JPH0516474Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0516474Y2 JPH0516474Y2 JP1987034531U JP3453187U JPH0516474Y2 JP H0516474 Y2 JPH0516474 Y2 JP H0516474Y2 JP 1987034531 U JP1987034531 U JP 1987034531U JP 3453187 U JP3453187 U JP 3453187U JP H0516474 Y2 JPH0516474 Y2 JP H0516474Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stud
- pipe
- fixing part
- pipe holder
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、自動車の燃料パイプやブレーキパイ
プ等の長尺物を自動車の車体等のパネルに保持さ
せるためのパイプ保持具に関する。
プ等の長尺物を自動車の車体等のパネルに保持さ
せるためのパイプ保持具に関する。
従来の技術
燃料パイプやブレーキパイプ等の長尺物を自動
車の車体等のパネルに保持させるため、合成樹脂
製のパイプ保持具が幾つか開発されている。例え
ば、実開昭57−113777号公報にパイプ保持具の1
例が記載されている。
車の車体等のパネルに保持させるため、合成樹脂
製のパイプ保持具が幾つか開発されている。例え
ば、実開昭57−113777号公報にパイプ保持具の1
例が記載されている。
上記公報に記載されたパイプ保持具は、車体等
のパネルに固着した溝付スタツドに固定されるス
タツド固定部と、該スタツド固定部を受入れる穴
が形成された基体及びこの基体から側方に一体的
に延びて該パイプを保持するパイプ保持部とから
構成され、スタツド固定部とパイプ保持部とが薄
肉部を介して一体成形されている。このパイプ保
持具は、スタツド固定部を叩き込むと薄肉部が破
断してパイプ保持部をパイプとともに車体等のパ
ネルに押圧し、パイプをパネルに固定するように
なつている。このパイプ保持具は、叩き込みでパ
イプの取付けができるので操作が簡単になり、ま
た、ビスやナツトを用いることが不要になる利点
がある。
のパネルに固着した溝付スタツドに固定されるス
タツド固定部と、該スタツド固定部を受入れる穴
が形成された基体及びこの基体から側方に一体的
に延びて該パイプを保持するパイプ保持部とから
構成され、スタツド固定部とパイプ保持部とが薄
肉部を介して一体成形されている。このパイプ保
持具は、スタツド固定部を叩き込むと薄肉部が破
断してパイプ保持部をパイプとともに車体等のパ
ネルに押圧し、パイプをパネルに固定するように
なつている。このパイプ保持具は、叩き込みでパ
イプの取付けができるので操作が簡単になり、ま
た、ビスやナツトを用いることが不要になる利点
がある。
考案が解決しようとする問題点
しかし、上記のパイプ保持具では、、パイプの
取付けに際して、仮留めすることができず、この
ためパイプの取付けがやや厄介であつた。また、
上記の保持具の場合、叩き込みが弱いと取付けが
不十分になり、逆に叩き込みが強いとスタツド固
定部にひび割れが生じる惧れがある。
取付けに際して、仮留めすることができず、この
ためパイプの取付けがやや厄介であつた。また、
上記の保持具の場合、叩き込みが弱いと取付けが
不十分になり、逆に叩き込みが強いとスタツド固
定部にひび割れが生じる惧れがある。
従つて、本考案の目的は、通常の叩き込みの力
で簡単に且つ確実にスタツドに取付けることがで
き、しかも取り外しも簡単に行えるパイプ保持具
を提供することにある。
で簡単に且つ確実にスタツドに取付けることがで
き、しかも取り外しも簡単に行えるパイプ保持具
を提供することにある。
問題点を解決するための手段
かかる目的を達成するため、本考案によれば、
パネルに固着した溝付スタツドに固定されるスタ
ツド固定部と、該スタツド固定部を受入れる穴が
形成された基体及びこの基体から側方に一体的に
延び且つ開口した部分からパイプを押し込むこと
により該パイプを保持するパイプグリツプ部を備
えたパイプ保持部から成り、スタツド固定部は、
スタツドを受入れる中空の軸部と、該軸部に一体
成形され、前記パイプ保持部をパネルに固着する
ように押圧する頭部とを備えたパイプ保持具であ
つて、スタツド固定部の軸部の内面には、スタツ
ド溝部分に係止する弾性を有する係止爪と、頭部
に近接した位置に、スタツド外径より小径に成形
された縮径部とが形成され、該縮径部は、軸部の
内周方向に、軸部外部に開放するスリツトを挟ん
で複数設けられ、各縮径部は、スタツドの1つの
溝に入る程度の軸方向長さに形成されていること
を特徴とするパイプ保持具が提供される。
パネルに固着した溝付スタツドに固定されるスタ
ツド固定部と、該スタツド固定部を受入れる穴が
形成された基体及びこの基体から側方に一体的に
延び且つ開口した部分からパイプを押し込むこと
により該パイプを保持するパイプグリツプ部を備
えたパイプ保持部から成り、スタツド固定部は、
スタツドを受入れる中空の軸部と、該軸部に一体
成形され、前記パイプ保持部をパネルに固着する
ように押圧する頭部とを備えたパイプ保持具であ
つて、スタツド固定部の軸部の内面には、スタツ
ド溝部分に係止する弾性を有する係止爪と、頭部
に近接した位置に、スタツド外径より小径に成形
された縮径部とが形成され、該縮径部は、軸部の
内周方向に、軸部外部に開放するスリツトを挟ん
で複数設けられ、各縮径部は、スタツドの1つの
溝に入る程度の軸方向長さに形成されていること
を特徴とするパイプ保持具が提供される。
実施例
以下、本考案の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。第1図a〜gに本考案の好適な
実施例となるパイプ保持具1の詳細を示す。第2
図には、パイプ保持具1を取付けるための溝付ス
タツドとしてのねじ付スタツド2が、車体等のパ
ネル3に溶接等により固着した様子が示され、第
3図a及びbには、かかるパイプ保持具1がねじ
付スタツド2を介してパネル3に固定されて、燃
料パイプやブレーキパイプ等の種々のパイプ4,
5が取付けられた様子が示されている。
ながら説明する。第1図a〜gに本考案の好適な
実施例となるパイプ保持具1の詳細を示す。第2
図には、パイプ保持具1を取付けるための溝付ス
タツドとしてのねじ付スタツド2が、車体等のパ
ネル3に溶接等により固着した様子が示され、第
3図a及びbには、かかるパイプ保持具1がねじ
付スタツド2を介してパネル3に固定されて、燃
料パイプやブレーキパイプ等の種々のパイプ4,
5が取付けられた様子が示されている。
第1図a〜gないし第3図a及びbを参照する
と、パイプ保持具1は、パネル3に固着した溝付
スタツドとしてのねじ付スタツド2を受入れて把
握するスタツド固定部11と、この固定部11に
固定的に取付けられてパイプ4,5を保持するパ
イプ保持部12とで構成されている。パイプ保持
部12は、スタツド固定部11を受入れる穴10
(第1図e参照)を形成した筒状の基体13と、
この基体から側方に延びるように一体成形された
複数のパイプグリツプ部14とから構成される。
パイプグリツプ部14は、一方が開口し、該開口
14′からパイプ4,5を押し込むことにより、
該パイプを側面から保持する。なお、このパイプ
グリツプ部14には、保持した各パイプの抜け止
め防止用のパイプの側面を押圧するばね片15を
形成するのが好ましい。また、パイプ保持部14
の底面には、補強用のリブ16が形成されるのが
好ましい。
と、パイプ保持具1は、パネル3に固着した溝付
スタツドとしてのねじ付スタツド2を受入れて把
握するスタツド固定部11と、この固定部11に
固定的に取付けられてパイプ4,5を保持するパ
イプ保持部12とで構成されている。パイプ保持
部12は、スタツド固定部11を受入れる穴10
(第1図e参照)を形成した筒状の基体13と、
この基体から側方に延びるように一体成形された
複数のパイプグリツプ部14とから構成される。
パイプグリツプ部14は、一方が開口し、該開口
14′からパイプ4,5を押し込むことにより、
該パイプを側面から保持する。なお、このパイプ
グリツプ部14には、保持した各パイプの抜け止
め防止用のパイプの側面を押圧するばね片15を
形成するのが好ましい。また、パイプ保持部14
の底面には、補強用のリブ16が形成されるのが
好ましい。
スタツド固定部11は、スタツド2を受入れる
中空の軸部18と、パイプ保持部12の基体13
をパネル3に押圧して固着する頭部19とから成
り、該頭部19をハンマ等によつて叩き込むと、
パイプ保持部12の、中空に形成された基体13
の穴10に入り込み、パイプ保持具1がスタツド
2に固定され、ひいては保持したパイプ4,5が
パネル3に固定される。なお、頭部19の形状は
図示のように、工具等によつて回転できるように
六角形に形成されるのが好ましい。このように形
成することにより、頭部19の回転によつてパイ
プ保持具1をスタツド2から取り外すのが簡単に
なる利点がある。
中空の軸部18と、パイプ保持部12の基体13
をパネル3に押圧して固着する頭部19とから成
り、該頭部19をハンマ等によつて叩き込むと、
パイプ保持部12の、中空に形成された基体13
の穴10に入り込み、パイプ保持具1がスタツド
2に固定され、ひいては保持したパイプ4,5が
パネル3に固定される。なお、頭部19の形状は
図示のように、工具等によつて回転できるように
六角形に形成されるのが好ましい。このように形
成することにより、頭部19の回転によつてパイ
プ保持具1をスタツド2から取り外すのが簡単に
なる利点がある。
本考案においては、スタツド固定部11の軸部
18の内面に、溝付スタツドとしてのねじ付スタ
ツド2の谷部分に係止する弾性係止爪21がスタ
ツド固定部11の先端部側(図の上側)に形成さ
れており、更に、該係止爪21と頭部19との間
には、スタツド外径より小径に成形された縮径部
22が形成されている。なお、係止爪21や縮径
部22の成形のため、スタツド固定部11の頭部
19の表面には、係止爪21に対応して穴23が
形成されている。また、縮径部22の成形のため
に、軸部18の側面にはスリツト24が形成され
る。このスリツト24は図示のように軸部外部に
開放して、軸部18の内周方向に複数(図示の例
では3つ)形成されている。第1図gに図示のよ
うに、スリツト24は、軸部内周方向に複数(3
つ)設けられた縮径部22の間に設けられている
ので、その軸部部分の剛性を低くして各縮径部2
2に外側へ撓み易くし、スタツドへの軸部の挿通
が容易になる。また、各縮径部22の軸方向長さ
(第1図eの上下方向長さ)は短くされ、スタツ
ドの1つ溝(または谷)に入る程度にされ(第3
図bも参照されたい)、これにより、縮径部22
がスタツドに強く固定されるだけでなく、スタツ
ド固定部11のスタツドへの挿通時の反力を小さ
くしている。
18の内面に、溝付スタツドとしてのねじ付スタ
ツド2の谷部分に係止する弾性係止爪21がスタ
ツド固定部11の先端部側(図の上側)に形成さ
れており、更に、該係止爪21と頭部19との間
には、スタツド外径より小径に成形された縮径部
22が形成されている。なお、係止爪21や縮径
部22の成形のため、スタツド固定部11の頭部
19の表面には、係止爪21に対応して穴23が
形成されている。また、縮径部22の成形のため
に、軸部18の側面にはスリツト24が形成され
る。このスリツト24は図示のように軸部外部に
開放して、軸部18の内周方向に複数(図示の例
では3つ)形成されている。第1図gに図示のよ
うに、スリツト24は、軸部内周方向に複数(3
つ)設けられた縮径部22の間に設けられている
ので、その軸部部分の剛性を低くして各縮径部2
2に外側へ撓み易くし、スタツドへの軸部の挿通
が容易になる。また、各縮径部22の軸方向長さ
(第1図eの上下方向長さ)は短くされ、スタツ
ドの1つ溝(または谷)に入る程度にされ(第3
図bも参照されたい)、これにより、縮径部22
がスタツドに強く固定されるだけでなく、スタツ
ド固定部11のスタツドへの挿通時の反力を小さ
くしている。
なお、スタツド固定部11は、第1図eに図示
のように、薄肉部26を介してパイプ保持部12
に一体成形されており、該薄肉部26は、スタツ
ド固定部の頭部19を叩き込むことにより破断さ
れる。このように、パイプ保持具1を全体として
一体成形品として成形することにより、本考案に
係るパイプ保持具を一品として取り扱うことがで
きる利点がある。
のように、薄肉部26を介してパイプ保持部12
に一体成形されており、該薄肉部26は、スタツ
ド固定部の頭部19を叩き込むことにより破断さ
れる。このように、パイプ保持具1を全体として
一体成形品として成形することにより、本考案に
係るパイプ保持具を一品として取り扱うことがで
きる利点がある。
このように、薄肉部26を破断してスタツド固
定部11とパイプ保持部12を分離した場合、自
動車の振動等によつて、スタツド固定部11がね
じ付スタツド2に対して回転し、パネル3への固
定が弛められてしまう惧れがある。このため、本
考案によるスタツド固定部11の軸部18の外面
には、頭部19に近接した位置に、パイプ保持部
12の基体13の穴10の側面に食い込むよう形
成された突条28が形成されている。従つて、自
動車等の振動等によつても、スタツド固定部11
がパイプ保持部12に対して回転することが防止
され、これにより、パイプの固定が弛められる惧
れがなくなる。なお、突条の位置は、第1図gに
示すように、直径方向に対向して一対形成しても
よく、また、縮径部22に対応して3つ設けても
よく、このようにした場合、縮径部22を内方に
倒す力が働き、縮径部の固定力が増大する利点が
ある。
定部11とパイプ保持部12を分離した場合、自
動車の振動等によつて、スタツド固定部11がね
じ付スタツド2に対して回転し、パネル3への固
定が弛められてしまう惧れがある。このため、本
考案によるスタツド固定部11の軸部18の外面
には、頭部19に近接した位置に、パイプ保持部
12の基体13の穴10の側面に食い込むよう形
成された突条28が形成されている。従つて、自
動車等の振動等によつても、スタツド固定部11
がパイプ保持部12に対して回転することが防止
され、これにより、パイプの固定が弛められる惧
れがなくなる。なお、突条の位置は、第1図gに
示すように、直径方向に対向して一対形成しても
よく、また、縮径部22に対応して3つ設けても
よく、このようにした場合、縮径部22を内方に
倒す力が働き、縮径部の固定力が増大する利点が
ある。
本考案に係るパイプ保持具1を用いて幾つかの
パイプ4やパイプ5を、第2図に図示する車体等
のパイプ3に固定した1例が、第3図a及びbに
図示されている。すなわち、パイプ保持部12の
パイプグリツプ部14にそれぞれ必要とするパイ
プ4及び5を保持させる。この状態で、先ず、作
業者は、車体等のパネル3に固定されたねじ付ス
タツド2に、パイプ保持具1のスタツド固定部の
頭部19を指等で押し込んで、保持具1を仮留め
する。すなわち、保持具のスタツド固定部11の
軸部18の内面に形成された係止爪21が、スタ
ツド2の溝に係止して、パイプ保持具1がスタツ
ド2に仮留めされる。この仮留めは、車体等のパ
ネルにおけるパイプ4,5の位置を適正な配置に
修正することができるので、実用上極めて好まし
い。なお、この場合、薄肉部26は破断しない程
度の強さに形成されている。
パイプ4やパイプ5を、第2図に図示する車体等
のパイプ3に固定した1例が、第3図a及びbに
図示されている。すなわち、パイプ保持部12の
パイプグリツプ部14にそれぞれ必要とするパイ
プ4及び5を保持させる。この状態で、先ず、作
業者は、車体等のパネル3に固定されたねじ付ス
タツド2に、パイプ保持具1のスタツド固定部の
頭部19を指等で押し込んで、保持具1を仮留め
する。すなわち、保持具のスタツド固定部11の
軸部18の内面に形成された係止爪21が、スタ
ツド2の溝に係止して、パイプ保持具1がスタツ
ド2に仮留めされる。この仮留めは、車体等のパ
ネルにおけるパイプ4,5の位置を適正な配置に
修正することができるので、実用上極めて好まし
い。なお、この場合、薄肉部26は破断しない程
度の強さに形成されている。
その後、パイプ4,5を適正な位置に配置した
後、スタツド固定部11の頭部19を、例えば、
ハンマ等によつて叩き込み、パイプ保持具1の溝
肉部26を破断して、スタツド固定部11の軸部
18を、パイプ保持部12の基体13の穴10に
入り込ませる。この叩き込みによつて、前記の突
条28は、パイプ保持部12の基体13の穴10
の内面に食い込み、スタツド固定部11がパイプ
保持部12に対して回転するのを防止する。
後、スタツド固定部11の頭部19を、例えば、
ハンマ等によつて叩き込み、パイプ保持具1の溝
肉部26を破断して、スタツド固定部11の軸部
18を、パイプ保持部12の基体13の穴10に
入り込ませる。この叩き込みによつて、前記の突
条28は、パイプ保持部12の基体13の穴10
の内面に食い込み、スタツド固定部11がパイプ
保持部12に対して回転するのを防止する。
そして、更に重要なことは、この叩き込みによ
つて、スタツド固定部11の縮径部22がスタツ
ド2の山部分によつて係止され、係止爪21の係
止力だけでなく、この縮径部22の係止力が加わ
つて、スタツド固定部11の固定力が増大し、パ
イプ4,5のパネル3への位置の固定が確実にさ
れる。
つて、スタツド固定部11の縮径部22がスタツ
ド2の山部分によつて係止され、係止爪21の係
止力だけでなく、この縮径部22の係止力が加わ
つて、スタツド固定部11の固定力が増大し、パ
イプ4,5のパネル3への位置の固定が確実にさ
れる。
考案の効果
本考案によれば、スタツド固定部の軸部の内面
には、スタツドの溝部分に係止する弾性を有する
係止爪と、頭部に近接した位置に、スタツド外径
より小径に成形された縮径部とが形成され、該縮
径部は、軸部の内周方向に、軸部外部に開放する
スリツトを挟んで複数設けられ、各縮径部は、ス
タツドの1つの溝に入る程度の軸方向長さに形成
されているので、パイプ保持具をスタツドへ仮留
めすることができ、また、叩き込みによつて本留
めする場合にも縮径部の撓みによつてその力を十
分に小さくでき、これにより、スタツド固定部を
破損することがなくなり、しかも縮径部はスタツ
ドへしつかりと係合するので、極めて確実で安定
した固定力が得られる。
には、スタツドの溝部分に係止する弾性を有する
係止爪と、頭部に近接した位置に、スタツド外径
より小径に成形された縮径部とが形成され、該縮
径部は、軸部の内周方向に、軸部外部に開放する
スリツトを挟んで複数設けられ、各縮径部は、ス
タツドの1つの溝に入る程度の軸方向長さに形成
されているので、パイプ保持具をスタツドへ仮留
めすることができ、また、叩き込みによつて本留
めする場合にも縮径部の撓みによつてその力を十
分に小さくでき、これにより、スタツド固定部を
破損することがなくなり、しかも縮径部はスタツ
ドへしつかりと係合するので、極めて確実で安定
した固定力が得られる。
第1図a〜gは本考案によるパイプ保持具の詳
細を示しており、同図aは正面図、同図bは平面
図、同図cは底面図、同図dは側面図、同図eは
同図aのe−e線断面図、同図fは同図aのf−
f線断面図同図gは同図aのg〜g線断面図であ
る。第2図は車体等のパネルにスタツドを取付け
た様子を示す断面図である。第3図a及びbは第
1図a〜gのパイプ保持具を用いてパイプにパネ
ルを取付けた様子を示しており、同図aは正面
図、同図bは同図aのb−b線断面図である。 符号の説明、1……パイプ保持具、2……スタ
ツド、3……パネル、4,5……パイプ、11…
…スタツド固定部、12……パイプ保持部、13
……基体、14……グリツプ部、15……ばね
片、16……リブ、18……軸部、19……頭
部、21……係止爪、22……縮径部、23……
穴、26……薄肉部、28……突条。
細を示しており、同図aは正面図、同図bは平面
図、同図cは底面図、同図dは側面図、同図eは
同図aのe−e線断面図、同図fは同図aのf−
f線断面図同図gは同図aのg〜g線断面図であ
る。第2図は車体等のパネルにスタツドを取付け
た様子を示す断面図である。第3図a及びbは第
1図a〜gのパイプ保持具を用いてパイプにパネ
ルを取付けた様子を示しており、同図aは正面
図、同図bは同図aのb−b線断面図である。 符号の説明、1……パイプ保持具、2……スタ
ツド、3……パネル、4,5……パイプ、11…
…スタツド固定部、12……パイプ保持部、13
……基体、14……グリツプ部、15……ばね
片、16……リブ、18……軸部、19……頭
部、21……係止爪、22……縮径部、23……
穴、26……薄肉部、28……突条。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パネルに固着した溝付スタツドに固定される
スタツド固定部と、該スタツド固定部を受入れ
る穴が形成された基体及びこの基体から側方に
一体的に延び且つ開口した部分からパイプを押
し込むことにより該パイプを保持するパイプグ
リツプ部を備えたパイプ保持部とから成り、ス
タツド固定部は、スタツドを受入れる中空の軸
部と、該軸部に一体成形され、前記パイプ保持
部をパネルに固着するように押圧する頭部とを
備えたパイプ保持具において、スタツド固定部
の軸部の内面には、スタツドの溝部分に係止す
る弾性を有する係止爪と、頭部に近接した位置
に、スタツド外径より小径に成形された縮径部
とが形成され、該縮径部は、軸部の内周方向
に、軸部外部に開放するスリツトを挟んで複数
設けられ、各縮径部は、スタツドの1つの溝に
入る程度の軸方向長さに形成されていることを
特徴とするパイプ保持具。 (2) スタツド固定部は薄肉部を介してパイプ保持
部に一体成形されており、該薄肉部はスタツド
固定部頭部をスタツドへ押し込むことによつて
破断され得るように形成されている実用新案登
録請求の範囲第1項記載のパイプ保持具。 (3) スタツド固定部の頭部に近接する軸部外面に
は、パイプ保持部の基体の穴の側面に食い込む
突条が形成されている実用新案登録請求の範囲
第1項記載のパイプ保持具。 (4) 前記突条が直径方向に対向して一対設けられ
ている実用新案登録請求の範囲第3項記載のパ
イプ保持具。 (5) 前記縮径部が3つの扇型部分から成り、前記
突条は、該扇型縮径部に対応して形成されてい
る実用新案登録請求の範囲第4項記載のパイプ
保持具。 (6) 溝付スタツドがねじ付スタツドで成り、スタ
ツド固定部の頭部は、該スタツド固定部全体を
回転できる形状に形成されている実用新案登録
請求の範囲第1項に記載のパイプ保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987034531U JPH0516474Y2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987034531U JPH0516474Y2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63142490U JPS63142490U (ja) | 1988-09-20 |
JPH0516474Y2 true JPH0516474Y2 (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=30843172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987034531U Expired - Lifetime JPH0516474Y2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516474Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3143775C2 (de) * | 1981-11-04 | 1987-01-08 | TRW United-Carr GmbH, 6000 Frankfurt | Vorrichtung zur Befestigung eines mit einer zylindrischen Öffnung versehenen Kunststoffelements, insbesondere Halteteils |
JPS6075784U (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-27 | ポツプリベツト・フアスナー株式会社 | パイプ保持具 |
JPS60150383U (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-05 | 日産自動車株式会社 | パイプ保持具 |
JPS6246012A (ja) * | 1985-08-23 | 1987-02-27 | 株式会社 東郷製作所 | ナツト付きクリツプ |
-
1987
- 1987-03-10 JP JP1987034531U patent/JPH0516474Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63142490U (ja) | 1988-09-20 |
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