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JPH0517276U - プラグ弁 - Google Patents

プラグ弁

Info

Publication number
JPH0517276U
JPH0517276U JP9234491U JP9234491U JPH0517276U JP H0517276 U JPH0517276 U JP H0517276U JP 9234491 U JP9234491 U JP 9234491U JP 9234491 U JP9234491 U JP 9234491U JP H0517276 U JPH0517276 U JP H0517276U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
plug
groove
valve seat
seat surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9234491U
Other languages
English (en)
Inventor
浩 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9234491U priority Critical patent/JPH0517276U/ja
Publication of JPH0517276U publication Critical patent/JPH0517276U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 サニタリー用プラグ弁で、弁座面の耐気密を
向上するため、弾性体と剛体面との二重シール機構と
し、弁閉時及び、弁開時に液溜り部がなく、流体が直通
して整流する弁の開発を目的としている。 【構成】 図1は弁閉時を示し、弁箱1の口径部9を断
面円形の直通とし、栓2の開口部10は片形が円形、他
方形は前記の円形から栓の外周面に向かって開口し、弁
箱の二次圧側の口径部9に直通とする。栓は円錐又は、
円筒形とし、弁閉時側の弁座面に、弁箱の口径部9より
大きい円径のみぞ6を環設し、該みぞに弾性体リング5
を装着する。また、栓の外周の弁座面に、軸心に対して
直角方向の上下の円周面に、それぞれ、みぞ7を環設
し、該みぞに弾性体リングを装着する。図2は、弁開時
を示し、口径部9及び、開口部10の流路が直通であ
り、上記のみぞ6、7を環設し、該みぞに弾性体リング
5を装着したことを特徴とするプラグ弁である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、医薬、乳製品、飲料及び化粧品等のサニタリー仕様の配管において 、流体の制御に使用されるプラグ弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、サニタリー仕様の配管では、液溜り部がなく、流体が整流し圧損が少な い構造が要求されるので、小口径のバルブでは、弁箱のポート径内に弁体が残ら ない構造のコック、プラグ弁、及びボール弁などから採用されている。しかし乍 らこれらの従来形では、弁開閉時に弁箱及び、弁体の口径内に流体が滞溜する欠 点をもっている。 従来のコック例えば、JISB2191青銅ねじ込みメンコック及び、JIS B2192青銅ねじ込みグランドコックなどがあり、この種の構造では、弁箱及 び栓の全弁座面が剛体であるため、弁座面のしゅう動に際して、面摩擦が大きい ので、大きな操作力を必要としている。また、弁座面が損傷し易く、圧漏れが発 生した場合の補修がむつかしいため信頼性に欠け、したがって用途が限定されて いる。 次に、プラグ弁は、オーム社発行、日本バルブ工業会編−バルブ用語事典−記 載のプラグ弁、図フ・15に示すごとく、弁座面間に潤滑構造をもつもので、こ の弁種では、グリースを栓の頂部から栓の中を通じた穴及び、栓又は、弁箱の開 口の周りに設けたみぞを経て、弁座面に供給し、栓の作動面に潤滑を与えると同 時に、弁座面をシールしている。これにより、サニタリー仕様では、グリースの ポート径内への流出が問題となり、更に定期の分解、点検、洗浄及び再組立に特 殊な技術が必要となるなどの欠点をもっている。また、注入のグリースに代えて 、栓又は、弁箱の弁座全面を樹脂又は、合成ゴム等で被覆したものがある。これ らも、補修がむつかしいのと高価となる欠点をもっている。 また、ボール弁でも上記のコック及びプラグ弁と同様、弁開閉時に弁箱と弁体の 口径内に流体が滞溜する欠点をもっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたとおり、弁座面に対しては、金属面などの剛体弁座面では 、物かみ、摩滅などによる損傷が多いので、その対策が必要となる。さらに、サ ニタリー仕様の配管でグリースを注入する構造では、グリースの流出による汚染 が懸念され、また、全面被覆構造では、補修とコスト面に問題点を有している。 本考案では、従来の技術の上記問題点を解決するためになされたものでその目 的とするところは、分解、点検、洗浄及び、再組立が簡単かつ、確実にできるこ とを条件とする、サニタリー仕様の配管に適したプラグ弁を提供しようとするも のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によるプラグ弁は、弁箱と栓を組立した場 合、弁開時において、口径部9、10を断面が円形で、段差がない直通とし、ま た、弁閉時において、栓2の開口部10は、軸心C−C’に対して、片側が円形 、他方が前記円形から栓の外周の弁座面に向かって開口し、弁箱の二次圧側の口 径部9と直通とする。
【0005】 また、栓は円筒形又は円錐形とし、栓の弁閉側の弁座面に、弁箱の口径寸法よ り大きい円形のみぞ6を環設し、該みぞには弾性体リング5を装着する。また、 該弾性体リングの逸脱を防止するために、みぞの底面に沿った補強片を接合する こともできる。
【0006】 また、栓の軸心C−C’に対して、直角方向の上下の円周面に、それぞれみぞ 7を環設し、弾性体リング5を装着する。
【0007】 また、みぞ6、7は、成形技術水準により、ありみぞ形又は、角形みぞとされ るが、みぞの断面積は、弾性体リング5の断面積とほぼなどしい寸法とし、該リ ングを装着した状態で、みぞ部に液溜りを生じない形状とする。
【0008】 また、栓の開口部10の外縁を隔て弁座面に、みぞ12を周設し、該みぞに弾 性体リングを装着することもできる。
【0009】 さらに、弁箱1の胴部と栓2との下面の底部を外部に開放するとともに栓の上 面部のグランドパッキング部を省略することにより、従来形に構成されていた液 溜り発生部をなくする。
【0010】
【作用】
弁開時、弁箱の口径部9と栓の開口部10は、断面円形の口径で直通の整流と なる。
【0011】 また、弁閉時、流体の一次側圧は、栓の剛体弁座面と弁座面に装着した弾性体 リングにより二重シールして確実に閉止される。
【0012】 また、弁閉時流体の二次側圧は、栓の開口部10の片面が、弁箱の口径部9に 開放されて通々となり、液溜り部がなく直通となった。
【0013】 次に、弁開閉作動時、弁本体より流体の圧漏れは、栓の軸心C−C’に対して 、上下のみぞ7に装着された弾性体リングにより防止される。また、弁箱の上部 及び下部端は外部に開放されて、液溜りを防止している。
【0014】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 図1a,図1bは、本発明によるプラグ弁の実施例で、図1aは弁閉時、図1b は弁開時を示す。弁箱1は、配管との接続端をヘエルール継手8とし、弁箱内に 剛体の円錐弁座面を形成される。栓2は円錐弁座面を備え、弁閉時側の弁座面に 外周が円形の弁箱口径部9より大きい径のみぞ6を環設し、該みぞに弾性体リン グ5が装着されている。 また、円錐弁座面部に開口部10を隔て、みぞ7を上下に環設し、該みぞに弾 性体リング5が装着されている。弁閉時、栓2は、弁箱の口径部9に直通する開 口部10を備え、液溜りを防止している。弁の開閉作動は、栓の軸を回動させ、 両弁座面がしゅう動される。弁座面の面圧調整は、栓の上面にワッシャー4を装 着し、ワッシャー抑え3のねじ部の推力によって行われる。栓2の上下面は、そ れぞれ弁箱外部に開放されて液溜り部を排除している。なお、実施例図では、配 管との接続端がヘエルール継手8としているが、用途によりフランジ形及び、ね じ込み形とすることが可能である。図3は、本発明による実施例で配管接続部が 直角形の場合を示し、弁開時、流体は矢印の方向に流れる。
【0015】 図4a〜図4fは、図1a及び図1bに示した栓2の部品図であり、図4aは 全閉側のみぞ6の位置を示している。図4bは、図4aの側面図で、開口部10 の形状を示している。図4c、図4dは、開口部10の他の実施例を示している 。図4eは、弁座面が円筒形の栓を示し、図4fは図3の開口部が直角形栓の実 施例である。
【0016】 みぞ6、7の形状は、図5a、図5bに示すありみぞ形、又は、図6の角みぞ 形とされる。図5aは、ありみぞ形に断面円形のOリングを装着した実施例であ る。図5bは、栓を弁箱に組付けした断面図で、弾性体リング5は、みぞの全断 面に変形して密着、弁座面を二重シールし液溜りを防止している。 図6は、角形みぞの実施例の断面図で、みぞの断面積は、弾性体リングの断面積 とほぼなどしい寸法に設定されている。
【0017】 弾性体リング5は、図7aに示す断面円形のOリング形又は、図7cに示す弁 座面側が円形で、みぞの底面側が角リング形が採用される。弁閉側の弁座面に図 6に示す角形みぞを設定し、流体圧又は、栓の回転力により、弾性体リングが逸 脱の恐れがある場合、図7b、図7cに示す補強片を接合した弾性体リングが装 着される。また、補強片13の底面は、みぞ6の底面に沿ったリング形とされる 。
【0018】 図8a、図8bは、栓2の開口部10の外縁を隔てた、弁座面にみぞ12を周 設し、該みぞ部に弾性体リングを装着した場合を示している。図8cは、みぞ1 2の展開図を示している。
【0019】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に記載する有用な効果を有 する。次に、図9に示す従来形に対比して述べる。
【0020】 請求項1による栓の開口部により、弁閉時、図1aに示すごとく、栓2の開口 部10が、弁箱の二次圧側の口径部9と通々となったので、液溜り部がなくなっ た。また、弁開時、図1bのごとく弁箱の口径部9と栓の開口部10が直通とな り、流体が整流となる。
【0021】 請求項1による栓の軸心に対して垂直方向の上下面に装着した弾性体リングに より、剛体弁座面と弾性体弁座面との二重シール効果となり耐気密が向上した。 また、図9に示す公知形に比し、栓下面の液溜り部14と栓上部のグランドパッ キン部15が省略され、弁箱外部に開放されたので、流体の劣化及び腐食などの 心配がなくなった。
【0022】 請求項2による栓の弁閉時、弁箱の口径部9に対応する栓の弁座面に弾性体リ ングを装着したので、剛体弁座面と弾性体弁座面との二重シール効果となり、弁 閉止機能が向上した。また、弾性体リングは着脱自在であるので、補修、洗浄及 び再組立が確実かつ簡単にできることになった。
【図面の簡単な説明】
【図1a】本発明に係る実施例で、弁閉時における正面
の要部断面図である。
【図1b】図1aにて弁開時の要部断面図である。
【図2】図1a、図1bの側面図である。
【図3】本発明に係る実施例で、流路が直角で弁開時に
おける弁の正面断面図である。
【図4a】栓の実施例で、弁座面が円錐形の弁閉時側の
正面図である。
【図4b】図4aの側面図で、弁開時の開口側を示した
図である。
【図4c】図4aで開口部10の変形図である。
【図4d】図4aで開口部10の変形図である。
【図4e】栓の実施例で弁座面が円筒形の弁開時の開口
側を示した図である。
【図4f】図3の直角形栓の実施例で、弁開時の断面図
である。
【図5a】みぞ6、7で、ありみぞ形とした弁座面部分
の断面図である。
【図5b】図5aで、栓と弁箱を組付し弁座面が密接し
た部分の断面図である。
【図6】みぞ6、7で、角みぞ形で栓と弁箱を組付し弁
座面が密接した部分の断面図である。
【図7a】弾性体リング5の実施例で、Oリング形の断
面図である。
【図7b】図7aで、内径部に補強片13を接合した場
合の断面図である。
【図7c】弾性体リング5の実施例で、断面角形で頂部
を半円形とし、内径部に補強片13を接合した場合の断
面図である。
【図8a】栓2で開口部10の外縁にみぞ12を環設
し、弾性体リングを装着した場合の正面図である。
【図8b】図8aの栓の側面図である。
【図8c】図8aのみぞ12の部分展開図である。
【図9】公知形で、弁閉時の正面の要部断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 栓 3 ワッシャー抑え 4 ワッシャー 5 弾性体リング 6 みぞ 7 みぞ 8 配管接続継手 9 弁箱口径部 10 栓開口部 11 弁座の外周面 12 栓開口部 みぞ 13 補強片 14 栓下面と弁箱との液溜り部 15 グランドパッキン C−C’栓の軸心

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐又は、円筒状の内周面に弁座をもつ
    弁箱本体内の円形部に、外周面に弁座面をもち回転でき
    る栓が収まっているプラグ弁において、弁閉時、栓
    (2)の開口部(10)は、栓の軸心 (C−C’)に
    対して、片側が円形、他方側は該円形の一部から、弁座
    の外周面(11)に向かって開口しており、該開口部の
    外周を隔て、軸心(C−C’)に対して垂直方向の上下
    面に、みぞ(7)を環設し、該みぞに弾性体リング
    (5)を装着したことを特徴とするプラグ弁。
  2. 【請求項2】 弁閉時、弁箱口径部(9)に対する栓
    (2)の弁座面に、口径部(9)の外縁より大きい径の
    みぞ(6)を環設し、該みぞに弾性体リング(5)を装
    着してなる請求項1記載のプラグ弁。
JP9234491U 1991-08-21 1991-08-21 プラグ弁 Pending JPH0517276U (ja)

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JP9234491U JPH0517276U (ja) 1991-08-21 1991-08-21 プラグ弁

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JP9234491U Pending JPH0517276U (ja) 1991-08-21 1991-08-21 プラグ弁

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JP (1) JPH0517276U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003049968A (ja) * 2001-08-02 2003-02-21 Shinko Sangyo Kk 真空用バルブ
JP2010001925A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Fuji Koki Corp 流量調整弁
KR102554382B1 (ko) * 2022-11-08 2023-07-12 주식회사 민선 플러그 밸브

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