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JPH049943A - スピロオキサジン系記録材料 - Google Patents

スピロオキサジン系記録材料

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Publication number
JPH049943A
JPH049943A JP2113165A JP11316590A JPH049943A JP H049943 A JPH049943 A JP H049943A JP 2113165 A JP2113165 A JP 2113165A JP 11316590 A JP11316590 A JP 11316590A JP H049943 A JPH049943 A JP H049943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
spirooxazines
chelate
colored
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2113165A
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English (en)
Other versions
JPH065366B2 (ja
Inventor
Takashi Tamaoki
敬 玉置
Masako Sakuragi
桜木 雅子
Yuji Kawanishi
祐司 川西
Takahiro Seki
隆広 関
Kunihiro Ichimura
市村 国宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP2113165A priority Critical patent/JPH065366B2/ja
Publication of JPH049943A publication Critical patent/JPH049943A/ja
Publication of JPH065366B2 publication Critical patent/JPH065366B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、記録保存性及び書き込み・消去の繰り返し耐
久性に優れた記録材料に関するものである。さらに詳し
くいえば、本発明は、ホトクロミック材料であるスピロ
オキサジン類と二価金属イ従来の技術 ホトクロミズムを利用した光記録方式は、高速、高密度
、及び多重記録等の特性が期待されることから、種々の
ホトクロミック化合物について、光情報記録材料として
の応用が試みられている。しかしながら、これらの技術
には解決すべき課題が数多くある。なかでも発色と消色
の各状態の熱力学的安定性と発色と消色の繰り返し耐久
性の向上は、最も重要な課題である。
ホトクロミック化合物としては、フルギド類、スピロピ
ラン類、スピロオキサジン類、アゾベンゼン類、チオイ
ンジゴ類、あるいはジアリルエテン顛等が知られており
〔例えばウィリーインターサイエンス社発行、ジー、エ
イチ、ブラウン編、のlうち、フルギド類〔エイチ、ジ
ー、ヘラ−1「年〕、ジアリルエテノ類〔入江正浩他、
ジャーナル・オプ・オーガニック・ケミストリー(J、
Org、 Chem、)第53巻、803ページ、19
88年〕あるいは光酸素化芳香族多環化合物〔アール、
シュミット他、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカ
ル・ソサイエティ−(J、 Am、 Chew、 Sa
c、)第102巻、2791ページ、1980年〕は、
消色又は発色あるいはその両状態の熱力学的安定性に比
較的優れた化合物である。また、スピロピラン類は光応
答性の感度が良好であること、から多くの研究開発がな
されている。最近、ベンゾチアゾリン環を持つ化合物の
製造〔特開昭58−37078)やLB用膜中のJ会合
体形成の利用〔安藤栄司、 「日経ニューマテリアルJ
 1986年6月30日号〕、あるいは両親媒性物質の
二分子膜やシクロデキストリンの利用等による発色体の
熱安定性の向上が図られている。〔例えばシーエムシー
社発行、市村國宏監修、 「新・光機能性高分子の応用
J 1988年参照〕。また、例えば1°、3’、3’
−トリメチル−6−二トロー8−メトキシスピロ[2H
−1−ベンゾビラン−2,2゛−インドリン1は、銅(
I+)アセチルアセトナトとテトラヒドロフラン中、微
量の塩酸存在でキレートを形成することが知られており
、これに基づいて発色体の安定化の可能性が示唆されて
いる。〔大野信、 「日本化学会誌」633ページ、1
977年〕。しかしながら、スピロピラン類は繰り返し
耐久性に劣り、光劣化し易いことが欠点として挙げられ
る。
他方、スピロオキサジン類は、発色と消色の繰り逐し耐
久性では他のホトクロミック化合物よりも格段に優れて
いるものの、発色体の熱力学的安定性は小さいため暗中
では持続せず、消色体への戻りが非常に速く、室温では
数秒以内で完了してしまう、この特性は、サングラス等
の光量調節材料としての目的には合致するため、実用化
研究が活発に展開されているが、記録材料の目的にはむ
しろマイナスの要因となるために、研究開発はは一一一
とんとない。
一: 発明が解決しようとする課題 本発明は、耐久性が高く、しかも消色及び発色状態の両
方が長期にわたって安定に存在し得る、スピロオキサジ
ン類を用いた記録材料を提供することを目的としてなさ
れたものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明におけるスピロオキサジン類としては、−綴代 課題を解決するための手段 本発明者らは、スピロオキサジン類の発色体の熱安定性
を飛躍的に向上すべく鋭意研究を重ねた結果、オキサジ
ニル酸素に隣接して配位性基を置換した該ホトクロミッ
ク誘導体が、加熱によって媒体に存在する第三+al質
である金属イオン供給物質と安定な着色キレートを形成
し、発色状態の熱安定性が格段に増すこと、又、このキ
レートは可視光の照射で解離し安定な消色状態に戻るこ
とをを見い出し、この知見に基づいて本発明をなすに至
った。すなわち、本発明は、キレート形成能を有するス
ピロオキサジン類と、二価金属イオン供給物質を媒体中
に分散させて成る記録材料を提供するものである。
で示す化合物を挙げることが出来る。式中のR1は低級
アルコキシル基、低級アルキル基、アミン基、又は置換
基を有するアミノ基、R2はアルキル基又はベンジル基
、R3は低級アルコキシル基、水酸基、ピペリジノメチ
ル基、アルキルアミノ基、置換基を有するアミン基、ア
ルキルケトン基、又はアリルケトン基である。さらに、
式(1)においてナフタリン環の代わりにキノリン環で
あってもよい、このようなスピロオキサジン類は公知の
方法に従って製造できる。
・自該スピロオキサジン類は淡黄色あるいは黄緑色め・
固体として得られ、アセトン、ベンゼン、 トル14 
 、ij ζエン、キシレン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、
クロロホルム、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
、ジオキサン、酢酸エチル、アルコール顛、ジメチルス
ルホキシド等の一般有機溶剤に溶ける。これらの可溶性
溶剤中もしくはバインダー樹脂膜中においては、他のス
ピロオキサジン類と同様に紫外光を当てると無色の閉環
型から着色した開環型に変換し、この開環型は室温、暗
所で直ちに無色の閉環型に戻る。
本発明における二価金属イオン供!8物質としては、例
えば、ニッケル(II )、銅(II )、コバルト(
II)、カドミウム(II)などの硝酸塩、塩化物、過
塩素酸化物、テトラフェニルホウ素化物等が挙げられる
。しかし、これらの金属(II)イオン化合物は上記有
機溶剤には難溶であるために、より好ましくは、これら
の金属(II)イオン化合物に−ないし二種の配位子を
キレート結合させた金属(II)錯イオン化合物を用い
る。この場合の配位子としては、アセチルアセトン、ベ
ンゾイルアセトン等のジケトン化合物、あるいはN、N
’−テトラメチルエチレンジアミンやN、N’−テトラ
エチルエチレンジアミンなどのジアミン化合物が挙げら
れる。これらの配位子は単独もしくは二種の混合物とし
て、既知の方法〔例えば、福田豊他、 rBull、 
Chew、 Sac、 Jpn、」499.1017頁
、1976年〕により容易ニ金属(II)イオンにキレ
ート結合し、金JX(II)錯イオン化合物を生成する
。得られる金属(Iり錯イオン化合物は上記有機溶剤に
可溶である。該スピロオキサジン類とのキレート反応の
効率は、ジケトン化合物とジアミン化合物の混合物を用
いて得られる金属(II)錯イオン化合物の場合に最も
効果的で、ジアミン化合物単独を用いて得られる金属(
II)錯イオン化合物の場合にはやや劣り、ジケトン化
合物単独を用いて得られる金属(11)錯イオン化合物
の場合にはほとんど起こらない。これら金属(n)錯イ
オン化合物は、単独もしくは二種以上の混合物を用いる
ことが出来る。
一一一本発明におけるバインダー樹脂としては、ポリで 一部ニル酢酸、ポリメチルメタクリル酸、ポリ塩化−ウ
レタン、ポリアミドもしくはそれらの共重合体を挙げる
ことが出来る。これらの樹脂を適当な溶剤に溶解し、該
ホトクロミック化合物及び該金属(11)錯イオンを混
合し、樹脂膜を1tiI製する。溶剤としては、該金属
(II)錯イオン化合物への配位能の小さい、ジクロロ
エタン、アセトンが好んで用いられる。しかし、アルコ
ール顛やジメチルスルホキシド等の配位能の強い溶剤は
、該スピロオキサジン類のキレート形成を妨害するので
不適当である。該ホトクロミック化合物は、樹脂1重量
部に対して0.002〜0.01重量部が好ましい。
又、該金属(II)錯イオンの添加量は該ホトクロミッ
ク化合物1重皿部に対して1〜10重量部、より好まし
くは2〜411量部がよい。
該スピロオキサジン類と該金属(II)錯イオン化合物
をバインダー樹脂中に分散し、減圧乾燥すると、青色の
透明な樹脂膜が得られる。この着色は、核スピロオキサ
ジン類の一部が、該金属(II)錯イオン化合物とキレ
ートを形成するためである。着色濃度は、該スピロオキ
サジン類や該金属(1■)錯イオン化合物の分散濃度に
依存する。これは、可視光照射で消色する。更にこの樹
脂膜を加熱するか紫外光で照射すると、−綴代 に示すように、開環型となった該スピロオキサジン類の
、キノイダル酸素とこれに隣接する置換基R2が、共存
する第三物質である該金属(II)錯イオン化合物と速
やかにキレートを形成し、濃青色に着色する。この着色
キレートの吸収スペクトルは、−よりも、 深芭釣の)
つ7R芭日っである。
単独の場合と比較して非常に遅い。例えば、ポリビニル
酢酸樹脂膜中での着色キレートの吸収極大での吸光度が
半減する時間は、該スピロオキサジン類のみを分散した
場合の約lO万倍の三ケ月以上が得られている。
着色キレートは、可視光照射によって消色状態に戻る。
消色体は長期間室温暗所で保存しても、色変化は全くな
く、着色キレートの増加は認められない。ただし、可視
光照射では完全には消色状態には戻らない、しかし、約
40℃の温水中に1分間程度浸すか、蒸気にふれると完
全に消色状態が得られる。この場合もキレート形成能は
全く失われない。
本発明のキレート形成は、該スピロオキサジン類以外の
スピロオキサジン類、例えば1,3.3−トリメチルス
ピロ[インドリン−2,3’−[3旧ナフト[2,1−
bl[1,4]オキサジンJのように、オキサジニル酸
素に隣接した第二の配位基を持たない誘導体では全く起
こらない。
該スピロオキサジン類は、溶液やバインダー樹脂膜中の
いずれにおいても元来、繰り返し耐久性の非常に良いホ
トクロミック化合物であるが、この優れた特性は、これ
らの媒体中で該金属(+1)錯イオン化合物が共存して
もいささかも損なわれることはない。
発明の効果 本発明の記録材料は、記録の書き込み及び消去の繰り返
し耐久性に優れている利点がある上に、熱及び光モード
のいずれでも記録の書き込みができるため、用途に応じ
た使い分けが可能である。
本発明の記録材料は、主に記録を比較的短期間もしくは
一時的に保存する目的で、繰り返し活用する記録材料と
して好適に用いることができる。
実施例 トリンー2.3’−[3月ナフト[2,1−bl[1,
4]オキサジン](以下、DMSOと略記)は、5−メ
トキシ−1,3,3−トリメチル−2−メチレンインド
リンと3−メトキシ−1ニトロソ−2−ナフトールから
、メタノール中での脱水縮合反応により黄色結晶として
得た(融点、164〜166℃)。3−メトキシ−1−
ニトロソ−2−ナフトールは、2.3−ジヒドロキシナ
フタリンをジメチル硫酸で部分的にメトキシ化して得た
白色結晶の3メトキシ−2−ナフトール(I!!点、1
08〜109℃)を、亜硝酸ナトリウムでニトロソ化し
、赤色結晶として得た。
金属(I+)錯イオン化合物として、N1(CIO−h
のアセチルアセトン(以下、1lCacと略記)及びN
、N’−テトラメチルエチレンジアミン(以下、tie
dと略記)の混合錯イオン化合物を製造し用いた。製造
方法は、文献に従い〔例えば、福田豊他、ブレタン・オ
ブ・ケミカル・ソサエティ・オブ・ジャパン(Bull
、  Chew、  Soc、  Jpn、)49巻、
 1017頁、 1976年を参照〕、[Ni(aca
c)(tmed)ICIO−の赤色の結晶粉末を得た。
この錯イオン化合物は、空気中の温気で直ちに緑色に変
色するので、乾燥デシケータ中で保存した。
ポリビニル酢酸(以下、PVACと略記)の1.2−ジ
クロロエタン溶液(5wt%)に、上記により得られた
DMSN及び[Ni(acac)(tmed)ICIO
4をそれぞれPVACの0.5wt%及び2.0vt%
加え、キャスト法によってポリエステル(PET)フィ
ルム上に樹脂膜を作成した。
1.2−ジクロロエタン溶液を蒸発除去した1組 40
°Cで24時間減圧乾固し、膜厚が約100μmの青色
の樹脂膜を得た。この樹脂膜をヘアドライヤーもしくは
約60°Cのオーブン中で約30秒間加熱し、−様に青
色に着色した樹脂膜を得た。
この樹脂膜の吸収極大の波長は620闇、その吸光度は
約1.0で、この着色は、室温暗所で非常に安定で、2
4時間後もほとんど変化しなかった(添付図面参照)。
実際、着色濃度が半減するのに3ケ、・月以上要した。
;この着色樹龍膜に、He−Neレーザ光(入= 83
3nm、出1/:125mw)で照射し記録を書き込ん
だ。数秒間の照0.25となり、未照射部分の約1/4
まで消色した。消色状態も極めて安定で室温暗所で数ケ
月以上はとんど着色濃度の増加は認められなかった。
紫外光の連続照射による耐光性では、500Wの超高圧
水銀灯を用いて、コーニング色ガラスフィルタ(7−5
1)で主として385nmの輝線を取り出し、該ホトク
ロミツ化合物の1,2−ジクロロエタン溶液及びPVA
C樹脂膜に照射した。溶液中では、着色体の可視領域の
吸収極大の吸光度が、光劣化により最初の半分にまで減
少するのに、約3時間半を要した。
他方、樹脂膜では、10時間の照射によっても数%の減
少がみられただけで、優れた耐光性を示した。
実施例2 実施例1と同様にして得た、DMSOと[Ni (ac
ac) (tned)]CILを分散したPVACを塗
布したPETフィルムに、500W高圧水銀灯からの可
視光を照射して、消色状態の透明なフィルムを得た。着
色キレートの吸収針大である620nmにおける吸光度
は約0.3まで減少した。消色状態は室温暗所で極めて
安定で、半年以上着色は全く認められなかった。この無
色透明なフィルムに市販の感熱プリンターを用いて印字
し、青色の文字を得た。印字結果は極めて安定で、数カ
月徨も明瞭に読みとることができた。
しかし、500W高圧水銀灯の可視光照射によってはこ
の印字結果は完全には消去せず、He−Neレーザ照射
によってもとの消色状態に戻すことができた。
実施例3 実施例2と同様のPETフィルムを、約1分間蒸気にさ
らすか、約40°Cの温水中に漫して無色透明なフィル
ムを得た。着色キレートの吸収極大である620no+
における吸光度はほぼ0で、完全に消色状態のフィルム
が得られた。消色状態は室温暗所で極めて安定で、半年
以上着色は全く認められなかった。この無色透明なフィ
ルムに市販の感熱プリン−ターを用いて印字し、青色の
文字を得た。印字結1.) 巣は極めて安定で、数ケガ後も明瞭に読みとることがで
きた。
(刀 実施例4 実施例1におけるDMSOの代わりに、ホトクロミック
化合物として5″−メトキシ−1,3,3−トリメチル
スピロ[インドリン−2,3’−[311]ナフト[2
,1−bl[1,41オキサジン](以下、MSOと略
記)を用いて、PvACの樹脂膜を製造した。
加熱により生成した着色キレートの吸収極大は502r
m、その吸光度は約0.6であった。室温で吸光度が半
減するのに約10日を要した。
着色状態からのHe−Neレーザ光による記録の書き込
みは実施例1と同様に行ない、数秒間の照射によって照
射部分における吸収極大の吸光度は0.15となり、未
照射部分の約1/4まで消色した。消色状態も極めて安
定で室温暗所で半永久的にほとんど着色流度の増加は認
められなかった。
また、実施例2及び実施例3と同様に、消色状態から市
販の感熱プリンターによる印字によって鮭明な文字が印
刷でき、記録の保存性は良好であった。さらに、実施例
2及び実施例3の方法による記録の消去も同様に行なう
ことができた。
比較例I DMSOのみを分散したポリビニル酢酸の樹脂膜は、紫
外光照射によるホトクロミズム反応で着色するが、加熱
による着色は認められなかった。着色体の吸収極大の波
長は610nmで、紫外光照射直後の吸収極大の吸光度
は、約0.8であった。室温暗中で、吸収極大の吸光度
は約1分で半減した(添付図面参照)。この値は、該金
属(II)錯イオン化合物を添加した場合(実施例1)
の約10万分の1である。
紫外光の連続照射による耐光性を、実施例1と同様に評
価したところ、約9時間で約半分が劣化した。この結果
を、実施例1と比較すれば、該金属(II)錯イオン化
合物が、耐光性を向上させていることは明らかである。
なお、該金属(II)錯イオン化合物が存在しない場合
の値は、1,3.3−トリメチルスピロ[インドリン−
2,3’−[3+1]ナフト[2,1−bl[1,4]
オキサジン1(以下、SOと略記)とほぼ同程度でリン
1について耐光性を調べた結果、5分で光劣化が認めら
れた。
比較例2 実施例1におけるD)ISOの代わりに、ホトクロミッ
ク化合物としてSOを用いて、[Ni(acac)(t
med) ]CIDaとともに分数したPVACのm脂
膜を製造した。
紫外光照射による着色は、該N1(IJ)化合物が共存
しない場合と同様、ただちに消色した。また、加熱によ
っては全く着色しなかった。
【図面の簡単な説明】
実施例1(実WS>及び比較例1(破線)における着色
体の吸光度の経時変化を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)熱の作用により二価金属イオン供給物質とキレート
    を形成し可視光で解離するスピロオキサジン類と、該二
    価金属イオン供給物質を熱可塑性樹脂膜中に分散して成
    る記録材料2)記録書き込みを可視光で行ない、消去を
    熱モードで行なう請求項1記載の記録材料 3)記録書き込みを熱モードで行ない、消去を可視光で
    行なう請求項1記載の記録材料
JP2113165A 1990-04-27 1990-04-27 スピロオキサジン系記録材料 Expired - Lifetime JPH065366B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221384A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ricoh Co Ltd フォトクロミック組成物、画像表示媒体および画像形成装置並びに画像消去装置
JP2009221385A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ricoh Co Ltd フォトクロミック組成物、画像表示媒体および画像形成装置並びに画像消去装置
JP2010059289A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Ricoh Co Ltd フォトクロミック組成物、画像表示媒体および画像形成装置
JP2010059288A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Ricoh Co Ltd フォトクロミック組成物、画像表示媒体及び画像形成装置

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JP2010059289A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Ricoh Co Ltd フォトクロミック組成物、画像表示媒体および画像形成装置
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