JPH0518330A - 内燃機関用エアクリーナの消音構造 - Google Patents
内燃機関用エアクリーナの消音構造Info
- Publication number
- JPH0518330A JPH0518330A JP19869891A JP19869891A JPH0518330A JP H0518330 A JPH0518330 A JP H0518330A JP 19869891 A JP19869891 A JP 19869891A JP 19869891 A JP19869891 A JP 19869891A JP H0518330 A JPH0518330 A JP H0518330A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- case
- duct
- resonance
- sound
- Prior art date
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- Granted
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造の複雑化を回避しながら広い周波数領域
の音を低減できる内燃機関用エアクリーナの消音構造を
提供する。 【構成】 一端に開口を有し、他端が閉塞された共鳴ダ
クト24をエアクリーナケース12に連通接続し、該ダ
クト24により所定の周波数領域の音を共鳴により減衰
させることにより内燃機関用エアクリーナの消音構造を
構成する。この場合に上記共鳴ダクト24の横断面形状
を略楕円形とし、かつその軸方向長さを上記楕円形の長
軸方向に沿って変化させる。
の音を低減できる内燃機関用エアクリーナの消音構造を
提供する。 【構成】 一端に開口を有し、他端が閉塞された共鳴ダ
クト24をエアクリーナケース12に連通接続し、該ダ
クト24により所定の周波数領域の音を共鳴により減衰
させることにより内燃機関用エアクリーナの消音構造を
構成する。この場合に上記共鳴ダクト24の横断面形状
を略楕円形とし、かつその軸方向長さを上記楕円形の長
軸方向に沿って変化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用エアクリー
ナの吸気音を共鳴ダクトによって低減できるようにした
消音構造に関し、特に共鳴ダクトによる減衰可能周波数
領域を拡大できるようにした共鳴ダクトの形状の改善に
関する。
ナの吸気音を共鳴ダクトによって低減できるようにした
消音構造に関し、特に共鳴ダクトによる減衰可能周波数
領域を拡大できるようにした共鳴ダクトの形状の改善に
関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用エアクリーナは、図7,図8
に示すように、エレメントを内蔵するエアクリーナケー
ス31と、該ケース31の一次側に接続され、外気を導
入する導入ダクト32と、エアクリーナケース31の二
次側に接続され、濾過された空気を気化器又は吸気マニ
ホールドに供給する供給ダクト33とから構成されてい
る。ところで上記エアクリーナ30では、エンジン側か
ら発生した吸気音が上記導入ダクト32の外部開口付近
から外方に放出される問題がある。
に示すように、エレメントを内蔵するエアクリーナケー
ス31と、該ケース31の一次側に接続され、外気を導
入する導入ダクト32と、エアクリーナケース31の二
次側に接続され、濾過された空気を気化器又は吸気マニ
ホールドに供給する供給ダクト33とから構成されてい
る。ところで上記エアクリーナ30では、エンジン側か
ら発生した吸気音が上記導入ダクト32の外部開口付近
から外方に放出される問題がある。
【0003】そこで従来からこの種のエアクリーナで
は、上記吸気音を低減するための消音構造を採用する場
合が多い。このような消音構造として、従来、例えば図
7に示すように、エアクリーナケース31に所定長さの
サイドブランチ(共鳴ダクト)34を接続した構造、又
は図8に示すように、エアクリーナケース31に所定容
積を有するレゾネータ35をパイプ35aを介して連通
接続した構造がある。上記レゾネータ35を接続した構
造の場合、パイプ35aの長さ,断面積,及びレゾネー
タ35の容積に応じた周波数の音を減衰でき、またサイ
ドブランチ34を接続した構造の場合、これの長さに応
じた周波数の音を減衰できる。
は、上記吸気音を低減するための消音構造を採用する場
合が多い。このような消音構造として、従来、例えば図
7に示すように、エアクリーナケース31に所定長さの
サイドブランチ(共鳴ダクト)34を接続した構造、又
は図8に示すように、エアクリーナケース31に所定容
積を有するレゾネータ35をパイプ35aを介して連通
接続した構造がある。上記レゾネータ35を接続した構
造の場合、パイプ35aの長さ,断面積,及びレゾネー
タ35の容積に応じた周波数の音を減衰でき、またサイ
ドブランチ34を接続した構造の場合、これの長さに応
じた周波数の音を減衰できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の消
音構造の場合、非常に狭い周波数領域の音しか減衰でき
ないという問題がある。サイドブランチ方式の場合に、
減衰可能領域を拡大するには、長さの異なるサイドブラ
ンチを複数本設けることが考えられるが、このようにす
ると構造が複雑化する問題があり、しかも各サイドブラ
ンチによる減衰周波数の間の周波数領域部分は減衰効果
が得られないことから、結局全体としての減衰効果はそ
れほど向上しないものと考えられる。
音構造の場合、非常に狭い周波数領域の音しか減衰でき
ないという問題がある。サイドブランチ方式の場合に、
減衰可能領域を拡大するには、長さの異なるサイドブラ
ンチを複数本設けることが考えられるが、このようにす
ると構造が複雑化する問題があり、しかも各サイドブラ
ンチによる減衰周波数の間の周波数領域部分は減衰効果
が得られないことから、結局全体としての減衰効果はそ
れほど向上しないものと考えられる。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、構造の複雑化を回避しながら広い周波数領域
の音を低減できる内燃機関用エアクリーナの消音構造を
提供することを目的としている。
たもので、構造の複雑化を回避しながら広い周波数領域
の音を低減できる内燃機関用エアクリーナの消音構造を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端に開口を
有し、他端が閉塞された共鳴ダクトをエアクリーナケー
スに連通接続し、該ダクトにより所定の周波数領域の音
を共鳴により減衰させるようにした内燃機関用エアクリ
ーナの消音構造において、上記共鳴ダクトの横断面形状
を略長方形又は略楕円形とし、かつその軸方向長さを上
記断面の長手方向に沿って変化させたことを特徴として
いる。
有し、他端が閉塞された共鳴ダクトをエアクリーナケー
スに連通接続し、該ダクトにより所定の周波数領域の音
を共鳴により減衰させるようにした内燃機関用エアクリ
ーナの消音構造において、上記共鳴ダクトの横断面形状
を略長方形又は略楕円形とし、かつその軸方向長さを上
記断面の長手方向に沿って変化させたことを特徴として
いる。
【0007】
【作用】本発明にかかる消音構造によれば、共鳴ダクト
を横断面長方形又は楕円形とし、その長さを横断面長手
方向に沿って変化させたので、長さが連続的に変化する
多数の共鳴ダクトを設けたのと同様の作用が得られ、上
記断面形状の長手方向の各長さに対応した周波数領域の
音を減衰でき、従って減衰可能周波数領域を拡大でき
る。この場合、共鳴ダクトはあくまでも1本であり、上
述の複数のサイドブランチを設けた場合のような構造の
複雑化を招くこともない。
を横断面長方形又は楕円形とし、その長さを横断面長手
方向に沿って変化させたので、長さが連続的に変化する
多数の共鳴ダクトを設けたのと同様の作用が得られ、上
記断面形状の長手方向の各長さに対応した周波数領域の
音を減衰でき、従って減衰可能周波数領域を拡大でき
る。この場合、共鳴ダクトはあくまでも1本であり、上
述の複数のサイドブランチを設けた場合のような構造の
複雑化を招くこともない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1ないし図4は本発明の一実施例による2サイク
ルエンジン用エアクリーナの消音構造を説明するための
図であり、図1はエアクリーナの断面側面図、図2はエ
アクリーナの一部断面背面図、図3は自動二輪車の側面
図、図4は減衰特性を示す図である。
る。図1ないし図4は本発明の一実施例による2サイク
ルエンジン用エアクリーナの消音構造を説明するための
図であり、図1はエアクリーナの断面側面図、図2はエ
アクリーナの一部断面背面図、図3は自動二輪車の側面
図、図4は減衰特性を示す図である。
【0009】図において、1は該実施例エアクリーナを
搭載した自動二輪車であり、これは車体フレーム2の前
端のヘッドパイプ2aで、前輪3を軸支する前フォーク
4を左右に操向自在に軸支し、中央のブラケット部2b
で、後輪5を軸支するリヤアーム6を上下に揺動自在に
枢支し、前部のメインフレーム部2cでエンジンユニッ
ト7を懸架支持した構造のものである。
搭載した自動二輪車であり、これは車体フレーム2の前
端のヘッドパイプ2aで、前輪3を軸支する前フォーク
4を左右に操向自在に軸支し、中央のブラケット部2b
で、後輪5を軸支するリヤアーム6を上下に揺動自在に
枢支し、前部のメインフレーム部2cでエンジンユニッ
ト7を懸架支持した構造のものである。
【0010】上記エンジンユニット7は空冷式2サイク
ル単気筒エンジンであり、クランクケース7aの前部に
シリンダボディ7b及びシリンダヘッド7cを前傾状態
に積層締結してなるものである。上記シリンダボディ7
bの前側壁には排気管8の前端が接続されており、該排
気管8は上記クランクケース7aの下方を通って車両右
側を後方に延びている。また上記クランクケース7aの
背面に形成された吸気口にはキャブジョイント9を介し
て気化器10が接続されており、該気化器10の吸込口
には本実施例のエアクリーナ11が接続されている。
ル単気筒エンジンであり、クランクケース7aの前部に
シリンダボディ7b及びシリンダヘッド7cを前傾状態
に積層締結してなるものである。上記シリンダボディ7
bの前側壁には排気管8の前端が接続されており、該排
気管8は上記クランクケース7aの下方を通って車両右
側を後方に延びている。また上記クランクケース7aの
背面に形成された吸気口にはキャブジョイント9を介し
て気化器10が接続されており、該気化器10の吸込口
には本実施例のエアクリーナ11が接続されている。
【0011】上記エアクリーナ11は、エアクリーナケ
ース12と、これの一次側に接続された一対の導入ダク
ト13,13と、二次側に接続された供給ダクト14と
から構成されている。上記各導入ダクト13はエアクリ
ーナケース12の後述する蓋ケース17の左右側壁に接
続され、後方に向けて開口している。また上記供給ダク
ト14の上流端はエアクリーナケース12の後述する底
ケース15の底壁15aに接続され、その下流端は上記
気化器10に接続されている。
ース12と、これの一次側に接続された一対の導入ダク
ト13,13と、二次側に接続された供給ダクト14と
から構成されている。上記各導入ダクト13はエアクリ
ーナケース12の後述する蓋ケース17の左右側壁に接
続され、後方に向けて開口している。また上記供給ダク
ト14の上流端はエアクリーナケース12の後述する底
ケース15の底壁15aに接続され、その下流端は上記
気化器10に接続されている。
【0012】上記エアクリーナケース12は、底ケース
15,中間ケース16,蓋ケース17からなる3分割構
造のものである。上記蓋ケース17はカップ状のもの
で、上記中間ケース16の隔壁16aの中央凸部16b
にねじ込まれたボルト18で該中間ケース16に着脱可
能に締結されている。この中間ケース16と蓋ケース1
7との間には円筒状のエレメント19が配置されてい
る。このエレメント19は円筒状のエレメント本体20
と、これの内側に配置されて該エレメント本体20を支
持するフレーム21とから構成されている。
15,中間ケース16,蓋ケース17からなる3分割構
造のものである。上記蓋ケース17はカップ状のもの
で、上記中間ケース16の隔壁16aの中央凸部16b
にねじ込まれたボルト18で該中間ケース16に着脱可
能に締結されている。この中間ケース16と蓋ケース1
7との間には円筒状のエレメント19が配置されてい
る。このエレメント19は円筒状のエレメント本体20
と、これの内側に配置されて該エレメント本体20を支
持するフレーム21とから構成されている。
【0013】上記中間ケース16と底ケース15とはボ
ルト22で締結されており、該両ケースにより上記エレ
メント19の二次側に比較的大きな空間Eが形成されて
いる。また上記底ケース15の底壁15aの後部には水
抜き孔15bが形成されており、この孔15bはケース
内に配置された補助エレメント23で閉塞されている。
なおこの補助エレメント23は、吸気の脈動によって外
気が上記水抜き孔15bから吸引された場合に該空気を
濾過するためのものである。
ルト22で締結されており、該両ケースにより上記エレ
メント19の二次側に比較的大きな空間Eが形成されて
いる。また上記底ケース15の底壁15aの後部には水
抜き孔15bが形成されており、この孔15bはケース
内に配置された補助エレメント23で閉塞されている。
なおこの補助エレメント23は、吸気の脈動によって外
気が上記水抜き孔15bから吸引された場合に該空気を
濾過するためのものである。
【0014】また上記底ケース15の底壁15aの中央
部には共鳴ダクト24が装着されている。この共鳴ダク
トは横断面楕円形で、上端に開口24aを有し、下端は
底壁24bで閉塞されている。またこの共鳴ダクト24
は、高さ方向中央付近に形成さたフランジ部24cが上
記底壁15aの取付穴15cに嵌合しており、従ってそ
の上部はエアクリーナケース12の上記空間E内に位置
し、下部はエアクリーナケース12の外方に突出してい
る。そして上記開口24aは車幅方向に斜めに傾斜して
おり、そのためこの共鳴ダクト24はその有効長さが上
記楕円の長軸に沿って連続的に変化している。
部には共鳴ダクト24が装着されている。この共鳴ダク
トは横断面楕円形で、上端に開口24aを有し、下端は
底壁24bで閉塞されている。またこの共鳴ダクト24
は、高さ方向中央付近に形成さたフランジ部24cが上
記底壁15aの取付穴15cに嵌合しており、従ってそ
の上部はエアクリーナケース12の上記空間E内に位置
し、下部はエアクリーナケース12の外方に突出してい
る。そして上記開口24aは車幅方向に斜めに傾斜して
おり、そのためこの共鳴ダクト24はその有効長さが上
記楕円の長軸に沿って連続的に変化している。
【0015】次に本実施例構造の作用効果について説明
する。一般にエアクリーナでは、エンジン側からの吸気
音は、供給ダクト,エアクリーナケース,及び導入ダク
ト等の形状,寸法等に応じて減衰された後、外方に放出
される。そしてこの場合に、一端が閉塞されたパイプを
エアクリーナケースに連通接続すると、該パイプの有効
長さに対応した周波数の音をさらに減衰できることが知
られている。
する。一般にエアクリーナでは、エンジン側からの吸気
音は、供給ダクト,エアクリーナケース,及び導入ダク
ト等の形状,寸法等に応じて減衰された後、外方に放出
される。そしてこの場合に、一端が閉塞されたパイプを
エアクリーナケースに連通接続すると、該パイプの有効
長さに対応した周波数の音をさらに減衰できることが知
られている。
【0016】本実施例では、エアクリーナケース12
に、開口24aを斜めにカットすることにより上記有効
長さを連続的に変化させた共鳴ダクト24を連通接続し
たので、この有効長さの変化範囲に対応した周波数領域
の音を減衰できる。つまりサイドブランチ,あるいはレ
ゾネータを用いた従来構造に比較して減衰可能周波数領
域を拡大できる。なお、共鳴ダクト24の底壁24bを
図2に二点鎖線で示すように斜めに形成することもでき
る。このようにすれば共鳴ダクトの有効長さの変化範囲
がより大きくなり、従って減衰可能周波数領域をさらに
拡大できる。
に、開口24aを斜めにカットすることにより上記有効
長さを連続的に変化させた共鳴ダクト24を連通接続し
たので、この有効長さの変化範囲に対応した周波数領域
の音を減衰できる。つまりサイドブランチ,あるいはレ
ゾネータを用いた従来構造に比較して減衰可能周波数領
域を拡大できる。なお、共鳴ダクト24の底壁24bを
図2に二点鎖線で示すように斜めに形成することもでき
る。このようにすれば共鳴ダクトの有効長さの変化範囲
がより大きくなり、従って減衰可能周波数領域をさらに
拡大できる。
【0017】図4は、吸気音の周波数と減衰量との関係
を示す実験結果であり、図中、特性曲線A(破線)は、
本実施例と同一形状のエアクリーナそのままの、つまり
消音構造を設けていない場合の特性を示し、特性曲線
B,C(一点鎖線,二点鎖線)はそれぞれ、本実施例と
同一形状のエアクリーナに例えば図7,図8に示すよう
なサイドブランチ,レゾネータを設けた場合の特性を示
す。そして特性曲線D(実線)は本実施例構造にかかる
消音構造の特性を示す。同図から明らかなように、サイ
ドブランチを設けた場合は、周波数f1の音をより効果
的に減衰でき、またレゾネータを設けた場合は、周波数
f2の音をより効果的に減衰できる。これに対して、本
実施例の場合は、周波数f1′からf2′の周波数領域
の音を減衰できることが判る。
を示す実験結果であり、図中、特性曲線A(破線)は、
本実施例と同一形状のエアクリーナそのままの、つまり
消音構造を設けていない場合の特性を示し、特性曲線
B,C(一点鎖線,二点鎖線)はそれぞれ、本実施例と
同一形状のエアクリーナに例えば図7,図8に示すよう
なサイドブランチ,レゾネータを設けた場合の特性を示
す。そして特性曲線D(実線)は本実施例構造にかかる
消音構造の特性を示す。同図から明らかなように、サイ
ドブランチを設けた場合は、周波数f1の音をより効果
的に減衰でき、またレゾネータを設けた場合は、周波数
f2の音をより効果的に減衰できる。これに対して、本
実施例の場合は、周波数f1′からf2′の周波数領域
の音を減衰できることが判る。
【0018】図5,図6は上記実施例の変形例を示し、
図中、図1,図2と同一符号は同一又は相当部分を示
す。この変形例では、共鳴ダクト25全体を底ケース1
5内に位置させ、かつ該底ケース15と一体形成してお
り、また開口25aは該エアクリーナケース12の前後
方向に斜めになっている。この変形例においても、減衰
可能周波数領域を拡大できる効果があり、さらに共鳴ダ
クトがケース外方に突出していないので、配置スペース
が大きくなる問題を回避できる。
図中、図1,図2と同一符号は同一又は相当部分を示
す。この変形例では、共鳴ダクト25全体を底ケース1
5内に位置させ、かつ該底ケース15と一体形成してお
り、また開口25aは該エアクリーナケース12の前後
方向に斜めになっている。この変形例においても、減衰
可能周波数領域を拡大できる効果があり、さらに共鳴ダ
クトがケース外方に突出していないので、配置スペース
が大きくなる問題を回避できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明に係る内燃機関用エ
アクリーナの消音構造によれば、エアクリーナケースに
接続した共鳴ダクトを、その有効長さが連続的に変化す
るように構成したので、構造が複雑化することなく減衰
可能周波数領域を拡大できる効果がある。
アクリーナの消音構造によれば、エアクリーナケースに
接続した共鳴ダクトを、その有効長さが連続的に変化す
るように構成したので、構造が複雑化することなく減衰
可能周波数領域を拡大できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例によるエアクリーナの消音構
造を示す断面側面図である。
造を示す断面側面図である。
【図2】上記実施例消音構造の一部断面背面図である。
【図3】上記実施例構造を備えた自動二輪車の側面図で
ある。
ある。
【図4】上記実施例の効果を説明するための周波数−減
衰量特性図である。
衰量特性図である。
【図5】上記実施例の変形例を示す断面側面図である。
【図6】上記変形例の一部断面背面図である。
【図7】従来の消音構造を示す斜視図である。
【図8】従来の他の消音構造を示す斜視図である。
7 2サイクルエンジンユニット 12 エアクリーナケース 24,25 共鳴ダクト 24a,25a 開口
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一端に開口を有し、他端が閉塞された共
鳴ダクトをエアクリーナケースに連通接続し、該ダクト
により所定の周波数領域の音を共鳴により減衰させるよ
うにした内燃機関用エアクリーナの消音構造において、
上記共鳴ダクトの横断面形状を略長方形又は略楕円形と
し、かつ上記共鳴ダクトの軸方向長さを上記断面の長手
方向に沿って変化させたことを特徴とする内燃機関用エ
アクリーナの消音構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19869891A JP2897172B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 内燃機関用エアクリーナの消音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19869891A JP2897172B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 内燃機関用エアクリーナの消音構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518330A true JPH0518330A (ja) | 1993-01-26 |
JP2897172B2 JP2897172B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=16395542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19869891A Expired - Fee Related JP2897172B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 内燃機関用エアクリーナの消音構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2897172B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5783780A (en) * | 1995-11-27 | 1998-07-21 | Nissan Motor Co., Ltd | Sound absorption structure |
US6386317B1 (en) | 1998-12-21 | 2002-05-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Sound-absorbing duct structure |
US6589643B2 (en) | 2000-04-21 | 2003-07-08 | Nissan Motor Co., Ltd. | Energy conversion fiber and sound reducing material |
US20110232983A1 (en) * | 2010-03-23 | 2011-09-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Air cleaner device |
US9382883B2 (en) | 2014-06-03 | 2016-07-05 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Intake noise reduction device and straddle-type vehicle including the same |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP19869891A patent/JP2897172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5783780A (en) * | 1995-11-27 | 1998-07-21 | Nissan Motor Co., Ltd | Sound absorption structure |
US6386317B1 (en) | 1998-12-21 | 2002-05-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Sound-absorbing duct structure |
US6589643B2 (en) | 2000-04-21 | 2003-07-08 | Nissan Motor Co., Ltd. | Energy conversion fiber and sound reducing material |
US20110232983A1 (en) * | 2010-03-23 | 2011-09-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Air cleaner device |
US8851220B2 (en) * | 2010-03-23 | 2014-10-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Air cleaner device |
US9382883B2 (en) | 2014-06-03 | 2016-07-05 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Intake noise reduction device and straddle-type vehicle including the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2897172B2 (ja) | 1999-05-31 |
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