JPH05113534A - レトロフオーカス型レンズ - Google Patents
レトロフオーカス型レンズInfo
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- JPH05113534A JPH05113534A JP3275409A JP27540991A JPH05113534A JP H05113534 A JPH05113534 A JP H05113534A JP 3275409 A JP3275409 A JP 3275409A JP 27540991 A JP27540991 A JP 27540991A JP H05113534 A JPH05113534 A JP H05113534A
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- Japan
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- 230000014509 gene expression Effects 0.000 claims description 21
- 230000004075 alteration Effects 0.000 abstract description 26
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 2
- 230000021615 conjugation Effects 0.000 abstract 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 5
- 206010010071 Coma Diseases 0.000 description 4
- 206010073261 Ovarian theca cell tumour Diseases 0.000 description 3
- 208000001644 thecoma Diseases 0.000 description 3
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- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B9/00—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
- G02B9/04—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having two components only
- G02B9/10—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having two components only one + and one - component
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリーンへ表示素子上に形成される像を投
影するプロジェクターに適した投影レンズを提供するこ
と、又この投影レンズの小型化を図りつつ高い光学性能
を与えること。 【構成】 距離の長い第1共役側から距離の短い第2の
共役側へ順に負の屈折力を有する第1レンズ群、レンズ
系中最も大きな空気間隔を隔てて正の屈折力を有する第
2レンズ群を有し、前記第2レンズ群中で最も前記第1
の共役側に位置するレンズを前記第1の共役側に凸面を
向けたメニスカス正レンズで構成したこと。
影するプロジェクターに適した投影レンズを提供するこ
と、又この投影レンズの小型化を図りつつ高い光学性能
を与えること。 【構成】 距離の長い第1共役側から距離の短い第2の
共役側へ順に負の屈折力を有する第1レンズ群、レンズ
系中最も大きな空気間隔を隔てて正の屈折力を有する第
2レンズ群を有し、前記第2レンズ群中で最も前記第1
の共役側に位置するレンズを前記第1の共役側に凸面を
向けたメニスカス正レンズで構成したこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレトロフォーカス型レン
ズ、特に全系の焦点距離に対しバックフォーカスが長
く、液晶プロジェクター等の適用に好適なレトロフォー
カス型レンズに関する。
ズ、特に全系の焦点距離に対しバックフォーカスが長
く、液晶プロジェクター等の適用に好適なレトロフォー
カス型レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バックフォーカスが全系の焦点距
離に対して長いレンズとして例えば特公昭62−327
68号公報をはじめとして数多くの広角系写真レンズが
提案されている。
離に対して長いレンズとして例えば特公昭62−327
68号公報をはじめとして数多くの広角系写真レンズが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、上記従
来に見られるような写真用の広角系レンズのバックフォ
ーカスは全系の焦点距離のせいぜい1.3倍程度で近年
次第に普及しつつある液晶プロジェクター用のレトロフ
ォーカス型の投影レンズとしてこのレンズを適用するに
はバックフォーカスが十分でないという欠点があった。
来に見られるような写真用の広角系レンズのバックフォ
ーカスは全系の焦点距離のせいぜい1.3倍程度で近年
次第に普及しつつある液晶プロジェクター用のレトロフ
ォーカス型の投影レンズとしてこのレンズを適用するに
はバックフォーカスが十分でないという欠点があった。
【0004】プロジェクター装置は投影レンズと投影画
像との間に色合成を行うためのダイクロイックミラーが
通常2枚程度配置され、投射レンズの焦点距離の2倍以
上程度のバックフォーカスを確保する必要がある。
像との間に色合成を行うためのダイクロイックミラーが
通常2枚程度配置され、投射レンズの焦点距離の2倍以
上程度のバックフォーカスを確保する必要がある。
【0005】本発明の目的は主に液晶プロジェクター用
投射レンズとして適するように全系の焦点距離の2倍以
上の長いバックフォーカスを有し、且つ諸収差が良好で
しかも小型なレトロフォーカス型レンズを提供すること
にある。
投射レンズとして適するように全系の焦点距離の2倍以
上の長いバックフォーカスを有し、且つ諸収差が良好で
しかも小型なレトロフォーカス型レンズを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして本発明の特徴とす
るところは距離の長い第1の共役側(スクリーン側)か
ら順に負の屈折力の第1レンズ群と最も大きな空気間隔
を隔てて配置される正の屈折力の第2レンズ群より構成
されるレトロフォーカス型レンズにおいて、前記第2レ
ンズ群中の最も前記第1の共役側のレンズを前記第1の
共役側へ凸のメニスカス正レンズより構成することによ
り、バックフォーカスが長く小型で諸収差の良好なレト
ロフォーカス型レンズを実現したことにある。
るところは距離の長い第1の共役側(スクリーン側)か
ら順に負の屈折力の第1レンズ群と最も大きな空気間隔
を隔てて配置される正の屈折力の第2レンズ群より構成
されるレトロフォーカス型レンズにおいて、前記第2レ
ンズ群中の最も前記第1の共役側のレンズを前記第1の
共役側へ凸のメニスカス正レンズより構成することによ
り、バックフォーカスが長く小型で諸収差の良好なレト
ロフォーカス型レンズを実現したことにある。
【0007】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明に関するレト
ロフォーカス型レンズを説明する。
ロフォーカス型レンズを説明する。
【0008】図1、図3、図5、図7、図9、図11、
図13は数値実施例1、2、3、4、5、6、7のレン
ズ断面図をそれぞれ示す。図面においてIは距離の長い
第1の共役側S(ここには実際にスクリーンが配置され
ており、以後これをスクリーンと称す。)に配置される
負の屈折力を有する第1レンズ群、次にIIはレンズ系
中で最も大きな空気間隔を隔てて配置され、正の屈折力
を有する第2レンズ群である。SPは第1レンズ群と第
2レンズ群の間に配置されるフレアーストッパーであ
る。Dは小さな共役点に配置され液晶等で原画像が形成
される表示素子。こうした構成のもとで、表示素子の像
がレンズ系を通してスクリーンSに拡大投影されること
になる。
図13は数値実施例1、2、3、4、5、6、7のレン
ズ断面図をそれぞれ示す。図面においてIは距離の長い
第1の共役側S(ここには実際にスクリーンが配置され
ており、以後これをスクリーンと称す。)に配置される
負の屈折力を有する第1レンズ群、次にIIはレンズ系
中で最も大きな空気間隔を隔てて配置され、正の屈折力
を有する第2レンズ群である。SPは第1レンズ群と第
2レンズ群の間に配置されるフレアーストッパーであ
る。Dは小さな共役点に配置され液晶等で原画像が形成
される表示素子。こうした構成のもとで、表示素子の像
がレンズ系を通してスクリーンSに拡大投影されること
になる。
【0009】さて、スクリーン側から順に負の屈折力の
第1レンズ群と大きな空気間隔を隔てて配置される正の
屈折力の第2レンズ群より構成されるレトロフォーカス
型レンズを像面位置を一定に保ちつつ小型化しようとす
るとき、第1レンズ群と、第2レンズ群の間隔を縮める
ことが考えられるが、そうすると、第1レンズ群と第2
レンズ群のパワーの絶対値の差を大きくする必要があ
り、像面がオーバーになり易く光学性能に影響を与える
ことになる。特にこの像面湾曲を補正するためにはレン
ズ系中の正レンズの屈折率を低くする一方で負レンズの
屈折率を高くし、又貼り合せレンズを用いている場合は
貼り合せ面の曲率半径を小さくしてこの貼り合せレンズ
の正、負レンズのパワーの絶対値の差を大きくするとよ
い。
第1レンズ群と大きな空気間隔を隔てて配置される正の
屈折力の第2レンズ群より構成されるレトロフォーカス
型レンズを像面位置を一定に保ちつつ小型化しようとす
るとき、第1レンズ群と、第2レンズ群の間隔を縮める
ことが考えられるが、そうすると、第1レンズ群と第2
レンズ群のパワーの絶対値の差を大きくする必要があ
り、像面がオーバーになり易く光学性能に影響を与える
ことになる。特にこの像面湾曲を補正するためにはレン
ズ系中の正レンズの屈折率を低くする一方で負レンズの
屈折率を高くし、又貼り合せレンズを用いている場合は
貼り合せ面の曲率半径を小さくしてこの貼り合せレンズ
の正、負レンズのパワーの絶対値の差を大きくするとよ
い。
【0010】本実施例においては、第2レンズ群をスク
リーン側からスクリーン側に凸を向けたメニスカス正レ
ンズ、負レンズと正レンズとを貼り合せた貼り合せレン
ズ、正レンズの順に構成している。そして、第2レンズ
群中の正レンズの屈折率を低くし、負レンズの屈折率を
高くした硝材を選び屈折率の差を十分とると共に、正負
レンズのアッベ数の差を小さくすることにより貼り合せ
レンズにおける正レンズ、負レンズの各々のパワーを大
きくし、第2レンズ群のペッツパール和を大きくして負
の第1レンズ群の影響により像面がオーバーになること
を防いでいる。
リーン側からスクリーン側に凸を向けたメニスカス正レ
ンズ、負レンズと正レンズとを貼り合せた貼り合せレン
ズ、正レンズの順に構成している。そして、第2レンズ
群中の正レンズの屈折率を低くし、負レンズの屈折率を
高くした硝材を選び屈折率の差を十分とると共に、正負
レンズのアッベ数の差を小さくすることにより貼り合せ
レンズにおける正レンズ、負レンズの各々のパワーを大
きくし、第2レンズ群のペッツパール和を大きくして負
の第1レンズ群の影響により像面がオーバーになること
を防いでいる。
【0011】一方、ここで前述の貼り合せレンズの貼り
合せ面の曲率半径が小さくしてしまうと、この貼り合せ
面で今度は球面収差とコマ収差が補正過乗となる傾向に
なってしまう。貼り合せ面で発生したこれらの収差を補
正するために第2レンズ群の最もスクリーン側にスクリ
ーン側へ凸面を向けたメニスカス正レンズを配置してこ
の球面収差およびコマ収差を打ち消すように発生させて
全体として良好な収差補正を実現している。
合せ面の曲率半径が小さくしてしまうと、この貼り合せ
面で今度は球面収差とコマ収差が補正過乗となる傾向に
なってしまう。貼り合せ面で発生したこれらの収差を補
正するために第2レンズ群の最もスクリーン側にスクリ
ーン側へ凸面を向けたメニスカス正レンズを配置してこ
の球面収差およびコマ収差を打ち消すように発生させて
全体として良好な収差補正を実現している。
【0012】更に望ましくは、このメニスカス正レンズ
のシェイプファクター(SF2f)を以下のような範囲に
収めることが望ましい。 −8<SF2f<−1…(1) 但し、スクリーン側と表示素子側の各々のレンズ面の曲
率半径をr2ff,r2frとした時 SF2f=(r2ff+r2fr)/(r2ff−r2fr) で示す。
のシェイプファクター(SF2f)を以下のような範囲に
収めることが望ましい。 −8<SF2f<−1…(1) 但し、スクリーン側と表示素子側の各々のレンズ面の曲
率半径をr2ff,r2frとした時 SF2f=(r2ff+r2fr)/(r2ff−r2fr) で示す。
【0013】条件式(1)はメニスカス正レンズの形状
に付いて限定したもので、条件式以下の領域では球面収
差およびコマ収差がアンダー傾向になり、条件式以上の
領域では、球面収差およびコマ収差がオーバー傾向とな
るので好ましくない。
に付いて限定したもので、条件式以下の領域では球面収
差およびコマ収差がアンダー傾向になり、条件式以上の
領域では、球面収差およびコマ収差がオーバー傾向とな
るので好ましくない。
【0014】更に望ましくは、貼り合せレンズの貼り合
せレンズ面の曲率半径をrhaとした時 0.7<rha/r2ff<2…(2) なる条件式、あるいはまた第2レンズ群中の負レンズの
屈折率の平均値、正レンズの屈折率の平均値を各々
n2n、n2pとした時 n2n−n2p>0.2…(3) あるいはまた、第2レンズ群中の負レンズと正レンズの
アッベ数の平均値を各々νn2n、ν2pとした時 20<ν2p−νn2n<35…(4) なる条件式を満足させることがよい。
せレンズ面の曲率半径をrhaとした時 0.7<rha/r2ff<2…(2) なる条件式、あるいはまた第2レンズ群中の負レンズの
屈折率の平均値、正レンズの屈折率の平均値を各々
n2n、n2pとした時 n2n−n2p>0.2…(3) あるいはまた、第2レンズ群中の負レンズと正レンズの
アッベ数の平均値を各々νn2n、ν2pとした時 20<ν2p−νn2n<35…(4) なる条件式を満足させることがよい。
【0015】更に第2レンズ群の具体的な形状は、特に
貼り合せレンズは表示素子側に凸面を向けた正レンズで
構成するとよい。
貼り合せレンズは表示素子側に凸面を向けた正レンズで
構成するとよい。
【0016】次に各条件式の意味について説明する。
【0017】各条件式(2)は第2レンズ群のメニスカ
ス正レンズのスクリーン側のレンズ面の曲率半径と、第
2レンズ群中の貼り合せ正レンズの貼り合せ面の曲率半
径の比に関する条件式で、この条件式以下の領域では、
球面収差およびコマ収差がオーバーとなり、条件式以上
の領域では、球面収差およびコマ収差がアンダーとなる
傾向となり好ましくない。
ス正レンズのスクリーン側のレンズ面の曲率半径と、第
2レンズ群中の貼り合せ正レンズの貼り合せ面の曲率半
径の比に関する条件式で、この条件式以下の領域では、
球面収差およびコマ収差がオーバーとなり、条件式以上
の領域では、球面収差およびコマ収差がアンダーとなる
傾向となり好ましくない。
【0018】条件式(3)、(4)は第2レンズ群中の
正レンズと負レンズの屈折率とアッベ数を規定した条件
式で、条件式(3)以下の領域では像面湾曲がオーバー
になり、条件式(4)以下の領域では色の球面収差が大
きくなり、条件式(4)以上の領域では像面湾曲がオー
バーになり好ましくない。
正レンズと負レンズの屈折率とアッベ数を規定した条件
式で、条件式(3)以下の領域では像面湾曲がオーバー
になり、条件式(4)以下の領域では色の球面収差が大
きくなり、条件式(4)以上の領域では像面湾曲がオー
バーになり好ましくない。
【0019】以上の説明では特に第2レンズ群を中心に
して述べたが次に第1レンズ群について述べる。
して述べたが次に第1レンズ群について述べる。
【0020】第1レンズ群は、数値実施例1〜4そして
7で示すようにスクリーン側からスクリーンに凸面を向
けた負メニスカスレンズ、小さな曲率半径がスクリーン
側にある、両凸の正レンズ、スクリーン側に凸面を向け
た負メニスカスレンズで構成する一方数値実施例5、6
に示すように最もスクリーン側に正レンズを配置し、次
に負メニスカスレンズ、負メニスカスレンズで構成する
ようにしてもよい。
7で示すようにスクリーン側からスクリーンに凸面を向
けた負メニスカスレンズ、小さな曲率半径がスクリーン
側にある、両凸の正レンズ、スクリーン側に凸面を向け
た負メニスカスレンズで構成する一方数値実施例5、6
に示すように最もスクリーン側に正レンズを配置し、次
に負メニスカスレンズ、負メニスカスレンズで構成する
ようにしてもよい。
【0021】前者のレンズ構成を採用する時には、第1
レンズ群中の両凸レンズのスクリーン側と表示素子側の
レンズ面の曲率半径を各々r1mf、r1mrとし
レンズ群中の両凸レンズのスクリーン側と表示素子側の
レンズ面の曲率半径を各々r1mf、r1mrとし
【0022】
【外2】 とした時 −0.9<SF1m<−0.3…(5) なる条件式を満足させることが望ましい。
【0023】条件式(5)は第1レンズ群の両凸正レン
ズの形状について限定したもので条件式以下の領域では
歪曲収差がアンダーとなり、条件式以上の領域ではコマ
収差の補正が困難となり好ましくない。
ズの形状について限定したもので条件式以下の領域では
歪曲収差がアンダーとなり、条件式以上の領域ではコマ
収差の補正が困難となり好ましくない。
【0024】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてRiは物体側より順に第i番目のレンズ面の
曲率半径、Diは物体側より順に第i番目のレンズ厚お
よび空気間隔、Niとνiは夫々物体側より順に第i番
目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
例においてRiは物体側より順に第i番目のレンズ面の
曲率半径、Diは物体側より順に第i番目のレンズ厚お
よび空気間隔、Niとνiは夫々物体側より順に第i番
目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
【表6】
【0031】
【表7】
【0032】以上説明したように、本発明によれば、少
ないレンズ枚数で小型でかつ諸収差の良好な性能をもっ
たバックフォーカスの長い液晶プロジェクター用レンズ
として適したレトロフォーカス型レンズを提供できる。
又第2レンズ群のレンズの屈折率およびアッベ数、レン
ズ形状を適切に限定することにより、第2レンズ群のペ
ッツパール和を従来より大きくすることができたので、
第1レンズ群の負レンズに高価な高屈折率ガラスを使用
しなくても、像面湾曲の少ない小型で性能の良いレトロ
フォーカス型レンズが提供できた。また第1レンズ群の
負レンズに高屈折率ガラスを用いれば、従来より少ない
レンズ枚数で広角化が可能となる。
ないレンズ枚数で小型でかつ諸収差の良好な性能をもっ
たバックフォーカスの長い液晶プロジェクター用レンズ
として適したレトロフォーカス型レンズを提供できる。
又第2レンズ群のレンズの屈折率およびアッベ数、レン
ズ形状を適切に限定することにより、第2レンズ群のペ
ッツパール和を従来より大きくすることができたので、
第1レンズ群の負レンズに高価な高屈折率ガラスを使用
しなくても、像面湾曲の少ない小型で性能の良いレトロ
フォーカス型レンズが提供できた。また第1レンズ群の
負レンズに高屈折率ガラスを用いれば、従来より少ない
レンズ枚数で広角化が可能となる。
【図1】本発明に関する数値実施例1のレンズ断面図。
【図2】本発明に関する数値実施例1の収差図。(スク
リーン距離2.7m)
リーン距離2.7m)
【図3】本発明に関する数値実施例2のレンズ断面図。
【図4】本発明に関する数値実施例2の収差図。(スク
リーン距離2.7m)
リーン距離2.7m)
【図5】本発明に関する数値実施例3のレンズ断面図。
【図6】本発明に関する数値実施例3の収差図。(スク
リーン距離2.8m)
リーン距離2.8m)
【図7】本発明に関する数値実施例4のレンズ断面図。
【図8】本発明に関する数値実施例4の収差図。(スク
リーン距離2.9m)
リーン距離2.9m)
【図9】本発明に関する数値実施例5のレンズ断面図。
【図10】本発明に関する数値実施例5の収差図。(ス
クリーン距離2.9m)
クリーン距離2.9m)
【図11】本発明に関する数値実施例6のレンズ断面
図。
図。
【図12】本発明に関する数値実施例6の収差図。(ス
クリーン距離2.9m)
クリーン距離2.9m)
【図13】本発明に関する数値実施例7のレンズ断面
図。
図。
【図14】本発明に関する数値実施例7の収差図。(ス
クリーン距離2.5m)
クリーン距離2.5m)
I 第1レンズ群 II 第2レンズ SP 絞り d d線 g g線 DS サジタル像面 ΔM メリディオナル像面 SC 正弦条件
Claims (8)
- 【請求項1】 距離の長い第1の共役側から距離の短い
第2の共役側へ順に負の屈折力を有する第1レンズ群、
レンズ系中最も大きな空気間隔を隔てて正の屈折力を有
する第2レンズ群を有し、前記第2レンズ群中で最も前
記第1の共役側に位置するレンズを前記第1の共役側に
凸面を向けたメニスカス正レンズで構成したことを特徴
とするレトロフォーカス型レンズ。 - 【請求項2】 前記メニスカス正レンズの前記第1の共
役側と前記第2の共役側のレンズ面の曲率半径を各々r
2ff、r2frとし、SF2f=(r2ff+r2fr)/(r2ff
−r2fr)とした時 −8<SF2f<−1 なる条件式を満足することを特徴とする請求項1のレト
ロフォーカス型レンズ。 - 【請求項3】 前記第2レンズ群は前記メニスカス正レ
ンズの第2の共役側に負レンズと正レンズとの貼り合せ
レンズを有し、該貼り合せレンズの貼り合せレンズ面の
曲率半径をrhaとした時 0.7<rha/r2ff<2 なる条件式を満足することを特徴とする請求項1ないし
2に記載のレトロフォーカス型レンズ。 - 【請求項4】 前記第2レンズ群中の正レンズと負レン
ズの屈折率の平均値を各々n2p、n2nとした時 n2n−n2p>0.2 なる条件式を満足することを特徴とする請求項1ないし
3に記載のレトロフォーカス型レンズ。 - 【請求項5】 前記第2レンズ群中の正レンズと負レン
ズのアッベ数の平均値を各々ν2p、ν2nとしたとき 20<ν2p−ν2n<35 なる条件式を満足することを特徴とする請求項1ないし
5に記載のレトロフォーカス型レンズ。 - 【請求項6】 前記第2レンズ群は、第1の共役側から
順に前記メニスカス正レンズ、前記第2の共役側に凸面
を向け、負レンズと正レンズとの貼り合せでなる貼り合
せレンズ、両凸レンズで構成されていることを特徴とす
る請求項1ないし5に記載のレトロフォーカス型レン
ズ。 - 【請求項7】 前記第1レンズ群は第1の共役側から順
に、第1の共役側へ凸面を向けた負メニスカスレンズ、
小さな曲率半径のレンズ面が第1共役側に有る両凸正レ
ンズ、第1の共役側へ凸面を向けた負メニスカスレンズ
より構成されることを特徴とする請求項1ないし6に記
載のレトロフォーカス型レンズ。 - 【請求項8】 前記第1レンズ群中の前記両凸正レンズ
は第1、第2の共役側のレンズ面の曲率半径を各々r
1mf、r1mrとし、 【外1】 とした時、 −0.9<SF1m<−0.3 なる条件式を満足することを特徴とする請求項7のレト
ロフォーカス型レンズ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3275409A JP3021127B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | レトロフォーカス型レンズ |
US07/961,826 US5303088A (en) | 1991-10-23 | 1992-10-16 | Retrofocus type lens |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3275409A JP3021127B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | レトロフォーカス型レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05113534A true JPH05113534A (ja) | 1993-05-07 |
JP3021127B2 JP3021127B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=17555099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3275409A Expired - Fee Related JP3021127B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | レトロフォーカス型レンズ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5303088A (ja) |
JP (1) | JP3021127B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09269450A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-14 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡対物レンズ |
KR101026111B1 (ko) * | 2009-04-15 | 2011-04-05 | 주식회사 웰텍 | 준전문가용 카메라 교환렌즈 광학계 |
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