JPH0463290A - 脱脂用洗浄剤 - Google Patents
脱脂用洗浄剤Info
- Publication number
- JPH0463290A JPH0463290A JP17278690A JP17278690A JPH0463290A JP H0463290 A JPH0463290 A JP H0463290A JP 17278690 A JP17278690 A JP 17278690A JP 17278690 A JP17278690 A JP 17278690A JP H0463290 A JPH0463290 A JP H0463290A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- alcohols
- butanol
- ethylcyclohexane
- nonane
- Prior art date
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- Pending
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- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、機械部品等のように、製造加工工程等におい
て油溶性の油が付着した素材の脱脂洗浄用組成物に関す
る。
て油溶性の油が付着した素材の脱脂洗浄用組成物に関す
る。
従来、機械及び自動車産業等の金属部品加工産業では、
製造工程に於いて、各種油、例えば、切削油、加工油、
プレス油等、あるいはグリース等の炭化水素系の油が数
多く用いられており、これらは各種部品(被洗物)に付
着している為、適宜洗浄除去されている。これらの油や
グリースを洗浄除去する溶剤として、従来からフロン1
13或はメチルクロロホルム、トリクロロエチレン等の
塩素系溶剤か使用されてきている。これらの溶剤は油や
グリースに対する溶解力か大きく、不燃性であることか
ら広範囲の産業分野、例えば、金属の脱脂洗浄用、プリ
ント基板ドライフィルムの現像用等に使用されている。
製造工程に於いて、各種油、例えば、切削油、加工油、
プレス油等、あるいはグリース等の炭化水素系の油が数
多く用いられており、これらは各種部品(被洗物)に付
着している為、適宜洗浄除去されている。これらの油や
グリースを洗浄除去する溶剤として、従来からフロン1
13或はメチルクロロホルム、トリクロロエチレン等の
塩素系溶剤か使用されてきている。これらの溶剤は油や
グリースに対する溶解力か大きく、不燃性であることか
ら広範囲の産業分野、例えば、金属の脱脂洗浄用、プリ
ント基板ドライフィルムの現像用等に使用されている。
しかし、社会的な環境問題に対する意識の高まりの中で
環境破壊性物質の大気及び水系への排出規制の動きが出
てきている。例えば、フロン系溶剤(特定フロン5種:
CFCI I、CFCl2、CFCl 13、CFC
114、CFC115)やメチルクロロホルムは、オゾ
ン層破壊物質として、また、トリクロロエチレンは、地
下水汚染物質として、その使用が制限されつつある。
環境破壊性物質の大気及び水系への排出規制の動きが出
てきている。例えば、フロン系溶剤(特定フロン5種:
CFCI I、CFCl2、CFCl 13、CFC
114、CFC115)やメチルクロロホルムは、オゾ
ン層破壊物質として、また、トリクロロエチレンは、地
下水汚染物質として、その使用が制限されつつある。
かかる状況において、フロン113或はメチルクロロホ
ルム、トリクロロエチレン等の塩素系溶剤を使用してい
る産業界では、−日も早く溶剤に代わる脱脂用洗剤が求
められているのか実状である。
ルム、トリクロロエチレン等の塩素系溶剤を使用してい
る産業界では、−日も早く溶剤に代わる脱脂用洗剤が求
められているのか実状である。
本発明者らは、脱脂用洗浄剤に用いられるフロン113
或はメチルクロロホルム、トリクロロエチレン等の塩素
系溶剤に代わる洗浄剤の研究を重ねた結果、炭素数3〜
4のアルコール類を一種又は一種以上、及びN−オクタ
ン、エチルシクロヘキサン、n−ノナンの中から選ばれ
る一種又は一種以上を必須成分として含む組成物が、従
来の脱脂用洗浄剤(フロン113及びメチルクロロホル
ム、トリクロロエチレン等の塩素系溶剤)に匹敵する程
の高い脱脂性能及び仕上がり性の良さを示す洗浄剤であ
ることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至
った。
或はメチルクロロホルム、トリクロロエチレン等の塩素
系溶剤に代わる洗浄剤の研究を重ねた結果、炭素数3〜
4のアルコール類を一種又は一種以上、及びN−オクタ
ン、エチルシクロヘキサン、n−ノナンの中から選ばれ
る一種又は一種以上を必須成分として含む組成物が、従
来の脱脂用洗浄剤(フロン113及びメチルクロロホル
ム、トリクロロエチレン等の塩素系溶剤)に匹敵する程
の高い脱脂性能及び仕上がり性の良さを示す洗浄剤であ
ることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至
った。
すなわち、本発明は、
(1)炭素数3〜4のアルコール類の一種又は一種以上
、及び (2)n−オクタン、エチルシクロヘキサン、n −ノ
ナンの中から選ばれた一種又は一種以上、を必須成分と
して含むことを特徴とする脱脂用洗浄剤である。
、及び (2)n−オクタン、エチルシクロヘキサン、n −ノ
ナンの中から選ばれた一種又は一種以上、を必須成分と
して含むことを特徴とする脱脂用洗浄剤である。
本発明における炭素数3〜4のアルコールとnオクタン
、エチルシクロヘキサン、n−ノナンの中の一種又は一
種以上との組成は、両者が共沸組成を形成する濃度であ
ることが、液組成物の変化を防げること及び、液の再生
が容易であることから非常に好ましい。
、エチルシクロヘキサン、n−ノナンの中の一種又は一
種以上との組成は、両者が共沸組成を形成する濃度であ
ることが、液組成物の変化を防げること及び、液の再生
が容易であることから非常に好ましい。
本発明に用いる炭素数3〜4のアルコールとしては、例
えば、n−プロパツール、イソプロパツール、n−ブタ
ノール、S−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノ
ール等が挙げられる。これらはそれぞれ単独または2種
以上を組み合わせて用いられる。
えば、n−プロパツール、イソプロパツール、n−ブタ
ノール、S−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノ
ール等が挙げられる。これらはそれぞれ単独または2種
以上を組み合わせて用いられる。
通常、炭化水素系溶剤単独でも油に対しては高い脱脂性
能が見られるが、従来の装置をほぼ改良することなく使
用する為に必要な物性(低沸点であること)を満たす炭
化水素系溶剤はすべて引火点が低く、実用的ではない。
能が見られるが、従来の装置をほぼ改良することなく使
用する為に必要な物性(低沸点であること)を満たす炭
化水素系溶剤はすべて引火点が低く、実用的ではない。
一方、引火点の高いものは沸点もたかくなり、従来の装
置ではそのままでは使用できないのか実情である。本発
明の組成物は、炭素数3〜4のアルコール類を一種又は
一種以上、及びn−オクタン、エチルシクロヘキサン、
n−ノナンの中から選ばれる一種又は一種以上を必須成
分として含むことを特徴としているため、本組成物は、
沸騰状態において、共沸組成物を形成することから蒸気
層中にも炭化水素分か十分に存在でき、従って、洗浄能
力か十分に得られ、しかも、蒸留再生等が容易となり、
従来の装置をほぼ改良することなく使用できる組成物で
ある。
置ではそのままでは使用できないのか実情である。本発
明の組成物は、炭素数3〜4のアルコール類を一種又は
一種以上、及びn−オクタン、エチルシクロヘキサン、
n−ノナンの中から選ばれる一種又は一種以上を必須成
分として含むことを特徴としているため、本組成物は、
沸騰状態において、共沸組成物を形成することから蒸気
層中にも炭化水素分か十分に存在でき、従って、洗浄能
力か十分に得られ、しかも、蒸留再生等が容易となり、
従来の装置をほぼ改良することなく使用できる組成物で
ある。
本発明における必須成分の組合せは、被洗物の材質及び
形態、汚れの種類に応じて、任意に変えることが可能で
ある。
形態、汚れの種類に応じて、任意に変えることが可能で
ある。
更に、本発明の組成物に液の安定性の保持や被洗物に対
する安定性を向上させる為に或いは溶解力向上の為に種
々の安定剤及び添加剤を加えることが可能である。安定
剤及び添加剤としては、例えば、炭化水素類、アルコー
ル類、エーテル類、アセタール類、エステル類、ケトン
類、脂肪酸類、ニトロアルカン類、アミン類、アミド類
、グリコール類、アミンエタノール類、ベンゾトリアゾ
ール類等が挙げられる。
する安定性を向上させる為に或いは溶解力向上の為に種
々の安定剤及び添加剤を加えることが可能である。安定
剤及び添加剤としては、例えば、炭化水素類、アルコー
ル類、エーテル類、アセタール類、エステル類、ケトン
類、脂肪酸類、ニトロアルカン類、アミン類、アミド類
、グリコール類、アミンエタノール類、ベンゾトリアゾ
ール類等が挙げられる。
以下、本発明を実施例及び比較例によって具体的に説明
する。実施例及び比較例における洗浄方法は次の通りで
ある。
する。実施例及び比較例における洗浄方法は次の通りで
ある。
洗浄方法
■ 第1図に示す如く冷却管を備えた容量1.0007
nlの硬質ガラス製洗浄器3台(第一槽、第二槽、第三
槽)を用意し、各種に本発明の組成物或は比較溶剤30
07nlを入れ、第一槽を沸騰槽、第二槽を冷却槽(室
温)、第三槽を蒸気槽とした。
nlの硬質ガラス製洗浄器3台(第一槽、第二槽、第三
槽)を用意し、各種に本発明の組成物或は比較溶剤30
07nlを入れ、第一槽を沸騰槽、第二槽を冷却槽(室
温)、第三槽を蒸気槽とした。
■ 被洗物(50mm X 50mm角のSUS製の板
)に各種油〔プレス油(日本石油(掬製、商品名:ユニ
プレスER−500) 、引き抜き油(出光石油(掬製
、商品名:ダフニーマスタードロー522WD))を0
.10g均一に塗布したものを用意した。
)に各種油〔プレス油(日本石油(掬製、商品名:ユニ
プレスER−500) 、引き抜き油(出光石油(掬製
、商品名:ダフニーマスタードロー522WD))を0
.10g均一に塗布したものを用意した。
■ 前記被洗物を各種に順番に一分間浸漬した(但し、
第三槽では被洗物を蒸気層へ入れただけ)。
第三槽では被洗物を蒸気層へ入れただけ)。
■ 被洗物の重量を計り、残留油分量を測定すると共に
、外観の清浄性を目視で判定した。
、外観の清浄性を目視で判定した。
実施例1〜7
第1表に示す組成物について洗浄実験を行った。
その結果を第3表に示す。
比較例1〜7
第2表に示す溶剤について洗浄実験を行った。
その結果を第3表に示す。
本発明の組成物は、従来のフロン系及び塩素系溶剤に匹
敵する脱脂性能及び仕上かり性の良さを有し、しかも、
オゾンを破壊することがない。更に本発明の組成物は従
来のフロン系及び塩素系溶剤で使用されている洗浄機及
び蒸留機で沸騰或は蒸留回収を行うことが容易である為
、従来の装置をほぼそのままの状態で使用することが出
来る。
敵する脱脂性能及び仕上かり性の良さを有し、しかも、
オゾンを破壊することがない。更に本発明の組成物は従
来のフロン系及び塩素系溶剤で使用されている洗浄機及
び蒸留機で沸騰或は蒸留回収を行うことが容易である為
、従来の装置をほぼそのままの状態で使用することが出
来る。
又、本発明の組成物は、沸点が低い故に、被洗物の乾燥
が容易である為、作業工程内において、被洗物から洗浄
剤を除去する為の水リンス等の工程が不要である。従っ
て、排水によって水系環境を汚染させる心配もない。
が容易である為、作業工程内において、被洗物から洗浄
剤を除去する為の水リンス等の工程が不要である。従っ
て、排水によって水系環境を汚染させる心配もない。
従って、本発明の組成物は、実用上、従来のフロン系及
び塩素系溶剤を代替する優れた脱脂用洗浄剤である。
び塩素系溶剤を代替する優れた脱脂用洗浄剤である。
第1図は実施例及び比較例の洗浄剤を用いた被洗物の洗
浄方法の概略図である。 手続補正書 自 発
浄方法の概略図である。 手続補正書 自 発
Claims (2)
- 1.(1)炭素数3〜4のアルコール類の一種又は一種
以上、及び - (2)n−オクタン、エチルシクロヘキサン、n−ノナ
ンの中から選ばれた一種又は一種以上、を必須成分とし
て含むことを特徴とする脱脂用洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17278690A JPH0463290A (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 脱脂用洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17278690A JPH0463290A (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 脱脂用洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0463290A true JPH0463290A (ja) | 1992-02-28 |
Family
ID=15948330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17278690A Pending JPH0463290A (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 脱脂用洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0463290A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09217098A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Olympus Optical Co Ltd | 洗浄組成物および洗浄方法 |
EP1380602A1 (en) * | 2002-07-11 | 2004-01-14 | BP Lavéra SNC | Process for the (co-)polymerisation of olefins in the gas phase |
-
1990
- 1990-07-02 JP JP17278690A patent/JPH0463290A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09217098A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Olympus Optical Co Ltd | 洗浄組成物および洗浄方法 |
EP1380602A1 (en) * | 2002-07-11 | 2004-01-14 | BP Lavéra SNC | Process for the (co-)polymerisation of olefins in the gas phase |
WO2004007571A1 (en) * | 2002-07-11 | 2004-01-22 | Bp Chemicals Limited | Process for the (co-)polymerisation of olefins in the gas phase |
CN1302024C (zh) * | 2002-07-11 | 2007-02-28 | 英国石油化学品有限公司 | 烯烃在气相中的(共)聚合方法 |
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