JPH05169544A - 光ファイバカプラ製造用モールド装置 - Google Patents
光ファイバカプラ製造用モールド装置Info
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- JPH05169544A JPH05169544A JP33675791A JP33675791A JPH05169544A JP H05169544 A JPH05169544 A JP H05169544A JP 33675791 A JP33675791 A JP 33675791A JP 33675791 A JP33675791 A JP 33675791A JP H05169544 A JPH05169544 A JP H05169544A
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Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な設備でモールドを容易化する。
【構成】 両端にてその軸方向とは一致しない方向に開
口する溝12を有するモールドケース11を用い、該溝
12にディスペンサ15により接着剤40をモールドし
て該モールドケース11と光ファイバカプラ13とを固
着する光ファイバカプラ製造用モールド装置において、
ディスペンサ15の先端部の針部18を3本の針18a
〜18cに分岐し、上記針18a〜18cにはチューブ
19を介して保持手段21により鉛直方向に保持された
吐出パイプ20が設けられている。
口する溝12を有するモールドケース11を用い、該溝
12にディスペンサ15により接着剤40をモールドし
て該モールドケース11と光ファイバカプラ13とを固
着する光ファイバカプラ製造用モールド装置において、
ディスペンサ15の先端部の針部18を3本の針18a
〜18cに分岐し、上記針18a〜18cにはチューブ
19を介して保持手段21により鉛直方向に保持された
吐出パイプ20が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバカプラの製
造時に用いるモールド装置に関する。
造時に用いるモールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光通信システムや光センサシ
ステムにおいては、光ファイバカプラは重要な光素子で
ある。光ファイバカプラは、例えば2本の光ファイバを
平行に束ねてその中央部を加熱融着すると共に延伸して
テーパ状の細径の延伸部としたものであり、ファイバコ
ア内を伝播する光ファイバをクラッドに放射させて、あ
るいは分布結合させて所定の結合度で分配して、再びコ
アに閉じ込めるという機能を有する。かかる光ファイバ
カプラは、細径の延伸部の外径が通常、30μm程度で
あり、折れ易いため、例えば実開平2−29008号公
報や特開昭63−271208号公報に記載されている
ような補強構造が採られる。
ステムにおいては、光ファイバカプラは重要な光素子で
ある。光ファイバカプラは、例えば2本の光ファイバを
平行に束ねてその中央部を加熱融着すると共に延伸して
テーパ状の細径の延伸部としたものであり、ファイバコ
ア内を伝播する光ファイバをクラッドに放射させて、あ
るいは分布結合させて所定の結合度で分配して、再びコ
アに閉じ込めるという機能を有する。かかる光ファイバ
カプラは、細径の延伸部の外径が通常、30μm程度で
あり、折れ易いため、例えば実開平2−29008号公
報や特開昭63−271208号公報に記載されている
ような補強構造が採られる。
【0003】すなわち、図9に示すように、光ファイバ
カプラ1の延伸部の両側に接着剤2を塗布し、これを2
枚の板状の補強部材3で挾持したもの、又は、図10に
示すように、補強部材としてガラス管4を用い、該ガラ
ス管4内に光ファイバカプラ1を接着剤2で固着したも
のである。
カプラ1の延伸部の両側に接着剤2を塗布し、これを2
枚の板状の補強部材3で挾持したもの、又は、図10に
示すように、補強部材としてガラス管4を用い、該ガラ
ス管4内に光ファイバカプラ1を接着剤2で固着したも
のである。
【0004】しかし、このような補強構造とすると、接
着剤2は、ディスペンサを用いて手動により塗布しなけ
ればならず、また、組立て作業に手間がかかる。
着剤2は、ディスペンサを用いて手動により塗布しなけ
ればならず、また、組立て作業に手間がかかる。
【0005】そこで、本発明者は先に接着剤によるモー
ルド作業が容易な光ファイバカプラ補強用のモールドケ
ースを提案した(特願平3−269572号、平成3年
10月17日出願)。すなわち、例えば図7に示すよう
に、上側に開口するモールド用の溝5を両側に有するモ
ールドケース6である。かかるモールドケース6を用い
ると、溝5の上側から接着剤をモールドすることがで
き、自動化も可能である。
ルド作業が容易な光ファイバカプラ補強用のモールドケ
ースを提案した(特願平3−269572号、平成3年
10月17日出願)。すなわち、例えば図7に示すよう
に、上側に開口するモールド用の溝5を両側に有するモ
ールドケース6である。かかるモールドケース6を用い
ると、溝5の上側から接着剤をモールドすることがで
き、自動化も可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示すモ
ールドケース6を用いて接着剤を自動でモールドしよう
とすると、針状の先端を有するディスペンサを溝5の上
方にそれぞれ配して、各ディスペンサを自動ステージに
より溝5の長手方向に一定速度で移動させる必要があ
る。すなわち、自動ステージを2台用いる必要があり、
設備コストが嵩むという問題がある。
ールドケース6を用いて接着剤を自動でモールドしよう
とすると、針状の先端を有するディスペンサを溝5の上
方にそれぞれ配して、各ディスペンサを自動ステージに
より溝5の長手方向に一定速度で移動させる必要があ
る。すなわち、自動ステージを2台用いる必要があり、
設備コストが嵩むという問題がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑み、設備が簡
易で容易にモールド可能な光ファイバカプラ製造用モー
ルド装置を提供することを目的とする。
易で容易にモールド可能な光ファイバカプラ製造用モー
ルド装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る第1の光ファイバカプラ製造用モールド装置
は、光ファイバカプラの延伸部をモールドケースの内方
に保持した後、該モールドケースの両端にてその軸方向
とは一致しない方向に開口する溝にディスペンサにより
接着剤をモールドして該モールドケースと光ファイバカ
プラとを固着する光ファイバカプラ製造用モールド装置
であって、上記ディスペンサの先端部が複数の針からな
り、各針はその先端が互いに離れて上記溝の上記軸方向
に並んでおり且つ当該針の先端部を鉛直方向に保持して
なることを特徴とする。また本発明に係る第2の光ファ
イバカプラ製造用モールド装置は、光ファイバカプラの
延伸部をモールドケースの内方に保持した後、該モール
ドケースの両端にてその軸方向とは一致しない方向に開
口する溝にディスペンサにより接着剤をモールドして該
モールドケースと光ファイバカプラとを固着する光ファ
イバカプラ製造用モールド装置であって、上記ディスペ
ンサの先端部が複数の針からなり、各針はその先端が互
いに離れて上記溝の上記軸方向に並んでおり上記各々の
針にはチューブを介して鉛直方向に保持された吐出パイ
プが設けられていることを特徴とする。さらに、上述し
た第1又は第2の構成の光ファイバカプラ製造用モール
ド装置において、モールドケース内に接着剤をモールド
する際、ディスペンサを垂直上方向へ移動する昇降手段
を有してなり、吐出した接着剤を立ち切ってモールドを
終了することを特徴とする。
明に係る第1の光ファイバカプラ製造用モールド装置
は、光ファイバカプラの延伸部をモールドケースの内方
に保持した後、該モールドケースの両端にてその軸方向
とは一致しない方向に開口する溝にディスペンサにより
接着剤をモールドして該モールドケースと光ファイバカ
プラとを固着する光ファイバカプラ製造用モールド装置
であって、上記ディスペンサの先端部が複数の針からな
り、各針はその先端が互いに離れて上記溝の上記軸方向
に並んでおり且つ当該針の先端部を鉛直方向に保持して
なることを特徴とする。また本発明に係る第2の光ファ
イバカプラ製造用モールド装置は、光ファイバカプラの
延伸部をモールドケースの内方に保持した後、該モール
ドケースの両端にてその軸方向とは一致しない方向に開
口する溝にディスペンサにより接着剤をモールドして該
モールドケースと光ファイバカプラとを固着する光ファ
イバカプラ製造用モールド装置であって、上記ディスペ
ンサの先端部が複数の針からなり、各針はその先端が互
いに離れて上記溝の上記軸方向に並んでおり上記各々の
針にはチューブを介して鉛直方向に保持された吐出パイ
プが設けられていることを特徴とする。さらに、上述し
た第1又は第2の構成の光ファイバカプラ製造用モール
ド装置において、モールドケース内に接着剤をモールド
する際、ディスペンサを垂直上方向へ移動する昇降手段
を有してなり、吐出した接着剤を立ち切ってモールドを
終了することを特徴とする。
【0009】
【作用】モールドケースの両端の溝の上方にディスペン
サを移動させた後、停止した状態で接着剤を一度に塗布
することによりモールドが完了する。このとき、ディス
ペンサ先端部の複数の針の先端部や先端に設けた吐出パ
イプを鉛直方向に保持したので、各針から出た接着剤が
塗布される前にくっついてしまうことがなく、モールド
が良好に完了する。
サを移動させた後、停止した状態で接着剤を一度に塗布
することによりモールドが完了する。このとき、ディス
ペンサ先端部の複数の針の先端部や先端に設けた吐出パ
イプを鉛直方向に保持したので、各針から出た接着剤が
塗布される前にくっついてしまうことがなく、モールド
が良好に完了する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0011】図5及び図6には一実施例に係る光ファイ
バカプラ製造用モールド装置を示す。両図に示すよう
に、モールドケース11は両端に上向きに開口した溝1
2を有するものであり、内方に光ファイバカプラ13の
延伸部を収納した状態でモールドケース保持具14に保
持されている。本実施例のモールドケース11は半円筒
形の本体11aと天板11bとを接着剤を介して接合し
たものであるが、軸方向に一致しない、すなわち軸方向
と直交する面に対して傾斜する方向に開口する溝12を
両端に有するものであれば、円筒の両端を斜めに切断し
たもの等、一体形のものでもよい。
バカプラ製造用モールド装置を示す。両図に示すよう
に、モールドケース11は両端に上向きに開口した溝1
2を有するものであり、内方に光ファイバカプラ13の
延伸部を収納した状態でモールドケース保持具14に保
持されている。本実施例のモールドケース11は半円筒
形の本体11aと天板11bとを接着剤を介して接合し
たものであるが、軸方向に一致しない、すなわち軸方向
と直交する面に対して傾斜する方向に開口する溝12を
両端に有するものであれば、円筒の両端を斜めに切断し
たもの等、一体形のものでもよい。
【0012】一方、一対のディスペンサ15は板状のデ
ィスペンサ用ブラケット16に固定具17により取付け
られており、各ディスペンサ15の先端部である針部1
8は、図1及び図2に詳細に示すように、本実施例では
先端が3本の針18a〜18cに分岐し、各針18a〜
18cにはチューブ19を介して吐出パイプ20が取付
けられており、この吐出パイプ20はパイプ保持手段2
1によってブラケット16に固着されている。また、各
吐出パイプ20は溝12の長さ方向に並設されており、
吐出パイプの両末端の間隔は当該溝12の長さに一致し
且つ各吐出パイプ20の並び方向とモールドケース11
の溝12の長手方向とが一致するようになっている。
ィスペンサ用ブラケット16に固定具17により取付け
られており、各ディスペンサ15の先端部である針部1
8は、図1及び図2に詳細に示すように、本実施例では
先端が3本の針18a〜18cに分岐し、各針18a〜
18cにはチューブ19を介して吐出パイプ20が取付
けられており、この吐出パイプ20はパイプ保持手段2
1によってブラケット16に固着されている。また、各
吐出パイプ20は溝12の長さ方向に並設されており、
吐出パイプの両末端の間隔は当該溝12の長さに一致し
且つ各吐出パイプ20の並び方向とモールドケース11
の溝12の長手方向とが一致するようになっている。
【0013】このパイプ保持手段21は、図2に示すよ
うにブラケット16に設けられ且つ吐出パイプ20を整
列するV溝21aを形成した保持具21bと、ゴム状の
弾性力を有する保持板21cを設けた支持具21dとか
らなるもので、V溝21a内に吐出パイプ20を並べて
支持具21dで押えた後、締結ボルト21eで固定する
ことで吐出パイプ20を整列させている。
うにブラケット16に設けられ且つ吐出パイプ20を整
列するV溝21aを形成した保持具21bと、ゴム状の
弾性力を有する保持板21cを設けた支持具21dとか
らなるもので、V溝21a内に吐出パイプ20を並べて
支持具21dで押えた後、締結ボルト21eで固定する
ことで吐出パイプ20を整列させている。
【0014】このディスペンサ15の針部18の各針1
8a〜18cの先端に吐出パイプ20は、モールドケー
ス11の溝12の位置に一致するようになっており、且
つ図示しないディスペンサ移動手段により鉛直方向を保
ったまま光ファイバカプラ13の軸に直交する方向(図
5中X方向)に移動自在となっている。尚、吐出パイプ
20の先端を揃えるに際しては、支持具21dをゆるめ
て平滑面に吐出パイプ20の先端を当てて揃えるように
すればよい。
8a〜18cの先端に吐出パイプ20は、モールドケー
ス11の溝12の位置に一致するようになっており、且
つ図示しないディスペンサ移動手段により鉛直方向を保
ったまま光ファイバカプラ13の軸に直交する方向(図
5中X方向)に移動自在となっている。尚、吐出パイプ
20の先端を揃えるに際しては、支持具21dをゆるめ
て平滑面に吐出パイプ20の先端を当てて揃えるように
すればよい。
【0015】また、一方他のディスペンサの実施例とし
ては、図3に示すように、分岐した針18a〜18bの
先端を長くして上述した保持手段21によって先端部を
整列させることにより、針先からの吐出が一様となり、
均一な接着剤40の吐出を行うことが可能となる。
ては、図3に示すように、分岐した針18a〜18bの
先端を長くして上述した保持手段21によって先端部を
整列させることにより、針先からの吐出が一様となり、
均一な接着剤40の吐出を行うことが可能となる。
【0016】なお、針18a〜18c又は吐出パイプ2
0a〜20c間のピッチpは接着剤40の粘度によって
異なるが、2mm以上とすればよい。このようにピッチp
を2mm以上とするのは、各針18a〜18c又は吐出パ
イプ19からでた接着剤40が互いにくっついてしまう
のを防止するためである。
0a〜20c間のピッチpは接着剤40の粘度によって
異なるが、2mm以上とすればよい。このようにピッチp
を2mm以上とするのは、各針18a〜18c又は吐出パ
イプ19からでた接着剤40が互いにくっついてしまう
のを防止するためである。
【0017】このようにして得られたディスペンサ15
は針18a〜18cの先端にチューブ19を介して設け
た吐出パイプ20を保持手段21によって鉛直方向に揃
えているので、図8(A)に示すように常に良好な接着
剤40の吐出ができ、針先を保持しない場合のように斜
めになって接着剤40同志がくっついてしまうことや
(図8(B)参照)、図8(C)に示すように針先で回
り込んでしまい接着剤40の肩部40aができてしまい
良好なモールドができないというおそれがない。
は針18a〜18cの先端にチューブ19を介して設け
た吐出パイプ20を保持手段21によって鉛直方向に揃
えているので、図8(A)に示すように常に良好な接着
剤40の吐出ができ、針先を保持しない場合のように斜
めになって接着剤40同志がくっついてしまうことや
(図8(B)参照)、図8(C)に示すように針先で回
り込んでしまい接着剤40の肩部40aができてしまい
良好なモールドができないというおそれがない。
【0018】また、特に針先にチューブ19を介して設
けた吐出パイプ20を保持手段21によって固定する場
合には、針の先端の並び特に高さ方向と角度とを常に同
一状態に高精度に保ちながら作るということが要求され
ず製造コストの低廉化を図ることができる。
けた吐出パイプ20を保持手段21によって固定する場
合には、針の先端の並び特に高さ方向と角度とを常に同
一状態に高精度に保ちながら作るということが要求され
ず製造コストの低廉化を図ることができる。
【0019】尚、針18a〜18c又は吐出パイプ20
の先端の開口径は0.5mm以下とするのが好ましい。一
般的には、開口径が大きい方が接着剤を一度に出し易い
ので好ましいが、光ファイバカプラのモールドにおいて
は細長くディスペンスする必要があるため、細い針を短
いピッチで並べていくのが有利である。だだし、上述し
たような問題もあるので、ピッチは余り短くはできない
が、この理由からも針18a〜18c又は吐出パイプ2
0の開口径は小さい方がよい。実験によると、表面張力
でできる球が小さく、隣の針が出した接着剤同士をくっ
つきにくくするためには、針18a〜18c又は吐出パ
イプ20の先端の開口径は0.5mm以下とするのがよい
ことが判明した。
の先端の開口径は0.5mm以下とするのが好ましい。一
般的には、開口径が大きい方が接着剤を一度に出し易い
ので好ましいが、光ファイバカプラのモールドにおいて
は細長くディスペンスする必要があるため、細い針を短
いピッチで並べていくのが有利である。だだし、上述し
たような問題もあるので、ピッチは余り短くはできない
が、この理由からも針18a〜18c又は吐出パイプ2
0の開口径は小さい方がよい。実験によると、表面張力
でできる球が小さく、隣の針が出した接着剤同士をくっ
つきにくくするためには、針18a〜18c又は吐出パ
イプ20の先端の開口径は0.5mm以下とするのがよい
ことが判明した。
【0020】なお、ディスペンサ15は、圧縮エアー
型、モーノ型、機械式などの何れでもよく、駆動源伝達
管(又は線)14により連結された圧縮エアー源又は電
源などの図示しない駆動源により駆動されるようになっ
ている。
型、モーノ型、機械式などの何れでもよく、駆動源伝達
管(又は線)14により連結された圧縮エアー源又は電
源などの図示しない駆動源により駆動されるようになっ
ている。
【0021】次に、本実施例のモールド装置を用いた光
ファイバカプラの製造について説明する。まず、図4に
示すように、2本の芯線22の長手方向の一部の被覆を
除去して素線部23とし、この2本の芯線22に上述し
たモールドケース11を通した後、この2本の芯線22
を芯線クランプ24A,24Bにより延伸ステージ25
A,25Bに固定する。次いで、2本の芯線22の素線
部23を素線クランプ26A,26Bを用いて合せ、バ
ーナ27の炎28により素線部23のテーパ状に延伸し
たい部分である中央部29を溶着する。そして、素線ク
ランプステージ30A,30Bにより素線クランプ26
A,26Bを広げる方向へ移動した後、再び炎28によ
り中央部29を熱すると同時に延伸ステージ25A,2
5Bにより芯線クランプ24A,24Bを外方向へ移動
して中央部29にテーパ状の延伸部を形成して光ファイ
バカプラ13とする。次に、炎28を遠ざけた後、直進
ステージ31によりファイバ軸方向に移動するブラケッ
ト32上に載置されているモールドケース11を移動
し、図4に示すようにモールドケース11の中央部と延
伸部の中央部とが一致するようにする。
ファイバカプラの製造について説明する。まず、図4に
示すように、2本の芯線22の長手方向の一部の被覆を
除去して素線部23とし、この2本の芯線22に上述し
たモールドケース11を通した後、この2本の芯線22
を芯線クランプ24A,24Bにより延伸ステージ25
A,25Bに固定する。次いで、2本の芯線22の素線
部23を素線クランプ26A,26Bを用いて合せ、バ
ーナ27の炎28により素線部23のテーパ状に延伸し
たい部分である中央部29を溶着する。そして、素線ク
ランプステージ30A,30Bにより素線クランプ26
A,26Bを広げる方向へ移動した後、再び炎28によ
り中央部29を熱すると同時に延伸ステージ25A,2
5Bにより芯線クランプ24A,24Bを外方向へ移動
して中央部29にテーパ状の延伸部を形成して光ファイ
バカプラ13とする。次に、炎28を遠ざけた後、直進
ステージ31によりファイバ軸方向に移動するブラケッ
ト32上に載置されているモールドケース11を移動
し、図4に示すようにモールドケース11の中央部と延
伸部の中央部とが一致するようにする。
【0022】次いで、図示しないディスペンサ移動装置
により一対のディスペンサ15を固定したブラケット1
6を図5中X方向に移動し、図6に示すように各針部1
8がモールドケース11の両端の溝12の上方に位置す
るようにする。なお、このとき、図中Y方向の位置決め
は適宜なされている。
により一対のディスペンサ15を固定したブラケット1
6を図5中X方向に移動し、図6に示すように各針部1
8がモールドケース11の両端の溝12の上方に位置す
るようにする。なお、このとき、図中Y方向の位置決め
は適宜なされている。
【0023】そして、図1(A),(B)に示すよう
に、そのままの位置で図示しないディスペンサ駆動源に
よりディスペンサ15を駆動し、一定量の接着剤40を
塗布し、モールドを完了した後、ディスペンサ15を固
定したブラケット16を元の位置に移動する。
に、そのままの位置で図示しないディスペンサ駆動源に
よりディスペンサ15を駆動し、一定量の接着剤40を
塗布し、モールドを完了した後、ディスペンサ15を固
定したブラケット16を元の位置に移動する。
【0024】尚、モールドを完了した後、接着剤40の
吐出状態によっては、ディスペンサ15を垂直上方向へ
図示しない昇降手段を用いて移動させ、吐出パイプ20
の先端から吐出している接着剤40を立ち切った後、元
の位置へ退避すればよい。これは、接着剤40の充填を
水滴状にして行う場合には問題がないが、接着剤40を
モールドケース11に薄くする為などの理由により、吐
出パイプの先端から流れ落ちるようにして充填している
場合には、そのまま元の位置に戻すと、接着剤40が飛
び散るおそれがあり、これを防止するためである。
吐出状態によっては、ディスペンサ15を垂直上方向へ
図示しない昇降手段を用いて移動させ、吐出パイプ20
の先端から吐出している接着剤40を立ち切った後、元
の位置へ退避すればよい。これは、接着剤40の充填を
水滴状にして行う場合には問題がないが、接着剤40を
モールドケース11に薄くする為などの理由により、吐
出パイプの先端から流れ落ちるようにして充填している
場合には、そのまま元の位置に戻すと、接着剤40が飛
び散るおそれがあり、これを防止するためである。
【0025】このように、本実施例のモールド装置によ
ればモールドを自動的に良好に行うことができ、しか
も、ディスペンサを停止した状態でモールドするので装
置構成も簡易である。
ればモールドを自動的に良好に行うことができ、しか
も、ディスペンサを停止した状態でモールドするので装
置構成も簡易である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バカプラモールド装置によると、比較的簡易な装置構成
でモールドの自動化が達成でき、光ファイバカプラの低
コスト化を図ることができる。
バカプラモールド装置によると、比較的簡易な装置構成
でモールドの自動化が達成でき、光ファイバカプラの低
コスト化を図ることができる。
【図1】一実施例のモールド作業を示す説明図である。
【図2】一実施例のモールド装置の吐出パイプの固定手
段を示す概略図である。
段を示す概略図である。
【図3】他の一実施例のディスペンサの針部の固定状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図4】一実施例の装置によるモールド作業を示す説明
図である。
図である。
【図5】一実施例の装置によるモールド作業を示す説明
図である。
図である。
【図6】一実施例の装置によるモールド作業を示す説明
図である。
図である。
【図7】モールドケースの一例を示す説明図である。
【図8】ディスペンサの針部からの接着剤の吐出例を示
す概略図である。
す概略図である。
【図9】従来の補強構造を示す説明図である。
【図10】従来の補強構造を示す説明図である。
11 モールドケース 12 溝 13 光ファイバカプラ 15 ディスペンサ 16 ディスペンサ用ブラケット 17 固定具 18 針部 18a〜18c 針 19 チューブ 20 吐出パイプ 21 保持手段 40 接着剤
Claims (4)
- 【請求項1】 光ファイバカプラの延伸部をモールドケ
ースの内方に保持した後、該モールドケースの両端にて
その軸方向とは一致しない方向に開口する溝にディスペ
ンサにより接着剤をモールドして該モールドケースと光
ファイバカプラとを固着する光ファイバカプラ製造用モ
ールド装置であって、上記ディスペンサの先端部が複数
の針からなり、各針はその先端が互いに離れて上記溝の
上記軸方向に並んでおり且つ当該針の先端部を鉛直方向
に保持してなることを特徴とする光ファイバカプラ製造
用モールド装置。 - 【請求項2】 光ファイバカプラの延伸部をモールドケ
ースの内方に保持した後、該モールドケースの両端にて
その軸方向とは一致しない方向に開口する溝にディスペ
ンサにより接着剤をモールドして該モールドケースと光
ファイバカプラとを固着する光ファイバカプラ製造用モ
ールド装置であって、上記ディスペンサの先端部が複数
の針からなり、各針はその先端が互いに離れて上記溝の
上記軸方向に並んでおり上記各々の針にはチューブを介
して鉛直方向に保持された吐出パイプが設けられている
ことを特徴とする光ファイバカプラ製造用モールド装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、上記溝の上記
軸方向で且つ鉛直方向に複数形成されたV溝に上記針の
先端部又は吐出パイプが保持されていることを特徴とす
る光ファイバカプラ製造用モールド装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3記載の光ファイバカプラ製
造用モールド装置において、モールドケース内に接着剤
をモールドする際、ディスペンサを垂直上方向へ移動す
る昇降手段を有してなり、吐出した接着剤を立ち切って
モールドを終了することを特徴とする光ファイバカプラ
製造用モールド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33675791A JPH05169544A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 光ファイバカプラ製造用モールド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33675791A JPH05169544A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 光ファイバカプラ製造用モールド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05169544A true JPH05169544A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18302436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33675791A Withdrawn JPH05169544A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 光ファイバカプラ製造用モールド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05169544A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011221011A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | モリブデン−99の溶出効率を最大化するためのカラムの幾何学的形状 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP33675791A patent/JPH05169544A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011221011A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | モリブデン−99の溶出効率を最大化するためのカラムの幾何学的形状 |
US9240253B2 (en) | 2010-04-07 | 2016-01-19 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | Column geometry to maximize elution efficiencies for molybdenum-99 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |