JPH05187451A - 軸継手 - Google Patents
軸継手Info
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- JPH05187451A JPH05187451A JP2329792A JP2329792A JPH05187451A JP H05187451 A JPH05187451 A JP H05187451A JP 2329792 A JP2329792 A JP 2329792A JP 2329792 A JP2329792 A JP 2329792A JP H05187451 A JPH05187451 A JP H05187451A
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- driving
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- hub
- driven shaft
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Links
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- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原動軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及び
スラスト移動に対し良好に対処でき、構造及び組立てが
簡単で、回転力伝達機構の小型化が可能な新規構造の軸
継手を提供する。 【構成】 原動軸端部2の外周面に原動軸側ハブ6が取
付けられており、該ハブには原動軸側支持部材10a,
10bが付設されており、従動軸端部4の外周面に従動
軸側ハブ8が取付けられており、該ハブには従動軸側支
持部材12a,12bが付設されており、原動軸側ハブ
6と従動軸側ハブ8との間には中央部15と原動側係合
部16a,16bと従動側係合部18a,18bとから
なる回転力伝達板バネ部材14が配置されており、原動
側係合部16a,16bは原動軸側支持部材10a,1
0bに係合支持されており、従動側係合部18a,18
bは従動軸側支持部材12a,12bに係合支持されて
いる。
スラスト移動に対し良好に対処でき、構造及び組立てが
簡単で、回転力伝達機構の小型化が可能な新規構造の軸
継手を提供する。 【構成】 原動軸端部2の外周面に原動軸側ハブ6が取
付けられており、該ハブには原動軸側支持部材10a,
10bが付設されており、従動軸端部4の外周面に従動
軸側ハブ8が取付けられており、該ハブには従動軸側支
持部材12a,12bが付設されており、原動軸側ハブ
6と従動軸側ハブ8との間には中央部15と原動側係合
部16a,16bと従動側係合部18a,18bとから
なる回転力伝達板バネ部材14が配置されており、原動
側係合部16a,16bは原動軸側支持部材10a,1
0bに係合支持されており、従動側係合部18a,18
bは従動軸側支持部材12a,12bに係合支持されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸継手に関し、特に原動
軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト移動に
対し良好に対処でき、構造及び組立てが簡単な軸継手に
関する。
軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト移動に
対し良好に対処でき、構造及び組立てが簡単な軸継手に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種回
転力伝達機構において2つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポ
ンプには作動時に振動が発生するので、これらを継手部
分で吸収するために、従来、バネやゴム等の可撓性部材
を用いたフレキシブル継手が用いられている。
転力伝達機構において2つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポ
ンプには作動時に振動が発生するので、これらを継手部
分で吸収するために、従来、バネやゴム等の可撓性部材
を用いたフレキシブル継手が用いられている。
【0003】本発明は、原動軸側と従動軸側との間の偏
心、偏角及びスラスト移動に対し良好に対処でき、構造
及び組立てが簡単で、回転力伝達機構の小型化が可能な
新規構造の軸継手を提供することを目的とするものであ
る。
心、偏角及びスラスト移動に対し良好に対処でき、構造
及び組立てが簡単で、回転力伝達機構の小型化が可能な
新規構造の軸継手を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、上記原動軸端部の外周面に原動軸
側ハブが取付けられており、該原動軸側ハブには原動軸
回転中心と直交する第1方向に原動軸回転中心から等距
離の位置に配置された1対の原動軸側支持部材が取付け
られており、上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが
取付けられており、該従動軸側ハブには従動軸回転中心
と直交する第2方向に従動軸回転中心から等距離の位置
に配置された1対の従動軸側支持部材が取付けられてお
り、上記原動軸側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回
転力伝達板バネ部材が配置されており、該回転力伝達板
バネ部材は原動軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位
置にこれらと略直交して配置された中央部と該中央部の
上記第1方向両側縁に折曲げ付設された原動側係合部と
上記中央部の上記第2方向両側縁に折曲げ付設された従
動側係合部とを有しており、上記原動側係合部の先端部
は上記原動軸側支持部材に係合支持されており、上記従
動側係合部の先端部は上記従動軸側支持部材に係合支持
されている、ことを特徴とする、軸継手、が提供され
る。
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、上記原動軸端部の外周面に原動軸
側ハブが取付けられており、該原動軸側ハブには原動軸
回転中心と直交する第1方向に原動軸回転中心から等距
離の位置に配置された1対の原動軸側支持部材が取付け
られており、上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが
取付けられており、該従動軸側ハブには従動軸回転中心
と直交する第2方向に従動軸回転中心から等距離の位置
に配置された1対の従動軸側支持部材が取付けられてお
り、上記原動軸側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回
転力伝達板バネ部材が配置されており、該回転力伝達板
バネ部材は原動軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位
置にこれらと略直交して配置された中央部と該中央部の
上記第1方向両側縁に折曲げ付設された原動側係合部と
上記中央部の上記第2方向両側縁に折曲げ付設された従
動側係合部とを有しており、上記原動側係合部の先端部
は上記原動軸側支持部材に係合支持されており、上記従
動側係合部の先端部は上記従動軸側支持部材に係合支持
されている、ことを特徴とする、軸継手、が提供され
る。
【0005】本発明においては、上記原動軸側支持部材
が上記原動軸側ハブよりも従動側へと延出しており、上
記従動軸側支持部材が上記従動軸側ハブよりも原動側へ
と延出している、態様がある。また、この態様におい
て、上記回転力伝達部材の原動側係合部が上記中央部の
縁から先ず原動側へ次いで従動側へと折曲げられた形状
をなしており、且つ上記回転力伝達部材の従動側係合部
が上記中央部の縁から先ず従動側へ次いで原動側へと折
曲げられた形状をなしている、態様がある。
が上記原動軸側ハブよりも従動側へと延出しており、上
記従動軸側支持部材が上記従動軸側ハブよりも原動側へ
と延出している、態様がある。また、この態様におい
て、上記回転力伝達部材の原動側係合部が上記中央部の
縁から先ず原動側へ次いで従動側へと折曲げられた形状
をなしており、且つ上記回転力伝達部材の従動側係合部
が上記中央部の縁から先ず従動側へ次いで原動側へと折
曲げられた形状をなしている、態様がある。
【0006】更に、本発明においては、上記原動軸端部
の外周面に対する上記原動軸側ハブの取付け及び上記従
動軸端部の外周面に対する上記従動軸側ハブの取付け
が、いずれも軸端部の円筒形状外周面に対するハブの締
付けによりなされている、態様がある。
の外周面に対する上記原動軸側ハブの取付け及び上記従
動軸端部の外周面に対する上記従動軸側ハブの取付け
が、いずれも軸端部の円筒形状外周面に対するハブの締
付けによりなされている、態様がある。
【0007】更に、本発明においては、上記原動軸側支
持部材が上記原動軸側ハブに対し取外し可能に取付けら
れており、上記従動軸側支持部材が上記従動軸側ハブに
対し取外し可能に取付けられている、態様がある。
持部材が上記原動軸側ハブに対し取外し可能に取付けら
れており、上記従動軸側支持部材が上記従動軸側ハブに
対し取外し可能に取付けられている、態様がある。
【0008】また、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、原動軸端部と従動軸端部とが対向配置さ
れており、上記原動軸端部の外周面に原動軸側ハブが取
付けられており、該原動軸側ハブには原動軸回転中心と
直交する第1方向に原動軸回転中心から等距離の位置に
配置された1対の原動軸側取付け部が形成されており、
上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが取付けられて
おり、該従動軸側ハブには従動軸回転中心と直交する第
2方向に従動軸回転中心から等距離の位置に配置された
1対の従動軸側取付け部が形成されており、上記原動軸
側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回転力伝達板バネ
部材が配置されており、該回転力伝達板バネ部材は原動
軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位置にこれらと略
直交して配置された中央部と該中央部の上記第1方向両
側縁に折曲げ付設された原動側係合部と上記中央部の上
記第2方向両側縁に折曲げ付設された従動側係合部とを
有しており、上記原動側係合部の先端部は上記原動軸側
取付け部に取付けられており、上記従動側係合部の先端
部は上記従動軸側取付け部に取付けられている、ことを
特徴とする、軸継手、が提供される。
るものとして、原動軸端部と従動軸端部とが対向配置さ
れており、上記原動軸端部の外周面に原動軸側ハブが取
付けられており、該原動軸側ハブには原動軸回転中心と
直交する第1方向に原動軸回転中心から等距離の位置に
配置された1対の原動軸側取付け部が形成されており、
上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが取付けられて
おり、該従動軸側ハブには従動軸回転中心と直交する第
2方向に従動軸回転中心から等距離の位置に配置された
1対の従動軸側取付け部が形成されており、上記原動軸
側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回転力伝達板バネ
部材が配置されており、該回転力伝達板バネ部材は原動
軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位置にこれらと略
直交して配置された中央部と該中央部の上記第1方向両
側縁に折曲げ付設された原動側係合部と上記中央部の上
記第2方向両側縁に折曲げ付設された従動側係合部とを
有しており、上記原動側係合部の先端部は上記原動軸側
取付け部に取付けられており、上記従動側係合部の先端
部は上記従動軸側取付け部に取付けられている、ことを
特徴とする、軸継手、が提供される。
【0009】本発明においては、上記回転力伝達部材の
原動側係合部が上記中央部の縁から先ず従動側へ次いで
原動側へと折曲げられた形状をなしており、且つ上記回
転力伝達部材の従動側係合部が上記中央部の縁から先ず
原動側へ次いで従動側へと折曲げられた形状をなしてい
る、態様がある。
原動側係合部が上記中央部の縁から先ず従動側へ次いで
原動側へと折曲げられた形状をなしており、且つ上記回
転力伝達部材の従動側係合部が上記中央部の縁から先ず
原動側へ次いで従動側へと折曲げられた形状をなしてい
る、態様がある。
【0010】本発明においては、上記第1方向と上記第
2方向とが直交している、態様がある。
2方向とが直交している、態様がある。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0012】図1は本発明による軸継手の第1の実施例
を示す分解斜視図であり、図2はその組立て状態の断面
図である。これらの図において、2は原動軸端部(図1
では図示を省略されている)であり、2’は原動軸回転
中心である。また、4は従動軸端部(図1では図示を省
略されている)であり、4’は従動軸回転中心である。
原動軸端部2と従動軸端部4とは互いに対向し且つ回転
中心2’,4’が合致してZ方向となる様に配置されて
いる。
を示す分解斜視図であり、図2はその組立て状態の断面
図である。これらの図において、2は原動軸端部(図1
では図示を省略されている)であり、2’は原動軸回転
中心である。また、4は従動軸端部(図1では図示を省
略されている)であり、4’は従動軸回転中心である。
原動軸端部2と従動軸端部4とは互いに対向し且つ回転
中心2’,4’が合致してZ方向となる様に配置されて
いる。
【0013】原動軸端部2の外周面には原動軸側ハブ6
が取付けられている。この取付けはキー結合やスプライ
ン結合その他圧入等の適宜の手段によりなされる。ハブ
6には原動軸回転中心2’に関しY方向に対称的な位置
にて従動側へと延出せる1対の原動軸側支持部材10
a,10bが突設形成されている。
が取付けられている。この取付けはキー結合やスプライ
ン結合その他圧入等の適宜の手段によりなされる。ハブ
6には原動軸回転中心2’に関しY方向に対称的な位置
にて従動側へと延出せる1対の原動軸側支持部材10
a,10bが突設形成されている。
【0014】同様に、従動軸端部4の外周面には従動軸
側ハブ8が取付けられている。この取付けはキー結合や
スプライン結合その他圧入等の適宜の手段によりなされ
る。ハブ8には従動軸回転中心4’に関しX方向に対称
的な位置にて原動側へと延出せる1対の従動軸側支持部
材12a,12bが突設形成されている。
側ハブ8が取付けられている。この取付けはキー結合や
スプライン結合その他圧入等の適宜の手段によりなされ
る。ハブ8には従動軸回転中心4’に関しX方向に対称
的な位置にて原動側へと延出せる1対の従動軸側支持部
材12a,12bが突設形成されている。
【0015】14は、原動軸側ハブ6と従動軸側ハブ8
との間に配置された回転力伝達板バネ部材である。該回
転力伝達板バネ部材14は、X−Y面と平行な平面状の
中央部15と、該中央部15のY方向両端縁から延びて
いる原動側係合部16a,16bと、上記中央部15の
X方向両端縁から延びている従動側係合部18a,18
bとからなる。図示されている様に、上記原動側係合部
16a,16bは中央部15の縁から先ず原動側へ次い
で従動側へと折曲げられた形状をなしており、それらの
先端部が更にY方向へと折曲げられていて、それぞれ上
記原動軸側支持部材10a,10bの先端に形成された
受入れ溝内に係合され支持されている。同様に、上記従
動側係合部18a,18bは中央部15の縁から先ず従
動側へ次いで原動側へと折曲げられた形状をなしてお
り、それらの先端部が更にX方向へと折曲げられてい
て、それぞれ上記従動軸側支持部材12a,12bの先
端に形成された受入れ溝内に係合され支持されている。
この回転力伝達板バネ部材14は、径方向に関し適度に
圧縮した状態で原動軸側支持部材10a,10b及び従
動軸側支持部材12a,12bに係合させることができ
る。
との間に配置された回転力伝達板バネ部材である。該回
転力伝達板バネ部材14は、X−Y面と平行な平面状の
中央部15と、該中央部15のY方向両端縁から延びて
いる原動側係合部16a,16bと、上記中央部15の
X方向両端縁から延びている従動側係合部18a,18
bとからなる。図示されている様に、上記原動側係合部
16a,16bは中央部15の縁から先ず原動側へ次い
で従動側へと折曲げられた形状をなしており、それらの
先端部が更にY方向へと折曲げられていて、それぞれ上
記原動軸側支持部材10a,10bの先端に形成された
受入れ溝内に係合され支持されている。同様に、上記従
動側係合部18a,18bは中央部15の縁から先ず従
動側へ次いで原動側へと折曲げられた形状をなしてお
り、それらの先端部が更にX方向へと折曲げられてい
て、それぞれ上記従動軸側支持部材12a,12bの先
端に形成された受入れ溝内に係合され支持されている。
この回転力伝達板バネ部材14は、径方向に関し適度に
圧縮した状態で原動軸側支持部材10a,10b及び従
動軸側支持部材12a,12bに係合させることができ
る。
【0016】尚、回転力伝達板バネ部材14としては、
1枚の板バネからなるものを用いてもよいし、複数枚の
板バネを貼合わせてなるものを用いることができる。ま
た、板バネとしては金属製のものの他に軽量化に有利な
強化プラスチック製のものを用いることもできる。
1枚の板バネからなるものを用いてもよいし、複数枚の
板バネを貼合わせてなるものを用いることができる。ま
た、板バネとしては金属製のものの他に軽量化に有利な
強化プラスチック製のものを用いることもできる。
【0017】かくして、本実施例において、回転力伝達
板バネ部材14の中央部15は、該中央部15と原動側
係合部16a,16bとのY−Z面内でのバネ変形に基
づき、原動軸側支持部材10a,10bに対しY方向の
移動、Z方向の移動及びX方向を中心とする回動をなす
ことができる。同様に、回転力伝達板バネ部材14の中
央部15は、該中央部15と従動側係合部18a,18
bとのX−Z面内でのバネ変形に基づき、従動軸側支持
部材12a,12bに対しX方向の移動、Z方向の移動
及びY方向を中心とする回動をなすことができる。
板バネ部材14の中央部15は、該中央部15と原動側
係合部16a,16bとのY−Z面内でのバネ変形に基
づき、原動軸側支持部材10a,10bに対しY方向の
移動、Z方向の移動及びX方向を中心とする回動をなす
ことができる。同様に、回転力伝達板バネ部材14の中
央部15は、該中央部15と従動側係合部18a,18
bとのX−Z面内でのバネ変形に基づき、従動軸側支持
部材12a,12bに対しX方向の移動、Z方向の移動
及びY方向を中心とする回動をなすことができる。
【0018】本実施例において、原動軸端部2が回転す
ると、その回転力は原動軸側ハブ6に取付けられた原動
軸側支持部材10a,10bから回転力伝達部材14の
原動側係合部16a,16bを介して中央部15へと伝
達され、更に回転力伝達部材14の従動側係合部18
a,18bから従動軸側支持部材12a,12bを介し
て従動軸側ハブ8へと伝達され、従動軸端部4が回転せ
しめられる。原動軸端部2と従動軸端部4とに偏心、偏
角またはスラスト移動が生じた場合には、上記の様に回
転力伝達部材14の中央部15と原動軸側支持部材10
a,10bとの間の相対移動及び回転力伝達部材14の
中央部15と従動軸側支持部材12a,12bとの間の
相対移動により、良好に対処できる。図3は、原動軸端
部2と従動軸端部4との間にスラスト移動が生じた場合
の回転力伝達板バネ部材14の変形の様子を示す図であ
る。原動軸端部2と従動軸端部4とが近接する場合に
は、実線矢印で示されている様に、原動側係合部16
a,16bの先端部が接近し、中央部15は殆ど動か
ず、原動側係合部16a,16bの中間折曲げ部及び更
には従動側係合部18a,18b(図3には現れていな
い)の中間折曲げ部がいずれも径方向内側へと偏位す
る。原動軸端部2と従動軸端部4とが離隔する場合に
は、破線矢印で示されている様に、上記近接の場合と逆
である。
ると、その回転力は原動軸側ハブ6に取付けられた原動
軸側支持部材10a,10bから回転力伝達部材14の
原動側係合部16a,16bを介して中央部15へと伝
達され、更に回転力伝達部材14の従動側係合部18
a,18bから従動軸側支持部材12a,12bを介し
て従動軸側ハブ8へと伝達され、従動軸端部4が回転せ
しめられる。原動軸端部2と従動軸端部4とに偏心、偏
角またはスラスト移動が生じた場合には、上記の様に回
転力伝達部材14の中央部15と原動軸側支持部材10
a,10bとの間の相対移動及び回転力伝達部材14の
中央部15と従動軸側支持部材12a,12bとの間の
相対移動により、良好に対処できる。図3は、原動軸端
部2と従動軸端部4との間にスラスト移動が生じた場合
の回転力伝達板バネ部材14の変形の様子を示す図であ
る。原動軸端部2と従動軸端部4とが近接する場合に
は、実線矢印で示されている様に、原動側係合部16
a,16bの先端部が接近し、中央部15は殆ど動か
ず、原動側係合部16a,16bの中間折曲げ部及び更
には従動側係合部18a,18b(図3には現れていな
い)の中間折曲げ部がいずれも径方向内側へと偏位す
る。原動軸端部2と従動軸端部4とが離隔する場合に
は、破線矢印で示されている様に、上記近接の場合と逆
である。
【0019】尚、原動軸端部2と従動軸端部4との間隔
(原動軸側ハブ6と従動軸側ハブ8との間隔)や、原動
軸側ハブ6、原動軸側支持部材10a,10b、従動軸
側ハブ8及び従動軸側支持部材12a,12bの形状
は、予想される原動軸端部2と従動軸端部4との間の偏
心、偏角またはスラスト移動に伴う回転力伝達板バネ部
材14の変形を妨げない様に設定されている。
(原動軸側ハブ6と従動軸側ハブ8との間隔)や、原動
軸側ハブ6、原動軸側支持部材10a,10b、従動軸
側ハブ8及び従動軸側支持部材12a,12bの形状
は、予想される原動軸端部2と従動軸端部4との間の偏
心、偏角またはスラスト移動に伴う回転力伝達板バネ部
材14の変形を妨げない様に設定されている。
【0020】以上の様な本実施例の軸継手は、図1に示
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。
【0021】本実施例においては、原動軸側ハブ6が原
動軸端部2の外周面に取付けられており、従動軸側ハブ
8が従動軸端部4の外周面に取付けられているので、原
動軸端部2と従動軸端部4との間の間隔を必要最小限に
設定することができ、これにより回転力伝達機構の軸方
向長さを短くすることができ小型化が可能である。
動軸端部2の外周面に取付けられており、従動軸側ハブ
8が従動軸端部4の外周面に取付けられているので、原
動軸端部2と従動軸端部4との間の間隔を必要最小限に
設定することができ、これにより回転力伝達機構の軸方
向長さを短くすることができ小型化が可能である。
【0022】図4は本発明による軸継手の第2の実施例
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図3におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側ハブ6及び従
動軸側ハブ8がボルトを用いた締付けにより原動軸端部
及び従動軸端部に取付けられており、この締付けを可能
となすために原動軸側ハブ6及び原動軸側支持部材10
bに割り溝7を形成し且つ従動軸側ハブ8及び従動軸側
支持部材12bに割り溝9を形成している。本実施例
は、上記第1の実施例の作用効果と同様の作用効果があ
る。更に、本実施例によれば、軸端部を特別な形状に加
工することなしにハブ6,8を取付けることができる。
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図3におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側ハブ6及び従
動軸側ハブ8がボルトを用いた締付けにより原動軸端部
及び従動軸端部に取付けられており、この締付けを可能
となすために原動軸側ハブ6及び原動軸側支持部材10
bに割り溝7を形成し且つ従動軸側ハブ8及び従動軸側
支持部材12bに割り溝9を形成している。本実施例
は、上記第1の実施例の作用効果と同様の作用効果があ
る。更に、本実施例によれば、軸端部を特別な形状に加
工することなしにハブ6,8を取付けることができる。
【0023】図5は本発明による軸継手の第3の実施例
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図4におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側支持部材10
a,10bがボルトにより原動軸側ハブ6の外周面に対
し取外し可能に取付けられており、従動軸側支持部材1
2a,12bがボルトにより従動軸側ハブ8の外周面に
対し取外し可能に取付けられている。そして、回転力伝
達板バネ部材14は、原動側係合部16a,16b及び
従動側係合部18a,18bを含む全体が、Z方向に関
し原動軸側ハブ6の従動側端面と従動側ハブ8の原動側
端面との間に位置している。また、本実施例では、回転
力伝達板バネ部材14の原動側係合部16a,16bと
原動軸側支持部材10a,10bとの係合はX−Z面と
平行な面でZ方向にスライド可能な様になされており、
回転力伝達板バネ部材14の従動側係合部18a,18
bと従動軸側支持部材12a,12bとの係合はY−Z
面と平行な面でZ方向にスライド可能な様になされてい
る。
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図4におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側支持部材10
a,10bがボルトにより原動軸側ハブ6の外周面に対
し取外し可能に取付けられており、従動軸側支持部材1
2a,12bがボルトにより従動軸側ハブ8の外周面に
対し取外し可能に取付けられている。そして、回転力伝
達板バネ部材14は、原動側係合部16a,16b及び
従動側係合部18a,18bを含む全体が、Z方向に関
し原動軸側ハブ6の従動側端面と従動側ハブ8の原動側
端面との間に位置している。また、本実施例では、回転
力伝達板バネ部材14の原動側係合部16a,16bと
原動軸側支持部材10a,10bとの係合はX−Z面と
平行な面でZ方向にスライド可能な様になされており、
回転力伝達板バネ部材14の従動側係合部18a,18
bと従動軸側支持部材12a,12bとの係合はY−Z
面と平行な面でZ方向にスライド可能な様になされてい
る。
【0024】本実施例は、上記第1の実施例と同様の作
用効果がある。更に、本実施例では、回転力伝達板バネ
部材14の交換は、原動軸端部2、原動軸側ハブ6、従
動軸端部4及び従動軸側ハブ8を移動させることなし
に、原動軸側支持部材10a,10bのうちの一方を原
動軸側ハブ6から取外し且つ従動軸側支持部材12a,
12bのうちの一方を従動軸側ハブ8から取外すのみで
簡単に行うことができる。あるいは、2つの原動軸側支
持部材10a,10b及び2つの従動軸側支持部材12
a,12bのうちの1つの支持部材のみを取外し板バネ
部材14を径方向に適宜圧縮変形させることによって
も、回転力伝達板バネ部材14を簡単に交換することが
できる。
用効果がある。更に、本実施例では、回転力伝達板バネ
部材14の交換は、原動軸端部2、原動軸側ハブ6、従
動軸端部4及び従動軸側ハブ8を移動させることなし
に、原動軸側支持部材10a,10bのうちの一方を原
動軸側ハブ6から取外し且つ従動軸側支持部材12a,
12bのうちの一方を従動軸側ハブ8から取外すのみで
簡単に行うことができる。あるいは、2つの原動軸側支
持部材10a,10b及び2つの従動軸側支持部材12
a,12bのうちの1つの支持部材のみを取外し板バネ
部材14を径方向に適宜圧縮変形させることによって
も、回転力伝達板バネ部材14を簡単に交換することが
できる。
【0025】図6は本発明による軸継手の第4の実施例
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図5におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側ハブ6のX方
向両端に原動軸側取付け部11a,11bが直接形成さ
れており、これら取付け部11a,11bに回転力伝達
板バネ部材14の原動側係合部16a,16bの先端部
がそれぞれ取付けられている。同様に、従動軸側ハブ8
のY方向両端に従動軸側取付け部13a,13bが直接
形成されており、これら取付け部13a,13bに回転
力伝達板バネ部材14の従動側係合部18a,18bの
先端部がそれぞれ取付けられている。本実施例の回転力
伝達板バネ部材14の原動側係合部及び従動側係合部の
折曲げ形態は、上記第1の実施例〜第3の実施例の場合
と逆である。
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図5におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側ハブ6のX方
向両端に原動軸側取付け部11a,11bが直接形成さ
れており、これら取付け部11a,11bに回転力伝達
板バネ部材14の原動側係合部16a,16bの先端部
がそれぞれ取付けられている。同様に、従動軸側ハブ8
のY方向両端に従動軸側取付け部13a,13bが直接
形成されており、これら取付け部13a,13bに回転
力伝達板バネ部材14の従動側係合部18a,18bの
先端部がそれぞれ取付けられている。本実施例の回転力
伝達板バネ部材14の原動側係合部及び従動側係合部の
折曲げ形態は、上記第1の実施例〜第3の実施例の場合
と逆である。
【0026】本実施例は、上記第1の実施例と同様の作
用効果がある。更に、本実施例では、原動軸側ハブ6や
従動軸側ハブ8に支持部材を取付けないので、構成がよ
り簡単である。
用効果がある。更に、本実施例では、原動軸側ハブ6や
従動軸側ハブ8に支持部材を取付けないので、構成がよ
り簡単である。
【0027】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、原動軸側
と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト移動に対し
良好に対処でき、構造及び組立てが簡単で、回転力伝達
機構の小型化が可能な新規構造の軸継手が提供される。
と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト移動に対し
良好に対処でき、構造及び組立てが簡単で、回転力伝達
機構の小型化が可能な新規構造の軸継手が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸継手の第1の実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の軸継手の組立て状態の断面図である。
【図3】図1の軸継手の回転力伝達板バネ部材の変形の
様子を示す図である。
様子を示す図である。
【図4】本発明による軸継手の第2の実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本発明による軸継手の第3の実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図6】本発明による軸継手の第4の実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
2 原動軸端部 2’ 原動軸回転中心 4 従動軸端部 4’ 従動軸回転中心 6 原動軸側ハブ 7 割り溝 8 従動軸側ハブ 9 割り溝 10a,10b 原動軸側支持部材 11a,11b 原動軸側取付け部 12a,12b 従動軸側支持部材 13a,13b 従動軸側取付け部 14 回転力伝達板バネ部材 15 中央部 16a,16b 原動側係合部 18a,18b 従動側係合部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 軸継手
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸継手に関し、特に原動
軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト移動に
対し良好に対処でき、構造及び組立てが簡単な軸継手に
関する。
軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト移動に
対し良好に対処でき、構造及び組立てが簡単な軸継手に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種回
転力伝達機構において2つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポ
ンプには作動時に振動が発生するので、これらを継手部
分で吸収するために、従来、バネやゴム等の可撓性部材
を用いたフレキシブル継手が用いられている。
転力伝達機構において2つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポ
ンプには作動時に振動が発生するので、これらを継手部
分で吸収するために、従来、バネやゴム等の可撓性部材
を用いたフレキシブル継手が用いられている。
【0003】本発明は、原動軸側と従動軸側との間の偏
心、偏角及びスラスト移動に対し良好に対処でき、構造
及び組立てが簡単で、回転力伝達機構の小型化が可能な
新規構造の軸継手を提供することを目的とするものであ
る。
心、偏角及びスラスト移動に対し良好に対処でき、構造
及び組立てが簡単で、回転力伝達機構の小型化が可能な
新規構造の軸継手を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、上記原動軸端部の外周面に原動軸
側ハブが取付けられており、該原動軸側ハブには原動軸
回転中心と直交する第1方向に原動軸回転中心から等距
離の位置に配置された1対の原動軸側支持部材が取付け
られており、上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが
取付けられており、該従動軸側ハブには従動軸回転中心
と直交する第2方向に従動軸回転中心から等距離の位置
に配置された1対の従動軸側支持部材が取付けられてお
り、上記原動軸側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回
転力伝達板バネ部材が配置されており、該回転力伝達板
バネ部材は原動軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位
置にこれらと略直交して配置された中央部と該中央部の
上記第1方向両側縁に折曲げ付設された原動側係合部と
上記中央部の上記第2方向両側縁に折曲げ付設された従
動側係合部とを有しており、上記原動側係合部の先端部
は上記原動軸側支持部材に係合支持されており、上記従
動側係合部の先端部は上記従動軸側支持部材に係合支持
されている、ことを特徴とする、軸継手、が提供され
る。
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、上記原動軸端部の外周面に原動軸
側ハブが取付けられており、該原動軸側ハブには原動軸
回転中心と直交する第1方向に原動軸回転中心から等距
離の位置に配置された1対の原動軸側支持部材が取付け
られており、上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが
取付けられており、該従動軸側ハブには従動軸回転中心
と直交する第2方向に従動軸回転中心から等距離の位置
に配置された1対の従動軸側支持部材が取付けられてお
り、上記原動軸側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回
転力伝達板バネ部材が配置されており、該回転力伝達板
バネ部材は原動軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位
置にこれらと略直交して配置された中央部と該中央部の
上記第1方向両側縁に折曲げ付設された原動側係合部と
上記中央部の上記第2方向両側縁に折曲げ付設された従
動側係合部とを有しており、上記原動側係合部の先端部
は上記原動軸側支持部材に係合支持されており、上記従
動側係合部の先端部は上記従動軸側支持部材に係合支持
されている、ことを特徴とする、軸継手、が提供され
る。
【0005】本発明においては、上記原動軸側支持部材
が上記原動軸側ハブよりも従動側へと延出しており、上
記従動軸側支持部材が上記従動軸側ハブよりも原動側へ
と延出している、態様がある。また、この態様におい
て、上記回転力伝達部材の原動側係合部が上記中央部の
縁から先ず原動側へ次いで従動側へと折曲げられた形状
をなしており、且つ上記回転力伝達部材の従動側係合部
が上記中央部の縁から先ず従動側へ次いで原動側へと折
曲げられた形状をなしている、態様がある。
が上記原動軸側ハブよりも従動側へと延出しており、上
記従動軸側支持部材が上記従動軸側ハブよりも原動側へ
と延出している、態様がある。また、この態様におい
て、上記回転力伝達部材の原動側係合部が上記中央部の
縁から先ず原動側へ次いで従動側へと折曲げられた形状
をなしており、且つ上記回転力伝達部材の従動側係合部
が上記中央部の縁から先ず従動側へ次いで原動側へと折
曲げられた形状をなしている、態様がある。
【0006】更に、本発明においては、上記原動軸端部
の外周面に対する上記原動軸側ハブの取付け及び上記従
動軸端部の外周面に対する上記従動軸側ハブの取付け
が、いずれも軸端部の円筒形状外周面に対するハブの締
付けによりなされている、態様がある。
の外周面に対する上記原動軸側ハブの取付け及び上記従
動軸端部の外周面に対する上記従動軸側ハブの取付け
が、いずれも軸端部の円筒形状外周面に対するハブの締
付けによりなされている、態様がある。
【0007】更に、本発明においては、上記原動軸側支
持部材が上記原動軸側ハブに対し取外し可能に取付けら
れており、上記従動軸側支持部材が上記従動軸側ハブに
対し取外し可能に取付けられている、態様がある。
持部材が上記原動軸側ハブに対し取外し可能に取付けら
れており、上記従動軸側支持部材が上記従動軸側ハブに
対し取外し可能に取付けられている、態様がある。
【0008】また、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、原動軸端部と従動軸端部とが対向配置さ
れており、上記原動軸端部の外周面に原動軸側ハブが取
付けられており、該原動軸側ハブには原動軸回転中心と
直交する第1方向に原動軸回転中心から等距離の位置に
配置された1対の原動軸側取付け部が形成されており、
上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが取付けられて
おり、該従動軸側ハブには従動軸回転中心と直交する第
2方向に従動軸回転中心から等距離の位置に配置された
1対の従動軸側取付け部が形成されており、上記原動軸
側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回転力伝達板バネ
部材が配置されており、該回転力伝達板バネ部材は原動
軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位置にこれらと略
直交して配置された中央部と該中央部の上記第1方向両
側縁に折曲げ付設された原動側係合部と上記中央部の上
記第2方向両側縁に折曲げ付設された従動側係合部とを
有しており、上記原動側係合部の先端部は上記原動軸側
取付け部に取付けられており、上記従動側係合部の先端
部は上記従動軸側取付け部に取付けられている、ことを
特徴とする、軸継手、が提供される。
るものとして、原動軸端部と従動軸端部とが対向配置さ
れており、上記原動軸端部の外周面に原動軸側ハブが取
付けられており、該原動軸側ハブには原動軸回転中心と
直交する第1方向に原動軸回転中心から等距離の位置に
配置された1対の原動軸側取付け部が形成されており、
上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが取付けられて
おり、該従動軸側ハブには従動軸回転中心と直交する第
2方向に従動軸回転中心から等距離の位置に配置された
1対の従動軸側取付け部が形成されており、上記原動軸
側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回転力伝達板バネ
部材が配置されており、該回転力伝達板バネ部材は原動
軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位置にこれらと略
直交して配置された中央部と該中央部の上記第1方向両
側縁に折曲げ付設された原動側係合部と上記中央部の上
記第2方向両側縁に折曲げ付設された従動側係合部とを
有しており、上記原動側係合部の先端部は上記原動軸側
取付け部に取付けられており、上記従動側係合部の先端
部は上記従動軸側取付け部に取付けられている、ことを
特徴とする、軸継手、が提供される。
【0009】本発明においては、上記回転力伝達部材の
原動側係合部が上記中央部の縁から先ず従動側へ次いで
原動側へと折曲げられた形状をなしており、且つ上記回
転力伝達部材の従動側係合部が上記中央部の縁から先ず
原動側へ次いで従動側へと折曲げられた形状をなしてい
る、態様がある。
原動側係合部が上記中央部の縁から先ず従動側へ次いで
原動側へと折曲げられた形状をなしており、且つ上記回
転力伝達部材の従動側係合部が上記中央部の縁から先ず
原動側へ次いで従動側へと折曲げられた形状をなしてい
る、態様がある。
【0010】本発明においては、上記第1方向と上記第
2方向とが直交している、態様がある。
2方向とが直交している、態様がある。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0012】図1は本発明による軸継手の第1の実施例
を示す分解斜視図であり、図2はその組立て状態の断面
図である。これらの図において、2は原動軸端部(図1
では図示を省略されている)であり、2’は原動軸回転
中心である。また、4は従動軸端部(図1では図示を省
略されている)であり、4’は従動軸回転中心である。
原動軸端部2と従動軸端部4とは互いに対向し且つ回転
中心2’,4’が合致してZ方向となる様に配置されて
いる。
を示す分解斜視図であり、図2はその組立て状態の断面
図である。これらの図において、2は原動軸端部(図1
では図示を省略されている)であり、2’は原動軸回転
中心である。また、4は従動軸端部(図1では図示を省
略されている)であり、4’は従動軸回転中心である。
原動軸端部2と従動軸端部4とは互いに対向し且つ回転
中心2’,4’が合致してZ方向となる様に配置されて
いる。
【0013】原動軸端部2の外周面には原動軸側ハブ6
が取付けられている。この取付けはキー結合やスプライ
ン結合その他圧入等の適宜の手段によりなされる。ハブ
6には原動軸回転中心2’に関しY方向に対称的な位置
にて従動側へと延出せる1対の原動軸側支持部材10
a,10bが突設形成されている。
が取付けられている。この取付けはキー結合やスプライ
ン結合その他圧入等の適宜の手段によりなされる。ハブ
6には原動軸回転中心2’に関しY方向に対称的な位置
にて従動側へと延出せる1対の原動軸側支持部材10
a,10bが突設形成されている。
【0014】同様に、従動軸端部4の外周面には従動軸
側ハブ8が取付けられている。この取付けはキー結合や
スプライン結合その他圧入等の適宜の手段によりなされ
る。ハブ8には従動軸回転中心4’に関しX方向に対称
的な位置にて原動側へと延出せる1対の従動軸側支持部
材12a,12bが突設形成されている。
側ハブ8が取付けられている。この取付けはキー結合や
スプライン結合その他圧入等の適宜の手段によりなされ
る。ハブ8には従動軸回転中心4’に関しX方向に対称
的な位置にて原動側へと延出せる1対の従動軸側支持部
材12a,12bが突設形成されている。
【0015】14は、原動軸側ハブ6と従動軸側ハブ8
との間に配置された回転力伝達板バネ部材である。該回
転力伝達板バネ部材14は、X−Y面と平行な平面状の
中央部15と、該中央部15のY方向両端縁から延びて
いる原動側係合部16a,16bと、上記中央部15の
X方向両端縁から延びている従動側係合部18a,18
bとからなる。図示されている様に、上記原動側係合部
16a,16bは中央部15の縁から先ず原動側へ次い
で従動側へと折曲げられた形状をなしており、それらの
先端部が更にY方向へと折曲げられていて、それぞれ上
記原動軸側支持部材10a,10bの先端に形成された
受入れ溝内に係合され支持されている。同様に、上記従
動側係合部18a,18bは中央部15の縁から先ず従
動側へ次いで原動側へと折曲げられた形状をなしてお
り、それらの先端部が更にX方向へと折曲げられてい
て、それぞれ上記従動軸側支持部材12a,12bの先
端に形成された受入れ溝内に係合され支持されている。
この回転力伝達板バネ部材14は、径方向に関し適度に
圧縮した状態で原動軸側支持部材10a,10b及び従
動軸側支持部材12a,12bに係合させることができ
る。
との間に配置された回転力伝達板バネ部材である。該回
転力伝達板バネ部材14は、X−Y面と平行な平面状の
中央部15と、該中央部15のY方向両端縁から延びて
いる原動側係合部16a,16bと、上記中央部15の
X方向両端縁から延びている従動側係合部18a,18
bとからなる。図示されている様に、上記原動側係合部
16a,16bは中央部15の縁から先ず原動側へ次い
で従動側へと折曲げられた形状をなしており、それらの
先端部が更にY方向へと折曲げられていて、それぞれ上
記原動軸側支持部材10a,10bの先端に形成された
受入れ溝内に係合され支持されている。同様に、上記従
動側係合部18a,18bは中央部15の縁から先ず従
動側へ次いで原動側へと折曲げられた形状をなしてお
り、それらの先端部が更にX方向へと折曲げられてい
て、それぞれ上記従動軸側支持部材12a,12bの先
端に形成された受入れ溝内に係合され支持されている。
この回転力伝達板バネ部材14は、径方向に関し適度に
圧縮した状態で原動軸側支持部材10a,10b及び従
動軸側支持部材12a,12bに係合させることができ
る。
【0016】尚、回転力伝達板バネ部材14としては、
1枚の板バネからなるものを用いてもよいし、複数枚の
板バネを貼合わせてなるものを用いることができる。ま
た、板バネとしては金属製のものの他に軽量化に有利な
強化プラスチック製のものを用いることもできる。
1枚の板バネからなるものを用いてもよいし、複数枚の
板バネを貼合わせてなるものを用いることができる。ま
た、板バネとしては金属製のものの他に軽量化に有利な
強化プラスチック製のものを用いることもできる。
【0017】かくして、本実施例において、回転力伝達
板バネ部材14の中央部15は、該中央部15と原動側
係合部16a,16bとのY−Z面内でのバネ変形に基
づき、原動軸側支持部材10a,10bに対しY方向の
移動、Z方向の移動及びX方向を中心とする回動をなす
ことができる。同様に、回転力伝達板バネ部材14の中
央部15は、該中央部15と従動側係合部18a,18
bとのX−Z面内でのバネ変形に基づき、従動軸側支持
部材12a,12bに対しX方向の移動、Z方向の移動
及びY方向を中心とする回動をなすことができる。
板バネ部材14の中央部15は、該中央部15と原動側
係合部16a,16bとのY−Z面内でのバネ変形に基
づき、原動軸側支持部材10a,10bに対しY方向の
移動、Z方向の移動及びX方向を中心とする回動をなす
ことができる。同様に、回転力伝達板バネ部材14の中
央部15は、該中央部15と従動側係合部18a,18
bとのX−Z面内でのバネ変形に基づき、従動軸側支持
部材12a,12bに対しX方向の移動、Z方向の移動
及びY方向を中心とする回動をなすことができる。
【0018】本実施例において、原動軸端部2が回転す
ると、その回転力は原動軸側ハブ6に取付けられた原動
軸側支持部材10a,10bから回転力伝達部材14の
原動側係合部16a,16bを介して中央部15へと伝
達され、更に回転力伝達部材14の従動側係合部18
a,18bから従動軸側支持部材12a,12bを介し
て従動軸側ハブ8へと伝達され、従動軸端部4が回転せ
しめられる。原動軸端部2と従動軸端部4とに偏心、偏
角またはスラスト移動が生じた場合には、上記の様に回
転力伝達部材14の中央部15と原動軸側支持部材10
a,10bとの間の相対移動及び回転力伝達部材14の
中央部15と従動軸側支持部材12a,12bとの間の
相対移動により、良好に対処できる。図3は、原動軸端
部2と従動軸端部4との間にスラスト移動が生じた場合
の回転力伝達板バネ部材14の変形の様子を示す図であ
る。原動軸端部2と従動軸端部4とが近接する場合に
は、実線矢印で示されている様に、原動側係合部16
a,16bの先端部が接近し、中央部15は殆ど動か
ず、原動側係合部16a,16bの中間折曲げ部及び更
には従動側係合部18a,18b(図3には現れていな
い)の中間折曲げ部がいずれも径方向内側へと偏位す
る。原動軸端部2と従動軸端部4とが離隔する場合に
は、破線矢印で示されている様に、上記近接の場合と逆
である。
ると、その回転力は原動軸側ハブ6に取付けられた原動
軸側支持部材10a,10bから回転力伝達部材14の
原動側係合部16a,16bを介して中央部15へと伝
達され、更に回転力伝達部材14の従動側係合部18
a,18bから従動軸側支持部材12a,12bを介し
て従動軸側ハブ8へと伝達され、従動軸端部4が回転せ
しめられる。原動軸端部2と従動軸端部4とに偏心、偏
角またはスラスト移動が生じた場合には、上記の様に回
転力伝達部材14の中央部15と原動軸側支持部材10
a,10bとの間の相対移動及び回転力伝達部材14の
中央部15と従動軸側支持部材12a,12bとの間の
相対移動により、良好に対処できる。図3は、原動軸端
部2と従動軸端部4との間にスラスト移動が生じた場合
の回転力伝達板バネ部材14の変形の様子を示す図であ
る。原動軸端部2と従動軸端部4とが近接する場合に
は、実線矢印で示されている様に、原動側係合部16
a,16bの先端部が接近し、中央部15は殆ど動か
ず、原動側係合部16a,16bの中間折曲げ部及び更
には従動側係合部18a,18b(図3には現れていな
い)の中間折曲げ部がいずれも径方向内側へと偏位す
る。原動軸端部2と従動軸端部4とが離隔する場合に
は、破線矢印で示されている様に、上記近接の場合と逆
である。
【0019】尚、原動軸端部2と従動軸端部4との間隔
(原動軸側ハブ6と従動軸側ハブ8との間隔)や、原動
軸側ハブ6、原動軸側支持部材10a,10b、従動軸
側ハブ8及び従動軸側支持部材12a,12bの形状
は、予想される原動軸端部2と従動軸端部4との間の偏
心、偏角またはスラスト移動に伴う回転力伝達板バネ部
材14の変形を妨げない様に設定されている。
(原動軸側ハブ6と従動軸側ハブ8との間隔)や、原動
軸側ハブ6、原動軸側支持部材10a,10b、従動軸
側ハブ8及び従動軸側支持部材12a,12bの形状
は、予想される原動軸端部2と従動軸端部4との間の偏
心、偏角またはスラスト移動に伴う回転力伝達板バネ部
材14の変形を妨げない様に設定されている。
【0020】以上の様な本実施例の軸継手は、図1に示
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。
【0021】本実施例においては、原動軸側ハブ6が原
動軸端部2の外周面に取付けられており、従動軸側ハブ
8が従動軸端部4の外周面に取付けられているので、原
動軸端部2と従動軸端部4との間の間隔を必要最小限に
設定することができ、これにより回転力伝達機構の軸方
向長さを短くすることができ小型化が可能である。
動軸端部2の外周面に取付けられており、従動軸側ハブ
8が従動軸端部4の外周面に取付けられているので、原
動軸端部2と従動軸端部4との間の間隔を必要最小限に
設定することができ、これにより回転力伝達機構の軸方
向長さを短くすることができ小型化が可能である。
【0022】図4は本発明による軸継手の第2の実施例
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図3におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側ハブ6及び従
動軸側ハブ8がボルトを用いた締付けにより原動軸端部
及び従動軸端部に取付けられており、この締付けを可能
となすために原動軸側ハブ6及び原動軸側支持部材10
bに割り溝7を形成し且つ従動軸側ハブ8及び従動軸側
支持部材12bに割り溝9を形成している。本実施例
は、上記第1の実施例の作用効果と同様の作用効果があ
る。更に、本実施例によれば、軸端部を特別な形状に加
工することなしにハブ6,8を取付けることができる。
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図3におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側ハブ6及び従
動軸側ハブ8がボルトを用いた締付けにより原動軸端部
及び従動軸端部に取付けられており、この締付けを可能
となすために原動軸側ハブ6及び原動軸側支持部材10
bに割り溝7を形成し且つ従動軸側ハブ8及び従動軸側
支持部材12bに割り溝9を形成している。本実施例
は、上記第1の実施例の作用効果と同様の作用効果があ
る。更に、本実施例によれば、軸端部を特別な形状に加
工することなしにハブ6,8を取付けることができる。
【0023】図5は本発明による軸継手の第3の実施例
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図4におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側支持部材10
a,10bがボルトにより原動軸側ハブ6の外周面に対
し取外し可能に取付けられており、従動軸側支持部材1
2a,12bがボルトにより従動軸側ハブ8の外周面に
対し取外し可能に取付けられている。そして、回転力伝
達板バネ部材14は、原動側係合部16a,16b及び
従動側係合部18a,18bを含む全体が、Z方向に関
し原動軸側ハブ6の従動側端面と従動側ハブ8の原動側
端面との間に位置している。また、本実施例では、回転
力伝達板バネ部材14の原動側係合部16a,16bと
原動軸側支持部材10a,10bとの係合はX−Z面と
平行な面でZ方向にスライド可能な様になされており、
回転力伝達板バネ部材14の従動側係合部18a,18
bと従動軸側支持部材12a,12bとの係合はY−Z
面と平行な面でZ方向にスライド可能な様になされてい
る。
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図4におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側支持部材10
a,10bがボルトにより原動軸側ハブ6の外周面に対
し取外し可能に取付けられており、従動軸側支持部材1
2a,12bがボルトにより従動軸側ハブ8の外周面に
対し取外し可能に取付けられている。そして、回転力伝
達板バネ部材14は、原動側係合部16a,16b及び
従動側係合部18a,18bを含む全体が、Z方向に関
し原動軸側ハブ6の従動側端面と従動側ハブ8の原動側
端面との間に位置している。また、本実施例では、回転
力伝達板バネ部材14の原動側係合部16a,16bと
原動軸側支持部材10a,10bとの係合はX−Z面と
平行な面でZ方向にスライド可能な様になされており、
回転力伝達板バネ部材14の従動側係合部18a,18
bと従動軸側支持部材12a,12bとの係合はY−Z
面と平行な面でZ方向にスライド可能な様になされてい
る。
【0024】本実施例は、上記第1の実施例と同様の作
用効果がある。更に、本実施例では、回転力伝達板バネ
部材14の交換は、原動軸端部2、原動軸側ハブ6、従
動軸端部4及び従動軸側ハブ8を移動させることなし
に、原動軸側支持部材10a,10bのうちの一方を原
動軸側ハブ6から取外し且つ従動軸側支持部材12a,
12bのうちの一方を従動軸側ハブ8から取外すのみで
簡単に行うことができる。あるいは、2つの原動軸側支
持部材10a,10b及び2つの従動軸側支持部材12
a,12bのうちの1つの支持部材のみを取外し板バネ
部材14を径方向に適宜圧縮変形させることによって
も、回転力伝達板バネ部材14を簡単に交換することが
できる。
用効果がある。更に、本実施例では、回転力伝達板バネ
部材14の交換は、原動軸端部2、原動軸側ハブ6、従
動軸端部4及び従動軸側ハブ8を移動させることなし
に、原動軸側支持部材10a,10bのうちの一方を原
動軸側ハブ6から取外し且つ従動軸側支持部材12a,
12bのうちの一方を従動軸側ハブ8から取外すのみで
簡単に行うことができる。あるいは、2つの原動軸側支
持部材10a,10b及び2つの従動軸側支持部材12
a,12bのうちの1つの支持部材のみを取外し板バネ
部材14を径方向に適宜圧縮変形させることによって
も、回転力伝達板バネ部材14を簡単に交換することが
できる。
【0025】図6は本発明による軸継手の第4の実施例
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図5におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側ハブ6のX方
向両端に原動軸側取付け部11a,11bが直接形成さ
れており、これら取付け部11a,11bに回転力伝達
板バネ部材14の原動側係合部16a,16bの先端部
がそれぞれ取付けられている。同様に、従動軸側ハブ8
のY方向両端に従動軸側取付け部13a,13bが直接
形成されており、これら取付け部13a,13bに回転
力伝達板バネ部材14の従動側係合部18a,18bの
先端部がそれぞれ取付けられている。本実施例の回転力
伝達板バネ部材14の原動側係合部及び従動側係合部の
折曲げ形態は、上記第1の実施例〜第3の実施例の場合
と逆である。
を示す分解斜視図である。この図において、上記図1〜
図5におけると同一の機能を有する部材には同一の符号
が付されている。本実施例では、原動軸側ハブ6のX方
向両端に原動軸側取付け部11a,11bが直接形成さ
れており、これら取付け部11a,11bに回転力伝達
板バネ部材14の原動側係合部16a,16bの先端部
がそれぞれ取付けられている。同様に、従動軸側ハブ8
のY方向両端に従動軸側取付け部13a,13bが直接
形成されており、これら取付け部13a,13bに回転
力伝達板バネ部材14の従動側係合部18a,18bの
先端部がそれぞれ取付けられている。本実施例の回転力
伝達板バネ部材14の原動側係合部及び従動側係合部の
折曲げ形態は、上記第1の実施例〜第3の実施例の場合
と逆である。
【0026】本実施例は、上記第1の実施例と同様の作
用効果がある。更に、本実施例では、原動軸側ハブ6や
従動軸側ハブ8に支持部材を取付けないので、構成がよ
り簡単である。
用効果がある。更に、本実施例では、原動軸側ハブ6や
従動軸側ハブ8に支持部材を取付けないので、構成がよ
り簡単である。
【0027】図7は本発明による軸継手の第5の実施例
を示す分解斜視図であり、図8はその組立て状態の斜視
図である。これらの図において、上記図1〜図6におけ
ると同一の機能を有する部材には同一の符号が付されて
いる。本実施例では、原動軸側ハブ6にリング状の取付
け部材20が着脱可能にボルト止めされており、従動軸
側ハブ8にリング状の取付け部材22が着脱可能にボル
ト止めされている。尚、これら取付け部材内面と該取付
け部材内面に接触するハブ部分の外面とはテーパー面と
されており、該ハブ部分には割り溝9が形成されてお
り、従って上記ボルト止めにより原動軸端部や従動軸端
部に対するハブ部分の締付け固定を実現することができ
る。そして、取付け部材20のX方向両端に原動軸側取
付け部11a,11bが形成されており、これら取付け
部11a,11bに回転力伝達板バネ部材14の原動側
係合部16a,16bの先端部がそれぞれ取付けられて
いる。同様に、取付け部材22のY方向両端に従動軸側
取付け部13a,13bが形成されており、これら取付
け部13a,13bに回転力伝達板バネ部材14の従動
側係合部18a,18bの先端部がそれぞれ取付けられ
ている。上記原動軸側取付け部11a,11b及び従動
軸側取付け部13a,13bに対する回転力伝達板バネ
部材14の係合部の取付けは溶接によりなされている。
を示す分解斜視図であり、図8はその組立て状態の斜視
図である。これらの図において、上記図1〜図6におけ
ると同一の機能を有する部材には同一の符号が付されて
いる。本実施例では、原動軸側ハブ6にリング状の取付
け部材20が着脱可能にボルト止めされており、従動軸
側ハブ8にリング状の取付け部材22が着脱可能にボル
ト止めされている。尚、これら取付け部材内面と該取付
け部材内面に接触するハブ部分の外面とはテーパー面と
されており、該ハブ部分には割り溝9が形成されてお
り、従って上記ボルト止めにより原動軸端部や従動軸端
部に対するハブ部分の締付け固定を実現することができ
る。そして、取付け部材20のX方向両端に原動軸側取
付け部11a,11bが形成されており、これら取付け
部11a,11bに回転力伝達板バネ部材14の原動側
係合部16a,16bの先端部がそれぞれ取付けられて
いる。同様に、取付け部材22のY方向両端に従動軸側
取付け部13a,13bが形成されており、これら取付
け部13a,13bに回転力伝達板バネ部材14の従動
側係合部18a,18bの先端部がそれぞれ取付けられ
ている。上記原動軸側取付け部11a,11b及び従動
軸側取付け部13a,13bに対する回転力伝達板バネ
部材14の係合部の取付けは溶接によりなされている。
【0028】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、原動軸側
と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト移動に対し
良好に対処でき、構造及び組立てが簡単で、回転力伝達
機構の小型化が可能な新規構造の軸継手が提供される。
と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト移動に対し
良好に対処でき、構造及び組立てが簡単で、回転力伝達
機構の小型化が可能な新規構造の軸継手が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸継手の第1の実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の軸継手の組立て状態の断面図である。
【図3】図1の軸継手の回転力伝達板バネ部材の変形の
様子を示す図である。
様子を示す図である。
【図4】本発明による軸継手の第2の実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本発明による軸継手の第3の実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図6】本発明による軸継手の第4の実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図7】本発明による軸継手の第5の実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図8】図7の軸継手の組立て状態の斜視図である。
【符号の説明】 2 原動軸端部 2’ 原動軸回転中心 4 従動軸端部 4’ 従動軸回転中心 6 原動軸側ハブ 7 割り溝 8 従動軸側ハブ 9 割り溝 10a,10b 原動軸側支持部材 11a,11b 原動軸側取付け部 12a,12b 従動軸側支持部材 13a,13b 従動軸側取付け部 14 回転力伝達板バネ部材 15 中央部 16a,16b 原動側係合部 18a,18b 従動側係合部20,22 取付け部材
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】
Claims (8)
- 【請求項1】 原動軸端部と従動軸端部とが対向配置さ
れており、 上記原動軸端部の外周面に原動軸側ハブが取付けられて
おり、該原動軸側ハブには原動軸回転中心と直交する第
1方向に原動軸回転中心から等距離の位置に配置された
1対の原動軸側支持部材が取付けられており、 上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが取付けられて
おり、該従動軸側ハブには従動軸回転中心と直交する第
2方向に従動軸回転中心から等距離の位置に配置された
1対の従動軸側支持部材が取付けられており、 上記原動軸側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回転力
伝達板バネ部材が配置されており、該回転力伝達板バネ
部材は原動軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位置に
これらと略直交して配置された中央部と該中央部の上記
第1方向両側縁に折曲げ付設された原動側係合部と上記
中央部の上記第2方向両側縁に折曲げ付設された従動側
係合部とを有しており、上記原動側係合部の先端部は上
記原動軸側支持部材に係合支持されており、上記従動側
係合部の先端部は上記従動軸側支持部材に係合支持され
ている、ことを特徴とする、軸継手。 - 【請求項2】 上記原動軸側支持部材が上記原動軸側ハ
ブよりも従動側へと延出しており、上記従動軸側支持部
材が上記従動軸側ハブよりも原動側へと延出している、
請求項1に記載の軸継手。 - 【請求項3】 上記回転力伝達部材の原動側係合部が上
記中央部の縁から先ず原動側へ次いで従動側へと折曲げ
られた形状をなしており、且つ上記回転力伝達部材の従
動側係合部が上記中央部の縁から先ず従動側へ次いで原
動側へと折曲げられた形状をなしている、請求項2に記
載の軸継手。 - 【請求項4】 上記原動軸端部の外周面に対する上記原
動軸側ハブの取付け及び上記従動軸端部の外周面に対す
る上記従動軸側ハブの取付けが、いずれも軸端部の円筒
形状外周面に対するハブの締付けによりなされている、
請求項1に記載の軸継手。 - 【請求項5】 上記原動軸側支持部材が上記原動軸側ハ
ブに対し取外し可能に取付けられており、上記従動軸側
支持部材が上記従動軸側ハブに対し取外し可能に取付け
られている、請求項1に記載の軸継手。 - 【請求項6】 原動軸端部と従動軸端部とが対向配置さ
れており、 上記原動軸端部の外周面に原動軸側ハブが取付けられて
おり、該原動軸側ハブには原動軸回転中心と直交する第
1方向に原動軸回転中心から等距離の位置に配置された
1対の原動軸側取付け部が形成されており、 上記従動軸端部の外周面に従動軸側ハブが取付けられて
おり、該従動軸側ハブには従動軸回転中心と直交する第
2方向に従動軸回転中心から等距離の位置に配置された
1対の従動軸側取付け部が形成されており、 上記原動軸側ハブと上記従動軸側ハブとの間には回転力
伝達板バネ部材が配置されており、該回転力伝達板バネ
部材は原動軸回転中心及び従動軸回転中心を通る位置に
これらと略直交して配置された中央部と該中央部の上記
第1方向両側縁に折曲げ付設された原動側係合部と上記
中央部の上記第2方向両側縁に折曲げ付設された従動側
係合部とを有しており、上記原動側係合部の先端部は上
記原動軸側取付け部に取付けられており、上記従動側係
合部の先端部は上記従動軸側取付け部に取付けられてい
る、ことを特徴とする、軸継手。 - 【請求項7】 上記回転力伝達部材の原動側係合部が上
記中央部の縁から先ず従動側へ次いで原動側へと折曲げ
られた形状をなしており、且つ上記回転力伝達部材の従
動側係合部が上記中央部の縁から先ず原動側へ次いで従
動側へと折曲げられた形状をなしている、請求項6に記
載の軸継手。 - 【請求項8】 上記第1方向と上記第2方向とが直交し
ている、請求項1または請求項6に記載の軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2329792A JPH05187451A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2329792A JPH05187451A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 軸継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05187451A true JPH05187451A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=12106670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2329792A Pending JPH05187451A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05187451A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102465975A (zh) * | 2010-11-12 | 2012-05-23 | 张意立 | 特种缓冲大扭矩联轴器 |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP2329792A patent/JPH05187451A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102465975A (zh) * | 2010-11-12 | 2012-05-23 | 张意立 | 特种缓冲大扭矩联轴器 |
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