JPH051468B2 - - Google Patents
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- JPH051468B2 JPH051468B2 JP58171073A JP17107383A JPH051468B2 JP H051468 B2 JPH051468 B2 JP H051468B2 JP 58171073 A JP58171073 A JP 58171073A JP 17107383 A JP17107383 A JP 17107383A JP H051468 B2 JPH051468 B2 JP H051468B2
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- G03G5/0557—Macromolecular bonding materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
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Description
発明の背景
本発明は静電写真、特に新規な光導電性部材お
よびその製法およびそれを使用する方法に関す
る。 ゼログラフイーの技術においては、光導電性絶
縁層を有するゼログラフイツクプレートに次のよ
うに像形成する。まず、その表面を一様に静電的
に帯電する。それから、このプレートを光のよう
な活性電磁波のパターンに露出して、光導電性絶
縁体の光照射領域の電荷を選択的に消失させるこ
とによつて非照射領域に静電潜像を残す。それか
ら、この光導電性絶縁層の表面に微細な検電性マ
ーキング粒子を付着させることによつてこの静電
潜像を現像して可視像にするとができる。 ゼログラフイー用光導電層はガラス質セレンの
ような単一材料の同質層であつてもよいし又は光
導電体と別の材料を含有する複合層であつてもよ
い。ゼログラフイーに使用される複合光導電層の
一例は米国特許第4265990号に開示されているよ
うな少なくとも2層の電気作用層を有する感光性
部材である。その一方の層は正孔を光発生しそし
て光発生した正孔を隣接電荷輸送層に注入するこ
とができる光導電層からなる。一般に、この2層
の電気作用層は導電層上に支持されているが、正
孔を光発生しそしてその光発生した正孔を注入す
ることができる光導電層は隣接電荷輸送層と支持
導電層との間に設けられており、電荷輸送層の外
表面は通常負極性の一様電荷で帯電され、そして
支持電極は陽極として利用される。明らかなこと
であるが、電子を光発生しそしてその光発生した
電子を電荷輸送層に注入することができる光導電
層と支持電極との間に電荷輸送層が挾まれている
場合にも支持電極は陽極として作用する。勿論、
この態様における電荷輸送層は光導電層からの光
発生電子の注入を支持(support)しそして電荷
輸送層内で電子を輸送することができなければな
らない。 電荷発生層および電荷輸送層用の材料は種々の
組合わせが検討されている。例えば、米国特許第
4265990号に記載されている感光性部材はポリカ
ーボネート樹脂と特定ジアミン1種以上とからな
る電荷輸送層に隣接した電荷発生層を使用してい
る。正孔を光発生しそして正孔を電荷輸送層へ注
入する能力を有する光導電層からなる種種の発生
層が検討されている。発生層に使用されている代
表的な光導電性材料は無定形セレン、三方晶系セ
レン、およびセレン合金例えばセレン−テルル、
セレン−テルル−ヒ素、セレン−ヒ素、およびそ
れ等混合物である。電荷発生層は同質光導電性材
料から構成されてもよいし又は結合剤中に分散さ
れた粒状光導電性材料で構成されてもよい。その
他の同質タイプおよび結合剤タイプの電荷発生層
の例は米国特許第4265990号に開示されている。
ポリ(ヒドロキシエーテル)樹脂のような別種の
結合材料の例は本願と同日に出願されたレオン
A.チユーシヤー、フランクY.パンおよびイーア
ンD.モリスンの米国出願「レイヤード・フオト
レスポンシブ・イメージング・デイバイス」の中
で教示されている。この共願による開示および上
記米国特許第4265990号による開示は全体的に本
願の参考になる。上記のような少なくとも2層の
電気作用層を有する感光性部材は一様な負の静電
荷で帯電され、像露光されそれから微細な検電性
マーキング粒子で現像されたときに優れた画像を
生ずる。しかしながら、導電性支持体が酸化アル
ミニウムのような酸化物からなる外面を有する金
属からなる場合には、量産用高速複写機や印刷機
における静電写真の厳しいサイクル条件下ではこ
れ等感光性部材に問題が在る。例えば、樹脂と粒
状光導電体からなる或る電荷発生層がアルミニウ
ム電極の酸化アルミニウム層に隣接する場合に
は、「サイクリングアツプ」と云う現像が生ずる
ことが判明した。サイクリングアツプとは電子写
真の繰り返しサイクル中に残留電位が蓄積するこ
とである。残留電位の蓄積はサイクル数が多くな
るにつれて徐々に大して例えば300ボルトも高ま
ることがある。従つて、残留電位は表面電圧の増
加を引き起す。残留電位および表面電圧の蓄積は
ゴーストを発生させ、最終的にコピー上のかぶり
を増加させるので精度の高い高速度量産型複写機
や印刷機には許されない。 米国特許第4265990号に開示されているように
As2Se3のような同質発生層を有する感光性部材
は高速量産型複写機や印刷機における高サイクル
条件にさらされたときに表面電圧の「サイクリン
グダウン」を生ずると云うことが判明した。サイ
クリンググウンが起ると、表面電圧および電荷受
容性が低下し例えば露出或の暗減衰が増大し、良
好な画像を得るためのコントラスト電位が下がる
ので像退行を生ずる。これは望ましくない疲労的
問題であり、高速量産型分野では許容できない。 このように、陽極電極および少なくとも2層の
電気作用層を有し負帯電像形成方式を利用する感
光性部材の特性は量産用高速複写機や印刷機の厳
しいサイクル条件下では欠陥を有する。 発明の概要 本発明の目的は導電性金属陽極の金属酸化物層
上に被覆された下記一般式を有する加水分解され
たシラン: またはその混合物 〔式中、R1は炭素1〜20原子含有アルキリデ
ン基であり、R2、R3およびR7は個別にH、炭素
1〜3原子含有低級アルキル基、およびフエニル
基からなる群から選らばれ、Xは酸または酸性塩
の陰イオンであり、nは1、2、3または4であ
り、そしてyは1、2、3または4であ)の反応
生成物のシロキサン被膜の上に、電荷発生層およ
び隣接電荷輸送層を包含する少なくとも2層の電
気作用層を有する像形成部材を提供することであ
る。この像形成部材は、金属導電性陽極層の金属
酸化物層上に加水分解されたシランのPH約4〜約
10の水溶液の被覆物を付着させ、この反応生成物
の層を乾燥してシロキサン被膜を生成し、そして
このシロキサン被膜に電気作用層を設けることに
よつて製造される。 発明の詳細 加水分解されたシランは下記構造式を有するシ
ランを加水分解することによつて生成できる: 〔式中、R1は炭素1〜20原子を含有するアル
キリデン基であり、R2およびR3は個別にH、炭
素1〜3原子含有する低級アルキル基、フエニル
基およびポリ(エチレンアミノ)基から選らば
れ、そしてR4、R5およびR6は個別に炭素1〜4
原子含有低級アルキル基から選らばれる〕加水分
解可能なシランの代表例は3−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、(N,N′−ジメチル3
−アミノ)プロピルトリエトキシシラン、N,N
−ジメチルアミノフエニルトリエトキシシラン、
N−フエニルアミノプロピルトリメトキシシラ
ン、トリメトキシシリルプロピルエチレントリア
ミンおよびそれ等混合物である。 R1がもつとも長鎖になると、その化合物は安
定性が悪くなる。R1が炭素約3〜約6原子を含
有するシランはその分子が安定で可撓性で歪の少
ないことから好ましい。R1が炭素3原子を有す
る場合に最適結果が得られる。R2およびR3がア
ルキル基である場合、満足な結果が得られる。滑
らかで均一な最適被膜はR2およびR3が水素であ
る加水分解シランによつて作成される。R4、R5
およびR6が炭素1〜4原子含有アルキル基であ
る場合、そのシランは満足な加水分解を行うこと
ができる。アルキル基が炭素4原子を越えると、
加水分解は非実用的な程ゆつくりになる。アルキ
ル基が炭素2原子を有する場合、シランの加水分
解は最良の結果を生ずる。 上記のアミノシランの加水分解中に、アルコキ
シ基はヒドロキシル基に置き換えられる。加水分
解が続行するとき、加水分解されたシランは下記
の中間構造式をとる: 乾燥後、加水分解されたシランから生成された
シロキサン反応生成物はnが6以上の大きい分子
を含有する。加水分解されたシランの反応生成物
は鎖状であつても、一部架橋されていても、二量
体や三量体等であつてもよい。 加水分解されたシランの溶液はケイ素原子に結
合しているアルコキシ基を加水分解するために十
分な水を添加して溶液にすることによつてつくら
れる。水が不十分な場合には通常、加水分解され
たシランが望ましくないゲルになつてしまう。一
般に、薄い溶液は薄い被覆物を得るために好まし
い。満足な反応生成物被膜は溶液の全重量に対し
て約0.1〜約1.5重量%のシランを含有する溶液に
よつて達成することができる。均一な反応生成物
層を作成するための安定な溶液を得るには溶液全
重量に対して約0.05〜約0.2重量%のシランを含
有する溶液が好ましい。 電気的安定性を最適化するためには加水分解さ
れたシランの溶液のPHを注意して制御することが
必要である。溶液のPHは約4〜約10が好ましい。
溶液PHが約10より高くなると、厚い反応生成物層
の形成が困難になる。さらに、約10より高いPHを
有する溶液を使用すると、反応生成物被膜の柔軟
性にも悪影響がある。さらに、約10より高い又は
約4より低いPHを有する加水分解シラン溶液は光
受容体完成品の貯蔵中に金属導電性陽極層例えば
アルミニウムを含有するものを苛酷に腐蝕する傾
向がある。最適反応生成物層は約7〜約8のPHを
有する加水分解シラン溶液によつて達成される:
それはそれで処理された光受容体のサイクリング
アツプおよびサイクリングダウン特性の抑制が最
大になるからである。約4より低いPHを有する加
水分解アミノシラン溶液ではいくらか許容できる
サイクリングダウンが観察された。 加水分解シラン溶液のPHの制御は適当な有機
酸、無機酸または酸性塩によつて実行できる。代
表的な有機酸、無機酸および酸性塩は酢酸、クエ
ン酸、ギ酸、ヨウ化水素、リン酸、塩化アンモニ
ウム、ヒドロフルオロケイ酸、ブロモクレゾール
グリーン、ブロモフエノールブルー、p−トルエ
ンスルホン酸、等々を包含する。 必要ならば、金属導電性陽極層の金属酸化物層
に対する湿潤性を改善促進するために、加水分解
シランの水溶液は水以外の極性溶媒のような添加
剤を含有してもよい。湿潤性の改善は加水分解シ
ランと金属酸化物層との間の反応をより均一にす
る。適当な極性溶媒添加剤を使用してもよい。代
表的な極性溶媒はメタノール、エタノール、イソ
プロパノール、テトラヒドロフラン、メチルセル
ソルブ、エチルセルソルブ、エトキシエタノー
ル、酢酸エチル、ギ酸エチルおよびそれ等混合物
を包含する。最適湿潤性は極性溶媒添加剤として
エタノールを使用することによつて達成される。
一般式に、加水分解シラン溶媒に添加れる極性溶
媒の量は溶剤全重量に対して約95%未満である。 加水分解シラン溶液を金属導電性陽極層の金属
酸化物層に適用するには適当な技術が使用され
る。代表的な適用技術は吹付、浸漬塗布、ロール
塗布、巻線ロツド塗布、等々である。加水分解シ
ランの水溶液は金属酸化物層への適用前に製造す
ることが好ましいが、金属酸化物層に直接シラン
を適用してからこの付着シラン被覆物を水蒸気で
処理することによつてその場でシランを加水分解
して金属酸化物層の表面上で上記PH範囲の加水分
解シラン溶液を生成することも可能である。水蒸
気は気流または湿つた空気の形態であつてもよ
い。一般に、加水分解シランと金属酸化物層との
反応生成物が約20Å〜約2000Åの厚さの層になる
時に満足な結果が達成される。反応生成物層がこ
れより薄くなると、サイクリング不安定性は増大
する。反応生成物層の厚さがこれより増すと、反
応生成物層は非導電性が増しそして電子捕獲によ
つて残留電荷が増大する傾向があり、また厚い反
応生成物被膜は残留電荷の増大と云う観点から不
合各になる前に脆弱化する傾向がある。勿論、脆
い被覆物は可撓性光受容体(特に高速量産型複写
機や印刷機において)にとつて不適当である。 より均一な電気的性質を有する反応生成物層を
得るため、特に加水分解シランを完全にシロキサ
ンに転化して未反応シラノールを無くすために、
金属酸化物層上の加水分解シランの乾燥または硬
化はだいたい室温より高い温度で行うべきであ
る。一般に、電気化学的性質を最大に安定化する
ために約100℃〜約150℃の反応温度が好ましい。
選択温度は使用される具体的な金属酸化物層にい
くらか左右され、また支持体の温度過敏性によつ
ても制限される。最適電気化学的安定性を有する
反応生成物層は約135℃の温度で反応を実行した
ときに得られる。反応温度はオーブン、強制空気
炉、ラジアント加熱ランプ、等々のような適当な
技術によつて維持することができる。 反応時間は反応温度に依存する。高い反応温度
を使用すれば必要な反応時間は短くなる。一般
に、反応時間が増すと、加水分解シランの架橋度
が増大する。満足な結果は高温で約0.5分〜約45
分の反応時間によつて達成される。実際には、水
溶液のPHが約4〜約10に維持される限り、反応生
成物層が乾燥する時間内で十分な架橋が達成され
る。 反応は大気圧または真空を包含する適当な圧力
下で実施できる。反応を減圧下で行うと必要な熱
エネルギーは低下する。 マシン環境下で安定な電気化学的性質を有する
シロキサン反応生成物被膜を生成するに十分な縮
合および架橋が起つたどうかは、シロキサン反応
生成物被膜を水、トルエン、テトラヒドロフラ
ン、塩化メチレンまたはシクロヘキサノンで単に
洗浄しそしてこの洗浄シロキサン反応生成物被膜
の約1000〜約1200cm-1でのSi−O−波長帯の赤外
吸収を比較検討することによつて容易に判定する
ことができる。Si−O波長帯が見えれば反応度は
十分である即ちバンドのピークが或る赤外吸収テ
ストから次の赤外吸収テストで減少しなければ十
分な縮合と架橋が起つている。部分的に重合した
反応生成物は同一分子にシロキサンとシラノール
の両部分を有していると考えられる。「部分的に
重合した」と云う表現を使用した理由は、完全な
重合は通常最も苛酷な乾燥または硬化条件下でさ
え達成できないからである。加水分解シランは金
属酸化物層の細孔中で金属水酸化物分子と反応す
ると思われる。 露出した金属酸化物層を有する適当な金属導電
性陽極層をこの加水分解シランで処理する。代表
的な導電層はアルミニウム、クロム、ニツケル、
インジウム、錫、金およびそれ等の混合物であ
る。導電層および金属酸化物層はウエブ、シー
ト、プレート、ドラム等々のような適当な形状を
とり得る。金属導電性陽極層は必要ならばその下
層の可撓性の、硬質の、下塗無しの、または下塗
された支持体によつて支持されていてもよい。 本発明のシロキサン反応生成物被膜を用いて高
いサイクリングアツプを減少さかつ低湿度でのサ
イクリングダウンを最少にするためには、金属導
電層を陽極として使用しなければならず、また感
光性部材を像露光前に一様に負帯電しなければな
らない。一般に、少なくとも2層の電気作用層即
ち少なくとも1層の電荷輸送層および少なくとも
1層の発生層を有する感光性部材は負帯電され、
そして金属導電性陽極層が使用されており、その
場合、正孔発生層が金属導電性陽極層と正孔輸送
層の間に介在するか又は電子輸送層が金属導電性
陽極層と電子発生層の間に介在する。 これ等2層の電気作用層の適当な組合わせは負
電荷の静電潜像を形成するために像様露光する前
にその像形成表面上に一様な負電荷を受容できる
限りいずれを問わず本発明の加水分解シランと金
属導電性陽極層の金属酸化物層との反応生成物を
使用できる。このタイプの感光性部材における少
なくとも2層の電気作用層は多数の組合わせが知
られている。少なくとも2層の電気作用層を有
し、金属導電層が陽極でありそして像露光以前に
一様負帯電される感光性部材の具体例は米国特許
第4265990号、米国特許第 号およ
び本願と同日に米国出願されたレオンA.チユー
シヤー、フランクY.パンおよびイーアンD.モリ
スンの「レイヤード・フオトレスポンシブ・イメ
ージング・デイバイス」中に開示されており、そ
れ等開示は全体的に本願に利用される。 光導電性材料の層からなる電荷発生層および分
子量約20000〜約120000のポリカーボネート樹脂
材料中に分散された一般式 (式中、Xは炭素1〜約4原子を有するアルキ
ル基および塩素からなる群から選られる)の化合
物1種以上約25〜約75重量%からなる隣接電荷輸
送層を有し、上記光導電層は正孔を光発生し注入
する能力を有し、そして上記電荷輸送層は上記光
導電層が正孔を光発生して注入するスペクトル領
域で実質的に非吸収性であるが上記光導電層から
の光発生正孔の注入をサポートしかつ電荷輸送層
内で該正孔を輸送することが可能である像形成部
材にシロキサン反応生成物被膜を適用した場合、
サイクリングダウン効果およびサイクリングアツ
プ効果を最小に抑制して優れた結果を達成でき
た。電荷発生層の光発生正孔の注入をサポートし
そして正孔を電荷輸送層内で輸送することができ
る電荷輸送層の別の例は不活性樹脂結合剤中に分
散されたトリフエニルメタン、ビス(4−ジエチ
ルアミン−2−メチルフエニル)フエニルメタ
ン、4′,4″−ビス(ジエチルアミノ)−2′,2″−ジ
メチルトリフエニルメタン等である。 多数の不活性樹脂結合剤材料が電荷輸送層中に
使用でき、その中には例えば米国特許第3121006
号(その開示は全体的に本願の参考になる)に記
載されているものが包含される。電荷輸送層用樹
脂結合剤は電荷発生層に使用される樹脂結合剤材
料と同じものであつてもよい。代表的な有機樹脂
結合剤はポリカーボネート、アクリレートポリマ
ー、ビニルポリマー、セルロースポリマー、ポリ
エステル、ポリシロキサン、ポリアミド、ポリウ
レタン、エポキシ等々である。これ等ポリマーは
ブロツク、ランダム、または交互コポリマーであ
つてもよい。優れた結果は下記一般式のものから
なる群から選らばれたポリ(ヒドロキシエーテ
ル)材料からなる樹脂結合剤材料によつて達成さ
れた: および (式中、XおよびYは個別に脂肪族基および芳
香族基からなる群から選らばれ、Zは水素、脂肪
族基または芳香族基であり、そしてnは約50〜約
200の数である) これ等ポリ(ヒドロキシエーテル)は一般にフ
エノキシ樹脂またはエポキシ樹脂として文献中に
記載されており、いくつかはユニオンカーバイド
社から市販されている。 ポリ(ヒドロキシエーテル)の脂肪族基の例は
炭素1〜30原子を有するものであり例えばメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、ヘプチル、デシル、ペンタデシル、エイコ
デシル等である。好ましい脂肪族基はメチル、エ
チル、プロピル、ブチルのような炭素1〜6原子
含有アルキル基を包含する。芳香族基の具体例は
フエニル、ナフチル、アントリル等のような炭素
6〜25原子を有するものであり、フエニルが好ま
しい。種々の公知の置換基例えばアルキル、ハロ
ゲン、ニトロ、スルホ等で置換されていてもよい
脂肪族基および芳香族基は本発明の範囲に含まれ
る。 Z置換基の例は水素、並びにここに規定された
ような脂肪族、芳香族、置換脂肪族、および置換
芳香族の基である。さらに、Zはカルボキシル、
カルボニル、カーボネートおよびその他類似の基
から選らんで、例えばその結果相応するポリ(ヒ
ドロキシエーテル)のエステルやカーボネートに
してもよい。 好ましいポリ(ヒドロキシエーテル)はXとY
がアルキル基例えばメチルであり、Zが水素また
はカーボネート基であり、そしてnは約75〜約
100の範囲の数であるものを包含する。好ましい
ポリ(ヒドロキシエーテル)の具体例はベークラ
イト、フエノキシ樹脂PKHH、ユニオンカーバ
イド社製、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ルプロパン)即ちビスフエノールAとエピクロロ
ヒドリンとの反応によつて得られる;エポキシ樹
脂、アラルダイトR6097、チバ社製;ポリ(ヒド
ロキシエーテル)のフエニルカーボネート、Zが
カーボネート基である、フライドケミカル社から
市販されている;並びに、ジクロスビスフエノー
ルA、テトラクロロビスフエノールA、テトラブ
ロモビスフエノールA、ビスフエノールF、ビス
フエノールACP、ビスフエノールL、ビスフエ
ノールV、ビスフエノールS等とエピクロロヒド
リンとから誘導されたポリ(ヒドロキシエーテ
ル)である。 光導電性組成物および/または顔料、および樹
脂結合剤材料を含有する光発生層は一般に約0.1μ
〜約5.0μの厚さを有し、好ましくは約0.3μ〜約1μ
の厚さを有する。これ等範囲外の厚さであつて
も、本発明の目的が達成されれば、選択可能であ
る。 光発生組成物または顔料は様々な量でポリ(ヒ
ドロキシエーテル)樹脂結合剤組成物中に存在す
るが、一般に、約10〜約60容量%の光発生顔料が
約40〜約90容量%のポリ(ヒドロキシエーテル)
結合剤中に分散されており、好ましくは約20〜約
30容量%の光発生顔料が約70〜約80容量%のポリ
(ヒドロキシエーテル)結合剤組成物中に分散さ
れている。本発明の非常に好ましい態様において
は、25容量%の光発生顔料が75容量%のポリ(ヒ
ドロキシエーテル)結合剤組成物中に分散されて
いる。 興味のあることには、上記のポリカーボネート
隣接電荷輸送層と共に使用される光導電性材料の
層がポリビニルカルバゾール中に分散された三方
晶系セレンを含有する場合、低湿度での長期サイ
クリング中に許容できないサイクリングダウンが
起る;他方、上記のポリカーボネート隣接電荷輸
送層と共に使用される光導電層がポリ(ヒドロキ
シエーテル)樹脂中に分散された三方晶系セレン
粒子の層である場合又はAs2Se3の真空蒸着同質
層である場合、長期サイクリング中に望ましくな
いサイクリングアツプが起る。 その他の代表的な光導電層は無定形セレンまた
はセレン合金例えばセレン−ヒ素、セレン−テル
ル−ヒ素、およびセレン−テルルである。 一般に、輸送層の厚さは約5〜約100μである
が、この範囲外の厚さも使用できる。発生層がシ
ロキサン反応生成物被膜と電荷輸送層との間に介
在する場合、電荷輸送層は光導電性電荷発生層中
に電荷を発生せしめるために使用される波長域の
光に対して非吸収性である。しかしながら、導電
性陽極層が実質的に透明である場合には、像露光
はサンドイツチの導電性陽極層側から行つてもよ
い。電荷輸送層はその上に置かれた静電荷が非照
射下で静電潜像の形成・滞留を損う程速い速度で
伝導しない程度に絶縁体でなければならない。一
般に、電荷輸送層:電荷発生層の厚さ比は約2:
1から200:1までの間にあることが好ましいが
場合によつては400:1に及ぶこともある。 場合によつては、接着性を改善するため又は電
気的障壁層として作用せしめるため中間層をシロ
キサン反応生成物被膜と隣接発生層または輸送層
との間に要求してもよい。このような層を使用す
る場合、それは乾燥厚約0.1〜約5μを有すること
が好ましい。代表的な接着剤層はポリエステル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、
ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート等のよ
うな被膜形成性ポリマーである。 摩耗耐性を改善するために任意の表面被覆層を
使用してもよい。この表面被覆層は電気絶縁性の
又はやや半導電性の有機または無機ポリマーから
なる。 下記の本発明の実施例2、3、4、7、9、10
〜16、18〜33においてシロキサン反応生成物被膜
によつて達成される改善された結果は長期の電気
サイクリング中に起る金属導電性陽極層から隣接
電気作用層への金属陽イオンの移動を捕捉によつ
て遅延せしめるので達成されるものと考えられ
る。シロキサン反応生成物被膜はシロキサンのケ
イ素原子に結合している遊離OH基およびアンモ
ニウム基と金属陽イオンとの反応によつて金属導
電性陽極層から移動する金属陽イオンを捕獲する
ので長い電気的サイクリング中に起る電気化学的
反応を安定化せしめるものと考えられる。金属陽
イオンが移動すると云う証拠は下記実施例1に記
載されている未処理光受容体を150000サイクル以
上反復使用したとき光沢のある真空蒸着アルミニ
ウム導電性陽極層が消滅したことによつて認めら
れる。さらに、SEM分析は未処理光受容体にお
いては陽極に隣接する電気作用層中に金属陽イオ
ンが存在することを示し、そして本発明のシロキ
サン反応生成物被膜が光受容体に使用された場合
には隣接電気作用層中にかなり少ない金属陽イオ
ンしか存在しないことを示している。シロキサン
被膜による金属陽イオンの捕捉は大部分の金属陽
イオンが隣接電気作用層に入り込んでそれを汚染
して悪影響を与えることを阻止することによつて
長いサイクリング中の電気的性質を顕著に安定化
する。 下記に多数の実施例が示されているがこれ等は
本発明の実施において使用できるいろいろな組成
物および条件を説明するためのものである。な
お、実施例1、5、6、8および17は比較例であ
る。割合は別に指定しない限りに全て重量によ
る。上記および後記の記載から本発明が多数のタ
イプの組成物をもつて実施できそして多様な用途
を有することは明らかである。 実施例 1 粒径約0.05μ〜約0.20μの三方晶系セレン33容量
%とポリ(ヒドロキシエーテル)樹脂ベークライ
トフエノキシPKHH(ユニオンカーバイド社製)
約67容量%の分散物約1.5gを、N,N′−ジフエ
ニル−N,N′−ビス(3−メチルフエニル)1,
1′−ビフエニル−4,4′−ジアミン約0.025g含有
テトラヒドロフラン溶液約2.5gに添加する。こ
の混合物を0.0005インチのバードアプリケータに
よつてアルミニウム蒸着ポリエステルフイルム即
ちマイラ(このアルミニウムは約150Åの厚さを
有する)に塗布した。このアルミニウムの外表面
は湿つた空気にさらされて既に酸化されていた。
それから、この部材を135℃で3分間乾燥するこ
とによつて、乾燥厚約0.6μを有し、ポリ(ヒドロ
キシエーテル)約72容量%に分散された三方晶系
セレン約28容量%を含有する正孔発生層を形成し
た。それから、この発生層の上にポリカーボネー
ト樹脂マクロロン(バイエル社製)約50重量%中
に分散されたN,N′−ジフエニル−N,N′−ビ
ス(3−メチルフエニル)1,1′−ビフエニル−
4,4′−ジアミン約50重量%を含有する電荷輸送
層25μ厚を被覆した。こうして得た2層の電気作
用層を有する感光性部材は連続回転スキヤナで約
10000回の電気サイクリングに使用した。この連
続回転スキヤナは30インチ/秒で回転する30イン
チ円周のドラムに感光性部材を固定して1回転の
間に帯電と放電を行う装置である。360″の各回転
において、帯電は0゜の位置で、帯電表面電位の測
定は22.5゜で、露光は56.25゜で、放電表面電位の測
定は78.75゜で、現像表面電位の測定は236.25゜で、
そしてイレーズ照射は258.75゜で行つた。 走査テストの結果はサイクル数に対する表面電
位をプロツトして第1図に示した。曲線Aは帯電
後約0.06秒の表面電位を示す。曲線Bは帯電後約
0.2秒の露光後表面電位を示す。曲線Cは帯電後
約0.6秒の現像後表面電位を示す。これ等曲線か
ら明らかなように、表面電位はサイクル数と共に
顕著に増加するので、この感光性部材は表面電荷
の大きな変動を補償するための高価で複雑な装置
を使用しない限り精密な量産用高速複写機や印刷
機で品質の良い画像を作成するためのものとして
は許容できない。 長期の電気サイクリング中に、その陽イオンは
アルミニウム蒸着層から隣接する発生層の中へと
移動すると考えられる。アルミニウム陽イオンの
移動の証拠は光受容体が150000サイクル以上反復
使用したときに光沢のある蒸着アルミニウム層が
消滅したことによつて認められる 実施例 2 溶液全重量に対して約0.44重量%の3−アミノ
プロピルトリエトキシシランを含有する水溶液
(0.002モル溶液)をつくつた。この溶液は溶液
(0.002モル溶液)の全重量に対して約95重量%の
変性エタノールおよび約5重量%のイソプロパノ
ールも含有している。この溶液はPH約10を有して
いた。この溶液を0.0005インチのバードアプリケ
ーターによつてアルミニウム蒸着ポリエステルフ
イルムマイラの表面上に塗布し、それから強制空
気炉中で温度約135℃で約3分間乾燥してアルミ
ニウム蒸着ポリエステルフイルムの酸化アルミニ
ウム層上に部分的に重合したシランの反応生成物
層を形成し、赤外反射分光および偏光解析によつ
て測定したときに約150Åの厚さを示す乾燥層を
得た。それから、この加水分解シランの反応生成
物層に実施例1の正孔発生層と正孔輸送層を設け
た。こうして得た2層の電気作用層を有する感光
性部材は実施例1のように連続回転スキヤナで約
10000回の電気サイクリングに使用した。走査テ
ストの結果はサイクル数に対する表面電位をプロ
ツトして第2図に示した。曲線Aは帯電後約0.06
秒の表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約0.2秒
の像露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯電後約
0.6秒の現像後表面電位を表わす。これ等曲線か
明らかなように、実施例1の部材に見られたサイ
クル数と共に増加する表面電位の蓄積は顕著に解
消しており、従つて、この感光性部材は表面電荷
の変動を補償するための高価で複雑な装置を必要
とせずに精密な量産用高速複写機や印刷機の長期
サイクリング条件下で高品質画像を作成するため
のものとして許容できる。 実施例 3 溶液全重量に対して約0.44重量%の3−アミノ
プロピルトリエトキシシランを含有する水溶液を
つくつた(0.002モル溶液)。この溶液は溶液全重
量に対して約5重量%の変性エタノールおよび約
5重量%のイソプロパノールも含有していた
(0.0004モル)。この溶液にヨウ化水素を添加して
PHを約7.3にした。この溶液を0.0005バードバー
によつてアルミニウム蒸着ポリエステルフイルム
マイラに塗布し、それから強制空気炉内で温度約
135℃で約3分間乾燥してアルミニウム蒸着ポリ
エステルフイルムの酸化アルミニウム層上に部分
重合シランの反応生成物層を形成し、厚さ約140
Å(赤外反射分光および偏光解析によつて測定)
の乾燥層を得た。それから、この加水分解シラン
から生成された反応生成物層上に実施例1の正孔
発生層と正孔輸送層を実施例1と同じ手法で設け
た。こうして得た2層の電気作用層を有する感光
性部材を実施例1のように連続回転スキヤナで約
10000回の電気サイクリングに使用した。この走
査テストの結果はサイクル数に対する表面電位を
プロツトして第3図に示した。曲線Aは帯電後約
0.06秒の表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約
0.2秒の像露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯
電後約0.6秒の現像後表面電位を表わす。これ等
曲線から明らかなように、実施例1の部材に見ら
れたサイクル数と共に増加する表面電位の蓄積は
顕著に解消しており、従つて、この感光性部材は
表面電荷の変動を補償するための高価で複雑な装
置を必要とせずに精密な量産用高速複写機や印刷
機の長期サイクリング条件下で高品質画像を作成
するためのものとして許容できる。 実施例 4 溶液全重量に対して約0.44重量%の3−アミノ
プロピルトリエトキシシラン(0.002モル)を含
有する水溶液をつくつた。この溶液は溶液全重量
に対して約95重量%の変性エタノールと約5重量
%のイソプロパノールも含有していた(0.001モ
ル)。この溶液にヨウ化水素を添加したPHを約4.5
にした。この溶液を0.0005バードバーによつてア
ルミニウム蒸着ポリエステルフイルムマイラに塗
布し、それから強制空気炉中で温度約135℃で約
3分間乾燥して加水分解シランからのシロキサン
反応生成物被膜:乾燥厚さ約140Å(赤外反射分
光または偏光解析によつて測定)を生成した。そ
れから、このシロキサン反応生成物被膜上に実施
例1の正孔発生層と正孔輸送層を実施例1と同じ
手法で設けた。この2層の電気作用層を有する感
光性部材は実施例1のように連続回転スキヤナで
約50000回の電気サイクリングに使用した。走査
テストの結果はサイクル数に対する表面電位をプ
ロツトして第4図に示した。曲線Aは帯電後約
0.06秒の表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約
0.2秒の像露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯
電後約0.6秒の現像後表面電位を表わす。これ等
曲線から明らかなように、実施例1の部材に見ら
れたサイクル数と共に増加する表面電位の蓄積は
顕著に解消しており、従つて、この感光性部材は
表面電荷の変動を補償するための高価で複雑な装
置を必要とせずに精密な量産用高速複写機や印刷
機の長期サイクリング条件下で高品質画像を作成
するためのものとして許容できる。 実施例 5 アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート
フイルム上に厚さ約0.15μのAs2Se3層を従来の蒸
着技術(例えば米国特許第2753278号および第
2970906号に示されている)によつて設けた。電
荷輸送層は塩化メチレン約85g中のN,N′−ジ
フエニル−N,N′−ビス(3−メチルフエニル)
1,1′−ビフエニル−4,4′−ジアミン約7.5gを
ビスフエノールAポリカーボネートLexan(G.E.
製)約7.5g中に溶解せしめることによつて作成
した。この電荷輸送層はバードフイルムアプリケ
ーターによつてAs2Se3層上に塗布され、それか
ら約80℃で約18時間真空乾燥されて25μ厚の乾燥
層になつた。それから、この光受容体を実施例1
の連続回転スキヤナで評価した。第5図は長期電
気サイクリングの結果を示す。曲線Aは帯電後約
0.06秒の表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約
0.2秒の像露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯
電後約0.6秒の現像後表面電位を表わす。曲線B
とCの検討から容易に解るように、サイクリング
ダウンは約4サイクル後にはもう顕著になつた。
このサイクリングダウン特性は表面電荷の大きな
変動を補償するために高価で複雑な装置を使用し
ない限り精密な高速量産複写機や印刷機で高品質
画像を作成するには不適である。 実施例 6 厚さ約150Åのアルミニウムを蒸着したポリエ
ステルフイルム(マイラ)上に0.0005インチのバ
ードアプリケーターによつてポリエステル樹脂デ
ユポン49000(E.I.デユポンドヌムール製)の被覆
を施した。このポリエステル樹脂被覆物は乾燥さ
れて厚さ約0.05μの被膜になつた。アルミニウム
蒸着ポリエチレンテレフタレートフイルム上のポ
リエステル接着剤層上に厚さ約0.15μのAs2Se3層
を従来の真空蒸着技術(例えば米国特許第
2753278」号および第2970906号に示されている)
によつて作成した。電荷輸送層は塩化メチレン約
85g中のN,N′−ジフエニル.N,N′−ビス
(3−メチルフエニル)1,1′−ビフエニル−4,
4′−ジアミン約7.5gをビスフエノールAポリカ
ーボネートLexan(G.E.製)約7.5g中に溶解せし
めることによつて作成した。この電荷輸送層はバ
ードフイルムアプリケーターによつてAs2Se3層
上に塗布され、それから約80℃で約18時間真空乾
燥されて25μ厚の乾燥層になつた。それから、こ
の光受容体を実施例1の連続回転スキヤナで評価
した。第6図は長期電気サイクリングの結果を示
す。曲線Aは帯電後約0.06秒の表面電位を表わ
す。曲線Bは帯電後約0.2秒の像露光後表面電位
を表わす。曲線Cは帯電後約0.6秒の現像後表面
電位を表わす。曲線BとCの検討から容易に解る
ように、サイクリングダウンは約50000サイクル
後に顕著になつた。これ等曲線から明らかなよう
に、表面電位の早くて大きなサイクリングダウン
のため、この感光性部材は表面電荷変動を補償す
る高価で複雑な装置無しでは精密な高速量産複写
機や印刷機で高品質画像を作成するための長寿命
使用に適さない。 実施例 7 溶液全重量に対して約0.44重量%の3−アミノ
プロピルトリエトキシシランを含有する水溶液を
つくつた(0.002モル溶液)。この溶液は溶液全重
量に対して約5重量%の変性エタノールおよび約
5重量%のイソプロパノールも含有していた。こ
の溶液にヨウ化水素約0.0004モルを添加してPHを
約7.5にした。この溶液を0.0005バードバーによ
つてアルミニウム蒸着ポリエステルフイルムマイ
ラに塗布し、それから強制空気炉内で温度約135
℃で約3分間乾燥してアルミニウム(約100Å)
蒸着ポリエステルフイルムの酸化アルミニウム層
上に一部重合シランの反応生成物層を形成し、厚
さ約150Å(偏光解析によつて測定)の乾燥シロ
キサン被膜を得た。それから、アルミニウム蒸着
ポリエステルの酸化アルミニウム層上の一部重合
シロキサン被膜上に実施例6のポリエステル樹脂
に始まる各層を実施例6と同じ手法によつて設け
た。それからこの光受容体を実施例1の連続回転
スキヤナで評価した。第7図は長期電気サイクリ
ングの結果を示す。曲線Aは帯電後約約0.06秒の
表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約0.2秒の像
露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯電後約0.6
秒の現像後表面電位を表わす。曲線BとCの検討
から容易に解るように、サイクリングダウンはほ
とんど解消した。この安定したサイクリング表面
帯電特性は、表面電荷の大巾な変動を補償するた
めの高価で複雑な装置無しで精密な高速量産型複
写機や印刷機で高品質画像を作成する場合に非常
に望ましい。 実施例 8 厚さ約150Åのアルミニウムを蒸着したポリエ
ステルフイルム(マイラ)上に0.0005インチのバ
ードアプリケーターによつてポリエステル樹脂デ
ユポン49000(E.I.デユポンドヌムール製)の被覆
を施した。このポリエステル樹脂被覆物は乾燥さ
れて厚さ約0.05μの被膜になつた。粒径約0.05μ〜
0.2μの三方晶系セレン0.8gおよびテトラヒドロ
フラン約7mlとトルエン約7ml中のポリビニルカ
ルバゾール約0.8gからなるスラリ塗布液を
0.0005インチのバードバーによつて塗布し、強制
空気中で約135℃で約3分間乾燥して厚さ約1.6μ
の正孔発生層を生成した。電荷輸送層は塩化メチ
レン約85gとビスフエノールAポリカーボネート
Lexan(G.E.製)約7.5g中にN,N′−ジフエニル
−N,N′−ビス(3−メチルフエニル)1,1′−
ビフエニル−4,4′−ジアアミン約7.5gを溶解
することによつて作成した。この電荷輸送材料を
バードフイルムアプリケーターによつて発生層上
に塗布し、それから約135℃で約3分間乾燥して
正孔輸送材料の25μ厚の乾燥層を得た。それか
ら、この光受容体を相対湿度10%で実施例1の連
続回転スキヤナで100000サイクル使用した。サイ
クリングダウンは約670Vであつた。サイクリン
グダウン値は試験初期の値からの表面電位の偏差
を表わすものであり、この値は80000サイクル以
上での帯電後約0.6秒の現像後に測定したもので
ある。この大きなサイクリングダウン変動のため
この光受容体は精密な量産用高速複写機や印刷機
用には望ましくない。 実施例 9〜12 シロキサン被膜をポリエステル層と発生層との
間に設けた以外は実施例8と同じ22層の電気作用
層を有する光受容体を同じ手順および材料によつ
て製造した。シロキサン層は3−アミノプロピル
トリエトキシシランの0.22%(0.001モル)溶液
を0.0015インチのバードバーによつてポリエステ
ル層上に塗布することによつて作成した。この付
着塗膜を強制空気炉中で135℃で乾燥した。乾燥
時間は変動させた。得られた被膜の厚さはいずれ
も120Åであつた。それぞれの乾燥時間および実
施例1のスキヤナで試験した時の100000サイクル
後の表面電位のサイクリングダウンは下記の通り
である:
よびその製法およびそれを使用する方法に関す
る。 ゼログラフイーの技術においては、光導電性絶
縁層を有するゼログラフイツクプレートに次のよ
うに像形成する。まず、その表面を一様に静電的
に帯電する。それから、このプレートを光のよう
な活性電磁波のパターンに露出して、光導電性絶
縁体の光照射領域の電荷を選択的に消失させるこ
とによつて非照射領域に静電潜像を残す。それか
ら、この光導電性絶縁層の表面に微細な検電性マ
ーキング粒子を付着させることによつてこの静電
潜像を現像して可視像にするとができる。 ゼログラフイー用光導電層はガラス質セレンの
ような単一材料の同質層であつてもよいし又は光
導電体と別の材料を含有する複合層であつてもよ
い。ゼログラフイーに使用される複合光導電層の
一例は米国特許第4265990号に開示されているよ
うな少なくとも2層の電気作用層を有する感光性
部材である。その一方の層は正孔を光発生しそし
て光発生した正孔を隣接電荷輸送層に注入するこ
とができる光導電層からなる。一般に、この2層
の電気作用層は導電層上に支持されているが、正
孔を光発生しそしてその光発生した正孔を注入す
ることができる光導電層は隣接電荷輸送層と支持
導電層との間に設けられており、電荷輸送層の外
表面は通常負極性の一様電荷で帯電され、そして
支持電極は陽極として利用される。明らかなこと
であるが、電子を光発生しそしてその光発生した
電子を電荷輸送層に注入することができる光導電
層と支持電極との間に電荷輸送層が挾まれている
場合にも支持電極は陽極として作用する。勿論、
この態様における電荷輸送層は光導電層からの光
発生電子の注入を支持(support)しそして電荷
輸送層内で電子を輸送することができなければな
らない。 電荷発生層および電荷輸送層用の材料は種々の
組合わせが検討されている。例えば、米国特許第
4265990号に記載されている感光性部材はポリカ
ーボネート樹脂と特定ジアミン1種以上とからな
る電荷輸送層に隣接した電荷発生層を使用してい
る。正孔を光発生しそして正孔を電荷輸送層へ注
入する能力を有する光導電層からなる種種の発生
層が検討されている。発生層に使用されている代
表的な光導電性材料は無定形セレン、三方晶系セ
レン、およびセレン合金例えばセレン−テルル、
セレン−テルル−ヒ素、セレン−ヒ素、およびそ
れ等混合物である。電荷発生層は同質光導電性材
料から構成されてもよいし又は結合剤中に分散さ
れた粒状光導電性材料で構成されてもよい。その
他の同質タイプおよび結合剤タイプの電荷発生層
の例は米国特許第4265990号に開示されている。
ポリ(ヒドロキシエーテル)樹脂のような別種の
結合材料の例は本願と同日に出願されたレオン
A.チユーシヤー、フランクY.パンおよびイーア
ンD.モリスンの米国出願「レイヤード・フオト
レスポンシブ・イメージング・デイバイス」の中
で教示されている。この共願による開示および上
記米国特許第4265990号による開示は全体的に本
願の参考になる。上記のような少なくとも2層の
電気作用層を有する感光性部材は一様な負の静電
荷で帯電され、像露光されそれから微細な検電性
マーキング粒子で現像されたときに優れた画像を
生ずる。しかしながら、導電性支持体が酸化アル
ミニウムのような酸化物からなる外面を有する金
属からなる場合には、量産用高速複写機や印刷機
における静電写真の厳しいサイクル条件下ではこ
れ等感光性部材に問題が在る。例えば、樹脂と粒
状光導電体からなる或る電荷発生層がアルミニウ
ム電極の酸化アルミニウム層に隣接する場合に
は、「サイクリングアツプ」と云う現像が生ずる
ことが判明した。サイクリングアツプとは電子写
真の繰り返しサイクル中に残留電位が蓄積するこ
とである。残留電位の蓄積はサイクル数が多くな
るにつれて徐々に大して例えば300ボルトも高ま
ることがある。従つて、残留電位は表面電圧の増
加を引き起す。残留電位および表面電圧の蓄積は
ゴーストを発生させ、最終的にコピー上のかぶり
を増加させるので精度の高い高速度量産型複写機
や印刷機には許されない。 米国特許第4265990号に開示されているように
As2Se3のような同質発生層を有する感光性部材
は高速量産型複写機や印刷機における高サイクル
条件にさらされたときに表面電圧の「サイクリン
グダウン」を生ずると云うことが判明した。サイ
クリンググウンが起ると、表面電圧および電荷受
容性が低下し例えば露出或の暗減衰が増大し、良
好な画像を得るためのコントラスト電位が下がる
ので像退行を生ずる。これは望ましくない疲労的
問題であり、高速量産型分野では許容できない。 このように、陽極電極および少なくとも2層の
電気作用層を有し負帯電像形成方式を利用する感
光性部材の特性は量産用高速複写機や印刷機の厳
しいサイクル条件下では欠陥を有する。 発明の概要 本発明の目的は導電性金属陽極の金属酸化物層
上に被覆された下記一般式を有する加水分解され
たシラン: またはその混合物 〔式中、R1は炭素1〜20原子含有アルキリデ
ン基であり、R2、R3およびR7は個別にH、炭素
1〜3原子含有低級アルキル基、およびフエニル
基からなる群から選らばれ、Xは酸または酸性塩
の陰イオンであり、nは1、2、3または4であ
り、そしてyは1、2、3または4であ)の反応
生成物のシロキサン被膜の上に、電荷発生層およ
び隣接電荷輸送層を包含する少なくとも2層の電
気作用層を有する像形成部材を提供することであ
る。この像形成部材は、金属導電性陽極層の金属
酸化物層上に加水分解されたシランのPH約4〜約
10の水溶液の被覆物を付着させ、この反応生成物
の層を乾燥してシロキサン被膜を生成し、そして
このシロキサン被膜に電気作用層を設けることに
よつて製造される。 発明の詳細 加水分解されたシランは下記構造式を有するシ
ランを加水分解することによつて生成できる: 〔式中、R1は炭素1〜20原子を含有するアル
キリデン基であり、R2およびR3は個別にH、炭
素1〜3原子含有する低級アルキル基、フエニル
基およびポリ(エチレンアミノ)基から選らば
れ、そしてR4、R5およびR6は個別に炭素1〜4
原子含有低級アルキル基から選らばれる〕加水分
解可能なシランの代表例は3−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、(N,N′−ジメチル3
−アミノ)プロピルトリエトキシシラン、N,N
−ジメチルアミノフエニルトリエトキシシラン、
N−フエニルアミノプロピルトリメトキシシラ
ン、トリメトキシシリルプロピルエチレントリア
ミンおよびそれ等混合物である。 R1がもつとも長鎖になると、その化合物は安
定性が悪くなる。R1が炭素約3〜約6原子を含
有するシランはその分子が安定で可撓性で歪の少
ないことから好ましい。R1が炭素3原子を有す
る場合に最適結果が得られる。R2およびR3がア
ルキル基である場合、満足な結果が得られる。滑
らかで均一な最適被膜はR2およびR3が水素であ
る加水分解シランによつて作成される。R4、R5
およびR6が炭素1〜4原子含有アルキル基であ
る場合、そのシランは満足な加水分解を行うこと
ができる。アルキル基が炭素4原子を越えると、
加水分解は非実用的な程ゆつくりになる。アルキ
ル基が炭素2原子を有する場合、シランの加水分
解は最良の結果を生ずる。 上記のアミノシランの加水分解中に、アルコキ
シ基はヒドロキシル基に置き換えられる。加水分
解が続行するとき、加水分解されたシランは下記
の中間構造式をとる: 乾燥後、加水分解されたシランから生成された
シロキサン反応生成物はnが6以上の大きい分子
を含有する。加水分解されたシランの反応生成物
は鎖状であつても、一部架橋されていても、二量
体や三量体等であつてもよい。 加水分解されたシランの溶液はケイ素原子に結
合しているアルコキシ基を加水分解するために十
分な水を添加して溶液にすることによつてつくら
れる。水が不十分な場合には通常、加水分解され
たシランが望ましくないゲルになつてしまう。一
般に、薄い溶液は薄い被覆物を得るために好まし
い。満足な反応生成物被膜は溶液の全重量に対し
て約0.1〜約1.5重量%のシランを含有する溶液に
よつて達成することができる。均一な反応生成物
層を作成するための安定な溶液を得るには溶液全
重量に対して約0.05〜約0.2重量%のシランを含
有する溶液が好ましい。 電気的安定性を最適化するためには加水分解さ
れたシランの溶液のPHを注意して制御することが
必要である。溶液のPHは約4〜約10が好ましい。
溶液PHが約10より高くなると、厚い反応生成物層
の形成が困難になる。さらに、約10より高いPHを
有する溶液を使用すると、反応生成物被膜の柔軟
性にも悪影響がある。さらに、約10より高い又は
約4より低いPHを有する加水分解シラン溶液は光
受容体完成品の貯蔵中に金属導電性陽極層例えば
アルミニウムを含有するものを苛酷に腐蝕する傾
向がある。最適反応生成物層は約7〜約8のPHを
有する加水分解シラン溶液によつて達成される:
それはそれで処理された光受容体のサイクリング
アツプおよびサイクリングダウン特性の抑制が最
大になるからである。約4より低いPHを有する加
水分解アミノシラン溶液ではいくらか許容できる
サイクリングダウンが観察された。 加水分解シラン溶液のPHの制御は適当な有機
酸、無機酸または酸性塩によつて実行できる。代
表的な有機酸、無機酸および酸性塩は酢酸、クエ
ン酸、ギ酸、ヨウ化水素、リン酸、塩化アンモニ
ウム、ヒドロフルオロケイ酸、ブロモクレゾール
グリーン、ブロモフエノールブルー、p−トルエ
ンスルホン酸、等々を包含する。 必要ならば、金属導電性陽極層の金属酸化物層
に対する湿潤性を改善促進するために、加水分解
シランの水溶液は水以外の極性溶媒のような添加
剤を含有してもよい。湿潤性の改善は加水分解シ
ランと金属酸化物層との間の反応をより均一にす
る。適当な極性溶媒添加剤を使用してもよい。代
表的な極性溶媒はメタノール、エタノール、イソ
プロパノール、テトラヒドロフラン、メチルセル
ソルブ、エチルセルソルブ、エトキシエタノー
ル、酢酸エチル、ギ酸エチルおよびそれ等混合物
を包含する。最適湿潤性は極性溶媒添加剤として
エタノールを使用することによつて達成される。
一般式に、加水分解シラン溶媒に添加れる極性溶
媒の量は溶剤全重量に対して約95%未満である。 加水分解シラン溶液を金属導電性陽極層の金属
酸化物層に適用するには適当な技術が使用され
る。代表的な適用技術は吹付、浸漬塗布、ロール
塗布、巻線ロツド塗布、等々である。加水分解シ
ランの水溶液は金属酸化物層への適用前に製造す
ることが好ましいが、金属酸化物層に直接シラン
を適用してからこの付着シラン被覆物を水蒸気で
処理することによつてその場でシランを加水分解
して金属酸化物層の表面上で上記PH範囲の加水分
解シラン溶液を生成することも可能である。水蒸
気は気流または湿つた空気の形態であつてもよ
い。一般に、加水分解シランと金属酸化物層との
反応生成物が約20Å〜約2000Åの厚さの層になる
時に満足な結果が達成される。反応生成物層がこ
れより薄くなると、サイクリング不安定性は増大
する。反応生成物層の厚さがこれより増すと、反
応生成物層は非導電性が増しそして電子捕獲によ
つて残留電荷が増大する傾向があり、また厚い反
応生成物被膜は残留電荷の増大と云う観点から不
合各になる前に脆弱化する傾向がある。勿論、脆
い被覆物は可撓性光受容体(特に高速量産型複写
機や印刷機において)にとつて不適当である。 より均一な電気的性質を有する反応生成物層を
得るため、特に加水分解シランを完全にシロキサ
ンに転化して未反応シラノールを無くすために、
金属酸化物層上の加水分解シランの乾燥または硬
化はだいたい室温より高い温度で行うべきであ
る。一般に、電気化学的性質を最大に安定化する
ために約100℃〜約150℃の反応温度が好ましい。
選択温度は使用される具体的な金属酸化物層にい
くらか左右され、また支持体の温度過敏性によつ
ても制限される。最適電気化学的安定性を有する
反応生成物層は約135℃の温度で反応を実行した
ときに得られる。反応温度はオーブン、強制空気
炉、ラジアント加熱ランプ、等々のような適当な
技術によつて維持することができる。 反応時間は反応温度に依存する。高い反応温度
を使用すれば必要な反応時間は短くなる。一般
に、反応時間が増すと、加水分解シランの架橋度
が増大する。満足な結果は高温で約0.5分〜約45
分の反応時間によつて達成される。実際には、水
溶液のPHが約4〜約10に維持される限り、反応生
成物層が乾燥する時間内で十分な架橋が達成され
る。 反応は大気圧または真空を包含する適当な圧力
下で実施できる。反応を減圧下で行うと必要な熱
エネルギーは低下する。 マシン環境下で安定な電気化学的性質を有する
シロキサン反応生成物被膜を生成するに十分な縮
合および架橋が起つたどうかは、シロキサン反応
生成物被膜を水、トルエン、テトラヒドロフラ
ン、塩化メチレンまたはシクロヘキサノンで単に
洗浄しそしてこの洗浄シロキサン反応生成物被膜
の約1000〜約1200cm-1でのSi−O−波長帯の赤外
吸収を比較検討することによつて容易に判定する
ことができる。Si−O波長帯が見えれば反応度は
十分である即ちバンドのピークが或る赤外吸収テ
ストから次の赤外吸収テストで減少しなければ十
分な縮合と架橋が起つている。部分的に重合した
反応生成物は同一分子にシロキサンとシラノール
の両部分を有していると考えられる。「部分的に
重合した」と云う表現を使用した理由は、完全な
重合は通常最も苛酷な乾燥または硬化条件下でさ
え達成できないからである。加水分解シランは金
属酸化物層の細孔中で金属水酸化物分子と反応す
ると思われる。 露出した金属酸化物層を有する適当な金属導電
性陽極層をこの加水分解シランで処理する。代表
的な導電層はアルミニウム、クロム、ニツケル、
インジウム、錫、金およびそれ等の混合物であ
る。導電層および金属酸化物層はウエブ、シー
ト、プレート、ドラム等々のような適当な形状を
とり得る。金属導電性陽極層は必要ならばその下
層の可撓性の、硬質の、下塗無しの、または下塗
された支持体によつて支持されていてもよい。 本発明のシロキサン反応生成物被膜を用いて高
いサイクリングアツプを減少さかつ低湿度でのサ
イクリングダウンを最少にするためには、金属導
電層を陽極として使用しなければならず、また感
光性部材を像露光前に一様に負帯電しなければな
らない。一般に、少なくとも2層の電気作用層即
ち少なくとも1層の電荷輸送層および少なくとも
1層の発生層を有する感光性部材は負帯電され、
そして金属導電性陽極層が使用されており、その
場合、正孔発生層が金属導電性陽極層と正孔輸送
層の間に介在するか又は電子輸送層が金属導電性
陽極層と電子発生層の間に介在する。 これ等2層の電気作用層の適当な組合わせは負
電荷の静電潜像を形成するために像様露光する前
にその像形成表面上に一様な負電荷を受容できる
限りいずれを問わず本発明の加水分解シランと金
属導電性陽極層の金属酸化物層との反応生成物を
使用できる。このタイプの感光性部材における少
なくとも2層の電気作用層は多数の組合わせが知
られている。少なくとも2層の電気作用層を有
し、金属導電層が陽極でありそして像露光以前に
一様負帯電される感光性部材の具体例は米国特許
第4265990号、米国特許第 号およ
び本願と同日に米国出願されたレオンA.チユー
シヤー、フランクY.パンおよびイーアンD.モリ
スンの「レイヤード・フオトレスポンシブ・イメ
ージング・デイバイス」中に開示されており、そ
れ等開示は全体的に本願に利用される。 光導電性材料の層からなる電荷発生層および分
子量約20000〜約120000のポリカーボネート樹脂
材料中に分散された一般式 (式中、Xは炭素1〜約4原子を有するアルキ
ル基および塩素からなる群から選られる)の化合
物1種以上約25〜約75重量%からなる隣接電荷輸
送層を有し、上記光導電層は正孔を光発生し注入
する能力を有し、そして上記電荷輸送層は上記光
導電層が正孔を光発生して注入するスペクトル領
域で実質的に非吸収性であるが上記光導電層から
の光発生正孔の注入をサポートしかつ電荷輸送層
内で該正孔を輸送することが可能である像形成部
材にシロキサン反応生成物被膜を適用した場合、
サイクリングダウン効果およびサイクリングアツ
プ効果を最小に抑制して優れた結果を達成でき
た。電荷発生層の光発生正孔の注入をサポートし
そして正孔を電荷輸送層内で輸送することができ
る電荷輸送層の別の例は不活性樹脂結合剤中に分
散されたトリフエニルメタン、ビス(4−ジエチ
ルアミン−2−メチルフエニル)フエニルメタ
ン、4′,4″−ビス(ジエチルアミノ)−2′,2″−ジ
メチルトリフエニルメタン等である。 多数の不活性樹脂結合剤材料が電荷輸送層中に
使用でき、その中には例えば米国特許第3121006
号(その開示は全体的に本願の参考になる)に記
載されているものが包含される。電荷輸送層用樹
脂結合剤は電荷発生層に使用される樹脂結合剤材
料と同じものであつてもよい。代表的な有機樹脂
結合剤はポリカーボネート、アクリレートポリマ
ー、ビニルポリマー、セルロースポリマー、ポリ
エステル、ポリシロキサン、ポリアミド、ポリウ
レタン、エポキシ等々である。これ等ポリマーは
ブロツク、ランダム、または交互コポリマーであ
つてもよい。優れた結果は下記一般式のものから
なる群から選らばれたポリ(ヒドロキシエーテ
ル)材料からなる樹脂結合剤材料によつて達成さ
れた: および (式中、XおよびYは個別に脂肪族基および芳
香族基からなる群から選らばれ、Zは水素、脂肪
族基または芳香族基であり、そしてnは約50〜約
200の数である) これ等ポリ(ヒドロキシエーテル)は一般にフ
エノキシ樹脂またはエポキシ樹脂として文献中に
記載されており、いくつかはユニオンカーバイド
社から市販されている。 ポリ(ヒドロキシエーテル)の脂肪族基の例は
炭素1〜30原子を有するものであり例えばメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、ヘプチル、デシル、ペンタデシル、エイコ
デシル等である。好ましい脂肪族基はメチル、エ
チル、プロピル、ブチルのような炭素1〜6原子
含有アルキル基を包含する。芳香族基の具体例は
フエニル、ナフチル、アントリル等のような炭素
6〜25原子を有するものであり、フエニルが好ま
しい。種々の公知の置換基例えばアルキル、ハロ
ゲン、ニトロ、スルホ等で置換されていてもよい
脂肪族基および芳香族基は本発明の範囲に含まれ
る。 Z置換基の例は水素、並びにここに規定された
ような脂肪族、芳香族、置換脂肪族、および置換
芳香族の基である。さらに、Zはカルボキシル、
カルボニル、カーボネートおよびその他類似の基
から選らんで、例えばその結果相応するポリ(ヒ
ドロキシエーテル)のエステルやカーボネートに
してもよい。 好ましいポリ(ヒドロキシエーテル)はXとY
がアルキル基例えばメチルであり、Zが水素また
はカーボネート基であり、そしてnは約75〜約
100の範囲の数であるものを包含する。好ましい
ポリ(ヒドロキシエーテル)の具体例はベークラ
イト、フエノキシ樹脂PKHH、ユニオンカーバ
イド社製、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ルプロパン)即ちビスフエノールAとエピクロロ
ヒドリンとの反応によつて得られる;エポキシ樹
脂、アラルダイトR6097、チバ社製;ポリ(ヒド
ロキシエーテル)のフエニルカーボネート、Zが
カーボネート基である、フライドケミカル社から
市販されている;並びに、ジクロスビスフエノー
ルA、テトラクロロビスフエノールA、テトラブ
ロモビスフエノールA、ビスフエノールF、ビス
フエノールACP、ビスフエノールL、ビスフエ
ノールV、ビスフエノールS等とエピクロロヒド
リンとから誘導されたポリ(ヒドロキシエーテ
ル)である。 光導電性組成物および/または顔料、および樹
脂結合剤材料を含有する光発生層は一般に約0.1μ
〜約5.0μの厚さを有し、好ましくは約0.3μ〜約1μ
の厚さを有する。これ等範囲外の厚さであつて
も、本発明の目的が達成されれば、選択可能であ
る。 光発生組成物または顔料は様々な量でポリ(ヒ
ドロキシエーテル)樹脂結合剤組成物中に存在す
るが、一般に、約10〜約60容量%の光発生顔料が
約40〜約90容量%のポリ(ヒドロキシエーテル)
結合剤中に分散されており、好ましくは約20〜約
30容量%の光発生顔料が約70〜約80容量%のポリ
(ヒドロキシエーテル)結合剤組成物中に分散さ
れている。本発明の非常に好ましい態様において
は、25容量%の光発生顔料が75容量%のポリ(ヒ
ドロキシエーテル)結合剤組成物中に分散されて
いる。 興味のあることには、上記のポリカーボネート
隣接電荷輸送層と共に使用される光導電性材料の
層がポリビニルカルバゾール中に分散された三方
晶系セレンを含有する場合、低湿度での長期サイ
クリング中に許容できないサイクリングダウンが
起る;他方、上記のポリカーボネート隣接電荷輸
送層と共に使用される光導電層がポリ(ヒドロキ
シエーテル)樹脂中に分散された三方晶系セレン
粒子の層である場合又はAs2Se3の真空蒸着同質
層である場合、長期サイクリング中に望ましくな
いサイクリングアツプが起る。 その他の代表的な光導電層は無定形セレンまた
はセレン合金例えばセレン−ヒ素、セレン−テル
ル−ヒ素、およびセレン−テルルである。 一般に、輸送層の厚さは約5〜約100μである
が、この範囲外の厚さも使用できる。発生層がシ
ロキサン反応生成物被膜と電荷輸送層との間に介
在する場合、電荷輸送層は光導電性電荷発生層中
に電荷を発生せしめるために使用される波長域の
光に対して非吸収性である。しかしながら、導電
性陽極層が実質的に透明である場合には、像露光
はサンドイツチの導電性陽極層側から行つてもよ
い。電荷輸送層はその上に置かれた静電荷が非照
射下で静電潜像の形成・滞留を損う程速い速度で
伝導しない程度に絶縁体でなければならない。一
般に、電荷輸送層:電荷発生層の厚さ比は約2:
1から200:1までの間にあることが好ましいが
場合によつては400:1に及ぶこともある。 場合によつては、接着性を改善するため又は電
気的障壁層として作用せしめるため中間層をシロ
キサン反応生成物被膜と隣接発生層または輸送層
との間に要求してもよい。このような層を使用す
る場合、それは乾燥厚約0.1〜約5μを有すること
が好ましい。代表的な接着剤層はポリエステル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、
ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート等のよ
うな被膜形成性ポリマーである。 摩耗耐性を改善するために任意の表面被覆層を
使用してもよい。この表面被覆層は電気絶縁性の
又はやや半導電性の有機または無機ポリマーから
なる。 下記の本発明の実施例2、3、4、7、9、10
〜16、18〜33においてシロキサン反応生成物被膜
によつて達成される改善された結果は長期の電気
サイクリング中に起る金属導電性陽極層から隣接
電気作用層への金属陽イオンの移動を捕捉によつ
て遅延せしめるので達成されるものと考えられ
る。シロキサン反応生成物被膜はシロキサンのケ
イ素原子に結合している遊離OH基およびアンモ
ニウム基と金属陽イオンとの反応によつて金属導
電性陽極層から移動する金属陽イオンを捕獲する
ので長い電気的サイクリング中に起る電気化学的
反応を安定化せしめるものと考えられる。金属陽
イオンが移動すると云う証拠は下記実施例1に記
載されている未処理光受容体を150000サイクル以
上反復使用したとき光沢のある真空蒸着アルミニ
ウム導電性陽極層が消滅したことによつて認めら
れる。さらに、SEM分析は未処理光受容体にお
いては陽極に隣接する電気作用層中に金属陽イオ
ンが存在することを示し、そして本発明のシロキ
サン反応生成物被膜が光受容体に使用された場合
には隣接電気作用層中にかなり少ない金属陽イオ
ンしか存在しないことを示している。シロキサン
被膜による金属陽イオンの捕捉は大部分の金属陽
イオンが隣接電気作用層に入り込んでそれを汚染
して悪影響を与えることを阻止することによつて
長いサイクリング中の電気的性質を顕著に安定化
する。 下記に多数の実施例が示されているがこれ等は
本発明の実施において使用できるいろいろな組成
物および条件を説明するためのものである。な
お、実施例1、5、6、8および17は比較例であ
る。割合は別に指定しない限りに全て重量によ
る。上記および後記の記載から本発明が多数のタ
イプの組成物をもつて実施できそして多様な用途
を有することは明らかである。 実施例 1 粒径約0.05μ〜約0.20μの三方晶系セレン33容量
%とポリ(ヒドロキシエーテル)樹脂ベークライ
トフエノキシPKHH(ユニオンカーバイド社製)
約67容量%の分散物約1.5gを、N,N′−ジフエ
ニル−N,N′−ビス(3−メチルフエニル)1,
1′−ビフエニル−4,4′−ジアミン約0.025g含有
テトラヒドロフラン溶液約2.5gに添加する。こ
の混合物を0.0005インチのバードアプリケータに
よつてアルミニウム蒸着ポリエステルフイルム即
ちマイラ(このアルミニウムは約150Åの厚さを
有する)に塗布した。このアルミニウムの外表面
は湿つた空気にさらされて既に酸化されていた。
それから、この部材を135℃で3分間乾燥するこ
とによつて、乾燥厚約0.6μを有し、ポリ(ヒドロ
キシエーテル)約72容量%に分散された三方晶系
セレン約28容量%を含有する正孔発生層を形成し
た。それから、この発生層の上にポリカーボネー
ト樹脂マクロロン(バイエル社製)約50重量%中
に分散されたN,N′−ジフエニル−N,N′−ビ
ス(3−メチルフエニル)1,1′−ビフエニル−
4,4′−ジアミン約50重量%を含有する電荷輸送
層25μ厚を被覆した。こうして得た2層の電気作
用層を有する感光性部材は連続回転スキヤナで約
10000回の電気サイクリングに使用した。この連
続回転スキヤナは30インチ/秒で回転する30イン
チ円周のドラムに感光性部材を固定して1回転の
間に帯電と放電を行う装置である。360″の各回転
において、帯電は0゜の位置で、帯電表面電位の測
定は22.5゜で、露光は56.25゜で、放電表面電位の測
定は78.75゜で、現像表面電位の測定は236.25゜で、
そしてイレーズ照射は258.75゜で行つた。 走査テストの結果はサイクル数に対する表面電
位をプロツトして第1図に示した。曲線Aは帯電
後約0.06秒の表面電位を示す。曲線Bは帯電後約
0.2秒の露光後表面電位を示す。曲線Cは帯電後
約0.6秒の現像後表面電位を示す。これ等曲線か
ら明らかなように、表面電位はサイクル数と共に
顕著に増加するので、この感光性部材は表面電荷
の大きな変動を補償するための高価で複雑な装置
を使用しない限り精密な量産用高速複写機や印刷
機で品質の良い画像を作成するためのものとして
は許容できない。 長期の電気サイクリング中に、その陽イオンは
アルミニウム蒸着層から隣接する発生層の中へと
移動すると考えられる。アルミニウム陽イオンの
移動の証拠は光受容体が150000サイクル以上反復
使用したときに光沢のある蒸着アルミニウム層が
消滅したことによつて認められる 実施例 2 溶液全重量に対して約0.44重量%の3−アミノ
プロピルトリエトキシシランを含有する水溶液
(0.002モル溶液)をつくつた。この溶液は溶液
(0.002モル溶液)の全重量に対して約95重量%の
変性エタノールおよび約5重量%のイソプロパノ
ールも含有している。この溶液はPH約10を有して
いた。この溶液を0.0005インチのバードアプリケ
ーターによつてアルミニウム蒸着ポリエステルフ
イルムマイラの表面上に塗布し、それから強制空
気炉中で温度約135℃で約3分間乾燥してアルミ
ニウム蒸着ポリエステルフイルムの酸化アルミニ
ウム層上に部分的に重合したシランの反応生成物
層を形成し、赤外反射分光および偏光解析によつ
て測定したときに約150Åの厚さを示す乾燥層を
得た。それから、この加水分解シランの反応生成
物層に実施例1の正孔発生層と正孔輸送層を設け
た。こうして得た2層の電気作用層を有する感光
性部材は実施例1のように連続回転スキヤナで約
10000回の電気サイクリングに使用した。走査テ
ストの結果はサイクル数に対する表面電位をプロ
ツトして第2図に示した。曲線Aは帯電後約0.06
秒の表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約0.2秒
の像露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯電後約
0.6秒の現像後表面電位を表わす。これ等曲線か
明らかなように、実施例1の部材に見られたサイ
クル数と共に増加する表面電位の蓄積は顕著に解
消しており、従つて、この感光性部材は表面電荷
の変動を補償するための高価で複雑な装置を必要
とせずに精密な量産用高速複写機や印刷機の長期
サイクリング条件下で高品質画像を作成するため
のものとして許容できる。 実施例 3 溶液全重量に対して約0.44重量%の3−アミノ
プロピルトリエトキシシランを含有する水溶液を
つくつた(0.002モル溶液)。この溶液は溶液全重
量に対して約5重量%の変性エタノールおよび約
5重量%のイソプロパノールも含有していた
(0.0004モル)。この溶液にヨウ化水素を添加して
PHを約7.3にした。この溶液を0.0005バードバー
によつてアルミニウム蒸着ポリエステルフイルム
マイラに塗布し、それから強制空気炉内で温度約
135℃で約3分間乾燥してアルミニウム蒸着ポリ
エステルフイルムの酸化アルミニウム層上に部分
重合シランの反応生成物層を形成し、厚さ約140
Å(赤外反射分光および偏光解析によつて測定)
の乾燥層を得た。それから、この加水分解シラン
から生成された反応生成物層上に実施例1の正孔
発生層と正孔輸送層を実施例1と同じ手法で設け
た。こうして得た2層の電気作用層を有する感光
性部材を実施例1のように連続回転スキヤナで約
10000回の電気サイクリングに使用した。この走
査テストの結果はサイクル数に対する表面電位を
プロツトして第3図に示した。曲線Aは帯電後約
0.06秒の表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約
0.2秒の像露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯
電後約0.6秒の現像後表面電位を表わす。これ等
曲線から明らかなように、実施例1の部材に見ら
れたサイクル数と共に増加する表面電位の蓄積は
顕著に解消しており、従つて、この感光性部材は
表面電荷の変動を補償するための高価で複雑な装
置を必要とせずに精密な量産用高速複写機や印刷
機の長期サイクリング条件下で高品質画像を作成
するためのものとして許容できる。 実施例 4 溶液全重量に対して約0.44重量%の3−アミノ
プロピルトリエトキシシラン(0.002モル)を含
有する水溶液をつくつた。この溶液は溶液全重量
に対して約95重量%の変性エタノールと約5重量
%のイソプロパノールも含有していた(0.001モ
ル)。この溶液にヨウ化水素を添加したPHを約4.5
にした。この溶液を0.0005バードバーによつてア
ルミニウム蒸着ポリエステルフイルムマイラに塗
布し、それから強制空気炉中で温度約135℃で約
3分間乾燥して加水分解シランからのシロキサン
反応生成物被膜:乾燥厚さ約140Å(赤外反射分
光または偏光解析によつて測定)を生成した。そ
れから、このシロキサン反応生成物被膜上に実施
例1の正孔発生層と正孔輸送層を実施例1と同じ
手法で設けた。この2層の電気作用層を有する感
光性部材は実施例1のように連続回転スキヤナで
約50000回の電気サイクリングに使用した。走査
テストの結果はサイクル数に対する表面電位をプ
ロツトして第4図に示した。曲線Aは帯電後約
0.06秒の表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約
0.2秒の像露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯
電後約0.6秒の現像後表面電位を表わす。これ等
曲線から明らかなように、実施例1の部材に見ら
れたサイクル数と共に増加する表面電位の蓄積は
顕著に解消しており、従つて、この感光性部材は
表面電荷の変動を補償するための高価で複雑な装
置を必要とせずに精密な量産用高速複写機や印刷
機の長期サイクリング条件下で高品質画像を作成
するためのものとして許容できる。 実施例 5 アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート
フイルム上に厚さ約0.15μのAs2Se3層を従来の蒸
着技術(例えば米国特許第2753278号および第
2970906号に示されている)によつて設けた。電
荷輸送層は塩化メチレン約85g中のN,N′−ジ
フエニル−N,N′−ビス(3−メチルフエニル)
1,1′−ビフエニル−4,4′−ジアミン約7.5gを
ビスフエノールAポリカーボネートLexan(G.E.
製)約7.5g中に溶解せしめることによつて作成
した。この電荷輸送層はバードフイルムアプリケ
ーターによつてAs2Se3層上に塗布され、それか
ら約80℃で約18時間真空乾燥されて25μ厚の乾燥
層になつた。それから、この光受容体を実施例1
の連続回転スキヤナで評価した。第5図は長期電
気サイクリングの結果を示す。曲線Aは帯電後約
0.06秒の表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約
0.2秒の像露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯
電後約0.6秒の現像後表面電位を表わす。曲線B
とCの検討から容易に解るように、サイクリング
ダウンは約4サイクル後にはもう顕著になつた。
このサイクリングダウン特性は表面電荷の大きな
変動を補償するために高価で複雑な装置を使用し
ない限り精密な高速量産複写機や印刷機で高品質
画像を作成するには不適である。 実施例 6 厚さ約150Åのアルミニウムを蒸着したポリエ
ステルフイルム(マイラ)上に0.0005インチのバ
ードアプリケーターによつてポリエステル樹脂デ
ユポン49000(E.I.デユポンドヌムール製)の被覆
を施した。このポリエステル樹脂被覆物は乾燥さ
れて厚さ約0.05μの被膜になつた。アルミニウム
蒸着ポリエチレンテレフタレートフイルム上のポ
リエステル接着剤層上に厚さ約0.15μのAs2Se3層
を従来の真空蒸着技術(例えば米国特許第
2753278」号および第2970906号に示されている)
によつて作成した。電荷輸送層は塩化メチレン約
85g中のN,N′−ジフエニル.N,N′−ビス
(3−メチルフエニル)1,1′−ビフエニル−4,
4′−ジアミン約7.5gをビスフエノールAポリカ
ーボネートLexan(G.E.製)約7.5g中に溶解せし
めることによつて作成した。この電荷輸送層はバ
ードフイルムアプリケーターによつてAs2Se3層
上に塗布され、それから約80℃で約18時間真空乾
燥されて25μ厚の乾燥層になつた。それから、こ
の光受容体を実施例1の連続回転スキヤナで評価
した。第6図は長期電気サイクリングの結果を示
す。曲線Aは帯電後約0.06秒の表面電位を表わ
す。曲線Bは帯電後約0.2秒の像露光後表面電位
を表わす。曲線Cは帯電後約0.6秒の現像後表面
電位を表わす。曲線BとCの検討から容易に解る
ように、サイクリングダウンは約50000サイクル
後に顕著になつた。これ等曲線から明らかなよう
に、表面電位の早くて大きなサイクリングダウン
のため、この感光性部材は表面電荷変動を補償す
る高価で複雑な装置無しでは精密な高速量産複写
機や印刷機で高品質画像を作成するための長寿命
使用に適さない。 実施例 7 溶液全重量に対して約0.44重量%の3−アミノ
プロピルトリエトキシシランを含有する水溶液を
つくつた(0.002モル溶液)。この溶液は溶液全重
量に対して約5重量%の変性エタノールおよび約
5重量%のイソプロパノールも含有していた。こ
の溶液にヨウ化水素約0.0004モルを添加してPHを
約7.5にした。この溶液を0.0005バードバーによ
つてアルミニウム蒸着ポリエステルフイルムマイ
ラに塗布し、それから強制空気炉内で温度約135
℃で約3分間乾燥してアルミニウム(約100Å)
蒸着ポリエステルフイルムの酸化アルミニウム層
上に一部重合シランの反応生成物層を形成し、厚
さ約150Å(偏光解析によつて測定)の乾燥シロ
キサン被膜を得た。それから、アルミニウム蒸着
ポリエステルの酸化アルミニウム層上の一部重合
シロキサン被膜上に実施例6のポリエステル樹脂
に始まる各層を実施例6と同じ手法によつて設け
た。それからこの光受容体を実施例1の連続回転
スキヤナで評価した。第7図は長期電気サイクリ
ングの結果を示す。曲線Aは帯電後約約0.06秒の
表面電位を表わす。曲線Bは帯電後約0.2秒の像
露光後表面電位を表わす。曲線Cは帯電後約0.6
秒の現像後表面電位を表わす。曲線BとCの検討
から容易に解るように、サイクリングダウンはほ
とんど解消した。この安定したサイクリング表面
帯電特性は、表面電荷の大巾な変動を補償するた
めの高価で複雑な装置無しで精密な高速量産型複
写機や印刷機で高品質画像を作成する場合に非常
に望ましい。 実施例 8 厚さ約150Åのアルミニウムを蒸着したポリエ
ステルフイルム(マイラ)上に0.0005インチのバ
ードアプリケーターによつてポリエステル樹脂デ
ユポン49000(E.I.デユポンドヌムール製)の被覆
を施した。このポリエステル樹脂被覆物は乾燥さ
れて厚さ約0.05μの被膜になつた。粒径約0.05μ〜
0.2μの三方晶系セレン0.8gおよびテトラヒドロ
フラン約7mlとトルエン約7ml中のポリビニルカ
ルバゾール約0.8gからなるスラリ塗布液を
0.0005インチのバードバーによつて塗布し、強制
空気中で約135℃で約3分間乾燥して厚さ約1.6μ
の正孔発生層を生成した。電荷輸送層は塩化メチ
レン約85gとビスフエノールAポリカーボネート
Lexan(G.E.製)約7.5g中にN,N′−ジフエニル
−N,N′−ビス(3−メチルフエニル)1,1′−
ビフエニル−4,4′−ジアアミン約7.5gを溶解
することによつて作成した。この電荷輸送材料を
バードフイルムアプリケーターによつて発生層上
に塗布し、それから約135℃で約3分間乾燥して
正孔輸送材料の25μ厚の乾燥層を得た。それか
ら、この光受容体を相対湿度10%で実施例1の連
続回転スキヤナで100000サイクル使用した。サイ
クリングダウンは約670Vであつた。サイクリン
グダウン値は試験初期の値からの表面電位の偏差
を表わすものであり、この値は80000サイクル以
上での帯電後約0.6秒の現像後に測定したもので
ある。この大きなサイクリングダウン変動のため
この光受容体は精密な量産用高速複写機や印刷機
用には望ましくない。 実施例 9〜12 シロキサン被膜をポリエステル層と発生層との
間に設けた以外は実施例8と同じ22層の電気作用
層を有する光受容体を同じ手順および材料によつ
て製造した。シロキサン層は3−アミノプロピル
トリエトキシシランの0.22%(0.001モル)溶液
を0.0015インチのバードバーによつてポリエステ
ル層上に塗布することによつて作成した。この付
着塗膜を強制空気炉中で135℃で乾燥した。乾燥
時間は変動させた。得られた被膜の厚さはいずれ
も120Åであつた。それぞれの乾燥時間および実
施例1のスキヤナで試験した時の100000サイクル
後の表面電位のサイクリングダウンは下記の通り
である:
【表】
この安定したサイクリング表面帯電特性は、表
面電荷の大きな変動を補償するための高価で複雑
な装置を具備しない精密な量産用高速複写機や印
刷機で高品質画像を得るために非常に望ましい。 実施例 13〜16 異なるシロキサン濃度を使用すること及び
0.0005インチのバードバーによつて加水分解シラ
ンを塗布すること以外は実施例9と同じ手法およ
び材料を用いて2層の電気作用層を有する光受容
体を製造した。乾燥時間はいずれの場合も約5分
(約135℃に於いて)であつた。それぞれのシロキ
サン被膜厚、シロキサン濃度および実施例1のス
キヤナで試験した時の80000のサイクル後の表面
電位ダウンは下記の通りである:
面電荷の大きな変動を補償するための高価で複雑
な装置を具備しない精密な量産用高速複写機や印
刷機で高品質画像を得るために非常に望ましい。 実施例 13〜16 異なるシロキサン濃度を使用すること及び
0.0005インチのバードバーによつて加水分解シラ
ンを塗布すること以外は実施例9と同じ手法およ
び材料を用いて2層の電気作用層を有する光受容
体を製造した。乾燥時間はいずれの場合も約5分
(約135℃に於いて)であつた。それぞれのシロキ
サン被膜厚、シロキサン濃度および実施例1のス
キヤナで試験した時の80000のサイクル後の表面
電位ダウンは下記の通りである:
【表】
これ等のサイクリングダウン表面電位変動は精
密な量産用高速複写機や印刷機にとつて満足の行
くものであつた。 実施例 17 シロキサン被膜を使用する以外は実施例13〜16
と同じ手法および材料で実施した。実施例1のス
キヤナで試験したときの80000サイクル後の表面
電位のサイクリングダウンは580ボルトであつた。
表面電位がこのように大きくサイクリングダウン
するので、この材料は精密な高速量産複写機や印
刷機で高品質画像を作成するための長寿命を必要
とする使用に適さなかつた。 実施例 18 シロキサン被膜をポリエステル層と発生層との
間に設けた以外は実施例8と同じ2層の電気作用
層を有する光受容体を同じ手順および材料によつ
て製造した。このシロキサン層は全溶液の0.44重
量%の−アミノプロピルトリエトキシシラン
(0.002モル)および全溶液の0.44重量%の酸性酸
(0.002モル)を0.0005インチのバードバーによつ
てポリエステル層に塗布することによつて作成し
た。この付着塗膜を強制空気炉内で135℃で乾燥
した。実施例1のスキヤナで試験したときの
50000サイクル後の表面電位サイクリングダウン
は相対湿度15%で90ボルトであつた。長いサイク
リング条件下でのこの安定した表面電位は、表面
電荷の大巾な変動を補償するための高価で複雑な
装置無しで精密な高速量産型複写機や印刷機で高
品質画像を作成する場合に非常に望ましい。 実施例 19〜24 酸性酸の代りに種々濃度のヨウ化水素酸(HI)
を使用する以外は実施例18と同じ手順およ材料を
用いて2層の電気作用層を有する光受容体を製造
した。
密な量産用高速複写機や印刷機にとつて満足の行
くものであつた。 実施例 17 シロキサン被膜を使用する以外は実施例13〜16
と同じ手法および材料で実施した。実施例1のス
キヤナで試験したときの80000サイクル後の表面
電位のサイクリングダウンは580ボルトであつた。
表面電位がこのように大きくサイクリングダウン
するので、この材料は精密な高速量産複写機や印
刷機で高品質画像を作成するための長寿命を必要
とする使用に適さなかつた。 実施例 18 シロキサン被膜をポリエステル層と発生層との
間に設けた以外は実施例8と同じ2層の電気作用
層を有する光受容体を同じ手順および材料によつ
て製造した。このシロキサン層は全溶液の0.44重
量%の−アミノプロピルトリエトキシシラン
(0.002モル)および全溶液の0.44重量%の酸性酸
(0.002モル)を0.0005インチのバードバーによつ
てポリエステル層に塗布することによつて作成し
た。この付着塗膜を強制空気炉内で135℃で乾燥
した。実施例1のスキヤナで試験したときの
50000サイクル後の表面電位サイクリングダウン
は相対湿度15%で90ボルトであつた。長いサイク
リング条件下でのこの安定した表面電位は、表面
電荷の大巾な変動を補償するための高価で複雑な
装置無しで精密な高速量産型複写機や印刷機で高
品質画像を作成する場合に非常に望ましい。 実施例 19〜24 酸性酸の代りに種々濃度のヨウ化水素酸(HI)
を使用する以外は実施例18と同じ手順およ材料を
用いて2層の電気作用層を有する光受容体を製造
した。
【表】
実施例24の光受容体以外のサイクリングダウン
表面電位変動は精密な量産用高速複写機や印刷機
にとつて満足なものであつた。 実施例 25 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにN,N−ジエチル−3−アミノプロ
ピルトリメトキシシランを使用する以外は実施例
と同じ手順および成分量および材料を用いて2層
の電気作用層を有する光受容体を製造した。実施
例1のスキヤナで試験したときの10000サイクル
後の表面電位サイクリングアツプは120ボルトで
あつた。サイクリングアツプ値は試験初期の表面
電位からの偏差であり、この値は10000サイクル
後の帯電後約0.6秒の現像後に測定したものであ
る(例えば、第1〜7図の曲線Cに相当)。この
比較的安定な処理された感光性部材は、表面電荷
の大巾な変動を補償するための高価で複雑な装置
無しで精密な高速量産型複写機や印刷機における
長期サイクリング条件下で高品質画像を作成する
ために許容できる。 実施例 26 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにN−メチルアミノプロピルトリメト
キシシランを使用する以外は実施例と同じ手順お
よび成分量および材料を用いて2層の電気作用層
を有する光受容体を製造した。実施例1のスキヤ
ナで試験したときの10000サイクル後の表面電位
サイクリングアツプは100ボルトであつた。サイ
クリングアツプ値は試験初期の表面電位からの偏
差であり、この値は10000サイクル後の帯電後0.6
秒の現像後に値は10000サイクル後の帯電後0.6秒
の現像後に測定したものである(例えば、第1〜
7図の曲線Cに相当)。この比較的安定な感光性
部材は、表面電荷の大巾な変動を補償するための
高価で複雑な装置無しで精密な高速量産型複写機
や印刷機における長期サイクリング条件下で高品
質画像を作成するために許容できる。 実施例 27 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにビス(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノプロピルトリエトキシシランを使用する以外は
実施例2と同じ手順および成分および材料を用い
て2層の電気作用層を有する光受容体を製造し
た。実施例1のスキヤナで試験したときの10000
サイクル後の表面電位サイクリングアツプは180
ボルトであつた。サイクリングアツプ値は試験初
期の表面電位からの偏差であり、この値は10000
サイクル後の帯電後0.6秒の現像後に測定したも
のである(例えば、第1〜7図の曲線Cに相当)。
この比較的安定な感光性部材は、表面電荷の大巾
な変動を補償するための高価で複雑な装置無しで
精密な高速量産型複写機や印刷機における長期サ
イクリング条件下で高品質画像を作成するために
許容できる。 実施例 28 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにN−トリメトキシシリルプロピル−
N,N−ジメチルアンモニウムアセテートを使用
する以外は実施例2と同じ手順および成分量およ
び材料を用いて2層の電気作用層を有する光受容
体を製造した。実施例1のスキヤナで試験したと
きの10000サイクル後の表面電位サイクリングア
ツプは30ボルトであつた。サイクリングアツプ値
は試験初期の表面電位からの偏差であり、この値
は10000サイクル後の帯電後0.6秒の現像後に測定
したものである(例えば、第1〜7図の曲線Cに
相当)。この比較的安定な感光性部材は、表面電
荷の大巾な変動を補償するための高価で複雑な装
置無しで精密な高速量産型複写機や印刷機におけ
る長期サイクリング条件下で高品質画像を作成す
るために許容できる。 実施例 29 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにN−トリメトキシシリルプロピル−
N,N,N−トリメチルクロリドを使用する以外
は実施例2と同じ手順および成分量および材料を
用いて2層の電気作用層を有する光受容体を製造
した。実施例1のスキヤナで試験したときの
10000サイクル後の表面電位サイクリングアツプ
は10ボルトであつた。サイクリングアツプ値は試
験初期の表面電位からの偏差であり、この値は
10000サイクル後の帯電後0.6秒の現像後に測定し
たものである(例えば、第1〜7図の曲線Cに相
当)。この比較的安定な感光性部材は、表面電荷
の大巾な変動を補償するための高価で複雑な装置
無しで精密な高速量産型複写機や印刷機における
長期サイクリングアツプ条件下で高品質画像を作
成するために許容できる。 実施例 30〜31 実施例8のアルミニウム電極の代りに異なる金
属陽極を使用しそして連続回転スキヤナでの試験
サイクル数が100000ではなく10000であること以
外は実施例8と同じ手順および材料で実施した。
表面電位変動は精密な量産用高速複写機や印刷機
にとつて満足なものであつた。 実施例 25 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにN,N−ジエチル−3−アミノプロ
ピルトリメトキシシランを使用する以外は実施例
と同じ手順および成分量および材料を用いて2層
の電気作用層を有する光受容体を製造した。実施
例1のスキヤナで試験したときの10000サイクル
後の表面電位サイクリングアツプは120ボルトで
あつた。サイクリングアツプ値は試験初期の表面
電位からの偏差であり、この値は10000サイクル
後の帯電後約0.6秒の現像後に測定したものであ
る(例えば、第1〜7図の曲線Cに相当)。この
比較的安定な処理された感光性部材は、表面電荷
の大巾な変動を補償するための高価で複雑な装置
無しで精密な高速量産型複写機や印刷機における
長期サイクリング条件下で高品質画像を作成する
ために許容できる。 実施例 26 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにN−メチルアミノプロピルトリメト
キシシランを使用する以外は実施例と同じ手順お
よび成分量および材料を用いて2層の電気作用層
を有する光受容体を製造した。実施例1のスキヤ
ナで試験したときの10000サイクル後の表面電位
サイクリングアツプは100ボルトであつた。サイ
クリングアツプ値は試験初期の表面電位からの偏
差であり、この値は10000サイクル後の帯電後0.6
秒の現像後に値は10000サイクル後の帯電後0.6秒
の現像後に測定したものである(例えば、第1〜
7図の曲線Cに相当)。この比較的安定な感光性
部材は、表面電荷の大巾な変動を補償するための
高価で複雑な装置無しで精密な高速量産型複写機
や印刷機における長期サイクリング条件下で高品
質画像を作成するために許容できる。 実施例 27 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにビス(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノプロピルトリエトキシシランを使用する以外は
実施例2と同じ手順および成分および材料を用い
て2層の電気作用層を有する光受容体を製造し
た。実施例1のスキヤナで試験したときの10000
サイクル後の表面電位サイクリングアツプは180
ボルトであつた。サイクリングアツプ値は試験初
期の表面電位からの偏差であり、この値は10000
サイクル後の帯電後0.6秒の現像後に測定したも
のである(例えば、第1〜7図の曲線Cに相当)。
この比較的安定な感光性部材は、表面電荷の大巾
な変動を補償するための高価で複雑な装置無しで
精密な高速量産型複写機や印刷機における長期サ
イクリング条件下で高品質画像を作成するために
許容できる。 実施例 28 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにN−トリメトキシシリルプロピル−
N,N−ジメチルアンモニウムアセテートを使用
する以外は実施例2と同じ手順および成分量およ
び材料を用いて2層の電気作用層を有する光受容
体を製造した。実施例1のスキヤナで試験したと
きの10000サイクル後の表面電位サイクリングア
ツプは30ボルトであつた。サイクリングアツプ値
は試験初期の表面電位からの偏差であり、この値
は10000サイクル後の帯電後0.6秒の現像後に測定
したものである(例えば、第1〜7図の曲線Cに
相当)。この比較的安定な感光性部材は、表面電
荷の大巾な変動を補償するための高価で複雑な装
置無しで精密な高速量産型複写機や印刷機におけ
る長期サイクリング条件下で高品質画像を作成す
るために許容できる。 実施例 29 実施例2の3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの代りにN−トリメトキシシリルプロピル−
N,N,N−トリメチルクロリドを使用する以外
は実施例2と同じ手順および成分量および材料を
用いて2層の電気作用層を有する光受容体を製造
した。実施例1のスキヤナで試験したときの
10000サイクル後の表面電位サイクリングアツプ
は10ボルトであつた。サイクリングアツプ値は試
験初期の表面電位からの偏差であり、この値は
10000サイクル後の帯電後0.6秒の現像後に測定し
たものである(例えば、第1〜7図の曲線Cに相
当)。この比較的安定な感光性部材は、表面電荷
の大巾な変動を補償するための高価で複雑な装置
無しで精密な高速量産型複写機や印刷機における
長期サイクリングアツプ条件下で高品質画像を作
成するために許容できる。 実施例 30〜31 実施例8のアルミニウム電極の代りに異なる金
属陽極を使用しそして連続回転スキヤナでの試験
サイクル数が100000ではなく10000であること以
外は実施例8と同じ手順および材料で実施した。
【表】
ル
31 クロム 200Å マイラフ 260V
イルム
本発明のシロキサン被膜を持たないこれ等光受
容体は精密な高速量産型複写機および印刷機用と
して望ましくない表面電位サイクリングダウンを
示した。 実施例 32 実施例8のアルミニウム電極の代りに異なる金
属陽極を使用してそして連続回転スキヤナでの試
験サイクル数が100000ではなく10000であること
以外は実施例8と同じ手順および材料で実施し
た。
31 クロム 200Å マイラフ 260V
イルム
本発明のシロキサン被膜を持たないこれ等光受
容体は精密な高速量産型複写機および印刷機用と
して望ましくない表面電位サイクリングダウンを
示した。 実施例 32 実施例8のアルミニウム電極の代りに異なる金
属陽極を使用してそして連続回転スキヤナでの試
験サイクル数が100000ではなく10000であること
以外は実施例8と同じ手順および材料で実施し
た。
【表】
ル
33 クロム 200Å マイラフ 80V
イルム
本発明のシロキサン被膜を処理されたこれ等光
受容体は対応する先の実施例30および31の未処理
光受容体よりかなり小さいサイクリングダウンを
示した。これ等被膜処理光受容体は高速量産型複
写機および印刷機用として許容できる電気的性能
を示した。 以上、本発明を好ましい具体的態様によつて説
明したが、本発明はこれ等に限定されるものでは
なく、当業者であれば本発明の思想の範囲内で多
様な変形例があることを認識できるであろう。
33 クロム 200Å マイラフ 80V
イルム
本発明のシロキサン被膜を処理されたこれ等光
受容体は対応する先の実施例30および31の未処理
光受容体よりかなり小さいサイクリングダウンを
示した。これ等被膜処理光受容体は高速量産型複
写機および印刷機用として許容できる電気的性能
を示した。 以上、本発明を好ましい具体的態様によつて説
明したが、本発明はこれ等に限定されるものでは
なく、当業者であれば本発明の思想の範囲内で多
様な変形例があることを認識できるであろう。
第1図は導電性金属陽極層の金属酸化物層上に
2層の電気作用層を有する感光性部材のサイクリ
ングアツプ特性を示すグラフである。第2図は導
電性金属陽極層と2層の電気作用層との間にシロ
キサン被膜が介在している感光性部材のサイクリ
ング効果を示すグラフである。第3図は導電性金
属陽極層と2層の電気作用層との間にシロキサン
被膜が介在している別の感光性部材のサイクリン
グ効果を示すグラフである。第4図は導電性金属
陽極層と2層の電気作用層との間にシロキサン被
膜が介在している別の感光性部材のサイクリング
効果を示すグラフである。第5図は導電性金属陽
極層の金属酸化物層上に2層の電気作用層を有す
る感光性部材のサイクリンダウン特性を示すグラ
フである。第6図は導電性金属陽極層と2層の電
気作用層との間に接着剤層が介在している感光性
部材のサイクリングダウン特性を示すグラフであ
る。第7図は導電性金属陽極層と2層の電気作用
層との間にシロキサン被膜が介在している感光性
部材のサイクリング効果を示すグラフである。
2層の電気作用層を有する感光性部材のサイクリ
ングアツプ特性を示すグラフである。第2図は導
電性金属陽極層と2層の電気作用層との間にシロ
キサン被膜が介在している感光性部材のサイクリ
ング効果を示すグラフである。第3図は導電性金
属陽極層と2層の電気作用層との間にシロキサン
被膜が介在している別の感光性部材のサイクリン
グ効果を示すグラフである。第4図は導電性金属
陽極層と2層の電気作用層との間にシロキサン被
膜が介在している別の感光性部材のサイクリング
効果を示すグラフである。第5図は導電性金属陽
極層の金属酸化物層上に2層の電気作用層を有す
る感光性部材のサイクリンダウン特性を示すグラ
フである。第6図は導電性金属陽極層と2層の電
気作用層との間に接着剤層が介在している感光性
部材のサイクリングダウン特性を示すグラフであ
る。第7図は導電性金属陽極層と2層の電気作用
層との間にシロキサン被膜が介在している感光性
部材のサイクリング効果を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シロキサンのケイ素原子に結合した反応性
OH基とアンモニウム基を有する加水分解された
シランのシロキサン反応生成物からなる被膜の上
に電荷輸送層と隣接電荷発生層からなる少なくと
も2層の電気作用層を有し、該被膜は導電性金属
陽極層の金属酸化物層に隣接し、該導電性陽極層
は該2層の電気作用層の一方の側にあり、そして
像形成表面は該2層の電気作用層の反対側にある
負帯電性静電写真像形成部材を製造する方法であ
つて、水溶液を生成するに十分な水の中の およびその混合物からなる群から選ばれた一般
式 〔式中、R1は炭素1〜20原子を有するアルキ
リデン基であり、R2およびR3は個別にH、炭素
1〜3原子含有低級アルキル基、フエニル基およ
びポリ(エチレンアミノ)基からなる群から選ば
れ、R7はH、炭素1〜3原子含有低級アルキル
基、およびフエニル基からなる群から選ばれ、X
は酸または酸性塩からなる陰イオンであり、nは
1、2、3または4であり、そしてyは1、2、
3または4である〕を有する加水分解されたシラ
ンを供給する一方該水溶液を酸、酸性塩およびそ
の混合物からなる群から選ばれた酸性組成物によ
つてPH約4〜約10に維持し、該水溶液と上記導電
性陽極層の上記金属酸化物層を接触させて被覆物
を形成し、該被覆物を乾燥して上記金属酸化物層
上にシロキサン反応生成物の被膜を生成し、そし
て該被膜に上記2層の電気作用層を設けることを
特徴とする像形成部材の製造方法。 2 一般式 〔式中、R1は炭素1〜20原子を有するアルキ
リデン基であり、R2およびR3は個別にH、炭素
1〜3原子含有低級アルキル基、フエニル基およ
びポリ(エチレンアミノ)基からなる群から選ば
れ、そしてR4、R5およR6は個別に炭素1〜4原
子含有低級アルキル基から選ばれる)を有する加
水分解可能なシランを水溶液生成に十分な水中で
加水分解する一方該水溶液をPH約4〜約10に維持
することによつて上記の加水分解されたシランを
調製することを包含する、特許請求の範囲第1項
の像形成部材の製造方法。 3 上記水溶液を有機酸、無機酸、有機酸性塩、
無機酸性塩およびそれ等混合物からなる群から選
ばれた酸性組成物によつてPH約4〜約10に維持す
ることを包含する、特許請求の範囲第1項の像形
成部材の製造方法。 4 上記水溶液を酸性組成物によつてPH約7〜約
8に維持することを包含する、特許請求の範囲第
1項の像形成部材の製造方法。 5 上記水溶液は上記シランの加水分解前に上記
水溶液の全重量に対して約0.1〜約1.5重量%の加
水分解可能なシランを含有する、特許請求の範囲
第1項の像形成部材の製造方法。 6 上記水溶液は上記シランの加水分解前に上記
水溶液の全重量に対して約0.05〜約0.2重量%の
加水分解可能なシランを含有する、特許請求の範
囲第1項の像形成部材の製造方法。 7 上記反応生成物は上記被覆物の乾燥後に約10
Å〜約2000Åの厚さを有する、特許請求の範囲第
1項の像形成部材の製造方法。 8 上記水溶液は極性非水溶媒を含有する、特許
請求の範囲第1項の像形成部材の製造方法。 9 上記極性非水溶媒はエタノールである、特許
請求の範囲第8項の像形成部材の製造方法。 10 シロキサンのケイ素原子に結合した反応性
OH基とアンモニウム基を有する加水分解された
シランのシロキサン乾燥反応生成物からなる被膜
の上に電荷輸送層と隣接電荷発生層からなる少な
くとも2層の電気作用層を有する、負帯電性静電
写真像形成部材であつて該被膜は導電性金属陽極
層の金属酸化物層等に隣接し、該導電性陽極層は
該2層の電気作用層の一方の側にあり、そして像
形成表面は該2層の電気作用層の反対側にあり、
該加水分解されたシランは およびその混合物からなる群から選ばれた一般
式 〔式中、R1は炭素1〜20原子を有するアルキ
リデン基であり、R2およびR3は個別にH、炭素
1〜3原子含有低級アルキル基、フエニル基およ
びポリ(エチレンアミノ)基からなる群から選ば
れ、R7はH、炭素1〜3原子含有低級アルキル
基、およびフエニル基からなる群から選ばれ、X
は酸または酸性塩からなる陰イオンであり、nは
1、2、3または4であり、そしてyは1、2、
3または4である〕を有する、像形成部材。 11 上記電荷輸送層は分子量約20000〜約
120000のポリカーボネート樹脂およびその中に分
散された一般式 (式中、Xは炭素1〜約4原子を有するアルキ
ル基および塩基からなる群から選ばれる)の化合
物1種以上約25〜約75重量%からなり、上記電荷
発生層は正孔を光発生し注入する能力を有し、そ
して上記電荷輸送層は上記電荷発生層が正孔を光
発生して注入するスペクトル領域で実質的に非吸
収性であるが上記電荷発生層から光発生正孔の注
入を支持しかつ電荷輸送層内で該正孔を輸送する
ことが可能である、特許請求の範囲第10項の像
形成部材。 12 上記ポリカーボネート樹脂はポリ(4,
4′−イソプロピリデンジフエニレンカーボネー
ト)である、特許請求の範囲第11項の像形成部
材。 13 上記ポリカーボネート樹脂は分子量約
25000〜約45000を有する、特許請求の範囲第11
項の像形成部材。 14 上記ポリカーボネート樹脂は分子量約
50000〜約120000を有する、特許請求の範囲第1
1項の像形成部材。 15 上記電荷発生層は無定形セレン、三方晶系
セレン、および、セレン−テルル、セレン−テル
ル−ヒ素、セレン−ヒ素およびそれ等混合物から
なる群から選ばれたセレン合金、からなる群から
選ばれた光導電性材料からなる、特許請求の範囲
第10項の像形成部材。 16 上記電荷発生層は樹脂結合剤中に分散され
た光導電性粒子からなる、特許請求の範囲第10
項の像形成部材。 17 上記電荷発生層はポリビニルカルバゾール
中に分散された光導電性粒子からなる、特許請求
の範囲第10項の像形成部材。 18 上記電荷発生層は次式 および (式中、XおよびYは個別は脂肪族基および芳
香族基からなる群から選ばれ、Zは水素、脂肪族
基または芳香族基であり、そしてnは約50〜約
200の数である)からなる群から選ばれたポリ
(ヒドロキシエーテル)からなる樹脂結合剤の中
に分散された光導電性粒子からなる、特許請求の
範囲第10項の像形成部材。 19 ケイ素原子に結合した反応性OH基とアン
モニウム基を有する加水分解されたシランのシロ
キサン反応生成物からなる被膜の上に電荷発生層
と隣接電荷輸送層からなる少なくとも2層の電気
作用層を有する、像露光前に一様な負の静電荷を
受容できる像形成部材を用意し;但し、該被膜は
導電性金属陽極層の金属酸化物に隣接し、該導電
性陽極層は該2層の電気作用層の一方の側にあ
り、そして像形成表面は該2層の電気作用層の反
対側にあり、該加水分解されたシランは およびその混合物からなる群から選ばれた一般
式 〔式中、R1は炭素1〜20原子を有するアルキ
リデン基であり、R2およびR3は個別にH、炭素
1〜3原子含有低級アルキル基、フエニル基およ
びポリ(エチレンアミノ)基からなる群から選ば
れ、R7はH、炭素1〜3原子含有低級アルキル
基、およびフエニル基からなる群から選ばれ、X
は酸または酸性塩からなる陰イオンであり、nは
1、2、3または4であり、そしてyは1、2、
3または4である〕を有する; 繰り返し、該像形成表面上に一様な負の静電荷
を付着させ、そして該像形成表面を放電させて該
導電性金属陽極層から該像形成表面の方向へ金属
陽イオンを移動させて該陽イオンと該ケイ素原子
に結合している該反応性OH基およびアンモニウ
ム基とを反応させることを包含する電子写真像形
成方法。
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