JPH05187717A - 貯湯式給湯器 - Google Patents
貯湯式給湯器Info
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- JPH05187717A JPH05187717A JP297692A JP297692A JPH05187717A JP H05187717 A JPH05187717 A JP H05187717A JP 297692 A JP297692 A JP 297692A JP 297692 A JP297692 A JP 297692A JP H05187717 A JPH05187717 A JP H05187717A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 284
- 238000009835 boiling Methods 0.000 claims abstract description 102
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 38
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 28
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 235000006506 Brasenia schreberi Nutrition 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 貯湯式給湯器について沸き上げ開始から採湯
までの時間を短くする。 【構成】 それぞれ発熱体と湯温検出器とを有する複数
の貯湯タンクを直列に接続配管し、沸き上げ時には各々
の発熱体を同時に動作させることなく各貯湯タンクの沸
き上げ終了ごとに順次連続して動作させる。 【効果】 加熱容量を増加させることなく、且つ、全体
の沸き上げ量を少なくすることなく、必要な湯が短時間
で採湯できる。
までの時間を短くする。 【構成】 それぞれ発熱体と湯温検出器とを有する複数
の貯湯タンクを直列に接続配管し、沸き上げ時には各々
の発熱体を同時に動作させることなく各貯湯タンクの沸
き上げ終了ごとに順次連続して動作させる。 【効果】 加熱容量を増加させることなく、且つ、全体
の沸き上げ量を少なくすることなく、必要な湯が短時間
で採湯できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は貯湯式給湯器、さらに
詳しくは加熱容量を増加させることなく、且つ、全体の
沸き上げ量を少なくすることなく、必要な湯を短時間で
沸き上げる貯湯式給湯器に関する。
詳しくは加熱容量を増加させることなく、且つ、全体の
沸き上げ量を少なくすることなく、必要な湯を短時間で
沸き上げる貯湯式給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の貯湯式給湯器の構成の一
例を示す図である。図において、1は湯を蓄える貯湯タ
ンク、2は貯湯タンク1内の湯を加熱する発熱体(以
下、ヒータとする)、3は貯湯タンク1内の湯温(T
a)を検出する湯温検出器(以下、サーミスタとす
る)、4は制御回路で、サーミスタ3により検出された
貯湯タンク1内の湯温(Ta)と沸き上げ目標湯温(T
m)とを比較し、貯湯タンク1内の湯温(Ta)が沸き
上げ目標湯温(Tm)より低い場合にヒータ2をONさ
せる信号を出力する。5は制御回路4からの信号により
ヒータ2への通電を制御する電磁リレー、7は沸き上げ
目標湯温(Tm)を設定する可変抵抗器からなる沸き上
げ湯温設定器、8は商用電源である。
例を示す図である。図において、1は湯を蓄える貯湯タ
ンク、2は貯湯タンク1内の湯を加熱する発熱体(以
下、ヒータとする)、3は貯湯タンク1内の湯温(T
a)を検出する湯温検出器(以下、サーミスタとす
る)、4は制御回路で、サーミスタ3により検出された
貯湯タンク1内の湯温(Ta)と沸き上げ目標湯温(T
m)とを比較し、貯湯タンク1内の湯温(Ta)が沸き
上げ目標湯温(Tm)より低い場合にヒータ2をONさ
せる信号を出力する。5は制御回路4からの信号により
ヒータ2への通電を制御する電磁リレー、7は沸き上げ
目標湯温(Tm)を設定する可変抵抗器からなる沸き上
げ湯温設定器、8は商用電源である。
【0003】次に図5に示す従来の装置の動作を図6の
フローチャートに添って説明する。ステップS71でメ
インスイッチがONされ、沸き上げが開始されると、ス
テップS72でサーミスタ3により貯湯タンク1内の湯
温(Ta)が検出され、制御回路4がこの湯温(Ta)
と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ目標湯温
(Tm)とを比較する。ここでTa≧Tmでなければ、
ステップS73に移り、制御回路4が電磁リレー5へ信
号を出力して電磁リレー5を動作し、ヒータ2へ通電を
開始し、貯湯タンク1内の湯が加熱され、ステップS7
2に戻る。そして、ステップS72でTa≧Tmとなっ
た場合ステップS74に移り、制御回路4が電磁リレー
5へ信号を出力して電磁リレー5を復帰させ、ヒータ2
への通電を遮断して沸き上げを終了する(ステップS7
5)。
フローチャートに添って説明する。ステップS71でメ
インスイッチがONされ、沸き上げが開始されると、ス
テップS72でサーミスタ3により貯湯タンク1内の湯
温(Ta)が検出され、制御回路4がこの湯温(Ta)
と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ目標湯温
(Tm)とを比較する。ここでTa≧Tmでなければ、
ステップS73に移り、制御回路4が電磁リレー5へ信
号を出力して電磁リレー5を動作し、ヒータ2へ通電を
開始し、貯湯タンク1内の湯が加熱され、ステップS7
2に戻る。そして、ステップS72でTa≧Tmとなっ
た場合ステップS74に移り、制御回路4が電磁リレー
5へ信号を出力して電磁リレー5を復帰させ、ヒータ2
への通電を遮断して沸き上げを終了する(ステップS7
5)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の貯湯式給湯器は
以上のように構成され動作するので、所望温度の湯を得
るのに時間がかかるという問題がある。すなわち、沸き
上げ時には貯湯タンク1内の湯は対流により全体が一様
に加熱されるため、所望温度に達するまでは時間がかか
り、少量の湯が欲しい場合でも全体が沸き上がるまで待
たなければならず、時間がかかる。これを解決するため
には、ヒータ2の加熱容量を増加させる方法や貯湯タン
ク1の容量を小さくする方法があるが、加熱容量を増加
させると電源8への負担が大きくなり、貯湯タンク1を
小さくすると一度に大量の湯を使用したい場合に使用で
きなくなるという問題点があった。
以上のように構成され動作するので、所望温度の湯を得
るのに時間がかかるという問題がある。すなわち、沸き
上げ時には貯湯タンク1内の湯は対流により全体が一様
に加熱されるため、所望温度に達するまでは時間がかか
り、少量の湯が欲しい場合でも全体が沸き上がるまで待
たなければならず、時間がかかる。これを解決するため
には、ヒータ2の加熱容量を増加させる方法や貯湯タン
ク1の容量を小さくする方法があるが、加熱容量を増加
させると電源8への負担が大きくなり、貯湯タンク1を
小さくすると一度に大量の湯を使用したい場合に使用で
きなくなるという問題点があった。
【0005】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、加熱容量を増加させることなく、
且つ、全体の沸き上げ量を少なくすることなく、必要な
湯を短時間で沸き上げ採湯することができる貯湯式給湯
器を得ることを目的としている。
なされたものであり、加熱容量を増加させることなく、
且つ、全体の沸き上げ量を少なくすることなく、必要な
湯を短時間で沸き上げ採湯することができる貯湯式給湯
器を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる貯湯式
給湯器は、それぞれ発熱体と湯温検出器とを有する複数
の貯湯タンクを直列に接続配管し、沸き上げ時には各々
の発熱体を同時に動作させることなく各貯湯タンクの沸
き上げ終了ごとに順次連続して動作させることとした。
また、複数の貯湯タンク全体の沸き上げが終了した時点
で各貯湯タンクそれぞれの湯温を再点検し、湯温が設定
温度以下に下がった貯湯タンクが存在する場合、当該貯
湯タンクの発熱体を動作させて複数の貯湯タンク全体の
沸き上げ温度を均一にさせることとした。
給湯器は、それぞれ発熱体と湯温検出器とを有する複数
の貯湯タンクを直列に接続配管し、沸き上げ時には各々
の発熱体を同時に動作させることなく各貯湯タンクの沸
き上げ終了ごとに順次連続して動作させることとした。
また、複数の貯湯タンク全体の沸き上げが終了した時点
で各貯湯タンクそれぞれの湯温を再点検し、湯温が設定
温度以下に下がった貯湯タンクが存在する場合、当該貯
湯タンクの発熱体を動作させて複数の貯湯タンク全体の
沸き上げ温度を均一にさせることとした。
【0007】各貯湯タンクに備えられる発熱体の容量は
なるべく大きいほうが沸き上げに要する時間が短くなる
ため有利ではあるが、装置全体の容量から大きくするの
には限度があるため、各発熱体の容量は装置全体の容量
から許され得る最大の容量とし、各発熱体が同時に動作
しない制御を行う。この発明における貯湯式給湯器は、
複数の貯湯タンク毎に発熱体と湯温検出器を持ち、且
つ、それぞれの発熱体は同時に動作することなく、それ
ぞれの貯湯タンク内の湯を個別に沸き上げることができ
る制御回路を備える。
なるべく大きいほうが沸き上げに要する時間が短くなる
ため有利ではあるが、装置全体の容量から大きくするの
には限度があるため、各発熱体の容量は装置全体の容量
から許され得る最大の容量とし、各発熱体が同時に動作
しない制御を行う。この発明における貯湯式給湯器は、
複数の貯湯タンク毎に発熱体と湯温検出器を持ち、且
つ、それぞれの発熱体は同時に動作することなく、それ
ぞれの貯湯タンク内の湯を個別に沸き上げることができ
る制御回路を備える。
【0008】ここで、仮に貯湯タンクを2本とし、発熱
体の熱源を電気ヒータとしたこの発明による貯湯式給湯
器を考えると、貯湯タンク1本当りの貯湯量が従来装置
の半分である貯湯タンクを2本持たせることで、全体と
しての貯湯量を従来装置と同じとし、従来装置に備えら
れていたものと同一の消費電力量をもつ電気ヒータを各
々の貯湯タンクに備えた貯湯式給湯器となる。従って、
沸き上げに要する時間を考えると、全体(貯湯タンク2
本分)を沸き上げる時間は従来装置と同一となるが、貯
湯タンク1本分の沸き上がり時間は半分の時間で済む。
体の熱源を電気ヒータとしたこの発明による貯湯式給湯
器を考えると、貯湯タンク1本当りの貯湯量が従来装置
の半分である貯湯タンクを2本持たせることで、全体と
しての貯湯量を従来装置と同じとし、従来装置に備えら
れていたものと同一の消費電力量をもつ電気ヒータを各
々の貯湯タンクに備えた貯湯式給湯器となる。従って、
沸き上げに要する時間を考えると、全体(貯湯タンク2
本分)を沸き上げる時間は従来装置と同一となるが、貯
湯タンク1本分の沸き上がり時間は半分の時間で済む。
【0009】
【作用】このように、貯湯タンク1本当りの沸き上げ時
間が従来の貯湯式給湯器の半分の時間となるため、沸き
上げ開始から採湯できるまでの時間を大幅に短縮でき
る。なお、本願と関連する先行技術としては、実開平2
−103646号公報,実開平2−103647号公
報,実開平2−103648号公報、「貯湯式給湯装
置」を挙げることができる。
間が従来の貯湯式給湯器の半分の時間となるため、沸き
上げ開始から採湯できるまでの時間を大幅に短縮でき
る。なお、本願と関連する先行技術としては、実開平2
−103646号公報,実開平2−103647号公
報,実開平2−103648号公報、「貯湯式給湯装
置」を挙げることができる。
【0010】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す図であり、
ここでは、熱源として電気を使用し、貯湯タンクを2本
備えた貯湯式給湯器を例にとり説明する。図において、
1a,1bはそれぞれ同程度の貯湯量を持つ貯湯タン
ク、2a,2bは各貯湯タンク1a,1b内の湯を加熱
する発熱体(以下、ヒータとする)3a,3bは各貯湯
タンク1a,1b内の湯温(Ta),(Tb)を検出す
る湯温検出器(以下、サーミスタとする)、4は制御回
路で、サーミスタ3a,3bにより検出された各貯湯タ
ンク1a,1b内の湯温(Ta),(Tb)と沸き上げ
目標湯温(Tm)とを比較し、貯湯タンク1a内の湯温
(Ta)あるいは貯湯タンク1b内の湯温(Tb)の双
方あるいは何れかが沸き上げ目標湯温(Tm)より低い
場合に、ヒータ2a,2bの双方あるいは何れか一方を
ONさせる信号を出力する。5は制御回路4からの信号
によりヒータ2a,2bの双方への通電を制御する電磁
リレー、6は電磁リレー5が接続(ON)状態にあると
き制御回路4からの信号によりヒータ2a,2bの何れ
か一方へ通電を行う電磁リレー、7は沸き上げ目標湯温
(Tm)を設定する可変抵抗器からなる沸き上げ湯温設
定器、8は商用電源、9は貯湯タンク1aと1bとを直
列に接続配管する接続管である。
ここでは、熱源として電気を使用し、貯湯タンクを2本
備えた貯湯式給湯器を例にとり説明する。図において、
1a,1bはそれぞれ同程度の貯湯量を持つ貯湯タン
ク、2a,2bは各貯湯タンク1a,1b内の湯を加熱
する発熱体(以下、ヒータとする)3a,3bは各貯湯
タンク1a,1b内の湯温(Ta),(Tb)を検出す
る湯温検出器(以下、サーミスタとする)、4は制御回
路で、サーミスタ3a,3bにより検出された各貯湯タ
ンク1a,1b内の湯温(Ta),(Tb)と沸き上げ
目標湯温(Tm)とを比較し、貯湯タンク1a内の湯温
(Ta)あるいは貯湯タンク1b内の湯温(Tb)の双
方あるいは何れかが沸き上げ目標湯温(Tm)より低い
場合に、ヒータ2a,2bの双方あるいは何れか一方を
ONさせる信号を出力する。5は制御回路4からの信号
によりヒータ2a,2bの双方への通電を制御する電磁
リレー、6は電磁リレー5が接続(ON)状態にあると
き制御回路4からの信号によりヒータ2a,2bの何れ
か一方へ通電を行う電磁リレー、7は沸き上げ目標湯温
(Tm)を設定する可変抵抗器からなる沸き上げ湯温設
定器、8は商用電源、9は貯湯タンク1aと1bとを直
列に接続配管する接続管である。
【0011】上述のように、電磁リレー5は制御回路4
からの信号によりヒータ2a,2bの双方への通電を制
御し、電磁リレー6は電磁リレー5が接続(ON)状態
にあるとき制御回路4からの信号によりヒータ2a,2
bの何れか一方への通電を制御するように構成されてお
り、従って、電磁リレー5を動作させて電磁リレー6を
復帰状態にさせたときはヒータ2bに通電が行われ、電
磁リレー5と電磁リレー6とを同時に動作させたときは
ヒータ2aに通電が行われ、電磁リレー5を復帰させた
ときは、電磁リレー6の動作状態に関わらずどちらのヒ
ータにも通電されないため、ヒータ2aとヒータ2bの
双方が同時に通電されることはない。
からの信号によりヒータ2a,2bの双方への通電を制
御し、電磁リレー6は電磁リレー5が接続(ON)状態
にあるとき制御回路4からの信号によりヒータ2a,2
bの何れか一方への通電を制御するように構成されてお
り、従って、電磁リレー5を動作させて電磁リレー6を
復帰状態にさせたときはヒータ2bに通電が行われ、電
磁リレー5と電磁リレー6とを同時に動作させたときは
ヒータ2aに通電が行われ、電磁リレー5を復帰させた
ときは、電磁リレー6の動作状態に関わらずどちらのヒ
ータにも通電されないため、ヒータ2aとヒータ2bの
双方が同時に通電されることはない。
【0012】また、貯湯タンク1aの給水口は、接続管
9で貯湯タンク1bの給湯口に接続してあるため、沸き
上げた湯を使用するときは、まず貯湯タンク1a内で沸
き上げた湯が使用され、それでも不足の場合には貯湯タ
ンク1b内で沸き上げた湯が使用されることになる。
9で貯湯タンク1bの給湯口に接続してあるため、沸き
上げた湯を使用するときは、まず貯湯タンク1a内で沸
き上げた湯が使用され、それでも不足の場合には貯湯タ
ンク1b内で沸き上げた湯が使用されることになる。
【0013】図2は、図1に示す実施例の回路構成を示
す接続図である。図において、図1と同一符号は同一部
分を示し、10は制御回路4内のCPU、11はアナロ
グマルチプレクサで、サーミスタ3a,サーミスタ3
b,あるいは沸き上げ湯温設定器7の可変抵抗器のうち
の、何れか1つの信号を選択する。12はアナログマル
チプレクサ11から出力されるアナログ信号をデジタル
信号に変換するA−D変換器、13はA−D変換器12
からの出力をCPU10に入力する入力回路、14はC
PU10を動作させるためのプログラムを格納したりデ
ータを読み書きするためのメモリ、15はCPU10の
信号を外部に出力する出力回路、16は出力回路15を
介して出力されるCPU10の信号Aにより電磁リレー
5を動作させるトランジスタ、17は出力回路15を介
して出力されるCPU10の信号Bにより電磁リレー6
を動作させるトランジスタ、18は制御回路を動作させ
るための制御回路用電源、19a,19bはサーミスタ
3a,3bと直列に接続された抵抗である。
す接続図である。図において、図1と同一符号は同一部
分を示し、10は制御回路4内のCPU、11はアナロ
グマルチプレクサで、サーミスタ3a,サーミスタ3
b,あるいは沸き上げ湯温設定器7の可変抵抗器のうち
の、何れか1つの信号を選択する。12はアナログマル
チプレクサ11から出力されるアナログ信号をデジタル
信号に変換するA−D変換器、13はA−D変換器12
からの出力をCPU10に入力する入力回路、14はC
PU10を動作させるためのプログラムを格納したりデ
ータを読み書きするためのメモリ、15はCPU10の
信号を外部に出力する出力回路、16は出力回路15を
介して出力されるCPU10の信号Aにより電磁リレー
5を動作させるトランジスタ、17は出力回路15を介
して出力されるCPU10の信号Bにより電磁リレー6
を動作させるトランジスタ、18は制御回路を動作させ
るための制御回路用電源、19a,19bはサーミスタ
3a,3bと直列に接続された抵抗である。
【0014】次に実施例1の動作を図3のフローチャー
トに添って説明する。ステップS21で沸き上げが開始
されると制御回路4が動作し、ステップS22でアナロ
グマルチプレクサによりサーミスタ3a,サーミスタ3
b,沸き上げ湯温設定器7を順に選択し、A−D変換器
12,入力回路13を介して各温度データ(Ta),
(Tb),(Tm)をCPU10へ読み込む。
トに添って説明する。ステップS21で沸き上げが開始
されると制御回路4が動作し、ステップS22でアナロ
グマルチプレクサによりサーミスタ3a,サーミスタ3
b,沸き上げ湯温設定器7を順に選択し、A−D変換器
12,入力回路13を介して各温度データ(Ta),
(Tb),(Tm)をCPU10へ読み込む。
【0015】次のステップS23では、CPU10でサ
ーミスタ3aにより検出された貯湯タンク1a内の湯温
(Ta)と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ
目標湯温(Tm)とが比較され、Ta≧Tmでなければ
ステップS24に移り、CPU10内のフラグF1を検
査する。フラグF1=0であればステップS26に移り
電磁リレー6を動作させ、ステップS32で電磁リレー
5も動作させて、ヒータ2aに通電を行い、貯湯タンク
1aの沸き上げを開始する。
ーミスタ3aにより検出された貯湯タンク1a内の湯温
(Ta)と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ
目標湯温(Tm)とが比較され、Ta≧Tmでなければ
ステップS24に移り、CPU10内のフラグF1を検
査する。フラグF1=0であればステップS26に移り
電磁リレー6を動作させ、ステップS32で電磁リレー
5も動作させて、ヒータ2aに通電を行い、貯湯タンク
1aの沸き上げを開始する。
【0016】また、ステップS24でフラグF1=1で
あれば、ステップS25へ移り、沸き上げ目標湯温(T
m)よりも少し低い温度(Tm−ΔT)とTaとを比較
し、Ta≧Tm−ΔTでなければステップ26でフラグ
F1=0とし、電磁リレー6を動作させると共に、ステ
ップS32で電磁リレー5を動作させてヒータ2aに通
電を行う。また、ステップS25でTa≧Tm−ΔTで
あった場合、あるいはステップS23でTa≧Tmであ
った場合には貯湯タンク1aは沸き上げられていると判
断でき、ステップS27に移りフラグF1=1とし、電
磁リレー6を復帰させて次のステップS28へ進む。
あれば、ステップS25へ移り、沸き上げ目標湯温(T
m)よりも少し低い温度(Tm−ΔT)とTaとを比較
し、Ta≧Tm−ΔTでなければステップ26でフラグ
F1=0とし、電磁リレー6を動作させると共に、ステ
ップS32で電磁リレー5を動作させてヒータ2aに通
電を行う。また、ステップS25でTa≧Tm−ΔTで
あった場合、あるいはステップS23でTa≧Tmであ
った場合には貯湯タンク1aは沸き上げられていると判
断でき、ステップS27に移りフラグF1=1とし、電
磁リレー6を復帰させて次のステップS28へ進む。
【0017】ステップS28では、CPU10でサーミ
スタ3bにより検出された貯湯タンク1b内の湯温(T
b)と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ目標
湯温(Tm)とが比較され、Tb≧Tmでなければステ
ップS29に移り、CPU10内のフラグF2を検査す
る。そして、フラグF2=0であれば、ステップS32
で電磁リレー5を動作させる。そして、すでにステップ
S27で電磁リレー6は復帰状態にあるため、すなわち
ヒータ2bに接続された状態にあるため、ヒータ2bに
通電が行われ、貯湯タンク1bの沸き上げが開始され
る。また、ステップS29でフラグF2=1であれば、
ステップS30へ移り、沸き上げ目標湯温(Tm)より
も少し低い温度(Tm−ΔT)とTbとを比較し、Tb
≧Tm−ΔTでなければステップS31でフラグF2=
0とし、ステップS32で電磁リレー5を動作させ、貯
湯タンク1bの沸き上げを行う。
スタ3bにより検出された貯湯タンク1b内の湯温(T
b)と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ目標
湯温(Tm)とが比較され、Tb≧Tmでなければステ
ップS29に移り、CPU10内のフラグF2を検査す
る。そして、フラグF2=0であれば、ステップS32
で電磁リレー5を動作させる。そして、すでにステップ
S27で電磁リレー6は復帰状態にあるため、すなわち
ヒータ2bに接続された状態にあるため、ヒータ2bに
通電が行われ、貯湯タンク1bの沸き上げが開始され
る。また、ステップS29でフラグF2=1であれば、
ステップS30へ移り、沸き上げ目標湯温(Tm)より
も少し低い温度(Tm−ΔT)とTbとを比較し、Tb
≧Tm−ΔTでなければステップS31でフラグF2=
0とし、ステップS32で電磁リレー5を動作させ、貯
湯タンク1bの沸き上げを行う。
【0018】そしてステップS32から再びステップS
22へ戻り、沸き上げが終了するまで上述のステップを
繰り返し実行するが、ステップS30でTb≧Tm−Δ
Tであった場合、あるいはステップS28でTb≧Tm
であった場合には貯湯タンク1bは沸き上げられている
と判断でき、ステップS33に移りフラグF2=1と
し、ステップS34で電磁リレー5を復帰させて次のス
テップS35で沸き上げを終了する。
22へ戻り、沸き上げが終了するまで上述のステップを
繰り返し実行するが、ステップS30でTb≧Tm−Δ
Tであった場合、あるいはステップS28でTb≧Tm
であった場合には貯湯タンク1bは沸き上げられている
と判断でき、ステップS33に移りフラグF2=1と
し、ステップS34で電磁リレー5を復帰させて次のス
テップS35で沸き上げを終了する。
【0019】以上の沸き上げ動作を、タイムチャートで
表すと図7に示すようになる。図7において、縦軸が湯
温,横軸が時間を示す。時刻t0 から沸き上げを開始し
て、まずヒータ2aに通電が行われるため、貯湯タンク
1a内の湯が加熱され、サーミスタ3aの検出湯温(T
a)が上昇する。そしてt1 時にTaがTmまで達する
と、ヒータ2aへ行われていた通電が、ヒータ2bへと
切り替わり、貯湯タンク1b内の湯が加熱され、サーミ
スタ3bの検出湯温(Tb)が上昇する。そしてt2 時
にTbがTmまで達すると、各貯湯タンク1a,1b全
体の湯が沸き上げられたことになり、ヒータ2bへの通
電も停止し、沸き上げ終了となる。
表すと図7に示すようになる。図7において、縦軸が湯
温,横軸が時間を示す。時刻t0 から沸き上げを開始し
て、まずヒータ2aに通電が行われるため、貯湯タンク
1a内の湯が加熱され、サーミスタ3aの検出湯温(T
a)が上昇する。そしてt1 時にTaがTmまで達する
と、ヒータ2aへ行われていた通電が、ヒータ2bへと
切り替わり、貯湯タンク1b内の湯が加熱され、サーミ
スタ3bの検出湯温(Tb)が上昇する。そしてt2 時
にTbがTmまで達すると、各貯湯タンク1a,1b全
体の湯が沸き上げられたことになり、ヒータ2bへの通
電も停止し、沸き上げ終了となる。
【0020】以上のように、電磁リレー5,電磁リレー
6を図1,図2に示すように構成することで、ヒータ2
a,ヒータ2bの双方に同時に通電が行われることがな
くなる。また、まず貯湯タンク1aを優先して沸き上
げ、貯湯タンク1aが沸き上がった時点で貯湯タンク1
bを沸き上げる制御を行わせることで、電源容量を大き
くする必要がなくなり、貯湯タンク1aを先に短時間で
沸き上げることができ、採湯できるまでの時間を短縮す
ることができる。また、貯湯タンク1aの沸き上げを貯
湯タンク1bの沸き上げより常に優先させることによ
り、貯湯タンク1bの沸き上げ中に貯湯タンク1aから
採湯され、貯湯タンク1aに冷水が給水されたとして
も、貯湯タンク1bの沸き上げを一旦停止し、貯湯タン
ク1aを沸き上げることで、貯湯タンク1aを常に貯湯
タンク1bより沸き上がった状態としておくことができ
る。
6を図1,図2に示すように構成することで、ヒータ2
a,ヒータ2bの双方に同時に通電が行われることがな
くなる。また、まず貯湯タンク1aを優先して沸き上
げ、貯湯タンク1aが沸き上がった時点で貯湯タンク1
bを沸き上げる制御を行わせることで、電源容量を大き
くする必要がなくなり、貯湯タンク1aを先に短時間で
沸き上げることができ、採湯できるまでの時間を短縮す
ることができる。また、貯湯タンク1aの沸き上げを貯
湯タンク1bの沸き上げより常に優先させることによ
り、貯湯タンク1bの沸き上げ中に貯湯タンク1aから
採湯され、貯湯タンク1aに冷水が給水されたとして
も、貯湯タンク1bの沸き上げを一旦停止し、貯湯タン
ク1aを沸き上げることで、貯湯タンク1aを常に貯湯
タンク1bより沸き上がった状態としておくことができ
る。
【0021】実施例2.図4は請求項2に記載する貯湯
式給湯器の一実施例の動作を示すフローチャートであ
り、図4を用いて実施例2を説明する。上記実施例1で
は、貯湯タンク1本当りの沸き上げに要する時間が長い
場合、貯湯タンク1aを沸き上げてから貯湯タンク1b
を沸き上げている間に、貯湯タンク1a内の湯温が放熱
により低下し、貯湯タンク1bが沸き上がった時点では
貯湯タンク1a内の湯温が沸き上げ目標湯温(Tm)よ
り若干低い温度となる。ここで仮に、貯湯タンク1本を
沸き上げるのに約4時間を要し、貯湯タンクの湯温低下
率が−0.5deg /時であるとすると、タンク1bが沸
き上がった時点でのタンク1aの湯温は、Tm−2℃と
なる。この実施例2では、全体が沸き上がった時点で、
各々の貯湯タンクの沸き上げ湯温をほぼ同一温度にでき
る貯湯式給湯器を得ることとしている。
式給湯器の一実施例の動作を示すフローチャートであ
り、図4を用いて実施例2を説明する。上記実施例1で
は、貯湯タンク1本当りの沸き上げに要する時間が長い
場合、貯湯タンク1aを沸き上げてから貯湯タンク1b
を沸き上げている間に、貯湯タンク1a内の湯温が放熱
により低下し、貯湯タンク1bが沸き上がった時点では
貯湯タンク1a内の湯温が沸き上げ目標湯温(Tm)よ
り若干低い温度となる。ここで仮に、貯湯タンク1本を
沸き上げるのに約4時間を要し、貯湯タンクの湯温低下
率が−0.5deg /時であるとすると、タンク1bが沸
き上がった時点でのタンク1aの湯温は、Tm−2℃と
なる。この実施例2では、全体が沸き上がった時点で、
各々の貯湯タンクの沸き上げ湯温をほぼ同一温度にでき
る貯湯式給湯器を得ることとしている。
【0022】次に実施例2の動作について説明する。ス
テップS41で沸き上げが開始されると、制御回路4が
動作し、ステップS42でアナログマルチプレクサによ
りサーミスタ3a,サーミスタ3b,沸き上げ湯温設定
器7を順に選択し、A−D変換器12,入力回路13を
介して各温度データ(Ta),(Tb),(Tm)がC
PU10へ読み込まれる。
テップS41で沸き上げが開始されると、制御回路4が
動作し、ステップS42でアナログマルチプレクサによ
りサーミスタ3a,サーミスタ3b,沸き上げ湯温設定
器7を順に選択し、A−D変換器12,入力回路13を
介して各温度データ(Ta),(Tb),(Tm)がC
PU10へ読み込まれる。
【0023】次のステップS43では、CPU10でサ
ーミスタ3aにより検出された貯湯タンク1a内の湯温
(Ta)と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ
目標湯温(Tm)とが比較され、Ta≧Tmでなければ
ステップS44に移り、CPU10内のフラグF1を検
査する。そして、フラグF1=0であれば、ステップS
46に移り電磁リレー6を動作させ、ステップS52で
電磁リレー5も動作させて、ヒータ2aに通電を行い、
貯湯タンク1aの沸き上げを行う。
ーミスタ3aにより検出された貯湯タンク1a内の湯温
(Ta)と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ
目標湯温(Tm)とが比較され、Ta≧Tmでなければ
ステップS44に移り、CPU10内のフラグF1を検
査する。そして、フラグF1=0であれば、ステップS
46に移り電磁リレー6を動作させ、ステップS52で
電磁リレー5も動作させて、ヒータ2aに通電を行い、
貯湯タンク1aの沸き上げを行う。
【0024】また、ステップS44でフラグF1=1で
あれば、ステップS45へ移り、沸き上げ目標湯温(T
m)よりも少し低い温度(Tm−ΔT)とTaとを比較
し、Ta≧Tm−ΔTでなければステップS46へ移り
フラグF1=0とし、電磁リレー6を動作させると共
に、ステップS52で電磁リレー5を動作させてヒータ
2aに通電を行う。また、ステップS45でTa≧Tm
−ΔTであった場合、あるいはステップS43でTa≧
Tmであった場合には貯湯タンク1aは沸き上げられて
いると判断でき、ステップS47に移りフラグF1=1
とし、電磁リレー6を復帰させて次のステップS48へ
進む。
あれば、ステップS45へ移り、沸き上げ目標湯温(T
m)よりも少し低い温度(Tm−ΔT)とTaとを比較
し、Ta≧Tm−ΔTでなければステップS46へ移り
フラグF1=0とし、電磁リレー6を動作させると共
に、ステップS52で電磁リレー5を動作させてヒータ
2aに通電を行う。また、ステップS45でTa≧Tm
−ΔTであった場合、あるいはステップS43でTa≧
Tmであった場合には貯湯タンク1aは沸き上げられて
いると判断でき、ステップS47に移りフラグF1=1
とし、電磁リレー6を復帰させて次のステップS48へ
進む。
【0025】ステップS48では、CPU10でサーミ
スタ3bにより検出された貯湯タンク1b内の湯温(T
b)と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ目標
湯温(Tm)とが比較され、Tb≧Tmでなければステ
ップS49に移り、CPU10内のフラグF2を検査す
る。そして、フラグF2=0であれば、ステップS52
で電磁リレー5を動作させる。そして、すでにステップ
S47で電磁リレー6は復帰状態、すなわちヒータ2b
に接続された状態にあるため、ヒータ2bに通電が行わ
れ貯湯タンク1bの沸き上げが開始される。また、ステ
ップS49でフラグF2=1であれば、ステップS50
へ移り、沸き上げ目標湯温(Tm)よりも少し低い温度
(Tm−ΔT)とTbとを比較し、Tb≧Tm−ΔTで
なければステップS51でフラグF2=0とし、ステッ
プS52で電磁リレー5を動作させて貯湯タンク1bの
沸き上げを行う。
スタ3bにより検出された貯湯タンク1b内の湯温(T
b)と沸き上げ湯温設定器7に設定された沸き上げ目標
湯温(Tm)とが比較され、Tb≧Tmでなければステ
ップS49に移り、CPU10内のフラグF2を検査す
る。そして、フラグF2=0であれば、ステップS52
で電磁リレー5を動作させる。そして、すでにステップ
S47で電磁リレー6は復帰状態、すなわちヒータ2b
に接続された状態にあるため、ヒータ2bに通電が行わ
れ貯湯タンク1bの沸き上げが開始される。また、ステ
ップS49でフラグF2=1であれば、ステップS50
へ移り、沸き上げ目標湯温(Tm)よりも少し低い温度
(Tm−ΔT)とTbとを比較し、Tb≧Tm−ΔTで
なければステップS51でフラグF2=0とし、ステッ
プS52で電磁リレー5を動作させて貯湯タンク1bの
沸き上げを行う。
【0026】そしてステップS52から再びステップS
42へ戻り、貯湯タンク1aの沸き上げが終了するまで
上述のステップを繰り返し実行するが、ステップS50
でTb≧Tm−ΔTであった場合、あるいはステップS
48でTb≧Tmであった場合には貯湯タンク1bは沸
き上げられていると判断でき、ステップS53に移りフ
ラグF2=1とし、次のステップS54へ移る。
42へ戻り、貯湯タンク1aの沸き上げが終了するまで
上述のステップを繰り返し実行するが、ステップS50
でTb≧Tm−ΔTであった場合、あるいはステップS
48でTb≧Tmであった場合には貯湯タンク1bは沸
き上げられていると判断でき、ステップS53に移りフ
ラグF2=1とし、次のステップS54へ移る。
【0027】次のステップS54では、再びTaとTm
とが比較され、Ta≧Tmでなければ、すなわち、貯湯
タンク1a内の湯温が放熱により低下している場合に
は、ステップS55でフラグF1=0としてステップS
42に戻り、ステップS43,44を実行し、フラグF
=0であるのでステップS46で電磁リレー6を動作
し、ステップS52で電磁リレー5を動作して、Ta≧
Tmになるまでヒータ2aに通電を行う。そして再びス
テップS54を実行したとき、Ta≧Tmであればステ
ップS56で電磁リレー5を復帰させ、ステップS57
で沸き上げを終了する。
とが比較され、Ta≧Tmでなければ、すなわち、貯湯
タンク1a内の湯温が放熱により低下している場合に
は、ステップS55でフラグF1=0としてステップS
42に戻り、ステップS43,44を実行し、フラグF
=0であるのでステップS46で電磁リレー6を動作
し、ステップS52で電磁リレー5を動作して、Ta≧
Tmになるまでヒータ2aに通電を行う。そして再びス
テップS54を実行したとき、Ta≧Tmであればステ
ップS56で電磁リレー5を復帰させ、ステップS57
で沸き上げを終了する。
【0028】以上の沸き上げ動作を、タイムチャートで
表すと図8に示すようになる。図8において、縦軸が湯
温,横軸が時間を示す。時刻t0 から沸き上げを開始し
て、まずヒータ2aに通電が行われるため、貯湯タンク
1a内の湯が加熱され、サーミスタ3aの検出湯温(T
a)が上昇する。そしてt1 時にTaがTmまで達する
と、ヒータ2aへ行われていた通電がヒータ2bへと切
り替わり、貯湯タンク1b内の湯が加熱され、サーミス
タ3bの検出湯温(Tb)が上昇する。そしてt2 時に
TbがTmまで達すると、ヒータ2bへの通電も停止さ
せるが、図8に示すように、貯湯タンク1bが沸き上が
ったt2 時には、貯湯タンク1bを沸き上げている最中
の放熱等により、TaがTbより若干低くなっている。
そこでこの低下分を沸き上げるため、この実施例2では
再びヒータ2aに通電を行い、再びTaがTmに達する
まで貯湯タンク1aを沸き上げ、TaがTmに達したt
3 時に全体の沸き上げを終了する。
表すと図8に示すようになる。図8において、縦軸が湯
温,横軸が時間を示す。時刻t0 から沸き上げを開始し
て、まずヒータ2aに通電が行われるため、貯湯タンク
1a内の湯が加熱され、サーミスタ3aの検出湯温(T
a)が上昇する。そしてt1 時にTaがTmまで達する
と、ヒータ2aへ行われていた通電がヒータ2bへと切
り替わり、貯湯タンク1b内の湯が加熱され、サーミス
タ3bの検出湯温(Tb)が上昇する。そしてt2 時に
TbがTmまで達すると、ヒータ2bへの通電も停止さ
せるが、図8に示すように、貯湯タンク1bが沸き上が
ったt2 時には、貯湯タンク1bを沸き上げている最中
の放熱等により、TaがTbより若干低くなっている。
そこでこの低下分を沸き上げるため、この実施例2では
再びヒータ2aに通電を行い、再びTaがTmに達する
まで貯湯タンク1aを沸き上げ、TaがTmに達したt
3 時に全体の沸き上げを終了する。
【0029】以上のようにこの実施例2では、貯湯タン
ク1bが沸き上がった後に貯湯タンク1aを再び沸き上
げるように制御することにより、実施例1で得られる効
果の他に、全体の沸き上げ終了時に各貯湯タンク1a,
1bの沸き上がり湯温をほぼ同一にできる。
ク1bが沸き上がった後に貯湯タンク1aを再び沸き上
げるように制御することにより、実施例1で得られる効
果の他に、全体の沸き上げ終了時に各貯湯タンク1a,
1bの沸き上がり湯温をほぼ同一にできる。
【0030】以上の実施例1,2(以下、上記実施例と
いう)では、各貯湯タンク全体を沸き上げる発熱体を備
え、熱源として電気を使用し、貯湯タンクを2本備えた
貯湯式給湯器を例にとり説明しているが、貯湯タンクは
3本以上でも同様に実施することができる。また、上記
実施例では、各貯湯タンクに貯湯タンク全体を沸き上げ
るため各々1本の発熱体を備えた例を用いて説明してい
るが、各貯湯タンク内に備える発熱体は、1本でなくて
もよく、例えば上部のみ,下部のみを、それぞれ別に沸
き上げるように2本あるいは複数本の発熱体を設けても
よい。この場合1つの貯湯タンク内にある複数本の発熱
体を上部から順に通電するように制御すれば、上記実施
例と同様の制御で沸き上げを行うことができる。
いう)では、各貯湯タンク全体を沸き上げる発熱体を備
え、熱源として電気を使用し、貯湯タンクを2本備えた
貯湯式給湯器を例にとり説明しているが、貯湯タンクは
3本以上でも同様に実施することができる。また、上記
実施例では、各貯湯タンクに貯湯タンク全体を沸き上げ
るため各々1本の発熱体を備えた例を用いて説明してい
るが、各貯湯タンク内に備える発熱体は、1本でなくて
もよく、例えば上部のみ,下部のみを、それぞれ別に沸
き上げるように2本あるいは複数本の発熱体を設けても
よい。この場合1つの貯湯タンク内にある複数本の発熱
体を上部から順に通電するように制御すれば、上記実施
例と同様の制御で沸き上げを行うことができる。
【0031】また、上記実施例では、制御にマイクロコ
ンピュータを用いたが、これは、演算増幅器,比較器等
を用いても良く、同様の効果を得ることができる。ま
た、発熱体の制御に電磁リレーを用いているが、サイリ
スタ等の他のスイッチング素子を用いても同様の効果を
得ることができる。また、湯温検出器7としてサーミス
タを使用した例を示したが、温度を電気信号に変換し得
るものであれば他のものでも同様の効果を得ることがで
き、例えば、熱電対,バイメタル素子等の使用が考えら
れる。また、沸き上げ目標湯温(Tm)を設定するため
に可変抵抗器で構成された沸き上げ湯温設定器7を使用
しているが、キーボード等他の入力装置でも同様の効果
を得ることができ、たとえ実体化していなくても装置内
部で湯温検出素子の出力と比較するデータを可変/固定
にかかわらず作成してもよい。さらに、上記実施例で
は、熱源を電気とした例を示したが、他の熱源でも貯湯
式として複数の貯湯タンクを使用する装置であればこの
発明を実施することができる。ここで、例えば熱源とし
てガスを使用する装置であれば、発熱体はヒータではな
くボイラとなり、電磁リレーの替わりにガスバルブを制
御すれば良い。
ンピュータを用いたが、これは、演算増幅器,比較器等
を用いても良く、同様の効果を得ることができる。ま
た、発熱体の制御に電磁リレーを用いているが、サイリ
スタ等の他のスイッチング素子を用いても同様の効果を
得ることができる。また、湯温検出器7としてサーミス
タを使用した例を示したが、温度を電気信号に変換し得
るものであれば他のものでも同様の効果を得ることがで
き、例えば、熱電対,バイメタル素子等の使用が考えら
れる。また、沸き上げ目標湯温(Tm)を設定するため
に可変抵抗器で構成された沸き上げ湯温設定器7を使用
しているが、キーボード等他の入力装置でも同様の効果
を得ることができ、たとえ実体化していなくても装置内
部で湯温検出素子の出力と比較するデータを可変/固定
にかかわらず作成してもよい。さらに、上記実施例で
は、熱源を電気とした例を示したが、他の熱源でも貯湯
式として複数の貯湯タンクを使用する装置であればこの
発明を実施することができる。ここで、例えば熱源とし
てガスを使用する装置であれば、発熱体はヒータではな
くボイラとなり、電磁リレーの替わりにガスバルブを制
御すれば良い。
【0032】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】加熱容量を増加させることなく、且つ、全
体の沸き上げ量を少なくすることなく、必要な湯を短時
間で沸き上げることができ、沸き上げ開始から採湯まで
の時間を短くすることができる。
体の沸き上げ量を少なくすることなく、必要な湯を短時
間で沸き上げることができ、沸き上げ開始から採湯まで
の時間を短くすることができる。
【0034】さらに、全体を沸き上げた時点で各々の貯
湯タンクの沸き上がり湯温をほぼ同一にすることがで
き、大量の湯を一度に使用する場合でも均一な温度の湯
を採湯できる。
湯タンクの沸き上がり湯温をほぼ同一にすることがで
き、大量の湯を一度に使用する場合でも均一な温度の湯
を採湯できる。
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】図1に示す装置の回路構成を示す接続図であ
る。
る。
【図3】この発明の実施例1の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図4】この発明の実施例2の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図5】従来の貯湯式給湯器の構成の一例を示す図であ
る。
る。
【図6】従来の装置の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図7】この発明の実施例1の動作を示すタイムチャー
トである。
トである。
【図8】この発明の実施例2の動作を示すタイムチャー
トである。
トである。
1a,1b それぞれ貯湯タンク 2a,2b それぞれ発熱体 3a,3b それぞれ湯温検出器 4 制御回路 5 電磁リレー 6 電磁リレー 7 沸き上げ湯温設定器 8 商用電源 9 接続管 10 CPU 12 A−D変換器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【実施例】 実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す図であり、
ここでは、熱源として電気を使用し、貯湯タンクを2本
備えた貯湯式給湯器を例にとり説明する。図において、
1a,1bはそれぞれ同程度の貯湯量を持つ貯湯タン
ク、2a,2bは各貯湯タンク1a,1b内の湯を加熱
する発熱体(以下、ヒータとする)3a,3bは各貯湯
タンク1a,1b内の湯温(Ta),(Tb)を検出す
る湯温検出器(以下、サーミスタとする)、4は制御回
路で、サーミスタ3a,3bにより検出された各貯湯タ
ンク1a,1b内の湯温(Ta),(Tb)と沸き上げ
目標湯温(Tm)とを比較し、貯湯タンク1a内の湯温
(Ta)あるいは貯湯タンク1b内の湯温(Tb)の双
方あるいは何れかが沸き上げ目標湯温(Tm)より低い
場合に、後述する電磁リレー5,6の双方あるいは何れ
か一方をONさせる信号を出力する。5は制御回路4か
らの信号により接続(ON)動作する電磁リレーで、ヒ
ータ2a,2bの双方に対して直列に接続されている。
6は電磁リレー5と直列に接続され、制御回路4からの
信号により動作する電磁リレーで、ヒータ2a,2bの
何れか一方を選択して接続するように回路を切換える、
7は沸き上げ目標湯温(Tm)を設定する可変抵抗器か
らなる沸き上げ湯温設定器、8は商用電源、9は貯湯タ
ンク1aと1bとを直列に接続配管する接続管である。
ここでは、熱源として電気を使用し、貯湯タンクを2本
備えた貯湯式給湯器を例にとり説明する。図において、
1a,1bはそれぞれ同程度の貯湯量を持つ貯湯タン
ク、2a,2bは各貯湯タンク1a,1b内の湯を加熱
する発熱体(以下、ヒータとする)3a,3bは各貯湯
タンク1a,1b内の湯温(Ta),(Tb)を検出す
る湯温検出器(以下、サーミスタとする)、4は制御回
路で、サーミスタ3a,3bにより検出された各貯湯タ
ンク1a,1b内の湯温(Ta),(Tb)と沸き上げ
目標湯温(Tm)とを比較し、貯湯タンク1a内の湯温
(Ta)あるいは貯湯タンク1b内の湯温(Tb)の双
方あるいは何れかが沸き上げ目標湯温(Tm)より低い
場合に、後述する電磁リレー5,6の双方あるいは何れ
か一方をONさせる信号を出力する。5は制御回路4か
らの信号により接続(ON)動作する電磁リレーで、ヒ
ータ2a,2bの双方に対して直列に接続されている。
6は電磁リレー5と直列に接続され、制御回路4からの
信号により動作する電磁リレーで、ヒータ2a,2bの
何れか一方を選択して接続するように回路を切換える、
7は沸き上げ目標湯温(Tm)を設定する可変抵抗器か
らなる沸き上げ湯温設定器、8は商用電源、9は貯湯タ
ンク1aと1bとを直列に接続配管する接続管である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】そしてステップS52から再びステップS
42へ戻り、貯湯タンク1bの沸き上げが終了するまで
上述のステップを繰り返し実行するが、ステップS50
でTb≧Tm−ΔTであった場合、あるいはステップS
48でTb≧Tmであった場合には貯湯タンク1bは沸
き上げられていると判断でき、ステップS53に移りフ
ラグF2=1とし、次のステップS54へ移る。
42へ戻り、貯湯タンク1bの沸き上げが終了するまで
上述のステップを繰り返し実行するが、ステップS50
でTb≧Tm−ΔTであった場合、あるいはステップS
48でTb≧Tmであった場合には貯湯タンク1bは沸
き上げられていると判断でき、ステップS53に移りフ
ラグF2=1とし、次のステップS54へ移る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】以上の実施例1,2(以下、上記実施例と
いう)では、各貯湯タンク全体を沸き上げる発熱体を備
え、熱源として電気を使用し、貯湯タンクを2本備えた
貯湯式給湯器を例にとり説明しているが、貯湯タンクは
3本以上でも同様に実施することができる。また、上記
実施例では、各貯湯タンクに貯湯タンク全体を沸き上げ
るため各々1本の発熱体を備えた例を用いて説明してい
るが、各貯湯タンク内に備える発熱体は、1本でなくて
もよく、例えばタンク全体を沸き上げる発熱体の他に、
上部のみを沸き上げる発熱体を設けてもよい。この場合
1つの貯湯タンク内にある複数本の発熱体を上部から順
に通電するように制御すれば、上記実施例と同様の制御
で沸き上げを行うことができる。
いう)では、各貯湯タンク全体を沸き上げる発熱体を備
え、熱源として電気を使用し、貯湯タンクを2本備えた
貯湯式給湯器を例にとり説明しているが、貯湯タンクは
3本以上でも同様に実施することができる。また、上記
実施例では、各貯湯タンクに貯湯タンク全体を沸き上げ
るため各々1本の発熱体を備えた例を用いて説明してい
るが、各貯湯タンク内に備える発熱体は、1本でなくて
もよく、例えばタンク全体を沸き上げる発熱体の他に、
上部のみを沸き上げる発熱体を設けてもよい。この場合
1つの貯湯タンク内にある複数本の発熱体を上部から順
に通電するように制御すれば、上記実施例と同様の制御
で沸き上げを行うことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 それぞれ発熱体と湯温検出器とを有する
複数の貯湯タンクを直列に接続配管し、沸き上げ時には
各々の発熱体を同時に動作させることなく各貯湯タンク
の沸き上げ終了ごとに順次連続して動作させる沸き上げ
制御を行うことを特徴とする貯湯式給湯器。 - 【請求項2】 複数の貯湯タンク全体の沸き上げが一応
終了した時点で各貯湯タンクそれぞれの湯温を再点検
し、湯温が設定温度以下に下がった貯湯タンクが存在す
る場合、当該貯湯タンクの発熱体を動作させて沸き上げ
を行い、複数の貯湯タンク全体の沸き上げ終了時には複
数の貯湯タンクの沸き上げ温度を均一にする沸き上げ制
御を行うことを特徴とする請求項第1項記載の貯湯式給
湯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP297692A JPH05187717A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 貯湯式給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP297692A JPH05187717A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 貯湯式給湯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05187717A true JPH05187717A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11544405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP297692A Pending JPH05187717A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 貯湯式給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05187717A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20080028181A (ko) * | 2006-09-26 | 2008-03-31 | 노순창 | 순환식 순간가열 전기 보일러 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP297692A patent/JPH05187717A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20080028181A (ko) * | 2006-09-26 | 2008-03-31 | 노순창 | 순환식 순간가열 전기 보일러 |
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