JPH0510692Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0510692Y2 JPH0510692Y2 JP1988043029U JP4302988U JPH0510692Y2 JP H0510692 Y2 JPH0510692 Y2 JP H0510692Y2 JP 1988043029 U JP1988043029 U JP 1988043029U JP 4302988 U JP4302988 U JP 4302988U JP H0510692 Y2 JPH0510692 Y2 JP H0510692Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- frame
- vehicle
- plate
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、板状フレームを有し、シートクツ
シヨン上に前倒可能に支持される車両用シートバ
ツク構造に関し、特に軽量化を図ることを可能に
した車両用シートバツク構造に関する。
シヨン上に前倒可能に支持される車両用シートバ
ツク構造に関し、特に軽量化を図ることを可能に
した車両用シートバツク構造に関する。
[従来の技術]
車両用リアシートとして、実開昭51−119226号
公報に例示されるように、シートバツクを前倒し
可能とすることにより、車室側とトランクルーム
側とを連通し得るようにしたものが提供されてい
る。
公報に例示されるように、シートバツクを前倒し
可能とすることにより、車室側とトランクルーム
側とを連通し得るようにしたものが提供されてい
る。
すなわちこの車両用リアシートでは、シートバ
ツクが両側下端部に設けられた支点を中心に回動
自在に支持されており、前倒し操作によつてシー
トクツシヨン上に倒されるようになつている。ま
た、シートバツクの両側上端寄り部分には車体パ
ネル側の係合部に着脱可能に係合する係止部材が
設けられており、この係止部材を係合部に係合す
ることにより、シートバツクが所定の後傾角度の
起立状態に保持され、車両走行時の衝撃等に対し
て固定されるようになつている。
ツクが両側下端部に設けられた支点を中心に回動
自在に支持されており、前倒し操作によつてシー
トクツシヨン上に倒されるようになつている。ま
た、シートバツクの両側上端寄り部分には車体パ
ネル側の係合部に着脱可能に係合する係止部材が
設けられており、この係止部材を係合部に係合す
ることにより、シートバツクが所定の後傾角度の
起立状態に保持され、車両走行時の衝撃等に対し
て固定されるようになつている。
また、このようなシートバツクでは、一般に板
状フレームを用いたものが多く、この板状フレー
ムに緩衝用のシートパツドを装着し、このシート
パツドの外周をシートカバーによつて被覆してい
る。また、前述の係止部材は、板状フレームの両
側に固定され、シートバツクの両側部より外部に
露出している。
状フレームを用いたものが多く、この板状フレー
ムに緩衝用のシートパツドを装着し、このシート
パツドの外周をシートカバーによつて被覆してい
る。また、前述の係止部材は、板状フレームの両
側に固定され、シートバツクの両側部より外部に
露出している。
[考案が解決しようとする課題]
ところで、このようなシートバツク構造におい
では、乗心地に加えて軽量化を図ることが重要な
要素であり、特にベンチシートタイプのもののよ
うに、車幅とほぼ等しい幅を有するものにあつて
は、フレームも大型化するため、その重量軽減が
最重点項目の一つとなつている。
では、乗心地に加えて軽量化を図ることが重要な
要素であり、特にベンチシートタイプのもののよ
うに、車幅とほぼ等しい幅を有するものにあつて
は、フレームも大型化するため、その重量軽減が
最重点項目の一つとなつている。
しかしながら、このフレームの重量を軽減する
ため、単純にフレームの肉厚を薄くしたのでは必
然的に強度の低下を招く不都合がある。また、コ
ストや製造技術上の問題から材質の選択にも一定
の限界があり、現実には使用可能な材質の範囲内
で最大限軽量化を達成し得ることが望まれる。
ため、単純にフレームの肉厚を薄くしたのでは必
然的に強度の低下を招く不都合がある。また、コ
ストや製造技術上の問題から材質の選択にも一定
の限界があり、現実には使用可能な材質の範囲内
で最大限軽量化を達成し得ることが望まれる。
ところで、このようなシートバツクに設けられ
る係合部材は、シートバツクを起立状態に保持す
るものであり、充分な強度をもつてフレームに固
定されるものである。
る係合部材は、シートバツクを起立状態に保持す
るものであり、充分な強度をもつてフレームに固
定されるものである。
そこでこの考案は、シートバツクを起立状態に
保持する係合部材に着目することにより、全体と
しての強度低下を招くことなく軽量化を達成する
ことのできる車両用シートバツク構造を提供する
ことを目的としている。
保持する係合部材に着目することにより、全体と
しての強度低下を招くことなく軽量化を達成する
ことのできる車両用シートバツク構造を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段]
前記目的を達成するため、この考案は、板状フ
レームの外周にシートパツドおよびシートカバー
を装着してなり、シートクツシヨン上に前倒可能
に支持されるとともに、両側部に設けた係止部材
を車体パネル側の係合部に着脱可能に係合するこ
とにより、起立状態に保持される車両用シートバ
ツク構造において、前記フレームは薄肉に形成さ
れるとともに、このフレームの幅方向に、両端に
前記係止部材を設けた補強用の長手部材を取り付
けた。
レームの外周にシートパツドおよびシートカバー
を装着してなり、シートクツシヨン上に前倒可能
に支持されるとともに、両側部に設けた係止部材
を車体パネル側の係合部に着脱可能に係合するこ
とにより、起立状態に保持される車両用シートバ
ツク構造において、前記フレームは薄肉に形成さ
れるとともに、このフレームの幅方向に、両端に
前記係止部材を設けた補強用の長手部材を取り付
けた。
[作用]
以上の構成とすることにより、板状フレームの
幅方向に取り付けられた一定の強度を有する長手
部材によつて板状フレームが補強されることにな
り、その分フレームの肉厚を薄くでき、その重量
を低減できる。
幅方向に取り付けられた一定の強度を有する長手
部材によつて板状フレームが補強されることにな
り、その分フレームの肉厚を薄くでき、その重量
を低減できる。
[実施例]
以下、この考案の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
第1図はこの実施例による車両用シートバツク
1の板状フレーム2を示す斜視図、第2図は同車
両用シートバツクの概略断面図である。
1の板状フレーム2を示す斜視図、第2図は同車
両用シートバツクの概略断面図である。
この車両用シートバツク1は、第3図に示すよ
うに、ベンチシートタイプの車両用リアシート2
に設けられている。この車両用リアシート2は、
第4図に示すように、シートクツシヨン3上にシ
ートバツク1を前倒し自在に配置したもので、シ
ートバツク1を前倒した状態で車室側とトランク
ルーム側とを連通するようになつている。
うに、ベンチシートタイプの車両用リアシート2
に設けられている。この車両用リアシート2は、
第4図に示すように、シートクツシヨン3上にシ
ートバツク1を前倒し自在に配置したもので、シ
ートバツク1を前倒した状態で車室側とトランク
ルーム側とを連通するようになつている。
シートバツク1は、第2図に示すように、板状
フレーム4の前面にシートパツド5を配置し、こ
のシートパツド5の外周をシートカバー6により
覆つたものである。
フレーム4の前面にシートパツド5を配置し、こ
のシートパツド5の外周をシートカバー6により
覆つたものである。
板状フレーム4は、全体として薄型に形成され
るとともに、幅方向に一定間隔で切り欠き部8が
形成され、軽量化が図られている。また、この板
状フレーム4は、縦方向に所定の折曲形状を有し
て形成され、強度の向上が図られている。
るとともに、幅方向に一定間隔で切り欠き部8が
形成され、軽量化が図られている。また、この板
状フレーム4は、縦方向に所定の折曲形状を有し
て形成され、強度の向上が図られている。
板状フレーム4の両側下端部には、第5図に示
すように、シートバツク1の幅方向に突出した支
持軸7が設けられ、この支持軸7を支点としてシ
ートバツク1が回動自在に支持されている。
すように、シートバツク1の幅方向に突出した支
持軸7が設けられ、この支持軸7を支点としてシ
ートバツク1が回動自在に支持されている。
また、シートバツク1の両側上端寄り部分には
車体パネル9側の係合部10に着脱可能に係合す
る係止部材11が設けられており、この係止部材
11を係合部10に係合すことにより、シートバ
ツク1が所定の後傾角度の起立状態に保持され、
車両走行時の衝撃等に対して固定されるようにな
つている。
車体パネル9側の係合部10に着脱可能に係合す
る係止部材11が設けられており、この係止部材
11を係合部10に係合すことにより、シートバ
ツク1が所定の後傾角度の起立状態に保持され、
車両走行時の衝撃等に対して固定されるようにな
つている。
係止部材11は、係止孔を有する略舌片状に形
成されたものであり、シートバツク1より引き出
された長手方部材としてのベルト12に連結され
ている。一方、係合部10は、ボルト状に形成さ
れており、車体パネル9上に突設されている。こ
のような係合部10に対し、可撓自在なベルト1
2を曲げて係止部材11を対向させることによ
り、係止孔内に係合部10を引つ掛ける。これに
よつてシートバツク1は車体パネル9側に固定さ
れ、第6図に示す起立状態に保持されるようにな
つている。
成されたものであり、シートバツク1より引き出
された長手方部材としてのベルト12に連結され
ている。一方、係合部10は、ボルト状に形成さ
れており、車体パネル9上に突設されている。こ
のような係合部10に対し、可撓自在なベルト1
2を曲げて係止部材11を対向させることによ
り、係止孔内に係合部10を引つ掛ける。これに
よつてシートバツク1は車体パネル9側に固定さ
れ、第6図に示す起立状態に保持されるようにな
つている。
また、ベルト12は、第7図に示すように、各
係止部材11に対して共通のものとなつている。
そしてこのベルト12は、板状フレーム4の幅方
向に所定の高さで配置され、その両端部を例えば
リベツト止めすることにより、板状フレーム4に
接合されている。
係止部材11に対して共通のものとなつている。
そしてこのベルト12は、板状フレーム4の幅方
向に所定の高さで配置され、その両端部を例えば
リベツト止めすることにより、板状フレーム4に
接合されている。
また、板状フレーム4には、ベルト12を覆う
カバー13が取り付けられている。つまりこのカ
バー13は、断面コ字状を有する長手状のもので
あり、例えば溶接等により板状フレーム4に接合
されている。
カバー13が取り付けられている。つまりこのカ
バー13は、断面コ字状を有する長手状のもので
あり、例えば溶接等により板状フレーム4に接合
されている。
以上のような車両用シートバツク1では、可撓
自在なベルト12に連結した係止部材11を係合
部10に係合することにより、起立状態に保持す
るようにしたことから、例えばフツク状の係止部
材を回転自在にシートバツク1に設けて車体パネ
ル側の係合部に係合するようにした場合、あるい
は突片状の係止部材を突出自在にシートバツク1
に設けて車体パネル側の係合部に係合するように
した場合に比べ、シートバツク1の軽量化が達成
できる。つまり、ベルト12の張力により、板状
フレーム4の強度が補強されることになり、その
分板状フレーム4の薄型軽量化を図ることができ
る。
自在なベルト12に連結した係止部材11を係合
部10に係合することにより、起立状態に保持す
るようにしたことから、例えばフツク状の係止部
材を回転自在にシートバツク1に設けて車体パネ
ル側の係合部に係合するようにした場合、あるい
は突片状の係止部材を突出自在にシートバツク1
に設けて車体パネル側の係合部に係合するように
した場合に比べ、シートバツク1の軽量化が達成
できる。つまり、ベルト12の張力により、板状
フレーム4の強度が補強されることになり、その
分板状フレーム4の薄型軽量化を図ることができ
る。
さらにこの実施例では、ベルト12用のカバー
13を設けたことから、これにより板状フレーム
4が強化され、この板状フレーム4をさらに薄型
軽量化することが可能となる。
13を設けたことから、これにより板状フレーム
4が強化され、この板状フレーム4をさらに薄型
軽量化することが可能となる。
なお実施例では、係止部材11をベルト12に
設けたが、長手部材としてはこれに限らず、例え
ばスチール製のものを用いてもよい。
設けたが、長手部材としてはこれに限らず、例え
ばスチール製のものを用いてもよい。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案によれば、板状フ
レームに係止部材が連結される長手部材を取り付
けるようにしたことから、板状フレームが補強さ
れ、その分フレームの肉厚を薄くでき、その重量
を低減できるという効果がある。
レームに係止部材が連結される長手部材を取り付
けるようにしたことから、板状フレームが補強さ
れ、その分フレームの肉厚を薄くでき、その重量
を低減できるという効果がある。
第1図は本考案の一実施例による車両用シート
バツクの板状フレームを示す斜視図、第2図は同
車両用シートバツクの断面図、第3図は同車両用
シートバツクが設けられるリアシートの外観を示
す斜視図、第4図は同車両用シートバツクの前倒
時におけるリアシートの概略側面図、第5図は同
車両用シートバツクの係止部材と車体パネル側の
係合部との関係を示す部分的分解斜視図、第6図
は同車両用シートバツクの起立時におけるリアシ
ートの概略側面図、第7図は係止部材が取り付け
られたベルトを示す斜視図である。 1……車両用シートバツク、4……板状フレー
ム、9……車体パネル、10……係合部、11…
…係止部材、12……ベルト。
バツクの板状フレームを示す斜視図、第2図は同
車両用シートバツクの断面図、第3図は同車両用
シートバツクが設けられるリアシートの外観を示
す斜視図、第4図は同車両用シートバツクの前倒
時におけるリアシートの概略側面図、第5図は同
車両用シートバツクの係止部材と車体パネル側の
係合部との関係を示す部分的分解斜視図、第6図
は同車両用シートバツクの起立時におけるリアシ
ートの概略側面図、第7図は係止部材が取り付け
られたベルトを示す斜視図である。 1……車両用シートバツク、4……板状フレー
ム、9……車体パネル、10……係合部、11…
…係止部材、12……ベルト。
Claims (1)
- 板状フレームの外周にシートパツドおよびシー
トカバーを装着してなり、シートクツシヨン上に
前倒可能に支持されるとともに、両側部に設けた
係止部材を車体パネル側の係合部に着脱可能に係
合することにより、起立状態に保持される車両用
シートバツク構造において、前記フレームは薄肉
に形成されるとともに、このフレームの幅方向
に、両端に前記係止部材を設けた補強用の長手部
材を取り付けたことを特徴とする車両用シートバ
ツク構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988043029U JPH0510692Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988043029U JPH0510692Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01150048U JPH01150048U (ja) | 1989-10-17 |
JPH0510692Y2 true JPH0510692Y2 (ja) | 1993-03-16 |
Family
ID=31269430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988043029U Expired - Lifetime JPH0510692Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510692Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP1988043029U patent/JPH0510692Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01150048U (ja) | 1989-10-17 |
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