JPH05106915A - 電気温水器 - Google Patents
電気温水器Info
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- JPH05106915A JPH05106915A JP27144191A JP27144191A JPH05106915A JP H05106915 A JPH05106915 A JP H05106915A JP 27144191 A JP27144191 A JP 27144191A JP 27144191 A JP27144191 A JP 27144191A JP H05106915 A JPH05106915 A JP H05106915A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 218
- 238000009835 boiling Methods 0.000 claims abstract description 51
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 122
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims 1
- 239000008400 supply water Substances 0.000 abstract description 5
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 abstract description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温水器本体の形状を薄くし、貯湯タンク1本
の円筒形状では設置できないスペースにも設置でき、し
かも沸き上げの通電時間を深夜電力時間帯の後半になる
ように沸き上げ制御ができ、熱ロスが少なくなる温水器
を提供する。 【構成】 直列に配管され下部にそれぞれ発熱体46,
47が設けられた複数の貯湯タンク44,45と、沸き
上げ湯温と給水水温を検出する温度検出手段48,49
と、沸き上げ湯温を設定する湯温設定手段4と、深夜電
力の電源の有無を検出する電源検出手段8と、温度検出
手段48,49、湯温設定手段4及び電源検出手段8の
出力に基づいて通電を深夜電力時間帯の後半に移動する
ための通電開始時間を演算する演算手段5と、この演算
手段5の出力に基づいて発熱体への通電を制御する発熱
体制御手段50とを備えたことを特徴とする。
の円筒形状では設置できないスペースにも設置でき、し
かも沸き上げの通電時間を深夜電力時間帯の後半になる
ように沸き上げ制御ができ、熱ロスが少なくなる温水器
を提供する。 【構成】 直列に配管され下部にそれぞれ発熱体46,
47が設けられた複数の貯湯タンク44,45と、沸き
上げ湯温と給水水温を検出する温度検出手段48,49
と、沸き上げ湯温を設定する湯温設定手段4と、深夜電
力の電源の有無を検出する電源検出手段8と、温度検出
手段48,49、湯温設定手段4及び電源検出手段8の
出力に基づいて通電を深夜電力時間帯の後半に移動する
ための通電開始時間を演算する演算手段5と、この演算
手段5の出力に基づいて発熱体への通電を制御する発熱
体制御手段50とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気温水器に関し、特
に貯湯タンクを複数本備えた電気温水器の沸き上げ制御
に関するものである。
に貯湯タンクを複数本備えた電気温水器の沸き上げ制御
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の電気温水器の沸き上げ制
御装置の全体構成図である。図13はその主要部の回路
構成図である。図12において、1は貯湯タンクであ
り、沸き上げ中は高圧力になるため、円筒形状をしてい
る。貯湯タンク下部には発熱体2が装着されている。こ
の発熱体の容量は、深夜電力供給時間(8時間)で一定
温度まで沸き上げるように決められている。例えば、3
70lの温水器において、水温10℃、沸き上げ温度8
5℃、沸き上げの効率を0.95、1kwH 当りの発熱量
を860とすれば、発熱体の容量Pは
御装置の全体構成図である。図13はその主要部の回路
構成図である。図12において、1は貯湯タンクであ
り、沸き上げ中は高圧力になるため、円筒形状をしてい
る。貯湯タンク下部には発熱体2が装着されている。こ
の発熱体の容量は、深夜電力供給時間(8時間)で一定
温度まで沸き上げるように決められている。例えば、3
70lの温水器において、水温10℃、沸き上げ温度8
5℃、沸き上げの効率を0.95、1kwH 当りの発熱量
を860とすれば、発熱体の容量Pは
【0003】
【数1】
【0004】となる。また、電気料金は深夜電力の基本
料金において3.5kW〜4.4kWまでは同一で、4.5
kW以上から高くなるため、一般には料金が同一のゾーン
の最大容量4.4kWが採用されている。
料金において3.5kW〜4.4kWまでは同一で、4.5
kW以上から高くなるため、一般には料金が同一のゾーン
の最大容量4.4kWが採用されている。
【0005】3は給水水温及び沸き上げ湯温を測定する
湯温測定手段で、4は沸き上げ湯温を設定する湯温設定
手段である。5は演算手段で、湯温設定手段4で設定さ
れた沸き上げ湯温及び湯温測定手段3の測定湯温に基づ
いて通電開始時間を演算する。6は発熱体制御手段で、
演算手段5の演算結果及び湯温測定手段の測定湯温に基
づいて発熱体2のON/OFFを制御する。7は深夜電
力用電源で、8は深夜電力の供給の有無を検出する深夜
電力検出手段である。9は沸き上げた湯を取り出す蛇口
である。
湯温測定手段で、4は沸き上げ湯温を設定する湯温設定
手段である。5は演算手段で、湯温設定手段4で設定さ
れた沸き上げ湯温及び湯温測定手段3の測定湯温に基づ
いて通電開始時間を演算する。6は発熱体制御手段で、
演算手段5の演算結果及び湯温測定手段の測定湯温に基
づいて発熱体2のON/OFFを制御する。7は深夜電
力用電源で、8は深夜電力の供給の有無を検出する深夜
電力検出手段である。9は沸き上げた湯を取り出す蛇口
である。
【0006】また、図13において、11は制御回路内
のマイクロコンピュータであり、CPU12、時計手段
10、メモリ13、入力回路14、出力回路15、A/
D変換器16及びアナログマルチプレクサ17から形成
される。18は発熱体制御回路であり、図12の発熱体
制御手段6に相当し、抵抗19,20、トランジスタ2
1、リレー22,23及びダイオード24,25から構
成される。
のマイクロコンピュータであり、CPU12、時計手段
10、メモリ13、入力回路14、出力回路15、A/
D変換器16及びアナログマルチプレクサ17から形成
される。18は発熱体制御回路であり、図12の発熱体
制御手段6に相当し、抵抗19,20、トランジスタ2
1、リレー22,23及びダイオード24,25から構
成される。
【0007】リレー22のコイルは、一端が正極端子+
Vと接続され、他端がトランジスタ21を介してGND
端子に接続され、トランジスタ21のベースと抵抗19
を介して出力回路15に接続されている。抵抗20はト
ランジスタ21のベースとエミッタ間に接続されてい
る。リレー22の常開接点は、一端が正極端子+Vaと
接続され、他端がリレー23のコイルを介してGND端
子に接続されている。リレー22及びリレー23の各コ
イル両端にはダイオード24,25が接続されている。
リレー23の接点は、発熱体2と深夜電力電源7に対し
て直列に接続されている。
Vと接続され、他端がトランジスタ21を介してGND
端子に接続され、トランジスタ21のベースと抵抗19
を介して出力回路15に接続されている。抵抗20はト
ランジスタ21のベースとエミッタ間に接続されてい
る。リレー22の常開接点は、一端が正極端子+Vaと
接続され、他端がリレー23のコイルを介してGND端
子に接続されている。リレー22及びリレー23の各コ
イル両端にはダイオード24,25が接続されている。
リレー23の接点は、発熱体2と深夜電力電源7に対し
て直列に接続されている。
【0008】抵抗26は可変抵抗からなる湯温設定手段
4と直列に接続され、その両端が正極端子+VとGND
端子に接続されている。更に、抵抗26と湯温設定手段
4との接続部はアナログマルチプレクサ17に接続され
ている。抵抗27はサーミスタからなる温度検出手段3
と直列に接続され、その両端は正極端子+VとGND端
子に接続されている。更に、抵抗27と温度検出手段3
との接続部は、アナログマルチプレクサ17に接続され
ている。
4と直列に接続され、その両端が正極端子+VとGND
端子に接続されている。更に、抵抗26と湯温設定手段
4との接続部はアナログマルチプレクサ17に接続され
ている。抵抗27はサーミスタからなる温度検出手段3
と直列に接続され、その両端は正極端子+VとGND端
子に接続されている。更に、抵抗27と温度検出手段3
との接続部は、アナログマルチプレクサ17に接続され
ている。
【0009】28は深夜電力を検出するための深夜電力
検出回路であり、図12の深夜電力検出手段8に相当
し、抵抗29,30、ダイオード31及びホトカプラ3
2から構成される。ホトカプラ32の発光側は、抵抗2
9を介して電源7に直列に接続され、ホトカプラ32の
発光側の両端にはダイオード31が並列に接続されてい
る。ホトカプラ32の受光側の一端は抵抗30を介して
正極端子+Vに、他端はGND端子に接続され、抵抗3
0とホトカプラ32の受光側との接続部はマイクロコン
ピュータ11内の入力回路14に接続されている。
検出回路であり、図12の深夜電力検出手段8に相当
し、抵抗29,30、ダイオード31及びホトカプラ3
2から構成される。ホトカプラ32の発光側は、抵抗2
9を介して電源7に直列に接続され、ホトカプラ32の
発光側の両端にはダイオード31が並列に接続されてい
る。ホトカプラ32の受光側の一端は抵抗30を介して
正極端子+Vに、他端はGND端子に接続され、抵抗3
0とホトカプラ32の受光側との接続部はマイクロコン
ピュータ11内の入力回路14に接続されている。
【0010】次に、従来の電気温水器の沸き上げ制御装
置の動作を図14を参照しながら説明する。図14はマ
イクロコンピュータ11のメモリ13に記憶された発熱
体制御のフローチャートである。まず、制御用電源を入
れると同時に、深夜電力電源の有無を検出する(ステッ
プ33)。深夜電源が供給されていれば、時計手段10
によりタイマーをスタートし、ステップ35で給水水温
を測定し、ステップ36で貯湯タンク内の沸き上げ温度
の設定を読み取る。次に、ステップ37で給水水温から
設定の温度まで沸き上げるために必要な正味通電時間の
演算を行い、ステップ38で深夜電力供給時間帯のどの
時刻から通電を開始するかを演算する。
置の動作を図14を参照しながら説明する。図14はマ
イクロコンピュータ11のメモリ13に記憶された発熱
体制御のフローチャートである。まず、制御用電源を入
れると同時に、深夜電力電源の有無を検出する(ステッ
プ33)。深夜電源が供給されていれば、時計手段10
によりタイマーをスタートし、ステップ35で給水水温
を測定し、ステップ36で貯湯タンク内の沸き上げ温度
の設定を読み取る。次に、ステップ37で給水水温から
設定の温度まで沸き上げるために必要な正味通電時間の
演算を行い、ステップ38で深夜電力供給時間帯のどの
時刻から通電を開始するかを演算する。
【0011】給水水温をTw(℃)、沸き上げ温度をT
(℃)、発熱体2の容量をP(kW)とすれば、正味通電
時間H(hr)は
(℃)、発熱体2の容量をP(kW)とすれば、正味通電
時間H(hr)は
【0012】
【数2】
【0013】で計算される。深夜電力供給時間は一般に
23時から翌朝の7時までの8時間であり、通電開始時
間Hpは Hp=8−H となる。このように沸き上げ時間を制御することによ
り、給水水温と湯温設定温度に応じて通電の開始時間が
変わり、深夜電力制度の本来の特徴であるオフピーク時
間帯に沸き上げが行われ、また、沸き上げが深夜電力時
間帯の後半になるため、放熱によるロスがすくなくなる
特徴がある。
23時から翌朝の7時までの8時間であり、通電開始時
間Hpは Hp=8−H となる。このように沸き上げ時間を制御することによ
り、給水水温と湯温設定温度に応じて通電の開始時間が
変わり、深夜電力制度の本来の特徴であるオフピーク時
間帯に沸き上げが行われ、また、沸き上げが深夜電力時
間帯の後半になるため、放熱によるロスがすくなくなる
特徴がある。
【0014】次に、マイクロコンピュータ11内の時計
手段10により通電開始時刻になったかどうかを判定し
(ステップ39)、通電開始時刻になったらステップ4
0で発熱体2への通電を開始する。その後、ステップ4
1で貯湯タンク内の湯温を測定し(測定値をTm(℃)
とする)、沸き上げ温度の設定値T(℃)と湯温の測定
値Tm(℃)を比較し(ステップ42)、TmがTに到
達したら発熱体2をOFFにして(ステップ43)、一
日の制御は終了し翌日は再びステップ33から繰り返
す。
手段10により通電開始時刻になったかどうかを判定し
(ステップ39)、通電開始時刻になったらステップ4
0で発熱体2への通電を開始する。その後、ステップ4
1で貯湯タンク内の湯温を測定し(測定値をTm(℃)
とする)、沸き上げ温度の設定値T(℃)と湯温の測定
値Tm(℃)を比較し(ステップ42)、TmがTに到
達したら発熱体2をOFFにして(ステップ43)、一
日の制御は終了し翌日は再びステップ33から繰り返
す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気温水器は以
上のように、大容量の貯湯タンクに対し1本で沸き上げ
を制御するように構成されているので、円筒形状の温水
器では設置において約1m2 (1m×1m)のスペース
を必要とし、このスペースのない箇所には設置できない
問題点があった。
上のように、大容量の貯湯タンクに対し1本で沸き上げ
を制御するように構成されているので、円筒形状の温水
器では設置において約1m2 (1m×1m)のスペース
を必要とし、このスペースのない箇所には設置できない
問題点があった。
【0016】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、温水器本体の形状を薄くし、貯
湯タンク1本の円筒形状では設置できないスペースにも
設置でき、しかも沸き上げの通電時間を深夜電力時間帯
の後半になるように沸き上げ制御し、深夜電力の供給が
終了するまでの熱ロスを少なくできる温水器を提供する
ことを目的とする。
ためになされたもので、温水器本体の形状を薄くし、貯
湯タンク1本の円筒形状では設置できないスペースにも
設置でき、しかも沸き上げの通電時間を深夜電力時間帯
の後半になるように沸き上げ制御し、深夜電力の供給が
終了するまでの熱ロスを少なくできる温水器を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
る電気温水器は、直列に配管され下部にそれぞれ発熱体
が設けられた複数の貯湯タンクと、沸き上げ湯温と給水
水温を検出する温度検出手段と、沸き上げ湯温を設定す
る湯温設定手段と、深夜電力の電源の有無を検出する電
源検出手段と、温度検出手段、湯温設定手段及び電源検
出手段の出力に基づいて通電を深夜電力時間帯の後半に
移動するための通電開始時間を演算する演算手段と、こ
の演算手段の出力に基づいて発熱体への通電を制御する
発熱体制御手段とを備えたものである。
る電気温水器は、直列に配管され下部にそれぞれ発熱体
が設けられた複数の貯湯タンクと、沸き上げ湯温と給水
水温を検出する温度検出手段と、沸き上げ湯温を設定す
る湯温設定手段と、深夜電力の電源の有無を検出する電
源検出手段と、温度検出手段、湯温設定手段及び電源検
出手段の出力に基づいて通電を深夜電力時間帯の後半に
移動するための通電開始時間を演算する演算手段と、こ
の演算手段の出力に基づいて発熱体への通電を制御する
発熱体制御手段とを備えたものである。
【0018】第2発明に係る電気温水器は、第1発明に
おいて、複数の貯湯タンクのうち採湯口の近くの貯湯タ
ンクの上部に上部発熱体を設け、演算手段により通電開
始時間を演算し、その演算結果に基づいて先ず前記上部
発熱体に通電し、ついで採湯口近くの貯湯タンクの下部
発熱体、給水上流側貯湯タンクの発熱体に順次切換えて
通電するものである。
おいて、複数の貯湯タンクのうち採湯口の近くの貯湯タ
ンクの上部に上部発熱体を設け、演算手段により通電開
始時間を演算し、その演算結果に基づいて先ず前記上部
発熱体に通電し、ついで採湯口近くの貯湯タンクの下部
発熱体、給水上流側貯湯タンクの発熱体に順次切換えて
通電するものである。
【0019】第3発明に係る電気温水器は、第2発明に
おいて、沸き上げが完了した部分の湯温に一定温度以上
の湯温低下があったときは、沸き上げ中の発熱体への通
電を停止し、湯温低下のあった部分の発熱体に再通電す
るものである。
おいて、沸き上げが完了した部分の湯温に一定温度以上
の湯温低下があったときは、沸き上げ中の発熱体への通
電を停止し、湯温低下のあった部分の発熱体に再通電す
るものである。
【0020】第4発明に係る電気温水器は、第1発明に
おいて、追い加熱を設定する追い加熱設定手段を設ける
と共に、複数の貯湯湯タンクのうち採取湯口の近くの貯
湯タンクの上部に上部発熱体を設け、電源供給時間内に
おいて追い加熱を設定したときは、上部発熱体による加
熱を優先させるものである。
おいて、追い加熱を設定する追い加熱設定手段を設ける
と共に、複数の貯湯湯タンクのうち採取湯口の近くの貯
湯タンクの上部に上部発熱体を設け、電源供給時間内に
おいて追い加熱を設定したときは、上部発熱体による加
熱を優先させるものである。
【0021】
【作用】本発明の第1発明においては、貯湯タンクを直
列に配管され下部にそれぞれ発熱体が設けられた複数の
タンクで構成したから、高さを同一の貯湯タンクとした
場合、1本の貯湯タンクの場合より奥行が薄くなる。
列に配管され下部にそれぞれ発熱体が設けられた複数の
タンクで構成したから、高さを同一の貯湯タンクとした
場合、1本の貯湯タンクの場合より奥行が薄くなる。
【0022】第2発明においては、複数の貯湯タンクの
うち採湯口の近くの貯湯タンクの上部に上部発熱体を設
け、演算手段により通電開始時間を演算し、その演算結
果に基づいて先ず上部発熱体に通電するから、第1発明
の作用に加えて、通電開始時刻後採湯口の近くの湯温が
短時間で設定温度になる。
うち採湯口の近くの貯湯タンクの上部に上部発熱体を設
け、演算手段により通電開始時間を演算し、その演算結
果に基づいて先ず上部発熱体に通電するから、第1発明
の作用に加えて、通電開始時刻後採湯口の近くの湯温が
短時間で設定温度になる。
【0023】第3発明においては、沸き上げが完了した
部分の湯温に一定温度以上の湯温低下のあったときは、
沸き上げ中の発熱体への通電を停止し、湯温低下のあっ
た部分の発熱体に再通電するから、第2発明の作用に加
えて、一定温度以上の湯温低下が防止される。
部分の湯温に一定温度以上の湯温低下のあったときは、
沸き上げ中の発熱体への通電を停止し、湯温低下のあっ
た部分の発熱体に再通電するから、第2発明の作用に加
えて、一定温度以上の湯温低下が防止される。
【0024】第4発明においては、追い加熱設定手段を
設けると共に採湯口の近くの貯湯タンクの上部に上部発
熱体を設け、電源供給時間内において追い加熱を設定し
たときは、上部発熱体による加熱を優先させるから、緊
急に湯を使いたいとき、追い加熱を設定すれば、採湯口
の近くの湯温が短時間で設定温度になる。
設けると共に採湯口の近くの貯湯タンクの上部に上部発
熱体を設け、電源供給時間内において追い加熱を設定し
たときは、上部発熱体による加熱を優先させるから、緊
急に湯を使いたいとき、追い加熱を設定すれば、採湯口
の近くの湯温が短時間で設定温度になる。
【0025】
実施例1.以下、本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例の複数本のタンクを2本とした
場合について示した温水器の構成を示すブロック図で、
図において、図12と同一符号は同一または相当部分を
示し、44は給水が直接入る第1の貯湯タンク、45は
第1の貯湯タンク44の上部と直列に接続され、上部に
採湯口を持つ第2の貯湯タンク、46は第1の貯湯タン
ク44の下部に取付られた第1の発熱体、47は第2の
貯湯タンク45の下部に取付られた第2の発熱体であ
る。従来例と同様、貯湯タンクの全容量370l、発熱
体の容量を4.4kWに対し、2本で構成する場合は、第
1と第2の貯湯タンクの容量は185l(=370/
2)とし、第1の発熱体46と第2の発熱体47の容量
は2.2kW(=4.4/2)とする。例えば、高さを同
一にし貯湯タンクの容量370lを2本の貯湯タンクで
構成すれば、直径で約70%の改善ができ、即ち1本の
貯湯タンクの場合の約30%薄くできることになる。
図1は本発明の一実施例の複数本のタンクを2本とした
場合について示した温水器の構成を示すブロック図で、
図において、図12と同一符号は同一または相当部分を
示し、44は給水が直接入る第1の貯湯タンク、45は
第1の貯湯タンク44の上部と直列に接続され、上部に
採湯口を持つ第2の貯湯タンク、46は第1の貯湯タン
ク44の下部に取付られた第1の発熱体、47は第2の
貯湯タンク45の下部に取付られた第2の発熱体であ
る。従来例と同様、貯湯タンクの全容量370l、発熱
体の容量を4.4kWに対し、2本で構成する場合は、第
1と第2の貯湯タンクの容量は185l(=370/
2)とし、第1の発熱体46と第2の発熱体47の容量
は2.2kW(=4.4/2)とする。例えば、高さを同
一にし貯湯タンクの容量370lを2本の貯湯タンクで
構成すれば、直径で約70%の改善ができ、即ち1本の
貯湯タンクの場合の約30%薄くできることになる。
【0026】48は給水水温と湯温を測定する第1の湯
温測定手段、49は第2の貯湯タンクの湯温を測定する
第2の湯温測定手段、50は演算手段5と第1の湯温測
定手段48と第2の湯温測定手段49の出力に基づいて
第1の発熱体46と第2の発熱体47のON/OFFを
制御する発熱体制御手段である。
温測定手段、49は第2の貯湯タンクの湯温を測定する
第2の湯温測定手段、50は演算手段5と第1の湯温測
定手段48と第2の湯温測定手段49の出力に基づいて
第1の発熱体46と第2の発熱体47のON/OFFを
制御する発熱体制御手段である。
【0027】図2は、主要部の回路構成を示す回路図
で、図12、図13と同一符号は同一または相当部分を
示し、18は第1の発熱体制御回路であり、51は第2
の発熱体のON/OFFを制御する第2の発熱体制御回
路であり、構成は第1の発熱体制御回路18と同一であ
る。52,53は抵抗で各々湯温測定手段48,49と
直列に接続され、その接続部はマイクロコンピュータ1
1内のアナログマルチプレクサ17と接続されている。
抵抗52,53の他端は正極端子+Vに接続されてい
る。また、湯温測定手段48,49の他端は、GND端
子に接続されている。
で、図12、図13と同一符号は同一または相当部分を
示し、18は第1の発熱体制御回路であり、51は第2
の発熱体のON/OFFを制御する第2の発熱体制御回
路であり、構成は第1の発熱体制御回路18と同一であ
る。52,53は抵抗で各々湯温測定手段48,49と
直列に接続され、その接続部はマイクロコンピュータ1
1内のアナログマルチプレクサ17と接続されている。
抵抗52,53の他端は正極端子+Vに接続されてい
る。また、湯温測定手段48,49の他端は、GND端
子に接続されている。
【0028】次に動作について説明する。図3は、本発
明の温水器の動作を示すフローチャートで図14と同一
符号は同一または相当部分を示している。スイッチ(図
示せず)が入れられることにより制御回路が動作し、ス
テップ33で深夜電力の供給の有無が検出される。ステ
ップ39で通電開始時刻になったら、ステップ54で第
1と第2の発熱体に通電を開始し、次に第1の貯湯タン
ク側ではステップ55で湯温測定手段48により湯温を
測定する。この測定湯温Tm1がステップ36で読み取
った湯温Tよりも高いかどうかを判定し(ステップ5
6)、高くなったらステップ57で第1の発熱体46へ
の通電を停止する。また、ステップ56で測定湯温Tm
1が設定湯温T以下ならステップ55から繰り返す。
明の温水器の動作を示すフローチャートで図14と同一
符号は同一または相当部分を示している。スイッチ(図
示せず)が入れられることにより制御回路が動作し、ス
テップ33で深夜電力の供給の有無が検出される。ステ
ップ39で通電開始時刻になったら、ステップ54で第
1と第2の発熱体に通電を開始し、次に第1の貯湯タン
ク側ではステップ55で湯温測定手段48により湯温を
測定する。この測定湯温Tm1がステップ36で読み取
った湯温Tよりも高いかどうかを判定し(ステップ5
6)、高くなったらステップ57で第1の発熱体46へ
の通電を停止する。また、ステップ56で測定湯温Tm
1が設定湯温T以下ならステップ55から繰り返す。
【0029】第1貯湯タンク44と同様に、ステップ5
4で第2の発熱体への通電が開始されたら、ステップ5
8で湯温測定手段49により湯温を測定する。この測定
湯温Tm1がステップ36で読み取った湯温Tよりも高
いかどうかを判定し(ステップ59)、高くなったらス
テップ60で第2の発熱体47への通電を停止する。ま
た、ステップ59で測定湯温Tm2が設定湯温T以下な
らステップ58から繰り返す。
4で第2の発熱体への通電が開始されたら、ステップ5
8で湯温測定手段49により湯温を測定する。この測定
湯温Tm1がステップ36で読み取った湯温Tよりも高
いかどうかを判定し(ステップ59)、高くなったらス
テップ60で第2の発熱体47への通電を停止する。ま
た、ステップ59で測定湯温Tm2が設定湯温T以下な
らステップ58から繰り返す。
【0030】本実施例における温水器は以上のように構
成され、従来1本の貯湯タンクで構成していた貯湯タン
クを複数本で構成したため、設置スペースとして薄くで
きると共に、各貯湯タンクの下部に取付られた発熱体容
量の合計を従来例と同一にしたため、温水器用配電設備
も同一で、しかも第1の貯湯タンクの給水水温に応じて
沸き上げが深夜電力時間帯の後半になるようにしたた
め、放熱によるロスが少なくできる特徴がある。
成され、従来1本の貯湯タンクで構成していた貯湯タン
クを複数本で構成したため、設置スペースとして薄くで
きると共に、各貯湯タンクの下部に取付られた発熱体容
量の合計を従来例と同一にしたため、温水器用配電設備
も同一で、しかも第1の貯湯タンクの給水水温に応じて
沸き上げが深夜電力時間帯の後半になるようにしたた
め、放熱によるロスが少なくできる特徴がある。
【0031】実施例2.図4、図5、図6は本発明の第
2の実施例を示す図で、この実施例は図4に示すよう
に、第2の貯湯タンクの上部に取付られた第3の発熱体
61と、第3の湯温測定手段62を設けたものである。
図5は、主要部の回路構成を示す回路図で、63は抵抗
で、第3の湯温測定手段62と直列に接続され、その接
続部はマイクロコンピュータ11内のアナログマルチプ
レクサ17に接続されている。抵抗63の他端は正極端
子+Vに接続され、第3の湯温測定手段62の他端はG
ND端子に接続されている。64は、第3の発熱体61
への電源の供給を制御する制御回路で、18と同一構成
である。本発明における第1、第2の発熱体の容量と第
3の発熱体容量は従来例と同一の4.4kWとする。
2の実施例を示す図で、この実施例は図4に示すよう
に、第2の貯湯タンクの上部に取付られた第3の発熱体
61と、第3の湯温測定手段62を設けたものである。
図5は、主要部の回路構成を示す回路図で、63は抵抗
で、第3の湯温測定手段62と直列に接続され、その接
続部はマイクロコンピュータ11内のアナログマルチプ
レクサ17に接続されている。抵抗63の他端は正極端
子+Vに接続され、第3の湯温測定手段62の他端はG
ND端子に接続されている。64は、第3の発熱体61
への電源の供給を制御する制御回路で、18と同一構成
である。本発明における第1、第2の発熱体の容量と第
3の発熱体容量は従来例と同一の4.4kWとする。
【0032】次に第2の実施例の動作について説明す
る。図6は、本発明の温水器の動作を示すフローチャー
トである。スイッチ(図示せず)が入れられることによ
り制御回路が動作し、ステップ33で深夜電力の供給の
有無が検出される。ステップ39で通電開始時刻になっ
たら、ステップ65で第3の発熱体への通電を開始し、
次にステップ66で第3の湯温測定手段62により湯温
Tm3を測定する。次に、測定した湯温Tm3がステッ
プ36で読み取った設定温度Tより高くなったかどうか
を判定し(ステップ67)、高くなったらステップ68
で第3の発熱体をOFFし、第2の発熱体をONする
(ステップ69)。
る。図6は、本発明の温水器の動作を示すフローチャー
トである。スイッチ(図示せず)が入れられることによ
り制御回路が動作し、ステップ33で深夜電力の供給の
有無が検出される。ステップ39で通電開始時刻になっ
たら、ステップ65で第3の発熱体への通電を開始し、
次にステップ66で第3の湯温測定手段62により湯温
Tm3を測定する。次に、測定した湯温Tm3がステッ
プ36で読み取った設定温度Tより高くなったかどうか
を判定し(ステップ67)、高くなったらステップ68
で第3の発熱体をOFFし、第2の発熱体をONする
(ステップ69)。
【0033】次に、第2の湯温測定手段49により湯温
Tm2を測定し(ステップ70)、この湯温Tm2がス
テップ36で読み取った設定温度Tより高くなったかど
うかを判定し(ステップ71)、高くなったらステップ
72で第2の発熱体をOFFし、第1の発熱体をONす
る(ステップ73)。次に、第1の湯温測定手段48に
より湯温Tm1を測定し(ステップ74)、この湯温T
m1がステップ36で読み取った設定温度Tより高くな
ったかどうかを判定し(ステップ75)、高くなったら
ステップ76で第1の発熱体をOFFする。ステップ7
6が終了したら当日の沸き上げ制御は停止し、翌日の沸
き上げ制御はステップ33から再び繰り返される。
Tm2を測定し(ステップ70)、この湯温Tm2がス
テップ36で読み取った設定温度Tより高くなったかど
うかを判定し(ステップ71)、高くなったらステップ
72で第2の発熱体をOFFし、第1の発熱体をONす
る(ステップ73)。次に、第1の湯温測定手段48に
より湯温Tm1を測定し(ステップ74)、この湯温T
m1がステップ36で読み取った設定温度Tより高くな
ったかどうかを判定し(ステップ75)、高くなったら
ステップ76で第1の発熱体をOFFする。ステップ7
6が終了したら当日の沸き上げ制御は停止し、翌日の沸
き上げ制御はステップ33から再び繰り返される。
【0034】第2の実施例は、以上のように各発熱体容
量を従来例と同一の4.4kWの容量で構成し、沸き上げ
の順序を第3の発熱体から行い、次に第2の発熱体で沸
き上げ、最後に第1の発熱体で沸き上げるように順番を
設け、第2の貯湯タンク45の上部から沸き上げるた
め、例えば第3の発熱体の取付位置を第2の貯湯タンク
の上部から50lとすれば、この50lを沸き上げるた
めの時間t1は、
量を従来例と同一の4.4kWの容量で構成し、沸き上げ
の順序を第3の発熱体から行い、次に第2の発熱体で沸
き上げ、最後に第1の発熱体で沸き上げるように順番を
設け、第2の貯湯タンク45の上部から沸き上げるた
め、例えば第3の発熱体の取付位置を第2の貯湯タンク
の上部から50lとすれば、この50lを沸き上げるた
めの時間t1は、
【0035】
【数3】
【0036】となり、従来例では8時間かかるのに本発
明では約1時間となり、短時間で採湯できる特徴があ
る。
明では約1時間となり、短時間で採湯できる特徴があ
る。
【0037】実施例3.図7は本発明の第3の実施例の
動作を示すフローチャートである。全体構成図は図4、
主要部の回路図は図5と同一である。図7で77は、第
3の湯温測定手段62の測定温度Tm3が湯温設定手段
4の設定温度Tより一定温度、例えば10℃以上降下し
たかどうかを判定するステップで、降下しているなら第
2の貯湯タンク45の下部に取付られている第2の発熱
体への通電を停止し(ステップ72)、ステップ65か
ら繰り返す。ステップ77で第3の湯温測定手段62が
設定温度Tより10℃以上降下していないなら、ステッ
プ71へ移る。
動作を示すフローチャートである。全体構成図は図4、
主要部の回路図は図5と同一である。図7で77は、第
3の湯温測定手段62の測定温度Tm3が湯温設定手段
4の設定温度Tより一定温度、例えば10℃以上降下し
たかどうかを判定するステップで、降下しているなら第
2の貯湯タンク45の下部に取付られている第2の発熱
体への通電を停止し(ステップ72)、ステップ65か
ら繰り返す。ステップ77で第3の湯温測定手段62が
設定温度Tより10℃以上降下していないなら、ステッ
プ71へ移る。
【0038】78は、第2の湯温測定手段49の測定温
度Tm2が湯温設定手段4の設定温度Tより一定温度、
例えば10℃以上降下したかどうかを判定するステップ
で、降下しているなら第1の貯湯タンク44の下部に取
付られている第1の発熱体への通電を停止し(ステップ
76)、ステップ69から繰り返す。ステップ78で第
2の湯温測定手段49が設定温度Tより10℃以上降下
していないなら、ステップ77aへ移る。ステップ77
aで、Tm3がTより一定温度(10℃)以上降下した
かどうかを判定し、降下しているなら、第1の発熱体へ
の通電を停止し、ステップ65から繰り返す。降下して
いないならステップ75へ移る。
度Tm2が湯温設定手段4の設定温度Tより一定温度、
例えば10℃以上降下したかどうかを判定するステップ
で、降下しているなら第1の貯湯タンク44の下部に取
付られている第1の発熱体への通電を停止し(ステップ
76)、ステップ69から繰り返す。ステップ78で第
2の湯温測定手段49が設定温度Tより10℃以上降下
していないなら、ステップ77aへ移る。ステップ77
aで、Tm3がTより一定温度(10℃)以上降下した
かどうかを判定し、降下しているなら、第1の発熱体へ
の通電を停止し、ステップ65から繰り返す。降下して
いないならステップ75へ移る。
【0039】第3の実施例では、採湯口に近い第2の貯
湯タンク45の上部から沸き上げを開始し、順次下部、
第1の貯湯タンクへと沸き上げ、短時間に設定の温度の
湯が得られると共に、沸き上げ中に採湯があり沸き上げ
た湯が使用されたとしても、沸き上げが完了した部分の
湯温を各湯温測定手段62,49が測定し、一定温度降
下したら再度沸き上げるようにしたので、深夜電力供給
時間帯内で設定された沸き上げ温度Tの湯温が確実に得
られる特徴がある。
湯タンク45の上部から沸き上げを開始し、順次下部、
第1の貯湯タンクへと沸き上げ、短時間に設定の温度の
湯が得られると共に、沸き上げ中に採湯があり沸き上げ
た湯が使用されたとしても、沸き上げが完了した部分の
湯温を各湯温測定手段62,49が測定し、一定温度降
下したら再度沸き上げるようにしたので、深夜電力供給
時間帯内で設定された沸き上げ温度Tの湯温が確実に得
られる特徴がある。
【0040】実施例4.図8,図9,図10は本発明の
第4の実施例を示す図で、この実施例は図8に示すよう
に、第3の発熱体61を任意に優先して沸き上げの設定
ができる追い加熱設定手段79を設けたものである。図
9は第4の実施例の主要部の回路図であり、80は追い
加熱設定手段79に相当するスイッチで、81は抵抗で
ある。各々直列に接続され、その接続部はマイクロコン
ピュータ11内の入力回路14に接続されている。抵抗
81の他端は正極端子+Vに接続され、スイッチ80の
他端はGND端子に接続されている。
第4の実施例を示す図で、この実施例は図8に示すよう
に、第3の発熱体61を任意に優先して沸き上げの設定
ができる追い加熱設定手段79を設けたものである。図
9は第4の実施例の主要部の回路図であり、80は追い
加熱設定手段79に相当するスイッチで、81は抵抗で
ある。各々直列に接続され、その接続部はマイクロコン
ピュータ11内の入力回路14に接続されている。抵抗
81の他端は正極端子+Vに接続され、スイッチ80の
他端はGND端子に接続されている。
【0041】図10は本発明の第4の実施例の動作を示
すフローチャートである。第1及び第2の発熱体の容量
を第1の実施例と同様2.2kWとする場合について示
す。図10で、82は追い加熱設定手段79に相当する
スイッチ80が設定されているかどうかを判定するステ
ップである。ステップ82で追い加熱が設定されている
なら、第3の発熱体での沸き上げを優先的に行い、次に
第1及び第2の発熱体による沸き上げを行う。第1及び
第2の発熱体での沸き上げ中に追い加熱が設定されてい
るなら、第1及び第2の沸き上げを停止し第3の発熱体
での沸き上げを優先的に行うようにしている。
すフローチャートである。第1及び第2の発熱体の容量
を第1の実施例と同様2.2kWとする場合について示
す。図10で、82は追い加熱設定手段79に相当する
スイッチ80が設定されているかどうかを判定するステ
ップである。ステップ82で追い加熱が設定されている
なら、第3の発熱体での沸き上げを優先的に行い、次に
第1及び第2の発熱体による沸き上げを行う。第1及び
第2の発熱体での沸き上げ中に追い加熱が設定されてい
るなら、第1及び第2の沸き上げを停止し第3の発熱体
での沸き上げを優先的に行うようにしている。
【0042】実施例5.図11は、本発明の第5の実施
例の動作を示すフローチャートである。第1及び第2の
発熱体の容量を第2の実施例と同様4.4kWとし、沸き
上げの順序を第3の発熱体から行い、第2、第1の発熱
体と順番に沸き上げ、沸き上げ中に追い加熱設定があっ
たら、沸き上げ中の発熱体への電源供給を停止し、第3
の発熱体による沸き上げから再度繰り返すようにしてい
る。第4と第5の実施例では、緊急に湯を使いたい時
は、追い加熱の設定が有る場合だけ第3の発熱体により
第2のタンク上部の沸き上げを優先させたため、短時間
で湯の使用ができる特徴がある。
例の動作を示すフローチャートである。第1及び第2の
発熱体の容量を第2の実施例と同様4.4kWとし、沸き
上げの順序を第3の発熱体から行い、第2、第1の発熱
体と順番に沸き上げ、沸き上げ中に追い加熱設定があっ
たら、沸き上げ中の発熱体への電源供給を停止し、第3
の発熱体による沸き上げから再度繰り返すようにしてい
る。第4と第5の実施例では、緊急に湯を使いたい時
は、追い加熱の設定が有る場合だけ第3の発熱体により
第2のタンク上部の沸き上げを優先させたため、短時間
で湯の使用ができる特徴がある。
【0043】
【発明の効果】本発明の第1発明においては、貯湯タン
クを直列に配管され下部にそれぞれ発熱体が設けられた
複数のタンクで構成したから、高さを同一の貯湯タンク
とした場合、1本の貯湯タンクの場合より奥行が薄くな
り、貯湯タンク1本の円筒形状では設置できないスペー
スにも設置でき、しかも通電時間を深夜電力時間帯の後
半になるように沸き上げ制御ができる。
クを直列に配管され下部にそれぞれ発熱体が設けられた
複数のタンクで構成したから、高さを同一の貯湯タンク
とした場合、1本の貯湯タンクの場合より奥行が薄くな
り、貯湯タンク1本の円筒形状では設置できないスペー
スにも設置でき、しかも通電時間を深夜電力時間帯の後
半になるように沸き上げ制御ができる。
【0044】第2発明においては、複数の貯湯タンクの
うち採湯口の近くの貯湯タンクの上部に上部発熱体を設
け、演算手段により通電開始時間を演算し、その演算結
果に基づいて先ず上部発熱体に通電するから、第1発明
の効果に加えて、通電開始時刻後短時間で採湯できる。
うち採湯口の近くの貯湯タンクの上部に上部発熱体を設
け、演算手段により通電開始時間を演算し、その演算結
果に基づいて先ず上部発熱体に通電するから、第1発明
の効果に加えて、通電開始時刻後短時間で採湯できる。
【0045】第3発明においては、沸き上げが完了した
部分の湯温に一定温度以上の湯温低下のあったときは、
沸き上げ中の発熱体への通電を停止し、温度低下のあっ
た部分の発熱体に再通電するから、第2発明の効果に加
えて、極端な湯温定低下が防止され、設定された沸き上
げ温度の湯が確実に得られる。
部分の湯温に一定温度以上の湯温低下のあったときは、
沸き上げ中の発熱体への通電を停止し、温度低下のあっ
た部分の発熱体に再通電するから、第2発明の効果に加
えて、極端な湯温定低下が防止され、設定された沸き上
げ温度の湯が確実に得られる。
【0046】第4発明にいては、追い加熱設定手段を設
けると共に採湯口の近くの貯湯タンクの上部に上部発熱
体を設け、電源供給時間内において追い加熱を設定した
ときは、上部発熱体による加熱を優先させるから、第1
発明の効果に加えて、緊急に湯を使いたとき、追い加熱
を設定すれば、短時間で設定温度の湯の使用ができる。
けると共に採湯口の近くの貯湯タンクの上部に上部発熱
体を設け、電源供給時間内において追い加熱を設定した
ときは、上部発熱体による加熱を優先させるから、第1
発明の効果に加えて、緊急に湯を使いたとき、追い加熱
を設定すれば、短時間で設定温度の湯の使用ができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1に示す実施例の主要部の回路構成を示す回
路図である。
路図である。
【図3】図1に示す実施例の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】図4に示す実施例の主要部の回路構成を示す回
路図である。
路図である。
【図6】図5に示す実施例の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図7】本発明の第3の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図9】図8に示す実施例の主要部の回路構成を示す回
路図である。
路図である。
【図10】図8に示す実施例の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図11】本発明の第5の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図12】従来の電気温水器の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図13】従来の電気温水器の主要部の回路構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図14】従来の電気温水器の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
4 湯温設定手段 5 演算手段 7 深夜電力電源 8 電源検出手段 44 第1の貯湯タンク 45 第2の貯湯タンク 46 第1の発熱体 47 第2の発熱体 48 第1の湯温測定手段 49 第2の湯温測定手段 50 発熱体制御手段 61 第3の発熱体 62 第3の湯温測定手段 79 追い加熱設定手段
Claims (4)
- 【請求項1】 直列に配管され下部にそれぞれ発熱体が
設けられた複数の貯湯タンクと、 沸き上げ湯温と給水水温を検出する温度検出手段と、 沸き上げ湯温を設定する湯温設定手段と、 深夜電力の電源の有無を検出する電源検出手段と、 前記温度検出手段、湯温設定手段及び電源検出手段の出
力に基づいて通電を深夜電力時間帯の後半に移動するた
めの通電開始時間を演算する演算手段と、 この演算手段の出力に基づいて発熱体への通電を制御す
る発熱体制御手段とを備えたことを特徴とする電気温水
器。 - 【請求項2】 複数の貯湯タンクのうち、採湯口の近く
の貯湯タンクの上部に上部発熱体を設け、演算手段によ
り通電開始時間を演算し、その演算結果に基づいて先ず
前記上部発熱体に通電し、ついで前記採湯口近くの貯湯
タンクの下部発熱体、給水上流側貯湯タンクの発熱体に
順次切換えて通電することを特徴とする請求項1記載の
電気温水器。 - 【請求項3】 沸き上げが完了した部分の湯温に一定温
度以上の湯温低下があったときは、沸き上げ中の発熱体
への通電を停止し、湯温低下のあった部分の発熱体に再
通電することを特徴とする請求項2記載の電気温水器。 - 【請求項4】 追い加熱を設定する追い加熱設定手段を
設けると共に、複数の貯湯湯タンクのうち採湯口の近く
の貯湯タンクの上部に上部発熱体を設け、電源供給時間
内において前記追い加熱を設定したときは、前記上部発
熱体による加熱を優先させることを特徴とする請求項1
記載の電気温水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27144191A JP2926284B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電気温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27144191A JP2926284B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電気温水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05106915A true JPH05106915A (ja) | 1993-04-27 |
JP2926284B2 JP2926284B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=17500069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27144191A Expired - Fee Related JP2926284B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電気温水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2926284B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101942057B1 (ko) * | 2017-01-24 | 2019-01-24 | 와산업 주식회사 | 가온장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03195860A (ja) * | 1989-12-26 | 1991-08-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 給湯装置における追い焚き制御装置 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP27144191A patent/JP2926284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03195860A (ja) * | 1989-12-26 | 1991-08-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 給湯装置における追い焚き制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2926284B2 (ja) | 1999-07-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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