JPH0515144Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0515144Y2 JPH0515144Y2 JP8419488U JP8419488U JPH0515144Y2 JP H0515144 Y2 JPH0515144 Y2 JP H0515144Y2 JP 8419488 U JP8419488 U JP 8419488U JP 8419488 U JP8419488 U JP 8419488U JP H0515144 Y2 JPH0515144 Y2 JP H0515144Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- obstacle
- vehicle
- range
- shift
- change
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はオートマチツク車の安全装置に関する
ものである。
ものである。
(従来の技術)
従来、オートマチツク車のシフト装置では、第
5図に示すように、プツシユボタン7を押し込む
と、ロツド3が下動するとともに、チエンジレバ
ー1から突出するポジシヨンピン4が長溝5に沿
つて下動し、ポジシヨンピン4とデイテントプレ
ート15に形成した溝17及び段部18,〜,2
2との係合が解除される。
5図に示すように、プツシユボタン7を押し込む
と、ロツド3が下動するとともに、チエンジレバ
ー1から突出するポジシヨンピン4が長溝5に沿
つて下動し、ポジシヨンピン4とデイテントプレ
ート15に形成した溝17及び段部18,〜,2
2との係合が解除される。
そして、この状態で軸14を中心としてチエン
ジレバー1を回動させると、ポジシヨンピン4が
ポジシヨン規制溝16を移動し、図示しないトラ
ンスミツシヨンのギヤの組み合わせが切り換えら
れる。
ジレバー1を回動させると、ポジシヨンピン4が
ポジシヨン規制溝16を移動し、図示しないトラ
ンスミツシヨンのギヤの組み合わせが切り換えら
れる。
なお、チエンジレバー1の回動により板ばね1
1に取り付けたローラ49が屈曲山23を乗り越
えながら移動するため、前記シフト操作は適度な
節度をもつて行なわれる。
1に取り付けたローラ49が屈曲山23を乗り越
えながら移動するため、前記シフト操作は適度な
節度をもつて行なわれる。
(考案が解決しようとする課題)
ところで、前述のシフト装置ではシフトチエン
ジを阻止する手段を何ら備えていないため、ドラ
イバーは自由にシフトチエンジすることが可能で
ある。
ジを阻止する手段を何ら備えていないため、ドラ
イバーは自由にシフトチエンジすることが可能で
ある。
従つて、自動車の前方あるいは後方に障害物が
ありながらも、無意識にその障害物のある方向へ
発進するレンジにチエンジレバーをシフトするこ
とがあつた。
ありながらも、無意識にその障害物のある方向へ
発進するレンジにチエンジレバーをシフトするこ
とがあつた。
このようなことは、特に、エンジンのアイドリ
ング回転数が高くなつている状態では自動車の急
発進につながり、大事故を引き起こすことにもな
りかねない。
ング回転数が高くなつている状態では自動車の急
発進につながり、大事故を引き起こすことにもな
りかねない。
また、ドライバーが座つた状態で前方、後方の
安全を確認できる範囲は限られており、死角位置
に障害物があつても気付かずに前進あるいは後退
して衝突する恐れがある。しかも、その障害物が
子供である場合、人身事故を引き起こすことにな
り非常に危険である。
安全を確認できる範囲は限られており、死角位置
に障害物があつても気付かずに前進あるいは後退
して衝突する恐れがある。しかも、その障害物が
子供である場合、人身事故を引き起こすことにな
り非常に危険である。
(課題を解決するための手段)
本考案は前記従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、チエンジレバーによるシフトチエンジを阻
止する阻止手段と、車の前部、後部に配置され、
それぞれ前方、後方に超音波を送波し、その反射
波を受波する距離測定手段と、エンジン始動時に
前記距離測定手段からの信号により自動車の前
方、後方の少なくともいずれか一方に障害物があ
ると判定されると、前記阻止手段を動作させて障
害物が位置する方向に進むレンジへのシフトチエ
ンジを阻止する制御手段と、を設けたものであ
る。
ので、チエンジレバーによるシフトチエンジを阻
止する阻止手段と、車の前部、後部に配置され、
それぞれ前方、後方に超音波を送波し、その反射
波を受波する距離測定手段と、エンジン始動時に
前記距離測定手段からの信号により自動車の前
方、後方の少なくともいずれか一方に障害物があ
ると判定されると、前記阻止手段を動作させて障
害物が位置する方向に進むレンジへのシフトチエ
ンジを阻止する制御手段と、を設けたものであ
る。
(実施例)
以下、本考案を添付図面に従つて説明する。
第1図は本考案に係るオートマチツク車の安全
装置の概略を示す図である。
装置の概略を示す図である。
この安全装置は、()シフトロツク機構30、
()距離測定装置40、()ブレーキスイツチ
44、()音声発生装置45、()マイクロコ
ンピユータMC、で構成されている。
()距離測定装置40、()ブレーキスイツチ
44、()音声発生装置45、()マイクロコ
ンピユータMC、で構成されている。
(i) シフトロツク機構
まず、シフトロツク機構30について第2,3
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
図中、32はシフトロツク用のソレノイドで、
デイテントプレート15に固定されており、プラ
ンジヤ32aがデイテントプレート15に沿つて
パーキング用溝17の側部に進退するようになつ
ている。
デイテントプレート15に固定されており、プラ
ンジヤ32aがデイテントプレート15に沿つて
パーキング用溝17の側部に進退するようになつ
ている。
36はチエンジレバーのポジシヨンピン4がリ
バースレンジ用の段部18と係合するのを阻止す
るプレート、37はチエンジレバー1に付設され
た板ばね11のローラ49がリバースレンジRに
対応する屈曲凹部23aと係合するのを阻止する
プレート、38はポジシヨンピン4がドライブレ
ンジD,D2,D1用の段部20,21,22に係
合するのを阻止するプレートである。これらプレ
ート36,37,38は軸36a,37a,38
aを介してデイテントプレート15に回動可能に
支持され、下端部がデイテントプレート15に対
して直角方向に延設され、そこにベースプレート
12に固定したソレノイド33,34,35のプ
ランジヤ33a,34a,35aがそれぞれ連結
されている。
バースレンジ用の段部18と係合するのを阻止す
るプレート、37はチエンジレバー1に付設され
た板ばね11のローラ49がリバースレンジRに
対応する屈曲凹部23aと係合するのを阻止する
プレート、38はポジシヨンピン4がドライブレ
ンジD,D2,D1用の段部20,21,22に係
合するのを阻止するプレートである。これらプレ
ート36,37,38は軸36a,37a,38
aを介してデイテントプレート15に回動可能に
支持され、下端部がデイテントプレート15に対
して直角方向に延設され、そこにベースプレート
12に固定したソレノイド33,34,35のプ
ランジヤ33a,34a,35aがそれぞれ連結
されている。
なお、プレート36,37,38は軸36a,
37a,38aを中心に、それぞれ矢印b,b′,
d,d′,f,f′方向に回転運動し、一方、これら
と連結されているプランジヤ33a,34a,3
5aはそれぞれ矢印c,c′,e,e′,g,g′方向
に直線運動する。
37a,38aを中心に、それぞれ矢印b,b′,
d,d′,f,f′方向に回転運動し、一方、これら
と連結されているプランジヤ33a,34a,3
5aはそれぞれ矢印c,c′,e,e′,g,g′方向
に直線運動する。
従つて、両者を単に連結しただけでは、プラン
ジヤ33a,34a,35a、プレート36,3
7,38はそれぞれ固定あるいは連結された状態
であるので、前述の直線運動を回転運動に変換す
るのは不可能である。そこで、例えば、プレート
36,37,38に摺動用の溝を設け、この溝に
プランジヤ33a,34a,35aの一端が係合
するようにしてある。また、ソレノイド32,3
3,34,35はそれぞれマイクロコンピユータ
MCに接続され、このマイクロコンピユータMC
からの信号によつてオン、オフされるようになつ
ている。
ジヤ33a,34a,35a、プレート36,3
7,38はそれぞれ固定あるいは連結された状態
であるので、前述の直線運動を回転運動に変換す
るのは不可能である。そこで、例えば、プレート
36,37,38に摺動用の溝を設け、この溝に
プランジヤ33a,34a,35aの一端が係合
するようにしてある。また、ソレノイド32,3
3,34,35はそれぞれマイクロコンピユータ
MCに接続され、このマイクロコンピユータMC
からの信号によつてオン、オフされるようになつ
ている。
31はパーキングレンジ用の溝17に位置する
ポジシヨンピン4を検出するマイクロスイツチ
で、そのアクチユエータ(図示せず)が溝17に
突出した状態で固定されている。
ポジシヨンピン4を検出するマイクロスイツチ
で、そのアクチユエータ(図示せず)が溝17に
突出した状態で固定されている。
39はニユートラルレンジ用の段部19に位置
するポジシヨンピン4を検出するマイクロスイツ
チで、そのアクチユエータ(図示せず)が段部1
9に突出した状態で固定されている。
するポジシヨンピン4を検出するマイクロスイツ
チで、そのアクチユエータ(図示せず)が段部1
9に突出した状態で固定されている。
従つて、前記マイクロスイツチ31,39は前
記ポジシヨンピン4がそれぞれ前記溝17、段部
19にあるときにオン状態となり、その信号がマ
イクロコンピユータMCに送られるようになつて
いる。
記ポジシヨンピン4がそれぞれ前記溝17、段部
19にあるときにオン状態となり、その信号がマ
イクロコンピユータMCに送られるようになつて
いる。
以下、()、()、()、()について、第
1図を参照して説明する。
1図を参照して説明する。
(ii) 距離測定装置40
距離測定装置40は送波器と受波器を備えた距
離測定用の超音波センサで、フロントセンサ41
とバツクセンサ42とからなり、それぞれ自動車
の前部、後部のバンパー等に取り付けられてい
る。
離測定用の超音波センサで、フロントセンサ41
とバツクセンサ42とからなり、それぞれ自動車
の前部、後部のバンパー等に取り付けられてい
る。
前記センサ41,42はスイツチ43を介して
マイクロコンピユータMCに接続されており、マ
イクロコンピユータMCからの信号によつて送波
器(図示せず)から超音波を発射するとともに、
その超音波が物体に反射して戻つてくる反射波を
受波器で受波し、その検出信号がマイクロコンピ
ユータMCに出力されるようになつている。
マイクロコンピユータMCに接続されており、マ
イクロコンピユータMCからの信号によつて送波
器(図示せず)から超音波を発射するとともに、
その超音波が物体に反射して戻つてくる反射波を
受波器で受波し、その検出信号がマイクロコンピ
ユータMCに出力されるようになつている。
(iii) ブレーキスイツチ44
ブレーキスイツチ44はフツトブレーキが踏ま
れたか否かを検出するためのスイツチで、フツト
ブレーキが踏まれるとオンし、その信号がマイク
ロコンピユータMCに出力されるようになつてい
る。
れたか否かを検出するためのスイツチで、フツト
ブレーキが踏まれるとオンし、その信号がマイク
ロコンピユータMCに出力されるようになつてい
る。
(iv) 音声発生装置45
音声発生装置45はブザー等からなり、マイク
ロコンピユータMCからの信号によつてオンし、
その発生音が車内に響き渡るようにしてある。
ロコンピユータMCからの信号によつてオンし、
その発生音が車内に響き渡るようにしてある。
(v) マイクロコンピユータMC
続いて、マイクロコンピユータMCの構成をそ
の制御動作とともに説明する。
の制御動作とともに説明する。
本考案に係る安全装置を備えた自動車では、停
止後チエンジレバー1をパーキングレンジPにシ
フトしないとキーが抜けないようにしてある。
(キーインターロツク) このため、キーを差し込む前は、前記チエンジ
レバー1と連結したポジシヨンピン4はパーキン
グ用溝17に位置し、スイツチ31はオン状態と
なつている。また、ソレノイド32は非動作状態
で、そのプランジヤ32aが前記溝17の側部に
突出し、前記ポジシヨンピン4の脱出が阻止され
ている。ただし、キーがオフの位置では、フツト
ブレーキを踏み込んでも、ブレーキスイツチ44
がオンしないので、前記ソレノイド32は作動し
ない。
止後チエンジレバー1をパーキングレンジPにシ
フトしないとキーが抜けないようにしてある。
(キーインターロツク) このため、キーを差し込む前は、前記チエンジ
レバー1と連結したポジシヨンピン4はパーキン
グ用溝17に位置し、スイツチ31はオン状態と
なつている。また、ソレノイド32は非動作状態
で、そのプランジヤ32aが前記溝17の側部に
突出し、前記ポジシヨンピン4の脱出が阻止され
ている。ただし、キーがオフの位置では、フツト
ブレーキを踏み込んでも、ブレーキスイツチ44
がオンしないので、前記ソレノイド32は作動し
ない。
また、ソレノイド33,34,35は非動作状
態を維持しており、プランジヤ33a,34a,
35aはそれぞれ矢印c′,e′,g′方向に移動し、
プレート36,37,38は第2図に示す位置に
ある。
態を維持しており、プランジヤ33a,34a,
35aはそれぞれ矢印c′,e′,g′方向に移動し、
プレート36,37,38は第2図に示す位置に
ある。
次に、キーをオンすると、スイツチ31または
39がオンしているときのみ、即ち、シフトがパ
ーキングレンジPまたはニユートラルレンジNに
あるときだけエンジンが始動する。
39がオンしているときのみ、即ち、シフトがパ
ーキングレンジPまたはニユートラルレンジNに
あるときだけエンジンが始動する。
これにより、マイクロコンピユータMCからの
信号に基づいてセンサ41,42より前方、後方
にそれぞれ超音波が送波されるとともに、自動車
の前方あるいは後方に物体47,48があれば、
それからの反射波が検出されてマイクロコンピユ
ータMCに入力される。
信号に基づいてセンサ41,42より前方、後方
にそれぞれ超音波が送波されるとともに、自動車
の前方あるいは後方に物体47,48があれば、
それからの反射波が検出されてマイクロコンピユ
ータMCに入力される。
マイクロコンピユータMCでは、前記送波から
受波までの時間をもとに、センサ41,42から
物体47,48までの距離l1,l2を演算し、その
距離l1,l2が予め決められた設定距離l0よりも長
いか否かが判定される。なお、前記設定距離l0は
予めメーカによつて製造段階で設定しておいても
よいし、ドライバーが任意に設定できるようにし
てもよい。また、前記センサ41,42からマイ
クロコンピユータMCに入力される信号は、ドラ
イバーがスイツチ43をオフすることにより遮断
することも可能で、かかる状態では前記距離l1,
l2も演算されず、後述するシフトロツク動作も実
行されない。
受波までの時間をもとに、センサ41,42から
物体47,48までの距離l1,l2を演算し、その
距離l1,l2が予め決められた設定距離l0よりも長
いか否かが判定される。なお、前記設定距離l0は
予めメーカによつて製造段階で設定しておいても
よいし、ドライバーが任意に設定できるようにし
てもよい。また、前記センサ41,42からマイ
クロコンピユータMCに入力される信号は、ドラ
イバーがスイツチ43をオフすることにより遮断
することも可能で、かかる状態では前記距離l1,
l2も演算されず、後述するシフトロツク動作も実
行されない。
マイクロコンピユータMCで、センサ41,4
2から物体までの距離l1,l2が設定距離l0よりも
長く、自動車の前後に走行を邪魔する障害物が無
いと判定された場合、第4図の第欄に示すよう
に、それぞれソレノイド32,〜,35が動作す
る。
2から物体までの距離l1,l2が設定距離l0よりも
長く、自動車の前後に走行を邪魔する障害物が無
いと判定された場合、第4図の第欄に示すよう
に、それぞれソレノイド32,〜,35が動作す
る。
即ち、ソレノイド32はプル動作し、そのプラ
ンジヤ32aがパーキング用溝17の側部から退
避し、他のソレノイド33,〜,35は非動作状
態を維持する。
ンジヤ32aがパーキング用溝17の側部から退
避し、他のソレノイド33,〜,35は非動作状
態を維持する。
従つて、ポジシヨンピン4はパーキング用溝1
7から脱出可能で、ノブ7を押してチエンジレバ
ー1を操作することにより、いずれのレンジにも
シフトすることができる。
7から脱出可能で、ノブ7を押してチエンジレバ
ー1を操作することにより、いずれのレンジにも
シフトすることができる。
センサ41,42から物体までの距離l1,l2が
設定距離l0よりも短く、自動車の前後に障害物が
あると判定された場合、第4図の第欄に示すよ
うに、ソレノイド32,〜,35は作動せず、第
2図に示す状態を維持している。また、マイクロ
コンピユータMCによりトランスミツシヨンに信
号が送られて、ギアの噛み合いが禁止される。
設定距離l0よりも短く、自動車の前後に障害物が
あると判定された場合、第4図の第欄に示すよ
うに、ソレノイド32,〜,35は作動せず、第
2図に示す状態を維持している。また、マイクロ
コンピユータMCによりトランスミツシヨンに信
号が送られて、ギアの噛み合いが禁止される。
このため、チエンジレバー1がパーキングレン
ジPに位置した状態でエンジンを始動させても、
ポジシヨンピン4はソレノイド32によつてパー
キング用溝17からの脱出を阻止される。
ジPに位置した状態でエンジンを始動させても、
ポジシヨンピン4はソレノイド32によつてパー
キング用溝17からの脱出を阻止される。
また、ニユートラルレンジNでエンジンを始動
させてチエンジレバー1をシフトさせても、前述
のようにトランスミツシヨンのギアの噛み合いが
禁止されているので自動車が発進することはな
い。
させてチエンジレバー1をシフトさせても、前述
のようにトランスミツシヨンのギアの噛み合いが
禁止されているので自動車が発進することはな
い。
さらに、音声発生装置45より自動車の前後に
障害物がある旨の警告音が発せられ、ドライバー
はエンジン始動と同時に前記障害物の存在を知ら
され、その後の動作を慎重に行うようになる。次
に、フロントセンサ41から物体47までの距離
l1が設定距離l0よりも短く、バツクセンサ42か
ら物体48までの距離l2が設定距離よりも長く、
自動車の前方にのみ障害物47があると判定され
た場合、第4図の第欄に示すように、ソレノイ
ド35はプル作動してプランジヤ35aが矢印g
方向にプツシユ作動し、プレート38が矢印f方
向に回転して、段部20,21,22に突出す
る。ただし、ソレノイド33,34は非動作状態
を維持する。
障害物がある旨の警告音が発せられ、ドライバー
はエンジン始動と同時に前記障害物の存在を知ら
され、その後の動作を慎重に行うようになる。次
に、フロントセンサ41から物体47までの距離
l1が設定距離l0よりも短く、バツクセンサ42か
ら物体48までの距離l2が設定距離よりも長く、
自動車の前方にのみ障害物47があると判定され
た場合、第4図の第欄に示すように、ソレノイ
ド35はプル作動してプランジヤ35aが矢印g
方向にプツシユ作動し、プレート38が矢印f方
向に回転して、段部20,21,22に突出す
る。ただし、ソレノイド33,34は非動作状態
を維持する。
従つて、ポジシヨンピン4はパーキング用溝1
7から脱出可能で、リバースレンジR、ニユート
ラルレンジNへのチエンジは可能であるが、チエ
ンジレバー1をドライブレンジD,D2,D1にシ
フトしようとしても、ポジシヨンピン4の移動が
プレート38に規制され、それらのレンジD,
D2,D1へのシフトチエンジが阻止される。
7から脱出可能で、リバースレンジR、ニユート
ラルレンジNへのチエンジは可能であるが、チエ
ンジレバー1をドライブレンジD,D2,D1にシ
フトしようとしても、ポジシヨンピン4の移動が
プレート38に規制され、それらのレンジD,
D2,D1へのシフトチエンジが阻止される。
このため、ポジシヨンピン4がプレート38に
当接した状態でプツシユボタン7が放されると、
このポジシヨンピン4はニユートラルレンジN用
の段部19に係合し、マイクロスイツチ39がオ
ンされる。マイクロコンピユータMCではマイク
ロスイツチ39からのオン信号に基づいて、音声
発生装置45により前方に障害物47がある旨の
警告音を発してドライバーに注意を促す。
当接した状態でプツシユボタン7が放されると、
このポジシヨンピン4はニユートラルレンジN用
の段部19に係合し、マイクロスイツチ39がオ
ンされる。マイクロコンピユータMCではマイク
ロスイツチ39からのオン信号に基づいて、音声
発生装置45により前方に障害物47がある旨の
警告音を発してドライバーに注意を促す。
従つて、ドライバーは前方の障害物47を確認
し、その障害物47を自動車の前から移動させ
る、あるいは障害物47を避けるために、一旦、
後方に移動した上で障害物47を避けて進むこと
により、危険を回避することができる。
し、その障害物47を自動車の前から移動させ
る、あるいは障害物47を避けるために、一旦、
後方に移動した上で障害物47を避けて進むこと
により、危険を回避することができる。
反対に、フロントセンサ41から物体47まで
の距離l1が設定距離l0よりも長く、バツクセンサ
42から物体48までの距離l2が設定距離l0より
も短く、自動車の後方にのみ障害物48があると
判定された場合、第4図の第欄に示すように、
シフトロツク装置は次のように動作する。
の距離l1が設定距離l0よりも長く、バツクセンサ
42から物体48までの距離l2が設定距離l0より
も短く、自動車の後方にのみ障害物48があると
判定された場合、第4図の第欄に示すように、
シフトロツク装置は次のように動作する。
すなわち、ソレノイド32のプランジヤ32a
はプル作動してパーキング用溝17の側部から退
避する。ソレノイド35は非動作状態を維持する
ものの、ソレノイド33,34はオンして、プラ
ンジヤ33a,34aがそれぞれ矢印c,g方向
にプツシユ作動する。そして、プレート36,3
7は軸36a,37aを中心として矢印b,d方
向へに回転し、プレート36の先端が段部18に
突出するとともにプレート37の先端が屈曲凹部
23aに突出する。
はプル作動してパーキング用溝17の側部から退
避する。ソレノイド35は非動作状態を維持する
ものの、ソレノイド33,34はオンして、プラ
ンジヤ33a,34aがそれぞれ矢印c,g方向
にプツシユ作動する。そして、プレート36,3
7は軸36a,37aを中心として矢印b,d方
向へに回転し、プレート36の先端が段部18に
突出するとともにプレート37の先端が屈曲凹部
23aに突出する。
従つて、ポジシヨンピン4はパーキング用溝1
7から脱出可能となり、チエンジレバー1を回転
することによりニユートラルレンジN、ドライブ
レンジD,D2,D1へのシフトチエンジこそ許可
されるが、ポジシヨンピン4と段部18との係合
は禁止される。また、チエンジレバー1とともに
移動するローラ49は屈曲凹部23aと係合する
ことなく、そこに突出するプレート37を乗りこ
えることになり、ドライバーはチエンジレバー1
を隣接するニユートラルレンジNにセツトするこ
とになる。その結果、マイクロスイツチ39がオ
ンし、音声発生装置より自動車の後方に障害物4
8のあることが伝えられる。
7から脱出可能となり、チエンジレバー1を回転
することによりニユートラルレンジN、ドライブ
レンジD,D2,D1へのシフトチエンジこそ許可
されるが、ポジシヨンピン4と段部18との係合
は禁止される。また、チエンジレバー1とともに
移動するローラ49は屈曲凹部23aと係合する
ことなく、そこに突出するプレート37を乗りこ
えることになり、ドライバーはチエンジレバー1
を隣接するニユートラルレンジNにセツトするこ
とになる。その結果、マイクロスイツチ39がオ
ンし、音声発生装置より自動車の後方に障害物4
8のあることが伝えられる。
従つて、ドライバーは後方の障害物48を確認
し、その障害物48を自動車の後方から移動させ
る、あるいは障害物48を避けるために、一旦、
前方に移動したうえで障害物48を避けて進むこ
とにより、危険を回避することができる。
し、その障害物48を自動車の後方から移動させ
る、あるいは障害物48を避けるために、一旦、
前方に移動したうえで障害物48を避けて進むこ
とにより、危険を回避することができる。
以上のように、自動車の前後の設定距離以内に
障害物がある場合には、その障害物のある方向へ
の発進が禁止されるとともに、障害物の存在が警
告音をもつて知らされる。
障害物がある場合には、その障害物のある方向へ
の発進が禁止されるとともに、障害物の存在が警
告音をもつて知らされる。
なお、例えば、縦列駐車中の自動車の前後方向
の車間距離が設定距離以内であつても切り返し等
によつて移動できるならば、スイツチ43を切る
ことによつてシフトロツク機構をオフでき、自動
車は動作可能になる。
の車間距離が設定距離以内であつても切り返し等
によつて移動できるならば、スイツチ43を切る
ことによつてシフトロツク機構をオフでき、自動
車は動作可能になる。
また、自動車を発車させて、ある一定の速度あ
るいは一定の距離に達したときに前記シフトロツ
ク機構は自動的に解除されるようにしてある。
るいは一定の距離に達したときに前記シフトロツ
ク機構は自動的に解除されるようにしてある。
(考案の結果)
以上の説明で明らかなように、本考案に係るオ
ートマチツク車の安全装置では、エンジン始動時
に自動車の前方あるいは後方に障害物がある場
合、この自動車の前後に取り付けられた距離測定
装置によつて阻止手段が作動し、ドライブレンジ
D,D2,D1、リバースレンジRあるいはその両
方にチエンジ出来ないようにしてある。
ートマチツク車の安全装置では、エンジン始動時
に自動車の前方あるいは後方に障害物がある場
合、この自動車の前後に取り付けられた距離測定
装置によつて阻止手段が作動し、ドライブレンジ
D,D2,D1、リバースレンジRあるいはその両
方にチエンジ出来ないようにしてある。
従つて、エンジン始動時に、自動車の前後方向
に障害物があると、その障害物のある方向へは進
むことができないので、シフトチエンジの誤動作
によつて発進して、障害物に衝突したり、ドライ
バーの見えないところにいる子供あるいは動物な
どをひいてしまう、等の事故の防止に役立つこと
になる。
に障害物があると、その障害物のある方向へは進
むことができないので、シフトチエンジの誤動作
によつて発進して、障害物に衝突したり、ドライ
バーの見えないところにいる子供あるいは動物な
どをひいてしまう、等の事故の防止に役立つこと
になる。
第1図は本考案にかかるシフトロツク装置の概
略を示す図、第2図は要部側面図、第3図はシフ
トロツク機構の図、第4図は各ソレノイドの動作
状態を示す図、第5図は従来のシフト装置の図で
ある。 4……ポジシヨンピン、15……デイテントプ
レート、16……ポジシヨン規制溝、17……パ
ーキング用溝、18,〜,22……段部、31…
…パーキング位置検出用スイツチ、32,〜,3
5……ソレノイド、36,〜38……プレート、
39……ニユートラル位置検出用マイクロスイツ
チ、40……障害物距離測定用センサ、43……
スイツチ、44……ブレーキスイツチ、45……
音声発生装置、46……トランスミツシヨン、4
7,48……障害物、49……ローラ。
略を示す図、第2図は要部側面図、第3図はシフ
トロツク機構の図、第4図は各ソレノイドの動作
状態を示す図、第5図は従来のシフト装置の図で
ある。 4……ポジシヨンピン、15……デイテントプ
レート、16……ポジシヨン規制溝、17……パ
ーキング用溝、18,〜,22……段部、31…
…パーキング位置検出用スイツチ、32,〜,3
5……ソレノイド、36,〜38……プレート、
39……ニユートラル位置検出用マイクロスイツ
チ、40……障害物距離測定用センサ、43……
スイツチ、44……ブレーキスイツチ、45……
音声発生装置、46……トランスミツシヨン、4
7,48……障害物、49……ローラ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 チエンジレバーをシフトさせてレンジを切り換
えることにより、トランスミツシヨンのギアの組
み合わせを変えるオートマチツク車において、 (イ) チエンジレバーによるシフトチエンジを阻止
する阻止手段と、 (ロ) 車の前部、後部に配置され、それぞれ前方、
後方に超音波を送波し、その反射波を受波する
距離測定手段と、 (ハ) エンジン始動時に、前記距離測定手段からの
信号に基づいて自動車の前方、後方の少なくと
もいずれか一方に障害物があると判定される
と、前記阻止手段を動作させて障害物が位置す
る方向に進むレンジへのシフトチエンジを阻止
する制御手段と、 を設けたことを特徴とするオートマチツク車の安
全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8419488U JPH0515144Y2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8419488U JPH0515144Y2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH027021U JPH027021U (ja) | 1990-01-17 |
JPH0515144Y2 true JPH0515144Y2 (ja) | 1993-04-21 |
Family
ID=31308890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8419488U Expired - Lifetime JPH0515144Y2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515144Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4715809B2 (ja) * | 2007-05-28 | 2011-07-06 | 株式会社デンソー | シフトバイワイヤシステム |
JP5630653B2 (ja) * | 2011-01-19 | 2014-11-26 | 株式会社デンソー | 車両用障害物検出装置 |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP8419488U patent/JPH0515144Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH027021U (ja) | 1990-01-17 |
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