JPH05109334A - 照光型スイツチ及びその製造方法 - Google Patents
照光型スイツチ及びその製造方法Info
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- JPH05109334A JPH05109334A JP29516891A JP29516891A JPH05109334A JP H05109334 A JPH05109334 A JP H05109334A JP 29516891 A JP29516891 A JP 29516891A JP 29516891 A JP29516891 A JP 29516891A JP H05109334 A JPH05109334 A JP H05109334A
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- JP
- Japan
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- light
- resin sheet
- light emitting
- switch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造を簡略化するとともに耐久性に優れかつ
構造が簡略化された安価な照光型スイッチを容易に製造
する。 【構成】 配線板42に発光ダイオード47及び接点4
9を設ける。接点49の上部にクリック板48を設け
る。樹脂シート43に凹部44a,44bを形成する。
樹脂シート43を配線板42へ積層させ、凹部44a,
44bによって区画された空間部46a,46b内に発
光ダイオード47及びクリック板48を配置させる。
構造が簡略化された安価な照光型スイッチを容易に製造
する。 【構成】 配線板42に発光ダイオード47及び接点4
9を設ける。接点49の上部にクリック板48を設け
る。樹脂シート43に凹部44a,44bを形成する。
樹脂シート43を配線板42へ積層させ、凹部44a,
44bによって区画された空間部46a,46b内に発
光ダイオード47及びクリック板48を配置させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、キーボード等に用い
られ電気回路を開閉するスイッチに係り、特に、暗い場
所でもスイッチの位置を視覚的に確認することができる
照光型スイッチ及びその製造方法に関するものである。
られ電気回路を開閉するスイッチに係り、特に、暗い場
所でもスイッチの位置を視覚的に確認することができる
照光型スイッチ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の携帯化等によりスイッ
チの薄型化が図られており、さらに、暗い場所でもスイ
ッチの位置を容易に確認することができるようにスイッ
チ内部に照光機能を付与したものが開発されている。こ
の種のスイッチの従来例として、図5ないし図8に示す
ものが知られている。まず、図5によって第1の従来例
を説明する。図において、符号1,1は、内部に発光体
が内蔵された照光型メカニカルスイッチである。この照
光型メカニカルスイッチ1,1は、基板2上にはんだ付
けされており、その上部には、透過性を有した表面シー
ト3が設けられている。そして、上記の照光型メカニカ
ルスイッチ1,1へ基板2の導体パターン(図示略)よ
り電力を供給すると、照光型メカニカルスイッチ1内部
の発光体(図示略)が発光し、その光が表面シート3を
透過して外部に放射する。
チの薄型化が図られており、さらに、暗い場所でもスイ
ッチの位置を容易に確認することができるようにスイッ
チ内部に照光機能を付与したものが開発されている。こ
の種のスイッチの従来例として、図5ないし図8に示す
ものが知られている。まず、図5によって第1の従来例
を説明する。図において、符号1,1は、内部に発光体
が内蔵された照光型メカニカルスイッチである。この照
光型メカニカルスイッチ1,1は、基板2上にはんだ付
けされており、その上部には、透過性を有した表面シー
ト3が設けられている。そして、上記の照光型メカニカ
ルスイッチ1,1へ基板2の導体パターン(図示略)よ
り電力を供給すると、照光型メカニカルスイッチ1内部
の発光体(図示略)が発光し、その光が表面シート3を
透過して外部に放射する。
【0003】次に、図6によって第2の従来例を説明す
る。図において、符号11は基板である。この基板11
には発光ダイオード12がはんだ付けされている。ま
た、基板11上にはクリック板13,13が設けられて
おり、このクリック板13,13の上部にはアクチュエ
ータ14,14が設けられている。このアクチュエータ
14,14は、スペーサ16を介して基板11に設けら
れた導光部材15に形成された孔15a,15aに上下
方向に移動自在に支持されている。これらアクチュエー
タ14,14及び導光部材15は、例えば、アクリルポ
リカーボネート等の透明な樹脂から形成されたものであ
る。また、導光部材15の中心には、窪み15bが形成
されており、発光ダイオード12から放出された光を導
光部材15の内部に取り入れるようになっている。上記
構成において、発光ダイオード12へ、基板11の導体
パターン(図示略)より電力を供給すると、発光ダイオ
ード12が発光する。そして、この光は、窪み15bよ
り導光部材に入光し、アクチュエータ14,14に伝達
され、アクチュエータ14,14の上部より表面シート
17を介して放射される。
る。図において、符号11は基板である。この基板11
には発光ダイオード12がはんだ付けされている。ま
た、基板11上にはクリック板13,13が設けられて
おり、このクリック板13,13の上部にはアクチュエ
ータ14,14が設けられている。このアクチュエータ
14,14は、スペーサ16を介して基板11に設けら
れた導光部材15に形成された孔15a,15aに上下
方向に移動自在に支持されている。これらアクチュエー
タ14,14及び導光部材15は、例えば、アクリルポ
リカーボネート等の透明な樹脂から形成されたものであ
る。また、導光部材15の中心には、窪み15bが形成
されており、発光ダイオード12から放出された光を導
光部材15の内部に取り入れるようになっている。上記
構成において、発光ダイオード12へ、基板11の導体
パターン(図示略)より電力を供給すると、発光ダイオ
ード12が発光する。そして、この光は、窪み15bよ
り導光部材に入光し、アクチュエータ14,14に伝達
され、アクチュエータ14,14の上部より表面シート
17を介して放射される。
【0004】また、図7に示すものは第3の従来例であ
り、基板21の上部にスペーサ22を介して導光板23
を積層させ、この導光板23にアクチュエータ部24を
形成して照光型スイッチとしたもである。この照光型ス
イッチによれば、発光ダイオード25から発光された光
が導光板23に形成された窪み23aより、その内部へ
入光し、クリック板26の上部に設けられたアクチュエ
ータ部24の上部から表面シート27を介して照光する
ようになっている。そして、この照光された導光板23
のアクチュエータ部24を表面シート27を介して押圧
することにより、このアクチュエータ部24が下方へ押
圧されてクリック板26を弾性変形させて反転させ、こ
のクリック板26によって接点28,28同士が導通し
基板21の回路パターンに電流が流れるようになってい
る。なお、アクチュエータ部24の上部から照光させる
べく、アクチュエータ部24の下面側には白色の印刷、
あるいは祖面仕上げ等が施されている。
り、基板21の上部にスペーサ22を介して導光板23
を積層させ、この導光板23にアクチュエータ部24を
形成して照光型スイッチとしたもである。この照光型ス
イッチによれば、発光ダイオード25から発光された光
が導光板23に形成された窪み23aより、その内部へ
入光し、クリック板26の上部に設けられたアクチュエ
ータ部24の上部から表面シート27を介して照光する
ようになっている。そして、この照光された導光板23
のアクチュエータ部24を表面シート27を介して押圧
することにより、このアクチュエータ部24が下方へ押
圧されてクリック板26を弾性変形させて反転させ、こ
のクリック板26によって接点28,28同士が導通し
基板21の回路パターンに電流が流れるようになってい
る。なお、アクチュエータ部24の上部から照光させる
べく、アクチュエータ部24の下面側には白色の印刷、
あるいは祖面仕上げ等が施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
には次のような問題点があった。 (1)第1の従来例に使用された照光型メカニカルスイ
ッチ1,1は、その内部にスイッチ機構及び発光体を内
蔵したものであるので、全体の高さが高くなってしま
う。また、一つのスイッチ毎に一つの光源が必要であ
る。 (2)第2の従来例のアクチュエータ14,14及び導
光部材15は、その形状が非常に複雑であるため、射出
成形によって製作せざるを得ず、この射出成形用の金型
にコストがかかる。また、導光部材15を基板11へ支
持させるためにスペーサ16を設ける必要があり、部品
点数が多く、しかもそれぞれの層同士が接着されている
ので、耐久性に乏しい。 (3)第3の従来例の導光板23は、その形状が複雑で
あるので、上記第2の従来例と同様に射出成形用の金型
にコストがかかるとともに、やはりスペーサ22が必要
であるので、部品点数及び接着個所が多く、製造作業性
及び耐久性が悪い。 この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、簡略化
されかつ耐久性に優れた安価な照光型スイッチ及びその
製造方法を提供することを目的としている。
には次のような問題点があった。 (1)第1の従来例に使用された照光型メカニカルスイ
ッチ1,1は、その内部にスイッチ機構及び発光体を内
蔵したものであるので、全体の高さが高くなってしま
う。また、一つのスイッチ毎に一つの光源が必要であ
る。 (2)第2の従来例のアクチュエータ14,14及び導
光部材15は、その形状が非常に複雑であるため、射出
成形によって製作せざるを得ず、この射出成形用の金型
にコストがかかる。また、導光部材15を基板11へ支
持させるためにスペーサ16を設ける必要があり、部品
点数が多く、しかもそれぞれの層同士が接着されている
ので、耐久性に乏しい。 (3)第3の従来例の導光板23は、その形状が複雑で
あるので、上記第2の従来例と同様に射出成形用の金型
にコストがかかるとともに、やはりスペーサ22が必要
であるので、部品点数及び接着個所が多く、製造作業性
及び耐久性が悪い。 この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、簡略化
されかつ耐久性に優れた安価な照光型スイッチ及びその
製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の照光型スイ
ッチは、可撓性及び導光性を有する樹脂シートと、発光
素子及び押圧されることにより弾性変形して接点を導通
させるクリック板が設けられた配線板とを積層してな
り、前記樹脂シートには、前記配線板側の面に複数の凹
部が形成され、前記発光素子及び前記クリック板は、前
記凹部からなる空間部に配置されてなることを特徴とし
ている。第2の発明の照光型スイッチの製造方法は、可
撓性及び導光性を有する感光性の樹脂シートの所定の位
置を露光・現像することにより複数の凹部を形成し、該
樹脂シートを発光素子及び押圧されることにより弾性変
形して接点を導通させるクリック板が設けられた配線板
へ積層し、前記凹部によって区画される空間部に前記発
光素子及びクリック板を配置させることを特徴としてい
る。
ッチは、可撓性及び導光性を有する樹脂シートと、発光
素子及び押圧されることにより弾性変形して接点を導通
させるクリック板が設けられた配線板とを積層してな
り、前記樹脂シートには、前記配線板側の面に複数の凹
部が形成され、前記発光素子及び前記クリック板は、前
記凹部からなる空間部に配置されてなることを特徴とし
ている。第2の発明の照光型スイッチの製造方法は、可
撓性及び導光性を有する感光性の樹脂シートの所定の位
置を露光・現像することにより複数の凹部を形成し、該
樹脂シートを発光素子及び押圧されることにより弾性変
形して接点を導通させるクリック板が設けられた配線板
へ積層し、前記凹部によって区画される空間部に前記発
光素子及びクリック板を配置させることを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】第1の発明の照光型スイッチによれば、発光素
子から発光された光が樹脂シートの凹部を構成する側面
から入光して樹脂シートを通過し、クリック板が配置さ
れている凹部の上方へ照射する。照射されて照光してい
る凹部の上部を押下すると、樹脂シートを介してクリッ
ク板が押圧されて弾性変形され、接点同士が導通され
る。第2の発明の照光型スイッチの製造方法によれば、
樹脂シートの所定の位置を露光・現像することにより複
数の凹部を形成し、これら凹部が発光素子及びクリック
板を覆うように樹脂シートを配線板へ積層させることに
より、極めて容易に照光型スイッチを構成することがで
きる。
子から発光された光が樹脂シートの凹部を構成する側面
から入光して樹脂シートを通過し、クリック板が配置さ
れている凹部の上方へ照射する。照射されて照光してい
る凹部の上部を押下すると、樹脂シートを介してクリッ
ク板が押圧されて弾性変形され、接点同士が導通され
る。第2の発明の照光型スイッチの製造方法によれば、
樹脂シートの所定の位置を露光・現像することにより複
数の凹部を形成し、これら凹部が発光素子及びクリック
板を覆うように樹脂シートを配線板へ積層させることに
より、極めて容易に照光型スイッチを構成することがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の照光型スイッチの一実施例を
図1によって説明する。図において、符号41は、照光
型スイッチである。この照光型スイッチ41は、CCL
のエッチングにより回路形成したフレキシブルプリント
基板からなる配線板42と、この上部に積層させて設け
られた樹脂シート43とから構成されている。この樹脂
シート43は、可撓性及び導光性を有するもので、一方
側の面に凹部44a,44bが形成されている。この凹
部44a,44bは、その側面45,45が下方へ向か
うにしたがって次第に開口するようにテーパーが付けら
れている。また、上記凹部44a,44bによって区画
された空間部46a,46b内には、それぞれ発光ダイ
オード(発光素子)47及びクリック板48が設けられ
ている。発光ダイオード47は、配線板42に形成され
た回路パターン(図示略)に接続されており、この回路
パターンから電流が供給されることにより、発光するよ
うになっている。
図1によって説明する。図において、符号41は、照光
型スイッチである。この照光型スイッチ41は、CCL
のエッチングにより回路形成したフレキシブルプリント
基板からなる配線板42と、この上部に積層させて設け
られた樹脂シート43とから構成されている。この樹脂
シート43は、可撓性及び導光性を有するもので、一方
側の面に凹部44a,44bが形成されている。この凹
部44a,44bは、その側面45,45が下方へ向か
うにしたがって次第に開口するようにテーパーが付けら
れている。また、上記凹部44a,44bによって区画
された空間部46a,46b内には、それぞれ発光ダイ
オード(発光素子)47及びクリック板48が設けられ
ている。発光ダイオード47は、配線板42に形成され
た回路パターン(図示略)に接続されており、この回路
パターンから電流が供給されることにより、発光するよ
うになっている。
【0009】また、クリック板48は、弾性変形可能な
導電性を有する金属材料をドーム状に形成したもので、
配線板42に形成された接点49,49の上方に配置さ
れ、上部が押圧されることにより、弾性変形して反転
し、前記接点49,49に接触してこれら接点49,4
9同士を導通させるようになっている。また、クリック
板48が配置された空間部46bを区画する凹部44b
の上部には、下面側に白色の印刷が施されている。上記
構造の照光型スイッチ41によれば、発光ダイオード4
7へ電流が供給されてこの発光ダイオード47が発光す
ると、この光が樹脂シート43に形成された凹部44a
の側面45,45より入光する。そして、クリック板4
8が配置された空間部46bを区画する凹部44bの上
部の白色に印刷された下面側にて反射してその上部より
照射する。即ち、クリック板48の上部にて樹脂シート
43が照光し、この光により、押下位置が暗い場所であ
っても確認することができる。そして、光が照射してい
る個所を上方より押下することにより、樹脂シート43
を介してクリック板48が押圧されて弾性変形して反転
する。これにより、クリック板48が接点49,49に
接触して、これら接点49,49間が導通する。これに
より、配線板42の回路パターンへ電流がながれ、各装
置あるいは機能が作動する。
導電性を有する金属材料をドーム状に形成したもので、
配線板42に形成された接点49,49の上方に配置さ
れ、上部が押圧されることにより、弾性変形して反転
し、前記接点49,49に接触してこれら接点49,4
9同士を導通させるようになっている。また、クリック
板48が配置された空間部46bを区画する凹部44b
の上部には、下面側に白色の印刷が施されている。上記
構造の照光型スイッチ41によれば、発光ダイオード4
7へ電流が供給されてこの発光ダイオード47が発光す
ると、この光が樹脂シート43に形成された凹部44a
の側面45,45より入光する。そして、クリック板4
8が配置された空間部46bを区画する凹部44bの上
部の白色に印刷された下面側にて反射してその上部より
照射する。即ち、クリック板48の上部にて樹脂シート
43が照光し、この光により、押下位置が暗い場所であ
っても確認することができる。そして、光が照射してい
る個所を上方より押下することにより、樹脂シート43
を介してクリック板48が押圧されて弾性変形して反転
する。これにより、クリック板48が接点49,49に
接触して、これら接点49,49間が導通する。これに
より、配線板42の回路パターンへ電流がながれ、各装
置あるいは機能が作動する。
【0010】次に、上記構成の照光型スイッチ41の製
造工程を図2ないし図4によって説明する。樹脂シート
43は、図2に示すように、ポリエステル等からなるベ
ース43aと、感光性樹脂層43bとが一体に成形され
たものである。まず、この樹脂シート43の凹部44
a,44bの形成個所をのぞく部分を露光させ、この樹
脂シート43を水あるいはアルコール等により洗い流
す。このようにすると、感光性樹脂層43bの露光され
た個所だけが残されて他の部分が除去された状態に現像
され、樹脂シート43に、図3に示すように、凹部44
a,44bが形成された状態となる。そして、この樹脂
シート43を、図4に示すように、発光ダイオード47
及びクリック板48が設けられた配線板42へ接着させ
て積層させることにより、上記照光型スイッチ41を極
めて容易に構成することができる。
造工程を図2ないし図4によって説明する。樹脂シート
43は、図2に示すように、ポリエステル等からなるベ
ース43aと、感光性樹脂層43bとが一体に成形され
たものである。まず、この樹脂シート43の凹部44
a,44bの形成個所をのぞく部分を露光させ、この樹
脂シート43を水あるいはアルコール等により洗い流
す。このようにすると、感光性樹脂層43bの露光され
た個所だけが残されて他の部分が除去された状態に現像
され、樹脂シート43に、図3に示すように、凹部44
a,44bが形成された状態となる。そして、この樹脂
シート43を、図4に示すように、発光ダイオード47
及びクリック板48が設けられた配線板42へ接着させ
て積層させることにより、上記照光型スイッチ41を極
めて容易に構成することができる。
【0011】このように、上記構成の照光型スイッチ4
1によれば、発光ダイオード47及びクリック板48が
設けられた配線板42の上部に、凹部44a,44bが
形成された可撓性及び導光性を有する樹脂シート43を
単に接着させて積層させた極めて構造が簡略化されたも
のであるので、従来の照光型スイッチのようにスペーサ
を接着させて設ける必要をなくすことができ、製造コス
トを大幅に低減させることができるとともに、さらに、
薄い照光型スイッチとすることができる。また、樹脂シ
ート43は、露光して水あるいはアルコールで洗いする
ことにより、極めて容易に凹部44a,44bを形成す
ることが可能な感光性樹脂層43bを設けたものである
ので、高価な金型等を不要とすることができ、さらに、
コストダウンを図ることができる。また、難しい成形技
術を必要としない極めて簡単な製造技術によって製造す
ることができるので、作業性を大幅に向上させることが
できる。また、樹脂シート43の、押下される個所と、
配線板42へ接着される個所とが一体にされて、従来の
ように、導光板とスペーサとを接着させたものと比較し
て、接着個所及び部品点数が少なくされているので、耐
久性を大幅に向上させることができ、押圧力の変化が少
なくかつ極めて信頼性の高い照光型スイッチ41とする
ことができる。また、凹部44a,44bの側面45,
45全体から入光した発光ダイオード47の光を樹脂シ
ート43全体で導光させるものであるので、導光効率が
極めて高く、良好な輝度特性を得ることができる。
1によれば、発光ダイオード47及びクリック板48が
設けられた配線板42の上部に、凹部44a,44bが
形成された可撓性及び導光性を有する樹脂シート43を
単に接着させて積層させた極めて構造が簡略化されたも
のであるので、従来の照光型スイッチのようにスペーサ
を接着させて設ける必要をなくすことができ、製造コス
トを大幅に低減させることができるとともに、さらに、
薄い照光型スイッチとすることができる。また、樹脂シ
ート43は、露光して水あるいはアルコールで洗いする
ことにより、極めて容易に凹部44a,44bを形成す
ることが可能な感光性樹脂層43bを設けたものである
ので、高価な金型等を不要とすることができ、さらに、
コストダウンを図ることができる。また、難しい成形技
術を必要としない極めて簡単な製造技術によって製造す
ることができるので、作業性を大幅に向上させることが
できる。また、樹脂シート43の、押下される個所と、
配線板42へ接着される個所とが一体にされて、従来の
ように、導光板とスペーサとを接着させたものと比較し
て、接着個所及び部品点数が少なくされているので、耐
久性を大幅に向上させることができ、押圧力の変化が少
なくかつ極めて信頼性の高い照光型スイッチ41とする
ことができる。また、凹部44a,44bの側面45,
45全体から入光した発光ダイオード47の光を樹脂シ
ート43全体で導光させるものであるので、導光効率が
極めて高く、良好な輝度特性を得ることができる。
【0012】また、凹部44a,44bの側面45,4
5にテーパーが付けられているので、発光ダイオード4
7の光の入光効率を向上させることができるとともに、
押圧力を確実にクリック板48へ伝達させることがで
き、良好な押圧動作を得ることができる。また、クリッ
ク板48が配置された凹部44bの側面45,45のテ
ーパーの角度を変えることにより、極めて容易に押圧力
を調整することができる。なお、上記実施例では、クリ
ック板48が配置されている凹部44bの上部の下面側
に白色の印刷を施して、この白色の印刷により、発光ダ
イオード47の光を反射させて凹部44bの上方より良
好に照光させるようにしたが、白色の印刷に代えて、凹
部44bの上部の下面側を祖面化することにより、発光
ダイオード47の光を乱反射させて、凹部44bの上方
から光を良好に照光させるようにしても良い。また、上
記実施例では、フレキシブルプリント基板に発光ダイオ
ード47及びクリック板48が上部に配置される接点4
9,49を設けた配線板42へ樹脂シート43を積層さ
せて照光スイッチ41を構成したが、電極シートを層状
に積層させて、接点を互いに対向位置に配置させ、この
接点の上部にクリック板を設け、さらに、発光素子を設
けた、メンブレンスイッチへ樹脂シート43を積層させ
て照光型スイッチを構成しても良いことは勿論である。
5にテーパーが付けられているので、発光ダイオード4
7の光の入光効率を向上させることができるとともに、
押圧力を確実にクリック板48へ伝達させることがで
き、良好な押圧動作を得ることができる。また、クリッ
ク板48が配置された凹部44bの側面45,45のテ
ーパーの角度を変えることにより、極めて容易に押圧力
を調整することができる。なお、上記実施例では、クリ
ック板48が配置されている凹部44bの上部の下面側
に白色の印刷を施して、この白色の印刷により、発光ダ
イオード47の光を反射させて凹部44bの上方より良
好に照光させるようにしたが、白色の印刷に代えて、凹
部44bの上部の下面側を祖面化することにより、発光
ダイオード47の光を乱反射させて、凹部44bの上方
から光を良好に照光させるようにしても良い。また、上
記実施例では、フレキシブルプリント基板に発光ダイオ
ード47及びクリック板48が上部に配置される接点4
9,49を設けた配線板42へ樹脂シート43を積層さ
せて照光スイッチ41を構成したが、電極シートを層状
に積層させて、接点を互いに対向位置に配置させ、この
接点の上部にクリック板を設け、さらに、発光素子を設
けた、メンブレンスイッチへ樹脂シート43を積層させ
て照光型スイッチを構成しても良いことは勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の照光型
スイッチ及びその製造方法によれば、下記の効果を得る
ことができる。単にクリック板及び発光素子が設けられ
た配線板の上部に、凹部が形成された可撓性及び導光性
を有する樹脂シートを積層させた極めて構造が簡略化さ
れたものであるので、従来のスペーサ等を接着させて設
けた照光型スイッチと比較して、部品点数及び接着個所
を削減することができる。したがって、製造コストを大
幅に低減することができるとともに耐久性に優れた照光
型スイッチとすることができ、またさらに、薄い照光型
スイッチとすることができる。また、露光・現像させる
ことにより、極めて容易に凹部を形成することが可能な
感光性の樹脂シートを用いて製造するものであるので、
高価な金型等が不要であり、さらに、コストダウンを図
ることができ、また、難しい成形技術を必要としない極
めて簡単な製造技術によって製造することができるの
で、作業性を大幅に向上させることができる。
スイッチ及びその製造方法によれば、下記の効果を得る
ことができる。単にクリック板及び発光素子が設けられ
た配線板の上部に、凹部が形成された可撓性及び導光性
を有する樹脂シートを積層させた極めて構造が簡略化さ
れたものであるので、従来のスペーサ等を接着させて設
けた照光型スイッチと比較して、部品点数及び接着個所
を削減することができる。したがって、製造コストを大
幅に低減することができるとともに耐久性に優れた照光
型スイッチとすることができ、またさらに、薄い照光型
スイッチとすることができる。また、露光・現像させる
ことにより、極めて容易に凹部を形成することが可能な
感光性の樹脂シートを用いて製造するものであるので、
高価な金型等が不要であり、さらに、コストダウンを図
ることができ、また、難しい成形技術を必要としない極
めて簡単な製造技術によって製造することができるの
で、作業性を大幅に向上させることができる。
【図1】 本発明の実施例の照光型スイッチの構造を説
明する照光型スイッチの断面図である。
明する照光型スイッチの断面図である。
【図2】 実施例の照光型スイッチの製造工程を説明す
る樹脂シートの断面図である。
る樹脂シートの断面図である。
【図3】 実施例の照光型スイッチの製造工程を説明す
る樹脂シートの断面図である。
る樹脂シートの断面図である。
【図4】 実施例の照光型スイッチの製造工程を説明す
る照光型スイッチの断面図である。
る照光型スイッチの断面図である。
【図5】 第1の従来例の照光型スイッチを説明する照
光型スイッチの側面図である。
光型スイッチの側面図である。
【図6】 第2の従来例の照光型スイッチを説明する照
光型スイッチの断面図である。
光型スイッチの断面図である。
【図7】 第3の従来例の照光型スイッチを説明する照
光型スイッチの断面図である。
光型スイッチの断面図である。
41……照光型スイッチ、42……配線板、43……樹
脂シート、44a,44b……凹部、46a,46b…
…空間部、47……発光素子、48……クリック板、4
9……接点
脂シート、44a,44b……凹部、46a,46b…
…空間部、47……発光素子、48……クリック板、4
9……接点
Claims (2)
- 【請求項1】 可撓性及び導光性を有する樹脂シート
と、発光素子及び押圧されることにより弾性変形して接
点を導通させるクリック板が設けられた配線板とを積層
してなり、前記樹脂シートには、前記配線板側の面に複
数の凹部が形成され、前記発光素子及び前記クリック板
は、前記凹部からなる空間部に配置されてなることを特
徴とする照光型スイッチ。 - 【請求項2】 可撓性及び導光性を有する感光性の樹脂
シートの所定の位置を露光・現像することにより複数の
凹部を形成し、該樹脂シートを発光素子及び押圧される
ことにより弾性変形して接点を導通させるクリック板が
設けられた配線板へ積層し、前記凹部によって区画され
る空間部に前記発光素子及びクリック板を配置させるこ
とを特徴とする照光型スイッチの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29516891A JPH05109334A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 照光型スイツチ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29516891A JPH05109334A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 照光型スイツチ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05109334A true JPH05109334A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17817118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29516891A Withdrawn JPH05109334A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 照光型スイツチ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05109334A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002519754A (ja) * | 1998-06-24 | 2002-07-02 | ビズテック インコーポレイテッド | 柔軟なディスプレイを有する着用装置 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP29516891A patent/JPH05109334A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002519754A (ja) * | 1998-06-24 | 2002-07-02 | ビズテック インコーポレイテッド | 柔軟なディスプレイを有する着用装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |