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JPH05147348A - ネガ型サーモグラフ材料 - Google Patents

ネガ型サーモグラフ材料

Info

Publication number
JPH05147348A
JPH05147348A JP4116308A JP11630892A JPH05147348A JP H05147348 A JPH05147348 A JP H05147348A JP 4116308 A JP4116308 A JP 4116308A JP 11630892 A JP11630892 A JP 11630892A JP H05147348 A JPH05147348 A JP H05147348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
amine
thermographic
less carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4116308A
Other languages
English (en)
Inventor
Ranjan C Patel
ランジヤン・チヤハガンブハイ・パテル
John H A Stibbard
ジヨン・ハリー・アレクサンダー・ステイブバード
Darren Cooper
ダーラン・クーパー
Terence W Baldock
テレンス・ウイリアム・バルドツク
Donald J Newman
ドナルド・ジヨン・ニユーマン
John J Stofko
ジヨン・ジヨゼフ・ストフコ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH05147348A publication Critical patent/JPH05147348A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/28Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using thermochromic compounds or layers containing liquid crystals, microcapsules, bleachable dyes or heat- decomposable compounds, e.g. gas- liberating
    • B41M5/286Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using thermochromic compounds or layers containing liquid crystals, microcapsules, bleachable dyes or heat- decomposable compounds, e.g. gas- liberating using compounds undergoing unimolecular fragmentation to obtain colour shift, e.g. bleachable dyes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/165Thermal imaging composition

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はオーバーヘッドプロジェクタ透明体
の調製に好適なネガ型サーモグラフ材料を提供する。 【構成】 本発明は1またはそれ以上のアミノ基を有す
るアミン化合物を含有する第1層、および上記アミン化
合物と反応的に会合した場合に可視的変化を行うアミン
感応性染料を含有する第2層を含有するネガ型サーモグ
ラフ物質材料を提供する。アミン化合物およびアミン感
応性染料は常温および中温で非反応状態であり、昇温下
に2つの成分が反応して材料の昇温領域で可視変化をす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーモグラフ材料、特に
オーバーヘッドプロジェクター透明体の形成に好適なネ
ガ型サーモグラフ媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】オーバーヘッドプロジェクター(OH
P)は透明シート上に含まれるテキストまたはグラフィ
ック情報のディスプレイとしてしばしば用いられる。透
明シートをOHPの光照射ステージ上に置き、透過光を
適当な光学体によって集光し、壁またはスクリーン上に
プロジェクトする。透明画像は通常赤外線吸収画像、例
えば炭素を含むインクイメージまたは静電トナーイメー
ジが白基材上に存在するオリジナルからのサーモグラフ
工程によって形成される。感光性皮膜を有する透明基材
をそのオリジナルに密着する。次いで、赤外照射を行っ
てトナー画像上に熱を発生させ、これが感光性皮膜上に
画像を形成する。このサーモグラフ工程は通常色形成、
例えばポジティブ(ダーク・オン・ライト)イメージを
形成する。多くの明るい色を含むネガ画像を形成し得る
シングルシート脱色物質(優れた解像力と優れた前後の
イメージ安定性を有する)を必要とする。現在行われて
いるネガ型システムの多くは2シートタイプであり、染
料およびブリーチ剤を別のシートに被覆し、保存性を確
保する。そのような物質は製造および使用の両方の面で
単一シート構造よりも不便である。
【0003】種々の単一シート熱染料ブリーチ構造、特
にフォトサーモグラフエレメント用のブリーチ可能アン
チハレーション層が知られている。そのような物質はO
HPシステムに用いる物質に必要とされる性能がより厳
格であるため、OHP透明体には不向きである。例え
ば、ブリーチされていない状態で、最大吸収波長での透
過光濃度(O.D.)は少なくとも1.0、好ましくは少
なくとも1.5でなければならない。この吸収の実質上
全てが緩やかな昇温状態で短い、典型的には1秒以下の
処理によって脱色しなければならない。露光時間を長く
することは、消費者に受け入れられず、温度を上げるこ
とは基材の小泡化が起こり、光の散乱またはイメージの
暗化が起こる。より高価な耐熱基材を用いれば可能であ
るが、このことは望ましくない。ブリーチされていない
着色部分がイメージ化の前の通常の貯蔵期間に安定でな
ければならないのと同時に、イメージ化の後OHP上で
の長い露光にも耐えなければらなない。「典型的な」ア
ンチハレーション層、即ち、0.4以上のO.D.が必要
であり、10秒以上の加熱時間が通常行われ、ブリーチ
がイメージ化よりも均一に行われ、解像および露光後の
安定性は必要でないアンチハレーション層では、無理で
ある。
【0004】米国特許3,684,552にはバインダー
中に溶解されたアミン感応性着色染料および熱的アミン
放出体とを含む感熱媒体を有するキャリアシートからな
るネガ型着色シート材料が記載されている。イメージ化
加熱を施した場合、熱アミン放出体は材料の加熱領域で
分解して、アミンを放出し、このアミンが染料と反応し
てブリーチされ、その領域で色の減少または変化を起こ
す。この材料はOHP透明体に好適であると記載されて
いるが、実際には安定性および感度の両方において適当
でない。
【0005】英国特許2,202,958には着色染料と
この染料と反応して脱色し得る脱色剤を含む複数のマイ
クロカプセルとを含有する感熱媒体を有するキャリアシ
ートから成るネガ型着色シート材料が記載されている。
イメージ化加熱において、マイクロカプセルは壊れるか
または加熱された領域において透過性が向上し、脱色剤
が媒体中に放出されて脱色する。アミンおよび第3級ア
ミン塩が共に脱色剤として記載されているが、多くの選
択の1つとしてだけであり、どちらも好ましくない。こ
の材料はOHP透明体として使用に好適であると記載さ
れているが、カプセルの屈折率を連続層のそれとマッチ
させて透明性を達成する点に問題がある。またイメージ
化前後の安定性について何ら述べられていない。
【0006】特開昭63−176171号公報にはブリ
ーチ剤が特殊ペンによって供給されるネガ型OHPシー
ト材料が記載されている。そのような材料では通常の透
明イメージャーで用いることはできない。
【0007】英国特許2,150,702および2,17
3,012および米国特許4,620,204、4,62
0,205および4,665,410には、異なる温度で
加熱した場合に2つの異なる色を形成するポジ型シート
材料が記載されている。この材料は2つのプレカーサー
を含有する感熱材料を有するキャリアシートから成り、
プレカーサーの1つは所定温度で加熱したときに最初の
着色染料を形成し、より高い別の温度で加熱したときに
異なる着色染料を形成する。この染料プレカーサーは1
つの層に含まれるか、2つの層に分けられて各々の層に
プレカーサーが入るようにする。最初の着色染料のため
の脱色剤を低温染料プレカーサーを含む層に近接した別
の層に含むことができる。もちろん2つの染料プレカー
サーが異なる層に含まれる場合には、その脱色剤は高温
染料プレカーサーを含む層に含まれてもよい。中間層は
また必要に応じて脱色剤を含む層と低温染料プレカーサ
ーを含む層との間に配置され、材料が所定の温度にまで
加熱されるまで脱色剤の移動を防止する。
【0008】より低い温度でイメージ化加熱したときに
最初の色が材料の加熱領域に形成される。次いでより高
い温度に加熱されたときに、第2の色が加熱領域に形成
されるが、脱色剤もバリヤ層を越えて移動し最初の着色
染料を脱色する。
【0009】これらの物質は基本的には感熱紙、例えば
ファクシミリやテレックスおよびその他の情報伝達装置
に好適であるが、その材料をオーバーヘッドプロジェク
ター透明体に用いる旨の記載はない。実施例中に記載さ
れているキャリアシートは「高品質紙」だけである。
【0010】種々のブリーチ剤が記載され、芳香族およ
び脂肪族アミンを含んでいるが、感応性アミン、特に高
分子量の多官能アミンおよびモルフォリンおよびグアニ
ジン誘導体に重点がおかれている。アミンの使用は実際
には米国特許2,173,012では好ましくないとされ
ている。アミンの使用が示唆されている場合、例えば英
国特許2,150,702では、少なくとも45℃以上の
融点を有する固体であることが述べられている。更に、
透明紙基材の使用がより高いイメージ化温度に耐え得る
ことが記載されているが、OHPシステムではこのよう
な物質は用いることはできない。イメージ後の安定性の
要求はそのような材料においては特に必要とされない。
【0011】米国特許3,916,068号には1または
2種の色形成「クロマゲン(chromagen)」およびそれに
付随する発色剤を含有する感熱媒体を有するキャリアシ
ートを含むポジ型シート材料が記載されている。感熱媒
体は2種の異なる色形成クロマゲンを単一層に含むか、
または2つの層の各々に異なるクロマゲンを含むかどち
らかである。クロマゲンまたはクロマゲンの1つをブリ
ーチし得る有機アミン誘導体をアミン感応性クロマゲン
を含む層に近い別の層に含んでもよいが、クロマゲンが
別の層に含まれるときは、アミンはまたクロマゲン含有
層の1つに含んでもよい。
【0012】この材料が所定温度に加熱されたときに、
クロマゲンと発色剤が反応して着色画像を形成するが、
より高い所定温度に加熱したときには、アミンはその材
料の加熱領域においてクロマゲンと反応して、脱色す
る。2種のクロマゲンが存在している場合には、1つの
クロマゲンは低い温度で最初の色を形成し、第2のクロ
マゲンがより高い温度で異なる第2の色を形成する。
【0013】2種の色形成層に対しバリヤ層を用いるこ
とが示されているが、アミンが別のコロマゲン含有層に
拡散することを防止するためであって、加熱時の選択的
透過性を意図するものではない。
【0014】オーバーヘッドプロジェクター透明体を形
成するための物質の使用は全く記載されておらず、実施
例に記載された記載は全て「通常紙」である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明はネガ型サーモ
グラフ媒体の調整に好適なアミンおよびアミン感応性染
料を含有する感熱染料脱色構造を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は1
またはそれ以上のアミノ基を有するアミン化合物を含有
する第1層、および上記アミン化合物と反応的に会合し
た場合に可視的変化を行うアミン感応性染料を含有する
第2層を含有するネガ型サーモグラフ物質材料を提供す
る。
【0017】本発明の第2の目的は上記ネガ型サーモグ
ラフ材料を提供する工程(i)および該材料を赤外照射
する工程(ii)から成る画像形成方法を提供する。
【0018】本発明のサーモグラフ材料はアミン化合物
とアミン感応性染料から本質的に成る画像形成媒体を有
する。アミン化合物とアミン感応性染料との反応はアミ
ン感応性染料をブリーチし、ネガ型(ライト・オン・ダ
ーク)画像を形成する。本明細書中においてブリーチは
染料の最大ピーク吸収波長の1つで画像濃度の減少が起
こり、必ずしも必要ではないが、可能であれば、それよ
り小さい波長での吸収の増加が起こり、昇温に照射され
た領域において色の減少または変化が起こることを意味
する。
【0019】本発明のサーモグラフ材料はより長波長で
の吸収の増大を提供する色および色の変化を形成する成
分を必要としない。
【0020】アミン感応性染料は通常最大吸収波長での
透過光濃度が少なくとも1.0、好ましくは少なくとも
1.5となるのに十分な量で存在する。
【0021】本発明のサーモグラフ材料は本質的にオー
バーヘッドプロジェクター透明体の形成に好適であり、
本発明は更に本発明のイメージ化されたサーモグラフ材
料を含むオーバーヘッドプロジェクター透明体を提供す
る。
【0022】本発明は常温および中温でアミン化合物お
よびアミン感応性染料が非反応状態にあり、昇温下、一
般的に100℃以上、通常150℃以上で2つの成分が
一般的に2,3秒で反応して材料のイメージ(加熱)領
域において可視変化を提供するように構成され、または
配置されたサーモグラフ材料を提供する。これは種々の
方法、例えばアミン化合物および/またはアミン感応性
染料の高温での反対層への移行させるバリヤ層を第1層
および第2層の間に設けること、または画像化前にはそ
れらの各々の層に各々の成分を固定化すること等によっ
て達成される。本発明の好ましい態様ではバリヤ層、即
ち常温ではアミン化合物およびアミン感応性染料を実質
上不透過であり、所定温度以上ではその層を通過してア
ミン化合物および/またはアミン感応性染料が移行する
バリヤ層を第1または第2層の間に設ける。
【0023】本発明のサーモグラフ材料は本質的にアミ
ン化合物を含有する層およびアミン感応性染料の層とか
ら成り、それらは必要に応じてバリヤ層によって分離さ
れている。バリヤ層が存在するときには、アミン化合物
とアミン感応性染料の両者共が所定のしきい温度以下の
温度では実質上不透過であり、昇温下にそのバリヤ層を
アミンおよび/または染料が移行する。バリヤ層はアミ
ン化合物が本質的に層関移動性を常温または少し昇温し
た場合に示す化合物であり、例えばアミンが比較的低温
資料、例えば2,000以下を有する場合に、必要とす
る。しかしながら、アミン化合物がポリマーであった
り、常温または多少の昇温下では実質上不動である場合
には、バリヤ層は必ずしも必要ではない。
【0024】好ましい態様では、本発明のサーモグラフ
材料は付着順に、アミン化合物を含有する第1バインダ
ー層、バリヤ層およびアミン感応性染料を含有する第2
バインダー層から成る。また、第1または第2のバイン
ダー層の順序は逆でもよい。
【0025】基材は同業者に公知の物質であってもよい
が、OHP透明体の調製には基材は好ましくは通常の透
明イメージャーを通過した際またはOHPの照射ステー
ジ上での長いディスプレイ中に変形または分解を起こさ
ない透明および可撓性の物質から成る。好ましい物質は
2軸延伸ポリエステルフィルムである。基材は典型的に
は50〜200μmの厚さを有する。
【0026】第1および第2バインダー層は当業者に公
知のバインダーを含むが、バリヤ層を含有する態様では
溶剤可溶性熱可塑性ポリマー、特にビニルポリマー、例
えばポリ(ビニルホルマール)、ポリ(ビニルブチラー
ル)、ポリ(ビニリデンクロライド−ビニルアセテー
ト)(VYMS)の共重合体、例えばVAGH(ヒドロ
キシ変性ビニルクロライド−ビニルアセテート共重合
体;ビニルクロライド約90%、ビニルアセテート42
%の組成、ヘドロキシル含量約2.3%;ユニオンカー
バイド社から市販)またはそれらの組み合わせが好まし
い。アミン含有層のバインダーは好ましくはBUTVA
R B72a(ポリ(ビニルブチラール);モンサント社
から市販)である。染料含有層のバインダーは好ましく
はFORMVAR12/85(ポリ(ビニルホルマー
ル)、モンサント社から市販)である。
【0027】バリヤ層を有さない態様においては、バイ
ンダーおよび被覆溶媒を選択して、1つの層を他の層の
上に被覆して、下の層の膨潤は最小で、しかも不必要な
反応が起こらないようにする。好ましくは染料含有層の
バインダーは前記溶剤可溶性熱可塑性から選択され、ア
ミン含有バインダーは水溶性ポリマー、例えばヒドロキ
シエチルセルロースまたはポリ(ビニルアルコール)か
ら選択される。アミン化合物がそれ自体フィルム形成性
ポリマーである場合、この層には別のバインダーを添加
する必要は必ずしもない。
【0028】バリヤを必要とする態様においては、アミ
ン化合物は1またはそれ以上のアミノ基を有する化合物
であって、安定性、即ち常温または多少温度を上げた状
態で第1バインダー層中に保持される性能、および反応
性、即ちより高い温度でバリヤ層を越えて移動する性能
の両者を有するものである。これは種々の層の厚さおよ
び組成にある程度影響されるが、またアミン化合物それ
自体の構造および大きさによっても左右される。アミン
化合物は好ましくは1またはそれ以上の第1級または第
2級脂肪族アミン、より好ましくは分子量100〜50
0を有する1またはそれ以上の第1級または第2級脂肪
族アミンを含有する。最も好ましい態様においてはアミ
ンは第1級または第2級直鎖脂肪族アミンを含有する。
好適なアミンは室温で液体である。
【0029】特に好適なアミン化合物は式:
【化5】
【0030】(式中、R1〜R5はそれぞれ独立して水素
原子、または炭素数10以下、好ましくは5以下のアル
キル基を示し、これらは必要に応じて
【0031】
【化6】
【0032】(式中、Rは炭素数5以下のアルキル基)
から選択される1または2以上の置換基を有してもよく
(但し少なくともR1〜はR5の1つは水素原子であ
る。)、mは1〜5の整数である。好ましくはR1〜R5
の各々は水素原子を示し、mは2または3である。より
好ましいアミン化合物はテトラエチレンペンタミンであ
る。
【0033】第1バインダー層中に含まれるアミン化合
物の量はバリヤ層の特性およびアミン感応性染料の性質
で変化する。一般的に、アミン化合物はアミン含有層中
に5〜50重量%、好ましくは7.5〜30重量%の量
で含まれる。アミン含有層は典型的には乾燥膜圧1〜5
μmを有する。
【0034】バリヤ層を有しない態様においては、アミ
ン化合物は好ましくは、複数の第1級またおよび/また
は第1級アミノ基を有し、分子量2,000以上、好ま
しくは10,000以上のポリマーである。そのような
物質の例としては、ポリ(ビニルアミン)、ポリ(アリ
ルアミン)が含まれるが、特に好適なアミンは分子量
4.0×104〜10.0×104を有するポリ(エチレン
イミン)である。フィルム形成性ポリマー状アミンを別
に添加するバインダーを用いるのに使用してもよい。好
ましい構成はポリ(エチレンイミン)と水溶性バインダ
ー(例えば、ポリ(ビニルアルコール)、ヒドロキシエ
チルセルロース、ゼラチン、ポリ(ビニルピロリド
ン)、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(イソプロピルア
クリルアミド)、ブチルメタクリレートグラフト化ゼラ
チン、メチルアセテートグラフト化ゼラチン、エチルメ
タクリレートグラフト化ゼラチン、セルロースモノアセ
テート、メチルセルロースまたはそれらの混合物)の混
合体である。より好ましい構成では、アミン含有層はポ
リ(エチレンイミン)とヒドロキシエチルセルロースを
重量比1:0.5〜1:4、好ましくは1:1で混合し
たものである。
【0035】このバリア層はアミンとアミン感応性染料
とを所定の閾値を下回る温度において分離して保ち、そ
して閾値温度を上回る温度おいてはそれらの移動による
反応が生じるように設計される。バリア層はポリ(ビニ
ルアルコール)、ゼラチン、ポリ(ビニルピロリドン)、
ポリ(アクリルアミド)、ポリ(イソプロピルアクリルア
ミド)、ゼラチン上にグラフトされたブチルメタクリレ
ート、ゼラチン上にグラフトされたエチルアクリレー
ト、ゼラチン上にグラフトされたエチルメタクリレー
ト、セルロースモノアセテート、メチルセルロース、ポ
リ(アクリル酸)またはこれらの混合物を含有しうる。特
に好ましい実施態様では、バリア層はポリ(ビニルアル
コール)のホモポリマーまたはコポリマー(たとえば、ポ
リ(ビニルアルコール)とポリ(ビニルアセテート)とのコ
ポリマー)、またはポリ(ビニルアルコール)とポリ(アク
リル酸)との混合物を含有する。一般に、このバリア層
は、プレカーサーポリ(ビニルアセテート)の少なくとも
50%加水分解、典型的には約98%加水分解により得られ
るPVAを含有する。PVAの分子量もまた遮断特性に影響す
る。したがって、用いるのに好ましいPVAは70,000〜15
0,000の範囲、典型的には約126,000の分子量を有する。
高分子量材料と低分子量材料とのブレンドは特に有用で
ある。たとえば、分子量72,000のPVAと分子量124,000の
PVAとのブレンドが挙げられる。バリア層の遮断特性は
一種以上の低分子量添加剤(たとえば、尿素またはそれ
らのアルキルまたはジアルキル誘導体)をプレ-コーテイ
ング混合物中に含有させることにより改変することも可
能である。これらの材料はバリア層の最大60重量%まで
含有させることができ、そして、一般に、高温における
アミン化合物とアミン感応性染料の両方に対する透過性
を増大させる効果を有する。バリア層の乾燥被覆厚は、
典型的には、0.1〜2.0μmである。
【0036】当該技術分野ではトリアリールメタン、ス
チリル、ベンジリデン、インドフェノール、ポリメチン
(たとえば、これらの部類の染料のすべてが必ずしもブ
リーチ可能ではないけれども、メロシアニン染料および
アジン染料)を包含するアミンブリーチ可能な種々の染
料が知られている。本発明に用いるのに適する染料はこ
の染料の溶液(たとえばアセトン中)を式(I)のアミンの
少なくとも当量(equivalent quantity)と処理すること
により評定することができる。好ましい染料は即座にブ
リーチされるか、または変色する。しかしながら好まし
くない染料はそのような変化を示さない。
【0037】好ましい染料の選択においては数種の要素
を考慮しなければならない。これには、所望の色合およ
びそれらの変化、およびブリーチの速度、および安定性
(特に、長時間白色光に露出した場合の安定性)が含まれ
る。染料自体が幾らかの熱移動性を有する場合に、ブリ
ーチの速度が増大されうることが見出されている。すな
わち、画像形成温度においてそれらはバリア層および/
またはアミン含有層中に移動することができる。したが
って、移動性の少ないアミン化合物を用いることによ
り、製品の保存寿命が延長される。したがって、アミン
化合物がポリマーである実施態様においては、染料の移
動に由来して大部分のブリーチ作用が生じると考えられ
る。
【0038】上述の染料の熱移動性は以下のようにして
評価することができる。まず、アミン化合物を用いない
こと以外は本発明の操作にしたがって、透明基材上に順
次層を被覆する。ついで、得られた構成を、たとえば、
125℃で10秒間熱処理する。これらの層を適当な溶媒で
順次洗浄し、その前後において吸収を測定することによ
り、それぞれの層中における染料の相対量を測定するこ
とができる。このような処理の後に、ある染料におい
て、染料の約40%が染料含有層から、通常はアミン含有
層である層へ移動することが見出される。この現象は尿
素またはそれらのアルキルまたはジアルキル誘導体がバ
リア層に含有される場合に特に顕著に生じる。
【0039】熱移動性染料は熱印刷およびフォトサーモ
グラフ媒体の分野で周知であり、これらの分野で有用な
染料は本発明においても有用である。ただし、それらは
アミンブリーチ可能でなければならない。一般に、低分
子量、イオン性基の不存在そしてバルキーな置換基の不
存在の化合物が良好な熱移動性を有する。したがって、
たとえば、トリシアノビニル、ベンジリデンおよびメロ
シアニン染料が特に有用である。上述のように評価され
る熱移動性は画像形成速度と良好な相関を示す。そし
て、アミン感応性染料とアミン化合物の両方の熱移動性
の部分は画像形成速度と保存安定性との所望の組み合わ
せを達成するために重要であると考えられる。好ましい
染料には以下の式(II)〜(V)で示す核を有する染料が包
含される。
【0040】
【化7】
【0041】式中、nは0または1であり、QはCHまたは
Nであり;R6は、-CO-OR7、-SO2R7または14個まで、好ま
しくは10個までの炭素原子を有するアリール基であっ
て、それぞれ、必要に応じて中性および電子吸引性基か
ら選択される一種以上の置換基を有する基、またはR6
シアノ基であり;
【0042】R7は10個まで、好ましくは5個までの炭素
原子を有するアルキル基、または14個まで、好ましくは
10個までの炭素原子を有するアリール基であって、それ
ぞれ、必要に応じて中性、電子放出性および電子吸引性
基から選択される一種以上の置換基を有する基であり;
【0043】R8は10個まで、好ましくは5個までの炭素
原子を有するアルコキシ基、10個まで、好ましくは5個
までの炭素原子を有するジアルキルアミノ基、または全
体で10個までの環原子を有しR8が結合するフェニル基の
少なくとも2個の炭素原子を有する複素環縮合環核を完
結するために必要な非金属原子であって、それぞれ、必
要に応じて中性、電子放出性および電子吸引性基から選
択される一種以上の置換基を有する基であり;
【0044】R9は5個までの炭素原子を有するアルキル
基であって、それぞれ、必要に応じて、中性、電子放出
性および電子吸引性基から選択される一種以上の置換基
を有する基であり;
【0045】XはSO2、C=OまたはC=C(CN)2であり;そし
【0046】ZはO、SまたはNR10[式中、R10は10個ま
で、好ましくは5個までの炭素原子を有するアルキル
基、または14個まで、好ましくは10個までの炭素原子を
有するアリール基であって、それぞれ、必要に応じて中
性、電子放出性および電子吸引性基から選択される一種
以上の置換基を有する基である]である。
【0047】上記において、「中性基」には、ハロゲン原
子(たとえば、Cl、Br)など、5個までの炭素原子を有す
るアルキル基(たとえば、メチル、エチルなど)、10個ま
での炭素原子を有するアリール基(たとえば、フェニ
ル、ナフチルなど)、アラルキル基(たとえば、ベンジル
など)、およびアルカリール基(たとえば、トルイルな
ど)が含まれる。「電子吸引性基」には、ニトロ、シア
ノ、スルホニル、ホルミル、ケトン、エステル、アミ
ド、カルボニルおよびトリフルオロメチル基が含まれ
る。「電子放出性基」には、ヒドロキシル、エーテル、チ
オール、チオエーテルおよびt-アミノ基が含まれる。
【0048】好ましい染料の例を以下に示す。
【0049】
【化8】
【0050】
【化9】
【0051】
【化10】
【0052】好ましい染料の他の部類には以下の式(VI)
に示す核を有する染料が挙げられる。
【0053】
【化11】
【0054】式中、pは0または1ないし3の整数であ
り、R11〜R14は、それぞれ独立して、水素原子、30個ま
での炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル
基、30個までの炭素原子を有する必要に応じて置換され
たアルケニル基または14個までの炭素原子を有する必要
に応じて置換されたアリール基であり;
【0055】または、R11およびR12は共に、および/ま
たはR13およびR14は共に、5員または6員の必要に応じ
て置換された複素環を完結するために必要な原子であ
り、またはR11〜R14の一種以上は、NR11R12またはNR13R
14基が結合するフェニル環に縮合する必要に応じて置換
された5員または6員の複素環を完結するために必要な
原子で有り得;
【0056】R15およびR16は、独立して、水素原子、t-
アミノ基、10個までの炭素原子を有する必要に応じて置
換されたアルキル基、10個までの炭素原子を有する必要
に応じて置換されたアリール基、6個までの環原子を有
する必要に応じて置換された複素環核、6個までの炭素
原子を有する必要に応じて置換されたカルボ環状環核ま
たは14個までの環原子を有する必要に応じて置換された
縮合環系であり;そしてY-はアニオンである。
【0057】式(VI)に示す構造を有する染料において、
R11〜R14は、一般に、水素原子、30個までの炭素原子、
通常は10個までの炭素原子、さらにしばしば5個までの
炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキルおよ
びアルケニル基、および14個までの炭素原子、しかしな
がらしばしば10個までの炭素原子を有する必要に応じて
置換されたアリール基から選択される。
【0058】R11〜R16に示す基が置換されている場合
は、これらの置換基は、一般に、水素原子、ニトロ基、
ニトリル基、ヒドロキシ基、5個までの炭素原子を含有
するエーテル基、5個までの炭素原子を含有するケトン
基、アルデヒド基、5個までの炭素原子を含有するエス
テル基、5個までの炭素原子を含有するアミド基、5個
までの炭素原子を含有するアルキルチオ基、5個までの
炭素原子を含有するアルコキシ基、5個までの炭素原子
を含有するアルキル基、5個までの炭素原子を含有する
アルケニル基、10個までの炭素原子を含有するアリール
基および10個までのC、N、O、SおよびSeから選択される
原子を含有する複素環核、およびこれらの置換基の組み
合わせから選択される。
【0059】一般に、R11=R12であり、R13=R14である。
R11〜R14で示す基の好ましい例はメチル、エチルおよび
メトキシエチル基から選択される。
【0060】さらに、R11とR12とは共に、および/また
はR13とR14とは共に5員または6員の複素環核を完結す
るために必要な非金属原子でありうる。このような環を
完結する場合に、一般に、原子はC、N、O、SおよびSeを
包含する非金属原子から選択され、それぞれの環は上述
の一種以上の置換基で必要に応じて置換される。複素環
核はポリメチン染料分野において知られているすべての
物質と同様に完結されうる。好ましい複素環核の例には
モルホリンおよびピロリドンが含まれる。
【0061】R15およびR16は、一般に、水素原子、t-ア
ミノ基、10個までの炭素原子を含有するが、通常は5個
までの炭素原子を含有する必要に応じて置換されたアル
キル基および10個までの炭素原子を有するアリール基で
あって、それぞれ、上述の一種以上の置換基で置換され
ている基、および、さらにR15および/またはR16がアリ
ール基である場合は、追加の置換基にはNR11R12およびN
R13R14(式中、R11〜R1 4は上記と同意義である)が含まれ
る。R15およびR16の好ましい例は、水素原子、4-ジメチ
ルアミノフェニル、4-ジエチルアミノフェニル、4-ビス
(メトキシエチル)アミノフェニル、4-N-ピロリジノフェ
ニル、4-N-モルホリノフェニルまたはビフェニル基から
選択される。
【0062】R15およびR16は、C、N、O、SおよびSeから
選択される環原子の5員または6員の複素環核、5員ま
たは6員のカルボ環状環、またはC、N、O、SおよびSeか
ら選択される14個までの環原子を含有する縮合環系であ
って、それぞれ、上述の置換基を一種以上有しうる環で
ある。好ましい例にはモルホリンおよびチオフェン核が
含まれる。
【0063】Y-に好適なアニオンには、たとえば、トリ
フルオロメタンスルホネートおよび4-トルエンスルホネ
ートのようなイオン性部分としてスルホニル基を有する
もののような有機アニオンが含まれる。
【0064】ポリメチン鎖の長さはpにより決定され
る。pは0〜3の範囲の値を有しており、トリ-、ペンタ
-、ヘプタ-およびノナメチン鎖の鎖長を完結する。ポリ
メチン鎖は無置換であるかまたは置換基を有しうる。置
換基の例には、アルキル基(一般に、5個までの炭素原
子を有するもの)、5個までの炭素原子を有し、ヒドロ
キシル基またはハロゲン原子が存在しうる置換アルキル
基で有りうる。ポリメチン鎖は橋かけ部分を有しうる。
たとえば、それぞれが5個までの炭素原子を有するアル
キル置換基を有しうる複素環または縮合環系またはカル
ボ環状環を完結するのに必要な非金属原子である。橋か
け部分の例にはシクロヘキセンおよびシクロペンテン核
が含まれる。
【0065】式(VI)で示す染料核における置換基に加え
て、この染料はR11〜R16基に適する置換基の範囲から一
般に選択される他の位置における環置換基を有しうる。
【0066】式(VI)に示す染料の例を以下に示す。
【0067】
【化12】
【0068】さらに好ましい染料を以下に列挙する。
【0069】
【化13】
【0070】
【化14】
【0071】
【化15】
【0072】しばしば、染料含有層中に二種以上の染料
が存在する。たとえば、イエロー、マゼンタおよびシア
ン染料の混合物により黒色層が提供される。そして、三
種類の染料すべてがブリーチ可能である場合は、ホワイ
ト・オン・ブラック画像が得られる。さらに、シアンお
よびマゼンタ染料のみがブリーチ可能である場合は、イ
エロー・オン・ブラック画像が得られる。ブリーチ可能
染料とブリーチ不可能染料との適当な組み合わせにより
種々のカラー画像が得られる。
【0073】染料含有層の乾燥被覆厚は典型的には0.5
〜2.5μmの範囲である。アミン感応性染料の存在量は要
求される光学密度および含有される染料の消光係数(ext
inction coefficients)に依存して変化する。典型的な
使用量は、染料含有層の重量の5〜50、好ましくは10〜
40重量%の範囲である。
【0074】ある好ましい実施態様では、このサーモグ
ラフ材料はアンチ-スティック(anti-stick)被覆のオー
バー層をさらに有する。これには、剥離特性を有する種
々の耐熱性ポリマーのすべてが包含される。好ましい材
料はダウ・コーニング(Dow Corning)社より市販されて
いる「シル-オフ(SYL-OFF)」である。
【0075】それぞれの層は当該技術分野で知られてい
る界面活性剤などのような被覆補助剤を一種以上さらに
含有しうる。
【0076】本発明のサーモグラフ材料は支持体上にそ
れぞれの層を順次被覆することにより形成される。その
際に、溶液被覆のような当業界で公知の従来法を用いう
る。
【0077】本発明のサーモグラフ材料はいかなる好適
な熱手段によっても画像形成することができるOHP透明
材料を調製するためには、ミネソタ・マイニング・アン
ド・マニファクチャリング社(Minnesota Mining and Ma
nufacturing Company)より市販されている、3M第4500型
透明画像形成装置(transparency imager)のような従来
の透明画像形成機を用いて良好に画像形成される。この
工程には、この材料を面対面(face-to-face)アッセンブ
リにおいて画像形成させる工程が含まれる。その際に、
画像形成材料の被覆された側がトナー画像と直接接触す
るように、好ましくは白色の背景の上に複写される赤外
線吸収画像(たとえば、ホトコピーまたは他の炭素含有
インク/静電トナー画像)を有するシートが用いられる。
画像形成材料のコンポジットおよび画像支持シートは、
必要に応じて加圧下で赤外線に対して均一露出される。
この操作によりホトコピートナー画像が加熱され、した
がって、画像形成材料の対応領域が加熱される。その結
果、バリア層の加熱領域において遮断特性が失われ、染
料とアミンとが接触する。それに伴って、上述の染料が
ブリーチされる。画像形成された材料からトナー原画を
剥離するとOHPのディスプレイに用いうるネガティブ画
像が形成される。
【0078】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、それらに限定するものではない。
【0079】実施例1 この実施例では、本発明の感熱画像材料の調製およびそ
の使用について記載する。
【0080】テトラエチレンペンタミン(0.2g)をエ
タノール中、ブットバー(BUTVAR)B72a(20g)の5
重量%溶液に添加した。Kバー4を用いて、得られた溶
液を下塗りしていない101μmのポリエステルベース
に被覆し、80℃で1分間乾燥した。この上に、PVA
(分子量126,000、98%加水分解)および3滴の
タージトール(TERGITOL)TMN−10(水中、10%溶
液)からなる10gの4重量%溶液を被覆した。この被
膜を80℃で90秒間乾燥した。この上に、Kバー3を
用いて、染料No.1(0.2g)、フォームバー(FORMVA
R)12/85(1.0g)、テトラヒドロフラン(1g)お
よびジクロロメタン(18g)からなる溶液を被覆し、3
5℃で1分間乾燥した。染料No.1はつぎの構造を有
する。
【0081】
【化16】
【0082】最後に、C4−2117(0.14g)、メ
チルエチルケトン(MEK、1.5g)、およびヘプタン(1
1.5g)からなる溶液を、297(0.05g)、XY1
76(0.13g)およびヘプタン(14.8g)からなる溶
液と混合し、Kバー3を用いて直接被覆することによ
り、SYL−OFFの非付着性の被膜を設けた。「C4
−2117」、「297」および「X176」はダウ・
コーニング(Dow Corning)社により供給されているSY
L−OFF被膜処方の個々の成分である。該被膜を50
℃で1分間乾燥した。
【0083】得られた感熱画像シートを写真複製した画
像と面接触させ、ミネソタ・マイニング・アンド・マニ
ュファクチャリング(Minnesota Mining and Manufactur
ing)社から商業的に入手可能なモデル4500の透明画
製造機を通過させて、マゼンタバックグラウンド上に、
映写に適したシャープで無色の画像を形成した。画像処
理していない感熱材料のサンプルを50℃および常温で
18日間保存し、その間に最大吸光度は2.4から2.2
に減少した。サンプルをさらにOHP上で10時間露光
し、その間に最大吸光度は2.6から2.2に減少した。
前記試験の結果から明らかなように、本発明の感熱材料
は望ましくないブリーチ(Bleaching)に対して良好な安
定性を示した。
【0084】実施例2 実施例1と同様にして、種々のアミン感光染料を配合し
た本発明の感熱シートを調製した。以下に示す表Iに染
料構造、未ブリーチの吸収波長(または色調)およびブリ
ーチ画像の色調を示す。染料No.6〜14および17
は、各々、フォロンブルー(FORON BRUE)、メチレンブ
ルー(METHYLENE BLUE)、エスエスビクトリアブルー(SS
VICTORIA BLUE)、クリスタルバイオレット(CRYSTAL VIO
LET)およびマラカイトグリーン(MALACHITE GREEN)の商
業的に入手可能なサンプルであり、その他は当業者に公
知の通常方法により合成されるものである。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】
【表3】
【0088】
【表4】
【0089】
【表5】
【0090】実施例3 この実施例では、本発明の感熱画像材料に使用する幾つ
かの染料の熱易動度、および尿素誘導体の存在中でのP
VAの増大した透過性について記載する。
【0091】第1の層からテトラエチレンジアミンを除
き、染料の種類を変え、中間層中の高分子量PVA(分
子量124,000)と低分子量PVA(72,000)の
1:1ブレンドを用いる以外は、実施例1と同様にして
第1群の写真感熱シートを調製した。エチル尿素を中間
層に添加する(10gの被覆溶液に対して0.3gのエチ
ル尿素)以外は第1群と同様にして第2群のシートを作
成した。
【0092】第1および第2群のシートのサンプルを1
25℃で10秒間加熱し、MEKで洗浄する(非付着性
被膜および染料含有層を除去する)前後および水で洗浄
する(PVA層を除去する)前後の吸光度を測定した。第
1の層中に存在する染料の比率を表IIに示す。
【0093】これらの結果から明らかなように、PVA
バリアー層のアミン感光染料に対する吸光度は、バリア
ー層中のエチル尿素の存在により増加する。
【0094】
【表6】
【0095】実施例4 この実施例では、バリアー層のない本発明により調製し
た感熱材料について記載する。
【0096】PVAおよびSYL−OFF層を除く以外
は実施例1の被覆方法と同様にして行った。ナトロゾー
ル(NATROSOL)250Lのヒドロキシセルロース(ハーキ
ュルズから商業的に入手可能)およびエポミン(EPOMIN)
P−100[アセト・ケミカル(Aceto Chamical)社から
商業的に入手可能な分子量7×104の水溶液]の1:1
(重量比)ブレンドからなるアミン層を、No.16のマ
イアー塗布ロッドを用いて被覆した。染料含有層の固体
は、樹脂(0.5重量部)、染料No.19(0.06重量
部)、および染料No.20(0.03重量部)からなり、
該樹脂は、フォームバー(実施例1と同じ)およびビニラ
イトVYHH[ユニオン・カーバイド(UnionCarbide)社
から商業的に入手可能な、塩化ビニルと酢酸ビニルのコ
ポリマー]から選択される。
【0097】これらの被膜のサンプルの光学濃度を、1
30℃に保持した熱ブロックと5秒間接触させる前後で
測定した。結果を以下に示す。
【0098】
【表7】
【0099】なお、「SYL−OFF」、「C4−211
7」、「297」、「XY176(ダウ・コーニング社)」、
「ナトロゾール(ハーキュルズ社)」、「エポミンP−10
0(アセト・ケミカル社)」、「ビニライトVYHH(ユニ
オン・カーバイド社)」、「フォロンブルー」、「メチレン
ブルー」、「エスエスビクトリアブルー」、「クリスタルバ
イオレット」、「マラカイトグリーン」、「タージトールT
MN−10」、「ブットバーB72a(モンサント社)」、
「フォームバー12/85」は全て商標名/名称である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 9/02 C 8930−4H 6956−2H B41M 5/18 R 6956−2H 102 (72)発明者 ジヨン・ハリー・アレクサンダー・ステイ ブバード イギリス、イングランド、ハーロウ、ザ・ ピナクルズ(番地の表示なし) ミネソ タ・スリーエム・リサーチ・リミテツド内 (72)発明者 ダーラン・クーパー オーストラリア、クイーンズランド、サー フアーズ・パラダイス、パラダイス・ピー テイー、オグラデイ・ドライブ22番 (72)発明者 テレンス・ウイリアム・バルドツク イギリス、イングランド、ハーロウ、ザ・ ピナクルズ(番地の表示なし) ミネソ タ・スリーエム・リサーチ・リミテツド内 (72)発明者 ドナルド・ジヨン・ニユーマン アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし) (72)発明者 ジヨン・ジヨゼフ・ストフコ アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1またはそれ以上のアミノ基を有するア
    ミン化合物を含有する第1層、および上記アミン化合物
    と反応的に会合した場合に可視的変化を行うアミン感応
    性染料を含有する第2層を含有するネガ型サーモグラフ
    物質材料。
  2. 【請求項2】 バリヤ層が前記第1層および第2層の間
    に存在し、該バリヤ層が常温ではアミン化合物とアミン
    感応性染料とを実質上透過せず、ある所定温度以上では
    その層を通ってアミン化合物および/またはアミン感応
    性染料が移動することができる請求項1記載のサーモグ
    ラフ材料。
  3. 【請求項3】 アミン化合物が分子量2,000以下の
    第1級または第2級脂肪族アミンから成る群から選択さ
    れる請求項2または3記載のサーモグラフ材料。
  4. 【請求項4】 第1級または第2級脂肪族アミンが分子
    量100〜500を有する請求項3記載のサーモグラフ
    材料。
  5. 【請求項5】 アミン化合物が式(I): 【化1】 (式中R1〜R5は各々独立して水素、炭素数10までの
    アルキル基(式 【化2】 Rは炭素数5以下のアルキル基;からなる群から選択さ
    れる1またはそれ以上の置換基を有してもよい)を表わ
    し(但し、R1〜R5の少なくとも1つは水素でなければ
    ならない)、およびmは1〜5の整数を示す。)で表さ
    れる請求項3または4記載のサーモグラフ材料。
  6. 【請求項6】 R1〜R5の各々が水素であり、mが2ま
    たは3である請求項4記載のサーモグラフ材料。
  7. 【請求項7】 バリヤ層がポリ(ビニルアルコール)、
    ゼラチン、ポリ(ビニリルピロリドン)、ポリ(アクリ
    ルアミド)、ポリ(イソプロピルアクリルアミド)、ブ
    チルメタクリレートグラフト化ゼラチン、エチルアクリ
    レートグラフト化ゼラチン、エチルメタクリレートグラ
    フト化ゼラチン、セルロースモノアセテート、メチルセ
    ルロース、ポリ(アクリル酸)およびそれらの混合物か
    ら成る群から選択されるポリマーを含有する請求項2記
    載のサーモグラフ材料。
  8. 【請求項8】 バリヤ層がポリ(ビニルアルコール)を
    含有する請求項7記載のサーモグラフ材料。
  9. 【請求項9】 バリヤ層が更に尿素および尿素のアルキ
    ルおよびジアルキル誘導体から成る群から選択される添
    加剤を60重量%以下含有する請求項7または8記載の
    サーモグラフ材料。
  10. 【請求項10】 アミン化合物が分子量2,000以上
    であり、複数の1級および/または2級アミノ基を有す
    るポリマーを含有する請求項1記載のサーモグラフ材
    料。
  11. 【請求項11】 該ポリマーが分子量10,000以上
    を有する請求項10記載のサーモグラフ材料。
  12. 【請求項12】 アミン化合物がポリ(ビニルアミ
    ン)、ポリ(アリルアミン)およびポリ(エチレンイミ
    ン)から成る群から選択される請求項9または10記載
    のサーモグラフ材料。
  13. 【請求項13】 アミン化合物をアミン含有層中に5〜
    50重量%含有する請求項1記載のサーモグラフ材料。
  14. 【請求項14】 アミン感応性染料がトリアリールメタ
    ン、スチリル、ベンジリデン、インドフェノール、アジ
    ン、トリシアノビニルおよびポリメチン染料から成る群
    から選択される請求項1記載のサーモグラフ材料。
  15. 【請求項15】 アミン感応性染料が以下の一般式(I
    I)〜(VI) 【化3】 (式中、nは0または1;pは0,1,2または3;R
    6は−CO−OR7、−SO27、炭素数14以下のアリ
    ール基およびシアノ基から成る群から選択され;QがC
    HまたはNから選択され;R7は炭素数10以下のアル
    キル基および炭素数14以下のアリール基から成る群か
    ら選択され;R8は炭素数10以下のアルコキシ基、炭
    素数10以下のジアルキルアミノ基およびR8が結合し
    ているフェニル基の少なくとも2つの炭素原子を含んで
    複素縮合環を形成するのに必要な10以下の非金属原子
    から成る群から選択され;R9は炭素数5以下のアルキ
    ル基;R11〜R14の各々はそれぞれ独立して水素、炭素
    数30以下のアルキル基、炭素数30以下のアルケニル
    基、炭素数14以下のアリール基、またはR11およびR
    12が一緒におよび/またはR13およびR14が一緒に5ま
    たは6員環複素環を形成するのに必要な原子であっても
    よく、またはR11〜R14の1またはそれ以上がNR11
    12またはNR1314が結合しているフェニル基に縮合し
    た5または6員環複素環を形成するのに必要な原子を示
    し、それぞれの基または縮合環の各々は水素、ニトロ
    基、ニトリル基、ヒドロキシ基、炭素数5以下のエーテ
    ル基、炭素数5以下のケトン基、炭素数5以下のアルデ
    ヒド基、炭素数5以下のエステル基、炭素数5以下のア
    ミド基、炭素数5以下のアルキルチオ基、炭素数5以下
    のアルコキシ基、炭素数5以下のアルキル基、炭素数5
    以下のアルケニル基、炭素数10以下のアリール基およ
    びC,N,O,SおよびSeから選択された10の環原
    子を含有する複素環、およびそれらの置換基の組合せか
    らなる群から選択される置換基を有してもよい;R15
    よびR16はそれぞれ独立して水素、第3級アミノ基、炭
    素数10以下のアルキル基、炭素数14以下のアリール
    基、6以下の環原子を有する複素環、炭素数6以下のカ
    ルボ環状環および14以下の環原子を有する縮合環であ
    って、その各々の基、環および縮合環はR11〜R14で示
    される1またはそれ以上の置換基を有してもよい、から
    成る群から選択され;Y-はアニオン;Xは式 【化4】 から成る群から選択され;およびZはO,SおよびNR
    10から成る群から選択され、R10は炭素数10以下のア
    ルキル基、炭素数10以下のアリール基から選択され、
    6,R7,R8,R9およびR10で表される基、環および
    縮合環は1またはそれ以上の中性、電子放出基および電
    子吸引基から選択される1以上の置換基を有してもよ
    い。)で表される請求項14記載のサーモグラフ材料。
  16. 【請求項16】 アミン感応性染料を染料含有層中に5
    〜50重量%で含有する請求項1記載のサーモグラフ材
    料。
  17. 【請求項17】 該第1層および第2層が透明基材上に
    被覆されている請求項1記載のサーモグラフ材料。
  18. 【請求項18】 1またはそれ以上のアミノ基を有する
    アミノ化合物を含有する第1層および該アミノ基と反応
    的に会合した場合に可視変化を起こすアミン感応性染料
    を含有する第2層を有する画像形成化されたサーモグラ
    フ材料から成るオーバーヘッドプロジェクター透明体。
  19. 【請求項19】 (a)1またはそれ以上のアミノ基を
    有するアミン化合物を含有する第1層および該アミン化
    合物と反応状態にある場合に可視的変化を起こすアミン
    感応性染料を含有する第2層から成るネガ型サーモグラ
    フ材料を提供し、および(b)該材料を赤外照射して画
    像を形成することを特徴とする画像形成方法。
  20. 【請求項20】 サーモグラフ画像形成材料を露光する
    方法が; (a)該サーモグラフ画像材料を赤外線吸収画像を有す
    る基材と密着し; (b)該サーモグラフ画像材料と基材とを赤外線で均一
    に露光し、次いで (c)基材から露光されたサーモグラフ画像材料を剥が
    すことを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 赤外線吸収画像が炭素を含むインクま
    たは静電トナー画像である請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 サーモグラフ画像材料と基材とを露光
    する手段が透明メーカーから成る請求項20または21
    記載の方法。
  23. 【請求項23】 オーバーヘッドプロジェクター透明体
    を製造するのに用いられる請求項19記載の方法。
JP4116308A 1991-05-08 1992-05-08 ネガ型サーモグラフ材料 Pending JPH05147348A (ja)

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