JPH0469384B2 - - Google Patents
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- JPH0469384B2 JPH0469384B2 JP57155095A JP15509582A JPH0469384B2 JP H0469384 B2 JPH0469384 B2 JP H0469384B2 JP 57155095 A JP57155095 A JP 57155095A JP 15509582 A JP15509582 A JP 15509582A JP H0469384 B2 JPH0469384 B2 JP H0469384B2
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Description
本発明はバインダ、磁気的に吸引されうる物質
及び着色剤を含む粒子から成る磁気的に吸引され
うる着色さけたトナー粉末に関する。 本発明はこの種の着色されたトナー粉末の製造
及びそのようなトナー粉末によつて見ることので
きる静電荷パターンを造る方法にも関する。 静電荷パターンは、例えば、一般に公知の電子
写真複写法の一つ、例えば静電写真法によりもし
くは例えばコンピユータの打ち出しに用いられる
ような点字器(stylus)により造ることができ
る。得られる電荷パターンはトナー粉末によつて
可視化することができる。このトナー粉末は、そ
れ自体公知の方法の一つで、現像すべき電荷パタ
ーンと接触させることができる。この種のトナー
粉末は通常バインダーと着色剤とを含有する微粉
砕された粒子から成る。 トナー粉末のトナー粒子は屡々磁気的に吸引さ
れうる物質を含有するために、磁気コンベア手段
によつてトナー粉末を、現像されるべき見えない
電荷パターンに供給することができる。磁気的に
吸引されうる物質として通常鉄粉、二酸化クロム
又はフエライトが用いられる。 この種のトナー粉末は例えばドイツ特許広告公
報第1937651号、第2431200号及び第2606936号に
記載されている。 しかしながら、トナー粉末が黒以外の色、例え
ば赤、黄、青又は緑を必要とされる場合には、そ
のようなトナー粉末について重要な問題が発生す
る。高度の磁化能力(magnetisability)のため
に好んで用いられるこれらの物質、例えば鉄粉又
はフエライトは色が黒に至るまでの極めて濃い色
であるので、これらの物質はトナー粒子の最終的
な色に悪影響を与える。従つて、きれいな光沢の
ある色彩を持つトナー粒子を直接得ることは不可
能である。 上記欠点を軽減する各種のトナー粉末がこれま
でに提案された。 例えば、日本特許出願第1976/42539号は磁気
的に吸引されうるトナー粉末を記載する。この場
合、トナー粒子は透明な重合体、着色物質(黒以
外の)及び磁気的に吸引されうる成分とから成
り、磁気的に吸引されうる成分の表面は透明又は
半透明の着色剤で被覆される。磁気的に吸引され
うる物質の選択は、トナー粉末が最終的に与えら
れる色に依存する。 特願昭49−119200号(特開昭51−46131号)は、
磁気的に吸引されうる物質が白色物物質で被覆さ
れたトナー粉末を記載する。この白色物質は磁気
的に吸引されうる物質上に化学的に析出されるか
又は樹脂と一緒に、磁気的に吸引されうる物質と
混合される。このように処理された磁気的に吸引
されうる物質は最終的に必要とされる色の重合体
でコートされる。 然しながら、これらの公知のトナー粉末を用い
て真に鮮明な色彩を有する定着像を得ることは不
可能であることが立証された。更に、第1の日本
特許出願によるトナー粉末の組成物は、最終的に
トナー粉末に与えられるべき色に応じて、磁気的
に吸引されうる物質が選択されねばならないとい
う欠点がある。特に、通常実際の場合にそうであ
るように、一個の同一の現像ユニツト中で同じ結
果を与えるこれらのトナー粉末を用いることが望
まれる場合には、各種の色彩のトナー粉末を製造
するために各種の磁気的に吸引されうる物質を選
択することは問題を惹起するであろう。 第2番目の日本特許出願に於いて提案されるよ
うな白色物質で化学的にコートした微細な磁気的
に吸引しうる粒子は複雑な技術を必要とする。従
つてこれは実際上魅力のないものである。樹脂溶
液中に、黒ずんだ磁気的に吸引されうる物質を白
色物質と共に分散させ、溶媒を蒸発させ、固体状
の塊りを必要な寸法の粒子に粉砕することによつ
て、磁気的に吸引されうる物質を製造する場合に
は、得られる粒子は鮮明な白色ではないが、灰色
で目立たない。この粒子の反射率は通常は大体20
%以下である。これらの粒子から鮮明に着色され
たトナー粉末を得ることは不可能である。 本発明の目的は上記欠点のない磁気的に吸引さ
れうる着色されたトナー粉末を提供することにあ
る。この粉末は選択自由に任意の所望の色合をも
つきれいで鮮明な色彩又はパステル調の色彩を有
する複写物の作成を可能にする点で特に識別され
る。 本発明のトナー粉末は a 磁気的に吸引されうるコア、 b 磁気的に吸引されうるコアを覆い、且つバイ
ンダと反射性顔料とを含む遮蔽層(masking
layer)、及び c 遮蔽層中及び/又は遮蔽層上に存在する着色
剤を含むトナー粒子を含有するものである。 本発明のトナー粒子の磁気的に吸引されうるコ
アは、単一の磁気的に吸引されうる粒子から成つ
てもよく、又は磁気的に吸引されうる粒子を含む
バインダから成つてもよい。磁気的に吸引可能な
粒子はトナー粉末に使用するための高地の物質例
えば鉄、ニツケル、二酸化クロム、ガンマ−第二
鉄酸化物及び一般式MFe2O4のフエライト(但
し、Mは二価の金属例えば鉄、マンガン、ニツケ
ル又はコバルト又は他の原子価の金属の混合物を
表わす)、又はこれらの混合物から成つてもよい。
他の例は一般式R3Fe5O12(但し、Rは稀土類イオ
ン又は他の三価のイオン、例えばY又はScを表
わす)の稀土類−鉄ガーネツトである。これらの
ガーネツト中の鉄を他のイオンで部分的に置き換
えることもできる。磁気的に吸引されうる物質
を、その色と無関係に選択できることが本発明の
利点である。 磁気的に吸引されうるコアのバインダーはいず
れも、その目的に応じて公知重合体のうちから適
宜選択されうる。適切なバインダーの例はポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリレート及び
ポリメタクリレート、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド及びエポキシ樹脂である。勿論2種又は3種
以上のバインダーの混合物を用いることもでき
る。 バインダーと、磁気的に吸引されうる粒子とか
ら構成される前記コアにおける磁気的に吸引され
うる物質の含有量は、選択された磁気的に吸引さ
れうる物質の磁気的特性及びトナー粉末の用途に
応じて、10〜90重量%でありうる。磁気的に吸引
されうる物質の含有量は通常40〜80重量%であろ
う。磁気的に吸引されうるコアの寸法は、トナー
粉末の技術分野で周知の値すなわち約5〜50μm
程度の範囲内であり、好ましくは8〜20μmであ
る。コアがバインダーと磁気的に吸引されうる物
質から成る場合には、磁気的に吸引されうる物質
の粒子寸法は通常3〜30μm、好ましくは6〜
15μmである。コアがバインダと磁気的に吸引さ
れうる物質から成る場合には、このコアは、磁気
的に吸引されうる物質がバインダによつて完全に
覆われているような構造を有するものであること
が好ましい。なぜならば、後で適用される遮蔽層
の有用な効果が、このようなコアに於いて最大と
なるからである。存在する磁気的に吸引されうる
物質が少なくとも6μmの寸法であり、及び/又は
コアが球状又は実質的に球状である場合に、この
有用な効果は一層増大する。 磁気的に吸引されうるコアの周囲に適用される
遮蔽層は、主としてバインダと1種又は2種以上
の反射性顔料の微粉砕された粒子とから造られ
る。遮蔽層は、トナー粒子の最終的な色彩に対す
るコア中の磁気的に吸引されうる物質の悪影響を
完全に又は可能なだけ無くならせるのに役立つ。
前記層の遮蔽効果は、特にその層の反射特性に依
存し、この反射特性は相対屈折率Nピグメント/
Nバインダ、反射性顔料の粒子寸法及び層の構造
に依存する。殆んどの通常のバインダの屈折率は
通常1.45〜1.70であるため、遮蔽層の相対屈折率
は、用いられる顔料又は顔料混合物の屈折率によ
つて決定される。従つて最大可能な反射効果を得
るためには、高い屈折率、好ましくは少くとも2
の屈折率を有する顔料を選択するのが基本的に望
ましい。 反射性着色顔料と白色顔料の双方が用いられう
る。有効であると判明した着色反射性顔料の例
は、クロム酸鉛、モリブデン酸鉛及び硫化カドミ
ウムである。無機顔料上に被覆された有機顔料、
例えばセグナレ ライト イエロー T3G
(Segnale Light Yellow T3G)及びセグナレ
ライト イエロー T2R(Segnale Light
Yellow T2R)(双方ともミラノのACNA社のも
の)もまた使用しうることが判明した。使用しう
る白色顔料の例は酸化亜鉛、酸化アンチモン及び
酸化ジルコニウムである。然しながら、白色顔料
としては二酸化チタン、更に詳しくは、それぞれ
2.55及び2.70の屈折率を有するアナターゼ型の二
酸化チタン又はルチル型の二酸化チタンが好まし
い。 最適の反射効果を得るためには、反射性顔料は
集塊の形態で存在してはならず、一次粒子をバイ
ンダ中でできる丈け均一に分散せねばならない。
好ましくは、粒子寸法は1マイクロメーターの3/
10〜5/10以下であるべきである。約0.2μmの顔料
粒子が最良の結果を通常与える。 コアに関して前に述べたものと同じバインダ
を、遮蔽層用のバインダとして用いることができ
る。然しながら、最終の必要とされる色彩をトナ
ー粒子に対して与えるべき着色剤が、遮蔽層表面
に埋め込まれる場合、又は該着色剤が可成り薄い
顔料−バインダ層の形態で遮蔽層を囲む場合にお
いて、トナー粉末によつて現像された像が加熱に
よつて定着されねばならないときには、遮蔽層に
は熱可塑性バインダが用いられねばならない。 遮蔽層の厚みは広い範囲に亘つて種々変えるこ
とができる。この厚みは通常2.5〜7.5μmである。 トナー粒子に最終的に必要とされる色彩を与え
る方法、以後“染色”(dyeing)と指称される方
法によつて、着色剤がトナー粒子の遮蔽層中及
び/又は遮蔽層上に直接適用されてもよい。代案
として、遮蔽層を囲み、且つ微粉砕されもしくは
溶解された着色物質を含むバインダを含有する層
の形態で着色剤を適用してもよい。 後者の場合、既に指摘した理由から、バインダ
として熱可塑性物質が用いられねばならない。こ
の種の顔料−バインダ層の厚みは広い範囲内で
種々変えることができる。2〜5μmの厚みを有す
る着色層は満足すべきものと判明した。 無機顔料又は有機顔料及び染料の双方もしくは
これらの組み合せが、本発明のトナー粉末用の着
色剤として用いられてもよい。当該分野の専門家
は選択の判断基準について周知であろう。 例えば、優れた温度安定性、高い光沢及び強い
着色力を有する着色剤が好ましい。顔料は滲み出
すべきでなく、且つ適切な分散性と隠蔽力とをも
つべきである。これらの因子に関する詳細は、特
に、T.C.Pattonによつて編集されたPigment
Handbook第1巻第1頁(1973年)及びO.LU‥
ckertによるFaebe und Lack第80巻第11号
(1964年)第1044〜1053頁及びColour index 中
に見出すことができる。 本発明のトナー粉末に使用しうる顔料と染料に
ついて若干の例を以下に示す。このリストは制限
的な効力を有しない。 A 赤色着色顔料 トルイジンレツド(PR3,CI 12120),パラレ
ツド(PR1,CI 12070)及び塩素化パラレツド
(PR4、CI 12085)等の不溶性アゾ顔料。 ピグメントレツド2(CI 12310),ピグメント
レツド5(CI 12490),ピグメントレツド14(CI
12380),ピグメントレツド17(CI 12390),ピグ
メントレツド18(CI 12350),ピグメントレツド
22(CI 12315),ピグメントレツド23(CI 12355),
ピグメントレツド31(CI 12360)及びピグメント
レツド112(CI 12370)等のナクトールレツド顔
料。 ソジウムリソールレツド(PR 49),バリウム
リソールレツド(PR 49:1),カルシウムリソ
ールレツド(PR 49:2)等のリソールレツド顔
料。 ルビン類:リソールルビンPR 57(CI 15850)
及びカルシウムレツド(PR52,CI 15860),マン
ガニーゼレツド(PR52,CI 15860)等の陰イオ
ンアゾ染料,バリウムレツド28(PR 48:1,CI
15865),カルシウムレツド2B(PR 48:1,CI
15865)及びマンガニーゼレツド2B(PR 48:4,
CI 15865)等のパーマネントレツド2Bの群。 アリザリンレーキ(PR83,CI 58000:1),チ
オインジゴ−ピグネント(PR86,87,88,181,
198)等の多環式化合物染料,ペリレンピグメン
ト(例えばPR123,149,179,190)等のVAT−
V−ピグメント及び非−ペリレンピグメント(例
えばPR177),及びチヤイナクリドンピグメント
(PR122,192,209)。 セレン化カルシウム,鉄酸化物及び各種のクロ
ーム酸塩等の無機顔料。 B 青色着色顔料 カツパーフタロシアニン(PB 15,CI74160),
アイアンブルー(PB 27,CI 77510),ウルトラ
マリンブルー(PB 29,CI 77007),ゴハルトブ
ルー(PB 28,CI 77346)及びジアニシジンブル
ー(PB 25,CI 21180)。 塩基性染料顔料(錯体、又は燐タングステン酸
及び燐モリブデン酸等のヘテロポリ酸と反応した
塩基性染料)、アルカリブルーピグメント
(PB18,19),及びVAT−ピグメント(PB21,
22,60,64)。 C 緑色着色顔料 塩素化銅フタロシアニン類(PG7,37),クロ
ミウムグリーン及びピグメントグリーンB
(PB8)。 D 黄色着色顔料 ハンザイエロー(CI 1168),ベンジジンイエ
ロー(CI 21090),アゾーピグメント(CI
13096),アントラピリミジン(CI 6842),ニツ
ケルチタニウムイエロー(CI 77788),クロメー
トピグメント(CI 77603)及びアイアンオキサ
イドイエロー(CI 77492)。 不透明であるけれども毒物学及び/又は生態学
の点からしばしば魅力の少い無機顔料は、例えば
ソリンターレツドRN(PR3),ソリンターレーキ
レツドLC−O(PR53)及びソリンタースカーレ
ツトRN等のバルセロナのイントルサ(Intorsa)
社によつて製造された一連のソリンターピグメン
ト(Solintor pigments)によつて置き換えても
よい。ヘキスト社によつて製造された一連のアゾ
−顔料、例えばパーマネントレツドF3 RK70
(PR170),パーマネントオレンジRL70 VP
(PO34),パーマネントオレンジHL 70 VP 244
(PO36),パーマネントイエローNCG70(PY16),
パーマネントイエローHR 70 VP 253(PY83)
及びカペレ(capelle)社によつて製造されたア
セタニルイエロー2GO 768(PY74)も同等に使
用しうるものである。これらの顔料は前に言及し
た顔料よりも低い比表面積、従つて比較的大きな
平均粒子寸法を持つ。 又、着色されたトナー中に顔料の代りに染料を
用いると、極めて優れた結果を得ることができ
る。着色顔料に対比してみると、染料はバインダ
媒質、通常は樹脂中に溶解される。 適当な染料の例は下記の通りである。 赤色染料: ニユーマゼンタ(CI 42520),クロモキサンブ
リリアントレツド(CI 45180),エロシン(CI
45380),ローダミンB(CI 45170),ローダミン
6 GDN(CI 45160),ローダミン F4GDN(CI
45160),ローダミン B エキストラ(CI
45170),ローダミン6G(CI 45160),ローダミン
F5GL(CI 45160),パラロザニリン(CI 42500),
スルホ−ローダミンB(CI 45100),ニユトラル
レツド(CI 50040),サフラニンT(CI 50240)。 青色染料: ベーシツクブルー5(CI 42140),メチレンブ
ルー(CI 52015),クロモキサンブリリアントブ
ルー(CI 43850),ビクトリアブルー4R(CI
42563),ジヤヌスブルー(CI 12211)。 緑色染料: アストラダイアモンドグリン(CI 42040),ジ
エムスグリン(CI 11050,ベーシツクグリン4
(CI 42000),アゾグリン(CI 42175)。 昼光けい光染料として公知の染料が多数ある。
即ちこれらの染料は特殊な周波数範囲の日光を吸
収し、比較的低い周波数で日光を再放出する。従
つてこれらの染料を用いて、日光中で螢光を発生
する着色されたトナーを得ることが可能である。
更に、着色顔料で着色されるけれども不充分な光
沢又は鮮明度をもつトナーに対して、上記染料は
比較的大きな光沢又は鮮明度を与えるのに極めて
適している。これらのトナーは着色染料を用い
て、濃淡をえり分けることも可能である。 本発明のトナー粒子は通常3つの段階で製造さ
れる。先づ第一に、磁気的に吸引されうるコアが
製造され、次に遮蔽層でコアを覆い、最後に、覆
われたコアに対し遮蔽層中に及び/又は遮蔽層上
に所求の色を与えることによつて染色される。あ
る場合に、以下に詳細に説明されるように、染色
操作を前の段階、即ち遮蔽層の適用と組み合わす
ことができる。バインダ(又はバインダ類)の溶
融物中に粉末状の磁気的に吸引されうる物質の必
要量を分散させ、冷却後、固体状の塊を粉砕して
必要な大きさをもつ粒子を形成させることによつ
て、公知の方法で、バインダと磁気的に吸引され
うる物質とから成るコアを得ることができる。次
に、得られた粒子を熱いガス例えば熱い空気の流
れの中で加熱するのが好ましく、次いで冷却する
と、磁気的に吸引されうる物質はバインダによつ
て完全に覆われることになる。 更に、この処理の結果として、粒子は球状の形
を与えられる。溶媒中にバインダを溶解し、この
溶液中に磁気的に吸引されうる物質を分散させ、
次に溶媒を蒸発させ、最後に固体状の塊を粉砕す
ることによつてもコアを得ることができる。本出
願人等は磁気的に吸引されうるコアを遮蔽層で覆
うことに関して二つの方法を開発した。これらの
方法の双方とも極めて優れた結果を与える。 以後、これらの方法を造粒法及びラテツクス法
と指称する。 造粒法に於いては、バインダと磁気的に吸引さ
れうる物質とから成るコアと共に、バインダと微
粉砕された反射性ピグメントを含有する大きくて
も3μm、好ましくは1〜3μmの粒子から成る微小
粒を液体中ら分散させる。この液体中では、バイ
ンダもしくは磁気的に吸引されうるコアのバイン
ダ類の中の少なくとも1種及び/又は微小粒のバ
インダは溶解しないけれども軟化する。コアが微
小粒で完全に覆われるまで、室温又はやゝ高温で
この分散物を攪拌する。 液中で微小粒を分散させ且つ磁気的に吸引され
うるコアと共に攪拌するが、この液体はコア及
び/又は微小粒中に存在するバインダのタイプに
応じて選択される。この液体は有機溶媒又は有機
溶媒混合物又は1種又は2種以上の有機溶媒と水
との混合物から成つてもよい。 バインダを溶融し、約0.2μmの所求の粒子寸法
を有する反射性顔料からなる溶融微粒中に均一に
分散させ、この溶融物を冷却し、次にこの固体状
の塊を粉砕して大きくても3μm、好ましくは1〜
3μmの粒子寸法を有する粒子を形成させることに
よつて、通常の方法で、バインダと微粉砕された
反射性顔料とからなる小粒を製造することができ
る。小粒中の反射性顔料の含有量は通常40〜80重
量%である。 ラテツクス法に於ては、反射性顔料が微細に分
散されている重合体ラテツクスを、重合体ラテツ
クス用の凝固剤中の磁気的に吸引しうるコアの分
散物に滴下供給する。ラテツクス中の重合体は磁
気的に吸引されうるコア上に凝固し沈積し、この
ようにして、被覆層を形成する。重合体ラテツク
ス中に前もつて分散された反射性顔料、もしくは
凝固剤中にコアと共に前もつて分散された反射性
顔料は、これらの条件下で、凝固重合体によつて
包み込まれる。重合体ラテツクスは通常約0.2μm
の粒子寸法をもつ微細重合体粒子からなる水性乳
濁液であつて、この乳濁液は界面活性剤によつて
安定化される。 重合体ラテツクスは公知の方法で製造すること
ができる。適切な製造方法と適切なラテツクスの
例はオランダ国特許出願第7600868号に記載され
ている。 凝固剤は電解質水溶液、例えば食塩又は第四級
アンモニウム塩の水溶液、水と1種又は2種以上
の水混和性有機溶媒との混合物又は水混和性有機
溶媒単独から成るものでありうる。 磁気的に吸引されうるコアが、バインダと磁気
的に吸引されうる物質とから成る場合には、凝固
剤は、勿論、コウバインダがその中に溶解しない
ようなものが選択される可きである。反射性ピグ
メントを重合体ラテツクス中に分散させるのが好
ましい。 10〜20μmの寸法の磁気的に吸引されうる粒子
と反射性顔料の微粒子とが分散されている重合体
ラテツクス噴霧感想することによつて、粒子の周
囲に遮蔽層を有する磁気的に吸引されうる単一粒
子から成る粒子群を製造することができる。 この粒子群に最終的に必要とされる色彩を与え
るために、被覆されたコアの染色を各種の方法で
行うことができる。 遮蔽層中に及び/又は遮蔽層上に着色剤を直接
適用することができ、もしくは、着色顔料−バイ
ンダ層又は染料−バインダ層を用いて反射層を覆
うことができる。着色顔料と遮蔽層の双方が多少
の極性(polar character)をもつている場合に
は、分散物から直接遮蔽層中に及び/又は遮蔽層
上に着色顔料を適用することができる。最も多く
使用される青色、緑色及び黄色の着色顔料は極性
であり、一方反射性顔料として好しく使用される
二酸化チタンを主成分とする遮蔽層も多少の極性
をもつている。遮蔽層で覆われたコアを、微細な
着色顔料粒子と共に、遮蔽層のバインダが溶解し
ない液体中に分散させ、充分な着色顔料が遮蔽層
上に析出するまで、遮蔽層のバインダが若干粘性
を帯びる高温度でこの分散物を攪拌することによ
つて、多少の極性をもつ遮蔽層上に、多少の極性
をもつ着色顔料を直接適用することが行われる。 被覆されたコアが着色顔料と共に分散している
液体の組成は、遮蔽層のバインダがねばつくけれ
ども液体中に溶解しないように選択される。次
に、被覆されたコアの染色が、常温又は若干高温
で行われる。 被覆されたコアと微細な着色顔料粒子とからな
る乾燥粉末混合物を、連続的に強く混合(例えば
流動層中で混合)することによつて、遮蔽層のバ
インダがねばつく温度に加熱するか、もしくは、
遮蔽層のバインダを軟化させ且つバインダをねば
つかせる溶媒の蒸気に、そのような混合物を曝す
ことによつて、被覆されたコアに着色顔料を適用
することもできる。 ラテツクス法を上述のようにして行い、次に、
凝固剤又は重合体ラテツクス自体の中に着色顔料
を微細に分散させる。着色顔料を重合体ラテツク
ス中に分散させる場合に、最良の結果が得られ
る。 着色顔料−バインダ層中のバインダは、遮蔽層
中のバインダと同一のバインダ、又は遮蔽層に対
してすぐれた粘着性を有するその他のバインダで
ありうる。 造粒法又はラテツクス法を用いることにより、
染料−バインダ層の形態で遮蔽層に染料を適用す
ることもできる。造粒法に於ては、勿論、染料が
溶解されるバインダ粒子から成る小粒が用いられ
る。バインダを溶融し、この溶融物中に染料を溶
解し、冷却後、固体状の塊を微細粒子(好ましく
は1〜3μm)に粉砕することによつて、この小粒
を製造することができる。バインダと染料の溶液
を噴霧乾燥することによつてもこの小粒を製造す
ることができる。 市販の製品(例えばDay−Gloによつて製造さ
れた)も又使用しうるけれども、その場合、その
製品は提供されるメラミン−ホルムアルデヒド−
スルホアミド樹脂又はポリアミド樹脂に限定さ
れ、一方、更にこの物質は、先づ、大きくとも
3μmの粒子に更に粉砕されねばならない程粗いも
のである。 ラテツクス法によつて、染料−バインダ層が適
用される場合には、凝固剤又は重合体ラテツク
ス、好ましくは重合体ラテツクス中に染料を溶解
させる。 染色にカチオン染料を用いる場合には、染料を
用いて遮蔽層を直接染色することが可能である。
カチオン染料の殆んどが塩基性染料のグループに
属するけれども、塩基性染料から誘導された酸性
染料も存在する。 この酸性染料は着色剤のように陽イオンを有し
ている。カチオン染料の水溶液中で遮蔽層で覆わ
れたコアをしばらくの間攪拌することによつて、
カチオン染料を用いて遮蔽層を直接染色すること
が行われる。この染色法の大きな利点は、鮮明な
色彩中に多種多様の濃淡を作り出す可能性がある
と共に簡単なことにある。カチオン染料を用いる
染色は、この染色法を遮蔽層の適用と組み合わせ
ることも可能にする。次に、前述の方法で磁気的
に吸引されうるコアの周囲に遮蔽層を適用するこ
とによつて、重合体ラテツクスに染料を加える。 各種の物質に対して特殊な染料がどんな色合を
与えるかを予知することは困難である。例えば、
各種の物質中でのマキシロン ブリリアントフラ
ビン(Maxilon Brilliantflavine)10GFF(ベー
シツク イエロー40)染料は、下記の色合を与え
る: エポキシ樹脂:強い螢光を伴つた緑−黄色 スチレン−ブチル−メタクリレート:淡い黄色 二酸化チタン:薄い黄色 シリカーゲル:螢光を伴わない鮮明な黄色 同じ化学式をもつけれども、後処理又は製造方
法が違つている2種の染料も互いに全く違つた色
合を現わす。例えば、エポキシ樹脂中でのローダ
ミン6GDN染料は青−赤色を示す;然しながらエ
ポキシ樹脂中のローダミンF5GLは鮮かなオレン
ジ色を示す。然しながら双方の染料はベーシツク
レツド1である。 本発明の着色された磁気的に吸引されうるトナ
ー粉末は、潜電荷パターン(latent charge
patterns)又は潜磁気情報パターン(latent
magnetic information patterns)を現像するた
めの一成分の現像剤粉末として用いることができ
る。潜電荷パターンは公知の方法で、公知の絶縁
性物質又は光導電物質上に形成させることができ
る。像を現像するためには、所謂マグネチツク
ブラシ現像原理に基づいて作動する公知の現像装
置を用いることができる。適切な現像装置は、と
りわけ、英国特許明細書第1412350号に記載のも
のである。 一成分の現像剤粉末として用いられる場合に
は、従来の添加剤とトナー粉末とを混合してもよ
い。例えば、流動特性を改善するために、トナー
粉末に少量のシリカを加えてもよい。 本発明のトナー粉末の抵抗率は通常1011〜1014
ohm・mである。潜電荷パターンの現像の際に、
ある場合には、現像装置、現像中のトナー粉末と
電荷パターンとの接触時間、及び電荷パターンが
形成される物質の性質に応じて、トナー粉末の抵
抗率を低下させるのが望ましいであろう。例え
ば、英国特許明細書第940577号に記載された方法
で着色されたトナー粒子表面上に無色の帯電防止
化合物を析出させることにより、もしくは、例え
ばオランダ国特許出願第7600868号に記載された
方法で、遮蔽層、もし存在すれば着色顔料−バイ
ンダ層又は染料−バインダ層中にも第四級アンモ
ニウム塩を入れることによつて、トナー粉末の色
彩に悪影響を与えることなしに、抵抗率を低下さ
せることができる。 下記実施例を参照することによつて本発明を更
に詳細に説明する。 実施例 ラテツクス法を用いる着色されたトナー粉末の
製造 a 磁気的に吸引されうるコアの製造 エポキシ樹脂(オランダのシエル社からの
Epikote 1004)40gを溶融し、100〜130℃の温
度に保持した。この溶融物中に鉄カルボニル(ド
イツのB.A.S.F社からのタイプHF2)360gを均
一に分散させた。この分散物を室温まで冷却した
後、得られる固体状の塊を粉砕し、篩分けによつ
て9〜35μmの粒子寸法を有する粒子を分離した。
これらの粒子を約500℃の加熱空気の流れの中に
噴出させ、次に室温まで再度冷却した。このよう
にして、エポキシ樹脂で完全に被覆された鉄カル
ボニル粒子から成る球状粒子が得られた。 b 重合体ラテツクスの製造 攪拌機、冷却器、滴下斗、温度計及びガス入
口管を備えた5つ口の1フラスコ中で、蒸留水
500ml中のオレイン酸ナトリウム18gを70℃まで
加熱し、窒素を導入しながら、30分間70℃に保持
した。次に予め蒸留したスチレン49g、ブチルメ
タクリレート42g及びトデシルマーカプタン4.2
gの均一混合物を滴下斗を介して添加した。蒸
留水100ml中に溶解したペルオキソ二硫酸カリウ
ム4gを加えることによつて重合を開始した。窒
素を通過させながら70℃で5時間この混合物を攪
拌した後に、重合反応を完結した。得られたラテ
ツクスは5℃の温度で約2時間安定であつた。 c 遮蔽層の適用 (4,4′−ジスルホニツク アシド)−ジナフ
チルメタン−ナトリウム塩(湿潤剤)2gを加え
た蒸留水50mlに二酸化チタン(ドイツのKronos
A.G.社からのタイプRN59)20gを分散させた。
b)に従つて製造された10%重合体ラテツクス60
mlにこの均一分散物を添加した。(4,4′−ジス
ルホニツクアシド)−ジナフチルメタン−ナトリ
ウム塩0.1gと塩化ナトリウム9.6gとを加えた蒸
留水200ml中のa)に従つて製造されたコア40g
からなる連続的に攪拌された分散物中に前記の如
くして得られた重合体ラテツクス中の二酸化チタ
ン分散物を、約40℃の温度で5時間の期間に亘つ
て滴下添加した。 次に、白色の遮蔽層で覆われた磁気的に吸引さ
れうるコアを液体から分離し、空気中で乾燥し
た。反射百分率として表わされる各種のコアの遮
蔽効果を、グレタツグD122濃度計(Gretag
D122densitometer)によつて、白色タイルに対
比して測定した。バインダ中に分散された鉄から
成るコアについては、反射百分率は2%であり、
バインダを伴はないTiO2で被覆されたコアにつ
いては、この百分率は6%であつた。TiO2がコ
アの内側に置かれるようにTiO2を鉄と共にバイ
ンダ中に分散させた場合には、約11%の反射百分
率が得られた。TiO2/バインダ層で覆われた本
発明のコアの場合には、反射百分率は50〜60%で
あつた。遮蔽層を適用する前にコアが球状にされ
た場合には、反射百分率は60〜80%であつた。 d 前記のc)に従つて製造された被覆コア上へ
の青色顔料の直接適用 (4,4′−ジスルホニツクアシド)−ジナフチ
ル−メタンナトリウム塩0.2gを加えた蒸留水400
ml中に、c)に従つて製造された被覆コア25gを
分散させた。エタノール(20容量%)−水混合物
30ml中のヘリオフアストブルーG.O.(Helio Fast
Blue G.O.)(ドイツのバイエル社の製品)2.5g
と(4,4′−ジスルホニツクアシド)−ジナフチ
ル−メタンナトリウム塩0.25gとの混合物をボー
ルミル中で48時間粉砕し、これを前記分散物に添
加した。コアと着色顔料とを含む得られた分散物
を95℃で2時間攪拌した。着色された粒子を液体
から分離し、空気中で乾燥した。 鮮明な青色を有するトナー粉末が得られた。 e 前記のc)に従つて製造させた被覆コア上へ
の、ラテツクス法による、青色顔料の適用 蒸留水30ml中の(4,4′−ジスルホニツクアシ
ド)−ジナフチル−メタンナトリウム塩0.25gと
共にボールミル中で48時間粉砕したヘリオフアス
トブルーG.O.2.5gを、b)に従つて製造された
10%ラテツクス25ml中に分散させた。(4,4′−
ジスルホニツクアシド)−ジナフチル−メタンナ
トリウム塩0.1gと食塩9.6gを加えた蒸留水220
ml中の、c)に従つて製造された被覆コア40gの
分散物にこの混合物を75℃の温度で2時間の期間
に亘つて添加した。青色に着色したトナー粒子を
液体から分離し、空気中で乾燥した。 上述の方法と同じ方法で、“モナストラル フ
アスト グリーン6Y”(Monastral Fast Green
6Y)及び“アセタニル イエロー”(Acetanil
yellow)を用いた黄色トナー粉末を用いて緑色
トナー粉末を製造した。モナストラル フアスト
グリーン 6Yとアセタニル イエローとの組
合せ(50/50重量%)よつて淡緑色のトナー粉末
が得られた。上述と同じ方法を用いて、“パーマ
ネントレツドFRR”(Permanent RedFRR)を
使用することにより、又“PVフアスト レツド”
(PV Fast Red)を使用することによつても赤色
のトナー粉末が製造された。 f 前記のc)に従つて製造された被覆コアのカ
チオン染料による直接染色 c)に従つて製造された被覆コア20gを蒸留水
300ml中に分散させた。 その後、ローダミンB2.5gを添加した。次に
この分散物を室温で2時間30分の間攪拌した。
過、乾燥後に、鮮明なバイオレツトに着色された
トナー粉末が得られた。 g カチオン染料で着色されたラテツクスによる
染色 (4,4′−ジスルホニツクアシド)−ジナフチ
ル−メタンナトリウム塩0.1gと食塩15gとを溶
解した蒸留水400ml中に、e)に従つて製造され
た被覆コア20gを分散させた。次に、b)に従つ
て製造され、且つローダミン6GDNで飽和したラ
テツクス60mlを、50℃の温度で連続的に攪拌しな
がら、約25ml/時間の速さで、滴下添加した。
過し、乾燥した後に、赤色に着色したトナー粉末
が得られた。 h 遮蔽層の適用を組み合せた染色 (4,4′−ジスルホニツクアシド)−ジナフチ
ル−メタンナトリウム塩0.5gと食塩9.6gを溶解
した蒸留水250ml中に、a)に従つて製造したコ
ア40gを分散させた。二酸化チタン20gを脱イオ
ン水50ml中に分散させた。次にローダミン
6GDN1gと(4,4′−ジスルホニツクアシド)−
ジナフチル−メタンナトリウム塩1gを添加し
た。二酸化チタンを分散させた後、b)に従つて
製造されたラテツクス60mlを加えた。得られたラ
テツクス/二酸化チタン分散物を、連続的に攪拌
しながらコアの分散物に滴下添加した。過し、
乾燥した後に、赤色にパステル調の色彩をもつト
ナーが得られた。 i カチオン染料で着色された小粒による染色 エピコート1004(Epikote 1004)270gとエ
ピコート1001(Epikote 1001)140gをプローグ
シヤーニーダ(ploughshare kneader)中で混練
りし、130℃に加熱した。その後、ローダミン
F5GL2gを加え、更に2時間混練を継続した。
冷却後、固体状の塊を粉砕して1〜3μmの粒子寸
法を有する粒子にした。得られた小粒20gとc)
に従つて製造されたコア25gを、エタノール(20
容量%)−水混合物150ml中に分散させた。この分
散物をボールミル中25℃で8時間粉砕した。得ら
れた着色トナー粒子を分散物から分離し、空気中
で乾燥した。 実施例 造粒法を用いる着色トナー粉末の製造 a 磁気的に吸引されうるコアの製造 実施例1のa)に記載した方法で、9〜20μm
のコアが製造された。このコアは70重量%の鉄カ
ルボニル(ドイツ−BASF社からのタイプHF2)、
20重量%のエポキシ樹脂(オランダ−シエル社か
らのエピコート1004)及び10重量%のエポキシ樹
脂(オランダ−シエル社からのエピコート1001)
から成る。 b 遮蔽層の適用 反射性ピグメントとバインダから成る小粒が下
記の如く製造された。 エポキシ樹脂(オランダ−シエル社からのエピ
コート1004)16gを溶融し、二酸化チタン(ドイ
ツのKrons A.G社からのタイプRN59)24gを
100〜130℃の温度の前記溶融物中に均一に分散さ
せた。室温に冷却後、固体状の塊を粉砕して1〜
3μmの寸法を有する粒子にした。実施例.a)
によつて製造されたコア25gをエタノール(20容
量%)−水混合物150mlに分散させた。この分散物
に、製造されたばかりの小粒20gを加え、この混
合物をボールミル中25℃の温度で8時間激しく混
合した。次に、遮蔽層を備えたコアを液体から分
離して、空気中で乾燥した。 c 着色顔料の適用 実施例.b)に従つて製造された被覆コア25
gを水400mlに分散させた。ヘリオフアストブル
ーGO2.5gと(4,4′−ジスルホニツクアシド)
−ジナフチル−メタンナトリウム塩0.1gの水30
ml中での分散物をボールミル中で48時間粉砕した
後に、これを前記分散物に加えた。着色顔料が被
覆コアに粘着するように、得られた混合物を約43
℃で2時間激しく攪拌した。青色に着色されたト
ナー粒子を液体から分離し、空気中で乾燥した。
着色顔料が遮蔽層に更に強く粘着するのを可能に
するために、トナー粒子を約500℃の加熱空気の
流れの中に噴霧し、次に再び冷却させた。 着色顔料としてモナストラルフアストグリーン
6Y(Monastral Fast Green 6Y)とアセタニル
イエローとをそれぞれ用いて、上述の方法によ
り、緑色に着色されたトナー粉末と黄色に着色さ
れたトナー粉末とを製造することも可能であつ
た。実施例のi)に記載した造粒法によつて、
実施例.b)に従つて製造した被覆コアの染色
を行うこともできる。 実施例 オランダ国特許出願第7405944号の実施例2に
記載されるように、通常酸化亜鉛−バインダ層を
備えた感光性エレメント上に潜電荷像を形成させ
る。 次に、実施例.g)に記載された赤色トナー
粉末によつて、得られた潜電荷像を現像する。磁
気ローラによつて、トナー粉末を感光性層と接触
させた。次に、得られた像を圧力によつて平坦な
白色受像紙(市場で入手しうるオセの平坦紙)上
に転写し、圧力と熱の組み合せによつて受像紙上
に定着させた。実施例.e)に記載した如きモ
ナストラルフアストグリーン6Yを主体とする緑
色トナー粉末を用い、且つ実施例.c)に於い
て記載した如き青色トナー粉末を用いて上述の方
法を繰返した。この3つの場合すべてに於て、詳
細に着色された複写が得られた。 上述の3種のトナー粉末の色彩学的性質は、標
準のD65光源を備えるICSミクロ−マツチ分光計
(ICS micro−match spectrometer)によつて測
定された。用いられた標準的方法は、とりわけ、
BillmeyerとSaftzmanによるPrinciples of
Coror Technology(1966年)に記載されている。 白色受像紙上に定着した後に得られ且つ60〜80
%の遮蔽度(Covering degree)を有する像の色
彩学的性質も同様にして決定された。 これらの結果を下記の表に示す。
及び着色剤を含む粒子から成る磁気的に吸引され
うる着色さけたトナー粉末に関する。 本発明はこの種の着色されたトナー粉末の製造
及びそのようなトナー粉末によつて見ることので
きる静電荷パターンを造る方法にも関する。 静電荷パターンは、例えば、一般に公知の電子
写真複写法の一つ、例えば静電写真法によりもし
くは例えばコンピユータの打ち出しに用いられる
ような点字器(stylus)により造ることができ
る。得られる電荷パターンはトナー粉末によつて
可視化することができる。このトナー粉末は、そ
れ自体公知の方法の一つで、現像すべき電荷パタ
ーンと接触させることができる。この種のトナー
粉末は通常バインダーと着色剤とを含有する微粉
砕された粒子から成る。 トナー粉末のトナー粒子は屡々磁気的に吸引さ
れうる物質を含有するために、磁気コンベア手段
によつてトナー粉末を、現像されるべき見えない
電荷パターンに供給することができる。磁気的に
吸引されうる物質として通常鉄粉、二酸化クロム
又はフエライトが用いられる。 この種のトナー粉末は例えばドイツ特許広告公
報第1937651号、第2431200号及び第2606936号に
記載されている。 しかしながら、トナー粉末が黒以外の色、例え
ば赤、黄、青又は緑を必要とされる場合には、そ
のようなトナー粉末について重要な問題が発生す
る。高度の磁化能力(magnetisability)のため
に好んで用いられるこれらの物質、例えば鉄粉又
はフエライトは色が黒に至るまでの極めて濃い色
であるので、これらの物質はトナー粒子の最終的
な色に悪影響を与える。従つて、きれいな光沢の
ある色彩を持つトナー粒子を直接得ることは不可
能である。 上記欠点を軽減する各種のトナー粉末がこれま
でに提案された。 例えば、日本特許出願第1976/42539号は磁気
的に吸引されうるトナー粉末を記載する。この場
合、トナー粒子は透明な重合体、着色物質(黒以
外の)及び磁気的に吸引されうる成分とから成
り、磁気的に吸引されうる成分の表面は透明又は
半透明の着色剤で被覆される。磁気的に吸引され
うる物質の選択は、トナー粉末が最終的に与えら
れる色に依存する。 特願昭49−119200号(特開昭51−46131号)は、
磁気的に吸引されうる物質が白色物物質で被覆さ
れたトナー粉末を記載する。この白色物質は磁気
的に吸引されうる物質上に化学的に析出されるか
又は樹脂と一緒に、磁気的に吸引されうる物質と
混合される。このように処理された磁気的に吸引
されうる物質は最終的に必要とされる色の重合体
でコートされる。 然しながら、これらの公知のトナー粉末を用い
て真に鮮明な色彩を有する定着像を得ることは不
可能であることが立証された。更に、第1の日本
特許出願によるトナー粉末の組成物は、最終的に
トナー粉末に与えられるべき色に応じて、磁気的
に吸引されうる物質が選択されねばならないとい
う欠点がある。特に、通常実際の場合にそうであ
るように、一個の同一の現像ユニツト中で同じ結
果を与えるこれらのトナー粉末を用いることが望
まれる場合には、各種の色彩のトナー粉末を製造
するために各種の磁気的に吸引されうる物質を選
択することは問題を惹起するであろう。 第2番目の日本特許出願に於いて提案されるよ
うな白色物質で化学的にコートした微細な磁気的
に吸引しうる粒子は複雑な技術を必要とする。従
つてこれは実際上魅力のないものである。樹脂溶
液中に、黒ずんだ磁気的に吸引されうる物質を白
色物質と共に分散させ、溶媒を蒸発させ、固体状
の塊りを必要な寸法の粒子に粉砕することによつ
て、磁気的に吸引されうる物質を製造する場合に
は、得られる粒子は鮮明な白色ではないが、灰色
で目立たない。この粒子の反射率は通常は大体20
%以下である。これらの粒子から鮮明に着色され
たトナー粉末を得ることは不可能である。 本発明の目的は上記欠点のない磁気的に吸引さ
れうる着色されたトナー粉末を提供することにあ
る。この粉末は選択自由に任意の所望の色合をも
つきれいで鮮明な色彩又はパステル調の色彩を有
する複写物の作成を可能にする点で特に識別され
る。 本発明のトナー粉末は a 磁気的に吸引されうるコア、 b 磁気的に吸引されうるコアを覆い、且つバイ
ンダと反射性顔料とを含む遮蔽層(masking
layer)、及び c 遮蔽層中及び/又は遮蔽層上に存在する着色
剤を含むトナー粒子を含有するものである。 本発明のトナー粒子の磁気的に吸引されうるコ
アは、単一の磁気的に吸引されうる粒子から成つ
てもよく、又は磁気的に吸引されうる粒子を含む
バインダから成つてもよい。磁気的に吸引可能な
粒子はトナー粉末に使用するための高地の物質例
えば鉄、ニツケル、二酸化クロム、ガンマ−第二
鉄酸化物及び一般式MFe2O4のフエライト(但
し、Mは二価の金属例えば鉄、マンガン、ニツケ
ル又はコバルト又は他の原子価の金属の混合物を
表わす)、又はこれらの混合物から成つてもよい。
他の例は一般式R3Fe5O12(但し、Rは稀土類イオ
ン又は他の三価のイオン、例えばY又はScを表
わす)の稀土類−鉄ガーネツトである。これらの
ガーネツト中の鉄を他のイオンで部分的に置き換
えることもできる。磁気的に吸引されうる物質
を、その色と無関係に選択できることが本発明の
利点である。 磁気的に吸引されうるコアのバインダーはいず
れも、その目的に応じて公知重合体のうちから適
宜選択されうる。適切なバインダーの例はポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリレート及び
ポリメタクリレート、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド及びエポキシ樹脂である。勿論2種又は3種
以上のバインダーの混合物を用いることもでき
る。 バインダーと、磁気的に吸引されうる粒子とか
ら構成される前記コアにおける磁気的に吸引され
うる物質の含有量は、選択された磁気的に吸引さ
れうる物質の磁気的特性及びトナー粉末の用途に
応じて、10〜90重量%でありうる。磁気的に吸引
されうる物質の含有量は通常40〜80重量%であろ
う。磁気的に吸引されうるコアの寸法は、トナー
粉末の技術分野で周知の値すなわち約5〜50μm
程度の範囲内であり、好ましくは8〜20μmであ
る。コアがバインダーと磁気的に吸引されうる物
質から成る場合には、磁気的に吸引されうる物質
の粒子寸法は通常3〜30μm、好ましくは6〜
15μmである。コアがバインダと磁気的に吸引さ
れうる物質から成る場合には、このコアは、磁気
的に吸引されうる物質がバインダによつて完全に
覆われているような構造を有するものであること
が好ましい。なぜならば、後で適用される遮蔽層
の有用な効果が、このようなコアに於いて最大と
なるからである。存在する磁気的に吸引されうる
物質が少なくとも6μmの寸法であり、及び/又は
コアが球状又は実質的に球状である場合に、この
有用な効果は一層増大する。 磁気的に吸引されうるコアの周囲に適用される
遮蔽層は、主としてバインダと1種又は2種以上
の反射性顔料の微粉砕された粒子とから造られ
る。遮蔽層は、トナー粒子の最終的な色彩に対す
るコア中の磁気的に吸引されうる物質の悪影響を
完全に又は可能なだけ無くならせるのに役立つ。
前記層の遮蔽効果は、特にその層の反射特性に依
存し、この反射特性は相対屈折率Nピグメント/
Nバインダ、反射性顔料の粒子寸法及び層の構造
に依存する。殆んどの通常のバインダの屈折率は
通常1.45〜1.70であるため、遮蔽層の相対屈折率
は、用いられる顔料又は顔料混合物の屈折率によ
つて決定される。従つて最大可能な反射効果を得
るためには、高い屈折率、好ましくは少くとも2
の屈折率を有する顔料を選択するのが基本的に望
ましい。 反射性着色顔料と白色顔料の双方が用いられう
る。有効であると判明した着色反射性顔料の例
は、クロム酸鉛、モリブデン酸鉛及び硫化カドミ
ウムである。無機顔料上に被覆された有機顔料、
例えばセグナレ ライト イエロー T3G
(Segnale Light Yellow T3G)及びセグナレ
ライト イエロー T2R(Segnale Light
Yellow T2R)(双方ともミラノのACNA社のも
の)もまた使用しうることが判明した。使用しう
る白色顔料の例は酸化亜鉛、酸化アンチモン及び
酸化ジルコニウムである。然しながら、白色顔料
としては二酸化チタン、更に詳しくは、それぞれ
2.55及び2.70の屈折率を有するアナターゼ型の二
酸化チタン又はルチル型の二酸化チタンが好まし
い。 最適の反射効果を得るためには、反射性顔料は
集塊の形態で存在してはならず、一次粒子をバイ
ンダ中でできる丈け均一に分散せねばならない。
好ましくは、粒子寸法は1マイクロメーターの3/
10〜5/10以下であるべきである。約0.2μmの顔料
粒子が最良の結果を通常与える。 コアに関して前に述べたものと同じバインダ
を、遮蔽層用のバインダとして用いることができ
る。然しながら、最終の必要とされる色彩をトナ
ー粒子に対して与えるべき着色剤が、遮蔽層表面
に埋め込まれる場合、又は該着色剤が可成り薄い
顔料−バインダ層の形態で遮蔽層を囲む場合にお
いて、トナー粉末によつて現像された像が加熱に
よつて定着されねばならないときには、遮蔽層に
は熱可塑性バインダが用いられねばならない。 遮蔽層の厚みは広い範囲に亘つて種々変えるこ
とができる。この厚みは通常2.5〜7.5μmである。 トナー粒子に最終的に必要とされる色彩を与え
る方法、以後“染色”(dyeing)と指称される方
法によつて、着色剤がトナー粒子の遮蔽層中及
び/又は遮蔽層上に直接適用されてもよい。代案
として、遮蔽層を囲み、且つ微粉砕されもしくは
溶解された着色物質を含むバインダを含有する層
の形態で着色剤を適用してもよい。 後者の場合、既に指摘した理由から、バインダ
として熱可塑性物質が用いられねばならない。こ
の種の顔料−バインダ層の厚みは広い範囲内で
種々変えることができる。2〜5μmの厚みを有す
る着色層は満足すべきものと判明した。 無機顔料又は有機顔料及び染料の双方もしくは
これらの組み合せが、本発明のトナー粉末用の着
色剤として用いられてもよい。当該分野の専門家
は選択の判断基準について周知であろう。 例えば、優れた温度安定性、高い光沢及び強い
着色力を有する着色剤が好ましい。顔料は滲み出
すべきでなく、且つ適切な分散性と隠蔽力とをも
つべきである。これらの因子に関する詳細は、特
に、T.C.Pattonによつて編集されたPigment
Handbook第1巻第1頁(1973年)及びO.LU‥
ckertによるFaebe und Lack第80巻第11号
(1964年)第1044〜1053頁及びColour index 中
に見出すことができる。 本発明のトナー粉末に使用しうる顔料と染料に
ついて若干の例を以下に示す。このリストは制限
的な効力を有しない。 A 赤色着色顔料 トルイジンレツド(PR3,CI 12120),パラレ
ツド(PR1,CI 12070)及び塩素化パラレツド
(PR4、CI 12085)等の不溶性アゾ顔料。 ピグメントレツド2(CI 12310),ピグメント
レツド5(CI 12490),ピグメントレツド14(CI
12380),ピグメントレツド17(CI 12390),ピグ
メントレツド18(CI 12350),ピグメントレツド
22(CI 12315),ピグメントレツド23(CI 12355),
ピグメントレツド31(CI 12360)及びピグメント
レツド112(CI 12370)等のナクトールレツド顔
料。 ソジウムリソールレツド(PR 49),バリウム
リソールレツド(PR 49:1),カルシウムリソ
ールレツド(PR 49:2)等のリソールレツド顔
料。 ルビン類:リソールルビンPR 57(CI 15850)
及びカルシウムレツド(PR52,CI 15860),マン
ガニーゼレツド(PR52,CI 15860)等の陰イオ
ンアゾ染料,バリウムレツド28(PR 48:1,CI
15865),カルシウムレツド2B(PR 48:1,CI
15865)及びマンガニーゼレツド2B(PR 48:4,
CI 15865)等のパーマネントレツド2Bの群。 アリザリンレーキ(PR83,CI 58000:1),チ
オインジゴ−ピグネント(PR86,87,88,181,
198)等の多環式化合物染料,ペリレンピグメン
ト(例えばPR123,149,179,190)等のVAT−
V−ピグメント及び非−ペリレンピグメント(例
えばPR177),及びチヤイナクリドンピグメント
(PR122,192,209)。 セレン化カルシウム,鉄酸化物及び各種のクロ
ーム酸塩等の無機顔料。 B 青色着色顔料 カツパーフタロシアニン(PB 15,CI74160),
アイアンブルー(PB 27,CI 77510),ウルトラ
マリンブルー(PB 29,CI 77007),ゴハルトブ
ルー(PB 28,CI 77346)及びジアニシジンブル
ー(PB 25,CI 21180)。 塩基性染料顔料(錯体、又は燐タングステン酸
及び燐モリブデン酸等のヘテロポリ酸と反応した
塩基性染料)、アルカリブルーピグメント
(PB18,19),及びVAT−ピグメント(PB21,
22,60,64)。 C 緑色着色顔料 塩素化銅フタロシアニン類(PG7,37),クロ
ミウムグリーン及びピグメントグリーンB
(PB8)。 D 黄色着色顔料 ハンザイエロー(CI 1168),ベンジジンイエ
ロー(CI 21090),アゾーピグメント(CI
13096),アントラピリミジン(CI 6842),ニツ
ケルチタニウムイエロー(CI 77788),クロメー
トピグメント(CI 77603)及びアイアンオキサ
イドイエロー(CI 77492)。 不透明であるけれども毒物学及び/又は生態学
の点からしばしば魅力の少い無機顔料は、例えば
ソリンターレツドRN(PR3),ソリンターレーキ
レツドLC−O(PR53)及びソリンタースカーレ
ツトRN等のバルセロナのイントルサ(Intorsa)
社によつて製造された一連のソリンターピグメン
ト(Solintor pigments)によつて置き換えても
よい。ヘキスト社によつて製造された一連のアゾ
−顔料、例えばパーマネントレツドF3 RK70
(PR170),パーマネントオレンジRL70 VP
(PO34),パーマネントオレンジHL 70 VP 244
(PO36),パーマネントイエローNCG70(PY16),
パーマネントイエローHR 70 VP 253(PY83)
及びカペレ(capelle)社によつて製造されたア
セタニルイエロー2GO 768(PY74)も同等に使
用しうるものである。これらの顔料は前に言及し
た顔料よりも低い比表面積、従つて比較的大きな
平均粒子寸法を持つ。 又、着色されたトナー中に顔料の代りに染料を
用いると、極めて優れた結果を得ることができ
る。着色顔料に対比してみると、染料はバインダ
媒質、通常は樹脂中に溶解される。 適当な染料の例は下記の通りである。 赤色染料: ニユーマゼンタ(CI 42520),クロモキサンブ
リリアントレツド(CI 45180),エロシン(CI
45380),ローダミンB(CI 45170),ローダミン
6 GDN(CI 45160),ローダミン F4GDN(CI
45160),ローダミン B エキストラ(CI
45170),ローダミン6G(CI 45160),ローダミン
F5GL(CI 45160),パラロザニリン(CI 42500),
スルホ−ローダミンB(CI 45100),ニユトラル
レツド(CI 50040),サフラニンT(CI 50240)。 青色染料: ベーシツクブルー5(CI 42140),メチレンブ
ルー(CI 52015),クロモキサンブリリアントブ
ルー(CI 43850),ビクトリアブルー4R(CI
42563),ジヤヌスブルー(CI 12211)。 緑色染料: アストラダイアモンドグリン(CI 42040),ジ
エムスグリン(CI 11050,ベーシツクグリン4
(CI 42000),アゾグリン(CI 42175)。 昼光けい光染料として公知の染料が多数ある。
即ちこれらの染料は特殊な周波数範囲の日光を吸
収し、比較的低い周波数で日光を再放出する。従
つてこれらの染料を用いて、日光中で螢光を発生
する着色されたトナーを得ることが可能である。
更に、着色顔料で着色されるけれども不充分な光
沢又は鮮明度をもつトナーに対して、上記染料は
比較的大きな光沢又は鮮明度を与えるのに極めて
適している。これらのトナーは着色染料を用い
て、濃淡をえり分けることも可能である。 本発明のトナー粒子は通常3つの段階で製造さ
れる。先づ第一に、磁気的に吸引されうるコアが
製造され、次に遮蔽層でコアを覆い、最後に、覆
われたコアに対し遮蔽層中に及び/又は遮蔽層上
に所求の色を与えることによつて染色される。あ
る場合に、以下に詳細に説明されるように、染色
操作を前の段階、即ち遮蔽層の適用と組み合わす
ことができる。バインダ(又はバインダ類)の溶
融物中に粉末状の磁気的に吸引されうる物質の必
要量を分散させ、冷却後、固体状の塊を粉砕して
必要な大きさをもつ粒子を形成させることによつ
て、公知の方法で、バインダと磁気的に吸引され
うる物質とから成るコアを得ることができる。次
に、得られた粒子を熱いガス例えば熱い空気の流
れの中で加熱するのが好ましく、次いで冷却する
と、磁気的に吸引されうる物質はバインダによつ
て完全に覆われることになる。 更に、この処理の結果として、粒子は球状の形
を与えられる。溶媒中にバインダを溶解し、この
溶液中に磁気的に吸引されうる物質を分散させ、
次に溶媒を蒸発させ、最後に固体状の塊を粉砕す
ることによつてもコアを得ることができる。本出
願人等は磁気的に吸引されうるコアを遮蔽層で覆
うことに関して二つの方法を開発した。これらの
方法の双方とも極めて優れた結果を与える。 以後、これらの方法を造粒法及びラテツクス法
と指称する。 造粒法に於いては、バインダと磁気的に吸引さ
れうる物質とから成るコアと共に、バインダと微
粉砕された反射性ピグメントを含有する大きくて
も3μm、好ましくは1〜3μmの粒子から成る微小
粒を液体中ら分散させる。この液体中では、バイ
ンダもしくは磁気的に吸引されうるコアのバイン
ダ類の中の少なくとも1種及び/又は微小粒のバ
インダは溶解しないけれども軟化する。コアが微
小粒で完全に覆われるまで、室温又はやゝ高温で
この分散物を攪拌する。 液中で微小粒を分散させ且つ磁気的に吸引され
うるコアと共に攪拌するが、この液体はコア及
び/又は微小粒中に存在するバインダのタイプに
応じて選択される。この液体は有機溶媒又は有機
溶媒混合物又は1種又は2種以上の有機溶媒と水
との混合物から成つてもよい。 バインダを溶融し、約0.2μmの所求の粒子寸法
を有する反射性顔料からなる溶融微粒中に均一に
分散させ、この溶融物を冷却し、次にこの固体状
の塊を粉砕して大きくても3μm、好ましくは1〜
3μmの粒子寸法を有する粒子を形成させることに
よつて、通常の方法で、バインダと微粉砕された
反射性顔料とからなる小粒を製造することができ
る。小粒中の反射性顔料の含有量は通常40〜80重
量%である。 ラテツクス法に於ては、反射性顔料が微細に分
散されている重合体ラテツクスを、重合体ラテツ
クス用の凝固剤中の磁気的に吸引しうるコアの分
散物に滴下供給する。ラテツクス中の重合体は磁
気的に吸引されうるコア上に凝固し沈積し、この
ようにして、被覆層を形成する。重合体ラテツク
ス中に前もつて分散された反射性顔料、もしくは
凝固剤中にコアと共に前もつて分散された反射性
顔料は、これらの条件下で、凝固重合体によつて
包み込まれる。重合体ラテツクスは通常約0.2μm
の粒子寸法をもつ微細重合体粒子からなる水性乳
濁液であつて、この乳濁液は界面活性剤によつて
安定化される。 重合体ラテツクスは公知の方法で製造すること
ができる。適切な製造方法と適切なラテツクスの
例はオランダ国特許出願第7600868号に記載され
ている。 凝固剤は電解質水溶液、例えば食塩又は第四級
アンモニウム塩の水溶液、水と1種又は2種以上
の水混和性有機溶媒との混合物又は水混和性有機
溶媒単独から成るものでありうる。 磁気的に吸引されうるコアが、バインダと磁気
的に吸引されうる物質とから成る場合には、凝固
剤は、勿論、コウバインダがその中に溶解しない
ようなものが選択される可きである。反射性ピグ
メントを重合体ラテツクス中に分散させるのが好
ましい。 10〜20μmの寸法の磁気的に吸引されうる粒子
と反射性顔料の微粒子とが分散されている重合体
ラテツクス噴霧感想することによつて、粒子の周
囲に遮蔽層を有する磁気的に吸引されうる単一粒
子から成る粒子群を製造することができる。 この粒子群に最終的に必要とされる色彩を与え
るために、被覆されたコアの染色を各種の方法で
行うことができる。 遮蔽層中に及び/又は遮蔽層上に着色剤を直接
適用することができ、もしくは、着色顔料−バイ
ンダ層又は染料−バインダ層を用いて反射層を覆
うことができる。着色顔料と遮蔽層の双方が多少
の極性(polar character)をもつている場合に
は、分散物から直接遮蔽層中に及び/又は遮蔽層
上に着色顔料を適用することができる。最も多く
使用される青色、緑色及び黄色の着色顔料は極性
であり、一方反射性顔料として好しく使用される
二酸化チタンを主成分とする遮蔽層も多少の極性
をもつている。遮蔽層で覆われたコアを、微細な
着色顔料粒子と共に、遮蔽層のバインダが溶解し
ない液体中に分散させ、充分な着色顔料が遮蔽層
上に析出するまで、遮蔽層のバインダが若干粘性
を帯びる高温度でこの分散物を攪拌することによ
つて、多少の極性をもつ遮蔽層上に、多少の極性
をもつ着色顔料を直接適用することが行われる。 被覆されたコアが着色顔料と共に分散している
液体の組成は、遮蔽層のバインダがねばつくけれ
ども液体中に溶解しないように選択される。次
に、被覆されたコアの染色が、常温又は若干高温
で行われる。 被覆されたコアと微細な着色顔料粒子とからな
る乾燥粉末混合物を、連続的に強く混合(例えば
流動層中で混合)することによつて、遮蔽層のバ
インダがねばつく温度に加熱するか、もしくは、
遮蔽層のバインダを軟化させ且つバインダをねば
つかせる溶媒の蒸気に、そのような混合物を曝す
ことによつて、被覆されたコアに着色顔料を適用
することもできる。 ラテツクス法を上述のようにして行い、次に、
凝固剤又は重合体ラテツクス自体の中に着色顔料
を微細に分散させる。着色顔料を重合体ラテツク
ス中に分散させる場合に、最良の結果が得られ
る。 着色顔料−バインダ層中のバインダは、遮蔽層
中のバインダと同一のバインダ、又は遮蔽層に対
してすぐれた粘着性を有するその他のバインダで
ありうる。 造粒法又はラテツクス法を用いることにより、
染料−バインダ層の形態で遮蔽層に染料を適用す
ることもできる。造粒法に於ては、勿論、染料が
溶解されるバインダ粒子から成る小粒が用いられ
る。バインダを溶融し、この溶融物中に染料を溶
解し、冷却後、固体状の塊を微細粒子(好ましく
は1〜3μm)に粉砕することによつて、この小粒
を製造することができる。バインダと染料の溶液
を噴霧乾燥することによつてもこの小粒を製造す
ることができる。 市販の製品(例えばDay−Gloによつて製造さ
れた)も又使用しうるけれども、その場合、その
製品は提供されるメラミン−ホルムアルデヒド−
スルホアミド樹脂又はポリアミド樹脂に限定さ
れ、一方、更にこの物質は、先づ、大きくとも
3μmの粒子に更に粉砕されねばならない程粗いも
のである。 ラテツクス法によつて、染料−バインダ層が適
用される場合には、凝固剤又は重合体ラテツク
ス、好ましくは重合体ラテツクス中に染料を溶解
させる。 染色にカチオン染料を用いる場合には、染料を
用いて遮蔽層を直接染色することが可能である。
カチオン染料の殆んどが塩基性染料のグループに
属するけれども、塩基性染料から誘導された酸性
染料も存在する。 この酸性染料は着色剤のように陽イオンを有し
ている。カチオン染料の水溶液中で遮蔽層で覆わ
れたコアをしばらくの間攪拌することによつて、
カチオン染料を用いて遮蔽層を直接染色すること
が行われる。この染色法の大きな利点は、鮮明な
色彩中に多種多様の濃淡を作り出す可能性がある
と共に簡単なことにある。カチオン染料を用いる
染色は、この染色法を遮蔽層の適用と組み合わせ
ることも可能にする。次に、前述の方法で磁気的
に吸引されうるコアの周囲に遮蔽層を適用するこ
とによつて、重合体ラテツクスに染料を加える。 各種の物質に対して特殊な染料がどんな色合を
与えるかを予知することは困難である。例えば、
各種の物質中でのマキシロン ブリリアントフラ
ビン(Maxilon Brilliantflavine)10GFF(ベー
シツク イエロー40)染料は、下記の色合を与え
る: エポキシ樹脂:強い螢光を伴つた緑−黄色 スチレン−ブチル−メタクリレート:淡い黄色 二酸化チタン:薄い黄色 シリカーゲル:螢光を伴わない鮮明な黄色 同じ化学式をもつけれども、後処理又は製造方
法が違つている2種の染料も互いに全く違つた色
合を現わす。例えば、エポキシ樹脂中でのローダ
ミン6GDN染料は青−赤色を示す;然しながらエ
ポキシ樹脂中のローダミンF5GLは鮮かなオレン
ジ色を示す。然しながら双方の染料はベーシツク
レツド1である。 本発明の着色された磁気的に吸引されうるトナ
ー粉末は、潜電荷パターン(latent charge
patterns)又は潜磁気情報パターン(latent
magnetic information patterns)を現像するた
めの一成分の現像剤粉末として用いることができ
る。潜電荷パターンは公知の方法で、公知の絶縁
性物質又は光導電物質上に形成させることができ
る。像を現像するためには、所謂マグネチツク
ブラシ現像原理に基づいて作動する公知の現像装
置を用いることができる。適切な現像装置は、と
りわけ、英国特許明細書第1412350号に記載のも
のである。 一成分の現像剤粉末として用いられる場合に
は、従来の添加剤とトナー粉末とを混合してもよ
い。例えば、流動特性を改善するために、トナー
粉末に少量のシリカを加えてもよい。 本発明のトナー粉末の抵抗率は通常1011〜1014
ohm・mである。潜電荷パターンの現像の際に、
ある場合には、現像装置、現像中のトナー粉末と
電荷パターンとの接触時間、及び電荷パターンが
形成される物質の性質に応じて、トナー粉末の抵
抗率を低下させるのが望ましいであろう。例え
ば、英国特許明細書第940577号に記載された方法
で着色されたトナー粒子表面上に無色の帯電防止
化合物を析出させることにより、もしくは、例え
ばオランダ国特許出願第7600868号に記載された
方法で、遮蔽層、もし存在すれば着色顔料−バイ
ンダ層又は染料−バインダ層中にも第四級アンモ
ニウム塩を入れることによつて、トナー粉末の色
彩に悪影響を与えることなしに、抵抗率を低下さ
せることができる。 下記実施例を参照することによつて本発明を更
に詳細に説明する。 実施例 ラテツクス法を用いる着色されたトナー粉末の
製造 a 磁気的に吸引されうるコアの製造 エポキシ樹脂(オランダのシエル社からの
Epikote 1004)40gを溶融し、100〜130℃の温
度に保持した。この溶融物中に鉄カルボニル(ド
イツのB.A.S.F社からのタイプHF2)360gを均
一に分散させた。この分散物を室温まで冷却した
後、得られる固体状の塊を粉砕し、篩分けによつ
て9〜35μmの粒子寸法を有する粒子を分離した。
これらの粒子を約500℃の加熱空気の流れの中に
噴出させ、次に室温まで再度冷却した。このよう
にして、エポキシ樹脂で完全に被覆された鉄カル
ボニル粒子から成る球状粒子が得られた。 b 重合体ラテツクスの製造 攪拌機、冷却器、滴下斗、温度計及びガス入
口管を備えた5つ口の1フラスコ中で、蒸留水
500ml中のオレイン酸ナトリウム18gを70℃まで
加熱し、窒素を導入しながら、30分間70℃に保持
した。次に予め蒸留したスチレン49g、ブチルメ
タクリレート42g及びトデシルマーカプタン4.2
gの均一混合物を滴下斗を介して添加した。蒸
留水100ml中に溶解したペルオキソ二硫酸カリウ
ム4gを加えることによつて重合を開始した。窒
素を通過させながら70℃で5時間この混合物を攪
拌した後に、重合反応を完結した。得られたラテ
ツクスは5℃の温度で約2時間安定であつた。 c 遮蔽層の適用 (4,4′−ジスルホニツク アシド)−ジナフ
チルメタン−ナトリウム塩(湿潤剤)2gを加え
た蒸留水50mlに二酸化チタン(ドイツのKronos
A.G.社からのタイプRN59)20gを分散させた。
b)に従つて製造された10%重合体ラテツクス60
mlにこの均一分散物を添加した。(4,4′−ジス
ルホニツクアシド)−ジナフチルメタン−ナトリ
ウム塩0.1gと塩化ナトリウム9.6gとを加えた蒸
留水200ml中のa)に従つて製造されたコア40g
からなる連続的に攪拌された分散物中に前記の如
くして得られた重合体ラテツクス中の二酸化チタ
ン分散物を、約40℃の温度で5時間の期間に亘つ
て滴下添加した。 次に、白色の遮蔽層で覆われた磁気的に吸引さ
れうるコアを液体から分離し、空気中で乾燥し
た。反射百分率として表わされる各種のコアの遮
蔽効果を、グレタツグD122濃度計(Gretag
D122densitometer)によつて、白色タイルに対
比して測定した。バインダ中に分散された鉄から
成るコアについては、反射百分率は2%であり、
バインダを伴はないTiO2で被覆されたコアにつ
いては、この百分率は6%であつた。TiO2がコ
アの内側に置かれるようにTiO2を鉄と共にバイ
ンダ中に分散させた場合には、約11%の反射百分
率が得られた。TiO2/バインダ層で覆われた本
発明のコアの場合には、反射百分率は50〜60%で
あつた。遮蔽層を適用する前にコアが球状にされ
た場合には、反射百分率は60〜80%であつた。 d 前記のc)に従つて製造された被覆コア上へ
の青色顔料の直接適用 (4,4′−ジスルホニツクアシド)−ジナフチ
ル−メタンナトリウム塩0.2gを加えた蒸留水400
ml中に、c)に従つて製造された被覆コア25gを
分散させた。エタノール(20容量%)−水混合物
30ml中のヘリオフアストブルーG.O.(Helio Fast
Blue G.O.)(ドイツのバイエル社の製品)2.5g
と(4,4′−ジスルホニツクアシド)−ジナフチ
ル−メタンナトリウム塩0.25gとの混合物をボー
ルミル中で48時間粉砕し、これを前記分散物に添
加した。コアと着色顔料とを含む得られた分散物
を95℃で2時間攪拌した。着色された粒子を液体
から分離し、空気中で乾燥した。 鮮明な青色を有するトナー粉末が得られた。 e 前記のc)に従つて製造させた被覆コア上へ
の、ラテツクス法による、青色顔料の適用 蒸留水30ml中の(4,4′−ジスルホニツクアシ
ド)−ジナフチル−メタンナトリウム塩0.25gと
共にボールミル中で48時間粉砕したヘリオフアス
トブルーG.O.2.5gを、b)に従つて製造された
10%ラテツクス25ml中に分散させた。(4,4′−
ジスルホニツクアシド)−ジナフチル−メタンナ
トリウム塩0.1gと食塩9.6gを加えた蒸留水220
ml中の、c)に従つて製造された被覆コア40gの
分散物にこの混合物を75℃の温度で2時間の期間
に亘つて添加した。青色に着色したトナー粒子を
液体から分離し、空気中で乾燥した。 上述の方法と同じ方法で、“モナストラル フ
アスト グリーン6Y”(Monastral Fast Green
6Y)及び“アセタニル イエロー”(Acetanil
yellow)を用いた黄色トナー粉末を用いて緑色
トナー粉末を製造した。モナストラル フアスト
グリーン 6Yとアセタニル イエローとの組
合せ(50/50重量%)よつて淡緑色のトナー粉末
が得られた。上述と同じ方法を用いて、“パーマ
ネントレツドFRR”(Permanent RedFRR)を
使用することにより、又“PVフアスト レツド”
(PV Fast Red)を使用することによつても赤色
のトナー粉末が製造された。 f 前記のc)に従つて製造された被覆コアのカ
チオン染料による直接染色 c)に従つて製造された被覆コア20gを蒸留水
300ml中に分散させた。 その後、ローダミンB2.5gを添加した。次に
この分散物を室温で2時間30分の間攪拌した。
過、乾燥後に、鮮明なバイオレツトに着色された
トナー粉末が得られた。 g カチオン染料で着色されたラテツクスによる
染色 (4,4′−ジスルホニツクアシド)−ジナフチ
ル−メタンナトリウム塩0.1gと食塩15gとを溶
解した蒸留水400ml中に、e)に従つて製造され
た被覆コア20gを分散させた。次に、b)に従つ
て製造され、且つローダミン6GDNで飽和したラ
テツクス60mlを、50℃の温度で連続的に攪拌しな
がら、約25ml/時間の速さで、滴下添加した。
過し、乾燥した後に、赤色に着色したトナー粉末
が得られた。 h 遮蔽層の適用を組み合せた染色 (4,4′−ジスルホニツクアシド)−ジナフチ
ル−メタンナトリウム塩0.5gと食塩9.6gを溶解
した蒸留水250ml中に、a)に従つて製造したコ
ア40gを分散させた。二酸化チタン20gを脱イオ
ン水50ml中に分散させた。次にローダミン
6GDN1gと(4,4′−ジスルホニツクアシド)−
ジナフチル−メタンナトリウム塩1gを添加し
た。二酸化チタンを分散させた後、b)に従つて
製造されたラテツクス60mlを加えた。得られたラ
テツクス/二酸化チタン分散物を、連続的に攪拌
しながらコアの分散物に滴下添加した。過し、
乾燥した後に、赤色にパステル調の色彩をもつト
ナーが得られた。 i カチオン染料で着色された小粒による染色 エピコート1004(Epikote 1004)270gとエ
ピコート1001(Epikote 1001)140gをプローグ
シヤーニーダ(ploughshare kneader)中で混練
りし、130℃に加熱した。その後、ローダミン
F5GL2gを加え、更に2時間混練を継続した。
冷却後、固体状の塊を粉砕して1〜3μmの粒子寸
法を有する粒子にした。得られた小粒20gとc)
に従つて製造されたコア25gを、エタノール(20
容量%)−水混合物150ml中に分散させた。この分
散物をボールミル中25℃で8時間粉砕した。得ら
れた着色トナー粒子を分散物から分離し、空気中
で乾燥した。 実施例 造粒法を用いる着色トナー粉末の製造 a 磁気的に吸引されうるコアの製造 実施例1のa)に記載した方法で、9〜20μm
のコアが製造された。このコアは70重量%の鉄カ
ルボニル(ドイツ−BASF社からのタイプHF2)、
20重量%のエポキシ樹脂(オランダ−シエル社か
らのエピコート1004)及び10重量%のエポキシ樹
脂(オランダ−シエル社からのエピコート1001)
から成る。 b 遮蔽層の適用 反射性ピグメントとバインダから成る小粒が下
記の如く製造された。 エポキシ樹脂(オランダ−シエル社からのエピ
コート1004)16gを溶融し、二酸化チタン(ドイ
ツのKrons A.G社からのタイプRN59)24gを
100〜130℃の温度の前記溶融物中に均一に分散さ
せた。室温に冷却後、固体状の塊を粉砕して1〜
3μmの寸法を有する粒子にした。実施例.a)
によつて製造されたコア25gをエタノール(20容
量%)−水混合物150mlに分散させた。この分散物
に、製造されたばかりの小粒20gを加え、この混
合物をボールミル中25℃の温度で8時間激しく混
合した。次に、遮蔽層を備えたコアを液体から分
離して、空気中で乾燥した。 c 着色顔料の適用 実施例.b)に従つて製造された被覆コア25
gを水400mlに分散させた。ヘリオフアストブル
ーGO2.5gと(4,4′−ジスルホニツクアシド)
−ジナフチル−メタンナトリウム塩0.1gの水30
ml中での分散物をボールミル中で48時間粉砕した
後に、これを前記分散物に加えた。着色顔料が被
覆コアに粘着するように、得られた混合物を約43
℃で2時間激しく攪拌した。青色に着色されたト
ナー粒子を液体から分離し、空気中で乾燥した。
着色顔料が遮蔽層に更に強く粘着するのを可能に
するために、トナー粒子を約500℃の加熱空気の
流れの中に噴霧し、次に再び冷却させた。 着色顔料としてモナストラルフアストグリーン
6Y(Monastral Fast Green 6Y)とアセタニル
イエローとをそれぞれ用いて、上述の方法によ
り、緑色に着色されたトナー粉末と黄色に着色さ
れたトナー粉末とを製造することも可能であつ
た。実施例のi)に記載した造粒法によつて、
実施例.b)に従つて製造した被覆コアの染色
を行うこともできる。 実施例 オランダ国特許出願第7405944号の実施例2に
記載されるように、通常酸化亜鉛−バインダ層を
備えた感光性エレメント上に潜電荷像を形成させ
る。 次に、実施例.g)に記載された赤色トナー
粉末によつて、得られた潜電荷像を現像する。磁
気ローラによつて、トナー粉末を感光性層と接触
させた。次に、得られた像を圧力によつて平坦な
白色受像紙(市場で入手しうるオセの平坦紙)上
に転写し、圧力と熱の組み合せによつて受像紙上
に定着させた。実施例.e)に記載した如きモ
ナストラルフアストグリーン6Yを主体とする緑
色トナー粉末を用い、且つ実施例.c)に於い
て記載した如き青色トナー粉末を用いて上述の方
法を繰返した。この3つの場合すべてに於て、詳
細に着色された複写が得られた。 上述の3種のトナー粉末の色彩学的性質は、標
準のD65光源を備えるICSミクロ−マツチ分光計
(ICS micro−match spectrometer)によつて測
定された。用いられた標準的方法は、とりわけ、
BillmeyerとSaftzmanによるPrinciples of
Coror Technology(1966年)に記載されている。 白色受像紙上に定着した後に得られ且つ60〜80
%の遮蔽度(Covering degree)を有する像の色
彩学的性質も同様にして決定された。 これらの結果を下記の表に示す。
【表】
記載されたパラメータの意味は前述の刊行物中
に記載されている。 本発明のトナー粉末の現像特性と転写特性
(transfer properties)は非常にすぐれている。
得られる複写は折り返し(folding)やふき取り
(wiping)に関する必要条件を全部満たす。
に記載されている。 本発明のトナー粉末の現像特性と転写特性
(transfer properties)は非常にすぐれている。
得られる複写は折り返し(folding)やふき取り
(wiping)に関する必要条件を全部満たす。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バインダ、磁気的に吸引されうる物質及び着
色剤を含有する個々のトナー粒子を含む磁気的に
吸引されうる着色トナー粉末であつて、該トナー
粒子が、 a 磁気的に吸引されうるコア、 b 磁気的に吸引されうるコアを覆い、且つバイ
ンダと少なくとも2の屈折率を有する反射性顔
料とを含有する厚さ2.5〜7.5μmの遮蔽層、及び c 遮蔽層中及び/又は遮蔽層上に存在する着色
剤から成ることを特徴とする、 前記トナー粉末。 2 磁気的に吸引されうるコアがバインダと磁気
的に吸引されうる物質とを含有し、磁気的に吸引
されうる物質がバインダによつて完全に覆われる
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
トナー粉末。 3 磁気的に吸引されうる物質の粒子寸法が6〜
15μmであることを特徴とする特許請求の範囲第
2項に記載のトナー粉末。 4 磁気的に吸引されうるコアが球状又は実質的
に球状であることを特徴とする特許請求の範囲第
2項又は第3項に記載のトナー粉末。 5 反射性顔料がアナターゼ型又はルチル型の二
酸化チタンであることを特徴とする特許請求の範
囲第4項に記載のトナー粉末。 6 反射性顔料が約0.2μmの粒子寸法を有するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第5項の
いずれかに記載のトナー粉末。 7 カチオン染料が着色剤として存在することを
特徴とする特許請求の範囲第1項〜第6項のいず
れかに記載のトナー粉末。 8 昼光螢光特性を有する少なくとも1種のカチ
オン染料が存在することを特徴とする特許請求の
範囲第7項に記載のトナー粉末。
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---|---|---|---|
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NL8104307 | 1981-09-18 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5857137A JPS5857137A (ja) | 1983-04-05 |
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- 1982-09-06 JP JP57155095A patent/JPS5857137A/ja active Granted
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