JPH05145208A - 回路ユニツト - Google Patents
回路ユニツトInfo
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- JPH05145208A JPH05145208A JP3301475A JP30147591A JPH05145208A JP H05145208 A JPH05145208 A JP H05145208A JP 3301475 A JP3301475 A JP 3301475A JP 30147591 A JP30147591 A JP 30147591A JP H05145208 A JPH05145208 A JP H05145208A
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- circuit
- shaped
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- H05K7/14—Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
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- H05K7/1439—Back panel mother boards
- H05K7/1444—Complex or three-dimensional-arrangements; Stepped or dual mother boards
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- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/14—Structural association of two or more printed circuits
- H05K1/147—Structural association of two or more printed circuits at least one of the printed circuits being bent or folded, e.g. by using a flexible printed circuit
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は回路基板の実装効率を向上させると共
に他の回路基板との接続端子数を大幅に増やすことがで
きる回路基板を得ることを目的とする。 【構成】内壁に回路素子を実装してなるパイプ状回路モ
ジュール1の外壁1bに接続端子11を配設し、この外
壁の接続端子でパイプ状モジュール相互を結合する構成
とする。
に他の回路基板との接続端子数を大幅に増やすことがで
きる回路基板を得ることを目的とする。 【構成】内壁に回路素子を実装してなるパイプ状回路モ
ジュール1の外壁1bに接続端子11を配設し、この外
壁の接続端子でパイプ状モジュール相互を結合する構成
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高密度実装を要求される
超並列計算機をはじめとする、電子機器全般の回路基板
実装方式に関する。
超並列計算機をはじめとする、電子機器全般の回路基板
実装方式に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器においてはプリント回路基板に
回路デバイスを実装したものを筐体に装着して使用す
る。そして、近年では半導体デバイスの高集積化に伴
い、多層回路基板を使用して高密度実装が利用されるよ
うになってきた。
回路デバイスを実装したものを筐体に装着して使用す
る。そして、近年では半導体デバイスの高集積化に伴
い、多層回路基板を使用して高密度実装が利用されるよ
うになってきた。
【0003】ところで従来はプリント基板による二次元
方向への広がりを持つ実装方式が、電子機器の実装方式
として広く使用されてきた。また基板間の接続にはバッ
クプレインやケーブルが広く使われてきた。
方向への広がりを持つ実装方式が、電子機器の実装方式
として広く使用されてきた。また基板間の接続にはバッ
クプレインやケーブルが広く使われてきた。
【0004】ここで、バックプレインと云うのは、一般
的なプリント回路基板相互間の配線接続方式のひとつで
あり、カードエッジコネクタを取り付けたマザーボード
を使用して、そのカードエッジコネクタに、プリント回
路基板を装着する方式に代表されるものである。このバ
ックプレインはマザーボードのカードエッジコネクタに
プリント回路基板のカードエッジ端子部分を装着するこ
とで、プリント回路基板相互間の配線接続を行うもので
あるから、各端子部分はそれぞれ所要の面積を必要とす
る。
的なプリント回路基板相互間の配線接続方式のひとつで
あり、カードエッジコネクタを取り付けたマザーボード
を使用して、そのカードエッジコネクタに、プリント回
路基板を装着する方式に代表されるものである。このバ
ックプレインはマザーボードのカードエッジコネクタに
プリント回路基板のカードエッジ端子部分を装着するこ
とで、プリント回路基板相互間の配線接続を行うもので
あるから、各端子部分はそれぞれ所要の面積を必要とす
る。
【0005】一方、デバイスの高密度実装に伴い、プリ
ント回路基板で必要な接続端子数は増加の一途を辿って
いる。そして、プリント回路基板のカードエッジ端子数
はプリント回路基板の面積に依存する。
ント回路基板で必要な接続端子数は増加の一途を辿って
いる。そして、プリント回路基板のカードエッジ端子数
はプリント回路基板の面積に依存する。
【0006】しかしながら、製造可能なプリント回路基
板の大きさには限界があるため、1枚の基板上に搭載で
きる部品数は基板の面積で制限されることになり、半導
体デバイスの高集積化に伴ってチップ面積が小さくなっ
ても、確保できるカードエッジ端子数によって制限を受
けてしまうと云う問題点があった。それ故、従来の二次
元実装方式では非常に多くの部品からなる大規模なシス
テムを密に結合することが困難であった。
板の大きさには限界があるため、1枚の基板上に搭載で
きる部品数は基板の面積で制限されることになり、半導
体デバイスの高集積化に伴ってチップ面積が小さくなっ
ても、確保できるカードエッジ端子数によって制限を受
けてしまうと云う問題点があった。それ故、従来の二次
元実装方式では非常に多くの部品からなる大規模なシス
テムを密に結合することが困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、カー
ドエッジコネクタを取り付けたマザーボードを使用し
て、そのカードエッジコネクタにプリント回路基板のカ
ードエッジ端子を装着することで、複数枚のプリント回
路基板を装着する極めて一般的な装着方式であるバック
プレインでの基板間接続配線本数は、基板の一辺の長さ
で制限され、従って、バックプレインにより結合可能な
基板の枚数は、バックプレインの基板の大きさで制限さ
れる。
ドエッジコネクタを取り付けたマザーボードを使用し
て、そのカードエッジコネクタにプリント回路基板のカ
ードエッジ端子を装着することで、複数枚のプリント回
路基板を装着する極めて一般的な装着方式であるバック
プレインでの基板間接続配線本数は、基板の一辺の長さ
で制限され、従って、バックプレインにより結合可能な
基板の枚数は、バックプレインの基板の大きさで制限さ
れる。
【0008】そのため、半導体デバイスの高集積化に伴
ってせっかく、チップ面積が小さくなっても多数の端子
が必要となるので、基板上に搭載できる部品数は確保で
きるカードエッジ端子数によって制限を受けてしまう。
以上のように従来の二次元実装方式では非常に多くの部
品からなる大規模なシステムを密に結合することが困難
であった。
ってせっかく、チップ面積が小さくなっても多数の端子
が必要となるので、基板上に搭載できる部品数は確保で
きるカードエッジ端子数によって制限を受けてしまう。
以上のように従来の二次元実装方式では非常に多くの部
品からなる大規模なシステムを密に結合することが困難
であった。
【0009】一方、基板間接続配線本数の向上を図るた
め、基板を積み重ねる方式や、光配線を用いる三次元実
装方式を既に提案してきた。しかし、これらは基板を積
み重ねる方向への拡張性はあるが、基板面という残され
た二次元方向への拡張性に乏しい。
め、基板を積み重ねる方式や、光配線を用いる三次元実
装方式を既に提案してきた。しかし、これらは基板を積
み重ねる方向への拡張性はあるが、基板面という残され
た二次元方向への拡張性に乏しい。
【0010】このため、例えば、三次元メッシュ結合さ
れた超並列計算機などを実装する際に、プロセッサ数を
多くとるためには三方向のうち一方向にのみ長い構成に
せざるを得ないという欠点がある。また、基板枚数の拡
張という一次元方向への拡張では、基板枚数に比例した
プロセッサ数の増加しか伴わないため、プロセッサ数増
加に対する効果が薄かった。
れた超並列計算機などを実装する際に、プロセッサ数を
多くとるためには三方向のうち一方向にのみ長い構成に
せざるを得ないという欠点がある。また、基板枚数の拡
張という一次元方向への拡張では、基板枚数に比例した
プロセッサ数の増加しか伴わないため、プロセッサ数増
加に対する効果が薄かった。
【0011】いずれの接続方式を採用しても、従来は多
数の回路基板を用いて非常に多くの回路部品からなる大
規模なシステムを多数の配線で密に結合することが困難
であり、また、従来は回路基板における回路部品間が密
に結合されている部分の拡張性を高めることができなか
ったり、拡張方向が一方向に限られていたりした。従っ
て、配線の接続面から見た拡張性を回路基板のあらゆる
方向において、確保できるようにすることが、回路実装
技術面での大きな課題である。
数の回路基板を用いて非常に多くの回路部品からなる大
規模なシステムを多数の配線で密に結合することが困難
であり、また、従来は回路基板における回路部品間が密
に結合されている部分の拡張性を高めることができなか
ったり、拡張方向が一方向に限られていたりした。従っ
て、配線の接続面から見た拡張性を回路基板のあらゆる
方向において、確保できるようにすることが、回路実装
技術面での大きな課題である。
【0012】そこで、この発明の目的とするところは、
非常に多くの部品からなる大規模なシステムを多数の配
線で密に結合することを可能にし、配線の接続面から見
た二次元および三次元方向への拡張性を有する回路基板
の構造および回路基板の実装方法が実現できる回路ユニ
ットを提供することにある。
非常に多くの部品からなる大規模なシステムを多数の配
線で密に結合することを可能にし、配線の接続面から見
た二次元および三次元方向への拡張性を有する回路基板
の構造および回路基板の実装方法が実現できる回路ユニ
ットを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、第1に
は、内壁に回路素子を実装してなるパイプ状回路モジュ
ールの外壁に接続端子を配設し、この外壁の接続端子で
パイプ状回路モジュール相互を結合する構成とする。
め、本発明は次のように構成する。すなわち、第1に
は、内壁に回路素子を実装してなるパイプ状回路モジュ
ールの外壁に接続端子を配設し、この外壁の接続端子で
パイプ状回路モジュール相互を結合する構成とする。
【0014】また、第2には、上記第1の構成におい
て、さらにパイプ状回路モジュールの外壁に設ける接続
端子は電気的接点のアレイとし、対向するパイプ状回路
モジュールの対向壁面に圧着することによりパイプ状回
路モジュール間の電気的接続を行う構成とすると共に、
対向するパイプ状回路モジュールの対向壁面間に異方性
導電物質を介在させて圧着する構成とすることにより、
パイプ状回路モジュール間の電気的接続を維持すること
を特徴とする。
て、さらにパイプ状回路モジュールの外壁に設ける接続
端子は電気的接点のアレイとし、対向するパイプ状回路
モジュールの対向壁面に圧着することによりパイプ状回
路モジュール間の電気的接続を行う構成とすると共に、
対向するパイプ状回路モジュールの対向壁面間に異方性
導電物質を介在させて圧着する構成とすることにより、
パイプ状回路モジュール間の電気的接続を維持すること
を特徴とする。
【0015】
【作用】このような構成の本装置は、第1の構成の場
合、内壁に回路素子を実装してなるパイプ構造回路モジ
ュールの外壁に接続端子を配設し、この外壁の接続端子
でパイプ構造回路モジュール相互を結合する構成とする
ものであり、従来利用されていない回路基板のデバイス
非実装側(裏面)を利用して、ここに接続端子の接点を
多数設け、この面はパイプ構造回路モジュールの外壁面
となるようにして、この外壁面の接続端子の接点を他の
パイプ構造回路モジュールの外壁面の接続端子の接点と
接触させて端子接続するようにしたことから、コネクタ
やカードエッジを利用する接続方式に比べて、遥かに多
くの接続端子を得ることができ、回路基板の回路素子高
密度実装を外部との接続端子の制限を受けることなく、
実現できるようになる。
合、内壁に回路素子を実装してなるパイプ構造回路モジ
ュールの外壁に接続端子を配設し、この外壁の接続端子
でパイプ構造回路モジュール相互を結合する構成とする
ものであり、従来利用されていない回路基板のデバイス
非実装側(裏面)を利用して、ここに接続端子の接点を
多数設け、この面はパイプ構造回路モジュールの外壁面
となるようにして、この外壁面の接続端子の接点を他の
パイプ構造回路モジュールの外壁面の接続端子の接点と
接触させて端子接続するようにしたことから、コネクタ
やカードエッジを利用する接続方式に比べて、遥かに多
くの接続端子を得ることができ、回路基板の回路素子高
密度実装を外部との接続端子の制限を受けることなく、
実現できるようになる。
【0016】また、パイプ構造回路モジュールの外壁面
は複数面あるので、この各面を他のパイプ構造回路モジ
ュールの外壁面と接続することで三次元方向への柔軟な
拡張性を実現し、大規模な電子機器の部品間を多数の配
線で結合することを可能にする他、パイプ構造回路モジ
ュールの外壁面における他のパイプ構造回路モジュール
の外壁面の接点接続は密着接続であるので、接続も容易
であり、作業性も良い他、回路モジュールはパイプ状で
あるので効率的な冷却が可能であり、また、回路モジュ
ールは内壁面側からもケーブルを引き出せるので外部の
入出力機器との接続、クロック信号供給、電源供給を妨
げない。
は複数面あるので、この各面を他のパイプ構造回路モジ
ュールの外壁面と接続することで三次元方向への柔軟な
拡張性を実現し、大規模な電子機器の部品間を多数の配
線で結合することを可能にする他、パイプ構造回路モジ
ュールの外壁面における他のパイプ構造回路モジュール
の外壁面の接点接続は密着接続であるので、接続も容易
であり、作業性も良い他、回路モジュールはパイプ状で
あるので効率的な冷却が可能であり、また、回路モジュ
ールは内壁面側からもケーブルを引き出せるので外部の
入出力機器との接続、クロック信号供給、電源供給を妨
げない。
【0017】また、第2の構成の場合、パイプ状回路モ
ジュールの外壁に設ける接続端子は電気的接点のアレイ
とし、対向するパイプ状回路モジュールの対向壁面に圧
着することによりパイプ状回路モジュール間の電気的接
続を行う構成としてあり、さらに、対向するパイプ状回
路モジュールの対向壁面間に異方性導電物質を介在させ
て圧着するため、異方性導電物質の特徴である加圧方向
に対しては導電性を維持し、その他の方向に対しては絶
縁性を保つと云う特徴を活かして、互いに対向するパイ
プ状回路モジュールの電気的接点間を隣接の電気的接点
と絶縁状態を保ったまま、導通接続することができるよ
うになり、多数の接点があっても、容易にパイプ状回路
モジュール間の電気的接続を行うことができるようにな
る。
ジュールの外壁に設ける接続端子は電気的接点のアレイ
とし、対向するパイプ状回路モジュールの対向壁面に圧
着することによりパイプ状回路モジュール間の電気的接
続を行う構成としてあり、さらに、対向するパイプ状回
路モジュールの対向壁面間に異方性導電物質を介在させ
て圧着するため、異方性導電物質の特徴である加圧方向
に対しては導電性を維持し、その他の方向に対しては絶
縁性を保つと云う特徴を活かして、互いに対向するパイ
プ状回路モジュールの電気的接点間を隣接の電気的接点
と絶縁状態を保ったまま、導通接続することができるよ
うになり、多数の接点があっても、容易にパイプ状回路
モジュール間の電気的接続を行うことができるようにな
る。
【0018】従って、この発明によれば、非常に多くの
部品からなる大規模なシステムを多数の配線で密に結合
することを可能にし、配線の接続面から見た二次元およ
び三次元方向への拡張性を有する回路ユニットを提供す
ることができる。
部品からなる大規模なシステムを多数の配線で密に結合
することを可能にし、配線の接続面から見た二次元およ
び三次元方向への拡張性を有する回路ユニットを提供す
ることができる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0020】本発明における装置の基本的特徴点は、内
壁面側に回路デバイス(LSI、、IC、トランジス
タ、コンデンサ、抵抗、コイル、ダイオード、スイッチ
などのような回路構成用の各種の回路素子)を実装し、
外壁面側に二次元的に多数の電気的接続部を配列したパ
イプ状(筒状)の回路モジュールを、互いに外壁面の電
気的接続部同士で結合することによって他の回路モジュ
ール間との配線接続をすることができるようにして、電
気的接続部すなわち、回路基板の接続端子数の形成に、
物理的な制約を受け難くしたことにある。
壁面側に回路デバイス(LSI、、IC、トランジス
タ、コンデンサ、抵抗、コイル、ダイオード、スイッチ
などのような回路構成用の各種の回路素子)を実装し、
外壁面側に二次元的に多数の電気的接続部を配列したパ
イプ状(筒状)の回路モジュールを、互いに外壁面の電
気的接続部同士で結合することによって他の回路モジュ
ール間との配線接続をすることができるようにして、電
気的接続部すなわち、回路基板の接続端子数の形成に、
物理的な制約を受け難くしたことにある。
【0021】この構成では回路デバイスはパイプ状回路
モジュールの内壁に実装され、同一パイプ内の回路デバ
イス間はそのパイプ状回路モジュール内に設置された配
線で結合される。異なるパイプ状回路モジュールに搭載
される回路デバイスへは、パイプ状回路モジュールの外
壁にある接続部を介して結合される。この接続部はパイ
プ状回路モジュールの外壁全体に作ることができるの
で、通常の基板の一辺にコネクタを配置する方式に比べ
非常に多数の配線を用いたモジュール間結合が可能にな
る。
モジュールの内壁に実装され、同一パイプ内の回路デバ
イス間はそのパイプ状回路モジュール内に設置された配
線で結合される。異なるパイプ状回路モジュールに搭載
される回路デバイスへは、パイプ状回路モジュールの外
壁にある接続部を介して結合される。この接続部はパイ
プ状回路モジュールの外壁全体に作ることができるの
で、通常の基板の一辺にコネクタを配置する方式に比べ
非常に多数の配線を用いたモジュール間結合が可能にな
る。
【0022】このようにして、モジュール間の配線を一
定の配線密度を保ったままで、二次元方向にモジュール
数を拡張することができる。また、パイプの内壁に熱の
発生源であるデバイスが搭載されるので、パイプ状回路
モジュールの空洞部を通して熱をシステム外部に排出す
ることができる。
定の配線密度を保ったままで、二次元方向にモジュール
数を拡張することができる。また、パイプの内壁に熱の
発生源であるデバイスが搭載されるので、パイプ状回路
モジュールの空洞部を通して熱をシステム外部に排出す
ることができる。
【0023】また、第2の特徴点は、上記基本的特徴点
を用いた構成において、パイプ状の回路モジュールの開
口端部にも電気的接続部を設けて、パイプの軸方向にも
回路モジュールの増設接続を可能にしたことにある。パ
イプ状回路モジュールの開口端部側に設けられた接続部
により、パイプの軸方向に他のパイプ状回路モジュール
モジュールを結合することができる。このため基本的構
成のみを適用した場合、拡張性がなかったもう一つの方
向にも拡張性ができ、全体として三次元方向全てに拡張
性を有するようになる。パイプ状回路モジュールをパイ
プ端部側で結合してもパイプ構造は保たれるので放熱に
関しても基本構成のみの構造とした場合と同様に処理で
きる。
を用いた構成において、パイプ状の回路モジュールの開
口端部にも電気的接続部を設けて、パイプの軸方向にも
回路モジュールの増設接続を可能にしたことにある。パ
イプ状回路モジュールの開口端部側に設けられた接続部
により、パイプの軸方向に他のパイプ状回路モジュール
モジュールを結合することができる。このため基本的構
成のみを適用した場合、拡張性がなかったもう一つの方
向にも拡張性ができ、全体として三次元方向全てに拡張
性を有するようになる。パイプ状回路モジュールをパイ
プ端部側で結合してもパイプ構造は保たれるので放熱に
関しても基本構成のみの構造とした場合と同様に処理で
きる。
【0024】また、短いパイプ長のパイプ状回路モジュ
ールを多数組み合わせて長いパイプを構成することが可
能になるので、故障が発生した場合でも故障箇所を含む
小さなブロックのみを交換すれば済むようになるから、
故障修理時のダメージが少ない。パイプ状回路モジュー
ルの開口部が適当な大きさを持ち、パイプの長さが短か
ければ、パイプ構造のまま部品交換等のメインテナンス
をすることができるようになる。
ールを多数組み合わせて長いパイプを構成することが可
能になるので、故障が発生した場合でも故障箇所を含む
小さなブロックのみを交換すれば済むようになるから、
故障修理時のダメージが少ない。パイプ状回路モジュー
ルの開口部が適当な大きさを持ち、パイプの長さが短か
ければ、パイプ構造のまま部品交換等のメインテナンス
をすることができるようになる。
【0025】第3の特徴点は、上記基本的特徴点を用い
た構成において、パイプ状の回路モジュールの外壁面に
設ける多数の電気的接続部は、導電体材料によるバンプ
などような構造の電気的接点のアレイとし、電気的接点
を互いに対向させてパイプ状の回路モジュール間を圧接
することにより、端子接続する構成とすることにある。
この構成では、パイプ状回路モジュールの外壁に電気的
接点のアレイをパイプ状回路モジュール相互間の接続部
(接続端子)として用いるので、外壁の面積に比例して
極めて多数の接点を設けることができる。また、第5の
特徴点を併用することで、パイプ状回路モジュール間は
パイプ状回路モジュールの外壁の電気的接点が互いに接
するように位置を合わせて圧着により接続されるので、
パイプ状回路モジュール間接続の脱着時に必要な力が接
点数が非常に多数に亙っても、大きな力は必要としな
い。さらにコネクタを用いる場合のような接続部による
システムの体積増加は殆どないため高密度実装が可能に
なる。
た構成において、パイプ状の回路モジュールの外壁面に
設ける多数の電気的接続部は、導電体材料によるバンプ
などような構造の電気的接点のアレイとし、電気的接点
を互いに対向させてパイプ状の回路モジュール間を圧接
することにより、端子接続する構成とすることにある。
この構成では、パイプ状回路モジュールの外壁に電気的
接点のアレイをパイプ状回路モジュール相互間の接続部
(接続端子)として用いるので、外壁の面積に比例して
極めて多数の接点を設けることができる。また、第5の
特徴点を併用することで、パイプ状回路モジュール間は
パイプ状回路モジュールの外壁の電気的接点が互いに接
するように位置を合わせて圧着により接続されるので、
パイプ状回路モジュール間接続の脱着時に必要な力が接
点数が非常に多数に亙っても、大きな力は必要としな
い。さらにコネクタを用いる場合のような接続部による
システムの体積増加は殆どないため高密度実装が可能に
なる。
【0026】第4の特徴点は、上記第3の特徴点を用い
た構成において、パイプ状の回路モジュール間に異方性
導電物を挟んで圧着するようにし、これにより、互いに
対向するパイプ状回路モジュールの電気的接点間を隣接
の電気的接点と絶縁状態を保ったまま、導通接続するこ
とができるようにして、多数の接点の接続を容易に行え
るようにする構成とすることにある。
た構成において、パイプ状の回路モジュール間に異方性
導電物を挟んで圧着するようにし、これにより、互いに
対向するパイプ状回路モジュールの電気的接点間を隣接
の電気的接点と絶縁状態を保ったまま、導通接続するこ
とができるようにして、多数の接点の接続を容易に行え
るようにする構成とすることにある。
【0027】第5の特徴点は、上記第3の特徴点を用い
た構成において、パイプ状の回路モジュールの外壁に接
合相手のパイプ状回路モジュールの外壁側と嵌合して位
置決めをする位置決め用の凹凸を設けた構成とすること
にある。これにより、多数の接点が互いに特定の相手側
接点とのみ、接続させることができるようになる。
た構成において、パイプ状の回路モジュールの外壁に接
合相手のパイプ状回路モジュールの外壁側と嵌合して位
置決めをする位置決め用の凹凸を設けた構成とすること
にある。これにより、多数の接点が互いに特定の相手側
接点とのみ、接続させることができるようになる。
【0028】第6の特徴点は、上記第3の特徴点を用い
た構成において、パイプ状の回路モジュールを多数、積
層して集合したパイプ状回路モジュール群をばらばらに
ならないように回路ユニットとして保持するために、パ
イプ状回路モジュール群をその外側から挟み込んで保持
する保持機構を設けた点である。この構成では、並べら
れたパイプ状回路モジュール群は保持機構により、外側
から挟み込まれることにより、互いに隣接するパイプ状
回路モジュール間が密着するようになる。位置合わせが
行われた状態でパイプ状回路モジュール間が密着すると
パイプ状回路モジュールの外壁に設けられている接点間
に電気的な結合ができる。パイプ状回路モジュール間は
押し付けられているだけであるので、保持機構を緩める
ことでパイプ状回路モジュール群は簡単に分解できる。
た構成において、パイプ状の回路モジュールを多数、積
層して集合したパイプ状回路モジュール群をばらばらに
ならないように回路ユニットとして保持するために、パ
イプ状回路モジュール群をその外側から挟み込んで保持
する保持機構を設けた点である。この構成では、並べら
れたパイプ状回路モジュール群は保持機構により、外側
から挟み込まれることにより、互いに隣接するパイプ状
回路モジュール間が密着するようになる。位置合わせが
行われた状態でパイプ状回路モジュール間が密着すると
パイプ状回路モジュールの外壁に設けられている接点間
に電気的な結合ができる。パイプ状回路モジュール間は
押し付けられているだけであるので、保持機構を緩める
ことでパイプ状回路モジュール群は簡単に分解できる。
【0029】第7の特徴点は、上記第3の特徴点を用い
た構成において、隣接するパイプ状の回路モジュール間
が圧着した状態を保持するように、パイプ状の回路モジ
ュールには他のパイプ状の回路モジュールとの間で互い
に固定するための固定具を設ける構成とした点である。
この構成では、隣接するパイプ状の回路モジュール間を
圧着状態に維持させる固定具を具備するので、位置合わ
せが行われた状態でパイプ状回路モジュール間が密着さ
せて固定具により固定すると、パイプ状回路モジュール
の外壁に設けられて接点間に電気的な結合が保持され
る。パイプ状回路モジュール間は押し付けられているだ
けであるので、固定具を緩めることによりパイプ群は簡
単に分解できるようになる。
た構成において、隣接するパイプ状の回路モジュール間
が圧着した状態を保持するように、パイプ状の回路モジ
ュールには他のパイプ状の回路モジュールとの間で互い
に固定するための固定具を設ける構成とした点である。
この構成では、隣接するパイプ状の回路モジュール間を
圧着状態に維持させる固定具を具備するので、位置合わ
せが行われた状態でパイプ状回路モジュール間が密着さ
せて固定具により固定すると、パイプ状回路モジュール
の外壁に設けられて接点間に電気的な結合が保持され
る。パイプ状回路モジュール間は押し付けられているだ
けであるので、固定具を緩めることによりパイプ群は簡
単に分解できるようになる。
【0030】第8の特徴点は、上記基本構成を用いる構
造において、複数枚の回路基板間を各回路基板に設けた
回路基板接続用のコネクタにより互いに結合してパイプ
状に形成した回路モジュールを用いる構成とする点であ
る。
造において、複数枚の回路基板間を各回路基板に設けた
回路基板接続用のコネクタにより互いに結合してパイプ
状に形成した回路モジュールを用いる構成とする点であ
る。
【0031】この構成では複数枚の回路基板間を各回路
基板に設けた回路基板接続用のコネクタにより結合する
ことにより、四角柱状のパイプ状回路モジュールを簡単
に構成することができる。そして、この方式ではメイン
テナンス時に元の回路基板一枚一枚に容易に分解できる
ようになる。ただし、配線数はコネクタのピン数により
制限され、コネクタを搭載するためにデバイスを搭載で
きる場所が狭くなる。
基板に設けた回路基板接続用のコネクタにより結合する
ことにより、四角柱状のパイプ状回路モジュールを簡単
に構成することができる。そして、この方式ではメイン
テナンス時に元の回路基板一枚一枚に容易に分解できる
ようになる。ただし、配線数はコネクタのピン数により
制限され、コネクタを搭載するためにデバイスを搭載で
きる場所が狭くなる。
【0032】第9の特徴点は、上記基本構成を用いる構
造において、複数枚の回路基板間をフレキシブル基板を
用いて接続したものを、パイプ状にしてパイプ状回路モ
ジュールを構成したものを使用する点である。
造において、複数枚の回路基板間をフレキシブル基板を
用いて接続したものを、パイプ状にしてパイプ状回路モ
ジュールを構成したものを使用する点である。
【0033】この構成では、フレキシブル基板を回路基
板の接続用に用いるので、回路デバイスを実装した回路
基板をフレキシブル基板の位置で自由に曲げることがで
きるようになることから、容易にパイプ状に形成するこ
とができる。そのため、回路基板間の接続を行う屈曲部
にのみフレキシブル基板を用いて接続を行ったり、フレ
キシブル基板に直接デバイスを搭載してパイプ構造の外
わくの内壁に張り付けるなどして、フレキシブル基板の
柔軟性を生かしてパイプ内壁に回路デバイスを搭載し、
外壁に接続部を有するモジュールを構成することが可能
になる。また、屈曲部はフレキシブル基板なので自由に
パイプを展開できるので、回路デバイスの取付作業やメ
インテナンスの際の作業性が損なわれない。
板の接続用に用いるので、回路デバイスを実装した回路
基板をフレキシブル基板の位置で自由に曲げることがで
きるようになることから、容易にパイプ状に形成するこ
とができる。そのため、回路基板間の接続を行う屈曲部
にのみフレキシブル基板を用いて接続を行ったり、フレ
キシブル基板に直接デバイスを搭載してパイプ構造の外
わくの内壁に張り付けるなどして、フレキシブル基板の
柔軟性を生かしてパイプ内壁に回路デバイスを搭載し、
外壁に接続部を有するモジュールを構成することが可能
になる。また、屈曲部はフレキシブル基板なので自由に
パイプを展開できるので、回路デバイスの取付作業やメ
インテナンスの際の作業性が損なわれない。
【0034】第10の特徴点は、上記基本構成を用いた
構造において、パイプ状回路モジュールは一定条件下で
可塑性を示す基板を上記条件下で折り曲げて製造するよ
うにする点である。
構造において、パイプ状回路モジュールは一定条件下で
可塑性を示す基板を上記条件下で折り曲げて製造するよ
うにする点である。
【0035】この方式では、加熱状態などの一定条件下
で可塑性を示す回路基板を用いるので、通常の平面状の
回路基板の状態で回路デバイスを実装した後に、可塑性
を示す条件下に屈曲部を置き、回路基板を折り曲げるこ
とによりパイプ状のモジュールを構成することが可能に
なる。この方式ではパイプ内のデバイス間の結線数や周
波数がフレキシブル基板使用による特性の限界に無関係
となるため、高性能なパイプ状回路モジュールを得るこ
とができるようになる。
で可塑性を示す回路基板を用いるので、通常の平面状の
回路基板の状態で回路デバイスを実装した後に、可塑性
を示す条件下に屈曲部を置き、回路基板を折り曲げるこ
とによりパイプ状のモジュールを構成することが可能に
なる。この方式ではパイプ内のデバイス間の結線数や周
波数がフレキシブル基板使用による特性の限界に無関係
となるため、高性能なパイプ状回路モジュールを得るこ
とができるようになる。
【0036】第11の特徴点は、上記基本構成を用いた
構造において、回路デバイスを実装するパイプ状回路モ
ジュールに、変形を防止する補強構造を具備させる点で
ある。このようにすると、フレキシブル基板などを採用
することによって変形し易くなる部分を持つパイプ状回
路モジュールの、変形を防止することが可能になり、実
装面で扱い易くなる他、パイプ状回路モジュールの変形
によるパイプ状回路モジュール間の接触不良を抑止する
ことができる。
構造において、回路デバイスを実装するパイプ状回路モ
ジュールに、変形を防止する補強構造を具備させる点で
ある。このようにすると、フレキシブル基板などを採用
することによって変形し易くなる部分を持つパイプ状回
路モジュールの、変形を防止することが可能になり、実
装面で扱い易くなる他、パイプ状回路モジュールの変形
によるパイプ状回路モジュール間の接触不良を抑止する
ことができる。
【0037】第12の特徴点は、上記基本構成を用いた
構造において、回路デバイスを搭載する第一のパイプ状
回路モジュールの外側に、内側から外側に貫通する電気
的接点を具備した堅固な第二のパイプ状回路モジュール
を被せる構造とすることである。
構造において、回路デバイスを搭載する第一のパイプ状
回路モジュールの外側に、内側から外側に貫通する電気
的接点を具備した堅固な第二のパイプ状回路モジュール
を被せる構造とすることである。
【0038】この構成では、フレキシブル基板などによ
って変形し易い部分を持つデバイスを搭載した第一のパ
イプ状回路モジュールの外側に、内側から外側に貫通す
る電気的接点を具備した堅固な第二のパイプ状回路モジ
ュールを被せるので、他のパイプ状回路モジュールとの
接続やパイプ状回路モジュールの重みなどによりパイプ
状回路モジュールが受ける応力は外側の堅固なパイプ状
回路モジュールが吸収するので、内側のパイプ状回路モ
ジュールにはほとんどこのような応力がかからない。ま
た、外側のパイプ状回路モジュールは堅固なので殆ど変
形しないためパイプ状回路モジュール間の接触不良は抑
止される。同様に外側のパイプ状回路モジュールと内側
のパイプ状回路モジュールの接触不良も抑止される。複
雑な配線を具備したパイプ状回路モジュールを製造する
ことは困難であるが、内側から外側に貫通するだけの電
気的接点を作ることは容易であるから、このような構造
の実現性は高い。
って変形し易い部分を持つデバイスを搭載した第一のパ
イプ状回路モジュールの外側に、内側から外側に貫通す
る電気的接点を具備した堅固な第二のパイプ状回路モジ
ュールを被せるので、他のパイプ状回路モジュールとの
接続やパイプ状回路モジュールの重みなどによりパイプ
状回路モジュールが受ける応力は外側の堅固なパイプ状
回路モジュールが吸収するので、内側のパイプ状回路モ
ジュールにはほとんどこのような応力がかからない。ま
た、外側のパイプ状回路モジュールは堅固なので殆ど変
形しないためパイプ状回路モジュール間の接触不良は抑
止される。同様に外側のパイプ状回路モジュールと内側
のパイプ状回路モジュールの接触不良も抑止される。複
雑な配線を具備したパイプ状回路モジュールを製造する
ことは困難であるが、内側から外側に貫通するだけの電
気的接点を作ることは容易であるから、このような構造
の実現性は高い。
【0039】第13の特徴点は、パイプ状回路モジュー
ルの空洞部を通して冷却を行うことができる点である。
パイプ状回路モジュールの内壁側には熱の発生源である
回路デバイスが実装されており、しかも、目指すは高密
度実装であることから、発熱の問題は大きい。しかし、
パイプ状回路モジュールはパイプ状であるからその空洞
部を通して冷媒を送ることで、熱をシステム外部に排出
することができ、これにより効率的に冷却が行える。
ルの空洞部を通して冷却を行うことができる点である。
パイプ状回路モジュールの内壁側には熱の発生源である
回路デバイスが実装されており、しかも、目指すは高密
度実装であることから、発熱の問題は大きい。しかし、
パイプ状回路モジュールはパイプ状であるからその空洞
部を通して冷媒を送ることで、熱をシステム外部に排出
することができ、これにより効率的に冷却が行える。
【0040】第14の特徴点は、第13の特徴点の構成
を採用するに当たり、その具体的手法としてパイプ状回
路モジュールの開口端部にファンを設け、パイプの空洞
部に強制的に気流を流すことである。これにより、熱の
発生源である回路デバイスの表面に気流を吹き付けるこ
とができ、回路デバイスが発生する熱を奪って、パイプ
外に排出させることができ、効率的な冷却が行える。
を採用するに当たり、その具体的手法としてパイプ状回
路モジュールの開口端部にファンを設け、パイプの空洞
部に強制的に気流を流すことである。これにより、熱の
発生源である回路デバイスの表面に気流を吹き付けるこ
とができ、回路デバイスが発生する熱を奪って、パイプ
外に排出させることができ、効率的な冷却が行える。
【0041】第15の特徴点は、第13の特徴点の構成
を採用するに当たり、その具体的手法としてパイプ状回
路モジュールのパイプの空洞部に冷却液を流すようにす
ることである。パイプの空洞部に冷却液を流すことによ
り、熱の発生源である回路デバイスの表面を冷却液が通
過する時に回路デバイスが発生する熱を奪い、パイプ外
に排出されるので効率的に冷却が行える。また、回路デ
バイスに冷却性能の高い冷却液が直接触れるので、気流
による冷却を行う場合よりも冷却能力が高く、発熱が高
い場合にも対応できる。このため、結合されたパイプ状
回路モジュールの軸長を長くしたり、消費電力の大きな
デバイスを用いることが可能になる。
を採用するに当たり、その具体的手法としてパイプ状回
路モジュールのパイプの空洞部に冷却液を流すようにす
ることである。パイプの空洞部に冷却液を流すことによ
り、熱の発生源である回路デバイスの表面を冷却液が通
過する時に回路デバイスが発生する熱を奪い、パイプ外
に排出されるので効率的に冷却が行える。また、回路デ
バイスに冷却性能の高い冷却液が直接触れるので、気流
による冷却を行う場合よりも冷却能力が高く、発熱が高
い場合にも対応できる。このため、結合されたパイプ状
回路モジュールの軸長を長くしたり、消費電力の大きな
デバイスを用いることが可能になる。
【0042】第16の特徴点は、第15の特徴点の構成
を用いる場合に、パイプ全体を冷却液に浸すようにする
点である。パイプ全体を冷却液に浸すことにより、効率
的な冷却効果に加えて、浮力によって自重による応力の
軽減が図られ、システムの下部にかかる大きな荷重によ
る変形や接触不良を防止できる構造とすることができ
る。
を用いる場合に、パイプ全体を冷却液に浸すようにする
点である。パイプ全体を冷却液に浸すことにより、効率
的な冷却効果に加えて、浮力によって自重による応力の
軽減が図られ、システムの下部にかかる大きな荷重によ
る変形や接触不良を防止できる構造とすることができ
る。
【0043】第17の特徴点は、第15の特徴点の構成
を用いる場合に、パイプ状回路モジュールを水平でない
方向に立てるように設置する点である。パイプを垂直方
向に立てるように設置することで、熱は自然に上部に上
昇して放散されると云う効果を併せて得ることができ、
冷却効果を一層高めることができる。また、パイプを水
平に寝かせるように設置するとパイプの空洞部を押しつ
ぶす方向に荷重がかかるので変形し易いのに対し、パイ
プを垂直方向に立てるように設置するとシステムの下部
にかかる荷重はパイプの長さを縮める方向に働くので機
械的な強度が強いため、変形や接触不良を抑止すること
ができる。
を用いる場合に、パイプ状回路モジュールを水平でない
方向に立てるように設置する点である。パイプを垂直方
向に立てるように設置することで、熱は自然に上部に上
昇して放散されると云う効果を併せて得ることができ、
冷却効果を一層高めることができる。また、パイプを水
平に寝かせるように設置するとパイプの空洞部を押しつ
ぶす方向に荷重がかかるので変形し易いのに対し、パイ
プを垂直方向に立てるように設置するとシステムの下部
にかかる荷重はパイプの長さを縮める方向に働くので機
械的な強度が強いため、変形や接触不良を抑止すること
ができる。
【0044】第18の特徴点は、基本構成を用いた構造
とする場合に、パイプ状回路モジュールを水平方向に寝
かせて設置する構成とすることである。パイプ状回路モ
ジュールを水平に寝かせるように設置することで、水平
方向の壁面は自重により自然に密着する。また、パイプ
状回路モジュールの空洞部を使った冷却を行う場合はパ
イプ長をあまり長くすると冷却むらができるため、パイ
プ長はあまり長くできないことから、パイプの長さ方向
以外の寸法の比べて短くなる場合がある。このため、パ
イプ状回路モジュールを水平方向に寝かせる構成とする
場合には、必要な床面積は少なくて済むようになる。
とする場合に、パイプ状回路モジュールを水平方向に寝
かせて設置する構成とすることである。パイプ状回路モ
ジュールを水平に寝かせるように設置することで、水平
方向の壁面は自重により自然に密着する。また、パイプ
状回路モジュールの空洞部を使った冷却を行う場合はパ
イプ長をあまり長くすると冷却むらができるため、パイ
プ長はあまり長くできないことから、パイプの長さ方向
以外の寸法の比べて短くなる場合がある。このため、パ
イプ状回路モジュールを水平方向に寝かせる構成とする
場合には、必要な床面積は少なくて済むようになる。
【0045】第19の特徴点は、基本構成を用いた構造
とする場合に、パイプ状回路モジュールを積層集合して
構成した回路ユニットの最も外に位置する壁に、システ
ム外部との入出力を行うケーブルを接続するコネクタを
設ける構成とする点である。
とする場合に、パイプ状回路モジュールを積層集合して
構成した回路ユニットの最も外に位置する壁に、システ
ム外部との入出力を行うケーブルを接続するコネクタを
設ける構成とする点である。
【0046】この構成では、積層集合して構成した回路
ユニットの最も外に位置する壁にコネクタを設けている
ので、従来からの一般的な実装方式をとる外部システム
との接続を可能にする。コネクタは最も外の外壁に設置
されるので、ケーブルの着脱も容易である。また、シス
テムの規模に比例した入出力能力を供給しなければなら
ない場合でも、規模の増加に比例してシステムの外壁の
面積も増加するので、入出力を行うコネクタ数を確保で
きる。
ユニットの最も外に位置する壁にコネクタを設けている
ので、従来からの一般的な実装方式をとる外部システム
との接続を可能にする。コネクタは最も外の外壁に設置
されるので、ケーブルの着脱も容易である。また、シス
テムの規模に比例した入出力能力を供給しなければなら
ない場合でも、規模の増加に比例してシステムの外壁の
面積も増加するので、入出力を行うコネクタ数を確保で
きる。
【0047】第20の特徴点は、基本構成を用いた構造
とする場合に、パイプ状回路モジュールの内壁からケー
ブルを引き出し、パイプ状回路モジュールの空洞部を通
して上記ケーブルをパイプ状回路モジュール外部に導
き、パイプ状回路モジュールの内部と外部との間での信
号授受を行える構成とする点である。この構成では、パ
イプ状回路モジュールの内壁からケーブルを引き出し、
パイプの空洞部を通して上記ケーブルをパイプ外部に導
き、パイプ内部と外部の信号の授受を行うことにより、
複数のパイプ状回路モジュールを積層集合して回路ユニ
ットを構成した場合に、内奥部に位置するパイプ状回路
モジュールの信号を中継無しで外部に導くことができる
ようになる。このため、到達距離のばらつきを嫌うクロ
ック信号の分配などに適した配線を可能にする。
とする場合に、パイプ状回路モジュールの内壁からケー
ブルを引き出し、パイプ状回路モジュールの空洞部を通
して上記ケーブルをパイプ状回路モジュール外部に導
き、パイプ状回路モジュールの内部と外部との間での信
号授受を行える構成とする点である。この構成では、パ
イプ状回路モジュールの内壁からケーブルを引き出し、
パイプの空洞部を通して上記ケーブルをパイプ外部に導
き、パイプ内部と外部の信号の授受を行うことにより、
複数のパイプ状回路モジュールを積層集合して回路ユニ
ットを構成した場合に、内奥部に位置するパイプ状回路
モジュールの信号を中継無しで外部に導くことができる
ようになる。このため、到達距離のばらつきを嫌うクロ
ック信号の分配などに適した配線を可能にする。
【0048】第21の特徴点は、基本構成を用いた構造
とする場合に、パイプ状回路モジュールの内壁からケー
ブルを引き出し、パイプ状回路モジュールの空洞部を通
して上記ケーブルをパイプ外部に導き、パイプ状回路モ
ジュール内部へ電源の供給を行う構成とすることにあ
る。パイプ状回路モジュールの内壁からケーブルを引き
出し、パイプ状回路モジュールの空洞部を通して上記ケ
ーブルをパイプ外部に導き、パイプ状回路モジュール内
部へ電源の供給を行う構成とすることにより、パイプ状
回路モジュール内部への電源供給を行うことができるよ
うになり、パイプ状回路モジュールを長く継ぎ足してい
った場合でも、電源供給路をパイプ空洞部を通して複数
の給電ケーブルを設置できるので、安定した電源供給が
可能になる。
とする場合に、パイプ状回路モジュールの内壁からケー
ブルを引き出し、パイプ状回路モジュールの空洞部を通
して上記ケーブルをパイプ外部に導き、パイプ状回路モ
ジュール内部へ電源の供給を行う構成とすることにあ
る。パイプ状回路モジュールの内壁からケーブルを引き
出し、パイプ状回路モジュールの空洞部を通して上記ケ
ーブルをパイプ外部に導き、パイプ状回路モジュール内
部へ電源の供給を行う構成とすることにより、パイプ状
回路モジュール内部への電源供給を行うことができるよ
うになり、パイプ状回路モジュールを長く継ぎ足してい
った場合でも、電源供給路をパイプ空洞部を通して複数
の給電ケーブルを設置できるので、安定した電源供給が
可能になる。
【0049】第22の特徴点は、パイプ状回路モジュー
ルの軸端部近傍に、他のパイプ状回路モジュールを結合
するためのコネクタ等による結合部を設ける構成とした
場合に、当該結合部により接続されるパイプ状回路モジ
ュールへの電源供給を、この結合部を介して行う構成と
する点である。パイプ端部の結合部により接続される他
のパイプ状回路モジュールへの電源供給を、当該結合部
を介して行うので、パイプ状回路モジュールを結合する
と自動的に電源が供給できるようになる。
ルの軸端部近傍に、他のパイプ状回路モジュールを結合
するためのコネクタ等による結合部を設ける構成とした
場合に、当該結合部により接続されるパイプ状回路モジ
ュールへの電源供給を、この結合部を介して行う構成と
する点である。パイプ端部の結合部により接続される他
のパイプ状回路モジュールへの電源供給を、当該結合部
を介して行うので、パイプ状回路モジュールを結合する
と自動的に電源が供給できるようになる。
【0050】第23の特徴点は、パイプ状回路モジュー
ルへの電源供給を、パイプ外壁に設ける結合部を介して
行う構成とする点である。パイプ状回路モジュールへの
電源供給を、パイプ状回路モジュール外壁の結合部を介
して行うので、パイプ状回路モジュール間を結合する
と、電源に直接接続されていないパイプ状回路モジュー
ルにも自動的に電源供給できるようになる。以上の点を
念頭におき、本発明の実施例の詳細を次に述べる。
ルへの電源供給を、パイプ外壁に設ける結合部を介して
行う構成とする点である。パイプ状回路モジュールへの
電源供給を、パイプ状回路モジュール外壁の結合部を介
して行うので、パイプ状回路モジュール間を結合する
と、電源に直接接続されていないパイプ状回路モジュー
ルにも自動的に電源供給できるようになる。以上の点を
念頭におき、本発明の実施例の詳細を次に述べる。
【0051】図1は本発明の基本構成を中心に、上述し
た第3の特徴点、第4の特徴点、第5の特徴点、第13
の特徴点、第14の特徴点、第17の特徴点、第19の
特徴点および第22の特徴点の構成を採用した実装方式
の一実施例を示した斜視図である。図において、1はパ
イプ構造の回路モジュールであり、多数の回路モジュー
ル1をその外壁面を利用して互いに接触させて集合接続
してある。
た第3の特徴点、第4の特徴点、第5の特徴点、第13
の特徴点、第14の特徴点、第17の特徴点、第19の
特徴点および第22の特徴点の構成を採用した実装方式
の一実施例を示した斜視図である。図において、1はパ
イプ構造の回路モジュールであり、多数の回路モジュー
ル1をその外壁面を利用して互いに接触させて集合接続
してある。
【0052】図に示すように、四角形筒状に形成された
パイプ構造の各回路モジュール1は、その内壁面1aに
半導体集積回路デバイスや抵抗、コンデンサ、コイル、
ダイオード、トランジスタなどの如き回路デバイス10
が実装されている。そして、パイプ内部のデバイス間の
接続はパイプ自身に形成された配線によって行われる。
パイプ構造の各回路モジュール1は、その内壁面1aに
半導体集積回路デバイスや抵抗、コンデンサ、コイル、
ダイオード、トランジスタなどの如き回路デバイス10
が実装されている。そして、パイプ内部のデバイス間の
接続はパイプ自身に形成された配線によって行われる。
【0053】パイプ構造の回路モジュール1における隣
接する別の回路モジュール1のパイプ内壁に実装された
回路デバイス10との接続は、各回路モジュール1のパ
イプ外壁面1bに形成された電気的接点11を介して行
われる。
接する別の回路モジュール1のパイプ内壁に実装された
回路デバイス10との接続は、各回路モジュール1のパ
イプ外壁面1bに形成された電気的接点11を介して行
われる。
【0054】すなわち、パイプ構造の回路モジュール1
にはパイプ内配線の他にパイプ内壁面1aの回路デバイ
ス10からパイプ外壁面1bの電気的接点11への配線
が形成されている。電気的接点11は硬い導電性物質の
バンプであり、隣のパイプ構造回路モジュール1のパイ
プ外壁面1bにおける電気的接点11との接続は互いの
対向面に異方性導電シート(または異方性導電物質)2
を挟んで押し付けるように、配置することで行う。
にはパイプ内配線の他にパイプ内壁面1aの回路デバイ
ス10からパイプ外壁面1bの電気的接点11への配線
が形成されている。電気的接点11は硬い導電性物質の
バンプであり、隣のパイプ構造回路モジュール1のパイ
プ外壁面1bにおける電気的接点11との接続は互いの
対向面に異方性導電シート(または異方性導電物質)2
を挟んで押し付けるように、配置することで行う。
【0055】ここで異方性導電シートと云うのは、近
年、多数の対向する接点同士を簡易に接続するための実
装技術として利用されているもので、面に垂直な方向に
は導電性があるが、面の広がり方向には導電性を持たな
いようにしたシートであり、このシートを接点の配列面
に介在させることで対向する接点同士は電気的に接続さ
れ、対向しない接点とは電気的に絶縁状態に保たれるも
のである。
年、多数の対向する接点同士を簡易に接続するための実
装技術として利用されているもので、面に垂直な方向に
は導電性があるが、面の広がり方向には導電性を持たな
いようにしたシートであり、このシートを接点の配列面
に介在させることで対向する接点同士は電気的に接続さ
れ、対向しない接点とは電気的に絶縁状態に保たれるも
のである。
【0056】パイプ外壁面の電気的接点11は、例えば
パイプの壁面が10cm×30cmの長方形四枚のプリ
ント回路基板から構成され、標準的な2.54mmピッ
チでアレイ状に形成したとしても、4つの各外壁面から
それぞれ四千本、合計で一本のパイプ構造回路モジュー
ル当り、一万二千本もの配線を取り出してそれぞれ外部
と電気的に接続することが可能になる。
パイプの壁面が10cm×30cmの長方形四枚のプリ
ント回路基板から構成され、標準的な2.54mmピッ
チでアレイ状に形成したとしても、4つの各外壁面から
それぞれ四千本、合計で一本のパイプ構造回路モジュー
ル当り、一万二千本もの配線を取り出してそれぞれ外部
と電気的に接続することが可能になる。
【0057】プリント回路基板からバックプレインに出
すことができる配線数の限界が千本程度であり、従来の
方式に比べて実に12倍もの接続端子を得ることができ
るようになり、飛躍的な基板間接続能力の向上が達成で
きる。
すことができる配線数の限界が千本程度であり、従来の
方式に比べて実に12倍もの接続端子を得ることができ
るようになり、飛躍的な基板間接続能力の向上が達成で
きる。
【0058】また、図1に示すように各パイプ構造回路
モジュール1には下端に冷却用のファンモジュール5を
取り付けることができ、パイプ構造回路モジュール1に
おいてパイプ内壁面1aに回路デバイスが実装されてい
ることから、このファンモジュール5により冷却風を送
って内部を強制冷却することにより、パイプ内壁面1a
に回路デバイスが高密度実装されていたとしても、デバ
イスの冷却は支障なく行える。
モジュール1には下端に冷却用のファンモジュール5を
取り付けることができ、パイプ構造回路モジュール1に
おいてパイプ内壁面1aに回路デバイスが実装されてい
ることから、このファンモジュール5により冷却風を送
って内部を強制冷却することにより、パイプ内壁面1a
に回路デバイスが高密度実装されていたとしても、デバ
イスの冷却は支障なく行える。
【0059】また、パイプ構造回路モジュール1には他
のパイプ構造回路モジュール1と対向しない一番外側に
位置するパイプの露出外壁面に入出力用のコネクタ6を
取り付け、ケーブル7で外部に信号を導くようにするこ
ともできる。
のパイプ構造回路モジュール1と対向しない一番外側に
位置するパイプの露出外壁面に入出力用のコネクタ6を
取り付け、ケーブル7で外部に信号を導くようにするこ
ともできる。
【0060】また、図1に示すように各パイプ構造回路
モジュール1のパイプ外壁面1bには例えば、四隅に突
起3またはこの突起3が挿入される凹部4が設けられて
おり、この突起3と凹部4を嵌め合わせることにより、
パイプ構造回路モジュール1間の位置決めが正確に成さ
れて、パイプ外壁面1bの電気的接点11は隣接する他
のパイプ構造回路モジュール1のパイプ外壁面1bに形
成されている特定の電気的接点11と向き合うようにな
る。
モジュール1のパイプ外壁面1bには例えば、四隅に突
起3またはこの突起3が挿入される凹部4が設けられて
おり、この突起3と凹部4を嵌め合わせることにより、
パイプ構造回路モジュール1間の位置決めが正確に成さ
れて、パイプ外壁面1bの電気的接点11は隣接する他
のパイプ構造回路モジュール1のパイプ外壁面1bに形
成されている特定の電気的接点11と向き合うようにな
る。
【0061】このようにして各パイプ構造回路モジュー
ル1のパイプ外壁面1bに形成されている特定の電気的
接点11同士が正確に向き合ったところで構造回路モジ
ュール1相互間を圧着する。その際、圧力をかけた状態
で保持する方法には、上述した第6の特徴点を採用する
方法と、第7の特徴点を採用する方法とが考えられる。
ル1のパイプ外壁面1bに形成されている特定の電気的
接点11同士が正確に向き合ったところで構造回路モジ
ュール1相互間を圧着する。その際、圧力をかけた状態
で保持する方法には、上述した第6の特徴点を採用する
方法と、第7の特徴点を採用する方法とが考えられる。
【0062】図2は第6の特徴点を採用した場合の実施
例を示す図であり、パイプ間圧着機構の一例である。集
合させたパイプ構造回路モジュール1をその四方の側壁
を囲むようにそれぞれ対をなすプレート21a,21b
で挟み、対向辺のプレート21a,21b間にボルト2
2を渡し、ナット23で締め付ける。これにより、集合
させたパイプ構造回路モジュール間を圧着した状態で保
持することができる。
例を示す図であり、パイプ間圧着機構の一例である。集
合させたパイプ構造回路モジュール1をその四方の側壁
を囲むようにそれぞれ対をなすプレート21a,21b
で挟み、対向辺のプレート21a,21b間にボルト2
2を渡し、ナット23で締め付ける。これにより、集合
させたパイプ構造回路モジュール間を圧着した状態で保
持することができる。
【0063】尚、以上の実施例ではパイプの断面が正方
形であるものを示しているが、長方形、三角形、六角
形、八角形などの様々な形態をしていても良いし、八角
形と正方形の組み合わせのように混在しても良い。図3
は第7の特徴点を採用した場合の実施例を示す図であ
り、パイプ間圧着機構の一実施例である。
形であるものを示しているが、長方形、三角形、六角
形、八角形などの様々な形態をしていても良いし、八角
形と正方形の組み合わせのように混在しても良い。図3
は第7の特徴点を採用した場合の実施例を示す図であ
り、パイプ間圧着機構の一実施例である。
【0064】本実施例の場合は、第6の特徴点の構成を
採用した場合の例に示したものと異なり、パイプ構造回
路モジュール1そのものにボルト22aを通す穴または
溝などの孔部1cを設け、隣接するパイプ構造回路モジ
ュール1間のみを圧着するようにこの孔部1cにボルト
22aを通し、ナット23で締め付けて固定する。この
方式はボルト・ナットの数が多くなるが、部分的に緩め
て分解できるという利点がある。
採用した場合の例に示したものと異なり、パイプ構造回
路モジュール1そのものにボルト22aを通す穴または
溝などの孔部1cを設け、隣接するパイプ構造回路モジ
ュール1間のみを圧着するようにこの孔部1cにボルト
22aを通し、ナット23で締め付けて固定する。この
方式はボルト・ナットの数が多くなるが、部分的に緩め
て分解できるという利点がある。
【0065】ところで、パイプ構造回路モジュール1の
外壁面が平坦でないとき、パイプ構造回路モジュール1
間を直接圧着するとその外壁部の多数ある電気的接点1
1の一部に接触不良を起こすものが生じる危険がある。
これでは、製品の不良となってしまうので、この場合の
対策が必要である。
外壁面が平坦でないとき、パイプ構造回路モジュール1
間を直接圧着するとその外壁部の多数ある電気的接点1
1の一部に接触不良を起こすものが生じる危険がある。
これでは、製品の不良となってしまうので、この場合の
対策が必要である。
【0066】図4はパイプ構造回路モジュール1の外壁
の平坦度が足りない場合の接触不良の様子を示す断面図
である。隣接する異なる2つのパイプ構造回路モジュー
ル1間の接続において、その対向する外壁部1bが平坦
面でなく、うねりや歪みがあると、対向する電気的接点
11同士がある位置のものは接触し(黒く塗り潰した電
気的接点11)、ある位置のものは離れ過ぎて接触しな
い(白地の電気的接点11)。また、平坦度が十分あっ
ても電気的接点11の微妙な凹凸の差がある場合も同様
の接触不良が生じる虞れがある。
の平坦度が足りない場合の接触不良の様子を示す断面図
である。隣接する異なる2つのパイプ構造回路モジュー
ル1間の接続において、その対向する外壁部1bが平坦
面でなく、うねりや歪みがあると、対向する電気的接点
11同士がある位置のものは接触し(黒く塗り潰した電
気的接点11)、ある位置のものは離れ過ぎて接触しな
い(白地の電気的接点11)。また、平坦度が十分あっ
ても電気的接点11の微妙な凹凸の差がある場合も同様
の接触不良が生じる虞れがある。
【0067】このような接触不良の対策として、第4の
特徴点の構成を採用した図5に示す如き実施例がある。
この実施例は、隣接するパイプ構造回路モジュール1の
外壁間に異方性導電ゴム2を挟むようにしたものであ
る。
特徴点の構成を採用した図5に示す如き実施例がある。
この実施例は、隣接するパイプ構造回路モジュール1の
外壁間に異方性導電ゴム2を挟むようにしたものであ
る。
【0068】この方式を採用するならば、パイプ構造回
路モジュール1の外壁の歪みや、電気的接点11の微妙
な凹凸の差などに起因する対向電気的接点11間の距離
の差が異方性導電ゴム2に吸収され、接触不良を防止す
ることができる。
路モジュール1の外壁の歪みや、電気的接点11の微妙
な凹凸の差などに起因する対向電気的接点11間の距離
の差が異方性導電ゴム2に吸収され、接触不良を防止す
ることができる。
【0069】パイプ内側に回路デバイス10を実装した
パイプ構造回路モジュール1を作る方法には、次に説明
する方法がある。これはさきに述べた第8の特徴点を採
用した方式と、第9の特徴点を採用した方式および第1
0の特徴点を採用した方式である。
パイプ構造回路モジュール1を作る方法には、次に説明
する方法がある。これはさきに述べた第8の特徴点を採
用した方式と、第9の特徴点を採用した方式および第1
0の特徴点を採用した方式である。
【0070】図6は第8の特徴点の構成を採用した方式
での実施例を示す図であり、図に示すように多数の回路
デバイス10の実装されたガラスエポキシ回路基板等の
ような剛性の方形プリント回路基板31に、その回路デ
バイス10の実装面側に雄型の表面実装型コネクタ32
を取り付けた雄側プリント回路基板30aと、剛性の方
形プリント回路基板31に、その回路デバイス10の実
装面側に雌型の表面実装型コネクタ33を取り付けた雌
側プリント回路基板30bとを用意し、雄側プリント回
路基板30aと雌側プリント回路基板30bをその雄型
の表面実装型コネクタ32と雌型の表面実装型コネクタ
33とを接続するかたちで接合することで、筒形に組み
立てるとともに、コネクタ同士の接続による端子接続を
実現する。
での実施例を示す図であり、図に示すように多数の回路
デバイス10の実装されたガラスエポキシ回路基板等の
ような剛性の方形プリント回路基板31に、その回路デ
バイス10の実装面側に雄型の表面実装型コネクタ32
を取り付けた雄側プリント回路基板30aと、剛性の方
形プリント回路基板31に、その回路デバイス10の実
装面側に雌型の表面実装型コネクタ33を取り付けた雌
側プリント回路基板30bとを用意し、雄側プリント回
路基板30aと雌側プリント回路基板30bをその雄型
の表面実装型コネクタ32と雌型の表面実装型コネクタ
33とを接続するかたちで接合することで、筒形に組み
立てるとともに、コネクタ同士の接続による端子接続を
実現する。
【0071】すなわち、4枚のプリント回路基板31の
うちの2枚には表面実装デバイスが搭載される部品面の
向かい合う二辺に雄型表面実装コネクタ32を取り付
け、雄側プリント回路基板30aとし、他の2枚には表
面実装デバイスが搭載される部品面の向かい合う二辺に
雌型表面実装コネクタ33を取り付けて雌側プリント回
路基板30bとする。
うちの2枚には表面実装デバイスが搭載される部品面の
向かい合う二辺に雄型表面実装コネクタ32を取り付
け、雄側プリント回路基板30aとし、他の2枚には表
面実装デバイスが搭載される部品面の向かい合う二辺に
雌型表面実装コネクタ33を取り付けて雌側プリント回
路基板30bとする。
【0072】雄側プリント回路基板30a二枚を部品面
同士が互いに向かい合わせとなるように配置し、雌側プ
リント回路基板30b二枚を部品面同士が互いに向かい
合わせになるように配置してから、雄型表面実装コネク
タ32と雌型表面実装コネクタ33を結合させることに
より内壁面に回路デバイス10を多数搭載したパイプが
でき上がる。これでパイプ構造回路モジュールが出来上
がる。
同士が互いに向かい合わせとなるように配置し、雌側プ
リント回路基板30b二枚を部品面同士が互いに向かい
合わせになるように配置してから、雄型表面実装コネク
タ32と雌型表面実装コネクタ33を結合させることに
より内壁面に回路デバイス10を多数搭載したパイプが
でき上がる。これでパイプ構造回路モジュールが出来上
がる。
【0073】プリント回路基板30a,30b間はコネ
クタ32、33で結合されているので分解は容易で、回
路デバイス10の実装は通常のプリント回路基板の状態
で行うことができ、メンテナンスも容易である。しか
し、この方式はコネクタを搭載するためのスペースが部
品面に取られるので、回路デバイス10の実装密度をあ
まり高くできない。そこで、この点を改良する方式とし
て第9の特徴点を採用した方式が挙げられる。図7は第
9の特徴点の構成を採用した方式での実施例を説明する
展開図である。
クタ32、33で結合されているので分解は容易で、回
路デバイス10の実装は通常のプリント回路基板の状態
で行うことができ、メンテナンスも容易である。しか
し、この方式はコネクタを搭載するためのスペースが部
品面に取られるので、回路デバイス10の実装密度をあ
まり高くできない。そこで、この点を改良する方式とし
て第9の特徴点を採用した方式が挙げられる。図7は第
9の特徴点の構成を採用した方式での実施例を説明する
展開図である。
【0074】図に示すように、四枚のプリント回路基板
31a〜31dを並べ、三枚の配線接続用のフレキシブ
ル基板41a〜41cを用意すると共に、隣接するプリ
ント回路基板31aとプリント回路基板31bの間をフ
レキシブル基板41aにより、また、プリント回路基板
31bとプリント回路基板31cの間をフレキシブル基
板41bにより、また、プリント回路基板31cとプリ
ント回路基板31dの間をフレキシブル基板41cによ
り接続して、一体化されて一枚となった基板を形成す
る。
31a〜31dを並べ、三枚の配線接続用のフレキシブ
ル基板41a〜41cを用意すると共に、隣接するプリ
ント回路基板31aとプリント回路基板31bの間をフ
レキシブル基板41aにより、また、プリント回路基板
31bとプリント回路基板31cの間をフレキシブル基
板41bにより、また、プリント回路基板31cとプリ
ント回路基板31dの間をフレキシブル基板41cによ
り接続して、一体化されて一枚となった基板を形成す
る。
【0075】このように展開した状態では部品が片面に
搭載されるプリント基板のアッセンブリ作業時と同様の
作業方法で回路デバイス10を実装することができ、メ
インテナンスも容易である。このようにして製作された
三カ所の折り曲げ可能部分(フレキシブル基板41a〜
41cでの接続箇所)を持つ基板を図8に示すように筒
形に丸め、型枠42を筒の上下端部内側に装着してか
ら、この型枠42にプリント回路基板31a〜31dを
ねじ43により固定することにより、内壁に回路デバイ
ス10を搭載したパイプを形成することができ、パイプ
構造回路モジュール1が出来上がる。
搭載されるプリント基板のアッセンブリ作業時と同様の
作業方法で回路デバイス10を実装することができ、メ
インテナンスも容易である。このようにして製作された
三カ所の折り曲げ可能部分(フレキシブル基板41a〜
41cでの接続箇所)を持つ基板を図8に示すように筒
形に丸め、型枠42を筒の上下端部内側に装着してか
ら、この型枠42にプリント回路基板31a〜31dを
ねじ43により固定することにより、内壁に回路デバイ
ス10を搭載したパイプを形成することができ、パイプ
構造回路モジュール1が出来上がる。
【0076】なお、フレキシブル基板41a〜41cと
通常のリジットなプリント回路基板31a〜31dとの
結合形態は、図9のようにフレキシブル基板41a〜4
1cとリジットなプリント回路基板31a〜31dを個
別に製造し、両者の間に異方性導電接着シート44を挟
んで接着しても良いし、図10のようにリジットなプリ
ント回路基板31a〜31dの内層にフレキシブル層f
を形成したフレックスリジット基板を用いても良い。後
者の方式ではフレキシブル部の剥離の心配もなく、接続
の信頼性が高いばかりか、商品面に接着用のスペースを
確保する必要がないのでデバイスの実装密度を向上で
き、前者の方式に比較して優れている。
通常のリジットなプリント回路基板31a〜31dとの
結合形態は、図9のようにフレキシブル基板41a〜4
1cとリジットなプリント回路基板31a〜31dを個
別に製造し、両者の間に異方性導電接着シート44を挟
んで接着しても良いし、図10のようにリジットなプリ
ント回路基板31a〜31dの内層にフレキシブル層f
を形成したフレックスリジット基板を用いても良い。後
者の方式ではフレキシブル部の剥離の心配もなく、接続
の信頼性が高いばかりか、商品面に接着用のスペースを
確保する必要がないのでデバイスの実装密度を向上で
き、前者の方式に比較して優れている。
【0077】フレキシブル基板は容易に変形するのでパ
イプの形状が安定しないことから、上述の第11の特徴
点を採用して、図8のように剛性の型枠42を用意し、
これをパイプ構造回路モジュール1の開口端側それぞれ
に、ネジ43で取り付けることにより、変形し易いパイ
プ構造回路モジュール1の変形を防止できるようにする
ことができる。
イプの形状が安定しないことから、上述の第11の特徴
点を採用して、図8のように剛性の型枠42を用意し、
これをパイプ構造回路モジュール1の開口端側それぞれ
に、ネジ43で取り付けることにより、変形し易いパイ
プ構造回路モジュール1の変形を防止できるようにする
ことができる。
【0078】変形防止の方法としてはこの他に上述した
第12の特徴点の構成を適用し、回路デバイス10を搭
載するパイプ構造回路モジュール1の外側に、堅固な変
形防止用のパイプを被せる方法もある。変形防止用のパ
イプにはその内側から外側に貫通する電気的接点を具備
して、パイプ構造回路モジュール1の外壁側の接点を外
部に導けるようにすることは云うまでもない。
第12の特徴点の構成を適用し、回路デバイス10を搭
載するパイプ構造回路モジュール1の外側に、堅固な変
形防止用のパイプを被せる方法もある。変形防止用のパ
イプにはその内側から外側に貫通する電気的接点を具備
して、パイプ構造回路モジュール1の外壁側の接点を外
部に導けるようにすることは云うまでもない。
【0079】図11は第12の特徴点の構成を適用した
変形防止用のパイプ50をパイプ構造回路モジュール1
の外側に被せた実施例の断面図である。本実施例では内
側の変形し易いパイプ構造回路モジュール1の全体を、
変形し難い堅固な外側のパイプ50が覆う。
変形防止用のパイプ50をパイプ構造回路モジュール1
の外側に被せた実施例の断面図である。本実施例では内
側の変形し易いパイプ構造回路モジュール1の全体を、
変形し難い堅固な外側のパイプ50が覆う。
【0080】そして、図12のように内側のパイプ1と
外側のパイプ50を圧着するネジ53を適宜分散して配
置することで、異方性導電ゴムシート2を介した接点間
接続をより確実にすることができる。ネジ53を外せば
内側のパイプ1と外側のパイプ50は分離できるので、
メインテナンスも容易である。外側のパイプ50は壁面
に垂直に貫通するだけの接点51(52は接点頭部)を
形成するだけでも良いので、製作は容易である。
外側のパイプ50を圧着するネジ53を適宜分散して配
置することで、異方性導電ゴムシート2を介した接点間
接続をより確実にすることができる。ネジ53を外せば
内側のパイプ1と外側のパイプ50は分離できるので、
メインテナンスも容易である。外側のパイプ50は壁面
に垂直に貫通するだけの接点51(52は接点頭部)を
形成するだけでも良いので、製作は容易である。
【0081】この他に内壁に回路デバイスを搭載するパ
イプ構造回路モジュール1を作成する方法としては、次
の第10の特徴点を採用したものがある。これは一定条
件下で可塑性を示す基板を用い、その可塑性を示す条件
下で折り曲げる方法である。
イプ構造回路モジュール1を作成する方法としては、次
の第10の特徴点を採用したものがある。これは一定条
件下で可塑性を示す基板を用い、その可塑性を示す条件
下で折り曲げる方法である。
【0082】具体的には例えば、ある一定温度のもとで
は柔らかくなる材質によりプリント回路基板を作成し、
回路デバイスを搭載した後に折り曲げ部を加熱し、パイ
プ状に変形させ、常温に戻して形を安定させる。
は柔らかくなる材質によりプリント回路基板を作成し、
回路デバイスを搭載した後に折り曲げ部を加熱し、パイ
プ状に変形させ、常温に戻して形を安定させる。
【0083】この方式によればコネクタを必要とせず、
パイプ構成後に変形し易い部分がないという利点があ
る。但し、再びプリント回路基板を展開するためには再
加熱の必要があるので、メンテナンスの容易性はコネク
タ接続方式やフレキシブル基板を用いる方式に比べ劣
る。次にパイプ内回路デバイスの冷却について説明す
る。
パイプ構成後に変形し易い部分がないという利点があ
る。但し、再びプリント回路基板を展開するためには再
加熱の必要があるので、メンテナンスの容易性はコネク
タ接続方式やフレキシブル基板を用いる方式に比べ劣
る。次にパイプ内回路デバイスの冷却について説明す
る。
【0084】内壁に回路デバイス10を多数実装するパ
イプ構造回路モジュール1からなる電子回路システムの
冷却は、さきに述べた第13の特徴点を適用し、パイプ
の空洞部を通して冷却を行うことにより、円滑に行うこ
とができる。発熱体である回路デバイス10は全てパイ
プの内壁面に実装されているので、この内壁により囲ま
れる空洞部に冷却用流体を流せば、回路デバイス10か
らの熱は冷却用流体に吸収されパイプ外部に排出でき
る。
イプ構造回路モジュール1からなる電子回路システムの
冷却は、さきに述べた第13の特徴点を適用し、パイプ
の空洞部を通して冷却を行うことにより、円滑に行うこ
とができる。発熱体である回路デバイス10は全てパイ
プの内壁面に実装されているので、この内壁により囲ま
れる空洞部に冷却用流体を流せば、回路デバイス10か
らの熱は冷却用流体に吸収されパイプ外部に排出でき
る。
【0085】パイプ内の回路デバイス10の発熱量が比
較的少ない場合は、第14の特徴点を採用する。これは
図1に示されるように、パイプ構造回路モジュール1の
軸方向端部側の例えば下端部にファンモジュール5を配
置し、そのファン5aにより強制的にパイプ1内に気流
(冷却風)を流すようにする。これにより、パイプ1外
部に効率良く熱を排出することができる。ファンモジュ
ール5はパイプ一本につき一個設けても良いし、送風量
の大きい大型のファンでパイプ数本を冷却させるように
しても良い。
較的少ない場合は、第14の特徴点を採用する。これは
図1に示されるように、パイプ構造回路モジュール1の
軸方向端部側の例えば下端部にファンモジュール5を配
置し、そのファン5aにより強制的にパイプ1内に気流
(冷却風)を流すようにする。これにより、パイプ1外
部に効率良く熱を排出することができる。ファンモジュ
ール5はパイプ一本につき一個設けても良いし、送風量
の大きい大型のファンでパイプ数本を冷却させるように
しても良い。
【0086】また、ファンモジュール5を設ける場合に
は、図1に示すようにファンモジュール5に電力を供給
する給電ケーブル(電源コード)12がファンモジュー
ル5に設けてあるとすると、ファンモジュール5にその
パイプ構造回路モジュール1との接合面側に電源コネク
タ(ソケット)5bを設けると共に、パイプ構造回路モ
ジュール1にはこの電源コネクタ(ソケット)5bと係
合する電源コネクタ(ソケット)1cを設けて、ファン
モジュール5から電源供給する構成とすることができ
る。この場合、この電源コネクタ(ソケット)5b、1
cとの係合のみで、ファンモジュール5をパイプ構造回
路モジュール1に接合させ、保持させるようにすること
も可能である。
は、図1に示すようにファンモジュール5に電力を供給
する給電ケーブル(電源コード)12がファンモジュー
ル5に設けてあるとすると、ファンモジュール5にその
パイプ構造回路モジュール1との接合面側に電源コネク
タ(ソケット)5bを設けると共に、パイプ構造回路モ
ジュール1にはこの電源コネクタ(ソケット)5bと係
合する電源コネクタ(ソケット)1cを設けて、ファン
モジュール5から電源供給する構成とすることができ
る。この場合、この電源コネクタ(ソケット)5b、1
cとの係合のみで、ファンモジュール5をパイプ構造回
路モジュール1に接合させ、保持させるようにすること
も可能である。
【0087】パイプ1内のデバイスの発熱量が多い場合
は、第15の特徴点の構成を適用して、空気より冷却効
率の良い冷却液をパイプの空洞部に流すことにより、パ
イプ外部に効率良く熱を排出することができる。そし
て、冷却液に絶縁性の高いものを使用すれば、直接、回
路デバイス10に冷却液が触れるようにパイプ1の空洞
部に流すこともできるし、パイプ1の内壁の回路デバイ
ス10に密着するような冷却液ガイド構造物を設け、こ
の冷却液ガイド構造物を介して回路デバイス10から熱
を冷却液に伝導させ、外部に排出するようにすることも
できる。
は、第15の特徴点の構成を適用して、空気より冷却効
率の良い冷却液をパイプの空洞部に流すことにより、パ
イプ外部に効率良く熱を排出することができる。そし
て、冷却液に絶縁性の高いものを使用すれば、直接、回
路デバイス10に冷却液が触れるようにパイプ1の空洞
部に流すこともできるし、パイプ1の内壁の回路デバイ
ス10に密着するような冷却液ガイド構造物を設け、こ
の冷却液ガイド構造物を介して回路デバイス10から熱
を冷却液に伝導させ、外部に排出するようにすることも
できる。
【0088】図13は第15の特徴点の構成を適用した
冷却方式における冷却液ガイド60の構造の一例を示す
図である。図に示すように、冷却液ガイド60は熱抵抗
が低く、しかも、ゴム風船のように内部の流体圧力によ
り膨脹する案内チューブ63の両端にホース取り付け口
62を有する鍔61を取り付ける。これをパイプ構造回
路モジュール1の内側に挿入し、両者をねじ止めする。
冷却方式における冷却液ガイド60の構造の一例を示す
図である。図に示すように、冷却液ガイド60は熱抵抗
が低く、しかも、ゴム風船のように内部の流体圧力によ
り膨脹する案内チューブ63の両端にホース取り付け口
62を有する鍔61を取り付ける。これをパイプ構造回
路モジュール1の内側に挿入し、両者をねじ止めする。
【0089】図14は図13の冷却液ガイド60を装着
したパイプ構造回路モジュール1の断面図である。冷却
液ガイド60をパイプ構造回路モジュール1の内側に挿
入し、鍔61とパイプ構造回路モジュール1とをねじ6
6により締め付け、固定する。鍔61のホース取り付け
口62にはそれぞれホース64a,64bを取り付け、
ホース締め付け具65a,65bで固定する。
したパイプ構造回路モジュール1の断面図である。冷却
液ガイド60をパイプ構造回路モジュール1の内側に挿
入し、鍔61とパイプ構造回路モジュール1とをねじ6
6により締め付け、固定する。鍔61のホース取り付け
口62にはそれぞれホース64a,64bを取り付け、
ホース締め付け具65a,65bで固定する。
【0090】このようにした上で、ホース64a,64
bを介して加圧冷却水CLを送水すると、膨脹部となる
案内チューブ63内に加圧冷却水CLが満たされ、その
圧力で案内チューブ63は膨脹し、案内チューブ63は
パイプ構造回路モジュール1内壁側面に密着する。従っ
て、パイプ構造回路モジュール1の内壁側面に実装され
た回路デバイス10表面に案内チューブ63が密着する
ことになり、案内チューブ63は熱抵抗が小さいので、
回路デバイス10の熱を加圧冷却水CLで冷却すること
ができる。
bを介して加圧冷却水CLを送水すると、膨脹部となる
案内チューブ63内に加圧冷却水CLが満たされ、その
圧力で案内チューブ63は膨脹し、案内チューブ63は
パイプ構造回路モジュール1内壁側面に密着する。従っ
て、パイプ構造回路モジュール1の内壁側面に実装され
た回路デバイス10表面に案内チューブ63が密着する
ことになり、案内チューブ63は熱抵抗が小さいので、
回路デバイス10の熱を加圧冷却水CLで冷却すること
ができる。
【0091】このように、加圧された冷却液を一方のホ
ースより送り込むことで、冷却液ガイド60の中央部が
提灯状に膨張し、発熱体であるデバイスに密着し、冷却
液に効率良く熱を伝え、もう一方のホースより排出する
ことにより、極めて効率的に冷却が行える。
ースより送り込むことで、冷却液ガイド60の中央部が
提灯状に膨張し、発熱体であるデバイスに密着し、冷却
液に効率良く熱を伝え、もう一方のホースより排出する
ことにより、極めて効率的に冷却が行える。
【0092】この場合回路デバイス10を搭載するパイ
プ構造回路モジュール1の壁面は外側に膨張するように
応力がかかるので、外壁に設けられたパイプ間接続用接
点11が互いに良く密着すると云う付随効果もある。本
実施例の場合は伝導式の冷却であることから、冷却液と
して冷却効率が良く安価な水を利用できる。
プ構造回路モジュール1の壁面は外側に膨張するように
応力がかかるので、外壁に設けられたパイプ間接続用接
点11が互いに良く密着すると云う付随効果もある。本
実施例の場合は伝導式の冷却であることから、冷却液と
して冷却効率が良く安価な水を利用できる。
【0093】図15は第16の特徴点および第18の特
徴点の構成を適用した冷却方式の一実施例を示す図であ
る。第18の特徴点の構成を適用してパイプ構造回路モ
ジュール1を水平方向に寝かせるように設置し、パイプ
構造回路モジュール1を積み上げていくと、パイプ構造
回路モジュール1の積層本数が多くなった場合、床面積
が少なくて済むが、この場合、下部に位置するパイプ構
造回路モジュールには上部に位置するパイプ構造回路モ
ジュールの重みがかかるので変形を起こし、接触不良の
原因となる。しかし、図15に示したように、パイプ構
造回路モジュール1を水槽72に入れ、冷却液CLに浸
すことにより、その浮力により、下部に位置するパイプ
構造回路モジュールにかかる応力が軽減する。
徴点の構成を適用した冷却方式の一実施例を示す図であ
る。第18の特徴点の構成を適用してパイプ構造回路モ
ジュール1を水平方向に寝かせるように設置し、パイプ
構造回路モジュール1を積み上げていくと、パイプ構造
回路モジュール1の積層本数が多くなった場合、床面積
が少なくて済むが、この場合、下部に位置するパイプ構
造回路モジュールには上部に位置するパイプ構造回路モ
ジュールの重みがかかるので変形を起こし、接触不良の
原因となる。しかし、図15に示したように、パイプ構
造回路モジュール1を水槽72に入れ、冷却液CLに浸
すことにより、その浮力により、下部に位置するパイプ
構造回路モジュールにかかる応力が軽減する。
【0094】水槽72と冷凍装置71の間を循環パイプ
73a,73bにより接続し、冷却液CLを循環させる
と、パイプ構造回路モジュール1の空洞部を冷却液CL
が流れ、パイプ構造回路モジュール1内壁のデバイス1
0からの熱を効率的に排除することができる。本実施例
の場合はデバイス10に直接冷却液CLが触れるので、
熱抵抗が少ない分、効率的な冷却が行われるが、絶縁性
のある冷却液を使用しなければならない。
73a,73bにより接続し、冷却液CLを循環させる
と、パイプ構造回路モジュール1の空洞部を冷却液CL
が流れ、パイプ構造回路モジュール1内壁のデバイス1
0からの熱を効率的に排除することができる。本実施例
の場合はデバイス10に直接冷却液CLが触れるので、
熱抵抗が少ない分、効率的な冷却が行われるが、絶縁性
のある冷却液を使用しなければならない。
【0095】上述した第16の特徴点の構成を適用しな
いでパイプ構造回路モジュール1を多数結合する場合
は、パイプ構造回路モジュール1を多数積み重ねると、
その重みで下部に位置するパイプが変形し易く、接触不
良の原因となる。このような欠点を解決するには図1の
ように第17の特徴点を適用してパイプ構造回路モジュ
ール1を水平でない方向に立てるように設置すれば良
い。
いでパイプ構造回路モジュール1を多数結合する場合
は、パイプ構造回路モジュール1を多数積み重ねると、
その重みで下部に位置するパイプが変形し易く、接触不
良の原因となる。このような欠点を解決するには図1の
ように第17の特徴点を適用してパイプ構造回路モジュ
ール1を水平でない方向に立てるように設置すれば良
い。
【0096】パイプ構造はパイプの断面を歪める方向に
強度が弱い半面、パイプの軸方向には強度が極めて強
い。故に、パイプを水平でない方向に立てるように設置
すれば変形しにくくでき、パイプ変形による接触不良を
防止することができる。
強度が弱い半面、パイプの軸方向には強度が極めて強
い。故に、パイプを水平でない方向に立てるように設置
すれば変形しにくくでき、パイプ変形による接触不良を
防止することができる。
【0097】さらに、パイプを立てるようにパイプ構造
回路モジュール1を設置すれば、パイプ構造回路モジュ
ール1の内壁のデバイス10から発生する熱により、暖
められた空気は軽くなり、煙突効果により、暖められた
空気が自然に排出されるようになると云う効果もある。
回路モジュール1を設置すれば、パイプ構造回路モジュ
ール1の内壁のデバイス10から発生する熱により、暖
められた空気は軽くなり、煙突効果により、暖められた
空気が自然に排出されるようになると云う効果もある。
【0098】また、図16のように第2の特徴点の構成
を適用して、パイプ構造回路モジュール1の端部にも接
続部81,82を具備させ、パイプの軸方向にパイプ構
造回路モジュールを拡張した場合でも、パイプを水平で
ない方向に立てるように設置することにより、変形を抑
止でき、且つ、パイプ構造回路モジュール端部に設けら
れたコネクタ間の接続が強まる方向に力が働くので都合
が良い。
を適用して、パイプ構造回路モジュール1の端部にも接
続部81,82を具備させ、パイプの軸方向にパイプ構
造回路モジュールを拡張した場合でも、パイプを水平で
ない方向に立てるように設置することにより、変形を抑
止でき、且つ、パイプ構造回路モジュール端部に設けら
れたコネクタ間の接続が強まる方向に力が働くので都合
が良い。
【0099】第2の特徴点の構成による効果はパイプ壁
面による結合による二次元方向の拡張性に加えて、もう
一つの長さ方向に対する拡張性を与える。さらにパイプ
構造回路モジュール1の軸長を短くし、長さ方向に多数
結合して一本のパイプを構成するようにすれば、第2の
特徴点の構成を適用しない一本の長いパイプ構造回路モ
ジュール1の構成に比べ、デバイス10の故障が起こっ
た場合でも交換するハードウェア量を少なくて済み、故
障によるダメージを軽減できる。
面による結合による二次元方向の拡張性に加えて、もう
一つの長さ方向に対する拡張性を与える。さらにパイプ
構造回路モジュール1の軸長を短くし、長さ方向に多数
結合して一本のパイプを構成するようにすれば、第2の
特徴点の構成を適用しない一本の長いパイプ構造回路モ
ジュール1の構成に比べ、デバイス10の故障が起こっ
た場合でも交換するハードウェア量を少なくて済み、故
障によるダメージを軽減できる。
【0100】パイプ構造回路モジュールにより構成され
るシステムと、通常の実装方式のシステムの間の接続は
第19の特徴点や第20の特徴点の構成を適用すれば容
易に行うことができる。
るシステムと、通常の実装方式のシステムの間の接続は
第19の特徴点や第20の特徴点の構成を適用すれば容
易に行うことができる。
【0101】第19の特徴点の構成を適用すると、外部
のシステムとは図1に示されるように最外壁に取り付け
られたコネクタ6、ケーブル7を介して行われるため、
コネクタ6の付いていない内部のパイプ構造回路モジュ
ール上のデータは、パイプ構造回路モジュール間を接続
するために設けられた多数の配線を利用して、一旦最も
外側に位置するパイプ構造回路モジュールまで導いた後
に、外部と授受することができる。
のシステムとは図1に示されるように最外壁に取り付け
られたコネクタ6、ケーブル7を介して行われるため、
コネクタ6の付いていない内部のパイプ構造回路モジュ
ール上のデータは、パイプ構造回路モジュール間を接続
するために設けられた多数の配線を利用して、一旦最も
外側に位置するパイプ構造回路モジュールまで導いた後
に、外部と授受することができる。
【0102】図17は第20の特徴点の構成を適用した
外部信号配線方式の第一の実施例を示した図である。パ
イプ構造回路モジュール1の開口部に設けられたコネク
タ93とアレイ状に並べられた複数台の磁気ディスク9
0のそれぞれのコネクタとの間をケーブル92で接続し
ている。この例のように、パイプ構造回路モジュール1
の本数に比例した補助記憶容量と入出力速度を得たい場
合には、第19の特徴点の構成を採用するよりも、第2
0の特徴点の構成を採用した方が良い。
外部信号配線方式の第一の実施例を示した図である。パ
イプ構造回路モジュール1の開口部に設けられたコネク
タ93とアレイ状に並べられた複数台の磁気ディスク9
0のそれぞれのコネクタとの間をケーブル92で接続し
ている。この例のように、パイプ構造回路モジュール1
の本数に比例した補助記憶容量と入出力速度を得たい場
合には、第19の特徴点の構成を採用するよりも、第2
0の特徴点の構成を採用した方が良い。
【0103】図18は、第20の特徴点の構成を適用し
た外部信号配線方式の、第二の実施例を示した図であ
る。1台の共通のクロック信号発生回路100から各パ
イプ構造回路モジュール1へクロック信号を供給する場
合のように、タイミングに敏感な信号を同時に多数のモ
ジュールに供給する場合は、信号発生源から受信点まで
電気的に等距離になるよう実装することが望ましい。こ
のような信号を第19の特徴点の構成を採用して分配し
た場合、パイプ構造回路モジュール1はその位置によっ
て中継段数や配線距離が異なることになるので、タイミ
ングがバラバラになるため、好ましくない。
た外部信号配線方式の、第二の実施例を示した図であ
る。1台の共通のクロック信号発生回路100から各パ
イプ構造回路モジュール1へクロック信号を供給する場
合のように、タイミングに敏感な信号を同時に多数のモ
ジュールに供給する場合は、信号発生源から受信点まで
電気的に等距離になるよう実装することが望ましい。こ
のような信号を第19の特徴点の構成を採用して分配し
た場合、パイプ構造回路モジュール1はその位置によっ
て中継段数や配線距離が異なることになるので、タイミ
ングがバラバラになるため、好ましくない。
【0104】この場合、図18のように第20の特徴点
の構成を採用する。これはパイプ構造回路モジュール1
の内壁からケーブル103を引き出し、パイプ構造回路
モジュール1の空洞部を通して上記ケーブル103を外
部に導き、クロック信号発生回路100に繋いでパイプ
構造回路モジュール1の内部と外部クロック信号発生回
路100のとの間での信号授受を行える構成とするもの
である。
の構成を採用する。これはパイプ構造回路モジュール1
の内壁からケーブル103を引き出し、パイプ構造回路
モジュール1の空洞部を通して上記ケーブル103を外
部に導き、クロック信号発生回路100に繋いでパイプ
構造回路モジュール1の内部と外部クロック信号発生回
路100のとの間での信号授受を行える構成とするもの
である。
【0105】すなわち、図18のように第20の特徴点
の構成を適用して1台の共通のクロック信号発生回路1
00の発振器101から各パイプ構造回路モジュール1
へクロック信号を分配するならば、クロック信号発生回
路100のドライバ102の段数やケーブル103の長
さを揃えることにより、ほぼ同じタイミングでクロック
信号をパイプモジュールに供給することができる。パイ
プ内部でのクロックスキューを避けるためにケーブルを
パイプ中央部に接続したとしても、パイプの空洞部を通
してパイプ外部にケーブルを引き出すことは容易であ
る。
の構成を適用して1台の共通のクロック信号発生回路1
00の発振器101から各パイプ構造回路モジュール1
へクロック信号を分配するならば、クロック信号発生回
路100のドライバ102の段数やケーブル103の長
さを揃えることにより、ほぼ同じタイミングでクロック
信号をパイプモジュールに供給することができる。パイ
プ内部でのクロックスキューを避けるためにケーブルを
パイプ中央部に接続したとしても、パイプの空洞部を通
してパイプ外部にケーブルを引き出すことは容易であ
る。
【0106】パイプ構造回路モジュール1への電源供給
は第21の特徴点および第22の特徴点または第23の
特徴点の構成を採用することにより容易に行うことがで
きる。図19は第21の特徴点の構成を採用した電源供
給方式の一実施例を示す図である。
は第21の特徴点および第22の特徴点または第23の
特徴点の構成を採用することにより容易に行うことがで
きる。図19は第21の特徴点の構成を採用した電源供
給方式の一実施例を示す図である。
【0107】パイプ構造回路モジュール1の内壁から給
電ケーブル113を引き出し、導体製の電源供給バー1
11a,111b(一つは正極電源用、もう一つは負極
電源用)に給電ケーブル113をネジ止めして直流電源
装置110に接続している。電源供給バー111a,1
11bには一方には直流電源装置110の正極電源端子
に接続された電源コード112aが接続され、他方には
直流電源装置110の負極電源端子に接続された電源コ
ード112bが接続されている。
電ケーブル113を引き出し、導体製の電源供給バー1
11a,111b(一つは正極電源用、もう一つは負極
電源用)に給電ケーブル113をネジ止めして直流電源
装置110に接続している。電源供給バー111a,1
11bには一方には直流電源装置110の正極電源端子
に接続された電源コード112aが接続され、他方には
直流電源装置110の負極電源端子に接続された電源コ
ード112bが接続されている。
【0108】この方式では第2の特徴点の構成を適用し
てパイプを継ぎ足しても、パイプの空洞部から給電ケー
ブル113を引き出すことができるので、端部に配置さ
れないパイプ構造回路モジュールに対しても電源を容易
に供給することができる。
てパイプを継ぎ足しても、パイプの空洞部から給電ケー
ブル113を引き出すことができるので、端部に配置さ
れないパイプ構造回路モジュールに対しても電源を容易
に供給することができる。
【0109】図1は第22の特徴点の構成を適用した電
源供給方式の一実施例でもあるが、パイプ構造回路モジ
ュール1側に設けられた電源供給部(コンセント)1c
と、電源装置に給電ケーブル12により接続されたファ
ンモジュール5側に設けられた電源供給部(コンセン
ト)5bを結合することによりパイプ構造回路モジュー
ル1に電源が供給されるようになっている。本実施例で
は電源供給と冷却装置であるファンモジュール5との装
着がワンタッチで行われる。
源供給方式の一実施例でもあるが、パイプ構造回路モジ
ュール1側に設けられた電源供給部(コンセント)1c
と、電源装置に給電ケーブル12により接続されたファ
ンモジュール5側に設けられた電源供給部(コンセン
ト)5bを結合することによりパイプ構造回路モジュー
ル1に電源が供給されるようになっている。本実施例で
は電源供給と冷却装置であるファンモジュール5との装
着がワンタッチで行われる。
【0110】本実施例ではファンモジュール5に給電ケ
ーブル12を接続している例を示したが、これに限るも
のではなく、電源供給方式は公知のさまざまな方式が適
用できる。
ーブル12を接続している例を示したが、これに限るも
のではなく、電源供給方式は公知のさまざまな方式が適
用できる。
【0111】図20は第23の特徴点の構成を採用した
電源供給方式の一実施例を示す図である。パイプ構造回
路モジュール1の外壁に設けられた電源供給用結合突起
部150と図示しないが、これと嵌合するパイプ構造回
路モジュール1の外壁に設けられた電源供給用突起嵌合
部を結合して、最外壁に電源供給用結合突起121,1
31の付いた電源供給バー120,130を結合し、電
源装置に接続して電源を供給する。
電源供給方式の一実施例を示す図である。パイプ構造回
路モジュール1の外壁に設けられた電源供給用結合突起
部150と図示しないが、これと嵌合するパイプ構造回
路モジュール1の外壁に設けられた電源供給用突起嵌合
部を結合して、最外壁に電源供給用結合突起121,1
31の付いた電源供給バー120,130を結合し、電
源装置に接続して電源を供給する。
【0112】本実施例では電源供給用結合突起部150
と電源供給用突起嵌合部を変形防止型枠140と一体化
したものを用いている。電源供給用突起嵌合部は変形防
止型枠140の膨出部141に設けてある。また、この
変形防止型枠140はパイプ構造回路モジュール1の内
壁に設けられた図示しない電源パッドにネジで圧着され
ているので、突起と嵌合部から供給される電源はパイプ
構造回路モジュール1の内壁に導かれる。
と電源供給用突起嵌合部を変形防止型枠140と一体化
したものを用いている。電源供給用突起嵌合部は変形防
止型枠140の膨出部141に設けてある。また、この
変形防止型枠140はパイプ構造回路モジュール1の内
壁に設けられた図示しない電源パッドにネジで圧着され
ているので、突起と嵌合部から供給される電源はパイプ
構造回路モジュール1の内壁に導かれる。
【0113】このように、本発明は内壁に回路素子を実
装してなるパイプ構造回路モジュールの外壁に接続端子
を配設し、この外壁の接続端子でパイプ構造回路モジュ
ール相互を結合する構成とするものであり、従来利用さ
れていない回路基板のデバイス非実装側(裏面)を利用
して、ここに接続端子の接点を多数設け、この面はパイ
プ構造回路モジュールの外壁面となるようにして、この
外壁面の接続端子の接点を他のパイプ構造回路モジュー
ルの外壁面の接続端子の接点と接触させて端子接続する
ようにしたことから、コネクタやカードエッジを利用す
る接続方式に比べて、遥かに多くの接続端子を得ること
ができ、回路基板の回路素子高密度実装を外部との接続
端子の制限を受けることなく、実現できるようになる。
装してなるパイプ構造回路モジュールの外壁に接続端子
を配設し、この外壁の接続端子でパイプ構造回路モジュ
ール相互を結合する構成とするものであり、従来利用さ
れていない回路基板のデバイス非実装側(裏面)を利用
して、ここに接続端子の接点を多数設け、この面はパイ
プ構造回路モジュールの外壁面となるようにして、この
外壁面の接続端子の接点を他のパイプ構造回路モジュー
ルの外壁面の接続端子の接点と接触させて端子接続する
ようにしたことから、コネクタやカードエッジを利用す
る接続方式に比べて、遥かに多くの接続端子を得ること
ができ、回路基板の回路素子高密度実装を外部との接続
端子の制限を受けることなく、実現できるようになる。
【0114】また、パイプ構造回路モジュールの外壁面
は複数面あるので、この各面を他のパイプ構造回路モジ
ュールの外壁面と接続することで三次元方向への柔軟な
拡張性を実現し、大規模な電子機器の部品間を多数の配
線で結合することを可能にする他、パイプ構造回路モジ
ュールの外壁面における他のパイプ構造回路モジュール
の外壁面の接点接続は密着接続であるので、接続も容易
であり、作業性も良い他、回路モジュールはパイプ状で
あるので効率的な冷却が可能であり、また、回路モジュ
ールは内壁面側からもケーブルを引き出せるので外部の
入出力機器との接続、クロック信号供給、電源供給を妨
げない。なお、本発明は上記し、且つ、図面に示す実施
例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で
適宜変形して実施し得るものである。
は複数面あるので、この各面を他のパイプ構造回路モジ
ュールの外壁面と接続することで三次元方向への柔軟な
拡張性を実現し、大規模な電子機器の部品間を多数の配
線で結合することを可能にする他、パイプ構造回路モジ
ュールの外壁面における他のパイプ構造回路モジュール
の外壁面の接点接続は密着接続であるので、接続も容易
であり、作業性も良い他、回路モジュールはパイプ状で
あるので効率的な冷却が可能であり、また、回路モジュ
ールは内壁面側からもケーブルを引き出せるので外部の
入出力機器との接続、クロック信号供給、電源供給を妨
げない。なお、本発明は上記し、且つ、図面に示す実施
例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で
適宜変形して実施し得るものである。
【0115】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば三次元方
向への柔軟な拡張性を実現し、大規模な電子機器の部品
間を従来の方式に比較して飛躍的に多数の配線で結合す
ることを可能とする。従って、これにより、回路モジュ
ール間配線をふんだんに使うことが可能になり、プロセ
ッサ間通信能力の高い三次元メッシュ結合などの結合網
を持つ超並列計算機を容易に実装することができる。ま
た本発明によれば、効率的な冷却、入出力機器接続、ク
ロック信号供給、電源供給を妨げない。
向への柔軟な拡張性を実現し、大規模な電子機器の部品
間を従来の方式に比較して飛躍的に多数の配線で結合す
ることを可能とする。従って、これにより、回路モジュ
ール間配線をふんだんに使うことが可能になり、プロセ
ッサ間通信能力の高い三次元メッシュ結合などの結合網
を持つ超並列計算機を容易に実装することができる。ま
た本発明によれば、効率的な冷却、入出力機器接続、ク
ロック信号供給、電源供給を妨げない。
【0116】従って、この発明によれば、非常に多くの
部品からなる大規模なシステムを多数の配線で密に結合
することを可能にし、配線の接続面から見た二次元およ
び三次元方向への拡張性を有する回路ユニットを提供す
ることができる。
部品からなる大規模なシステムを多数の配線で密に結合
することを可能にし、配線の接続面から見た二次元およ
び三次元方向への拡張性を有する回路ユニットを提供す
ることができる。
【図1】本発明の基本的な構成を示す斜視図であって、
第1の特徴点、第3の特徴点、第4の特徴点、第5の特
徴点、第13の特徴点、第14の特徴点、第17の特徴
点、第19の特徴点および第22の特徴点の構成を適用
した図。
第1の特徴点、第3の特徴点、第4の特徴点、第5の特
徴点、第13の特徴点、第14の特徴点、第17の特徴
点、第19の特徴点および第22の特徴点の構成を適用
した図。
【図2】第6の特徴点の構成を適用したパイプ間圧着機
構の一実施例を示す図。
構の一実施例を示す図。
【図3】第7の特徴点の構成を適用したパイプ間圧着機
構の一実施例を示す図。
構の一実施例を示す図。
【図4】パイプ外壁の平坦度が足りない場合の接触不良
の様子を示す断面図。
の様子を示す断面図。
【図5】第4の特徴点の構成を適用した例であって、パ
イプ間に異方性導電ゴムを挟んだ場合の外壁の平坦度が
足りないパイプ間の接触の様子を示す断面図。
イプ間に異方性導電ゴムを挟んだ場合の外壁の平坦度が
足りないパイプ間の接触の様子を示す断面図。
【図6】第8の特徴点の構成にかかるパイプ構成法の一
実施例を示す図。
実施例を示す図。
【図7】第9の特徴点の構成にかかるパイプの一実施例
の展開図。
の展開図。
【図8】第9の特徴点および第11の特徴点の構成にか
かるパイプの一実施例の見取り図。
かるパイプの一実施例の見取り図。
【図9】第9の特徴点にかかるパイプのフレキシブル部
の第一の実施例の断面図。
の第一の実施例の断面図。
【図10】第9の発明にかかるパイプのフレキシブル部
の第二の実施例の断面図。
の第二の実施例の断面図。
【図11】第12の特徴点にかかる変形防止用パイプを
外側に被せたパイプの一実施例の断面図。
外側に被せたパイプの一実施例の断面図。
【図12】第12の特徴点にかかる変形防止用パイプを
外側に被せ、ネジを分散して配置したパイプの一実施例
の見取り図。
外側に被せ、ネジを分散して配置したパイプの一実施例
の見取り図。
【図13】第15の特徴点の構成を適用した冷却方式に
おける冷却液ガイド構造の一実施例を示す図。
おける冷却液ガイド構造の一実施例を示す図。
【図14】第15の特徴点の構成を適用した冷却液ガイ
ド構造を装着したパイプモジュールの断面図。
ド構造を装着したパイプモジュールの断面図。
【図15】第16の特徴点の構成および第18の特徴点
の構成を適用した冷却方式の一実施例を示す図。
の構成を適用した冷却方式の一実施例を示す図。
【図16】第2の特徴点の構成にかかる三次元実装方式
の一実施例を示す図。
の一実施例を示す図。
【図17】第20の特徴点の構成を適用した外部信号配
線方式の第一の実施例を示す図。
線方式の第一の実施例を示す図。
【図18】第20の特徴点の構成を適用した外部信号配
線線方式の第二の実施例を示す図。
線線方式の第二の実施例を示す図。
【図19】第21の特徴点の構成を適用した電源供給方
式の一実施例を示す図。
式の一実施例を示す図。
【図20】第23の特徴点の構成を適用した電源供給方
式の一実施例を示す図。
式の一実施例を示す図。
1…パイプ構造の回路モジュール、1a…パイプ構造回
路モジュールの内壁面、1b…パイプ構造回路モジュー
ルの外壁面、2…異方性導電シート、3…突起、4…凹
部、5…冷却用のファンモジュール、10…回路デバイ
ス、11…電気的接点、21a,21b…プレート、2
2,22a…ボルト、23…ナット、30a…雄側プリ
ント回路基板、30b…雌側プリント回路基板、31,
31a〜31d…プリント回路基板、32…雄型の表面
実装型コネクタ、33…雌型の表面実装型コネクタ、4
1a〜41c…フレキシブル基板、42…型枠、43…
ねじ、44…異方性導電接着シート、f…フレキシブル
層、60…冷却液ガイド、CL…冷却液。
路モジュールの内壁面、1b…パイプ構造回路モジュー
ルの外壁面、2…異方性導電シート、3…突起、4…凹
部、5…冷却用のファンモジュール、10…回路デバイ
ス、11…電気的接点、21a,21b…プレート、2
2,22a…ボルト、23…ナット、30a…雄側プリ
ント回路基板、30b…雌側プリント回路基板、31,
31a〜31d…プリント回路基板、32…雄型の表面
実装型コネクタ、33…雌型の表面実装型コネクタ、4
1a〜41c…フレキシブル基板、42…型枠、43…
ねじ、44…異方性導電接着シート、f…フレキシブル
層、60…冷却液ガイド、CL…冷却液。
Claims (9)
- 【請求項1】 内壁に回路素子を実装してなるパイプ状
回路モジュールの外壁に接続端子を配設し、この外壁の
接続端子でパイプ状モジュール相互を結合する構成とす
ることを特徴とする回路ユニット。 - 【請求項2】 内壁に回路素子を実装してなるパイプ状
回路モジュールの外壁に接続端子を配設し、この外壁の
接続端子でパイプ状回路モジュール相互を結合する構成
とすると共に、パイプ状モジュールの端部には他のパイ
プ状モジュールとの端子接続のための端子接続手段を設
けて、パイプの軸方向に対する他のパイプ状モジュール
との結合を可能にすることを特徴とする回路ユニット。 - 【請求項3】 パイプ状回路モジュールの外壁に設ける
接続端子は電気的接点のアレイとし、対向するパイプ状
回路モジュールの対向壁面に圧着することによりパイプ
状回路モジュール間の電気的接続を行う構成とすること
を特徴とする請求項1または2に記載の回路ユニット。 - 【請求項4】 対向するパイプ状回路モジュールの対向
壁面間に異方性導電物質を介在させて圧着する構成とす
ることにより、パイプ状回路モジュール間の電気的接続
を維持することを特徴とする請求項3記載の回路ユニッ
ト。 - 【請求項5】 複数枚の回路基板を筒状に配置し、隣接
する回路基板間はコネクタにより結合して配線接続する
ことにより構成したパイプ状回路モジュールを用いるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の回路ユニッ
ト。 - 【請求項6】 複数枚の回路基板を筒状に配置し、隣接
する回路基板間はフレキシブル基板で接続して配線接続
することにより構成したパイプ状回路モジュールを用い
ることを特徴とする請求項1または2に記載の回路ユニ
ット。 - 【請求項7】 一定条件下で可塑性を示す回路基板にて
成形したパイプ状回路モジュールを用いることを特徴と
する請求項1または2に記載の回路ユニット。 - 【請求項8】 複数のパイプ状回路モジュールを集積
し、相互を結合して構成したユニットの露出壁面に、当
該ユニットと外部との接続のためのケーブル接続手段を
設ける構成とすることを特徴とする回路ユニット。 - 【請求項9】 パイプ状回路モジュールの内壁側にケー
ブルを接続し、パイプ状回路モジュールの空洞部を通し
て上記ケーブルをパイプ状回路モジュール外部に導き、
外部との間の配線接続をする構成とすることを特徴とす
る回路ユニット。
Priority Applications (2)
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JP3301475A JPH05145208A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 回路ユニツト |
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JP3301475A JPH05145208A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 回路ユニツト |
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