[go: up one dir, main page]

JPH0474010A - 差動増幅器 - Google Patents

差動増幅器

Info

Publication number
JPH0474010A
JPH0474010A JP2186167A JP18616790A JPH0474010A JP H0474010 A JPH0474010 A JP H0474010A JP 2186167 A JP2186167 A JP 2186167A JP 18616790 A JP18616790 A JP 18616790A JP H0474010 A JPH0474010 A JP H0474010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
collector
base
power supply
emitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2186167A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Arai
実 新井
Yukihiro Kato
加藤 之博
Hitoshi Ishii
仁 石井
Masahiro Otaka
大高 正浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwatsu Electric Co Ltd filed Critical Iwatsu Electric Co Ltd
Priority to JP2186167A priority Critical patent/JPH0474010A/ja
Publication of JPH0474010A publication Critical patent/JPH0474010A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、人力信号の変化に起因したゲインのの変化を
低減することか可能であると共に、オフセット電圧を容
易に得ること又は調整することかできる差動増幅器に関
するものである。
[従来の技術] 差動増幅器において、入力信号の電圧レベルが変化すれ
ば、対のトランジスタのコレクタ電流及び電圧も変化す
る。この結果、対のトランジスタのベース・コレクタ接
合部の温度が変化し、ベース・エミッタ間電圧VBEを
変化させる。対のトランジスタのベース・エミッタ間電
圧VBEが接合温度が変化した結果として変化すると、
コレクタ電流も変化するので、結局、差動増幅器のゲイ
ンが変化する。
この種の問題を解決するために、差動増幅器の負荷抵抗
に直列にPN接合を有する温度補償用半導体素子(トラ
ンジスタのコレクタとベースを短絡した構造のダイオー
ド)を接続する二とか米国特許箱4.605.906号
公報に開示されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、差動増幅器のゲインは、対のトランジスタの
エミッタ相互間に接続されたエミッタ帰還抵抗の値と負
荷抵抗の値とによって概ね決定される。上記米国特許公
報に開示されている温度補償用半導体素子(ダイオード
)を負荷抵抗に直列に接続する場合においては、温度補
償用半導体素子をn個接続すると、負荷抵抗値は階段的
に変化する。この結果、目標とするゲインを得るために
はエミッタ帰還用抵抗又は負荷抵抗の値を適当な値に設
定しなければない。
また、温度補償用半導体素子(ダイオード)を負荷抵抗
に直列に多数個接続すると、この分だけ差動増幅器のコ
レクタ電源電圧Vccの値を高くすることが必要になり
、低電圧駆動が難しくなる。
ところで、差動増幅器からオフセット電圧(直流バイア
ス電圧)を伴なって信号を出力させたい場合がある。こ
の要求に応えるために典型的な差動増幅器又は前述の米
国特許公報に示す差動増幅器の場合には、一対の入力端
子の一方にバイアス電源(オフセット電圧用電源)を接
続しなければならない。この様に入力端子の一方にバイ
アス電源を接続すると、入力信号を差動で与えることが
難しくなる。更に、バイアス電源のノイズが問題になる
。例えば、第2図に示すように、一対の入力端子11.
12と一対の出力端子13.14との間に第1、第2及
び第3の差動増幅器AMPI、AMP2 、AMP3を
順に接続した多段(3段)構成の差動増幅回路において
、夫々の直流ゲインをGl 、G2 、G3とし、夫々
の入力換算ノイズをVnl、Vn2、Vn3とすると、
出力ノイズv noutは次式に示す通りになる。
Vnout−[(Vni Gl +Vn2) G2 +
Vn3] G3−vnl・G1−G2・G3+■n2・
G2・G3+Vn3− G3   ・・・・・・(1)
従って、初段の差動増幅器AMPIの入力端子11.1
2の一方にバイアス電源(オフセット電圧用電源)を接
続すると、二のノイズ成分か後段の差動増幅器AMP2
、AMP3て順次に増幅され、出力端子13.14にお
けるノイズ成分か大きくなる。
そこで、本発明の目的は、入力信号の電圧レベルの変化
に起因するゲインの変化を少なくすることが可能である
と共に、低電圧動作か可能であり、更に入力端子におけ
るバイアス電圧に頼らないで出力バイアス電圧(オフセ
ット電圧)を与えること又は調整することができる差動
増幅器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、実施例を示す図面
の符号を参照して説明すると、第1及び第2の入力端子
1.2と、前記第1の入力端子1にベースが接続されて
いる第1のトランジスタQ1と、前記第2の入力端子2
にベースが接続されている第2のトランジスタQ2と、
前記第1の入力端子1にベースが接続されている第3の
トランジスタQ3と、前記第2の入力端子2にベースが
接続されている第4のランジスタQ4と、前記第1のト
ランジスタQ1のエミッタと前記第2のトランジスタQ
2のエミッタとの間に接続され且つ互いに直列に接続さ
れている第1及び第2の抵抗R1、R2と、前記第3の
トランジスタQ3のエミッタと前記第4のトランジスタ
Q4のエミッタとの間に接続され且つ互いに直列に接続
されている第3及び第4の抵抗R3、R4と、前記第1
及び第2の抵抗R1、R2の接続点に接続された第1の
電流源ISIと、前記第3及び第4の抵抗R3、R4の
接続点に接続された第2の電流源IS2と、第1のベー
スバイアス電源端子3と、エミッタが前記第1のトラン
ジスタQ1のコレクタに接続され、ベースが前記第1の
ベースバイアス電源端子3に接続された第5のトランジ
スタQ5と、エミッタが前記第2のトランジスタQ2の
コレクタに接続され、ベースが前記第1のベースバイア
ス電源端子3に接続された第6のトランジスタQ6と、
第2のベースバイアス電源端子4と、ベースが前記第2
のベースバイアス電源端子4に接続された第7のトラン
ジスタQ7と、ベースが前記第2のベースバイアス電源
端子4に接続された第8のトランジスタQ8と、前記第
5のトランジスタQ5のコレクタと前記第7のトランジ
スタQ7のエミッタとの間に接続された第5の抵抗R5
と、前記第6のトランジスタQ6のコレクタと前記第8
のトランジスタQ8のエミッタとの間に接続された第6
の抵抗R6と、第1のコレクタ電源端子5と、前記第1
のコレクタ電源端子5と前記第7及び第8のトランジス
タQ7 、G8との間に夫々接続された第7及び第8の
抵抗R7、R8と、前記第5のトランジスタQ5のコレ
クタに接続された第1の出力端子6と、前記第6のトラ
ンジスタQ6のコレクタに接続された第2の出力端子7
と、第2のコレクタと前記第8と、第3のベースバイア
ス電源端子9と、エミッタが前記第3のトランジスタQ
3のコレクタに接続され、コレクタが前記第2のコレク
タと前記第8に接続され、ベースが前記第3のベースバ
イアス電源端子9に接続された第9のトランジスタQ9
と、エミッタが前記第4のトランジスタQ4のコレクタ
に接続され、コレクタが前記第6のトランジスタQ6の
コレクタに接続され、ベースが前記第3のベースバイア
ス電源端子9に接続された第10のトランジスタQIO
と、第4のベースバイアス電源端子10と、エミッタが
前記第3のトランジスタQ3のコレクタに接続され、コ
レクタが前記第5のトランジスタQ5のコレクタに接続
され、ベースが前記第4のベースバイアス電源端子10
に接続された第11のトランジスタQllと、エミッタ
が前記第4のトランジスタQ4のコレクタに接続され、
コレクタが前記第2のコレクタと前記第8に接続され、
ベースが前記ベースバイアス電源端子10に接続された
第12のトランジスタQ12とから成る差動増幅器に係
わるものである。
[作 用] 本発明の差動増幅器においては、第1及び第2のトラン
ジスタQ1、Q2と第1及び第2の抵抗R1、R2とか
ら成る第1の差動増幅回路に対して、第3及び第4のト
ランジスタQ3 、Q4と第3及び第4の抵抗R3、R
4とから成る第2の差動増幅回路が実質的に並列接続さ
れている。従って、負荷抵抗としての第5及び第6の抵
抗R5、R6に流れる電流が複数の差動増幅回路の対の
トランジスタQ1〜Q4に分割される。この結果、多数
の温度補償用半導体素子を負荷抵抗に直列に接続するこ
とが不要になる。第5及び第6の抵抗R5、Reに直列
に接続された第7及び第8のトランジスタQ7 、Q8
は第1〜第4のトランジスタQ1〜Q4の温度補償用と
して機能すると共に、第2のベースバイアス電源端子4
の電圧調整に応答してゲイン調整素子としても機能する
。第5及び第6のトランジスタQ5、Q6はカスコード
増幅器を構成する。第3のベースバイアス電源端子9の
電圧及び第4のベースバイアス電源端子10の電圧を変
えると、出力端子6.7間にオフセット電圧(直流バイ
アス電圧)を得ること又はこれを調整することが可能に
なる。
[実施例] 次に第1図を参照して本発明の実施例に係わる差動増幅
器を説明する。
この差動増幅器は、第1及び第2の入力端子1.2と、
NPN型の第1〜第12のトランジスタQ1〜Q12と
、第1〜第8の抵抗R1〜R8と、第1及び第2の定電
流源ISI、IS2と、第1及び第2、第3及び第4の
ベースバイアス電源端子3.4.9.10と、第1及び
第2のコレクタ電源端子5.8と、第1及び第2の出力
端子6.7とから成る。
第1の対のトランジスタである第1及び第2のトランジ
スタQl 、Q2のベースは第1及び第2の入力端子1
.2に夫々接続され、これ等のエミッタは第1及び第2
の抵抗R1、R2を介して相互に接続され、第1及び第
2の抵抗R1、R2の接続中点とグランドとの間には第
1の定電流源■S1が接続されている。
第2の対のトランジスタである第3及び第4のトランジ
スタQB 、Q4のベースは第1及び第2の入力端子1
.2に夫々接続され、これ等のエミッタは第3及び第4
の抵抗R3、R4を介して相互に接続され、第3及び第
4の抵抗R3、R4の接続中点とグランドとの間には第
2の定電流源IS2が接続されている。
第5のトランジスタQ5のエミッタは第1のトランジス
タQ1のコレクタに接続され、そのコレクタは第5の抵
抗R5と第7のトランジスタQ7と第7の抵抗R7とを
介して電圧Vccを与える第1のコレクタ電源端子5に
接続されている。
第6のトランジスタQ6のエミッタは第2のトランジス
タQ2のコレクタに接続され、そのコレクタは第6の抵
抗R8と第8のトランジスタQ8と第8の抵抗R8を介
して第1のコレクタ電源端子5に接続されている。
電圧vblを与える第1のベースバイアス電源端子3は
第5及び第6のトランジスタQ5 、Q6のベースに夫
々接続されている。
電圧Vb2を与える第2のベースバイアス電源端子4は
第7及び第8のトランジスタQ7 、Q8のベースに接
続されている。
第1及び第2の出力端子6.7は第5及び第6ノトラン
ジスタQ5 、QBのコレクタに夫々接続されている。
第9のトランジスタQ9のエミッタは第3のトランジス
タQ3のコレクタに接続され、コレクタは第2のコレク
タと前記第8に接続され、ベースは第3のベースバイア
ス電源端子9に接続されている。
第10のトランジスタQIOのエミッタは第4のトラン
ジスタQ4のコレクタに接続され、コレクタは第6のト
ランジスタQ6のコレクタに接続され、ベースは第3の
ベースバイアス電源端子9に接続されている。
第11のトランジスタQllのエミッタは第3のトラン
ジスタQ3のコレクタに接続され、コレクタは第5のト
ランジスタQ5のコレクタに接続され、ベースは第4の
ベースバイアス電源端子10に接続されている。
第12のトランジスタQ12のエミッタは第4のトラン
ジスタQ4のコレクタに接続され、コレクタは第2のコ
レクタと前記第8に接続され、ベースは第4のベースバ
イアス電源端子10に接続されている。
なお、第1、第2、第3及び第4の抵抗R1、R2、R
3、R4は実質的に同一の値を有し、第5及び第6の抵
抗R5、R6も実質的に同一の値を有し、第7及び第8
の抵抗R7、R8も実質的に同一の値を有する。また、
R1−R2−R3−R4−R5−Re −(3/2)・
R7−(3/2)  ・R8−ROとなるように各抵抗
R1〜R8の値が設定されている。また、第1の対のト
ランジスタQ1とQ2は実質的に同一の電気的特性を有
し、同様に、第2の対のトランジスタQ3とQ4、第3
の対のトランジスタQ5とQ6、第4の対のトランジス
タQ7とQ8、第5の対のトランジスタQ9、QIO1
第6の対のトランジスタQll、Q12は夫々実質的に
同一の電気的特性を有する。また、第1及び第2の定電
流源ISI、IS2は、実質的に同一値の電流を供給す
るものであり、例えば直流電源と抵抗又は電流制御半導
体素子との組み合せから成る。また、第1及び第2のコ
レクタ電源端子5.8と第1、第2、第3及び第4のベ
ースバイアス電源端子3.4.9.10は夫々定電圧源
に接続されている。また、第3及び第4のベースバイア
ス電源端子9.10の少なくとも一方は電圧可変定電圧
源に接続されている。
[動 作] この差動増幅器の入力端子1.2に信号e1、Q2を与
えると、典型的な差動増幅器と同様に出力端子6.7間
にel−Q2に対応した出力電圧が得られる。
負荷抵抗としての第5及び第6の抵抗R5、R6に直列
に接続された第7及び第8のトランジスタQ7 、Q8
は増幅用の2つの対のトランジスタQl 、Q2 、Q
3 、Q4のベース・エミッタ間電圧VBEの補償用と
して機能する。第9、第10、第11及び第12のトラ
ンジスタQ9、QLOlQll、Q12は第1、第2、
第5及び第6のトランジスタQl 、Q2 、Q5 、
Q6の分流回路を構成するためのものである。
ところで、第3及び第4のトランジスタQ3、Q4から
成る差動増幅回路のゲインGd2は次式で示すことがで
きる。
Gd2− [(R5+ R6+ r e7+ r Q8
)/(R3+R4+re3+re4)]   (1/2
)・・・・・・(2) ここで、re3、re4、re7、re8は第3、第4
、第7及び第8のトランジスタQ3、Q4、Q7、Q8
のエミッタ抵抗である。
(2)式における1/2は第3のトランジスタQ3のコ
レクタ電流が分割されて第9及び第11のトランジスタ
Q9、QILに流れ、また、第4のトランジスタQ4の
コレクタ電流が分割されて第10及び第12のトランジ
スタQIO1Q12に流れることを意味する。ここで、
トランジスタQ9Q12、QIOとQllを出力のペア
とし、ベース電位は、トランジスタQ9とQLOlQl
lとQ12をベアとしているため各出力ベア(Q9とQ
12の加算値及びQlOとQllの加算値)は等しい値
となる。上記(2)式のゲインGd2は、第3及び第4
のベースバイアス電源端子9.10の電圧Vb3、Vb
4の値によらず常に一定である。即ち、R5−R6−R
3−R4及びr e7+ r e8− r e3+ r
 e4であれば、ケインGd2は1/2になる。
よって、例えば第4のベースバイアス電圧Vb4をVb
3より高くしていくと、ゲインVb2が1/2に固定さ
れたまま、第3のトランジスタQ3のコレクタ電流の第
11のトランジスタQllへの分流量を増大させ、逆に
第4のトランジスタQ4の第10のトランジスタQIO
への分流量を減少させることになり、一方の負荷抵抗と
しての第5の抵抗R5の電流が増大し、他方の負荷抵抗
としての第6の抵抗R6の電流が減少し、出力端子6.
7に直流バイアス電圧(オフセット電圧)を得ることが
できる。
また、第4のベースバイアス電圧Vb4をVb3より下
げていくと、第3のトランジスタQ3のコレクタ電流の
第11のトランジスタQllへの分流が減少し、逆に第
4のトランジスタQ4のコレクタ電流の第10のトラン
ジスタQIOへの分流が増大し、この結果、第5の抵抗
R5の電流の減少と第6の抵抗R6の電流の増大か生し
る。
第3のベースバイアス電源端子9の電圧Vb3を変えた
場合にも第4のベースバイアス電圧Vb4ヲ変えた時と
同様な電流変化か生じる。
抵抗R5、R6に流れるバイアス電流(オフセット電流
)の調整は、第3及び第4のベースバイアス電圧Vb3
、Vb4の両方を調整することによっても可能である。
第1及び第2のトランジスタQl 、Q2のエミッタ・
コレクタ間電圧が互いに等しく、第3及び第4のトラン
ジスタQ3 、Q4のエミッタ・コレクタ間電圧が互い
に等しく、第7及び第8のトランジスタQ7、Q8のエ
ミッタ・コレクタ間電圧が互いに等しくなるように各コ
レクタ電源電圧Vccl、vcc2、各ベースバイアス
電源電圧Vbl、Vb2、Vb3、Vb4を適当に設定
し、且つR1−R2−R3−R4−R5−R6−2・R
7/3−2・旧/3−RO とし、各トランジスタQ1〜Q12のエミッタ抵抗re
l〜re12をreOとし、ROがreOよりも十分に
大きい即ちRO)reOとすれば、入力端子1.2と出
力端子6.7との間の差動ゲインGdは次式で示される
Gd −(R5+R6+ re7+ Pc8) / (
1十R2+ r eL+r e2) + [(R5+R8+ re7+ Pc8) / (R
3+R4+ re3+ Pc4) ]  ・l/2二1
゜5  ・・・・・・(3) トランジスタのベース・エミッタ間電圧の変化量ΔVB
Eは、接合部温度の変化量ΔTに依存し、ΔTは電力損
失の変化量ΔPCに依存するので、次式が成立する。
ΔV BB/ΔPC−(ΔV BE/ΔT)   (Δ
T/ΔPC)     ・・・・・・(4)第1、第2
、第3、第4、第7及び第8のトランジスタQ1、Q2
、Q3、Q4、Q7、Q8のベース・エミッタ間電圧を
、それぞれVBEI 、VBE2 、VBE3 、VB
E4 、VBE7 、VBE8とし、入力信号V1nに
よるそれぞれの変化量をΔV BEI、ΔVBE2、Δ
VBE3、ΔVBE4、ΔVBE7、ΔVBE8とすれ
ば、第1及び第2のトランジスタQl、Q2のエミッタ
電流の加算値と第3及び第4のトランジスタQ3 、Q
4のエミッタ電流の加算値は等しくなり、第10及び第
11のトランジスタQ10、Qllのエミッタ電流の加
算値は第3及び第4のトランジスタQ3 、Q4のエミ
ッタ電流の加算値の1/2になるので、第7のトランジ
スタQ7のエミッタ電流は、第1及び第3のトランジス
タQ1、Q3のエミッタ電流に対して1.5倍の値を有
し、同様に、第8のトランジスタQ8のエミッタ電流は
第2及び第4のトランジスタQ2 、Q4のエミッタ電
流に対して1.5倍の値を有する。
第1〜第4のトランジスタQl 、Q2 、Q3、Q4
と第7及び第8のトランジスタQ7.Q8のフレフタ損
失の変化分ΔPC1、ΔPc2、ΔPC3、ΔPC3、
ΔPC4、Pc7、ΔPc8は次式の関係を有する。
APCI −ΔPc3− (2/3 )−ΔPC7・・
・・・・(5) ΔPC2−ΔPC4−(2/3 )−APC8・・(6
) 故に、トランジスタQ1〜Q4、Q7、Q8のベース・
エミッタ間電圧の変化分を次式で示すことができる。
ΔVBEI −ΔV BF2− (2/3)  ・ΔV
 BF7  ・(7)ΔVBE2− ΔVBE4− (
2/3)  −ΔVBE8− (8)トランジスタのベ
ース・エミッタ間電圧VBEの変化分はあたかも入力信
号Vinが変化したかのように動作するが、本増幅器で
は△VBEによるゲインGd’は次式で表わせる。
△VBE7        (2/3)△VBEI! G d −−1,5・・ (9) △VBE1(−△VBE3)     △VBEI即ち
、入力信号に基づくベース・エミッタ間電圧VBHの変
化に拘らず一定のゲインを保つことができる。
また、この差動増幅器においては、複数の対のトランジ
スタQl 、Q2とQ3 、Q4とが並列接続されてい
るとによって補償用トランジスタQ7、Q8を1段にす
ることができる。従って、低電圧動作か可能になる。
また、第2図の回路の第3段目(最終段)の差動増幅器
AMP3に第1図の差動増幅器を接続すると、第3及び
第4のベースバイアス電圧Vb3、Vb4の調整てオフ
セット電圧(直流バイアス電圧)を出力端子]3.14
間に得ることか可能になる。
従って、入力端子11.12のいずれかにバイアス電圧
を印加する従来方法に比べてオフセット電圧(直流バイ
アス電圧)に基づくノイズ成分が少なくなる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、入力信号の変化
に基づくゲインの変化を伴なわないで、オフセット電圧
(バイアス電圧)を容易に得ること又は調整することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わる差動増幅器を示す回路
図、 第2図は多段接続の差動増幅回路を示すブロック図であ
る。 1.2・・・入力端子、3,4,9.10・・・ベース
バイアス電源端子、5,8・・・コレクタ電源端子、6
.7・・・出力端子、Q1〜Q12・・・トランジスタ
、R1−R12・・抵抗、I Sl 、  I S2・
・・定電流源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]第1及び第2の入力端子(1)(2)と、 前記第1の入力端子(1)にベースが接続されている第
    1のトランジスタ(Q1)と、 前記第2の入力端子(2)にベースが接続されている第
    2のトランジスタ(Q2)と、 前記第1の入力端子(1)にベースが接続されている第
    3のトランジスタ(Q3)と、 前記第2の入力端子(2)にベースが接続されている第
    4のトランジスタ(Q4)と、 前記第1のトランジスタ(Q1)のエミッタと前記第2
    のトランジスタ(Q2)のエミッタとの間に接続され且
    つ互いに直列に接続されている第1及び第2の抵抗(R
    1)(R2)と、 前記第3のトランジスタ(Q3)のエミッタと前記第4
    のトランジスタ(Q4)のエミッタとの間に接続され且
    つ互いに直列に接続されている第3及び第4の抵抗(R
    3)(R4)と、 前記第1及び第2の抵抗(R1)(R2)の接続点に接
    続された第1の電流源(IS1)と、前記第3及び第4
    の抵抗(R3)(R4)の接続点に接続された第2の電
    流源(IS2)と、第1のベースバイアス電源端子(3
    )と、 エミッタが前記第1のトランジスタ(Q1)のコレクタ
    に接続され、ベースが前記第1のベースバイアス電源端
    子(3)に接続された第5のトランジスタ(Q5)と、 エミッタが前記第2のトランジスタ(Q2)のコレクタ
    に接続され、ベースが前記第1のベースバイアス電源端
    子(3)に接続された第6のトランジスタ(Q6)と、 第2のベースバイアス電源端子(4)と、 ベースが前記第2のベースバイアス電源端子(4)に接
    続された第7のトランジスタ(Q7)と、 ベースが前記第2のベースバイアス電源端子(4)に接
    続された第8のトランジスタ(Q8)と、 前記第5のトランジスタ(Q5)のコレクタと前記第7
    のトランジスタ(Q7)のエミッタとの間に接続された
    第5の抵抗(R5)と、 前記第6のトランジスタ(Q6)のコレクタと前記第8
    のトランジスタ(Q8)のエミッタとの間に接続された
    第6の抵抗(R6)と、 第1のコレクタ電源端子(5)と、 前記第1のコレクタ電源端子(5)と前記第7及び第8
    のトランジスタ(Q7)(Q8)との間に夫々接続され
    た第7及び第8の抵抗(R7)(R8)と、 前記第5のトランジスタ(Q5)のコレクタに接続され
    た第1の出力端子(6)と、 前記第6のトランジスタ(Q6)のコレクタに接続され
    た第2の出力端子(7)と、 第2のコレクタ電源端子(8)と、 第3のベースバイアス電源端子(9)と、 エミッタが前記第3のトランジスタ(Q3)のコレクタ
    に接続され、コレクタが前記第2のコレクタ電源端子(
    8)に接続され、ベースが前記第3のベースバイアス電
    源端子(9)に接続された第9のトランジスタ(Q9)
    と、 エミッタが前記第4のトランジスタ(Q4)のコレクタ
    に接続され、コレクタが前記第6のトランジスタ(Q6
    )のコレクタに接続され、ベースが前記第3のベースバ
    イアス電源端子(9)に接続された第10のトランジス
    タ(Q10)と、第4のベースバイアス電源端子(10
    )と、エミッタが前記第3のトランジスタ(Q3)のコ
    レクタに接続され、コレクタが前記第5のトランジスタ
    (Q5)のコレクタに接続され、ベースが前記第4のベ
    ースバイアス電源端子(10)に接続された第11のト
    ランジスタ(Q11)と、エミッタが前記第4のトラン
    ジスタ(Q4)のコレクタに接続され、コレクタが前記
    第2のコレクタ電源端子(8)に接続され、ベースが前
    記第4のベースバイアス電源端子(10)に接続された
    第12のトランジスタ(Q12)と から成る差動増幅器。
JP2186167A 1990-07-13 1990-07-13 差動増幅器 Pending JPH0474010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2186167A JPH0474010A (ja) 1990-07-13 1990-07-13 差動増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2186167A JPH0474010A (ja) 1990-07-13 1990-07-13 差動増幅器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0474010A true JPH0474010A (ja) 1992-03-09

Family

ID=16183566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2186167A Pending JPH0474010A (ja) 1990-07-13 1990-07-13 差動増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0474010A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171147A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Nec Corp 広帯域プリアンプ
US6509798B2 (en) 2000-07-24 2003-01-21 Nec Compound Semiconductor Devices Ltd. Variable gain amplifier
US7352241B2 (en) 2004-10-04 2008-04-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Variable gain amplifier
US10629349B2 (en) 2010-05-16 2020-04-21 Gooper Hermeteic Ltd. Flexible magnetic sealing apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6509798B2 (en) 2000-07-24 2003-01-21 Nec Compound Semiconductor Devices Ltd. Variable gain amplifier
JP2002171147A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Nec Corp 広帯域プリアンプ
JP4567177B2 (ja) * 2000-11-30 2010-10-20 ルネサスエレクトロニクス株式会社 広帯域プリアンプ
US7352241B2 (en) 2004-10-04 2008-04-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Variable gain amplifier
US10629349B2 (en) 2010-05-16 2020-04-21 Gooper Hermeteic Ltd. Flexible magnetic sealing apparatus
US11270823B2 (en) 2010-05-16 2022-03-08 Gooper Hermetic Ltd Flexible magnetic sealing apparatus
US11600418B2 (en) 2010-05-16 2023-03-07 Gooper Hermetic, Ltd. Flexible magnetic sealing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08250941A (ja) 低歪差動増幅回路
EP0025977A2 (en) Gain controlled amplifier
JPH08237054A (ja) 利得可変回路
EP0526423B1 (en) An integrated instrumentation amplifier with differential input and a single power supply, with integrated frequency-compensating capacitance
JP2622321B2 (ja) 高周波数クロス接合折返しカスコード回路
JPS6155288B2 (ja)
JP2869664B2 (ja) 電流増幅器
US5132640A (en) Differential current amplifier circuit
US4451800A (en) Input bias adjustment circuit for amplifier
JPH04369107A (ja) 差動増幅器
JPH0474010A (ja) 差動増幅器
JP2002368559A (ja) 差動増幅回路、ミキサ回路および可変利得増幅回路
US4757275A (en) Wideband closed loop amplifier
US4370608A (en) Integrable conversion circuit for converting input voltage to output current or voltage
US6300836B1 (en) High gain, wide band amplifier
US6191635B1 (en) Level shifting circuit having a fixed output common mode level
US5914637A (en) Gain-variable amplifier with wide control range
US5339044A (en) High linearity differential circuit
US5977760A (en) Bipolar operational transconductance amplifier and output circuit used therefor
KR100248930B1 (ko) 신호레벨 제어회로
JPH0474009A (ja) 差動増幅器
JP2588164B2 (ja) 反転増幅器
JP2503887B2 (ja) 利得可変回路
EP0087602B1 (en) Variable gain control circuit
JPH0433162B2 (ja)