JPH05157932A - 光ファイバカプラ製造用モールド装置 - Google Patents
光ファイバカプラ製造用モールド装置Info
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- JPH05157932A JPH05157932A JP3050492A JP3050492A JPH05157932A JP H05157932 A JPH05157932 A JP H05157932A JP 3050492 A JP3050492 A JP 3050492A JP 3050492 A JP3050492 A JP 3050492A JP H05157932 A JPH05157932 A JP H05157932A
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Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な設備でモールドを容易化する。
【構成】 両端にてその軸方向とは一致しない方向に開
口する溝12を有するモールドケース11を用い、該溝
12にディスペンサ15により接着剤20をモールドし
て該モールドケース11と光ファイバカプラ13とを固
着する光ファイバカプラ製造用モールド装置において、
ディスペンサ15の先端部の針部18を3本の針19に
分岐し、各針19のピッチを2mm以上として且つ両端の
針19の間隔を溝12の軸方向の長さと同等若しくは短
くする。
口する溝12を有するモールドケース11を用い、該溝
12にディスペンサ15により接着剤20をモールドし
て該モールドケース11と光ファイバカプラ13とを固
着する光ファイバカプラ製造用モールド装置において、
ディスペンサ15の先端部の針部18を3本の針19に
分岐し、各針19のピッチを2mm以上として且つ両端の
針19の間隔を溝12の軸方向の長さと同等若しくは短
くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバカプラの製
造時に用いるモールド装置に関する。
造時に用いるモールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光通信システムや光センサシ
ステムにおいては、光ファイバカプラは重要な光素子で
ある。光ファイバカプラは、例えば2本の光ファイバを
平行に束ねてその中央部を加熱融着すると共に延伸して
テーパ状の細径の延伸部としたものであり、ファイバコ
ア内を伝播する光ファイバをクラッドに放射させて、あ
るいは分布結合させて所定の結合度で分配して、再びコ
アに閉じ込めるという機能を有する。かかる光ファイバ
カプラは、細径の延伸部の外径が通常、30μm程度で
あり、折れ易いため、例えば実開平2−29008号公
報や特開昭63−271208号公報に記載されている
ような補強構造が採られる。
ステムにおいては、光ファイバカプラは重要な光素子で
ある。光ファイバカプラは、例えば2本の光ファイバを
平行に束ねてその中央部を加熱融着すると共に延伸して
テーパ状の細径の延伸部としたものであり、ファイバコ
ア内を伝播する光ファイバをクラッドに放射させて、あ
るいは分布結合させて所定の結合度で分配して、再びコ
アに閉じ込めるという機能を有する。かかる光ファイバ
カプラは、細径の延伸部の外径が通常、30μm程度で
あり、折れ易いため、例えば実開平2−29008号公
報や特開昭63−271208号公報に記載されている
ような補強構造が採られる。
【0003】すなわち、図8に示すように、光ファイバ
カプラ1の延伸部の両側に接着剤2を塗布し、これを2
枚の板状の補強部材3で挟持したもの、又は、図9に示
すように、補強部材としてガラス管4を用い、該ガラス
管4内に光ファイバカプラ1を接着剤2で固着したもの
である。
カプラ1の延伸部の両側に接着剤2を塗布し、これを2
枚の板状の補強部材3で挟持したもの、又は、図9に示
すように、補強部材としてガラス管4を用い、該ガラス
管4内に光ファイバカプラ1を接着剤2で固着したもの
である。
【0004】しかし、このような補強構造とすると、接
着剤2は、ディスペンサを用いて手動により塗布しなけ
ればならず、また、組立て作業に手間がかかる。
着剤2は、ディスペンサを用いて手動により塗布しなけ
ればならず、また、組立て作業に手間がかかる。
【0005】そこで、本発明者は先に接着剤によるモー
ルド作業が容易な光ファイバカプラ補強用のモールドケ
ースを提案した。すなわち、例えば図10に示すよう
に、上側に開口するモールド用の溝5を両側に有するモ
ールドケース6である。かかるモールドケース6を用い
ると、溝5の上側から接着剤をモールドすることがで
き、自動化も可能である。
ルド作業が容易な光ファイバカプラ補強用のモールドケ
ースを提案した。すなわち、例えば図10に示すよう
に、上側に開口するモールド用の溝5を両側に有するモ
ールドケース6である。かかるモールドケース6を用い
ると、溝5の上側から接着剤をモールドすることがで
き、自動化も可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示す
モールドケース6を用いて接着剤を自動でモールドしよ
うとすると、針状の先端を有するディスペンサを溝5の
上方にそれぞれ配して、各ディスペンサを自動ステージ
により溝5の長手方向に一定速度で移動させる必要があ
る。すなわち、自動ステージを2台用いる必要があり、
設備コストが嵩むという問題がある。
モールドケース6を用いて接着剤を自動でモールドしよ
うとすると、針状の先端を有するディスペンサを溝5の
上方にそれぞれ配して、各ディスペンサを自動ステージ
により溝5の長手方向に一定速度で移動させる必要があ
る。すなわち、自動ステージを2台用いる必要があり、
設備コストが嵩むという問題がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑み、設備が簡
易で容易にモールド可能な光ファイバカプラ製造用モー
ルド装置を提供することを目的とする。
易で容易にモールド可能な光ファイバカプラ製造用モー
ルド装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る光ファイバカプラ製造用モールド装置は、光フ
ァイバカプラの延伸部をモールドケースの内方に保持し
た後、該モールドケースの両端にてその軸方向とは一致
しない方向に開口する溝にディスペンサにより接着剤を
モールドして該モールドケースと光ファイバカプラとを
固着する光ファイバカプラ製造用モールド装置であっ
て、上記ディスペンサの先端部が複数の針からなり、各
針はその先端が互いに離れて上記溝の上記軸方向に並ん
でおり且つ先端のピッチが2mm以上であることを特徴と
する。また、上記構成において、ディスペンサをモール
ドケースの上方に配置すると共にディスペンス終了後退
避させ且つモールドケース上方にてディスペンサの針の
先端を上下方向に移動させる移動機構を具えたことを特
徴とする。
明に係る光ファイバカプラ製造用モールド装置は、光フ
ァイバカプラの延伸部をモールドケースの内方に保持し
た後、該モールドケースの両端にてその軸方向とは一致
しない方向に開口する溝にディスペンサにより接着剤を
モールドして該モールドケースと光ファイバカプラとを
固着する光ファイバカプラ製造用モールド装置であっ
て、上記ディスペンサの先端部が複数の針からなり、各
針はその先端が互いに離れて上記溝の上記軸方向に並ん
でおり且つ先端のピッチが2mm以上であることを特徴と
する。また、上記構成において、ディスペンサをモール
ドケースの上方に配置すると共にディスペンス終了後退
避させ且つモールドケース上方にてディスペンサの針の
先端を上下方向に移動させる移動機構を具えたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】モールドケースの両端の溝の上方にディスペン
サを移動させた後、停止した状態で接着剤を一度に塗布
することによりモールドが完了する。このとき、ディス
ペンサ先端部の複数の針の先端のピッチが2mm以上なの
で、各針からでた樹脂が塗布される前にくっついてしま
うことがなく、モールドが良好に完了する。接着剤の塗
布によるモールドは、接着剤を水滴状にして落下させる
方法や落下させないで行う方法で行うことができる。接
着剤を水滴状にして落下させる方法では、接着剤の性状
により1回に落下する量が決定され、量のコントロール
が難しい。一方、接着剤を落下させないで行う方法で
は、同じ接着剤を用いても量のコントロールが可能であ
る。接着剤を落下させない方法では、モールド完了後、
ディスペンサの針の先端を少なくとも数mm上方へ移動さ
せることにより、針の先端の接着剤とモールドケースの
接着剤とが接着剤の粘度によってつながっている状態を
なくし、その後、ディスペンサを任意方向へ退避させる
ようにする。この場合、モールド完了後の接着剤の飛散
が防止される。
サを移動させた後、停止した状態で接着剤を一度に塗布
することによりモールドが完了する。このとき、ディス
ペンサ先端部の複数の針の先端のピッチが2mm以上なの
で、各針からでた樹脂が塗布される前にくっついてしま
うことがなく、モールドが良好に完了する。接着剤の塗
布によるモールドは、接着剤を水滴状にして落下させる
方法や落下させないで行う方法で行うことができる。接
着剤を水滴状にして落下させる方法では、接着剤の性状
により1回に落下する量が決定され、量のコントロール
が難しい。一方、接着剤を落下させないで行う方法で
は、同じ接着剤を用いても量のコントロールが可能であ
る。接着剤を落下させない方法では、モールド完了後、
ディスペンサの針の先端を少なくとも数mm上方へ移動さ
せることにより、針の先端の接着剤とモールドケースの
接着剤とが接着剤の粘度によってつながっている状態を
なくし、その後、ディスペンサを任意方向へ退避させる
ようにする。この場合、モールド完了後の接着剤の飛散
が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0011】図1及び図2には一実施例に係る光ファイ
バカプラ製造用モールド装置を示す。両図に示すよう
に、モールドケース11は両端に上向きに開口した溝1
2を有するものであり、内方に光ファイバカプラ13の
延伸部を収納した状態でモールドケース保持具14に保
持されている。本実施例のモールドケース11は断面矩
形のパイプの両端の一部を切り欠いて溝12を形成した
ものであるが、中空パイプ形状を有すると共にその両端
の切口がその軸方向に直交する面と一致していない中空
ケースであればよく、円筒の両端を斜めに切断したもの
等でもよい。
バカプラ製造用モールド装置を示す。両図に示すよう
に、モールドケース11は両端に上向きに開口した溝1
2を有するものであり、内方に光ファイバカプラ13の
延伸部を収納した状態でモールドケース保持具14に保
持されている。本実施例のモールドケース11は断面矩
形のパイプの両端の一部を切り欠いて溝12を形成した
ものであるが、中空パイプ形状を有すると共にその両端
の切口がその軸方向に直交する面と一致していない中空
ケースであればよく、円筒の両端を斜めに切断したもの
等でもよい。
【0012】一方、一対のディスペンサ15は板状のデ
ィスペンサ用ブラケット16に固定具17により取付け
られている。ディスペンサ15の取付け位置は溝12の
位置に一致するようになっており、各ディスペンサ15
は図示しないディスペンサ移動手段により光ファイバカ
プラ13の軸に直交する方向(図1中、X方向)及び上
下方向(図1中、Y方向)に移動自在となっている。
ィスペンサ用ブラケット16に固定具17により取付け
られている。ディスペンサ15の取付け位置は溝12の
位置に一致するようになっており、各ディスペンサ15
は図示しないディスペンサ移動手段により光ファイバカ
プラ13の軸に直交する方向(図1中、X方向)及び上
下方向(図1中、Y方向)に移動自在となっている。
【0013】また、各ディスペンサ15の先端部である
針部18は先端が3本の針19に分岐しており、各針1
9は溝12の長さ方向に並んで両端の針の間隔は当該溝
12の長さにほぼ一致して且つ各針19の並び方向と溝
12の長手方向とが一致するようになっている。
針部18は先端が3本の針19に分岐しており、各針1
9は溝12の長さ方向に並んで両端の針の間隔は当該溝
12の長さにほぼ一致して且つ各針19の並び方向と溝
12の長手方向とが一致するようになっている。
【0014】ここで、図3(A)に示すように、各針1
9のピッチpは2mm以上となっている。このように各針
19のピッチpを2mm以上とするのは、各針19からで
た接着剤が互いにくっついてしまうのを防止するためで
ある。すなわち、本実施例では図3(B)に示すように
接着剤20は各針19からでてからすぐには一緒になら
ないので、針19の先端とモールドケースとの距離があ
る程度離れていても塗布が良好に行うことができ、針1
9の先端とモールドケースとをたとえば2mm以下という
ように近づける必要はない。これに対し、図4(A)に
示すように、先端同士が互いにくっついた針19’とす
ると、図4(B)に示すように接着剤20が針19’か
らでてすぐにくっついてしまい、良好な塗布ができな
い。これは、針19’からでた接着剤20は、図4
(C)に示すように、針19’の先端面mに沿ってなが
れ、図4(D)に示すように先端面mから離れることは
ないからである。なお、各針19の好ましいピッチpは
接着剤20の粘度によって異なるが、一般には上述した
ように2mm以上とすればよい。
9のピッチpは2mm以上となっている。このように各針
19のピッチpを2mm以上とするのは、各針19からで
た接着剤が互いにくっついてしまうのを防止するためで
ある。すなわち、本実施例では図3(B)に示すように
接着剤20は各針19からでてからすぐには一緒になら
ないので、針19の先端とモールドケースとの距離があ
る程度離れていても塗布が良好に行うことができ、針1
9の先端とモールドケースとをたとえば2mm以下という
ように近づける必要はない。これに対し、図4(A)に
示すように、先端同士が互いにくっついた針19’とす
ると、図4(B)に示すように接着剤20が針19’か
らでてすぐにくっついてしまい、良好な塗布ができな
い。これは、針19’からでた接着剤20は、図4
(C)に示すように、針19’の先端面mに沿ってなが
れ、図4(D)に示すように先端面mから離れることは
ないからである。なお、各針19の好ましいピッチpは
接着剤20の粘度によって異なるが、一般には上述した
ように2mm以上とすればよい。
【0015】また、針19の先端の開口径は0.5mm以
下とするのが好ましい。一般的には、開口径が大きい方
が接着剤を一度に出し易いので好ましいが、光ファイバ
カプラのモールドにおいては細長くディスペンスする必
要があるため、細い針を短いピッチで並べていくのが有
利である。だだし、上述したような問題もあるので、ピ
ッチは余り短くはできないが、この理由からも針19の
開口径は小さい方がよい。実験によると、表面張力でで
きる球が小さく、隣の針が出した接着剤同士をくっつき
にくくすすためには、針19の先端の開口径は0.5mm
以下とするのがよいことが判明した。
下とするのが好ましい。一般的には、開口径が大きい方
が接着剤を一度に出し易いので好ましいが、光ファイバ
カプラのモールドにおいては細長くディスペンスする必
要があるため、細い針を短いピッチで並べていくのが有
利である。だだし、上述したような問題もあるので、ピ
ッチは余り短くはできないが、この理由からも針19の
開口径は小さい方がよい。実験によると、表面張力でで
きる球が小さく、隣の針が出した接着剤同士をくっつき
にくくすすためには、針19の先端の開口径は0.5mm
以下とするのがよいことが判明した。
【0016】なお、ディスペンサ15は、圧縮エアー
型、モーノ型、機械式などの何れでもよく、駆動源伝達
管(又は線)21により連結された圧縮エアー源又は電
源などの図示しない駆動源により駆動されるようになっ
ている。
型、モーノ型、機械式などの何れでもよく、駆動源伝達
管(又は線)21により連結された圧縮エアー源又は電
源などの図示しない駆動源により駆動されるようになっ
ている。
【0017】次に、本実施例のモールド装置を用いた光
ファイバカプラの製造について説明する。まず、図5に
示すように、2本の芯線22の長手方向の一部の被覆を
除去して素線部23とし、この2本の芯線22に上述し
たモールドケース11を通した後、この2本の芯線22
を芯線クランプ24A,24Bにより延伸ステージ25
A,25Bに固定する。次いで、2本の芯線22の素線
部23を素線クランプ26A,26Bを用いて合せ、バ
ーナ27の炎28により素線部23のテーパ状に延伸し
たい部分である中央部29を溶着する。そして、素線ク
ランプステージ30A,30Bにより素線クランプ26
A,26Bを広げる方向へ移動した後、再び炎28によ
り中央部29を熱すると同時に延伸ステージ25A,2
5Bにより芯線クランプ24A,24Bを外方向へ移動
して中央部29にテーパ状の延伸部を形成して光ファイ
バカプラ13とする。次に、炎28を遠ざけた後、直進
ステージ31によりファイバ軸方向に移動するブラケッ
ト32上に載置されているモールドケース11を移動
し、図1に示すようにモールドケース11の中央部と延
伸部の中央部とが一致するようにする。
ファイバカプラの製造について説明する。まず、図5に
示すように、2本の芯線22の長手方向の一部の被覆を
除去して素線部23とし、この2本の芯線22に上述し
たモールドケース11を通した後、この2本の芯線22
を芯線クランプ24A,24Bにより延伸ステージ25
A,25Bに固定する。次いで、2本の芯線22の素線
部23を素線クランプ26A,26Bを用いて合せ、バ
ーナ27の炎28により素線部23のテーパ状に延伸し
たい部分である中央部29を溶着する。そして、素線ク
ランプステージ30A,30Bにより素線クランプ26
A,26Bを広げる方向へ移動した後、再び炎28によ
り中央部29を熱すると同時に延伸ステージ25A,2
5Bにより芯線クランプ24A,24Bを外方向へ移動
して中央部29にテーパ状の延伸部を形成して光ファイ
バカプラ13とする。次に、炎28を遠ざけた後、直進
ステージ31によりファイバ軸方向に移動するブラケッ
ト32上に載置されているモールドケース11を移動
し、図1に示すようにモールドケース11の中央部と延
伸部の中央部とが一致するようにする。
【0018】次いで、図示しないディスペンサ移動装置
により一対のディスペンサ15を固定したブラケット1
6を図中X方向に移動し、図2に示すように各針部18
がモールドケース11の両端の溝12の上方に位置する
ようにする。なお、このとき、図中Y方向の位置決めは
適宜なされている。
により一対のディスペンサ15を固定したブラケット1
6を図中X方向に移動し、図2に示すように各針部18
がモールドケース11の両端の溝12の上方に位置する
ようにする。なお、このとき、図中Y方向の位置決めは
適宜なされている。
【0019】そして、図6(A),(B)に示すよう
に、そのままの位置で図示しないディスペンサ駆動源に
よりディスペンサ15を駆動し、一定量の接着剤20を
塗布し、モールドを完了する。次に、図示しないディス
ペンサ移動装置の上下方向移動機構を介してディスペン
サ15を上方向に数mm持ち上げることにより、図7に示
すように、針19の先端の接着剤20とモールドケース
11上の接着剤20とが粘度によってつながっていない
状態とする。そして、その後、ディスペンサ15を固定
したブラケット16を元の位置に退避させる。このよう
にすることにより、ディスペンサ15の退避の際に接着
剤20が飛散することがない。
に、そのままの位置で図示しないディスペンサ駆動源に
よりディスペンサ15を駆動し、一定量の接着剤20を
塗布し、モールドを完了する。次に、図示しないディス
ペンサ移動装置の上下方向移動機構を介してディスペン
サ15を上方向に数mm持ち上げることにより、図7に示
すように、針19の先端の接着剤20とモールドケース
11上の接着剤20とが粘度によってつながっていない
状態とする。そして、その後、ディスペンサ15を固定
したブラケット16を元の位置に退避させる。このよう
にすることにより、ディスペンサ15の退避の際に接着
剤20が飛散することがない。
【0020】このように、本実施例のモールド装置によ
ればモールドを自動的に良好に行うことができ、しか
も、ディスペンサを停止した状態でモールドするので装
置構成も簡易である。
ればモールドを自動的に良好に行うことができ、しか
も、ディスペンサを停止した状態でモールドするので装
置構成も簡易である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バカプラモールド装置によると、比較的簡易な装置構成
でモールドの自動化が達成でき、光ファイバカプラの低
コスト化を図ることができる。
バカプラモールド装置によると、比較的簡易な装置構成
でモールドの自動化が達成でき、光ファイバカプラの低
コスト化を図ることができる。
【図1】一実施例のモールド装置を示す概略図である。
【図2】一実施例のモールド装置を示す概略図である。
【図3】ディスペンサの針部の形状の例を示す概略図で
ある。
ある。
【図4】ディスペンサの針部の比較例を示す説明図であ
る。
る。
【図5】一実施例の装置によるモールド作業を示す説明
図である。
図である。
【図6】一実施例の装置によるモールド作業を示す説明
図である。
図である。
【図7】一実施例の装置によるモールド作業を示す説明
図である。
図である。
【図8】従来の補強構造を示す説明図である。
【図9】従来の補強構造を示す説明図である。
【図10】モールドケースの一例を示す説明図である。
11 モールドケース 12 溝 13 光ファイバカプラ 15 ディスペンサ 16 ディスペンサ用ブラケット 17 固定具 18 針部 19 針 20 接着剤
Claims (3)
- 【請求項1】 光ファイバカプラの延伸部をモールドケ
ースの内方に保持した後、該モールドケースの両端にて
その軸方向とは一致しない方向に開口する溝にディスペ
ンサにより接着剤をモールドして該モールドケースと光
ファイバカプラとを固着する光ファイバカプラ製造用モ
ールド装置であって、上記ディスペンサの先端部が複数
の針からなり、各針はその先端が互いに離れて上記溝の
上記軸方向に並んでおり且つ先端のピッチが2mm以上で
あることを特徴とする光ファイバカプラ製造用モールド
装置。 - 【請求項2】 請求項1において、ディスペンサの針の
先端の開口径が0.5mm以下であることを特徴とする光
ファイバカプラ製造用モールド装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、ディスペンサ
をモールドケースの上方に配置すると共にディスペンス
終了後退避させ且つモールドケースの上方にてディスペ
ンサの針の先端を上下方向に移動させる移動機構を具え
たことを特徴とする光ファイバカプラ製造用モールド装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3050492A JPH05157932A (ja) | 1991-10-08 | 1992-02-18 | 光ファイバカプラ製造用モールド装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26063191 | 1991-10-08 | ||
JP3-260631 | 1991-10-08 | ||
JP3050492A JPH05157932A (ja) | 1991-10-08 | 1992-02-18 | 光ファイバカプラ製造用モールド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05157932A true JPH05157932A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=26368877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3050492A Withdrawn JPH05157932A (ja) | 1991-10-08 | 1992-02-18 | 光ファイバカプラ製造用モールド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH05157932A (ja) |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP3050492A patent/JPH05157932A/ja not_active Withdrawn
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