JPH05151106A - メモリカード装置 - Google Patents
メモリカード装置Info
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- JPH05151106A JPH05151106A JP31717191A JP31717191A JPH05151106A JP H05151106 A JPH05151106 A JP H05151106A JP 31717191 A JP31717191 A JP 31717191A JP 31717191 A JP31717191 A JP 31717191A JP H05151106 A JPH05151106 A JP H05151106A
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- eeprom
- memory card
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- 238000013500 data storage Methods 0.000 claims abstract description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 8
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 5
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 1
- 102200091804 rs104894738 Human genes 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
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- Read Only Memory (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、外部から特殊なコマンドを供給す
ることにより、通常では外部から直接アクセスすること
のできないEEPROMの記憶領域に対してもデータの
書き込み及び読み出しを行なえるようにし、故障時や試
験時等にも有効に対処し得るようにしたメモリカード装
置を提供することを目的としている。 【構成】EEPROM17のデータ記憶領域のうち、外
部からのアドレス信号を入力することによりアクセス可
能な第1の領域と、通常はアクセス不可能な第2の領域
とを有するメモリカード装置において、外部から特殊な
コマンドを供給することにより第2の領域を外部からア
クセスできるようにしている。
ることにより、通常では外部から直接アクセスすること
のできないEEPROMの記憶領域に対してもデータの
書き込み及び読み出しを行なえるようにし、故障時や試
験時等にも有効に対処し得るようにしたメモリカード装
置を提供することを目的としている。 【構成】EEPROM17のデータ記憶領域のうち、外
部からのアドレス信号を入力することによりアクセス可
能な第1の領域と、通常はアクセス不可能な第2の領域
とを有するメモリカード装置において、外部から特殊な
コマンドを供給することにより第2の領域を外部からア
クセスできるようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体メモリとして
EEPROM(エレクトリカリィ・イレーサブル・アン
ド・プログラマブル・リード・オンリー・メモリ)を使
用したメモリカード装置に係り、特に撮影した被写体の
光学像をデジタル画像データに変換して半導体メモリに
記録する電子スチルカメラ装置等に使用して好適するも
のに関する。
EEPROM(エレクトリカリィ・イレーサブル・アン
ド・プログラマブル・リード・オンリー・メモリ)を使
用したメモリカード装置に係り、特に撮影した被写体の
光学像をデジタル画像データに変換して半導体メモリに
記録する電子スチルカメラ装置等に使用して好適するも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、撮影した被写体の光学像
を固体撮像素子を用いて電気的な画像信号に変換し、こ
の画像信号をデジタル画像データに変換して半導体メモ
リに記録する電子スチルカメラ装置が開発されている。
そして、この種の電子スチルカメラ装置にあっては、半
導体メモリをカード状のケースに内蔵してなるメモリカ
ードを、カメラ本体に着脱自在となるように構成するこ
とによって、通常のカメラにおけるフィルムと等価な取
り扱いができるようになされている。
を固体撮像素子を用いて電気的な画像信号に変換し、こ
の画像信号をデジタル画像データに変換して半導体メモ
リに記録する電子スチルカメラ装置が開発されている。
そして、この種の電子スチルカメラ装置にあっては、半
導体メモリをカード状のケースに内蔵してなるメモリカ
ードを、カメラ本体に着脱自在となるように構成するこ
とによって、通常のカメラにおけるフィルムと等価な取
り扱いができるようになされている。
【0003】ここで、電子スチルカメラ装置のメモリカ
ードは、現在、標準化が進められていて、内蔵される半
導体メモリとしては、複数枚のデジタル画像データを記
録するために大記憶容量のものが要求され、例えばSR
AM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ),
マスクROM及び電気的にデータの書き込みや消去が可
能なEEPROM等が考えられており、SRAMを用い
たメモリカードは既に商品化されている。
ードは、現在、標準化が進められていて、内蔵される半
導体メモリとしては、複数枚のデジタル画像データを記
録するために大記憶容量のものが要求され、例えばSR
AM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ),
マスクROM及び電気的にデータの書き込みや消去が可
能なEEPROM等が考えられており、SRAMを用い
たメモリカードは既に商品化されている。
【0004】ところで、SRAMを用いたメモリカード
は、どのようなフォーマットのデータ構成にも対応する
ことができるとともに、データの書き込みスピード及び
読み出しスピードも速いという利点がある反面、書き込
んだデータを保持するためのバックアップ電池をメモリ
カード内に収容する必要があるため、電池収容スペース
を設置する分だけ記憶容量が削減されるとともに、SR
AM自体のコストが高く経済的な不利を招くという問題
を持っている。
は、どのようなフォーマットのデータ構成にも対応する
ことができるとともに、データの書き込みスピード及び
読み出しスピードも速いという利点がある反面、書き込
んだデータを保持するためのバックアップ電池をメモリ
カード内に収容する必要があるため、電池収容スペース
を設置する分だけ記憶容量が削減されるとともに、SR
AM自体のコストが高く経済的な不利を招くという問題
を持っている。
【0005】そこで、近時では、SRAMの持つ問題点
を解消するために、メモリカードに用いられる半導体メ
モリとしてEEPROMが注目されている。このEEP
ROMは、磁気ディスクに代わる記録媒体として注目を
浴びているもので、データ保持のためのバックアップ電
池が不要であるとともに、チップ自体のコストを安くす
ることができる等、SRAMの持たない特有な利点を有
することから、メモリカード用として使用するための開
発が盛んに行なわれている。
を解消するために、メモリカードに用いられる半導体メ
モリとしてEEPROMが注目されている。このEEP
ROMは、磁気ディスクに代わる記録媒体として注目を
浴びているもので、データ保持のためのバックアップ電
池が不要であるとともに、チップ自体のコストを安くす
ることができる等、SRAMの持たない特有な利点を有
することから、メモリカード用として使用するための開
発が盛んに行なわれている。
【0006】ここで、図4は、SRAMを用いたメモリ
カード(SRAMカード)とEEPROMを用いたメモ
リカード(EEPROMカード)との長短を比較して示
している。まず、比較項目1,2のバックアップ電池及
びコストについては、既に前述したように、SRAMカ
ードはバックアップ電池が必要でありコストも高いとい
う問題があるのに対し、EEPROMカードはバックア
ップ電池が不要でコストも低くすることができるという
利点を有している。
カード(SRAMカード)とEEPROMを用いたメモ
リカード(EEPROMカード)との長短を比較して示
している。まず、比較項目1,2のバックアップ電池及
びコストについては、既に前述したように、SRAMカ
ードはバックアップ電池が必要でありコストも高いとい
う問題があるのに対し、EEPROMカードはバックア
ップ電池が不要でコストも低くすることができるという
利点を有している。
【0007】次に、比較項目3,4の書き込みスピード
及び読み出しスピードについては、アドレスで任意に指
定したバイトまたはビットに対して、データの書き込み
及び読み出しを行なう、SRAMとEEPROMとに共
通のランダムアクセスモードと、複数の連続するバイト
(数百バイト)でなるページを指定することにより、ペ
ージ単位で一括してデータの書き込み及び読み出しを行
なう、EEPROMに特有のページモードとに分けて考
えられる。
及び読み出しスピードについては、アドレスで任意に指
定したバイトまたはビットに対して、データの書き込み
及び読み出しを行なう、SRAMとEEPROMとに共
通のランダムアクセスモードと、複数の連続するバイト
(数百バイト)でなるページを指定することにより、ペ
ージ単位で一括してデータの書き込み及び読み出しを行
なう、EEPROMに特有のページモードとに分けて考
えられる。
【0008】そして、ランダムアクセスモードにおい
て、SRAMは書き込みスピード及び読み出しスピード
が共に速く、EEPROMは書き込みスピード及び読み
出しスピードが共に遅くなっている。また、EEPRO
Mは、ページモードにおいて、1ページ分の大量のデー
タを一斉に書き込み及び読み出しすることから、ランダ
ムアクセスモードに比してデータの書き込みスピード及
び読み出しスピードは速くなっている。
て、SRAMは書き込みスピード及び読み出しスピード
が共に速く、EEPROMは書き込みスピード及び読み
出しスピードが共に遅くなっている。また、EEPRO
Mは、ページモードにおいて、1ページ分の大量のデー
タを一斉に書き込み及び読み出しすることから、ランダ
ムアクセスモードに比してデータの書き込みスピード及
び読み出しスピードは速くなっている。
【0009】さらに、比較項目5のイレース(消去)モ
ードは、EEPROMに特有のモードであり、SRAM
には存在しないモードである。すなわち、EEPROM
は、既にデータの書き込まれている領域に新たにデータ
を書き込む場合、先に書き込まれているデータを一旦イ
レースしないと新たなデータを書き込むことができない
ため、データの書き込みを行なうに際して、このイレー
スモードが実行されるようになっている。そして、この
イレースモードには、EEPROMの全ての記憶内容を
一括して消去するチップイレースと、ページ単位で記憶
内容を消去するページイレースとがある。
ードは、EEPROMに特有のモードであり、SRAM
には存在しないモードである。すなわち、EEPROM
は、既にデータの書き込まれている領域に新たにデータ
を書き込む場合、先に書き込まれているデータを一旦イ
レースしないと新たなデータを書き込むことができない
ため、データの書き込みを行なうに際して、このイレー
スモードが実行されるようになっている。そして、この
イレースモードには、EEPROMの全ての記憶内容を
一括して消去するチップイレースと、ページ単位で記憶
内容を消去するページイレースとがある。
【0010】また、比較項目6の書き込みベリファイ
も、EEPROMに特有のモードであり、SRAMには
存在しないモードである。すなわち、EEPROMは、
データ書き込みを行なう場合、通常1回の書き込み動作
では完全な書き込みが行なわれない。このため、EEP
ROMに対して1回の書き込み動作を行なう毎にEEP
ROMの書き込み内容を読み出し、正確に書き込まれて
いるか否かをチェックする必要があり、これが書き込み
ベリファイである。
も、EEPROMに特有のモードであり、SRAMには
存在しないモードである。すなわち、EEPROMは、
データ書き込みを行なう場合、通常1回の書き込み動作
では完全な書き込みが行なわれない。このため、EEP
ROMに対して1回の書き込み動作を行なう毎にEEP
ROMの書き込み内容を読み出し、正確に書き込まれて
いるか否かをチェックする必要があり、これが書き込み
ベリファイである。
【0011】具体的には、EEPROMに書き込むべき
データをバッファメモリに記録しておき、バッファメモ
リからEEPROMにデータを転送して書き込んだ後、
EEPROMの書き込み内容を読み出し、バッファメモ
リの内容と比較して一致しているか否かを判別してい
る。そして、書き込みベリファイの結果、不一致(エラ
ー)と判定された場合には、再度バッファメモリの内容
をEEPROMに書き込む動作を繰り返すようにしてい
る。
データをバッファメモリに記録しておき、バッファメモ
リからEEPROMにデータを転送して書き込んだ後、
EEPROMの書き込み内容を読み出し、バッファメモ
リの内容と比較して一致しているか否かを判別してい
る。そして、書き込みベリファイの結果、不一致(エラ
ー)と判定された場合には、再度バッファメモリの内容
をEEPROMに書き込む動作を繰り返すようにしてい
る。
【0012】以上の比較結果から明らかなように、EE
PROMには、バックアップ電池が不要でありコストが
安く、しかもページ単位のデータ書き込み及び読み出し
が可能である等の、SRAMに見られない特有な利点が
備えられている反面、ランダムアクセスモードにおける
データの書き込みスピード及び読み出しスピードが遅い
とともに、イレースモードや書き込みベリファイ等のよ
うなSRAMにはないモードを必要とするという不都合
もある。
PROMには、バックアップ電池が不要でありコストが
安く、しかもページ単位のデータ書き込み及び読み出し
が可能である等の、SRAMに見られない特有な利点が
備えられている反面、ランダムアクセスモードにおける
データの書き込みスピード及び読み出しスピードが遅い
とともに、イレースモードや書き込みベリファイ等のよ
うなSRAMにはないモードを必要とするという不都合
もある。
【0013】そこで、メモリカードに使用する半導体メ
モリとして、現在使用されているSRAMに代えてEE
PROMを使用することを考えた場合、データの書き込
みスピード及び読み出しスピードの問題や、イレースモ
ード及び書き込みベリファイ等を必要とするという問題
を解消し、SRAMを内蔵したメモリカードと等価な取
り扱い方ができるように、つまりSRAMカードライク
に使用できるように細部に渡って種々の改良を施すこと
が、肝要なこととなっている。
モリとして、現在使用されているSRAMに代えてEE
PROMを使用することを考えた場合、データの書き込
みスピード及び読み出しスピードの問題や、イレースモ
ード及び書き込みベリファイ等を必要とするという問題
を解消し、SRAMを内蔵したメモリカードと等価な取
り扱い方ができるように、つまりSRAMカードライク
に使用できるように細部に渡って種々の改良を施すこと
が、肝要なこととなっている。
【0014】この場合、特に問題となることは、EEP
ROMは、データの書き替え回数が一定数を越えるとメ
モリセルが急激に劣化しデータの書き込み不良が発生し
易くなることである。すなわち、EEPROMは、プロ
グラムデータの記録用として開発され、プログラムのバ
ージョンアップのときにデータの書き替えを行なえるよ
うにすることを意図したものであるから、多数回のデー
タ書き替えに対応できるように設計されていないからで
ある。
ROMは、データの書き替え回数が一定数を越えるとメ
モリセルが急激に劣化しデータの書き込み不良が発生し
易くなることである。すなわち、EEPROMは、プロ
グラムデータの記録用として開発され、プログラムのバ
ージョンアップのときにデータの書き替えを行なえるよ
うにすることを意図したものであるから、多数回のデー
タ書き替えに対応できるように設計されていないからで
ある。
【0015】ところが、上述したように、例えば電子ス
チルカメラ装置等に使用されるメモリカード用の半導体
メモリとして、従来より使用されていたSRAMに代え
てEEPROMを用いるようにした場合、当然のことな
がら、EEPROMに対して頻繁にデータの書き替えが
行なわれるような使われ方をされることになるため、書
き込み不良の発生率が飛躍的に増大するであろうこと
は、どうしても避けられないこととなっている。
チルカメラ装置等に使用されるメモリカード用の半導体
メモリとして、従来より使用されていたSRAMに代え
てEEPROMを用いるようにした場合、当然のことな
がら、EEPROMに対して頻繁にデータの書き替えが
行なわれるような使われ方をされることになるため、書
き込み不良の発生率が飛躍的に増大するであろうこと
は、どうしても避けられないこととなっている。
【0016】そして、この書き込み不良について、従来
では、前述した書き込みベリファイ処理を所定回数繰り
返しても正しく書き込まれなかったとき書き込み不良で
あると判断している。しかるに、従来では、EEPRO
Mの一部に書き込み不良が生じた場合でも、そのEEP
ROMを内蔵するメモリカード全体を不良品として取り
扱うようにしているため、非常に効率が悪く経済的に不
利であるという問題が生じている。
では、前述した書き込みベリファイ処理を所定回数繰り
返しても正しく書き込まれなかったとき書き込み不良で
あると判断している。しかるに、従来では、EEPRO
Mの一部に書き込み不良が生じた場合でも、そのEEP
ROMを内蔵するメモリカード全体を不良品として取り
扱うようにしているため、非常に効率が悪く経済的に不
利であるという問題が生じている。
【0017】そこで、現在では、上記の問題を解消する
ために、例えば特願平3−200308号に示されるよ
うなメモリカードが考えられている。すなわち、このメ
モリカードは、内蔵されたEEPROMの記憶領域を、
それぞれが一定容量の複数のブロック(1ブロックは数
kバイト)で構成されるデータ領域と救済領域とに分割
し、データ領域のブロックに書き込み不良が検出された
状態で、該不良ブロックに書き込むことができなかった
データを、救済領域の空きブロックを自動的に検索して
書き込むことにより救済し、このとき、不良ブロックと
救済ブロックとを対応させた管理テーブルを設けること
で、データ読み出し時に不都合が生じないようにしたも
のである。
ために、例えば特願平3−200308号に示されるよ
うなメモリカードが考えられている。すなわち、このメ
モリカードは、内蔵されたEEPROMの記憶領域を、
それぞれが一定容量の複数のブロック(1ブロックは数
kバイト)で構成されるデータ領域と救済領域とに分割
し、データ領域のブロックに書き込み不良が検出された
状態で、該不良ブロックに書き込むことができなかった
データを、救済領域の空きブロックを自動的に検索して
書き込むことにより救済し、このとき、不良ブロックと
救済ブロックとを対応させた管理テーブルを設けること
で、データ読み出し時に不都合が生じないようにしたも
のである。
【0018】しかしながら、上記のようにEEPROM
の書き込み不良に対する救済対策を施したメモリカード
では、データ領域のブロックに書き込み不良が発生した
ことを検出し、該不良ブロックに書き込むことができな
かったデータを、救済領域の空きブロックを自動的に検
索して書き込むという救済動作は、全てメモリカード内
部の自己処理によって自動的に行なわれる。このため、
例えばEEPROMのどのブロックに書き込み不良が発
生しているとか、この不良ブロックに書き込み要求され
たデータが救済領域のどのブロックに救済されているか
等の、EEPROM自体の内部の状態をメモリカード外
部からは把握することができず、故障や試験等によりE
EPROM内部のデータ記録状況を知りたい場合には、
メモリカードを分解しEEPROMに対して直接アクセ
ス動作を行なう必要があり、取り扱いが煩雑であるとい
う問題が生じている。
の書き込み不良に対する救済対策を施したメモリカード
では、データ領域のブロックに書き込み不良が発生した
ことを検出し、該不良ブロックに書き込むことができな
かったデータを、救済領域の空きブロックを自動的に検
索して書き込むという救済動作は、全てメモリカード内
部の自己処理によって自動的に行なわれる。このため、
例えばEEPROMのどのブロックに書き込み不良が発
生しているとか、この不良ブロックに書き込み要求され
たデータが救済領域のどのブロックに救済されているか
等の、EEPROM自体の内部の状態をメモリカード外
部からは把握することができず、故障や試験等によりE
EPROM内部のデータ記録状況を知りたい場合には、
メモリカードを分解しEEPROMに対して直接アクセ
ス動作を行なう必要があり、取り扱いが煩雑であるとい
う問題が生じている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、EEP
ROMを用いてSRAMカードライクに使用しようとす
る従来のメモリカードでは、例えば救済領域等のように
メモリカード外部から直接アクセスすることができない
EEPROMの記憶領域が存在するため、故障や試験等
によりEEPROM内部のデータ記録状況を知りたい場
合に、非常に不都合であるという問題を有している。
ROMを用いてSRAMカードライクに使用しようとす
る従来のメモリカードでは、例えば救済領域等のように
メモリカード外部から直接アクセスすることができない
EEPROMの記憶領域が存在するため、故障や試験等
によりEEPROM内部のデータ記録状況を知りたい場
合に、非常に不都合であるという問題を有している。
【0020】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、外部から特殊なコマンドを供給すること
により、通常では外部から直接アクセスすることのでき
ないEEPROMの記憶領域に対してもデータの書き込
み及び読み出しを行なえるようにし、故障時や試験時等
にも有効に対処し得るようにした極めて良好なメモリカ
ード装置を提供することを目的とする。
されたもので、外部から特殊なコマンドを供給すること
により、通常では外部から直接アクセスすることのでき
ないEEPROMの記憶領域に対してもデータの書き込
み及び読み出しを行なえるようにし、故障時や試験時等
にも有効に対処し得るようにした極めて良好なメモリカ
ード装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメモリカ
ード装置は、EEPROMのデータ記憶領域のうち、外
部からのアドレス信号を入力することによりアクセス可
能な第1の領域と、通常はアクセス不可能な第2の領域
とを有するものを対象としている。そして、外部から特
殊なコマンドを供給することにより前記第2の領域を外
部からアクセスできるようにしたものである。
ード装置は、EEPROMのデータ記憶領域のうち、外
部からのアドレス信号を入力することによりアクセス可
能な第1の領域と、通常はアクセス不可能な第2の領域
とを有するものを対象としている。そして、外部から特
殊なコマンドを供給することにより前記第2の領域を外
部からアクセスできるようにしたものである。
【0022】
【作用】上記のような構成によれば、外部から特殊なコ
マンドを供給することにより、通常では外部から直接ア
クセスすることのできないEEPROMの記憶領域に対
してもデータの書き込み及び読み出しを行なえるように
したので、故障時や試験時等にも有効に対処することが
できるようになる。
マンドを供給することにより、通常では外部から直接ア
クセスすることのできないEEPROMの記憶領域に対
してもデータの書き込み及び読み出しを行なえるように
したので、故障時や試験時等にも有効に対処することが
できるようになる。
【0023】
【実施例】以下、この発明を電子スチルカメラ装置に適
用した場合の一実施例について図面を参照して詳細に説
明する。図1において、11はメモリカード本体で、そ
の一端部に設置されたコネクタ12を介して、図示しな
い電子スチルカメラ本体に接続されるようになされてい
る。このコネクタ12には、電子スチルカメラ本体側か
ら、メモリカード本体11に書き込むべきデジタルデー
タDAと、その書き込み場所を示すアドレスデータAD
とが供給される。これらデジタルデータDA及びアドレ
スデータADは、バスラインD0〜D7を介してデータ
入出力制御回路13に供給されている。
用した場合の一実施例について図面を参照して詳細に説
明する。図1において、11はメモリカード本体で、そ
の一端部に設置されたコネクタ12を介して、図示しな
い電子スチルカメラ本体に接続されるようになされてい
る。このコネクタ12には、電子スチルカメラ本体側か
ら、メモリカード本体11に書き込むべきデジタルデー
タDAと、その書き込み場所を示すアドレスデータAD
とが供給される。これらデジタルデータDA及びアドレ
スデータADは、バスラインD0〜D7を介してデータ
入出力制御回路13に供給されている。
【0024】また、電子スチルカメラ本体からは、コネ
クタ12に対して、メモリカード本体11を選択したと
きH(ハイ)レベルとなるカードイネーブル信号CE
と、バスラインD0〜D7に供給されたデータがアドレ
スデータADのときL(ロー)レベルとなりデジタルデ
ータDAのときHレベルとなるアドレス/データ切替信
号A/Dと、後述するEEPROMに対するデータ書き
込み要求のときLレベルとなりデータ読み出し要求のと
きHレベルとなるリード/ライト切替信号R/Wと、ア
ドレスデータADに同期したバスクロックBCKとが、
供給されるようになっている。
クタ12に対して、メモリカード本体11を選択したと
きH(ハイ)レベルとなるカードイネーブル信号CE
と、バスラインD0〜D7に供給されたデータがアドレ
スデータADのときL(ロー)レベルとなりデジタルデ
ータDAのときHレベルとなるアドレス/データ切替信
号A/Dと、後述するEEPROMに対するデータ書き
込み要求のときLレベルとなりデータ読み出し要求のと
きHレベルとなるリード/ライト切替信号R/Wと、ア
ドレスデータADに同期したバスクロックBCKとが、
供給されるようになっている。
【0025】これらカードイネーブル信号CE,アドレ
ス/データ切替信号A/D,リード/ライト切替信号R
/W及びバスクロックBCKも、データ入出力制御回路
13に供給されている。また、電子スチルカメラ本体か
らは、コネクタ12を介してEEPROMに対するデー
タのイレースを要求する命令も、データ入出力制御回路
13に供給されるようになっている。また、このデータ
入出力制御回路13からは、電子スチルカメラ本体から
のデジタルデータDAの入力許可時にHレベルとなり、
入力拒否時にLレベルとなるレディ/ビジィ切替信号R
DY/BSYが発生されるようになっている。
ス/データ切替信号A/D,リード/ライト切替信号R
/W及びバスクロックBCKも、データ入出力制御回路
13に供給されている。また、電子スチルカメラ本体か
らは、コネクタ12を介してEEPROMに対するデー
タのイレースを要求する命令も、データ入出力制御回路
13に供給されるようになっている。また、このデータ
入出力制御回路13からは、電子スチルカメラ本体から
のデジタルデータDAの入力許可時にHレベルとなり、
入力拒否時にLレベルとなるレディ/ビジィ切替信号R
DY/BSYが発生されるようになっている。
【0026】ここで、上記コネクタ12に供給されたデ
ジタルデータDAは、データ入出力制御回路13の制御
により、一旦バッファメモリ14に取り込まれ記録され
る。このときのバッファメモリ14のデジタルデータD
Aの取り込みタイミングは、アドレス発生回路15から
出力されるアドレスデータによってコントロールされ
る。また、このアドレス発生回路15は、セレクタ16
によって選択されたクロックCKをカウントして、バッ
ファメモリ14へのアドレスデータを生成している。こ
のセレクタ16には、上記バスクロックBCKとデータ
入出力制御回路13から出力されるクロックYCKとが
供給されるようになっている。
ジタルデータDAは、データ入出力制御回路13の制御
により、一旦バッファメモリ14に取り込まれ記録され
る。このときのバッファメモリ14のデジタルデータD
Aの取り込みタイミングは、アドレス発生回路15から
出力されるアドレスデータによってコントロールされ
る。また、このアドレス発生回路15は、セレクタ16
によって選択されたクロックCKをカウントして、バッ
ファメモリ14へのアドレスデータを生成している。こ
のセレクタ16には、上記バスクロックBCKとデータ
入出力制御回路13から出力されるクロックYCKとが
供給されるようになっている。
【0027】そして、バッファメモリ14のデジタルデ
ータDAの取り込み時には、セレクタ16が、データ入
出力制御回路13から出力されるセレクト信号SELに
よってバスクロックBCKを選択し、クロックCKとし
てアドレス発生回路15に導出している。このため、電
子スチルカメラ本体からコネクタ12に送出されたデジ
タルデータDAは、バスクロックBCKに基づいて生成
されるアドレスデータにしたがって、バッファメモリ1
4に書き込まれることになる。
ータDAの取り込み時には、セレクタ16が、データ入
出力制御回路13から出力されるセレクト信号SELに
よってバスクロックBCKを選択し、クロックCKとし
てアドレス発生回路15に導出している。このため、電
子スチルカメラ本体からコネクタ12に送出されたデジ
タルデータDAは、バスクロックBCKに基づいて生成
されるアドレスデータにしたがって、バッファメモリ1
4に書き込まれることになる。
【0028】その後、データ入出力制御回路13は、バ
ッファメモリ14に対するデジタルデータDAの書き込
みが終了すると、セレクト信号SELを制御して、自己
の生成するクロックYCKが、アドレス発生回路15に
導出されるようにセレクタ16を切り替える。このた
め、クロックYCKに基づいてアドレス発生回路15で
生成されるアドレスデータによって、バッファメモリ1
4からデジタルデータDAが読み出される。
ッファメモリ14に対するデジタルデータDAの書き込
みが終了すると、セレクト信号SELを制御して、自己
の生成するクロックYCKが、アドレス発生回路15に
導出されるようにセレクタ16を切り替える。このた
め、クロックYCKに基づいてアドレス発生回路15で
生成されるアドレスデータによって、バッファメモリ1
4からデジタルデータDAが読み出される。
【0029】このとき、データ入出力制御回路13は、
EEPROM17に対してチップイネーブル信号CEN
及びライトイネーブル信号WEを出力するとともに、ア
ドレスデータADを出力し、バッファメモリ14から読
み出されたデジタルデータDAを、EEPROM17に
例えば512バイトでなるページ単位で書き込むように
制御する。そして、EEPROM17にデジタルデータ
DAが書き込まれた状態で、データ入出力制御回路13
は、EEPROM17に対して、アウトイネーブルデー
タOE及び先にデータの書き込みを指定したアドレスデ
ータADを出力して、EEPROM17から書き込んだ
デジタルデータDAを読み出させ、バッファメモリ14
に記録されたデジタルデータDAと一致しているか否か
を判別する、書き込みベリファイを実行する。
EEPROM17に対してチップイネーブル信号CEN
及びライトイネーブル信号WEを出力するとともに、ア
ドレスデータADを出力し、バッファメモリ14から読
み出されたデジタルデータDAを、EEPROM17に
例えば512バイトでなるページ単位で書き込むように
制御する。そして、EEPROM17にデジタルデータ
DAが書き込まれた状態で、データ入出力制御回路13
は、EEPROM17に対して、アウトイネーブルデー
タOE及び先にデータの書き込みを指定したアドレスデ
ータADを出力して、EEPROM17から書き込んだ
デジタルデータDAを読み出させ、バッファメモリ14
に記録されたデジタルデータDAと一致しているか否か
を判別する、書き込みベリファイを実行する。
【0030】そして、EEPROM17から読み出した
デジタルデータDAと、バッファメモリ14に記録され
たデジタルデータDAとが一致していないと、データ入
出力制御回路13は、再度、バッファメモリ14からE
EPROM17にデジタルデータDAを転送して書き込
みを行ない、この動作が、EEPROM17から読みだ
したデジタルデータDAと、バッファメモリ14に記録
されたデジタルデータDAとが完全に一致するまで繰り
返され、ここにデジタルデータDAのEEPROM17
への書き込みが行なわれる。
デジタルデータDAと、バッファメモリ14に記録され
たデジタルデータDAとが一致していないと、データ入
出力制御回路13は、再度、バッファメモリ14からE
EPROM17にデジタルデータDAを転送して書き込
みを行ない、この動作が、EEPROM17から読みだ
したデジタルデータDAと、バッファメモリ14に記録
されたデジタルデータDAとが完全に一致するまで繰り
返され、ここにデジタルデータDAのEEPROM17
への書き込みが行なわれる。
【0031】また、電子スチルカメラ本体からEEPR
OM17に記録されたデータをイレースする命令が発生
されると、データ入出力制御回路13は、その消去命令
に基づいて消去回路18を駆動する。この消去回路18
は、データ入出力制御回路13の制御に基づいて、EE
PROM17のアドレスライン及びデータラインに消去
用の信号を出力することにより、EEPROM17を電
気的にチップイレースまたはページイレースする。
OM17に記録されたデータをイレースする命令が発生
されると、データ入出力制御回路13は、その消去命令
に基づいて消去回路18を駆動する。この消去回路18
は、データ入出力制御回路13の制御に基づいて、EE
PROM17のアドレスライン及びデータラインに消去
用の信号を出力することにより、EEPROM17を電
気的にチップイレースまたはページイレースする。
【0032】次に、EEPROM17から、デジタルデ
ータDAをメモリカード本体11の外部に読み出す動作
について説明する。まず、電子スチルカメラ本体側から
コネクタ12を介して読み出し要求と読み出すべきデー
タの記録されたアドレスとが指定される。すると、デー
タ入出力制御回路13は、EEPROM17に対してチ
ップイネーブル信号CEN,アウトイネーブルデータO
E及びアドレスデータADを出力し、EEPROM17
からページ単位でデジタルデータDAを読み出すととも
に、自己の生成するクロックYCKがアドレス発生回路
15に導出されるようにセレクタ16を切り替え、バッ
ファメモリ14に書き込ませる。
ータDAをメモリカード本体11の外部に読み出す動作
について説明する。まず、電子スチルカメラ本体側から
コネクタ12を介して読み出し要求と読み出すべきデー
タの記録されたアドレスとが指定される。すると、デー
タ入出力制御回路13は、EEPROM17に対してチ
ップイネーブル信号CEN,アウトイネーブルデータO
E及びアドレスデータADを出力し、EEPROM17
からページ単位でデジタルデータDAを読み出すととも
に、自己の生成するクロックYCKがアドレス発生回路
15に導出されるようにセレクタ16を切り替え、バッ
ファメモリ14に書き込ませる。
【0033】その後、データ入出力制御回路13は、コ
ネクタ12を介して電子スチルカメラ本体側から供給さ
れるバスクロックBCKが、アドレス発生回路15に導
出されるようにセレクタ16を切り替え、バスクロック
BCKに基づいてアドレス発生回路15で発生されるア
ドレスデータで、バッファメモリ14からデータを読み
出し、コネクタ12を介して電子スチルカメラ本体に導
出させ、ここにデジタルデータDAの読み出しが行なわ
れる。
ネクタ12を介して電子スチルカメラ本体側から供給さ
れるバスクロックBCKが、アドレス発生回路15に導
出されるようにセレクタ16を切り替え、バスクロック
BCKに基づいてアドレス発生回路15で発生されるア
ドレスデータで、バッファメモリ14からデータを読み
出し、コネクタ12を介して電子スチルカメラ本体に導
出させ、ここにデジタルデータDAの読み出しが行なわ
れる。
【0034】ここで、図2は、EEPROM17に対す
るデジタルデータDAの書き込み動作の詳細なタイミン
グを示している。まず、カードイネーブル信号CEがH
レベルとなってメモリカード本体11が指定されると、
アドレス/データ切替信号A/DがLレベルでバスライ
ンD0〜D7にアドレスデータADが供給される。この
とき、アドレスデータADに同期してバスクロックBC
Kが発生されるとともに、リード/ライト切替信号R/
WがLレベルのデータ書き込み要求状態となされ、レデ
ィ/ビジィ切替信号RDY/BSYがHレベルの入力許
可状態となされている。
るデジタルデータDAの書き込み動作の詳細なタイミン
グを示している。まず、カードイネーブル信号CEがH
レベルとなってメモリカード本体11が指定されると、
アドレス/データ切替信号A/DがLレベルでバスライ
ンD0〜D7にアドレスデータADが供給される。この
とき、アドレスデータADに同期してバスクロックBC
Kが発生されるとともに、リード/ライト切替信号R/
WがLレベルのデータ書き込み要求状態となされ、レデ
ィ/ビジィ切替信号RDY/BSYがHレベルの入力許
可状態となされている。
【0035】このような状態で、アドレス/データ切替
信号A/DがHレベルに反転し、バスラインD0〜D7
のデータがデジタルデータDAに変わると、以後、D0
〜D511までの512個つまり1ページ分のデジタル
データDAが512個のバスクロックBCKとともにデ
ータ入出力制御回路13に入力され、順次バッファメモ
リ14に書き込まれる。すると、データ入出力制御回路
13は、512個目のバスクロックBCKに同期してレ
ディ/ビジィ切替信号RDY/BSYをLレベルに反転
させ、電子スチルカメラ本体からの入力拒否状態とな
る。
信号A/DがHレベルに反転し、バスラインD0〜D7
のデータがデジタルデータDAに変わると、以後、D0
〜D511までの512個つまり1ページ分のデジタル
データDAが512個のバスクロックBCKとともにデ
ータ入出力制御回路13に入力され、順次バッファメモ
リ14に書き込まれる。すると、データ入出力制御回路
13は、512個目のバスクロックBCKに同期してレ
ディ/ビジィ切替信号RDY/BSYをLレベルに反転
させ、電子スチルカメラ本体からの入力拒否状態とな
る。
【0036】そして、データ入出力制御回路13は、こ
の電子スチルカメラ本体からの入力拒否状態で、バッフ
ァメモリ14に記録されたデータをEEPROM17に
ページ単位で一括して書き込み、書き込みベリファイ動
作を行なって、EEPROM17への1ページ分のデジ
タルデータDAの記録が行なわれる。その後、データ入
出力制御回路13は、1ページ分のデジタルデータDA
が完全にEEPROM17に書き込まれたと判定したと
き、レディ/ビジィ切替信号RDY/BSYをHレベル
に反転させ、電子スチルカメラ本体からの入力許可状態
とし、次のページのデジタルデータDAをバッファメモ
リ14に取り込むように動作する。
の電子スチルカメラ本体からの入力拒否状態で、バッフ
ァメモリ14に記録されたデータをEEPROM17に
ページ単位で一括して書き込み、書き込みベリファイ動
作を行なって、EEPROM17への1ページ分のデジ
タルデータDAの記録が行なわれる。その後、データ入
出力制御回路13は、1ページ分のデジタルデータDA
が完全にEEPROM17に書き込まれたと判定したと
き、レディ/ビジィ切替信号RDY/BSYをHレベル
に反転させ、電子スチルカメラ本体からの入力許可状態
とし、次のページのデジタルデータDAをバッファメモ
リ14に取り込むように動作する。
【0037】以上は、デジタルデータDAをEEPRO
M17に書き込む場合の通常の動作モードを説明したも
のであるが、次に、故障や試験等により、例えば救済領
域等のようにメモリカード本体11の外部から直接アク
セスすることができないEEPROM17の記憶領域に
デジタルデータDAを書き込む、いわゆるテストモード
について説明する。
M17に書き込む場合の通常の動作モードを説明したも
のであるが、次に、故障や試験等により、例えば救済領
域等のようにメモリカード本体11の外部から直接アク
セスすることができないEEPROM17の記憶領域に
デジタルデータDAを書き込む、いわゆるテストモード
について説明する。
【0038】すなわち、テストモードにはいる場合に
は、図3に示すように、カードイネーブル信号CEをH
レベルとしメモリカード本体11を指定するとともに、
アドレス/データ切替信号A/DをLレベルとしバスラ
インD0〜D7に2バイトのテストモードデータTDを
供給する。このとき、テストモードデータTDに同期し
てバスクロックBCKを発生するとともに、リード/ラ
イト切替信号R/WをLレベルのデータ書き込み要求状
態とし、レディ/ビジィ切替信号RDY/BSYをHレ
ベルの入力許可状態とする。そして、通常のデータ書き
込み動作と同様に、バスラインD0〜D7に3バイトの
アドレスデータADを供給した後、アドレス/データ切
替信号A/DをHレベルに反転し、バスラインD0〜D
7のデータをデジタルデータDAに変える。
は、図3に示すように、カードイネーブル信号CEをH
レベルとしメモリカード本体11を指定するとともに、
アドレス/データ切替信号A/DをLレベルとしバスラ
インD0〜D7に2バイトのテストモードデータTDを
供給する。このとき、テストモードデータTDに同期し
てバスクロックBCKを発生するとともに、リード/ラ
イト切替信号R/WをLレベルのデータ書き込み要求状
態とし、レディ/ビジィ切替信号RDY/BSYをHレ
ベルの入力許可状態とする。そして、通常のデータ書き
込み動作と同様に、バスラインD0〜D7に3バイトの
アドレスデータADを供給した後、アドレス/データ切
替信号A/DをHレベルに反転し、バスラインD0〜D
7のデータをデジタルデータDAに変える。
【0039】つまり、カードイネーブル信号CEをHレ
ベルとしメモリカード本体11を指定してから、アドレ
ス/データ切替信号A/DをHレベルに反転しバスライ
ンD0〜D7のデータをデジタルデータDAに変えるま
での期間に、2バイトのテストモードデータTDに同期
した2つのバスクロックBCKと、3バイトのアドレス
データADに同期した3つのバスクロックBCKとの合
計5つのバスクロックBCKが、データ入出力制御回路
13に供給されることになる。そして、このカードイネ
ーブル信号CEをHレベルとしてからアドレス/データ
切替信号A/DをHレベルに反転させるまでの期間に、
5つのバスクロックBCKがデータ入出力制御回路13
に入力されることは、EEPROMを用いたメモリカー
ドの規格には存在しない、つまり通常の動作モードでは
入力されることのない特殊なコマンド入力状態であり、
このときデータ入出力制御回路13は、テストモードが
要求されたことを判別する。
ベルとしメモリカード本体11を指定してから、アドレ
ス/データ切替信号A/DをHレベルに反転しバスライ
ンD0〜D7のデータをデジタルデータDAに変えるま
での期間に、2バイトのテストモードデータTDに同期
した2つのバスクロックBCKと、3バイトのアドレス
データADに同期した3つのバスクロックBCKとの合
計5つのバスクロックBCKが、データ入出力制御回路
13に供給されることになる。そして、このカードイネ
ーブル信号CEをHレベルとしてからアドレス/データ
切替信号A/DをHレベルに反転させるまでの期間に、
5つのバスクロックBCKがデータ入出力制御回路13
に入力されることは、EEPROMを用いたメモリカー
ドの規格には存在しない、つまり通常の動作モードでは
入力されることのない特殊なコマンド入力状態であり、
このときデータ入出力制御回路13は、テストモードが
要求されたことを判別する。
【0040】そして、このテストモードでは、データ入
出力制御回路13は、コネクタ12に入力されたアドレ
スデータADで指定されるEEPROM17のアドレス
に、入力デジタルデータDAを直接書き込むことができ
る。
出力制御回路13は、コネクタ12に入力されたアドレ
スデータADで指定されるEEPROM17のアドレス
に、入力デジタルデータDAを直接書き込むことができ
る。
【0041】また、上記の説明では、テストモードでデ
ータを書き込む場合について説明したが、テストモード
でEEPROM17からデータ読み出す場合には、図3
でリード/ライト切替信号R/WをHレベルのデータ読
み出し要求状態とするとともに、レディ/ビジィ切替信
号RDY/BSYをLレベルの入力拒否状態とすること
により実現可能である。
ータを書き込む場合について説明したが、テストモード
でEEPROM17からデータ読み出す場合には、図3
でリード/ライト切替信号R/WをHレベルのデータ読
み出し要求状態とするとともに、レディ/ビジィ切替信
号RDY/BSYをLレベルの入力拒否状態とすること
により実現可能である。
【0042】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、カードイネーブル信号CEをHレベルとしてから
アドレス/データ切替信号A/DをHレベルに反転させ
るまでの期間に、5つのバスクロックBCKがデータ入
出力制御回路13に入力されるという、通常の動作モー
ドでは入力されることのない特殊なコマンドをコネクタ
12に供給することによりテストモードにはいり、通常
の動作モードではメモリカード本体11の外部から直接
アクセスすることのできないEEPROM17の記憶領
域に対しても、データの書き込み及び読み出しを行なえ
るようにしたので、故障時や試験時等にも有効に対処す
ることができるようになる。
れば、カードイネーブル信号CEをHレベルとしてから
アドレス/データ切替信号A/DをHレベルに反転させ
るまでの期間に、5つのバスクロックBCKがデータ入
出力制御回路13に入力されるという、通常の動作モー
ドでは入力されることのない特殊なコマンドをコネクタ
12に供給することによりテストモードにはいり、通常
の動作モードではメモリカード本体11の外部から直接
アクセスすることのできないEEPROM17の記憶領
域に対しても、データの書き込み及び読み出しを行なえ
るようにしたので、故障時や試験時等にも有効に対処す
ることができるようになる。
【0043】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
ものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
外部から特殊なコマンドを供給することにより、通常で
は外部から直接アクセスすることのできないEEPRO
Mの記憶領域に対してもデータの書き込み及び読み出し
を行なえるようにし、故障時や試験時等にも有効に対処
し得るようにした極めて良好なメモリカード装置を提供
することができる。
外部から特殊なコマンドを供給することにより、通常で
は外部から直接アクセスすることのできないEEPRO
Mの記憶領域に対してもデータの書き込み及び読み出し
を行なえるようにし、故障時や試験時等にも有効に対処
し得るようにした極めて良好なメモリカード装置を提供
することができる。
【図1】この発明に係るメモリカード装置の一実施例を
示すブロック構成図。
示すブロック構成図。
【図2】同実施例の動作を説明するためのタイミング
図。
図。
【図3】同実施例の要部の動作を説明するためのタイミ
ング図。
ング図。
【図4】SRAMカードとEEPROMカードとの長短
を比較して示す図。
を比較して示す図。
11…メモリカード本体、12…コネクタ、13…デー
タ入出力制御回路、14…バッファメモリ、15…アド
レス発生回路、16…セレクタ、17…EEPROM、
18…消去回路。
タ入出力制御回路、14…バッファメモリ、15…アド
レス発生回路、16…セレクタ、17…EEPROM、
18…消去回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/06 (72)発明者 小西 和夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メデイア技術研究所内 (72)発明者 佐藤 聡明 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 EEPROMのデータ記憶領域のうち、
外部からのアドレス信号を入力することによりアクセス
可能な第1の領域と、通常はアクセス不可能な第2の領
域とを有するメモリカード装置において、外部から特殊
なコマンドを供給することにより前記第2の領域を外部
からアクセスできるようにしたことを特徴とするメモリ
カード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31717191A JPH05151106A (ja) | 1991-11-30 | 1991-11-30 | メモリカード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31717191A JPH05151106A (ja) | 1991-11-30 | 1991-11-30 | メモリカード装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05151106A true JPH05151106A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18085253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31717191A Pending JPH05151106A (ja) | 1991-11-30 | 1991-11-30 | メモリカード装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05151106A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0887876A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-04-02 | Samsung Electron Co Ltd | Nand形フラッシュメモリicカード |
-
1991
- 1991-11-30 JP JP31717191A patent/JPH05151106A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0887876A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-04-02 | Samsung Electron Co Ltd | Nand形フラッシュメモリicカード |
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