせ,適当な時間インキュベートを施した後,コ
ロニーの外観(微生物による汚染を示す)について目視
検査を行った。引き続き,コロニーを調べ,カウント
し,そして識別した。接触プレートはさらに,こうした
用途向けに設計された特殊な器具を使用して,微生物汚
染に対する空気をサンプリングするのに使用することが
できる。
【0009】残念なことに,このようなプレートを電離
放射線に暴露すると,ゲルの団結性が損なわれ,表面が
軟らかくなりすぎる。こうしたゲル強度の低下により,
培地は接触用途として役立たなくなる。
放射線に暴露すると,ゲルの団結性が損なわれ,表面が
軟らかくなりすぎる。こうしたゲル強度の低下により,
培地は接触用途として役立たなくなる。
【0010】さらに,このようなプレートは,サンプリ
ングされる表面上に通常みられる消毒薬を中和するため
の物質を含有している場合が多い。消毒薬が存在すると
微生物の成長が抑制されるので,これらの消毒薬を中和
することは本質的に必要なことである。このような化合
物は,しばしば酵素(米国特許第4,071,412号
において使用されているもの)の作用を阻害し,従って
接触プレートを使用した前記の方法が有効ではなくな
る。
ングされる表面上に通常みられる消毒薬を中和するため
の物質を含有している場合が多い。消毒薬が存在すると
微生物の成長が抑制されるので,これらの消毒薬を中和
することは本質的に必要なことである。このような化合
物は,しばしば酵素(米国特許第4,071,412号
において使用されているもの)の作用を阻害し,従って
接触プレートを使用した前記の方法が有効ではなくな
る。
【0011】従って,電離放射線によって滅菌すること
ができ,ゲル強度を保持し,且つ微生物の成長を阻害す
る有害な物質を生成しないような環境サンプリング培地
が強く求められている。
ができ,ゲル強度を保持し,且つ微生物の成長を阻害す
る有害な物質を生成しないような環境サンプリング培地
が強く求められている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は,電離
放射線によって滅菌することのできる環境サンプリング
用器具として使用するのに適した培地を提供することに
ある。
放射線によって滅菌することのできる環境サンプリング
用器具として使用するのに適した培地を提供することに
ある。
【0013】本発明の他の目的は,接触プレートに使用
するための無菌の培地をユニット用量の形態で作製する
方法を提供することにある。
するための無菌の培地をユニット用量の形態で作製する
方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的及びこれらに
関連した目的は,本発明の培地によって達成される。本
発明の培地は,大豆カゼイン消化物寒天〔例えば,ベク
トン・ディッキンソン・マイクロバイオロジー・システ
ムズ社(Becton DickinsonMicro
biology Systems)から市販のトリプチ
カーゼ(Trypticase;登録商標)・ソイ・エ
イガー(Soy Agar)〕を含み,消毒薬を中和す
る添加剤(好ましくはレシチンやポリソルベート80)
を含有している。このタイプの寒天は,ベクトン・ディ
ッキンソン社から,レシチンやポリソルベート80を含
有したトリプチカーゼ・ソイ・エイガーとして市販され
ている。これらの培地を酵母抽出物の添加によって変性
し,pHを7.4に調節すると,この結果得られる培地
は,電離放射線によって滅菌処理することができ,また
微生物の成長を助け且つ充分なゲル強度を保持すること
ができる。さらに,環境サンプリング用器具に通常使用
される他の培地(例えば,レシチンやポリソルベート8
0を含有したレテーン寒天や標準的な方法で造られた寒
天)を,同様の変性を施すことによって安定化させるこ
とができる。
関連した目的は,本発明の培地によって達成される。本
発明の培地は,大豆カゼイン消化物寒天〔例えば,ベク
トン・ディッキンソン・マイクロバイオロジー・システ
ムズ社(Becton DickinsonMicro
biology Systems)から市販のトリプチ
カーゼ(Trypticase;登録商標)・ソイ・エ
イガー(Soy Agar)〕を含み,消毒薬を中和す
る添加剤(好ましくはレシチンやポリソルベート80)
を含有している。このタイプの寒天は,ベクトン・ディ
ッキンソン社から,レシチンやポリソルベート80を含
有したトリプチカーゼ・ソイ・エイガーとして市販され
ている。これらの培地を酵母抽出物の添加によって変性
し,pHを7.4に調節すると,この結果得られる培地
は,電離放射線によって滅菌処理することができ,また
微生物の成長を助け且つ充分なゲル強度を保持すること
ができる。さらに,環境サンプリング用器具に通常使用
される他の培地(例えば,レシチンやポリソルベート8
0を含有したレテーン寒天や標準的な方法で造られた寒
天)を,同様の変性を施すことによって安定化させるこ
とができる。
【0015】このような電離放射線によって滅菌処理し
た培地は,フレッシュな培地や,保存後にオートクレー
ブ処理することによって滅菌した培地と同様に,少なく
とも4ケ月の保存期間にわたって安定であることが見出
された。
た培地は,フレッシュな培地や,保存後にオートクレー
ブ処理することによって滅菌した培地と同様に,少なく
とも4ケ月の保存期間にわたって安定であることが見出
された。
【0016】本発明の培地は,変性した大豆カゼイン消
化物寒天を含み,この寒天が消毒薬を中和するための添
加剤(好ましくはレシチンやポリソルベート80)を含
有している。この変性は,酵母抽出物と寒天を加え,p
Hを7.4に調節することによって行われる。
化物寒天を含み,この寒天が消毒薬を中和するための添
加剤(好ましくはレシチンやポリソルベート80)を含
有している。この変性は,酵母抽出物と寒天を加え,p
Hを7.4に調節することによって行われる。
【0017】加えられる酵母抽出物は従来の酵母抽出物
であり,3〜10g/リットル(好ましくは4〜8g/
リットル,さらに好ましくは5g/リットル)の処理レ
ベルにて加えられる。寒天(好ましくは細菌学的グレー
ドの寒天)は通常,同じ処理レベルにて加えられ,好ま
しくは5g/リットルにて加えられる。pHは好ましく
は7.4に調節されるが,7.2〜7.6のpHが受け
入れ可能な結果を与えることが見出されている。pHの
調節は,0.1NのNaOHを使用することによって,
あるいはNa2 CO3 を添加することによって行うのが
好ましい。Na2 CO3 の利点は,ゲルを調製する前に
乾燥培地とブレンドすることができるという点にあり,
これによって別個の中和操作が不要となる。
であり,3〜10g/リットル(好ましくは4〜8g/
リットル,さらに好ましくは5g/リットル)の処理レ
ベルにて加えられる。寒天(好ましくは細菌学的グレー
ドの寒天)は通常,同じ処理レベルにて加えられ,好ま
しくは5g/リットルにて加えられる。pHは好ましく
は7.4に調節されるが,7.2〜7.6のpHが受け
入れ可能な結果を与えることが見出されている。pHの
調節は,0.1NのNaOHを使用することによって,
あるいはNa2 CO3 を添加することによって行うのが
好ましい。Na2 CO3 の利点は,ゲルを調製する前に
乾燥培地とブレンドすることができるという点にあり,
これによって別個の中和操作が不要となる。
【0018】これらの変性培地は,オートクレーブ処理
によって滅菌することができるが,さらに電離放射線の
照射によって最終的に滅菌することができる。使用され
る好ましい電離放射線はγ線であるが,他のタイプの電
離放射線(例えば,適切な強度のX線や電子ビーム)も
使用することができ,このとき使用の規準となるのは,
該放射線が適度な時間内で滅菌を達成できるだけの適切
な強度をもっているかどうかということだけである。好
ましいγ線源はセシウム(Cs137 )とコバルト(Co
60)である。
によって滅菌することができるが,さらに電離放射線の
照射によって最終的に滅菌することができる。使用され
る好ましい電離放射線はγ線であるが,他のタイプの電
離放射線(例えば,適切な強度のX線や電子ビーム)も
使用することができ,このとき使用の規準となるのは,
該放射線が適度な時間内で滅菌を達成できるだけの適切
な強度をもっているかどうかということだけである。好
ましいγ線源はセシウム(Cs137 )とコバルト(Co
60)である。
【0019】通常の使い方においては,調製された培地
が環境サンプリング用器具(好ましくは接触プレート)
の中に注ぎ込まれ,密閉され,パッケージの形でシール
される。次いでこのパッケージを電離放射線に暴露す
る。この方法においては,単一の器具又は複数の器具を
含んだ清浄な無菌パッケージが得られ,このパッケージ
は,使用する必要が生じるまで保存することができる。
室温での保存も可能であるけれども,保存寿命を長くす
るために2〜8℃で保存するのが好ましい。このように
して滅菌された培地は,有害な影響を受けることなく,
この温度で約4ケ月保存することができる。
が環境サンプリング用器具(好ましくは接触プレート)
の中に注ぎ込まれ,密閉され,パッケージの形でシール
される。次いでこのパッケージを電離放射線に暴露す
る。この方法においては,単一の器具又は複数の器具を
含んだ清浄な無菌パッケージが得られ,このパッケージ
は,使用する必要が生じるまで保存することができる。
室温での保存も可能であるけれども,保存寿命を長くす
るために2〜8℃で保存するのが好ましい。このように
して滅菌された培地は,有害な影響を受けることなく,
この温度で約4ケ月保存することができる。
【0020】滅菌処理した培地を含んだ器具は,所望の
用途に使用することができる。本発明の好ましい実施態
様においては,前記器具は接触プレートである。通常の
使い方では,プレートカバーを取り除き,培地の表面
を,サンプリングすべき表面に押し当てるか,あるいは
サンプリングすべき環境に暴露する。プレートを除いた
ら直ちに再びカバーをし,本システムをインキュベート
して,微生物の成長が起こるかどうかを調べる。本発明
のプレートは,ほとんどの微生物に関して,オートクレ
ーブ処理した培地より成長の程度が大きいことが見出さ
れている。本発明の培地はさらに,サンプリングされる
表面に通常見受けられる消毒薬を中和する。従って,本
発明のプレートは,接触プレートが通常使用される用途
の実質的に全ての用途に対して使用することができる。
用途に使用することができる。本発明の好ましい実施態
様においては,前記器具は接触プレートである。通常の
使い方では,プレートカバーを取り除き,培地の表面
を,サンプリングすべき表面に押し当てるか,あるいは
サンプリングすべき環境に暴露する。プレートを除いた
ら直ちに再びカバーをし,本システムをインキュベート
して,微生物の成長が起こるかどうかを調べる。本発明
のプレートは,ほとんどの微生物に関して,オートクレ
ーブ処理した培地より成長の程度が大きいことが見出さ
れている。本発明の培地はさらに,サンプリングされる
表面に通常見受けられる消毒薬を中和する。従って,本
発明のプレートは,接触プレートが通常使用される用途
の実質的に全ての用途に対して使用することができる。
【0021】
【実施例】以下に記載の実施例は,本発明の特定の好ま
しい実施態様について説明しており,全ての実施態様を
例証しているわけではない。
しい実施態様について説明しており,全ての実施態様を
例証しているわけではない。
【0022】実施例1 添加剤の影響の比較 培地に対する添加剤の種類及び量の影響を調べるため
に,レチチンとポリソルベート80を含有したベクトン
・ディッキンソン社製トリプチカーゼ・ソイ・エイガー
(TSA−LP),カタラーゼもしくは酵母抽出物,及
びさらなる添加剤としての細菌学的グレードの寒天,を
使用して一連の実験を行った。各実験においては,ラベ
ル・インストラクション(label instruc
tion)に従って脱水TSA−LPを調製し,そして
所望の添加剤を加えることによって変性を施した。次い
で,0.1NのNaOHを使用してpHを7.4に調節
した。
に,レチチンとポリソルベート80を含有したベクトン
・ディッキンソン社製トリプチカーゼ・ソイ・エイガー
(TSA−LP),カタラーゼもしくは酵母抽出物,及
びさらなる添加剤としての細菌学的グレードの寒天,を
使用して一連の実験を行った。各実験においては,ラベ
ル・インストラクション(label instruc
tion)に従って脱水TSA−LPを調製し,そして
所望の添加剤を加えることによって変性を施した。次い
で,0.1NのNaOHを使用してpHを7.4に調節
した。
【0023】この培地を無菌プレート中に入れ,Co60
源からの所望のγ線量に暴露し,30〜300のCFU
(コロニー形成単位)を生成すると思われるバイアブル
カウント(viable count)を有する0.1
mlアリコートを使用して,スタフィロコッカス・アウ
レウス(Staphylococcus aureu
s)ATCC 25923,又はストレプトコッカス・
ピオゲネス(Streptococcus pyoge
nes)を接種した。各測定に対し,全く同じ2つのプ
レートに接種を行って検討した。35℃で10〜24時
間インキュベーションを行った後,平均CFU/プレー
ト及び平均コロニー直径(mm)を求めた。得られた結
果を表1に示す。
源からの所望のγ線量に暴露し,30〜300のCFU
(コロニー形成単位)を生成すると思われるバイアブル
カウント(viable count)を有する0.1
mlアリコートを使用して,スタフィロコッカス・アウ
レウス(Staphylococcus aureu
s)ATCC 25923,又はストレプトコッカス・
ピオゲネス(Streptococcus pyoge
nes)を接種した。各測定に対し,全く同じ2つのプ
レートに接種を行って検討した。35℃で10〜24時
間インキュベーションを行った後,平均CFU/プレー
ト及び平均コロニー直径(mm)を求めた。得られた結
果を表1に示す。
【0024】表1 表からわかるように,放射線量がゼロである場合と低い
(0.8ミリラド)場合においては,CFUは添加剤に
よって大幅に増大する。しかしながら,線量が3.2ミ
リラドの場合,酵母抽出物とカタラーゼは,寒天のみの
場合に比べてCFUの大幅な回復を示す。さらに,三系
列のいずれにおいても,酵母抽出物を含有した培地は,
成長が高められていることを示している(このことは,
ストレプトコッカス・ピオゲネスの平均コロニーサイズ
がより大きくなっていることからわかる)。
(0.8ミリラド)場合においては,CFUは添加剤に
よって大幅に増大する。しかしながら,線量が3.2ミ
リラドの場合,酵母抽出物とカタラーゼは,寒天のみの
場合に比べてCFUの大幅な回復を示す。さらに,三系
列のいずれにおいても,酵母抽出物を含有した培地は,
成長が高められていることを示している(このことは,
ストレプトコッカス・ピオゲネスの平均コロニーサイズ
がより大きくなっていることからわかる)。
【0025】実施例2 種々の細菌株の使用 この系列の実験においては,無変性のTSA−LPと,
5g/リットルのさらなる寒天及び5g/リットルの酵
母抽出物を加え,0.1NのNaOHを使用してpHを
7.4に調節することによって変性したTSA−LP
(変性TSA−LP)との2つのプレートに,実施例1
に記載の如く種々の微生物を接種した。得られた結果を
表2に示す。
5g/リットルのさらなる寒天及び5g/リットルの酵
母抽出物を加え,0.1NのNaOHを使用してpHを
7.4に調節することによって変性したTSA−LP
(変性TSA−LP)との2つのプレートに,実施例1
に記載の如く種々の微生物を接種した。得られた結果を
表2に示す。
【0026】表2 表からわかるように,バシラス・サブチリス(無性)
(減少を示している)を除き,電離放射線を照射した培
地と電離放射線を照射しない培地に対して,回復(CF
U)と成長(サイズ)は同等であった。従って,変性T
SA−LPを使用して,多種多様な微生物の成長を維持
することができる。
(減少を示している)を除き,電離放射線を照射した培
地と電離放射線を照射しない培地に対して,回復(CF
U)と成長(サイズ)は同等であった。従って,変性T
SA−LPを使用して,多種多様な微生物の成長を維持
することができる。
【0027】この系列の実験では,2〜8℃で4ケ月保
存した同じ培地上におけるこれら微生物の成長を,新た
に調製したTSA−LPと比較した。得られた結果を表
3に示す。
存した同じ培地上におけるこれら微生物の成長を,新た
に調製したTSA−LPと比較した。得られた結果を表
3に示す。
【0028】表3 表からわかるように,バシラス・サブチリスの無性細胞
(電離放射線を照射したときに,回復の大幅アップを示
した)を除き,回復とサイズは同等程度であった。
(電離放射線を照射したときに,回復の大幅アップを示
した)を除き,回復とサイズは同等程度であった。
【0029】実施例3 中和効率 ホフマンとフィリップスによる検定法(Ann. N.
Y. acacl Aci. 53, pp59−6
5)の変法を使用して,第四アンモニウム化合物に関す
る中和効率を調べた。簡単に説明すると,プレートに
S.アウレウス ATCC 6538Pを接種し,次い
で0.08mlの塩化ベンザルコニウム溶液で8,4,
2,1,0.5,又は0.25mg/mlの濃度にて湿
潤させたペーパーディスク(直径12mm)を表面上に
置いた。各プレートは,異なる濃度の3つのディスクを
含み,3つのプレートに関して各濃度を試験した。25
℃で24時間インキュベーションを行った後,それぞれ
の抑制ゾーンの直径を測定した。線形回帰分析法を使用
して(濃度の対数がゾーンの直径に対して直線的に変化
する),抑制ゾーンを生成させるのに必要な濃度を算出
した。この濃度値がmg/mlで表示した中和効率であ
る。得られた結果を表4に示す。
Y. acacl Aci. 53, pp59−6
5)の変法を使用して,第四アンモニウム化合物に関す
る中和効率を調べた。簡単に説明すると,プレートに
S.アウレウス ATCC 6538Pを接種し,次い
で0.08mlの塩化ベンザルコニウム溶液で8,4,
2,1,0.5,又は0.25mg/mlの濃度にて湿
潤させたペーパーディスク(直径12mm)を表面上に
置いた。各プレートは,異なる濃度の3つのディスクを
含み,3つのプレートに関して各濃度を試験した。25
℃で24時間インキュベーションを行った後,それぞれ
の抑制ゾーンの直径を測定した。線形回帰分析法を使用
して(濃度の対数がゾーンの直径に対して直線的に変化
する),抑制ゾーンを生成させるのに必要な濃度を算出
した。この濃度値がmg/mlで表示した中和効率であ
る。得られた結果を表4に示す。
【0030】表4 表からわかるように,いずれの培地も類似の結果を与え
ており,従って電離放射線を照射しない培地と同様,電
離放射線を照射した培地も,微生物の成長を維持するこ
とがわかる。
ており,従って電離放射線を照射しない培地と同様,電
離放射線を照射した培地も,微生物の成長を維持するこ
とがわかる。
【0031】実施例4 ゲル強度 ストロフ(Stoloff)の方法(Fishery
leaflet 306,U.S.Dept.of t
he Int.)によりゲル強度を測定した。得られた
結果を表5に示す。
leaflet 306,U.S.Dept.of t
he Int.)によりゲル強度を測定した。得られた
結果を表5に示す。
【0032】表5 表からわかるように,変性TSA−LPは,標準の(新
たに調製した)培地より高い強度を有する。電離放射線
の照射後においては,変性培地のゲル強度は標準培地と
同等であった。
たに調製した)培地より高い強度を有する。電離放射線
の照射後においては,変性培地のゲル強度は標準培地と
同等であった。
【0033】本発明の精神と範囲を逸脱することなく,
本発明に対する多くの変形や改良形が可能であることは
明らかである。単に例証のために特定の実施態様につい
て説明してきたが,本発明は特許請求の範囲によって規
定される。
本発明に対する多くの変形や改良形が可能であることは
明らかである。単に例証のために特定の実施態様につい
て説明してきたが,本発明は特許請求の範囲によって規
定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレデリック・ジェイ・マルシック アメリカ合衆国ペンシルバニア州17349, ニュー・フリーダム,キーセイ・ロード 6 (72)発明者 エリ・アイゼンバーグ イスラエル国テル−アヴィヴ,バーラ・ス トリート 54
Claims (10)
- 【請求項1】 寒天培地と,消毒薬を中和するための1
種以上の添加剤とを含んだ,環境サンプリング用器具
(environmental sampling d
evice)として使用すべくなされた微生物培地であ
って,その改良点が,pHが7.2〜7.6であるとき
に,電離放射線で滅菌処理することができて,且つ微生
物の成長とゲルの強度を維持する能力が保たれるよう,
有効量の寒天と酵母抽出物を内部に含んでいることにあ
る,前記微生物培地。 - 【請求項2】 前記寒天培地が大豆カゼイン消化物寒天
である,請求項1記載の微生物培地。 - 【請求項3】 前記寒天培地がレテーン寒天(Leth
een agar)である,請求項1記載の微生物培
地。 - 【請求項4】 前記寒天培地が標準的な方法で造られた
寒天である,請求項1記載の微生物培地。 - 【請求項5】 前記添加剤がレシチン及びポリソルベー
ト80である,請求項1記載の微生物培地。 - 【請求項6】 前記の寒天と酵母抽出物が,いずれも3
〜10g/リットルの濃度レベルにて存在している,請
求項1記載の微生物培地。 - 【請求項7】 前記寒天が細菌学的グレードの寒天であ
る,請求項1記載の微生物培地。 - 【請求項8】 前記の寒天と酵母抽出物が,いずれも5
g/リットルの濃度レベルにて存在している,請求項6
記載の微生物培地。 - 【請求項9】 NaOH又はNa2 CO3 を添加するこ
とによって前記pHが調節される,請求項1記載の微生
物培地。 - 【請求項10】 前記pHが7.4である,請求項1記
載の微生物培地。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US67220691A | 1991-03-19 | 1991-03-19 | |
US672206 | 1991-03-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05192131A true JPH05192131A (ja) | 1993-08-03 |
JP2672053B2 JP2672053B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=24697587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4063333A Expired - Lifetime JP2672053B2 (ja) | 1991-03-19 | 1992-03-19 | 環境サンプリング用器具として使用するのに適した微生物培地 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0504763A1 (ja) |
JP (1) | JP2672053B2 (ja) |
AU (1) | AU650092B2 (ja) |
CA (1) | CA2063068C (ja) |
FI (1) | FI921164L (ja) |
NO (1) | NO920520L (ja) |
TW (1) | TW201791B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6929927B2 (en) | 2000-08-01 | 2005-08-16 | Pola Chemical Industries Inc. | Method of evaluating antifungal agent |
FR3065735B1 (fr) * | 2017-04-26 | 2020-11-20 | Biomerieux Sa | Dispositif de culture microbiologique comprenant un feuillet d'hydrogel polysaccharidique deshydrate |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4071412A (en) * | 1974-05-17 | 1978-01-31 | The State Of Israel And Isorad Isotope And Radiation Enterprise, Ltd. | Ready made sterilized culture media and process of preparation |
JPS60141289A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | Lion Corp | アルカリ・プロテア−ゼの製造方法 |
JPH02131415A (ja) * | 1988-08-09 | 1990-05-21 | Yissum Res Dev Co Of Hebrew Univ Of Jerusalem | 土壌線虫駆除方法およびそれに用いる線虫駆除組成物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1061730A (en) * | 1976-11-23 | 1979-09-04 | Max Marmel | Process for the preparation of sterile culture media in unit dosage |
-
1992
- 1992-01-18 TW TW081100350A patent/TW201791B/zh active
- 1992-02-03 AU AU10668/92A patent/AU650092B2/en not_active Ceased
- 1992-02-10 NO NO92920520A patent/NO920520L/no unknown
- 1992-03-13 CA CA002063068A patent/CA2063068C/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-14 EP EP92104436A patent/EP0504763A1/en not_active Withdrawn
- 1992-03-18 FI FI921164A patent/FI921164L/fi not_active Application Discontinuation
- 1992-03-19 JP JP4063333A patent/JP2672053B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4071412A (en) * | 1974-05-17 | 1978-01-31 | The State Of Israel And Isorad Isotope And Radiation Enterprise, Ltd. | Ready made sterilized culture media and process of preparation |
JPS60141289A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | Lion Corp | アルカリ・プロテア−ゼの製造方法 |
JPH02131415A (ja) * | 1988-08-09 | 1990-05-21 | Yissum Res Dev Co Of Hebrew Univ Of Jerusalem | 土壌線虫駆除方法およびそれに用いる線虫駆除組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU1066892A (en) | 1992-09-24 |
CA2063068A1 (en) | 1992-09-20 |
NO920520L (no) | 1992-09-21 |
AU650092B2 (en) | 1994-06-09 |
TW201791B (ja) | 1993-03-11 |
JP2672053B2 (ja) | 1997-11-05 |
NO920520D0 (no) | 1992-02-10 |
FI921164L (fi) | 1992-09-20 |
FI921164A0 (fi) | 1992-03-18 |
EP0504763A1 (en) | 1992-09-23 |
CA2063068C (en) | 1997-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Jennings et al. | The persistence of microorganisms on impression materials following disinfection. | |
Mills et al. | Reduction of microbial contamination in dental units with povidone-iodine 10% | |
Griffiths et al. | Glutaraldehyde‐resistant Mycobacterium chelonae from endoscope washer disinfectors | |
Kubica et al. | Laboratory methods for clinical and public health: mycobacteriology | |
CA1264275A (en) | Stabilization of specimens for microbial analysis | |
Collins et al. | Mycobactericidal activity of glutaraldehyde solutions | |
Richardson et al. | Synergistic action of streptomycin with other antibiotics on intracellular Brucella abortus in vitro | |
Barry et al. | Efficiency of a transport medium for the recovery of aerobic and anaerobic bacteria from applicator swabs | |
Panuganti et al. | Gutta-percha disinfection: a knowledge, attitude, and practice study among endodontic postgraduate students in India | |
Scherr et al. | In vitro bacteriological evaluation of the effectiveness of antimicrobial irrigating solutions | |
Darmady et al. | Radiation sterilization | |
Vehmeyer et al. | Bacterial contamination of femoral head allografts from living donors | |
JP2672053B2 (ja) | 環境サンプリング用器具として使用するのに適した微生物培地 | |
Rice et al. | Microbial contamination in two antimicrobial and four control brands of alginate impression material | |
US4768653A (en) | Urine specimen maintenance formula | |
Lenhart et al. | Viable sampling for airborne bacteria in a poultry processing plant | |
Cserna et al. | Irreversible hydrocolloids: A comparison of antimicrobial efficacy | |
Kearney et al. | Evaluation of ethylene oxide sterilization of tissue implants | |
Borick et al. | Effects of continuous and interrupted radiation on microorganisms | |
Assery et al. | Control of microbial contamination with commercially available cleaning solutions | |
US4726950A (en) | Urine specimen maintenance formula | |
Merdad et al. | Assessment of the sterility of new endodontic files received from the manufacturer using microbial culture and scanning electron microscopic analysis: An in vitro study | |
Collins et al. | A comparison of the Steenken minimal inhibitory concentration and the Canetti proportion methods for determining levels of drug resistance in cultures of Mycobacterium tuberculosis | |
Misra | Manual for the production of anthrax and blackleg vaccines | |
Stevens | The bactericidal and photochemical properties of irradiated cod liver oil and an ozonide of olive oil |