JPH0466523B2 - - Google Patents
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- JPH0466523B2 JPH0466523B2 JP58237637A JP23763783A JPH0466523B2 JP H0466523 B2 JPH0466523 B2 JP H0466523B2 JP 58237637 A JP58237637 A JP 58237637A JP 23763783 A JP23763783 A JP 23763783A JP H0466523 B2 JPH0466523 B2 JP H0466523B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planting
- ground pressure
- rolling
- float
- sensor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は左右に往復動する苗載台を備えた植付
部を走行部を走行車に昇降自在に装設すると共
に、植付部のフロート接地圧を一定に保つて植付
深さを一定にする接地圧センサを設けた乗用田植
機に関する。
部を走行部を走行車に昇降自在に装設すると共
に、植付部のフロート接地圧を一定に保つて植付
深さを一定にする接地圧センサを設けた乗用田植
機に関する。
従来、圃場の硬度等に応じて作業者が感度調節
レバーを操作して予め接地圧を設定することによ
り、軟かい圃場では前記フロートが前傾姿勢(前
傾角約2度以内)となる一方、硬い圃場では前記
フロートが後傾姿勢(後傾角約6度以内)とな
る。そのため植付部のサイドフロートの接地圧を
感知するローリングセンサを設けた場合、このロ
ーリングセンサの不感帯幅を一定にすることによ
り、前記フロートが前傾姿勢となる軟い圃場で
は、苗載台の往復移動によつて植付部が左右に傾
くと、ローリング制御に必要なフロートの揺動角
が限界以上に大きくなつてフロート前端が土中に
突込む恐れがあると共に、前記フロートの接地圧
を小さくすることによつてフロートの分担荷重も
小さくなり、サイドフロートによるローリング感
度が低下する問題があつた。
レバーを操作して予め接地圧を設定することによ
り、軟かい圃場では前記フロートが前傾姿勢(前
傾角約2度以内)となる一方、硬い圃場では前記
フロートが後傾姿勢(後傾角約6度以内)とな
る。そのため植付部のサイドフロートの接地圧を
感知するローリングセンサを設けた場合、このロ
ーリングセンサの不感帯幅を一定にすることによ
り、前記フロートが前傾姿勢となる軟い圃場で
は、苗載台の往復移動によつて植付部が左右に傾
くと、ローリング制御に必要なフロートの揺動角
が限界以上に大きくなつてフロート前端が土中に
突込む恐れがあると共に、前記フロートの接地圧
を小さくすることによつてフロートの分担荷重も
小さくなり、サイドフロートによるローリング感
度が低下する問題があつた。
然るに、本発明は、接地圧センサの検出結果に
基づき植付部を昇降調節する昇降部材と、ローリ
ングセンサの検出結果に基づき植付部を左右傾斜
調節するローリング部材とを備える乗用田植機の
植付制御装置において、圃場の硬度等に応じて植
付接地圧を設定する感度調節レバーを設け、該レ
バーによつて接地圧センサの検出接地圧力が小さ
くなる方向に調節したときに前記ローリングセン
サの不感帯幅を小さくしてローリング部材の制御
が敏感になるように構成したことを特徴とするも
のである。
基づき植付部を昇降調節する昇降部材と、ローリ
ングセンサの検出結果に基づき植付部を左右傾斜
調節するローリング部材とを備える乗用田植機の
植付制御装置において、圃場の硬度等に応じて植
付接地圧を設定する感度調節レバーを設け、該レ
バーによつて接地圧センサの検出接地圧力が小さ
くなる方向に調節したときに前記ローリングセン
サの不感帯幅を小さくしてローリング部材の制御
が敏感になるように構成したことを特徴とするも
のである。
従つて、軟かい圃場等で植付接地圧を小さく設
定してもこれに比例してローリングセンサによる
植付部傾き制御を敏速に得られるから、例えば植
付部のローリングを検出させるサイドフロートの
揺動角を小さくしてこの土中突入等の事故を回避
し得、前記ローリングセンサの感度低下を補つて
植付け精度の向上を容易に図り得ると共に、植付
部の苗量の多少に係わらず、ローリングセンサを
設けるサイドフロートに一定の接地圧が加われば
ローリング制御が行われ、しかもそのローリング
制御動作は植付部の苗重量に関係なく適正に行わ
れるものである。
定してもこれに比例してローリングセンサによる
植付部傾き制御を敏速に得られるから、例えば植
付部のローリングを検出させるサイドフロートの
揺動角を小さくしてこの土中突入等の事故を回避
し得、前記ローリングセンサの感度低下を補つて
植付け精度の向上を容易に図り得ると共に、植付
部の苗量の多少に係わらず、ローリングセンサを
設けるサイドフロートに一定の接地圧が加われば
ローリング制御が行われ、しかもそのローリング
制御動作は植付部の苗重量に関係なく適正に行わ
れるものである。
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図は乗用田植機の側面図、第2図は同平
面図を示し、図中1は作業者が搭乗する走行車で
あり、エンジン2を搭載する車体フレーム3後端
をミツシヨンケース4に連設させ、前記ミツシヨ
ンケース4の前部両側にフロントアクスルケース
5を介して水田走行用前輪6を支持させると共
に、前記ミツシヨンケース4の後部両側に車軸ケ
ースである伝動ケース7を連設し、前記伝動ケー
ス7後端部に水田走行用後輪8を支持させる。そ
して前記エンジン2等を覆うボンネツト9両側外
方に予備苗載台10を取付けると共に、ステツプ
11を形成する車体カバー12によつて前記伝動
ケース7等を覆い、前記車体カバー12上部に運
転席13を取付け、其の運転席13の前方で前記
ボンネツト9後部に操回ハンドル14を設ける。
る。第1図は乗用田植機の側面図、第2図は同平
面図を示し、図中1は作業者が搭乗する走行車で
あり、エンジン2を搭載する車体フレーム3後端
をミツシヨンケース4に連設させ、前記ミツシヨ
ンケース4の前部両側にフロントアクスルケース
5を介して水田走行用前輪6を支持させると共
に、前記ミツシヨンケース4の後部両側に車軸ケ
ースである伝動ケース7を連設し、前記伝動ケー
ス7後端部に水田走行用後輪8を支持させる。そ
して前記エンジン2等を覆うボンネツト9両側外
方に予備苗載台10を取付けると共に、ステツプ
11を形成する車体カバー12によつて前記伝動
ケース7等を覆い、前記車体カバー12上部に運
転席13を取付け、其の運転席13の前方で前記
ボンネツト9後部に操回ハンドル14を設ける。
更に図中15は多条植え用の苗載台16並びに
複数の植付爪17…などを具有する植付部であ
り、前高後低の後傾式の苗載台16を案内レール
18及びガイドレール19を介して植付ケース2
0に左右往復摺動目在に支持させると共に、クラ
ンク運動させる植付アーム21並びに植付爪駆動
軸22を介して植付ケース20に植付爪17を取
付ける。前記植付ケース20の下方に滑走体であ
る植付面均平用センタフロート23a及びサイド
フロート23b,23bを装設すると共に、前記
植付ケース20の前側に支持フレーム24を設
け、トツプリンク25及びロアーリンク26を含
む三点リンク機構27を介して走行車1後側に支
持フレーム24を連結させ、前記リンク機構27
を介して植付部15を昇降させる油圧シリンダ2
8を備え、上記前後輪6,8を略定速で走行駆動
すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台16
から一株分の苗を植付爪17によつて取出し、連
続的に田植え作業を行うように構成する。
複数の植付爪17…などを具有する植付部であ
り、前高後低の後傾式の苗載台16を案内レール
18及びガイドレール19を介して植付ケース2
0に左右往復摺動目在に支持させると共に、クラ
ンク運動させる植付アーム21並びに植付爪駆動
軸22を介して植付ケース20に植付爪17を取
付ける。前記植付ケース20の下方に滑走体であ
る植付面均平用センタフロート23a及びサイド
フロート23b,23bを装設すると共に、前記
植付ケース20の前側に支持フレーム24を設
け、トツプリンク25及びロアーリンク26を含
む三点リンク機構27を介して走行車1後側に支
持フレーム24を連結させ、前記リンク機構27
を介して植付部15を昇降させる油圧シリンダ2
8を備え、上記前後輪6,8を略定速で走行駆動
すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台16
から一株分の苗を植付爪17によつて取出し、連
続的に田植え作業を行うように構成する。
また、図中29は走行変速レバー、30は植付
昇降レバー、31は感度調節レバー、32は走行
クラツチペダル、33,33は左右ブレーキペダ
ルである。
昇降レバー、31は感度調節レバー、32は走行
クラツチペダル、33,33は左右ブレーキペダ
ルである。
第3図及び第4図に示す如く、前記植付ケース
20の前側中央にセンターピン34を突設し、前
記支持フレーム24下端の受筒35に前記ピン3
4を軸支させ、そのピン34を中心に植付部15
左右を昇降自在に支持すると共に、前記植付ケー
ス20にローリングシリンダ36を取付け、前記
受筒35のリンクプレート37に前記シリンダ3
6のピストンロツド38を連結させ、前記シリン
ダ36制御によつて植付部15の左右支持角を変
更して植付部15を水平支持するように構成して
いる。
20の前側中央にセンターピン34を突設し、前
記支持フレーム24下端の受筒35に前記ピン3
4を軸支させ、そのピン34を中心に植付部15
左右を昇降自在に支持すると共に、前記植付ケー
ス20にローリングシリンダ36を取付け、前記
受筒35のリンクプレート37に前記シリンダ3
6のピストンロツド38を連結させ、前記シリン
ダ36制御によつて植付部15の左右支持角を変
更して植付部15を水平支持するように構成して
いる。
さらに第5図乃至第7図に示す如く、前記植付
ケース20に軸支する植付深さ調節軸39に揺動
リンク40,41,41の一端を、また各フロー
ト23a,23b,23b上面のブラケツト4
2,43,43に接地圧調節支軸44,45,4
5を介して前記各リンク40,41,41の他端
を夫々連結させると共に、前記調節軸39に植付
深さ調節レバー46基端を連結させ、植付ケース
20に設ける植付深さ調節プレート46aに前記
レバー46中間を係脱自在に係止し、そのレバー
46操作によつて植付ケース20と各フロート2
3a,23bの相対支持間隔を変更して植付深さ
を設定するように構成している。
ケース20に軸支する植付深さ調節軸39に揺動
リンク40,41,41の一端を、また各フロー
ト23a,23b,23b上面のブラケツト4
2,43,43に接地圧調節支軸44,45,4
5を介して前記各リンク40,41,41の他端
を夫々連結させると共に、前記調節軸39に植付
深さ調節レバー46基端を連結させ、植付ケース
20に設ける植付深さ調節プレート46aに前記
レバー46中間を係脱自在に係止し、そのレバー
46操作によつて植付ケース20と各フロート2
3a,23bの相対支持間隔を変更して植付深さ
を設定するように構成している。
また前記支軸44を中心とするセンターフロー
ト23aの揺動量に基づいてこの接地圧変化を検
出する接地圧センサである接地圧検出アーム47
と、前記支軸45を中心とするサイドフロート2
3bの揺動量に基づいて植付部15の左右傾動を
検出するローリングセンサであるローリング検出
アーム48とを設ける。そして前記調節軸39に
中間部を回転自在に軸支させる中介リンク49,
50の一端と、前記ブラケツト42,43とに、
前記アーム47,48の両端を連結させると共
に、前記植付ケース20に支軸51,52を介し
て出力リンク53,54中間を回転自在に軸支さ
せ、前記中介リンク49,50の他端と、その出
力リンク53,54の一端とを、ロツド55,5
6によつて連結させる。そして接地圧調節ワイヤ
57及びローリング調節ワイイヤ58を前記各出
力リンク53,54の他端に連結させると共に、
各ワイヤ57,58を挿入させる各アウタワイヤ
59,60を植付ケース20にブラケツト61,
62を介して固定支持させる。
ト23aの揺動量に基づいてこの接地圧変化を検
出する接地圧センサである接地圧検出アーム47
と、前記支軸45を中心とするサイドフロート2
3bの揺動量に基づいて植付部15の左右傾動を
検出するローリングセンサであるローリング検出
アーム48とを設ける。そして前記調節軸39に
中間部を回転自在に軸支させる中介リンク49,
50の一端と、前記ブラケツト42,43とに、
前記アーム47,48の両端を連結させると共
に、前記植付ケース20に支軸51,52を介し
て出力リンク53,54中間を回転自在に軸支さ
せ、前記中介リンク49,50の他端と、その出
力リンク53,54の一端とを、ロツド55,5
6によつて連結させる。そして接地圧調節ワイヤ
57及びローリング調節ワイイヤ58を前記各出
力リンク53,54の他端に連結させると共に、
各ワイヤ57,58を挿入させる各アウタワイヤ
59,60を植付ケース20にブラケツト61,
62を介して固定支持させる。
次いで第8図に示す如く、植付昇降用油圧シリ
ンダ28及びローリング調節用油圧シリンダ36
に油圧ポンプ63,64を接続させる油圧切換弁
65,66を夫々備え、各切換弁65,66に前
記各ワイヤ57,58を夫々連結させると共に、
各ワイヤ57,58に巻装する接地圧感度調節バ
ネ67及びローリング感度調節バネ68を各ワイ
ヤ57,58と各アウタワイヤ59,60端部と
の間に連結させるもので、前記支軸44を中心と
するセンタフロート23a前部の上下動によつて
前記バネ67に抗してワイヤ57が進退し、前記
切換弁65を切換えてシリンダ28を作動させ、
植付部15を昇降させてフロート23aの接地圧
を略一定に保ち、植付深さ調節レバー46によつ
て設定した植付深さを維持する一方、前記支軸4
5を中心とするサイドフロート23b前部の上下
動によつてバネ68に抗してワイヤ58が進退
し、切換弁66を介してシリンダ36を作動さ
せ、植付部15の左右傾斜を検出してこれを反対
側に傾動させ、植付部15を田面に対して略水平
に支持させるように構成している。
ンダ28及びローリング調節用油圧シリンダ36
に油圧ポンプ63,64を接続させる油圧切換弁
65,66を夫々備え、各切換弁65,66に前
記各ワイヤ57,58を夫々連結させると共に、
各ワイヤ57,58に巻装する接地圧感度調節バ
ネ67及びローリング感度調節バネ68を各ワイ
ヤ57,58と各アウタワイヤ59,60端部と
の間に連結させるもので、前記支軸44を中心と
するセンタフロート23a前部の上下動によつて
前記バネ67に抗してワイヤ57が進退し、前記
切換弁65を切換えてシリンダ28を作動させ、
植付部15を昇降させてフロート23aの接地圧
を略一定に保ち、植付深さ調節レバー46によつ
て設定した植付深さを維持する一方、前記支軸4
5を中心とするサイドフロート23b前部の上下
動によつてバネ68に抗してワイヤ58が進退
し、切換弁66を介してシリンダ36を作動さ
せ、植付部15の左右傾斜を検出してこれを反対
側に傾動させ、植付部15を田面に対して略水平
に支持させるように構成している。
又、上記感度調節レバー31基端を感度調節軸
69に連結させ、該軸69に固定した接地圧感度
調節リンク70に上記アウタワイヤ59端部を連
結支持すると共に、前記軸69に固定したローリ
ング感度調節リンク71に上記アウタワイヤ60
を連結支持させ、前記接地圧感度調節リンク70
の作用長lに比べ、前記ローリング感度調節リン
ク71の作用長Lを長く形成するもので、前記レ
バー31操作によつて各リンク70,71を一体
的に変位させて各アウタワイヤ59,60の支持
位置を変更し、各切換弁65,66を中立保持し
た状態でワイヤ57,58を伸縮させ、硬い圃場
ではフロート23a,23b前部を持上げ、軟い
圃場ではフロート23a,23b前部を下降さ
せ、標準の圃場ではフロート23a,23bを略
水平に支持し、植付け田面に作用させてフロート
23a,23bの浮力を変化させ、植付け田面に
対する植付ケース20の支持高さ(植付深さ)を
略一定に維持すると共に、前記レバー31によつ
てフロート23a,23bの接地圧が小さくなる
方向に操作し、フロート23a,23b前部を下
降させたとき、各リンク70,71の作用長l,
Lの相違により、センターフロート23aに比べ
てサイドフロート23bを低く下降させ、センタ
フロート23aに比べてサイドフロート23bの
前傾角を大きくし、サイドフロート23b及びワ
イヤ58によるローリング制御の不感帯幅を小さ
くして鋭敏に調節可能に構成するものである。上
記から明らかなように、接地圧センサである接地
圧検出アーム47の検出結果に基づき植付部15
を昇降調節する昇降部材である油圧シリンダ28
と、ローリングセンサであるローリング検出アー
ム48の検出結果に基づき植付部15を左右傾斜
調節するローリング部材であるローリングシリン
ダ36とを備える乗用田植機の植付制御装置にお
いて、圃場の硬度等に応じて植付接地圧を設定す
る感度調節レバー31を設け、該レバー31によ
つて接地圧検出アーム47の検出接地圧力が小さ
くなる方向に調節したときに前記ローリング検出
アーム48の不感帯幅を小さくしてローリングシ
リンダ36の制御が敏感になるように構成してい
る。
69に連結させ、該軸69に固定した接地圧感度
調節リンク70に上記アウタワイヤ59端部を連
結支持すると共に、前記軸69に固定したローリ
ング感度調節リンク71に上記アウタワイヤ60
を連結支持させ、前記接地圧感度調節リンク70
の作用長lに比べ、前記ローリング感度調節リン
ク71の作用長Lを長く形成するもので、前記レ
バー31操作によつて各リンク70,71を一体
的に変位させて各アウタワイヤ59,60の支持
位置を変更し、各切換弁65,66を中立保持し
た状態でワイヤ57,58を伸縮させ、硬い圃場
ではフロート23a,23b前部を持上げ、軟い
圃場ではフロート23a,23b前部を下降さ
せ、標準の圃場ではフロート23a,23bを略
水平に支持し、植付け田面に作用させてフロート
23a,23bの浮力を変化させ、植付け田面に
対する植付ケース20の支持高さ(植付深さ)を
略一定に維持すると共に、前記レバー31によつ
てフロート23a,23bの接地圧が小さくなる
方向に操作し、フロート23a,23b前部を下
降させたとき、各リンク70,71の作用長l,
Lの相違により、センターフロート23aに比べ
てサイドフロート23bを低く下降させ、センタ
フロート23aに比べてサイドフロート23bの
前傾角を大きくし、サイドフロート23b及びワ
イヤ58によるローリング制御の不感帯幅を小さ
くして鋭敏に調節可能に構成するものである。上
記から明らかなように、接地圧センサである接地
圧検出アーム47の検出結果に基づき植付部15
を昇降調節する昇降部材である油圧シリンダ28
と、ローリングセンサであるローリング検出アー
ム48の検出結果に基づき植付部15を左右傾斜
調節するローリング部材であるローリングシリン
ダ36とを備える乗用田植機の植付制御装置にお
いて、圃場の硬度等に応じて植付接地圧を設定す
る感度調節レバー31を設け、該レバー31によ
つて接地圧検出アーム47の検出接地圧力が小さ
くなる方向に調節したときに前記ローリング検出
アーム48の不感帯幅を小さくしてローリングシ
リンダ36の制御が敏感になるように構成してい
る。
本発明は上記の如く構成しており、砂質及び粘
土質等によつて異なる圃場の硬度に応じて感度調
節レバー31を操作すると共に、田植え作業途中
における耕盤深さ等の変化によつてセンタフロー
ト23aが上下方向に揺動することにより、検出
アーム47及びワイヤ57を介して切換弁65を
切換え、油圧シリンダ28を作動させて植付部1
5を昇降させ、フロート23aの接地圧を略一定
に保つて植付深さを略一定に維持する。
土質等によつて異なる圃場の硬度に応じて感度調
節レバー31を操作すると共に、田植え作業途中
における耕盤深さ等の変化によつてセンタフロー
ト23aが上下方向に揺動することにより、検出
アーム47及びワイヤ57を介して切換弁65を
切換え、油圧シリンダ28を作動させて植付部1
5を昇降させ、フロート23aの接地圧を略一定
に保つて植付深さを略一定に維持する。
また苗載台16の左右往復移動等によつて植付
部15が左右に傾くと、検出アーム48及びワイ
ヤ58を介して切換弁66を切換え、油圧シリン
ダ36を作動させて前記と逆方向に植付部15を
傾動させ、植付け田面に対して略水平に植付部1
5を支持するもので、軟かい圃場においてフロー
ト23a,23bを前傾操作し、接地圧が小さく
なる姿勢に支持したとき、センタフロート23a
前部よりもサイドフロート23b前部が低位置と
なり、圃場が硬いとき並びに標準状態のときに比
べてサイドフロート23bに作用する接地圧を高
くし、小幅の接地圧変化によつて左右サイドフロ
ート23b,23b前部を上昇及び下降させ、前
記油圧シリンダ36によるローリング制御動作を
敏速に行わせるものである。
部15が左右に傾くと、検出アーム48及びワイ
ヤ58を介して切換弁66を切換え、油圧シリン
ダ36を作動させて前記と逆方向に植付部15を
傾動させ、植付け田面に対して略水平に植付部1
5を支持するもので、軟かい圃場においてフロー
ト23a,23bを前傾操作し、接地圧が小さく
なる姿勢に支持したとき、センタフロート23a
前部よりもサイドフロート23b前部が低位置と
なり、圃場が硬いとき並びに標準状態のときに比
べてサイドフロート23bに作用する接地圧を高
くし、小幅の接地圧変化によつて左右サイドフロ
ート23b,23b前部を上昇及び下降させ、前
記油圧シリンダ36によるローリング制御動作を
敏速に行わせるものである。
以上実施例から明らかなように本発明は、接地
圧センサ47の検出結果に基づき植付部15を昇
降調節する昇降部材28と、ローリングセンサ4
8の検出結果に基づき植付部15を左右傾斜調節
するローリング部材36とを備える乗用田植機の
植付制御装置において、圃場の硬度等に応じて植
付接地圧を設定する感度調節レバー31を設け、
該レバー31によつて接地圧センサ47の検出接
地圧力が小さくなる方向に調節したときに前記ロ
ーリングセンサ48の不感帯幅を小さくしてロー
リング部材36の制御が敏感になるように構成し
たもので、軟かい圃場等で植付接地圧を小さく設
定してもこれに比例してローリングセンサ48に
よる植付部傾き制御を敏速に得られるから、例え
ば植付部15のローリングセンサを検出させるサ
イドフロート23bの揺動角を小さくしてこの土
中突入等の事故を回避でき、前記ローリングセン
サ48の感度低下を補つて植付け精度の向上を容
易に図ることができると共に、植付部15の苗量
の多少に係わらず、ローリングセンサ48を設け
るサイドフロート23bに一定の接地圧が加われ
ばローリング制御が行われ、しかもそのローリン
グ制御動作は植付部15の苗重量に関係なく適正
に行われるものである。
圧センサ47の検出結果に基づき植付部15を昇
降調節する昇降部材28と、ローリングセンサ4
8の検出結果に基づき植付部15を左右傾斜調節
するローリング部材36とを備える乗用田植機の
植付制御装置において、圃場の硬度等に応じて植
付接地圧を設定する感度調節レバー31を設け、
該レバー31によつて接地圧センサ47の検出接
地圧力が小さくなる方向に調節したときに前記ロ
ーリングセンサ48の不感帯幅を小さくしてロー
リング部材36の制御が敏感になるように構成し
たもので、軟かい圃場等で植付接地圧を小さく設
定してもこれに比例してローリングセンサ48に
よる植付部傾き制御を敏速に得られるから、例え
ば植付部15のローリングセンサを検出させるサ
イドフロート23bの揺動角を小さくしてこの土
中突入等の事故を回避でき、前記ローリングセン
サ48の感度低下を補つて植付け精度の向上を容
易に図ることができると共に、植付部15の苗量
の多少に係わらず、ローリングセンサ48を設け
るサイドフロート23bに一定の接地圧が加われ
ばローリング制御が行われ、しかもそのローリン
グ制御動作は植付部15の苗重量に関係なく適正
に行われるものである。
第1図は本発明の一実施例を示す全体の側面
図、第2図は同平面図、第3図は植付ケース側面
図、第4図は同正面図、第5図はセンタフロート
側面図、第6図はサイドフロート側面図、第7図
はフロート平面図、第8図は操作系統図である。 1…走行車、15…植付部、16…苗載台、2
3a…センタフロート、23b…サイドフロー
ト、31…感度調節レバー、47…接地圧検出ア
ーム(接地圧センサ)、48…ローリング検出ア
ーム(ローリングセンサ)。
図、第2図は同平面図、第3図は植付ケース側面
図、第4図は同正面図、第5図はセンタフロート
側面図、第6図はサイドフロート側面図、第7図
はフロート平面図、第8図は操作系統図である。 1…走行車、15…植付部、16…苗載台、2
3a…センタフロート、23b…サイドフロー
ト、31…感度調節レバー、47…接地圧検出ア
ーム(接地圧センサ)、48…ローリング検出ア
ーム(ローリングセンサ)。
Claims (1)
- 1 接地圧センサ47の検出結果に基づき植付部
15を昇降調節する昇降部材28と、ローリング
センサ48の検出結果に基づき植付部15を左右
傾斜調節するローリング部材36とを備える乗用
田植機の植付制御装置において、圃場の硬度等に
応じて植付接地圧を設定する感度調節レバー31
を設け、該レバー31によつて接地圧センサ47
の検出接地圧力が小さくなる方向に調節したとき
に前記ローリングセンサ48の不感帯幅を小さく
してローリング部材36の制御が敏感になるよう
に構成したことを特徴とする乗用田植機の植付制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23763783A JPS60130305A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 乗用田植機の植付制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23763783A JPS60130305A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 乗用田植機の植付制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60130305A JPS60130305A (ja) | 1985-07-11 |
JPH0466523B2 true JPH0466523B2 (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=17018273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23763783A Granted JPS60130305A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 乗用田植機の植付制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60130305A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724490B2 (ja) * | 1985-11-20 | 1995-03-22 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機 |
JP2522282Y2 (ja) * | 1986-07-18 | 1997-01-08 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機のロ−リング制御装置 |
JPS63177716A (ja) * | 1987-01-19 | 1988-07-21 | 株式会社クボタ | 田植機 |
JPH0767339B2 (ja) * | 1987-03-20 | 1995-07-26 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機の植付制御装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5712911A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-22 | Iseki Agricult Mach | Surface soil following device of riding type rice transplanter |
-
1983
- 1983-12-15 JP JP23763783A patent/JPS60130305A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60130305A (ja) | 1985-07-11 |
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