JPH0477565A - 水性塗料組成物 - Google Patents
水性塗料組成物Info
- Publication number
- JPH0477565A JPH0477565A JP18770290A JP18770290A JPH0477565A JP H0477565 A JPH0477565 A JP H0477565A JP 18770290 A JP18770290 A JP 18770290A JP 18770290 A JP18770290 A JP 18770290A JP H0477565 A JPH0477565 A JP H0477565A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- reactive polar
- polysiloxane
- ethylenically unsaturated
- polar group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はポリシロキサンを粒子内部に含む重合体エマル
ジョンをビヒクルとする水性塗料組成物に関し、更に詳
しくいえば、反応性極性基を有するポリシロキサンを粒
子内部に含み、かつ、粒子外層にこのポリシロキサンと
反応性を有する反応性極性基を有する共重合体を含む、
架橋型重合体エマルジョンをビヒクルとする塗料の貯蔵
安定性が良好で、耐溶剤性、防水性に優れ、且つ高透湿
性を有する塗膜をもつ水性塗料組成物に関する。
ジョンをビヒクルとする水性塗料組成物に関し、更に詳
しくいえば、反応性極性基を有するポリシロキサンを粒
子内部に含み、かつ、粒子外層にこのポリシロキサンと
反応性を有する反応性極性基を有する共重合体を含む、
架橋型重合体エマルジョンをビヒクルとする塗料の貯蔵
安定性が良好で、耐溶剤性、防水性に優れ、且つ高透湿
性を有する塗膜をもつ水性塗料組成物に関する。
(従来の技術)
従来から、重合体エマルジョンをビヒクルとする水性塗
料は、コンクリート建造物の美観と保護の観点から、数
多くのタイプのものが用いられてきた。その1つに砂壁
状吹付材がある。この塗料を用いた塗膜は一般に顔料濃
度が高いため、塗膜中に微細な孔が数多く生じるため、
防水性に乏しい。さらに、種々の要因によって佳しるコ
ンクリートのクラックに対する追随性にも乏しいため、
カンクリート面に対する保護機能が十分あるとはいえな
かった。
料は、コンクリート建造物の美観と保護の観点から、数
多くのタイプのものが用いられてきた。その1つに砂壁
状吹付材がある。この塗料を用いた塗膜は一般に顔料濃
度が高いため、塗膜中に微細な孔が数多く生じるため、
防水性に乏しい。さらに、種々の要因によって佳しるコ
ンクリートのクラックに対する追随性にも乏しいため、
カンクリート面に対する保護機能が十分あるとはいえな
かった。
最近、コンクリートのクラックに追随し、かつ防水性に
も優れた塗料として弾性塗料と称するものが上布されて
いる。
も優れた塗料として弾性塗料と称するものが上布されて
いる。
また、特開昭62−127364号公報にはシリコン樹
脂とアクリル樹脂とを乳化したエマルジョンヲ用いた組
成物が、特開昭62〜127365号公報には、コロイ
ダルシリカとアクリル樹脂を用いた組成物が開示されて
いる。
脂とアクリル樹脂とを乳化したエマルジョンヲ用いた組
成物が、特開昭62〜127365号公報には、コロイ
ダルシリカとアクリル樹脂を用いた組成物が開示されて
いる。
(発明が解決しようとする課B)
しかし、上記弾性塗料は、塗料中に重合体エマルジョン
の占める割合が多いため、確かに防水性に優れ、且つ基
材に対する追随性は良いが、透湿性に乏しいために、コ
ンクリート内部に生じた結露を揮散することが困難とな
り、塗装した塗膜にブリスタを発生させたり、内壁面に
結露を生しさせる等の欠点があった。
の占める割合が多いため、確かに防水性に優れ、且つ基
材に対する追随性は良いが、透湿性に乏しいために、コ
ンクリート内部に生じた結露を揮散することが困難とな
り、塗装した塗膜にブリスタを発生させたり、内壁面に
結露を生しさせる等の欠点があった。
この欠点を補なうため、上記公報に係る組成物が提案さ
れたが、前者(特開昭62−127364号公報)は、
シリコン樹脂とアクリル樹脂との相溶性の不足から、塗
料の貯蔵安定性が十分満足されているとはいえないし、
後者(特開昭62−127365号公報)は、コロイダ
ルシリカがアルカリ基材に対する耐久性に乏しいため、
透湿性は優れているが、十分な防水性能を満足している
ものとはいえなかった。
れたが、前者(特開昭62−127364号公報)は、
シリコン樹脂とアクリル樹脂との相溶性の不足から、塗
料の貯蔵安定性が十分満足されているとはいえないし、
後者(特開昭62−127365号公報)は、コロイダ
ルシリカがアルカリ基材に対する耐久性に乏しいため、
透湿性は優れているが、十分な防水性能を満足している
ものとはいえなかった。
またこれらの塗料は、ワンコートで使用される場合もあ
るが、トップコートとして、溶剤系の塗料を重ね塗りす
る場合も多くあり、その際、溶剤系塗料に含まれている
溶剤のために、塗面にチデミ現象が現われ塗装外観を著
しく損うケースも見受けられるので、このような溶剤に
対する耐溶剤性の良好な塗膜を発現する塗料の開発が望
まれていた。
るが、トップコートとして、溶剤系の塗料を重ね塗りす
る場合も多くあり、その際、溶剤系塗料に含まれている
溶剤のために、塗面にチデミ現象が現われ塗装外観を著
しく損うケースも見受けられるので、このような溶剤に
対する耐溶剤性の良好な塗膜を発現する塗料の開発が望
まれていた。
本発明の目的は、貯蔵安定性に優れ、塗膜の防水性能、
耐溶剤性能を損なうことなく、透湿性能の改善された水
性塗料組成物を提供することにある。
耐溶剤性能を損なうことなく、透湿性能の改善された水
性塗料組成物を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成するに至った。
結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、反応性極性基を有するポリシロキサン
(A)の存在下にα、β−エチレン性不飽和単量体(B
)を乳化重合させて得られる乳化重合体(C)の存在下
、(A)の反応性極性基と反応する反応性極性基を有す
るα、β−エチレン性不飽和単量体(D)と、これと共
重合可能なαβ−エチレン性不飽和単量体(E)とを乳
化重合させて得られる重合体エマルジョンをビヒクルと
する水性塗料組成物である。
(A)の存在下にα、β−エチレン性不飽和単量体(B
)を乳化重合させて得られる乳化重合体(C)の存在下
、(A)の反応性極性基と反応する反応性極性基を有す
るα、β−エチレン性不飽和単量体(D)と、これと共
重合可能なαβ−エチレン性不飽和単量体(E)とを乳
化重合させて得られる重合体エマルジョンをビヒクルと
する水性塗料組成物である。
本発明に用いられるポリシロキサン(A)は、反応性極
性基を有するジメチルポリシロキサンが一般に用いられ
るが、アクリルポリマーとの相溶性を向上するため、該
ポリシロキサンのメチル基をエチル基、プロピル基、ブ
チル基、フェニル基等で置換したものも有効である。
性基を有するジメチルポリシロキサンが一般に用いられ
るが、アクリルポリマーとの相溶性を向上するため、該
ポリシロキサンのメチル基をエチル基、プロピル基、ブ
チル基、フェニル基等で置換したものも有効である。
ポリシロキサンの反応性極性基としては、種々の構造の
ものを含み得るが例えば、エポキシ基、カルボキシル基
、アミノ基、水酸基、メチロール基などが含まれる。
ものを含み得るが例えば、エポキシ基、カルボキシル基
、アミノ基、水酸基、メチロール基などが含まれる。
これらの反応性極性基は、ポリシロキサン分子の末端に
位置したものが好ましいが、側鎖に結合したものも使用
可能であり、ポリシロキサン分子に1つ以上台まれれば
良い。
位置したものが好ましいが、側鎖に結合したものも使用
可能であり、ポリシロキサン分子に1つ以上台まれれば
良い。
ポリシロキサンの反応性極性基と反応する反応性極性基
を有するα、β−エチレン性不飽和単量体(D)として
は、種々の構造のものを含み得るが、アミノ基を含有す
る単量体としては、N−メチルアミノエチルアクリレー
トまたはメタクリレート、ジメチルアミ−ノエチルアク
リレートまたはメタクリレートなどのアクリル酸または
メタクリル酸のアルキルアミノエステル類、ビニルピリ
ジンの如きモノビニルピリジン類、ジメチルアミノエチ
ルビニルエーテルの如きビニルエーテル類、N−(2−
ジメチルアミンエチル)アクリルアミドまたはメタクリ
ルアミドの如きアルキルアミノ基を有する不飽和アミド
類が挙げられる。カルボキシル基を含有する単量体とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸の如きエ
チレン性不飽和−塩基性カルボン酸イタコン酸、マレイ
ン酸、フマール酸の如きエチレン性不飽和二塩基性カル
ボン酸、エチレン性不飽和二塩基性カルボン酸のモノア
ルキルエステル等が挙げられる。
を有するα、β−エチレン性不飽和単量体(D)として
は、種々の構造のものを含み得るが、アミノ基を含有す
る単量体としては、N−メチルアミノエチルアクリレー
トまたはメタクリレート、ジメチルアミ−ノエチルアク
リレートまたはメタクリレートなどのアクリル酸または
メタクリル酸のアルキルアミノエステル類、ビニルピリ
ジンの如きモノビニルピリジン類、ジメチルアミノエチ
ルビニルエーテルの如きビニルエーテル類、N−(2−
ジメチルアミンエチル)アクリルアミドまたはメタクリ
ルアミドの如きアルキルアミノ基を有する不飽和アミド
類が挙げられる。カルボキシル基を含有する単量体とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸の如きエ
チレン性不飽和−塩基性カルボン酸イタコン酸、マレイ
ン酸、フマール酸の如きエチレン性不飽和二塩基性カル
ボン酸、エチレン性不飽和二塩基性カルボン酸のモノア
ルキルエステル等が挙げられる。
エポキシ基を含有する単量体としては、グリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル等が挙げられる。
リレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル等が挙げられる。
水酸基を含有るす単量体としては、β−ヒドロキシエチ
ルエクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレート
等が挙げられる。
ルエクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレート
等が挙げられる。
メチロール基を含有する単量体としては、Nメチロール
アクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N
、N−ジメチロールアクリルアミド、ジメチロールイタ
コンアミド等が挙げられる。
アクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N
、N−ジメチロールアクリルアミド、ジメチロールイタ
コンアミド等が挙げられる。
アルコキシシラン基を含有する単量体としては、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキ
シ)シラン、γ−メタクリロキシプロ°ピルトリメトキ
シシラン等が挙げられる。
トリエトキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキ
シ)シラン、γ−メタクリロキシプロ°ピルトリメトキ
シシラン等が挙げられる。
本発明によると、ポリシロキサンAの反応性極性基とα
、β−エチレン性不飽和単量体(D)の有する反応性極
性基との反応は必ずしも、乳化重合中に起こる必要はな
く、エマルジョンをビヒクルとする水性塗料の成膜時に
生じるエマルジョン粒子間の造膜過程で、反応極性基間
の反応が起った場合にも、本発明の効果は十分発揮され
る。
、β−エチレン性不飽和単量体(D)の有する反応性極
性基との反応は必ずしも、乳化重合中に起こる必要はな
く、エマルジョンをビヒクルとする水性塗料の成膜時に
生じるエマルジョン粒子間の造膜過程で、反応極性基間
の反応が起った場合にも、本発明の効果は十分発揮され
る。
即ち、本発明の反応性極性基を使用することによって塗
膜の耐溶荊性、防水性を飛躍的に向上させることができ
る。
膜の耐溶荊性、防水性を飛躍的に向上させることができ
る。
ポリシロキサン(A)の反応性極性基とα、βエチレン
性不飽和単量体(D)の有する反応性極性基の組合せと
しては、ポリシロキサンの反応性極性基としてエポキシ
基を用いた場合には、アミノ基、カルボキシル基を有す
るα、β−エチレン性不飽和単量体を用いることが好ま
しく、また、ポリシロキサンの反応性極性基として、カ
ルボキシ基を用いた場合には、エポキシ基や水酸基やメ
チロール基を含有するα、β−エチレン性不飽和単量体
を用いることが好ましい。またポリシロキサンの反応性
極性基としてアミノ基を用いた場合には、エポキシ基を
含有するα、β−エチレン性不飽和単量体を用いること
が好ましい。ポリシロキサンの反応性極性基として、水
酸基、メチロール基を用いた場合には、カルボキシル基
、アルコキシシラン基、エポキシ基を含有するα、β−
エチレン性不飽和単量体を用いることが好ましい。
性不飽和単量体(D)の有する反応性極性基の組合せと
しては、ポリシロキサンの反応性極性基としてエポキシ
基を用いた場合には、アミノ基、カルボキシル基を有す
るα、β−エチレン性不飽和単量体を用いることが好ま
しく、また、ポリシロキサンの反応性極性基として、カ
ルボキシ基を用いた場合には、エポキシ基や水酸基やメ
チロール基を含有するα、β−エチレン性不飽和単量体
を用いることが好ましい。またポリシロキサンの反応性
極性基としてアミノ基を用いた場合には、エポキシ基を
含有するα、β−エチレン性不飽和単量体を用いること
が好ましい。ポリシロキサンの反応性極性基として、水
酸基、メチロール基を用いた場合には、カルボキシル基
、アルコキシシラン基、エポキシ基を含有するα、β−
エチレン性不飽和単量体を用いることが好ましい。
これらの反応性極性基を有するα、β−エチレン不飽和
単量体は、単独又は、2種類以上混合して用いることが
できる。
単量体は、単独又は、2種類以上混合して用いることが
できる。
本発明において、α、β−エチレン性不飽和単量体(B
)及びポリシロキサンの反応性極性基と反応する反応性
極性基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体と共重
合可能な他のα、β−エチレン性不飽和単量体(E)と
しては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸2−エチルへキシル等のアクリル酸エステル類;メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル等のメタクリル酸エステル;マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸の各エステル類;酢酸ビニル、第3級カ
ルボン酸ビニル等のビニルエステル類;スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエンの如き芳香族化合物1
.ビニルピロリドンの如き複素環式ビニル化合物;塩化
ビニル、アクリロニトリル、ビニルエーテル、ビニルケ
トン、ビニルアミド等;塩化ビニリデン、フッ化ビニル
デン等ハロゲン化ビニリデン化合物;エチレン、プロピ
レン等のα−オレフィン類;ブタジェンの如きジエン類
などがあり、又、所望によりジアリルフタレート、ジビ
ニルベンゼン、アリルアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレートの如き1分子中に2個以上の不
飽和結合を有する単量体なども用いることができる。
)及びポリシロキサンの反応性極性基と反応する反応性
極性基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体と共重
合可能な他のα、β−エチレン性不飽和単量体(E)と
しては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸2−エチルへキシル等のアクリル酸エステル類;メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル等のメタクリル酸エステル;マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸の各エステル類;酢酸ビニル、第3級カ
ルボン酸ビニル等のビニルエステル類;スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエンの如き芳香族化合物1
.ビニルピロリドンの如き複素環式ビニル化合物;塩化
ビニル、アクリロニトリル、ビニルエーテル、ビニルケ
トン、ビニルアミド等;塩化ビニリデン、フッ化ビニル
デン等ハロゲン化ビニリデン化合物;エチレン、プロピ
レン等のα−オレフィン類;ブタジェンの如きジエン類
などがあり、又、所望によりジアリルフタレート、ジビ
ニルベンゼン、アリルアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレートの如き1分子中に2個以上の不
飽和結合を有する単量体なども用いることができる。
更にビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アリルア
ルキルイタコネート硫酸エステルなどの不飽和基とスル
ホン酸基、サルフェート基を有するもの及びこれらのア
ルカリ酸も使用することができる。
ルキルイタコネート硫酸エステルなどの不飽和基とスル
ホン酸基、サルフェート基を有するもの及びこれらのア
ルカリ酸も使用することができる。
次に本発明に用いられる重合体エマルジョンの乳化重合
方法について述べる。
方法について述べる。
重合体エマルジョンの製造において種粒子として用いら
れる反応性極性基を有するポリシロキサンを含有する乳
化重合体(C)は、該ポリシロキサンをα、β−エチレ
ン性不飽和単量体(B)に溶解した後、公知の方法で乳
化重合することにより容易に得られる。
れる反応性極性基を有するポリシロキサンを含有する乳
化重合体(C)は、該ポリシロキサンをα、β−エチレ
ン性不飽和単量体(B)に溶解した後、公知の方法で乳
化重合することにより容易に得られる。
他の方法としては、乳化剤を含む水相中に、該ポリシロ
キサンを加えて分散した後、α、β−エチレン性不飽和
単置体混合物およびラジカル生成開始剤を加えて公知の
方法で乳化重合してもよい。
キサンを加えて分散した後、α、β−エチレン性不飽和
単置体混合物およびラジカル生成開始剤を加えて公知の
方法で乳化重合してもよい。
次いで、乳化重合体(C)を水相に加え、同様にα、β
−エチレン性不飽和単量体(D)混合物およびラジカル
生成開始剤を加えて公知の方法で乳化重合することによ
り重合体エマルジョンが製造される。この場合、乳化重
合中の凝集物の生成防止など、重合性の安定化のため種
粒子の乳化重合体に加えて、乳化剤をさらに加えても良
い。
−エチレン性不飽和単量体(D)混合物およびラジカル
生成開始剤を加えて公知の方法で乳化重合することによ
り重合体エマルジョンが製造される。この場合、乳化重
合中の凝集物の生成防止など、重合性の安定化のため種
粒子の乳化重合体に加えて、乳化剤をさらに加えても良
い。
上記の方法は種粒子をまず製造し、それを用いて次段階
にて乳化重合するものであるが、この他、同一反応装置
内で種粒子に相当する乳化重合体を製造し、続けて、そ
の系内に次段階の乳化重合で用いるエチレン性不飽和単
量体混合物およびラジカル生成開始剤を加えて乳化重合
することにより製造することもできる。即ち、乳化剤を
溶解した水相中で種粒子となるエチレン性不飽和単量体
混合物を該ポリシロキサンの存在下、ラジカル開始剤を
用いて乳化重合した後、次段階の該エチレン性不飽和単
量体混合物およびラジカル生成開始剤を加えて乳化重合
することにより本発明に用いられる重合体エマルジョン
が得られる。
にて乳化重合するものであるが、この他、同一反応装置
内で種粒子に相当する乳化重合体を製造し、続けて、そ
の系内に次段階の乳化重合で用いるエチレン性不飽和単
量体混合物およびラジカル生成開始剤を加えて乳化重合
することにより製造することもできる。即ち、乳化剤を
溶解した水相中で種粒子となるエチレン性不飽和単量体
混合物を該ポリシロキサンの存在下、ラジカル開始剤を
用いて乳化重合した後、次段階の該エチレン性不飽和単
量体混合物およびラジカル生成開始剤を加えて乳化重合
することにより本発明に用いられる重合体エマルジョン
が得られる。
本発明の水性塗料組成物は、乳化重合によって得られた
乳化重合体組成物をビヒクルとすることを特徴とするが
その乳化重合体組成物の製造の際に用いられる乳化剤と
しては、公知のもので差しつかえない。
乳化重合体組成物をビヒクルとすることを特徴とするが
その乳化重合体組成物の製造の際に用いられる乳化剤と
しては、公知のもので差しつかえない。
例えば、ラウリル硫酸ソーダ、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ、ナトリウムジオクチルスルホサクシネート
、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩
のような陰イオン性乳化剤;ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロ
ック共重合体等のような非イオン性乳化剤を適宜、選択
して使用できる。
ン酸ソーダ、ナトリウムジオクチルスルホサクシネート
、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩
のような陰イオン性乳化剤;ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロ
ック共重合体等のような非イオン性乳化剤を適宜、選択
して使用できる。
また、水溶性オリゴマーや、α、β−エチレン性不飽和
二重結合を有する乳化剤、いわゆる反応性乳化剤も単独
、または、上記の乳化剤と併用して使用することも可能
である。
二重結合を有する乳化剤、いわゆる反応性乳化剤も単独
、または、上記の乳化剤と併用して使用することも可能
である。
更に、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロ
ース等のような水溶性高分子物質を上記乳化剤と併用し
たり、重合後乳化液に添加したりすることも有効である
。
ース等のような水溶性高分子物質を上記乳化剤と併用し
たり、重合後乳化液に添加したりすることも有効である
。
乳化重合の際に用いられる重合開始剤としては、水溶性
及び油溶性重合開始剤が用いられるが、単独で用いても
複合化して用いても差し支えない。
及び油溶性重合開始剤が用いられるが、単独で用いても
複合化して用いても差し支えない。
水溶性の重合開始剤としては過酸化水素、過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどが挙げ
られる。油溶性の重合開始剤としては、2.2’−アゾ
ビスイソブチロニトリル、2゜2′−アゾビス−(4−
メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2
′−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、1.
1′−アゾビスシクロヘキサン−シクロヘキサン−1−
カルボニトリル、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル
、過酸化ジブチリル、過酸化ジアセチル、過酸化ジプロ
ピオニル、クメンヒドロ過酸化物等が挙げられる。
ニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどが挙げ
られる。油溶性の重合開始剤としては、2.2’−アゾ
ビスイソブチロニトリル、2゜2′−アゾビス−(4−
メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2
′−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、1.
1′−アゾビスシクロヘキサン−シクロヘキサン−1−
カルボニトリル、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル
、過酸化ジブチリル、過酸化ジアセチル、過酸化ジプロ
ピオニル、クメンヒドロ過酸化物等が挙げられる。
これらの水溶性及び油溶性重合開始剤と適当な還元剤、
例えば、アスコルビン酸、亜硫酸塩類またはスルホキシ
レート類との組合せよりなる、いわゆるレドックス開始
剤を用いてもよい。
例えば、アスコルビン酸、亜硫酸塩類またはスルホキシ
レート類との組合せよりなる、いわゆるレドックス開始
剤を用いてもよい。
乳化重合に際しては、分子量調整のため連鎖移動剤を用
いてもよい。好適な連鎖移動剤としては、メチル−、エ
チル−、プロピル−、イソプロピル、ブチル−、ペンチ
ル−、ヘキシル−、オクチル−、デシル−、ウンデシル
−ドデシル−、ステアリル−1等のメルカプタン類、0
−メルカペト安患香酸、メルカプト酢酸、メタノール、
エタノール、プロパツール、イソプロパツール、ブタノ
ール、イソブタノール、t−ブタノール、ペンタノール
類、ヘキサノール類を挙げることができる。
いてもよい。好適な連鎖移動剤としては、メチル−、エ
チル−、プロピル−、イソプロピル、ブチル−、ペンチ
ル−、ヘキシル−、オクチル−、デシル−、ウンデシル
−ドデシル−、ステアリル−1等のメルカプタン類、0
−メルカペト安患香酸、メルカプト酢酸、メタノール、
エタノール、プロパツール、イソプロパツール、ブタノ
ール、イソブタノール、t−ブタノール、ペンタノール
類、ヘキサノール類を挙げることができる。
乳化重合時の温度も、公知の乳化重合で行なわれている
範囲でよく、また乳化重合は常圧下、またはガス状のα
、β−エチレン性不飽和単量体を使用するときは加圧下
で行なわれる。
範囲でよく、また乳化重合は常圧下、またはガス状のα
、β−エチレン性不飽和単量体を使用するときは加圧下
で行なわれる。
本発明で該透湿性を得るためには、反応性極性基を有す
るポリシロキサンを使用することが必須条件であるが、
その特性は使用量によって大きな影響を受ける。即ちそ
の使用量が増せば、透湿性能は向上するが、多量すぎる
と、重合体エマルジョンの重合安定性、貯蔵安定性を損
なうので、α。
るポリシロキサンを使用することが必須条件であるが、
その特性は使用量によって大きな影響を受ける。即ちそ
の使用量が増せば、透湿性能は向上するが、多量すぎる
と、重合体エマルジョンの重合安定性、貯蔵安定性を損
なうので、α。
β−エチレン性不飽和単量体総量100重量部に対して
1〜300重量部、好ましくは、5〜100重量部が適
当である。
1〜300重量部、好ましくは、5〜100重量部が適
当である。
ポリシロキサンが透湿性に優れるのは、ポリシロキサン
のポリマー骨格がラセン状となるため、会合した水分子
は通過させないが、水蒸気のような単独水分子は通過出
来るようなポリマー構造になっているためと考えられる
。
のポリマー骨格がラセン状となるため、会合した水分子
は通過させないが、水蒸気のような単独水分子は通過出
来るようなポリマー構造になっているためと考えられる
。
一般にポリシロキサンとビニル、アクリル系などの炭素
鎖で結合しているポリマーとの相溶性は良くないため、
これらのポリマーを、混合したものは乳化剤等の補助手
段を用いて混合しても、または、ポリシロキサンをα、
β−エチレン性不飽和単量体に溶解したものを通常の乳
化重合方法を用いて重合しても、ポリシロキサンが水中
に拡散するので貯蔵安定性の良いエマルジョンを得るこ
とが困難である。本発明では、ポリシロキサンの存在下
にα、β−エチレン性不飽和単量体を乳化重合させて種
粒子を形成し、この種粒子の存在下で、α、β−エチレ
ン性不飽和単量体を乳化重合させるという二段階乳化重
合方法を用いることよりポリシロキサンを含有した、貯
蔵安定性の良好なエマルジョンを得ることが可能となっ
た。
鎖で結合しているポリマーとの相溶性は良くないため、
これらのポリマーを、混合したものは乳化剤等の補助手
段を用いて混合しても、または、ポリシロキサンをα、
β−エチレン性不飽和単量体に溶解したものを通常の乳
化重合方法を用いて重合しても、ポリシロキサンが水中
に拡散するので貯蔵安定性の良いエマルジョンを得るこ
とが困難である。本発明では、ポリシロキサンの存在下
にα、β−エチレン性不飽和単量体を乳化重合させて種
粒子を形成し、この種粒子の存在下で、α、β−エチレ
ン性不飽和単量体を乳化重合させるという二段階乳化重
合方法を用いることよりポリシロキサンを含有した、貯
蔵安定性の良好なエマルジョンを得ることが可能となっ
た。
また、ポリシロキサンとα、β−エチレン性不飽和単量
体とのそれぞれに反応性極性基を保持させることにより
、ポリシロキサンを含有する重合体エマルジョンの耐溶
剤性能および防水性能を飛躍的に向上させることが出来
た。
体とのそれぞれに反応性極性基を保持させることにより
、ポリシロキサンを含有する重合体エマルジョンの耐溶
剤性能および防水性能を飛躍的に向上させることが出来
た。
ポリシロキサンとα、β−エチLノン性不飽和単量体が
保持する反応性極性基の使用量は、水性塗料の防水性能
や耐候性等の要求物性に対応して変化させることができ
る。
保持する反応性極性基の使用量は、水性塗料の防水性能
や耐候性等の要求物性に対応して変化させることができ
る。
本発明の水性塗料組成物は、上記に特定した、乳化重合
体組成物をビヒクルとして通常のエマルジョン塗料の製
造とまったく同様にして製造される。即ち、顔料、充填
剤、膏剤、分散剤、湿潤剤、増粘剤及び/またはレオロ
ジーコントロール剤、消泡剤、可塑剤、造膜助剤、有機
溶剤、防腐剤、防パイ剤、pl(調節剤、防錆剤など、
それぞれの目的に応じて選択、組合され、通常の方法で
塗料とされる。
体組成物をビヒクルとして通常のエマルジョン塗料の製
造とまったく同様にして製造される。即ち、顔料、充填
剤、膏剤、分散剤、湿潤剤、増粘剤及び/またはレオロ
ジーコントロール剤、消泡剤、可塑剤、造膜助剤、有機
溶剤、防腐剤、防パイ剤、pl(調節剤、防錆剤など、
それぞれの目的に応じて選択、組合され、通常の方法で
塗料とされる。
以下に実施例を挙げ本発明をより詳細に説明するが、本
発明は、以下の実施例のみに限定されるものではない。
発明は、以下の実施例のみに限定されるものではない。
なお、以下の部及び%は、いずれも重量に基づく値であ
る。
る。
実施例1
撹拌機、還流コンデンサー、滴下ロートおよび温度針を
取りつけた1、52の反応容器に下記の原料を仕込み溶
解した。
取りつけた1、52の反応容器に下記の原料を仕込み溶
解した。
脱イオン水 324.θ部ノ
イゲ7Ea−17os 16.
0部次いで下記の混合物を滴下ロートに入れた。
イゲ7Ea−17os 16.
0部次いで下記の混合物を滴下ロートに入れた。
シリコンF−237−5340,0部
(日本ユニカー−製品)
アクリル酸ブチル
メタクリル酸メチル
200.0部
200.0部
次に、窒素ガスを送入しつつ、撹拌下に反応措置の内温
を60″CLこ昇温し、脱イオン水に溶解した濃度2%
の過硫酸カリウム水溶液を40部添加し、次いで滴下ロ
ートに入れた該ポリシロキサンと単量体との混合物の2
0%を加えた。重合熱による温度上昇をウォーター・バ
スにより制御し、内温を80℃に保ちつつ、続いて該ポ
リシロキサンと単量体との混合物の残りと2%過硫酸カ
リウム水溶液80部を2時間かけて滴下し、重合した。
を60″CLこ昇温し、脱イオン水に溶解した濃度2%
の過硫酸カリウム水溶液を40部添加し、次いで滴下ロ
ートに入れた該ポリシロキサンと単量体との混合物の2
0%を加えた。重合熱による温度上昇をウォーター・バ
スにより制御し、内温を80℃に保ちつつ、続いて該ポ
リシロキサンと単量体との混合物の残りと2%過硫酸カ
リウム水溶液80部を2時間かけて滴下し、重合した。
さらに80℃で2時間保持した後、室温まで冷却して2
00メツシユ濾布で濾過し、取出して種粒子なる乳化重
合体を得た。このものは不揮発分濃度50.1%、pH
4,5であった。
00メツシユ濾布で濾過し、取出して種粒子なる乳化重
合体を得た。このものは不揮発分濃度50.1%、pH
4,5であった。
同様の1.51の反応装置に上記で得た乳化重合体45
2部および水125部を仕込んだ。次に下記のエチレン
性不飽和単量体混合液を調整し、滴下ロートに入れた。
2部および水125部を仕込んだ。次に下記のエチレン
性不飽和単量体混合液を調整し、滴下ロートに入れた。
アクリル酸ブチル 97.0部メタク
リル酸メチル 97,0部ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート4.0部アクリル酸
2.0部窒素ガスを送入しつつ、撹拌
しながら反応装置内温を70℃に昇温し、別の滴下ロー
トに準備した2%過硫酸カリウム水溶液60部および上
記単量体混合物を滴下して重合した。これらの滴下は内
温を70℃に保ちつつ2時間行った。さらに同温度で2
時間保持した後、室温に冷却して200メツシユ濾布で
濾過し、本発明に用いる重合体エマルシヨン(E−1)
を得た。得られた重合体エマルジョン(E−1)は、不
揮発分濃度50.1%、pH6,0、粘度120cps
であった。次に、このエマルジョンをそのままおよびp
Hをアンモニア水で9.5に調整したものを、それぞれ
50″Cで1ケ月間保存したところ、いずれも凝集など
の変化がなく安定であった。
リル酸メチル 97,0部ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート4.0部アクリル酸
2.0部窒素ガスを送入しつつ、撹拌
しながら反応装置内温を70℃に昇温し、別の滴下ロー
トに準備した2%過硫酸カリウム水溶液60部および上
記単量体混合物を滴下して重合した。これらの滴下は内
温を70℃に保ちつつ2時間行った。さらに同温度で2
時間保持した後、室温に冷却して200メツシユ濾布で
濾過し、本発明に用いる重合体エマルシヨン(E−1)
を得た。得られた重合体エマルジョン(E−1)は、不
揮発分濃度50.1%、pH6,0、粘度120cps
であった。次に、このエマルジョンをそのままおよびp
Hをアンモニア水で9.5に調整したものを、それぞれ
50″Cで1ケ月間保存したところ、いずれも凝集など
の変化がなく安定であった。
またpH調整前及び調整後のそれぞれのエマルジョンを
3ミルアプリケーターでガラス板上に塗布し、48時間
、約25℃の室温で乾燥した後、表面をトルエンを含ま
せた布でラビングテストを行なった結果、いずれも50
回のラビングで表面に若干の損傷が認められたが、溶解
して消滅することがなく、架橋皮膜が形成されているこ
とが認められた。
3ミルアプリケーターでガラス板上に塗布し、48時間
、約25℃の室温で乾燥した後、表面をトルエンを含ま
せた布でラビングテストを行なった結果、いずれも50
回のラビングで表面に若干の損傷が認められたが、溶解
して消滅することがなく、架橋皮膜が形成されているこ
とが認められた。
比較例1
一方、ポリシロキサン40.0部、初期の脱イオン水4
0.0部を除いた以外は実施例1と全く同じ方法で乳化
重合して重合体エマルジョン(RE−1)を得た。、得
られた重合体エマルジョン(RE−1)は不揮発分濃度
50.1%pH6,0、粘度140cpsであった。こ
のものはpHを9.5に調整し、実施例1と同様のラビ
ングテストを行なった結果、5回で完全に溶解損失した
。
0.0部を除いた以外は実施例1と全く同じ方法で乳化
重合して重合体エマルジョン(RE−1)を得た。、得
られた重合体エマルジョン(RE−1)は不揮発分濃度
50.1%pH6,0、粘度140cpsであった。こ
のものはpHを9.5に調整し、実施例1と同様のラビ
ングテストを行なった結果、5回で完全に溶解損失した
。
上記で得た各重合体エマルジョンを用いて下記配合によ
り、水性塗料組成物を製造した。
り、水性塗料組成物を製造した。
(塗料配合)
水 10
.0 部エチレングリコール(凍結防止剤)2.6部り
インフロー540 1.0部(分散
剤二日本ゼオンKK製品) ノイゲンEA−1200,3部 (湿潤剤:第一工業製薬KK製品) ヘストサイドFX O,01部(
防腐剤二人日本インキ化学KK製品)J R−600A
36.0部(酸化チタン:帝国化工K
)(製品) SN−デフォ−マー121 0.4部(
消泡剤:サンノプコKK製品) アンモニア水(28%) 0.15部
エマルジョン(50%) ioo、o部テ
キサノール 7.0部(造膜助
剤:イーストマン、ケミカル製品)七ロサイズQP−4
400(3%)9.2部(増粘剤:ユニオンカーバイド
社製品)水
3.75部tota1
170.41部N、V、
51.0 %顔料容積濃度(PVC
) 20 %それぞれの塗料、塗
膜物性試験結果は表1の如くであった。
.0 部エチレングリコール(凍結防止剤)2.6部り
インフロー540 1.0部(分散
剤二日本ゼオンKK製品) ノイゲンEA−1200,3部 (湿潤剤:第一工業製薬KK製品) ヘストサイドFX O,01部(
防腐剤二人日本インキ化学KK製品)J R−600A
36.0部(酸化チタン:帝国化工K
)(製品) SN−デフォ−マー121 0.4部(
消泡剤:サンノプコKK製品) アンモニア水(28%) 0.15部
エマルジョン(50%) ioo、o部テ
キサノール 7.0部(造膜助
剤:イーストマン、ケミカル製品)七ロサイズQP−4
400(3%)9.2部(増粘剤:ユニオンカーバイド
社製品)水
3.75部tota1
170.41部N、V、
51.0 %顔料容積濃度(PVC
) 20 %それぞれの塗料、塗
膜物性試験結果は表1の如くであった。
塗料粘度ニストーマ−型粘度針による。測定温度25℃
塗膜透湿性: JIS−Z−0208の試験方法に準拠
透水性: JIS伸長型試験方法に準拠耐水性=20℃
の水に試片を7日間浸漬し、塗面のツヤ引け、白化フク
レ等を観察 耐アルカリ性=20°C5%苛性ソーダ液中に7日間浸
漬し、塗面の状態変化を観察 耐溶剤性:トルエンを含浸させた脱脂綿を用いて100
回塗膜面を摩擦して、塗面 の状態変化を観察 実施例2 原料として下記のものを用意した。
透水性: JIS伸長型試験方法に準拠耐水性=20℃
の水に試片を7日間浸漬し、塗面のツヤ引け、白化フク
レ等を観察 耐アルカリ性=20°C5%苛性ソーダ液中に7日間浸
漬し、塗面の状態変化を観察 耐溶剤性:トルエンを含浸させた脱脂綿を用いて100
回塗膜面を摩擦して、塗面 の状態変化を観察 実施例2 原料として下記のものを用意した。
■ポリシロキサン
トーレシリコンBY−16−855
(トーレシリコンKK製)50.0部
(両末端エポキシ型ジメチルポリシロキサン)■重合性
単量体 (第1段目モノマー) アクリル酸2−エチルヘキシル 75.0部スチ
レン 100.0部メタクリ
ル酸メチル 50.0部アクリル酸
2.0部(第2段目モノマ
ー) アクリル酸2−エチルヘキシル ioo、o部スチ
レン 100.0部メタクリ
ル酸メチル 55.0部ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート 10.0部メタクリル@
8.0部■乳化剤 ノイゲンEA−1705(固形分80%) 15
.0部しベノールー2 (固形分25%)lゝ 2
0.θ部■イオン交換水 55
1.0部■重合開始剤 過硫酸アンモニウム 2.5部1)
花王■製アニオン北側 撹拌機、還流コンデンサー、滴下ロートおよび温度計を
取りつけた1、51の反応容器に脱イオン水501部と
乳化剤を仕込み溶解した。次に窒素ガスを送入しつつ、
撹拌下に反応装置内温を80°Cに昇温しで、50部の
脱イオン水に溶解した過硫酸アンモニウム水溶液の25
部を添加し、次いで該ポリシロキサンを溶解した第1段
目の千ツマ−を1時間にわたって滴下した。内温を80
℃に保ちつつ、さらに1時間保持した後、残りの過硫酸
アンモニウム水溶液を添加し、次いで第2段目のモノマ
ーを1時間にわたって滴下し、重合した。
単量体 (第1段目モノマー) アクリル酸2−エチルヘキシル 75.0部スチ
レン 100.0部メタクリ
ル酸メチル 50.0部アクリル酸
2.0部(第2段目モノマ
ー) アクリル酸2−エチルヘキシル ioo、o部スチ
レン 100.0部メタクリ
ル酸メチル 55.0部ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート 10.0部メタクリル@
8.0部■乳化剤 ノイゲンEA−1705(固形分80%) 15
.0部しベノールー2 (固形分25%)lゝ 2
0.θ部■イオン交換水 55
1.0部■重合開始剤 過硫酸アンモニウム 2.5部1)
花王■製アニオン北側 撹拌機、還流コンデンサー、滴下ロートおよび温度計を
取りつけた1、51の反応容器に脱イオン水501部と
乳化剤を仕込み溶解した。次に窒素ガスを送入しつつ、
撹拌下に反応装置内温を80°Cに昇温しで、50部の
脱イオン水に溶解した過硫酸アンモニウム水溶液の25
部を添加し、次いで該ポリシロキサンを溶解した第1段
目の千ツマ−を1時間にわたって滴下した。内温を80
℃に保ちつつ、さらに1時間保持した後、残りの過硫酸
アンモニウム水溶液を添加し、次いで第2段目のモノマ
ーを1時間にわたって滴下し、重合した。
さらに80℃で2時間保持したのち室温まで冷却して2
00メツシユ濾布で濾過し、乳化重合体エマルジョン(
E−2)を得た。このものは不揮発分濃度50.1%、
pH4,5であった。このエマルジョンをアンモニア水
で9.5に調整した後、実施例1と同じ塗料配合により
水性塗料組成物を製造した。
00メツシユ濾布で濾過し、乳化重合体エマルジョン(
E−2)を得た。このものは不揮発分濃度50.1%、
pH4,5であった。このエマルジョンをアンモニア水
で9.5に調整した後、実施例1と同じ塗料配合により
水性塗料組成物を製造した。
実施例3〜8
さらに実施例2と同様の方法で表2に示した原料を使用
して重合体エマルジョン(E−3〜8)を合成し、実施
例1と同様の塗料配合により水性塗料組成物(実施例3
〜8)を得た。
して重合体エマルジョン(E−3〜8)を合成し、実施
例1と同様の塗料配合により水性塗料組成物(実施例3
〜8)を得た。
一方、実施例2と同様の方法で表2に示した原料を使用
して重合体エマルジョン(RE−2〜4)を合成し、実
施例1と同様の塗料配合により、水性塗料組成物(比較
例2〜4)を得た。
して重合体エマルジョン(RE−2〜4)を合成し、実
施例1と同様の塗料配合により、水性塗料組成物(比較
例2〜4)を得た。
(比較例5)
ポリシロキサンシリコンF−237−5350部とアニ
オン乳化剤レベノールWZ(固形分25%)20部とを
用いて乳濁液の状態にした後、RElの共重合体エマル
ジョン200部に添加し、十分撹拌してシリコン−アク
リルブレンドエマルジョンを得た。
オン乳化剤レベノールWZ(固形分25%)20部とを
用いて乳濁液の状態にした後、RElの共重合体エマル
ジョン200部に添加し、十分撹拌してシリコン−アク
リルブレンドエマルジョンを得た。
このエマルジョンを実施例1と同様の塗料配合により水
性塗料組成物を得た。
性塗料組成物を得た。
(比較例6)
RE−1の共重合体エマルジョン100部に対して、ス
ノーテックスC(コロイダルシリカ、固形分20%、日
量化学■製)50部を添加し、十分撹拌した後、実施例
1と同様の塗料配合により水性塗料組成物を得た。
ノーテックスC(コロイダルシリカ、固形分20%、日
量化学■製)50部を添加し、十分撹拌した後、実施例
1と同様の塗料配合により水性塗料組成物を得た。
実施例及び比較例の水性塗料組成物の塗料及び塗膜の性
能試験結果は表3の如くであった。
能試験結果は表3の如くであった。
/
(発明の効果)
本発明の水性塗料組成物は、塗料の貯蔵安定性が良好で
防水性に優れ、且つ高透湿性を有する塗膜特性を発揮す
る。
防水性に優れ、且つ高透湿性を有する塗膜特性を発揮す
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、反応性極性基を有するポリシロキサン(A)の存在
下にα,β−エチレン性不飽和単量体(B)を乳化重合
させて得られる乳化重合体(C)の存在下、(A)の反
応性極性基と反応する反応性極性基を有するα,β−エ
チレン性不飽和単量体(D)とこれと共重合可能なα,
β−エチレン性不飽和単量体(E)とを乳化重合させて
得られる重合体エマルジョンをビヒクルとする水性塗料
組成物。 2、反応性極性基を有するポリシロキサン(A)の反応
性極性基が、エポキシ基、カルボキシル基、アミノ基、
水酸基、メチロール基の中から選ばれる1又は2以上で
あることを特徴とする請求項1記載の水性塗料組成物。 3、α,β−エチレン性不飽和単量体(D)の反応性極
性基が、エポキシ基、アミノ基、カルボキシル基、水酸
基、メチロール基、アルコキシシラン基の中から選ばれ
る1又は2以上であることを特徴とする請求項1記載の
水性塗料組成物。 4、反応性極性基を有するポリシロキサン(A)の反応
性極性基がエポキシ基であり、α,β−エチレン性不飽
和単量体(D)の反応性極性基がアミノ基又はカルボキ
シル基であることを特徴とする請求項1記載の水性塗料
組成物。 5、反応性極性基を有するポリシロキサン(A)の反応
性極性基がカルボキシル基であり、α,β−エチレン性
不飽和単量体(D)の反応性極性基がエポキシ基、水酸
基、メチロール基の中から選ばれる1又は2以上である
ことを特徴とする請求項1記載の水性塗料組成物。 6、反応性極性基を有するポリシロキサン(A)の反応
性極性基がアミノ基であり、α,β−エチレン性不飽和
単量体(D)の反応性極性基がエポキシ基であることを
特徴とする請求項1記載の水性塗料組成物。 7、反応性極性基を有するポリシロキサン(A)の反応
性極性基が水酸基又はメチロール基であり、α,β−エ
チレン性不飽和単量体(D)の反応性極性基がカルボキ
シル基、アルコキシシラン基、エポキシ基の中から選ば
れる1又は2以上であることを特徴とする請求項1記載
の水性塗料組成物。 8、反応性極性基を有するポリシロキサン(A)の使用
量が、α,β−エチレン性不飽和単量体100重量部に
対して、5〜100重量部である請求項1ないし6のい
ずれか1に記載の水性塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18770290A JPH0477565A (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 水性塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18770290A JPH0477565A (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 水性塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0477565A true JPH0477565A (ja) | 1992-03-11 |
Family
ID=16210666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18770290A Pending JPH0477565A (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 水性塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0477565A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10158594A (ja) * | 1996-11-27 | 1998-06-16 | Matsushita Electric Works Ltd | シリコーン転写フィルム、及びその転写構成体 |
JP2002146275A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-22 | Daicel Chem Ind Ltd | 無機建材用水性コーティング剤及び無機建材用水性塗料組成物 |
JP2002249719A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Toray Ind Inc | エマルジョン塗料組成物 |
JP2008007738A (ja) * | 2005-09-29 | 2008-01-17 | Sk Kaken Co Ltd | 水性塗料組成物及びその塗装方法 |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP18770290A patent/JPH0477565A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10158594A (ja) * | 1996-11-27 | 1998-06-16 | Matsushita Electric Works Ltd | シリコーン転写フィルム、及びその転写構成体 |
JP2002146275A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-22 | Daicel Chem Ind Ltd | 無機建材用水性コーティング剤及び無機建材用水性塗料組成物 |
JP2002249719A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Toray Ind Inc | エマルジョン塗料組成物 |
JP2008007738A (ja) * | 2005-09-29 | 2008-01-17 | Sk Kaken Co Ltd | 水性塗料組成物及びその塗装方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3458397B2 (ja) | 共重合体エマルジョンの製造方法 | |
JP3259147B2 (ja) | 水性樹脂組成物および硬化方法 | |
JP2545838B2 (ja) | 乳化重合体組成物の製造方法 | |
JP3454564B2 (ja) | 水性エマルジョン組成物およびその製造方法 | |
JPH0477565A (ja) | 水性塗料組成物 | |
JPH11263936A (ja) | 被覆用組成物 | |
JP4370760B2 (ja) | 速乾型水性被覆剤 | |
JP3429524B2 (ja) | 水性シリコーン変性樹脂及び水性塗料 | |
KR100789011B1 (ko) | 수성수지분산체, 그 제조방법 및 용도 | |
JP3346128B2 (ja) | 水性架橋型樹脂組成物、その製造方法及びそれを使用した材 | |
JP2947594B2 (ja) | エマルション組成物 | |
JP2007247111A (ja) | 不織布用バインダーエマルジョン及びその製造方法 | |
JPH09316394A (ja) | 水性被覆剤組成物 | |
JP2961814B2 (ja) | 水性塗料組成物 | |
JPH11335509A (ja) | 水性組成物 | |
JPH0477564A (ja) | 水性塗料組成物 | |
JPH01289804A (ja) | 水分散型樹脂組成物 | |
JP3582920B2 (ja) | 路面標示用水性塗料組成物 | |
JP4333012B2 (ja) | 水性樹脂分散体およびその製造法 | |
JPH08311407A (ja) | アセトアセテート官能性ポリマー及び多官能性アミンを含有する水性組成物 | |
JP2606244B2 (ja) | 常温硬化性エマルジョン塗料 | |
JP2002155209A (ja) | 水性樹脂エマルジョン | |
JPH04110302A (ja) | 水性樹脂分散体組成物 | |
JPH083437A (ja) | 水性常温硬化性樹脂組成物 | |
JP2003147216A (ja) | 共重合体樹脂の水性分散液組成物、水性コーティング材、および乾燥塗膜 |