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JPH0518538B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0518538B2
JPH0518538B2 JP61278276A JP27827686A JPH0518538B2 JP H0518538 B2 JPH0518538 B2 JP H0518538B2 JP 61278276 A JP61278276 A JP 61278276A JP 27827686 A JP27827686 A JP 27827686A JP H0518538 B2 JPH0518538 B2 JP H0518538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
fishing line
fishhook
coiled portion
coiled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61278276A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63129944A (ja
Inventor
Tsuyoshi Matsumura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakutaka Kogyo KK
Original Assignee
Hakutaka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakutaka Kogyo KK filed Critical Hakutaka Kogyo KK
Priority to JP27827686A priority Critical patent/JPS63129944A/ja
Publication of JPS63129944A publication Critical patent/JPS63129944A/ja
Publication of JPH0518538B2 publication Critical patent/JPH0518538B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、魚釣用釣糸と釣針あるいは連結金具
(例えばサルカン・スナツプ)等との結合方法に
関するものである。
(従来の技術) 一般に、釣糸はナイロンやフロロカーボン製の
ものが多く用いられており、この釣糸を釣針等に
連結して強く引張ると、その結び目から切れてし
まうことは、よく知られている。釣糸が結び目か
ら切れるのは、釣針等に釣糸を結ぶ方法が、結ん
だ釣糸を引張れば、結び目で引張つている釣糸が
絞られ引き締まるようになつているため、引張つ
ている方の釣糸が絞られて極端に細くなるからで
ある。
本発明者は、すでに、この問題を解決すべく研
究を重ね、釣糸の結び目を、化学変化等の悪影響
を及ぼさず耐破壊力が強力で且つ固着時に体積が
減少しない接着剤で、大きく取り巻くように固着
することによつて、従来のものに比べて非常に強
靭な結合方法を提案している(特開昭53−134680
号)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の技術では、単に釣糸
の結び目を接着剤で固着するだけであつたので、
接着剤の塗布の仕方等作業の熟練度によつては、
釣糸と接着剤との間の密着性が不十分な場合があ
り、そのため固着力にばらつきが多く、所望の強
度を発揮しえない不良品が発生することが多かつ
た。
また、従来の方法では、釣糸の結び目に接着剤
が十分滲透しない場合があり、これが接着剤塗布
による効果を半減させる原因となつていた。
更に、従来の方法では、結び目の形状や大きさ
によつては接着剤の使用量及びその乾燥時間が多
くなり、製作コストが高くなる原因となる場合が
あつた。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもの
で、結合作業の熟練度に関係なく不良品の発生を
できるだけ低減すると共に、少量の接着剤で可及
的に多大な固着力を発揮し得る釣針等と釣糸の結
合方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明が講じた技術的
手段は、釣針1等の軸部に熱可塑性を有する釣糸
2を各ピツチ間で間〓eが確保されるようにコイ
ル状に巻回し、その巻きついたコイル状部分3に
熱硬化性を有する接着剤4を塗布して該接着剤4
で前記コイル状部分3全体を被覆した後、その被
覆部分を前記釣糸2の径が膨張する程度の温度で
加熱して接着剤4を硬化させることにより、前記
釣針1等を釣糸2に結合する点にある。
(作用) 本発明においては、釣糸2は熱可塑性を有しか
つ接着剤4は熱硬化性を有するものを採用すると
共に、釣糸2のコイル状部分3をその接着剤4で
被覆した当該被覆部分は、釣糸2の径が膨張する
程度の温度で加熱されるので、その加熱に伴つて
接着剤4の硬化と、該接着剤4のマトリツクス内
におけるコイル状部分3の膨張とが同時進行し、
釣糸2と接着剤4とが加熱処理前に比べて相互に
より緊密化される。
また、前記コイル状部分3は、例えば第2図に
示す如く、各ピツチ間で間〓eが確保されるよう
に形成されているので、接着剤4をコイル状部分
3に塗布した際には、その接着剤4が釣針1等の
軸部に至るまで十分に滲透する。
なお、本発明方法で使用する接着剤4は、常温
硬化型の溶剤を用いないもの、例えばエポキシ樹
脂系のものが好ましい。これは、接着剤中の溶剤
がナイロン製釣糸に損傷を与えるためである。
また、熱処理は、温度110℃〜130℃程度で、約
10分程度保持した後、空冷するのが好ましい。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。
図面において、1は釣針、2は熱可塑性を有す
るナイロン製の釣糸(ハリス1.5号)であり、第
2図に示すように、その釣針1の軸部先端側に釣
糸2がコイル状に巻回して結びつけられている。
また、この釣糸2のコイル状部分3は、各ピツ
チ間で間〓eが確保されるように形成されてい
る。
4は溶剤を混入していない熱硬化性を有するエ
ポキシ樹脂系の接着剤(常温硬化型)であり、前
記釣針1の軸部に巻きついた釣糸2のコイル状部
分3の周囲全体を被覆するように塗布されてい
る。
そして、前記釣糸2のコイル状部分3に接着剤
4を塗布した後、釣針1を釣糸2と共に熱処理炉
に入れ、本実施例ではその炉内を120℃の温度に
10分間保持して前記釣糸2の接着剤4被覆部分を
その温度で加熱し、その後釣針1を熱処理炉から
出して空冷(自然冷却)を行なつた。
その結果、釣糸2のコイル状部分3に接着剤4
が十分浸透し、相互に完璧な密着状態で固着さ
れ、また釣糸2の径の太さが熱処理前に比べて3/
100mmも太くなり、しかもその強度が0.5号太い釣
糸(ハリス2号)の強度まで増大していることが
検出された。
このように、本実施例においては熱可塑性を有
する釣糸2のコイル状部分3を熱硬化性を有する
接着剤4で被覆し、その被覆部分は、120℃、即
ち釣糸2の径が膨張する程度の温度で一定時間加
熱されるので、接着剤4自体はその加熱によつて
硬化を進行させると同時に、釣糸2のコイル状部
分3は接着剤4のマトリツクス内において膨張す
ることになる。
従つて、本実施例によれば、例えば接着剤4の
塗布の仕方が悪いために加熱前において釣糸2と
接着剤4との密着状態が不十分であるような場合
においても、加熱に伴う接着剤4の硬化とコイル
状部分3の膨張という相反する挙動により、加熱
処理後には釣糸2と接着剤4とが十分に緊密化さ
れるので、接着剤4の塗布状態等に無関係に安定
した固着力が得られ、ひいては不良品の発生を可
及的に低減させることができる。
また、本実施例では、接着剤4がコイル状部分
3の間〓eを介して釣針1の軸部にまで滲透し、
コイル状部分3の軸方向全体にわたつて接着剤4
が釣針1の軸部に接触するので、上記した加熱に
伴う固着力の向上と相まつて、少量の接着剤4で
でも強力な固着力を得ることができる。
尚、本発明の実施例では、釣針と釣糸の結合に
ついてのみ詳述したが、釣糸と連結金具はもとよ
り、釣糸同志の結合にも採用しうること勿論であ
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、加熱に
伴つて接着剤4の硬化と釣糸2のコイル状部分3
の膨張とが相反して生じ、加熱しない場合に比べ
て釣糸2と接着剤4とを相互により緊密化できる
ので、接着剤4の塗布の仕方等結合作業の熟練度
にほとんど無関係に安定した固着力を得ることが
でき、不良品の発生を可及的におさえることがで
きる。
また、本発明によれば、接着剤4がコイル状部
分3の間〓eから釣針1等の軸部へ滲透し、コイ
ル状部分3の軸方向全体にわたつて接着剤4が軸
部に対しても均等かつ確実に固着されるので、上
記した加熱に伴うコイル状部分3を構成する釣糸
2と接着剤4間の緊密化と相まつて、コイル状部
分3と釣針1等の軸部を従来より強固に結合させ
ることができ、これにより、少量の接着剤4で可
及的に強力な固着力を発揮させることができると
共に、ひいては製作コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例を示すもので、第1図
は正面図、第2図は要部拡大断面図である。 1……釣針、2……釣糸、3……コイル状部
分、4……接着剤、e……間〓。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 釣針1等の軸部に熱可塑性を有する釣糸2を
    各ピツチ間で間〓eが確保されるようにコイル状
    に巻回し、その巻きついたコイル状部分3に熱硬
    化性を有する接着剤4を塗布して該接着剤4で前
    記コイル状部分3全体を被覆した後、その被覆部
    分を前記釣糸2の径が膨張する程度の温度で加熱
    して接着剤4を硬化させることにより、前記釣針
    1等を釣糸2に結合することを特徴とする釣針等
    と釣糸の結合方法。
JP27827686A 1986-11-20 1986-11-20 釣針等と釣糸の結合方法 Granted JPS63129944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27827686A JPS63129944A (ja) 1986-11-20 1986-11-20 釣針等と釣糸の結合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27827686A JPS63129944A (ja) 1986-11-20 1986-11-20 釣針等と釣糸の結合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63129944A JPS63129944A (ja) 1988-06-02
JPH0518538B2 true JPH0518538B2 (ja) 1993-03-12

Family

ID=17595092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27827686A Granted JPS63129944A (ja) 1986-11-20 1986-11-20 釣針等と釣糸の結合方法

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JP (1) JPS63129944A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134680A (en) * 1977-04-27 1978-11-24 Tsuyoshi Matsumura Method for strengthening linking of fishing lines

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134680A (en) * 1977-04-27 1978-11-24 Tsuyoshi Matsumura Method for strengthening linking of fishing lines

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63129944A (ja) 1988-06-02

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