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JPH0464549B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0464549B2
JPH0464549B2 JP59139166A JP13916684A JPH0464549B2 JP H0464549 B2 JPH0464549 B2 JP H0464549B2 JP 59139166 A JP59139166 A JP 59139166A JP 13916684 A JP13916684 A JP 13916684A JP H0464549 B2 JPH0464549 B2 JP H0464549B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
dichloro
oxythionaphthene
tetrachlorothioindigo
chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59139166A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6036567A (ja
Inventor
Shupiichuka Erunsuto
Uruban Manfureeto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPS6036567A publication Critical patent/JPS6036567A/ja
Publication of JPH0464549B2 publication Critical patent/JPH0464549B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B7/00Indigoid dyes
    • C09B7/10Bis-thionapthene indigos

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、4,7−ジクロル−3−オキシチオ
ナフテンを公知の方法で酸化して、精製の4,
4′,7,7′−テトラクロルチオインジゴを得、そ
して湿潤状態で得られた未精製の4,4′,7,
7′−テトラクロルチオインジゴを、アルカリ水溶
液及び表面活性化合物の存在下、80乃至180℃の
温度において、芳香族溶剤で処理することによ
り、着色力の良い、凝集に安定で、流動学的に優
れた4,4′,7,7′−テトラクロルチオインジゴ
−顔料を良好な収率及び高い純度で製造する方法
に於いて、稀釈剤としての塩化チオニル中、−20
乃至+50℃の温度において2,5−ジクロルフエ
ニルチオグリコール酸クロリドをフリーデル・ク
ラフツ触媒と反応させて、得られた4,7−ジク
ロル−3−オキシトナフテンを使用することを特
徴とする方法に関する。
4,4′,7,7′−テトラクロルチオインジゴは
周知の様に工業的に重要な生成物であり、その場
合その工業的合成に関して4,7−ジクロル−3
−オキシチオナフテンが好ましい出発物質であ
る。文献でこの出発物質の種々な製法が記載され
ている: (a) 2,5−ジクロルフエニルチオグリコール酸
クロリドをアルミニウムハロゲン化物と稀釈剤
としての有機溶剤−これはアルミニウム錯化合
物の分解後環境汚染を避けるための負担を考慮
に入れるために再び再生せねばならぬ−中で反
応させること(米国特許第2158032号及び第
2914539号明細書)。
(b) 稀釈剤の存在下2,5−ジクロルフエニル−
チオグリコール酸ハロゲニド塩化アルミニウム
を添加すること(ドイツ特許第197162号明細
書)。この方法は、難調節性反応操作及び添加
個所の局部的加熱により生ずる分解生成のため
に実施が非常に困難であり、中位の収率のみで
低純度のみの4,7−ジクロル−3−オキシチ
オナフテンが得られる。
(c) 稀釈剤としての塩化アルミニウム、二酸化硫
黄及び塩化ナトリウムよりなる融体中での、塩
化チオニルのない2,5−ジクロルフエニル−
チオグリコール酸クロリドの環化(ドイツ特許
出願公開第2825318号公報)。この方法は二酸化
硫黄の除去又は回収に費用のかかる特別な装置
的手段が必要である欠点を有する。
上記の理由から出発物質(4,7−ジクロル−
3−オキシチオナフテン)のこれら公知の製法は
満足なものでない。
4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテンの
粗製4,4′,7,7′−テトラクロルチオインジゴ
への変換は下記の公知の酸化法により行うことが
できる: (1) 多硫化ナトリウムによる酸化(米国特許第
2158032号明細書)。
(2) 空気、塩化鉄()、シアノ鉄酸()カリ
ウム又は重クロム酸アリウムによる酸化(ドイ
ツ特許第194237号明細書)。
(3) 芳香族ニトロスルホン酸のアルカリ金属塩に
よる酸化(ドイツ特許出願公開第3101883号公
報)。
(4) 水性−アルカリ性溶液中のペルオキシ二硫酸
塩による酸化(ドイツ特許第2504935明細書)。
(5) 銅()−塩の存在下水性−アルカリ性媒体
中で空気により酸化すること(ドイツ特許出願
公開第2825313号公報例1)。
公知の方法(ドイツ特許第2504935号明細書及
びドイツ特許出願公開第3101883号公報)により
得られる4,4′,7,7′−テトラクロルチオイン
ジゴよりなる粗顔料の顔料形態への変換は前記の
両文献で示された記載により就中有機溶剤例えば
低級アルカノール、脂肪族ケトン、カルボン酸エ
ステル又は芳香族炭化水素による処理により行な
うことができる。
本発明者は驚くべきことに2,5−ジクロルフ
エニル−チオグリコール酸クロリドをフリーデ
ル・クラフツ触媒と稀釈剤としての塩化チオニル
中で−20乃至50℃好ましくは0〜3℃の温度で反
応させ、この場合に得られる4,7−ジクロル−
3−オキシチオナフテンを公知の方法により酸化
して4,4′,7,7′−テトラクロルチオインジゴ
ー粗顔料としそしてこの粗顔料を、湿潤形態で芳
香族溶剤好ましくはニトロ芳香族炭化水素でアル
カリ水溶液の存在下80乃至180℃の温度で処理し
て価値の高い性質を有する顔料に変えることによ
つて、4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテ
ンを公知製法の(前記の如き)欠点の回避下着色
力の良い、凝集に安定で流動学的に優れた4,
4′,7,7′−テトラクロルチオインジゴ−顔料を
良好な収率及び高い純度で製造することができる
ことを見出した。
4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテンの
製造の場合適当なフリーデル・クラフツ触媒は例
えば塩化アルミニウム及び臭化アルミニウムであ
る。前記製造の方法は塩及び有機溶剤を添加しな
いで遂行され、そして極めて少量のアルミニウム
ハロゲン化物を使用するだけで二酸化硫黄を少量
しか生じないという長所を有する。もう一つの長
所はその単純性にあり、特に稀釈剤として塩化チ
オニルが用いられる場合の単純性にある。と言う
のは、前駆体、すなわち2,5−ジクロルフエニ
ル−チオグリコール酸クロリドを製造する際に塩
化チオニルは既に使用されていて、前記前駆体を
処理して4,7−ジクロル−3−オキシチオナフ
テンにする間の別のプロセス段階でそれを蒸留に
より除去する必要がないからである。
本発明の好ましい実施態様は、2,5−ジクロ
ルフエニル−チオグリコール酸クロリド1モルを
(場合によりこの化合物の合成からなお存在する
塩化チオニルと共に)0〜15℃で塩化チオニル3
〜12モル好ましくは3〜5モル中塩化アルミニウ
ム1.2乃至1.4モルを含む溶液又は懸濁液に滴加さ
せることにある。反応終了後反応混合物を氷水に
加え、その際生成したアルミニウム錯化合物を分
解し、その結果生じた4,7−ジクロル−3−オ
キシチオナフテンを本発明により更に反応させて
4,4′,7,7′−テトラクロルチオインジゴ−粗
顔料にすることができる。しかしながらまた、
2,5−ジクロルフエニル−チオグリコール酸ク
ロリドを仕込み、そしてそれに、塩化チオニル中
に塩化アルミニウムを溶解または懸濁させた溶液
または懸濁液を、前記モル比を保持させながら0
〜15℃において滴加させ、ついでその他の点は前
記のように進行させることもできる。
反応操作及び反応生成物の分解温度に依存して
前記の方法で得られる4,7−ジクロル−3−オ
キシチオナフテンは少量の4,4′,7,7′−テト
ラクロルチオインジゴ−を含有し、そしてこれか
ら、アルカリ金属水酸化物または水酸化アンモニ
ウムの水溶液中に溶解させ、その溶液を濾過し
て、溶解しなかつたテトラクロルチオイジンゴを
除去し、そして濾液を酸性化による再沈澱によつ
て、4,4′,7,7′−テトラクロルチオインジゴ
を分離することができる。4,7−ジクロル−3
−オキシチオナフテンの4,4′,7,7′−テトラ
クロルチオインジゴ−顔料への変換にとつては、
既に生成した4,4′,7,7′−テトラクロルチオ
インジゴが含まれていることは妨げとならず、そ
れ故前記種類の精製処置は必要でない。
4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテンの
4,4′,7,7′−テトラクロルチオイジンゴー粗
顔料への変換は上記の公知の酸化法の一つにより
遂行される。
湿つた4,4′,7,7′−テトラクロルチオイン
ジゴ−粗顔料を価値の高い顔料に変換する場合芳
香族溶剤として例えばクロルベンゼン、o−ジク
ロルベンゼン、1,2,4−トリクロルベンゼ
ン、ブロムベンゼン、トルエン、ニトロトルエ
ン、キシレン及びニトロフエノール併し特にニト
ロベンゼンが考慮される。適当なアルカリ水溶液
はアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、更にアンモニア、第四アン
モニウム塩及びアルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸
ナトリウム又は−カリウムの水溶液である。殊に
水酸化ナトリウムの水溶液が使用される。芳香族
溶剤は処理されるべき粗顔料に対し有利には0.1
乃至5倍好ましくは0.25〜2倍重量で使用され
る。アルカリは固体アルカリに対し及び処理さる
べき粗顔料に対し有利には4乃至12倍好ましくは
6乃至8倍量で使用され、その際アルカリは0.1
〜10重量%好ましくは2.5〜7.5重量%水溶液の形
態で使用される。
水性アルカリの存在下での芳香族溶剤による粗
顔料の処理は、粗顔料に対し0.1〜10重量%好ま
しくは0.5〜5重量%の表面活性化合物の存在下
実施される。
表面活性化合物としては非イオン活性、陽イオ
ン活性及び特に陰イオン活性化合物が考慮され
る。適当な表面活性化合物は次の通りである: (a) 非イオン活性化合物例えば脂肪アルコールポ
リグリコールエーテル、脂肪アルコールポリグ
リコールエステル又はアルキルフエノールポリ
グリコールエーテル。
(b) 陽イオン活性化合物例えばアンモニウム塩、
水酸化アンモニウム、脂肪アミンオキシエチレ
ート、脂肪アミンポリグリコールエーテル又は
塩基性コロホニウム誘導体。
(c) 陰イオン活性化合物例えば脂肪酸タウリド、
脂肪酸−N−メチルタウリド及び脂肪酸イソチ
オネート(isothionate)アルキルナフタリン
スルホネート、アルキルフエニルスルホネー
ト、アルキルフエノールポリグリコールエテル
スルフエート、脂肪アルコールポリグリコール
エーテルスルフエート及び特に石けん及び樹脂
即ち脂肪酸、ナフテン酸及び樹脂酸のアルカリ
金属塩及び変性コロホニウム−マレエート樹脂
又はコロホニウム−フマル酸樹脂。
粗顔料の価値の高い顔料への好ましい変換は、
4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテンの酸
化により得られる粗顔料の湿潤プレスケーキを約
7倍重量の5%苛性ソーダ水溶液と撹拌し、次に
樹脂石けん5%及び1倍重量のニトロベンゼンを
加え、3時間100℃に加熱し、引き続いてニトロ
ベンゼンを留出させ、ついで顔料を濾別し、中性
になるまで洗浄しそして乾燥する。
例 1 (a) 閉環: 予め仕込んだ塩化チオニル200gに塩化アル
ミニウム(無水)70gを導入する。0〜5℃で
10分以内に2,5−ジクロルフエニルチオグリ
コール酸クロリド102gを滴加した後4時間0
〜5℃で後撹拌する。引き続いて反応混合物を
氷2400g及び水800mlからなる混合物上に注ぎ
そして得られる混合物中に1時間窒素を導入す
る。次に吸引濾過し、中性になるまで洗浄しそ
して50℃で真空乾燥する。
92.6%4,7−ジクロル−3−オキシチオナ
フテン86.8gが得られる。
(b) 酸化(ドイツ特許第2504935号明細書によ
る): 4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテン
66.1gを室温で7%苛性ソーダ液260.8gに溶
かす。得られる溶液に3時間室温で水148g、
苛性ソーダ液(33%)38.1g及びペルオキシ二
硫酸ナトリウム73.3gからなる溶液を滴加す
る。次に1時間室温で後撹拌し、引き続いて粗
顔料を吸引濾過しそして中性になるまで洗浄す
る。
(c) 仕上: 粗顔料のプレスケーキを水で重量436.6gに
調整する。次に順に苛性ソーダ液(33%)60
g、樹脂石けん(50%)6g及びニトロベンゼ
ン60gを添加する。引き続いて3時間100℃に
加熱し、次にニトロベンゼンを水蒸気とともに
留出させ、吸引濾過し、中性になるまで洗浄し
そして80℃で乾燥する。
塗料及び塑性物質の着色に著しく適しそして特
に塗料中で高い着色力、良好な流動学的挙動及び
凝集安定性で優れている顔料60.0gが得られる。
例 2 (a) 閉環: 予め仕込んだ塩化チオニル400gに塩化アル
ミニウム(無水)70gを導入する。0〜5℃で
10分以内に2,5−ジクロルフエニルチオグリ
コール酸クロリド102gを滴加した後1時間0
〜5℃で後撹拌する。引き続いて反応混合物を
氷2400g及び水800mlからなる混合物上に注ぎ
そして得られる混合物中に1時間窒素を導入す
る。次に吸引濾過し、中性になるまで洗浄しそ
して50℃で真空乾燥する。
92.6%4,7−ジクロル−3−オキシチオナ
フテン87.2gが得られる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く行
われる。
(c) 仕上:これは例1(c)において記載せる如く実
施される。
顔料59.6gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 3 (a) 閉環: 予め仕込んだ塩化チオニル200gに塩化アル
ミニウム(無水)70gを導入する。40℃で10分
以内に2,5−ジクロルフエニルチオグリコー
ル酸クロリド102gを滴加した後1時間40℃で
後撹拌する。引き続いて反応混合物を氷2400g
及び水800mlからなる混合物上に注ぎそして得
られる混合物中に1時間窒素を導入する。次に
吸引濾過し、中性になるまで洗浄しそして50℃
で真空乾燥する。
90.9%4,7−ジクロル−3−オキシチオナ
フテン91.4gが得られる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く行
われる。
(c) 仕上:これは例1(c)において記載せる如く実
施される。
顔料59.6gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 4 (a) 閉環: 2,5−ジクロルフエニルチオグリコール酸
94.8を塩化チオニル103.2gに導入する。N−
メチルピロリドン0.24gの添加後2時間50℃に
加熱しそして0℃に冷却する。引き続いてこの
温度に生成2,5−ジクロフエニルチオグリコ
ール酸クロリドを1時間以内に塩化チオニル
160g及び塩化アルミニウム(無水)77.2gか
らなる懸濁液に滴加する。0〜5℃で1時間後
撹拌した後懸濁液を氷1200g及び水800mlから
なる混合物上に注ぎ、次に1時間80℃で撹拌
し、吸引濾過し、中性になるまで洗浄しそして
50℃で真空乾燥する。
94.5%4,7−ジクロル−3−オキシチオナ
フテン88.4gが得られる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く行
われる。
(c) 仕上:これは例1(c)において記載せる如く実
施される。
顔料60.1gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 5 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化(ドイツ特許出願公開第2825313号公報
例1による): 4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテン
72gを脱塩水748g及び苛性ソーダ液(33%)
150gからなる溶液に導入した後80℃に加熱し、
次に水10g中に硫酸銅(結晶)2gを含む溶液
を添加し、酸化が完結するまで空気を導入し、
加熱下吸引濾過しそして中性になるまで洗浄す
る。
(c) 仕上:これは例1(c)において記載せる如く実
施される。
顔料60.4gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして例1により得られる顔
料より被覆性がありそして青色である。
例 6 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化(ドイツ特許出願公開第3101883号公報
例1による): 4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテン
72gを脱塩水230g及び苛性ソーダ液(33%)
100gからなる溶液に導入しそして溶かす。
3−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム36
gの添加後2時間60℃に加熱し、吸引濾過しそ
して中性になるまで洗浄する。
(c) 仕上:これは例1(c)において記載せる如く実
施される。
顔料53.6gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして例1により得られる顔
料より被覆性がありそして青色である。
例 7 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化(ドイツ特許第194237号公報例1によ
る): 4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテン
72gを脱塩水420g及び苛性ソーダ液(33%)
182gからなる溶液に導入しそして溶かす。次
に15〜20℃で5時間10%フエリシアン化カリウ
ム溶液1650gを滴加する。引き続いて吸引濾過
しそして中性になるまで洗浄する。
(c) 仕上:これは例1(c)において記載せる如く実
施される。
顔料60.8gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学滴挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 8 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化(米国特許第2158032号公報例1によ
る): 4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテン
28.8gを水1400g及び苛性ソーダ液(33%)
140gからなる溶液に導入した後80℃に加熱す
る。次にこの温度で45%多硫化ナトリウム溶液
113.5gを滴加する。引き続いて1時間80℃で
後撹拌し、粗顔料を吸引濾過しそしてこれを中
性になるまで洗浄する。
(c) 仕上:これは例1(c)において記載せる如く実
施される。
顔料24.2gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして例1により得られる顔
料より被覆性がありそして青色である。
例 9 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く実
施される。
(c) 仕上: 粗顔料のプレスケーキを水で全重量436.6g
を調整する。次に順に苛性ソーダ液(33%)30
g、樹脂石けん(50%)6g及びニトロベンゼ
ン60gを添加する。引き続いて3時間100℃に
加熱し、ニトロベンゼンを水蒸気で留出させ、
吸引濾過し、中性になるまで洗浄しそして0℃
で乾燥する。
顔料59.4gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 10 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く実
施される。
(c) 仕上: 粗顔料のプレスケーキを水で全重量436.6g
を調整する。次に順に苛性ソーダ液(33%)90
g、樹脂石けん(50%)6g及びニトロベンゼ
ン60gを添加する。引き続いて3時間100℃に
加熱し、ニトロベンゼンを水蒸気で留出させ
る。次に残渣を吸引濾過し、中性になるまで洗
浄しそして80℃で乾燥する。
顔料58.6gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 11 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く実
施される。
(c) 仕上: 粗顔料のプレスケーキを水で全重量436.6g
を調整する。次に順に苛性ソーダ液(33%)60
g、樹脂石けん(50%)1g及びニトロベンゼ
ン60gを添加する。引き続いて3時間100℃に
加熱した後、ニトロベンゼンを水蒸気で留出さ
せる。次に沈澱を吸引濾過し、中性になるまで
洗浄しそして80℃で乾燥する。
顔料58.3gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 12 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く実
施される。
(c) 仕上: 粗顔料のプレスケーキを水で全重量436.6g
を調整する。次に順に苛性ソーダ液(33%)60
g、樹脂石けん(50%)6g及びニトロベンゼ
ン15gを添加する。引き続いて3時間100℃に
加熱した後、ニトロベンゼンを水蒸気で留出さ
せ、吸引濾過し、中性になるまで洗浄しそして
80℃で乾燥する。
顔料58.4gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 13 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く実
施される。
(c) 仕上: 粗顔料のプレスケーキを水で全重量436.6g
を調整する。次に順に苛性ソーダ液(33%)60
g、樹脂石けん(50%)6g及びニトロベンゼ
ン180gを添加する。3時間100℃に加熱した
後、ニトロベンゼンを水蒸気で留出させ、吸引
濾過し、中性になるまで洗浄しそして80℃で乾
燥する。
顔料56.2gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 14 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く実
施される。
(c) 仕上: 粗顔料のプレスケーキを水で全重量436.6g
を調整する。次に順に苛性ソーダ液(33%)60
g、樹脂石けん(50%)6g及びニトロベンゼ
ン60gを添加する。3時間100℃に加熱した後、
直ちにニトロベンゼンを水蒸気で留出させ、吸
引濾過し、中性になるまで洗浄しそして80℃で
乾燥する。
顔料58.4gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 15 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く実
施される。
(c) 仕上: 粗顔料のプレスケーキを水で全重量436.6g
を調整する。次に順に苛性ソーダ液(33%)60
g、樹脂石けん(50%)6g及びニトロベンゼ
ン60gを添加する。引き続いてオートクレーブ
中で3時間125℃に加熱し、ニトロベンゼンを
水蒸気で留出させ、吸引濾過し、中性になるま
で洗浄しそして80℃で乾燥する。
顔料55.7gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れている。
例 16 (a) 閉環:これは例1(a)において記載せる如く行
われる。
(b) 酸化:これは例1(b)において記載せる如く実
施される。
(c) 仕上: 粗顔料のプレスケーキを水で全重量436.6g
を調整する。次に順に苛性ソーダ液(33%)60
g、樹脂石けん(50%)6g及びニトロベンゼ
ン60gを添加する。3時間100℃に加熱した後、
ニトロベンゼンを水蒸気で留出させ、25℃に冷
却し、次亜塩素酸ナトリウム47.6gを加えそし
て25℃で次亜塩素酸ナトリウムが消尽するまで
後撹拌する。引き続いて吸引濾過し、中性にな
るまで洗浄しそして80℃で乾燥する。
顔料55.9gが得られ、これは塗料及び塑性物質
の着色に著しく適しそして特に塗料中でその高い
着色力、その良好な流動学的挙動及びその凝集安
定性で優れておりそして例1により得られる顔料
より赤色である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 4,7−ジクロル−3−オキシチオナフテン
    を公知の方法で酸化して、末精製の4,4′,7,
    7′−テトラクロルチオインジゴを得、そして湿潤
    状態で得られた未精製の4,4′,7,7′−テトラ
    クロルチオインジゴを、アルカリ水溶液及び表面
    活性化合物の存在下、80乃至180℃の温度におい
    て、芳香族溶剤で処理することにより、着色力の
    良い、凝集に安定で、流動学的に優れた4,4′,
    7,7′−テトラクロルチオインジゴ−顔料を良好
    な収率及び高い純度で製造する方法において、稀
    釈剤としての塩化チオニル中、−20乃至+50℃の
    温度において2,5−ジクロフエニルチオグリコ
    ール酸クロリドをフリーデル・クラフツ触媒と反
    応させて、得られた4,7−ジクロル−3−オキ
    シチオナフテンを使用することを特徴とする方
    法。 2 フリーデル・クラフツ触媒として塩化アルミ
    ニウム又は臭化アルミニウムを使用し、そして反
    応を0乃至30℃の温度で実施する特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3 2,5−ジクロルフエニルチオグリコール酸
    クロリド1モルを、塩化チオニル3〜5モル中に
    1.2乃至1.4モルの塩化アルミニウムを溶解又は懸
    濁させた溶液又は懸濁液と0〜15℃において反応
    させる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方
    法。 4 芳香族溶剤としてクロルベンゼン、o−ジク
    ロルベンゼン、1,2,4−トリクロベンゼン、
    ブロムベンゼン、トルエン、ニトロトルエン、キ
    シレン、ニトロフエノール又はニトロベンゼン
    を、アルカリ水溶液として水酸化ナトリウム、水
    酸化カリウム、アンモニア、第四アンモニウム
    塩、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの水溶液
    を、そして表面活性化合物として非イオン活性、
    陽イオン活性又は陰イオン活性化合物を使用する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP59139166A 1983-07-09 1984-07-06 4,4′,7,7′‐テトラクロルチオインジゴを基剤とする顔料の製法 Granted JPS6036567A (ja)

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DE19833324879 DE3324879A1 (de) 1983-07-09 1983-07-09 Verfahren zur herstellung eines pigments auf basis 4,4',7,7'-tetrachlorthioindigo
DE3324879.6 1983-07-09

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Publication Number Publication Date
JPS6036567A JPS6036567A (ja) 1985-02-25
JPH0464549B2 true JPH0464549B2 (ja) 1992-10-15

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JP59139166A Granted JPS6036567A (ja) 1983-07-09 1984-07-06 4,4′,7,7′‐テトラクロルチオインジゴを基剤とする顔料の製法

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US (1) US4617403A (ja)
EP (1) EP0134478B1 (ja)
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JPS6036567A (ja) 1985-02-25
DE3480003D1 (en) 1989-11-09
DE3324879A1 (de) 1985-01-17
US4617403A (en) 1986-10-14
EP0134478A2 (de) 1985-03-20
EP0134478B1 (de) 1989-10-04
EP0134478A3 (en) 1987-03-04

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