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JPH05146026A - ケーブル接続部保護ケースのガス漏れ補修方法 - Google Patents

ケーブル接続部保護ケースのガス漏れ補修方法

Info

Publication number
JPH05146026A
JPH05146026A JP30774491A JP30774491A JPH05146026A JP H05146026 A JPH05146026 A JP H05146026A JP 30774491 A JP30774491 A JP 30774491A JP 30774491 A JP30774491 A JP 30774491A JP H05146026 A JPH05146026 A JP H05146026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
gas
frames
resin
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30774491A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Umeda
浩二 梅田
Takeo Saito
武雄 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP30774491A priority Critical patent/JPH05146026A/ja
Publication of JPH05146026A publication Critical patent/JPH05146026A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外被内部に乾燥空気、窒素等のガスを加圧封
入することによって保守され、外被を取り除き心線を接
続した部分の気密を保持するために、通信用ケーブルの
外周面が当接する半円状の切欠を有する2個以上の円形
端面板が前記部分の各端に互いに突き当てて配置されて
いる円筒状のケーブル接続部保護ケースの端面板とケー
ブルの隙間からのガス漏れを、保護ケースを解体せずに
短時間に補修する。 【構成】 まず、内部が空洞になった2個の半円形の型
枠14をケーブル1をはさみ、かつ端面板に押し当てた
後、上側の側枠14に形成されている注入口15から発
泡樹脂16を充填し、樹脂16が注入口15から溢れ出
たら注入をやめて、発泡して硬化するまで注入口15を
手で押える。樹脂16は型枠14内で発泡しながら端面
板5およびその周囲の凹凸部にまで充填され、ケーブル
1および端面板5と密着した状態で硬化する。この後、
型枠16を取りはずす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外被内部に乾燥空気、
窒素等のガスを加圧封入することによって保守され、外
被を取り除き心線を接続した部分の気密を保持するため
に、通信用のケーブルの外周面が当接する半円状の切欠
を有する2個以上の端面板が前記部分の各端に互いに突
き当てて配置されている円筒状のケーブル接続部保護ケ
ースの端面板とケーブルの隙間からガス漏れを補修する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通信用線路には高い通話品質を長期にわ
たって保証することが要求される。通信ケーブル内に水
が侵入した場合、その通信用ケーブルに収容されている
多数の銅線が電気的に短絡して通信不能となったり、腐
食を生じて長期信頼性が低下するなどの問題を生じる。
このため、特に浸水の危険がある地下においては通信用
ケーブル内に連続的にガスを封入して浸水を防止する保
守方法がとられている。この地下ケーブルは普通マンホ
ール内で接続されるが、接続部においてもガスを封止す
ることが要求される。このため、現在スタンダードクロ
ージャと呼ばれるガス封止型のケーブル接続部保護ケー
スが使用されている。これは、はんだ付けまたはコネク
タを用いて接続した通信用銅線(以下、心線接続部と呼
ぶ)をその内部に収容し、通信用ケーブル相互を気密性
をもって接続するものである。
【0003】図3は現在使用されているスタンダードク
ロージャの外観図、図4はその内部構成を示す分解図、
図5は端面板5の構造を示す拡大図である。
【0004】通信用ケーブル1は把持金物3によって把
持されている。スリーブ4は通信用ケーブル1の心線接
続部2を保護するためのものである。半円形の端面板5
はスリーブ4の両端に取り付けられ、通信用ケーブル1
とスリーブ4の間の気密保持および機械的強度の確保を
行なうためのものである。両端面板5の間には端面板5
の合せ目の気密を保つ合せ目シール6が挿入されてい
る。通信用ケーブル1には通信用ケーブル1と端面板5
間の気密を保つ気密テープ7が巻かれている。スリーブ
4にはガス圧による気密テープ7のズレを防止するため
のピン8を挿入する穴9が形成されている。ステンレス
バンド10はスリーブ4の合せ面を強度的に保持するた
めのものである。スリーブ4の外周面には測圧バルブ1
1が設けられている。端面板5の外周面には端面板5と
スリーブ4の合わせ目の気密を保つ端面板ガスケット1
2が設けられ、スリーブ4の長手方向端面にはスリーブ
4間の気密を保つスリーブガスケット13が設けられて
いる。
【0005】図6は1分岐接続用スタンダードクロージ
ャの端面板の構造を示す図、図7は2分岐接続用スタン
ダードクロージャの端面板の構造を示す図である。
【0006】いずれのスタンダードクロージャも端面板
5A,5Bの構造が図3〜図5の直線接続用スタンダー
ドクロージャの端面板5と異なっているが、基本的構造
は図3〜図5の直線接続用スタンダードクロージャと同
じである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このスタンダードクロ
ージャによるケーブル接続部においては、封入されたガ
スの内圧や通信用ケーブル1の曲がり等によって隙間が
生じてガス漏れすることがある。ガス漏れは通信障害に
到る危険性が高いために直ちに修理する必要があり、従
来、スタンダードクロージャを解体してガス漏れ部のシ
ール材等を取り替える作業が行なわれていた。この作業
は、ガス漏れ箇所以外の通信用ケーブルや接続部に影響
を与えないことが必要であり、ガス漏洩点となった前後
の接続点からガスを供給しながら解体を行なっている。
ガス保守ケーブルは遠隔測定によってガス圧をモニタし
ているのでガス漏れを生じているスタンダードクロージ
ャは判別できるが、スタンダードクロージャのどの部位
から漏れているかを判定することはできない。このた
め、上述の部品を全て取り外し、あらためてスタンダー
ドクロージャを組み立てることになる。この作業は新規
にスタンダードクロージャを組み立てる場合よりもはる
かに長時間を要し、前述のガス漏れ点の両側の接続点か
らのガス供給と合わせ、多大な作業を必要とする欠点が
あった。
【0008】本発明の目的は、ケーブル接続部保護ケー
スを解体しないで、かつ短時間にガス漏れの補修が可能
な、ケーブル接続部保護ケースのガス漏れ補修方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のケーブル接続部保護ケースのガス漏れ補修
方法は、端面板の外側で該通信用ケーブルの外周面に閉
じた空間を確保するように型枠をとりつけ、該型枠に設
けられた注入孔から前記空間内発泡樹脂を注入し、これ
を硬化させるものである。
【0010】
【作用】ガス漏れ補修にあたっては、次の条件が要件さ
れる。 接続替え等のための再解体が可能なこと。 狭隘な空間に設置されているため体積増加を最小限
とすること。
【0011】これらの条件に対して詳細な検討を行った
結果、発明者らは次の結論に達した。即ち、ガス漏れ比
率の圧倒的に高い端面板と、その周辺を解体せずに、か
つ容易に除去できるプラスチックを材料として使用し、
端面板の外側から数cm程度に通信用ケーブルを覆って補
修することである。
【0012】これらの結論に基づき材料、方法について
さらに詳細な検討を行い、要求条件を全て満足する方法
を確立した。その要点は端面板および通信用ケーブルの
周囲に発泡樹脂の保護層を現場で形成することである。
【0013】したがって、ケーブル接続部保護ケースを
解体せずに、しかも短時間でケーブル接続部保護ケーブ
ルのガス漏れを補修することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1(1),(2)は本発明の第1の実施
例を示す図である。
【0016】まず、内部が空洞になった2個の半円形の
型枠14をケーブル1をはさみ、かつ端面板5に押し当
てた後、上側の型枠14に形成されている注入口15か
ら発泡ウレタンの発泡樹脂16を充填し、樹脂16が注
入口15から溢れ出たら注入をやめて、発泡して硬化す
るまで注入口15を手で押える(図1(1))。樹脂1
6は型枠14内で発泡しながら端面板5およびその周囲
の凹凸部にまで充填され、ケーブル1および端面板5と
密着した状態で硬化する。この後、型枠16を取りはず
す(図1(2))。これによって、ケーブル1と端面板
5との隙間からのガス漏れが補修される。
【0017】図2(1),(2)は本発明の第2の実施
例を示す図である。
【0018】本実施例は、型枠17が型枠14よりも径
が小さく長いだけである。なお、18は発泡樹脂16の
注入口である。
【0019】上記発泡樹脂としては上述のポリウレタン
の他、ケーブル接続部保護ケースと密着しながらも強固
には接着することのない発泡成形が可能なものであれば
使用可能である。なお、発泡ポリウレタンについては、
例えば東京エアゾール社のスリースパーを用いることが
できる。また、本発明は、図6、図7の端面板構造を持
つスタンダードクロージャにも適用できることは言うま
でもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、端面板と
通信用ケーブルの周囲に発泡樹脂の保護層を形成するこ
とにより、ケーブル接続部保護ケーブルを解体すること
なく、ガス漏洩を補修することができるので、作業を大
幅に削減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】現在使用されているスタンダードクロージャの
外観図である。
【図4】図3のスタンダードクロージャの内部構造を示
す分解図である。
【図5】直線ケーブル接続用端面板の構造を示す図であ
る。
【図6】1分岐ケーブル接続用端面板の構造を示す図で
ある。
【図7】2分岐ケーブル接続用端面板の構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 通信用ケーブル 2 心線接続部 3 把持金物 4 スリーブ 5 端面板 6 合せ目シール 7 気密テープ 8 ピン 9 穴 10 ステンレスバンド 11 測圧バルブ 12 端面板ガスケット 13 スリーブガスケット 14,17 型枠 15,18 注入口 16 発泡樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外被内部に乾燥空気、窒素等のガスを加
    圧封入することによって保守され、外被を取り除き心線
    を接続した部分の気密を保持するために、通信用ケーブ
    ルの外周面が当接する半円状の切欠を有する2個以上の
    端面板が前記部分の各端に互いに突き当てて配置されて
    いる円筒状のケーブル接続部保護ケースにおいて、 該端面板の外側で該通信用ケーブルの外周面との間に閉
    じた空間を確保するように型枠をとりつけ、該型枠に設
    けられた注入孔から前記空間内に発泡樹脂を注入し、こ
    れを硬化させる、ケーブル接続部保護ケースのガス漏れ
    補修方法。
JP30774491A 1991-11-22 1991-11-22 ケーブル接続部保護ケースのガス漏れ補修方法 Pending JPH05146026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30774491A JPH05146026A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 ケーブル接続部保護ケースのガス漏れ補修方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30774491A JPH05146026A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 ケーブル接続部保護ケースのガス漏れ補修方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05146026A true JPH05146026A (ja) 1993-06-11

Family

ID=17972747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30774491A Pending JPH05146026A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 ケーブル接続部保護ケースのガス漏れ補修方法

Country Status (1)

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JP (1) JPH05146026A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09308071A (ja) * 1996-05-08 1997-11-28 Thomas & Betts Corp <T&B> 電気ケーブルの細長いスプライス部を密封する方法と装置
JP2011083142A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Kando:Kk ケーブル接続用クロージャのガス漏洩抑止治具及びガス漏洩抑止工法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09308071A (ja) * 1996-05-08 1997-11-28 Thomas & Betts Corp <T&B> 電気ケーブルの細長いスプライス部を密封する方法と装置
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